JPH08270780A - 自動変速機の制御装置 - Google Patents
自動変速機の制御装置Info
- Publication number
- JPH08270780A JPH08270780A JP7092005A JP9200595A JPH08270780A JP H08270780 A JPH08270780 A JP H08270780A JP 7092005 A JP7092005 A JP 7092005A JP 9200595 A JP9200595 A JP 9200595A JP H08270780 A JPH08270780 A JP H08270780A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- change rate
- engine
- automatic transmission
- target
- speed
- Prior art date
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- Pending
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- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 変速時のフィードバック制御の開始のための
回転数変化率の安定状態を的確に検出する。 【構成】 エンジン1に連結された自動変速機2の変速
を、所定の摩擦係合装置3の係合圧を増大させて実行す
るとともに、その摩擦係合装置3の係合圧の増大に伴う
所定の回転要素4の回転変化状態が所定の安定状態にな
った場合に、前記回転要素4の回転数が予め定めた目標
回転数になるように前記摩擦係合装置3の係合圧をフィ
ードバック制御する自動変速機の制御装置において、前
記エンジン1の出力を検出する出力検出手段5と、前記
安定状態を前記出力検出手段5によって検出されたエン
ジン出力に応じて設定する目標安定状態設定手段6とを
備えている。
回転数変化率の安定状態を的確に検出する。 【構成】 エンジン1に連結された自動変速機2の変速
を、所定の摩擦係合装置3の係合圧を増大させて実行す
るとともに、その摩擦係合装置3の係合圧の増大に伴う
所定の回転要素4の回転変化状態が所定の安定状態にな
った場合に、前記回転要素4の回転数が予め定めた目標
回転数になるように前記摩擦係合装置3の係合圧をフィ
ードバック制御する自動変速機の制御装置において、前
記エンジン1の出力を検出する出力検出手段5と、前記
安定状態を前記出力検出手段5によって検出されたエン
ジン出力に応じて設定する目標安定状態設定手段6とを
備えている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両の自動変速機に
おける変速を制御する装置に関し、特に変速時のフィー
ドバック制御を行う制御装置に関するものである。
おける変速を制御する装置に関し、特に変速時のフィー
ドバック制御を行う制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動変速機での変速時に伴うショック
は、回転変化を滑らかに生じさせることにより軽減する
ことができるが、回転変化が緩慢であれば、変速が終了
するまでに要する時間が長くなるので変速の遅れ感が生
じる。そのため従来一般には、予め目標とする回転変化
を設定しておき、変速に関与する摩擦係合装置の伝達ト
ルク容量を制御して入力回転数などの回転変化が目標に
可及的に沿って変化するようにしている。その一例とし
て摩擦係合装置に係合油圧をフィードバック制御するこ
とが行われている。すなわち変速判断が成立してその変
速指示を出力した後、入力回転数などの回転変化が生じ
るイナーシャ相において入力回転数の変化を検出しつつ
その回転変化が目標値に一致するように摩擦係合装置の
油圧を制御している。
は、回転変化を滑らかに生じさせることにより軽減する
ことができるが、回転変化が緩慢であれば、変速が終了
するまでに要する時間が長くなるので変速の遅れ感が生
じる。そのため従来一般には、予め目標とする回転変化
を設定しておき、変速に関与する摩擦係合装置の伝達ト
ルク容量を制御して入力回転数などの回転変化が目標に
可及的に沿って変化するようにしている。その一例とし
て摩擦係合装置に係合油圧をフィードバック制御するこ
とが行われている。すなわち変速判断が成立してその変
速指示を出力した後、入力回転数などの回転変化が生じ
るイナーシャ相において入力回転数の変化を検出しつつ
その回転変化が目標値に一致するように摩擦係合装置の
油圧を制御している。
【0003】このようなフィードバック制御は、イナー
シャ相の開始に伴って実行するが、イナーシャ相の開始
直後は、回転変化が安定しないために、その時点で検出
される回転数に基づいてフィードバック制御を行ったの
では、回転数変化が複雑になるために、フィードバック
制御にハンチングが発生する。
シャ相の開始に伴って実行するが、イナーシャ相の開始
直後は、回転変化が安定しないために、その時点で検出
される回転数に基づいてフィードバック制御を行ったの
では、回転数変化が複雑になるために、フィードバック
制御にハンチングが発生する。
【0004】そこで特開平2−80853号公報に記載
された発明では、イナーシャ相の開始直後の回転数の不
安定期には、フィードバック制御を禁止し、回転数が安
定してからフィードバック制御を実行することとしてい
る。またその安定状態の判定を、入力回転数などの所定
の回転数の変化率が所定値以下となることによって判断
している。
された発明では、イナーシャ相の開始直後の回転数の不
安定期には、フィードバック制御を禁止し、回転数が安
定してからフィードバック制御を実行することとしてい
る。またその安定状態の判定を、入力回転数などの所定
の回転数の変化率が所定値以下となることによって判断
している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】変速時の摩擦係合装置
のフィードバック制御を、入力回転数などの所定の回転
要素の回転数が安定するまで遅延する上記従来の装置に
おいては、エンジンの駆動状態を考慮に入れていないた
めに、フィードバック制御の遅れが生じたり、これを防
止するとした場合にはハンチングが発生するおそれがあ
った。
のフィードバック制御を、入力回転数などの所定の回転
要素の回転数が安定するまで遅延する上記従来の装置に
おいては、エンジンの駆動状態を考慮に入れていないた
めに、フィードバック制御の遅れが生じたり、これを防
止するとした場合にはハンチングが発生するおそれがあ
った。
【0006】すなわちスロットル開度の大きい高出力時
や変速中のトルクダウン制御が行われていない場合に
は、低出力時やトルクダウン制御の実行時と比較して、
イナーチャ相開始後の入力回転数の変化率が大きくな
る。したがって回転数の安定状態の判定のための回転数
変化率の基準値を小さくすると、安定状態の判定が遅れ
てしまい、結局、フィードバック制御の開始が遅れる。
これに対して、安定状態の判定のための回転数変化率の
基準値を大きい値に設定すれば、エンジンの低出力時や
トルクダウン制御実行時などにおいてイナーシャ相開始
直後に回転数が相対的に大きく変化している場合であっ
ても安定状態と判断してしまい、その結果、実質的に不
安定状態であってもフィードバック制御が実行されてハ
ンチングが生じることがある。
や変速中のトルクダウン制御が行われていない場合に
は、低出力時やトルクダウン制御の実行時と比較して、
イナーチャ相開始後の入力回転数の変化率が大きくな
る。したがって回転数の安定状態の判定のための回転数
変化率の基準値を小さくすると、安定状態の判定が遅れ
てしまい、結局、フィードバック制御の開始が遅れる。
これに対して、安定状態の判定のための回転数変化率の
基準値を大きい値に設定すれば、エンジンの低出力時や
トルクダウン制御実行時などにおいてイナーシャ相開始
直後に回転数が相対的に大きく変化している場合であっ
ても安定状態と判断してしまい、その結果、実質的に不
安定状態であってもフィードバック制御が実行されてハ
ンチングが生じることがある。
【0007】上述した係合圧のフィードバック制御は、
対象とする摩擦係合装置に接続してあるアキュームレー
タの背圧を制御することにより行っており、したがって
摩擦係合装置におけるピストンは、アキュームレータの
特性によって定まる油圧によって予め前進し、その状態
からアキュームレータ背圧がフィードバック制御されつ
つ油圧が上昇して係合圧が高くなる。しかしながら係合
圧をアキュームレータを用いずに電気的に直接制御する
場合には、フィードバック制御の開始時における摩擦係
合装置における油圧の状況が不明であり、そのためフィ
ードバック制御開始時の油圧の上昇を低く抑えて、係合
圧が急激に高くなることによるショックを防止するのが
一般的である。そのためこの種のいわゆる直接圧制御に
おいてフィードバック制御を実行するとすれば、イナー
シャ相開始直後の回転数変化が緩慢となるので、その回
転数変化率を目標値に合わせるべくこの時点での油圧の
上昇を増大させることになり、またそれに伴って回転数
変化率が大きくなるので、これを是正するべく係合圧を
下げることになり、結局、これがハンチングの原因とな
る不都合がある。
対象とする摩擦係合装置に接続してあるアキュームレー
タの背圧を制御することにより行っており、したがって
摩擦係合装置におけるピストンは、アキュームレータの
特性によって定まる油圧によって予め前進し、その状態
からアキュームレータ背圧がフィードバック制御されつ
つ油圧が上昇して係合圧が高くなる。しかしながら係合
圧をアキュームレータを用いずに電気的に直接制御する
場合には、フィードバック制御の開始時における摩擦係
合装置における油圧の状況が不明であり、そのためフィ
ードバック制御開始時の油圧の上昇を低く抑えて、係合
圧が急激に高くなることによるショックを防止するのが
一般的である。そのためこの種のいわゆる直接圧制御に
おいてフィードバック制御を実行するとすれば、イナー
シャ相開始直後の回転数変化が緩慢となるので、その回
転数変化率を目標値に合わせるべくこの時点での油圧の
上昇を増大させることになり、またそれに伴って回転数
変化率が大きくなるので、これを是正するべく係合圧を
下げることになり、結局、これがハンチングの原因とな
る不都合がある。
【0008】またこのようにいわゆる直接圧制御を行う
場合においても、変速時の回転数の変化の状況は、エン
ジンの駆動状態などに応じて変化するので、イナーシャ
相開始直後の安定状態の判定を一律の判定基準をもって
行っている従来の装置では、フィードバック制御の遅れ
やハンチングを必ずしも有効に是正できないのが実情で
ある。
場合においても、変速時の回転数の変化の状況は、エン
ジンの駆動状態などに応じて変化するので、イナーシャ
相開始直後の安定状態の判定を一律の判定基準をもって
行っている従来の装置では、フィードバック制御の遅れ
やハンチングを必ずしも有効に是正できないのが実情で
ある。
【0009】この発明は上記の事情を背景としてなされ
たものであり、変速時の摩擦係合装置の係合圧のフィー
ドバック制御を、遅れやハンチングを生じさせずに実行
することのできる制御装置を提供することを目的とする
ものである。
たものであり、変速時の摩擦係合装置の係合圧のフィー
ドバック制御を、遅れやハンチングを生じさせずに実行
することのできる制御装置を提供することを目的とする
ものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明は、図1に示すように、エンジン1に連
結された自動変速機2の変速を、所定の摩擦係合装置3
の係合圧を増大させて実行するとともに、その摩擦係合
装置3の係合圧の増大に伴う所定の回転要素4の回転変
化状態が所定の安定状態になった場合に、前記回転要素
4の回転数が予め定めた目標回転数になるように前記摩
擦係合装置3の係合圧をフィードバック制御する自動変
速機の制御装置において、前記エンジン1の出力を検出
する出力検出手段5と、前記安定状態を前記出力検出手
段5によって検出されたエンジン出力に応じて設定する
目標安定状態設定手段6とを備えていることを特徴とす
るものである。
めに、この発明は、図1に示すように、エンジン1に連
結された自動変速機2の変速を、所定の摩擦係合装置3
の係合圧を増大させて実行するとともに、その摩擦係合
装置3の係合圧の増大に伴う所定の回転要素4の回転変
化状態が所定の安定状態になった場合に、前記回転要素
4の回転数が予め定めた目標回転数になるように前記摩
擦係合装置3の係合圧をフィードバック制御する自動変
速機の制御装置において、前記エンジン1の出力を検出
する出力検出手段5と、前記安定状態を前記出力検出手
段5によって検出されたエンジン出力に応じて設定する
目標安定状態設定手段6とを備えていることを特徴とす
るものである。
【0011】この制御装置における前記目標安定状態設
定手段6は、エンジン出力に応じて前記回転要素4の目
標回転数変化率を設定する目標回転数変化率設定手段6
−1を備え、また前記回転要素の回転数変化率がこの目
標回転数変化率設定手段6−1で設定された目標回転数
変化率に近似した場合に前記フィードバック制御を実行
するフィードバック制御指示手段7を備えることもでき
る。
定手段6は、エンジン出力に応じて前記回転要素4の目
標回転数変化率を設定する目標回転数変化率設定手段6
−1を備え、また前記回転要素の回転数変化率がこの目
標回転数変化率設定手段6−1で設定された目標回転数
変化率に近似した場合に前記フィードバック制御を実行
するフィードバック制御指示手段7を備えることもでき
る。
【0012】また前記出力検出手段5は、エンジン1の
負荷に基づいてエンジン出力を検出する手段を備え、前
記目標回転数変化率設定手段6−1は、検出されたエン
ジン負荷が大きいほど目標回転数変化率を大きい値に設
定する手段を備えることができる。
負荷に基づいてエンジン出力を検出する手段を備え、前
記目標回転数変化率設定手段6−1は、検出されたエン
ジン負荷が大きいほど目標回転数変化率を大きい値に設
定する手段を備えることができる。
【0013】さらにこの発明では、変速時にエンジン出
力を選択的に低下させるトルクダウン指示手段8を更に
備え、前記目標回転数変化率設定手段6−1は、変速時
のエンジン出力の低下制御が指示されている場合の目標
回転数変化率を、エンジン出力の低下制御が指示されて
いない場合よりも小さい値に設定する手段を備えること
ができる。
力を選択的に低下させるトルクダウン指示手段8を更に
備え、前記目標回転数変化率設定手段6−1は、変速時
のエンジン出力の低下制御が指示されている場合の目標
回転数変化率を、エンジン出力の低下制御が指示されて
いない場合よりも小さい値に設定する手段を備えること
ができる。
【0014】
【作用】この発明で対象とする自動変速機2では、変速
時の所定の回転要素4の回転変化が安定状態になると、
その変速を実行するために係合させる摩擦係合装置3の
係合圧をフィードバック制御する。そのフィードバック
制御の開始のための条件となる安定状態は、出力検出手
段5によって検出されたエンジン1の出力に応じて目標
安定状態設定手段6によって設定され、したがって変速
時の所定の回転要素4の回転変化の安定状態を的確に検
出し、かつフィードバック制御を的確に実行することが
できる。
時の所定の回転要素4の回転変化が安定状態になると、
その変速を実行するために係合させる摩擦係合装置3の
係合圧をフィードバック制御する。そのフィードバック
制御の開始のための条件となる安定状態は、出力検出手
段5によって検出されたエンジン1の出力に応じて目標
安定状態設定手段6によって設定され、したがって変速
時の所定の回転要素4の回転変化の安定状態を的確に検
出し、かつフィードバック制御を的確に実行することが
できる。
【0015】より具体的には、目標安定状態は、前記回
転要素4の目標回転変化率として目標回転数変化率設定
手段6−1によって設定され、その回転要素4の回転数
変化率がその目標回転数変化率に近似する状態になる
と、フィードバック制御指示手段7がフィードバック制
御の開始を指示する。
転要素4の目標回転変化率として目標回転数変化率設定
手段6−1によって設定され、その回転要素4の回転数
変化率がその目標回転数変化率に近似する状態になる
と、フィードバック制御指示手段7がフィードバック制
御の開始を指示する。
【0016】またこの目標回転数変化率を設定するにあ
たってのエンジン出力は、スロットル開度などに基づく
エンジン負荷として検出することができる。そしてエン
ジン負荷が大きい場合には、目標回転数変化率は大きい
値に設定される。エンジン負荷が大きい場合には、変速
時の回転数変化が大きくなるので、回転数変化の安定状
態を的確に判断できる。
たってのエンジン出力は、スロットル開度などに基づく
エンジン負荷として検出することができる。そしてエン
ジン負荷が大きい場合には、目標回転数変化率は大きい
値に設定される。エンジン負荷が大きい場合には、変速
時の回転数変化が大きくなるので、回転数変化の安定状
態を的確に判断できる。
【0017】さらにこの発明では、変速時にエンジント
ルクを低下させるトルクダウン指示手段8を備えること
ができ、その場合、エンジントルク低下制御が指示され
ていれば、目標回転数変化率が小さい値に設定される。
エンジントルクが小さければ、変速時の回転数変化率が
小さくなるので、それに応じた安定状態の判定が可能に
なり、フィードバック制御の遅れやハンチングが防止さ
れる。
ルクを低下させるトルクダウン指示手段8を備えること
ができ、その場合、エンジントルク低下制御が指示され
ていれば、目標回転数変化率が小さい値に設定される。
エンジントルクが小さければ、変速時の回転数変化率が
小さくなるので、それに応じた安定状態の判定が可能に
なり、フィードバック制御の遅れやハンチングが防止さ
れる。
【0018】
【実施例】つぎにこの発明の実施例を図面を参照して説
明する。図2はこの発明の一実施例を示す全体的な制御
系統図であって、自動変速機Aを連結してあるエンジン
Eは、その吸気管路12にメインスロットルバルブ13
とその上流側に位置するサブスロットルバルブ14とを
有している。そのメインスロットルバルブ13はアクセ
ルペダル15に連結されていて、アクセルペダル15の
踏み込み量に応じて開閉される。またサブスロットルバ
ルブ14は、モータ16によって開閉されるようになっ
ている。このサブスロットルバルブ14の開度を調整す
るためにモータ16を制御し、またエンジンEの燃料噴
射量および点火時期などを制御するためのエンジン用電
子制御装置(E−ECU)17が設けられている。この
電子制御装置17は、中央演算処理装置(CPU)およ
び記憶装置(RAM、ROM)ならびに入出力インター
フェースを主体とするものであって、この電子制御装置
17には、制御のためのデータとして、エンジン(E/
G)回転数N、吸入空気量Q、吸入空気温度、スロット
ル開度、車速、エンジン水温、ブレーキスイッチからの
信号などの各種の信号が入力されている。
明する。図2はこの発明の一実施例を示す全体的な制御
系統図であって、自動変速機Aを連結してあるエンジン
Eは、その吸気管路12にメインスロットルバルブ13
とその上流側に位置するサブスロットルバルブ14とを
有している。そのメインスロットルバルブ13はアクセ
ルペダル15に連結されていて、アクセルペダル15の
踏み込み量に応じて開閉される。またサブスロットルバ
ルブ14は、モータ16によって開閉されるようになっ
ている。このサブスロットルバルブ14の開度を調整す
るためにモータ16を制御し、またエンジンEの燃料噴
射量および点火時期などを制御するためのエンジン用電
子制御装置(E−ECU)17が設けられている。この
電子制御装置17は、中央演算処理装置(CPU)およ
び記憶装置(RAM、ROM)ならびに入出力インター
フェースを主体とするものであって、この電子制御装置
17には、制御のためのデータとして、エンジン(E/
G)回転数N、吸入空気量Q、吸入空気温度、スロット
ル開度、車速、エンジン水温、ブレーキスイッチからの
信号などの各種の信号が入力されている。
【0019】自動変速機Aは、油圧制御装置18によっ
て変速およびロックアップクラッチやライン圧あるいは
所定の摩擦係合装置の係合圧が制御される。その油圧制
御装置18は、電気的に制御されるように構成されてお
り、また変速を実行するための第1ないし第3のシフト
ソレノイドバルブS1 ,〜S3 、エンジンブレーキ状態
を制御するための第4ソレノイドバルブS4 、ライン圧
を制御するためのリニアソレノイドバルブSLT、アキュ
ームレータ背圧を制御するためのリニアソレノイドバル
ブSLN、ロックアップクラッチや所定の摩擦係合装置の
係合圧を制御するためのリニアソレノイドバルブSLUが
設けられている。
て変速およびロックアップクラッチやライン圧あるいは
所定の摩擦係合装置の係合圧が制御される。その油圧制
御装置18は、電気的に制御されるように構成されてお
り、また変速を実行するための第1ないし第3のシフト
ソレノイドバルブS1 ,〜S3 、エンジンブレーキ状態
を制御するための第4ソレノイドバルブS4 、ライン圧
を制御するためのリニアソレノイドバルブSLT、アキュ
ームレータ背圧を制御するためのリニアソレノイドバル
ブSLN、ロックアップクラッチや所定の摩擦係合装置の
係合圧を制御するためのリニアソレノイドバルブSLUが
設けられている。
【0020】これらのソレノイドバルブに信号を出力し
て変速やライン圧あるいはアキュームレータ背圧などを
制御する自動変速機用電子制御装置(T−ECU)19
が設けられている。この自動変速機用電子制御装置19
は、中央演算処理装置(CPU)および記憶装置(RA
M、ROM)ならびに入出力インターフェースを主体と
するものであって、この電子制御装置19には、制御の
ためのデータとしてスロットル開度、車速、エンジン水
温、ブレーキスイッチからの信号、シフトポジション、
パターンセレクトスイッチからの信号、オーバドライブ
スイッチからの信号、後述するクラッチC0 の回転速度
を検出するC0 センサからの信号、自動変速機の油温、
マニュアルシフトスイッチからの信号などが入力されて
いる。
て変速やライン圧あるいはアキュームレータ背圧などを
制御する自動変速機用電子制御装置(T−ECU)19
が設けられている。この自動変速機用電子制御装置19
は、中央演算処理装置(CPU)および記憶装置(RA
M、ROM)ならびに入出力インターフェースを主体と
するものであって、この電子制御装置19には、制御の
ためのデータとしてスロットル開度、車速、エンジン水
温、ブレーキスイッチからの信号、シフトポジション、
パターンセレクトスイッチからの信号、オーバドライブ
スイッチからの信号、後述するクラッチC0 の回転速度
を検出するC0 センサからの信号、自動変速機の油温、
マニュアルシフトスイッチからの信号などが入力されて
いる。
【0021】またこの自動変速機用電子制御装置19と
エンジン用電子制御装置17とは、相互にデータ通信可
能に接続されており、エンジン用電子制御装置17から
自動変速機用電子制御装置19に対しては、1回転当た
りの吸入空気量(Q/N)などの信号が送信され、また
自動変速機用電子制御装置19からエンジン用電子制御
装置17に対しては、各ソレノイドバルブに対する指示
信号と同等の信号および変速段を指示する信号などが送
信されている。
エンジン用電子制御装置17とは、相互にデータ通信可
能に接続されており、エンジン用電子制御装置17から
自動変速機用電子制御装置19に対しては、1回転当た
りの吸入空気量(Q/N)などの信号が送信され、また
自動変速機用電子制御装置19からエンジン用電子制御
装置17に対しては、各ソレノイドバルブに対する指示
信号と同等の信号および変速段を指示する信号などが送
信されている。
【0022】すなわち自動変速機用電子制御装置19
は、入力されたデータおよび予め記憶しているマップに
基づいて変速段やロックアップクラッチのON/OF
F、あるいはライン圧や係合圧の調圧レベルなどを判断
し、その判断結果に基づいて所定のソレノイドバルブに
指示信号を出力し、さらにフェールの判断やそれに基づ
く制御を行うようになっている。またエンジン用電子制
御装置17は、入力されたデータに基づいて燃料噴射量
や点火時期あるいはサブスロットルバルブ14の開度な
どを制御することに加え、自動変速機Aでの変速時に燃
料噴射量を削減し、あるいは点火時期を変え、もしくは
サブスロットルバルブ14の開度を絞ることにより、出
力トルクを一時的に低下させるようになっている。
は、入力されたデータおよび予め記憶しているマップに
基づいて変速段やロックアップクラッチのON/OF
F、あるいはライン圧や係合圧の調圧レベルなどを判断
し、その判断結果に基づいて所定のソレノイドバルブに
指示信号を出力し、さらにフェールの判断やそれに基づ
く制御を行うようになっている。またエンジン用電子制
御装置17は、入力されたデータに基づいて燃料噴射量
や点火時期あるいはサブスロットルバルブ14の開度な
どを制御することに加え、自動変速機Aでの変速時に燃
料噴射量を削減し、あるいは点火時期を変え、もしくは
サブスロットルバルブ14の開度を絞ることにより、出
力トルクを一時的に低下させるようになっている。
【0023】図3は上記の自動変速機Aの歯車列の一例
を示す図であり、ここに示す構成では、前進5段・後進
1段の変速段を設定するように構成されている。すなわ
ちここに示す自動変速機Aは、トルクコンバータ20
と、副変速部21と、主変速部22とを備えている。そ
のトルクコンバータ20は、ロックアップクラッチ23
を有しており、このロックアップクラッチ23は、ポン
プインペラ24に一体化させてあるフロントカバー25
とタービンランナ26を一体に取付けた部材(ハブ)2
7との間に設けられている。エンジンのクランクシャフ
ト(それぞれ図示せず)はフロントカバー25に連結さ
れ、またタービンランナ26を連結してある入力軸28
は、副変速部21を構成するオーバドライブ用遊星歯車
機構29のキャリヤ30に連結されている。
を示す図であり、ここに示す構成では、前進5段・後進
1段の変速段を設定するように構成されている。すなわ
ちここに示す自動変速機Aは、トルクコンバータ20
と、副変速部21と、主変速部22とを備えている。そ
のトルクコンバータ20は、ロックアップクラッチ23
を有しており、このロックアップクラッチ23は、ポン
プインペラ24に一体化させてあるフロントカバー25
とタービンランナ26を一体に取付けた部材(ハブ)2
7との間に設けられている。エンジンのクランクシャフ
ト(それぞれ図示せず)はフロントカバー25に連結さ
れ、またタービンランナ26を連結してある入力軸28
は、副変速部21を構成するオーバドライブ用遊星歯車
機構29のキャリヤ30に連結されている。
【0024】この遊星歯車機構29におけるキャリヤ3
0とサンギヤ31との間には、多板クラッチC0 と一方
向クラッチF0 とが設けられている。なお、この一方向
クラッチF0 はサンギヤ31がキャリヤ30に対して相
対的に正回転(入力軸28の回転方向の回転)する場合
に係合するようになっている。またサンギヤ31の回転
を選択的に止める多板ブレーキB0 が設けられている。
そしてこの副変速部21の出力要素であるリングギヤ3
2が、主変速部22の入力要素である中間軸33に接続
されている。
0とサンギヤ31との間には、多板クラッチC0 と一方
向クラッチF0 とが設けられている。なお、この一方向
クラッチF0 はサンギヤ31がキャリヤ30に対して相
対的に正回転(入力軸28の回転方向の回転)する場合
に係合するようになっている。またサンギヤ31の回転
を選択的に止める多板ブレーキB0 が設けられている。
そしてこの副変速部21の出力要素であるリングギヤ3
2が、主変速部22の入力要素である中間軸33に接続
されている。
【0025】したがって副変速部21は、多板クラッチ
C0 もしくは一方向クラッチF0 が係合した状態では遊
星歯車機構29の全体が一体となって回転するため、中
間軸33が入力軸28と同速度で回転し、低速段とな
る。またブレーキB0 を係合させてサンギヤ31の回転
を止めた状態では、リングギヤ32が入力軸28に対し
て増速されて正回転し、高速段となる。
C0 もしくは一方向クラッチF0 が係合した状態では遊
星歯車機構29の全体が一体となって回転するため、中
間軸33が入力軸28と同速度で回転し、低速段とな
る。またブレーキB0 を係合させてサンギヤ31の回転
を止めた状態では、リングギヤ32が入力軸28に対し
て増速されて正回転し、高速段となる。
【0026】他方、主変速部22は三組の遊星歯車機構
40,50,60を備えており、それらの回転要素が以
下のように連結されている。すなわち第1遊星歯車機構
40のサンギヤ41と第2遊星歯車機構50のサンギヤ
51とが互いに一体的に連結され、また第1遊星歯車機
構40のリングギヤ43と第2遊星歯車機構50のキャ
リヤ52と第3遊星歯車機構60のキャリヤ62との三
者が連結され、かつそのキャリヤ62に出力軸65が連
結されている。さらに第2遊星歯車機構50のリングギ
ヤ53が第3遊星歯車機構60のサンギヤ61に連結さ
れている。
40,50,60を備えており、それらの回転要素が以
下のように連結されている。すなわち第1遊星歯車機構
40のサンギヤ41と第2遊星歯車機構50のサンギヤ
51とが互いに一体的に連結され、また第1遊星歯車機
構40のリングギヤ43と第2遊星歯車機構50のキャ
リヤ52と第3遊星歯車機構60のキャリヤ62との三
者が連結され、かつそのキャリヤ62に出力軸65が連
結されている。さらに第2遊星歯車機構50のリングギ
ヤ53が第3遊星歯車機構60のサンギヤ61に連結さ
れている。
【0027】この主変速部22の歯車列では後進段と前
進側の四つの変速段とを設定することができ、そのため
のクラッチおよびブレーキが以下のように設けられてい
る。先ずクラッチについて述べると、互いに連結されて
いる第2遊星歯車機構50のリングギヤ53および第3
遊星歯車機構60のサンギヤ61と中間軸33との間に
第1クラッチC1 が設けられ、また互いに連結された第
1遊星歯車機構40のサンギヤ41および第2遊星歯車
機構50のサンギヤ51と中間軸33との間に第2クラ
ッチC2 が設けられている。
進側の四つの変速段とを設定することができ、そのため
のクラッチおよびブレーキが以下のように設けられてい
る。先ずクラッチについて述べると、互いに連結されて
いる第2遊星歯車機構50のリングギヤ53および第3
遊星歯車機構60のサンギヤ61と中間軸33との間に
第1クラッチC1 が設けられ、また互いに連結された第
1遊星歯車機構40のサンギヤ41および第2遊星歯車
機構50のサンギヤ51と中間軸33との間に第2クラ
ッチC2 が設けられている。
【0028】つぎにブレーキについて述べると、第1ブ
レーキB1 はバンドブレーキであって、第1遊星歯車機
構40および第2遊星歯車機構50のサンギヤ41,5
1の回転を止めるように配置されている。またこれらの
サンギヤ41,51(すなわち共通サンギヤ軸)とケー
シング66との間には、第1一方向クラッチF1 と多板
ブレーキである第2ブレーキB2 とが直列に配列されて
おり、その第1一方向クラッチF1 はサンギヤ41,5
1が逆回転(入力軸28の回転方向とは反対方向の回
転)しようとする際に係合するようになっている。多板
ブレーキである第3ブレーキB3 は第1遊星歯車機構4
0のキャリヤ42とケーシング66との間に設けられて
いる。そして第3遊星歯車機構60のリングギヤ63の
回転を止めるブレーキとして多板ブレーキである第4ブ
レーキB4 と第2一方向クラッチF2 とがケーシング6
6との間に並列に配置されている。なお、この第2一方
向クラッチF2 はリングギヤ63が逆回転しようとする
際に係合するようになっている。
レーキB1 はバンドブレーキであって、第1遊星歯車機
構40および第2遊星歯車機構50のサンギヤ41,5
1の回転を止めるように配置されている。またこれらの
サンギヤ41,51(すなわち共通サンギヤ軸)とケー
シング66との間には、第1一方向クラッチF1 と多板
ブレーキである第2ブレーキB2 とが直列に配列されて
おり、その第1一方向クラッチF1 はサンギヤ41,5
1が逆回転(入力軸28の回転方向とは反対方向の回
転)しようとする際に係合するようになっている。多板
ブレーキである第3ブレーキB3 は第1遊星歯車機構4
0のキャリヤ42とケーシング66との間に設けられて
いる。そして第3遊星歯車機構60のリングギヤ63の
回転を止めるブレーキとして多板ブレーキである第4ブ
レーキB4 と第2一方向クラッチF2 とがケーシング6
6との間に並列に配置されている。なお、この第2一方
向クラッチF2 はリングギヤ63が逆回転しようとする
際に係合するようになっている。
【0029】上記の自動変速機Aでは、各クラッチやブ
レーキを図4の作動表に示すように係合・解放すること
により前進5段・後進1段の変速段を設定することがで
きる。なお、図4において○印は係合状態、●印はエン
ジンブレーキ時に係合状態、△印は係合・解放のいずれ
でもよいこと、空欄は解放状態をそれぞれ示す。
レーキを図4の作動表に示すように係合・解放すること
により前進5段・後進1段の変速段を設定することがで
きる。なお、図4において○印は係合状態、●印はエン
ジンブレーキ時に係合状態、△印は係合・解放のいずれ
でもよいこと、空欄は解放状態をそれぞれ示す。
【0030】図4の作動表に示されているように、第2
速と第3速との間の変速は、第2ブレーキB2 と第3ブ
レーキB3 との係合・解放状態を共に変えるクラッチ・
ツウ・クラッチ変速になる。この変速を円滑に行うため
に、上述した油圧制御装置18には図5に示す油圧回路
が組み込まれている。
速と第3速との間の変速は、第2ブレーキB2 と第3ブ
レーキB3 との係合・解放状態を共に変えるクラッチ・
ツウ・クラッチ変速になる。この変速を円滑に行うため
に、上述した油圧制御装置18には図5に示す油圧回路
が組み込まれている。
【0031】図5において符号70は 1-2シフトバルブ
を示し、また符号71は 2-3シフトバルブを示し、さら
に符号72は 3-4シフトバルブを示している。これらの
シフトバルブ70,71,72の各ポートの各変速段で
の連通状態は、それぞれのシフトバルブ70,71,7
2の下側に示しているとおりである。なお、その数字は
各変速段を示す。その 2-3シフトバルブ71のポートの
うち第1速および第2速で入力ポート73に連通するブ
レーキポート74に、第3ブレーキB3 が油路75を介
して接続されている。この油路にはオリフィス76が介
装されており、そのオリフィス76と第3ブレーキB3
との間にダンパーバルブ77が接続されている。このダ
ンパーバルブ77は、第3ブレーキB3 にライン圧が急
激に供給された場合に少量の油圧を吸入して緩衝作用を
行うものである。
を示し、また符号71は 2-3シフトバルブを示し、さら
に符号72は 3-4シフトバルブを示している。これらの
シフトバルブ70,71,72の各ポートの各変速段で
の連通状態は、それぞれのシフトバルブ70,71,7
2の下側に示しているとおりである。なお、その数字は
各変速段を示す。その 2-3シフトバルブ71のポートの
うち第1速および第2速で入力ポート73に連通するブ
レーキポート74に、第3ブレーキB3 が油路75を介
して接続されている。この油路にはオリフィス76が介
装されており、そのオリフィス76と第3ブレーキB3
との間にダンパーバルブ77が接続されている。このダ
ンパーバルブ77は、第3ブレーキB3 にライン圧が急
激に供給された場合に少量の油圧を吸入して緩衝作用を
行うものである。
【0032】また符号78は B-3コントロールバルブで
あって、第3ブレーキB3 の係合圧をこの B-3コントロ
ールバルブ78によって直接制御するようになってい
る。すなわちこの B-3コントロールバルブ78は、スプ
ール79とプランジャ80とこれらの間に介装したスプ
リング81とを備えており、スプール79によって開閉
される入力ポート82に油路75が接続され、またこの
入力ポート82に選択的に連通させられる出力ポート8
3が第3ブレーキB3 に接続されている。さらにこの出
力ポート83は、スプール79の先端側に形成したフィ
ードバックポート84に接続されている。一方、前記ス
プリング81を配置した箇所に開口するポート85に
は、 2-3シフトバルブ71のポートのうち第3速以上の
変速段でDレンジ圧を出力するポート86が油路87を
介して連通されている。またプランジャ80の端部側に
形成した制御ポート88には、ロックアップクラッチ用
リニアソレノイドバルブSLUが接続されている。
あって、第3ブレーキB3 の係合圧をこの B-3コントロ
ールバルブ78によって直接制御するようになってい
る。すなわちこの B-3コントロールバルブ78は、スプ
ール79とプランジャ80とこれらの間に介装したスプ
リング81とを備えており、スプール79によって開閉
される入力ポート82に油路75が接続され、またこの
入力ポート82に選択的に連通させられる出力ポート8
3が第3ブレーキB3 に接続されている。さらにこの出
力ポート83は、スプール79の先端側に形成したフィ
ードバックポート84に接続されている。一方、前記ス
プリング81を配置した箇所に開口するポート85に
は、 2-3シフトバルブ71のポートのうち第3速以上の
変速段でDレンジ圧を出力するポート86が油路87を
介して連通されている。またプランジャ80の端部側に
形成した制御ポート88には、ロックアップクラッチ用
リニアソレノイドバルブSLUが接続されている。
【0033】したがって B-3コントロールバルブ78
は、スプリング81の弾性力とポート85に供給される
油圧とによって調圧レベルが設定され、かつ制御ポート
88に供給される信号圧が高いほどスプリング81によ
る弾性力が大きくなるように構成されている。
は、スプリング81の弾性力とポート85に供給される
油圧とによって調圧レベルが設定され、かつ制御ポート
88に供給される信号圧が高いほどスプリング81によ
る弾性力が大きくなるように構成されている。
【0034】さらに図5中符号89は 2-3タイミングバ
ルブであって、この 2-3タイミングバルブ89は、小径
のランドと2つの大径のランドとを形成したスプール9
0と第1のプランジャ91とこれらの間に配置したスプ
リング92とスプール90を挟んで第1のプランジャ9
1とは反対側に配置された第2のプランジャ93とを有
している。この 2-3タイミングバルブ89の中間部のポ
ート94に油路95が接続され、またこの油路95は、
2-3シフトバルブ71のポートのうち第3速以上の変速
段でブレーキポート74に連通させられるポート96に
接続されている。
ルブであって、この 2-3タイミングバルブ89は、小径
のランドと2つの大径のランドとを形成したスプール9
0と第1のプランジャ91とこれらの間に配置したスプ
リング92とスプール90を挟んで第1のプランジャ9
1とは反対側に配置された第2のプランジャ93とを有
している。この 2-3タイミングバルブ89の中間部のポ
ート94に油路95が接続され、またこの油路95は、
2-3シフトバルブ71のポートのうち第3速以上の変速
段でブレーキポート74に連通させられるポート96に
接続されている。
【0035】さらにこの油路95は途中で分岐して、前
記小径ランドと大径ランドとの間に開口するポート97
にオリフィスを介して接続されている。この中間部のポ
ート94に選択的に連通させられるポート98は油路9
9を介してソレノイドリレーバルブ100に接続されて
いる。そして第1のプランジャ91の端部に開口してい
るポートにロックアップクラッチ用リニアソレノイドバ
ルブSLUが接続され、また第2のプランジャ93の端部
に開口するポートに第2ブレーキB2 がオリフィスを介
して接続されている。
記小径ランドと大径ランドとの間に開口するポート97
にオリフィスを介して接続されている。この中間部のポ
ート94に選択的に連通させられるポート98は油路9
9を介してソレノイドリレーバルブ100に接続されて
いる。そして第1のプランジャ91の端部に開口してい
るポートにロックアップクラッチ用リニアソレノイドバ
ルブSLUが接続され、また第2のプランジャ93の端部
に開口するポートに第2ブレーキB2 がオリフィスを介
して接続されている。
【0036】前記油路87は第2ブレーキB2 に対して
油圧を供給・排出するためのものであって、その途中に
は小径オリフィス101とチェックボール付きオリフィ
ス102とが介装されている。またこの油路87から分
岐した油路103には、第2ブレーキB2 から排圧する
場合に開くチェックボールを備えた大径オリフィス10
4が介装され、この油路103は以下に説明するオリフ
ィスコントロールバルブ105に接続されている。
油圧を供給・排出するためのものであって、その途中に
は小径オリフィス101とチェックボール付きオリフィ
ス102とが介装されている。またこの油路87から分
岐した油路103には、第2ブレーキB2 から排圧する
場合に開くチェックボールを備えた大径オリフィス10
4が介装され、この油路103は以下に説明するオリフ
ィスコントロールバルブ105に接続されている。
【0037】オリフィスコントロールバルブ105は第
2ブレーキB2 からの排圧速度を制御するためのバルブ
であって、そのスプール106によって開閉されるよう
に中間部に形成したポート107には第2ブレーキB2
が接続されており、このポート107より図での下側に
形成したポート108に前記油路103が接続されてい
る。第2ブレーキB2 を接続してあるポート107より
図での上側に形成したポート109は、ドレインポート
に選択的に連通させられるポートであって、このポート
109には、油路110を介して前記 B-3コントロール
バルブ78のポート111が接続されている。なおこの
ポート111は、第3ブレーキB3 を接続してある出力
ポート83に選択的に連通させられるポートである。
2ブレーキB2 からの排圧速度を制御するためのバルブ
であって、そのスプール106によって開閉されるよう
に中間部に形成したポート107には第2ブレーキB2
が接続されており、このポート107より図での下側に
形成したポート108に前記油路103が接続されてい
る。第2ブレーキB2 を接続してあるポート107より
図での上側に形成したポート109は、ドレインポート
に選択的に連通させられるポートであって、このポート
109には、油路110を介して前記 B-3コントロール
バルブ78のポート111が接続されている。なおこの
ポート111は、第3ブレーキB3 を接続してある出力
ポート83に選択的に連通させられるポートである。
【0038】オリフィスコントロールバルブ105のポ
ートのうちスプール106を押圧するスプリングとは反
対側の端部に形成した制御ポート112が油路113を
介して、 3-4シフトバルブ72のポート114に接続さ
れている。このポート114は、第3速以下の変速段で
第3ソレノイドバルブS3 の信号圧を出力し、また第4
速以上の変速段で第4ソレノイドバルブS4 の信号圧を
出力するポートである。さらにこのオリフィスコントロ
ールバルブ105には、前記油路95から分岐した油路
115が接続されており、この油路115を選択的にド
レインポートに連通させるようになっている。
ートのうちスプール106を押圧するスプリングとは反
対側の端部に形成した制御ポート112が油路113を
介して、 3-4シフトバルブ72のポート114に接続さ
れている。このポート114は、第3速以下の変速段で
第3ソレノイドバルブS3 の信号圧を出力し、また第4
速以上の変速段で第4ソレノイドバルブS4 の信号圧を
出力するポートである。さらにこのオリフィスコントロ
ールバルブ105には、前記油路95から分岐した油路
115が接続されており、この油路115を選択的にド
レインポートに連通させるようになっている。
【0039】なお、前記 2-3シフトバルブ71において
第2速以下の変速段でDレンジ圧を出力するポート11
6が、前記 2-3タイミングバルブ89のうちスプリング
92を配置した箇所に開口するポート117に油路11
8を介して接続されている。また 3-4シフトバルブ72
のうち第3速以下の変速段で前記油路87に連通させら
れるポート119が油路120を介してソレノイドリレ
ーバルブ100に接続されている。
第2速以下の変速段でDレンジ圧を出力するポート11
6が、前記 2-3タイミングバルブ89のうちスプリング
92を配置した箇所に開口するポート117に油路11
8を介して接続されている。また 3-4シフトバルブ72
のうち第3速以下の変速段で前記油路87に連通させら
れるポート119が油路120を介してソレノイドリレ
ーバルブ100に接続されている。
【0040】そして図5中、符号121は第2ブレーキ
B2 用のアキュームレータを示し、その背圧室には、リ
ニアソレノイドバルブSLNが出力する油圧に応じて調圧
されたアキュームレータコントロール圧が供給されてい
る。なおこのアキュームレータコントロール圧は、リニ
アソレノイドバルブSLNの出力圧が低いほど高い圧力に
なるように構成されている。したがって第2ブレーキB
2 の係合・解放の過渡的な油圧は、リニアソレノイドバ
ルブSLNの信号圧が低いほど高い圧力で推移するように
なっている。
B2 用のアキュームレータを示し、その背圧室には、リ
ニアソレノイドバルブSLNが出力する油圧に応じて調圧
されたアキュームレータコントロール圧が供給されてい
る。なおこのアキュームレータコントロール圧は、リニ
アソレノイドバルブSLNの出力圧が低いほど高い圧力に
なるように構成されている。したがって第2ブレーキB
2 の係合・解放の過渡的な油圧は、リニアソレノイドバ
ルブSLNの信号圧が低いほど高い圧力で推移するように
なっている。
【0041】また符号122は C-0エキゾーストバルブ
を示し、さらに符号123はクラッチC0 用のアキュー
ムレータを示している。なお C-0エキゾーストバルブ1
22は2速レンジでの第2速のみにおいてエンジンブレ
ーキを効かせるためにクラッチC0 を係合させるように
動作するものである。
を示し、さらに符号123はクラッチC0 用のアキュー
ムレータを示している。なお C-0エキゾーストバルブ1
22は2速レンジでの第2速のみにおいてエンジンブレ
ーキを効かせるためにクラッチC0 を係合させるように
動作するものである。
【0042】したがって、上述した油圧回路によれば、
B-3コントロールバルブ78のポート111がドレイン
に連通していれば、第3ブレーキB3 の係合圧を B-3コ
ントロールバルブ78によって直接調圧することがで
き、またその調圧レベルをリニアソレノイドバルブSLU
によって変えることができる。またオリフィスコントロ
ールバルブ105のスプール106が、図の左半分に示
す位置にあれば、第2ブレーキB2 はこのオリフィスコ
ントロールバルブ105を介して油路103に連通させ
られるので、大径オリフィス104を介して排圧が可能
になり、したがって第2ブレーキB2 からのドレイン速
度を制御することができる。
B-3コントロールバルブ78のポート111がドレイン
に連通していれば、第3ブレーキB3 の係合圧を B-3コ
ントロールバルブ78によって直接調圧することがで
き、またその調圧レベルをリニアソレノイドバルブSLU
によって変えることができる。またオリフィスコントロ
ールバルブ105のスプール106が、図の左半分に示
す位置にあれば、第2ブレーキB2 はこのオリフィスコ
ントロールバルブ105を介して油路103に連通させ
られるので、大径オリフィス104を介して排圧が可能
になり、したがって第2ブレーキB2 からのドレイン速
度を制御することができる。
【0043】上述した油圧回路に示すように第3ブレー
キB3 にはアキュームレータが設けられていずにその係
合圧は、リニアソレノイドバルブSLUによって B-3コン
トロールバルブ78の調圧レベルを制御することにより
制御される。そしてこの第3ブレーキB3 を係合させる
変速のうち例えば第1速から第2速へのアップシフト
は、第1速が一方向クラッチF2 を係合させて設定され
ていることにより、第3ブレーキB3 を係合させること
により実行される。
キB3 にはアキュームレータが設けられていずにその係
合圧は、リニアソレノイドバルブSLUによって B-3コン
トロールバルブ78の調圧レベルを制御することにより
制御される。そしてこの第3ブレーキB3 を係合させる
変速のうち例えば第1速から第2速へのアップシフト
は、第1速が一方向クラッチF2 を係合させて設定され
ていることにより、第3ブレーキB3 を係合させること
により実行される。
【0044】その場合、変速出力が行われることによる
第3ブレーキB3 の係合圧すなわち第3ブレーキB3 に
供給される油圧は、先ず、その摩擦板同士の間や油圧サ
ーボ機構のピストンと摩擦板との間のクリアランスなど
を詰めて第3ブレーキB3 が次第にトルク容量をもつよ
うに高められる。具体的には、前記リニアソレノイドバ
ルブSLUのデューティ比が制御される。すなわち初期油
圧制御が実行される。そして入力回転数NC0(タービン
ランナの回転数もしくはこれと一体の部材の回転数)な
どの所定の回転要素の回転数が、変速後の第2速の回転
数に同期するように変化するイナーシャ相が開始した後
は、その回転数変化率が目標変化率となるように第3ブ
レーキB3 の係合圧がフィードバック制御される。
第3ブレーキB3 の係合圧すなわち第3ブレーキB3 に
供給される油圧は、先ず、その摩擦板同士の間や油圧サ
ーボ機構のピストンと摩擦板との間のクリアランスなど
を詰めて第3ブレーキB3 が次第にトルク容量をもつよ
うに高められる。具体的には、前記リニアソレノイドバ
ルブSLUのデューティ比が制御される。すなわち初期油
圧制御が実行される。そして入力回転数NC0(タービン
ランナの回転数もしくはこれと一体の部材の回転数)な
どの所定の回転要素の回転数が、変速後の第2速の回転
数に同期するように変化するイナーシャ相が開始した後
は、その回転数変化率が目標変化率となるように第3ブ
レーキB3 の係合圧がフィードバック制御される。
【0045】このフィードバック制御は、所定の回転
数、例えば入力回転数の変化率を検出しつつその変化率
を目標値に一致させるように油圧を制御する制御である
から、入力回転数が安定した後に開始される。そのため
この発明の制御装置は図6に示すように制御する。
数、例えば入力回転数の変化率を検出しつつその変化率
を目標値に一致させるように油圧を制御する制御である
から、入力回転数が安定した後に開始される。そのため
この発明の制御装置は図6に示すように制御する。
【0046】図6は、第1速から第2速へのアップシフ
トの際のフィードバック制御を実行するための制御ルー
チンを概略的に示しており、先ずステップ1で第1速か
ら第2速への変速制御中か否かが判断される。第1速か
ら第2速へのアップシフトの制御中でなければリータン
し、また第1速から第2速へのアップシフトの制御中で
あれば、初期油圧制御が終了したか否かが判断される
(ステップ2)。
トの際のフィードバック制御を実行するための制御ルー
チンを概略的に示しており、先ずステップ1で第1速か
ら第2速への変速制御中か否かが判断される。第1速か
ら第2速へのアップシフトの制御中でなければリータン
し、また第1速から第2速へのアップシフトの制御中で
あれば、初期油圧制御が終了したか否かが判断される
(ステップ2)。
【0047】この初期油圧制御は、前述したように変速
出力後のトルク相において実行される第3ブレーキB3
の係合圧の制御であり、イナーシャ相の開始が判断され
ることにより終了させられる。したがってこのステップ
2の判断結果が“ノー”の場合にはステップ1に戻り、
また初期油圧制御が終了していれば、第3ブレーキB3
の係合圧PB3をスイープアップする(ステップ3)。具
体的には、前記リニアソレノイドバルブSLUのデューテ
ィ比DSLU を一定時間ごとに一定値づつ増大させる(D
SLU =DSLU +ΔDSLU )。
出力後のトルク相において実行される第3ブレーキB3
の係合圧の制御であり、イナーシャ相の開始が判断され
ることにより終了させられる。したがってこのステップ
2の判断結果が“ノー”の場合にはステップ1に戻り、
また初期油圧制御が終了していれば、第3ブレーキB3
の係合圧PB3をスイープアップする(ステップ3)。具
体的には、前記リニアソレノイドバルブSLUのデューテ
ィ比DSLU を一定時間ごとに一定値づつ増大させる(D
SLU =DSLU +ΔDSLU )。
【0048】つぎにこのスイープアップの継続時間を判
断し(ステップ4)、その継続時間が予め設定した時間
を経過していない場合にはステップ1に戻り、また設定
した時間を経過していれば、スロットル開度の変化の有
無を判断する(ステップ5)。すなわちイナーシャ相の
開始直後は入力回転数が安定しないので、第3ブレーキ
B3 の係合圧PB3を所定時間の間、一定割合で高める。
またアクセルペダルが踏み込まれるなどのことによって
スロットル開度が変化すると、フィードバック制御の前
提が崩れるので、ステップ5においてスロットル開度が
変化したか否かを判断する。
断し(ステップ4)、その継続時間が予め設定した時間
を経過していない場合にはステップ1に戻り、また設定
した時間を経過していれば、スロットル開度の変化の有
無を判断する(ステップ5)。すなわちイナーシャ相の
開始直後は入力回転数が安定しないので、第3ブレーキ
B3 の係合圧PB3を所定時間の間、一定割合で高める。
またアクセルペダルが踏み込まれるなどのことによって
スロットル開度が変化すると、フィードバック制御の前
提が崩れるので、ステップ5においてスロットル開度が
変化したか否かを判断する。
【0049】スロットル開度の変化があった場合には、
図6に示すルーチンから抜けてそれに応じたルーチンに
進む。またスロットル開度が変化していない場合には、
エンジンのトルクダウン制御が行われているか否かが判
断される(ステップ6)。エンジンのトルクダウン制御
は、変速時に摩擦係合装置にかかるトルクを低下させて
変速ショックを良好にするために実行される制御である
が、エンジンの暖機が充分でないなどの理由でトルクダ
ウン制御が禁止される場合があり、その場合には、ステ
ップ6の判断結果が“ノー”となる。また反対に通常ど
おりにトルクダウン制御が実行されていれば、ステップ
6の判断結果は“イエス”となる。
図6に示すルーチンから抜けてそれに応じたルーチンに
進む。またスロットル開度が変化していない場合には、
エンジンのトルクダウン制御が行われているか否かが判
断される(ステップ6)。エンジンのトルクダウン制御
は、変速時に摩擦係合装置にかかるトルクを低下させて
変速ショックを良好にするために実行される制御である
が、エンジンの暖機が充分でないなどの理由でトルクダ
ウン制御が禁止される場合があり、その場合には、ステ
ップ6の判断結果が“ノー”となる。また反対に通常ど
おりにトルクダウン制御が実行されていれば、ステップ
6の判断結果は“イエス”となる。
【0050】トルクダウン制御が実行されていないこと
によりステップ6の判断結果が“ノー”の場合には、ス
テップ7に進んで入力回転数の変化率が所定の基準値α
未満か否かを判断する。ここで入力回転数の変化率は、
所定の時点での入力回転数と目標回転数との差を、次の
時点での入力回転数と目標回転数との差から減じた値
(差)である。またこの基準値αは、目標回転数変化率
の許容幅の上限値を示す値である。したがって入力回転
数の変化率がこの基準値以上であれば、入力回転数が第
2速の同期回転数に向けた必要充分な低下傾向を示して
いないいわゆる不安定状態と判断されるので、ステップ
1に戻る。これに対して入力回転数の変化率が基準値α
未満であれば、すなわちステップ7の判断結果が“イエ
ス”であれば、第3ブレーキB3 の係合圧のフィードバ
ック制御を開始する(ステップ8)。具体的には、入力
回転数が目標どおりの勾配をもって第2速の同期回転数
に向けて低下するように、入力回転数に基づいて、もし
くは入力回転数と目標回転数との差に基づいてリニアソ
レノイドバルブSLUのデューティ比が制御される。
によりステップ6の判断結果が“ノー”の場合には、ス
テップ7に進んで入力回転数の変化率が所定の基準値α
未満か否かを判断する。ここで入力回転数の変化率は、
所定の時点での入力回転数と目標回転数との差を、次の
時点での入力回転数と目標回転数との差から減じた値
(差)である。またこの基準値αは、目標回転数変化率
の許容幅の上限値を示す値である。したがって入力回転
数の変化率がこの基準値以上であれば、入力回転数が第
2速の同期回転数に向けた必要充分な低下傾向を示して
いないいわゆる不安定状態と判断されるので、ステップ
1に戻る。これに対して入力回転数の変化率が基準値α
未満であれば、すなわちステップ7の判断結果が“イエ
ス”であれば、第3ブレーキB3 の係合圧のフィードバ
ック制御を開始する(ステップ8)。具体的には、入力
回転数が目標どおりの勾配をもって第2速の同期回転数
に向けて低下するように、入力回転数に基づいて、もし
くは入力回転数と目標回転数との差に基づいてリニアソ
レノイドバルブSLUのデューティ比が制御される。
【0051】一方、変速時のトルクダウン制御が実行さ
れていてステップ6の判断結果が“イエス”の場合に
は、入力回転数の変化率が他の基準値β未満か否かが判
断される(ステップ9)。この基準値βは、トルクダウ
ン制御が実行されて自動変速機Aへの入力トルクが低下
させられていることに応じて設定されている基準値であ
り、トルクダウン制御が行われていない場合の前記の基
準値αより小さい値(<α)である。
れていてステップ6の判断結果が“イエス”の場合に
は、入力回転数の変化率が他の基準値β未満か否かが判
断される(ステップ9)。この基準値βは、トルクダウ
ン制御が実行されて自動変速機Aへの入力トルクが低下
させられていることに応じて設定されている基準値であ
り、トルクダウン制御が行われていない場合の前記の基
準値αより小さい値(<α)である。
【0052】したがって入力回転数がこの基準値β以上
であれば、入力回転数が第2速の同期回転数に向けた必
要充分な低下傾向を示していないことになるので、この
場合はステップ1に戻る。また反対に入力回転数が基準
値β未満であれば、ステップ8に進んで第3ブレーキB
3 の係合圧のフィードバック制御を開始する。
であれば、入力回転数が第2速の同期回転数に向けた必
要充分な低下傾向を示していないことになるので、この
場合はステップ1に戻る。また反対に入力回転数が基準
値β未満であれば、ステップ8に進んで第3ブレーキB
3 の係合圧のフィードバック制御を開始する。
【0053】ところで上記の各基準値α,βは、トルク
ダウン制御の有無に応じて互いに異なる値に設定されて
いるが、さらにそれぞれはスロットル開度の大小に応じ
て異なる値に設定されている。これを図7にマップとし
て例示してある。すなわちこれらの基準値α,βは、ス
ロットル開度θが大きいほど大きい値に設定されてい
る。
ダウン制御の有無に応じて互いに異なる値に設定されて
いるが、さらにそれぞれはスロットル開度の大小に応じ
て異なる値に設定されている。これを図7にマップとし
て例示してある。すなわちこれらの基準値α,βは、ス
ロットル開度θが大きいほど大きい値に設定されてい
る。
【0054】したがって上記の制御装置によれば、入力
トルクが大きい場合には、イナーシャ相開始直後での回
転数の変化の安定状態を判断する目標回転数変化率とし
て大きい値の基準値を採用するので、入力トルクが大き
いことにより回転数変化率が大きくなっても、これを安
定状態と判断することができ、したがってフィードバッ
ク制御の開始が遅れることはない。またこの状態でフィ
ードバック制御を開始しても、入力回転数は入力トルク
が大きいことに伴って大きく変化しているのであって、
不安定状態にある訳ではないから、ハンチングが生じる
ことはない。
トルクが大きい場合には、イナーシャ相開始直後での回
転数の変化の安定状態を判断する目標回転数変化率とし
て大きい値の基準値を採用するので、入力トルクが大き
いことにより回転数変化率が大きくなっても、これを安
定状態と判断することができ、したがってフィードバッ
ク制御の開始が遅れることはない。またこの状態でフィ
ードバック制御を開始しても、入力回転数は入力トルク
が大きいことに伴って大きく変化しているのであって、
不安定状態にある訳ではないから、ハンチングが生じる
ことはない。
【0055】また一方、入力トルクが小さい場合には、
イナーシャ相開始直後での回転数の変化の安定状態を判
断する目標回転数変化率として小さい値の基準値を採用
するので、入力トルクが小さいことに伴って不安定状態
であるにも拘らず入力回転数の変化率が小さい状態を安
定状態と判断してしまってフィードバック制御が開始さ
れることがなく、その結果、ハンチングを未然に防止す
ることができる。
イナーシャ相開始直後での回転数の変化の安定状態を判
断する目標回転数変化率として小さい値の基準値を採用
するので、入力トルクが小さいことに伴って不安定状態
であるにも拘らず入力回転数の変化率が小さい状態を安
定状態と判断してしまってフィードバック制御が開始さ
れることがなく、その結果、ハンチングを未然に防止す
ることができる。
【0056】なお、上記の実施例では、図3に示すギヤ
トレーンおよび図5に示す油圧回路を備えた自動変速機
を対象とした制御装置を例に採って説明したが、この発
明は上記の実施例に限定されないのであって、他のギヤ
トレーンあるいは油圧回路を備えた自動変速機の制御装
置に適用することができる。したがって上述した制御
は、第3ブレーキを対象とする制御に限定されず、また
第1速から第2速へのアップシフトの場合の制御に限定
されない。さらにフィードバック制御を行う際の回転数
の検出対象は入力回転数に限定されず、必要に応じて適
宜の回転要素の回転数を採用することができる。
トレーンおよび図5に示す油圧回路を備えた自動変速機
を対象とした制御装置を例に採って説明したが、この発
明は上記の実施例に限定されないのであって、他のギヤ
トレーンあるいは油圧回路を備えた自動変速機の制御装
置に適用することができる。したがって上述した制御
は、第3ブレーキを対象とする制御に限定されず、また
第1速から第2速へのアップシフトの場合の制御に限定
されない。さらにフィードバック制御を行う際の回転数
の検出対象は入力回転数に限定されず、必要に応じて適
宜の回転要素の回転数を採用することができる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明の制御装置
によれば、変速時の所定の摩擦係合装置の係合圧のフィ
ードバック制御を開始する条件としての回転数変化率の
安定状態の判定を、エンジンの出力状態、より具体的に
は出力トルクに応じて基準値を変えて行うように構成し
てあるから、低出力状態での小さい回転数変化率をもっ
て安定状態と誤認し、フィードバック制御を開始してハ
ンチングが生じたり、あるいは反対に高出力であるため
に回転数変化率が大きい場合にこれを不安定状態として
判断してフィードバック制御が遅れたりすることを未然
に防止することができる。
によれば、変速時の所定の摩擦係合装置の係合圧のフィ
ードバック制御を開始する条件としての回転数変化率の
安定状態の判定を、エンジンの出力状態、より具体的に
は出力トルクに応じて基準値を変えて行うように構成し
てあるから、低出力状態での小さい回転数変化率をもっ
て安定状態と誤認し、フィードバック制御を開始してハ
ンチングが生じたり、あるいは反対に高出力であるため
に回転数変化率が大きい場合にこれを不安定状態として
判断してフィードバック制御が遅れたりすることを未然
に防止することができる。
【図1】この発明を機能的手段で示すブロック図であ
る。
る。
【図2】この発明の一実施例の制御系統を概略的に示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図3】その自動変速機の歯車列を主として示す図であ
る。
る。
【図4】各変速段を設定するための作動表を示す図であ
る。
る。
【図5】油圧回路の一部を示す図である。
【図6】第1速から第2速へのアップシフトの際のフィ
ードバック制御の開始制御ルーチンを概略的に示すフロ
ーチャートである。
ードバック制御の開始制御ルーチンを概略的に示すフロ
ーチャートである。
【図7】入力回転数変化率の判定基準値のスロットル開
度に応じた大小の傾向を示す図である。
度に応じた大小の傾向を示す図である。
1 エンジン 2 自動変速機 3 摩擦係合装置 4 回転要素 5 出力検出手段 6 目標安定状態設定手段 6−1 目標回転数変化率設定手段 7 フィードバック制御指示手段 8 トルクダウン指示手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16H 59:38
Claims (4)
- 【請求項1】 エンジンに連結された自動変速機の変速
を、所定の摩擦係合装置の係合圧を増大させて実行する
とともに、その摩擦係合装置の係合圧の増大に伴う所定
の回転要素の回転変化状態が所定の安定状態になった場
合に、前記回転要素の回転数が予め定めた目標回転数に
なるように前記摩擦係合装置の係合圧をフィードバック
制御する自動変速機の制御装置において、 前記エンジンの出力を検出する出力検出手段と、 前記安定状態を前記出力検出手段によって検出されたエ
ンジン出力に応じて設定する目標安定状態設定手段とを
備えていることを特徴とする自動変速機の制御装置。 - 【請求項2】 前記目標安定状態設定手段は、エンジン
出力に応じて前記回転要素の目標回転数変化率を設定す
る目標回転数変化率設定手段を備え、 前記回転要素の回転数変化率がこの目標回転数変化率設
定手段で設定された目標回転数変化率に近似した場合に
前記フィードバック制御を実行するフィードバック制御
指示手段を備えている請求項1に記載の自動変速機の制
御装置。 - 【請求項3】 前記出力検出手段は、エンジンの負荷に
基づいてエンジン出力を検出する手段を備え、 前記目標回転数変化率設定手段は、検出されたエンジン
負荷が大きいほど目標回転数変化率を大きい値に設定す
る手段を備えていることを特徴とする請求項2に記載の
自動変速機の制御装置。 - 【請求項4】 変速時にエンジン出力を選択的に低下さ
せるトルクダウン指示手段を更に備え、 前記目標回転数変化率設定手段は、変速時のエンジン出
力の低下制御が指示されている場合の目標回転数変化率
を、エンジン出力の低下制御が指示されていない場合よ
りも小さい値に設定する手段を備えていることを特徴と
する請求項2に記載の自動変速機の制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7092005A JPH08270780A (ja) | 1995-03-27 | 1995-03-27 | 自動変速機の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7092005A JPH08270780A (ja) | 1995-03-27 | 1995-03-27 | 自動変速機の制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08270780A true JPH08270780A (ja) | 1996-10-15 |
Family
ID=14042338
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7092005A Pending JPH08270780A (ja) | 1995-03-27 | 1995-03-27 | 自動変速機の制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08270780A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6098003A (en) * | 1997-10-16 | 2000-08-01 | Denso Corporation | Control apparatus and method for automatic transmission |
| JP2010031900A (ja) * | 2008-07-25 | 2010-02-12 | Toyota Motor Corp | 車両の制御装置 |
| WO2012114860A1 (ja) * | 2011-02-22 | 2012-08-30 | パナソニックEsパワーツール株式会社 | 電動工具 |
-
1995
- 1995-03-27 JP JP7092005A patent/JPH08270780A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6098003A (en) * | 1997-10-16 | 2000-08-01 | Denso Corporation | Control apparatus and method for automatic transmission |
| JP2010031900A (ja) * | 2008-07-25 | 2010-02-12 | Toyota Motor Corp | 車両の制御装置 |
| WO2012114860A1 (ja) * | 2011-02-22 | 2012-08-30 | パナソニックEsパワーツール株式会社 | 電動工具 |
| JP2012171045A (ja) * | 2011-02-22 | 2012-09-10 | Panasonic Eco Solutions Power Tools Co Ltd | 電動工具 |
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