JPH11188671A - 2アーム方式の搬送用ロボット装置 - Google Patents

2アーム方式の搬送用ロボット装置

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JPH11188671A
JPH11188671A JP9368399A JP36839997A JPH11188671A JP H11188671 A JPH11188671 A JP H11188671A JP 9368399 A JP9368399 A JP 9368399A JP 36839997 A JP36839997 A JP 36839997A JP H11188671 A JPH11188671 A JP H11188671A
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Kokei Ogawa
弘敬 小川
Ryusuke Tsubota
龍介 坪田
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Daihen Corp
Original Assignee
Daihen Corp
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    • B25J—MANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J9/00—Program-controlled manipulators
    • B25J9/10—Program-controlled manipulators characterised by positioning means for manipulator elements
    • B25J9/106—Program-controlled manipulators characterised by positioning means for manipulator elements with articulated links
    • B25J9/1065—Program-controlled manipulators characterised by positioning means for manipulator elements with articulated links with parallelograms
    • H—ELECTRICITY
    • H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10P—GENERIC PROCESSES OR APPARATUS FOR THE MANUFACTURE OR TREATMENT OF DEVICES COVERED BY CLASS H10
    • H10P72/00—Handling or holding of wafers, substrates or devices during manufacture or treatment thereof
    • H10P72/30—Handling or holding of wafers, substrates or devices during manufacture or treatment thereof for conveying, e.g. between different workstations
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    • H10P72/3302—Mechanical parts of transfer devices
    • Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
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    • Y10T74/20—Control lever and linkage systems
    • Y10T74/20207—Multiple controlling elements for single controlled element

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  • Robotics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】ハンド部材の基端部側の高さを可及的に小さく
すると共に、コンパクトで生産性の良好な2アーム方式
の搬送用ロボット装置を提供する。 【解決手段】第1の平行クランク機構26と第2の平行
クランク機構46が上下に配置される。平行クランク機
構は第1の平行4節リンク19,39における1個の関
節が第1支点O1と同軸に配置され、第1リンク15,
35と第1の中間リンク16・17,36・37の基端
部の一方とが第1〜4の回転軸に取り付けられる。第2
の平行4節リンク23が第1の平行4節リンク19,3
9の外側にオフセットして配置される。ハンド部材2
5,45が回転軸側O1に引き寄せられた際にハンド部
材の後方と回転軸とが間隙を有して中間リンクが第1支
点O1を越えてハンド部材とは反対側に傾けられハンド
部材に直線移動と旋回とを自由に行わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造装置や
液晶基板製造装置等に用いられて、特には、真空雰囲気
下で被加工物を処理室間に搬送するための2アーム方式
の搬送用ロボット装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に半導体製造装置や液晶基板製造装
置等においては、被加工物、例えばウエハを載置するた
めのハンド部材をアームにより水平方向に直線的に移動
させると共に、ハンド部材を先端に取付けたアームを水
平方向に旋回させる搬送用ロボット装置が用いられ、こ
の搬送用ロボット装置の旋回軸を中心とした放射状の複
数箇所に各種の製造工程にたずさわる処理室が配置され
て、搬送用ロボット装置により、適宜の処理室間に被加
工物が搬入・搬出されている。
【0003】ところで、搬送処理の能率化を図るため、
夫々のアームの先端にハンド部材を取付けた、いわゆる
2アーム方式の搬送用ロボットが使用されている。
【0004】従来、2アーム方式の搬送用ロボット装置
としては、例えば、図15乃至図18に示される装置が
提言されている。すなわち、図15乃至図18におい
て、80は固定の枠体、81は、固定の枠体80に対し
て適宜の駆動機により軸芯O1 のまわりに旋回される水
平旋回台、82は水平旋回台81の軸芯O1 と平行な第
1支点P1 のまわりで回転自在に支持された第1のアー
ムで、この第1のアーム82は旋回台81に取付けられ
た適宜の駆動機により適宜に回転駆動される。83は第
1のアーム82に対して第1支点P1 に平行な第2支点
Q1 のまわりで回転自在に支持された第2のアーム、8
4は第2のアーム83に対して第2支点Q1 に平行な第
3支点R1 のまわりで回転自在に支持されたハンド部
材、85は、第1支点P1 を軸芯として旋回台81に固
定された第1の回転伝達部材、86は、第2支点Q1 を
軸芯として第2のアーム83に固定された第2の回転伝
達部材、87は、第2支点Q1 を軸芯として第1のアー
ム82に固定された第3の回転伝達部材、88は、第3
支点R1 を軸芯としてハンド部材84に固定された第4
の回転伝達部材、89および90は、第1の回転伝達部
材85と第2の回転伝達部材86および第3の回転伝達
部材87と第4の回転伝達部材88との間に夫々配設さ
れた第1および第2の回転連結具である。なお、第1お
よび第2の支点の間隔Sと、第3および第4の支点の間
隔Sとが同一で、かつ第1の回転伝達部材85と第2の
回転伝達部材86および第4の回転伝達部材88と第3
の回転伝達部材87との半径比が夫々2:1に形成され
ている。勿論、第1乃至第4の回転伝達部材85乃至8
8は、チェーンスプロケットあるいはプーリーが適宜に
用いられ、これらに応じて第1および第2の回転連結具
89,90はチェーンあるいは歯付ベルト等が適宜に用
いられる。
【0005】上記82乃至90により第1のアーム機構
91が構成され、この第1のアーム機構とX−X線に対
して線対称に構成された第2のアーム機構92が、軸芯
O1と平行な第2支点P2 のまわりで回転自在に支持さ
れている。すなわち、軸芯O1 と第1及び第2の支点P
1 、P2 との間隔は同一である。上記80乃至92によ
り2アーム方式の搬送用ロボット装置が構成されてい
る。この搬送用ロボット装置において、第1及び第2の
アーム機構91、92の動作は線対称であるが、実質的
に同一であるため、第1のアーム機構91の動作につい
て説明する。今、仮に旋回台81が固定の枠体80に対
して固定の状態に維持されているものとする。図17に
おいて、第1,第2および第3支点P1 ,Q1 ,R1 が
一直線上に位置する状態で駆動機により第1のアーム8
2が第1支点P1 を中心として反時計方向に角度θだけ
回動されたものとする。
【0006】今、第1の回転伝達部材85は固定状態に
あり、このときに第2支点Q1 がQ11の位置まで角度θ
だけ反時計方向に移動すれば、第1および第2の回転伝
達部材85,86間に配設された第1の連結具89のう
ち、Y1 方向のものは第1の回転伝達部材85に巻きつ
き、Y2 方向のものは第1の回転伝達部材85から巻戻
された状態となる。すなわち、図17において第1の連
結具89はa1 およびa2 の方向に移動する。これによ
り第2の回転伝達部材86は第2支点Q1 を中心として
時計方向に回動される。ところで第1の回転伝達部材8
5と第2の回転伝達部材86とは半径比が2:1である
ため、上記のごとく、第1のアーム82が第1支点P1
を中心として角度θだけ反時計方向に回動すれば、第2
の回転伝達部材86は第2支点Q11を中心として角度2
θだけ時計方向に回動される。この場合、第2の回転伝
達部材86は第2のアーム83に固定されているため、
第2の回転伝達部材86と第2のアーム83とは第2支
点Q1 を中心として角度2θだけ時計方向に回動され
る。すなわち、第1,第2および第3支点P1 ,Q1 ,
R1 が一直線上に位置する状態で第1のアーム82が第
1支点P1 を中心として反時計方向に角度θだけ回動さ
れると、仮想的に第3支点はR11の位置に回動される
が、この場合、上記のごとく、第2の回転伝達部材86
は第2支点Q11を中心として角度2θだけ時計方向に回
動される。このため、第3支点R11は第2支点Q11を中
心として角度2θだけ時計方向に回動されて、R12の位
置に回動される。従って、上記のごとく第1のアーム8
2が上記のごとく第1支点P1 を中心として反時計方向
に角度θだけ回動されたときの第3支点R12の位置は、
第1および第2のアーム82,83の回動前の第1およ
び第3支点P1 ,R1 を結ぶ直線状に位置している。
【0007】さらに、上記のごとく、第2のアーム83
により仮想的にR11に位置する第3支点が第2支点Q11
を中心として角度2θだけ、すなわちR12の位置まで時
計方向に回動された場合、第1のアーム82に固定され
た第3の回転伝達部材87と第4の回転伝達部材88と
の間に配設された第2の連結具90のうち、Y2 方向の
ものは第3の回転伝達部材87に巻きつき、Y1 方向の
ものは第3の回転伝達部材87から巻戻された状態とな
る。すなわち、図17において第2の連結具90は、b
1 およびb2 の方向に移動する。これにより第4の回転
伝達部材88は第3支点R12を中心として反時計方向に
回動される。ところで、上記のごとく、第2のアーム8
3が第2支点Q11を中心として角度2θだけ時計方向に
回動すれば、第4の回転伝達部材88と第3の回転伝達
部材87とは半径比が2:1であるため、第4の回転伝
達部材88は第3支点R12を中心として角度θだけ反時
計方向に回動され、結果として、第4の回転伝達部材8
8の特定点C0 は第1および第3支点P1 ,R12を結ぶ
直線上の点C1 に位置されることとなる。
【0008】上記のごとく、第1のアーム82が第1支
点P1 を中心として反時計方向に回動され、この場合、
第4の回転伝達部材88に固定されたハンド部材84
は、第1のアーム82の回動前の第1および第3支点P
1 ,R1 を結ぶ直線上で、初期姿勢を維持しつつ第1の
アーム機構91がX方向に駆動される。
【0009】同様に、第2のアーム機構92が第1およ
び第3支点P2 ,R2 を結ぶ直線上で、初期姿勢を維持
しつつX方向に駆動される。この第1および第2のアー
ム機構91、92の夫々のハンド部材84A、84B
は、支点P1 、P2 間の位置となるように取付けられる
と共に、ハンド部材84A、84Bの先端部は上下方向
に間隔を設けて取付けられているため、第1および第2
のアーム機構91、92の直線移動時に、夫々のハンド
部材84、84は相互に干渉することなく軸芯O1 を通
るX−X線に沿って移動する。さらに、水平旋回台81
が軸芯O1 のまわりに旋回されることにより、第1およ
び第2のアーム機構91、92が同時に軸芯O1 のまわ
りに旋回される。
【0010】このように、2アーム式の搬送用ロボット
装置の旋回軸芯O1 を中心とした円周方向の放射状の複
数箇所に、例えば6箇所に適宜の処理室71〜76を配
置して、被加工物の搬送処理が適宜に行なわれている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の2アーム方式の搬送用ロボット装置においては、図
15乃至図18示されるごとく、第1および第2のアー
ム機構91,92の回転駆動軸の軸芯P1 ,P2 は水平
旋回台81の旋回軸の軸芯O1 を跨いで配置されている
ため、水平旋回台81の回転半径が大きくなる。このた
め、水平旋回台81を固定の枠体80に回転自在に取付
けるための回転用軸受93,93や、この回転部分を上
下方向に対して気密に維持するための磁性流体シール9
4が大径となり、装置が大径化すると共に大径の回転用
軸受93,93および大径の磁性流体シール94の使用
により装置が高価となっていた。
【0012】さらに、第1および第2のアーム機構9
1,92のハンド部材84A,84Bを夫々直線移動さ
せるための回転駆動機は、水平旋回台81に搭載され
て、水平旋回台81と共に旋回されるが、この回転用駆
動機には固定の枠体80側から給電用のケーブルが配線
されるため、このケーブルの断線防止として旋回角度、
すなわち旋回回数が制限されていた。このため、初期設
置状態に対して、水平旋回台81の旋回中心O1 に対す
る時計廻りおよび反時計廻りの旋回角度が許容値、例え
ば夫々540度以内となるように制限するための電気的
監視装置が必要であり、装置が高価となる割りには、装
置としての使い勝手が悪かった。
【0013】さらにまた、旋回時には、水平旋回台81
に搭載した第1および第2のアーム機構91,92が同
時に旋回するため、使用上次のような問題があった。
【0014】すなわち、図18において、例えば被加工
物であるウエハが収納された供給処理室72に対して、
第1及び第2のアーム機構91,92が順次に作動され
て夫々2個のハンド部材84A,84B上にウエハが載
置され、この後ウエハが処理室73と処理室71とに搬
送されるものとする。この場合、まず第1および第2の
アーム機構91,92を搭載した水平旋回台81が適宜
に旋回され、続いて例えば第1のアーム機構91が作動
されて処理室73内にウエハが搬送される。この後、水
平旋回台81が処理室71相当方向に旋回され、続いて
第2のアーム機構92が作動されて処理室71内にウエ
ハが搬送される。
【0015】この場合、処理室71から見れば、水平旋
回台81が処理室72から処理室73相当位置へ旋回す
る旋回時間、第1のアーム機構91による処理室73内
へのウエハの搬入時間および水平旋回台81が処理室7
3から処理室71相当位置へ旋回するときの途中時間、
すなわち処理室73から処理室72相当位置まで水平旋
回台81が旋回するまでの遊走旋回時間の合計時間が処
理室71にとっての待ち時間となっている。
【0016】勿論、上記待ち時間は2つの処理室の間隔
が離れる程大きくなり、しかも、2アーム式の搬送用ロ
ボット装置は多数の処理室、例えば71〜76に対して
適宜に反復作動されて被加工物の搬送が行なわれるた
め、1日の作業における上記待ち時間の合計時間は相当
な値となっていた。このため、上記待ち時間の少ない、
生産性の良好な2アーム方式の搬送用ロボット装置の実
現が嘱望されていた。
【0017】本発明は上述の問題に鑑みてなされたもの
で、その目的は、コンパクトで使い勝手が良く、かつ安
価で生産性の良好な2アーム方式の搬送用ロボット装置
を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本第1の発明は、内側の第1リンクと外側の第2リ
ンクとを一対の第1の中間リンクで連結した第1の平行
四節リンクと、前記第2リンクとハンド用リンクとを一
対の第2の中間リンクで連結した第2の平行四節リンク
とよりなる第1の平行クランク機構及び該第1の平行ク
ランク機構と実質的に同一構造の第2の平行クランク機
構が、上下に配置されてなる2アーム方式の搬送用ロボ
ット装置に適用される。その特徴とするところは、固定
の枠体と、水平旋回軸の軸芯である第1支点のまわりで
前記固定の枠体に回転自在に同軸に支持された第1乃至
第4の回転軸と、前記固定の枠体に取付けられて、前記
第1乃至第4の回転軸に各々連結された第1乃至第4の
回転駆動機とを具備し、かつ、前記第1及び第2の平行
クランク機構は、各々の第1の平行四節リンクにおける
一個の関節が前記第1支点と同軸に配置されて、各々の
第1リンクと第1の中間リンクの基端部の一方側とが前
記第1乃至第4の回転軸に取付けられ、第1及び第2の
中間リンクが同一のリンク長さに形成され、各々の第2
の平行四節リンクが第1の平行四節リンクに対して外側
にオフセットして配置されて、前記回転軸に対して水平
方向に間隙を有する各々のハンド用リンクの自由端部に
上下方向に離間する第1および第2のハンド部材が突設
され、第1および第2の中間リンク間に回転伝達機構が
配置されて、ハンド部材が回転軸側に引き寄せられた際
に、ハンド部材の後方と回転軸とが半径方向に間隙を有
して、第1および第2の中間リンクが第1支点を越えて
ハンド部材とは反対側の水平方向に傾けられ、該第1お
よび第2のハンド部材が第1支点を通る水平方向に適宜
に直線移動されると共に、該第1および第2のハンド部
材が第1支点を中心として自在に旋回されることであ
る。
【0019】さらに、本第2の発明は、本第1の発明に
おいて、前記上下方向に離間される第1および第2のハ
ンド部材が、回転軸部を除く水平方向に配置されたカバ
ーにより区画された空間を位置変位自在に移動されるこ
とを特徴としている。
【0020】さらに、本第3の発明は、本第1又は第2
の発明において、前記同軸に支持された第1乃至第4の
回転軸が、気密用の磁性流体シールを介して回転自在に
支持されてなることを特徴としている。
【0021】<作用>上記のごとく、本第1の発明にお
いては、内側の第1リンクと外側の第2リンクとを一対
の第1の中間リンクで連結した第1の平行四節リンク
と、前記第2リンクとハンド用リンクとを一対の第2の
中間リンクで連結した第2の平行四節リンクとよりなる
第1の平行クランク機構及び該第1の平行クランク機構
と実質的に同一構造の第2の平行クランク機構が、上下
に配置されてなる2アーム方式の搬送用ロボット装置に
置いて、固定の枠体と、水平旋回軸の軸芯である第1支
点のまわりで前記固定の枠体に回転自在に同軸に支持さ
れた第1乃至第4の回転軸と、前記固定の枠体に取付け
られて、前記第1乃至第4の回転軸に各々連結された第
1乃至第4の回転駆動機とを具備し、前記第1及び第2
の平行クランク機構は、各々の第1の平行四節リンクに
おける一個の関節が前記第1支点と同軸に配置されて、
各々の第1リンクと第1の中間リンクの基端部の一方側
とが前記第1乃至第4の回転軸に取付けられ、第1及び
第2の中間リンクが同一のリンク長さに形成され、各々
の第2の平行四節リンクが第1の平行四節リンクに対し
て外側にオフセットして配置されて、前記回転軸に対し
て水平方向に間隙を有する各々のハンド用リンクの自由
端部に上下方向に離間する第1および第2のハンド部材
が突設され、第1および第2の中間リンク間に回転伝達
機構が配置されて、ハンド部材が回転軸側に引き寄せら
れた際に、ハンド部材の後方と回転軸とが半径方向に間
隙を有して、第1および第2の中間リンクが第1支点を
越えてハンド部材とは反対側の水平方向に傾けられ、該
第1および第2のハンド部材が第1支点を通る水平方向
に適宜に直線移動されると共に、該第1および第2のハ
ンド部材が第1支点を中心として自在に旋回されるた
め、ハンド部材を回動させる機構が簡素化され、かつ、
第1乃至第4の回転軸は、垂直線を軸芯として同軸に回
転支持されているため、第1乃至第4の回転軸を回転自
在に支持する回転軸受を可及的に小径とすることがで
き、装置としての平面的スペースがコンパクトとなり、
しかも小径の回転軸受を使用するため装置が安価とな
る。
【0022】さらに、ハンド部材が回転軸側に引き寄せ
られた際に、ハンド部材の後方と回転軸とが半径方向に
間隙を有して、第1および第2の中間リンクが第1支点
を越えてハンド部材とは反対側の水平方向に傾けられる
ため、第1の中間リンクがハンド部材の待避方向と突出
方向とに大きい角度で回動され、かつ回転伝達機構によ
り第1の中間リンクの回転と同時に第2の中間リンクが
同じ角度だけ回動されるため、ハンド部材の待避状態と
被加工物を適宜の処理室へと搬送するハンド部材の突出
状態とに大きく位置変位させて、ハンド部材の水平方向
の直線移動ストロークを大きくすることができ、旋回中
心から可及的に離間した突出状態にハンド部材を位置変
位させ得るにも拘わらず、ハンド部材の水平旋回状態、
すなわちハンド部材の待避状態においては、ハンド部材
が可及的に回転軸側に引き寄せられるため、装置として
必要な旋回半径を可及的に小さく、すなわちコンパクト
にすることができる。
【0023】更に、第1および第2のハンド部材は上下
方向に離間して配置されるため、第1および第2のハン
ド部材は相互に干渉することがなく、しかも、第1およ
び第2のハンド部材が取付けられるハンド用リンクは、
従前のような回転伝達部材や回転連結具を用いることな
く、可及的に薄くできるリンク結合により支持されて、
結果として2個のハンド部材の基部側の高さH2 を小さ
くすることができるため、ハンド部材出入り用の真空処
理室の窓を可及的に小さくすることができる。
【0024】勿論、水平旋回軸の軸芯である第1支点を
支点としてハンド部材を水平方向に直線移動させるため
には、第1および第2の中間リンクを同一のリンク長さ
にする必要があるが、第2の平行四節リンクが第1の平
行四節リンクに対して外側にオフセットして配置されて
いるため、ハンド部材の基部側であるハンド用リンクの
第5の支点と第1の支点とが間隔L2 を維持しつつ、第
1支点を支点としてハンド部材が水平方向に直線移動す
ることができる。なお、上記のごとくハンド部材の基部
側であるハンド用リンクの第5の支点と第1の支点とが
間隔L2 を維持して配置されるため、第1および第2の
平行クランク機構を同軸として上下に配置することがで
きる。
【0025】勿論、前記第1および第2の回転駆動機と
前記第3および第4の回転駆動機とにより、第1および
第2のハンド部材が相互に干渉することなく、かつ夫々
任意に、自在に直線移動および旋回されるため、待ち時
間なく第1および第2のハンド部材により被加工物を適
宜の処理室に対して搬送することができ、生産性が向上
する。
【0026】更に、第1および第2のハンド部材は相互
に干渉することがなく、かつ第1乃至第4の回転駆動機
は固定の枠体に取付けられているため、第1および第2
のハンド部材を角度に制限されることなく水平方向に旋
回させることができる。このため、第1および第2のハ
ンド部材は、旋回角度、すなわち旋回方向の回動角度の
確認が必要であった従来の装置に比較して、旋回角度に
関係なく自在位置に旋回されて被加工物の搬送を行なう
ことができるため、従来に比べて装置の使い勝手がよ
い。要するに、本第1の発明によればコンパクトで使い
勝手が良く、かつ安価で生産性の良好な2アーム方式の
搬送用ロボット装置を実現することができる。
【0027】さらに本第2の発明によれば、上下方向に
離間される第1および第2のハンド部材は、回転軸部を
除く水平方向に配置されたカバーにより区画された空間
を位置変位自在に移動されるため、該カバーの上側に配
置される平行クランク機構のごみや塵等が、下側に配置
される平行クランク機構、特に下側の平行クランク機構
により取扱われる被加工物上に落下して付着する虞がな
い。
【0028】さらに本第3の発明によれば、第1乃至第
4の回転軸を同軸に回転自在に支持する、特に高価な気
密用の磁性流体シールを可及的に小径とすることができ
るため装置が安価となる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施例によ
り詳細に説明する。図1乃至図10において、1は固定
の枠体、2乃至5は、水平旋回軸の軸芯である第1支点
O1 のまわりで固定の枠体1に回転自在に同軸に支持さ
れた第1乃至第4の回転軸で、適宜に回転軸受を介して
支持されている。例えば、固定の枠体1は真空室V.C
に取付けられるが、真空状態を維持するために、夫々の
回転軸部には気密用の磁性流体シール6乃至9が配設さ
れている。
【0030】11乃至14は第1乃至第4の回転駆動機
で、この第1乃至第4の回転駆動機11乃至14は、適
宜に連結された減速機、スプロケットあるいはプーリー
等の回転伝達部材およびチェーンあるいは歯付ベルト等
の回転連結具を介して、第1乃至第4の回転軸2乃至5
に連結されている。
【0031】15は内側の第1リンクで、この第1リン
ク15と外側の第2リンク18とが一対の第1の中間リ
ンク16、17で連結されて第1の平行四節リンク19
が形成されている。第2リンク18とハンド用リンク2
2とが一対の第2の中間リンク20、21で連結されて
第2の平行四節リンク23が形成されるが、第1の中間
リンク16、17と第2リンク18との夫々の枢支点で
ある第3支点O3 ,O3 を結ぶ直線に対して、第2の中
間リンク20、21と第2リンク18との夫々の枢支点
である第4支点O4 ,O4 を結ぶ直線がX1 方向に位置
するように、第2の平行四節リンク23がX1 方向にオ
フセットして配置されている。なお、ハンド用リンク2
2の自由端部には第1のハンド部材25が突設されてい
る。
【0032】24は第1及び第2の中間リンク間に配設
された回転伝達機構で、例えば、この回転伝達機構24
は第1の中間リンク16に固定された第1の歯車24A
と、この第1の歯車24Aに噛合うように第2の中間リ
ンク20に固定された第2の歯車24Bとにより形成さ
れている。なお、第1の中間リンク16、17と第2の
中間リンク20、21とは同一のリンク長さ、例えば長
さL1 に形成され、かつ第1リンク15と第1の中間リ
ンク16、17とは、例えば、Y方向に離間する第1支
点O1 及び第2支点O2 廻りに各々回転自在に枢支され
ている。なお、この第1の平行四節リンク19における
一個の関節が水平旋回軸の軸芯である第1支点O1 と同
軸に配置されて、第1の中間リンク16、17の基端部
の一方側、例えば16と第1リンク15とが第1および
第2の回転軸2、3に取付けられている。上記第1およ
び第2の平行四節リンク19、23と回転伝達機構24
とにより第1の平行クランク機構26が構成されてい
る。
【0033】上記第1の平行クランク機構26と実質的
に同一構造をした第2の平行クランク機構46が第1支
点O1 を回転軸として、第1の平行クランク機構26と
上下方向に離間して配置されている。即ち、第1リンク
35と外側の第2リンク38とが一対の第1の中間リン
ク36、37で連結されて第1の平行四節リンク39が
形成され、第2リンク38とハンド用リンク42とが一
対の第2の中間リンク40、41により連結されて形成
された第2の平行四節リンク43が、第1の平行四節リ
ンク39に対して第1支点O1 のX1方向にオフセット
して配置される。勿論、例えば、第1及び第2の中間リ
ンク36,40間には回転伝達機構44が配設されてい
る。
【0034】なお、第1リンク35と第1の中間リンク
36、37とは、例えば、Y方向に離間する第1支点O
1 及び第2支点O2 廻りに各々回転自在に枢支されてい
る。さらに、この第2の平行クランク機構46における
第1の平行四節リンク39の一個の関節が水平旋回軸の
軸芯である第1支点O1 と同軸に配置さてされること
は、第1の平行クランク機構26と同様であって、この
場合、第1の中間リンク36、37の基端部の一方側、
例えば36と第1リンク35とが第3および第4の回転
軸4、5に取付けられる。すなわち、第1の平行クラン
ク機構26と同様に、上記第1および第2の平行四節リ
ンク39、43と回転伝達機構44とにより第2の平行
クランク機構46が構成されている。なお、ハンド用リ
ンク42の自由端部には第2のハンド部材45が突設さ
れている。
【0035】上記1乃至46により2アーム方式の搬送
用ロボット装置が構成されている。勿論、垂直の第1支
点O1 を中心とした放射状の複数箇所に適宜に複数の処
理室が設けられることは、従来と同様である。
【0036】上記構成において、第1および第2の平行
クランク機構26、46の動作は同じであるため、例え
ば第1の平行クランク機構26の動作について説明す
る。なお、図2に示されるごとく、今仮に、第1および
第3の支点O1 、O3 を通る直線が、直線O1 −X1 に
対して角度θ1 だけ傾むいていて、この状態から第1の
回転軸2及び第1の中間リンク16が、第1の回転駆動
機11により第1支点O1 を中心として時計方向に角度
θ、例えばθ=θ1 +θ2 だけ時計方向に回動されるも
のとする。
【0037】図1乃至図4において、今仮に、第2の回
転駆動機12が停止状態に維持されていて、第2の回転
軸3に固定された第1リンク15が固定の状態に維持さ
れているものとする。さて、第1の回転軸2及び第1の
中間リンク16が、第1の回転駆動機11により第1支
点O1 を中心として時計方向に角度θだけ回動される
と、第1の平行四節リンク19は第1支点O1 及び第2
支点O2 を支点としてY1 方向に並行に移動する。この
場合、第1の中間リンク16は第2リンク18に対して
第3支点O3 を中心として時計方向に角度θだけ回動さ
れた状態となる。これにより、回転伝達機構24を介し
て第2の中間リンク20、21が、第2リンク18に対
して第4支点O4 を中心として反時計方向に角度θだけ
回動されつつ、第2の平行四節リンク23が第4の支点
O4 ,O4 を支点としてY1 方向に並行に移動する。
【0038】上記において、ハンド用リンク22および
第1のハンド部材25に着目すれば、第1の中間リンク
16が第1支点O1 を中心として時計方向に角度θだけ
回動されると、第1の中間リンク16のY1 方向への位
置変位量の2倍だけ第1のハンド部材25がY1 方向へ
位置変位する。
【0039】すなわち、図8に示されるごとく、第1お
よび第3の支点O1 、O3 を通る直線が、直線O1 −X
1 に対して角度θ1 だけ傾むいている状態から、図9に
示されるごとく、第1の中間リンク16が第1支点O1
を中心として時計方向に角度θ、例えばθ=θ1 +θ2
だけ時計方向に回動されるものとする。この場合、図8
および図9に示されるごとく、同一のリンク長さに形成
された第1および第2の中間リンク16、17、20、
21のリンク長さをL1 、第3および第4の支点O3 ,
O4 のX方向の間隔をL2 とし、夫々の支点のX方向の
間隔を、例えば、図示のごとくX11乃至X16とすれば、 X12=X13=L1 COSθ1 X14=X16=L1 COSθ2 =L1 COS(θ−θ1 ) X13+L2 =X12+X11 X14+L2 =X16+X15 であるため、X11=L2 およびX15=L2 であることが
分かる。
【0040】すなわち、X11=X15=L2 であるため、
第1の中間リンク16が第1支点O1 を中心として時計
方向あるいは反時計方向に回動されると、ハンド用リン
ク22および第1のハンド部材25は、第5の支点O5
,O5 を通る同一直線上を、初期状態を維持しつつY
方向に移動される。結局、第1の平行クランク機構26
によりハンド用リンク22がY方向に移動する場合、ハ
ンド用リンク22は、第1支点O1 とハンド用リンク2
2とのなす水平方向の間隙L0 を維持しつつ、第5の支
点O5 ,O5 を通る同一直線上を、初期状態を維持しつ
つY方向に移動される。
【0041】さらに、図8および図9に示されるごと
く、第1の中間リンク16の回動前後における第1およ
び第3の支点O1 ,O3 のY方向の間隔を、例えば、Y
11およびY12とすれば、 Y11=L1 SINθ1 Y12=L1 SINθ2 =L1 SIN(θ−θ1 ) であって、第1の中間リンク16の回動により第3の支
点O3 は間隔(Y11+Y12)だけY1 方向に位置変位す
る。勿論、上記したように第1の中間リンク16が回動
すれば、同時に同じ角度だけ第2の中間リンク20、2
1が第4の支点O4 まわりに回動するため、上記のごと
く第1の中間リンク16が第1支点O1 を中心として、
例えば時計方向に角度θだけ回動されると、結局、第1
のハンド部材28は間隔2・(Y11+Y12)と大きくY
1 方向に位置変位する。
【0042】したがって、例えば図1(B)に示される
ごとく、第1のハンド部材25がY1 方向に直線移動す
るように、第1の平行クランク機構26が水平半径方向
に伸ばされた所定の位置で、第1のハンド部材25に対
して被加工物が搬入・搬出される。この後、第1の平行
クランク機構26が屈折されて、第1のハンド部材25
が第1支点O1 方向に引寄せられた状態、例えば図1
(A)に示される状態が、第1のハンド部材25の水平
旋回状態である。
【0043】さて、第1のハンド部材25が水平旋回状
態に配置されている場合に、第1および第2の回転駆動
機11、12が互いに同期して回転駆動されて、第1お
よび第2の回転軸2、3が同一方向に同一角速度で回転
されると、第1および第2の回転軸2、3に取付けられ
た第1の平行クランク機構26が全体として同一方向に
回転移動する。このため、図2および図4に示された状
態を維持しつつ、第1の平行クランク機構26が、図2
における第1支点O1 を中心として時計方向または反時
計方向に旋回される
【0044】このように第1のハンド部材28が適宜の
角度旋回された後、第1のハンド部材25が軸芯O1 を
通る水平方向に突出するように、第1の回転駆動機11
が回転駆動されて、第1のハンド部材25が被加工物の
搬入・搬出位置へと位置変位される。
【0045】勿論、この後第1のハンド部材25が、軸
芯O1 方向に引寄せられた水平旋回状態の位置に位置変
位されることはすでに説明した通りである。
【0046】ところで、図1乃至図4において、第1の
平行クランク機構26と垂直方向に離間して配設される
第2の平行クランク機構46も第1の平行クランク機構
26と同一の形態で作動される。すなわち、第4の回転
駆動機14が停止された状態で第3の回転駆動機13が
回転駆動されて、第2のハンド部材45が被加工物の搬
入・搬出位置へと水平方向に移動される。この後、第2
のハンド部材45が水平旋回状態に配置されている場合
に、第3および第4の回転駆動機13および14が互い
に同期して同一方向に回転駆動されて、第2の平行クラ
ンク機構46が全体として同一方向に移動される。勿
論、第1の平行クランク機構26と第2の平行クランク
機構46とは垂直方向に離間して配設されているため、
これらを個別に自在に作動させても相互に干渉すること
はない。
【0047】例えば、図1(A)に示されるごとく、第
1および第2の平行クランク機構26、46が各々屈折
され、この状態から、例えば、図10(A)に示される
ごとく、第2の平行クランク機構46が第1支点O1 を
中心として、反時計方向に90度旋回される。この後、
例えば、図10(B)に示されるごとく、第2の平行ク
ランク機構46により、第2のハンド部材45が水平半
径方向に伸ばされて、第2のハンド部材45に対して被
加工物が搬入・搬出される。
【0048】勿論、第1及び第2の平行クランク機構2
6,46に取付けられる第1および第2のハンド部材2
5,45は上下に離間して夫々ハンド用リンク22,4
2に突設されているため、第1および第2のハンド部材
25,45が自在に旋回および直線移動されても、これ
らのハンド部材25,45と平行クランク機構26,4
6とが当接することはない。
【0049】上記のごとくハンド部材が回転軸側に引き
寄せられた際に、ハンド部材の後方と回転軸とが半径方
向に間隙を有して、第1および第2の中間リンクが第1
支点を越えてハンド部材とは反対側の水平方向に傾けら
れるため、第1の中間リンクがハンド部材の待避方向と
突出方向とに大きい角度で回動され、かつ回転伝達機構
により第1の中間リンクの回転と同時に第2の中間リン
クが同じ角度だけ回動されるため、ハンド部材の待避状
態と被加工物を適宜の処理室へと搬送するハンド部材の
突出状態とに大きく位置変位させて、ハンド部材の水平
方向の直線移動ストロークを大きくすることができる。
すなわち、旋回中心から可及的に離間した突出状態にハ
ンド部材を位置変位させ得るにも拘わらず、ハンド部材
の水平旋回状態、すなわちハンド部材の待避状態におい
ては、ハンド部材が可及的に回転軸側に引き寄せられる
ため、装置として必要な旋回半径を可及的に小さく、す
なわちコンパクトにすることができる。
【0050】更に、第1および第2のハンド部材は上下
方向に離間して配置されるため、第1および第2のハン
ド部材は相互に干渉することがなく、しかも、第1およ
び第2のハンド部材が取付けられるハンド用リンクは、
従前のような回転伝達部材や回転連結具を用いることな
く、可及的に薄くできるリンク結合により支持されて、
結果として2個のハンド部材の基部側の高さH2 を小さ
くすることができるため、ハンド部材出入り用の真空処
理室の窓を可及的に小さくすることができる。
【0051】勿論、水平旋回軸の軸芯である第1支点を
支点としてハンド部材を水平方向に直線移動させるため
には、第1および第2の中間リンクを同一のリンク長さ
にする必要があるが、第2の平行四節リンクが第1の平
行四節リンクに対して外側にオフセットして配置されて
いるため、ハンド部材の基部側であるハンド用リンクの
第5の支点と第1の支点とが間隔L2 を維持しつつ、第
1支点を支点としてハンド部材が水平方向に直線移動す
ることができる。なお、上記のごとくハンド部材の基部
側であるハンド用リンクの第5の支点と第1の支点とが
間隔L2 を維持して配置されるため、第1および第2の
平行クランク機構を同軸として上下に配置することがで
きる。
【0052】勿論、前記第1および第2の回転駆動機と
前記第3および第4の回転駆動機とにより、第1および
第2のハンド部材が相互に干渉することなく、かつ夫々
任意に、自在に直線移動および旋回されるため、待ち時
間なく第1および第2のハンド部材により被加工物を適
宜の処理室に対して搬送することができ、生産性が向上
する。
【0053】更に、ハンド部材を回動させる機構が簡素
化され、かつ、第1乃至第4の回転軸は、垂直線を軸芯
として同軸に回転支持されているため、第1乃至第4の
回転軸を回転自在に支持する回転軸受および気密用の磁
性流体シールを夫々可及的に小径とすることができ、装
置がコンパクトとなり、かつ小径の回転軸受および小径
の磁性流体シールを使用するため装置が安価となる。
【0054】更に、第1および第2のハンド部材は相互
に干渉することがなく、かつ第1乃至第4の回転駆動機
は固定の枠体に取付けられているため、第1および第2
のハンド部材を角度に制限されることなく水平方向に旋
回させることができる。このため、第1および第2のハ
ンド部材は、旋回角度、すなわち旋回方向の回動角度の
確認が必要であった従来の装置に比較して、旋回角度に
関係なく自在位置に旋回されて被加工物の搬送を行なう
ことができるため、従来に比べて装置の使い勝手がよ
い。要するに、本第1の発明によればコンパクトで使い
勝手が良く、かつ安価で生産性の良好な2アーム方式の
搬送用ロボット装置を実現することができる。
【0055】なお、第10及び第11に示されるごと
く、第1及び第2の中間リンク間に配設される回転伝達
機構24は、第1の中間リンク16、17の第3支点O
3 と同軸に固定された、例えばプーリー24Cと、第2
の中間リンク20、21の第4支点O4 と同軸に固定さ
れたプーリー24Dと、このプーリー24C、24D間
に張設されたベルト24Eとににより構成することがで
きる。
【0056】図13および図14は本第2の発明の実施
例を示す図であって、上下方向に離間される第1および
第2のハンド部材25、45は、回転軸部を除く水平方
向に配置されたカバー47により区画された空間を位置
変位自在に移動される。このため、該カバー47の上側
に配置される平行クランク機構のごみや塵等が、下側に
配置される平行クランク機構、特に下側の平行クランク
機構により取扱われる被加工物上に落下して付着する虞
がなく、真空雰囲下で処理が行われる半導体製造装置等
の搬送用ロボット装置として、特に好適である。
【0057】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本第1の
発明に係る搬送用ロボット装置は、内側の第1リンクと
外側の第2リンクとを一対の第1の中間リンクで連結し
た第1の平行四節リンクと、前記第2リンクとハンド用
リンクとを一対の第2の中間リンクで連結した第2の平
行四節リンクとよりなる第1の平行クランク機構及び該
第1の平行クランク機構と実質的に同一構造の第2の平
行クランク機構が、上下に配置されてなる2アーム方式
の搬送用ロボット装置に置いて、固定の枠体と、水平旋
回軸の軸芯である第1支点のまわりで前記固定の枠体に
回転自在に同軸に支持された第1乃至第4の回転軸と、
前記固定の枠体に取付けられて、前記第1乃至第4の回
転軸に各々連結された第1乃至第4の回転駆動機とを具
備し、前記第1及び第2の平行クランク機構は、各々の
第1の平行四節リンクにおける一個の関節が前記第1支
点と同軸に配置されて、各々の第1リンクと第1の中間
リンクの基端部の一方側とが前記第1乃至第4の回転軸
に取付けられ、第1及び第2の中間リンクが同一のリン
ク長さに形成され、各々の第2の平行四節リンクが第1
の平行四節リンクに対して外側にオフセットして配置さ
れて、前記回転軸に対して水平方向に間隙を有する各々
のハンド用リンクの自由端部に上下方向に離間する第1
および第2のハンド部材が突設され、第1および第2の
中間リンク間に回転伝達機構が配置されて、ハンド部材
が回転軸側に引き寄せられた際に、ハンド部材の後方と
回転軸とが半径方向に間隙を有して、第1および第2の
中間リンクが第1支点を越えてハンド部材とは反対側の
水平方向に傾けられ、該第1および第2のハンド部材が
第1支点を通る水平方向に適宜に直線移動されると共
に、該第1および第2のハンド部材が第1支点を中心と
して自在に旋回されるため、ハンド部材を回動させる機
構が簡素化され、かつ、第1乃至第4の回転軸は、垂直
線を軸芯として同軸に回転支持されているため、第1乃
至第4の回転軸を回転自在に支持する回転軸受を可及的
に小径とすることができ、装置としての平面的スペース
がコンパクトとなり、しかも小径の回転軸受を使用する
ため装置が安価となる。
【0058】さらに、ハンド部材が回転軸側に引き寄せ
られた際に、ハンド部材の後方と回転軸とが半径方向に
間隙を有して、第1および第2の中間リンクが第1支点
を越えてハンド部材とは反対側の水平方向に傾けられる
ため、第1の中間リンクがハンド部材の待避方向と突出
方向とに大きい角度で回動され、かつ回転伝達機構によ
り第1の中間リンクの回転と同時に第2の中間リンクが
同じ角度だけ回動されるため、ハンド部材の待避状態と
被加工物を適宜の処理室へと搬送するハンド部材の突出
状態とに大きく位置変位させて、ハンド部材の水平方向
の直線移動ストロークを大きくすることができ、旋回中
心から可及的に離間した突出状態にハンド部材を位置変
位させ得るにも拘わらず、ハンド部材の水平旋回状態、
すなわちハンド部材の待避状態においては、ハンド部材
が可及的に回転軸側に引き寄せられるため、装置として
必要な旋回半径を可及的に小さく、すなわちコンパクト
にすることができる。
【0059】更に、第1および第2のハンド部材は上下
方向に離間して配置されるため、第1および第2のハン
ド部材は相互に干渉することがなく、しかも、第1およ
び第2のハンド部材が取付けられるハンド用リンクは、
従前のような回転伝達部材や回転連結具を用いることな
く、可及的に薄くできるリンク結合により支持されて、
結果として2個のハンド部材の基部側の高さH2 を小さ
くすることができるため、ハンド部材出入り用の真空処
理室の窓を可及的に小さくすることができる。
【0060】勿論、水平旋回軸の軸芯である第1支点を
支点としてハンド部材を水平方向に直線移動させるため
には、第1および第2の中間リンクを同一のリンク長さ
にする必要があるが、第2の平行四節リンクが第1の平
行四節リンクに対して外側にオフセットして配置されて
いるため、ハンド部材の基部側であるハンド用リンクの
第5の支点と第1の支点とが間隔L2 を維持しつつ、第
1支点を支点としてハンド部材が水平方向に直線移動す
ることができる。なお、上記のごとくハンド部材の基部
側であるハンド用リンクの第5の支点と第1の支点とが
間隔L2 を維持して配置されるため、第1および第2の
平行クランク機構を同軸として上下に配置することがで
きる。
【0061】勿論、前記第1および第2の回転駆動機と
前記第3および第4の回転駆動機とにより、第1および
第2のハンド部材が相互に干渉することなく、かつ夫々
任意に、自在に直線移動および旋回されるため、待ち時
間なく第1および第2のハンド部材により被加工物を適
宜の処理室に対して搬送することができ、生産性が向上
する。
【0062】更に、第1および第2のハンド部材は相互
に干渉することがなく、かつ第1乃至第4の回転駆動機
は固定の枠体に取付けられているため、第1および第2
のハンド部材を角度に制限されることなく水平方向に旋
回させることができる。このため、第1および第2のハ
ンド部材は、旋回角度、すなわち旋回方向の回動角度の
確認が必要であった従来の装置に比較して、旋回角度に
関係なく自在位置に旋回されて被加工物の搬送を行なう
ことができるため、従来に比べて装置の使い勝手がよ
い。要するに、本第1の発明によればコンパクトで使い
勝手が良く、かつ安価で生産性の良好な2アーム方式の
搬送用ロボット装置を実現することができる。
【0063】さらに本第2の発明によれば、上下方向に
離間される第1および第2のハンド部材は、回転軸部を
除く水平方向に配置されたカバーにより区画された空間
を位置変位自在に移動されるため、該カバーの上側に配
置される平行クランク機構のごみや塵等が、下側に配置
される平行クランク機構、特に下側の平行クランク機構
により取扱われる被加工物上に落下して付着する虞がな
い。
【0064】さらに本第3の発明によれば、第1乃至第
4の回転軸を同軸に回転自在に支持する、特に高価な気
密用の磁性流体シールを可及的に小径とすることができ
るため装置が安価となる。このため、真空雰囲下で処理
が行われる半導体製造装置等の搬送用ロボット装置とし
て、特に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す斜視図で、図1(A)は
第1及び第2の平行クランク機構26,46が屈曲され
た旋回状態を示す図であり、図1(B)は第1の平行ク
ランク機構26により第1のハンド部材25が直線移動
される状態を示す図である。
【図2】図1の平面図
【図3】図1の正面図
【図4】図3における縦断面正面図
【図5】図3におけるV−V線断面図
【図6】図3におけるVI−VI線断面図
【図7】図3におけるVII −VII 線断面図
【図8】図3の要部の動作状態を説明するための平面図
【図9】図3の要部の動作状態を説明するための平面図
【図10】図1の動作状態を説明するための斜視図で、
図10(A)は第2の平行クランク機構46により、第
2のハンド部材45が旋回された状態を示す図であり、
図10(B)は第2の平行クランク機構46により、第
2のハンド部材45が直線移動される状態を示す図であ
る。
【図11】図3の要部の変形例を示す拡大平面図
【図12】図11におけるXI−XI線断面図
【図13】本発明の他の実施例を示す正面図
【図14】図13の平面図
【図15】従来例を示す要部断面正面図
【図16】図15の縦断面側面図
【図17】図15の動作状態を説明するための平面図
【図18】図15の使用状態を説明するための平面図
【符号の説明】 1 固定の枠体 2乃至5 第1乃至第4の回転軸 6乃至9 気密用の磁性流体シール 11乃至14 第1乃至第4の回転駆動機 15,35 第1リンク 16,17 対をなす第1の中間リンク 36,37 対をなす第1の中間リンク 18,38 第2リンク 19,39 第1の平行四節リンク 20,21 対をなす第2の中間リンク 40,41 対をなす第2の中間リンク 22,42 ハンド用リンク 23,43 第2の平行四節リンク 24,44 回転伝達機構 25 第1のハンド部材 26 第1の平行クランク機構 45 第2のハンド部材 46 第2の平行クランク機構 47 カバー O1 水平旋回軸の軸芯である第1支点 O2 第2支点 O3 第3支点 O4 第4支点 O5 第5支点

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内側の第1リンクと外側の第2リンクと
    を一対の第1の中間リンクで連結した第1の平行四節リ
    ンクと、前記第2リンクとハンド用リンクとを一対の第
    2の中間リンクで連結した第2の平行四節リンクとより
    なる第1の平行クランク機構及び該第1の平行クランク
    機構と実質的に同一構造の第2の平行クランク機構が、
    上下に配置されてなる2アーム方式の搬送用ロボット装
    置に置いて、 固定の枠体と、水平旋回軸の軸芯である第1支点のまわ
    りで前記固定の枠体に回転自在に同軸に支持された第1
    乃至第4の回転軸と、前記固定の枠体に取付けられて、
    前記第1乃至第4の回転軸に各々連結された第1乃至第
    4の回転駆動機とを具備し、 前記第1及び第2の平行クランク機構は、各々の第1の
    平行四節リンクにおける一個の関節が前記第1支点と同
    軸に配置されて、各々の第1リンクと第1の中間リンク
    の基端部の一方側とが前記第1乃至第4の回転軸に取付
    けられ、第1及び第2の中間リンクが同一のリンク長さ
    に形成され、各々の第2の平行四節リンクが第1の平行
    四節リンクに対して外側にオフセットして配置されて、
    前記回転軸に対して水平方向に間隙を有する各々のハン
    ド用リンクの自由端部に上下方向に離間する第1および
    第2のハンド部材が突設され、第1および第2の中間リ
    ンク間に回転伝達機構が配置されて、 ハンド部材が回転軸側に引き寄せられた際に、ハンド部
    材の後方と回転軸とが半径方向に間隙を有して、第1お
    よび第2の中間リンクが第1支点を越えてハンド部材と
    は反対側の水平方向に傾けられ、 該第1および第2のハンド部材が第1支点を通る水平方
    向に適宜に直線移動されると共に、該第1および第2の
    ハンド部材が第1支点を中心として自在に旋回されるこ
    とを特徴とする2アーム方式の搬送用ロボット装置。
  2. 【請求項2】 前記上下方向に離間される第1および第
    2のハンド部材は、回転軸部を除く水平方向に配置され
    たカバーにより区画された空間を位置変位自在に移動さ
    れる請求項1記載の2アーム方式の搬送用ロボット装
    置。
  3. 【請求項3】 前記同軸に支持された第1乃至第4の回
    転軸は、気密用の磁性流体シールを介して回転自在に支
    持されてなる請求項1又は2に記載の2アーム方式の搬
    送用ロボット装置。
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