JPH11115376A - 複式筆記具 - Google Patents
複式筆記具Info
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- JPH11115376A JPH11115376A JP9291805A JP29180597A JPH11115376A JP H11115376 A JPH11115376 A JP H11115376A JP 9291805 A JP9291805 A JP 9291805A JP 29180597 A JP29180597 A JP 29180597A JP H11115376 A JPH11115376 A JP H11115376A
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- JP
- Japan
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- shaft
- tip
- writing
- ink
- ball
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- Pens And Brushes (AREA)
- Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 少なくとも1種を撹拌する必要が無く、容器
の側面を押圧したりする煩わしさの無い誤字修正用のボ
ールペンとした2種のボールペン筆記体を搭載して、使
い勝手性を満足した軸筒の太さで、筆記体を内蔵するた
めのスペースを広く確保することの出来る複式筆記具を
提供可能とする。 【解決手段】 少なくともボールペン筆記体の1種は酸
化チタン、高分子中空微粒子等の白色顔料とゲル化剤を
含み、顔料の沈降が防止されると共に流動性が損なわれ
ないように配合された白色顔料インキが充填されて成
り、又、先軸58と中軸30により構成される軸筒が長
円筒状と成され、長円筒状の長手方向に対向して軸筒内
周に略内接状態に配設された一対の摺動体48a,48
bと、摺動体を交互に前後動させるカム機構部とを有し
てそれぞれの摺動体の前方に筆記体が接続され、摺動体
と連動してそれぞれの筆記体の先端部が軸筒の先端口か
ら出没可能となる。
の側面を押圧したりする煩わしさの無い誤字修正用のボ
ールペンとした2種のボールペン筆記体を搭載して、使
い勝手性を満足した軸筒の太さで、筆記体を内蔵するた
めのスペースを広く確保することの出来る複式筆記具を
提供可能とする。 【解決手段】 少なくともボールペン筆記体の1種は酸
化チタン、高分子中空微粒子等の白色顔料とゲル化剤を
含み、顔料の沈降が防止されると共に流動性が損なわれ
ないように配合された白色顔料インキが充填されて成
り、又、先軸58と中軸30により構成される軸筒が長
円筒状と成され、長円筒状の長手方向に対向して軸筒内
周に略内接状態に配設された一対の摺動体48a,48
bと、摺動体を交互に前後動させるカム機構部とを有し
てそれぞれの摺動体の前方に筆記体が接続され、摺動体
と連動してそれぞれの筆記体の先端部が軸筒の先端口か
ら出没可能となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、少なくとも1種を誤字
修正用のボールペンとした2種のボールペン筆記体を搭
載して、回転操作によってそれぞれの筆記先端部が先端
口から交互に出没可能と成された複式筆記具に関する。
修正用のボールペンとした2種のボールペン筆記体を搭
載して、回転操作によってそれぞれの筆記先端部が先端
口から交互に出没可能と成された複式筆記具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ボールペン等の複数の筆記体を
搭載して、軸先から選択的にその筆記先端部を出没可能
とした複式筆記具が知られている。又、複式筆記具の筆
記先端部の出没機構としては、ノック式のもの、筆記具
の軸筒側面から貫出したスライダーを交互に摺動させる
スライダー式のもの、傾斜面を備えたカム筒を回転させ
て行うカム式のもの等種々知られている。従来の出没機
構は、筆記体を軸筒内に戻すためのリターンスプリング
を内蔵しているため、構造が複雑で、部品点数も多く、
コスト高となる問題がある。又、誤字等を修正するため
に白色顔料を用いた液体塗布具が知られている。このも
のは、白色顔料と溶剤が分離しやすい為にこの種の液体
塗布具は可撓性のある容器にインキとボール等が封入さ
れており、使用に際して振って撹拌する必要がある。
又、インキを吐出する為に容器の側面を押圧して行う
が、インキ残量が少なくなった時には容器の側壁を強く
押してもインキが吐出されないという苛立たしさがあ
る。
搭載して、軸先から選択的にその筆記先端部を出没可能
とした複式筆記具が知られている。又、複式筆記具の筆
記先端部の出没機構としては、ノック式のもの、筆記具
の軸筒側面から貫出したスライダーを交互に摺動させる
スライダー式のもの、傾斜面を備えたカム筒を回転させ
て行うカム式のもの等種々知られている。従来の出没機
構は、筆記体を軸筒内に戻すためのリターンスプリング
を内蔵しているため、構造が複雑で、部品点数も多く、
コスト高となる問題がある。又、誤字等を修正するため
に白色顔料を用いた液体塗布具が知られている。このも
のは、白色顔料と溶剤が分離しやすい為にこの種の液体
塗布具は可撓性のある容器にインキとボール等が封入さ
れており、使用に際して振って撹拌する必要がある。
又、インキを吐出する為に容器の側面を押圧して行う
が、インキ残量が少なくなった時には容器の側壁を強く
押してもインキが吐出されないという苛立たしさがあ
る。
【0003】一方、従来知られている油性ボールペン
は、それに使用するインキが粘度が数千mPa・S以上
の高粘度のために、ペン先からインキが流出する際にボ
ールが回転する時の抵抗が大きいため書き味が悪い欠点
がある。又、筆記の際に先端から流出するインキ量は少
なく、ボテ現象があり、筆記描線のムラがあり筆跡濃度
が薄いこと、高い筆記圧が必要なことなどの問題があ
る。この油性ボールペンの改良として、最近、上記の水
性と油性との中間粘度領域(数mPa・S〜数千mPa
・S)のインキを用いる中粘度と呼ばれる水性インキ用
ボールペンが開発されている。このものは、先端ボール
の回転によって粘度が低下してインキがスムーズに流出
する特性、所謂剪断減粘性を有する相対的に低粘性の水
性のインキを用いたボールペンである。しかしながら、
このものはインキが乾燥しやすい欠点があるために通常
は筆記先端部をシールするキャップが必要である。又、
インキの流出量が多くなり、筆記寿命を延ばすためにイ
ンキ収容管の径を太くしてインキの充填量を多くする必
要がある。
は、それに使用するインキが粘度が数千mPa・S以上
の高粘度のために、ペン先からインキが流出する際にボ
ールが回転する時の抵抗が大きいため書き味が悪い欠点
がある。又、筆記の際に先端から流出するインキ量は少
なく、ボテ現象があり、筆記描線のムラがあり筆跡濃度
が薄いこと、高い筆記圧が必要なことなどの問題があ
る。この油性ボールペンの改良として、最近、上記の水
性と油性との中間粘度領域(数mPa・S〜数千mPa
・S)のインキを用いる中粘度と呼ばれる水性インキ用
ボールペンが開発されている。このものは、先端ボール
の回転によって粘度が低下してインキがスムーズに流出
する特性、所謂剪断減粘性を有する相対的に低粘性の水
性のインキを用いたボールペンである。しかしながら、
このものはインキが乾燥しやすい欠点があるために通常
は筆記先端部をシールするキャップが必要である。又、
インキの流出量が多くなり、筆記寿命を延ばすためにイ
ンキ収容管の径を太くしてインキの充填量を多くする必
要がある。
【0004】又、上記油性ボールペンの改良として、耐
乾燥性に優れた低粘度の油性インキを用いたボールペン
が考えられるが、やはりインキの流出量が多くなり、筆
記寿命を延ばすためにインキ収容管の径を太くしてイン
キの充填量を多くする必要がある。又、インキの粘度が
低いために、チップ側を下向きにした場合に先端ボール
とチップ抱持部の隙間が生じるとインキが滲みでる(直
流)が生じたり、筆記時にインキの流出量が多くなる欠
点がある。
乾燥性に優れた低粘度の油性インキを用いたボールペン
が考えられるが、やはりインキの流出量が多くなり、筆
記寿命を延ばすためにインキ収容管の径を太くしてイン
キの充填量を多くする必要がある。又、インキの粘度が
低いために、チップ側を下向きにした場合に先端ボール
とチップ抱持部の隙間が生じるとインキが滲みでる(直
流)が生じたり、筆記時にインキの流出量が多くなる欠
点がある。
【0005】一方、剪断減粘性を有した中粘度の水性あ
るいは低粘度の油性ボールペンはインキ収容管が太くな
るために通常の太さの複式筆記具に搭載した場合、筆記
体間の自由度がなく突出する筆記体の先端部が軸筒の先
端孔にスムーズに求心されず、作動が阻害されて筆記先
端部の出没が不可となる。従って、作動を可能とするた
めに軸筒が極端に太くなって、使い勝手が悪くなる欠点
がある。又、筆記体の先端部を突出したままポケット等
に差すとインキを吸い出して服を汚してしまう危険があ
る。
るいは低粘度の油性ボールペンはインキ収容管が太くな
るために通常の太さの複式筆記具に搭載した場合、筆記
体間の自由度がなく突出する筆記体の先端部が軸筒の先
端孔にスムーズに求心されず、作動が阻害されて筆記先
端部の出没が不可となる。従って、作動を可能とするた
めに軸筒が極端に太くなって、使い勝手が悪くなる欠点
がある。又、筆記体の先端部を突出したままポケット等
に差すとインキを吸い出して服を汚してしまう危険があ
る。
【0006】上記、中粘度の水性インキ、低粘度の油性
インキの何れも低粘性であることからインキが逆流や直
流しやすい現象がある。インキが逆流や直流を起こすと
衣類などを汚す危険がある。又、落下やノック衝撃で筆
記掠れが生じやすい欠点がある。又、中粘度の水性ボー
ルペンは、通常インキ収容管後端に、グリース状の半透
明不乾性物質やシリコンゴム等の追従体が液密状に設け
られるので、インキ蒸発防止の問題はペン先、即ちボー
ルとホルダーの間隙からの蒸発低減化を考えればよい。
例えば、油性ボールペンのように蒸気圧がかなり低い溶
剤を主として用いれば、インキの蒸発は考慮しないです
む。
インキの何れも低粘性であることからインキが逆流や直
流しやすい現象がある。インキが逆流や直流を起こすと
衣類などを汚す危険がある。又、落下やノック衝撃で筆
記掠れが生じやすい欠点がある。又、中粘度の水性ボー
ルペンは、通常インキ収容管後端に、グリース状の半透
明不乾性物質やシリコンゴム等の追従体が液密状に設け
られるので、インキ蒸発防止の問題はペン先、即ちボー
ルとホルダーの間隙からの蒸発低減化を考えればよい。
例えば、油性ボールペンのように蒸気圧がかなり低い溶
剤を主として用いれば、インキの蒸発は考慮しないです
む。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、撹拌
する必要が無く、容器の側面を押圧したり、一々キャッ
プを着脱する煩わしさの無い誤字修正用のボールペンを
提供可能とする。又、少なくとも1種を誤字修正用のボ
ールペンとした2種のボールペン筆記体を軸筒内に搭載
して、軸筒先端から夫々の筆記体の筆記先端部を選択的
に出没可能とし、製造コスト、使い勝手性に優れた複式
筆記具を提供可能とする。又、インキの逆流、直流現象
が生じず、筆記先端部の耐乾燥性が維持されてキャップ
なしで放置することができ、又、落下衝撃、上向き筆記
によるインキの逆流やインキの直流を防止されると共
に、筆記先端部が軸先から突出したままポケットに差し
ても服等を汚す危険のない複式筆記具を提供可能とする
ものである。
する必要が無く、容器の側面を押圧したり、一々キャッ
プを着脱する煩わしさの無い誤字修正用のボールペンを
提供可能とする。又、少なくとも1種を誤字修正用のボ
ールペンとした2種のボールペン筆記体を軸筒内に搭載
して、軸筒先端から夫々の筆記体の筆記先端部を選択的
に出没可能とし、製造コスト、使い勝手性に優れた複式
筆記具を提供可能とする。又、インキの逆流、直流現象
が生じず、筆記先端部の耐乾燥性が維持されてキャップ
なしで放置することができ、又、落下衝撃、上向き筆記
によるインキの逆流やインキの直流を防止されると共
に、筆記先端部が軸先から突出したままポケットに差し
ても服等を汚す危険のない複式筆記具を提供可能とする
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係る複式筆記具は、先端ボールがチップ先端のボール抱
持部の内縁に常時はバネで押圧されて密接し、筆記時に
筆圧で密接状態が解除されるように設けられたチップ
と、後方にインキ収容部が比較的大きな横断面積を有し
た非変形のインキ収容管を有し、該インキ収容管内にイ
ンキが充填され、更にインキの後端に筆記に伴うインキ
の消耗に追随して移動する追従体が設けられて成るボー
ルペン筆記体と、当該ボールペン筆記体を2種搭載して
成る複式筆記具に於いて、少なくともボールペン筆記体
の1種は酸化チタン、高分子中空微粒子等の白色顔料と
ゲル化剤を含み、顔料の沈降が防止されると共に流動性
が損なわれないように配合された白色顔料インキが充填
されて成り、又、先軸と中軸により構成される軸筒が長
円筒状と成され、長円筒状の長手方向に対向して軸筒内
周に略内接状態に配設された一対の摺動体と、摺動体を
交互に前後動させるカム機構部とを有してそれぞれの摺
動体の前方に筆記体が接続され、摺動体と連動してそれ
ぞれの筆記体の先端部が軸筒の先端口から出没可能と成
る。
係る複式筆記具は、先端ボールがチップ先端のボール抱
持部の内縁に常時はバネで押圧されて密接し、筆記時に
筆圧で密接状態が解除されるように設けられたチップ
と、後方にインキ収容部が比較的大きな横断面積を有し
た非変形のインキ収容管を有し、該インキ収容管内にイ
ンキが充填され、更にインキの後端に筆記に伴うインキ
の消耗に追随して移動する追従体が設けられて成るボー
ルペン筆記体と、当該ボールペン筆記体を2種搭載して
成る複式筆記具に於いて、少なくともボールペン筆記体
の1種は酸化チタン、高分子中空微粒子等の白色顔料と
ゲル化剤を含み、顔料の沈降が防止されると共に流動性
が損なわれないように配合された白色顔料インキが充填
されて成り、又、先軸と中軸により構成される軸筒が長
円筒状と成され、長円筒状の長手方向に対向して軸筒内
周に略内接状態に配設された一対の摺動体と、摺動体を
交互に前後動させるカム機構部とを有してそれぞれの摺
動体の前方に筆記体が接続され、摺動体と連動してそれ
ぞれの筆記体の先端部が軸筒の先端口から出没可能と成
る。
【0009】又、請求項2に記載の発明に係る複式筆記
具は、請求項1に記載の複式筆記具に於いて、中軸の長
円筒部の後方に円筒部を設け、その円筒部の内孔に中軸
に対し略180度の範囲で回転可能に配設されると共に
軸周面にカム溝が形成された回転軸と、円筒部の外周に
被嵌されると共に円筒部の後端に突出した回転軸の後端
部に一体的に設けられた後軸と、中軸に対し後軸が回転
可能に保持されて、前記回転軸のカム溝と係合する突起
部がそれぞれ対向する内側に形成された一対の摺動体が
中軸の内孔に前後動のみ可能に案内され、後軸の回転に
伴う回転軸の回転でそれぞれの摺動体が交互に前後動可
能となる。
具は、請求項1に記載の複式筆記具に於いて、中軸の長
円筒部の後方に円筒部を設け、その円筒部の内孔に中軸
に対し略180度の範囲で回転可能に配設されると共に
軸周面にカム溝が形成された回転軸と、円筒部の外周に
被嵌されると共に円筒部の後端に突出した回転軸の後端
部に一体的に設けられた後軸と、中軸に対し後軸が回転
可能に保持されて、前記回転軸のカム溝と係合する突起
部がそれぞれ対向する内側に形成された一対の摺動体が
中軸の内孔に前後動のみ可能に案内され、後軸の回転に
伴う回転軸の回転でそれぞれの摺動体が交互に前後動可
能となる。
【0010】又、請求項3に記載の発明に係る複式筆記
具は、請求項1に記載の複式筆記具に於いて、中軸の長
円筒部の後方に円筒部を設け、その円筒部の内孔に中軸
に対し略180度の範囲で回転可能に配設されると共に
軸周面前方に2箇所で突起部が形成された回転軸と、円
筒部の外周に被嵌されると共に円筒部の後端に突出した
回転軸の後端部に一体的に設けられた後軸と、中軸に対
し後軸が回転可能に保持されて、前記回転軸の突起部と
係合する傾斜状のカム溝がそれぞれ対向する内側に形成
された一対の摺動体が中軸の内孔に前後動のみ可能に案
内され、後軸の回転に伴う回転軸の回転で摺動体が交互
に前後動可能となる。
具は、請求項1に記載の複式筆記具に於いて、中軸の長
円筒部の後方に円筒部を設け、その円筒部の内孔に中軸
に対し略180度の範囲で回転可能に配設されると共に
軸周面前方に2箇所で突起部が形成された回転軸と、円
筒部の外周に被嵌されると共に円筒部の後端に突出した
回転軸の後端部に一体的に設けられた後軸と、中軸に対
し後軸が回転可能に保持されて、前記回転軸の突起部と
係合する傾斜状のカム溝がそれぞれ対向する内側に形成
された一対の摺動体が中軸の内孔に前後動のみ可能に案
内され、後軸の回転に伴う回転軸の回転で摺動体が交互
に前後動可能となる。
【0011】又、請求項4に記載の発明に係る複式筆記
具は、請求項2及び3に記載の複式筆記具に於いて、中
軸の長円筒部と後軸の前方が略同形の長円筒状と成さ
れ、中軸の長円筒部後端の長径部側縁に縁部が設けら
れ、後軸の短径部の一側面にクリップが設けられて、筆
記体の先端部が軸筒の先端口から突出した状態で、クリ
ップの長手方向前端が前記中軸の縁部に係合してクリッ
プのポケット等への装着が不可と成り、筆記体の先端部
が軸筒内に収納された状態で、中軸の長円筒部後端の短
径部にクリップの先端部が位置してポケット等への装着
が可能となる。
具は、請求項2及び3に記載の複式筆記具に於いて、中
軸の長円筒部と後軸の前方が略同形の長円筒状と成さ
れ、中軸の長円筒部後端の長径部側縁に縁部が設けら
れ、後軸の短径部の一側面にクリップが設けられて、筆
記体の先端部が軸筒の先端口から突出した状態で、クリ
ップの長手方向前端が前記中軸の縁部に係合してクリッ
プのポケット等への装着が不可と成り、筆記体の先端部
が軸筒内に収納された状態で、中軸の長円筒部後端の短
径部にクリップの先端部が位置してポケット等への装着
が可能となる。
【0012】
【実施例】先ず、図1乃至図7は本発明の実施例1を示
している。図1に於いて、2種のボールペン筆記体1
a、1bが設けられている。又、少なくともボールペン
筆記体の1種に適用されるインキは、酸化チタン、高分
子中空微粒子等の白色顔料とゲル化剤を含み、顔料の沈
降が防止されると共に流動性が損なわれないように配合
された白色顔料インキである。又、通常2種目は低粘度
インキ(所謂剪断減粘性を有した水性又は低粘度の油性
インキ)が充填された黒、青等のボールペン筆記体であ
る。
している。図1に於いて、2種のボールペン筆記体1
a、1bが設けられている。又、少なくともボールペン
筆記体の1種に適用されるインキは、酸化チタン、高分
子中空微粒子等の白色顔料とゲル化剤を含み、顔料の沈
降が防止されると共に流動性が損なわれないように配合
された白色顔料インキである。又、通常2種目は低粘度
インキ(所謂剪断減粘性を有した水性又は低粘度の油性
インキ)が充填された黒、青等のボールペン筆記体であ
る。
【0013】又、図1に示す複式筆記具は、筆記具機構
を収納する先軸58及び中軸30と中軸の後端に配設さ
れた後軸39とからなる。又、中軸30の前端と先軸5
8の後端にそれぞれ係合部32と59が設けられ、相互
が係合して中軸と先軸が一体化され、必要に応じて取り
外されて筆記体の交換などを行う。尚、軸筒とは、先軸
と後軸で構成され、筆記体の交換が不要の場合等では先
軸と後軸は一体の軸筒となる。
を収納する先軸58及び中軸30と中軸の後端に配設さ
れた後軸39とからなる。又、中軸30の前端と先軸5
8の後端にそれぞれ係合部32と59が設けられ、相互
が係合して中軸と先軸が一体化され、必要に応じて取り
外されて筆記体の交換などを行う。尚、軸筒とは、先軸
と後軸で構成され、筆記体の交換が不要の場合等では先
軸と後軸は一体の軸筒となる。
【0014】又、先軸58の後方部と中軸30の大部分
は長円筒状に成されている。又、中軸の長円筒部30d
の短径方向の両側面は略平である平坦部30fと成って
いる。又、長円筒部30dの後方に円筒部30cが設け
られ、長円筒部30d後端の長径部側縁に縁部30eが
形成されている。又、円筒部30cの内孔後端の内周に
後述する回転軸33の回転範囲を規制する回り止め用の
リブ30aが形成されると共に段部30bを有し、又、
円筒部30cの前方内周部に90度間隔にあいて軸方向
に形成された4本のガイド用の溝57が形成されてい
る。又、前記長円筒部30dの内周部にも後端から前端
に向かって90度間隔にあいて軸方向に形成された4本
のガイド用の溝56が形成されている。
は長円筒状に成されている。又、中軸の長円筒部30d
の短径方向の両側面は略平である平坦部30fと成って
いる。又、長円筒部30dの後方に円筒部30cが設け
られ、長円筒部30d後端の長径部側縁に縁部30eが
形成されている。又、円筒部30cの内孔後端の内周に
後述する回転軸33の回転範囲を規制する回り止め用の
リブ30aが形成されると共に段部30bを有し、又、
円筒部30cの前方内周部に90度間隔にあいて軸方向
に形成された4本のガイド用の溝57が形成されてい
る。又、前記長円筒部30dの内周部にも後端から前端
に向かって90度間隔にあいて軸方向に形成された4本
のガイド用の溝56が形成されている。
【0015】回転軸33は大径部36の前方に小径部3
4を有し、小径部34の周面に螺旋状のカム溝35が形
成されている。又、前記大径部36の後方に縮径した軸
部を有し、その軸部の前方外周に突状の係止部37が、
後端に所要箇所で回転止め溝38が設けられている。
又、前記大径部36の周面に、上記リブ30aが係合し
て中軸30との間において通常は120〜180度の範
囲で回転軸33を回転規制する溝36aが設けられてい
る。(図3参照)尚、回転軸33の回転角度を大きくす
れば回転抵抗が小さくなって操作し易くなる利点がある
が、回転角度が大きくなることでアクションが大きくな
る点は操作上の欠点となる。従って、回転角度は軸筒の
径が小さい場合は180度寄りに、径が大きい場合は1
20度寄りに設計都合で選択される。
4を有し、小径部34の周面に螺旋状のカム溝35が形
成されている。又、前記大径部36の後方に縮径した軸
部を有し、その軸部の前方外周に突状の係止部37が、
後端に所要箇所で回転止め溝38が設けられている。
又、前記大径部36の周面に、上記リブ30aが係合し
て中軸30との間において通常は120〜180度の範
囲で回転軸33を回転規制する溝36aが設けられてい
る。(図3参照)尚、回転軸33の回転角度を大きくす
れば回転抵抗が小さくなって操作し易くなる利点がある
が、回転角度が大きくなることでアクションが大きくな
る点は操作上の欠点となる。従って、回転角度は軸筒の
径が小さい場合は180度寄りに、径が大きい場合は1
20度寄りに設計都合で選択される。
【0016】又、摺動体48a,48bは先部49a,
49bと後部50a,50bで形成され、先部49a,
49b前端の軸心に挿入孔が設けられ、それぞれの挿入
孔内にボス54a,54bが形成されており、そのボス
の外周に後述するボールペン筆記体1a,1bの後端内
孔部が止着されている。又、ボス54a,54bの外周
には通気溝55a,55bが形成されており、ボールペ
ン筆記体1a,1bの後端内孔部に通気が可能と成され
ている又、後部50a,50bの後方の内面側には回転
軸33の回転に伴うカム溝35の押圧で夫々の摺動体が
前後動するための突起部51a,51bが形成されてい
る。又、摺動体の先部49a,49bの外周には、上記
中軸の長円筒部30dの内周に形成されたガイド用の溝
56に回転止め係合するリブ53a,53bが設けられ
ている。(尚、相互間の溝とリブは入れ替えで形成する
ことも可能である)又、摺動体の後部50a,50bの
外周にも、上記中軸の円筒部30cの内周に形成された
ガイド用の溝57に回転止め係合するリブ52a,52
bが設けられている。(尚、相互間の溝とリブは入れ替
えで形成することも可能である)従って、摺動体48
a,48bの外周に設けたリブが中軸30の内周に設け
たガイド用の溝と夫々噛み合うことにより、摺動体48
a,48bを円滑に前後動させる。又、従来例でよく示
される、相対向する2つのガイド溝を有したガイド筒を
取付ける複雑な構成を必要としない利点がある。
49bと後部50a,50bで形成され、先部49a,
49b前端の軸心に挿入孔が設けられ、それぞれの挿入
孔内にボス54a,54bが形成されており、そのボス
の外周に後述するボールペン筆記体1a,1bの後端内
孔部が止着されている。又、ボス54a,54bの外周
には通気溝55a,55bが形成されており、ボールペ
ン筆記体1a,1bの後端内孔部に通気が可能と成され
ている又、後部50a,50bの後方の内面側には回転
軸33の回転に伴うカム溝35の押圧で夫々の摺動体が
前後動するための突起部51a,51bが形成されてい
る。又、摺動体の先部49a,49bの外周には、上記
中軸の長円筒部30dの内周に形成されたガイド用の溝
56に回転止め係合するリブ53a,53bが設けられ
ている。(尚、相互間の溝とリブは入れ替えで形成する
ことも可能である)又、摺動体の後部50a,50bの
外周にも、上記中軸の円筒部30cの内周に形成された
ガイド用の溝57に回転止め係合するリブ52a,52
bが設けられている。(尚、相互間の溝とリブは入れ替
えで形成することも可能である)従って、摺動体48
a,48bの外周に設けたリブが中軸30の内周に設け
たガイド用の溝と夫々噛み合うことにより、摺動体48
a,48bを円滑に前後動させる。又、従来例でよく示
される、相対向する2つのガイド溝を有したガイド筒を
取付ける複雑な構成を必要としない利点がある。
【0017】そして、回転軸33は上記摺動体48a,
48bの突起部51a,51bをカム溝35に係合させ
た状態で中軸30の内孔に挿入され、大径部36の後端
が中軸の段部30bに当接されると共に回転軸33の後
端軸部に後軸39が一体となるように止着される。即
ち、上記回転軸の係止部37が後軸39内孔の係止溝4
4に係合し、回転止め溝38が後軸内孔後端の回転止め
リブ40に係合して回転軸33と後軸39は一体に固定
されて、中軸30に対し後軸39を回転することで回転
軸33が回転し、それと共に一方の摺動体が前進し、他
方の摺動体が後退する。又、摺動体48a,48bの挿
入孔内に形成されたボス54a,54bにボールペン筆
記体1a,1bの後端部が止着され、中軸30の前方に
先軸58が固定される。又、必要によって、摺動体のボ
スと筆記体後端部の止着状態において、筆記体が適宜揺
動するように寸法設定することで、非変形の筆記体であ
っても容易に求心方向に変位可能となる。
48bの突起部51a,51bをカム溝35に係合させ
た状態で中軸30の内孔に挿入され、大径部36の後端
が中軸の段部30bに当接されると共に回転軸33の後
端軸部に後軸39が一体となるように止着される。即
ち、上記回転軸の係止部37が後軸39内孔の係止溝4
4に係合し、回転止め溝38が後軸内孔後端の回転止め
リブ40に係合して回転軸33と後軸39は一体に固定
されて、中軸30に対し後軸39を回転することで回転
軸33が回転し、それと共に一方の摺動体が前進し、他
方の摺動体が後退する。又、摺動体48a,48bの挿
入孔内に形成されたボス54a,54bにボールペン筆
記体1a,1bの後端部が止着され、中軸30の前方に
先軸58が固定される。又、必要によって、摺動体のボ
スと筆記体後端部の止着状態において、筆記体が適宜揺
動するように寸法設定することで、非変形の筆記体であ
っても容易に求心方向に変位可能となる。
【0018】又、中軸の長円筒部30dと後軸39の前
方が略同形の長円筒状と成され、上述したように長円筒
部30d後端の長径部側縁に縁部30eが設けられ、後
軸39の短径部である平坦部47の一側面にクリップ4
4が設けられて、筆記体の先端部が軸筒の先端口から突
出した状態で、クリップの長手方向前端に設けた先端部
46が前記中軸後端の縁部30eに係合してクリップの
ポケット等への装着が不可と成り、筆記体の先端部が軸
筒内に収納された状態で、中軸後端の短径部である平坦
部30fにクリップ45の先端部が位置してポケット等
への装着が可能と成るように構成される。
方が略同形の長円筒状と成され、上述したように長円筒
部30d後端の長径部側縁に縁部30eが設けられ、後
軸39の短径部である平坦部47の一側面にクリップ4
4が設けられて、筆記体の先端部が軸筒の先端口から突
出した状態で、クリップの長手方向前端に設けた先端部
46が前記中軸後端の縁部30eに係合してクリップの
ポケット等への装着が不可と成り、筆記体の先端部が軸
筒内に収納された状態で、中軸後端の短径部である平坦
部30fにクリップ45の先端部が位置してポケット等
への装着が可能と成るように構成される。
【0019】又、図8及び図9は実施例2を示してい
る。基本的には実施例1と殆ど同じなので相違点のみ簡
単に説明する。中軸30の長円筒部30dの後方に円筒
部30cを設け、その円筒部30cの内孔に中軸30に
対し略180度の範囲で回転可能に配設されると共に軸
周面前方に突起部71が形成された回転軸70と、円筒
部30cの外周に被嵌されると共に円筒部の後端に突出
した回転軸70の後端部に一体的に設けられた後軸76
と、中軸30に対し後軸76が回転可能に保持されて、
前記回転軸70の突起部71と係合する傾斜状のカム溝
73aと73bがそれぞれ対向する内側に形成された一
対の摺動体72aと72bが中軸30の内孔に前後動の
み可能に案内され、後軸76の回転に伴う回転軸70の
回転で摺動体が交互に前後動可能となるように構成され
ている。
る。基本的には実施例1と殆ど同じなので相違点のみ簡
単に説明する。中軸30の長円筒部30dの後方に円筒
部30cを設け、その円筒部30cの内孔に中軸30に
対し略180度の範囲で回転可能に配設されると共に軸
周面前方に突起部71が形成された回転軸70と、円筒
部30cの外周に被嵌されると共に円筒部の後端に突出
した回転軸70の後端部に一体的に設けられた後軸76
と、中軸30に対し後軸76が回転可能に保持されて、
前記回転軸70の突起部71と係合する傾斜状のカム溝
73aと73bがそれぞれ対向する内側に形成された一
対の摺動体72aと72bが中軸30の内孔に前後動の
み可能に案内され、後軸76の回転に伴う回転軸70の
回転で摺動体が交互に前後動可能となるように構成され
ている。
【0020】又、後軸76の一側に設けられたクリップ
74の先端部75がやや屈曲されており、その先端部7
5が中軸30の縁部30eに係合されるように構成され
ている。又、先端部75の内面には後軸76の周面に形
成した突部77が略当接状と成されている。
74の先端部75がやや屈曲されており、その先端部7
5が中軸30の縁部30eに係合されるように構成され
ている。又、先端部75の内面には後軸76の周面に形
成した突部77が略当接状と成されている。
【0021】次に、本発明の複式筆記具に搭載されるボ
ールペン筆記体1aに付いて説明する。尚、ボールペン
筆記体1aと1bは同じ構成であり、例えば、1種目が
誤字修正用のボールペンであり、2種目が筆記用の黒、
青等のボールペンである。又、誤字修正用のボールペン
筆記体に適用されるインキは、上述したように酸化チタ
ン、高分子中空微粒子等の白色顔料とゲル化剤を含み、
顔料の沈降が防止されると共に流動性が損なわれないよ
うに配合された白色顔料インキである。尚、インキの粘
度が10000cps(E型粘度計、1rpm、25
℃)以下の場合には顔料沈降の傾向が存在し、5000
0cps以上だとインキの吐出に問題が生じてくる。従
って、インキの粘度はその中間域に設定され、高粘度で
はあるが剪断減粘性を有しているので先端ボールの回転
で粘度が低下するのと相まって隠蔽性の高い塗布が可能
である。又、ボールペン筆記体に適用されるインキは所
謂剪断減粘性を有した中粘度の水性、低粘度の油性イン
キである。
ールペン筆記体1aに付いて説明する。尚、ボールペン
筆記体1aと1bは同じ構成であり、例えば、1種目が
誤字修正用のボールペンであり、2種目が筆記用の黒、
青等のボールペンである。又、誤字修正用のボールペン
筆記体に適用されるインキは、上述したように酸化チタ
ン、高分子中空微粒子等の白色顔料とゲル化剤を含み、
顔料の沈降が防止されると共に流動性が損なわれないよ
うに配合された白色顔料インキである。尚、インキの粘
度が10000cps(E型粘度計、1rpm、25
℃)以下の場合には顔料沈降の傾向が存在し、5000
0cps以上だとインキの吐出に問題が生じてくる。従
って、インキの粘度はその中間域に設定され、高粘度で
はあるが剪断減粘性を有しているので先端ボールの回転
で粘度が低下するのと相まって隠蔽性の高い塗布が可能
である。又、ボールペン筆記体に適用されるインキは所
謂剪断減粘性を有した中粘度の水性、低粘度の油性イン
キである。
【0022】図7に示すようにチップ11は、インキ流
入可能なチャンネルを有した座に先端ボール12が略当
接した状態で、先端ボール12が回転自在に抱持される
ようカシメられている。又、チップ11の内孔部にスプ
リング14が内挿され、スプリング14の後端が抜出不
能となるようにチップの軸部13の後端を適宜カシメて
いる。(カシメ部13a)又、先端ボール12がチップ
抱持部の内面に密接することは筆記先端の乾燥、低粘度
インキの直流防止に対し極めて重要であって、そのため
に先端ボールを抱持するチップ内面の表面粗さ、カシメ
による密接精度を改善する為に内面の研削仕上げ、カシ
メ精度を上げる為の二次的な塑性加工が配慮される。
又、先端ボールとの密接面に表面処理などが配慮され
る。尚、先端ボール12がボール抱持部の内面に密接す
ることは誤字修正用のインキのように高粘度であっても
筆記先端の乾燥、インキの直流防止に対し極めて重要で
ある。(誤字修正用のボールペン筆記体はインキの吐出
量を多くする為に、筆記用のボールペン筆記体に比較し
て先端ボールの後退する寸法を大きく設定している。)
入可能なチャンネルを有した座に先端ボール12が略当
接した状態で、先端ボール12が回転自在に抱持される
ようカシメられている。又、チップ11の内孔部にスプ
リング14が内挿され、スプリング14の後端が抜出不
能となるようにチップの軸部13の後端を適宜カシメて
いる。(カシメ部13a)又、先端ボール12がチップ
抱持部の内面に密接することは筆記先端の乾燥、低粘度
インキの直流防止に対し極めて重要であって、そのため
に先端ボールを抱持するチップ内面の表面粗さ、カシメ
による密接精度を改善する為に内面の研削仕上げ、カシ
メ精度を上げる為の二次的な塑性加工が配慮される。
又、先端ボールとの密接面に表面処理などが配慮され
る。尚、先端ボール12がボール抱持部の内面に密接す
ることは誤字修正用のインキのように高粘度であっても
筆記先端の乾燥、インキの直流防止に対し極めて重要で
ある。(誤字修正用のボールペン筆記体はインキの吐出
量を多くする為に、筆記用のボールペン筆記体に比較し
て先端ボールの後退する寸法を大きく設定している。)
【0023】又、スプリング14の先方は直線状の棒軸
部15となり、当該棒軸部15の先端が先端ボール12
の後端に押圧状態で当接する。尚、先端ボール12はそ
の押圧によってチップ11のボール抱持部(カシメなど
で形成)の内縁に密接状態となる。
部15となり、当該棒軸部15の先端が先端ボール12
の後端に押圧状態で当接する。尚、先端ボール12はそ
の押圧によってチップ11のボール抱持部(カシメなど
で形成)の内縁に密接状態となる。
【0024】又、継ぎ手2は先端にチップ11の軸部1
3を圧着する前軸部3とインキ収容管17の前端に圧着
される後軸部4が形成されている。又、前軸部3の内孔
部後方にはボール弁16が遊嵌している弁室6があり、
弁室6の後方にはテーパー状又は球面状のボール弁受け
座7と軸心に適宜偏心して設けられた導孔8とが設けら
れ後軸部4の内孔がインキ収容管17の内孔に連通して
いる。又、弁室6の内壁の一側には軸方向にインキが流
れるように溝部10を設けている。この弁室6内に遊嵌
しているボール弁16は、チップ11を下向きにした状
態では、チップの軸部13の後端に偏った状態に接して
インキ流路を形成し、インキ収容管のインキは導孔8を
通り前記溝部、前記インキ流路をなどを通じてチップ内
孔部に流入する。逆に上向きの状態ではボール弁16が
ボール受け座7に当接してインキの逆流を防止する機能
が得られる。
3を圧着する前軸部3とインキ収容管17の前端に圧着
される後軸部4が形成されている。又、前軸部3の内孔
部後方にはボール弁16が遊嵌している弁室6があり、
弁室6の後方にはテーパー状又は球面状のボール弁受け
座7と軸心に適宜偏心して設けられた導孔8とが設けら
れ後軸部4の内孔がインキ収容管17の内孔に連通して
いる。又、弁室6の内壁の一側には軸方向にインキが流
れるように溝部10を設けている。この弁室6内に遊嵌
しているボール弁16は、チップ11を下向きにした状
態では、チップの軸部13の後端に偏った状態に接して
インキ流路を形成し、インキ収容管のインキは導孔8を
通り前記溝部、前記インキ流路をなどを通じてチップ内
孔部に流入する。逆に上向きの状態ではボール弁16が
ボール受け座7に当接してインキの逆流を防止する機能
が得られる。
【0025】又、インキ収容管17内には上記ボールペ
ンのインキ18が充填され、更に、このインキ18の後
端にインキの消耗と共にインキ面に接触して移動可能な
追従体としてグリース状の半透明不乾性物から成るフォ
ロア19が充填される。又、落下やノック衝撃等による
変形を防止するために必要に応じてフォロア19内にフ
ォロアと略同等の比重を有する樹脂製のフォロア棒20
が浸漬される。尚、上記インキ収容管17は一例として
透明PP樹脂成形品等が使用される。又、インキ収容管
17をクリアドレン性に優れた材質で選定する。又、イ
ンキ収容管は継ぎ手2と一体に形成することも可能であ
る。
ンのインキ18が充填され、更に、このインキ18の後
端にインキの消耗と共にインキ面に接触して移動可能な
追従体としてグリース状の半透明不乾性物から成るフォ
ロア19が充填される。又、落下やノック衝撃等による
変形を防止するために必要に応じてフォロア19内にフ
ォロアと略同等の比重を有する樹脂製のフォロア棒20
が浸漬される。尚、上記インキ収容管17は一例として
透明PP樹脂成形品等が使用される。又、インキ収容管
17をクリアドレン性に優れた材質で選定する。又、イ
ンキ収容管は継ぎ手2と一体に形成することも可能であ
る。
【0026】又、図10乃至図12はボールペン筆記体
の他の実施形態を示している。図に示すようにボールペ
ン筆記体80aのチップ90は、インキ流入可能なチャ
ンネル部92を有した座に先端ボール91が略当接した
状態で、先端ボール91が回転自在に抱持されるようカ
シメられている。(ボール抱持部90a)チャンネル部
92に付いて詳説すると、チップ90で先端ボール91
の背面に、筆圧が係った時に当接するボール受け座92
aと先端ボール91がボール抱持部90aの内縁に密接
するように先端ボール91の背面を押圧するバネ座92
bが放射状で交互に配設され、その配設されたボール受
け座92aとバネ座92bとの間にチップ90後端から
先端ボール91にインキを供給可能とするインキ流入溝
92cが形成されている。又、先端ボールの背面を押圧
する方法として、実施例1で説明したようにチップの内
孔にスプリングを内装してその先端で先端ボールを押圧
するもの、スプリングの前面に先端ボールの背面を押圧
する棒軸部を有したコマを介在させるものがある。当該
実施形態によればそのような部材が省略されるのでコス
ト的に優位となる。又、誤字修正用のインキのように高
粘度の場合、スプリング等の介在でインキの流動が阻害
される(インキ流動の為の隙間が小さくなる。)可能性
があるが、その場合でも当該実施形態は優位となる。
の他の実施形態を示している。図に示すようにボールペ
ン筆記体80aのチップ90は、インキ流入可能なチャ
ンネル部92を有した座に先端ボール91が略当接した
状態で、先端ボール91が回転自在に抱持されるようカ
シメられている。(ボール抱持部90a)チャンネル部
92に付いて詳説すると、チップ90で先端ボール91
の背面に、筆圧が係った時に当接するボール受け座92
aと先端ボール91がボール抱持部90aの内縁に密接
するように先端ボール91の背面を押圧するバネ座92
bが放射状で交互に配設され、その配設されたボール受
け座92aとバネ座92bとの間にチップ90後端から
先端ボール91にインキを供給可能とするインキ流入溝
92cが形成されている。又、先端ボールの背面を押圧
する方法として、実施例1で説明したようにチップの内
孔にスプリングを内装してその先端で先端ボールを押圧
するもの、スプリングの前面に先端ボールの背面を押圧
する棒軸部を有したコマを介在させるものがある。当該
実施形態によればそのような部材が省略されるのでコス
ト的に優位となる。又、誤字修正用のインキのように高
粘度の場合、スプリング等の介在でインキの流動が阻害
される(インキ流動の為の隙間が小さくなる。)可能性
があるが、その場合でも当該実施形態は優位となる。
【0027】又、先端ボール91がボール抱持部90a
の内面に密接することはインキが高粘度であっても筆記
先端の乾燥、インキの直流防止に対し極めて重要であ
る。(誤字修正用のボールペン筆記体は、インキの吐出
量を多くする為に筆記用のボールペン筆記体に比べ先端
ボールの後退する寸法を大きく設定している。)ところ
で、当該実施形態はチップ90がバネ性、耐磨耗性やイ
ンキのシール性能に優れた樹脂成型品を想定して示して
いるが、チップ90を金属製とした場合には特に先端ボ
ール91を抱持するチップ内面の表面粗さ、カシメによ
る密接精度を改善する為に内面の研削仕上げ、カシメ精
度を上げる為の二次的な塑性加工が配慮される。又、先
端ボールとの密接面に表面処理などが配慮される。
の内面に密接することはインキが高粘度であっても筆記
先端の乾燥、インキの直流防止に対し極めて重要であ
る。(誤字修正用のボールペン筆記体は、インキの吐出
量を多くする為に筆記用のボールペン筆記体に比べ先端
ボールの後退する寸法を大きく設定している。)ところ
で、当該実施形態はチップ90がバネ性、耐磨耗性やイ
ンキのシール性能に優れた樹脂成型品を想定して示して
いるが、チップ90を金属製とした場合には特に先端ボ
ール91を抱持するチップ内面の表面粗さ、カシメによ
る密接精度を改善する為に内面の研削仕上げ、カシメ精
度を上げる為の二次的な塑性加工が配慮される。又、先
端ボールとの密接面に表面処理などが配慮される。
【0028】又、継ぎ手81は先端にチップ90の軸部
90bを圧着する前軸部82とインキ収容管94の前端
に圧着される後軸部83が形成されている。又、前軸部
82の内孔部88の後方にはボール弁93が遊嵌してい
る弁室85があり、弁室85の後方にはテーパー状又は
球面状のボール弁受け座86と軸心に対し適宜偏心して
設けられた導孔87とが設けられ、後軸部83の内孔が
インキ収容管94の内孔に連通している。又、弁室85
の内壁の一側には軸方向にインキ95が流れるように溝
部89を設けている。この弁室85内に遊嵌しているボ
ール弁93は、チップ90を下向きにした状態では、チ
ップの軸部90bの後端に偏った状態に接してインキ流
路を形成し、インキ収容管94のインキは導孔87を通
り上記溝部、上記インキ流路をなどを通じてチップ内孔
部に流入する。逆に上向きの状態ではボール弁93がボ
ール弁受け座86に密接してインキの逆流を防止する機
能が得られる。尚、このインキの逆流防止機構はインキ
が高粘度であり、先端ボールがチップのボール抱持部の
内面に密接するように押圧されているので必ずしも必要
ではないが、密接不完全状態や特にインキ収容管が大径
となされた場合などに効果を発揮する。又、インキが高
粘度であることからボール弁によるインキ流動が阻害さ
れることもあって、ボール弁と弁室との隙間寸法、チッ
プ後端への十分なインキ流路が形成されるようになされ
る。又、その為にインキの逆流防止機構は上記構造に限
定されず設けられるものである。
90bを圧着する前軸部82とインキ収容管94の前端
に圧着される後軸部83が形成されている。又、前軸部
82の内孔部88の後方にはボール弁93が遊嵌してい
る弁室85があり、弁室85の後方にはテーパー状又は
球面状のボール弁受け座86と軸心に対し適宜偏心して
設けられた導孔87とが設けられ、後軸部83の内孔が
インキ収容管94の内孔に連通している。又、弁室85
の内壁の一側には軸方向にインキ95が流れるように溝
部89を設けている。この弁室85内に遊嵌しているボ
ール弁93は、チップ90を下向きにした状態では、チ
ップの軸部90bの後端に偏った状態に接してインキ流
路を形成し、インキ収容管94のインキは導孔87を通
り上記溝部、上記インキ流路をなどを通じてチップ内孔
部に流入する。逆に上向きの状態ではボール弁93がボ
ール弁受け座86に密接してインキの逆流を防止する機
能が得られる。尚、このインキの逆流防止機構はインキ
が高粘度であり、先端ボールがチップのボール抱持部の
内面に密接するように押圧されているので必ずしも必要
ではないが、密接不完全状態や特にインキ収容管が大径
となされた場合などに効果を発揮する。又、インキが高
粘度であることからボール弁によるインキ流動が阻害さ
れることもあって、ボール弁と弁室との隙間寸法、チッ
プ後端への十分なインキ流路が形成されるようになされ
る。又、その為にインキの逆流防止機構は上記構造に限
定されず設けられるものである。
【0029】又、インキ収容管94内には前記ボールペ
ンのインキ95が充填され、更に、このインキ95の後
端にインキの消耗と共にインキ面に接触して移動可能な
追従体としてグリース状の半透明不乾性物から成るフォ
ロア96が充填される。又、落下やノック衝撃等による
変形を防止するために必要に応じてフォロア96内にフ
ォロアと略同等の比重を有する樹脂製のフォロア棒97
が浸漬される。尚、上記インキ収容管94はクリアドレ
ン性に優れた材質で選定する。一例として透明PP樹脂
成形品等が使用され、インキの残量を確認することがで
きる。又、インキ収容管は継ぎ手81と一体に形成する
ことも可能である。
ンのインキ95が充填され、更に、このインキ95の後
端にインキの消耗と共にインキ面に接触して移動可能な
追従体としてグリース状の半透明不乾性物から成るフォ
ロア96が充填される。又、落下やノック衝撃等による
変形を防止するために必要に応じてフォロア96内にフ
ォロアと略同等の比重を有する樹脂製のフォロア棒97
が浸漬される。尚、上記インキ収容管94はクリアドレ
ン性に優れた材質で選定する。一例として透明PP樹脂
成形品等が使用され、インキの残量を確認することがで
きる。又、インキ収容管は継ぎ手81と一体に形成する
ことも可能である。
【0030】又、図13及び図14はチップの他の実施
形態を示している。図に示すようにチップ100は、イ
ンキ流入可能なチャンネル部材102を固定して、その
座に先端ボール101が略当接した状態で先端ボール1
01が回転自在に抱持されるようカシメられている。
(ボール抱持部100a)チャンネル部材102に付い
て詳説すると、チップ100で先端ボール101の背面
に位置して固定されたチャンネル部材102には、筆圧
が係った時に当接するボール受け座102aと先端ボー
ル101がボール抱持部100aの内縁に密接するよう
に先端ボール101の背面を押圧するバネ座102bが
放射状で交互に配設され、その配設されたボール受け座
102aとバネ座102bとの間にチップ100後端か
ら先端ボール101にインキを供給可能とするインキ流
入溝102cが形成されている。又、当該ボールペン筆
記体に使用されるチップ100は、金属製を想定してお
り、そのチャンネル部材102は樹脂製又は金属製で想
定している。
形態を示している。図に示すようにチップ100は、イ
ンキ流入可能なチャンネル部材102を固定して、その
座に先端ボール101が略当接した状態で先端ボール1
01が回転自在に抱持されるようカシメられている。
(ボール抱持部100a)チャンネル部材102に付い
て詳説すると、チップ100で先端ボール101の背面
に位置して固定されたチャンネル部材102には、筆圧
が係った時に当接するボール受け座102aと先端ボー
ル101がボール抱持部100aの内縁に密接するよう
に先端ボール101の背面を押圧するバネ座102bが
放射状で交互に配設され、その配設されたボール受け座
102aとバネ座102bとの間にチップ100後端か
ら先端ボール101にインキを供給可能とするインキ流
入溝102cが形成されている。又、当該ボールペン筆
記体に使用されるチップ100は、金属製を想定してお
り、そのチャンネル部材102は樹脂製又は金属製で想
定している。
【0031】
【作用】先ず、実施形態1に付いて説明する。中軸30
に対して後軸39を一方に回転すると、摺動体48a,
48bの突起部51a,51bが回転軸33の回転に伴
いカム溝35に沿って摺動して、何れか一方の摺動コマ
が前進、他方が後退して、前進側の筆記体の筆記先端部
を先軸58の先端口から突出させることが可能となる。
又、ボールペン筆記体のインキ収容部が非変形であって
も、筆記先方部位が先端口に対し求心方向に変移可能で
あり、又、先軸が先端口に至るまで長円筒状に変化して
いるので作動が阻害されずに先軸58の先端口からスム
ーズに筆記先端部が出没する。
に対して後軸39を一方に回転すると、摺動体48a,
48bの突起部51a,51bが回転軸33の回転に伴
いカム溝35に沿って摺動して、何れか一方の摺動コマ
が前進、他方が後退して、前進側の筆記体の筆記先端部
を先軸58の先端口から突出させることが可能となる。
又、ボールペン筆記体のインキ収容部が非変形であって
も、筆記先方部位が先端口に対し求心方向に変移可能で
あり、又、先軸が先端口に至るまで長円筒状に変化して
いるので作動が阻害されずに先軸58の先端口からスム
ーズに筆記先端部が出没する。
【0032】又、一方のボールペン筆記体1aが突出し
た状態に於いては、図1に示すようにクリップ44の先
端部が中軸の縁部30eに係合されて、クリップがポケ
ット等に差せない状態を作る。次に、回転軸33を回転
すると摺動体48aが後退してボールペン筆記体1aの
筆記先端部が先軸58内に没入すると共に、摺動体48
bが前進する。その時、筆記先端部が先軸58内に収容
された携帯状態となり、その状態に対するクリップが図
5及び図6に示す位置となってポケット等に容易に差す
ことが可能となる。更に回転軸33を回転すると摺動体
48aが更に後退し、摺動体48bが更に前進してボー
ルペン筆記体1bの筆記先端部が先軸58の先端口から
突出する。その時、クリップ44の先端部が中軸の縁部
30eに再び係合されて、クリップがポケット等に差せ
ない状態を作る。又、図3に示す回転軸の大径部36の
溝36aの当接部36cが後軸のリブ30aに当接して
他方の回転規制がなされる。
た状態に於いては、図1に示すようにクリップ44の先
端部が中軸の縁部30eに係合されて、クリップがポケ
ット等に差せない状態を作る。次に、回転軸33を回転
すると摺動体48aが後退してボールペン筆記体1aの
筆記先端部が先軸58内に没入すると共に、摺動体48
bが前進する。その時、筆記先端部が先軸58内に収容
された携帯状態となり、その状態に対するクリップが図
5及び図6に示す位置となってポケット等に容易に差す
ことが可能となる。更に回転軸33を回転すると摺動体
48aが更に後退し、摺動体48bが更に前進してボー
ルペン筆記体1bの筆記先端部が先軸58の先端口から
突出する。その時、クリップ44の先端部が中軸の縁部
30eに再び係合されて、クリップがポケット等に差せ
ない状態を作る。又、図3に示す回転軸の大径部36の
溝36aの当接部36cが後軸のリブ30aに当接して
他方の回転規制がなされる。
【0033】又、実施形態2は、基本的には同じであり
作用の説明は省略する。以上、本発明の実施形態によれ
ば、軸筒が長円筒形に成されているのでみかけ状太くな
るものであるが、その短径部をつかんで筆記するので使
い勝手状は全く遜色がない。
作用の説明は省略する。以上、本発明の実施形態によれ
ば、軸筒が長円筒形に成されているのでみかけ状太くな
るものであるが、その短径部をつかんで筆記するので使
い勝手状は全く遜色がない。
【0034】ボールペン筆記体1aは、チップ11を上
向きにした状態に於いて、そのボール弁16が弁室6の
ボール弁受け座7に位置して導孔8を密閉するので、上
向き筆記されてチップの先端ボール12背面のインキが
なくなっても、インキにヘッドが掛かり逆流することが
ない。従って、チップ11を下向きにした時にはインキ
がすぐに流出可能となり、筆記で掠れが防止される。
(因みにボール弁を有しない構造では、上向き筆記でイ
ンキが逆流方向に作用するのでチップ内に空気を巻き込
み、下向き筆記で即インキが追随せず掠れが生じる)
向きにした状態に於いて、そのボール弁16が弁室6の
ボール弁受け座7に位置して導孔8を密閉するので、上
向き筆記されてチップの先端ボール12背面のインキが
なくなっても、インキにヘッドが掛かり逆流することが
ない。従って、チップ11を下向きにした時にはインキ
がすぐに流出可能となり、筆記で掠れが防止される。
(因みにボール弁を有しない構造では、上向き筆記でイ
ンキが逆流方向に作用するのでチップ内に空気を巻き込
み、下向き筆記で即インキが追随せず掠れが生じる)
【0035】チップ11を下向きにした筆記状態に於い
ては、ボール弁16がチップ11後端の一方に偏った状
態に当接し、他方にはチップ11内にインキが流入可能
な流路が構成され、インキ収容管17から導孔8を経て
弁室6に入ったインキ18は先端ボール12の背面まで
誘導される。この状態で、棒軸部15の押圧で先端ボー
ル12がチップ抱持部の内縁に密接されるのでインキの
直流が防止される。又、筆圧により先端ボール12が微
小に後退するので隙間を生じてインキが流出可能とな
り、筆記により先端ボール12の回転でインキがスムー
ズに流出され、ボテが無く、筆跡濃度の高い筆記が可能
となる。又、誤字修正用の場合は筆圧により先端ボール
12が微小に後退するので隙間を生じてインキが流出可
能となり、筆記により先端ボール12の回転で粘度が低
下してインキがスムーズに流出され、隠蔽性のある誤字
の修正が可能となる。又、先端ボール12の背面にはチ
ャンネル(チップ内孔に向かって貫通したインキ流入溝
を複数箇所に有した先端ボールの受け座)がありチャン
ネルの中心孔には棒軸部15が貫通する。チップ内のイ
ンキはインキ流入溝および中心孔と棒軸部15との間の
隙間を通じて先端ボール12背面に誘導される。
ては、ボール弁16がチップ11後端の一方に偏った状
態に当接し、他方にはチップ11内にインキが流入可能
な流路が構成され、インキ収容管17から導孔8を経て
弁室6に入ったインキ18は先端ボール12の背面まで
誘導される。この状態で、棒軸部15の押圧で先端ボー
ル12がチップ抱持部の内縁に密接されるのでインキの
直流が防止される。又、筆圧により先端ボール12が微
小に後退するので隙間を生じてインキが流出可能とな
り、筆記により先端ボール12の回転でインキがスムー
ズに流出され、ボテが無く、筆跡濃度の高い筆記が可能
となる。又、誤字修正用の場合は筆圧により先端ボール
12が微小に後退するので隙間を生じてインキが流出可
能となり、筆記により先端ボール12の回転で粘度が低
下してインキがスムーズに流出され、隠蔽性のある誤字
の修正が可能となる。又、先端ボール12の背面にはチ
ャンネル(チップ内孔に向かって貫通したインキ流入溝
を複数箇所に有した先端ボールの受け座)がありチャン
ネルの中心孔には棒軸部15が貫通する。チップ内のイ
ンキはインキ流入溝および中心孔と棒軸部15との間の
隙間を通じて先端ボール12背面に誘導される。
【0036】又、ボールペン筆記体80aの実施形態に
付いて説明する。先ず、チップ90を下向きにした筆記
状態に於いては、ボール弁93がチップ90後端の一方
に偏った状態に当接し、他方にはチップ90内にインキ
が流入可能な流路が構成され、インキ収容管94から導
孔87を経て弁室85に入ったインキ95は先端ボール
91の背面まで誘導される。又、バネ座92bの押圧で
先端ボール91がチップのボール抱持部90aの内縁に
密接されるのでインキの直流が防止される。又、筆圧に
より先端ボール91が微小に後退するので隙間を生じて
インキが流出可能となり、筆記により先端ボール91の
回転で粘度が低下してインキがスムーズに流出される。
付いて説明する。先ず、チップ90を下向きにした筆記
状態に於いては、ボール弁93がチップ90後端の一方
に偏った状態に当接し、他方にはチップ90内にインキ
が流入可能な流路が構成され、インキ収容管94から導
孔87を経て弁室85に入ったインキ95は先端ボール
91の背面まで誘導される。又、バネ座92bの押圧で
先端ボール91がチップのボール抱持部90aの内縁に
密接されるのでインキの直流が防止される。又、筆圧に
より先端ボール91が微小に後退するので隙間を生じて
インキが流出可能となり、筆記により先端ボール91の
回転で粘度が低下してインキがスムーズに流出される。
【0037】
【発明の効果】本発明の複式筆記具の構成及び作用は以
上の如くであり、少なくとも1種を誤字修正用のボール
ペンとした2種のボールペン筆記体を軸筒内に搭載し
て、軸筒先端から夫々の筆記体の筆記先端部を選択的に
出没可能とした複式筆記具が製造コスト、使い勝手性を
満足した軸体の太さで提供可能となる。又、この種の机
上用ボールペンのリフィールが複式筆記具の筆記体とし
て互換性を持たせることが可能となるなどの効果を奏す
る。又、撹拌する必要が無く、容器の側面を押圧したり
する煩わしさの無い誤字修正用のボールペンを提供可能
とする。又、インキの逆流、直流現象が生じず、筆記先
端部の耐乾燥性が維持されてキャップなしで放置するこ
とができ、又、落下衝撃、上向き筆記によるインキの逆
流やインキの直流を防止されると共に、筆記先端部が軸
先から突出したままポケットに差しても服等を汚す危険
のない複式筆記具が提供可能となる。
上の如くであり、少なくとも1種を誤字修正用のボール
ペンとした2種のボールペン筆記体を軸筒内に搭載し
て、軸筒先端から夫々の筆記体の筆記先端部を選択的に
出没可能とした複式筆記具が製造コスト、使い勝手性を
満足した軸体の太さで提供可能となる。又、この種の机
上用ボールペンのリフィールが複式筆記具の筆記体とし
て互換性を持たせることが可能となるなどの効果を奏す
る。又、撹拌する必要が無く、容器の側面を押圧したり
する煩わしさの無い誤字修正用のボールペンを提供可能
とする。又、インキの逆流、直流現象が生じず、筆記先
端部の耐乾燥性が維持されてキャップなしで放置するこ
とができ、又、落下衝撃、上向き筆記によるインキの逆
流やインキの直流を防止されると共に、筆記先端部が軸
先から突出したままポケットに差しても服等を汚す危険
のない複式筆記具が提供可能となる。
【図1】本発明の実施例1である複式筆記具の全体を示
す縦断面図で、一部非断面で示されている。又、2種の
ボールペン筆記体が搭載されている。
す縦断面図で、一部非断面で示されている。又、2種の
ボールペン筆記体が搭載されている。
【図2】図1に於けるA−A断面図を示している。
【図3】図1に於けるB−B断面図を示している。
【図4】図1に於けるC−C断面図を示している。
【図5】本発明の実施例1である複式筆記具の筆記先端
部を軸筒内に収納した状態に於ける要部の外観を示す正
面図である。
部を軸筒内に収納した状態に於ける要部の外観を示す正
面図である。
【図6】図5に対応する上面図である。
【図7】ボールペン筆記体1aの縦断面図である。
【図8】本発明の実施例2である複式筆記具の全体を示
す縦断面図で、一部非断面で示されている。
す縦断面図で、一部非断面で示されている。
【図9】図8に於けるD−D断面図を示している。
【図10】本発明の他の実施形態であるボールペン筆記
体80aの全体を示す縦断面図である。
体80aの全体を示す縦断面図である。
【図11】図10に示すチップ先端部を拡大した断面図
である。
である。
【図12】図11に示すチップのチャンネル部のやや前
方で断面した図である。
方で断面した図である。
【図13】他の実施形態であるチップ先端部を拡大した
断面図である。
断面図である。
【図14】図13に示すチップのチャンネル部材のやや
前方で断面した図である。
前方で断面した図である。
【符号の説明】 1a ボールペン筆記体 1b ボールペン筆記体 2 継ぎ手 3 前軸部 4 後軸部 5 鍔部 6 弁室 7 ボール弁受け座 8 導孔 9 内孔部 10 溝 11 チップ 12 先端ボール 13 軸部 13a カシメ部 14 スプリング 15 棒軸部 16 ボール弁 17 インキ収容管 18 インキ 19 フォロア 20 フォロア棒 30 中軸 30a リブ 30b 段部 30c 円筒部 30d 長円筒部 30e 縁部 30f 平坦部 32 係合部 33 回転軸 34 小径部 35 カム溝 36 太径部 36a 溝 36b 当接部 36c 当接部 37 係止部 38 回り止め溝 39 後軸 40 回転止めリブ 41 孔部 42 係止溝 43 基部 44 クリップ 45 玉部 46 先端部 47 平坦部 48a 摺動体 48b 摺動体 49a 先部 49b 先部 50a 後部 50b 後部 51a 突起部 51b 突起部 52a リブ 52b リブ 53a リブ 53b リブ 54a ボス 54b ボス 55a 通気溝 55b 通気溝 56 ガイド用の溝 57 ガイド用の溝 58 先軸 59 係止部 70 回転軸 71 突起部 72a 摺動体 72b 摺動体 73a カム溝 73b カム溝 74 クリップ 75 先端部 76 後軸 77 突部 80a ボールペン 81 継ぎ手 82 前軸部 83 後軸部 84 鍔部 85 弁室 86 ボール弁受け座 87 導孔 88 内孔部 89 溝部 90 チップ 90a ボール抱持部 90b 軸部 91 先端ボール 92 チャンネル部 92a ボール受け座 92b バネ座 92c インキ流入溝 93 ボール弁 94 インキ収容管 95 インキ 96 フォロア 97 フォロア棒 100 チップ 100a ボール抱持部 101 先端ボール 102 チャンネル部材 102a ボール受け座 102b バネ座 102c インキ流入溝
Claims (4)
- 【請求項1】 先端ボールがチップ先端のボール抱持部
の内縁に常時はバネで押圧されて密接し、筆記時に筆圧
で密接状態が解除されるように設けられたチップと、後
方にインキ収容部が比較的大きな横断面積を有した非変
形のインキ収容管を有し、該インキ収容管内にインキが
充填され、更にインキの後端に筆記に伴うインキの消耗
に追随して移動する追従体が設けられて成るボールペン
筆記体と、当該ボールペン筆記体を2種搭載して成る複
式筆記具に於いて、 少なくともボールペン筆記体の1種は酸化チタン、高分
子中空微粒子等の白色顔料とゲル化剤を含み、顔料の沈
降が防止されると共に流動性が損なわれないように配合
された白色顔料インキが充填されて成り、又、先軸と中
軸により構成される軸筒が長円筒状と成され、長円筒状
の長手方向に対向して軸筒内周に略内接状態に配設され
た一対の摺動体と、摺動体を交互に前後動させるカム機
構部とを有してそれぞれの摺動体の前方に筆記体が接続
され、摺動体と連動してそれぞれの筆記体の先端部が軸
筒の先端口から出没可能と成る複式筆記具。 - 【請求項2】 中軸の長円筒部の後方に円筒部を設け、
その円筒部の内孔に中軸に対し略180度の範囲で回転
可能に配設されると共に軸周面にカム溝が形成された回
転軸と、円筒部の外周に被嵌されると共に円筒部の後端
に突出した回転軸の後端部に一体的に設けられた後軸
と、中軸に対し後軸が回転可能に保持されて、前記回転
軸のカム溝と係合する突起部がそれぞれ対向する内側に
形成された一対の摺動体が中軸の内孔に前後動のみ可能
に案内され、後軸の回転に伴う回転軸の回転でそれぞれ
の摺動体が交互に前後動可能となるように構成されたこ
とを特徴とする請求項1に記載の複式筆記具。 - 【請求項3】 中軸の長円筒部の後方に円筒部を設け、
その円筒部の内孔に中軸に対し略180度の範囲で回転
可能に配設されると共に軸周面前方に2箇所で突起部が
形成された回転軸と、円筒部の外周に被嵌されると共に
円筒部の後端に突出した回転軸の後端部に一体的に設け
られた後軸と、中軸に対し後軸が回転可能に保持され
て、前記回転軸の突起部と係合する傾斜状のカム溝がそ
れぞれ対向する内側に形成された一対の摺動体が中軸の
内孔に前後動のみ可能に案内され、後軸の回転に伴う回
転軸の回転で摺動体が交互に前後動可能となるように構
成されたことを特徴とする請求項1に記載の複式筆記
具。 - 【請求項4】 中軸の長円筒部と後軸の前方が略同形の
長円筒状と成され、中軸の長円筒部後端の長径部側縁に
縁部が設けられ、後軸の短径部の一側面にクリップが設
けられて、筆記体の先端部が軸筒の先端口から突出した
状態で、クリップの長手方向前端が前記中軸の縁部に係
合してクリップのポケット等への装着が不可と成り、筆
記体の先端部が軸筒内に収納された状態で、中軸の長円
筒部後端の短径部にクリップの先端部が位置してポケッ
ト等への装着が可能と成るように構成されたことを特徴
とする上記請求項2及び3記載の複式筆記具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9291805A JPH11115376A (ja) | 1997-10-09 | 1997-10-09 | 複式筆記具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9291805A JPH11115376A (ja) | 1997-10-09 | 1997-10-09 | 複式筆記具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11115376A true JPH11115376A (ja) | 1999-04-27 |
Family
ID=17773657
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9291805A Withdrawn JPH11115376A (ja) | 1997-10-09 | 1997-10-09 | 複式筆記具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11115376A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104029539A (zh) * | 2013-03-06 | 2014-09-10 | 孙吟莹 | 修正液水笔一体笔 |
-
1997
- 1997-10-09 JP JP9291805A patent/JPH11115376A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104029539A (zh) * | 2013-03-06 | 2014-09-10 | 孙吟莹 | 修正液水笔一体笔 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050104 |