JPH11115039A - ブロー成形装置及び物品反転搬送装置 - Google Patents

ブロー成形装置及び物品反転搬送装置

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JPH11115039A
JPH11115039A JP29961097A JP29961097A JPH11115039A JP H11115039 A JPH11115039 A JP H11115039A JP 29961097 A JP29961097 A JP 29961097A JP 29961097 A JP29961097 A JP 29961097A JP H11115039 A JPH11115039 A JP H11115039A
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reversing
gripper
cam
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preform
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正昭 仁尾
Shoichiro Takano
彰一郎 高野
Nagafumi Suzuki
修文 鈴木
Masahiro Ueda
匡弘 植田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブロー成形装置の加熱ステーションの各ポケ
ット毎にプリフォーム反転装置を設ける必要をなくし
て、設備コストの低減と省スペースを図ること、及び直
径や周速が互いに相違するターレット間でも物品を正確
に且つ安定して反転受渡しができる物品反転搬送装置を
得ることである。 【解決手段】 加熱ステーション2の前後にプリフォー
ムを受渡しするトランスファーターレット4を設け、該
トランスファーターレットにプリフォームを把持するグ
リッパ装置46を反転する機構を有するプリフォーム反
転搬送装置20を複数個配置する。プリフォーム反転搬
送装置は、グリッパ装置46を水平面の揺動運動、反転
運動及び軸方向の直進運動の複合運動を行うことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PETボトル等を
ブロー成形するブロー成形装置、特にそのヒーティング
ステーションにおけるポケットピッチを小さくしてポケ
ット数を増やすことができ装置を大型化することなくラ
インの高速化を図ることができるブロー成形装置、及び
該ブロー成形装置のプリフォーム反転供給装置等に最適
な物品反転搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチックボトル等をブロー成形する
際、プリフォームを加熱ステーションで熱処理後、ブロ
ーステーションに移載してブロー成形しているが、加熱
ステーションでは、プリフォームを開口部が下向きの状
態で加熱することが有利である。そのため、従来のブロ
ー成形装置では、加熱ステーションに開口部が上向き状
態(以下、単に上向き状態という)で供給されたプリフ
ォームを180°反転して下向き状態にし、加熱後さら
に上向き状態に反転してから移送ターレットに移載し、
ブローステーションに供給している。従って、従来の装
置では、加熱ステーションのヒーティングホイールの各
ポケット毎にプリフォームを保持して反転させる反転装
置を設けたり(例えば、特公昭59−33287号公
報)、加熱ステーションの前に別の保持・反転装置を設
けたり(例えば、特開平3−21425号公報)してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近時、ブロー成形ライ
ンの高速化が要求されているが、プリフォームの熱処理
時間及びブロー成形時間は所定時間必要でありその短縮
化には限度があるので、製造ラインの高速化を図るため
には加熱ステーション及びブロー成形ステーションにお
けるターレットのポケット数を増やす必要がある。しか
しながら、従来の装置は加熱ステーションのターレット
のポケット毎にプリフォームの反転装置が設けられてい
るので、ポケットピッチを小さくすることが困難であ
り、ポケット数を増やすにはターレットの直径を大きく
して大型化するか、あるいは別の反転装置を組み込まな
ければならず、設備コストの増大とスペースの増大をも
たらしているという問題点がある。また、従来の物品反
転装置では、直径及び周速が互いに相違するターレット
間で物品を反転受渡しする場合、周速の相違と運動方向
の相違からターレットのポケット円ピッチ上に正確に接
線方向からポケットの回転速度と等速度で物品を受渡し
することができず、正確に且つ安定して反転搬送するこ
とができないとう問題点があった。
【0004】本発明は、上記実情に鑑み創案されたもの
であって、ブロー成形装置の加熱ステーションの各ポケ
ット毎にプリフォーム反転装置を設ける必要をなくし
て、加熱ステーションのターレットのポケットピッチを
小さくすることができ、もって装置を大型化することな
くポケット数を増やして高速化ができ、設備コストの低
減と省スペースを図ることができるブロー成形装置、及
び直径及び周速が互いに相違するターレット間でも物品
を正確に且つ安定して反転受渡しができ、前記ブロー成
形装置のプリォーム反転搬送等に最適な物品反転搬送装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のブロー成形装置は、加熱ステーションとブローステ
ーションを備えたブロー成形装置において、前記加熱ス
テーションにプリフォームを供給するトランスファータ
ーレット、及び加熱ステーションからプリフォームを受
け取るトランスファーターレットを有し、前記トランス
ファーターレットにプリフォームを把持するグリッパ装
置を反転する機構を有するプリフォーム反転搬送装置を
複数個配置してなることを特徴とする構成を有してい
る。前記プリフォーム反転搬送装置は、グリッパ装置を
支持するグリッパ軸が、揺動軸を中心とする水平面の揺
動運動とグリッパ軸回りの回転運動及びグリッパ軸方向
の直進運動との複合運動ができるように構成することが
望ましい。
【0006】また、上記目的を達成する本発明の物品反
転搬送装置は、ターレットに揺動可能に設けられた揺動
フレーム、該揺動フレームに回転可能且つ軸方向変位可
能に設けられたグリッパ装置のグリッパ軸、前記揺動フ
レームを揺動させる揺動機構、前記グリッパ軸を回転さ
せて前記グリッパ装置に把持された物品を反転させる反
転機構、前記グリッパ軸を軸方向に変位させる軸方向変
位機構とからなることを特徴とするものである。
【0007】前記反転機構として、固定部分に設けられ
た反転用カムと、前記グリッパ軸を軸変位可能に連結し
ているグリッパ駆動軸に設けられたカムフォロワとから
なるカム機構により前記グリッパ軸を回転させるものが
採用できる。その場合前記反転用カムを2つ以上の平行
なカム面を有するパラレルカムで構成し、前記カムフォ
ロワを前記パラレルカムに係合する複数個のカムフォロ
ワで構成すると、複数個のカムフォロワの複合運動によ
り確実にグリッパ軸を半回転させることができる。前記
パラレルカムとして、カム面が垂直で垂直方向に平行な
パラレルカムと、カム面が水平で水平方向に平行なパラ
レルカムの何れも採用することができる。
【0008】また、他の反転機構として、固定部分に設
けられた反転用カム、前記グリッパ軸を軸変位可能に連
結しているグリッパ駆動軸、該グリッパ駆動軸と前記揺
動フレームとの間に設けられた遊星歯車機構、該遊星歯
車機構の腕部材に設けられ前記反転用カムと係合するカ
ムフォロワから構成され、前記反転用カムにより前記腕
部材を揺動させることにより遊星歯車機構で前記グリッ
パ軸を回転させる構成も採用できる。さらに、前記グリ
ッパ軸と軸変位可能に連結されているグリッパ駆動軸の
外周部にボールネジが形成され、該ボールネジに螺合し
ているナットを前記反転用カムにより変位させることに
よって、ボールネジ機構によって前記グリッパ軸を反転
させるように構成された反転機構も採用できる。前記各
反転機構は、グリッパ軸を180°毎の回転位置に位置
決め保持する自己保持機構を備えることが望ましい。そ
して、前記物品反転搬送装置は、プリフォーム反転搬送
装置として好適に適用できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づき詳細に説明する。図1は本発明の実施形態に係る
ブロー成形装置の加熱ステーションの全体配置を示して
いる。図中、2は加熱ステーションを構成するヒーティ
ングホイールであり、その外周部にプリフォームを保持
する複数個(図の実施形態では224個)のポケットが
等ピッチで形成されている。4は上向き状態に供給され
てきたプリフォームを開口部が下向きとなるように反転
させてヒーティングホイール2に供給する入口側のトラ
ンスファーターレット、5はヒーティングホイールから
下向き状態のプリフォームを受け取り、上向き状態に反
転させて次のブロー成形ステーションに移載する出口側
のトランスファーターレットである。なお、3は入口側
のトランスファーターレットにプリフォームを供給する
中継ターレットであり、6は出口側のトランスファータ
ーレットから熱処理されたプリフォームを受け取り、図
示しないブローホイールへの供給装置に中継する出口側
の中継ターレットである。前記トランスファーターレッ
ト4、5に、図2に示すように、プリフォームを挟んで
反転して移載する物品反転搬送装置であるプリフォーム
反転搬送装置20が複数個(図の実施形態では16個)
配置されている。このプリフォーム反転搬送装置は、グ
リッパ軸に固定されているグリッパ装置を揺動させる揺
動機構、反転させる反転機構、前記グリッパ軸方向に変
位させる軸方向変位機構を備えている。以下、該プリフ
ォーム反転搬送装置20の具体的構成を図3〜図5によ
り説明する。
【0010】揺動機構 図中、22はトランスファーターレット本体21に、所
定直径の円周上に所定ピッチで回転可能に軸受された揺
動軸であり、その下端にカム作用により該揺動軸22を
所定角度回転させるための揺動カムフォロワ23を有す
るアーム24が固定されている。揺動カムフォロワ23
は、トランスファーターレットの固定部に設けられた揺
動用カム18と係合し、ターレットが回転することによ
って揺動用カム18の形状に応じて、図2に示すように
グリッパ装置46を揺動させるように構成されている。
【0011】反転機構 揺動軸22の上端には揺動軸と一体に揺動する揺動フレ
ーム25が固定され、該揺動フレームに揺動軸22と直
角に水平方向に、グリッパ駆動軸26(図5)とグリッ
パ軸27が回転可能に軸受されている。グリッパ駆動軸
26は、その先端部に傘歯車28が固定され、該傘歯車
が揺動フレームの基端部側に垂直に立設されたカムフォ
ロワ軸29に固定された傘歯車34と噛み合っている。
カムフォロワ軸29には図3に明示するように上下に配
置されたブラケット30、31、32間に互いに90°
間隔となるように、反転カムフォロワ331〜334が設
けられている。一方、トランスファーターレットの回転
軌跡に沿った固定部分には、図3に仮想線で示すよう
に、上下に平行に第1カム面35と第2カム面36を有
するパラレルカムからなる反転用カム37が配置され、
反転カムフォロワ331、333は下段の第1カム面35
と係合し、反転カムフォロワ332、334は上段の第2
カム面36と係合するように配置され、これらのカム係
合によって、トランスファーターレットの回転に伴って
図6に示すように、カムフォロワ軸29が回転駆動さ
れ、それによりグリッパ駆動軸26が回転駆動されるよ
うになっている。
【0012】グリッパ駆動軸26には、図5に示すよう
に、180°の軸回転毎に位置決め保持するための自己
保持機構43が設けられている。グリッパ駆動軸26
に、180°間隔に位置決め凹部39が形成された位置
決めフランジ38が固定されている。一方、揺動フレー
ム25に揺動可能に設けられたレバー41に位置決め凹
部39に係合するローラ40が設けられ、該ローラ40
が位置決め凹部と係合するようにレバー41をスプリン
グ42によって付勢している。
【0013】グリッパ駆動軸26の他端部には、該駆動
軸26と一体に回転駆動され、且つ該駆動軸の軸方向に
変位可能となるように適宜のジョイント機構を介してグ
リッパ軸27が連結されている。グリッパ軸27は、揺
動フレーム25の端部に設けられた軸受45に回転自在
且つ軸方向に摺動可能に軸受けされ、その先端部にはグ
リッパ装置46が設けられている。グリッパ装置46
は、一対のジョー44、44を有するが、その開閉機構
等は公知の手段を採用できるので、詳細な説明は省略す
る。
【0014】軸方向変位機構 また、グリッパ軸27に、グリッパ駆動軸26との連結
部と軸受45との間に位置するように、カムブラケット
47が、グリッパ軸27の軸方向移動に対しては一体に
移動し回転に対してはフリーとなるように設けられてい
る。カムブラケット47にはトランスファーターレット
の固定部分に設けられた軸方向変位用カム49に係合す
るカムフォロワ48が設けられている。カムブラケット
47は、図3及び図4に明示するように、揺動フレーム
25に設けられた一対のガイドロッド50、50に摺動
可能にガイドされ、該ガイドロッドに沿って設けられた
スプリング51、51によって、常に軸受45方向に変
位するように付勢されている。それにより、カムフォロ
ワ48が軸方向変位用カム49に圧接し、軸方向変位用
カム49のカム面形状の変化に応じて、グリッパ軸27
が軸方向に変位するようになっている。
【0015】以上のように本実施形態によれば、グリッ
パ軸27に取り付けられたグリッパ装置46は、トラン
スファーターレットの回転に伴って、所定のタイミング
で揺動用カムによって揺動し、反転用カム37によって
反転し、且つ軸方向変位用カム48によって軸方向に変
位できるように構成されている。それにより、トランス
ファーターレット上の物品反転搬送装置のピッチとヒー
ティングターレットのポケットのピッチが相違していて
も、プリフォームの受渡し位置ではグリッパに挾持され
たプリフォームをトランスファーターレットのポケット
ピッチ線と接線方向から供給することができ正確な反転
受渡しを可能としたものである。なお、図3と図4の図
示において、揺動用カムの揺動カムフォロワ23及び軸
方向変位用カムの反転カムフォロワ331〜334のそれ
ぞれの位置関係は図3と図4では一致してなく、分かり
易くするために図3と図4で角度を変えて表現している
(この関係は、他の実施形態でも同様である)。
【0016】本実施形態のプリフォーム反転搬送装置
は、以上のように構成され、トランスファーターレット
4が回転することによって、上流側から上向き状態で搬
送されてきたプリフォームPを中継ターレット3からグ
リッパ装置46のジョーで順次1個づつ挾持し、その状
態で回転を続けるがヒーティングホイールへの受渡し位
置に至るまでの間(例えば約90°の区間)に配置され
た反転用カム37の第1カム面35及び第2カム面36
に反転カムフォロワ331、333及び反転カムフォロワ
332、334がそれぞれ係合することによって、第1カ
ム面35と第2カム面36の高さの相違による相互作用
よりカムフォロワ軸29が180°回転する。それによ
り、グリッパ軸27も180°回転し、プリフォームP
がちょうど反転した状態となり、グリッパに把持されて
いるプリフォームが下向き状態に反転する。グリッパ駆
動軸が反転した時点で自己保持機構43の位置決め凹部
39にローラ40が嵌合し、グリッパ駆動軸はその状態
で保持される。
【0017】プリフォーム反転搬送装置に保持されたプ
リフォームPを、ヒーティングホイールのポケットピッ
チ円との接点で且つ同一周速でヒーティングホイールに
受け渡すことができるように、受渡し位置に近づくにつ
れ、グリッパ軸27は、図2に示すように、揺動用カム
によって揺動し、且つ軸方向変位用カムによって軸方向
に変位する。図2において、の位置ではグリッパ軸は
ターレットの半径方向に最大に延びている状態にあり、
ターレットがの位置からの位置(受渡し位置)に回
転する間に、グリッパ把持中心がヒートホイールのポケ
ットピッチ円と接する位置を通過するように、グリッパ
軸は揺動用カムによっての状態からの状態となるよ
うに所定角度だけ揺動すると共に、軸方向変位用カム4
9によって軸方向に距離だけ収縮する。そして、受渡し
区間であるの位置からの位置(ヒーティングホイー
ルのポケットに受渡し終了位置)に移動する間に、グリ
ッパ軸はさらに所定角度揺動すると共に、軸方向変位用
カム49によって軸方向に延びて安定して受渡しができ
るようになっている。即ち、グリッパ軸27が受渡し区
間でヒーティングホイール2の回転方向と逆方向に揺動
することにより、トランスファーターレットの回転速度
とヒーティングホイールの回転速度との差が補正され、
ヒーティングホイールへの受渡しがスムーズに正確に行
なうことができる。
【0018】受渡し区間を過ぎるとそれぞれのカム作用
により元の状態に復帰し、再びプリフォーム供給コンベ
ヤからの供給位置で次のプリフォームを把持し、上記の
作用を繰り返す。なお、グリッパが上下対象に形成され
ていれば、グリッパ軸は区間Bでの反転は必要でなく、
ターレットの1回転に付き180°づつ回転するように
パラレルカムを配置すれば良い。
【0019】図7〜図9は、本発明のプリフォーム反転
搬送装置の第2実施形態を示している。本実施形態は、
上記第1実施形態を変形したものであり、本実施形態で
はパラレルカムとなっている反転用カム60の第1カム
面61及び第2カム面62が垂直型から水平型に変更し
たものである。それに伴い、その反転カムフォロワ63
1〜634も水平型になっているため、カムフォロワを取
り付けるブラケット65をグリッパ駆動軸64に直接取
り付けることができ、構造が単純化されている。その他
の構成は、前記実施形態とほぼ同様な機構であるので、
同一構成については前記実施形態と同じ符号を付し、詳
細な説明は省略する。なお、本実施形態では、グリッパ
装置46の一対のジョー661、662の開閉機構は、ジ
ョー基端部に形成されたカム面をグリッパ装置本体に収
納された一対のバネ671、672で押圧されているボー
ル681、682で常に閉じる方向に付勢されている構成
となっている。
【0020】図10〜図12は、本発明のプリフォーム
反転搬送装置の第3の実施形態を示している。本実施形
態では、グリッパを反転させるグリッパ軸の反転機構と
して、遊星歯車機構を採用している。図中、70がグリ
ッパ駆動軸であり、該グリッパ駆動軸に太陽歯車71が
固定されている。また、グリッパ駆動軸70の端部には
腕部材72が揺動自在に軸受され、該腕部材の端部に遊
星歯車軸73が設けられ、該遊星歯車軸に遊星歯車74
が取り付けられている。遊星歯車74は、図12(a)
に示すように、この実施形態ではピッチ径の相違する2
個のセクタ歯車が一体に組み合わされて構成されてお
り、小径の第1セクタ歯車75がプリフォーム反転搬送
装置の揺動フレーム77に固定され、内歯セクト歯車か
らなる固定歯車78と噛み合っている。また、大径の第
2セクタ歯車77は太陽歯車71と噛み合っている。従
って、太陽歯車71、腕部材72、遊星歯車73及び固
定歯車78とで遊星歯車機構を構成している。なお、遊
星歯車は第1セクタ歯車に相当する平歯車、第2セクタ
歯車に相当する平歯車に別々の歯車で構成してもよい。
【0021】前記腕部材72の端部には、グリッパ反転
用カムの反転カムフォロワ79が取り付けられたブラケ
ット80が固定されている。また、ブラケット80に
は、グリッパの上向き位置及び下向き位置を保持するた
めの自己保持用機構を構成する自己保持用磁石81、8
2(図12(c))がそれぞれ固定され、且つ該磁石に
対向して揺動フレームにも該磁石を吸着保持する自己保
持用磁石83、84が固定されている。この実施形態の
他の構成は、前記第2実施形態と同様であるので、同様
な部分には同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0022】以上のように構成された第3実施形態のプ
リフォーム反転搬送装置は、反転カムフォロワ79が反
転カム85と係合してトランスファーターレットの回転
により、ブラケット80が揺動する。それに伴い腕部材
72がグリッパ駆動軸70を中心に一体に揺動し、該腕
部材に軸受されている遊星歯車73が内歯の固定歯車7
8と噛み合い且つ太陽歯車71と噛み合って揺動回転す
る。その結果、太陽歯車71が180°回転し、グリッ
パ駆動軸及びグリッパ軸も一体に回転して、グリッパで
保持しているプリフォームを反転させる。グリッパ駆動
軸70が180°回転した時点で、該ブラケットに設け
られている自己保持用磁石82と揺動フレーム77に設
けられている自己保持用磁石84が吸着して、ブラケッ
ト80の揺動角度が保持され、反転状態のプリフォーム
がその状態で維持される。また、プリフォームをヒート
ホイールに移載後、揺動用カムの作用によりブラケット
80が逆方向に揺動されることにより、自己保持用磁石
82と84の吸着が強制的に解かれ、ブラケット80は
図12(c)に示す状態まで逆方向に揺動し、その状態
で自己保持用磁石81と83が吸着して、その状態が保
持される。すなわち、グリッパは元の状態に反転して、
次のプリフォームの把持に備えられる。
【0023】図13〜図15は、本発明のプリフォーム
反転搬送装置の第4の実施形態を示している。本実施形
態では、グリッパを反転させるグリッパ軸の反転機構と
して、ボールネジ機構を採用している。グリッパ駆動軸
90が、ボールネジで形成され、該ボールネジと螺合し
ているナット91にブラケット92が固定され、該ブラ
ケット92が揺動フレーム93に設けられた一対のガイ
ドロッド94、94に軸方向に摺動可能に嵌合してい
る。そして、ブラケット92の頂部に反転用カム95に
係合する反転カムフォロワ96が設けられている。な
お、ブラケット92の軸方向の両側には自己保持機構を
構成する自己保持用磁石97、98が固定され、該自己
保持用磁石と対向する面には、該磁石と吸着してその位
置に保持するための自己保持用磁石99、100が設け
られている。
【0024】この実施形態の反転機構は、以上のように
構成され、反転用カム95と反転カムフォロワ96のカ
ム作用により、反転カムフォロワ96が図13に実線で
示す位置から仮想線で示す位置まで移動することによ
り、ナット91も一体に移動し、グリッパ駆動軸90が
ボールネジ作用により回転し、反転カムフォロワ96が
仮想線の位置に達した時点でグリッパ軸は180°回転
する。それにより、グリッパ661、662に把持されて
いるプリフォームPが逆方向に反転する。グリッパ駆動
軸90が180°回転した時点で、自己保持用磁石9
8、100が吸着し、その位置で保持される。本実施形
態のその他の構成、すなわち揺動アームの揺動機構、軸
方向変位機構、及びグリッパ装置は前記実施形態と同様
な機構であるので、同様な符号を付し詳細な説明は省略
する。
【0025】以上、本発明のブロー成形装置及び物品反
転搬送装置の種々の実施形態を示したが、本発明はそれ
らの実施形態に限るものでなく、種々の設計変更が可能
である。例えば、上記角実施形態では、直動部の押圧機
構として押しバネを採用したが、勿論引っ張りバネを採
用してもよい。また、本発明の物品反転搬送装置は、プ
リフォームの反転搬送装置に限らず、種々の物品の反転
搬送装置にも適用できるものである。
【0026】
【発明の効果】本発明のブロー成形装置によれば、加熱
ステーションの入口側トランスファーターレット及び出
口側トランスファーターレットでプリフォームを把持し
て反転搬送するので、加熱ステーションの各ポケット毎
にプリフォーム反転装置を設ける必要がなくなり、加熱
ステーションのターレットのポケットピッチを小さくす
ることができる。従って、装置を大型化することなくポ
ケット数を増やして高速化でき、生産量に対する設備コ
ストの飛躍的低減と省スペースを図ることができる。ま
た、加熱ステーションへのプリフォームの受渡しも確実
にでき、歩留まりを向上させることができる。
【0027】また、本発明の物品反転搬送装置によれ
ば、グリッパ装置を支持するグリッパ軸が、揺動軸を中
心とする水平面の揺動運動とグリッパ軸回りの回転運動
及びグリッパ軸方向の直進運動との複合運動を行うこと
ができるので、直径及び周速が互いに相違するターレッ
ト間でも物品を正確に且つ安定して反転受渡しができ、
受渡し用ターレットを小型化、且つ高速化することがで
きる。また、反転機構に自己保持機構を備えることによ
って、グリッパ装置の上向き・下向き位置を正確に位置
決めし、且つその位置を確実に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るブロー成形装置の平面
配置模式図である。
【図2】図1におけるトランスファーターレットに配置
されたプリフォーム反転搬送装置の作動状態を示す要部
平面図である。
【図3】本発明の物品反転搬送装置の第1実施形態に係
るプリフォーム反転搬送装置の正面図である。
【図4】その平面図である。
【図5】図3の装置における自己保持機構の側面図であ
る。
【図6】図3の装置における反転用カムとカムフォロワ
の作動状態を示す模式図である。
【図7】本発明の物品反転搬送装置の第2実施形態に係
るプリフォーム反転搬送装置の正面図である。
【図8】その平面図である。
【図9】反転用カムフォロワの側面図である。
【図10】本発明の物品反転搬送装置の第3実施形態に
係るプリフォーム反転搬送装置の正面図である。
【図11】その平面図である。
【図12】(a)は図10におけるA−A矢視図、
(b)はB−B矢視図、(c)はC−C矢視図である。
【図13】本発明の物品反転搬送装置の第4実施形態に
係るプリフォーム反転搬送装置の正面図である。
【図14】その平面図である。
【図15】図13におけるD−D矢視図である。
【符号の説明】
2 ヒーティングホイール 4、5 トランスファーターレット 18 揺動用カム 20 プリフォーム反転搬送装置 21 トランスファーターレット本体 23 揺動カムフォロワ 25、77、93 揺動フレーム 26、64、70、90 グリッパ駆動軸 27 グリッパ軸 33、63、79、96 反転カムフォロワ 37、60、85、95 反転用カム 43 自己保持機構 46 グリッパ装置 48 軸方向変位カムフォロワ 49 軸方向変位用カム 72 腕部材 78 固定歯車 97〜100 自己保持用磁石

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱ステーションとブローステーション
    を備えたブロー成形装置において、前記加熱ステーショ
    ンにプリフォームを供給するトランスファーターレッ
    ト、及び加熱ステーションからプリフォームを受け取る
    トランスファーターレットを有し、前記トランスファー
    ターレットにプリフォームを把持するグリッパ装置を反
    転する機構を有するプリフォーム反転搬送装置を複数個
    配置してなることを特徴とするブロー成形装置。
  2. 【請求項2】 前記プリフォーム反転搬送装置は、グリ
    ッパ装置を支持するグリッパ軸が、揺動軸を中心とする
    水平面の揺動運動とグリッパ軸回りの回転運動及びグリ
    ッパ軸方向の直進運動との複合運動を行うことができる
    ことを特徴とする請求項1記載のブロー成形装置。
  3. 【請求項3】 ターレットに揺動可能に設けられた揺動
    フレーム、該揺動フレームに回転可能且つ軸方向変位可
    能に設けられたグリッパ軸、該グリッパ軸に設けられた
    グリッパ装置、前記揺動フレームを揺動させる揺動機
    構、前記グリッパ軸を回転させて前記グリッパ装置に把
    持された物品を反転させる反転機構、前記グリッパ軸を
    軸方向に変位させる軸方向変位機構とからなることを特
    徴とする物品反転搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記反転機構が、固定部分に設けられた
    反転用カムと、前記グリッパ軸を軸変位可能に連結して
    いるグリッパ駆動軸に設けられたカムフォロワとからな
    るカム機構により前記グリッパ軸を回転させるものであ
    る請求項3記載の物品反転搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記反転用カムが、2つ以上の平行なカ
    ム面を有するパラレルカムからなり、前記カムフォロワ
    が前記パラレルカムに係合する複数個のカムフォロワと
    からなる請求項4記載の物品反転搬送装置。
  6. 【請求項6】 前記反転機構が、固定部分に設けられた
    反転用カム、前記グリッパ軸を軸変位可能に連結してい
    るグリッパ駆動軸、該グリッパ駆動軸と前記揺動フレー
    ムとの間に設けられた遊星歯車機構、該遊星歯車機構の
    腕部材に設けられ前記反転用カムと係合するカムフォロ
    ワから構成され、前記反転用カムにより前記腕部材を揺
    動させることにより遊星歯車機構で前記グリッパ軸を回
    転させることを特徴とする請求項3記載の物品反転搬送
    装置。
  7. 【請求項7】 前記反転機構が、前記グリッパ軸と軸変
    位可能に連結されているグリッパ駆動軸の外周部にボー
    ルネジが形成され、該ボールネジに螺合しているナット
    を前記反転用カムにより変位させることによって、ボー
    ルネジ機構によって前記グリッパ軸を反転させるように
    構成されていることを特徴とする請求項3記載の物品反
    転搬送装置。
  8. 【請求項8】 前記反転機構は、前記グリッパ軸を18
    0°毎の回転位置に位置決め保持する自己保持機構を備
    えていることを特徴とする請求項3〜7何れか記載の物
    品反転搬送装置。
  9. 【請求項9】 前記物品反転搬送装置がプリフォーム反
    転搬送装置である請求項3〜8何れか記載の物品反転搬
    送装置。
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