JPH11116851A - エポキシ化ポリエステル系粉体塗料組成物 - Google Patents

エポキシ化ポリエステル系粉体塗料組成物

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JPH11116851A
JPH11116851A JP27723797A JP27723797A JPH11116851A JP H11116851 A JPH11116851 A JP H11116851A JP 27723797 A JP27723797 A JP 27723797A JP 27723797 A JP27723797 A JP 27723797A JP H11116851 A JPH11116851 A JP H11116851A
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powder coating
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E J Marks
マークス・イー・ジェイ
Charles John Stark
チャールズ・ジョン・スターク
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Yuka Shell Epoxy KK
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Yuka Shell Epoxy KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐候性および屋外耐久性に優れたエポキシ化
ポリエステル系粉体塗料組成物の提供。 【解決手段】(a) 下記成分(i)〜(iv)を一定の比率で含
有する反応混合物を反応させることにより製造されたポ
リエステルをエポキシ化することにより製造された固形
エポキシ化ポリエステル: (i)テトラヒドロフタル酸又はその無水物、(ii)少なく
とも1種の脂環式ポリオール、(iii)場合により、少な
くとも1種の飽和ポリカルボン酸、および(iv)場合によ
り、少なくとも1種の、5〜50の炭素原子を有する多
価アルコール;および (b) 100〜1500の範囲内の酸当量価重量を有す
る固体カルボン酸成分; を含有する硬化性粉体塗料組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は粉体塗料組成物及び
その製造法に関する。特に、本発明は粉体塗料に有用
な、エポキシ化された固形の樹脂組成物に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術及び課題】ある程度の屋外耐久性を有する
熱硬化性粉体塗料は、ポリエステル及びアクリル系樹脂
と適当な共反応物との組み合わせから製造することがで
きる。現在入手しうる屋外用グレードのエポキシ基含有
材料として、トリグリシジルイソシアヌレート(TGI
C)及びグリシジルメタクリレート(GMA)含有アク
リル樹脂を例示することができる。しかしながら、TG
IC系粉体塗料は光沢を失ったり、変色することから、
十分な耐候性を有していない。アクリル系材料は、一般
に優れた耐候性を有しているが、物理的性質(例えば、
可撓性及び耐衝撃性)が劣り、そして他の粉体塗料材料
中にコンタミとして存在したときに、塗膜に欠陥ができ
ることが知られている。EPON(商標)樹脂200
2、2003及び2004ような他の固形エポキシ樹脂
が適用できるが、これらは芳香族サブユニットからなる
ものなので、屋外耐久性がない。従って、低芳香族又は
非芳香族のアクリル樹脂及びポリエステルと反応させて
耐候性の粉体塗料を製造することができる、低芳香族又
は非芳香族の固形エポキシ樹脂ヘの改良の必要性があ
る。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、(a)
少なくとも90℃の融点及び200℃で多くとも50ポ
アズの粘度を有するポリエステルをエポキシ化すること
により製造された固形エポキシ化ポリエステルであっ
て、前記ポリエステルは下記成分(i)〜(iv)を含有する
反応混合物において、酸とヒドロキシルの当量比が0.
8:1〜0.96:1となるような(i):(ii):(iii):
(iv)のモル比であり、(i):(iii)の当量比が100:1
〜1:4であり且つ(ii):(iv)の当量比が100:0〜
4:1であり、前記反応混合物の酸価が5以下となるま
で反応させることにより製造されたポリエステルであ
る: (i)テトラヒドロフタル酸又はその無水物、(ii)少なく
とも1種の脂環式ポリオール、(iii)場合により、少な
くとも1種の飽和ポリカルボン酸、および(iv)場合によ
り、少なくとも1種の、5〜50の炭素原子を有する多
価アルコール;および(b) 100〜1500の範囲内
の酸当量価重量を有する固形カルボン酸成分;を含有す
る硬化性粉体塗料組成物が提供される。
【0004】
【発明の実施の形態】
1.固形エポキシ化組成物 エポキシ化ポリエステルは、粉体塗料用途に有用である
には、脆く且つ非半融でなけらばならない。ポリエステ
ルは、室温で一週間以内に凝集(粘稠と共に)し、容易
に再分散できない場合は、半融する。固形のエポキシ化
ポリエステルは、良好な性能を得るためには少なくとも
100℃の融点を有することが好ましい。
【0005】粉体塗料用に有用な固形エポキシ化ポリエ
ステルは、好ましくは約50℃以上のTg、少なくとも
約90℃の融点及び200℃で多くとも50ポアズの粘
度(ICIコーン&プレート粘度)を有するポリエステ
ルをエポキシ化することにより製造することができるこ
とを見いだした。このようなポリエステルは、(i)テト
ラヒドロフタル酸又はその無水物、(ii)少なくとも1種
の脂環式ポリオール、(iii)場合により、少なくとも1
種の飽和ポリカルボン酸、および(iv)場合により、少な
くとも1種の、5〜50の炭素原子を有する多価アルコ
ールを、下記の割合でエポキシ化することにより製造し
うることができる。即ち、酸とヒドロキシルの当量比が
約0.8:1〜約0.96:1、好ましくは、約0.8
5:1〜約0.95:1となるような(i):(ii):(ii
i):(iv)のモル比であり、(i):(iii)の当量比が約10
0:1、好ましくは約4:1〜約1:4、好ましくは約
2:1〜約1:2であり且つ(ii):(iv)の当量比が約1
00:0〜約4:1、好ましくは約12.5:1であ
る。好ましい態様においては、良好な耐候性配合物を得
るためには、成分(i):(iii)の当量比が約2:1〜約
1:2であることが望ましい。反応は、典型的には、約
150℃、好ましくは約170℃から約240℃の範
囲、好ましくは約230℃の温度で、反応混合物の酸価
が約5以下、好ましくは約2以下になるまで、混合物を
加熱することにより行われる。反応中に生成された他の
縮合生成物及び/又は水は連続的に除去することが好ま
しい。反応混合物は、不活性溶剤、例えば2−ブタノ
ン、4−メチル−2−ペンタノンのようなケトン類及び
キシレンやトルエンのような炭化水素類を含有すること
もできる。反応の完結を促進させるために、触媒を加え
ることができる。このような触媒としては、例えばチタ
ン、ジルコニウム、スズ及びアンチモンから造られるも
の、並びにポリエステル化反応に使用される慣用触媒が
ある。製造されたポリエステルは慣用法で回収すること
ができる。
【0006】アルコールとしては、分子当たり2〜4の
ヒドロキシル基及び5〜50の炭素原子を有する多価ア
ルコールが好ましい。炭素原子が4個以下の多価アルコ
ール又はモノアルコールの全ヒドロキシル含量は少量、
多くとも15当量パーセント、好ましくは10当量パー
セント以下で反応混合物中に存在させることができる。
【0007】固形ポリエステルの製造に有用なテトラフ
タル酸又はその無水物の例としては、シクロヘキセ−4
−エンー1,2−ジカルボン酸無水物、3−メチルシク
ロヘキセ−4−エンー1,2−ジカルボン酸無水物、4
−メチルシクロヘキセ−4−エンー1,2−ジカルボン
酸無水物、シクロヘキセ−4−エンー1,2−ジカルボ
ン酸、3−メチル−シクロヘキセ−4−エンー1,2−
ジカルボン酸、4−メチル−シクロヘキセ−4−エンー
1,2−ジカルボン酸及びそれらの混合物がある。固形
ポリエステルの製造に有用な脂環式ポリオールの例とし
ては、シクロヘキサンジメタノール及び水素化ビスフェ
ノールA、およびそれらの混合物がある。固形ポリエス
テルの製造に有用な飽和ポリカルボン酸の例としては、
ヘキサヒドロフタル酸無水物、ヘキサヒドロフタル酸、
1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、1,4−シクロ
ヘキサンジカルボン酸のジメチルエステル、およびそれ
らの混合物がある。成分(iv)の多価アルコールの例と
しては、トリメチロールプロパン、ネオペンチルグリコ
ール、トリメチロールエタン、ペンタエリスリトール、
およびそれらの混合物がある。4個以下の炭素原子を有
する多価アルコールの例としては、エチレングリコー
ル、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオー
ルがある。モノアルコールの例としては、ブタノール、
2−エチル−ヘキサノール及びシクロヘキサノールがあ
る。
【0008】固形ポリエステルは米国特許第5,244,985
号、第3,493,631号及び第2,928,805号に記載されている
ような慣用のエポキシ化法によりエポキシ化することが
できる。例えば、固形ポリエステルは、約0℃、好まし
くは約20℃から約70℃の範囲、好ましくは40℃の
温度で、強酸又は酸性樹脂の存在下に蟻酸と過酸化水素
から、または、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム又
はリン酸水素二ナトリウムのような塩の十分な量の存在
下にモリブデン酸と過酸化水素の混合物から、別に又は
その場で生成する過酢酸、過蟻酸のような酸溶液で処理
し、含まれている強酸を中和することにより、エポキシ
化することができる。得られたエポキシ化固形ポリエス
テルは約350〜約1500の範囲のWPE(エポキシ
官能基当量当たりの重量)を有することが好ましい。固
形の脆いエポキシ化されたポリエステルは慣用の方法で
回収される。
【0009】2.固形カルボン酸 固形カルボン酸も、粉体塗料に有用であるためには、固
形で脆いものでなければならない。粉体塗料用の硬化剤
として有用なこのようなカルボン酸成分は、約100、
好ましくは約110から約1500の範囲、好ましくは
約900の酸当量重量を有していなければならない。こ
のようなカルボン酸は、約100〜約1500の範囲の
酸当量重量を有するならば、10〜100の炭素原子及
び分子当たり平均で2〜4、好ましくは約2つのカルボ
キシル基を有することが好ましい。
【0010】ポリカルボン酸の例としては、直鎖又は分
岐鎖の固形、好ましくは結晶性のアルコニック酸、例え
ばドデカンジエン酸及びセバシン酸がある。他の好まし
いポリカルボン酸は、少なくとも1種の脂環式ジカルボ
ン酸又はその無水物及び少なくとも1種の5〜50の炭
素原子を有する多価アルコールを含む混合物を、酸とヒ
ドロキシル当量比を2以下:1、好ましくは約1.2:
1から2:1、好ましくは1.4:1までとして、反応
させることにより製造することができる。1より多い多
価アルコールの混合物が、最良の性能が得られ及び取扱
いが容易であることから、好ましい。脂環式ジカルボン
酸又はその無水物及び多価アルコールの例は上記した。
【0011】3.粉体塗料 硬化性粉体塗料組成物は、(a)固形エポキシ化ポリエ
ステルおよび(b)酸官能性成分を含有する。(a)と
(b)の量は、一般に、理論量の±約35%以内であ
る。この割合は触媒の種類、硬化条件、および所望の塗
料特性により調整することができる。範囲外の割合で
は、分子量を低下させ、最良の性質以下の劣悪な架橋生
成物を与える。慣用の粉体塗料用添加剤、例えば流れ調
整剤、抗ポッピング剤、粉体流れ材、充填剤及び顔料を
含有させることができる。硬化性粉体塗料組成物は、所
望の用途によって塗料組成物の架橋速度を速めるため
に、さらに、リン酸塩(例えば、エチルトリフェニルホ
スフィンイオダイド)、イミダゾール及びスズ塩(例え
ば、ジブチルスズオキサイド)のような触媒を数パーセ
ント含有することもできる。
【0012】熱硬化性粉体塗料組成物は粉体塗料工業で
公知の種々の方法;ドライブレンド、2軸ロールミル又
は押出機による溶融コンパウンドおよびスプレードライ
により製造することができる。代表的に使用される方法
は、溶融コンパウンド法;プラネタリーミキサー中で成
分をドライブレンドし、ついで混合物を押出機中で約8
0℃〜130℃の範囲の温度でブレンドする。ついで、
押出物を冷却し、粒状ブレンド物に粉砕する。
【0013】熱硬化性粉体塗料組成物は、ついで基材、
例えばスチール又はアルミニウムのような金属に直接塗
装することができる。プラスチックや複合材のような非
金属性基材も使用することができる。塗料の塗装は静電
スプレー又は流動浸漬の使用により行うことができる。
静電スプレーが好ましい方法である。粉体塗料は、硬化
後の厚さが約2.0〜約15.0ミルとなるように、一
度又は数度塗りにより、塗布することができる。
【0014】基材は場合により、粉体塗料組成物を塗布
する前に、予備加熱をして、均一なかつ厚い粉体の塗装
を促進させることができる。粉体塗料の塗装後、粉体被
覆された基材は、典型的には約120℃、好ましくは1
50℃から約205℃までの温度で、粉体塗料組成物が
硬化するのに充分な時間、典型的には約1分〜60分、
好ましくは約10分〜30分、焼き付けされる。
【0015】熱硬化性粉体塗料組成物は、基体金属又は
プラスチック又は複合材に直接(例えば、未処理の、プ
ライマーなしのスチールに)、または予備処理した表面
に塗装することができる。また、粉体塗料組成物は、硬
化又は未硬化の粉体塗料組成物の塗装前に、電着プライ
マーの薄層(0.8〜2ミル)としてリン酸塩被覆スチ
ールに、またはトップコート層として耐チップ被覆層に
塗装することもできる。耐チップ−層の例については、
例えば米国特許第5,115,029号及び第5,264,503号に記載
されている。金属基材への電着プライマー塗料は、例え
ばカチオン電着プライマー組成物である。本発明の一面
においては、粉体塗料組成物を未硬化の電着ライマー被
覆上に塗布することができ、粉体塗料を約150℃〜約
180℃の温度で、約10分〜約30分加熱することに
より共硬化させることができる。
【0016】本発明の粉体塗料組成物は、良好なUV耐
久性、60℃で良好な光沢保持性や、良好な耐薬品性、
硬化条件下での良好な流れ性を示し、自動車用、ホイー
ルカバーのような一般の金属表面及び窓枠のような建築
部材用の屋外耐久性に有用である。本発明の粉体塗料組
成物は、本質的に揮発性有機物を含まないので、通常の
液体系以上であることが望ましい。
【0017】
【実施例】下記の説明のための実施態様は、本発明の新
規なエポキシ樹脂を記載し且つ説明の目的のために提供
するものであり、本発明の限定を意味するものではな
い。
【0018】テトラヒドロフタル酸無水物は、Janssen
Chemical社から、ヘキサヒドロフタル酸無水物と水素化
ビスフェノールAはMilliken Chemical社から、1,4
−シクロヘキサンジメタノールはAldrichChemical社又
はEastman Chemical社から得た。1,4−シクロヘキサ
ンジカルボン酸はEastman Chemical社から提供された。
以下実施例に記載のトリメチロールプロパンはAldrich
Chemical社から得た。スズ触媒(Fascat 4100)はElf A
tochem社から得た。平衡過酢酸(35%)はAldrich Che
micalから購入した。
【0019】例1〜8固形ヒドロキシル官能性ポリエステルの製造 複数のオレフィン性不飽和基を有する固形ポリエステル
を表1に示した種々の量の反応体(CHDA:シクロヘ
キサンジカルボン酸、THPA:テトラヒドロフタル酸
無水物、HHPA:ヘキサヒドロフタル酸無水物、CH
DM:1,4−シクロヘキサンジメタノール、HBP
A:水素化ビスフェノール A、TMP:トリメチロー
ルプロパン)を反応させて製造した。反応体の添加には
2つの手法を用いた。1つの手法では、酸官能性反応
体、HBPA及びトルエンを、Dean-Starkトラップ及び
コンデンサー、熱電対及びオーバーヘッド撹拌機を備え
た5.0リットルのフラスコに入れた。フラスコ及びそ
の内容物を窒素で簡単にパージし、ついでスパージの初
めまで窒素の加圧を維持した。成分を加熱してリフラッ
クスさせ、1時間維持した。その後、2−ブタノン(8
00g)の溶液及び残りのヒドロキシル成分を加え、溶
剤を連続的に除去した。別の手法では、加熱前に他の反
応体と共にシクロヘキサンジメタノールを加えた。
【0020】反応混合物を200℃にゆっくり温め、溶
剤及び副生成水を除去した。水の発生が減少するまで水
の除去を促進させために、反応混合物のリフラックスを
維持した。Fascat 4100(ブチル化スズオキサイド)を
全部、一度に、反応の始めに、又はゆっくりした縮合の
水の初期の発生後に、加えた。200℃で1〜2時間維
持した後、反応混合物をさらに220℃に温め、窒素を
スパージした。これを樹脂の酸価が1以下になるまで維
持した。酸価は、0.1Nエタノール性水酸化カリウム
による樹脂の50:50(W/W)トルエン/イソプロパ
ノール溶液の滴定で測定した。製造されたポリエステル
樹脂は、フラスコの内容物をアルミニウムパンに移して
取り出した。
【0021】得られた固形ポリエステルの性質を表2に
示す。粘度は、特記しない限り、ICI Cone & Plateによ
り200℃で測定したものである。メトラー融点(M.
P.℃)及び最終酸価を示す。
【0022】
【表1】
【0023】
【表2】
【0024】上記表から明らかなように、例1〜2及び
5〜8のポリエステルは融点が約90℃であり、粘度が
200℃で50ポアズ以下である。例4は融点が低すぎ
る比較例である。例3は粘度が高すぎる比較例である。
例7の酸とOHの比で、粉体塗料用途に適した低い粘度
値が得られるようである。
【0025】例9〜13固形エポキシ化ポリエステルの製造 上記で得たポリエステルをトルエン又はメチレンクロラ
イド(25/75〜40/60w/w)に溶解させ、25〜40℃で
2〜3時間、平衡35%過酢酸と反応させた。反応混合
物を充分な炭酸ナトリウムで処理して過酢酸に含まれる
硫酸を中和した。反応についで、2つの手法の1つでエ
ポキシ化ポリエステルを単離した。1つの手法(A法)
では、反応混合物を減圧下に濃縮させて水を除去し、未
反応の過酸化水素、過酢酸及び酢酸、並びに溶剤を除去
した。残渣をトルエン又はメチレンクロライドで25%
固形分に希釈し、濾過又は水で4〜5度洗浄して固形の
不純物を除去した。ついで、樹脂の溶液を減圧且つ加温
下(最高200℃)で揮発分を蒸留することにより濃縮
させた。粉体塗料ビヒクルとしてより許容しうる製品に
するために、場合により残渣に窒素をスパージして、微
量の揮発分を除去した。もう一つの手法(B法)では、
エポキシ化反応完了後の反応混合物を上記のように25
%固形分に希釈し、ついで濾過し、その後混合物を水で
4〜5度洗浄し、蒸留で濃縮し、上記のようにスパージ
した。
【0026】WPE(エポキシ官能性の当量当たりの重
量)、メトラー融点(M.P.℃)及び200℃でのICI
Cone & Plate粘度を表3に示す。WPEは、樹脂の酢
酸中の標準0.1N過酢酸による樹脂及びテトラエチル
アンモニウムブロマイドのジクロロメタン/酢酸溶液の
滴定でクリスタルバイオレットによる終点にて測定し
た。
【0027】
【表3】
【0028】例14〜17酸官能性成分の製造 酸官能性成分(ポリエステル硬化剤)を、表4に示した
種々の量の反応体(CHDA:シクロヘキサンジカルボ
ン酸、HHPA:ヘキサヒドロフタル酸無水物、CHD
M:1,4−シクロヘキサンジメタノール、TMP:ト
リメチロールプロパン)を、表1及び2に記載のポリエ
ステルの製造に用いたのと類似の方法で反応させて製造
した。全ての反応体を、Dean-Starkトラップ及びコンデ
ンサー、熱電対、オーバーヘッド撹拌機及び窒素源を備
えた4つ口フラスコに入れた。生成される水を担体とし
て使うために、場合により反応体にキシレンを加えた。
簡単にフラスコ及び内容物を窒素でパージし、窒素で加
圧し、混合物をキシレンの場合はリフラックスさせ、又
は150℃に加熱した。例15〜17では、0.1〜
0.2重量%のFascat 4100触媒を加えた。この温度で
1時間後、混合物を175℃に温め、水のほぼ75%が
発生されるまでこの温度を維持した。その後、混合物を
200℃に温めた。再び、水の発生がゆっくりした後、
理論酸価に到達又は越えるまで、混合物を窒素スパージ
を行った。各生成物の全酸/OH比及び融点を表4に示
す。
【0029】
【表4】
【0030】例18〜19粉体塗料の製造及び硬化物の性質
【0031】
【表5】
【0032】製造方法 上記組成物は、典型的な粉体塗料製造法を用いて製造さ
れた。即ち、激しい予備混合を行い、高剪断溶融コンパ
ウンド(押出機)、粉砕及び200メッシュのスクーン
篩いを用いた。
【0033】粉体塗料性能
【0034】
【表6】
【0035】上記表から明らかなように、本発明の粉体
塗料、例18は優れた耐候性を有し、そして他の性能は
典型的なTGICポリエステル粉体塗料(例19)と少
なくとも等しい。60°光沢保持性は、本発明のものは
1000時間後で30%であるのに対して、TGICポ
リエステルは200時間後であった。

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a) 少なくとも90℃の融点及び200
    ℃で多くとも50ポアズの粘度を有するポリエステルを
    エポキシ化することにより製造された固形エポキシ化ポ
    リエステルであって、前記ポリエステルは下記成分(i)
    〜(iv)を含有する反応混合物において、酸とヒドロキシ
    ルの当量比が0.8:1〜0.96:1となるような
    (i):(ii):(iii):(iv)のモル比であり、(i):(iii)の
    当量比が100:1〜1:4であり且つ(ii):(iv)の当
    量比が100:0〜4:1であり、前記反応混合物の酸
    価が5以下となるまで反応させることにより製造された
    ポリエステルである: (i)テトラヒドロフタル酸又はその無水物、 (ii)少なくとも1種の脂環式ポリオール、 (iii)場合により、少なくとも1種の飽和ポリカルボン
    酸、および (iv)場合により、少なくとも1種の、5〜50の炭素原
    子を有する多価アルコール;および (b) 100〜1500の範囲内の酸当量価重量を有す
    る固形カルボン酸成分; を含有する硬化性粉体塗料組成物。
  2. 【請求項2】 前記テトラヒドロフタル酸又はその無水
    物が、シクロヘキセ−4−エンー1,2−ジカルボン酸
    無水物、3−メチルシクロヘキセ−4−エンー1,2−
    ジカルボン酸無水物、4−メチルシクロヘキセ−4−エ
    ンー1,2−ジカルボン酸無水物、シクロヘキセ−4−
    エンー1,2−ジカルボン酸、3−メチル−シクロヘキ
    セ−4−エンー1,2−ジカルボン酸、4−メチル−シ
    クロヘキセ−4−エンー1,2−ジカルボン酸及びそれ
    らの混合物からなる群から選ばれる請求項1記載の硬化
    性粉体塗料組成物。
  3. 【請求項3】 前記成分(ii)が、シクロヘキサンジメタ
    ノール及び水素化ビスフェノールA、およびそれらの混
    合物からなる群から選ばれる請求項2記載の硬化性粉体
    塗料組成物。
  4. 【請求項4】 前記成分(iii)が、ヘキサヒドロフタル
    酸無水物、ヘキサヒドロフタル酸、1,4−シクロヘキ
    サンジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン
    酸のジメチルエステル、およびそれらの混合物からなる
    群から選ばれる請求項3記載の硬化性粉体塗料組成物。
  5. 【請求項5】 前記成分(iv)が、トリメチロールプロパ
    ン、ネオペンチルグリコール、トリメチロールエタン、
    ペンタエリスリトール、およびそれらの混合物からなる
    群から選ばれる請求項4記載の硬化性粉体塗料組成物。
  6. 【請求項6】 前記カルボン酸成分(b)が、10〜1
    00の炭素原子を有する請求項4記載の硬化性粉体塗料
    組成物。
  7. 【請求項7】 前記カルボン酸成分(b)が、 (v)少なくとも1種の脂環式ジカルボン酸又はその無水
    物、および (vi)少なくとも1種の、5〜50の炭素原子を有する多
    価アルコールを、(v):(vi)が1.2:1〜2:1のモ
    ル比で反応さることにより製造される請求項6記載の硬
    化性粉体塗料組成物。
  8. 【請求項8】 前記成分(v)が、ヘキサヒドロフタル酸
    無水物、ヘキサヒドロフタル酸、1,4−シクロヘキサ
    ンジカルボン酸、およびそれらの混合物からなる群から
    選ばれる請求項7記載の硬化性粉体塗料組成物。
  9. 【請求項9】 前記成分(vi)が、シクロヘキサンジメタ
    ノール、水素化ビスフェノールA、トリメチロールプロ
    パン、トリメチロールエタン、ペンタエリスリトール、
    およびそれらの混合物からなる群から選ばれる請求項8
    記載の硬化性粉体塗料組成物。
  10. 【請求項10】 前記成分(ii)が、水素化ビスフェノー
    ルAである請求項6記載の硬化性粉体塗料組成物。
  11. 【請求項11】 前記成分(ii)が、シクロヘキサンジメ
    タノールである請求項6記載の硬化性粉体塗料組成物。
  12. 【請求項12】 (i):(ii):(iii):(iv)の酸とヒドロ
    キシル当量の比が、0.90:1〜0.96:1の範囲
    にある請求項11記載の硬化性粉体塗料組成物。
  13. 【請求項13】 請求項1に記載の硬化された粉体塗料
    組成物。
  14. 【請求項14】 請求項3に記載の硬化された粉体塗料
    組成物。
  15. 【請求項15】 請求項6に記載の硬化された粉体塗料
    組成物。
  16. 【請求項16】 請求項10に記載の硬化された粉体塗
    料組成物。
  17. 【請求項17】 請求項11に記載の硬化された粉体塗
    料組成物。
  18. 【請求項18】(a) (i)テトラヒドロフタル酸又はその
    無水物、(ii)少なくとも1種の脂環式ポリオール、(ii
    i)場合により、少なくとも1種の飽和ポリカルボン酸、
    および(iv)場合により、少なくとも1種の、5〜50の
    炭素原子を有する多価アルコールを、酸とヒドロキシル
    の当量比が0.8:1〜0.96:1となるような
    (i):(ii):(iii):(iv)のモル比であり、(i):(iii)の
    当量比が100:1〜1:4で あり且つ(ii):(iv)の
    当量比が100:0〜4:1であり、前記反応混合物の
    酸 価が5以下となるまで反応させて、少なくとも10
    0℃の融点を有する固形ポ リエステルを製造し; (b)該固形ポリエステルをエポキシ化して、固形エポ
    キシ化ポリエステルを製造し; (c)得られた固形エポキシ化ポリエステルを回収す
    る; ことを特徴とする少なくとも100℃の融点を有する固
    形エポキシ化ポリエステルの製造法。
  19. 【請求項19】 前記成分(ii)が、シクロヘキサンジメ
    タノール及び水素化ビスフェノールA、およびそれらの
    混合物からなる群から選ばれる請求項18記載の硬化性
    粉体塗料組成物。
  20. 【請求項20】 前記成分(iii)が、ヘキサヒドロフタ
    ル酸無水物、ヘキサヒドロフタル酸、1,4−シクロヘ
    キサンジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボ
    ン酸のジメチルエステル、およびそれらの混合物からな
    る群から選ばれる請求項19記載の硬化性粉体塗料組成
    物。
  21. 【請求項21】 前記成分(iv)が、トリメチロールプロ
    パン、ネオペンチルグリコール、トリメチロールエタ
    ン、ペンタエリスリトール、およびそれらの混合物から
    なる群から選ばれる請求項20記載の硬化性粉体塗料組
    成物。
  22. 【請求項22】(a) 少なくとも90℃の融点及び20
    0℃で多くとも50ポアズの粘度を有するポリエステル
    をエポキシ化することにより製造された固形エポキシ化
    ポリエステルであって、前記ポリエステルは下記成分
    (i)〜(iv)を含有する反応混合 物において、酸とヒド
    ロキシルの当量比が0.8:1〜0.96:1となるよ
    うな(i):(ii):(iii):(iv)のモル比であり、(i):
    (iii)の当量比が1:4〜4:1 であり且つ(ii):(i
    v)の当量比が100:0〜4:1であり、これらを反応
    させ ることにより製造されたポリエステルである: (i)テトラヒドロフタル酸又はその無水物、(ii)シクロ
    ヘキサンジメタノール、水素化ビスフェノルA又はそれ
    らの混合物、及び(iii)ヘキサヒドロフタル酸無水物又
    はヘキサヒドロフタル酸、および(iv)場合により、トリ
    メチロールプロパン、ネオペンチルグリコール、トリメ
    チロールエタン及びペンタエリスリトールからなる群か
    ら選ばれる少なくとも1種の多価アルコール;および (b) 110〜900の範囲内の酸価重量を有する固形
    カルボン酸成分;を含有する硬化性粉体塗料組成物。
  23. 【請求項23】 請求項22の硬化された組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103497653A (zh) * 2013-09-04 2014-01-08 安徽拓普森电池有限责任公司 一种天花板用粉末涂料
CN105670466A (zh) * 2016-03-03 2016-06-15 广东睿智环保科技股份有限公司 一种多角度绚丽彩色闪烁粉末涂料

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