JPH111202A - 密封式容器の蓋閉め装置 - Google Patents

密封式容器の蓋閉め装置

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JPH111202A
JPH111202A JP17314297A JP17314297A JPH111202A JP H111202 A JPH111202 A JP H111202A JP 17314297 A JP17314297 A JP 17314297A JP 17314297 A JP17314297 A JP 17314297A JP H111202 A JPH111202 A JP H111202A
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JP
Japan
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container
lid
contact portion
moving means
plate
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JP17314297A
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English (en)
Inventor
Shoichi Tanimoto
昭一 谷本
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NANKI POLYETHYLENE KK
Original Assignee
NANKI POLYETHYLENE KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 密封式容器の蓋閉めを、ライン化して、短時
間で、効率よく行う。 【解決手段】 本願発明に係る装置は、密封式容器につ
いて、蓋の強制嵌合を行うことが可能なものであり、移
動手段1と、当接部2とを備える。当接部2は、移動手
段1の上方に設けられ、移動手段1は、容器を移動し
て、順次当接部2の下を通過させるものである。上記容
器の移動に従って、移動手段1と当接部2とが、この容
器を挟み、蓋を移動方向の前方側から後方側にかけて順
次容器本体へ嵌め合わせて行くものである。このため、
容器が当接部2の下を通過しようとすれば、その蓋の各
部は、順次当接部2に押さえられ、これにより、容器の
前方から後方へ順次空気抜きが行われつつ容器が密閉さ
れ、一度に蓋全体を容器本体に嵌め合わせる場合のよう
に、空気抜きを考慮した正確な押圧の位置合わせを必要
としない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、密封式容器の蓋閉め
装置に関し、詳しくは蓋閉めによって内部が密閉される
密封式容器について、その蓋を容器本体に嵌合する装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】広く普及しているポリエチレン製の食品
保存容器について、出荷前、その蓋閉めには、図8へ示
すような器具aが用いられ、手動で行われていた。この
器具aは、台bと、この台bに対しヒンジcにて取り付
けられ上下に回動可能な板dとにて、形成されたもので
ある。板dは、その下面中央に突出部eが設けられてい
る。尚、図8は、器具aの動作の説明を目的として掲げ
たものであり、器具aの細部は簡略化し又は省略して描
いてある。
【0003】上記の器具aの使用法について説明する
と、先ず図8へ示すように、上記器具aの台bの上に、
容器本体tを置く。そして、この容器本体tの上に、そ
の蓋fを載せる。この蓋fに対して、上方より、器具a
の板dを押し下げて押圧する。板dを押し下げは、人が
手作業で行う。
【0004】一方、蓋fと容器本体tとの関係を、上記
の作業の工程に沿って見ると、先ず、図9(A)へ示す
ように、作業前、台b上の容器本体tに対して、その上
方の開口部を覆うように、蓋fが載せられる。蓋fの周
縁部には、嵌合用溝mが形成されており、この嵌合用溝
mが下方に位置する容器本体tの周縁部sを臨む。
【0005】次に、図9(B)へ示すように、手作業に
て押し下げられる既述の板dにて、蓋fは、容器本体t
に押しつけられる。このとき、板dの下面中央の突出部
eが、蓋fの中央を押圧する。このような押圧の仕方に
よって、蓋fは中央部分が、下方に撓んで、容器本体t
内部の空気kを外部に追い出す。
【0006】この結果、蓋fは、図9(C)へ示すよう
に、容器本体t内部の空気に押し戻されることなく、そ
の嵌合用溝m内に容器本体tの周縁部sを挿入する。こ
のようにして、蓋fは、円滑に容器本体tに嵌合し、容
器の蓋閉めが完了する。
【0007】上記の通り、板dの下面中央の突出部eに
て蓋fの中央を押圧し、蓋fの周縁部と容器本体tとの
間から容器本体t内部の空気を抜きつつ蓋fと容器本体
tとの嵌合を行うものであるため、蓋bの中央が突出部
eへ当接するよう、正確に、その位置決めを行わなくて
はならない。
【0008】作業を効率よく行うため、台bの代わりに
コンベアを用い順次自動的に容器を板dの下方に送るも
のとし、又板dについてもアクチュエータを用いて自動
的に上記の押圧動作を行うものとしたとしても、上記の
通り、板dが上記押圧を行う位置において、蓋bの中央
に突出部eが当接するよう、正確に、その位置決めを行
う必要がある。
【0009】このため、上記の通り作業をライン化して
も、板dの押圧位置に、蓋閉めされる容器本体tが到達
した際に、コンベアを一時的に停止して、上記板dの作
動を行わねばならず、この作動の間、ラインは全体が止
まることになる。押圧作業が完了してラインが再稼働し
ても、次に蓋閉めされる容器本体tが到達した際、再び
コンベアを停止することになる。従って、装置は、この
ようなラインの停止・再稼働を繰り返すものである。
【0010】ところが、このようにラインを断続的に稼
働するのでは、能率が悪く、ラインを止めずに順次作業
を行う方法が求められた。しかし、上記のような構造を
持つ装置は、押圧する容器の蓋の位置決めに正確さを必
要とするものであり、このため、上記の断続的な作業工
程が避けられないものであった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のような背景に鑑
み、本願発明は、空気抜きのために、必要とされた正確
な位置決めを不要としつつも、確実に空気抜きの作業が
行えるものとし、又、ライン化した場合もその流れを止
めることなく、効率よく、密封容器の蓋閉めを行うこと
を可能として上記課題の解決を図るものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願の第1の発明に係る
密封式容器の蓋閉め装置は、密封式容器について、容器
本体の開口部に蓋が載せられた状態から、蓋の強制嵌合
を行うことが可能なものについて、下記の構成を採るも
のである。上記容器を順次載せてその移動を行うコンベ
ア等の移動手段1と、当接部2とを備える。当接部2
は、移動手段1の上方に設けられ、移動手段1は、容器
を移動して、順次当接部2の下を通過させるものであ
る。上記容器の移動に従って、移動手段1と当接部2と
が、この容器を挟み、蓋を移動方向の前方側から後方側
にかけて順次容器本体へ嵌め合わせて行くものである。
【0013】上記構成を採ることによって、容器が当接
部2の下を通過しようとすれば、その蓋の各部は、必然
に、端(進行方向の前方側)から順次当接部2に押さえ
られ、これにより、容器の前方から後方へ順次空気抜き
が行われつつ容器が密閉される。このため、従来の、一
度に蓋全体を容器本体に嵌め合わせる場合のように、空
気抜きを考慮した正確な押圧の位置合わせを必要としな
い。従って、このような押圧の位置合わせのために、一
々移動手段1を停止させることなく、移動手段1に運ば
れる容器の流れに従い蓋の密閉作業を連続的に行うこと
が可能となった。
【0014】本願第2の発明に係る密封式容器の蓋閉め
装置は、上記本願第1の発明に係る密封式容器の蓋閉め
装置にあって、上記当接部2が、回動自在に設けられた
ローラであることを特徴とする。
【0015】上記構成を採ることによって、当接部2
が、その下を潜る容器の移動の大きな抵抗とならず、装
置は円滑に蓋の嵌合と移動方向への容器の送り出しを行
うことが可能である。
【0016】本願第3の発明に係る密封式容器の蓋閉め
装置は、上記本願第1又は第2の発明に係る密封式容器
の蓋閉め装置にあって、当接部2を通過して出て来る容
器の、上部と当接し、容器の前方が浮き上がることを防
止する押さえ手段4が設けられている。
【0017】上記第1又は第2の発明に係る密封式容器
の蓋閉め装置にあっては、容器の移動に伴い、相対的
に、容器の前方から後方に当接部2の押圧位置が移行
し、容器の前方が押圧から開放されると共に容器の後方
が押圧されることにより、当接部2を通過した容器の前
方が浮き上がる危惧があるが、上記の通り、押さえ手段
3を備えることにより、容器上部がこの押さえ手段3に
当たり、このような浮き上がりが防止される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本願発明の実
施の形態を説明する。図1乃至図5へ本願発明の一実施
の形態を示す。この密封式容器の蓋閉め装置は、容器本
体に強制嵌合することが可能な柔軟性を有する蓋を備え
た密封式容器について、容器本体tの開口部に蓋fが載
せられた状態から、蓋fの強制嵌合を行うことが可能な
ものであり、下記の構成を採る。
【0019】即ち、この装置は、図1へ示す通り、上記
容器を順次載せてその移動を行うコンベア等の移動手段
1と、当接部2と、当接部の保持部30と、当接部支持
体3と、複数の発条30c…30cとにて構成されてい
る。上記の当接部2は、移動手段1の上に設けられ、移
動手段1は、容器を移動して、順次当接部2の下を通過
させるものである。この容器の移動に従って、移動手段
1と当接部2とが、この容器を挟み、蓋を移動方向の前
方側から後方側にかけて順次容器本体へ嵌め合わせて行
くのである。以下、各部の構成について順に説明する。
【0020】図1へ示す通り、移動手段1は、ベルトコ
ンベア、ローラコンベアといった、上部に搬送する物を
乗せて、(方向Xについて)その移動を行うものであ
り、この実施の形態において、移動手段1にはベルトコ
ンベアが用いられている。図1及び図2へ示す通り、こ
の移動手段1は、ベルト11と、ローラ12,12と、
2枚の下板13,13と、このローラ12,12及び下
板13,13とを支持する枠台10とにて構成されてい
る。この図2では、内部構造を見やすくするため、この
枠台10が省略され、ベルト11の一部分が切欠した状
態に描かれてある。
【0021】上記の駆動用ローラ12,12同士は、互
いに間隔を開けて配設され、少なくともその何れか一方
が、電動機等の駆動手段から、駆動力を得て回転する。
12a,12aは、駆動用ローラ12,12の軸を示し
ている。この軸12a,12aにて、両駆動ローラ1
2,12は、枠台10に軸止されている。
【0022】上記ベルト11は、帯状のゴム等の弾性体
を環状に形成したものであり、上記駆動用ローラ12,
12間に掛けられる。ベルト11は、駆動用ローラ1
2,12の回動に従い循環し、その表面11aが、容器
の載置面を形成する。又、ベルト11の裏面11b中央
には、ベルトの長手方向に沿って伸びるガイド用突出部
11cが設けられている。
【0023】上記下板13,13は、鉄板であり、駆動
用ローラ12,12の間に設けられ、上記の通り、環状
に形成され循環するベルト11の、容器を載置する区間
の下方に位置する。このような位置にあって、両下板1
3,13はベルト11の長手方向に沿って、互いに平行
に伸びる。両下板13,13間は、ベルト11の裏面1
1bの上記ガイド用突出部11cを受け入れることが可
能な隙間14が開けられている。このように両下板1
3,13に配位されたガイド用突出部11cは、ベルト
11の駆動に伴って、間隙14内を摺動する。これによ
り、隙間14に、ガイド用突出部11cが案内され、ベ
ルト11は蛇行しない。
【0024】上記両下板13,13は、容器が当接部2
と移動手段1の容器載置面(ベルト11の表面11a)
との間に挟まれた際、ベルト11を、裏側から支え、下
方に後退させない。
【0025】前記の保持部材30は、当接部2を直接保
持するものであり、当接部支持体3は、保持部材30を
支持することによって、当接部を移動手段1上に支持す
るものである。この当接部支持体3は、図1へ示す通
り、移動手段1の上記枠台10上に設けられた4本のガ
イド支柱31…31と、これらのガイド支柱31…31
の上方に設けられ上枠32と、上枠32の中央に設けら
れた水平板33と、上端にハンドル35が設けられた垂
下棒34と、垂下棒34の下端に設けられた矩形の板状
体36とにより、構成されている。
【0026】ガイド支柱31…31の夫々は、移動手段
1の枠台10上に、垂直に立てられ固定された円柱状の
棒である。上枠32は、ガイド支柱31…31に支持さ
れた、平面視略矩形の枠体である。水平板33は、この
枠体32の中央にほぼ水平に渡された板状体であり、下
方の移動手段1のベルト11表面11a(容器の載置
面)を臨む。水平板33は、その中央に、中空の筒状部
33aが設けられている。この筒状部33aは、一端が
上方に開口し他端が下方に向けて開口し、その内周面は
螺刻されている。
【0027】垂下棒34は、表面が螺刻され、上記水平
板33の筒状部33aの内部と螺合する。垂下棒34の
上記ハンドル35を回すことによって、垂下棒34は、
水平板33に対して上下に位置を変えることができる。
このような垂下棒34の上下の移動によって、その下端
の板状体36の位置を上下することができる。
【0028】上記の保持部材30は、当接部2を保持す
る左右2枚の側板30a,30aと、この左右の側板3
0a,30a間にあって両者の間に渡し固定された上板
30bとを備える。
【0029】上板30bは、板状体36とほぼ同様の寸
法の平面視矩形の板である。上板30bは、板状体36
の下方に位置する。前記の発条30c…30cは、板状
体36の下面と、上板30bの上面との間に介され、板
状体36と上板30bとを連結する。これにより、発条
30c…30cは、当接部2と当接部支持体3との間、
より正確には、当接部2の保持部30と、当接部支持体
3との間に介され、当接部2の保持部30と当接部支持
体3とを連結している。
【0030】両側板30a,30aは、夫々その前部と
後部に、上方から下方に貫通する貫通孔30d,30d
が設けられている。この貫通孔30d内に、ガイド支柱
31が、遊嵌する。上記のハンドル35を操作して、垂
下棒34を昇降させて、板状体36に連結された当接部
2の高さを調節することができる。このとき、当接部2
を保持する左右2枚の側板30a,30aは、ガイド支
柱31…31にガイドされ、昇降する。
【0031】当接部2は、図3へ示す通り複数のローラ
20…20にて構成されている。各ローラ20…20
は、上記保持部材30の側板30a,30a間に渡さ
れ、両側板30a,30aに軸止されている。21…2
1は、ローラ20…20の軸を示している。
【0032】図4(A)へ示すように、当接部2を構成
する上記ローラ20…20は、詳しくは、容器が最初に
通過する複数の導入用ローラ20a…20aと、導入用
ローラ20a…20aの後に通過し最も低い位置に配設
された複数の主ローラ20b…20bの、2種類のロー
ラ群(導入ローラ群Pと水平ローラ群Q)にて構成され
ている(導入用ローラ20a…20aの軸20を以下軸
21a…21aとし、主ローラ20b…20bの軸20
を以下軸21b…21bとする)。
【0033】先ず、導入ローラ群Pを構成する導入用ロ
ーラ20a…20aの夫々は、容器を搬送する方向に進
むにつれて徐々に低い位置に配位し、下方の(移動手段
1の)ベルト11表面11aとの間隔を徐々に狭める。
個々の導入用ローラ20a…20aについてみると、こ
のことは、図4(A)に示す通り、左側の導入用ローラ
20aの方が、その右側に位置する導入用ローラ20a
より低い位置に配設されているということであり、又導
入ローラ群Pとして全体視すれば、この導入ローラ群P
は、移動の方向Xに向けて低くなるように傾斜している
ということである。
【0034】そして、水平ローラ群Qを構成する主ロー
ラ20b…20bの夫々は、導入ローラ群Pよりも、更
に低い位置に配設される。この水平ローラ群Qを構成す
る主ローラ20b…20b同士は、同じ高さに位置す
る。図4(B)へ示すように、主ローラ20bと(移動
手段1の)ベルト11表面11aとの間隔Hは、密封さ
れた容器の上下の厚みとほぼ同じ幅に設定されている。
尚、導入用ローラ群Pの導入用ローラ20a…20aの
夫々は、ほぼ同じ外径を有する。又水平ローラ群Qの主
ローラ20b…20bの夫々は、ほぼ同じ外径を有す
る。又、導入用ローラ20a…20aと主ローラ20b
…20bも、ほぼ同じ外径を有する。
【0035】上記のような幅に上記間隔Hが設定される
ことによって、図5(A)へ示すように、この間隔Hを
通過しようとする容器について、その蓋fの各部が、必
然に、端(前方側)から順次当接部2に押さえられ、こ
れにより、前方から後方へ順次空気抜きが行われつつ容
器が密閉される。
【0036】具体的には、図5(A)の右手から左手に
向けて移動する容器本体tは、先ず、導入ローラ群Pの
下を潜る。導入ローラ群Pを構成する上記各導入用ロー
ラ20a…20aは、既述の通り、容器が進むにつれ
て、ベルト11表面11aとの間隔を徐々に狭めるもの
であるため、ここを通過しようとする容器は、移動に伴
い徐々にその蓋fが容器本体tに押さえつけられる。そ
して、水平ローラ群Qの下に到達すると、容器は、上記
間隔Hに設定された主ローラ20b…20bと(移動手
段1の)ベルト11表面11aとに挟まれ、前方側から
後方側に順に、完全に蓋fが容器本体tに嵌め合わされ
る。上記の通り、順に、蓋fが閉められて行くことによ
って、容器内の空気は、前方側から後方側にかけて順次
抜かれることになる。従ってこのように端(前方側)か
ら順に、蓋閉めが行われることにより、移動の方向Xに
対して容器の向きがずれていた場合でも、問題なく上記
の容器内の脱気が行える。このため、従来の、一度に蓋
全体を容器本体に嵌め合わせる場合のように、空気抜き
を考慮した正確な押圧の位置合わせを必要としないので
ある。
【0037】既述の通り、当接部2や押さえ手段4は、
保持部材30の側板30a,30aに軸止されているの
で、保持部材30の上板30bと板状体36との間に介
された発条30c…30cによって、多少上下に動くこ
とが可能であり、ベルト11表面11aに対する上記の
間隔Hも、全く変化しないという訳ではない。特に、当
接部2を通り抜ける間、容器に発条30c…30cの付
勢が加わるように設定すれば、より確実且つ円滑な容器
の蓋閉めが行える。但し、容器が間にない状態において
主ローラ20bとベルト表面11aとの間隔Hが密閉し
た容器の厚みより小さくなるように設定した場合であっ
ても、少なくとも容器が通り抜ける際、発条30c…3
0cの付勢に抗して潜り抜けようとする(密閉後の)容
器の厚みと同じ幅になるまで、主ローラ20b(保持部
材30)が上方へ後退可能であるように調整しておく。
容器を通す必要があるからである。
【0038】上記の他発条30c…30cを設けること
により、当接部2が多少上下に動けるものとしておけ
ば、ベルトコンベアのベルトの波うち等にて移動中に多
少容器が上下しても、このような予定外の動きに対応し
円滑な容器の移動を行える。
【0039】蓋閉め後、主ローラ20b…20bを容器
が抜け出ようとするとき、容器の後方が主ローラ20b
に押さえられたまま、その前方が開放されるので、容器
前方が上方に浮き上がろうとすることが往々にしてあ
る。このような浮き上がりを防止するために、図4
(A)へ示すように、これら当接部2を構成するローラ
群を通過した先に、別途押さえ手段4が設けられてい
る。
【0040】この押さえ手段4は、ローラである。押さ
え手段4となる上記ローラも、当接部2を構成する既述
の各ローラと同様、保持部材30の側板30a,30a
間に渡され、両側板30a,30aに軸止されている。
40はその軸を示している。押さえ手段4のローラも、
当接部2を構成する個々のローラとほぼ同じ外径を有す
る。
【0041】押さえ手段4は、図4(A)へ示すよう
に、水平ローラ群Qの中で移動の方向Xの最も先に位置
する(図4(A)の最も左手に位置する)主ローラ20
bよりも、更に移動の方向Xの先に位置する(この主ロ
ーラ20bよりも、図4(A)の左手に位置する)。図
示の通り、押さえ手段4のローラは、上記の最も先に位
置する主ローラ20bから容器の前後の長さを越えない
範囲内、この主ローラ20bより移動の方向Xの先に位
置する。又、この押さえ手段4のローラは、ベルト11
表面11aに対して、上記の間隔Hよりも大きな間隔を
開けてベルト11上方に位置する。上記間隔Hと同じと
すると、この押さえ手段4通過後にも、容器の前方が浮
き上がる危惧が生じるからである。但し、当接部2を通
過してくる容器前方の浮き上がりを押さえる目的から、
浮き上がる容器の上方と当たる位置に設けられる。
【0042】上記の押さえ手段4によって、当接部2を
通過してくる容器の上方が押さえられ、その浮き上がり
が防止され、円滑な容器の移動が行えるのである。
【0043】又、蓋閉めを行う容器の寸法が変われば、
前述のハンドル35を操作して、当接部2及び押さえ手
段4の高さを調節して対処することができる。
【0044】上記の実施の形態において、容器が通過し
ていないときは、主ローラ20bとベルト11表面11
aとの間隔Hは、密封された容器の上下の厚みより小さ
く、容器通過時、発条の付勢に抗することにて、密封さ
れた容器の上下の厚みとほぼ同じ幅となるように設定す
るものとしたが、このような設定に限定するものではな
い。例えば、容器が通過していないときも、主ローラ2
0bとベルト11表面11aとの間隔Hが密封された容
器の上下の厚みと同じ位になるように設定しておき、密
閉が不十分な容器が通り抜けようとする場合にのみ発条
30c…30cの付勢がかかるように設定して実施する
ことも可能である。
【0045】更に、当接部2は、複数のローラにて構成
されたものを示したが、この他、一本のローラにて当接
部2を形成するものであっても実施可能である。この場
合において、押さえ手段4は、上記実施の形態のよう
に、当接部2よりも高い位置に設けられたものに限定す
るものではなく、当接部2と同じ高さ(ベルト11表面
11aからの高さ)に設けられたものであっても実施可
能である。又、複数のローラにて当接部2を構成する場
合に、当接部2を構成するローラ全体に、環状に形成さ
れたベルトをかけて各ローラが連動するように形成する
ことも可能である。
【0046】又、押さえ手段4はローラ以外のものにて
構成するものであってもよい。例えば表面の抵抗が少な
い素材にて形成された横棒を、回転しないように固定し
て構成するものであっても実施可能である。更に、押さ
え手段4は、当接部3の保持部材30以外に支持される
ものとしても実施可能である。
【0047】図1乃至図5へ示す実施の形態において、
導入用ローラ20a…20aと主ローラ20b…20b
についての配列は、側板30a,30aに設けられた、
各ローラの軸21a…21a,21b…21bを受ける
孔の位置によって決まるものであったが、この孔の位置
を可変とすることによって、導入ローラ群Pの傾斜の角
度を調整することも可能である。以下このような調整の
手段を備えた実施の形態について、説明する。
【0048】図6(A)(B)へ示すように、保持部材
30の側板30aの表面に、回動板30fが重ねられ軸
止されている(図6(A)は、装置から外した状態の一
方の側板30aの表面側を示し、図6(B)は、この側
板30aの裏側を示す)。上記の回動板30fは、端部
に設けられたボルト等の軸30hを中心として、側板3
0aの表面上で回動することが可能であり、又、この軸
30hによって側板30aに回動板30fが留められて
いる。
【0049】回動板30fは、上記導入ローラ群Pを構
成する導入用ローラ20a…20aの、軸21a…21
aを受ける孔30g…30gが形成されている。この孔
30g…30gは、回動板30fを貫通するものであ
り、断面視円形である。更に、回動板30fは、回動幅
を規定する案内用孔30k,30kが設けられている。
この案内用孔30k,30kは、回動板30fを貫通す
るものであり、断面視円弧状に形成されている。この案
内用孔30k,30kが呈する円弧の中心は、上記軸3
0hである。
【0050】一方上記の軸30hにて回動板30fが表
面に軸止されている側板30aには、水平ローラ群Qを
構成する主ローラ20b…20bの軸21b…21bを
受ける孔30m…30mが設けられている。更に、この
側板30aには、案内孔30e…30eが設けられてい
る。この案内孔30e…30eは、少なくとも上記の孔
30g…30gと同じ数設けられている。この案内孔3
0e…30eは、側板30aを貫通するものであり、断
面視円弧状に形成されている。案内孔30e…30eが
呈する円弧の中心も、軸30hである。図示の通り、案
内孔30e…30eの夫々は、同心であるが、軸30h
からの距離が異なる。但し案内孔30e…30eの夫々
が呈する各円弧の中心角(円弧の一端と、軸30hと、
円弧の他端とを結ぶ角度)はほぼ等しい。側板30aに
は、上記の案内孔30e…30e及び上記孔30m…3
0mの他、断面視円形の貫通孔30n,30nが設けら
れている。この貫通孔30n,30nは、側板30aに
重ねらている回動板30fの、案内用孔30k,30k
と重なる。
【0051】又、側板30aに重ねらている回動板30
fの孔30g…30gは、上記案内孔30e…30eに
重なる。上記の通り、案内孔30e…30eが断面視円
弧状に形成されたものであるため、軸30hを中心とし
て、側板30aに対して回動板30fを回動させても、
孔30g…30gは案内孔30e…30eに重なった状
態を保つ。従って、孔30g…30gに導入用ローラ2
0a…20aの軸21a…21aを通すことにより、こ
の導入用ローラ20a…20aの軸21a…21aは案
内孔30e…30eに常に通ることになる。
【0052】上記のような構成を採ることにより、側板
30aに対し軸30hを中心として回動板30fを回動
することにて、導入ローラ群Qの前記傾斜の角度を変更
することができる。この回動にて位置が決まれば、案内
用孔30k,30kとこれに重なる貫通孔30n,30
nとに、ボルト30p,30pを通し、ナット(図示し
ない。)にて、このボルト30p,30pを締めつけ
て、回動板30fの側板30aに対する位置を固定すれ
ばよい。尚、この図6へ示す実施の形態においても、保
持部材30の以外の構成については、上記図1乃至図5
に示す実施の形態と同様である。
【0053】密閉される容器は、図8及び図9へ示すよ
うに、蓋fと容器本体とが、単に嵌合するタイプのもの
の他、図7(A)(B)へ示すように、蓋fが封部f1
を有し、出荷に際して、封部f1を千切り取って開封し
て使用するタイプのものについても、蓋締めが可能であ
る。
【0054】
【発明の効果】本願の第1の発明の実施によって、装置
に対し容器本体や蓋の厳密な位置決めを行わずに、蓋を
容器本体に嵌合することが可能となった。又、このよう
に厳密な位置決めをせずとも、確実に密封するに必要な
空気抜きを行うことが可能である。特に、容器の移動の
過程がそのまま、空気抜きと蓋閉めの過程となるため、
移動手段としてコンベアを用い装置を自動化した場合
も、蓋の嵌合位置で、コンベアを停止する必要なく、常
にコンベアを稼働して連続的に処理が行える。従って、
極めて作業効率がよくなる。
【0055】本願の第2の発明の実施によって、上記第
1の発明の効果を得ると共に、より円滑に空気抜き及び
蓋閉めの作業を行うことが可能となった。
【0056】本願の第3の発明の実施によって、上記第
1又は第2の発明の効果を得ると共に、蓋嵌合後の容器
の前方が当接部通過後に、浮き上がって開いてしまうと
いった危惧が払拭された。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施の形態示す全体斜視図であ
る。
【図2】上記実施の形態の移動手段1の一部切欠要部略
斜視図である。
【図3】上記実施の形態の要部略斜視図である。
【図4】(A)は上記実施の形態の当接部2の一部切欠
略側面図であり、(B)はその要部拡大側面図である。
【図5】(A)は装置の使用状態を示す説明図であり、
(B)は押さえ手段4の略側面図である。
【図6】(A)は上記の他の実施の形態を示す一部切欠
要部正面図であり、(B)は、(A)の裏面図である。
【図7】(A)は本願発明に係る装置によって処理が可
能な容器の一例を示す斜視図であり、(B)はその要部
略縦断面図である。
【図8】従来を示す略全体斜視図である。
【図9】(A)は処理を予定する、蓋が密閉されていな
い状態の容器の略縦断面図であり、(B)は(A)の容
器の蓋閉めの状態を示す略縦断面図であり、(C)は
(A)の容器の完全に蓋が閉められた状態を示す略縦断
面図である。
【符号の説明】 1 移動手段 2 当接部 4 押さえ手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密封式容器について、容器本体の開口部
    に蓋が載せられた状態から、蓋の強制嵌合を行うことが
    可能な密封式容器の蓋閉め装置において、 上記容器を順次載せてその移動を行うコンベア等の移動
    手段(1) と、当接部(2) とを備え、 当接部(2) は、移動手段(1) の上方に設けられ、 上記移動手段(1) は、容器を移動して当接部(2) の下を
    通過させるものであり、 上記容器の移動に従って、移動手段(1) と当接部(2) と
    が、この容器を挟み、蓋を移動方向の前方側から後方側
    にかけて順次容器本体へ嵌め合わせて行くものであるこ
    とを特徴とする密封式容器の蓋閉め装置。
  2. 【請求項2】 上記当接部(2) は、回動自在に設けられ
    たローラであることを特徴とする請求項1記載の密封式
    容器の蓋閉め装置。
  3. 【請求項3】 当接部(2) を通過し出て来る容器の、上
    部と当接し、容器の前方側が浮き上がることを防止する
    押さえ手段(4) が設けられたことを特徴とする請求項1
    又は2記載の密封式容器の蓋閉め装置。
JP17314297A 1997-06-13 1997-06-13 密封式容器の蓋閉め装置 Pending JPH111202A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019064716A (ja) * 2017-10-03 2019-04-25 株式会社安川電機 蓋閉めシステム及び蓋閉め方法
US11426733B2 (en) 2017-01-19 2022-08-30 Yantai Ausbio Laboratories Co., Ltd. System, method and sample carrier for assaying

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11426733B2 (en) 2017-01-19 2022-08-30 Yantai Ausbio Laboratories Co., Ltd. System, method and sample carrier for assaying
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