JPH11116836A - 金属フタロシアニン誘導体の製造方法 - Google Patents
金属フタロシアニン誘導体の製造方法Info
- Publication number
- JPH11116836A JPH11116836A JP9281597A JP28159797A JPH11116836A JP H11116836 A JPH11116836 A JP H11116836A JP 9281597 A JP9281597 A JP 9281597A JP 28159797 A JP28159797 A JP 28159797A JP H11116836 A JPH11116836 A JP H11116836A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mmol
- phthalonitrile
- metal
- phthalocyanine derivative
- producing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09B—ORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
- C09B47/00—Porphines; Azaporphines
- C09B47/04—Phthalocyanines abbreviation: Pc
- C09B47/06—Preparation from carboxylic acids or derivatives thereof, e.g. anhydrides, amides, mononitriles, phthalimide, o-cyanobenzamide
- C09B47/067—Preparation from carboxylic acids or derivatives thereof, e.g. anhydrides, amides, mononitriles, phthalimide, o-cyanobenzamide from phthalodinitriles naphthalenedinitriles, aromatic dinitriles prepared in situ, hydrogenated phthalodinitrile
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 生成物中の構造異性体の比率を調整し、有機
溶媒に対する溶解性のよい金属フタロシアニン誘導体を
得る。 【解決手段】 置換フタロニトリルを塩基とアルコール
系溶媒の存在下で環化反応させてフタロシアニン誘導体
を製造する方法において、置換フタトニトリルのオリゴ
マーが生成した状態で金属又は金属塩を添加する金属フ
タロシアニン誘導体の製造方法。溶解性の低い構造異性
体の含有比率を低下させることができる。
溶媒に対する溶解性のよい金属フタロシアニン誘導体を
得る。 【解決手段】 置換フタロニトリルを塩基とアルコール
系溶媒の存在下で環化反応させてフタロシアニン誘導体
を製造する方法において、置換フタトニトリルのオリゴ
マーが生成した状態で金属又は金属塩を添加する金属フ
タロシアニン誘導体の製造方法。溶解性の低い構造異性
体の含有比率を低下させることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機溶媒に対する
溶解性及び安定性がよく、種々の用途に対しての利用が
容易な金属フタロシアニン誘導体の製造方法に関する。
溶解性及び安定性がよく、種々の用途に対しての利用が
容易な金属フタロシアニン誘導体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】フタロシアニン化合物は、従来から汎用
されてきた顔料としての用途のほかに、光記録用色素、
カラーフィルター用色素、光電変換素子、電子写真感光
体、有機半導体素子、触媒、ガスセンサー、カラーフィ
ルター、消臭剤、医薬、農薬等の原料としても注目を集
めている。また、光ディスク、中でもコンパクトディス
ク(CD)に関しては、特に追記型CD用の記録膜材料
としての用途がある。
されてきた顔料としての用途のほかに、光記録用色素、
カラーフィルター用色素、光電変換素子、電子写真感光
体、有機半導体素子、触媒、ガスセンサー、カラーフィ
ルター、消臭剤、医薬、農薬等の原料としても注目を集
めている。また、光ディスク、中でもコンパクトディス
ク(CD)に関しては、特に追記型CD用の記録膜材料
としての用途がある。
【0003】従来、この追記型CD用の有機色素として
は、主にシアニン色素が用いられている。このシアニン
色素は、吸光係数が大きいという点においては優れてい
るものの、耐光性が悪いという問題点がある。これを改
善するために光安定剤を配合する方法が採用されている
が、充分な効果を得るには至っていない。これに対して
フタロシアニン色素は、耐光性が優れ、安定性が高いと
いう点で、上記したようにシアニン色素に代わる色素材
料として追記型CDへの利用が期待されている。
は、主にシアニン色素が用いられている。このシアニン
色素は、吸光係数が大きいという点においては優れてい
るものの、耐光性が悪いという問題点がある。これを改
善するために光安定剤を配合する方法が採用されている
が、充分な効果を得るには至っていない。これに対して
フタロシアニン色素は、耐光性が優れ、安定性が高いと
いう点で、上記したようにシアニン色素に代わる色素材
料として追記型CDへの利用が期待されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】フタロシアニンは、置
換基を有していない場合には、ほとんどの有機溶媒に対
して難溶であるか不溶であり、著しく加工性が劣る。よ
って、フタロシアニンに置換基を導入して溶媒への溶解
性を高めたのち、CD用の記録膜材料として利用してい
る。フタロシアニンに導入する置換基としては、長鎖の
アルキル基又はアルコキシル基のほか、エステル基、ポ
リエーテル基、チオエーテル基等を挙げることができ
る。
換基を有していない場合には、ほとんどの有機溶媒に対
して難溶であるか不溶であり、著しく加工性が劣る。よ
って、フタロシアニンに置換基を導入して溶媒への溶解
性を高めたのち、CD用の記録膜材料として利用してい
る。フタロシアニンに導入する置換基としては、長鎖の
アルキル基又はアルコキシル基のほか、エステル基、ポ
リエーテル基、チオエーテル基等を挙げることができ
る。
【0005】このような置換基が例えばα位に導入され
たフタロシアニンには、次に示す4つの構造異性体P
1、P2、P3及びP4が存在する。なお、式中のRが
置換基を示す。
たフタロシアニンには、次に示す4つの構造異性体P
1、P2、P3及びP4が存在する。なお、式中のRが
置換基を示す。
【0006】
【化3】
【0007】従来、フタロシアニンはテンプレート法に
より製造されており、この製法によれば、出発原料の仕
込み時において金属又は金属塩を添加するため、置換基
Rが立体障害の少ない卍型に配位したP1が主に生成し
ていた。しかし、この卍型のP1は結晶性がよいため、
CDの記録膜として塗布する際、塗布液中で結晶化した
り、塗布後の記録膜上で粒状になってエラーの原因にな
ったりするという問題がある。
より製造されており、この製法によれば、出発原料の仕
込み時において金属又は金属塩を添加するため、置換基
Rが立体障害の少ない卍型に配位したP1が主に生成し
ていた。しかし、この卍型のP1は結晶性がよいため、
CDの記録膜として塗布する際、塗布液中で結晶化した
り、塗布後の記録膜上で粒状になってエラーの原因にな
ったりするという問題がある。
【0008】そこで本発明は、4つの構造異性体P1、
P2、P3及びP4の中でP1以外のP2、P3及びP
4の含有割合を選択的に向上させることにより、フタロ
シアニン誘導体の有機溶媒に対する溶解性及び安定性を
さらに向上させることができる金属フタロシアニン誘導
体の製造方法を提供することを目的とするものである。
P2、P3及びP4の中でP1以外のP2、P3及びP
4の含有割合を選択的に向上させることにより、フタロ
シアニン誘導体の有機溶媒に対する溶解性及び安定性を
さらに向上させることができる金属フタロシアニン誘導
体の製造方法を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意研究の
結果、置換フタロニトリルと金属又は金属塩を出発原料
として同時に仕込むのではなく、置換フタロニトリルと
塩基から置換フタロニトリルのオリゴマーを生成させた
のち、金属又は金属塩を添加、反応させることにより、
目的物の生成過程において置換基の立体障害による影響
を受けないということを見出し、本発明を完成した。
結果、置換フタロニトリルと金属又は金属塩を出発原料
として同時に仕込むのではなく、置換フタロニトリルと
塩基から置換フタロニトリルのオリゴマーを生成させた
のち、金属又は金属塩を添加、反応させることにより、
目的物の生成過程において置換基の立体障害による影響
を受けないということを見出し、本発明を完成した。
【0010】即ち本発明は、置換フタロニトリルを塩基
とアルコール系溶媒の存在下で環化反応させてフタロシ
アニン誘導体を製造する方法において、置換フタロニト
リルのオリゴマーが生成した状態で金属又は金属塩を添
加することを特徴とする金属フタロシアニン誘導体の製
造方法を提供するものである。
とアルコール系溶媒の存在下で環化反応させてフタロシ
アニン誘導体を製造する方法において、置換フタロニト
リルのオリゴマーが生成した状態で金属又は金属塩を添
加することを特徴とする金属フタロシアニン誘導体の製
造方法を提供するものである。
【0011】なお、本発明において、「置換フタロニト
リルのオリゴマー」とは、置換フタロニトリルのダイマ
ー、トリマー又はテトラマー等を意味するものである。
リルのオリゴマー」とは、置換フタロニトリルのダイマ
ー、トリマー又はテトラマー等を意味するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明で用いる置換フタロニトリ
ルとしては、芳香環に少なくとも1個の反応を阻害しな
い置換基を有しているものであれば特に限定されるもの
ではなく、公知のものを用いることができる。
ルとしては、芳香環に少なくとも1個の反応を阻害しな
い置換基を有しているものであれば特に限定されるもの
ではなく、公知のものを用いることができる。
【0013】置換フタロニトリルにおける置換基として
は、アルキル基、アルコキシル基、アシル基、アミノ
基、メルカプト基、アミド基、ハロゲン原子、ニトロ
基、ヒドロキシル基等を挙げることができる。また、こ
れらの置換基はさらに一部が置換されていてもよく、こ
の場合の置換基としては、アルキル基、アルコキシル
基、アシル基、アミノ基、メルカプト基、アミド基、ハ
ロゲン原子、ニトロ基、ヒドロキシル基等を挙げること
ができ、具体例としては、2-エチルヘキシルオキシ基、
2,2,2,2',2',2'-ヘキサフルオロクミロキシ基、1-フェ
ニル-2,2,2-トリフルオロエトキシ基等を挙げることが
できる。
は、アルキル基、アルコキシル基、アシル基、アミノ
基、メルカプト基、アミド基、ハロゲン原子、ニトロ
基、ヒドロキシル基等を挙げることができる。また、こ
れらの置換基はさらに一部が置換されていてもよく、こ
の場合の置換基としては、アルキル基、アルコキシル
基、アシル基、アミノ基、メルカプト基、アミド基、ハ
ロゲン原子、ニトロ基、ヒドロキシル基等を挙げること
ができ、具体例としては、2-エチルヘキシルオキシ基、
2,2,2,2',2',2'-ヘキサフルオロクミロキシ基、1-フェ
ニル-2,2,2-トリフルオロエトキシ基等を挙げることが
できる。
【0014】このような置換フタロニトリルとしては、
次の一般式(1):
次の一般式(1):
【0015】
【化4】
【0016】[式中、Xは、水素原子又は置換基を有し
てもよい炭素数1〜36の脂肪族、脂環式もしくは芳香
族基を示す。]又は次の一般式(2):
てもよい炭素数1〜36の脂肪族、脂環式もしくは芳香
族基を示す。]又は次の一般式(2):
【0017】
【化5】
【0018】[式中、Yは、水素原子又は置換基を有し
てもよい炭素数1〜36の脂肪族、脂環式もしくは芳香
族基を示す。]で表されるものが好ましい。
てもよい炭素数1〜36の脂肪族、脂環式もしくは芳香
族基を示す。]で表されるものが好ましい。
【0019】本発明で用いる塩基としては特に限定され
るものではなく、公知のものを用いることができる。こ
の塩基としては、DBU(1,8-ジアザビシクロ[5.4.
0]-7-ウンデセン)、DBN(1,5-ジアザビシクロ[4.
3.0]-5-ノネン)等を挙げることができ、これらの中で
もDBUが好ましい。
るものではなく、公知のものを用いることができる。こ
の塩基としては、DBU(1,8-ジアザビシクロ[5.4.
0]-7-ウンデセン)、DBN(1,5-ジアザビシクロ[4.
3.0]-5-ノネン)等を挙げることができ、これらの中で
もDBUが好ましい。
【0020】本発明で用いる塩基の量は、置換フタロニ
トリルに対して、適度な反応時間を確保するため、好ま
しくは1〜1000モル%であり、特に好ましくは10
0〜500モル%である。
トリルに対して、適度な反応時間を確保するため、好ま
しくは1〜1000モル%であり、特に好ましくは10
0〜500モル%である。
【0021】本発明で用いるアルコール系溶媒として
は、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロ
パノール、n-ブタノール、sec-ブタノール、tert-ブタ
ノール、イソブタノール、ペンタノール、ヘキサノー
ル、ヘプタノール、オクタノール、エチルヘキサノー
ル、デカノール、ドデカノール、テトラデカノール、ヘ
キサデカノール、オクタデカノール、ペンタエリスリト
ール、ソルビトール、グリセリン、ポリグリセリン類、
フェノール、ジヒドロキシベンゼン又はトリヒドロキシ
ベンゼン等を挙げることができ、これらの中でもペンタ
ノール、フェノールが好ましく、ペンタノールが特に好
ましい。これらのアルコール系溶媒は、1種又は2種以
上を組み合わせて用いることができる。
は、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロ
パノール、n-ブタノール、sec-ブタノール、tert-ブタ
ノール、イソブタノール、ペンタノール、ヘキサノー
ル、ヘプタノール、オクタノール、エチルヘキサノー
ル、デカノール、ドデカノール、テトラデカノール、ヘ
キサデカノール、オクタデカノール、ペンタエリスリト
ール、ソルビトール、グリセリン、ポリグリセリン類、
フェノール、ジヒドロキシベンゼン又はトリヒドロキシ
ベンゼン等を挙げることができ、これらの中でもペンタ
ノール、フェノールが好ましく、ペンタノールが特に好
ましい。これらのアルコール系溶媒は、1種又は2種以
上を組み合わせて用いることができる。
【0022】本発明で用いる溶媒の量は、円滑な反応を
行わせるため、置換フタロニトリル重量に対して好まし
くは0.1〜200倍量であり、特に好ましくは1〜5
0倍量である。
行わせるため、置換フタロニトリル重量に対して好まし
くは0.1〜200倍量であり、特に好ましくは1〜5
0倍量である。
【0023】本発明の金属フタロシアニン誘導体の製造
方法においては、上記したような置換フタロニトリルを
塩基とアルコール系溶媒の存在下で環化反応させる際
に、置換フタロニトリルのオリゴマーが生成した状態
で、金属又は金属塩を添加する。
方法においては、上記したような置換フタロニトリルを
塩基とアルコール系溶媒の存在下で環化反応させる際
に、置換フタロニトリルのオリゴマーが生成した状態
で、金属又は金属塩を添加する。
【0024】この場合、P2、P3及びP4を選択的に
生成させるため、未反応の置換フタロニトリルの残存量
が、好ましくは80重量%以下(置換フタロニトリルの
オリゴマーの生成量が20重量%以上)、特に好ましく
は60重量%以下(置換フタロニトリルのオリゴマーの
生成量が40重量%以上)、さらに好ましくは40重量
%以下(置換フタロニトリルのオリゴマーの生成量が6
0重量%以上)になった後に金属又は金属塩を添加す
る。
生成させるため、未反応の置換フタロニトリルの残存量
が、好ましくは80重量%以下(置換フタロニトリルの
オリゴマーの生成量が20重量%以上)、特に好ましく
は60重量%以下(置換フタロニトリルのオリゴマーの
生成量が40重量%以上)、さらに好ましくは40重量
%以下(置換フタロニトリルのオリゴマーの生成量が6
0重量%以上)になった後に金属又は金属塩を添加す
る。
【0025】反応系に添加する金属又は金属塩として
は、導入しようとする金属又は金属酸化物に対応する金
属、金属酸化物のほか、金属塩化物、金属酢酸塩等を用
いることができる。導入可能な金属又は金属酸化物とし
ては、VO、TiO、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、
Zn、Pd、Cd、Mg等を挙げることができ、これら
の中でもVO、Fe、Cu、Znが好ましい。
は、導入しようとする金属又は金属酸化物に対応する金
属、金属酸化物のほか、金属塩化物、金属酢酸塩等を用
いることができる。導入可能な金属又は金属酸化物とし
ては、VO、TiO、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、
Zn、Pd、Cd、Mg等を挙げることができ、これら
の中でもVO、Fe、Cu、Znが好ましい。
【0026】これらの金属又は金属塩の使用量は、目的
とする金属や金属酸化物を含有する金属フタロシアニン
誘導体を確実に得るため、置換フタロニトリルに対し
て、好ましくは25〜500モル%であり、特に好まし
くは25〜100モル%である。
とする金属や金属酸化物を含有する金属フタロシアニン
誘導体を確実に得るため、置換フタロニトリルに対し
て、好ましくは25〜500モル%であり、特に好まし
くは25〜100モル%である。
【0027】また、本発明の製造方法においては、金属
フタロシアニン誘導体の収率を向上させるため、反応系
に脱水剤を共存させることができる。脱水剤としては、
環化反応を円滑に進行させ、本発明の目的を達成できる
ものであれば特に限定されるものではない。
フタロシアニン誘導体の収率を向上させるため、反応系
に脱水剤を共存させることができる。脱水剤としては、
環化反応を円滑に進行させ、本発明の目的を達成できる
ものであれば特に限定されるものではない。
【0028】この脱水剤としては、次の一般式(3):
AC(OB)3 (3) [式中、Aは、水素原子又は置換基を有してもよい炭素
数1〜36の脂肪族、脂環式もしくは芳香族基を示し、
Bは、置換基を有してもよい炭素数1〜36の脂肪族、
脂環式又は芳香族基を示す。]で表されるオルトカルボ
ン酸エステルを挙げることができる。
AC(OB)3 (3) [式中、Aは、水素原子又は置換基を有してもよい炭素
数1〜36の脂肪族、脂環式もしくは芳香族基を示し、
Bは、置換基を有してもよい炭素数1〜36の脂肪族、
脂環式又は芳香族基を示す。]で表されるオルトカルボ
ン酸エステルを挙げることができる。
【0029】この一般式(3)で表されるオルトカルボ
ン酸エステルとしては、オルトギ酸メチル、オルトギ酸
エチル、オルトギ酸プロピル、オルトギ酸ブチル等のオ
ルトギ酸エステル類、オルト酢酸メチル、オルト酢酸エ
チル、オルト酢酸プロピル、オルト酢酸ブチル等のオル
ト酢酸エステル類、オルト安息香酸メチル、オルト安息
香酸エチル、オルト安息香酸プロピル、オルト安息香酸
ブチル等のオルト安息香酸エステル類、テトラメチルオ
ルトカルボネート、テトラエチルオルトカルボネート、
テトライソプロピルオルトカルボネート等を挙げること
ができ、これらの中でもオルトギ酸メチル、オルトギ酸
エチルが好ましい。これらのオルトカルボン酸エステル
は、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができ
る。
ン酸エステルとしては、オルトギ酸メチル、オルトギ酸
エチル、オルトギ酸プロピル、オルトギ酸ブチル等のオ
ルトギ酸エステル類、オルト酢酸メチル、オルト酢酸エ
チル、オルト酢酸プロピル、オルト酢酸ブチル等のオル
ト酢酸エステル類、オルト安息香酸メチル、オルト安息
香酸エチル、オルト安息香酸プロピル、オルト安息香酸
ブチル等のオルト安息香酸エステル類、テトラメチルオ
ルトカルボネート、テトラエチルオルトカルボネート、
テトライソプロピルオルトカルボネート等を挙げること
ができ、これらの中でもオルトギ酸メチル、オルトギ酸
エチルが好ましい。これらのオルトカルボン酸エステル
は、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができ
る。
【0030】また、他の脱水剤としては、次の一般式
(4):
(4):
【0031】
【化6】
【0032】[式中、Z及びWは、水素原子又は置換基
を有してもよい炭素数1〜36の脂肪族、脂肪族エーテ
ル、脂環式もしくは芳香族基を示す。ここで、Z及びW
は互いに環を形成してもよい。]で表されるオキシラン
類又はグリシジルエーテル類を挙げることができる。
を有してもよい炭素数1〜36の脂肪族、脂肪族エーテ
ル、脂環式もしくは芳香族基を示す。ここで、Z及びW
は互いに環を形成してもよい。]で表されるオキシラン
類又はグリシジルエーテル類を挙げることができる。
【0033】一般式(4)で表されるオキシラン類とし
ては、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、1,2-エ
ポキシブタン、2,3-エポキシブタン、エポキシヘキサ
ン、エポキシオクタン、エポキシデカン、エポキシドデ
カン、エポキシテトラデカン、エポキシヘキサデカン、
エポキシオクタデカン、ブタジエンモノオキシド、エピ
クロロヒドリン、グリシドール、メチルグリシドール、
シクロペンテンオキシド、シクロヘキセンオキシド、シ
クロオクテンオキシド、シクロドデカンエポキシド、α
−ピネンオキシド、リモネンオキシド、エポキシノルボ
ルナン、ブタジエンジオキシド、ジエポキシオクタン、
ジエポキシシクロオクタン、スチレンオキシド、2,3-エ
ポキシプロピルベンゼン、1-フェニルプロピレンオキシ
ド、スチルベンオキシド等を挙げることができる。
ては、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、1,2-エ
ポキシブタン、2,3-エポキシブタン、エポキシヘキサ
ン、エポキシオクタン、エポキシデカン、エポキシドデ
カン、エポキシテトラデカン、エポキシヘキサデカン、
エポキシオクタデカン、ブタジエンモノオキシド、エピ
クロロヒドリン、グリシドール、メチルグリシドール、
シクロペンテンオキシド、シクロヘキセンオキシド、シ
クロオクテンオキシド、シクロドデカンエポキシド、α
−ピネンオキシド、リモネンオキシド、エポキシノルボ
ルナン、ブタジエンジオキシド、ジエポキシオクタン、
ジエポキシシクロオクタン、スチレンオキシド、2,3-エ
ポキシプロピルベンゼン、1-フェニルプロピレンオキシ
ド、スチルベンオキシド等を挙げることができる。
【0034】一般式(4)で表されるグリシジルエーテ
ル類としては、メチルグリシジルエーテル、エチルグリ
シジルエーテル、プロピルグリシジルエーテル、イソプ
ロピルグリシジルエーテル、ブチルグリシジルエーテ
ル、tert-ブチルグリシジルエーテル、2-エチルヘキシル
グリシジルエーテル、アリルグリシジルエーテル、1-メ
トキシ-2-メチルプロピレンオキシド、エチレングリコ
ールジグリシジルエーテル、1,4-ブタンジオールジグリ
シジルエーテル、1,2-エポキシ-3-フェノキシプロパン、2
-ベンジロキシメチルオキシラン、グリシジル-2-メチル
フェニルエーテル、4-tert-ブチルフェニル、2,3-エポキ
シプロピルエーテル、4-クロロフェニル-2,3-エポキシプ
ロピルエーテル、2,3-エポキシプロピル-4-メトキシフ
ェニルエーテル、2-ビフェニルグリシジルエーテル、グ
リシジル-1-ナフチルエーテル等を挙げることができ
る。
ル類としては、メチルグリシジルエーテル、エチルグリ
シジルエーテル、プロピルグリシジルエーテル、イソプ
ロピルグリシジルエーテル、ブチルグリシジルエーテ
ル、tert-ブチルグリシジルエーテル、2-エチルヘキシル
グリシジルエーテル、アリルグリシジルエーテル、1-メ
トキシ-2-メチルプロピレンオキシド、エチレングリコ
ールジグリシジルエーテル、1,4-ブタンジオールジグリ
シジルエーテル、1,2-エポキシ-3-フェノキシプロパン、2
-ベンジロキシメチルオキシラン、グリシジル-2-メチル
フェニルエーテル、4-tert-ブチルフェニル、2,3-エポキ
シプロピルエーテル、4-クロロフェニル-2,3-エポキシプ
ロピルエーテル、2,3-エポキシプロピル-4-メトキシフ
ェニルエーテル、2-ビフェニルグリシジルエーテル、グ
リシジル-1-ナフチルエーテル等を挙げることができ
る。
【0035】オキシラン類又はグリシジルエーテル類と
しては、これらの中でもプロピレンオキシド、1,2-エポ
キシブタン、2,3-エポキシブタン、エポキシヘキサン、
エポキシオクタン、エピクロロヒドリン、グリシドー
ル、シクロヘキセンオキシド、スチレンオキシド、 イソ
プロピルグリシジルエーテル、ブチルグリシジルエーテ
ル、2-エチルヘキシルグリシジルエーテル、1,2-エポキ
シ-3-フェノキシプロパンが好ましく、エポキシヘキサ
ン、シクロヘキセンオキシド、2-エチルヘキシルグリシ
ジルエーテルが特に好ましい。これらのオキシラン類及
びグリシジルエーテル類は、1種又は2種以上を組み合
わせて用いることができる。
しては、これらの中でもプロピレンオキシド、1,2-エポ
キシブタン、2,3-エポキシブタン、エポキシヘキサン、
エポキシオクタン、エピクロロヒドリン、グリシドー
ル、シクロヘキセンオキシド、スチレンオキシド、 イソ
プロピルグリシジルエーテル、ブチルグリシジルエーテ
ル、2-エチルヘキシルグリシジルエーテル、1,2-エポキ
シ-3-フェノキシプロパンが好ましく、エポキシヘキサ
ン、シクロヘキセンオキシド、2-エチルヘキシルグリシ
ジルエーテルが特に好ましい。これらのオキシラン類及
びグリシジルエーテル類は、1種又は2種以上を組み合
わせて用いることができる。
【0036】本発明で用いる脱水剤の量は、適度な反応
時間確保するとともに、充分な脱水効果を付与するた
め、置換フタロニトリルに対して、好ましくは0.1〜
500モル%であり、特に好ましくは5〜100モル%
である。
時間確保するとともに、充分な脱水効果を付与するた
め、置換フタロニトリルに対して、好ましくは0.1〜
500モル%であり、特に好ましくは5〜100モル%
である。
【0037】本発明の製造方法における反応系の雰囲気
は特に限定されるものではないが、反応系を窒素ガス雰
囲気又はアルゴンのような不活性ガス雰囲気にすること
が好ましい。
は特に限定されるものではないが、反応系を窒素ガス雰
囲気又はアルゴンのような不活性ガス雰囲気にすること
が好ましい。
【0038】本発明の製造方法における反応温度は、生
成物の熱による着色を防止し、円滑な反応をなすため、
好ましくは−100〜250℃であり、特に好ましくは
−20〜200℃であり、さらに好ましくは0〜150
℃であり、もっとも好ましくは0〜80℃である。
成物の熱による着色を防止し、円滑な反応をなすため、
好ましくは−100〜250℃であり、特に好ましくは
−20〜200℃であり、さらに好ましくは0〜150
℃であり、もっとも好ましくは0〜80℃である。
【0039】本発明の製造方法における反応時間は、反
応温度等の条件により異なるものであるが、通常は約1
0分〜100時間である。
応温度等の条件により異なるものであるが、通常は約1
0分〜100時間である。
【0040】反応終了後、反応液に対して、必要に応じ
て再沈殿、中和、濾過、抽出等の公知の精製手段を適用
することにより、目的とする金属フタロシアニン誘導体
を得ることができる。また、さらに精製度を上げるた
め、前記した再沈殿や再結晶等の精製手段を適用するほ
か、シリカゲルクロマトグラフィー等の精製手段も適用
することができる。
て再沈殿、中和、濾過、抽出等の公知の精製手段を適用
することにより、目的とする金属フタロシアニン誘導体
を得ることができる。また、さらに精製度を上げるた
め、前記した再沈殿や再結晶等の精製手段を適用するほ
か、シリカゲルクロマトグラフィー等の精製手段も適用
することができる。
【0041】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳しく説
明するが、本発明はこれらにより限定されるものではな
い。
明するが、本発明はこれらにより限定されるものではな
い。
【0042】実施例1 3-(2,2,2,2',2',2'-ヘキサフルオロクミロキシ)−フタ
ロニトリル5.80g(15mmol)、1-ペンタノール30m
l、シクロヘキセンオキシド0.31g(3.2mmol)及び
DBU3.43g(23mmol)を容量100mlの4つ口フ
ラスコに仕込み、窒素ガスを流しながら70℃で22時
間攪拌した。この時点での3-(2,2,2,2',2',2'-ヘキサフ
ルオロクミロキシ)−フタロニトリルの残存量は21重
量%であった(内部標準法によるGC分析から求めた。
以下においても同様である)。その後、VCl30.5
9g(3.8mmol)を添加し、70℃で32時間攪拌した。
放冷後、メタノール225mlに溶解し、水39mlを30
分かけて滴下したのち、2時間室温で攪拌して再沈殿さ
せた。桐山ロートで吸引濾過し、メタノール/水(6/
1)150mlで固形分を洗浄した。この固形分を100
℃/3hPaで1時間乾燥し、テトラα−(2,2,2,2',2',2'
-ヘキサフルオロクミロキシ)バナジルフタロシアニン
の粗製品(緑色固体)3.28gを得た。反応収率は5
1%であった。構造異性体の組成比は、P2:P3:
(P1+P4)=42:29:29であった。なお、反
応収率及び組成比は、図1に示した粗製品のHPLCの
面積%から求めた(チャート送り方向へ順にP2、P
3、P1+P4のピークを示す)。以下の各実施例にお
いても同様である。
ロニトリル5.80g(15mmol)、1-ペンタノール30m
l、シクロヘキセンオキシド0.31g(3.2mmol)及び
DBU3.43g(23mmol)を容量100mlの4つ口フ
ラスコに仕込み、窒素ガスを流しながら70℃で22時
間攪拌した。この時点での3-(2,2,2,2',2',2'-ヘキサフ
ルオロクミロキシ)−フタロニトリルの残存量は21重
量%であった(内部標準法によるGC分析から求めた。
以下においても同様である)。その後、VCl30.5
9g(3.8mmol)を添加し、70℃で32時間攪拌した。
放冷後、メタノール225mlに溶解し、水39mlを30
分かけて滴下したのち、2時間室温で攪拌して再沈殿さ
せた。桐山ロートで吸引濾過し、メタノール/水(6/
1)150mlで固形分を洗浄した。この固形分を100
℃/3hPaで1時間乾燥し、テトラα−(2,2,2,2',2',2'
-ヘキサフルオロクミロキシ)バナジルフタロシアニン
の粗製品(緑色固体)3.28gを得た。反応収率は5
1%であった。構造異性体の組成比は、P2:P3:
(P1+P4)=42:29:29であった。なお、反
応収率及び組成比は、図1に示した粗製品のHPLCの
面積%から求めた(チャート送り方向へ順にP2、P
3、P1+P4のピークを示す)。以下の各実施例にお
いても同様である。
【0043】また、前記粗製品1gを、テトラヒドロフ
ラン、クロロホルム又はトルエンのそれぞれ20mlに溶
解させたのち、常温で24時間放置したが、いずれの溶
液にも全く変化が見られなかった。これにより、本発明
の製造方法により得られたフタロシアニン誘導体が、溶
解性及び溶液の安定性がよいことが確認された。
ラン、クロロホルム又はトルエンのそれぞれ20mlに溶
解させたのち、常温で24時間放置したが、いずれの溶
液にも全く変化が見られなかった。これにより、本発明
の製造方法により得られたフタロシアニン誘導体が、溶
解性及び溶液の安定性がよいことが確認された。
【0044】比較例1 3-(2,2,2,2',2',2'-ヘキサフルオロクミロキシ)−フタ
ロニトリル5.80g(15mmol)、VCl30.59g(3.
8mmol)、1-ペンタノール30ml及びシクロヘキセンオ
キシド0.33g(3.4mmol)を100mlの4つ口フラ
スコに仕込み、窒素ガスを流しながら70℃まで昇温攪
拌した。反応系の温度を70℃に保ちながら、DBU
3.43g(23mmol)を30分かけて滴下した。その
後、70℃で32時間攪拌した。放冷後、メタノール2
25mlに溶解し、水39mlを30分かけて滴下したの
ち、2時間室温で攪拌して再沈殿させた。桐山ロートで
吸引濾過し、メタノール/水(6/1)150mlで固形
分を洗浄した。この固形分を100℃/3hPaで1時間
乾燥し、テトラα−(2,2,2,2',2',2'-ヘキサフルオロク
ミロキシ)バナジルフタロシアニンの粗製品(緑色固
体)2.06gを得た。反応収率は42%であった。構
造異性体の組成比は、P2:P3:(P1+P4)=2
3:13:64であった。なお、反応収率及び組成比
は、図2に示した粗製品のHPLCの面積%から求めた
(チャート送り方向へ順にP2、P3、P1+P4のピ
ークを示す)。以下の各比較例においても同様である。
ロニトリル5.80g(15mmol)、VCl30.59g(3.
8mmol)、1-ペンタノール30ml及びシクロヘキセンオ
キシド0.33g(3.4mmol)を100mlの4つ口フラ
スコに仕込み、窒素ガスを流しながら70℃まで昇温攪
拌した。反応系の温度を70℃に保ちながら、DBU
3.43g(23mmol)を30分かけて滴下した。その
後、70℃で32時間攪拌した。放冷後、メタノール2
25mlに溶解し、水39mlを30分かけて滴下したの
ち、2時間室温で攪拌して再沈殿させた。桐山ロートで
吸引濾過し、メタノール/水(6/1)150mlで固形
分を洗浄した。この固形分を100℃/3hPaで1時間
乾燥し、テトラα−(2,2,2,2',2',2'-ヘキサフルオロク
ミロキシ)バナジルフタロシアニンの粗製品(緑色固
体)2.06gを得た。反応収率は42%であった。構
造異性体の組成比は、P2:P3:(P1+P4)=2
3:13:64であった。なお、反応収率及び組成比
は、図2に示した粗製品のHPLCの面積%から求めた
(チャート送り方向へ順にP2、P3、P1+P4のピ
ークを示す)。以下の各比較例においても同様である。
【0045】また、前記粗製品を実施例1と同様にして
有機溶媒に溶解させたのち、常温で24時間放置したと
ころ、結晶が析出していた。
有機溶媒に溶解させたのち、常温で24時間放置したと
ころ、結晶が析出していた。
【0046】実施例2 3-(2,2,2,2',2',2'-ヘキサフルオロクミロキシ)−フタ
ロニトリル5.80g(15mmol)、1-ペンタノール30ml
及びDBU3.43g(23mmol)を容量100mlの4つ
口フラスコに仕込み、窒素ガスを流しながら95℃で4
時間攪拌した。この時点での3-(2,2,2,2',2',2'-ヘキサ
フルオロクミロキシ)−フタロニトリルの残存量は30
重量%であった。その後、VCl30.59g(3.8mmo
l)を添加し、95℃で6時間攪拌した。放冷後、メタ
ノール225mlに溶解し、水39mlを30分かけて滴下
したのち、2時間室温で攪拌して再沈殿させた。桐山ロ
ートで吸引濾過し、メタノール/水(6/1)150ml
で固形分を洗浄した。この固形分を100℃/3hPaで
1時間乾燥し、テトラα−(2,2,2,2',2',2'-ヘキサフル
オロクミロキシ)バナジルフタロシアニンの粗製品(緑
色固体)2.34gを得た。反応収率は29%であっ
た。構造異性体の組成比は、P2:P3:(P1+P
4)=26:32:42であった。
ロニトリル5.80g(15mmol)、1-ペンタノール30ml
及びDBU3.43g(23mmol)を容量100mlの4つ
口フラスコに仕込み、窒素ガスを流しながら95℃で4
時間攪拌した。この時点での3-(2,2,2,2',2',2'-ヘキサ
フルオロクミロキシ)−フタロニトリルの残存量は30
重量%であった。その後、VCl30.59g(3.8mmo
l)を添加し、95℃で6時間攪拌した。放冷後、メタ
ノール225mlに溶解し、水39mlを30分かけて滴下
したのち、2時間室温で攪拌して再沈殿させた。桐山ロ
ートで吸引濾過し、メタノール/水(6/1)150ml
で固形分を洗浄した。この固形分を100℃/3hPaで
1時間乾燥し、テトラα−(2,2,2,2',2',2'-ヘキサフル
オロクミロキシ)バナジルフタロシアニンの粗製品(緑
色固体)2.34gを得た。反応収率は29%であっ
た。構造異性体の組成比は、P2:P3:(P1+P
4)=26:32:42であった。
【0047】比較例2 3-(2,2,2,2',2',2'-ヘキサフルオロクミロキシ)−フタ
ロニトリル5.80g(15mmol)、VCl30.59g(3.
8mmol)及び1-ペンタノール30mlを100mlの4つ口
フラスコに仕込み、窒素ガスを流しながら90℃まで昇
温攪拌した。反応系の温度を90〜95℃に保ちなが
ら、DBU3.43g(23mmol)を30分かけて滴下し
た。その後、95℃で6時間攪拌した。放冷後、メタノ
ール225mlに溶解し、水39mlを30分かけて滴下し
たのち、2時間室温で攪拌して再沈殿させた。桐山ロー
トで吸引濾過し、メタノール/水(6/1)150mlで
固形分を洗浄した。この固形分を100℃/3hPaで1
時間乾燥し、テトラα−(2,2,2,2',2',2'-ヘキサフルオ
ロクミロキシ)バナジルフタロシアニンの粗製品(緑色
固体)2.76gを得た。反応収率は25%であった。
構造異性体の組成比は、P2:P3:(P1+P4)=
9:6:85であった。
ロニトリル5.80g(15mmol)、VCl30.59g(3.
8mmol)及び1-ペンタノール30mlを100mlの4つ口
フラスコに仕込み、窒素ガスを流しながら90℃まで昇
温攪拌した。反応系の温度を90〜95℃に保ちなが
ら、DBU3.43g(23mmol)を30分かけて滴下し
た。その後、95℃で6時間攪拌した。放冷後、メタノ
ール225mlに溶解し、水39mlを30分かけて滴下し
たのち、2時間室温で攪拌して再沈殿させた。桐山ロー
トで吸引濾過し、メタノール/水(6/1)150mlで
固形分を洗浄した。この固形分を100℃/3hPaで1
時間乾燥し、テトラα−(2,2,2,2',2',2'-ヘキサフルオ
ロクミロキシ)バナジルフタロシアニンの粗製品(緑色
固体)2.76gを得た。反応収率は25%であった。
構造異性体の組成比は、P2:P3:(P1+P4)=
9:6:85であった。
【0048】実施例3 3-(2,2,2,2',2',2'-ヘキサフルオロクミロキシ)−フタ
ロニトリル5.80g(15mmol)、1-ペンタノール30m
l、シクロヘキセンオキシド0.31g(3.2mmol)及び
DBU3.43g(23mmol)を容量100mlの4つ口フ
ラスコに仕込み、窒素ガスを流しながら75℃で4時間
攪拌した。その後、VCl30.59g(3.8mmol)を添
加し、70℃で32時間攪拌した。これ以降は実施例1
と同様にして、テトラα−(2,2,2,2',2',2'-ヘキサフル
オロクミロキシ)バナジルフタロシアニンの粗製品(緑
色固体)を得た。なお、フタロニトリルの残存量、反応
収率及び組成比を表1に示す。
ロニトリル5.80g(15mmol)、1-ペンタノール30m
l、シクロヘキセンオキシド0.31g(3.2mmol)及び
DBU3.43g(23mmol)を容量100mlの4つ口フ
ラスコに仕込み、窒素ガスを流しながら75℃で4時間
攪拌した。その後、VCl30.59g(3.8mmol)を添
加し、70℃で32時間攪拌した。これ以降は実施例1
と同様にして、テトラα−(2,2,2,2',2',2'-ヘキサフル
オロクミロキシ)バナジルフタロシアニンの粗製品(緑
色固体)を得た。なお、フタロニトリルの残存量、反応
収率及び組成比を表1に示す。
【0049】実施例4 3-(2,2,2,2',2',2'-ヘキサフルオロクミロキシ)−フタ
ロニトリル5.80g(15mmol)、1-ペンタノール30m
l、シクロヘキセンオキシド0.31g(3.2mmol)及び
DBU3.43g(23mmol)を容量100mlの4つ口フ
ラスコに仕込み、窒素ガスを流しながら75℃で8時間
攪拌した。その後、VCl30.59g(3.8mmol)を添
加し、70℃で32時間攪拌した。これ以降は実施例1
と同様にして、テトラα−(2,2,2,2',2',2'-ヘキサフル
オロクミロキシ)バナジルフタロシアニンの粗製品(緑
色固体)を得た。なお、フタロニトリルの残存量、反応
収率及び組成比を表1に示す。
ロニトリル5.80g(15mmol)、1-ペンタノール30m
l、シクロヘキセンオキシド0.31g(3.2mmol)及び
DBU3.43g(23mmol)を容量100mlの4つ口フ
ラスコに仕込み、窒素ガスを流しながら75℃で8時間
攪拌した。その後、VCl30.59g(3.8mmol)を添
加し、70℃で32時間攪拌した。これ以降は実施例1
と同様にして、テトラα−(2,2,2,2',2',2'-ヘキサフル
オロクミロキシ)バナジルフタロシアニンの粗製品(緑
色固体)を得た。なお、フタロニトリルの残存量、反応
収率及び組成比を表1に示す。
【0050】実施例5 3-(2,2,2,2',2',2'-ヘキサフルオロクミロキシ)−フタ
ロニトリル5.80g(15mmol)、1-ペンタノール30m
l、シクロヘキセンオキシド0.31g(3.2mmol)及び
DBU3.43g(23mmol)を容量100mlの4つ口フ
ラスコに仕込み、窒素ガスを流しながら75℃で10時
間攪拌した。その後、VCl30.59g(3.8mmol)を
添加し、70℃で32時間攪拌した。これ以降は実施例
1と同様にして、テトラα−(2,2,2,2',2',2'-ヘキサフ
ルオロクミロキシ)バナジルフタロシアニンの粗製品
(緑色固体)を得た。なお、フタロニトリルの残存量、
反応収率及び組成比を表1に示す。
ロニトリル5.80g(15mmol)、1-ペンタノール30m
l、シクロヘキセンオキシド0.31g(3.2mmol)及び
DBU3.43g(23mmol)を容量100mlの4つ口フ
ラスコに仕込み、窒素ガスを流しながら75℃で10時
間攪拌した。その後、VCl30.59g(3.8mmol)を
添加し、70℃で32時間攪拌した。これ以降は実施例
1と同様にして、テトラα−(2,2,2,2',2',2'-ヘキサフ
ルオロクミロキシ)バナジルフタロシアニンの粗製品
(緑色固体)を得た。なお、フタロニトリルの残存量、
反応収率及び組成比を表1に示す。
【0051】実施例6 3-(2,2,2,2',2',2'-ヘキサフルオロクミロキシ)−フタ
ロニトリル5.80g(15mmol)、1-ペンタノール30m
l、シクロヘキセンオキシド0.31g(3.2mmol)及び
DBU3.43g(23mmol)を容量100mlの4つ口フ
ラスコに仕込み、窒素ガスを流しながら75℃で12時
間攪拌した。その後、VCl30.59g(3.8mmol)を
添加し、70℃で32時間攪拌した。これ以降は実施例
1と同様にして、テトラα−(2,2,2,2',2',2'-ヘキサフ
ルオロクミロキシ)バナジルフタロシアニンの粗製品
(緑色固体)を得た。なお、フタロニトリルの残存量、
反応収率及び組成比を表1に示す。
ロニトリル5.80g(15mmol)、1-ペンタノール30m
l、シクロヘキセンオキシド0.31g(3.2mmol)及び
DBU3.43g(23mmol)を容量100mlの4つ口フ
ラスコに仕込み、窒素ガスを流しながら75℃で12時
間攪拌した。その後、VCl30.59g(3.8mmol)を
添加し、70℃で32時間攪拌した。これ以降は実施例
1と同様にして、テトラα−(2,2,2,2',2',2'-ヘキサフ
ルオロクミロキシ)バナジルフタロシアニンの粗製品
(緑色固体)を得た。なお、フタロニトリルの残存量、
反応収率及び組成比を表1に示す。
【0052】実施例7 3-(2,2,2,2',2',2'-ヘキサフルオロクミロキシ)−フタ
ロニトリル5.80g(15mmol)、1-ペンタノール30m
l、シクロヘキセンオキシド0.31g(3.2mmol)及び
DBU3.43g(23mmol)を容量100mlの4つ口フ
ラスコに仕込み、窒素ガスを流しながら75℃で14時
間攪拌したその後、VCl30.59g(3.8mmol)を添
加し、70℃で32時間攪拌した。これ以降は実施例1
と同様にして、テトラα−(2,2,2,2',2',2'-ヘキサフル
オロクミロキシ)バナジルフタロシアニンの粗製品(緑
色固体)を得た。なお、フタロニトリルの残存量、反応
収率及び組成比を表1に示す。
ロニトリル5.80g(15mmol)、1-ペンタノール30m
l、シクロヘキセンオキシド0.31g(3.2mmol)及び
DBU3.43g(23mmol)を容量100mlの4つ口フ
ラスコに仕込み、窒素ガスを流しながら75℃で14時
間攪拌したその後、VCl30.59g(3.8mmol)を添
加し、70℃で32時間攪拌した。これ以降は実施例1
と同様にして、テトラα−(2,2,2,2',2',2'-ヘキサフル
オロクミロキシ)バナジルフタロシアニンの粗製品(緑
色固体)を得た。なお、フタロニトリルの残存量、反応
収率及び組成比を表1に示す。
【0053】実施例8 3-(2,2,2,2',2',2'-ヘキサフルオロクミロキシ)−フタ
ロニトリル5.80g(15mmol)、1-ペンタノール30m
l、シクロヘキセンオキシド0.31g(3.2mmol)及び
DBU3.43g(23mmol)を容量100mlの4つ口フ
ラスコに仕込み、窒素ガスを流しながら75℃で26時
間攪拌した。その後、VCl30.59g(3.8mmol)を
添加し、70℃で32時間攪拌した。これ以降は実施例
1と同様にして、テトラα−(2,2,2,2',2',2'-ヘキサフ
ルオロクミロキシ)バナジルフタロシアニンの粗製品
(緑色固体)を得た。なお、フタロニトリルの残存量、
反応収率及び組成比を表1に示す。
ロニトリル5.80g(15mmol)、1-ペンタノール30m
l、シクロヘキセンオキシド0.31g(3.2mmol)及び
DBU3.43g(23mmol)を容量100mlの4つ口フ
ラスコに仕込み、窒素ガスを流しながら75℃で26時
間攪拌した。その後、VCl30.59g(3.8mmol)を
添加し、70℃で32時間攪拌した。これ以降は実施例
1と同様にして、テトラα−(2,2,2,2',2',2'-ヘキサフ
ルオロクミロキシ)バナジルフタロシアニンの粗製品
(緑色固体)を得た。なお、フタロニトリルの残存量、
反応収率及び組成比を表1に示す。
【0054】
【表1】
【0055】実施例9 3-(2,2,2,2',2',2'-ヘキサフルオロクミロキシ)−フタ
ロニトリル5.80g(15mmol)、1-ペンタノール30ml
及びDBU3.43g(23mmol)を容量100mlの4つ
口フラスコに仕込み、窒素ガスを流しながら95℃で1
時間攪拌した。その後、VCl30.59g(3.8mmol)
を添加し、95℃で6時間攪拌した。これ以降は実施例
2と同様にして、テトラα−(2,2,2,2',2',2'-ヘキサフ
ルオロクミロキシ)バナジルフタロシアニンの粗製品
(緑色固体)を得た。なお、フタロニトリルの残存量、
反応収率及び組成比を表2に示す。
ロニトリル5.80g(15mmol)、1-ペンタノール30ml
及びDBU3.43g(23mmol)を容量100mlの4つ
口フラスコに仕込み、窒素ガスを流しながら95℃で1
時間攪拌した。その後、VCl30.59g(3.8mmol)
を添加し、95℃で6時間攪拌した。これ以降は実施例
2と同様にして、テトラα−(2,2,2,2',2',2'-ヘキサフ
ルオロクミロキシ)バナジルフタロシアニンの粗製品
(緑色固体)を得た。なお、フタロニトリルの残存量、
反応収率及び組成比を表2に示す。
【0056】実施例10 3-(2,2,2,2',2',2'-ヘキサフルオロクミロキシ)−フタ
ロニトリル5.80g(15mmol)、1-ペンタノール30ml
及びDBU3.43g(23mmol)を容量100mlの4つ
口フラスコに仕込み、窒素ガスを流しながら95℃で8
時間攪拌した。その後、VCl30.59g(3.8mmol)
を添加し、95℃で6時間攪拌した。これ以降は実施例
2と同様にして、テトラα−(2,2,2,2',2',2'-ヘキサフ
ルオロクミロキシ)バナジルフタロシアニンの粗製品
(緑色固体)を得た。なお、フタロニトリルの残存量、
反応収率及び組成比を表2に示す。
ロニトリル5.80g(15mmol)、1-ペンタノール30ml
及びDBU3.43g(23mmol)を容量100mlの4つ
口フラスコに仕込み、窒素ガスを流しながら95℃で8
時間攪拌した。その後、VCl30.59g(3.8mmol)
を添加し、95℃で6時間攪拌した。これ以降は実施例
2と同様にして、テトラα−(2,2,2,2',2',2'-ヘキサフ
ルオロクミロキシ)バナジルフタロシアニンの粗製品
(緑色固体)を得た。なお、フタロニトリルの残存量、
反応収率及び組成比を表2に示す。
【0057】
【表2】
【0058】実施例11 3-(1-フェニル-2,2,2-トリフルオロエトキシ)−フタロ
ニトリル4.55g(15mmol)、1-ペンタノール30ml、
シクロヘキセンオキシド0.31g(3.2mmol)及びDB
N2.85g(23mmol)を容量100mlの4つ口フラス
コに仕込み、窒素ガスを流しながら75℃で8時間攪拌
した。その後、ZnCl20.52g(3.8mmol)を添加
し、70℃で32時間攪拌した。これ以降は実施例1と
同様にして、テトラα−(1-フェニル-2,2,2-トリフルオ
ロエトキシ)亜鉛フタロシアニンの粗製品(緑色固体)
を得た。なお、フタロニトリルの残存量、反応収率及び
組成比を表3に示す。
ニトリル4.55g(15mmol)、1-ペンタノール30ml、
シクロヘキセンオキシド0.31g(3.2mmol)及びDB
N2.85g(23mmol)を容量100mlの4つ口フラス
コに仕込み、窒素ガスを流しながら75℃で8時間攪拌
した。その後、ZnCl20.52g(3.8mmol)を添加
し、70℃で32時間攪拌した。これ以降は実施例1と
同様にして、テトラα−(1-フェニル-2,2,2-トリフルオ
ロエトキシ)亜鉛フタロシアニンの粗製品(緑色固体)
を得た。なお、フタロニトリルの残存量、反応収率及び
組成比を表3に示す。
【0059】実施例12 実施例11において75℃で8時間攪拌する代わりに7
5℃で14時間攪拌したほかは同様にしてテトラα−(1
-フェニル-2,2,2-トリフルオロエトキシ)亜鉛フタロシ
アニンの粗製品(緑色固体)を得た。なお、フタロニト
リルの残存量、反応収率及び組成比を表3に示す。
5℃で14時間攪拌したほかは同様にしてテトラα−(1
-フェニル-2,2,2-トリフルオロエトキシ)亜鉛フタロシ
アニンの粗製品(緑色固体)を得た。なお、フタロニト
リルの残存量、反応収率及び組成比を表3に示す。
【0060】比較例3 3-(1-フェニル-2,2,2-トリフルオロエトキシ)−フタロ
ニトリル4.55g(15mmol)、ZnCl20.52g(3.
8mmol)、1-ペンタノール30ml及びシクロヘキセンオ
キシド0.31g(3.2mmol)を100mlの4つ口フラス
コに仕込み、窒素ガスを流しながら70℃まで昇温攪拌
した。反応系の温度を70℃に保ちながら、DBU2.
85g(23mmol)を30分かけて滴下した。その後、7
0℃で32時間攪拌した。これ以降は比較例1と同様に
して、テトラα−(1-フェニル-2,2,2-トリフルオロエト
キシ)亜鉛フタロシアニンの粗製品(緑色固体)を得
た。なお、フタロニトリルの残存量、反応収率及び組成
比を表3に示す。
ニトリル4.55g(15mmol)、ZnCl20.52g(3.
8mmol)、1-ペンタノール30ml及びシクロヘキセンオ
キシド0.31g(3.2mmol)を100mlの4つ口フラス
コに仕込み、窒素ガスを流しながら70℃まで昇温攪拌
した。反応系の温度を70℃に保ちながら、DBU2.
85g(23mmol)を30分かけて滴下した。その後、7
0℃で32時間攪拌した。これ以降は比較例1と同様に
して、テトラα−(1-フェニル-2,2,2-トリフルオロエト
キシ)亜鉛フタロシアニンの粗製品(緑色固体)を得
た。なお、フタロニトリルの残存量、反応収率及び組成
比を表3に示す。
【0061】
【表3】
【0062】実施例13 4-(2-エチルヘキシルオキシ)−フタロニトリル3.3
5g(15mmol)、1-ペンタノール30ml、シクロヘキセン
オキシド0.31g(3.2mmol)及びDBU3.43g(2
3mmol)を容量100mlの4つ口フラスコに仕込み、窒
素ガスを流しながら75℃で8時間攪拌した。その後、
CuCl0.38g(3.8mmol)を添加し、70℃で32
時間攪拌した。これ以降は実施例1と同様にして、テト
ラβ−(2-エチルヘキシルオキシ)銅フタロシアニンの
粗製品(緑色固体)を得た。なお、フタロニトリルの残
存量、反応収率及び組成比を表4に示す。
5g(15mmol)、1-ペンタノール30ml、シクロヘキセン
オキシド0.31g(3.2mmol)及びDBU3.43g(2
3mmol)を容量100mlの4つ口フラスコに仕込み、窒
素ガスを流しながら75℃で8時間攪拌した。その後、
CuCl0.38g(3.8mmol)を添加し、70℃で32
時間攪拌した。これ以降は実施例1と同様にして、テト
ラβ−(2-エチルヘキシルオキシ)銅フタロシアニンの
粗製品(緑色固体)を得た。なお、フタロニトリルの残
存量、反応収率及び組成比を表4に示す。
【0063】実施例14 実施例13において75℃で8時間攪拌する代わりに7
5℃で14時間攪拌したほかは同様にしてテトラβ−(2
-エチルヘキシルオキシ)銅フタロシアニンの粗製品
(緑色固体)を得た。なお、フタロニトリルの残存量、
反応収率及び組成比を表4に示す。
5℃で14時間攪拌したほかは同様にしてテトラβ−(2
-エチルヘキシルオキシ)銅フタロシアニンの粗製品
(緑色固体)を得た。なお、フタロニトリルの残存量、
反応収率及び組成比を表4に示す。
【0064】比較例4 4-(2-エチルヘキシルオキシ)−フタロニトリル3.3
5g(15mmol)、CuCl0.38g(3.8mmol)、1-ペン
タノール30ml及びシクロヘキセンオキシド0.31g
(3.2mmol)を100mlの4つ口フラスコに仕込み、窒素
ガスを流しながら75℃まで昇温攪拌した。反応系の温
度を75℃に保ちながら、DBN2.85g(23mmol)
を30分かけて滴下した。その後、70℃で32時間攪
拌した。これ以降は比較例1と同様にして、テトラβ−
(2-エチルヘキシルオキシ)銅フタロシアニンの粗製品
(緑色固体)を得た。なお、フタロニトリルの残存量、
反応収率及び組成比を表4に示す。
5g(15mmol)、CuCl0.38g(3.8mmol)、1-ペン
タノール30ml及びシクロヘキセンオキシド0.31g
(3.2mmol)を100mlの4つ口フラスコに仕込み、窒素
ガスを流しながら75℃まで昇温攪拌した。反応系の温
度を75℃に保ちながら、DBN2.85g(23mmol)
を30分かけて滴下した。その後、70℃で32時間攪
拌した。これ以降は比較例1と同様にして、テトラβ−
(2-エチルヘキシルオキシ)銅フタロシアニンの粗製品
(緑色固体)を得た。なお、フタロニトリルの残存量、
反応収率及び組成比を表4に示す。
【0065】
【表4】
【0066】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、生成物にお
けるフタロシアニンの4つの構造異性体P1、P2、P
3及びP4のうち、結晶性の高い卍型のP1成分以外の
構造異性体P2、P3及びP4の選択性を向上させるこ
とができる。よって、得られる金属フタロシアニン誘導
体は、有機溶媒に対する溶解性がよく、その溶液の安定
性も高い。このため、本発明の製造方法により得られた
金属フタロシアニン誘導体は、CD、特に追記型CD用
の記録膜材料として好適であり、その他にも、従来から
汎用されてきた顔料、その他の光記録用色素、カラーフ
ィルター用色素、光電変換素子、電子写真感光体、有機
半導体素子、触媒、ガスセンサー、カラーフィルター、
消臭剤、医薬、農薬等の原料としても広く利用すること
ができる。
けるフタロシアニンの4つの構造異性体P1、P2、P
3及びP4のうち、結晶性の高い卍型のP1成分以外の
構造異性体P2、P3及びP4の選択性を向上させるこ
とができる。よって、得られる金属フタロシアニン誘導
体は、有機溶媒に対する溶解性がよく、その溶液の安定
性も高い。このため、本発明の製造方法により得られた
金属フタロシアニン誘導体は、CD、特に追記型CD用
の記録膜材料として好適であり、その他にも、従来から
汎用されてきた顔料、その他の光記録用色素、カラーフ
ィルター用色素、光電変換素子、電子写真感光体、有機
半導体素子、触媒、ガスセンサー、カラーフィルター、
消臭剤、医薬、農薬等の原料としても広く利用すること
ができる。
【図1】実施例1で得られた粗製品のHPLCチャート
である。
である。
【図2】比較例1で得られた粗製品のHPLCチャート
である。
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上田 裕 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内
Claims (5)
- 【請求項1】 置換フタロニトリルを塩基とアルコール
系溶媒の存在下で環化反応させてフタロシアニン誘導体
を製造する方法において、置換フタロニトリルのオリゴ
マーが生成した状態で金属又は金属塩を添加することを
特徴とする金属フタロシアニン誘導体の製造方法。 - 【請求項2】 未反応の置換フタロニトリルの残存量が
80重量%以下になった後に金属又は金属塩を添加する
請求項1記載の金属フタロシアニン誘導体の製造方法。 - 【請求項3】 置換フタロニトリルが、次の一般式
(1): 【化1】 [式中、Xは、水素原子又は置換基を有してもよい炭素
数1〜36の脂肪族、脂環式もしくは芳香族基を示
す。]で表されるものである請求項1又は2記載の金属
フタロシアニン誘導体の製造方法。 - 【請求項4】 置換フタロニトリルが、次の一般式
(2): 【化2】 [式中、Yは、水素原子又は置換基を有してもよい炭素
数1〜36の脂肪族、脂環式もしくは芳香族基を示
す。]で表されるものである請求項1又は2記載の金属
フタロシアニン誘導体の製造方法。 - 【請求項5】 さらに反応系に脱水剤を共存させる請求
項1〜4項のいずれか1記載の金属フタロシアニン誘導
体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9281597A JPH11116836A (ja) | 1997-10-15 | 1997-10-15 | 金属フタロシアニン誘導体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9281597A JPH11116836A (ja) | 1997-10-15 | 1997-10-15 | 金属フタロシアニン誘導体の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11116836A true JPH11116836A (ja) | 1999-04-27 |
Family
ID=17641373
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9281597A Pending JPH11116836A (ja) | 1997-10-15 | 1997-10-15 | 金属フタロシアニン誘導体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11116836A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004099521A (ja) * | 2002-09-10 | 2004-04-02 | Japan Science & Technology Corp | ヘキサン可溶性ヘキサフィリン |
| JP2005298491A (ja) * | 2004-03-15 | 2005-10-27 | Nippon Shokubai Co Ltd | ハロゲン含有フタロシアニン化合物の製造方法 |
| JP2006124379A (ja) * | 2004-09-30 | 2006-05-18 | Fuji Photo Film Co Ltd | フタロシアニン化合物およびその類縁体の製造方法 |
| WO2007037039A1 (en) | 2005-09-28 | 2007-04-05 | Fujifilm Corporation | Method of producing a metal phthalocyanine compound, and method of producing a phthalocyanine compound and an analogue thereof |
-
1997
- 1997-10-15 JP JP9281597A patent/JPH11116836A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004099521A (ja) * | 2002-09-10 | 2004-04-02 | Japan Science & Technology Corp | ヘキサン可溶性ヘキサフィリン |
| JP2005298491A (ja) * | 2004-03-15 | 2005-10-27 | Nippon Shokubai Co Ltd | ハロゲン含有フタロシアニン化合物の製造方法 |
| JP2006124379A (ja) * | 2004-09-30 | 2006-05-18 | Fuji Photo Film Co Ltd | フタロシアニン化合物およびその類縁体の製造方法 |
| WO2007037039A1 (en) | 2005-09-28 | 2007-04-05 | Fujifilm Corporation | Method of producing a metal phthalocyanine compound, and method of producing a phthalocyanine compound and an analogue thereof |
| EP1940967A4 (en) * | 2005-09-28 | 2010-10-20 | Fujifilm Corp | METHOD FOR THE PRODUCTION OF A METAL PHTHALOCYANINE COMPOUND AND METHOD FOR THE PRODUCTION OF A PHTHALOCYANINE COMPOUND AND AN ANALOGON THEREOF |
| US8299240B2 (en) | 2005-09-28 | 2012-10-30 | Fujifilm Corporation | Method of producing a metal phthalocyanine compound, and method of producing a phthalocyanine compound and an analogue thereof |
| US8703935B2 (en) | 2005-09-28 | 2014-04-22 | Fujifilm Corporation | Method of producing a metal phthalocyanine compound, and method of producing a phthalocyanine compound and an analogue thereof |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5763602A (en) | Methods of syntheses of phthalocyanine compounds | |
| US5220010A (en) | Method for preparation alkoxyphthalocyanine | |
| US6368395B1 (en) | Subphthalocyanine colorants, ink compositions, and method of making the same | |
| Barthel et al. | Axially substituted titanium (IV) phthalocyanines | |
| US7053210B2 (en) | Efficient synthesis of pyropheophorbide a and its derivatives | |
| JPH07286107A (ja) | フタロシアニン化合物 | |
| US8119820B2 (en) | Method of preparing sultines | |
| JPH11116836A (ja) | 金属フタロシアニン誘導体の製造方法 | |
| US7772409B2 (en) | Method of preparing sultines | |
| JP3805814B2 (ja) | 臭素化アルコキシ置換金属フタロシアニンの製造方法 | |
| JPH11116835A (ja) | フタロシアニン誘導体の製造方法 | |
| CN112812091A (zh) | 一种环状碳酸酯的合成方法 | |
| JP3444734B2 (ja) | フタロシアニン化合物、その製造方法およびそれらを用いた光記録媒体 | |
| EP1322906A1 (de) | Optische datenspeicher enthaltend einen co-phthalocyanin-komplex in der mit licht beschreibbaren informationsschicht | |
| JP5019086B2 (ja) | 近赤外線吸収剤の製造方法 | |
| JPH0745509B2 (ja) | ニッケル錯体 | |
| JP4050294B2 (ja) | 光学活性コバルト(ii)錯体 | |
| JP2004196710A (ja) | 配位子及び不斉触媒 | |
| JPH11209380A (ja) | 金属フタロシアニン類の製造方法 | |
| JP3024998B2 (ja) | フタロシアニン化合物およびその製造方法 | |
| JPH0737582B2 (ja) | フタロシアニン化合物 | |
| WO2002080162A1 (de) | Optische datenspeicher enthaltend ein axial substituiertes co-phthalocyanin in der mit licht beschreibbaren informationsschicht | |
| US6239281B1 (en) | Process for preparing carbamoyl pyridinium compounds | |
| JP3912758B2 (ja) | 1,1−ジ置換−1H−ベンゾ〔e〕インドール化合物の製造方法及び4〜9位ヒドロキシ基置換の該化合物 | |
| JPH04283581A (ja) | ベンゾピラジノポルフィラジン誘導体 |