JPH11118047A - ボールバルブ - Google Patents
ボールバルブInfo
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- JPH11118047A JPH11118047A JP28023197A JP28023197A JPH11118047A JP H11118047 A JPH11118047 A JP H11118047A JP 28023197 A JP28023197 A JP 28023197A JP 28023197 A JP28023197 A JP 28023197A JP H11118047 A JPH11118047 A JP H11118047A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 配管接続の際の方向性がなく配管施工性にす
ぐれるとともに流体制御精度を向上でき、かつ、ボール
の真球度を上げるための仕上げ加工を容易に施すことが
できるボールバルブを提供すること。 【解決手段】 弁箱11の入口側流路11Aと出口側流
路11Bの間に、流過孔13を有するボール12と、こ
のボールの両開口側にそれぞれ接触するシール部材1
6,17とが装着され、操作用ハンドル18とボール1
2とが弁棒18Aを介して連結されているボールバルブ
10において、ボール12の流過孔の流入側および流出
側の開口がともに扇形とされ、この両扇形開口14,1
5がともに流路方向に対して左右非対称であるととも
に、弁棒18Aの軸芯に対して回転対称とされ、流入側
開口と流出側開口の間の流過孔13の底部が下方に開口
され、この開口部19の軸芯が弁棒18Aの軸芯と同芯
とされているボールバルブ。
ぐれるとともに流体制御精度を向上でき、かつ、ボール
の真球度を上げるための仕上げ加工を容易に施すことが
できるボールバルブを提供すること。 【解決手段】 弁箱11の入口側流路11Aと出口側流
路11Bの間に、流過孔13を有するボール12と、こ
のボールの両開口側にそれぞれ接触するシール部材1
6,17とが装着され、操作用ハンドル18とボール1
2とが弁棒18Aを介して連結されているボールバルブ
10において、ボール12の流過孔の流入側および流出
側の開口がともに扇形とされ、この両扇形開口14,1
5がともに流路方向に対して左右非対称であるととも
に、弁棒18Aの軸芯に対して回転対称とされ、流入側
開口と流出側開口の間の流過孔13の底部が下方に開口
され、この開口部19の軸芯が弁棒18Aの軸芯と同芯
とされているボールバルブ。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はボールバルブに関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】従来のボールバルブとして、たとえば実
公平3−29656号公報や実開平4−62969号公
報において、弁箱の入口流路と出口流路の間に、流過孔
を有するボールと、このボールの両開口側にそれぞれ接
触するシール部材とを装着し、電動アクチュエータとボ
ールとを弁棒を介して連結し、ボールの流過孔の流入側
の開口を円形とし、流出側の開口を扇形としたものが記
載されている。
公平3−29656号公報や実開平4−62969号公
報において、弁箱の入口流路と出口流路の間に、流過孔
を有するボールと、このボールの両開口側にそれぞれ接
触するシール部材とを装着し、電動アクチュエータとボ
ールとを弁棒を介して連結し、ボールの流過孔の流入側
の開口を円形とし、流出側の開口を扇形としたものが記
載されている。
【0003】このボールバルブによれば、ボールを90
度回動することで弁の全開ないし全閉操作ができ、仕切
バルブのようにハンドルを数回ないし数十回転も回す必
要がなく、開閉操作を迅速かつ簡易に行える。また、扇
形開口の尖端部で交わる2辺を開口中心線方向に膨出し
た凸状カーブとすることにより、流量特性をイコールパ
ーセント特性(弁開度と同じ増加分に対して流量の増加
割合が等しいもの)とし、さらに、上記2辺を開口中心
線に対して扇状カーブとすることにより流量特性をリニ
ア特性(弁開度に正比例して流量を変化させるもの)と
する(特開昭55−107165号公報)ことができ
る。
度回動することで弁の全開ないし全閉操作ができ、仕切
バルブのようにハンドルを数回ないし数十回転も回す必
要がなく、開閉操作を迅速かつ簡易に行える。また、扇
形開口の尖端部で交わる2辺を開口中心線方向に膨出し
た凸状カーブとすることにより、流量特性をイコールパ
ーセント特性(弁開度と同じ増加分に対して流量の増加
割合が等しいもの)とし、さらに、上記2辺を開口中心
線に対して扇状カーブとすることにより流量特性をリニ
ア特性(弁開度に正比例して流量を変化させるもの)と
する(特開昭55−107165号公報)ことができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ボ
ールバルブにおいては、ボールの流入側の開口が円形で
あり、一方、流出側の開口が扇形であるがために、配管
接続の際の方向性が拘束され、配管施工性が悪くなると
いう問題が生じてくる。つまり、上記改良前のボールバ
ルブでは、ボールの流入側および流出側の開口はともに
円形であるので、配管接続の際どちらを流入側あるいは
流出側にしても何ら使用上の問題は生じない。これに対
して、ボールの流入側および流出側の開口が異なってい
る場合、逆方向に配管接続すると、流量特性に障害を生
じることになる。
ールバルブにおいては、ボールの流入側の開口が円形で
あり、一方、流出側の開口が扇形であるがために、配管
接続の際の方向性が拘束され、配管施工性が悪くなると
いう問題が生じてくる。つまり、上記改良前のボールバ
ルブでは、ボールの流入側および流出側の開口はともに
円形であるので、配管接続の際どちらを流入側あるいは
流出側にしても何ら使用上の問題は生じない。これに対
して、ボールの流入側および流出側の開口が異なってい
る場合、逆方向に配管接続すると、流量特性に障害を生
じることになる。
【0005】また、ボールの流入側の開口と流出側の開
口とが異なった形状であることにより、ボールと当接す
る両ボールシートの受圧が流入側と流出側とで異なり、
この結果、特に流出側のボールシートの耐久性が低下
し、上記改良前のボールバルブに比べて、やや頻繁にボ
ールシートを新しいものと交換しなければならず、維持
管理の費用が増大するという問題があった。なお、一般
的に使用されているボールシートはポリテトラフルオロ
エチレン樹脂製のものであり、高価なものである。
口とが異なった形状であることにより、ボールと当接す
る両ボールシートの受圧が流入側と流出側とで異なり、
この結果、特に流出側のボールシートの耐久性が低下
し、上記改良前のボールバルブに比べて、やや頻繁にボ
ールシートを新しいものと交換しなければならず、維持
管理の費用が増大するという問題があった。なお、一般
的に使用されているボールシートはポリテトラフルオロ
エチレン樹脂製のものであり、高価なものである。
【0006】上記問題はボールの流入側および流出側の
開口をともに扇形とすれば解決できるわけであるが、逆
につぎのような問題が新たに生じてくる。ところで、ボ
ールの真球度を上げるため、通常はボールの外面を仕上
げ切削加工している。上記従来の流入側の開口が円形で
あるボールの場合は、たとえば加工用旋盤の回転軸の一
端を円形の開口内に嵌合固定し、回転させながら切削バ
イトにて、ボールの外面を切削して球面の仕上げ加工を
行える。しかしながら、流入側および流出側の開口がと
もに扇形の場合は、加工用旋盤の回転軸の一端を扇形開
口内に嵌合固定することは不可能であり、ボール外面に
仕上げ加工を施すことが困難となる。
開口をともに扇形とすれば解決できるわけであるが、逆
につぎのような問題が新たに生じてくる。ところで、ボ
ールの真球度を上げるため、通常はボールの外面を仕上
げ切削加工している。上記従来の流入側の開口が円形で
あるボールの場合は、たとえば加工用旋盤の回転軸の一
端を円形の開口内に嵌合固定し、回転させながら切削バ
イトにて、ボールの外面を切削して球面の仕上げ加工を
行える。しかしながら、流入側および流出側の開口がと
もに扇形の場合は、加工用旋盤の回転軸の一端を扇形開
口内に嵌合固定することは不可能であり、ボール外面に
仕上げ加工を施すことが困難となる。
【0007】また、ボールの流過孔の流入側および流出
側の両扇形開口をともに流路方向に対して左右非対称と
するとともに、この両扇形開口を弁棒の軸芯に対して回
転対称とする場合、流過孔の流入側と流出側との間に堰
ができることになり、この部分にて流路が縮径されると
いう問題が生じる。
側の両扇形開口をともに流路方向に対して左右非対称と
するとともに、この両扇形開口を弁棒の軸芯に対して回
転対称とする場合、流過孔の流入側と流出側との間に堰
ができることになり、この部分にて流路が縮径されると
いう問題が生じる。
【0008】本発明の目的は、配管接続の際の方向性が
なく配管施工性にすぐれるとともに流体制御精度を向上
でき、かつ、ボールの真球度を上げるための仕上げ加工
を容易に施すことができるボールバルブを提供すること
である。
なく配管施工性にすぐれるとともに流体制御精度を向上
でき、かつ、ボールの真球度を上げるための仕上げ加工
を容易に施すことができるボールバルブを提供すること
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、弁箱の入口側流路と出口側流路の間に、流過孔を有
するボールと、このボールの両開口側にそれぞれ接触す
るシール部材とが装着され、操作部とボールとが弁棒を
介して連結されているボールバルブにおいて、前記ボー
ルの流過孔の流入側および流出側の開口がともに扇形と
され、この両扇形開口がともに流路方向に対して左右非
対称であるとともに、この両扇形開口が弁棒の軸芯に対
して回転対称とされ、流入側開口と流出側開口の間の流
過孔の底部が下方に開口され、この開口部の軸芯が弁棒
の軸芯と同芯とされているものである。
は、弁箱の入口側流路と出口側流路の間に、流過孔を有
するボールと、このボールの両開口側にそれぞれ接触す
るシール部材とが装着され、操作部とボールとが弁棒を
介して連結されているボールバルブにおいて、前記ボー
ルの流過孔の流入側および流出側の開口がともに扇形と
され、この両扇形開口がともに流路方向に対して左右非
対称であるとともに、この両扇形開口が弁棒の軸芯に対
して回転対称とされ、流入側開口と流出側開口の間の流
過孔の底部が下方に開口され、この開口部の軸芯が弁棒
の軸芯と同芯とされているものである。
【0010】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
ボールバルブにおいて、バルブ全閉時には、両扇形開口
の尖端部が入口流路および出口流路直近の流入側および
流出側シール部材による第1のシール領域に設定される
とともに、バルブ全開時には、両扇形開口の尖端部が入
口流路および出口流路を横切って流入側および流出側シ
ール部材による第2のシール領域に侵入するように設定
されているものである。
ボールバルブにおいて、バルブ全閉時には、両扇形開口
の尖端部が入口流路および出口流路直近の流入側および
流出側シール部材による第1のシール領域に設定される
とともに、バルブ全開時には、両扇形開口の尖端部が入
口流路および出口流路を横切って流入側および流出側シ
ール部材による第2のシール領域に侵入するように設定
されているものである。
【0011】請求項3記載の本発明は、請求項1または
2記載のボールバルブにおいて、ボールの流過孔がその
内方に向けて凸状をなすバルブ内流路を有しているもの
である。
2記載のボールバルブにおいて、ボールの流過孔がその
内方に向けて凸状をなすバルブ内流路を有しているもの
である。
【0012】(作用)請求項1記載の本発明において
は、ボールの流過孔の流入側および流出側の開口がとも
に扇形とされ、この両扇形開口がともに流路方向に対し
て左右非対称であるとともに、この両扇形開口が弁棒の
軸芯に対して回転対称とされているので、配管接続の際
の方向性がなく配管施工性にすぐれており、しかも、流
体制御精度が向上する。
は、ボールの流過孔の流入側および流出側の開口がとも
に扇形とされ、この両扇形開口がともに流路方向に対し
て左右非対称であるとともに、この両扇形開口が弁棒の
軸芯に対して回転対称とされているので、配管接続の際
の方向性がなく配管施工性にすぐれており、しかも、流
体制御精度が向上する。
【0013】また、流入側開口と流入側開口の間の流過
孔の底部が下方に開口され、この開口部の軸芯が弁棒の
軸芯と同芯とされているので、この開口部に加工用旋盤
の回転軸の一端を嵌合固定することで、生産性よくボー
ル外面に仕上げ加工を施すことができる。
孔の底部が下方に開口され、この開口部の軸芯が弁棒の
軸芯と同芯とされているので、この開口部に加工用旋盤
の回転軸の一端を嵌合固定することで、生産性よくボー
ル外面に仕上げ加工を施すことができる。
【0014】請求項2記載の本発明においては、バルブ
全閉時には、両扇形開口の尖端部が入口流路および出口
流路直近の流入側および流出側シール部材による第1の
シール領域に設定され、かつ、バルブ全開時には、両扇
形開口の尖端部が入口流路および出口流路を横切って流
入側および流出側シール部材による第2のシール領域に
侵入するように設定されているので、両扇形開口が入口
流路および出口流路につながるボールの有効回動角度範
囲が比較的大きく、操作部による流体制御帯域が広くな
る。そして、扇形開口の形状により上記流量の制御帯域
が広がるので、操作部の分解能まで影響が及ばず、流量
制御の精度が向上する。
全閉時には、両扇形開口の尖端部が入口流路および出口
流路直近の流入側および流出側シール部材による第1の
シール領域に設定され、かつ、バルブ全開時には、両扇
形開口の尖端部が入口流路および出口流路を横切って流
入側および流出側シール部材による第2のシール領域に
侵入するように設定されているので、両扇形開口が入口
流路および出口流路につながるボールの有効回動角度範
囲が比較的大きく、操作部による流体制御帯域が広くな
る。そして、扇形開口の形状により上記流量の制御帯域
が広がるので、操作部の分解能まで影響が及ばず、流量
制御の精度が向上する。
【0015】請求項3記載の本発明においては、ボール
の流過孔がその内方に向けて凸状をなすバルブ内流路を
有しているので、弁全開側の弁内流速が大流速となる側
で、弁内流路からの流れのはくりに基づく乱れの発生を
抑制するなどにより、バルブ容量係数(Cv値)を上
げ、大流量を確保できる。
の流過孔がその内方に向けて凸状をなすバルブ内流路を
有しているので、弁全開側の弁内流速が大流速となる側
で、弁内流路からの流れのはくりに基づく乱れの発生を
抑制するなどにより、バルブ容量係数(Cv値)を上
げ、大流量を確保できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明のボールバルブの実
施形態を図面により説明する。図1はボールバルブの第
1実施例を示す模式断面図、図2は図1の右側面図、図
3は図1の左側面図、図4は図2対応のボールの正面
図、図5は図3対応のボールの正面図、図6は図4のX
−X断面図、図7は図4のY−Y断面図、図8は図6の
Z−Z断面図、図9は図1のボールバルブの開閉状態を
示す説明図である。
施形態を図面により説明する。図1はボールバルブの第
1実施例を示す模式断面図、図2は図1の右側面図、図
3は図1の左側面図、図4は図2対応のボールの正面
図、図5は図3対応のボールの正面図、図6は図4のX
−X断面図、図7は図4のY−Y断面図、図8は図6の
Z−Z断面図、図9は図1のボールバルブの開閉状態を
示す説明図である。
【0017】ボールバルブ10は図1に示すように、弁
箱11の入口流路11Aと出口流路11Bの間に、流過
孔13を有するボール12と、このボール12の両開口
14、15側にそれぞれ接触するシール部材16,17
が装着されている。そして、操作用ハンドル18とボー
ル12が弁棒18Aを介して連結されている。なお、2
0はボール押さえである。そして、図2〜図5に示すよ
うに、ボール12の流過孔13の流入側の開口14が扇
形開口とされ、流出側の開口15も流入側の扇形開口1
4と同一形状の扇形開口とされている。ボールバルブ1
0は硬質塩化ビニル樹脂製のものである。
箱11の入口流路11Aと出口流路11Bの間に、流過
孔13を有するボール12と、このボール12の両開口
14、15側にそれぞれ接触するシール部材16,17
が装着されている。そして、操作用ハンドル18とボー
ル12が弁棒18Aを介して連結されている。なお、2
0はボール押さえである。そして、図2〜図5に示すよ
うに、ボール12の流過孔13の流入側の開口14が扇
形開口とされ、流出側の開口15も流入側の扇形開口1
4と同一形状の扇形開口とされている。ボールバルブ1
0は硬質塩化ビニル樹脂製のものである。
【0018】両扇形開口14,15は、図4および図5
から明らかなように、ともに流路方向に対して左右非対
称であり、しかも、図7から明らかなように、弁棒18
Aの軸芯に対して回転対称とされている。流入側の扇形
開口14と流出側の扇形開口15の間の流過孔13の底
部には、円形の開口部19が下方に開口され、この開口
部19を通じて流過孔13は弁室1Cと連通している。
開口部19の軸芯は弁棒の18Aの軸芯と同芯とされて
いる。
から明らかなように、ともに流路方向に対して左右非対
称であり、しかも、図7から明らかなように、弁棒18
Aの軸芯に対して回転対称とされている。流入側の扇形
開口14と流出側の扇形開口15の間の流過孔13の底
部には、円形の開口部19が下方に開口され、この開口
部19を通じて流過孔13は弁室1Cと連通している。
開口部19の軸芯は弁棒の18Aの軸芯と同芯とされて
いる。
【0019】ボールバルブ10は、ボール12の流過孔
13が、扇形開口14と扇側開口15とをテーパ状流路
面13Aにより滑らかにつなぐ弁内流路が形成され、こ
の弁内流路は流過孔13の内方に向けて凸状をなす流路
面とされている。
13が、扇形開口14と扇側開口15とをテーパ状流路
面13Aにより滑らかにつなぐ弁内流路が形成され、こ
の弁内流路は流過孔13の内方に向けて凸状をなす流路
面とされている。
【0020】ボール12は、図6〜図8に示すように、
ボール12の流過孔13の流入側の開口として、扇形開
口14の他に、この扇形開口14とボール12の回動周
方向に隔離した孔状の補助開口14Cを有している。こ
の補助開口14Cは、図9に示すように、扇形開口14
の尖端部14Aが第1のシール領域を通過する弁開き始
め時に、入口流路11Aを流過孔13に連通させる。そ
して、扇形開口14は、弁開き始め経過後に、入口流路
11Aを流過孔13に連通させる。
ボール12の流過孔13の流入側の開口として、扇形開
口14の他に、この扇形開口14とボール12の回動周
方向に隔離した孔状の補助開口14Cを有している。こ
の補助開口14Cは、図9に示すように、扇形開口14
の尖端部14Aが第1のシール領域を通過する弁開き始
め時に、入口流路11Aを流過孔13に連通させる。そ
して、扇形開口14は、弁開き始め経過後に、入口流路
11Aを流過孔13に連通させる。
【0021】そして、ボールバルブ10は、弁全閉時に
は、図9(イ)に示すように、扇形開口15の尖端部
(延長部)15Aが出口流路11Bの直近の流出側シー
ル部材17による第1のシール領域17Aに位置するよ
うに設定されている。また、扇形開口14の尖端部(延
長部)14Aが入口流路11Aの直近の流入側シール部
材16による第1のシール領域16Aに位置するように
設定されている。
は、図9(イ)に示すように、扇形開口15の尖端部
(延長部)15Aが出口流路11Bの直近の流出側シー
ル部材17による第1のシール領域17Aに位置するよ
うに設定されている。また、扇形開口14の尖端部(延
長部)14Aが入口流路11Aの直近の流入側シール部
材16による第1のシール領域16Aに位置するように
設定されている。
【0022】一方、弁全開時には、図9(ニ)に示すよ
うに、扇形開口15の尖端部15Aが出口流路11Bを
横切って流出側シール部材17による第2のシール領域
17Bに侵入し、かつ扇形開口15の大端部15Bは出
口流路11Bに侵入することなく、この出口流路11B
の周縁部に合致し、ボール12の回動周方向における出
口流路11Bの全範囲に扇形開口15が広く開口して位
置するように設定されている。
うに、扇形開口15の尖端部15Aが出口流路11Bを
横切って流出側シール部材17による第2のシール領域
17Bに侵入し、かつ扇形開口15の大端部15Bは出
口流路11Bに侵入することなく、この出口流路11B
の周縁部に合致し、ボール12の回動周方向における出
口流路11Bの全範囲に扇形開口15が広く開口して位
置するように設定されている。
【0023】また、扇形開口14の尖端部14Aが入口
流路11Aを横切って流入側シール部材16による第2
のシール領域16Bに侵入し、かつ扇形開口14の大端
部14Bは入口流路11Aに侵入することなく、この入
口流路11Aの周縁部に合致し、ボール12の回動周方
向における入口流路11Aの全範囲に扇形開口14が広
く開口して位置するように設定されている。
流路11Aを横切って流入側シール部材16による第2
のシール領域16Bに侵入し、かつ扇形開口14の大端
部14Bは入口流路11Aに侵入することなく、この入
口流路11Aの周縁部に合致し、ボール12の回動周方
向における入口流路11Aの全範囲に扇形開口14が広
く開口して位置するように設定されている。
【0024】以下、上記第1実施例の作用について説明
する。弁全閉時に、扇形開口15の尖端部15Aが出口
流路直近の流出側シール部材17による第1のシール領
域17Aに、また、扇形開口14の尖端部14Aが入口
流路直近の流入側シール部材16による第1のシール領
域16Aに設定されている。したがって、操作部18に
よる弁の開操作後、扇形開口15の尖端部15Aがシー
ル部材17を通過して出口流路11Bに到達するまでの
遊動範囲が短く、流体の流れ始めが早い。
する。弁全閉時に、扇形開口15の尖端部15Aが出口
流路直近の流出側シール部材17による第1のシール領
域17Aに、また、扇形開口14の尖端部14Aが入口
流路直近の流入側シール部材16による第1のシール領
域16Aに設定されている。したがって、操作部18に
よる弁の開操作後、扇形開口15の尖端部15Aがシー
ル部材17を通過して出口流路11Bに到達するまでの
遊動範囲が短く、流体の流れ始めが早い。
【0025】ボール弁10にあっては、弁開き始め側
で、流出側の扇形開口15の尖端部15Aが出口流路1
1Bに連通する小流量側において、流入側の扇形開口1
4の尖端部52Aが入口流路11Aに連通する。また、
弁全開側で、流出側の扇形開口15の大端部15Bが出
口流路11Bの周縁部に合致して出口流路11Bの全範
囲に扇形開口15を広く開口せしめる大流量側におい
て、流入側の扇形開口14の大端部14Bが入口流路1
1Aの周縁部に合致して入口流路11Aの全範囲に扇形
開口14を広く開口せしめる。
で、流出側の扇形開口15の尖端部15Aが出口流路1
1Bに連通する小流量側において、流入側の扇形開口1
4の尖端部52Aが入口流路11Aに連通する。また、
弁全開側で、流出側の扇形開口15の大端部15Bが出
口流路11Bの周縁部に合致して出口流路11Bの全範
囲に扇形開口15を広く開口せしめる大流量側におい
て、流入側の扇形開口14の大端部14Bが入口流路1
1Aの周縁部に合致して入口流路11Aの全範囲に扇形
開口14を広く開口せしめる。
【0026】弁全開時に、扇形開口15の尖端部15A
が出口流路11Bを横切って流出側シール部材17によ
る第2のシール領域17Bに、また、扇形開口14の尖
端部14Aが入口流路11Aを横切って流入側シール部
材16による第2のシール領域16Bに侵入するように
設定されているので、扇形開口15が出口流路11Bに
つながるボール12の有効回動角度範囲が比較的大き
く、操作用ハンドル18による流体制御帯域が広くな
る。
が出口流路11Bを横切って流出側シール部材17によ
る第2のシール領域17Bに、また、扇形開口14の尖
端部14Aが入口流路11Aを横切って流入側シール部
材16による第2のシール領域16Bに侵入するように
設定されているので、扇形開口15が出口流路11Bに
つながるボール12の有効回動角度範囲が比較的大き
く、操作用ハンドル18による流体制御帯域が広くな
る。
【0027】扇形開口15の形状により流量の制御帯域
を広げるものであるから、操作用ハンドル18の分解能
まで影響を及ぼすことがなく、流量の制御精度が向上す
る。また、扇形開口14と扇形開口15との間の流過孔
13の流路内面がテーパ状流路面13Aにより滑らかに
つながっているので、弁の流路抵抗が小さくなる。
を広げるものであるから、操作用ハンドル18の分解能
まで影響を及ぼすことがなく、流量の制御精度が向上す
る。また、扇形開口14と扇形開口15との間の流過孔
13の流路内面がテーパ状流路面13Aにより滑らかに
つながっているので、弁の流路抵抗が小さくなる。
【0028】扇形開口15の尖端部15Aで交わる2辺
a、bが開口の中心線方向に膨出した凸状カーブとされ
ているので、流量特性をイコールパーセント特性(弁開
度と同じ増加分に対して流量の増加割合が等しいもの)
を有するものとなる。
a、bが開口の中心線方向に膨出した凸状カーブとされ
ているので、流量特性をイコールパーセント特性(弁開
度と同じ増加分に対して流量の増加割合が等しいもの)
を有するものとなる。
【0029】円形の開口部19の軸芯が弁棒の18Aの
軸芯と同芯となっているので、この開口部19に加工用
旋盤の回転軸の一端を嵌合固定してボール外面の仕上げ
加工を行える。
軸芯と同芯となっているので、この開口部19に加工用
旋盤の回転軸の一端を嵌合固定してボール外面の仕上げ
加工を行える。
【0030】以上、本発明の実施形態を図面により詳述
したが、本発明の具体的な構成はこの実施形態に限られ
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計
変更などがあっても本発明に含まれる。弁室11Cの液
溜りを防止するために、ボール12の扇形開口14側ま
たは扇形開口15側に孔状あるいはスリット状の連通路
を設けてもよい。このようにすれば、半導体分野などの
純水・超純水配管路の流体制御などに好適に使用でき
る。
したが、本発明の具体的な構成はこの実施形態に限られ
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計
変更などがあっても本発明に含まれる。弁室11Cの液
溜りを防止するために、ボール12の扇形開口14側ま
たは扇形開口15側に孔状あるいはスリット状の連通路
を設けてもよい。このようにすれば、半導体分野などの
純水・超純水配管路の流体制御などに好適に使用でき
る。
【0031】また、扇形開口15の尖端部15Aで交わ
る2辺a,bを、開口中心線に対して凹状カーブとして
もよい。このように凹状カーブとすれば、弁開度に正比
例して流量が変化するリニア流量特性を有するものとす
ることができる。
る2辺a,bを、開口中心線に対して凹状カーブとして
もよい。このように凹状カーブとすれば、弁開度に正比
例して流量が変化するリニア流量特性を有するものとす
ることができる。
【0032】さらに、上記実施例においては、弁棒53
Aを介してボール51に操作用ハンドル53を連結した
が、この操作用ハンドルに代えて電動アクチュエータと
してもよい。
Aを介してボール51に操作用ハンドル53を連結した
が、この操作用ハンドルに代えて電動アクチュエータと
してもよい。
【0033】
【発明の効果】請求項1記載の本発明においては、ボー
ルの流過孔の両扇形開口がともに流路方向に対して左右
非対称であり、かつ、この両扇形開口が弁棒の軸芯に対
して回転対称となっているので、配管接続の際の方向性
がなく配管施工性にすぐれており、しかも、流体制御精
度が向上する。
ルの流過孔の両扇形開口がともに流路方向に対して左右
非対称であり、かつ、この両扇形開口が弁棒の軸芯に対
して回転対称となっているので、配管接続の際の方向性
がなく配管施工性にすぐれており、しかも、流体制御精
度が向上する。
【0034】また、両扇形開口の間の流過孔の底部に開
口された開口部の軸芯が弁棒の軸芯と同芯となっている
ので、この開口部に加工用旋盤の回転軸の一端を嵌合固
定することで、生産性よくボール外面に仕上げ加工を施
すことができる。
口された開口部の軸芯が弁棒の軸芯と同芯となっている
ので、この開口部に加工用旋盤の回転軸の一端を嵌合固
定することで、生産性よくボール外面に仕上げ加工を施
すことができる。
【0035】請求項2記載の本発明においては、バルブ
全閉時には、両扇形開口の尖端部が入口流路および出口
流路直近の流入側および流出側シール部材による第1の
シール領域に設定されるとともに、バルブ全開時には、
両扇形開口の尖端部が入口流路および出口流路を横切っ
て流入側および流出側シール部材による第2のシール領
域に侵入するように設定されているので、扇形開口が出
口流路につながるボールの有効回動角度範囲が比較的大
きく、操作部による流体制御帯域が広い。
全閉時には、両扇形開口の尖端部が入口流路および出口
流路直近の流入側および流出側シール部材による第1の
シール領域に設定されるとともに、バルブ全開時には、
両扇形開口の尖端部が入口流路および出口流路を横切っ
て流入側および流出側シール部材による第2のシール領
域に侵入するように設定されているので、扇形開口が出
口流路につながるボールの有効回動角度範囲が比較的大
きく、操作部による流体制御帯域が広い。
【0036】請求項3記載の本発明においては、ボール
の流過孔がその内方に向けて凸状をなすバルブ内流路を
有しているので、弁全開側の弁内流速が大流速となる側
で、弁内流路からの流れのはくりに基づく乱れの発生を
抑制する等により、バルブ容量係数(Cv値)を上げ、
大流量を確保できる。
の流過孔がその内方に向けて凸状をなすバルブ内流路を
有しているので、弁全開側の弁内流速が大流速となる側
で、弁内流路からの流れのはくりに基づく乱れの発生を
抑制する等により、バルブ容量係数(Cv値)を上げ、
大流量を確保できる。
【図1】本発明の第1実施例を示す模式断面図である。
【図2】図1の右側面図である。
【図3】図1の左側面図である。
【図4】図2対応のボールの正面図である。
【図5】図3対応のボールの正面図である。
【図6】図4のX−X断面図である。
【図7】図4のY−Y断面図である。
【図8】図6のZ−Z断面図である。
【図9】図1のボールバルブの開閉状態を示す説明図で
ある。
ある。
10 ボールバルブ 11 弁箱 11A 入口流路 11B 出口流路 11C 弁室 12 ボール 13 流過孔 14,15 扇形開口 14C 補助開口 14A,15A 尖端部 16,17 シール部材 16A,17A 第1のシール領域 16B,17B 第2のシール領域 18 操作用ハンドル 18A 弁棒
Claims (3)
- 【請求項1】 弁箱の入口側流路と出口側流路の間に、
流過孔を有するボールと、このボールの両開口側にそれ
ぞれ接触するシール部材とが装着され、操作部とボール
とが弁棒を介して連結されているボールバルブにおい
て、 前記ボールの流過孔の流入側および流出側の開口がとも
に扇形とされ、この両扇形開口がともに流路方向に対し
て左右非対称であるとともに、この両扇形開口が弁棒の
軸芯に対して回転対称とされ、流入側開口と流出側開口
の間の流過孔の底部が下方に開口され、この開口部の軸
芯が弁棒の軸芯と同芯とされていることを特徴とするボ
ールバルブ。 - 【請求項2】 弁全閉時には、両扇形開口の尖端部が入
口流路および出口流路直近の流入側および流出側シール
部材による第1のシール領域に設定されるとともに、弁
全開時には、両扇形開口の尖端部が入口流路および出口
流路を横切って流入側および流出側シール部材による第
2のシール領域に侵入するように設定されている請求項
1記載のボールバルブ。 - 【請求項3】 ボールの流過孔がその内方に向けて凸状
をなす弁内流路を有している請求項1または2記載のボ
ールバルブ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28023197A JPH11118047A (ja) | 1997-10-14 | 1997-10-14 | ボールバルブ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28023197A JPH11118047A (ja) | 1997-10-14 | 1997-10-14 | ボールバルブ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11118047A true JPH11118047A (ja) | 1999-04-30 |
Family
ID=17622140
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28023197A Pending JPH11118047A (ja) | 1997-10-14 | 1997-10-14 | ボールバルブ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11118047A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109595355A (zh) * | 2019-02-02 | 2019-04-09 | 台州同盛铜业有限公司 | 一种阀芯 |
-
1997
- 1997-10-14 JP JP28023197A patent/JPH11118047A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109595355A (zh) * | 2019-02-02 | 2019-04-09 | 台州同盛铜业有限公司 | 一种阀芯 |
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