JPH11118032A - 自動変速機の制御装置及び自動変速機の制御方法並びに記憶媒体 - Google Patents
自動変速機の制御装置及び自動変速機の制御方法並びに記憶媒体Info
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- JPH11118032A JPH11118032A JP9283696A JP28369697A JPH11118032A JP H11118032 A JPH11118032 A JP H11118032A JP 9283696 A JP9283696 A JP 9283696A JP 28369697 A JP28369697 A JP 28369697A JP H11118032 A JPH11118032 A JP H11118032A
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- F16H61/06—Smoothing ratio shift by controlling rate of change of fluid pressure
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- F16H59/38—Inputs being a function of speed of gearing elements
- F16H59/42—Input shaft speed
- F16H2059/425—Rate of change of input or turbine shaft speed
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16H2061/0078—Linear control, e.g. PID, state feedback or Kalman
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- F16H63/502—Signals to an engine or motor for smoothing gear shifts
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 イナーシャ相開始前において、入力軸回転数
のバウンドに起因するイナーシャ相開始の誤判定を防止
し、イナーシャ相開始の検出の遅延を防止することがで
きる自動変速機の制御装置及び自動変速機の制御方法並
びに記憶媒体を提供すること。 【解決手段】 ステッフ゜160にて、イナーシャ相制御の開始
点か否かを判定する。開始点である場合は、ステッフ゜200に
て、入力軸回転数のF/B制御を開始する。また、既に
イナーシャ相制御が開始されている場合は、ステッフ゜210に
て、判定期間が経過したか否かを判定する。経過した場
合は、ステッフ゜220にて、イナーシャ相が進行しているか否
かを、目標入力軸回転数と実際の入力軸回転数との差か
ら判定する。そして、イナーシャ相が進行している場合
には、ステッフ゜240にて、イナーシャ相の進行時の制御を行
ない、そうでない場合は、ステッフ゜250にて、変速過渡制御
の待機制御を行う。
のバウンドに起因するイナーシャ相開始の誤判定を防止
し、イナーシャ相開始の検出の遅延を防止することがで
きる自動変速機の制御装置及び自動変速機の制御方法並
びに記憶媒体を提供すること。 【解決手段】 ステッフ゜160にて、イナーシャ相制御の開始
点か否かを判定する。開始点である場合は、ステッフ゜200に
て、入力軸回転数のF/B制御を開始する。また、既に
イナーシャ相制御が開始されている場合は、ステッフ゜210に
て、判定期間が経過したか否かを判定する。経過した場
合は、ステッフ゜220にて、イナーシャ相が進行しているか否
かを、目標入力軸回転数と実際の入力軸回転数との差か
ら判定する。そして、イナーシャ相が進行している場合
には、ステッフ゜240にて、イナーシャ相の進行時の制御を行
ない、そうでない場合は、ステッフ゜250にて、変速過渡制御
の待機制御を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、イナーシャ相にお
ける液圧制御を行う自動変速機の制御装置及び自動変速
機の制御装置並びに記憶媒体に関するものである。
ける液圧制御を行う自動変速機の制御装置及び自動変速
機の制御装置並びに記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車に搭載される自動変速機
は、トルクコンバータと変速歯車機構とを組み合わせ、
この変速歯車機構の動力伝達経路をクラッチやブレーキ
などの複数の摩擦要素の選択的動作により切り替えて、
所定の変速段に自動的に変速するように構成したもので
ある。
は、トルクコンバータと変速歯車機構とを組み合わせ、
この変速歯車機構の動力伝達経路をクラッチやブレーキ
などの複数の摩擦要素の選択的動作により切り替えて、
所定の変速段に自動的に変速するように構成したもので
ある。
【0003】この種の自動変速機には、前記摩擦要素に
対する作動圧の給排を制御する油圧制御手段が備えら
れ、特に変速動作中に、該油圧制御手段による作動圧の
給排を精密に制御することにより、良好な変速フィーリ
ングを実現することが行われている。
対する作動圧の給排を制御する油圧制御手段が備えら
れ、特に変速動作中に、該油圧制御手段による作動圧の
給排を精密に制御することにより、良好な変速フィーリ
ングを実現することが行われている。
【0004】例えば、変速過渡のイナーシャ相における
変速ショックを低滅するために、イナーシャ相期間に変
速機の入力軸回転数を目標値に追従させるフィードバッ
ク制御を行い、また、変速ショックの原因となるイナー
シャトルクを低減するために、エンジンのトルクダウン
制御が行われる。
変速ショックを低滅するために、イナーシャ相期間に変
速機の入力軸回転数を目標値に追従させるフィードバッ
ク制御を行い、また、変速ショックの原因となるイナー
シャトルクを低減するために、エンジンのトルクダウン
制御が行われる。
【0005】このようなフィードバック制御及びトルク
ダウン制御は、イナーシャ相の開始に合わせて実行され
るのが望ましいので、これらの制御を行う場合には、イ
ナーシャ相の開始を検出する必要がある。このイナーシ
ャ相開始の検出には、車両の加速分を考慮するために、
入力軸回転数Nt、出力軸回転数No、変速前のギア比
grを用いて、下記式(1)からFを算出し、F≧0の
場合に、イナーシャ相の開始とする方法が用いられる。
ダウン制御は、イナーシャ相の開始に合わせて実行され
るのが望ましいので、これらの制御を行う場合には、イ
ナーシャ相の開始を検出する必要がある。このイナーシ
ャ相開始の検出には、車両の加速分を考慮するために、
入力軸回転数Nt、出力軸回転数No、変速前のギア比
grを用いて、下記式(1)からFを算出し、F≧0の
場合に、イナーシャ相の開始とする方法が用いられる。
【0006】 No・gr−Nt=F ・・・(1) また、より現実的には、回転信号検出値のふらつきやノ
イズの影響を考慮して、F≧Δn(△nは所定の判定
値)の場合、即ち、下記式(2)が成立した場合に、イ
ナーシャ相の開始とする方法が優れている。
イズの影響を考慮して、F≧Δn(△nは所定の判定
値)の場合、即ち、下記式(2)が成立した場合に、イ
ナーシャ相の開始とする方法が優れている。
【0007】 No・gr−Nt≧△n ・・・(2) 例えば、特開平1一226025号公報には、この方法
によりイナーシャ相の開始を検出し、その条件成立(前
記(2)式)に合わせて、エンジンのトルクダウン制御
を開始する技術が提案されている。
によりイナーシャ相の開始を検出し、その条件成立(前
記(2)式)に合わせて、エンジンのトルクダウン制御
を開始する技術が提案されている。
【0008】一方、特開平2一80853号公報によれ
ば、前記(2)式の成立によって直ちにフィードバック
制御を開始するのは、入力軸の回転挙動の観点から好ま
しくなく、所定時間の遅延、又は入力軸回転数の低下勾
配が所定値に達してからフィードバックを開始するのが
好ましいとされ、更に、特開平8一270780号公報
では、この入力軸回転数の低下勾配の判定値を、変速時
の入力トルクが大きいほど、大きい値に設定するように
提案されている。
ば、前記(2)式の成立によって直ちにフィードバック
制御を開始するのは、入力軸の回転挙動の観点から好ま
しくなく、所定時間の遅延、又は入力軸回転数の低下勾
配が所定値に達してからフィードバックを開始するのが
好ましいとされ、更に、特開平8一270780号公報
では、この入力軸回転数の低下勾配の判定値を、変速時
の入力トルクが大きいほど、大きい値に設定するように
提案されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、本発明者ら
は、自動変速機の制御の研究を行っている際に、上述の
ような方法では、イナーシャ相の開始、即ち、フィード
バック制御及びトルクダウン制御の開始点を好適に検出
できない条件に遭遇した。
は、自動変速機の制御の研究を行っている際に、上述の
ような方法では、イナーシャ相の開始、即ち、フィード
バック制御及びトルクダウン制御の開始点を好適に検出
できない条件に遭遇した。
【0010】つまり、図17に示すように、イナーシャ
相開始前において、入力軸回転数Ntがバウンドする現
象である。そこで、この現象に対する研究を行うことに
より、入力軸回転数Ntがバウンドする現象は、下記
,の2つの状況(原因)において発生することを突
き止めた。
相開始前において、入力軸回転数Ntがバウンドする現
象である。そこで、この現象に対する研究を行うことに
より、入力軸回転数Ntがバウンドする現象は、下記
,の2つの状況(原因)において発生することを突
き止めた。
【0011】1つ目は、変速クラッチの摩擦係数の特
性によるものである。つまり、図17(b)に示す様
に、摩擦材は一般的に係合する初期に一時的に摩擦係数
が大きい値となる性質を持つ。そのため、変速初期に一
時的に摩擦力が大きな値となり、それによって変速が進
行しようとし、入力軸回転数Ntは図17(a)に示す
様に、いったん低下し始める(トルク相における低
下)。しかし、この時期にはまだ油圧が十分高くないた
め、その後に本来の摩擦係数にまで低下した時点では、
変速を進行させるのに十分な係合力(摩擦力)を維持で
きず、エンジンから加えられるトルクによって入力軸回
転数Ntは再び上昇する。そして、その後、クラッチ油
圧の上昇に伴って実際の変速が開始し、それによって入
力軸回転数Ntも真に低下していく。これが、図17
(a)に示す、1つ目の原因による入力軸回転数Ntの
バウンドの現象である。
性によるものである。つまり、図17(b)に示す様
に、摩擦材は一般的に係合する初期に一時的に摩擦係数
が大きい値となる性質を持つ。そのため、変速初期に一
時的に摩擦力が大きな値となり、それによって変速が進
行しようとし、入力軸回転数Ntは図17(a)に示す
様に、いったん低下し始める(トルク相における低
下)。しかし、この時期にはまだ油圧が十分高くないた
め、その後に本来の摩擦係数にまで低下した時点では、
変速を進行させるのに十分な係合力(摩擦力)を維持で
きず、エンジンから加えられるトルクによって入力軸回
転数Ntは再び上昇する。そして、その後、クラッチ油
圧の上昇に伴って実際の変速が開始し、それによって入
力軸回転数Ntも真に低下していく。これが、図17
(a)に示す、1つ目の原因による入力軸回転数Ntの
バウンドの現象である。
【0012】2つ目は、ワンウェイクラッチを持つ変
速段からの変速で、踏み込んでいたアクセルを少し戻し
て変速線を過ぎらせた時の変速で発生する。このとき、
図17(c)に示す様に、まず、アクセルを戻すことに
よるエンジンブレーキ効果により、入力軸回転数Ntは
いったん低下する。その後ワンウェイクラッチが車両側
から負荷トルク(出力軸トルク)を伝達しなくなり、結
果として入力軸につながるイナーシャが低下する。それ
によって、入力軸回転数Ntの低下が止まり、あるいは
若干上昇する。さらに、その後、真の変速の進行によっ
て入力軸回転数Ntは低下していく。これが、図17
(c)に示す、2つ目の原因による入力軸回転数Ntの
バウンドの現象である。
速段からの変速で、踏み込んでいたアクセルを少し戻し
て変速線を過ぎらせた時の変速で発生する。このとき、
図17(c)に示す様に、まず、アクセルを戻すことに
よるエンジンブレーキ効果により、入力軸回転数Ntは
いったん低下する。その後ワンウェイクラッチが車両側
から負荷トルク(出力軸トルク)を伝達しなくなり、結
果として入力軸につながるイナーシャが低下する。それ
によって、入力軸回転数Ntの低下が止まり、あるいは
若干上昇する。さらに、その後、真の変速の進行によっ
て入力軸回転数Ntは低下していく。これが、図17
(c)に示す、2つ目の原因による入力軸回転数Ntの
バウンドの現象である。
【0013】以上述べたような原因によって入力軸回転
数Ntにバウンドが発生する状況にあって、前記(2)
式によってイナーシャ相開始を判定すると、例えば前記
図17(a)に一例を示すように、最初の入力軸回転数
Ntの低下のところ(図のアの部分)で、イナーシャ相
の開始であると誤判定してしまう。
数Ntにバウンドが発生する状況にあって、前記(2)
式によってイナーシャ相開始を判定すると、例えば前記
図17(a)に一例を示すように、最初の入力軸回転数
Ntの低下のところ(図のアの部分)で、イナーシャ相
の開始であると誤判定してしまう。
【0014】そのため、この誤った判定が成立した時点
からフィードバック制御やトルクダウン制御を開始させ
ると、本来これらの制御を行うタイミングではない(変
速クラッチの状態はまだトルク相の終了期であり、イナ
ーシャ相にまで変速は進行していない)ため、油圧制御
では入力軸回転数Ntの動きを適切に調整できない。ま
た、イナーシャトルクも発生していないため、トルクダ
ウン制御を行なうと大きな変速ショックを引き起こすこ
とになる。
からフィードバック制御やトルクダウン制御を開始させ
ると、本来これらの制御を行うタイミングではない(変
速クラッチの状態はまだトルク相の終了期であり、イナ
ーシャ相にまで変速は進行していない)ため、油圧制御
では入力軸回転数Ntの動きを適切に調整できない。ま
た、イナーシャトルクも発生していないため、トルクダ
ウン制御を行なうと大きな変速ショックを引き起こすこ
とになる。
【0015】このような誤検出を防止する一つの方法と
して、イナーシャ相を検出するための例えば前記式
(2)の判定値(Δn)を十分に大きい値とする方法が
考えられるが、この方法では、イナーシャ相開始の検出
が遅れること、即ちイナーシャ相制御の開始点が遅延さ
れることになり、変速ショックの十分な低減を実現でき
ないという問題がある。
して、イナーシャ相を検出するための例えば前記式
(2)の判定値(Δn)を十分に大きい値とする方法が
考えられるが、この方法では、イナーシャ相開始の検出
が遅れること、即ちイナーシャ相制御の開始点が遅延さ
れることになり、変速ショックの十分な低減を実現でき
ないという問題がある。
【0016】また、これとは別に、単に入力軸回転数N
tの低下勾配を検出する方法を採用する場合には、車両
の加速分の影響が反映されないため、同様に、イナーシ
ャ相開始点の検出が遅れてしまう。本発明は、前記課題
を解決するためになされたものであり、イナーシャ相開
始前において、入力軸回転数のバウンドに起因するイナ
ーシャ相開始の誤判定を防止するとともに、イナーシャ
相開始の検出の遅延を防止することができる自動変速機
の制御装置及び自動変速機の制御方法並びに記憶媒体を
提供することを目的とする。
tの低下勾配を検出する方法を採用する場合には、車両
の加速分の影響が反映されないため、同様に、イナーシ
ャ相開始点の検出が遅れてしまう。本発明は、前記課題
を解決するためになされたものであり、イナーシャ相開
始前において、入力軸回転数のバウンドに起因するイナ
ーシャ相開始の誤判定を防止するとともに、イナーシャ
相開始の検出の遅延を防止することができる自動変速機
の制御装置及び自動変速機の制御方法並びに記憶媒体を
提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段、及び発明の効果】請求項
1の発明では、変速歯車機構の摩擦要素の係合動作に伴
って変速歯車機構の入力軸回転数が変化するイナーシャ
相にて、摩擦要素の作動液圧をフィードバック制御する
イナーシャ相制御を行なう。そして、開始点判定手段に
よって、イナーシャ相制御の開始点であると判定された
場合には、制御開始手段によって、イナーシャ制御を開
始し、この制御開始手段によりイナーシャ相制御が開始
されてから所定の判定期間後に、継続判定手段によっ
て、イナーシャ相制御を継続するか否かを判定する。
1の発明では、変速歯車機構の摩擦要素の係合動作に伴
って変速歯車機構の入力軸回転数が変化するイナーシャ
相にて、摩擦要素の作動液圧をフィードバック制御する
イナーシャ相制御を行なう。そして、開始点判定手段に
よって、イナーシャ相制御の開始点であると判定された
場合には、制御開始手段によって、イナーシャ制御を開
始し、この制御開始手段によりイナーシャ相制御が開始
されてから所定の判定期間後に、継続判定手段によっ
て、イナーシャ相制御を継続するか否かを判定する。
【0018】つまり、本発明では、従来の様に、単にイ
ナーシャ相制御の開始点(即ちイナーシャ相の開始)を
判定してからイナーシャ相制御を実行するだけではな
く、イナーシャ相制御の開始から所定の判定期間後に、
そのイナーシャ相制御をそのまま継続するか否かの判定
を行っている。
ナーシャ相制御の開始点(即ちイナーシャ相の開始)を
判定してからイナーシャ相制御を実行するだけではな
く、イナーシャ相制御の開始から所定の判定期間後に、
そのイナーシャ相制御をそのまま継続するか否かの判定
を行っている。
【0019】これにより、上述したバウンド現象によっ
てイナーシャ相制御の開始点を誤判定した場合でも、所
定の判定期間後にその判定で正しいか否かを再検討する
ことができる。その結果、誤判定により開始されたイナ
ーシャ制御を例えば中止することができるので、不適切
なイナーシャ相制御による変速ショックを防止すること
ができる。
てイナーシャ相制御の開始点を誤判定した場合でも、所
定の判定期間後にその判定で正しいか否かを再検討する
ことができる。その結果、誤判定により開始されたイナ
ーシャ制御を例えば中止することができるので、不適切
なイナーシャ相制御による変速ショックを防止すること
ができる。
【0020】また、この継続判定手段の採用により、従
来のバウンド現象による誤判定を防止するための過大な
判定値を用いる必要がないので、イナーシャ相制御の正
確な開始点を検出でき、よって、イナーシャ相制御の開
始が遅延することがない。請求項2の発明では、自動変
速機の入力軸回転数Nt、出力軸回転数No、及び変速
前の入出力軸間のギヤ比grから、イナーシャ相制御の
開始点を検出する。
来のバウンド現象による誤判定を防止するための過大な
判定値を用いる必要がないので、イナーシャ相制御の正
確な開始点を検出でき、よって、イナーシャ相制御の開
始が遅延することがない。請求項2の発明では、自動変
速機の入力軸回転数Nt、出力軸回転数No、及び変速
前の入出力軸間のギヤ比grから、イナーシャ相制御の
開始点を検出する。
【0021】本発明は、イナーシャ相制御の開始点(即
ちイナーシャ相の開始)を検出する手段を例示するもの
であり、例えば上述した下記式(2)を満足した場合
に、イナーシャ相制御の開始点であると判断することが
できる。 No・gr−Nt≧△n ・・・(2) 請求項3の発明では、継続判定手段による判定まで、エ
ンジンのトルクダウンを行うトルクダウン制御の開始を
待機し、継続判定手段による判定に基づいて、トルクダ
ウン制御を開始するか否かを判断する。
ちイナーシャ相の開始)を検出する手段を例示するもの
であり、例えば上述した下記式(2)を満足した場合
に、イナーシャ相制御の開始点であると判断することが
できる。 No・gr−Nt≧△n ・・・(2) 請求項3の発明では、継続判定手段による判定まで、エ
ンジンのトルクダウンを行うトルクダウン制御の開始を
待機し、継続判定手段による判定に基づいて、トルクダ
ウン制御を開始するか否かを判断する。
【0022】従来の様に、イナーシャ相制御の開始点を
検出した場合に、イナーシャ相制御と同時に、(イナー
シャトルクを低下させるために)トルクダウン制御を実
行すると、仮にイナーシャ相制御の開始点の判定が誤判
定だったときには、大きな変速ショックが発生する。
検出した場合に、イナーシャ相制御と同時に、(イナー
シャトルクを低下させるために)トルクダウン制御を実
行すると、仮にイナーシャ相制御の開始点の判定が誤判
定だったときには、大きな変速ショックが発生する。
【0023】そこで、本発明では、イナーシャ相制御の
開始点を検出した場合には、まず、イナーシャ相制御で
あるフィードバック制御のみを開始し、その後、継続判
定手段による判定結果が出るまでは、トルクダウン制御
の実行を待機する。そして、所定の判定期間後に、イナ
ーシャ相制御を継続してよいと判定された場合にのみ、
トルクダウン制御を開始するのである。
開始点を検出した場合には、まず、イナーシャ相制御で
あるフィードバック制御のみを開始し、その後、継続判
定手段による判定結果が出るまでは、トルクダウン制御
の実行を待機する。そして、所定の判定期間後に、イナ
ーシャ相制御を継続してよいと判定された場合にのみ、
トルクダウン制御を開始するのである。
【0024】つまり、トルクダウン制御を実行すると、
イナーシャ相制御の開始点の判定が間違っていた場合に
は、その影響が大きい(即ち変速ショックが大きい)の
で、継続判定手段によって再度チェックした場合にの
み、トルクダウン制御を実行するのである。
イナーシャ相制御の開始点の判定が間違っていた場合に
は、その影響が大きい(即ち変速ショックが大きい)の
で、継続判定手段によって再度チェックした場合にの
み、トルクダウン制御を実行するのである。
【0025】これにより、イナーシャ相制御の開始点の
検出後、ある程度効果のあるフィードバック制御(追従
制御)を実施することができるとともに、誤判定の場合
の大きな変速ショックを防止できる。また、判定が正し
い場合には、トルクダウン制御を開始するので、その後
はイナーシャ相における一層好適な制御を実行すること
ができ、この点からも変速ショックを低減できる。
検出後、ある程度効果のあるフィードバック制御(追従
制御)を実施することができるとともに、誤判定の場合
の大きな変速ショックを防止できる。また、判定が正し
い場合には、トルクダウン制御を開始するので、その後
はイナーシャ相における一層好適な制御を実行すること
ができ、この点からも変速ショックを低減できる。
【0026】請求項4の発明では、継続判定手段による
判定は、イナーシャ相の進行状態に基づいて行なう。つ
まり、イナーシャ相制御の開始点の判定が正しい場合に
は、既にイナーシャ相制御が開始されていることもあ
り、所定の判定期間後には、例えば入力軸回転数のある
範囲での低下などの様に、イナーシャ相における状態の
変化が進行しているはずである。
判定は、イナーシャ相の進行状態に基づいて行なう。つ
まり、イナーシャ相制御の開始点の判定が正しい場合に
は、既にイナーシャ相制御が開始されていることもあ
り、所定の判定期間後には、例えば入力軸回転数のある
範囲での低下などの様に、イナーシャ相における状態の
変化が進行しているはずである。
【0027】そこで、本発明では、イナーシャ相制御の
開始点の判定から所定の判定期間の後に、継続判定手段
によって、判定の適否を再度チェックしている。これに
より、トルクダウン制御を実行するか否かの判断を行う
ことができるので、変速過渡時における好適な制御を行
うことができる。
開始点の判定から所定の判定期間の後に、継続判定手段
によって、判定の適否を再度チェックしている。これに
より、トルクダウン制御を実行するか否かの判断を行う
ことができるので、変速過渡時における好適な制御を行
うことができる。
【0028】請求項5の発明では、継続判定手段による
判定は、イナーシャ相制御の目標値である目標入力軸回
転数と実際の入力軸回転数との差に基づいて行なう。本
発明は、前記請求項4の発明を例示したものであり、目
標入力軸回転数と実際の入力軸回転数との差に基づい
て、イナーシャ相制御を継続するか否かを判定する。本
発明では、入力軸回転数の目標値への追従というイナー
シャ相制御(フィードバック制御)の効果から継続判定
を行っているので、正確な継続判定ができるという利点
がある。
判定は、イナーシャ相制御の目標値である目標入力軸回
転数と実際の入力軸回転数との差に基づいて行なう。本
発明は、前記請求項4の発明を例示したものであり、目
標入力軸回転数と実際の入力軸回転数との差に基づい
て、イナーシャ相制御を継続するか否かを判定する。本
発明では、入力軸回転数の目標値への追従というイナー
シャ相制御(フィードバック制御)の効果から継続判定
を行っているので、正確な継続判定ができるという利点
がある。
【0029】請求項6の発明では、継続判定手段による
判定は、イナーシャ相制御の目標値である目標入力軸回
転数勾配と実際の入力軸回転数勾配との差に基づいて行
なう。本発明は、前記請求項4の発明を例示したもので
あり、目標入力軸回転数勾配と実際の入力軸回転数勾配
との差に基づいて、イナーシャ相制御を継続するか否か
を判定する。本発明では、入力軸回転数勾配を用いるの
で、より実際の入力軸回転数の変化に対応しており、正
確な判定、及びそれにより精密な制御を行うことができ
る。
判定は、イナーシャ相制御の目標値である目標入力軸回
転数勾配と実際の入力軸回転数勾配との差に基づいて行
なう。本発明は、前記請求項4の発明を例示したもので
あり、目標入力軸回転数勾配と実際の入力軸回転数勾配
との差に基づいて、イナーシャ相制御を継続するか否か
を判定する。本発明では、入力軸回転数勾配を用いるの
で、より実際の入力軸回転数の変化に対応しており、正
確な判定、及びそれにより精密な制御を行うことができ
る。
【0030】請求項7の発明では、継続判定手段による
判定は、イナーシャ相制御が理想的に進行しているもの
として予測される入力軸回転数の値に基づいて行なう。
本発明は、前記請求項4の発明を例示したものであり、
イナーシャ相制御が理想的に進行しているものとして予
測される入力軸回転数の値に基づいて、イナーシャ相制
御を継続するか否かを判定する。それにより、請求項5
の発明と同様に、イナーシャ相制御の効果に基づく判定
であり、正確な継続判定ができるという利点がある。
判定は、イナーシャ相制御が理想的に進行しているもの
として予測される入力軸回転数の値に基づいて行なう。
本発明は、前記請求項4の発明を例示したものであり、
イナーシャ相制御が理想的に進行しているものとして予
測される入力軸回転数の値に基づいて、イナーシャ相制
御を継続するか否かを判定する。それにより、請求項5
の発明と同様に、イナーシャ相制御の効果に基づく判定
であり、正確な継続判定ができるという利点がある。
【0031】請求項8の発明では、継続判定手段による
判定は、実際の入力軸回転数勾配が所定値に達したか否
かの判定に基づいて行なう。本発明は、前記請求項4の
発明を例示したものであり、実際の入力軸回転数勾配が
所定値に達したか否かの判定に基づいて、イナーシャ相
制御を継続するか否かを判定する。それにより、制御の
ための演算処理が軽減されるという利点がある。
判定は、実際の入力軸回転数勾配が所定値に達したか否
かの判定に基づいて行なう。本発明は、前記請求項4の
発明を例示したものであり、実際の入力軸回転数勾配が
所定値に達したか否かの判定に基づいて、イナーシャ相
制御を継続するか否かを判定する。それにより、制御の
ための演算処理が軽減されるという利点がある。
【0032】請求項9の発明では、判定期間毎に、継続
判定手段による判定を行なう。本発明では、最初にイナ
ーシャ相制御の開始点を検出してから判定期間後にイナ
ーシャ相の進行状態を判定するだけではなく、判定期間
毎に同様なイナーシャ相の進行状態の判定を行なう。
判定手段による判定を行なう。本発明では、最初にイナ
ーシャ相制御の開始点を検出してから判定期間後にイナ
ーシャ相の進行状態を判定するだけではなく、判定期間
毎に同様なイナーシャ相の進行状態の判定を行なう。
【0033】そのため、実際の入力軸回転数の変化に応
じた判定を何度も行うことができるので、上述したバウ
ンド現象による誤判定を確実に防止することができる。
請求項10の発明では、継続判定手段による判定の結
果、イナーシャ相制御を中止する場合には、イナーシャ
相制御の目標値を現在の値に一致させ、この一致させた
値からイナーシャ相を再開する。
じた判定を何度も行うことができるので、上述したバウ
ンド現象による誤判定を確実に防止することができる。
請求項10の発明では、継続判定手段による判定の結
果、イナーシャ相制御を中止する場合には、イナーシャ
相制御の目標値を現在の値に一致させ、この一致させた
値からイナーシャ相を再開する。
【0034】本発明では、判定期間後に、イナーシャ相
が進行していないと判定された場合には、イナーシャ相
制御の目標値を現在の値に一致させている。この簡単な
手段により、イナーシャ相制御をリセットして再開する
ことができる。また、イナーシャ相制御の再開時には、
目標値と現在の値が一致しているので、その後のフィー
ドバック制御を行う際に、目標値と実際の値とが大きく
離れることなく、より好適に行うことができる。
が進行していないと判定された場合には、イナーシャ相
制御の目標値を現在の値に一致させている。この簡単な
手段により、イナーシャ相制御をリセットして再開する
ことができる。また、イナーシャ相制御の再開時には、
目標値と現在の値が一致しているので、その後のフィー
ドバック制御を行う際に、目標値と実際の値とが大きく
離れることなく、より好適に行うことができる。
【0035】請求項11の発明は、請求項1〜10のい
ずれかに記載の自動変速機の制御装置による制御を実行
させる手段を記憶している記憶媒体である。例えば記憶
媒体としては、マイクロコンピュータとして構成される
電子制御装置、マイクロチップ、フロッピィディスク、
ハードディスク、光ディスク等の各種の記憶媒体が挙げ
られる。
ずれかに記載の自動変速機の制御装置による制御を実行
させる手段を記憶している記憶媒体である。例えば記憶
媒体としては、マイクロコンピュータとして構成される
電子制御装置、マイクロチップ、フロッピィディスク、
ハードディスク、光ディスク等の各種の記憶媒体が挙げ
られる。
【0036】つまり、上述した自動変速機の制御装置の
制御を実行させることができる例えばプログラム等の手
段を記憶したものであれば、特に限定はない。請求項1
2の発明では、変速歯車機構の摩擦要素の解放動作に伴
って該変速歯車機構の入力軸回転数が変化するイナーシ
ャ相にて、摩擦要素の作動液圧をフィードバック制御す
るイナーシャ相制御を行う自動変速機の制御方法におい
て、イナーシャ相制御の開始点を判定し、イナーシャ相
制御の開始点であると判定された場合には、イナーシャ
制御を開始し、イナーシャ相制御が開始されてから所定
の判定期間後に、イナーシャ相制御を継続するか否かを
判定する。
制御を実行させることができる例えばプログラム等の手
段を記憶したものであれば、特に限定はない。請求項1
2の発明では、変速歯車機構の摩擦要素の解放動作に伴
って該変速歯車機構の入力軸回転数が変化するイナーシ
ャ相にて、摩擦要素の作動液圧をフィードバック制御す
るイナーシャ相制御を行う自動変速機の制御方法におい
て、イナーシャ相制御の開始点を判定し、イナーシャ相
制御の開始点であると判定された場合には、イナーシャ
制御を開始し、イナーシャ相制御が開始されてから所定
の判定期間後に、イナーシャ相制御を継続するか否かを
判定する。
【0037】これにより、上述したバウンド現象によっ
てイナーシャ相制御の開始点を誤判定した場合でも、所
定の判定期間後にその判定を再検討することができる。
その結果、誤判定により開始されたイナーシャ制御を例
えば中止することができるので、不適切なイナーシャ相
制御による変速ショックを防止することができる。
てイナーシャ相制御の開始点を誤判定した場合でも、所
定の判定期間後にその判定を再検討することができる。
その結果、誤判定により開始されたイナーシャ制御を例
えば中止することができるので、不適切なイナーシャ相
制御による変速ショックを防止することができる。
【0038】また、従来のバウンド現象による誤判定を
防止するための過大な判定値を用いる必要がないので、
イナーシャ相制御の正確な開始点を検出でき、よって、
イナーシャ相制御の開始が遅延することがない。
防止するための過大な判定値を用いる必要がないので、
イナーシャ相制御の正確な開始点を検出でき、よって、
イナーシャ相制御の開始が遅延することがない。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明の自動変速機の制御
装置の好適な実施の形態を、例(実施例)を挙げて詳細
に説明する。 (実施例1) a)まず、本実施例の自動変速機の制御装置の構成につ
いて説明する。
装置の好適な実施の形態を、例(実施例)を挙げて詳細
に説明する。 (実施例1) a)まず、本実施例の自動変速機の制御装置の構成につ
いて説明する。
【0040】図1に示す様に、自動車に搭載されて電子
制御されるエンジン1は、自動変速機2とデファレンシ
ャルギア3を介して駆動車輪4に接続されている。前記
エンジン1は、エンジン制御用コンピュータ5を備え、
このエンジン制御用コンピュータ5には、エンジン回転
数を検出するエンジン回転数センサ6、車速(自動変速
機2の出力軸回転数)を検出する車速センサ7、エンジ
ン1のスロットル開度を検出するスロットルセンサ8、
及び吸入空気量を検出する吸入空気量センサ9の各信号
が入力される。
制御されるエンジン1は、自動変速機2とデファレンシ
ャルギア3を介して駆動車輪4に接続されている。前記
エンジン1は、エンジン制御用コンピュータ5を備え、
このエンジン制御用コンピュータ5には、エンジン回転
数を検出するエンジン回転数センサ6、車速(自動変速
機2の出力軸回転数)を検出する車速センサ7、エンジ
ン1のスロットル開度を検出するスロットルセンサ8、
及び吸入空気量を検出する吸入空気量センサ9の各信号
が入力される。
【0041】エンジン制御用コンピュータ5は、これら
入力情報を基に燃料噴射量を決定してエンジン1に指令
を出し、また図示しないが点火信号をエンジン1に供給
する。そして、この指令に応じて、図示しない燃料供給
装置、点火装置が作動し、エンジン1の回転に合わせて
燃料の供給と燃焼が行われ、エンジン1の駆動及びその
制御が行われる。
入力情報を基に燃料噴射量を決定してエンジン1に指令
を出し、また図示しないが点火信号をエンジン1に供給
する。そして、この指令に応じて、図示しない燃料供給
装置、点火装置が作動し、エンジン1の回転に合わせて
燃料の供給と燃焼が行われ、エンジン1の駆動及びその
制御が行われる。
【0042】前記自動変速機2は、トルクコンバータ1
0及び変速歯車機構11を備えており、エンジン1から
供給される動力は、エンジン出力軸1a(図2参照)や
トルクコンバータ10を経て変速歯車機構11の入力軸
12に伝達される。そして、入力軸12への変速機入力
回転は、変速歯車機構11の選択変速段に応じ増減速さ
れて出力軸13に至り、この出力軸13からデファレン
シャルギア3を経て駆動車輪4に達して、自動車を走行
させることができる。
0及び変速歯車機構11を備えており、エンジン1から
供給される動力は、エンジン出力軸1a(図2参照)や
トルクコンバータ10を経て変速歯車機構11の入力軸
12に伝達される。そして、入力軸12への変速機入力
回転は、変速歯車機構11の選択変速段に応じ増減速さ
れて出力軸13に至り、この出力軸13からデファレン
シャルギア3を経て駆動車輪4に達して、自動車を走行
させることができる。
【0043】尚、前記自動変速機2は、図2に示す如く
公知のものであるため、その詳細な説明は省略するが、
変速歯車機構11は、入力軸12から出力軸13への動
力伝達経路(変速段)を決定する各種のクラッチ(R/
C,H/C,LO/C,OR/C,F/C,FO/C)
やブレーキ(B/B,LR/B)などの各種摩擦要素を
内蔵している。
公知のものであるため、その詳細な説明は省略するが、
変速歯車機構11は、入力軸12から出力軸13への動
力伝達経路(変速段)を決定する各種のクラッチ(R/
C,H/C,LO/C,OR/C,F/C,FO/C)
やブレーキ(B/B,LR/B)などの各種摩擦要素を
内蔵している。
【0044】前記変速歯車機構11には、図1に示す様
に、変速制御用コンピュータ14からの指令に基づき駆
動されるコントロールバルブ15が接続されており、コ
ントロールバルブ15から適宜油圧が供給され、その油
圧を各種摩擦要素に作動させることで変速を実現してい
る。
に、変速制御用コンピュータ14からの指令に基づき駆
動されるコントロールバルブ15が接続されており、コ
ントロールバルブ15から適宜油圧が供給され、その油
圧を各種摩擦要素に作動させることで変速を実現してい
る。
【0045】このコントロールバルブ15には、変速制
御用コンピュータ14の指令で変速段毎に油圧を供給す
る経路を切り換える2本の変速制御用ソレノイド15
a,bと、油圧の大きさを制御するライン圧制御用ソレ
ノイド16が配置されている。尚、本実施例において
は、2本の変速制御用ソレノイド15a,bを用いる構
成としたが、変速段数やコントロールバルブ15内部の
構成に応じて、変速制御用ソレノイドの本数を増やして
も良い。また、変速過渡時の作動油の急速な充填、排出
のためのタイミングを調節するソレノイドを追加しても
良い。更に、ライン圧制御用ソレノイド16としては、
本実施例では以下デューティソレノイドとして説明する
が、油圧を可変にできる機構であればリニアソレノイド
など他の手段を用いても良い。
御用コンピュータ14の指令で変速段毎に油圧を供給す
る経路を切り換える2本の変速制御用ソレノイド15
a,bと、油圧の大きさを制御するライン圧制御用ソレ
ノイド16が配置されている。尚、本実施例において
は、2本の変速制御用ソレノイド15a,bを用いる構
成としたが、変速段数やコントロールバルブ15内部の
構成に応じて、変速制御用ソレノイドの本数を増やして
も良い。また、変速過渡時の作動油の急速な充填、排出
のためのタイミングを調節するソレノイドを追加しても
良い。更に、ライン圧制御用ソレノイド16としては、
本実施例では以下デューティソレノイドとして説明する
が、油圧を可変にできる機構であればリニアソレノイド
など他の手段を用いても良い。
【0046】前記変速制御用コンピュータ14は、図示
しないがCPU,ROM,RAM,I/O装置からなる
マイクロコンピュータで構成されており、前記車速セン
サ7、スロットルセンサ8に加え、入力軸12の回転数
を計測する入力軸回転数センサ17の各信号が入力され
る。
しないがCPU,ROM,RAM,I/O装置からなる
マイクロコンピュータで構成されており、前記車速セン
サ7、スロットルセンサ8に加え、入力軸12の回転数
を計測する入力軸回転数センサ17の各信号が入力され
る。
【0047】さらに、エンジン制御用コンピュータ5と
変速制御用コンピュータ14は、通信ライン18で結ば
れ、制御情報や指令を双方向に通信できるようになって
いる。この通信ライン18は、LAN(Local Area Net
work)の様な多重通信機構を用いても良いし、必要な通
信毎に制御用コンピュータの入出力ポートを接続する配
線でも良い。
変速制御用コンピュータ14は、通信ライン18で結ば
れ、制御情報や指令を双方向に通信できるようになって
いる。この通信ライン18は、LAN(Local Area Net
work)の様な多重通信機構を用いても良いし、必要な通
信毎に制御用コンピュータの入出力ポートを接続する配
線でも良い。
【0048】b)次に、本実施例においてエンジン制御
用コンピュータ5と変速制御用コンピュータ14が実行
する制御内容について説明する。尚、以下に示す制御処
理は、一定期間(例えば8〜25msec)毎に繰り返
し実施される。 (i) まず、変速制御用コンピュータ14による変速機制
御について、図3〜図5のフローチャート、及び図6〜
図8の説明図に基づいて説明する。尚、図3は、本実施
例の制御のメインルーチンを示し、図5はイナーシャ相
の進行時の制御を示し、図6は変速過渡時の待機制御を
示している。
用コンピュータ5と変速制御用コンピュータ14が実行
する制御内容について説明する。尚、以下に示す制御処
理は、一定期間(例えば8〜25msec)毎に繰り返
し実施される。 (i) まず、変速制御用コンピュータ14による変速機制
御について、図3〜図5のフローチャート、及び図6〜
図8の説明図に基づいて説明する。尚、図3は、本実施
例の制御のメインルーチンを示し、図5はイナーシャ相
の進行時の制御を示し、図6は変速過渡時の待機制御を
示している。
【0049】最初に、本実施例の制御のメインルーチ
ンについて説明する。図3に示す様に、変速制御用コン
ピュータ14では、ステップ100にて、変速判断に必
要なスロットル開度θacc、車速V、入力軸回転数Nt
を読み込む。続くステップ110では、変速線図に基づ
いて変速の有無を判定する。
ンについて説明する。図3に示す様に、変速制御用コン
ピュータ14では、ステップ100にて、変速判断に必
要なスロットル開度θacc、車速V、入力軸回転数Nt
を読み込む。続くステップ110では、変速線図に基づ
いて変速の有無を判定する。
【0050】変速線図としては、車速とスロットル開度
をパラメータとしたマップを変速制御用コンピュータ1
4が予め記憶している。このマップは、図6に示す様
に、変速段決定の際のチャタリング防止のため、第n速
(n=1,2,3)から第n+1速への変速(アップシ
フト)と第m通(m=2,3,4)から第m−1速への
変速(ダウンシフト)で、アップシフトの場合は実線
で、ダウンシフトの場合は破線で示すように異なる判定
線を用いるように構成されている。
をパラメータとしたマップを変速制御用コンピュータ1
4が予め記憶している。このマップは、図6に示す様
に、変速段決定の際のチャタリング防止のため、第n速
(n=1,2,3)から第n+1速への変速(アップシ
フト)と第m通(m=2,3,4)から第m−1速への
変速(ダウンシフト)で、アップシフトの場合は実線
で、ダウンシフトの場合は破線で示すように異なる判定
線を用いるように構成されている。
【0051】変速制御用コンピュータ14は、この変速
線図を用いて、前回の演算における車速−スロットル開
度の関係位置と今回の演算におけるその関係位置とを結
んだ線が、実線または破線の変速線を横切った場合に変
速有りと判定する。そして、前記ステップ110で、変
速有りと判定された場合には、ステップ120にて、変
速線図から求められる新たな変速段に対応するように、
変速制御用ソレノイド15a,bのON(オン)/OF
F(オフ)状態を切り換える。
線図を用いて、前回の演算における車速−スロットル開
度の関係位置と今回の演算におけるその関係位置とを結
んだ線が、実線または破線の変速線を横切った場合に変
速有りと判定する。そして、前記ステップ110で、変
速有りと判定された場合には、ステップ120にて、変
速線図から求められる新たな変速段に対応するように、
変速制御用ソレノイド15a,bのON(オン)/OF
F(オフ)状態を切り換える。
【0052】変速制御用ソレノイド15a,bのON/
OFF状態は、例えば下記表1の様に制御される。この
関係も、予め変速制御用コンピュータ14に記憶してあ
る。
OFF状態は、例えば下記表1の様に制御される。この
関係も、予め変速制御用コンピュータ14に記憶してあ
る。
【0053】
【表1】
【0054】こうして変速制御用ソレノイド15a,b
のON/OFF状態を、新たな変速段に対応するように
切り換えると、コントロールバルブ15を介して変速歯
車機構11内部の各種摩擦要素に加えられる油圧が変化
し、必要なクラッチやブレーキが作動して、変速段が切
り換えられる。
のON/OFF状態を、新たな変速段に対応するように
切り換えると、コントロールバルブ15を介して変速歯
車機構11内部の各種摩擦要素に加えられる油圧が変化
し、必要なクラッチやブレーキが作動して、変速段が切
り換えられる。
【0055】次に、ステップ130では、実際のイナー
シャ相が進行中であることを示すフラグFlag2が1
にセットされているか否かを判定し、ここで肯定判断さ
れるとステップ235に進み、一方否定判断されるとス
テップ140に進む。ステップ140では、イナーシャ
相が開始されたことを示すフラグFlag1が1にセッ
トされているか否かを判定し、ここで肯定判断されると
ステップ210に進み、一方否定判断されるとステップ
150に進む。
シャ相が進行中であることを示すフラグFlag2が1
にセットされているか否かを判定し、ここで肯定判断さ
れるとステップ235に進み、一方否定判断されるとス
テップ140に進む。ステップ140では、イナーシャ
相が開始されたことを示すフラグFlag1が1にセッ
トされているか否かを判定し、ここで肯定判断されると
ステップ210に進み、一方否定判断されるとステップ
150に進む。
【0056】これらFlag1及びFlag2は、変速
制御用コンピュータ14に電源が投入された最初の初期
化処理によって、予めゼロにセットされている。ステッ
プ150では、ライン圧制御用ソレノイド16の駆動デ
ューティを制御して、ライン圧を変速時用の初期圧力P
iに設定する。
制御用コンピュータ14に電源が投入された最初の初期
化処理によって、予めゼロにセットされている。ステッ
プ150では、ライン圧制御用ソレノイド16の駆動デ
ューティを制御して、ライン圧を変速時用の初期圧力P
iに設定する。
【0057】この初期圧力Piは、例えば図7に示す様
に、スロットル開度に対するマップとして予め関係を求
めておき、これを変速制御用コンピュータ14に記憶さ
せておく。本実施例では、この関係は、点線で示される
変速時用と、実線で示される変速時以外用の2つが記憶
されている。さらに、図8に示す様に、ライン圧とソレ
ノイド16への駆動デューティとの関係を表すマップも
変速制御用コンピュータ14に記憶しておく。これら二
つのマップを用いることにより、変速時のスロットル開
度から初期圧力Piを求め、さらに、このPiを維持す
るため駆動デューティを求め、ライン圧制御用ソレノイ
ド16の駆動デューティを制御するのである。
に、スロットル開度に対するマップとして予め関係を求
めておき、これを変速制御用コンピュータ14に記憶さ
せておく。本実施例では、この関係は、点線で示される
変速時用と、実線で示される変速時以外用の2つが記憶
されている。さらに、図8に示す様に、ライン圧とソレ
ノイド16への駆動デューティとの関係を表すマップも
変速制御用コンピュータ14に記憶しておく。これら二
つのマップを用いることにより、変速時のスロットル開
度から初期圧力Piを求め、さらに、このPiを維持す
るため駆動デューティを求め、ライン圧制御用ソレノイ
ド16の駆動デューティを制御するのである。
【0058】尚、本実施例では図7及び図8の二つのマ
ップを用いたが、これらを一体化して、スロットル関度
からデューティ値を直接求める構成としても良いことは
言うまでもない。こうしてライン圧を初期圧力Piに設
定できたら、次に、ステップ160にて、イナーシャ相
の開始であるか否か、即ちイナーシャ相制御であるライ
ン圧に対するフィードバック制御(F/B制御)の開始
条件が満たされたか否かを判定する。このフィードバッ
ク制御とは、実際の入力軸回転数Ntを所定の時間以内
にイナーシャ相を終了させるために設定する目標入力軸
回転数Ntrに追従させる油圧(ライン圧)の制御であ
る。
ップを用いたが、これらを一体化して、スロットル関度
からデューティ値を直接求める構成としても良いことは
言うまでもない。こうしてライン圧を初期圧力Piに設
定できたら、次に、ステップ160にて、イナーシャ相
の開始であるか否か、即ちイナーシャ相制御であるライ
ン圧に対するフィードバック制御(F/B制御)の開始
条件が満たされたか否かを判定する。このフィードバッ
ク制御とは、実際の入力軸回転数Ntを所定の時間以内
にイナーシャ相を終了させるために設定する目標入力軸
回転数Ntrに追従させる油圧(ライン圧)の制御であ
る。
【0059】前記フィードバック制御の開始条件の判定
は、新たな変速段に対応する摩擦要素がトルクの伝達を
始めると、入力軸回転数Ntが低下を始めるので、この
入力軸回転数Ntの低下を検出することによって行って
いる。従って、例えば下記式(2)により判定する。
は、新たな変速段に対応する摩擦要素がトルクの伝達を
始めると、入力軸回転数Ntが低下を始めるので、この
入力軸回転数Ntの低下を検出することによって行って
いる。従って、例えば下記式(2)により判定する。
【0060】 No・gr−Nt≧Δn ・・・(2) 但し、Nt;入力軸回転数 No;出力軸回転数 gr;変速前のギア比 Δn;判定値 尚、この式(2)のフィードバック制御の開始条件が満
たされるまでは、ステップ150にて、ライン圧をPi
に維持し続ける。
たされるまでは、ステップ150にて、ライン圧をPi
に維持し続ける。
【0061】そして、前記式(2)により、イナーシャ
相の開始、即ちイナーシャ相制御の開始点であると判断
された場合には、ステップ170にて、イナーシャ相制
御の開始を示すために、Flag1に1をセットする。
続くステップ180では、演算周期を示すカウンタnに
0をセットする(tnはt0となる)。
相の開始、即ちイナーシャ相制御の開始点であると判断
された場合には、ステップ170にて、イナーシャ相制
御の開始を示すために、Flag1に1をセットする。
続くステップ180では、演算周期を示すカウンタnに
0をセットする(tnはt0となる)。
【0062】続くステップ190では、イナーシャ相制
御であるフィードバック制御を行うための入力軸回転数
の目標値(目標入力軸回転数)Ntrの算出を行う。具
体的には、現在の入力軸回転数Ntと変速の前後におけ
るギア比の関係から、変速にともなう入力軸回転数の変
化幅ΔNtrを算出し、これを摩擦要素の熱容量やエン
ジン特性などから定まる目標時間Ttで除して、目標と
する軌跡の勾配値を求める。そして、この勾配値から1
演算周期間の入力軸回転数の変化量Δntrを計算し、
下記式(3)によって、目標値Ntr(tn)を求める。
御であるフィードバック制御を行うための入力軸回転数
の目標値(目標入力軸回転数)Ntrの算出を行う。具
体的には、現在の入力軸回転数Ntと変速の前後におけ
るギア比の関係から、変速にともなう入力軸回転数の変
化幅ΔNtrを算出し、これを摩擦要素の熱容量やエン
ジン特性などから定まる目標時間Ttで除して、目標と
する軌跡の勾配値を求める。そして、この勾配値から1
演算周期間の入力軸回転数の変化量Δntrを計算し、
下記式(3)によって、目標値Ntr(tn)を求める。
【0063】 Ntr(tn)=Ntr(tn-1)−Δntr ・・・(3) 但し、Ntr(tn-1)は、1演算周期前の目標値、ま
た、n=0のとき、Ntr(t0)=Nt(t0)とする。こ
うして目標入力軸回転数Ntr(tn)が求められたら、
次に、ステップ200にて、入力軸回転数Ntのフィー
ドバック制御を行う。
た、n=0のとき、Ntr(t0)=Nt(t0)とする。こ
うして目標入力軸回転数Ntr(tn)が求められたら、
次に、ステップ200にて、入力軸回転数Ntのフィー
ドバック制御を行う。
【0064】即ち、Nt<Ntr(tn)の場合には、ラ
イン圧を低下させることによって変速の進行を抑制して
NtをNtr(tn)に近づけ、逆に、Nt>Ntr(tn)
場合には、ライン圧を高めることによって変速の進行を
推進してNtをNtr(tn)に近づける。尚、この制御
対象は、ライン圧制御用ソレノイド16である。
イン圧を低下させることによって変速の進行を抑制して
NtをNtr(tn)に近づけ、逆に、Nt>Ntr(tn)
場合には、ライン圧を高めることによって変速の進行を
推進してNtをNtr(tn)に近づける。尚、この制御
対象は、ライン圧制御用ソレノイド16である。
【0065】具体的には、目標入力軸回転数Ntrと実
際の入力軸回転数Ntとを用いて得られる偏差、即ちΔ
Nt=Ntr(tn)-Nt(tn)に基づく、周知のフィー
ドバック演算により制御を行う様に構成される。例えば
PID制御では、フィードバック補償油圧DFB(tn)
は、次式(4)で計算される。
際の入力軸回転数Ntとを用いて得られる偏差、即ちΔ
Nt=Ntr(tn)-Nt(tn)に基づく、周知のフィー
ドバック演算により制御を行う様に構成される。例えば
PID制御では、フィードバック補償油圧DFB(tn)
は、次式(4)で計算される。
【0066】
【数1】
【0067】但し、tnは現在の入力、出力の状態を示
し、tn-1は1演算周期前の状態を示す。Kp,Ki,
Kdは、PID制御におけるP項(比例項)、I項(積
分項)、D項(微分項)のゲインを示す。kは、ゲイン
の低下係数で、エンジンの特性などによって適切な値が
選ばれる。例えば、0(ゼロ)〜1/2程度の範囲で適
切な値を選び、予め設定しておく。
し、tn-1は1演算周期前の状態を示す。Kp,Ki,
Kdは、PID制御におけるP項(比例項)、I項(積
分項)、D項(微分項)のゲインを示す。kは、ゲイン
の低下係数で、エンジンの特性などによって適切な値が
選ばれる。例えば、0(ゼロ)〜1/2程度の範囲で適
切な値を選び、予め設定しておく。
【0068】尚、このフィードバック演算は、PD,P
I,Pの構成だけでも良いし、他の制御理論の何れの手
段でもかまわない。また上記実施例では、ゲイン低下係
数を1つだけ設定したが、より細かな調整を可能なよう
にkp、ki、kdなどと制御要素毎に設定しても良
い。
I,Pの構成だけでも良いし、他の制御理論の何れの手
段でもかまわない。また上記実施例では、ゲイン低下係
数を1つだけ設定したが、より細かな調整を可能なよう
にkp、ki、kdなどと制御要素毎に設定しても良
い。
【0069】一方、前記ステップ140でFlag=1
であると判断されて進むステップ210では、既に、イ
ナーシャ相制御が開始されているので、イナーシャ相が
開始されてから、判定期間Δt0が経過したか否かを判
定する。ここで肯定判断されるとステップ220に進
み、一方否定判断されると前記ステップ190,200
にて進み、そのままフィードバック制御を継続する。
であると判断されて進むステップ210では、既に、イ
ナーシャ相制御が開始されているので、イナーシャ相が
開始されてから、判定期間Δt0が経過したか否かを判
定する。ここで肯定判断されるとステップ220に進
み、一方否定判断されると前記ステップ190,200
にて進み、そのままフィードバック制御を継続する。
【0070】この判定期間Δt0とは、一旦イナーシャ
相の開始の判定を行った後に、イナーシャ相の進行の状
態をチェックするための待機期間である。ステップ22
0では、イナーシャ相が進行しているか否かを判定す
る。ここで肯定判断されるとステップ230に進み、一
方否定判断されるとステップ250に進む。
相の開始の判定を行った後に、イナーシャ相の進行の状
態をチェックするための待機期間である。ステップ22
0では、イナーシャ相が進行しているか否かを判定す
る。ここで肯定判断されるとステップ230に進み、一
方否定判断されるとステップ250に進む。
【0071】例えば下記式(5)が満たされた場合に
は、イナーシャ相が進行していると判定する。 Nt−Ntr≦ΔN ・・・(5) 但し、△N;判定値つまり、既にイナーシャ相における
フィードバック制御を実施しているので、前回のイナー
シャ相の判定が適正で現在実際にイナーシャ相であるな
らば、実際の入力軸回転数Ntと目標入力軸回転数Nt
rとの差が所定の判定値ΔN以下となっているはずであ
る。従って、この式(5)が満たされた場合には、フィ
ードバック制御を行なうことが適切である状態、即ちイ
ナーシャ相が進行していると判断するのである。
は、イナーシャ相が進行していると判定する。 Nt−Ntr≦ΔN ・・・(5) 但し、△N;判定値つまり、既にイナーシャ相における
フィードバック制御を実施しているので、前回のイナー
シャ相の判定が適正で現在実際にイナーシャ相であるな
らば、実際の入力軸回転数Ntと目標入力軸回転数Nt
rとの差が所定の判定値ΔN以下となっているはずであ
る。従って、この式(5)が満たされた場合には、フィ
ードバック制御を行なうことが適切である状態、即ちイ
ナーシャ相が進行していると判断するのである。
【0072】ステップ230では、イナーシャ相が進行
しているので、Flag2を1にセットする。さらにス
テップ235に進んで、カウンタnの値をインクリメン
トする。続くステップ240では、後に図4にて詳述す
るイナーシャ相の進行時の制御を行なって、一旦本処理
を終了する。
しているので、Flag2を1にセットする。さらにス
テップ235に進んで、カウンタnの値をインクリメン
トする。続くステップ240では、後に図4にて詳述す
るイナーシャ相の進行時の制御を行なって、一旦本処理
を終了する。
【0073】一方、前記ステップ220にて、イナーシ
ャ相が進行していないと判断されて進むステップ250
では、後に図5にて詳述する変速過渡制御(油圧のフィ
ードバック制御や後述するエンジンのトルクダウン制
御)の待機制御を行なって、一旦本処理を終了する。
ャ相が進行していないと判断されて進むステップ250
では、後に図5にて詳述する変速過渡制御(油圧のフィ
ードバック制御や後述するエンジンのトルクダウン制
御)の待機制御を行なって、一旦本処理を終了する。
【0074】尚、前記ステップ110の判定で、変速開
始と判断されなかった場合には、ステップ260にて、
図7のマップの実線の関係からライン圧を求め、図8の
マップにて駆動デューティに換算し、このデューティで
ライン圧制御用ソレノイド16を制御することにより、
スロットル開度に見合った所定のライン圧を維持する変
速時以外のライン圧制御を実行する。この場合は、変速
制御用ソレノイド15a、bのON/OFFは現在の状
態を維持することになる。
始と判断されなかった場合には、ステップ260にて、
図7のマップの実線の関係からライン圧を求め、図8の
マップにて駆動デューティに換算し、このデューティで
ライン圧制御用ソレノイド16を制御することにより、
スロットル開度に見合った所定のライン圧を維持する変
速時以外のライン圧制御を実行する。この場合は、変速
制御用ソレノイド15a、bのON/OFFは現在の状
態を維持することになる。
【0075】次に、前記ステップ240におけるイナ
ーシャ相の進行時の制御について、図4に基づいて説明
する。この制御処理は、イナーシャ相の進行時に、必要
に応じてトルクダウン制御を実行するとともに、フィー
ドバック制御を継続又は終了するための処理である。
ーシャ相の進行時の制御について、図4に基づいて説明
する。この制御処理は、イナーシャ相の進行時に、必要
に応じてトルクダウン制御を実行するとともに、フィー
ドバック制御を継続又は終了するための処理である。
【0076】ステップ300では、フィードバック制御
に伴うトルクダウン制御を行なうために、まず、トルク
ダウンが必要なエンジン高出力領域にあるか否かの判定
を行う。この判定は、スロットル開度が25%以上であ
るか否かによって行ない、スロットル開度が25%以上
の場合をトルクダウンが必要な領域(トルクダウン領
域)にあると判定する。
に伴うトルクダウン制御を行なうために、まず、トルク
ダウンが必要なエンジン高出力領域にあるか否かの判定
を行う。この判定は、スロットル開度が25%以上であ
るか否かによって行ない、スロットル開度が25%以上
の場合をトルクダウンが必要な領域(トルクダウン領
域)にあると判定する。
【0077】そして、トルクダウン領域にある場合は、
ステップ310にて、エンジン制御用コンピュータ5に
対してトルクダウン制御の指令値を算出する。この指令
値は、下記表2に示す様に、スロットル開度に応じて予
めコード値を設定されている。この関係は、変速制御用
コンピュータ14が記憶している。各コード値は、それ
ぞれ、同表に示したトルクダウン制御の内容と1対1に
対応している。
ステップ310にて、エンジン制御用コンピュータ5に
対してトルクダウン制御の指令値を算出する。この指令
値は、下記表2に示す様に、スロットル開度に応じて予
めコード値を設定されている。この関係は、変速制御用
コンピュータ14が記憶している。各コード値は、それ
ぞれ、同表に示したトルクダウン制御の内容と1対1に
対応している。
【0078】
【表2】
【0079】こうしてトルクダウン制御の指令コードを
求めたら、次に、ステップ320にて、トルクダウン制
御が禁止中か否かの確認を行う。これは、エンジン制御
用コンピュータ5から送信されて来るトルクダウン禁止
フラグによって確認する。エンジン制御用コンピュータ
5は、暖気制御中、フェールセーフ制御中など、トルク
ダウンの実行が不可能な場合には、トルクダウン禁止の
情報をトルククダウン禁止フラグとして送信するように
なっている。
求めたら、次に、ステップ320にて、トルクダウン制
御が禁止中か否かの確認を行う。これは、エンジン制御
用コンピュータ5から送信されて来るトルクダウン禁止
フラグによって確認する。エンジン制御用コンピュータ
5は、暖気制御中、フェールセーフ制御中など、トルク
ダウンの実行が不可能な場合には、トルクダウン禁止の
情報をトルククダウン禁止フラグとして送信するように
なっている。
【0080】そして、トルクダウン禁止中でないと判断
された場合には、ステップ330にて、変速の進行具合
から、トルクダウン制御を終了するタイミングであるか
否かを判定する。このタイミングは、エンジンの特性や
トルクダウン制御の応答速度等に応じて、トルクダウン
開始からの時間や入力軸回転数の値、変速過渡中のギア
比による変速終了割合等によって設定される。
された場合には、ステップ330にて、変速の進行具合
から、トルクダウン制御を終了するタイミングであるか
否かを判定する。このタイミングは、エンジンの特性や
トルクダウン制御の応答速度等に応じて、トルクダウン
開始からの時間や入力軸回転数の値、変速過渡中のギア
比による変速終了割合等によって設定される。
【0081】この判定で終了タイミングに達していない
と判断されたときには、ステップ340にて、通信ライ
ン18を通してエンジン制御用コンピュータ5にトルク
ダウン要求を行う。即ち、前記ステップ310で求めた
指令コードをエンジン制御用コンピュータ5に送信す
る。
と判断されたときには、ステップ340にて、通信ライ
ン18を通してエンジン制御用コンピュータ5にトルク
ダウン要求を行う。即ち、前記ステップ310で求めた
指令コードをエンジン制御用コンピュータ5に送信す
る。
【0082】一方、変速過渡制御が十分進行して、トル
クダウンの終了タイミングを経過していると判断された
ときには、前記ステップ340をパスする。その後ステ
ップ350に進んで、フィードバック制御を終了するか
否かを、変速終了判定によって判断する。ここで肯定判
断されるとステップ380に進み、一方否定判断される
とステップ360に進む。
クダウンの終了タイミングを経過していると判断された
ときには、前記ステップ340をパスする。その後ステ
ップ350に進んで、フィードバック制御を終了するか
否かを、変速終了判定によって判断する。ここで肯定判
断されるとステップ380に進み、一方否定判断される
とステップ360に進む。
【0083】この変速終了判定は、今説明しているアッ
プシフトの場合には、入力軸回転数Ntの変化の向きが
反対になる点、つまり変速の進行によって回転数が低下
していたものが再び増加に転じる点を検出すればよい。
あるいは、入力軸回転数と車速に変速歯車機構11の変
速が進行している段のギア比を掛けた値との差が所定値
(例えば50rpm)以下になったときを検出するとい
った方法で判定しても良い。
プシフトの場合には、入力軸回転数Ntの変化の向きが
反対になる点、つまり変速の進行によって回転数が低下
していたものが再び増加に転じる点を検出すればよい。
あるいは、入力軸回転数と車速に変速歯車機構11の変
速が進行している段のギア比を掛けた値との差が所定値
(例えば50rpm)以下になったときを検出するとい
った方法で判定しても良い。
【0084】ステップ360では、上述した図3のステ
ップ190の処理と同様にして、フィードバック制御を
行うための目標入力軸回転数Ntrの算出を行う。続く
ステップ360では、前記図3のステップ200の処理
と同様にして、目標入力軸回転数Ntr(tn)を用い
て、入力軸回転数Ntのフィードバック制御を行ない、
一旦本処理を終了する。
ップ190の処理と同様にして、フィードバック制御を
行うための目標入力軸回転数Ntrの算出を行う。続く
ステップ360では、前記図3のステップ200の処理
と同様にして、目標入力軸回転数Ntr(tn)を用い
て、入力軸回転数Ntのフィードバック制御を行ない、
一旦本処理を終了する。
【0085】一方、前記ステップ350で、フィードバ
ック制御の終了と判定された場合には、Flag1及び
Flag2をリセット(0に設定)し、一旦本処理を終
了する。次に、前記ステップ300でトルクダウン領域
ではないと判定された場合、及び前記ステップ320で
トルクダウン禁止中と判定された場合の制御を説明す
る。
ック制御の終了と判定された場合には、Flag1及び
Flag2をリセット(0に設定)し、一旦本処理を終
了する。次に、前記ステップ300でトルクダウン領域
ではないと判定された場合、及び前記ステップ320で
トルクダウン禁止中と判定された場合の制御を説明す
る。
【0086】これらの場合には、ステップ400に進
み、フィードバック制御の終了か否かを判定し、終了で
ない場合は、ステップ410にて、目標値である目標入
力軸回転数Ntr(tn)を算出し、ステップ420に
て、フィードバック制御を実行する。
み、フィードバック制御の終了か否かを判定し、終了で
ない場合は、ステップ410にて、目標値である目標入
力軸回転数Ntr(tn)を算出し、ステップ420に
て、フィードバック制御を実行する。
【0087】ここで、前記ステップ410の処理は、前
記ステップ360と全く同一内容の処理である。ただ
し、前記ステップ420の処理は、前記ステップ370
と若干異なり、次式(6)の様に、ゲイン低下係数の掛
かっていない式によりフィードバック補償油圧DFB
(tn)を求めるように構成されている。
記ステップ360と全く同一内容の処理である。ただ
し、前記ステップ420の処理は、前記ステップ370
と若干異なり、次式(6)の様に、ゲイン低下係数の掛
かっていない式によりフィードバック補償油圧DFB
(tn)を求めるように構成されている。
【0088】
【数2】
【0089】ここで、tn,tn-1,Kp,ti,Kd
は、前記式(4)と同じ意味である。また、このフィー
ドバック演算も、PD,PI,Pの構成だけでも良い
し、他の制御理論の何れの手段でもかまわないことは、
言うまでもない。尚、前記ステップ400で、フィード
バック制御の終了と判定された場合には、Flag1及
びFlag2をリセット(0に設定)し、一旦本処理を
終了する。
は、前記式(4)と同じ意味である。また、このフィー
ドバック演算も、PD,PI,Pの構成だけでも良い
し、他の制御理論の何れの手段でもかまわないことは、
言うまでもない。尚、前記ステップ400で、フィード
バック制御の終了と判定された場合には、Flag1及
びFlag2をリセット(0に設定)し、一旦本処理を
終了する。
【0090】本実施例では、トルクダウン制御が実行で
きるときと実行できないときとで、フィードバック制御
の補償油圧DFB(tn)の計算方法を変更するように構
成したが、フィードバック制御の目標勾配△ntrを、
トルクダウン不可のときの方が小さくなるように設定す
るだけで、DFB(tn)の計算方法を変更しない方法を
とってもよい。更に、このやり方では、トルクダウン不
可のときに、クラッチの係合速度を緩やかにして変速シ
ョックを抑制しているが、クラッチの熱容量が小さく、
イナーシャ相時間を延ばせないときには、変速ショック
を許容して、トルクダウンの有無にかかわらず、同一の
目標勾配△ntrと補償油圧DFB(tn)による制御と
してもよい。
きるときと実行できないときとで、フィードバック制御
の補償油圧DFB(tn)の計算方法を変更するように構
成したが、フィードバック制御の目標勾配△ntrを、
トルクダウン不可のときの方が小さくなるように設定す
るだけで、DFB(tn)の計算方法を変更しない方法を
とってもよい。更に、このやり方では、トルクダウン不
可のときに、クラッチの係合速度を緩やかにして変速シ
ョックを抑制しているが、クラッチの熱容量が小さく、
イナーシャ相時間を延ばせないときには、変速ショック
を許容して、トルクダウンの有無にかかわらず、同一の
目標勾配△ntrと補償油圧DFB(tn)による制御と
してもよい。
【0091】次に、前記ステップ250における変速
過渡制御の待機制御について、図5に基づいて説明す
る。この制御処理は、イナーシャ相が進行していると判
定されるまでは、所定の判定期間Δt0毎に、イナーシ
ャ相制御の初期値を再設定して何度も再開する処理であ
る。
過渡制御の待機制御について、図5に基づいて説明す
る。この制御処理は、イナーシャ相が進行していると判
定されるまでは、所定の判定期間Δt0毎に、イナーシ
ャ相制御の初期値を再設定して何度も再開する処理であ
る。
【0092】図5のステップ500では、前記図3のス
テップ220にて、イナーシャ相が進行していないと判
断されたので、その判定時点から新たにイナーシャ相制
御を開始するために、イナーシャ相制御の初期値を設定
する。即ち、イナーシャ制御を実施する際の初期値とし
て、実際の入力軸回転数Nrを目標入力軸回転数Ntr
とする。
テップ220にて、イナーシャ相が進行していないと判
断されたので、その判定時点から新たにイナーシャ相制
御を開始するために、イナーシャ相制御の初期値を設定
する。即ち、イナーシャ制御を実施する際の初期値とし
て、実際の入力軸回転数Nrを目標入力軸回転数Ntr
とする。
【0093】続くステップ510では、変速時用の初期
油圧Piとフィードバック補償油圧DFB(tn)に係数
Kを掛けた値とを、新たな初期油圧Piとする。ここ
で、Kとは、1/2≦K≦1の範囲であり、判定期間△
t0が長いほど小さい値を選ぶ。また、フィードバック
補償油圧DFB(tn)とは、前記式(6)によって得ら
れる値であり、時刻tn(t1,t2,t3…)におけるフ
ィードバック補償油圧DFB(tn)である。
油圧Piとフィードバック補償油圧DFB(tn)に係数
Kを掛けた値とを、新たな初期油圧Piとする。ここ
で、Kとは、1/2≦K≦1の範囲であり、判定期間△
t0が長いほど小さい値を選ぶ。また、フィードバック
補償油圧DFB(tn)とは、前記式(6)によって得ら
れる値であり、時刻tn(t1,t2,t3…)におけるフ
ィードバック補償油圧DFB(tn)である。
【0094】続くステップ520では、ライン圧を初期
油圧Piに設定する。続くステップ530では、カウン
タnを0に再設定し、一旦本処理を終了する。 (ii)次に、エンジン制御用コンピュータ5で実行される
制御内容について、図9に基づいて説明する。図9
(a)はメインルーチンで実行される制御のフローチャ
ート、図9(b)はエンジン1の回転に同期した割り込
みルーチンで実行される制御のフローチャートである。
油圧Piに設定する。続くステップ530では、カウン
タnを0に再設定し、一旦本処理を終了する。 (ii)次に、エンジン制御用コンピュータ5で実行される
制御内容について、図9に基づいて説明する。図9
(a)はメインルーチンで実行される制御のフローチャ
ート、図9(b)はエンジン1の回転に同期した割り込
みルーチンで実行される制御のフローチャートである。
【0095】まずメインルーチンについて説明すると、
吸入空気量,エンジン回転数を読み込み(ステップ60
0)、吸入空気量に比例する値として、燃料噴射量すな
わちインジェクタへの通電時間を算出する(ステップ6
10)。そして、さらにエンジン回転数の関数として点
火時期を求める(ステップ620)。点火時期は、シリ
ンダの大きさによって決まる火炎伝搬時間に相当するエ
ンジンクランク軸の回転角度(進角量)として求められ
る。
吸入空気量,エンジン回転数を読み込み(ステップ60
0)、吸入空気量に比例する値として、燃料噴射量すな
わちインジェクタへの通電時間を算出する(ステップ6
10)。そして、さらにエンジン回転数の関数として点
火時期を求める(ステップ620)。点火時期は、シリ
ンダの大きさによって決まる火炎伝搬時間に相当するエ
ンジンクランク軸の回転角度(進角量)として求められ
る。
【0096】以上の演算を各燃料噴射タイミング及び点
火タイミングに間に合うように繰り返し実行する。一
方、図9(b)に示したルーチンは、エンジン回転に同
期した割り込み処理としてエンジンクランク軸の回転角
度120度(6気筒エンジンの場合)毎に起動される。
火タイミングに間に合うように繰り返し実行する。一
方、図9(b)に示したルーチンは、エンジン回転に同
期した割り込み処理としてエンジンクランク軸の回転角
度120度(6気筒エンジンの場合)毎に起動される。
【0097】このルーチンでは、最初に噴射気筒の判別
を行う(ステップ700)。本実施例の直列6気筒エン
ジンの場合、エンジンの前面側から#1,#2,・・・
#6として、#1,#5,#3,#6,#2,#4の順
序で噴射を行う。この順序で、現在のクランク軸の回転
位置から吸入工程が始まる直前の気筒番号を選ぶ。
を行う(ステップ700)。本実施例の直列6気筒エン
ジンの場合、エンジンの前面側から#1,#2,・・・
#6として、#1,#5,#3,#6,#2,#4の順
序で噴射を行う。この順序で、現在のクランク軸の回転
位置から吸入工程が始まる直前の気筒番号を選ぶ。
【0098】次に、メインルーチンで求めたインジェク
タ通電時間が、所定のクランク角位置までに終了するよ
うに、インジェクタ通電開始タイミングを求める(ステ
ッ710)。そして、変速制御用コンピュータ14から
トルクダウン指令コードとして、0〜3のいずれが送信
されてきたかを判定する(ステップ720)。指令コー
ドは、変速制御用コンピュータ14の制御フロー(図
4)中のステップ310で決定され、ステップ340で
エンジン制御用コンピュータ5に送信されたものであ
る。何も送信されてこない場合は、ステップ720でコ
ード=0と判定することとしている。
タ通電時間が、所定のクランク角位置までに終了するよ
うに、インジェクタ通電開始タイミングを求める(ステ
ッ710)。そして、変速制御用コンピュータ14から
トルクダウン指令コードとして、0〜3のいずれが送信
されてきたかを判定する(ステップ720)。指令コー
ドは、変速制御用コンピュータ14の制御フロー(図
4)中のステップ310で決定され、ステップ340で
エンジン制御用コンピュータ5に送信されたものであ
る。何も送信されてこない場合は、ステップ720でコ
ード=0と判定することとしている。
【0099】この判定で、指令コード=3と判定された
場合には、全気筒に対して燃料カットが必要なので、今
回の燃料噴射量すなわちインジェクタ通電時間をゼロと
する(ステップ730)。また、指令コード=2と判定
された場合には、1/2の気筒数(本実施例では3気
筒)の燃料カットを行う必要があり、今回の燃料噴射気
筒が#1,#2,#3の時は、燃料噴射量すなわちイン
ジェクタ通電時間をゼロとし、燃料噴射気筒が#4,#
5,#6の場合は、メインルーチンで求めた値のままと
する(ステップ740)。
場合には、全気筒に対して燃料カットが必要なので、今
回の燃料噴射量すなわちインジェクタ通電時間をゼロと
する(ステップ730)。また、指令コード=2と判定
された場合には、1/2の気筒数(本実施例では3気
筒)の燃料カットを行う必要があり、今回の燃料噴射気
筒が#1,#2,#3の時は、燃料噴射量すなわちイン
ジェクタ通電時間をゼロとし、燃料噴射気筒が#4,#
5,#6の場合は、メインルーチンで求めた値のままと
する(ステップ740)。
【0100】指令コードが0または1の時には、このよ
うなインジェクタ通電時間の変更を行わない。こうして
指令コードに応じてインジェクタ通電時間の変更等を行
ったら、いよいよインジェクタへの通電を実行する(ス
テップ750)。この処理では、今回の燃料噴射気筒と
判別された気筒のインジェクタに対して通電を開始し、
設定された通電時間が経過した後は、マイクロコンピュ
ータのI/Oのタイマ機能により、通電を終了する。
うなインジェクタ通電時間の変更を行わない。こうして
指令コードに応じてインジェクタ通電時間の変更等を行
ったら、いよいよインジェクタへの通電を実行する(ス
テップ750)。この処理では、今回の燃料噴射気筒と
判別された気筒のインジェクタに対して通電を開始し、
設定された通電時間が経過した後は、マイクロコンピュ
ータのI/Oのタイマ機能により、通電を終了する。
【0101】次に、エンジンクランク軸の回転位置から
点火する気筒を判別する(ステップ760)。そして、
点火遅角要求の有無を指令コードによって判定する(ス
テップ770)。指令コードが点火遅角要求に対応する
1である場合だけ、ステップ780に進み、それ以外の
場合には、直接ステップ790に進む。ステップ780
0では、メインルーチンで求めた点火時期を所定値θdd
egだけ遅角側に変更する。
点火する気筒を判別する(ステップ760)。そして、
点火遅角要求の有無を指令コードによって判定する(ス
テップ770)。指令コードが点火遅角要求に対応する
1である場合だけ、ステップ780に進み、それ以外の
場合には、直接ステップ790に進む。ステップ780
0では、メインルーチンで求めた点火時期を所定値θdd
egだけ遅角側に変更する。
【0102】そして、最後に、点火制御を実行する(ス
テップ790)。具体的には、設定された点火時期に点
火が実行されるように、イグナイタへの通電を開始する
と共に、マイクロコンピュータに内蔵された終了タイマ
を起動する。終了タイマがタイムアップすると通電が停
止される。こうして、このタイマによって、所定時間だ
けイグナイタへの通電が行われ、点火が実施されるので
ある。
テップ790)。具体的には、設定された点火時期に点
火が実行されるように、イグナイタへの通電を開始する
と共に、マイクロコンピュータに内蔵された終了タイマ
を起動する。終了タイマがタイムアップすると通電が停
止される。こうして、このタイマによって、所定時間だ
けイグナイタへの通電が行われ、点火が実施されるので
ある。
【0103】c)次に、上述した制御処理による本実施
例の動作、及びイナーシャ相の進行を判定する方法につ
いて、図10に基づいて説明する。図10(a)は入力
軸回転数Ntにバウンドが現れる場合、図10(b)は
現れない場合を示している。
例の動作、及びイナーシャ相の進行を判定する方法につ
いて、図10に基づいて説明する。図10(a)は入力
軸回転数Ntにバウンドが現れる場合、図10(b)は
現れない場合を示している。
【0104】変速指令がなされると、上昇していた入
力軸回転数Ntは、上述したバウンド現象に伴って、一
旦低下し始める。この入力軸回転数Ntの低下により、
前記式(2)のイナーシャ相制御(フィードバック制
御)の開始条件が満たされた場合には、その時刻T0に
おいて、イナーシャ相の開始と判定され、同時にFla
g1がセットされる(ステップ160,170)。
力軸回転数Ntは、上述したバウンド現象に伴って、一
旦低下し始める。この入力軸回転数Ntの低下により、
前記式(2)のイナーシャ相制御(フィードバック制
御)の開始条件が満たされた場合には、その時刻T0に
おいて、イナーシャ相の開始と判定され、同時にFla
g1がセットされる(ステップ160,170)。
【0105】そして、所定の判定期間Δt0経過後の時
刻T1において、前の演算周期(時刻T0)で設定した目
標入力軸回転数Ntrと実際の入力軸回転数Ntとが比
較され、その差が判定値ΔN以下の時(前記式(5)を
満たす時)には、イナーシャ相が進行している判定す
る。つまり、イナーシャ相制御により、目標入力軸回転
数Ntrと実際の入力軸回転数Ntとの差が、好ましい
範囲内に納まっており、このまま同様なイナーシャ相制
御を継続してよいと判定する。一方、その差が判定値Δ
Nを上回る時には、イナーシャ相が進行していないと判
定する(ステップ220)。
刻T1において、前の演算周期(時刻T0)で設定した目
標入力軸回転数Ntrと実際の入力軸回転数Ntとが比
較され、その差が判定値ΔN以下の時(前記式(5)を
満たす時)には、イナーシャ相が進行している判定す
る。つまり、イナーシャ相制御により、目標入力軸回転
数Ntrと実際の入力軸回転数Ntとの差が、好ましい
範囲内に納まっており、このまま同様なイナーシャ相制
御を継続してよいと判定する。一方、その差が判定値Δ
Nを上回る時には、イナーシャ相が進行していないと判
定する(ステップ220)。
【0106】図10(a)に示す場合には、時刻T1で
は、Nt-Ntr>ΔNのため、イナーシャ相の進行が
始まっていないものとして、変速過渡制御の待機制御
(ステップ250)に進む。この待機制御では、目標入
力軸回転数Ntrを実際の入力軸回転数Ntに戻す。つ
まり、時刻T1において、イナーシャ相制御の初期値を
実際の入力軸回転数Ntとして、新たにイナーシャ相制
御を再開するのである。
は、Nt-Ntr>ΔNのため、イナーシャ相の進行が
始まっていないものとして、変速過渡制御の待機制御
(ステップ250)に進む。この待機制御では、目標入
力軸回転数Ntrを実際の入力軸回転数Ntに戻す。つ
まり、時刻T1において、イナーシャ相制御の初期値を
実際の入力軸回転数Ntとして、新たにイナーシャ相制
御を再開するのである。
【0107】このとき、例えば判定期間Δt0を長く設
定するなどして、フィードバック制御の補償量が大き
く、変速機の挙動に影響を与えるような場合、即ち油圧
を戻す場合のショックが大きくなる様な場合には、補償
量を1/2 程度まで戻す処理も同時に行う。
定するなどして、フィードバック制御の補償量が大き
く、変速機の挙動に影響を与えるような場合、即ち油圧
を戻す場合のショックが大きくなる様な場合には、補償
量を1/2 程度まで戻す処理も同時に行う。
【0108】その後、時刻T3までは、前記式(5)の
関係が成立しないため、ステップ210,220,25
0の処理を繰り返している。そして、時刻T4において
始めて、前記式(5)の関係が成立し、イナーシャ相の
進行が検出できたものとして、Flag2をセットし
(ステップ230)、以降のイナーシャ相の進行時の制
御、即ちエンジントルク制御を伴うイナーシャ相制御に
進む(ステップ240)。
関係が成立しないため、ステップ210,220,25
0の処理を繰り返している。そして、時刻T4において
始めて、前記式(5)の関係が成立し、イナーシャ相の
進行が検出できたものとして、Flag2をセットし
(ステップ230)、以降のイナーシャ相の進行時の制
御、即ちエンジントルク制御を伴うイナーシャ相制御に
進む(ステップ240)。
【0109】この間、図3〜図5で用いているカウンタ
nの値は、T0からT3までは0(ステップ180,53
0)であり、時刻T4においてはじめて1(ステップ2
35)となる。 一方、図10(b)の場合には、時刻T0においてイ
ナーシャ相の開始と判定され(ステップ160)、FL
ag1をセットしている(ステップ170)。
nの値は、T0からT3までは0(ステップ180,53
0)であり、時刻T4においてはじめて1(ステップ2
35)となる。 一方、図10(b)の場合には、時刻T0においてイ
ナーシャ相の開始と判定され(ステップ160)、FL
ag1をセットしている(ステップ170)。
【0110】そして、ここではバウンド現象がないの
で、最初の判定期間Δt0経過後の時刻T1において、前
記(5)の関係が成立する。よって、Flag2をセッ
トし(ステップ230)、そのまま、イナーシャ相の進
行時の制御に進むのである(ステップ240)。
で、最初の判定期間Δt0経過後の時刻T1において、前
記(5)の関係が成立する。よって、Flag2をセッ
トし(ステップ230)、そのまま、イナーシャ相の進
行時の制御に進むのである(ステップ240)。
【0111】尚、ここで時間間隔Δt0は、前記図3に
示した制御プログラムの1実行間隔から数実行間隔の時
間として設定され、具体的には10〜100msec程
度の間隔に設定される。この値は、入力軸回転数センサ
17の性能に依存して設定される。本実施例では、時間
間隔△t0は、制御プログラムの1実行時間間隔と一致
するようにしている。
示した制御プログラムの1実行間隔から数実行間隔の時
間として設定され、具体的には10〜100msec程
度の間隔に設定される。この値は、入力軸回転数センサ
17の性能に依存して設定される。本実施例では、時間
間隔△t0は、制御プログラムの1実行時間間隔と一致
するようにしている。
【0112】この様に、本実施例では、変速指令後に、
入力軸回転数Ntに基づいて、一旦イナーシャ相の開始
(イナーシャ相制御の開始点)か否かを判定した後、判
定期間Δt0経過後に、このままイナーシャ相制御を継
続するか否かの判定を行っている。つまり、目標入力軸
回転数Ntrと実際の入力軸回転数Ntとの差が判定値
ΔN以下か否かの判定により、イナーシャ相が進行して
いるか否かを判定している。
入力軸回転数Ntに基づいて、一旦イナーシャ相の開始
(イナーシャ相制御の開始点)か否かを判定した後、判
定期間Δt0経過後に、このままイナーシャ相制御を継
続するか否かの判定を行っている。つまり、目標入力軸
回転数Ntrと実際の入力軸回転数Ntとの差が判定値
ΔN以下か否かの判定により、イナーシャ相が進行して
いるか否かを判定している。
【0113】それにより、変速過渡時に、上述した入力
軸回転数Ntのバウンド現象が発生した場合でも、イナ
ーシャ相制御の開始点を誤判定することを防止できる。
また、イナーシャ相制御の開始点の検出が遅延すること
がない。そして、イナーシャ相が進行していると判断さ
れた場合には、イナーシャ相制御を継続するとともに、
必要に応じてトルクダウン制御を実施している。このト
ルクダウン制御の判定及びその実施により、イナーシャ
トルクを低減して、実際の入力軸回転数Ntを目標入力
軸回転数Ntrにできる限り近づけることができるの
で、大きな変速ショックが起こることを防止できる。
軸回転数Ntのバウンド現象が発生した場合でも、イナ
ーシャ相制御の開始点を誤判定することを防止できる。
また、イナーシャ相制御の開始点の検出が遅延すること
がない。そして、イナーシャ相が進行していると判断さ
れた場合には、イナーシャ相制御を継続するとともに、
必要に応じてトルクダウン制御を実施している。このト
ルクダウン制御の判定及びその実施により、イナーシャ
トルクを低減して、実際の入力軸回転数Ntを目標入力
軸回転数Ntrにできる限り近づけることができるの
で、大きな変速ショックが起こることを防止できる。
【0114】一方、イナーシャ相が進行していないと判
断された場合は、再度判定期間Δt0後に、同様なイナ
ーシャ相の進行の判定を行っている。これにより、実際
の入力軸回転数Ntの変化に対応して、誤判定及びそれ
に基づく誤った制御を確実に防止することができる。
断された場合は、再度判定期間Δt0後に、同様なイナ
ーシャ相の進行の判定を行っている。これにより、実際
の入力軸回転数Ntの変化に対応して、誤判定及びそれ
に基づく誤った制御を確実に防止することができる。
【0115】また、イナーシャ相が進行していないと判
断された場合は、イナーシャ制御の目標入力軸回転数N
trを現在の入力軸回転数Ntの値に設定し、その値を
開始点として同様なイナーシャ相制御を再開しているの
で、その後の制御において、両回転数が大きくずれた制
御を行う恐れがない。
断された場合は、イナーシャ制御の目標入力軸回転数N
trを現在の入力軸回転数Ntの値に設定し、その値を
開始点として同様なイナーシャ相制御を再開しているの
で、その後の制御において、両回転数が大きくずれた制
御を行う恐れがない。
【0116】尚、本実施例では、前記ステップ220の
イナーシャ相が進行しているか否かの判定を行う場合
に、実際の入力軸回転数Ntと目標入力軸回転数Ntr
との差を用いているので、イナーシャ相制御(フィード
バック制御)の効果が得られているか否かという状態を
見てイナーシャ相の進行を判定していることになるた
め、正確に進行判定ができるという利点がある。 (実施例2)次に、実施例2について説明するが、前記
実施例1と同様な箇所の説明は省略又は簡略化する。
イナーシャ相が進行しているか否かの判定を行う場合
に、実際の入力軸回転数Ntと目標入力軸回転数Ntr
との差を用いているので、イナーシャ相制御(フィード
バック制御)の効果が得られているか否かという状態を
見てイナーシャ相の進行を判定していることになるた
め、正確に進行判定ができるという利点がある。 (実施例2)次に、実施例2について説明するが、前記
実施例1と同様な箇所の説明は省略又は簡略化する。
【0117】本実施例では、イナーシャ相制御の開始点
を検出した後に、イナーシャ相における制御として、前
記実施例1とは異なり、実際の入力軸回転数勾配dNt
を目標入力軸回転数勾配dNtrに追従させるフィード
バック制御を行なう。そして、このフィードバック制御
を開始してから判定期間Δt0後に、イナーシャ相の進
行の判定を行う。この場合、前記実施例1では、前記図
3のステップ220にて、イナーシャ相の進行の判定
を、実際の入力軸回転数Nt及び目標入力軸回転数Nt
rとの関係を示す前記式(5)を用いて行ったが、本実
施例では、下記式(7)の関係式を満たすか否かによっ
て、その判定を行う。
を検出した後に、イナーシャ相における制御として、前
記実施例1とは異なり、実際の入力軸回転数勾配dNt
を目標入力軸回転数勾配dNtrに追従させるフィード
バック制御を行なう。そして、このフィードバック制御
を開始してから判定期間Δt0後に、イナーシャ相の進
行の判定を行う。この場合、前記実施例1では、前記図
3のステップ220にて、イナーシャ相の進行の判定
を、実際の入力軸回転数Nt及び目標入力軸回転数Nt
rとの関係を示す前記式(5)を用いて行ったが、本実
施例では、下記式(7)の関係式を満たすか否かによっ
て、その判定を行う。
【0118】 dNt-dNtr≦ΔdN ・・・(7) 即ち、実際の入力軸回転数勾配dNtを目標入力軸回転
数勾配dNtrと比較して、その差が判定値ΔdN以下
に収まっているか否かを判定し、収まっている場合は、
イナーシャ相が進行していると判断する。
数勾配dNtrと比較して、その差が判定値ΔdN以下
に収まっているか否かを判定し、収まっている場合は、
イナーシャ相が進行していると判断する。
【0119】a)この式(7)に基づく制御処理を、図
11のフローチャートに基づいて説明する。本実施例に
おける制御処理は、前記図3に示す制御処理とほぼ同様
であり、前記ステップ220に代えて、下記の制御処理
を行うものである。
11のフローチャートに基づいて説明する。本実施例に
おける制御処理は、前記図3に示す制御処理とほぼ同様
であり、前記ステップ220に代えて、下記の制御処理
を行うものである。
【0120】まず、ステップ800にて、時刻Tmにお
ける入力軸回転数Nt(Tm)と時刻Tm-1における入力軸
回転数Nt(Tm-1)との差から、入力軸回転数勾配dN
tを求める。ここで、Tmは、最初にステップ160で
イナーシャ相開始を検出した時刻からm番目の時刻を表
している。
ける入力軸回転数Nt(Tm)と時刻Tm-1における入力軸
回転数Nt(Tm-1)との差から、入力軸回転数勾配dN
tを求める。ここで、Tmは、最初にステップ160で
イナーシャ相開始を検出した時刻からm番目の時刻を表
している。
【0121】続くステップ810では、時刻Tmにおけ
る目標入力軸回転数Ntr(Tm)と時刻Tm-1における目
標入力軸回転数Ntr(Tm-1)との差から、目標入力軸
回転数勾配dNtrを求める。続くステップ820で
は、入力軸回転数の勾配dNtと目標入力軸回転数Nt
rとの差が、所定の判定値ΔdN以下であるか否かを判
定する。ここで肯定判断されると、イナーシャ相が進行
しているとして、前記ステップ230,240と同様
に、イナーシャ相の進行時の制御を行う。一方、ここで
否定判断されると、イナーシャ相が進行していないとし
て、前記ステップ250と同様に、変速過渡制御の待機
制御を行う。
る目標入力軸回転数Ntr(Tm)と時刻Tm-1における目
標入力軸回転数Ntr(Tm-1)との差から、目標入力軸
回転数勾配dNtrを求める。続くステップ820で
は、入力軸回転数の勾配dNtと目標入力軸回転数Nt
rとの差が、所定の判定値ΔdN以下であるか否かを判
定する。ここで肯定判断されると、イナーシャ相が進行
しているとして、前記ステップ230,240と同様
に、イナーシャ相の進行時の制御を行う。一方、ここで
否定判断されると、イナーシャ相が進行していないとし
て、前記ステップ250と同様に、変速過渡制御の待機
制御を行う。
【0122】b)次に、上述した制御処理による本実施
例の動作について、図12に基づいて説明する。変速指
令がなされると、上昇していた入力軸回転数Ntは、上
述したバウンド現象に伴って、一旦低下し始める。この
入力軸回転数Ntの低下により、前記式 (2)のイナーシャ相制御(フィードバック制御)の開
始条件が満たされた場合には、その時刻T0において、
イナーシャ相の開始と判定され、同時にFlag1がセ
ットされる。
例の動作について、図12に基づいて説明する。変速指
令がなされると、上昇していた入力軸回転数Ntは、上
述したバウンド現象に伴って、一旦低下し始める。この
入力軸回転数Ntの低下により、前記式 (2)のイナーシャ相制御(フィードバック制御)の開
始条件が満たされた場合には、その時刻T0において、
イナーシャ相の開始と判定され、同時にFlag1がセ
ットされる。
【0123】そして、所定の判定期間Δt0経過後の時
刻T1において、目標入力軸回転数勾配dNtr(T1)と
実際入力軸回転数の勾配dNt(T1)とが比較され、そ
の差が判定値ΔdN以下の時(前記式(7)を満たす
時)、イナーシャ相が進行している判定する。一方、そ
の差が判定値ΔNを上回る時、イナーシャ相が進行して
いないと判定する(ステップ820)。
刻T1において、目標入力軸回転数勾配dNtr(T1)と
実際入力軸回転数の勾配dNt(T1)とが比較され、そ
の差が判定値ΔdN以下の時(前記式(7)を満たす
時)、イナーシャ相が進行している判定する。一方、そ
の差が判定値ΔNを上回る時、イナーシャ相が進行して
いないと判定する(ステップ820)。
【0124】この図12に示す場合には、時刻T1〜T3
では、Nt-Ntr>ΔNのため、イナーシャ相の進行
が始まっていないものとして、変速過渡制御の待機制御
(ステップ250)に進む。そして、時刻T4において
始めて、前記式(7)の関係が成立し、イナーシャ相の
進行が検出できたものとして、以降のイナーシャ相の進
行時の制御、即ちエンジントルク制御を伴うイナーシャ
相制御に進む(ステップ,230,240)。
では、Nt-Ntr>ΔNのため、イナーシャ相の進行
が始まっていないものとして、変速過渡制御の待機制御
(ステップ250)に進む。そして、時刻T4において
始めて、前記式(7)の関係が成立し、イナーシャ相の
進行が検出できたものとして、以降のイナーシャ相の進
行時の制御、即ちエンジントルク制御を伴うイナーシャ
相制御に進む(ステップ,230,240)。
【0125】この様に、本実施例では、変速指令後に、
入力軸回転数Ntに基づいて、イナーシャ相の開始(イ
ナーシャ相制御の開始点)であると判定された場合に
は、入力軸回転数勾配dNtを目標入力軸回転数勾配d
Ntrに追従させる制御を行っている。そして、イナー
シャ相制御の開始点の検出から判定期間Δt0経過後
に、このままイナーシャ相制御を継続するか否かの判定
を行っている。つまり、目標入力軸回転数の勾配dNt
rと実際の入力軸回転数の勾配dNtとの差が判定値Δ
dN以下か否かの判定により、イナーシャ相が進行して
いるか否かを判定している。
入力軸回転数Ntに基づいて、イナーシャ相の開始(イ
ナーシャ相制御の開始点)であると判定された場合に
は、入力軸回転数勾配dNtを目標入力軸回転数勾配d
Ntrに追従させる制御を行っている。そして、イナー
シャ相制御の開始点の検出から判定期間Δt0経過後
に、このままイナーシャ相制御を継続するか否かの判定
を行っている。つまり、目標入力軸回転数の勾配dNt
rと実際の入力軸回転数の勾配dNtとの差が判定値Δ
dN以下か否かの判定により、イナーシャ相が進行して
いるか否かを判定している。
【0126】それにより、前記実施例1と同様な作用効
果を奏するとともに、特に、イナーシャ相の進行の判定
を、入力軸回転数Ntではなく入力軸回転数勾配dNt
を用いて行なっており、より実際の入力軸回転数Ntの
変化(即ちイナーシャ相の変化)に対応していると考え
られるので、正確な判定、及びそれによる精密な制御を
行うことができるという利点がある。 (実施例3)次に、実施例3について説明するが、前記
実施例1と同様な箇所の説明は省略又は簡略化する。
果を奏するとともに、特に、イナーシャ相の進行の判定
を、入力軸回転数Ntではなく入力軸回転数勾配dNt
を用いて行なっており、より実際の入力軸回転数Ntの
変化(即ちイナーシャ相の変化)に対応していると考え
られるので、正確な判定、及びそれによる精密な制御を
行うことができるという利点がある。 (実施例3)次に、実施例3について説明するが、前記
実施例1と同様な箇所の説明は省略又は簡略化する。
【0127】本実施例では、イナーシャ相制御の開始点
を検出した後に、前記実施例1と同様に、実際の入力軸
回転数Ntを目標入力軸回転数Ntrに追従させるフィ
ードバック制御を行なう。そして、フィードバック制御
を開始してから判定期間Δt0後に、イナーシャ相の進
行の判定を行うが、本実施例では、フィードバック制御
が理想的に進行しているものとして予測される入力軸回
転数の値に基づいて、イナーシャ相の進行を判定してい
る。
を検出した後に、前記実施例1と同様に、実際の入力軸
回転数Ntを目標入力軸回転数Ntrに追従させるフィ
ードバック制御を行なう。そして、フィードバック制御
を開始してから判定期間Δt0後に、イナーシャ相の進
行の判定を行うが、本実施例では、フィードバック制御
が理想的に進行しているものとして予測される入力軸回
転数の値に基づいて、イナーシャ相の進行を判定してい
る。
【0128】a)まず、本実施例の制御処理を、図13
のフローチャートに基づいて説明する。本実施例におけ
る制御処理は、前記図3に示す制御処理とほぼ同様であ
り、前記ステップ220に代えて、下記の制御処理を行
うものである。
のフローチャートに基づいて説明する。本実施例におけ
る制御処理は、前記図3に示す制御処理とほぼ同様であ
り、前記ステップ220に代えて、下記の制御処理を行
うものである。
【0129】まず、ステップ900にて、時刻Tmにお
ける目標入力軸回転数Ntr(Tm)と時刻Tm-1における
目標入力軸回転数Ntr(Tm-1)との差から、時刻Tmに
おける目標入力軸回転数の勾配dNtr(Tm)を求め
る。続くステップ910では、時刻Tm-1における出力
軸回転数Noとギヤ比grとの積から、時刻Tm-1にお
ける入力軸回転数Nt(Tm-1)を引き、更に、それら
に、時刻Tmにおける目標入力軸回転数の勾配dNtr
(Tm)と係数k1との積を加えた値から、時刻Tmにおけ
る判定値Δn(Tm)を求める。
ける目標入力軸回転数Ntr(Tm)と時刻Tm-1における
目標入力軸回転数Ntr(Tm-1)との差から、時刻Tmに
おける目標入力軸回転数の勾配dNtr(Tm)を求め
る。続くステップ910では、時刻Tm-1における出力
軸回転数Noとギヤ比grとの積から、時刻Tm-1にお
ける入力軸回転数Nt(Tm-1)を引き、更に、それら
に、時刻Tmにおける目標入力軸回転数の勾配dNtr
(Tm)と係数k1との積を加えた値から、時刻Tmにおけ
る判定値Δn(Tm)を求める。
【0130】続くステップ920では、下記式(8)の
関係式を満たすか否かによって、その判定を行なう。 No(Tm)・gr-Nt(Tm)≧Δn(Tm) ・・・(8) 即ち、時刻Tmにおける出力軸回転数Noとギヤ比gr
との積から、時刻Tmにおける入力軸回転数Nt(Tm)を
引いた値が、前記判定値Δn(Tm)以上か否かを判定す
る。ここで肯定判断されると、イナーシャ相が進行して
いるとして、前記ステップ230,240と同様に、イ
ナーシャ相の進行時の制御を行う。一方、ここで否定判
断されると、イナーシャ相が進行していないとして、前
記ステップ250と同様に、変速過渡制御の待機制御を
行う。
関係式を満たすか否かによって、その判定を行なう。 No(Tm)・gr-Nt(Tm)≧Δn(Tm) ・・・(8) 即ち、時刻Tmにおける出力軸回転数Noとギヤ比gr
との積から、時刻Tmにおける入力軸回転数Nt(Tm)を
引いた値が、前記判定値Δn(Tm)以上か否かを判定す
る。ここで肯定判断されると、イナーシャ相が進行して
いるとして、前記ステップ230,240と同様に、イ
ナーシャ相の進行時の制御を行う。一方、ここで否定判
断されると、イナーシャ相が進行していないとして、前
記ステップ250と同様に、変速過渡制御の待機制御を
行う。
【0131】c)次に、上述した制御処理による本実施
例の動作、及びその原理について、図14に基づいて説
明する。図14(a)はバウンドがある場合を示し、図
14(b)はバウンドがない場合を示す。
例の動作、及びその原理について、図14に基づいて説
明する。図14(a)はバウンドがある場合を示し、図
14(b)はバウンドがない場合を示す。
【0132】まず、図14(b)に示す様に、例えば、
時刻T1においては 前記式(8)に時刻T1における値
を代入した下記式(9)を満足するかどうかで、イナー
シャ相の進行の判定を行う。 No(T1)・gr−Nt(T1)≧Δn(T1) ・・・(9) ここで、Δn(T1)は、下記式(10)から求める。
時刻T1においては 前記式(8)に時刻T1における値
を代入した下記式(9)を満足するかどうかで、イナー
シャ相の進行の判定を行う。 No(T1)・gr−Nt(T1)≧Δn(T1) ・・・(9) ここで、Δn(T1)は、下記式(10)から求める。
【0133】 Δn(T1)=Δn+dNtr(T0)・k1 ・・・(10) つまり、時刻T0における判定値Δnに、時刻T0におい
て設定した目標入力軸回転数の勾配dNtr(T0)のk1
倍(ここでk1は1から1/2の範囲で設定されるセンサ
の誤差を考慮した定数)を加えた値とする。
て設定した目標入力軸回転数の勾配dNtr(T0)のk1
倍(ここでk1は1から1/2の範囲で設定されるセンサ
の誤差を考慮した定数)を加えた値とする。
【0134】この意味は、時刻T0でイナーシャ相が開
始されたとすると、入力軸回転数Ntは、その時に設定
された目標入力軸回転数Ntrに従って低下するものと
予想され、よって時刻T1において、入力軸回転数Nt
(T1)の値は、No(T1)・grの値から前記(10)式
でk1=1としたときのΔn(T1)分だけ低下したところ
付近にあるものと予想できるからである。
始されたとすると、入力軸回転数Ntは、その時に設定
された目標入力軸回転数Ntrに従って低下するものと
予想され、よって時刻T1において、入力軸回転数Nt
(T1)の値は、No(T1)・grの値から前記(10)式
でk1=1としたときのΔn(T1)分だけ低下したところ
付近にあるものと予想できるからである。
【0135】より厳密には、判定期間Δt0間の車両の
加速分、すなわち(No(T1)−No(T0))・gr分も
低下したところとするほうがよい。尚、実際には、追従
誤差が発生するので、前記式(10)の判定値の算出に
は、その誤差分を考慮するための補正係数kを作用させ
ている。
加速分、すなわち(No(T1)−No(T0))・gr分も
低下したところとするほうがよい。尚、実際には、追従
誤差が発生するので、前記式(10)の判定値の算出に
は、その誤差分を考慮するための補正係数kを作用させ
ている。
【0136】以上は、図14(b)のように、入力軸回
転数変化にバウンドが発生しなかった場合で、時刻T1
においてイナーシャ相の進行を判定できる。ところが、
図14(a)のようにバウンドが発生する場合には、図
14(b)にくらべて入力軸回転数Ntの十分な低下が
見られない分、前記式(9)の判定が成立しない。
転数変化にバウンドが発生しなかった場合で、時刻T1
においてイナーシャ相の進行を判定できる。ところが、
図14(a)のようにバウンドが発生する場合には、図
14(b)にくらべて入力軸回転数Ntの十分な低下が
見られない分、前記式(9)の判定が成立しない。
【0137】そこで、前記式(9)の判定が成立しない
場合には、目標入力軸回転数Ntrを低下させることを
停止し、時刻T1にて、Ntr(T1)=Nt(T1)にリセ
ットし、目標入力軸回転数の勾配dNtr(T1)を設定
する。そして、時刻T2における判定値Δn(T2)は、前
記式(10)ではなく、下記式(11)によって求め
る。
場合には、目標入力軸回転数Ntrを低下させることを
停止し、時刻T1にて、Ntr(T1)=Nt(T1)にリセ
ットし、目標入力軸回転数の勾配dNtr(T1)を設定
する。そして、時刻T2における判定値Δn(T2)は、前
記式(10)ではなく、下記式(11)によって求め
る。
【0138】 Δn(T2)=No(T1)・gr-Nt(T1)+dNtr(T1) ・・・(11) 以下、判定が成立するまで、前記式(11)の一般式で
ある下記式(12)から、時刻Tm+1の判定値Δn(Tm+
1)を求める。Δn(Tm+1)=No(Tm)・gr-Nt(Tm)
+dNtr(Tm) ・・・(12)つまり、m=1,2,
3…により、演算時刻毎に判定値Δnを更新し、この判
定値Δnを用い、前記式(8)によって判定を繰り返
す。
ある下記式(12)から、時刻Tm+1の判定値Δn(Tm+
1)を求める。Δn(Tm+1)=No(Tm)・gr-Nt(Tm)
+dNtr(Tm) ・・・(12)つまり、m=1,2,
3…により、演算時刻毎に判定値Δnを更新し、この判
定値Δnを用い、前記式(8)によって判定を繰り返
す。
【0139】尚、図14(a)では、時刻T4におい
て、前記式(8)による判定が成立している。この様
に、本実施例では、イナーシャ相の開始判定から判定期
間Δt0経過後に、イナーシャ相の進行を判定する場合
には、前記式(12)から求めた判定値Δnを用い、前
記式(8)により判定を行っている。つまり、フィード
バック制御が理想的に進行しているものとして予測され
る入力軸回転数の値に基づいて、イナーシャ相の進行を
判定している。
て、前記式(8)による判定が成立している。この様
に、本実施例では、イナーシャ相の開始判定から判定期
間Δt0経過後に、イナーシャ相の進行を判定する場合
には、前記式(12)から求めた判定値Δnを用い、前
記式(8)により判定を行っている。つまり、フィード
バック制御が理想的に進行しているものとして予測され
る入力軸回転数の値に基づいて、イナーシャ相の進行を
判定している。
【0140】それにより、前記実施例1と同様な効果を
奏するとともに、この判定方法を採用することにより、
イナーシャ相制御の実行効果に基づく判定であるため、
正確なイナーシャ相の進行判定ができるという利点があ
る。 (実施例4)次に、実施例4について説明するが、前記
実施例1と同様な箇所の説明は省略又は簡略化する。
奏するとともに、この判定方法を採用することにより、
イナーシャ相制御の実行効果に基づく判定であるため、
正確なイナーシャ相の進行判定ができるという利点があ
る。 (実施例4)次に、実施例4について説明するが、前記
実施例1と同様な箇所の説明は省略又は簡略化する。
【0141】本実施例では、イナーシャ相制御の開始点
を検出した後に、前記実施例1と同様に、実際の入力軸
回転数Ntを目標入力軸回転数Ntrに追従させるフィ
ードバック制御を行なう。そして、フィードバック制御
を開始してから判定期間Δt0後に、イナーシャ相の進
行の判定を行うが、本実施例では、実際の入力軸回転数
Ntの変化が所定値(勾配を示す判定値dN)に達した
か否かに基づいて、イナーシャ相の進行を判定してい
る。
を検出した後に、前記実施例1と同様に、実際の入力軸
回転数Ntを目標入力軸回転数Ntrに追従させるフィ
ードバック制御を行なう。そして、フィードバック制御
を開始してから判定期間Δt0後に、イナーシャ相の進
行の判定を行うが、本実施例では、実際の入力軸回転数
Ntの変化が所定値(勾配を示す判定値dN)に達した
か否かに基づいて、イナーシャ相の進行を判定してい
る。
【0142】a)まず、本実施例の制御処理を、図15
のフローチャートに基づいて説明する。本実施例におけ
る制御処理は、前記図3に示す制御処理とほぼ同様であ
り、前記ステップ220に代えて、下記の制御処理を行
うものである。
のフローチャートに基づいて説明する。本実施例におけ
る制御処理は、前記図3に示す制御処理とほぼ同様であ
り、前記ステップ220に代えて、下記の制御処理を行
うものである。
【0143】まず、ステップ1000にて、時刻Tmに
おける入力軸回転数Nt(Tm)と時刻Tm-1における入力
軸回転数Nt(Tm-1)との差から、入力軸回転数の勾配
dNtを求める。続くステップ1010では、下記式
(13)の関係式を満たすか否かによって、その判定を
行なう。
おける入力軸回転数Nt(Tm)と時刻Tm-1における入力
軸回転数Nt(Tm-1)との差から、入力軸回転数の勾配
dNtを求める。続くステップ1010では、下記式
(13)の関係式を満たすか否かによって、その判定を
行なう。
【0144】dNt≦dN ・・・(13) 即ち、入力軸回転数の勾配dNtが所定の勾配値dN以
下か否かを判定する。ここで肯定判断されると、イナー
シャ相が進行しているとして、前記ステップ230,2
40と同様に、イナーシャ相の進行時の制御を行う。一
方、ここで否定判断されると、イナーシャ相が進行して
いないとして、前記ステップ250と同様に、変速過渡
制御の待機制御を行う。
下か否かを判定する。ここで肯定判断されると、イナー
シャ相が進行しているとして、前記ステップ230,2
40と同様に、イナーシャ相の進行時の制御を行う。一
方、ここで否定判断されると、イナーシャ相が進行して
いないとして、前記ステップ250と同様に、変速過渡
制御の待機制御を行う。
【0145】c)次に、上述した制御処理による本実施
例の動作、及びその原理について、図16に基づいて説
明する。図16(a)はバウンドがある場合を示し、図
16(b)はバウンドがない場合を示す。
例の動作、及びその原理について、図16に基づいて説
明する。図16(a)はバウンドがある場合を示し、図
16(b)はバウンドがない場合を示す。
【0146】図16(a)に示す様に、各時刻T1〜T4
では、それぞれ入力軸回転数勾配dNtと所定の判定値
dN(定数)とを比較する。この場合、各時刻T1〜T3
では、前記式(13)が満たされないので、イナーシャ
相が進行していないと判断して、フィードバック制御の
初期値を、その時刻における入力軸回転数Ntとして、
フィードバック制御を行う。そして、時刻T4では、前
記式(13)が満たされるので、イナーシャ相が進行し
ていると判断して、そのまま、フィードバック制御を継
続する。
では、それぞれ入力軸回転数勾配dNtと所定の判定値
dN(定数)とを比較する。この場合、各時刻T1〜T3
では、前記式(13)が満たされないので、イナーシャ
相が進行していないと判断して、フィードバック制御の
初期値を、その時刻における入力軸回転数Ntとして、
フィードバック制御を行う。そして、時刻T4では、前
記式(13)が満たされるので、イナーシャ相が進行し
ていると判断して、そのまま、フィードバック制御を継
続する。
【0147】一方、図16(b)に示す様に、バウンド
がない場合には、時刻T1にて前記式(13)が成立す
るので、そのままフィードバック制御を継続する。この
様に、本実施例では、実際の入力軸回転数勾配dNt
が、ある固定の判定値dNに達したか否かに基づいて、
イナーシャ相の進行を判定している。よって、前記実施
例1と同様な効果を奏するとともに、イナーシャ相の進
行を判定する式として、簡易な前記式(13)を用いる
ので、演算が簡易化できるという利点がある。
がない場合には、時刻T1にて前記式(13)が成立す
るので、そのままフィードバック制御を継続する。この
様に、本実施例では、実際の入力軸回転数勾配dNt
が、ある固定の判定値dNに達したか否かに基づいて、
イナーシャ相の進行を判定している。よって、前記実施
例1と同様な効果を奏するとともに、イナーシャ相の進
行を判定する式として、簡易な前記式(13)を用いる
ので、演算が簡易化できるという利点がある。
【0148】尚、本発明は前記実施例に何ら限定される
ことなく、本発明の技術的範囲を逸脱しない限り、種々
の態様で実施できることはいうまでもない。 (1)前記各実施例では、イナーシャ相の進行を判定し
たら、イナーシャ相の制御、例えば実際の入力軸回転数
Nt(又はその勾配)を所定の時間以内にイナーシャ相
を終了させるために設定する目標入力軸回転数Ntr
(又はその勾配)に追従させるライン圧のフィードバッ
ク制御を行ったが、クラッチ圧のフィードバック制御を
行なってもよい。
ことなく、本発明の技術的範囲を逸脱しない限り、種々
の態様で実施できることはいうまでもない。 (1)前記各実施例では、イナーシャ相の進行を判定し
たら、イナーシャ相の制御、例えば実際の入力軸回転数
Nt(又はその勾配)を所定の時間以内にイナーシャ相
を終了させるために設定する目標入力軸回転数Ntr
(又はその勾配)に追従させるライン圧のフィードバッ
ク制御を行ったが、クラッチ圧のフィードバック制御を
行なってもよい。
【0149】(2)前記実施例2〜4では、前記実施例
1と同様に、入力トルクの大きい運転条件でのエンジン
のトルクダウン制御を実行する。 (3)前記実施例1〜4では、自動変速機の制御装置に
ついて述べたが、この装置による制御を実行させる手段
を記憶している記憶媒体も、本発明の範囲であるある。
1と同様に、入力トルクの大きい運転条件でのエンジン
のトルクダウン制御を実行する。 (3)前記実施例1〜4では、自動変速機の制御装置に
ついて述べたが、この装置による制御を実行させる手段
を記憶している記憶媒体も、本発明の範囲であるある。
【0150】例えば記憶媒体としては、マイクロコンピ
ュータとして構成される電子制御装置、マイクロチッ
プ、フロッピィディスク、ハードディスク、光ディスク
等の各種の記憶媒体が挙げられる。つまり、上述した自
動変速機の制御装置の制御を実行させることができる例
えばプログラム等の手段を記憶したものであれば、特に
限定はない。
ュータとして構成される電子制御装置、マイクロチッ
プ、フロッピィディスク、ハードディスク、光ディスク
等の各種の記憶媒体が挙げられる。つまり、上述した自
動変速機の制御装置の制御を実行させることができる例
えばプログラム等の手段を記憶したものであれば、特に
限定はない。
【図1】 実施例1の制御装置を内蔵した自動変速機制
御系の全体構成を示す概略構成図である。
御系の全体構成を示す概略構成図である。
【図2】 自動変速機の構成を示す概略構成図である。
【図3】 実施例1の制御処理を示すメインルーチンの
フローチャートである。
フローチャートである。
【図4】 実施例1のイナーシャ相の進行時の制御処理
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【図5】 実施例1の変速過渡時の制御処理を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図6】 シフトアップ及びシフトダウンの変速線を示
すグラフである。
すグラフである。
【図7】 スロットル開度からライン圧を求めるための
マップを示す説明図である。
マップを示す説明図である。
【図8】 ライン圧からデューティ値を求めるためのマ
ップを示す説明図である。
ップを示す説明図である。
【図9】 エンジン制御用コンピュータで実行される制
御処理を示し、(a)はメインルーチンで実行される制
御のフローチャート、(b)は割込ルーチンで実行され
る制御のフローチャートである。
御処理を示し、(a)はメインルーチンで実行される制
御のフローチャート、(b)は割込ルーチンで実行され
る制御のフローチャートである。
【図10】 実施例1の変速過渡の状態を示すタイミン
グチャートである。
グチャートである。
【図11】 実施例2の制御処理を示すフローチャート
である。
である。
【図12】 実施例2の変速過渡の状態を示すタイミン
グチャートである。
グチャートである。
【図13】 実施例3の制御処理を示すフローチャート
である。
である。
【図14】 実施例3の変速過渡の状態を示すタイミン
グチャートである。
グチャートである。
【図15】 実施例4の制御処理を示すフローチャート
である。
である。
【図16】 実施例4の変速過渡の状態を示すタイミン
グチャートである。
グチャートである。
【図17】 従来技術を示し、(a)は摩擦係数に起因
する変速過渡の状態を示すタイミングチャート、(b)
は摩擦係数の変化を示す説明図、(c)はアクセルの戻
しに起因する過渡変速の状態を示すタイミングチャート
である。
する変速過渡の状態を示すタイミングチャート、(b)
は摩擦係数の変化を示す説明図、(c)はアクセルの戻
しに起因する過渡変速の状態を示すタイミングチャート
である。
1…エンジン 2…自動変速機 5…エンジン制御用コンピュータ 6…エンジン回転
数センサ 7…車速センサ 8…スロットルセ
ンサ 10…トルクコンバータ 11…変速歯車機
構 12…入力軸 13…出力軸 14…変速制御用コンピュータ 15…コントロー
ルバルブ 15a,15b…変速制御用ソレノイド 16…ライン圧制御用ソレノイド 17…入力軸回転数センサ
数センサ 7…車速センサ 8…スロットルセ
ンサ 10…トルクコンバータ 11…変速歯車機
構 12…入力軸 13…出力軸 14…変速制御用コンピュータ 15…コントロー
ルバルブ 15a,15b…変速制御用ソレノイド 16…ライン圧制御用ソレノイド 17…入力軸回転数センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F16H 59:68
Claims (12)
- 【請求項1】 変速歯車機構の摩擦要素の係合動作に伴
って該変速歯車機構の入力軸回転数が変化するイナーシ
ャ相にて、該摩擦要素の作動液圧をフィードバック制御
するイナーシャ相制御を行う自動変速機の制御装置にお
いて、 前記イナーシャ相制御の開始点を判定する開始点判定手
段と、 該開始点判定手段により前記イナーシャ相制御の開始点
であると判定された場合には、該イナーシャ制御を開始
する制御開始手段と、 該制御開始手段により前記イナーシャ相制御が開始され
てから所定の判定期間後に、該イナーシャ相制御を継続
するか否かを判定する継続判定手段と、 を備えたことを特徴とする自動変速機の制御装置。 - 【請求項2】 自動変速機の入力軸回転数、出力軸回転
数、及び変速前の入出力軸間のギヤ比から、前記イナー
シャ相制御の開始点を検出することを特徴とする前記請
求項1に記載の自動変速機の制御装置。 - 【請求項3】 前記継続判定手段による判定まで、エン
ジンのトルクダウンを行うトルクダウン制御の開始を待
機し、該継続判定手段による判定に基づいて、該トルク
ダウン制御の開始するか否かを判断することを特徴とす
る前記請求項1又は2に記載の自動変速機の制御装置。 - 【請求項4】 前記継続判定手段による判定は、前記イ
ナーシャ相の進行状態に基づいて行なうことを特徴とす
る前記請求項1〜3のいずれかに記載の自動変速機の制
御装置。 - 【請求項5】 前記継続判定手段による判定は、前記イ
ナーシャ相制御の目標値である目標入力軸回転数と実際
の入力軸回転数との差に基づいて行なうことを特徴とす
る前記請求項4に記載の自動変速機の制御装置。 - 【請求項6】 前記継続判定手段による判定は、前記イ
ナーシャ相制御の目標値である目標入力軸回転数勾配と
実際の入力軸回転数勾配との差に基づいて行なうことを
特徴とする前記請求項4に記載の自動変速機の制御装
置。 - 【請求項7】 前記継続判定手段による判定は、前記イ
ナーシャ相制御が理想的に進行しているものとして予測
される入力軸回転数の値に基づいて行なうことを特徴と
する前記請求項4に記載の自動変速機の制御装置。 - 【請求項8】 前記継続判定手段による判定は、実際の
入力軸回転数勾配が所定値に達したか否かの判定に基づ
いて行なうことを特徴とする前記請求項4に記載の自動
変速機の制御装置。 - 【請求項9】 前記判定期間毎に、前記継続判定手段に
よる判定を行なうことを特徴とする前記請求項1〜8の
いずれかに記載の自動変速機の制御装置。 - 【請求項10】 前記継続判定手段による判定の結果、
前記イナーシャ相制御を中止する場合には、該イナーシ
ャ相制御の目標値を現在の値に一致させ、該一致させた
値からイナーシャ相制御を再開することを特徴とする前
記請求項1〜9のいずれかに記載の自動変速機の制御装
置。 - 【請求項11】 前記請求項1〜10のいずれかに記載
の自動変速機の制御装置による制御を実行させる手段を
記憶していることを特徴とする記憶媒体。 - 【請求項12】 変速歯車機構の摩擦要素の係合動作に
伴って該変速歯車機構の入力軸回転数が変化するイナー
シャ相にて、該摩擦要素の作動液圧をフィードバック制
御するイナーシャ相制御を行う自動変速機の制御方法に
おいて、 前記イナーシャ相制御の開始点を判定し、該イナーシャ
相制御の開始点であると判定された場合には、該イナー
シャ制御を開始し、該イナーシャ相制御が開始されてか
ら所定の判定期間後に、該イナーシャ相制御を継続する
か否かを判定することを特徴とする自動変速機の制御方
法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28369697A JP3407619B2 (ja) | 1997-10-16 | 1997-10-16 | 自動変速機の制御装置及び自動変速機の制御方法並びに記憶媒体 |
| US09/172,682 US6098003A (en) | 1997-10-16 | 1998-10-15 | Control apparatus and method for automatic transmission |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28369697A JP3407619B2 (ja) | 1997-10-16 | 1997-10-16 | 自動変速機の制御装置及び自動変速機の制御方法並びに記憶媒体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11118032A true JPH11118032A (ja) | 1999-04-30 |
| JP3407619B2 JP3407619B2 (ja) | 2003-05-19 |
Family
ID=17668902
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28369697A Expired - Fee Related JP3407619B2 (ja) | 1997-10-16 | 1997-10-16 | 自動変速機の制御装置及び自動変速機の制御方法並びに記憶媒体 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6098003A (ja) |
| JP (1) | JP3407619B2 (ja) |
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| JP2002089673A (ja) * | 2000-09-18 | 2002-03-27 | Jatco Transtechnology Ltd | 自動変速機の変速進行度推定装置およびセレクト変速制御装置 |
| JP4097890B2 (ja) * | 2000-09-18 | 2008-06-11 | ジヤトコ株式会社 | 自動変速機の変速制御装置 |
| JP3838422B2 (ja) * | 2000-12-06 | 2006-10-25 | 現代自動車株式会社 | 車両用自動変速機の変速制御装置およびその方法 |
| JP4002737B2 (ja) * | 2001-04-11 | 2007-11-07 | ジヤトコ株式会社 | 自動変速機の変速制御装置 |
| EP1353095A1 (en) * | 2002-04-10 | 2003-10-15 | Van Doorne's Transmissie B.V. | Control method for an automatic transmission |
| DE102006050006A1 (de) * | 2006-10-24 | 2008-04-30 | Zf Friedrichshafen Ag | Verfahren zum Steuern eines automatisierten Fahrzeug-Schaltgetriebes |
| SE534110C2 (sv) * | 2009-09-14 | 2011-05-03 | Scania Cv Ab | Metod för bestämning av växlingspunkter |
| US9616892B2 (en) * | 2015-08-17 | 2017-04-11 | American-Iowa Manufacturing Inc. | Automatic shifting system for a vehicle |
| US10344851B2 (en) | 2017-06-27 | 2019-07-09 | Ford Global Technologies, Llc | Method of controlling a transmission during an upshift |
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|---|---|---|---|---|
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| JP2687734B2 (ja) * | 1990-05-01 | 1997-12-08 | 日産自動車株式会社 | 自動変速機の変速制御装置 |
| US5046383A (en) * | 1990-07-16 | 1991-09-10 | General Motors Corporation | Acceleration-based control of power-on clutch-to-clutch upshifting in an automatic transmission |
| US5445577A (en) * | 1992-04-15 | 1995-08-29 | Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha | Method and apparatus for speed change control of an automatic transmission |
| JPH0672187A (ja) * | 1992-05-28 | 1994-03-15 | Mitsubishi Electric Corp | 自動変速機付車両用エンジン制御装置及びその制御方法 |
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| JP3601154B2 (ja) * | 1995-01-31 | 2004-12-15 | マツダ株式会社 | 自動変速機の油圧制御装置 |
| JPH08270780A (ja) * | 1995-03-27 | 1996-10-15 | Toyota Motor Corp | 自動変速機の制御装置 |
| JPH08326885A (ja) * | 1995-03-31 | 1996-12-10 | Mazda Motor Corp | 自動変速機の制御装置 |
| DE19511897C2 (de) * | 1995-03-31 | 1999-06-02 | Daimler Chrysler Ag | Verfahren zum Steuern einer ein- und ausrückbaren Reibschlußverbindung bei einer Schaltungsvorrichtung eines automatischen Stufengetriebes eines Kraftfahrzeuges |
| JP3633085B2 (ja) * | 1995-03-31 | 2005-03-30 | マツダ株式会社 | 自動変速機の制御装置 |
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| US5848370A (en) * | 1995-04-03 | 1998-12-08 | Nippondenso Co., Ltd. | Hydraulic pressure control apparatus for automatic transmission |
| JP3853858B2 (ja) * | 1995-05-24 | 2006-12-06 | 株式会社デンソー | 自動変速機の油圧制御装置 |
-
1997
- 1997-10-16 JP JP28369697A patent/JP3407619B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1998
- 1998-10-15 US US09/172,682 patent/US6098003A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
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| US6098003A (en) | 2000-08-01 |
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