JPH11119258A - 反射型液晶表示装置 - Google Patents

反射型液晶表示装置

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JPH11119258A
JPH11119258A JP9303558A JP30355897A JPH11119258A JP H11119258 A JPH11119258 A JP H11119258A JP 9303558 A JP9303558 A JP 9303558A JP 30355897 A JP30355897 A JP 30355897A JP H11119258 A JPH11119258 A JP H11119258A
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liquid crystal
pixel
electrode
switching element
reflective electrode
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JP9303558A
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Takao Kawaguchi
隆夫 川口
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画素行間の電界による影響および高輝度時の
光導電性によるクロストークをを防止し、高コントラス
ト、階調性の劣化のない反射型液晶表示装置を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 駆動基板41と対向基板42との間に負
の誘電率異方性を有する垂直配向液晶43を挟持させ、
画素の行間側の反射電極413の画素外周部118と対
向電極422との間隔を、画素中央部117と対向電極
422との間隔より大きくとり、前記反射電極413の
画素外周部118において垂直配向液晶43のセル厚を
保持するように間隔補償絶縁層119を具備し、遮光層
22を反射電極413の行および列間に設けた構成から
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は垂直配向液晶を用い
た反射型液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶を用いた投写型映像表示装置
は、小型軽量の特長を有しており、業務用市場で普及し
てきた。現在は、透過型TN液晶パネルを搭載したSV
GA,VGA(登録商標)の表示性能を持つ投写型映像
表示装置が販売され、また、今後、SXGA,XGA
(登録商標)の高精細度の表示性能を有する装置が期待
されている。加えて、反射型液晶パネル即ち反射型液晶
表示装置は高い反射率効率を有するため、この液晶パネ
ルを搭載した小型,高輝度の映像表示装置への展開が期
待されている。
【0003】以下、従来の反射型液晶表示装置について
説明する。図8は、従来の反射型液晶表示装置の列方向
要部断面図であり、Si基板411からなる駆動基板4
1は、m行n列からなる画素を具備し、その各々の画素
は、例えば、MOSFETからなるスイッチング素子4
12と、スイッチング素子412に接続された蓄積容量
(図示せず)とAl膜からなる反射電極413とを具備
し、駆動基板41は、各画素のスイッチング素子412
を駆動するm行からなる走査信号バスライン414と、
スイッチング素子412を介して反射電極413に表示
信号を供給するn列からなる表示信号バスライン416
(図8では図示せず)とを具備し、さらに、例えばIT
O膜からなる透明電極である対向電極422を具備した
ガラス基板421からなる対向基板42との間に、負の
誘電率異方性を有する垂直配向液晶43を挟持してい
る。その垂直配向液晶43は、垂直配向させるため配向
膜441,442が駆動基板41と対向基板42の最表
面に設けてある。なお、隣接する画素,配線との電気的
絶縁は、窒化Si(SiNx ),SiO2 等からなる絶
縁層415で構成されている。
【0004】図9は、上記従来の反射型液晶表示装置の
駆動基板要部上面図であり、垂直配向液晶43のフリッ
カ防止および信頼性確保のために、垂直配向液晶43に
印加する駆動基板41上の反射電極413の電圧を行毎
に極性を反転させ、且つ1フィールド毎に極性を反転さ
せる状態を示している。即ち、例えば、i−1行,i+
1行等の奇数行の液晶に印加する電圧を負極性とした場
合、i行,i+2行の偶数行の液晶に印加する電圧を正
極性として駆動する。次のフィールドでは、逆に、例え
ば、i−1行,i+1行等の奇数行を正極性とし、i
行,i+2行の偶数行を負極性として駆動する。
【0005】図11は、反射型液晶表示装置の要部回路
構成図であり、m行n列からなる画素から構成される。
m行からなる走査信号バスライン414、n列からなる
表示信号バスライン416により、各画素へ信号を供給
する。例えば、i行j列の画素で説明すると、MOSF
ETからなるスイッチング素子412のドレインとj列
の表示信号バスライン416、ソースと反射電極41
3、ゲートとi行の走査信号バスライン414が接続さ
れている。また、1フィールド間の液晶への印加電圧を
安定化させるための蓄積容量(図示せず)が、反射電極
413に接続されている。反射電極413と対向電極4
22との間に電圧が印加され、垂直配向液晶43を駆動
させるものである。
【0006】この種の垂直配向液晶は、通常ノーマリブ
ラックモードで、図13に示した液晶駆動電圧対反射率
特性曲線図に見られるような液晶駆動電圧と反射率の関
係を有している。垂直配向液晶への印加電圧0Vで黒表
示としている(この場合、偏光状態は保持され、例えば
P偏波の入射光はP偏波を保持され反射される)。液晶
のしきい値電圧は〜1V程度、また反射率を最大とする
飽和電圧は〜5V程度である(この場合、偏光状態は変
換され、例えばP偏波の入射光はS偏波に変換され反射
され、出射光として表示される)。
【0007】この時の液晶分子の動作を、図14の垂直
配向液晶分子と比誘電率異方性関係図および図15の垂
直配向液晶分子の配列方向と電気力線関係図を用いて説
明する。即ち、垂直配向の液晶分子81は分子の長軸方
向82が図8における駆動基板41と対向基板42の法
線方向に配列され、負の比誘電率異方性を有している。
液晶分子81の長軸方向82の比誘電率ε‖、短軸方向
83の比誘電率ε⊥とすると、ε‖<ε⊥の関係を有し
ている。電圧が上記駆動基板41と対向基板42間に印
加されると、比誘電率の大きい短軸方向83に液晶分子
81は回転し、光学的性質を変化させるものである。即
ち、電気力線84の方向と液晶分子81の短軸方向83
を平行にさせる力が働き、液晶分子81は回転し、光学
的性質を変化させるものである。
【0008】図12に示す反射型液晶表示装置の要部駆
動電圧波形図とともに具体的な駆動信号例を示す。例え
ば、中間調の透過率を得る場合の例を説明する。図12
の(a)は、j列の表示信号バスライン416(図11
における)の電圧波形を示し、例えば、センター電圧V
c=7Vとし、例えば奇数行の走査期間の電圧をVl=
5V、偶数行の走査期間の電圧をVH=9Vとして1走
査期間(1H期間)毎に垂直配向液晶43(図11にお
ける)に印加させる電圧極性を±2Vで反転駆動させ
る。また、フィールド毎に電圧極性を反転させ、例え
ば、奇数フィールドでi行の電圧をVl=5V、偶数フ
ィールドでi行の電圧をVH=9Vとする。図12の
(b)は、i行の走査信号バスライン414(図11に
おける)の電圧波形を示し、1フィールド(1V期間)
毎に、i行の画素に接続されたスイッチング素子412
(図11における)をオンさせる。
【0009】また、図12の(c)は、i+1行の走査
信号バスライン414(図11における)の電圧波形を
示し、1フィールド(1V期間)毎に、i+1行の画素
に接続されたスイッチング素子412(図11におけ
る)をオンさせる。
【0010】図12の(d)は、i行j列画素の垂直配
向液晶43(図11における)に印加される電圧波形
を、図12の(e)は、i+1行j列画素の垂直配向液
晶43(図11における)に印加される電圧波形を示
す。垂直配向液晶43に印加される電圧が1フィールド
(1V期間)毎に極性を反転させている。また、隣接し
た行の液晶とも印加電圧極性を反転させるものである。
したがって、表示信号バスライン416(図11におけ
る)に所定の表示信号を供給することにより、映像を表
示させるものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の従来の
反射型液晶表示装置では、反射電極の開口率(反射電極
面積/表示面積の比率)を大きくすると、画素の行間部
に反転駆動を行っているため、基板面に平行に電界が印
加される。このため、画素の行間部の液晶の光学的特性
が変化し、黒表示が浮きコントラストを低下させるとい
う課題を有していた。このことを図面を用いて説明する
と、黒表示時電位および不要光の経路を示した従来の反
射型液晶表示装置の列方向要部断面図である図10に示
すように、例えば、垂直配向液晶43のセル厚2μm、
行間の空隙幅4μmの開口率とした場合、黒表示時で
は、対向電極422の電位7V、黒表示時のオフセット
電圧(階調表示の容易さ、駆動ICの消費電力の低減の
ために設定される)を、例えばi行の反射電極413の
電位+8V、i+1行の反射電極413の電位+6Vと
する(電界強度0.5V/μm)。この時、行間に印加
される電圧は、+2Vとなり、負の誘電率異方性を有す
る垂直配向液晶43には面内方向にしきい値電圧〜1V
(電界強度0.5V/μm)に等しい電圧が印加され
る。この場合、反射電極413端部の電気力線46(実
線で例示し、等電位面47は波線で例示している)が集
中し、その電気力線46の方向が、長軸方向が駆動基板
41と対向基板42の法線方向に配列された液晶分子4
5に対して傾いた方向にあるため、液晶分子45は駆動
され光学特性を変化させてしまう。したがって、黒表示
時に画素間の黒が浮き、コントラストを低下させるの
で、開口率を上げるには大きな限界を有していた。
【0012】また、出力光束が数100lmクラスの表
示装置では、駆動基板41の半導体部に入射される光学
系および液晶パネルの不要光の照度はそれほど大きくは
なく、コントラストへの影響は少ない。対角0.9″パ
ネル(4:3)、開口率80%とすると、200lmで
は、光学系の効率もあるため、緑光のパネル面照度は6
0万lxとなる。さらに、表示出力光1000lmにな
ると、緑光のパネル面照度は300万lxにも達し、不
要光による影響は無視できなくなり、例えばMOSFE
Tよりなるスイッチング素子412のオフ特性が光導電
性により劣化するため、リーク電流により表示信号バス
ラインの信号とのクロストークが発生し、液晶を駆動
し、階調再現性を低下させるという課題を有していた。
【0013】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であり、上記のような問題を惹起することなく、高輝
度,高開口率を実現し得る反射型液晶表示装置を提供す
ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の反射型液晶表示装置は、m行n列からな
る画素と、その各々の画素にスイッチング素子と、前記
スイッチング素子に接続された反射電極と蓄積容量と、
前記スイッチング素子を駆動するm行からなる走査信号
バスラインと、前記スイッチング素子を介して前記反射
電極に表示信号を供給するn列からなる表示信号バスラ
インとを具備した駆動基板と、透明電極からなる対向電
極を具備した対向基板との間に、負の誘電率異方性を有
する垂直配向液晶を挟持し、前記反射電極と前記対向電
極との間隔を、反射電極の中央部よりも外周部において
大きくとり、反射電極と対向電極との間隔が大きくなっ
た反射電極の外周部に前記垂直配向液晶のセル厚を保持
するように間隔補償絶縁層を設けたものであり、反射電
極の外周部の電界集中を防止し、黒表示時において画素
間の液晶を光学的にオフ状態を保持し、高コントラスト
の表示性能が得られ、高輝度,高開口率を実現し得るも
のである。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、m行n列からなる画素と、その各々の画素にスイッ
チング素子と、前記スイッチング素子に接続された反射
電極と蓄積容量と、前記スイッチング素子を駆動するm
行からなる走査信号バスラインと、前記スイッチング素
子を介して前記反射電極に表示信号を供給するn列から
なる表示信号バスラインとを具備した駆動基板と、透明
電極からなる対向電極を具備した対向基板との間に、負
の誘電率異方性を有する垂直配向液晶を挟持し、前記反
射電極と前記対向電極との間隔を、反射電極の中央部よ
りも外周部において大きくとり、反射電極と対向電極と
の間隔が大きくなった反射電極の外周部に前記垂直配向
液晶のセル厚を保持するように間隔補償絶縁層を設けた
反射型液晶表示装置であり、反射電極と対向電極との間
隔を、反射電極の外周部において大きくとり、反射電極
の外周部に垂直配向液晶のセル厚を保持するように間隔
補償絶縁層を設けることにより、反射電極の外周部の電
界集中を駆動基板内に引き込み、液晶層を通過する電気
力線の方向と液晶分子の短軸方向を揃えるようにさせる
ため、黒状態の分子配列を保持させ、黒表示時の画素間
の液晶を光学的にオフ状態にし、高コントラストの表示
性能が得られるという作用を有する。
【0016】請求項2に記載の発明は、反射電極の画素
中央部の同一面の端部と、隣接する行の画素の反射電極
の画素中央部の同一面の端部との間隔Dcsを、垂直配
向液晶の液晶セル厚Dlcに対して、 Dcs>2・Dlc とした請求項1に記載の反射型液晶表示装置であり、隣
接する画素中央部の端と端との間に印加される横方向の
電界は、黒表示時には液晶のしきい値以下に保持され、
また反射電極の外周部の電界集中を防止し、画素間の液
晶を光学的にオフ状態を保持し、高コントラストの表示
性能が得られるという作用を有する。
【0017】請求項3に記載の発明は、間隔補償絶縁層
を透明材料とした請求項1あるいは請求項2に記載の反
射型液晶表示装置であり、画素間の空隙部の間隔を従来
より短縮することが可能であり、反射電極の外周部の電
界集中を防止し、画素間の液晶を光学的にオフ状態を保
持し、白表示時には画素周辺部反射電極によっても液晶
の駆動が可能であるため反射効率を高めることができる
ので、高開口率,高コントラストの表示性能が得られる
という作用を有する。
【0018】請求項4に記載の発明は、駆動基板にm行
n列からなる画素と、その各々の画素にスイッチング素
子と、前記スイッチング素子に接続された反射電極と蓄
積容量と、前記スイッチング素子を駆動するm行からな
る走査信号バスラインと、前記スイッチング素子を介し
て前記反射電極に表示信号を供給するn列からなる表示
信号バスラインとを具備した駆動基板と、透明電極から
なる対向電極を具備した対向基板との間に、負の誘電率
異方性を有する垂直配向液晶を挟持し、隣接する反射電
極の間に遮光層を橋渡しに取り付けた反射型液晶表示装
置であり、遮光層により対向基板側より入射された不要
光を遮光させ、光導電性によりスイッチング素子のオフ
特性の劣化を防止し、表示信号バスラインからのクロス
トークがなく、階調再現性が良好な表示性能が得られる
という作用を有する。
【0019】請求項5に記載の発明は、隣接する反射電
極の間に遮光層を橋渡しに取り付けた請求項1あるいは
請求項2あるいは請求項3に記載の反射型液晶表示装置
であり、反射電極の外周部の対向電極との間隔を大きく
とり、垂直配向液晶のセル厚を保持するように間隔補償
絶縁層を具備するとともに、遮光層を隣接する反射電極
間に備えているので、黒表示時に反射電極の外周部の電
界集中を防止し、画素間の液晶を光学的にオフ状態を保
持し、また対向基板側より入射された不要光を遮光層に
て遮光させ光導電性によるスイッチング素子のオフ特性
の劣化を防止するので、表示信号バスラインからのクロ
ストークがなく、したがって高コントラストで低輝度時
の階調再現性が良好な表示性能が得られるという作用を
有する。
【0020】以下、本発明の実施の形態について図面を
参照して説明する。 (実施の形態1)図1は、本実施の形態1による反射型
液晶表示装置の列方向要部断面図、図2は、同駆動基板
要部上面図であり、前記の従来の反射型液晶表示装置の
列方向要部断面図および駆動基板要部上面図を示す図8
および図9と同じ部分については、同じ符号を付して説
明すると、Si基板411からなる駆動基板41は、m
行n列からなる画素を具備し、その各々の画素は、例え
ば、MOSFETからなるスイッチング素子412と、
スイッチング素子412に接続された蓄積容量(図示せ
ず)とAl膜からなる反射電極413とを具備し、駆動
基板41は、各画素のスイッチング素子412を駆動す
るm行からなる走査信号バスライン414と、スイッチ
ング素子412を介して反射電極413に表示信号を供
給するn列からなる表示信号バスライン416(図1で
は図示せず)とを具備し、さらに、例えばITO膜から
なる透明電極である対向電極422を具備したガラス基
板421からなる対向基板42との間に、負の誘電率異
方性を有する垂直配向液晶43を挟持し、通常2μm程
度の液晶セル厚に保持され、基板外周部で封止された構
成となっている。その垂直配向液晶43は、垂直配向さ
せるため配向膜441,442が駆動基板41と対向基
板42の最表面に設けてある。なお、隣接する画素,配
線との電気的絶縁は、窒化Si(SiNx ),SiO2
等からなる絶縁層415で構成されている。ここまで説
明した構成は従来例を示す図8および図9の構成と同じ
である。本実施の形態1を示す図1および図2が従来例
を示す図8および図9と異なるところは、前記反射電極
413と前記対向電極422との間隔の内、反射電極4
13の画素中央部117の間隔Dcよりも画素外周部1
18の間隔Deを大きくとり、反射電極413に段差部
を形成し、その段差部の内側、即ち、反射電極413と
対向電極422との間隔が大きくなった反射電極413
の画素外周部118の内側に、垂直配向液晶43のセル
厚が画素中央部117に等しくするように、例えば、S
iO2 膜からなる透明材料の間隔補償絶縁層119を設
けた点である。
【0021】さらに、反射電極413の画素中央部11
7の同一面の端部と、隣接する行の画素の反射電極41
3の画素中央部117の同一面の端部との間隔Dcs
は、垂直配向液晶43の液晶セル厚Dlcに対して、 Dcs>2・Dlc とした構成となっている。
【0022】このように構成される本実施の形態1によ
る反射型液晶表示装置の動作を、黒表示時電位を示した
本実施の形態1による反射型液晶表示装置の列方向要部
断面図である図3を用いて以下に説明する。
【0023】上述のような構成において、液晶セル厚D
lcを2.0μm、隣接する反射電極413の画素中央
部117の端部の間隔Dcsを4μm、画素中央部11
7と画素外周部118の対向電極422との間隔をそれ
ぞれDc=2.05μm,De=2.55μmとし、画
素の行間の空隙、即ち、隣接する反射電極413の画素
外周部118の端部の間隔Dsを2μmとし、配向膜4
41,442の膜厚を0.025μm、間隔補償絶縁層
119の厚さを0.5μmとした。また、黒表示の場
合、垂直配向液晶43のしきい値電圧以下の1Vが液晶
層に印加するように、対向電極422に+7V、例えば
偶数行の反射電極413に+8V、奇数行の反射電極4
13に+6Vが印加される。勿論前記の通り次のフィー
ルド期間には逆極性の偶数行の反射電極413に+6
V、奇数行の反射電極413に+8Vが印加される。以
下の計算では、配向膜441,442の膜厚は薄いので
無視する。ここで、負の誘電率異方性を有する垂直配向
液晶43、例えばMBBA(P−methoxyben
zylidene−P’−butylaniline)
の比誘電率を、液晶分子の長軸方向ε‖=4.7、短軸
方向ε⊥=5.2、SiO2 の比誘電率を3.5とす
る。即ち、黒表示時の液晶に印加される電圧は、画素中
央部117で±1V(電界強度:〜0.5V/μm)、
画素外周部118で紙面の上下方向のみに電圧が印加さ
れるとすると0.75V(電界強度:〜0.38V/μ
m)である。また、行の画素間には、±2V(電界強
度:〜1Vμm)が印加される。また、画素中央部11
7の端と隣接する画素中央部117の端との間に加わる
電圧は、±2V(電界強度:〜0.5Vμm)である。
【0024】このため、画素中央部117の端での電圧
は液晶のしきい値電圧以下であり、さらに行間に電極を
延長しているので電界の大きな集中は発生しないことに
より、液晶は駆動されない。また、画素外周部118に
おいては、電気力線46はSiO2 層から液晶層を経由
して、再びSiO2 層に戻る。このため、電気力線46
はSiO2 層/液晶層界面で紙面水平方向に電気力線4
6の方向を曲げる。電圧が印加されると液晶分子45
は、電気力線46の方向に短軸方向を向けようとするた
め、図3に示したように液晶分子45は垂直配向を維持
する方向に働くものである。したがって、液晶層は駆動
せず、即ち黒表示の光学特性を維持するものである。
【0025】一方、液晶層への印加電圧をさらに上げて
いくと、画素外周部の液晶層に印加される電圧は、しき
い値電圧を超えていくので、入射光線の偏光状態を変化
させ、表示光として出力されるものである。
【0026】以上述べたように、本実施の形態1による
反射型液晶表示装置によれば、反射電極413の画素外
周部118の対向電極422との間隔を大きくとり、垂
直配向液晶43のセル厚を保持するように間隔補償絶縁
層119を具備することにより、反射電極413の画素
外周部118の電界集中を防止し、画素間の液晶を光学
的にオフ状態にすることにより、黒表示時の画素間の黒
の浮きを防止し、高コントラストの表示を実現でき、開
口率を高くすることが可能となる。
【0027】(実施の形態2)図4は、本実施の形態2
による反射型液晶表示装置の列方向要部断面図、図5
は、同駆動基板要部上面図であり、前記の従来の反射型
液晶表示装置の列方向要部断面図および駆動基板要部上
面図を示す図8および図9と同じ部分については、同じ
符号を付して説明すると、Si基板411からなる駆動
基板41は、m行n列からなる画素を具備し、その各々
の画素は、例えば、MOSFETからなるスイッチング
素子412と、スイッチング素子412に接続された蓄
積容量(図示せず)とAl膜からなる反射電極413と
を具備し、駆動基板41は、各画素のスイッチング素子
412を駆動するm行からなる走査信号バスライン41
4とスイッチング素子412を介して反射電極413に
表示信号を供給するn列からなる表示信号バスライン4
16(図4では図示せず)とを具備し、さらに、例えば
ITO膜からなる透明電極である対向電極422を具備
したガラス基板421からなる対向基板42との間に、
負の誘電率異方性を有する垂直配向液晶43を挟持し、
通常2μm程度の液晶セル厚に保持され、基板外周部で
封止された構成となっている。その垂直配向液晶43
は、垂直配向させるため配向膜441,442が、駆動
基板41と対向基板42の最表面に設けてある。なお、
隣接する画素,配線との電気的絶縁は、窒化Si(Si
x ),SiO2 等からなる絶縁層415で構成されて
いる。ここまで説明した構成は従来例を示す図8および
図9の構成と同じである。本実施の形態2を示す図4お
よび図5が従来例を示す図8および図9と異なるところ
は、隣接する反射電極413の間に、反射電極413の
下においてテーパ21を有する遮光層22を反射電極4
13に黒色絶縁層23を介して橋渡しに取り付けた点で
ある。
【0028】本発明の実施の形態2による反射型液晶表
示装置は、駆動基板41の反射電極413間に遮光層2
2を具備し、スイッチング素子412に前記対向基板4
2側より入射された光を遮光させ光導電性によりスイッ
チング素子412のオフ特性の劣化を防止し、階調再現
性の低下を防止し、階調再現性の良い表示を実現するも
のである。
【0029】このように構成される本実施の形態2によ
る反射型液晶表示装置の動作を、本実施の形態2による
反射型液晶表示装置の列方向要部断面図である図6を用
いて以下に説明する。
【0030】上述のような構成において、液晶セル厚D
lcを2.0μm、隣接する反射電極413の行間の空
隙部幅を4.5μm、隣接する反射電極413の列間の
空隙幅を1μmとした。黒表示の場合、垂直配向液晶4
3のしきい値電圧以下の1Vが液晶層に印加するよう
に、対向電極422に+7V、例えば偶数行の反射電極
413に+8V、奇数行の反射電極413に+6Vが印
加される。勿論前記の通り次のフィールド期間には逆極
性の偶数行の反射電極413に+6V、奇数行の反射電
極413に+8Vが印加される。この場合、隣接する反
射電極413の行間の空隙部幅を4.5μmとしている
ので、横電界はしきい値電圧以下であり、液晶層の偏光
状態は保持される。
【0031】一方、遮光層22は反射電極413の下で
テーパ21を持たせているので、角度の大きい入射光
(不要光)24は、スイッチング素子412へは入射せ
ず、反射されるので、光導電性によるスイッチング素子
412のオフ特性の劣化を防止することができ、表示信
号バスラインとのクロストークを防止することができ
る。したがって、表示内容による階調性への影響を防止
でき、階調再現性の良い表示を得ることができるもので
ある。
【0032】さらに、反射電極413の下部において、
遮光層22と反射電極413とで黒色絶縁層23を挟持
したことにより遮光性を高めることができる。
【0033】以上述べたように、本実施の形態2による
反射型液晶表示装置によれば、駆動基板41の隣接する
反射電極413の間、即ち、画素間の空隙部にテーパ2
1を具備した反射材料からなる遮光層22を備えている
ので、駆動基板41に設けられたスイッチング素子41
2に光導電性によるオフ特性の劣化を防止し、主光線は
偏光状態を保持して反射し、不要光24は深い角度で反
射するので投写光学系を通して表示されることがない。
したがって、表示内容による階調性への影響を防止で
き、階調再現性の良い表示を得ることができるという効
果が得られる。また、本反射型液晶表示装置は透過型液
晶表示装置のような黒色の遮光層を用いていないので、
入射光線の吸収発熱が少なく、液晶表示装置の冷却が容
易になるという効果が得られる。
【0034】(実施の形態3)本発明の実施の形態3に
よる反射型液晶表示装置は、実施の形態1ないし実施の
形態2を組み合わせたことにより、黒表示の黒の浮きお
よび表示信号バスラインとのクロストークを防止し、低
輝度での階調表示性能を向上させたものである。即ち、
反射電極の行間側の外周部の対向電極との間隔を大きく
とり、垂直配向液晶のセル厚を保持するように間隔補償
絶縁層を具備することにより、反射電極の外周部の電界
集中を防止し、画素間の液晶を光学的にオフ状態にし、
さらに、駆動基板の隣接する反射電極間に遮光層を具備
し、スイッチング素子への対向基板側より入射された光
を遮光させ光導電性によりスイッチング素子のオフ特性
の劣化を防止するものであり、高開口率で、黒表示時の
画素間の黒の浮きを防止し、高コントラストが得られ、
しかも低輝度から高輝度までの広い階調範囲での良好な
階調表示を実現するものである。
【0035】図7は本実施の形態3による反射型液晶表
示装置の列方向要部断面図であり、実施の形態1と実施
の形態2の反射型液晶表示装置の列方向要部断面図を示
す図1と図4と同じ部分には同じ符号を付し、あらため
て、説明は省略する。
【0036】このように構成される本実施の形態3によ
る反射型液晶表示装置の動作は、実施の形態1ないし実
施の形態2と同一である。したがって、画素間の液晶を
光学的にオフ状態とし、且つ遮光層22によりスイッチ
ング素子412のオフ特性の劣化を防止することによ
り、高開口率で、黒表示時の画素間の黒の浮きを防止
し、高コントラストが得られ、表示信号バスラインとの
クロストークを防止するため、表示内容による階調性へ
の影響を防止でき、階調再現性の良い表示を得ることが
できるという効果が得られる。また、透過型液晶表示装
置のような黒色の遮光層を用いていないので、入射光線
の吸収発熱が少なく、液晶表示装置の冷却が容易になる
という効果が得られる。
【0037】
【発明の効果】以上のように、本発明の反射型液晶表示
装置によれば、黒表示時に反射電極の外周部の電界集中
を防止し、画素間の液晶を光学的にオフ状態を保持し、
高コントラストの表示性能が得られ、高輝度,高開口率
を実現し得るものである。また、対向基板側より入射さ
れた不要光を遮光層にて遮光させ光導電性によるスイッ
チング素子のオフ特性の劣化を防止するので、表示信号
バスラインからのクロストークがなく、したがって高コ
ントラストで低輝度時の階調再現性が良好な表示性能が
得られ、高輝度,高開口率を実現し得るという効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の反射型液晶表示装置の実施の形態1に
おける列方向要部断面図
【図2】本発明の反射型液晶表示装置の実施の形態1に
おける駆動基板要部上面図
【図3】本発明の反射型液晶表示装置の実施の形態1に
おける黒表示時電位を示した列方向要部断面図
【図4】本発明の反射型液晶表示装置の実施の形態2に
おける列方向要部断面図
【図5】本発明の反射型液晶表示装置の実施の形態2に
おける駆動基板要部上面図
【図6】本発明の反射型液晶表示装置の実施の形態2に
おける不要光の経路を示した列方向要部断面図
【図7】本発明の反射型液晶表示装置の実施の形態3に
おける列方向要部断面図
【図8】従来の反射型液晶表示装置の列方向要部断面図
【図9】従来の反射型液晶表示装置の駆動基板要部上面
【図10】従来の反射型液晶表示装置の黒表示時電位お
よび不要光の経路を示した列方向要部断面図
【図11】反射型液晶表示装置の要部回路構成図
【図12】反射型液晶表示装置の要部駆動電圧波形図
【図13】液晶駆動電圧対反射率特性曲線図
【図14】垂直配向液晶分子と比誘電率異方性関係図
【図15】垂直配向液晶分子の配列方向と電気力線関係
【符号の説明】
21 テーパ 22 遮光層 23 黒色絶縁層 41 駆動基板 42 対向基板 43 垂直配向液晶 45,81 液晶分子 46,84 電気力線 47 等電位面 82 長軸方向 83 短軸方向 117 画素中央部 118 画素外周部 119 間隔補償絶縁層 411 Si基板 412 スイッチング素子 413 反射電極 414 走査信号バスライン 415 絶縁層 421 ガラス基板 422 対向電極 441,442 配向膜

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 m行n列からなる画素と、その各々の画
    素にスイッチング素子と、前記スイッチング素子に接続
    された反射電極と蓄積容量と、前記スイッチング素子を
    駆動するm行からなる走査信号バスラインと、前記スイ
    ッチング素子を介して前記反射電極に表示信号を供給す
    るn列からなる表示信号バスラインとを具備した駆動基
    板と、透明電極からなる対向電極を具備した対向基板と
    の間に、負の誘電率異方性を有する垂直配向液晶を挟持
    し、前記反射電極と前記対向電極との間隔を、反射電極
    の中央部よりも外周部において大きくとり、反射電極と
    対向電極との間隔が大きくなった反射電極の外周部に前
    記垂直配向液晶のセル厚を保持するように間隔補償絶縁
    層を設けた反射型液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 反射電極の画素中央部の同一面の端部
    と、隣接する行の画素の反射電極の画素中央部の同一面
    の端部との間隔Dcsを、垂直配向液晶の液晶セル厚D
    lcに対して、 Dcs>2・Dlc とした請求項1に記載の反射型液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 間隔補償絶縁層を透明材料とした請求項
    1あるいは請求項2に記載の反射型液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 駆動基板にm行n列からなる画素と、そ
    の各々の画素にスイッチング素子と、前記スイッチング
    素子に接続された反射電極と蓄積容量と、前記スイッチ
    ング素子を駆動するm行からなる走査信号バスライン
    と、前記スイッチング素子を介して前記反射電極に表示
    信号を供給するn列からなる表示信号バスラインとを具
    備した駆動基板と、透明電極からなる対向電極を具備し
    た対向基板との間に、負の誘電率異方性を有する垂直配
    向液晶を挟持し、隣接する反射電極の間に遮光層を橋渡
    しに取り付けた反射型液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 隣接する反射電極の間に遮光層を橋渡し
    に取り付けた請求項1あるいは請求項2あるいは請求項
    3に記載の反射型液晶表示装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007316305A (ja) * 2006-05-25 2007-12-06 Victor Co Of Japan Ltd 反射型液晶表示素子とその製造方法
JP2009192831A (ja) * 2008-02-14 2009-08-27 Seiko Epson Corp 電気光学装置及び電気光学装置の製造方法、並びに電子機器

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