JPH11114467A - 霧化装置及び霧化装置の駆動方法並びに霧化方法 - Google Patents

霧化装置及び霧化装置の駆動方法並びに霧化方法

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JPH11114467A
JPH11114467A JP9278351A JP27835197A JPH11114467A JP H11114467 A JPH11114467 A JP H11114467A JP 9278351 A JP9278351 A JP 9278351A JP 27835197 A JP27835197 A JP 27835197A JP H11114467 A JPH11114467 A JP H11114467A
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droplet
discharge device
droplet discharge
atomization
particles
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JP9278351A
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Masaya Nagata
昌也 永田
Hisahiro Tamura
壽宏 田村
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Original Assignee
Sharp Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B17/00Apparatus for spraying or atomising liquids or other fluent materials, not covered by the preceding groups
    • B05B17/04Apparatus for spraying or atomising liquids or other fluent materials, not covered by the preceding groups operating with special methods
    • B05B17/06Apparatus for spraying or atomising liquids or other fluent materials, not covered by the preceding groups operating with special methods using ultrasonic or other kinds of vibrations
    • B05B17/0607Apparatus for spraying or atomising liquids or other fluent materials, not covered by the preceding groups operating with special methods using ultrasonic or other kinds of vibrations generated by electrical means, e.g. piezoelectric transducers

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 数10μmの大きさの液滴を作製する方法と
して、高圧気体、超音波振動子、インクジェットヘッ
ド、表面弾性波発生素子を用いた方法があるが、さらに
小粒径の粒子を均一かつ安定に作製することは困難であ
った。 【解決手段】 第一の液滴吐出装置装置1と、該第一の
液滴吐出装置装置1により吐出された液滴をさらに微粒
子化するための第二の液滴吐出装置装置2とから構成さ
れており、該第一の液滴吐出装置装置1は液滴を安定か
つ均一に供給するためにインクジェットユニットを用
い、第二の液滴吐出装置装置2は表面弾性波エネルギー
が利用出来る表面弾性波発生素子を用いることを特徴と
する霧化装置を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水、薬液、オイ
ル、各種処理液、インク等の液体を用いて、微細なミス
ト状粒子を作製する装置及びその方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、微粒子を作製する方法としては、
高圧の液体を微細な吐出孔が開けられたノズルから噴出
する方法、あるいは、高圧の気体(ガス)を霧化させた
い液体に衝突させることにより霧化する方法がある。例
えば、特開平7−21972号公報では、加圧された液
体をアルゴンガス等の気体が送出される噴出口に供給す
ることによって液体試料の霧化を行っている。特開平6
−238211号公報では、液体流の出口付近に超音速
の気体流を生じさせることにより、その気体流を衝撃波
として液体流に衝突させ、液体を効率よく霧化する方法
が開示されている。
【0003】また、鼻腔や口腔等の治療に使用される吸
入器においては、1〜10μm程度の大きさのミスト状
の微粒子を作製する方法として、圧電素子を利用したも
のがある。例えば、特開平4−215765号公報に開
示されているものは、多数の微小孔を有するメッシュ部
材が設けられており、圧電素子を数10kHz程度の超
音波で駆動することにより、1〜10μm程度の大きさ
の微粒子を作製するものである。
【0004】また、画像記録分野においては、液体とし
て着色インクを用い、直径数十μm程度の小さいノズル
からインクを押し出してインク粒子を形成して飛翔させ
て、被記録物上に文字や画像を得る方法がある。インク
を吐出させる方法としては、以下の方式に分類される。
特許第2596629号公報に開示されているものは、
圧電素子を用いて着色インクに機械的振動または変位を
与えることによりインクの吐出を実現している。特開平
5−16371号公報に開示されているものは、熱エネ
ルギーを用いて、液体としてのインクを加熱して発泡さ
せる圧力を利用することによりインクの吐出を実現して
いる。文献「テレビジョン学会技術報告Vol.7,N
o.18,1983/9」では、数100kHzという
従来よりも高周波数で圧電素子を駆動することにより、
大径粒子とそれよりも小径のマイクロドット粒子を交互
に作製し、その内マイクロドット粒子のみを選択的に利
用するインクジェット記録方式が開示されている。
【0005】また、文献「日本音響学会春季講演論文集
3−P−7,1989/3」に開示されているものは、
LiNbO3等の圧電素子表面にAl等で形成した櫛歯
状の電極(Inter Digital Transd
ucer:以下IDT)に交流電圧を印加することによ
り、該圧電素子表面上に弾性表面波が生じ、その表面上
に存在する水等の液滴に飛翔エネルギーを与えることに
よって、該液滴から数10〜数100μm程度の大きさ
の微粒子を作製する方法である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術においては以下の問題点を各々有している。
【0007】特開平7−21972号公報、及び特開平
6−238211号公報の方法においては、液体を加圧
し、かつ高速なガスを必要とすることから、装置が複雑
化、大型化してしまう。
【0008】特開平4−215765号公報の方法にお
いては、10μm以下の微粒子の作製は可能ではある
が、微粒子作製部材としてのメッシュ部材が破損し易
く、また、目詰まりを生じることにより、霧化不能とな
る問題点を有している。
【0009】特許第2596629号公報の方法におい
ては、さらなる微粒子化を行うためには、ヘッドをさら
に微細加工する必要があり、その加工精度により作製さ
れる粒子の大きさが影響を受け、安定かつ均一な粒径を
得ることは困難である。また、主滴だけでなくサテライ
トと呼ばれる主滴よりも滴径が小さい不要な滴が発生す
るなど、均一な滴径の粒子を生成することは困難であ
る。
【0010】特開平5−16371号公報の方法も同様
に、加工技術の困難さから、作製粒子径としては数十μ
mが限界である。
【0011】「テレビジョン学会技術報告Vol.7,
No.18,1983/9」の方法においては、上記2
つの方法に比べ、1/2〜1/4の大きさの微小粒子を
作製することは出来るが、印字に用いられない大きな粒
子も同時に作製されるので、利用効率が悪くなる。さら
に、不要粒子の回収装置が必要となることから、装置が
大型化、複雑化してしまう。
【0012】以上のインクジェットヘッドを用いる方法
においては、単一の吐出孔から吐出する微小粒子量は少
量であるので、霧化量を増加させるためには、上記ヘッ
ドに多数の吐出部を高密度に配設しなければならない問
題点を有している。
【0013】一方、「日本音響学会春季講演論文集3−
P−7,1989/3」の方法においては、装置の構
造、作製が簡単であり、また、数〜数10μmの微小粒
子の作製が行える。反面、圧電素子表面上の液体の量、
濡れ方、液体の物性値等により、霧化状態及び霧化粒子
径が大きく変動するという問題点を有している。つま
り、目的とする霧化状態の安定化及び霧化粒子径の均一
化を行うためには、液体を再現性よくかなり薄層に形成
しなければならないが、圧電素子表面上の液体の量、濡
れ方、使用する液体の物性値等の違いにより、一義的に
薄層形成することは出来なかった。
【0014】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、微小かつ均一な液体粒子を安定して
作製することを可能とする霧化装置及び霧化方法を提供
することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
霧化装置は、液滴を粒子で吐出する第一の液滴吐出装置
と、該液滴粒子をさらに微粒子化するための第二の液滴
吐出装置からなり、第二の液滴吐出装置は表面弾性波を
発生する手段を有していることを特徴とする。
【0016】本発明の請求項2に係る霧化装置は、請求
項1に係る霧化装置において、第二の液滴吐出装置は表
面弾性波を発生及び伝播する基板上に櫛形電極(ID
T)が形成されており、電極ピッチ80μm、電極線幅
20μmとして、約50MHzで駆動し、該電極交差幅
3.5mm以下、電極長さ3.5mm以下であることを
特徴とする。
【0017】本発明の請求項3に係る霧化装置は、請求
項1乃至2のいずれかに係る霧化装置において、第一の
液滴吐出装置は圧電素子による圧力変化を利用して液滴
を粒子で吐出させるヘッド部を含むインクジェットユニ
ットを用いることを特徴とする。
【0018】本発明の請求項4に係る霧化装置は、請求
項1乃至2のいずれかに係る霧化装置において、第一の
液滴吐出装置は液体に熱エネルギーを与えて液滴を粒子
で吐出させるヘッド部を含むインクジェットユニットを
用いることを特徴とする。
【0019】本発明の請求項5に係る霧化装置は、請求
項1乃至4のいずれかに係る霧化装置において、第二の
液滴吐出装置は液体粒子伝播及び吐出部分は親水性処理
がなされていることを特徴とする。
【0020】本発明の請求項6に係る霧化装置は、請求
項1乃至5のいずれかに係る霧化装置において、第二の
液滴吐出装置は表面弾性波を発生及び伝播する基板上に
形成されたIDTの表面には絶縁性の保護膜が形成され
ていることを特徴とする。
【0021】本発明の請求項7に係る霧化装置は、請求
項1乃至6のいずれかに係る霧化装置において、第二の
液滴吐出装置は該第二の液滴吐出装置の液体粒子伝播及
び吐出部分とIDTが形成された表面弾性波発生部分と
の間は疎水性処理がなされていることを特徴とする。
【0022】本発明の請求項8に係る霧化装置は、請求
項1乃至7のいずれかに係る霧化装置において、第一の
液滴吐出装置により生成される液滴粒子の吐出方向は、
第二の液滴吐出装置上の表面弾性波の進行方向と略90
゜〜180°の角度をもって、該第二の液滴吐出装置に
入射することを特徴とする。
【0023】本発明の請求項9に係る霧化装置は、請求
項1乃至7のいずれかに係る霧化装置において、第一の
液滴吐出装置により生成される液滴粒子の大きさは、第
二の液滴吐出装置上に着弾した時、1滴当り1〜350
0マイクロメータ[μm]の外径を有するものであるこ
とを特徴とする。
【0024】本発明の請求項10に係る霧化装置は、請
求項1乃至7のいずれかに係る霧化装置において、第一
の液滴吐出装置により生成される液滴粒子の体積は、1
滴当り10ピコリットル[pl]〜100マイクロリッ
トル[μl]の範囲であることを特徴とする。
【0025】本発明の請求項11に係る霧化装置は、請
求項1乃至7のいずれかに係る霧化装置において、第一
の液滴吐出装置により生成される液滴粒子の粘度は、1
0センチストークス[cSt]以下であることを特徴と
する。
【0026】本発明の請求項12に係る霧化装置は、請
求項1乃至8のいずれかに係る霧化装置において、第一
の液滴吐出装置により生成される液滴粒子の表面張力
は、30〜50dyn/cmの範囲であることを特徴と
する。
【0027】本発明の請求項13に係る液滴吐出装置の
駆動方法は、請求項1乃至12のいずれかに係る霧化装
置において、第一の液滴吐出装置を制御する第一の液滴
吐出ステップにより時刻t1,t2,…,ti,…(た
だし、t1<t2<…ti<…,i=1,2,3,…)
に第一の液滴吐出装置で生成された粒子をp1(t
1),p1(t2),…,p1(ti),…とし、第二
の液滴吐出装置を制御する第二の液滴吐出ステップにて
前記それぞれの粒子を霧化するのに要する第二の液滴吐
出装置での霧化時間をtM(=一定)とした時、 Min{ti+1−ti }≧tM (i=1,
2,3,…) となるように、第一の液滴吐出装置の駆動パルス周期t
i+1−tiを制御することを特徴とする。
【0028】本発明の請求項14に係る液滴吐出装置の
駆動方法は、第一の液滴吐出装置により吐出される液滴
粒子の吐出回数をカウントするカウント手段及び該カウ
ント数が既定値に達したかの判定を行う判定手段を有す
る請求項1乃至12のいずれか記載の霧化装置におい
て、第一の液滴吐出装置のみを駆動させ、一次粒子を規
定量だけ生成し、既定値に達した場合には第一の液滴吐
出装置を停止するとともに第二の液滴吐出装置を規定時
間だけ駆動させ、また、既定値に達しない場合には引き
続き第一の液滴吐出装置を駆動させることを特徴とす
る。
【0029】本発明の請求項15に係る液滴吐出装置の
駆動方法は、第一の液滴吐出装置により吐出される液滴
粒子の吐出回数をカウントするカウント手段及び該カウ
ント数が既定値に達したかの判定を行う判定手段を有す
る請求項1乃至12のいずれか記載の霧化装置におい
て、第一及び第二の液滴吐出装置を駆動させ、第一の液
滴吐出装置から供給される一次粒子をその都度第二の液
滴吐出装置により霧化させるとともに、第一の液滴吐出
装置の吐出回数をカウントし、該カウント数が既定値に
達したかの判定を行い、既定値に達した場合には第一の
液滴吐出装置を停止し、また、既定値に達しない場合に
は引き続き第一の液滴吐出装置を駆動させることを特徴
とする。
【0030】本発明の請求項16に係る液滴吐出装置の
駆動方法は、請求項13乃至15のいずれかに係る液滴
吐出装置の駆動方法において、第二の液滴吐出装置の駆
動電圧のパルス幅を可変するパルス幅可変手段を有する
請求項1乃至12のいずれか記載の霧化装置において、
該パルス幅可変手段により、 tw=Δt+n・δt (n=1,2,3,…) なる関係より求められるパルス幅twの間だけ第二の液
滴吐出装置を駆動させることを特徴とする。
【0031】本発明の請求項17に係る液滴吐出装置の
駆動方法は、請求項13乃至15のいずれかに係る液滴
吐出装置の駆動方法において、第二の液滴吐出装置の駆
動電圧を可変する駆動電圧可変手段を有する請求項1乃
至12のいずれか記載の霧化装置において、該駆動電圧
可変手段により、 V=ΔV+n・δV (n=1,2,3,…) なる関係より求められる電圧値で第二の液滴吐出装置を
駆動させることを特徴とする。
【0032】本発明の請求項18に係る霧化方法は、第
一の液滴吐出装置から液滴粒子を吐出させる第一の液滴
吐出ステップと、該液滴粒子を第二の液滴吐出装置によ
ってさらに微粒子化させるための第二の液滴吐出ステッ
プからなり、該第二の液滴吐出ステップは表面弾性波エ
ネルギーを利用することを特徴とする。
【0033】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の霧化装置及び霧
化方法における実施形態及び実施例を図面及び表を用い
て説明する。
【0034】(実施例1)図1は、本発明における霧化
装置の全体構成図である。
【0035】第一の液滴吐出装置1は、市販の卓上型デ
ィスペンサーであり、第二の液滴吐出装置2上に一定量
の液体が滴下するように配置されている。第二の液滴吐
出装置2は、表面弾性波(Surface Acous
tic Wave:以下SAW)エネルギーを利用した
表面弾性波発生素子からなる超音波霧化器であり、表面
弾性波を発生及び伝播する基板21と放熱板22とから
構成されている。さらに詳細に説明すると、128°回
転Y板X伝播ニオブ酸リチウム(LiNbO3)基板2
1上に、櫛形電極(Inter Digital Tr
ansducer:以下IDT)3が形成されている。
IDT3は電気抵抗が小さく伝播体との密着性が良好な
耐電力性のある薄膜であり、ここではスパッタ法によっ
て3000Å(オングストローム)の95%Al−5%
Ti合金を用い、基板全面に薄膜を形成し、フォトリソ
グラフィー法、酸のウェットエッチングによって、ID
T3を作製した。
【0036】ここで本発明におけるIDTからなる表面
弾性波発生素子(以下SAW素子)の条件の抽出を行
う。実験に用いたSAW素子は3種類であり、代表的な
寸法は表1に示す通りである。まず、Aタイプは、外形
5mm×9mm×0.5mmであり、図2に示すよう
に、線幅Le=20μm、電極ピッチP=80μm、交
差幅We=2.4mm、電極長さLp=2.5mm、電
極対数20のIDTを設けている。このIDT3を50
MHzの電圧で駆動することにより、波長約80μmの
表面弾性波が励振される。表面弾性波の伝播波長λは、
位相速度(伝播速度)をvf、IDT共振周波数をfr
とすると、 λ=fr/vf で表される。
【0037】次に、Bタイプは、外形9mm×17mm
×0.5mmであり、線幅Le=20μm、電極ピッチ
P=80μm、交差幅We=4.9mm、電極長さLp
=5mm、電極対数20のIDTを設けている。このI
DT3を50MHzの電圧で駆動することにより、Aタ
イプと同様、波長約80μmの表面弾性波が励振され
る。Aタイプに比べ、IDTのサイズ及び基板サイズが
縦横2倍(面積比4倍)となっている。
【0038】さらに、Cタイプは、外形はAタイプと同
じで5mm×9mm×0.5mmであり、線幅Le=1
0μm、電極ピッチP=40μm、交差幅We=2.4
mm、電極長さLp=2.5mm、電極対数20のID
Tを設けている。このIDT3を100MHzの電圧で
駆動することにより、波長約40μmの表面弾性波が励
振される。
【0039】
【表1】
【0040】上記実験において、吐出のための液体とし
て水道水に極少量の中性洗剤を混ぜたものを用い、ディ
スペンサーから2μl(マイクロリットル)を第二の液
滴吐出装置2上に滴下した時の霧化特性を評価した結果
を表2に示す。同表において、霧化が行えた場合を○、
霧化が行えなかった場合を×で示した。
【0041】
【表2】
【0042】以上により、素子タイプAと素子タイプC
の比較から、IDT3の共振周波数は50MHzが好ま
しく、また、素子タイプAと素子タイプBの比較から、
IDT3の共振周波数が50MHzにおけるIDTの寸
法は、交差幅2.4mm以下、電極長さ2.5mm以下
が好ましい。
【0043】したがって、以下の実施例においてはすべ
て、AタイプのSAW素子を用いた第二の液滴吐出装置
からなる霧化装置にて実験を行った。
【0044】(実施例2)本実施例では、前記実施例1
での霧化装置を使用して、2μl以下の微小量の液滴の
吐出を行うために、第一の液滴吐出装置1としては、前
記実施例1で用いたディスペンサーに代えて、圧電素子
を用いたインクジェットヘッドを用いて前記実施例1と
同内容の実験を行った。試作したインクジェットヘッド
からは、1滴当り数10pl(ピコリットル)〜数10
0plのインクの吐出が可能であった。吐出量の測定
は、インクジェットヘッドを繰り返して駆動した時の、
吐出液滴の個数と実験前後におけるヘッド内の液量の差
とから求めた。また、インクジェットヘッドからの吐出
粒子が、第二の液滴吐出装置2の液滴伝播部分に着弾す
るように両者間の距離及び角度を調整した。前記実施例
1の場合と同様に、水の霧化を行うことが出来るととも
に、より小さな粒子を作製することが出来た。また、霧
化粒子の分布にも均一化の傾向が認められた。さらに、
インクジェットヘッドを繰り返して駆動することによ
り、連続した霧化を行うことが出来た。
【0045】以上の結果より、より小さな液滴の霧化を
行うためには、第一の液滴吐出装置1から吐出される液
滴量が小さいほど良いことがわかった。
【0046】本実施例においては、第一の液滴吐出装置
1としては圧電素子を用いたインクジェットヘッドを用
いたが、液体に熱エネルギーを与えて液滴を吐出させる
ヘッド部を含むインクジェットヘッドであっても良い。
また、第一の液滴吐出装置1としてはこれらに限ること
はない。
【0047】(実施例3)本実施例では、前記実施例1
乃至2のいずれかで使用した霧化装置において、第一の
液滴吐出装置1から吐出される液体粒子の吐出方向は、
第二の液滴吐出装置2による表面弾性波の進行方向に対
し、90°〜180°の範囲であるとより効果的である
ことがわかったことを説明する。
【0048】まず、図3(a)、(b)に示すように、
基板面211上における1次粒子4の着弾点42aを原
点としたxyz直交座標系を考え、基板面211内にあ
って表面弾性波が進行する方向をx軸、基板面211内
にあってx軸と直交する方向をy軸、基板法線方向をz
軸とする。この時、1次粒子4の吐出方向はx−z平面
内にあり、x−y平面とのなす角度をθとすると、特
に、θ〜0°の時、1次粒子4が基板面211上に着弾
した後、着弾点(x=y=z=0)42aをずれて、I
DT3が形成された部分42bに及び、IDTがショー
トしてしまう場合があった。また、0°<θ<90°の
場合、着弾の際に1次粒子4はより小さな粒子に分割さ
れ、その一部がIDT3が形成された電極部分に降りか
かり、同様に、電極間がショートしてしまう場合があっ
た。
【0049】また、本実施例においては、着弾点42a
が座標原点であり、表面弾性波は+x軸方向に進行する
ので、霧化は0<xとなる地点で生ずる。0°<θ<9
0°という条件は、0<xとなる地点に第一の液滴吐出
装置1があることなので、第一の液滴吐出装置1に霧化
粒子が付着してしまい、霧化粒子を有効に取り出せない
といった不具合があった。
【0050】これに対し、図4(a)、(b)に示すよ
うに、入射角度が90°≦θ<180°の場合、1次粒
子4が第二の液滴吐出装置2の着弾点42aに着弾する
際に、より小さな粒子が生じたとしても、表面弾性波の
進行方向は+x軸方向であるので、IDT3上に降り注
ぐ恐れはない。また、霧化発生場所には、上述のような
阻害物がないので、霧化粒子を有効に取り出すことが出
来、また、装置の霧化粒子吐出孔を配設することが出来
る。
【0051】また、図5に示すように、第一の液滴吐出
装置1が略水平方向に吐出するように配設され、第二の
液滴吐出装置2に対する液滴の入射角度が90°≦θ<
180°となるように第二の液滴吐出装置2が配設され
た構成であっても良い。この時、使用する液滴の表面張
力γが約30dyn/cm以上であれば、第二の液滴吐
出装置2を傾けて配設しても、液滴がIDT3の方向に
流れ落ちる心配はない。また、使用する液滴の表面張力
γが30dyn/cm以上であれば、上記のような配設
構成の場合であっても、第一の液滴吐出装置1のノズル
から液滴が漏れ落ちることはない。
【0052】(実施例4)本実施例では、前記実施例1
乃至3のいずれかで使用した霧化装置において、吐出の
ための液体として水道水に極少量の中性洗剤を混ぜたも
のを用い、第一の液滴吐出装置1からの吐出量を変化さ
せた場合のSAW素子2の霧化特性を調べた結果につい
て説明する。その結果を表3に示す。ここで1滴当り2
μl〜100μlの液滴を作製するには、ディスペンサ
ーを用い、1滴当り10pl〜2μlの範囲の液滴を作
製するには、インクジェットヘッドを用いた。表3にお
いて、第二の液滴吐出装置2から霧化が行え、かつ吐出
粒子径が20μm以下の場合の結果を○○、第二の液滴
吐出装置から霧化が行え、かつ吐出粒子径が20μm〜
100μmの場合の結果を○、第二の液滴吐出装置から
霧化が行え、かつ吐出粒子径が100μm以上の場合の
結果を△、第二の液滴吐出装置から霧化が行えない場合
の結果を×とした。
【0053】
【表3】
【0054】以上より、100μl以上になると、表面
張力により液体微粒子が結集し、表面弾性波エネルギー
が該液体粒子に伝わり難くなるので、霧化が生じない。
このため、本発明における霧化装置では第一の液滴吐出
装置1から吐出される液体の体積としては、1滴当り1
0pl〜100plの範囲のものが好ましいことがわか
った。
【0055】(実施例5)本実施例では、前記実施例1
乃至4のいずれかで使用した霧化装置において、粘度の
異なる数種類のシリコーンオイルを用いて、霧化特性を
測定した結果について説明する。実験に用いたシリコー
ンオイルは信越化学工業製のジメチルシリコーンオイル
KF96であり、1〜100cSt(センチストーク
ス)の粘度を有するものを用いた。表4において、霧化
が行われた場合を○、部分的に霧化が生じた場合を△、
霧化が生じなかった場合を×で示した。
【0056】
【表4】
【0057】これより、本発明における霧化装置での液
体の粘度としては、1〜10cStのものが好ましいこ
とがわかった。
【0058】(実施例6)本実施例では、前記実施例1
乃至5のいずれかで使用した霧化装置において、表面張
力の異なる液体を用いて、霧化特性を測定した結果につ
いて説明する。実験に用いた液体は表5に示した4種類
の液体であり、30〜70dyn/cmの表面張力を有
する。また、第一の液滴吐出装置1には、インクジェッ
トヘッドを用い、吐出量は100pl程度であった。表
5において、吐出及び霧化が行われた場合を○、条件に
より吐出及び霧化が生じた場合を△、吐出及び霧化が生
じなかった場合を×で示した。
【0059】
【表5】
【0060】第一の液滴吐出装置1の吐出特性として
は、30dyn/cm以下の低表面張力の液体の場合、
吐出孔からの液漏れが生じた。一方、第二の液滴吐出装
置2の吐出特性としては、50dyn/cm以上の高表
面張力を有する液体の場合、霧化が行われなかった。こ
れより、総合評価として、本発明の霧化装置における液
体の表面張力としては、30〜50dyn/cmのもの
が好ましいことがわかった。
【0061】(実施例7)本実施例では、前記実施例1
乃至6のいずれかで使用した霧化装置において、第二の
液滴吐出装置上に吐出する液滴の径を変化させた時の、
霧化特性を測定した結果について説明する。液体として
は純水を用い、それに添加する中性洗剤の量をコントロ
ールすることで、液滴の径を変化させた。表6におい
て、第二の液滴吐出装置から霧化が行え、かつ吐出粒子
径が50μm以下の場合の結果を○、第二の液滴吐出装
置から霧化が行えるが、吐出粒子径が数100μm以上
の大きな粒子も生成される場合の結果を△、第二の液滴
吐出装置から霧化が行えない場合の結果を×とした。
尚、吐出粒子径の測定には高速度カメラを使用した。
【0062】
【表6】
【0063】ここで、第一の液滴吐出装置1としてイン
クジェットヘッドを用いた場合、インクジェットヘッド
からの吐出径が数10〜100μm程度となり、SAW
素子2から数μm径の液体粒子の霧化が行えた。尚、図
9に示すように、水の接触角を90°とし、第二の液滴
吐出装置上の液滴の半径をrとすれば、該液滴の体積V
dは、 Vd=(1/2)・(4/3・π・r3) …(1) となる。上記式(1)において、Vd=5[μl]を代
入すると、r≒1.3[mm]が得られ、実験結果と合
致した(∵φ=2・r)。
【0064】(実施例8)本実施例では、前記実施例1
乃至7のいずれかで使用した霧化装置において、第二の
液滴吐出装置2の表面弾性波伝播面上を親水化処理を行
うことによる効果を確認した。図6に示すように、表面
弾性波の伝播面上6に親水処理を施した。液体としては
純水を用い、第一の液滴吐出装置1としてはディスペン
サーを用いて、5マイクロリットルを供給した。表7に
おいて、霧化が行われた場合を○、場合により霧化が生
じた場合を△、霧化が生じなかった場合を×で示した。
【0065】
【表7】
【0066】親水処理を行わない場合、表面張力により
水は滴状となり、液滴は振動するのみで霧化は生じなか
った。一方、親水処理を行った場合、液は薄層状に形成
され、霧化が生じた。また、液体量を1μlにして、親
水処理を行った場合は同様に、液は薄層状に形成され、
霧化が生じた。親水処理を行わなかった場合、表面張力
により水は滴状となるが、量が少ないので液滴も小さく
形成され、一部霧化が生じる場合があった。以上のよう
に、表面弾性波伝播面上を親水化処理を行うことによ
り、表面張力の大きな純水を霧化することが出来るよう
になった。
【0067】(実施例9)前記実施例1乃至8のいずれ
かで使用した霧化装置においては、IDT3上に液滴が
付着すると、該IDTがショートしてしまうという問題
点を有している。特に、前記実施例8のように、霧化特
性を良くするために液滴の基板に対する濡れ性を向上さ
せると、接触角が0°に近くなるので、基板上の液滴は
薄層に形成される。この時、薄層に形成された液滴は、
表面弾性波の進行方向とは逆向き、すなわち、IDT3
が形成された方向(−x方向)に進行するので、該ID
Tがショートしてしまう危険性がある。また、液滴が水
以外の例えば、薬液、各種処理液、インク等のように多
くの不純物を有している場合には、該不純物によって、
IDT3が腐食することにより電極が断線される。ある
いは、IDT3上に不純物が堆積されていくと、表面弾
性波の振動エネルギーが該堆積物に吸収されて伝わりに
くくなり、霧化量が変動及び劣化するという問題が発生
する。
【0068】そのため、本実施例では、以下の2通りの
方法にて前記問題点を解決した。一つの方法では、図7
に示すように、IDT3上に絶縁性の保護膜8を薄層に
形成することにより、表面弾性波の振動エネルギーを減
衰することなく、液滴の付着によるIDT3の腐食、シ
ョート、断線といった問題を発生させないようにするこ
とが出来た。別の方法では、図8に示すように、IDT
3が形成された基板表面部分と表面弾性波が伝播する基
板表面部分との間を疎水処理を行うことにより、液滴の
移動が起こらないように出来るとともに、図7のように
IDT3上に保護膜8を作製する方法に比べて、表面弾
性波の振動エネルギーの減衰を生じさせなくすることが
出来た。
【0069】上記対策の効果を確認した結果を表8に示
す。
【0070】
【表8】
【0071】対策を行わなかった場合、SAW素子2を
連続駆動することによる加速度試験を行ったところ、2
0分でIDT3は破損した。これに対し、上記対策を行
った場合には、SAW素子2を連続駆動してもIDT3
の破損は生じず、また、霧化状態の変化も認められなか
った。
【0072】尚、前記実施例8での表面弾性波伝播面上
を親水化処理を行う方法、本実施例の1つの方法である
IDT上に絶縁性の保護膜を薄層を形成する方法、本実
施例の別の方法であるIDTが形成された基板表面部分
と表面弾性波が伝播する基板表面部分との間を疎水処理
を行う方法に関しては、コストパフォーマンスを考慮し
た上で各方法を単独で使用しても、あるいは組み合わせ
て使用しても良い。
【0073】(実施例10)本実施例では、前記実施例
1乃至9のいずれかで使用した霧化装置において、連続
して霧化を行う場合における霧化特性を最大限良くする
ための霧化装置の制御方法について図10を用いて説明
する。
【0074】SAW素子2に供給した液滴粒子を全て霧
化するには、ある程度の時間を有する。この霧化時間
は、液滴の供給量、物性値、SAW素子2を駆動する電
圧値及びその印加時間等によって大きく変化する。そこ
で、該霧化時間をtMとし、tM時間内に別の液滴粒子
がSAW素子2に供給される場合を考えると、霧化性能
よりも供給量が上回るので、等価的により多くの体積を
有する液滴を供給したことになる。前記実施例4におい
て説明したように、液滴の体積が既定値よりも大きくな
ると、霧化が生じにくくなり、さらには霧化が生じなく
なる。したがって、この問題点を解決するために本実施
例においては、以下のような制御を行う。
【0075】図10では、第一の液滴吐出装置1により
時刻t1,t2,…,ti ,…(ただし、t1<t2
<…ti<…,i=1,2,3,…)に生成された粒子
をp1(t1),p1(t2),…,p1(ti),…
とした関係を示している。また、それらは生成された時
刻のみが異なり、体積、大きさ等は全て均一と仮定し
て、その霧化時間をtM(=一定)とする。第一の液滴
吐出装置1を同一周波数fで連続駆動する時の周期T
は、 T=1/f =t2−t1=t3−t2= … =ti+1−ti (i=1,2,3,…) …(2) となる。この時、 T≧tM …(3) となるように、第一の液滴吐出装置1の駆動パルス周期
Tを調整するような制御を行う。これにより、液滴の供
給能力よりも霧化能力が上回るので、連続して霧化を行
う場合に、霧化性能が劣化することがない。
【0076】一方、第一の液滴吐出装置1を駆動する周
期が同一周期でない場合、即ち、周期Tが、 T=1/f =t2−t1≠t3−t2≠ … ≠ti+1−ti (i=1,2,3,…) …(4) の場合には、 Min{ti+1−ti}≧tM …(5) となるように、第一の液滴吐出装置1の駆動パルス周期
を調整するような制御を行う。ここで、Min{ti+
1−ti}は、ti+1−ti の最小値を表す。
【0077】(実施例11)本実施例では、前記実施例
1乃至9のいずれかで使用した霧化装置において、連続
して霧化を行う場合における霧化特性を最大限良くする
ための前記実施例10の霧化装置の制御方法とは別の制
御方法について図11及び12を用いて説明する。
【0078】まず、霧化装置に駆動信号が入力される
と、第一の液滴吐出装置1が駆動される。また、該霧化
装置は、第一の液滴吐出装置1が吐出した液滴の数をカ
ウントするカウント手段を有しており、第一の液滴吐出
装置1の液滴吐出回数Nをカウントする。次に、該カウ
ント数Nを既定値N’と比較する比較手段に入力され、
N=N’かN≠N’かの判定を行う。この結果、N≠
N’の場合には、引き続き第一の液滴吐出装置1を駆動
させ、吐出回数をN=N+1とし、前記判定結果がN=
N’になるまで同様の動作を繰り返す。一方、N=N’
の場合には、第一の液滴吐出装置1を停止し、第二の液
滴吐出装置2を規定時間tmだけ駆動させ、一連の動作
を終了させる。ここで本制御を行うに当り、カウント既
定値N’及び第二の液滴吐出装置2を駆動する規定時間
tmをあらかじめ決定しておく必要がある。
【0079】以下に上記値を決定するための方法につい
て説明する。第一の液滴吐出装置1から吐出した液滴の
1滴当りの体積をvd、第二の液滴吐出装置2が霧化出
来る液滴量の最大値をv2とした時、カウント既定値
N’は、 N’=v2/vd …(6) で求める。例えば、vd=100[pl],v2=1
[μl]の場合、N’=1×104となる。
【0080】また、第二の液滴吐出装置2が液滴量v2
を全て霧化させるのに要する時間をもとにtmを設定す
る。例えば、使用液体として水を用い、v2=1[μ
l]、第二の液滴吐出装置2を駆動する駆動電圧がVp
-p=50[V]の時、霧化に要する時間が500[m
s]であれば、tm≧500[ms]となるように設定
する。本制御を行うことにより、必要時だけ第二の液滴
吐出装置2を駆動することが出来るので消費電力の低減
を行うことが出来る。また、比較的多くの液滴を瞬時に
霧化する必要がある時には有用な方法である。
【0081】(実施例12)本実施例では、前記実施例
1乃至9のいずれかで使用した霧化装置において、連続
して霧化を行う場合における霧化特性を最大限良くする
ための前記実施例10または11の霧化装置の制御方法
とは別の制御方法について図13及び14を用いて説明
する。尚、前記実施例11と重複する部分の説明は省略
する。
【0082】まず、霧化装置に駆動信号が入力される
と、第一の液滴吐出装置1及び第二の液滴吐出装置2が
駆動される。また、該霧化装置は、第一の液滴吐出装置
1が吐出した液滴の数をカウントするカウント手段を有
しており、第一の液滴吐出装置1の液滴吐出回数Nをカ
ウントする。次に、該カウント数Nを既定値N’と比較
する比較手段に入力され、N=N’かN≠N’かの判定
を行う。この結果、N≠N’の場合には、引き続き第一
の液滴吐出装置1を駆動させて、吐出回数をN=N+1
とし、前記判定結果がN=N’になるまで同様の動作を
繰り返す。一方、N=N’の場合には、第一の液滴吐出
装置1を停止し、さらに第二の液滴吐出装置1を停止し
て、一連の動作を終了させる。
【0083】本実施例のメリットは、前記実施例11の
方法に比べ、比較的少量の液滴を霧化する必要がある時
に有用な方法である。また、特別な場合として、第一の
液滴吐出装置1が単位時間に吐出する液滴量Vが、第二
の液滴吐出装置2が単位時間当たりに霧化する霧化量V
m以下である場合、第二の液滴吐出装置2に供給される
液滴は累積していくことなく霧化されていくので、第一
の液滴吐出装置1を休止させる必要がない。したがっ
て、このような場合にはカウント手段は必要なくなる。
しかし、経時変化あるいは環境温度の上昇により第二の
液滴吐出装置2の霧化性能の劣化が生じると、V>Vm
となるので、第一の液滴吐出装置1の駆動を制限して、
V≦Vmとする必要がある。この場合には、霧化量ある
いは環境温度等をモニタしておき、その値をもとに、カ
ウント手段及び判定手段を適宜動作させるような制御を
行うようにする。
【0084】(実施例13)本実施例では、前記実施例
1乃至9のいずれかで使用した霧化装置において、霧化
量を調整する方法について図15及び16を用いて説明
する。
【0085】SAW素子2により表面弾性波を発生させ
るには、IDT3の設計にて決められた共振周波数でS
AW素子2を駆動する。例えば、試作したAタイプの素
子の場合、約50MHzの高周波電圧を印加することに
なる。図15は駆動波形の一例を示したものである。こ
こでは繰り返し周期をTsとし、高周波電圧の印加時間
をtwするバースト駆動を行う。この高周波電圧が印加
される間だけ表面弾性波が発生し、霧化を行うことが出
来る。したがって、高周波電圧の印加時間twを制御す
ることによって、霧化量Mを制御することが出来る。
【0086】この時の、高周波電圧の印加時間twと霧
化量Mの関係を図16に示す。時刻Δtまでは霧化は生
じない。これより、両者間には、t≧Δt において、 M=A・(tw − Δt) …(7) =A・tw − B なる関係があることがわかる。ここで、Aは単位時間当
たりの霧化量であり、例えば、[μl/分]の単位であ
る。したがって、霧化量を細かく制御したい場合には、
上記式(7)を満足するように印加時間twを制御すれ
ば良い。即ち、δtを最小の制御時間、nを制御回数と
した時、 tw = Δt + n・δt (n=1,2,…,m) …(8) となるようにtwを制御する。例えば、m=64であれ
ば、nを1〜64の範囲で変化させることにより、印加
時間twを64段階に制御することが出来る。
【0087】一般に、Aの値は、液体の物性値、吐出
量、環境温度等によって、大きく変わるので、霧化装置
が複数の液体を霧化する必要がある場合、あるいは、環
境温度変化が激しい場合には、それに応じたAの値を用
いて上記式(7)から、印加時間twを算出する。これ
らのパラメータは、ROM(read only me
mory)等の半導体メモリに記憶させておき、動作時
に値を読み出すようにしておけば良い。さらに、メモリ
の種類として、EPROM、EEPROM、フラッシュ
メモリ等の書き換え可能なメモリを使用すれば、駆動条
件等の内容の変更が簡単に行うことが出来る。
【0088】また、ΔtあるいはBの値はSAW素子個
々の特性及びSAW素子2の駆動回路の特性によっても
左右されるので、出荷前に霧化装置ごとに、Δtあるい
はBを調整することにより、霧化量の製品間のばらつき
を抑えることが出来る。
【0089】以上のように、第二の液滴吐出装置2の駆
動パルス幅を制御することにより、霧化量を正確に制御
することが可能となる。また、第二の液滴吐出装置2の
駆動周期Tを制御することによっても、霧化量を制御す
ることが出来る。
【0090】(実施例14)本実施例では、前記実施例
1乃至9のいずれかで使用した霧化装置において、霧化
量を調整する別の方法について図15及び17を用いて
説明する。尚、前記実施例13と重複する部分について
の説明は省略する。
【0091】高周波電圧の印加時間twを一定にした状
態で、印加電圧を変化させることによっても霧化量を変
化させることが出来る。正確には、前記式(7)におい
て、単位時間当たりの霧化量Aを変化させることにな
る。図17に印加電圧Vと霧化量Mの特性を示す。これ
より、図15と同様な特性であることがわかる。したが
って、高周波電圧の印加電圧Vを制御することによっ
て、霧化量Mを制御することが出来る。即ち、δV を
最小の制御電圧単位、nを制御回数とした時、 V = ΔV + n・δV (n=1,2,…,m) …(9) となるようにVを制御する。例えば、m=10であれ
ば、印加電圧Vを10段階に制御することになり、した
がって、霧化量Mも10段階に制御することが出来る。
【0092】以上のように、前記各実施例において使用
した霧化装置及びその霧化方法は、単独でも良いし、コ
ストパフォーマンスを考慮して、組み合わせて実施する
ことも可能である。
【0093】また、前記各実施例において使用した第二
の液滴吐出装置2は、表面弾性波発生素子を用いたが、
これに限らず、超音波振動子、圧電素子等を用いて表面
弾性波を発生させ伝播させる手段を有するものであれば
良い。
【0094】さらに、表面弾性波を発生及び伝播させる
ための基板21は、板状の128°YカットLiNbO
3圧電結晶板を使用したが、他に、Bi12SiO20、B
12GeO12、LiTaO3、KNbO3等の圧電性単結
晶やPbTiO3、Pb(Zr−Ti)O3、BaTiO
3、PbNb26等の圧電性セラミックスを用いること
も出来る。
【0095】また、IDT3の電極材料としては、C
u,Al,Ti,Au,Ag,Ni,Ta等の金属、あ
るいはそれらの合金を用いることが出来る。
【0096】
【発明の効果】以上のように本発明の霧化装置及び霧化
装置の駆動方法並びに霧化方法では、各請求項において
以下の効果が得られる。
【0097】本発明の請求項1においては、1次の粒子
を作製する第一の液滴吐出装置と該1次の粒子をさらに
細分化するための第二の液滴吐出装置とから構成されて
おり、第二の液滴吐出装置は表面弾性波を発生及び伝播
させる手段を有する素子からなり、表面弾性波による振
動エネルギーを用いて液体粒子を霧化させるので、装置
自体の製作が簡単であり、微細加工、製造上の複雑さが
ない利点がある。
【0098】本発明の請求項2においては、第二の液滴
吐出装置は表面弾性波を発生及び伝播する基板上に櫛形
電極(IDT)が形成され、その電極ピッチが80μ
m、電極線幅20μmとして、該IDTを約50MHz
で駆動させ、該電極の交差幅3.5mm以下、電極長さ
3.5mm以下であるように設計しているので、微小液
滴の霧化を容易に行うことが出来る利点がある。
【0099】本発明の請求項3においては、第一の液滴
吐出装置として、圧電振動子を用いたインクジェットヘ
ッドを用いているので、微小粒子の液滴の作製が簡単に
行え、第二の液滴吐出装置による霧化性能が安定して行
うことが出来る利点がある。
【0100】本発明の請求項4においては、第一の液滴
吐出装置として、熱エネルギーを利用したインクジェッ
トヘッドを用いているので、前記請求項3記載の霧化装
置の効果と同様に、微小粒子の液滴の作製が簡単に行
え、第二の液滴吐出装置による霧化性能が安定して行う
ことが出来る利点がある。
【0101】本発明の請求項5においては、第二の液滴
吐出装置の液滴伝播及び吐出部分は親水性処理がなされ
ているので、表面張力の大きな液体であっても第二の液
滴吐出装置による霧化は可能であり、使用する液体の選
択範囲を大きくすることが出来る利点がある。
【0102】本発明の請求項6においては、第二の液滴
吐出装置のIDT上に絶縁性の保護膜が形成されている
ので、液滴の付着によるIDTのショートを防止するこ
とが出来る利点がある。
【0103】本発明の請求項7においては、第二の液滴
吐出装置の液滴伝播及び吐出部分とIDTが形成された
表面弾性波発生部分との間は疎水性処理がなされている
ので、薄層に形成された液体がIDT部分に流入するこ
とを防止することが出来る利点がある。そのため、液滴
の付着によるIDTのショートを防止することが出来
る。
【0104】尚、前記請求項5、請求項6、請求項7の
各手段に関しては、コストパフォーマンスを考慮した上
で各手段を単独で使用しても、あるいは組み合わせて使
用しても良いことから、より効果を高めることが出来る
利点がある。
【0105】本発明の請求項8においては、第一の液滴
吐出装置により吐出される液滴粒子の吐出方向は、第二
の液滴吐出装置上の表面弾性波による粒子の移動方向と
略90゜〜 180°の角度をもって該第二の液滴吐出
装置に入射するように構成されているので、第一の液滴
吐出装置により吐出された液滴粒子が着弾点をずれてI
DT部分に移動して、電気的ショートを引き起こすこと
がなくなる。また、霧化部分に第一の液滴吐出装置等の
障害物がないので、生成した霧化粒子を有効に取り出す
ことが出来る。
【0106】本発明の請求項9においては、第一の液滴
吐出装置にて生成される液滴粒子の大きさは、第二の液
滴吐出装置上に着弾した時、1滴当り1〜3500μm
の外径を有するようにしたので、第二の液滴吐出装置に
て該液滴粒子をすべて霧化することが出来る。
【0107】本発明の請求項10においては、第一の液
滴吐出装置にて生成される液滴粒子の体積は、1滴当り
10pl〜100μlの範囲であるようにしたので、第
二の液滴吐出装置にて該液滴粒子をすべて霧化すること
が出来る。
【0108】本発明の請求項11においては、第一の液
滴吐出装置にて生成される液滴粒子の粘度は、10cS
t以下であるようにしたので、第二の液滴吐出装置にて
該液滴粒子をすべて霧化することが出来る。
【0109】本発明の請求項12においては、第一の液
滴吐出装置にて生成される液滴粒子の表面張力は、30
〜50dyn/cmの範囲であるようにしたので、第一
の液滴吐出装置から液漏れを生ずることなく、第二の液
滴吐出装置にて該液滴粒子をすべて霧化することが出来
る。また、前記請求項5の霧化装置と組み合わせること
により、第二の液滴吐出装置の性能を向上することが出
来、30〜75dyn/cmの範囲の表面張力を有する
液体の霧化が可能となる利点がある。
【0110】本発明の請求項13においては、第一の液
滴吐出装置により連続的に吐出される粒子の吐出タイミ
ングが、第二の液滴吐出装置の霧化時間よりも長くなる
ような制御を行っているので、第二の液滴吐出装置に供
給された液滴をすべて霧化することが出来る。
【0111】本発明の請求項14においては、第一の液
滴吐出装置により吐出される液滴粒子の吐出回数をカウ
ントするカウント手段及び該カウント数が既定値に達し
たかの判定を行う判定手段を有し、第一の液滴吐出装置
のみを駆動させて一次粒子を規定量だけ生成し、既定値
に達した場合には該第一の液滴吐出装置を停止させると
ともに第二の液滴吐出装置を規定時間だけ駆動させるよ
うな制御を行っているので、供給された液滴をまとめて
霧化させることが出来る。したがって、比較的多量の液
体を短時間で霧化させる場合に大変有用な制御方法であ
る。
【0112】本発明の請求項15においては、第一の液
滴吐出装置により吐出される液滴粒子の吐出回数をカウ
ントするカウント手段及び該カウント数が既定値に達し
たかの判定を行う判定手段を有し、第一及び第二の液滴
吐出装置を駆動させて、第一の液滴吐出装置から供給さ
れる一次粒子をその都度第二の液滴吐出装置により霧化
するとともに、第一の液滴吐出装置の吐出回数をカウン
トし、該カウント数が既定値に達したかの判定を行い、
既定値に達した場合には第一の液滴吐出装置を停止させ
るような制御を行っているので、供給された液滴を即時
に霧化させることが出来る。したがって、比較的少量の
液体を継続的に霧化させる場合に大変有用な制御方法で
ある。
【0113】本発明の請求項16においては、第二の液
滴吐出装置の駆動方法に関わり、第二の液滴吐出装置の
駆動電圧のパルス幅を可変するパルス幅可変手段を有
し、該パルス幅可変手段により、 tw=Δt+n・δt (n=1,2,3,…) なる関係より求められるパルス幅twの間だけ、第二の
液滴吐出装置を駆動させるように制御しているので、霧
化量をきめ細かく変化させることが出来る。また、パル
ス幅を制御していることから、制御装置自体の構成が簡
単である。また、制御パラメータ値あるいは制御ソフト
ウエア全体を書き換え可能なROMに記憶させることに
より、制御ソフトウエア自体についても作成、変更等が
簡単に行える利点がある。
【0114】本発明の請求項17においては、第二の液
滴吐出装置の駆動方法に関わり、第二の液滴吐出装置の
駆動電圧を可変する駆動電圧可変手段を有し、該駆動電
圧可変手段により、 V=ΔV+n・δV (n=1,2,3,…) なる関係より求められる電圧値で第二の液滴吐出装置を
駆動させているので、単位時間当りの霧化量を変化させ
ることが出来る。この場合も、前記請求項16と同様
に、制御パラメータ値あるいは制御ソフトウエア全体を
書き換え可能なROMに記憶させることにより、制御ソ
フトウエア内容の変更、追加等が簡単に行える利点があ
る。また、前記請求項16の駆動方法と併用することが
可能であり、より細かな制御を行うことが出来る。
【0115】本発明の請求項18においては、1次の粒
子を作製する第一の液滴吐出ステップと該1次の粒子を
さらに細分化するための第二の液滴吐出ステップとを含
み、段階的に微粒子化を行うようにしたので、単一の霧
化装置により霧化を行う場合に比べて、構造が簡単であ
り、安定かつ均一に霧化を行うことが出来る利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による霧化装置の実施形態の一例を示し
た全体図である。
【図2】本発明によるIDTの実施形態の一例を示した
要部斜視図である。
【図3】本発明による霧化装置の改善前の問題点を説明
するための図である。
【図4】本発明による霧化装置の実施例を示した図であ
る。
【図5】本発明による霧化装置の別の実施例を示した図
である。
【図6】本発明による霧化装置の別の実施例を示した図
である。
【図7】本発明による霧化装置の別の実施例を示した図
である。
【図8】本発明による霧化装置の別の実施例を示した図
である。
【図9】本発明による第二の液滴吐出装置上の液滴の体
積と径の関係を示すための図である。
【図10】本発明による霧化装置の駆動方法のタイミン
グチャートを示した図である。
【図11】本発明による霧化装置を用いた霧化方法のタ
イミングチャートを示した図である。
【図12】本発明による霧化装置を用いた霧化方法のフ
ローチャートを示した図である。
【図13】本発明による霧化装置を用いた霧化方法の別
のタイミングチャートを示した図である。
【図14】本発明による霧化装置を用いた霧化方法の別
のフローチャートを示した図である。
【図15】本発明による第二の液滴吐出装置の駆動電圧
波形の一例を示した図である。
【図16】本発明による霧化装置の電圧印加時間と霧化
量の関係を示した図である。
【図17】本発明による霧化装置の印加電圧と霧化量の
関係を示した図である。
【符号の説明】
1 第一の液滴吐出装置 2 第二の液滴吐出装置 3 IDT 4 第一の液滴吐出装置から吐出された1次粒子 5 第二の液滴吐出装置により霧化された2次粒子 6 親水処理部分 7 疎水処理部分 8 保護膜 9 高周波電圧源

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液滴を粒子で吐出する第一の液滴吐出装
    置と、該液滴粒子をさらに微粒子化するための第二の液
    滴吐出装置からなり、第二の液滴吐出装置は表面弾性波
    を発生する手段を有していることを特徴とする霧化装
    置。
  2. 【請求項2】 第二の液滴吐出装置は表面弾性波を発生
    及び伝播する基板上に櫛形電極(IDT)が形成されて
    おり、電極ピッチ80μm、電極線幅20μmとして、
    約50MHzで駆動し、該電極交差幅3.5mm以下、
    電極長さ3.5mm以下であることを特徴とする前記請
    求項1記載の霧化装置。
  3. 【請求項3】 第一の液滴吐出装置は圧電素子による圧
    力変化を利用して液滴を粒子で吐出させるヘッド部を含
    むインクジェットユニットを用いることを特徴とする前
    記請求項1乃至2のいずれか記載の霧化装置。
  4. 【請求項4】 第一の液滴吐出装置は液体に熱エネルギ
    ーを与えて液滴を粒子で吐出させるヘッド部を含むイン
    クジェットユニットを用いることを特徴とする前記請求
    項1乃至2のいずれか記載の霧化装置。
  5. 【請求項5】 第二の液滴吐出装置は液体粒子伝播及び
    吐出部分は親水性処理がなされていることを特徴とする
    前記請求項1乃至4のいずれか記載の霧化装置。
  6. 【請求項6】 第二の液滴吐出装置は表面弾性波を発生
    及び伝播する基板上に形成されたIDTの表面には絶縁
    性の保護膜が形成されていることを特徴とする前記請求
    項1乃至5のいずれか記載の霧化装置。
  7. 【請求項7】 第二の液滴吐出装置は該第二の液滴吐出
    装置の液体粒子伝播及び吐出部分とIDTが形成された
    表面弾性波発生部分との間は疎水性処理がなされている
    ことを特徴とする前記請求項1乃至6のいずれか記載の
    霧化装置。
  8. 【請求項8】 第一の液滴吐出装置により生成される液
    滴粒子の吐出方向は、第二の液滴吐出装置上の表面弾性
    波の進行方向と略90゜〜180°の角度をもって、該
    第二の液滴吐出装置に入射することを特徴とする前記請
    求項1乃至7のいずれか記載の霧化装置。
  9. 【請求項9】 第一の液滴吐出装置により生成される液
    滴粒子の大きさは、第二の液滴吐出装置上に着弾した
    時、1滴当り1〜3500マイクロメータ[μm]の外
    径を有するものであることを特徴とする前記請求項1乃
    至7のいずれか記載の霧化装置。
  10. 【請求項10】 第一の液滴吐出装置により生成される
    液滴粒子の体積は、1滴当り10ピコリットル[pl]
    〜100マイクロリットル[μl]の範囲であることを
    特徴とする前記請求項1乃至7のいずれか記載の霧化装
    置。
  11. 【請求項11】 第一の液滴吐出装置により生成される
    液滴粒子の粘度は、10センチストークス[cSt]以
    下であることを特徴とする前記請求項1乃至7のいずれ
    か記載の霧化装置。
  12. 【請求項12】 第一の液滴吐出装置により生成される
    液滴粒子の表面張力は、30〜50dyn/cmの範囲
    であることを特徴とする前記請求項1乃至8のいずれか
    記載の霧化装置。
  13. 【請求項13】 前記請求項1乃至12のいずれか記載
    の霧化装置において、 第一の液滴吐出装置を制御する第一の液滴吐出ステップ
    により時刻t1,t2,…,ti,…(ただし、t1<
    t2<…ti<…,i=1,2,3,…)に第一の液滴
    吐出装置で生成された粒子をp1(t1),p1(t
    2),…,p1(ti),…とし、第二の液滴吐出装置
    を制御する第二の液滴吐出ステップにて前記それぞれの
    粒子を霧化するのに要する第二の液滴吐出装置での霧化
    時間をtM(=一定)とした時、 Min{ti+1−ti }≧tM (i=1,
    2,3,…) となるように、第一の液滴吐出装置の駆動パルス周期t
    i+1−tiを制御することを特徴とする液滴吐出装置
    の駆動方法。
  14. 【請求項14】 第一の液滴吐出装置により吐出される
    液滴粒子の吐出回数をカウントするカウント手段及び該
    カウント数が既定値に達したかの判定を行う判定手段を
    有する前記請求項1乃至12のいずれか記載の霧化装置
    において、 第一の液滴吐出装置のみを駆動させ、一次粒子を規定量
    だけ生成し、既定値に達した場合には第一の液滴吐出装
    置を停止するとともに第二の液滴吐出装置を規定時間だ
    け駆動させ、また、既定値に達しない場合には引き続き
    第一の液滴吐出装置を駆動させることを特徴とする液滴
    吐出装置の駆動方法。
  15. 【請求項15】 第一の液滴吐出装置により吐出される
    液滴粒子の吐出回数をカウントするカウント手段及び該
    カウント数が既定値に達したかの判定を行う判定手段を
    有する前記請求項1乃至12のいずれか記載の霧化装置
    において、 第一及び第二の液滴吐出装置を駆動させ、第一の液滴吐
    出装置から供給される一次粒子をその都度第二の液滴吐
    出装置により霧化させるとともに、第一の液滴吐出装置
    の吐出回数をカウントし、該カウント数が既定値に達し
    たかの判定を行い、既定値に達した場合には第一の液滴
    吐出装置を停止し、また、既定値に達しない場合には引
    き続き第一の液滴吐出装置を駆動させることを特徴とす
    る液滴吐出装置の駆動方法。
  16. 【請求項16】 第二の液滴吐出装置の駆動電圧のパル
    ス幅を可変するパルス幅可変手段を有する前記請求項1
    乃至12のいずれか記載の霧化装置において、 該パルス幅可変手段により、 tw=Δt+n・δt (n=1,2,3,…) なる関係より求められるパルス幅twの間だけ第二の液
    滴吐出装置を駆動させることを特徴とする前記請求項1
    3乃至15のいずれか記載の液滴吐出装置の駆動方法。
  17. 【請求項17】 第二の液滴吐出装置の駆動電圧を可変
    する駆動電圧可変手段を有する前記請求項1乃至12の
    いずれか記載の霧化装置において、 該駆動電圧可変手段により、 V=ΔV+n・δV (n=1,2,3,…) なる関係より求められる電圧値で第二の液滴吐出装置を
    駆動させることを特徴とする前記請求項13乃至15の
    いずれか記載の液滴吐出装置の駆動方法。
  18. 【請求項18】 第一の液滴吐出装置から液滴粒子を吐
    出させる第一の液滴吐出ステップと、該液滴粒子を第二
    の液滴吐出装置によってさらに微粒子化させるための第
    二の液滴吐出ステップからなり、該第二の液滴吐出ステ
    ップは表面弾性波エネルギーを利用することを特徴とす
    る霧化方法。
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