JPH1111796A - 緯糸の給糸装置 - Google Patents
緯糸の給糸装置Info
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- JPH1111796A JPH1111796A JP18767497A JP18767497A JPH1111796A JP H1111796 A JPH1111796 A JP H1111796A JP 18767497 A JP18767497 A JP 18767497A JP 18767497 A JP18767497 A JP 18767497A JP H1111796 A JPH1111796 A JP H1111796A
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Landscapes
- Unwinding Of Filamentary Materials (AREA)
- Guides For Winding Or Rewinding, Or Guides For Filamentary Materials (AREA)
- Looms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 給糸体からの緯糸の解舒速度が高速化した際
に、廉価で簡素な装置でありながら、解舒不良の発生を
防止し、更に緯糸を切断させたりする等の影響を与える
ことなく給糸切り替えを自動で確実に行なう。 【解決手段】 給糸体1の緯糸端部と予備給糸体2の緯
糸先端部を継いだピックテール緯糸Pを保持手段として
のテールテンサ6aに保持し、前記給糸体1からの緯糸
Yを、緯糸ガイドとしての上部緯糸ガイド14を経由し
下流側装置に引き出す装置において、前記給糸体1と緯
糸ガイド14の間に、給糸体1から解舒されてバルーニ
ングを形成する緯糸Yを案内する略円形状のバルーニン
グ案内手段としてのリング部8を設けて、このリング部
8の内縁で緯糸Yを案内しつつ前記上部緯糸ガイド14
側に引き出すようにし、前記リング部材8に、前記給糸
体1からピックテール緯糸Pを介して予備給糸体2に切
り替わる際の糸路変化によって、前記緯糸Yを前記内縁
側から外方に導出させ、再び内縁側に導入させる間隙部
8aを形成する構成とした。
に、廉価で簡素な装置でありながら、解舒不良の発生を
防止し、更に緯糸を切断させたりする等の影響を与える
ことなく給糸切り替えを自動で確実に行なう。 【解決手段】 給糸体1の緯糸端部と予備給糸体2の緯
糸先端部を継いだピックテール緯糸Pを保持手段として
のテールテンサ6aに保持し、前記給糸体1からの緯糸
Yを、緯糸ガイドとしての上部緯糸ガイド14を経由し
下流側装置に引き出す装置において、前記給糸体1と緯
糸ガイド14の間に、給糸体1から解舒されてバルーニ
ングを形成する緯糸Yを案内する略円形状のバルーニン
グ案内手段としてのリング部8を設けて、このリング部
8の内縁で緯糸Yを案内しつつ前記上部緯糸ガイド14
側に引き出すようにし、前記リング部材8に、前記給糸
体1からピックテール緯糸Pを介して予備給糸体2に切
り替わる際の糸路変化によって、前記緯糸Yを前記内縁
側から外方に導出させ、再び内縁側に導入させる間隙部
8aを形成する構成とした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、緯糸の給糸装置に
関し、例えば織機の給糸装置として用いた際に、給糸体
からその下流側装置として緯糸測長貯留装置側に緯糸を
引き出す際、織機を高速運転することにより緯糸の解舒
速度が高速化しても、解舒不良が発生するのを防止する
ようにした装置に関する。
関し、例えば織機の給糸装置として用いた際に、給糸体
からその下流側装置として緯糸測長貯留装置側に緯糸を
引き出す際、織機を高速運転することにより緯糸の解舒
速度が高速化しても、解舒不良が発生するのを防止する
ようにした装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の技術として、例えば実開昭
62ー191880に開示されているように、給糸体の
緯糸端部と予備給糸体の緯糸先端部を継いでおき(ピッ
クテール緯糸)、給糸体の緯糸を解舒して下流側装置で
ある緯糸測長貯留装置に引出して、その後給糸体から全
て引き出されたときに、ピックテール緯糸を介して予備
給糸体からの緯糸が継続して引き出されて緯入れされる
ようにした装置が知られている。ところで、近年織機は
高速化の一途をたどり、最近では1000rpm以上で
運転されるに至っており、このように織機を高速化する
と、給糸体から引き出される緯糸の解舒速度も速くなる
ことから、解舒不良が発生する恐れがある。すなわち、
緯糸が給糸体から下流側装置に引き出される際には、給
糸体に巻き付けられた緯糸が給糸体周囲から螺旋を描く
ように巻解かれながら引き出され、その糸路は遠心力に
よって略円錐状となった、いわゆるバルーニングが生じ
る。しかし、この略円錐状のバルーニング形状が崩れた
ときには、給糸体から解舒された緯糸が給糸体の端部の
表層に残る緯糸に接触し、緯糸どうしに摩擦抵抗が生じ
る。このとき、緯糸の解舒速度が速いときには、緯糸の
運動量が大きいことから、前記給糸体表層に残る緯糸が
解舒緯糸との接触による摩擦抵抗により移動して整列状
態が乱れ、更に整列状態が乱れた緯糸に解舒緯糸が接触
することにより表層から緯糸がループ状に突出した状態
となる。その後、更に前記給糸体表層からループ状に突
出した緯糸に解舒緯糸が接触すると、緯糸どうしが絡み
合うようにして引き出され、給糸体表層部分の緯糸が数
巻き分まとまって筒状にすっぽりと抜けてしまう、いわ
ゆる輪抜けと称する解舒不良が生じるのである。
62ー191880に開示されているように、給糸体の
緯糸端部と予備給糸体の緯糸先端部を継いでおき(ピッ
クテール緯糸)、給糸体の緯糸を解舒して下流側装置で
ある緯糸測長貯留装置に引出して、その後給糸体から全
て引き出されたときに、ピックテール緯糸を介して予備
給糸体からの緯糸が継続して引き出されて緯入れされる
ようにした装置が知られている。ところで、近年織機は
高速化の一途をたどり、最近では1000rpm以上で
運転されるに至っており、このように織機を高速化する
と、給糸体から引き出される緯糸の解舒速度も速くなる
ことから、解舒不良が発生する恐れがある。すなわち、
緯糸が給糸体から下流側装置に引き出される際には、給
糸体に巻き付けられた緯糸が給糸体周囲から螺旋を描く
ように巻解かれながら引き出され、その糸路は遠心力に
よって略円錐状となった、いわゆるバルーニングが生じ
る。しかし、この略円錐状のバルーニング形状が崩れた
ときには、給糸体から解舒された緯糸が給糸体の端部の
表層に残る緯糸に接触し、緯糸どうしに摩擦抵抗が生じ
る。このとき、緯糸の解舒速度が速いときには、緯糸の
運動量が大きいことから、前記給糸体表層に残る緯糸が
解舒緯糸との接触による摩擦抵抗により移動して整列状
態が乱れ、更に整列状態が乱れた緯糸に解舒緯糸が接触
することにより表層から緯糸がループ状に突出した状態
となる。その後、更に前記給糸体表層からループ状に突
出した緯糸に解舒緯糸が接触すると、緯糸どうしが絡み
合うようにして引き出され、給糸体表層部分の緯糸が数
巻き分まとまって筒状にすっぽりと抜けてしまう、いわ
ゆる輪抜けと称する解舒不良が生じるのである。
【0003】この輪抜け現象は、給糸体から解舒される
緯糸が給糸体表層に接触することにより生じるのである
が、この接触する条件は給糸体の巻き径によって異な
る。すなわち、バルーニングの形状は給糸体表層に残る
緯糸との摩擦抵抗や空気抵抗、重力等の外力を無視すれ
ば、給糸体の側面から見た場合に、その側面図は理論的
に正弦曲線を描くことが知られており、特に図24の斜
視図で示すように、給糸体1が点線で示す満巻のときに
は、給糸体1からの緯糸Yは点線に示すように、バルー
ニングは収束点を緯糸ガイド56の位置として略円錐形
状を保つ。ところが、巻き径が小さくなるにつれて収束
点が給糸体1側に近づき、実線で示す巻き径では、緯糸
Yは鎖線に示す状態となって収束点はA位置にまで接近
する。ところが、実際にはA位置に緯糸Yを案内する緯
糸ガイド56がないことから、A位置では鎖線で示すよ
うに収束せず、緯糸Yの形態は実線に示すように螺旋状
となって給糸体1の表層Hから解舒されるようになる。
すなわち、緯糸Yは給糸体1の軸線(2点鎖線)を中心
に旋回するように表層Hから解舒される際、空気抵抗や
重力等の外力が作用していることから、A位置では給糸
体1の軸線方向に対し上下左右方向に振れ回るように移
動し、前記のような正弦曲線を描かずに、緯糸Yは螺旋
状となって崩れた形態となり、その崩れた形態を瞬間的
に見た場合、緯糸は実線で示すY1のようになる。その
結果、特に給糸体1の後端側Cの糸層Hから引き出され
た緯糸が先端部側(解舒側)Bの表層H1に接触するよ
うになって、前記したような輪抜けが生じるのである。
緯糸が給糸体表層に接触することにより生じるのである
が、この接触する条件は給糸体の巻き径によって異な
る。すなわち、バルーニングの形状は給糸体表層に残る
緯糸との摩擦抵抗や空気抵抗、重力等の外力を無視すれ
ば、給糸体の側面から見た場合に、その側面図は理論的
に正弦曲線を描くことが知られており、特に図24の斜
視図で示すように、給糸体1が点線で示す満巻のときに
は、給糸体1からの緯糸Yは点線に示すように、バルー
ニングは収束点を緯糸ガイド56の位置として略円錐形
状を保つ。ところが、巻き径が小さくなるにつれて収束
点が給糸体1側に近づき、実線で示す巻き径では、緯糸
Yは鎖線に示す状態となって収束点はA位置にまで接近
する。ところが、実際にはA位置に緯糸Yを案内する緯
糸ガイド56がないことから、A位置では鎖線で示すよ
うに収束せず、緯糸Yの形態は実線に示すように螺旋状
となって給糸体1の表層Hから解舒されるようになる。
すなわち、緯糸Yは給糸体1の軸線(2点鎖線)を中心
に旋回するように表層Hから解舒される際、空気抵抗や
重力等の外力が作用していることから、A位置では給糸
体1の軸線方向に対し上下左右方向に振れ回るように移
動し、前記のような正弦曲線を描かずに、緯糸Yは螺旋
状となって崩れた形態となり、その崩れた形態を瞬間的
に見た場合、緯糸は実線で示すY1のようになる。その
結果、特に給糸体1の後端側Cの糸層Hから引き出され
た緯糸が先端部側(解舒側)Bの表層H1に接触するよ
うになって、前記したような輪抜けが生じるのである。
【0004】このように、給糸体の巻き径が小さくなる
と、その収束点は給糸体側に近づくので、給糸体から前
記収束点までの間に緯糸ガイドまでの距離を前記収束点
以下となるよう位置制御すれば、少なくとも給糸体と緯
糸ガイドの間では、常に緯糸は略円錐状のバルーニング
形態を保つことができ、その結果給糸体表層との接触が
抑制され、輪抜けが防止できることが知られている。そ
こで、例えば特開昭63−126945号に開示された
技術が知られている。これは、給糸体の巻き径をライン
センサで検出し、この検出値に応じて緯糸ガイドの位置
を変更することにより、バルーニングを所定の形態に保
ち、張力を調整するようにしたものである。これを図2
5に示して説明すると、1はボビン1aに緯糸が巻かれ
た給糸体であって、ボビン1aはブラケット1bに支持
されている。この給糸体1から給糸される緯糸Yは、緯
糸ガイド56等を経て下流側の緯糸測長貯留装置(図示
せず)から図外の緯入れ装置に送られるが、このとき緯
糸Yは給糸体1の軸線周りに旋回しながら引き出され
て、バルーニングが形成される。緯糸ガイド56は雌ね
じが切られた取り付けブロック58より延びるアーム5
7に支持され、この取り付けブロック58の雌ねじはね
じ55に噛合している。そして、このねじ55は支持ブ
ロック59に回転自在に支持され、駆動モータ54によ
って回転駆動されるようになっている。52a、52b
は緯糸Yのバルーニング位置を検出するフォトダイオー
ド等を用いたラインセンサで、このラインセンサ52
a,52bからの検出信号をライン53を介して制御装
置60に入力し、その検出値に応じて駆動モータ54の
回転量を制御し、これにより緯糸ガイド56の位置を制
御するようになっている。なお、取り付けブロック58
から上方に延びるアーム57延長部には案内ブロック5
0が取り付けられ、この案内ブロック50は、モータ5
4の上部と支持ブロック59に固定された案内バー51
に案内される。以上のように、給糸体1から緯糸Yが解
舒され、下流側にある緯糸測長貯留装置に引き出される
際、ラインセンサ52a、52bからの検出信号によっ
て、制御装置60は緯糸ガイド56が所定位置となるよ
うモータ54の駆動を制御するので、緯糸Yは常に最適
なバルーニング形態を保つことができるのである。
と、その収束点は給糸体側に近づくので、給糸体から前
記収束点までの間に緯糸ガイドまでの距離を前記収束点
以下となるよう位置制御すれば、少なくとも給糸体と緯
糸ガイドの間では、常に緯糸は略円錐状のバルーニング
形態を保つことができ、その結果給糸体表層との接触が
抑制され、輪抜けが防止できることが知られている。そ
こで、例えば特開昭63−126945号に開示された
技術が知られている。これは、給糸体の巻き径をライン
センサで検出し、この検出値に応じて緯糸ガイドの位置
を変更することにより、バルーニングを所定の形態に保
ち、張力を調整するようにしたものである。これを図2
5に示して説明すると、1はボビン1aに緯糸が巻かれ
た給糸体であって、ボビン1aはブラケット1bに支持
されている。この給糸体1から給糸される緯糸Yは、緯
糸ガイド56等を経て下流側の緯糸測長貯留装置(図示
せず)から図外の緯入れ装置に送られるが、このとき緯
糸Yは給糸体1の軸線周りに旋回しながら引き出され
て、バルーニングが形成される。緯糸ガイド56は雌ね
じが切られた取り付けブロック58より延びるアーム5
7に支持され、この取り付けブロック58の雌ねじはね
じ55に噛合している。そして、このねじ55は支持ブ
ロック59に回転自在に支持され、駆動モータ54によ
って回転駆動されるようになっている。52a、52b
は緯糸Yのバルーニング位置を検出するフォトダイオー
ド等を用いたラインセンサで、このラインセンサ52
a,52bからの検出信号をライン53を介して制御装
置60に入力し、その検出値に応じて駆動モータ54の
回転量を制御し、これにより緯糸ガイド56の位置を制
御するようになっている。なお、取り付けブロック58
から上方に延びるアーム57延長部には案内ブロック5
0が取り付けられ、この案内ブロック50は、モータ5
4の上部と支持ブロック59に固定された案内バー51
に案内される。以上のように、給糸体1から緯糸Yが解
舒され、下流側にある緯糸測長貯留装置に引き出される
際、ラインセンサ52a、52bからの検出信号によっ
て、制御装置60は緯糸ガイド56が所定位置となるよ
うモータ54の駆動を制御するので、緯糸Yは常に最適
なバルーニング形態を保つことができるのである。
【0005】
【0006】ところが、上記特開昭63−126945
号に開示された技術にあっては、バルーニング形態に応
じて緯糸ガイド56を位置変更するので、常に所望のバ
ルーニング形態が得られる。しかし、バルーニング形態
を検出するためのラインセンサや、緯糸ガイドを位置変
更するためのアクチュエータ、制御装置が必要となるた
め、コスト高となる。
号に開示された技術にあっては、バルーニング形態に応
じて緯糸ガイド56を位置変更するので、常に所望のバ
ルーニング形態が得られる。しかし、バルーニング形態
を検出するためのラインセンサや、緯糸ガイドを位置変
更するためのアクチュエータ、制御装置が必要となるた
め、コスト高となる。
【0007】また、給糸体1に巻かれた緯糸Yが全て使
用し尽くされたときには、織機を停止して、新たな給糸
体を供給する必要があり、織機の稼動率も低下する事に
なる。そこで、給糸体1の側方に点線で示す予備給糸体
2を配置してピックテールし、これにより給糸体1の緯
糸Yが全て使用されたときに引き続き予備給糸体2から
緯糸Yが引き出されるようにすることも考えられるが、
給糸体1の緯糸Yが全て使用される直前では、バルーニ
ングの収束位置も給糸体1に接近することから、これに
合わせて緯糸ガイド56は給糸体1の近傍に位置変更さ
れており、緯糸Yが予備給糸体2から引き出され始めた
ときには、緯糸ガイド56を瞬時に給糸体1から離れた
原点位置に戻すのは困難であることから、予備給糸体2
から引き出される緯糸Yは側方にある給糸体1近傍の緯
糸ガイド56に案内されることになり、そのため緯糸が
急激に屈曲し、多大な抵抗がかかって糸切れが発生する
恐れがある。また、この緯糸ガイド56はバルーニング
形態を直線状の糸路となるようガイドするものであるの
で、給糸体1の巻き径が小さくなって緯糸ガイド56が
給糸体1に接近したときには、バルーニング形態を保っ
て旋回している緯糸Yの回転運動が緯糸に対し撚をかけ
るように作用し、糸質を変化させてしまう恐れもある。
本発明はこのような従来の問題点に着目してなされたも
のであり、廉価で簡素な装置でありながら、給糸体から
の緯糸が解舒される際の輪抜の発生を防止し、更に緯糸
に対して切断させてしまう等の影響を与えることなく給
糸体の切り替えを自動で確実に行なえるようにすること
を目的とする。
用し尽くされたときには、織機を停止して、新たな給糸
体を供給する必要があり、織機の稼動率も低下する事に
なる。そこで、給糸体1の側方に点線で示す予備給糸体
2を配置してピックテールし、これにより給糸体1の緯
糸Yが全て使用されたときに引き続き予備給糸体2から
緯糸Yが引き出されるようにすることも考えられるが、
給糸体1の緯糸Yが全て使用される直前では、バルーニ
ングの収束位置も給糸体1に接近することから、これに
合わせて緯糸ガイド56は給糸体1の近傍に位置変更さ
れており、緯糸Yが予備給糸体2から引き出され始めた
ときには、緯糸ガイド56を瞬時に給糸体1から離れた
原点位置に戻すのは困難であることから、予備給糸体2
から引き出される緯糸Yは側方にある給糸体1近傍の緯
糸ガイド56に案内されることになり、そのため緯糸が
急激に屈曲し、多大な抵抗がかかって糸切れが発生する
恐れがある。また、この緯糸ガイド56はバルーニング
形態を直線状の糸路となるようガイドするものであるの
で、給糸体1の巻き径が小さくなって緯糸ガイド56が
給糸体1に接近したときには、バルーニング形態を保っ
て旋回している緯糸Yの回転運動が緯糸に対し撚をかけ
るように作用し、糸質を変化させてしまう恐れもある。
本発明はこのような従来の問題点に着目してなされたも
のであり、廉価で簡素な装置でありながら、給糸体から
の緯糸が解舒される際の輪抜の発生を防止し、更に緯糸
に対して切断させてしまう等の影響を与えることなく給
糸体の切り替えを自動で確実に行なえるようにすること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため本発明では、第
1に給糸体の緯糸端部と予備給糸体の緯糸先端部を継い
だピックテール緯糸を保持手段に保持し、前記給糸体か
らの緯糸を、緯糸ガイドを経由し下流側装置に引き出す
装置において、前記給糸体と緯糸ガイドの間に、給糸体
から解舒されてバルーニングを形成する緯糸を案内する
略円形状のバルーニング案内手段を設けて、該バルーニ
ング案内手段の内縁に緯糸を案内しつつ前記緯糸ガイド
側に引き出すようにし、前記バルーニング案内手段に
は、引き出される緯糸が前記給糸体からピックテール緯
糸を介して予備給糸体に切り替わる際の糸路変化によ
り、緯糸を前記内縁側から外方に導出し、再び内縁側に
導入する間隙部が形成されていることを特徴とする。
1に給糸体の緯糸端部と予備給糸体の緯糸先端部を継い
だピックテール緯糸を保持手段に保持し、前記給糸体か
らの緯糸を、緯糸ガイドを経由し下流側装置に引き出す
装置において、前記給糸体と緯糸ガイドの間に、給糸体
から解舒されてバルーニングを形成する緯糸を案内する
略円形状のバルーニング案内手段を設けて、該バルーニ
ング案内手段の内縁に緯糸を案内しつつ前記緯糸ガイド
側に引き出すようにし、前記バルーニング案内手段に
は、引き出される緯糸が前記給糸体からピックテール緯
糸を介して予備給糸体に切り替わる際の糸路変化によ
り、緯糸を前記内縁側から外方に導出し、再び内縁側に
導入する間隙部が形成されていることを特徴とする。
【0009】そして第2に、バルーニング案内手段は、
線状の腕部と、該腕部の先端部側から前記バルーニング
の回転方向と同方向に屈曲して延びるリング部と、該リ
ング部の先端部と前記腕部との間に間隙部を形成してな
り、前記リング部の内縁と間隙部の間には、前記保持手
段に保持されたピックテール緯糸が引き出されるときの
糸路変化により、前記リング部の内縁より間隙部に緯糸
を案内する湾曲した導出部が形成されるとともに、前記
腕部と間隙部の間には、予備給糸体から緯糸が引き出さ
れるときのバルーニングによる緯糸の糸路変化により前
記腕部より間隙部に緯糸を案内する湾曲した導入部が形
成されていることを特徴とする。
線状の腕部と、該腕部の先端部側から前記バルーニング
の回転方向と同方向に屈曲して延びるリング部と、該リ
ング部の先端部と前記腕部との間に間隙部を形成してな
り、前記リング部の内縁と間隙部の間には、前記保持手
段に保持されたピックテール緯糸が引き出されるときの
糸路変化により、前記リング部の内縁より間隙部に緯糸
を案内する湾曲した導出部が形成されるとともに、前記
腕部と間隙部の間には、予備給糸体から緯糸が引き出さ
れるときのバルーニングによる緯糸の糸路変化により前
記腕部より間隙部に緯糸を案内する湾曲した導入部が形
成されていることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を図面を
用いた実施例により説明する。図1は本発明の一実施例
の全体を示す斜視図、図2〜図7は図1の作動原理図で
ある。図8は本発明の他の実施例を示す斜視図、図9〜
図11は図8の作動原理図、図12は更に他の実施例を
示す斜視図、図13〜図22は図12の作動原理図、図
23は図1の要部説明図である。まず、図1を参照し、
1はボビン1aに緯糸Yが巻かれた給糸体、2,3はボ
ビン2a,3aにそれぞれ緯糸Yが巻かれた予備給糸体
である。なお、この例では、給糸体1,予備給糸体2,
3はそれぞれ緯糸Yが反時計回りに巻かれているため、
緯糸Yが引き出されるときには、時計回りに解舒される
ことになる。4は120度づの間隔で3本のバー5a,
5b,5cを取り付けた三つ又状の支持ブラケットで、
このバー5a,5b,5cにはそれぞれ支持部材12が
設けてあり、この支持部材12に給糸体1,予備給糸体
2,3のボビン1a,2a,3aがそれぞれ支持されて
いる。
用いた実施例により説明する。図1は本発明の一実施例
の全体を示す斜視図、図2〜図7は図1の作動原理図で
ある。図8は本発明の他の実施例を示す斜視図、図9〜
図11は図8の作動原理図、図12は更に他の実施例を
示す斜視図、図13〜図22は図12の作動原理図、図
23は図1の要部説明図である。まず、図1を参照し、
1はボビン1aに緯糸Yが巻かれた給糸体、2,3はボ
ビン2a,3aにそれぞれ緯糸Yが巻かれた予備給糸体
である。なお、この例では、給糸体1,予備給糸体2,
3はそれぞれ緯糸Yが反時計回りに巻かれているため、
緯糸Yが引き出されるときには、時計回りに解舒される
ことになる。4は120度づの間隔で3本のバー5a,
5b,5cを取り付けた三つ又状の支持ブラケットで、
このバー5a,5b,5cにはそれぞれ支持部材12が
設けてあり、この支持部材12に給糸体1,予備給糸体
2,3のボビン1a,2a,3aがそれぞれ支持されて
いる。
【0011】また、支持ブラケット4上のバー5a,5
b,5c近傍には、ピックテール緯糸Pを図外のスプリ
ングの付勢力により保持する保持手段としてのテールテ
ンサ6a,6b,6cがそれぞれ設けてあり、テールテ
ンサ6aには給糸体1と予備給糸体2との間のピックテ
ール緯糸Pが保持され、またテールテンサ6bには予備
給糸体2と予備給糸体3の間のピックテール緯糸Qが保
持される。なお、図1に示す状態ではテールテンサ6c
にはピックテール緯糸は保持されないが、給糸体1の緯
糸が使用し尽くされて、新たな予備給糸体が設置された
ときには、予備給糸体3との間のピックテール緯糸がテ
ールテンサ6cに保持されることになる。7は床面上に
設置された板材9に立設する支柱で、この支柱7には中
空円筒状のブラケット10の中空部を貫通させて図外の
ボルトにより固定してある。また、ブラケット10の上
方には支持ブラケット11が支柱7を貫通させて配置し
てあり、図外のボルトにより支柱7に固定してある。ま
た、支持ブラケット11には電動モータ33が取り付け
てあり、更にこの支持ブラケット11上にはブラケット
4を固定したギヤ30が回動自在に支持されている。
b,5c近傍には、ピックテール緯糸Pを図外のスプリ
ングの付勢力により保持する保持手段としてのテールテ
ンサ6a,6b,6cがそれぞれ設けてあり、テールテ
ンサ6aには給糸体1と予備給糸体2との間のピックテ
ール緯糸Pが保持され、またテールテンサ6bには予備
給糸体2と予備給糸体3の間のピックテール緯糸Qが保
持される。なお、図1に示す状態ではテールテンサ6c
にはピックテール緯糸は保持されないが、給糸体1の緯
糸が使用し尽くされて、新たな予備給糸体が設置された
ときには、予備給糸体3との間のピックテール緯糸がテ
ールテンサ6cに保持されることになる。7は床面上に
設置された板材9に立設する支柱で、この支柱7には中
空円筒状のブラケット10の中空部を貫通させて図外の
ボルトにより固定してある。また、ブラケット10の上
方には支持ブラケット11が支柱7を貫通させて配置し
てあり、図外のボルトにより支柱7に固定してある。ま
た、支持ブラケット11には電動モータ33が取り付け
てあり、更にこの支持ブラケット11上にはブラケット
4を固定したギヤ30が回動自在に支持されている。
【0012】また、電動モータ33の出力軸32にはギ
ヤ31が固定され、このギヤ31が前記ギヤ30に噛合
して回転駆動される。なお、ブラケット11上には、ギ
ヤ30の所定位置に設けた磁性材を検出する磁気センサ
34が設けてあり、これによりギヤ30と一体的に移動
する給糸体位置が検出される。また、支持ブラケット1
1には、長尺な略L字状のバー20が設けてあり、この
バー20の上部には、バー21の一端部が連結具23の
ねじ23の螺合により位置調整可能に固定され、これに
より給糸体1(予備給糸体2,3)と後述する上部緯糸
ガイド14との距離を調整することができる。ここで、
給糸体1(予備給糸体2,3)と上部緯糸ガイド14と
の適切な距離は糸種等の条件によっても異なるが、この
例では給糸体1(予備給糸体2,3)の最大(満巻)巻
き径と略同等距離から1.5倍程度の距離の間に位置調
整されており、また上部緯糸ガイド14は給糸体1の軸
線の延長線近傍に位置している。また、バー21の他端
部には、ブラケット25がねじ26の螺合により固定さ
れており、このブラケット25には緯糸Yが引き通され
る孔部が形成された上部緯糸ガイド14が設けてある。
また、ブラケット25の下側には上部緯糸ガイド14と
同軸の孔部が形成された円盤状のガイドプレート27が
設けてある。なお、ガイドプレート27の下方位置の孔
部内には、棒状の給糸切替センサ35が設けてあり、テ
ールテンサ6a,6bに保持されたピックテール緯糸
P、Qが引き出されるときの糸道変化により給糸切替セ
ンサ35が移動し、これにより緯糸Yがピックテール緯
糸P,Qを介して予備給糸体2,3に切り替わるのを検
出することができる。なお、この給糸切替センサ35は
図4(b)に示すように、リミットスイッチ35bの入
力軸35aに連結されており、このリミットスイッチ3
5bは取着部35cを介して図外のガイドプレート27
に固定されている。そして、この給糸切替センサ35の
入力軸35aは、通常時(点線で示す給糸体から緯糸が
引き出されているとき)ではリミットスイッチ35bに
内蔵された図外のスプリングの付勢力により進出状態と
なっているが、実線で示すようにテールテンサ6aから
ピックテール緯糸Pが引き出されるときには、給糸切替
センサ35が緯糸Yの張力により後退移動する。これに
より、リミットスイッチ35b内の電気回路が導通状態
となって検出信号を出力するが、このようなリミットス
イッチ自体は公知の技術でもあるので、詳細説明は省略
する。なお、この実施例では、リミットスイッチを用い
て給糸切り替えを検出するようにしたが、これに限ら
ず、例えば上部緯糸ガイド14やリング部8に歪みゲー
ジを設けて張力変化を検出したり、上部緯糸ガイド14
に光電センサを設けて糸路の変化を検出する等、適宜行
なえる。
ヤ31が固定され、このギヤ31が前記ギヤ30に噛合
して回転駆動される。なお、ブラケット11上には、ギ
ヤ30の所定位置に設けた磁性材を検出する磁気センサ
34が設けてあり、これによりギヤ30と一体的に移動
する給糸体位置が検出される。また、支持ブラケット1
1には、長尺な略L字状のバー20が設けてあり、この
バー20の上部には、バー21の一端部が連結具23の
ねじ23の螺合により位置調整可能に固定され、これに
より給糸体1(予備給糸体2,3)と後述する上部緯糸
ガイド14との距離を調整することができる。ここで、
給糸体1(予備給糸体2,3)と上部緯糸ガイド14と
の適切な距離は糸種等の条件によっても異なるが、この
例では給糸体1(予備給糸体2,3)の最大(満巻)巻
き径と略同等距離から1.5倍程度の距離の間に位置調
整されており、また上部緯糸ガイド14は給糸体1の軸
線の延長線近傍に位置している。また、バー21の他端
部には、ブラケット25がねじ26の螺合により固定さ
れており、このブラケット25には緯糸Yが引き通され
る孔部が形成された上部緯糸ガイド14が設けてある。
また、ブラケット25の下側には上部緯糸ガイド14と
同軸の孔部が形成された円盤状のガイドプレート27が
設けてある。なお、ガイドプレート27の下方位置の孔
部内には、棒状の給糸切替センサ35が設けてあり、テ
ールテンサ6a,6bに保持されたピックテール緯糸
P、Qが引き出されるときの糸道変化により給糸切替セ
ンサ35が移動し、これにより緯糸Yがピックテール緯
糸P,Qを介して予備給糸体2,3に切り替わるのを検
出することができる。なお、この給糸切替センサ35は
図4(b)に示すように、リミットスイッチ35bの入
力軸35aに連結されており、このリミットスイッチ3
5bは取着部35cを介して図外のガイドプレート27
に固定されている。そして、この給糸切替センサ35の
入力軸35aは、通常時(点線で示す給糸体から緯糸が
引き出されているとき)ではリミットスイッチ35bに
内蔵された図外のスプリングの付勢力により進出状態と
なっているが、実線で示すようにテールテンサ6aから
ピックテール緯糸Pが引き出されるときには、給糸切替
センサ35が緯糸Yの張力により後退移動する。これに
より、リミットスイッチ35b内の電気回路が導通状態
となって検出信号を出力するが、このようなリミットス
イッチ自体は公知の技術でもあるので、詳細説明は省略
する。なお、この実施例では、リミットスイッチを用い
て給糸切り替えを検出するようにしたが、これに限ら
ず、例えば上部緯糸ガイド14やリング部8に歪みゲー
ジを設けて張力変化を検出したり、上部緯糸ガイド14
に光電センサを設けて糸路の変化を検出する等、適宜行
なえる。
【0013】図1に戻り、支柱7の上部には給糸体1の
上方に向かって延びる一本の線状の腕部8dを形成した
円筒状の留め具18がねじ18aの螺合により支柱7の
長手方向に位置調整可能に設けてある。この腕部8dの
先端部側には、給糸体1と上部緯糸ガイド14との間で
給糸体1のバルーニングの回転方向と同方向に屈曲して
延びるバルーニング案内手段としてのリング部8が形成
され、更にそのリング部8の先端部と腕部8dとの間に
は間隙部8aが形成されている。また、リング部8の内
縁と間隙部8aの間には、前記保持手段としてのテール
テンサ6aに保持されたピックテール緯糸Pが引き出さ
れるときの糸路変化により、前記リング部8の内縁より
間隙部8aに緯糸を案内する導出部8bとしてなめらか
に湾曲するよう曲げ加工されており、更に腕部8dと間
隙部8aの間についても、予備給糸体2から緯糸Yが引
き出されるときのバルーニングによる緯糸Yの糸路変化
により前記腕部8dより間隙部8aに緯糸を案内する導
入部8cとしてなめらかに湾曲するよう曲げ加工されて
いる。なお、リング部8の内縁の直径は、この例では給
糸体1のボビン1aよりも若干小さく形成されており、
またリング8の位置は給糸体1近傍の上方にあって、そ
の距離は遠すぎても従来技術として説明した図24に示
すような収束点を越えた位置となり、逆に近すぎても緯
糸Yを急激に屈曲させてしまい、緯糸Yに過大張力がか
かる恐れがある。そのため、リング部8は適切な距離に
設定する必要があるが、その適切な距離は、糸種や給糸
体の保存状態(吸湿状態)等の条件により種々異なる
が、給糸体1の最小巻き径と同等距離から1.5倍程度
の距離の間の範囲に設定してあれば、少なくとも給糸体
1とリング部8との間では略円錐状のバルーニングが保
たれ、輪抜けが生じないことが実験により確認されてお
り、特にこの例では、1.3倍となるよう留め具18を
位置調整してある。また、略円形状のリング部8は給糸
体1の軸線の延長線と略同軸上にあり、更にその延長線
近傍には上部緯糸ガイド14が位置しており、これによ
りリング部8は給糸体1の外周(表層)と上部緯糸ガイ
ド14の間で緯糸Yを同程度の屈曲状態で縮径させるの
で、常になめらかに緯糸Yを案内することができる。な
お、リング部8の詳細形状を図23に示して説明する
と、図23は略円形状のリング部8を軸線N方向から見
た平面図である。図23において、リング部8の内縁は
前述のように略円形状であるが、その先端部8sは先細
り形状となっており、間隙部8aよりも内側に位置して
いる。これにより、緯糸Yがリング部8に案内される
際、先端部8sから間隙部8aを越える時点で、緯糸Y
の進行方向はそのまま内縁8e側に向いているため、緯
糸Yは間隙部8aにおいても常になめらかに内縁8eに
沿って旋回する。また、導出部8bから間隙部8aを経
由し、更に導入部8cを経由して腕部8dに向かうにし
たがって、軸線Nからの距離が徐々に大きくなるよう湾
曲した形状となっていることから、緯糸Yはスムーズに
間隙部8aから出入りすることができる。なお、リング
8による輪抜け防止作用の詳細については後述する。
上方に向かって延びる一本の線状の腕部8dを形成した
円筒状の留め具18がねじ18aの螺合により支柱7の
長手方向に位置調整可能に設けてある。この腕部8dの
先端部側には、給糸体1と上部緯糸ガイド14との間で
給糸体1のバルーニングの回転方向と同方向に屈曲して
延びるバルーニング案内手段としてのリング部8が形成
され、更にそのリング部8の先端部と腕部8dとの間に
は間隙部8aが形成されている。また、リング部8の内
縁と間隙部8aの間には、前記保持手段としてのテール
テンサ6aに保持されたピックテール緯糸Pが引き出さ
れるときの糸路変化により、前記リング部8の内縁より
間隙部8aに緯糸を案内する導出部8bとしてなめらか
に湾曲するよう曲げ加工されており、更に腕部8dと間
隙部8aの間についても、予備給糸体2から緯糸Yが引
き出されるときのバルーニングによる緯糸Yの糸路変化
により前記腕部8dより間隙部8aに緯糸を案内する導
入部8cとしてなめらかに湾曲するよう曲げ加工されて
いる。なお、リング部8の内縁の直径は、この例では給
糸体1のボビン1aよりも若干小さく形成されており、
またリング8の位置は給糸体1近傍の上方にあって、そ
の距離は遠すぎても従来技術として説明した図24に示
すような収束点を越えた位置となり、逆に近すぎても緯
糸Yを急激に屈曲させてしまい、緯糸Yに過大張力がか
かる恐れがある。そのため、リング部8は適切な距離に
設定する必要があるが、その適切な距離は、糸種や給糸
体の保存状態(吸湿状態)等の条件により種々異なる
が、給糸体1の最小巻き径と同等距離から1.5倍程度
の距離の間の範囲に設定してあれば、少なくとも給糸体
1とリング部8との間では略円錐状のバルーニングが保
たれ、輪抜けが生じないことが実験により確認されてお
り、特にこの例では、1.3倍となるよう留め具18を
位置調整してある。また、略円形状のリング部8は給糸
体1の軸線の延長線と略同軸上にあり、更にその延長線
近傍には上部緯糸ガイド14が位置しており、これによ
りリング部8は給糸体1の外周(表層)と上部緯糸ガイ
ド14の間で緯糸Yを同程度の屈曲状態で縮径させるの
で、常になめらかに緯糸Yを案内することができる。な
お、リング部8の詳細形状を図23に示して説明する
と、図23は略円形状のリング部8を軸線N方向から見
た平面図である。図23において、リング部8の内縁は
前述のように略円形状であるが、その先端部8sは先細
り形状となっており、間隙部8aよりも内側に位置して
いる。これにより、緯糸Yがリング部8に案内される
際、先端部8sから間隙部8aを越える時点で、緯糸Y
の進行方向はそのまま内縁8e側に向いているため、緯
糸Yは間隙部8aにおいても常になめらかに内縁8eに
沿って旋回する。また、導出部8bから間隙部8aを経
由し、更に導入部8cを経由して腕部8dに向かうにし
たがって、軸線Nからの距離が徐々に大きくなるよう湾
曲した形状となっていることから、緯糸Yはスムーズに
間隙部8aから出入りすることができる。なお、リング
8による輪抜け防止作用の詳細については後述する。
【0014】以上の構成の作用を図1及び図2〜図7の
作動原理図により説明する。なお、図2〜図4(a),
図5〜図7(a)は作動を理解し易くするため、図1を
上方から見て要部のみを展開して示した図で、図4
(b)は図4(a)の一部を斜視図で示してあり、図7
(b)は図7(a)の要部を斜視図で示してある。ま
ず、織機稼働中において、図1に示す給糸体1からの緯
糸Yがリング部8に案内され、更に上部緯糸ガイド14
を経由し、下流側装置として、図外の緯糸測長貯留装置
へ引き出され、更に図外の緯入れ装置により緯入れが行
なわれるが、このとき、緯糸Yはリング部8に案内され
て時計方向に回転しつつ引き出され、緯糸Yはリング部
8の形状に沿って内縁を旋回する。そして、引き出され
る緯糸Yがリング部8の先端部から間隙部8aに至って
も、緯糸Yは給糸体1から図示する時計方向に更に引き
出され、その糸路は導出部8bから内輪側に向かい、更
に緯糸Yが給糸体1の時計方向に旋回する慣性力によっ
て、間隙部8aより外方に離脱することはない。更にま
た、リング部8の先端部は間隙部8aよりも内側に位置
しているので、先端部8sから間隙部8aを越える時点
で、緯糸Yの進行方向はそのまま内縁8e側に向いてい
るため、緯糸Yは間隙部8aにおいても常になめらかに
内縁8eに沿って旋回することになる。そして、給糸体
1の緯糸Yが無くなって、更に上部緯糸ガイド14を経
由して緯糸Yが引き出されると、予備給糸体2の緯糸先
端部に継がれてテールテンサ6aに保持されているピッ
クテール緯糸Pが引き出されるようになり、このとき緯
糸Y(ピックテール緯糸P)は、その糸路が図2に示す
ように、リング部8の内縁のなめらかに湾曲した導出部
8bに向かう。
作動原理図により説明する。なお、図2〜図4(a),
図5〜図7(a)は作動を理解し易くするため、図1を
上方から見て要部のみを展開して示した図で、図4
(b)は図4(a)の一部を斜視図で示してあり、図7
(b)は図7(a)の要部を斜視図で示してある。ま
ず、織機稼働中において、図1に示す給糸体1からの緯
糸Yがリング部8に案内され、更に上部緯糸ガイド14
を経由し、下流側装置として、図外の緯糸測長貯留装置
へ引き出され、更に図外の緯入れ装置により緯入れが行
なわれるが、このとき、緯糸Yはリング部8に案内され
て時計方向に回転しつつ引き出され、緯糸Yはリング部
8の形状に沿って内縁を旋回する。そして、引き出され
る緯糸Yがリング部8の先端部から間隙部8aに至って
も、緯糸Yは給糸体1から図示する時計方向に更に引き
出され、その糸路は導出部8bから内輪側に向かい、更
に緯糸Yが給糸体1の時計方向に旋回する慣性力によっ
て、間隙部8aより外方に離脱することはない。更にま
た、リング部8の先端部は間隙部8aよりも内側に位置
しているので、先端部8sから間隙部8aを越える時点
で、緯糸Yの進行方向はそのまま内縁8e側に向いてい
るため、緯糸Yは間隙部8aにおいても常になめらかに
内縁8eに沿って旋回することになる。そして、給糸体
1の緯糸Yが無くなって、更に上部緯糸ガイド14を経
由して緯糸Yが引き出されると、予備給糸体2の緯糸先
端部に継がれてテールテンサ6aに保持されているピッ
クテール緯糸Pが引き出されるようになり、このとき緯
糸Y(ピックテール緯糸P)は、その糸路が図2に示す
ように、リング部8の内縁のなめらかに湾曲した導出部
8bに向かう。
【0015】その後、引き出される緯糸Y(ピックテー
ル緯糸P)は導出部8bより間隙部8aを経由して外方
へ離脱し、図3に示すように、腕部8dに沿ってテール
テンサ6aに向かう。その後、図4(a)に示すように
テールテンサ6aに保持されていたピックテール緯糸P
が引き出されて、テールテンサ6aから離脱する。この
とき、図4(b)に示すように、点線で示すような給糸
体1から緯糸Yが引き出されていた状態から、実線で示
すようなテールテンサ6aからピックテール緯糸Pが引
き出される状態となることから、リミットスイッチ35
bの入力軸35aに連結された給糸切替センサ35は緯
糸張力によって実線に示すように後退し、リミットスイ
ッチ35b内の電気回路が導通状態となって検出信号を
出力し、これにより電動モータ33の駆動が開始され、
支持ブラケット4が反時計回りに回転駆動する。また、
これと同時に予備給糸体2から緯糸Yが引き出され始め
る。そして、図6に示すように、予備給糸体2が給糸位
置(図2に示す給糸体1位置)まで移動すると、磁気セ
ンサ34がギヤ30の所定位置に設けた磁性材を検知
し、これにより電動モータ33の駆動を停止する。
ル緯糸P)は導出部8bより間隙部8aを経由して外方
へ離脱し、図3に示すように、腕部8dに沿ってテール
テンサ6aに向かう。その後、図4(a)に示すように
テールテンサ6aに保持されていたピックテール緯糸P
が引き出されて、テールテンサ6aから離脱する。この
とき、図4(b)に示すように、点線で示すような給糸
体1から緯糸Yが引き出されていた状態から、実線で示
すようなテールテンサ6aからピックテール緯糸Pが引
き出される状態となることから、リミットスイッチ35
bの入力軸35aに連結された給糸切替センサ35は緯
糸張力によって実線に示すように後退し、リミットスイ
ッチ35b内の電気回路が導通状態となって検出信号を
出力し、これにより電動モータ33の駆動が開始され、
支持ブラケット4が反時計回りに回転駆動する。また、
これと同時に予備給糸体2から緯糸Yが引き出され始め
る。そして、図6に示すように、予備給糸体2が給糸位
置(図2に示す給糸体1位置)まで移動すると、磁気セ
ンサ34がギヤ30の所定位置に設けた磁性材を検知
し、これにより電動モータ33の駆動を停止する。
【0016】この図5から図6に至るまでの間、緯糸Y
はリング部8に案内されないことになるが、予備給糸体
2(以下、給糸体と称する)の巻き径が最大であり、上
部緯糸ガイド14は、給糸体1との距離を、給糸体1
(予備給糸体2,3)の最大(満巻)巻き径と略同等距
離から1.5倍程度の距離の間にあって、常に略円錐状
のバルーニングが保持される位置に設定されていること
から、輪抜けが生じることはない。その後、図6の状態
では、緯糸Yは給糸体2の周囲から時計方向に引き出さ
れ、一周分引き出されてリング部8の腕部8dに当接す
る。すると、図7(a)及び図7(b)で示すように、
緯糸Yは給糸体2から更に時計方向に引き出されるが、
上部緯糸ガイド14側からの引出し張力によって、緯糸
Yは真っ直ぐに張った状態になるよう作用することか
ら、腕部8dに沿ってなめらかに湾曲した導入部8cに
向かい、更に導入部8cから間隙部8aを経由してリン
グ部8の内縁側に入り込む。
はリング部8に案内されないことになるが、予備給糸体
2(以下、給糸体と称する)の巻き径が最大であり、上
部緯糸ガイド14は、給糸体1との距離を、給糸体1
(予備給糸体2,3)の最大(満巻)巻き径と略同等距
離から1.5倍程度の距離の間にあって、常に略円錐状
のバルーニングが保持される位置に設定されていること
から、輪抜けが生じることはない。その後、図6の状態
では、緯糸Yは給糸体2の周囲から時計方向に引き出さ
れ、一周分引き出されてリング部8の腕部8dに当接す
る。すると、図7(a)及び図7(b)で示すように、
緯糸Yは給糸体2から更に時計方向に引き出されるが、
上部緯糸ガイド14側からの引出し張力によって、緯糸
Yは真っ直ぐに張った状態になるよう作用することか
ら、腕部8dに沿ってなめらかに湾曲した導入部8cに
向かい、更に導入部8cから間隙部8aを経由してリン
グ部8の内縁側に入り込む。
【0017】また、リング部8は給糸体2近傍の上方に
位置し、特に給糸体2の最小巻き径と略同等の距離から
1.5倍程度の距離の間に位置しているので、給糸体2
の巻き径が小さくなった際に、少なくとも給糸体2とリ
ング部8との間では略円錐状のバルーニングが保たれ、
輪抜けが生じない。すなわち、給糸体1から解舒される
緯糸Yが所定の収束点(この収束点は、糸種等の条件に
より異なるが、給糸体の最小巻き径と略同等の距離から
1.5倍程度の距離)の間にバルーニングを縮径させな
がら案内するリング部8が介在されていれば、リング部
8の位置にある緯糸はリング部8の内縁に沿って略円形
状の旋回を行なう。一方給糸体1からリング部までの間
には収束点が位置しないので、少なくとも給糸体1から
リング部8までの間は略円錐状のバルーニングが保た
れ、形態を崩すことはないのである。なお、リング部8
から上部緯糸ガイド14の間ではバルーニング形態は崩
れるが、給糸体1には何ら影響せず、そのため輪抜けは
生じることがない。また、特にこの実施例ではリング部
8は給糸体1から解舒される緯糸Yのバルーニングを若
干縮径させる程度であり、小径の孔部に緯糸Yを引き通
すものではないため、給糸体1の近傍にあるにもかかわ
らず、バルーニングの旋回作用が緯糸Yに対して撚りを
かけるようなことはない。なお、この実施例では腕部8
d及びリング部8をステンレス等の金属の線材を曲げ加
工して形成してあるが、その材質を糸種に応じて真鍮や
樹脂等の軟質のものを用いたり、耐摩耗性を考慮してセ
ラミックス等を用いる等適宜変更してよい。更にまた、
この実施例では、給糸位置が正確な位置に駆動制御され
るので、リング部8、上部緯糸ガイド14との位置関係
が正確となり、糸切れ等を防止することができる上、常
に定位置にて新たな予備給糸体を供給できるので、作業
性が極めて良好であり、また自動化する際にも搬送装置
の位置制御が容易となる。これ以降、給糸体2の緯糸Y
が全て使用し尽くされるまでの間に、作業者あるいは自
動搬送装置によって、ボビン1aを新たな予備給糸体と
交換し、ピックテール緯糸をテールテンサ6cに保持さ
せる。
位置し、特に給糸体2の最小巻き径と略同等の距離から
1.5倍程度の距離の間に位置しているので、給糸体2
の巻き径が小さくなった際に、少なくとも給糸体2とリ
ング部8との間では略円錐状のバルーニングが保たれ、
輪抜けが生じない。すなわち、給糸体1から解舒される
緯糸Yが所定の収束点(この収束点は、糸種等の条件に
より異なるが、給糸体の最小巻き径と略同等の距離から
1.5倍程度の距離)の間にバルーニングを縮径させな
がら案内するリング部8が介在されていれば、リング部
8の位置にある緯糸はリング部8の内縁に沿って略円形
状の旋回を行なう。一方給糸体1からリング部までの間
には収束点が位置しないので、少なくとも給糸体1から
リング部8までの間は略円錐状のバルーニングが保た
れ、形態を崩すことはないのである。なお、リング部8
から上部緯糸ガイド14の間ではバルーニング形態は崩
れるが、給糸体1には何ら影響せず、そのため輪抜けは
生じることがない。また、特にこの実施例ではリング部
8は給糸体1から解舒される緯糸Yのバルーニングを若
干縮径させる程度であり、小径の孔部に緯糸Yを引き通
すものではないため、給糸体1の近傍にあるにもかかわ
らず、バルーニングの旋回作用が緯糸Yに対して撚りを
かけるようなことはない。なお、この実施例では腕部8
d及びリング部8をステンレス等の金属の線材を曲げ加
工して形成してあるが、その材質を糸種に応じて真鍮や
樹脂等の軟質のものを用いたり、耐摩耗性を考慮してセ
ラミックス等を用いる等適宜変更してよい。更にまた、
この実施例では、給糸位置が正確な位置に駆動制御され
るので、リング部8、上部緯糸ガイド14との位置関係
が正確となり、糸切れ等を防止することができる上、常
に定位置にて新たな予備給糸体を供給できるので、作業
性が極めて良好であり、また自動化する際にも搬送装置
の位置制御が容易となる。これ以降、給糸体2の緯糸Y
が全て使用し尽くされるまでの間に、作業者あるいは自
動搬送装置によって、ボビン1aを新たな予備給糸体と
交換し、ピックテール緯糸をテールテンサ6cに保持さ
せる。
【0018】次に、この発明の第2の実施例を図8に示
し説明するが、第2の実施例は第1の実施例に示す電動
モータ33(出力軸32,ギヤ31を含む)、ギヤ30
(磁性材を含む)を除いて支持ブラケット4を自動で回
転駆動させる機能を除外したもので、これに伴って給糸
切替センサ35、磁気センサ34も除いてある。そし
て、板材9より立設する支柱7は中空円筒状のブラケッ
ト10及び支持ブラケット11を貫通し、更に支持ブラ
ケット11上に設けた中空円筒状のブラケット13の中
空部内に支柱7の上端部が嵌入してある。更に、このブ
ラケット13の中空部内には、支柱7の上端部と同じ軸
心上に支持棒4aが回転自在に嵌入してある。そして、
この支持棒4aはブラケット13上に60度づの間隔で
3本のバー5a,5b,5cを取り付けた三つ又状の支
持ブラケットを貫通している。なお、支持棒4aと支持
ブラケット4は図外のボルトにより固定され、ブラケッ
ト13上で一体的に回転可能になっている。なお、バー
5a,5b,5cには給糸体1,予備給糸体2,3のボ
ビン1a,2a,3aを支持する支持部材12が設けて
ある。また、この実施例の特徴として、支持棒4aに
は、それぞれ給糸体1、予備給糸体2,3の上方に延び
るバルーニング案内部材としてのリング部8を形成した
腕部8dが一個づつ設けてある。なお、腕部8d及びリ
ング部8の構成は第1の実施例と同様である。また、こ
れ以外の構成については第1の実施例と同様であるの
で、同一符号を付与して説明は省略する。
し説明するが、第2の実施例は第1の実施例に示す電動
モータ33(出力軸32,ギヤ31を含む)、ギヤ30
(磁性材を含む)を除いて支持ブラケット4を自動で回
転駆動させる機能を除外したもので、これに伴って給糸
切替センサ35、磁気センサ34も除いてある。そし
て、板材9より立設する支柱7は中空円筒状のブラケッ
ト10及び支持ブラケット11を貫通し、更に支持ブラ
ケット11上に設けた中空円筒状のブラケット13の中
空部内に支柱7の上端部が嵌入してある。更に、このブ
ラケット13の中空部内には、支柱7の上端部と同じ軸
心上に支持棒4aが回転自在に嵌入してある。そして、
この支持棒4aはブラケット13上に60度づの間隔で
3本のバー5a,5b,5cを取り付けた三つ又状の支
持ブラケットを貫通している。なお、支持棒4aと支持
ブラケット4は図外のボルトにより固定され、ブラケッ
ト13上で一体的に回転可能になっている。なお、バー
5a,5b,5cには給糸体1,予備給糸体2,3のボ
ビン1a,2a,3aを支持する支持部材12が設けて
ある。また、この実施例の特徴として、支持棒4aに
は、それぞれ給糸体1、予備給糸体2,3の上方に延び
るバルーニング案内部材としてのリング部8を形成した
腕部8dが一個づつ設けてある。なお、腕部8d及びリ
ング部8の構成は第1の実施例と同様である。また、こ
れ以外の構成については第1の実施例と同様であるの
で、同一符号を付与して説明は省略する。
【0019】次に、この実施例の作用を図9〜図11に
示して説明すると、給糸体1から緯糸Yが引き出されて
いるときには、緯糸Yはリング部81の内縁に案内され
つつ上部ガイド14側に引き出され、このとき緯糸Yは
給糸体1周囲から時計方向に引き出されるが、緯糸Yは
リング部81の内縁に沿って旋回し、実施例1と同様に
緯糸Yはリング部81の形状に沿って内縁部を旋回す
る。そして、引き出される緯糸Yがリング部81の先端
部から間隙部8aに至っても、緯糸Yは給糸体1から図
示する時計方向に更に引き出され、その糸路は導出部8
bから内輪側に向かい、更に緯糸Yが旋回する慣性力に
よって、間隙部8aより外方に離脱することはない。そ
の後、給糸体1の緯糸Yが無くなって、更に上部緯糸ガ
イド14を経由して緯糸Yが引き出されると、予備給糸
体2の緯糸先端部に継がれてテールテンサ6aに保持さ
れているピックテール緯糸Pが引き出されるようにな
り、このとき緯糸Y(ピックテール緯糸P)は、その糸
路が図9に示すように、リング部81の内縁のなめらか
に湾曲した導出部8bより間隙部8aを経由して外方へ
離脱し、腕部81dに沿ってテールテンサ6aに向か
う。その後、図10に示すようにテールテンサ6aに保
持されていたピックテール緯糸Pが引き出されて、テー
ルテンサ6aから離脱し、予備給糸体2からの緯糸Yが
引き出される。このとき、緯糸Yはリング部82には案
内されないが、第1の実施例で説明したと同様に、予備
給糸体2(以下、給糸体と称する)の巻き径が最大であ
って、上部緯糸ガイド14との距離が給糸体2の最大
(満巻)巻き径と略同等距離から1.5倍程度の距離の
間にあって、常に略円錐状のバルーニングが保持される
位置に設定されていることから、輪抜けが生じることは
ない。その後、図11に示すように緯糸Yは予備給糸体
2の周囲、及びリング部82の周囲を時計方向に引き出
され、一周分引き出されてリング部82の腕部82dに
当接する。すると、緯糸Yは予備給糸体2から更に時計
方向に引き出されるが、上部緯糸ガイド14側からの引
出し張力によって、緯糸Yは真っ直ぐに張った状態にな
るよう作用することから、腕部82dに沿ってなめらか
に湾曲した導入部8cに向かい、更に導入部8cから間
隙部8aを経由してリング部8の内縁側に入り込む。こ
れ以降、予備給糸体2(以下、給糸体と称する)からの
緯糸Yはリング部82に案内されて時計方向に回転しつ
つ引き出される。このとき、リング部82は給糸体2近
傍の上方に位置し、特に給糸体2の最小巻き径と略同等
から1.5倍程度の距離の位置の間にあり、給糸体2の
巻き径が小さくなった際に、少なくとも給糸体2の端部
とリング部82との間では略円錐状のバルーニングが保
たれるので、輪抜けが生じないのは、第1の実施例で説
明した通りである。なお、給糸体2の緯糸Yが全て使用
し尽くされるまでの間に、作業者は、ボビン1aを新た
な予備給糸体と交換し、ピックテール緯糸をテールテン
サ6cに保持させるが、作業者は支持ブラケット4を回
転させて、予備給糸体の供給位置を変更できるが、支持
棒4aは支持ブラケット4と一体的に回転するので、リ
ング部81,82,83は給糸体1、予備給糸体2,3
に対して相対移動することはない。また、予備給糸体を
供給する際に、リング部81,82,83が邪魔になら
ないよう、腕部81d,82d,83dを支持棒4aに
対して着脱可能に設けたり、或いはヒンジを介在して傾
倒可能にしてもよい。
示して説明すると、給糸体1から緯糸Yが引き出されて
いるときには、緯糸Yはリング部81の内縁に案内され
つつ上部ガイド14側に引き出され、このとき緯糸Yは
給糸体1周囲から時計方向に引き出されるが、緯糸Yは
リング部81の内縁に沿って旋回し、実施例1と同様に
緯糸Yはリング部81の形状に沿って内縁部を旋回す
る。そして、引き出される緯糸Yがリング部81の先端
部から間隙部8aに至っても、緯糸Yは給糸体1から図
示する時計方向に更に引き出され、その糸路は導出部8
bから内輪側に向かい、更に緯糸Yが旋回する慣性力に
よって、間隙部8aより外方に離脱することはない。そ
の後、給糸体1の緯糸Yが無くなって、更に上部緯糸ガ
イド14を経由して緯糸Yが引き出されると、予備給糸
体2の緯糸先端部に継がれてテールテンサ6aに保持さ
れているピックテール緯糸Pが引き出されるようにな
り、このとき緯糸Y(ピックテール緯糸P)は、その糸
路が図9に示すように、リング部81の内縁のなめらか
に湾曲した導出部8bより間隙部8aを経由して外方へ
離脱し、腕部81dに沿ってテールテンサ6aに向か
う。その後、図10に示すようにテールテンサ6aに保
持されていたピックテール緯糸Pが引き出されて、テー
ルテンサ6aから離脱し、予備給糸体2からの緯糸Yが
引き出される。このとき、緯糸Yはリング部82には案
内されないが、第1の実施例で説明したと同様に、予備
給糸体2(以下、給糸体と称する)の巻き径が最大であ
って、上部緯糸ガイド14との距離が給糸体2の最大
(満巻)巻き径と略同等距離から1.5倍程度の距離の
間にあって、常に略円錐状のバルーニングが保持される
位置に設定されていることから、輪抜けが生じることは
ない。その後、図11に示すように緯糸Yは予備給糸体
2の周囲、及びリング部82の周囲を時計方向に引き出
され、一周分引き出されてリング部82の腕部82dに
当接する。すると、緯糸Yは予備給糸体2から更に時計
方向に引き出されるが、上部緯糸ガイド14側からの引
出し張力によって、緯糸Yは真っ直ぐに張った状態にな
るよう作用することから、腕部82dに沿ってなめらか
に湾曲した導入部8cに向かい、更に導入部8cから間
隙部8aを経由してリング部8の内縁側に入り込む。こ
れ以降、予備給糸体2(以下、給糸体と称する)からの
緯糸Yはリング部82に案内されて時計方向に回転しつ
つ引き出される。このとき、リング部82は給糸体2近
傍の上方に位置し、特に給糸体2の最小巻き径と略同等
から1.5倍程度の距離の位置の間にあり、給糸体2の
巻き径が小さくなった際に、少なくとも給糸体2の端部
とリング部82との間では略円錐状のバルーニングが保
たれるので、輪抜けが生じないのは、第1の実施例で説
明した通りである。なお、給糸体2の緯糸Yが全て使用
し尽くされるまでの間に、作業者は、ボビン1aを新た
な予備給糸体と交換し、ピックテール緯糸をテールテン
サ6cに保持させるが、作業者は支持ブラケット4を回
転させて、予備給糸体の供給位置を変更できるが、支持
棒4aは支持ブラケット4と一体的に回転するので、リ
ング部81,82,83は給糸体1、予備給糸体2,3
に対して相対移動することはない。また、予備給糸体を
供給する際に、リング部81,82,83が邪魔になら
ないよう、腕部81d,82d,83dを支持棒4aに
対して着脱可能に設けたり、或いはヒンジを介在して傾
倒可能にしてもよい。
【0020】以上のように、給糸体2の巻き径が小さく
なっても、リング部8の内縁に案内されていることか
ら、第1の実施例と同様に、常に略円錐のバルーニング
が形成され、輪抜けが生じることはない。この実施例で
は給糸体及び予備給糸体を移動させることなく、装置が
極めて簡素なものとなり、廉価でメンテナンスも容易と
なる。
なっても、リング部8の内縁に案内されていることか
ら、第1の実施例と同様に、常に略円錐のバルーニング
が形成され、輪抜けが生じることはない。この実施例で
は給糸体及び予備給糸体を移動させることなく、装置が
極めて簡素なものとなり、廉価でメンテナンスも容易と
なる。
【0021】次に、この発明の第3の実施例を図12に
示して説明する。これは、給糸体及び予備給糸体を2個
設置し、略水平方向に緯糸を引き出すようにした例を示
している。図12を参照し、41はボビン41aに緯糸
Yを巻付けた給糸体、42はボビン42aに緯糸Yを巻
付けた予備給糸体である。また、44、45はそれぞれ
一端が支持棒46に回動自在に支持されたリンク部材
で、リンク部材44,45の他端にそれぞれバー44
a,45aを回動自在に支持している。また、このバー
44a,45aにはそれぞれ支持部材12が設けてあ
り、この支持部材12に給糸体41、予備給糸体42が
それぞれ支持されている。
示して説明する。これは、給糸体及び予備給糸体を2個
設置し、略水平方向に緯糸を引き出すようにした例を示
している。図12を参照し、41はボビン41aに緯糸
Yを巻付けた給糸体、42はボビン42aに緯糸Yを巻
付けた予備給糸体である。また、44、45はそれぞれ
一端が支持棒46に回動自在に支持されたリンク部材
で、リンク部材44,45の他端にそれぞれバー44
a,45aを回動自在に支持している。また、このバー
44a,45aにはそれぞれ支持部材12が設けてあ
り、この支持部材12に給糸体41、予備給糸体42が
それぞれ支持されている。
【0022】40a,40bはリンク部材44,45に
それぞれ設けた保持手段としてのテールテンサで、図1
2に示す例では、ピックテール緯糸Pとして、給糸体4
1からの緯糸端部を上側のテールテンサ40aに保持さ
せ、バー90の下側をくぐるようにして予備給糸体42
の緯糸先端部に継いだ状態としてある。47は床面上の
板材49に立設した支柱で、この支柱47にはリンク部
材48の一端が回動自在に支持されて、図外のボルトで
固定されており、リンク部材48の他端には支持棒46
が図外のボルトで固定されている。
それぞれ設けた保持手段としてのテールテンサで、図1
2に示す例では、ピックテール緯糸Pとして、給糸体4
1からの緯糸端部を上側のテールテンサ40aに保持さ
せ、バー90の下側をくぐるようにして予備給糸体42
の緯糸先端部に継いだ状態としてある。47は床面上の
板材49に立設した支柱で、この支柱47にはリンク部
材48の一端が回動自在に支持されて、図外のボルトで
固定されており、リンク部材48の他端には支持棒46
が図外のボルトで固定されている。
【0023】また、リンク部材44の下側にはバー90
が設けてあり、このバー90には、バルーニング案内手
段としてのリング部92,93を両端側に形成した腕部
91が設けてある。このリング部92,93はそれぞれ
第1、第2実施例に示すものと同様に、間隙部8aが設
けてあり、また腕部91と間隙部8aとの間には、なめ
らかに湾曲した導入部8cが設けてある。更に内縁側に
はなめらかに湾曲した導出部8bが設けてある。なお、
38は図外のボルトにより支持棒46に固定したL字状
のバーで、このバー38には緯糸ガイド43が設けてあ
る。また、この実施例においても、第1,第2実施例と
同様にリング部92,93はそれぞれ給糸体41、予備
給糸体42の前方(解舒側)にあって、それぞれ給糸体
41、予備給糸体42の最小巻き径と略同等の距離から
1.5倍程度の距離の間に位置しており、更に緯糸ガイ
ド43は給糸体41、予備給糸体42の最大巻き径(満
巻)と略同等の距離から1.5倍程度の距離の間に配置
されている。
が設けてあり、このバー90には、バルーニング案内手
段としてのリング部92,93を両端側に形成した腕部
91が設けてある。このリング部92,93はそれぞれ
第1、第2実施例に示すものと同様に、間隙部8aが設
けてあり、また腕部91と間隙部8aとの間には、なめ
らかに湾曲した導入部8cが設けてある。更に内縁側に
はなめらかに湾曲した導出部8bが設けてある。なお、
38は図外のボルトにより支持棒46に固定したL字状
のバーで、このバー38には緯糸ガイド43が設けてあ
る。また、この実施例においても、第1,第2実施例と
同様にリング部92,93はそれぞれ給糸体41、予備
給糸体42の前方(解舒側)にあって、それぞれ給糸体
41、予備給糸体42の最小巻き径と略同等の距離から
1.5倍程度の距離の間に位置しており、更に緯糸ガイ
ド43は給糸体41、予備給糸体42の最大巻き径(満
巻)と略同等の距離から1.5倍程度の距離の間に配置
されている。
【0024】その作用を、図13〜図22に示して説明
すると、給糸体41から緯糸Yが引き出されているとき
には、緯糸Yはリング部92の内縁に案内されつつ緯糸
ガイド43側に引き出され、このとき緯糸Yは給糸体4
1周囲から時計方向に引き出されるが、緯糸Yはリング
部92の内縁に沿って旋回し、間隙部8aより外方に離
脱することがないことは、実施例1,2と同様である。
給糸体41の緯糸Yが無くなって、更に緯糸ガイド43
を経由して下流側装置としての図外の緯糸測長貯留装置
に緯糸Yが引き出されると、予備給糸体42の緯糸先端
部に継がれているピックテール緯糸Pが引き出されるよ
うになり、このときピックテール緯糸Pは上側のテール
テンサ40aに保持されていることから、その糸路は図
13に示す状態から、リング部92の内縁の導出部8b
から間隙部8aより外方へ離脱し、図14に示す状態と
なる。
すると、給糸体41から緯糸Yが引き出されているとき
には、緯糸Yはリング部92の内縁に案内されつつ緯糸
ガイド43側に引き出され、このとき緯糸Yは給糸体4
1周囲から時計方向に引き出されるが、緯糸Yはリング
部92の内縁に沿って旋回し、間隙部8aより外方に離
脱することがないことは、実施例1,2と同様である。
給糸体41の緯糸Yが無くなって、更に緯糸ガイド43
を経由して下流側装置としての図外の緯糸測長貯留装置
に緯糸Yが引き出されると、予備給糸体42の緯糸先端
部に継がれているピックテール緯糸Pが引き出されるよ
うになり、このときピックテール緯糸Pは上側のテール
テンサ40aに保持されていることから、その糸路は図
13に示す状態から、リング部92の内縁の導出部8b
から間隙部8aより外方へ離脱し、図14に示す状態と
なる。
【0025】すると、テールテンサ40aに保持されて
いたピックテール緯糸Pが引き出され、テールテンサ4
0aから離脱して、図15に示すように予備給糸体42
からの緯糸Yが引き出されるようになる。このとき、緯
糸Yはリング部93には案内されないが、予備給糸体4
2(以下、給糸体と称する)の緯糸Yの巻き径が最大で
あり、緯糸ガイド43との間にはバルーニングの収束点
が位置しないことから、略円錐のバルーニング形状が保
たれ、輪抜けが生じることはない。そして、図16に示
すように緯糸Yは予備給糸体2の周囲、及びリング部9
3の周囲を時計方向に引き出され、一周分引き出されて
リング部93の腕部91に当接し、更に時計方向に引き
出されることにより、腕部91に沿って導入部8cへ向
かい、図17に示すように間隙部8aを経由してリング
部93の内縁側に入り込む。その後、給糸体42の緯糸
Yはリング部93に案内されて時計方向に回転しつつ引
き出される。
いたピックテール緯糸Pが引き出され、テールテンサ4
0aから離脱して、図15に示すように予備給糸体42
からの緯糸Yが引き出されるようになる。このとき、緯
糸Yはリング部93には案内されないが、予備給糸体4
2(以下、給糸体と称する)の緯糸Yの巻き径が最大で
あり、緯糸ガイド43との間にはバルーニングの収束点
が位置しないことから、略円錐のバルーニング形状が保
たれ、輪抜けが生じることはない。そして、図16に示
すように緯糸Yは予備給糸体2の周囲、及びリング部9
3の周囲を時計方向に引き出され、一周分引き出されて
リング部93の腕部91に当接し、更に時計方向に引き
出されることにより、腕部91に沿って導入部8cへ向
かい、図17に示すように間隙部8aを経由してリング
部93の内縁側に入り込む。その後、給糸体42の緯糸
Yはリング部93に案内されて時計方向に回転しつつ引
き出される。
【0026】このとき、第1及び第2の実施例と同様
に、緯糸Yが間隙部8bより離脱することはなく、また
リング部93は給糸体42の前方(解舒側)にあって、
それぞれ給糸体42の最小巻き径と略同等の距離から
1.5倍程度の距離の間に位置しているから、給糸体4
2の巻き径が小さくなった際に、少なくとも給糸体42
とリング部93との間では略円錐状のバルーニングが保
たれ、輪抜けが生じないようにしてあるのは、第1及び
第2の実施例と同様である。
に、緯糸Yが間隙部8bより離脱することはなく、また
リング部93は給糸体42の前方(解舒側)にあって、
それぞれ給糸体42の最小巻き径と略同等の距離から
1.5倍程度の距離の間に位置しているから、給糸体4
2の巻き径が小さくなった際に、少なくとも給糸体42
とリング部93との間では略円錐状のバルーニングが保
たれ、輪抜けが生じないようにしてあるのは、第1及び
第2の実施例と同様である。
【0027】次に、図18に示すように、給糸体42の
緯糸Yが無くなるまでの間に、新たな予備給糸体41を
供給する。そして、ピックテール緯糸Pとして、給糸体
42からの緯糸端部を下側のテールテンサ40bに保持
させ、バー90の上側をまたぐようにして予備給糸体4
1の緯糸先端部に継いだ状態とする。
緯糸Yが無くなるまでの間に、新たな予備給糸体41を
供給する。そして、ピックテール緯糸Pとして、給糸体
42からの緯糸端部を下側のテールテンサ40bに保持
させ、バー90の上側をまたぐようにして予備給糸体4
1の緯糸先端部に継いだ状態とする。
【0028】その後、図19に示すように給糸体42の
緯糸Yが無くなると、テールテンサ40bに保持されて
いるピックテール緯糸Pが引き出されるようになり、こ
のときピックテール緯糸Pはテールテンサ40bに保持
されていることから、その糸路は、リング部92の内縁
の導出部8bから間隙部8aより外方へ離脱し、腕部9
1に沿ってテールテンサ40bに向かい、図20に示す
状態となる。
緯糸Yが無くなると、テールテンサ40bに保持されて
いるピックテール緯糸Pが引き出されるようになり、こ
のときピックテール緯糸Pはテールテンサ40bに保持
されていることから、その糸路は、リング部92の内縁
の導出部8bから間隙部8aより外方へ離脱し、腕部9
1に沿ってテールテンサ40bに向かい、図20に示す
状態となる。
【0029】すると、テールテンサ40bに保持されて
いたピックテール緯糸Pが引き出されて、テールテンサ
40bから離脱し、図21に示すように予備給糸体41
からの緯糸Yが引き出される。そして、図22に示すよ
うに緯糸Yは予備給糸体41の周囲、及びリング部92
の周囲を時計方向に引き出され、一周分引き出されてリ
ング部92の腕部91に当接し、更に時計方向に引き出
されることにより、腕部91に沿って導入部8cに向か
い、間隙部8aよりリング部92の内縁側に入り込む。
これ以降、予備給糸体41は使用給糸体となり、緯糸Y
はリング部92に案内されて時計方向に回転しつつ引き
出される。
いたピックテール緯糸Pが引き出されて、テールテンサ
40bから離脱し、図21に示すように予備給糸体41
からの緯糸Yが引き出される。そして、図22に示すよ
うに緯糸Yは予備給糸体41の周囲、及びリング部92
の周囲を時計方向に引き出され、一周分引き出されてリ
ング部92の腕部91に当接し、更に時計方向に引き出
されることにより、腕部91に沿って導入部8cに向か
い、間隙部8aよりリング部92の内縁側に入り込む。
これ以降、予備給糸体41は使用給糸体となり、緯糸Y
はリング部92に案内されて時計方向に回転しつつ引き
出される。
【0030】このとき、リング部92は給糸体41の前
方(解舒側)にあって、それぞれ給糸体41の最小巻き
径と略同等の距離から1.5倍程度の距離の間に位置し
ているので、給糸体41の巻き径が小さくなった際に、
少なくとも給糸体41とリング部92との間では略円錐
状のバルーニングが保たれ、輪抜けが生じないようにし
てあるのは、第1及び第2の実施例と同様である。
方(解舒側)にあって、それぞれ給糸体41の最小巻き
径と略同等の距離から1.5倍程度の距離の間に位置し
ているので、給糸体41の巻き径が小さくなった際に、
少なくとも給糸体41とリング部92との間では略円錐
状のバルーニングが保たれ、輪抜けが生じないようにし
てあるのは、第1及び第2の実施例と同様である。
【0031】その後、新たに予備給糸体42を供給する
が、これ以降は、図13以降の手順が繰り返されること
になる。これにより給糸体及び予備給糸体を移動させる
ことなく、予備給糸体に自動で切り替えることができ、
装置が極めて簡素なものとなる。
が、これ以降は、図13以降の手順が繰り返されること
になる。これにより給糸体及び予備給糸体を移動させる
ことなく、予備給糸体に自動で切り替えることができ、
装置が極めて簡素なものとなる。
【0032】なお、この実施例ではバー90の上下に2
個のテールテンサ40a,40bを設け、緯糸Yがリン
グ部92に案内されるときにはピックテール緯糸Pをテ
ールテンサ40aに保持させ、緯糸Yがリング部93に
案内されるときには、テールテンサ40bに保持させる
ようにしたが、これに限らずバー90の給糸体41或い
は予備給糸体42の側方に1個だけ設け、緯糸Yがリン
グ部92,93のいずれに案内される場合にも、同じテ
ールテンサで保持するようにしてもよい。但し、緯糸Y
がリング部92に案内されるときには、ピックテール緯
糸Pはバー90の下側をくぐるようにし、リング部93
に案内されるときには、ピックテール緯糸Pはバー90
の上側を跨ぐようにする。また、前記の実施例におい
て、給糸体1,41、予備給糸体2,3,42は、それ
ぞれ緯糸Yが反時計回りに巻かれ、緯糸Yが引き出され
るときには、時計回りに解舒される場合について説明し
たが、これとは逆に、緯糸Yが時計回りに巻かれ、緯糸
Yが引き出されるときには、反時計回りに解舒される場
合もあり、その場合には、バルーニング案内手段として
のリング部8,81,82,83,92,93は前記の
実施例とは逆向きにすればよい。すなわち第1図を参照
し、リング部8を腕部8dの先端側からバルーニングの
回転方向(反時計回り)に屈曲させ、間隙部8aが図示
する手前側になるようにすればよい。
個のテールテンサ40a,40bを設け、緯糸Yがリン
グ部92に案内されるときにはピックテール緯糸Pをテ
ールテンサ40aに保持させ、緯糸Yがリング部93に
案内されるときには、テールテンサ40bに保持させる
ようにしたが、これに限らずバー90の給糸体41或い
は予備給糸体42の側方に1個だけ設け、緯糸Yがリン
グ部92,93のいずれに案内される場合にも、同じテ
ールテンサで保持するようにしてもよい。但し、緯糸Y
がリング部92に案内されるときには、ピックテール緯
糸Pはバー90の下側をくぐるようにし、リング部93
に案内されるときには、ピックテール緯糸Pはバー90
の上側を跨ぐようにする。また、前記の実施例におい
て、給糸体1,41、予備給糸体2,3,42は、それ
ぞれ緯糸Yが反時計回りに巻かれ、緯糸Yが引き出され
るときには、時計回りに解舒される場合について説明し
たが、これとは逆に、緯糸Yが時計回りに巻かれ、緯糸
Yが引き出されるときには、反時計回りに解舒される場
合もあり、その場合には、バルーニング案内手段として
のリング部8,81,82,83,92,93は前記の
実施例とは逆向きにすればよい。すなわち第1図を参照
し、リング部8を腕部8dの先端側からバルーニングの
回転方向(反時計回り)に屈曲させ、間隙部8aが図示
する手前側になるようにすればよい。
【0033】
【発明の効果】以上のようにこの発明では、第1に給糸
体と緯糸ガイドの間に、給糸体から解舒されてバルーニ
ングを形成する緯糸を案内する略円形状のバルーニング
案内手段を設けているので、廉価で簡素な装置でありな
がら、給糸体の巻き径が小さくなった際にも、緯糸はバ
ルーニング案内手段の内縁に沿って略円形に旋回し、少
なくとも給糸体からバルーニング案内手段の間では、バ
ルーニングの形態を崩すことなく、輪抜けの発生が防止
できる。また、バルーニング案内手段は緯糸を略円形状
の内縁で案内するものであるので、緯糸に撚りをかける
等の影響を与えることがない。更にまた、バルーニング
案内手段には、前記給糸体からピックテール緯糸を介し
て予備給糸体に切り替わる際の糸路変化により、前記緯
糸を前記内縁側から外方に導出させ、再び内縁側に導入
させる間隙部が形成されているから、緯糸を切断させる
ことなく給糸体の切り替えを自動で確実に行なうことが
できるという効果を有する。
体と緯糸ガイドの間に、給糸体から解舒されてバルーニ
ングを形成する緯糸を案内する略円形状のバルーニング
案内手段を設けているので、廉価で簡素な装置でありな
がら、給糸体の巻き径が小さくなった際にも、緯糸はバ
ルーニング案内手段の内縁に沿って略円形に旋回し、少
なくとも給糸体からバルーニング案内手段の間では、バ
ルーニングの形態を崩すことなく、輪抜けの発生が防止
できる。また、バルーニング案内手段は緯糸を略円形状
の内縁で案内するものであるので、緯糸に撚りをかける
等の影響を与えることがない。更にまた、バルーニング
案内手段には、前記給糸体からピックテール緯糸を介し
て予備給糸体に切り替わる際の糸路変化により、前記緯
糸を前記内縁側から外方に導出させ、再び内縁側に導入
させる間隙部が形成されているから、緯糸を切断させる
ことなく給糸体の切り替えを自動で確実に行なうことが
できるという効果を有する。
【0034】そして第2に、バルーニング案内手段は、
略直線状の腕部と、該腕部の先端部側から前記バルーニ
ングの回転方向と同方向に屈曲して延びるリング部と、
該リング部の先端部と前記腕部との間に間隙部を形成し
てなり、前記リング部の内縁と間隙部の間には、前記保
持手段に保持されたピックテール緯糸が引き出されると
きの糸路変化により、前記リング部の内縁より間隙部に
緯糸を案内する湾曲した導出部が形成されるとともに、
前記腕部と間隙部の間には、予備給糸体から緯糸が引き
出されるときのバルーニングによる緯糸の糸路変化によ
り前記腕部より間隙部に緯糸を案内する湾曲した導入部
が形成されているから、前記第1の効果にも増して、腕
部の先端部側にリング部を形成するといった廉価で簡素
な装置となり、更に給糸体からピックテール緯糸を介し
て予備給糸体に切り替わる際には、湾曲した導出部と導
入部によって緯糸がなめらかに案内され、間隙部を経由
してリング部内を入出することができ、緯糸の切り替え
がより確実となるという効果を有する。
略直線状の腕部と、該腕部の先端部側から前記バルーニ
ングの回転方向と同方向に屈曲して延びるリング部と、
該リング部の先端部と前記腕部との間に間隙部を形成し
てなり、前記リング部の内縁と間隙部の間には、前記保
持手段に保持されたピックテール緯糸が引き出されると
きの糸路変化により、前記リング部の内縁より間隙部に
緯糸を案内する湾曲した導出部が形成されるとともに、
前記腕部と間隙部の間には、予備給糸体から緯糸が引き
出されるときのバルーニングによる緯糸の糸路変化によ
り前記腕部より間隙部に緯糸を案内する湾曲した導入部
が形成されているから、前記第1の効果にも増して、腕
部の先端部側にリング部を形成するといった廉価で簡素
な装置となり、更に給糸体からピックテール緯糸を介し
て予備給糸体に切り替わる際には、湾曲した導出部と導
入部によって緯糸がなめらかに案内され、間隙部を経由
してリング部内を入出することができ、緯糸の切り替え
がより確実となるという効果を有する。
【0035】
【図1】本発明の一実施例を説明する全体斜視図。
【図2】図1の動作を説明する説明図。
【図3】図1の動作を説明する説明図。
【図4】図1の動作を説明する説明図。
【図5】図1の動作を説明する説明図。
【図6】図1の動作を説明する説明図。
【図7】図1の動作を説明する説明図。
【図8】本発明の他の実施例を説明する全体斜視図。
【図9】図8の動作を説明する説明図。
【図10】図8の動作を説明する説明図。
【図11】図8の動作を説明する説明図。
【図12】本発明の更に他の実施例を説明する全体斜視
図。
図。
【図13】図10の動作を説明する説明図。
【図14】図10の動作を説明する説明図。
【図15】図10の動作を説明する説明図。
【図16】図10の動作を説明する説明図。
【図17】図10の動作を説明する説明図。
【図18】図10の動作を説明する説明図。
【図19】図10の動作を説明する説明図。
【図20】図10の動作を説明する説明図。
【図21】図10の動作を説明する説明図。
【図22】図10の動作を説明する説明図。
【図23】図1の要部を説明する説明図。
【図24】従来技術を説明する説明図。
【図25】従来技術の一例を示す正面図。
1 給糸体 2 予備給糸体 3 予備給糸体 6a テールテンサ(保持手段) 6b テールテンサ(保持手段) 6c テールテンサ(保持手段) 8 リング部(バルーニング案内手段) 8a 間隙部 8b 導出部 8c 導入部 8d 腕部 40a テールテンサ(保持手段) 40b テールテンサ(保持手段) 41 給糸体 42 予備給糸体 43 緯糸ガイド 81 リング部(バルーニング案内手段) 82 リング部(バルーニング案内手段) 83 リング部(バルーニング案内手段) 91 腕部 92 リング部(バルーニング案内手段) 93 リング部(バルーニング案内手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上原 浄太郎 東京都三鷹市下連雀5丁目3番1号 日産 テクシス株式会社内 (72)発明者 松本 寛容 石川県金沢市北安江1丁目10番16号 多川 機械株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 給糸体の緯糸端部と予備給糸体の緯糸先
端部を継いだピックテール緯糸を保持手段に保持し、前
記給糸体からの緯糸を、緯糸ガイドを経由し下流側装置
に引き出す装置において、 前記給糸体と緯糸ガイドの間に、給糸体から解舒されて
バルーニングを形成する緯糸を案内する略円形状のバル
ーニング案内手段を設けて、該バルーニング案内手段の
内縁に緯糸を案内しつつ前記緯糸ガイド側に引き出すよ
うにし、 前記バルーニング案内手段には、引き出される緯糸が前
記給糸体からピックテール緯糸を介して予備給糸体に切
り替わる際の糸路変化により、緯糸を前記内縁側から外
方に導出し、再び内縁側に導入する間隙部が形成されて
いることを特徴とする緯糸の給糸装置。 - 【請求項2】 バルーニング案内手段は、線状の腕部
と、該腕部の先端部側から前記バルーニングの回転方向
と同方向に屈曲して延びるリング部と、該リング部の先
端部と前記腕部との間に間隙部を形成してなり、前記リ
ング部の内縁と間隙部の間には、前記保持手段に保持さ
れたピックテール緯糸が引き出されるときの糸路変化に
より、前記リング部の内縁より間隙部に緯糸を案内する
湾曲した導出部が形成されるとともに、前記腕部と間隙
部の間には、予備給糸体から緯糸が引き出されるときの
バルーニングによる緯糸の糸路変化により前記腕部より
間隙部に緯糸を案内する湾曲した導入部が形成されてい
ることを特徴とする請求項1に記載の緯糸の給糸装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18767497A JPH1111796A (ja) | 1997-06-28 | 1997-06-28 | 緯糸の給糸装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18767497A JPH1111796A (ja) | 1997-06-28 | 1997-06-28 | 緯糸の給糸装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1111796A true JPH1111796A (ja) | 1999-01-19 |
Family
ID=16210173
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18767497A Pending JPH1111796A (ja) | 1997-06-28 | 1997-06-28 | 緯糸の給糸装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1111796A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001270655A (ja) * | 2000-03-28 | 2001-10-02 | Toray Ind Inc | 給糸体の解舒方法ならびにそれを用いた織物の製造方法および加工糸の製造方法。 |
| CN102418229A (zh) * | 2010-09-28 | 2012-04-18 | 海泰纺织(苏州)有限公司 | 织机引线架 |
| JP2020174088A (ja) * | 2019-04-09 | 2020-10-22 | 信越半導体株式会社 | 解析用データの生成方法及び半導体基板の判定方法 |
-
1997
- 1997-06-28 JP JP18767497A patent/JPH1111796A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001270655A (ja) * | 2000-03-28 | 2001-10-02 | Toray Ind Inc | 給糸体の解舒方法ならびにそれを用いた織物の製造方法および加工糸の製造方法。 |
| CN102418229A (zh) * | 2010-09-28 | 2012-04-18 | 海泰纺织(苏州)有限公司 | 织机引线架 |
| JP2020174088A (ja) * | 2019-04-09 | 2020-10-22 | 信越半導体株式会社 | 解析用データの生成方法及び半導体基板の判定方法 |
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