JPH11120312A - Icカード - Google Patents

Icカード

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JPH11120312A
JPH11120312A JP9277050A JP27705097A JPH11120312A JP H11120312 A JPH11120312 A JP H11120312A JP 9277050 A JP9277050 A JP 9277050A JP 27705097 A JP27705097 A JP 27705097A JP H11120312 A JPH11120312 A JP H11120312A
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JP
Japan
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card
data
display
lcd
display device
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Application number
JP9277050A
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English (en)
Inventor
Yoshie Arai
美江 新井
Takashi Ikegami
敬 池上
Masashi Takahashi
正志 高橋
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】表示内容をカードの使用に応じて更新可能とす
るだけでなく、表示内容の信頼性を高め、しかもデータ
の書換等を簡単にする。 【解決手段】ICカード10のカード基材10aに強誘
電高分子液晶を利用した液晶表示装置12が固定されて
いる。カード基材10aの内部に配置されたICモジュ
ール11のシングルチップマイクロコントローラユニッ
トであるICチップ17には、データ用メモリと、外部
装置からの送信に基づいてデータ用メモリのデータを更
新するCPUとが設けられている。CPUには、データ
用メモリに記録されたデータに相当する情報をLCD1
2に表示させるLCDコントローラの機能が設けられて
いる。データ用メモリのデータの書換または追記に連動
してLCD12の表示内容も更新される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記憶内容を表示装
置で視認可能なICカードに関する。
【0002】
【従来の技術】ICカードはIDカードやプリペイドカ
ード等のデータキャリアとして広く利用されている。特
に、非接触式ICカードは接触式ICカードに比べ接触
抵抗が少ないため、読み書きに外的環境の影響を受け
ず、操作手順が少なく、読み書きが簡単であるという理
由から、さらに普及しつつある。一般的に非接触式IC
カードも接触式ICカードも、金銭の授受の代用を目的
として開発されているものが多い。このため、いずれの
カードも優れたセキュリティ機能を有している。
【0003】ICカードには、記憶内容をカード所有者
が視認できると便利な場合がある。例えば、プリペイド
カードおよび電車の乗車回数券等では、残高度数や使用
度数の表示が必要とされ、定期券では使用区間や有効期
間の表示が必要とされる。従来、このような表示は、カ
ードの面に、低分子・高分子方式、磁気マイクロカプセ
ル方式、磁性粉方式、ロイコリライト(leuco-rewrit
e)方式等の媒体を設けることにより行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
表示内容は、カードの使用に応じて更新されると好まし
い。すなわち、ICカードは表示内容が書換可能なリラ
イトタイプであると好ましい。しかし、この場合には、
従来の表示方式では、ICカードの読み書き装置に加え
て、カードに設けた表示媒体専用の書換装置が必要とな
り、データの読み書きと別個に表示媒体の書換を行わな
ければならなくなる。例えば、低分子・高分子方式の媒
体やロイコリライト方式の媒体では、熱による書換装
置、磁気マイクロカプセル方式の媒体では、磁気方式ま
たは磁気と加熱方式の書換装置、磁性粉方式の媒体では
磁気方式の書換装置が必要である。これらの書換のた
め、データの追記または書換には長時間が必要となる。
また、これらの表示の書換は接触式で行われるため、非
接触式ICカードの場合には、上記のような読み書きが
簡単かつ迅速であるという利点が得られなくなる。
【0005】また、データの読み書きと表示媒体の書換
が別個に行われているために、不正使用者等が表示媒体
の表示内容だけを書き換えることも可能である。例え
ば、不正使用者が表示内容を書き換えた場合には、人間
の目だけではICカードの表示内容が正しいかどうか判
断することができない。すなわち、表示内容には信頼性
がない。
【0006】ところで、例えば、特開平5−23818
1号公報には液晶表示機能を備えたカードが開示されて
いる。しかし、この公報に記載の液晶表示部は、外部か
らの電圧の印加により、その表示内容を更新するように
なっている。従って、この技術をICカードに転用して
も、結局、ICカードの読み書き装置に加えて、カード
に設けた液晶表示部専用の更新装置が必要となり、デー
タの追記または書換と別個に液晶表示部の更新を行わな
ければならなくなる。このため、上記と全く同様の種々
の問題点がある。
【0007】本発明は上記の事情を考慮してなされたも
のであり、表示内容が更新可能で、かつ表示内容の信頼
性が高く、しかもデータの書換等が簡単なICカードを
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係るICカードは、平板状のカード基材
と、上記カード基材の内部に配置されたICモジュール
と、上記ICモジュールと外部装置との送受信を媒介す
る送受信媒介手段とを有するICカードにおいて、上記
カード基材には表示装置が固定されており、上記ICモ
ジュールは、データを記憶する記憶手段と、上記外部装
置からの送信に基づいてデータの演算処理および/また
は上記記憶手段へのデータの記録を行う制御手段と、上
記記憶手段に記録されたデータに相当する情報を上記表
示装置に表示させる表示装置制御手段とを備えることを
特徴とする。
【0009】上記ICカードによれば、外部装置からの
送信に基づいて制御手段が記憶手段にデータを記録し、
記憶手段に記録されたデータに相当する情報を表示装置
制御手段が表示装置に表示させる。従って、表示内容は
更新可能である。また、データの追記または書換と連動
して、表示装置の表示内容の更新が行われるため、表示
装置の表示内容の更新専用の装置は不要であり、そのた
めの時間がデータの追記または書換に加わることもな
い。さらに、表示装置の表示内容は、記憶手段の記録デ
ータに完全に対応しているため、不正使用者が表示内容
を記憶データと別個に変更することはほとんどできな
い。すなわち、表示内容の信頼性を高めることができ
る。
【0010】上記記憶手段、上記制御手段および上記表
示装置制御手段は、シングルチップマイクロコントロー
ラユニットに設けられていると好ましい。この場合に
は、記表示装置の表示内容を記憶手段の記録内容と別個
に変更することがさらに困難となり、さらに表示内容の
信頼性を高めることが可能である。
【0011】さらに、上記表示装置の基板に上記シング
ルチップマイクロコントローラユニットが実装すると好
ましい。これによれば、部品数の上昇を招かずに済む
上、表示装置とシングルチップマイクロコントローラユ
ニットの接続工程が省略でき、製造を簡略化することが
可能である。
【0012】上記表示装置は、電界印加の終了後、少な
くとも10秒以上表示内容を視認可能な記憶効果を有す
ると好ましい。これによれば、電界の印加時だけでな
く、印加の終了後(ICカードの使用後)、少なくとも
所定の期間内は、ICカードの所有者またはICカード
の使用場所の管理者が記憶手段に記録されたデータに相
当する情報を視認することが可能である。
【0013】また、上記表示装置は、電界印加の終了
後、次に電界が印加されるまでは、表示内容を視認可能
な記憶効果を有すると好ましい。これによれば、ICカ
ードの所有者またはICカードの使用場所の管理者は、
記憶手段に記録されたデータに相当する情報を常に視認
することが可能である。この場合、決まった場所にある
読取装置または個人携帯用の読取端末等がなくても、記
録データを確認することができて便利である。
【0014】上記送受信媒介手段としては、カード基材
の表面に露出した接触方式での送受信用の外部端子と、
カード基材の内部に埋設された非接触方式での送受信用
のアンテナのいずれであってもよい。ただし、上記送受
信媒介手段として、上記ICカードには、上記カード基
材の表面に露出した外部端子と、上記カード基材の内部
に埋設されたアンテナとを備え、接触方式および非接触
方式の両方から選択的に、上記外部端子または上記アン
テナを介して上記外部装置との送受信が可能となってい
ると好ましい。この場合には、接触方式の読み書き装置
でも非接触方式の読み書き装置でも、ICカードのデー
タの読み書きが可能であって便利である。
【0015】上記アンテナは上記表示装置の基板の面に
形成されていると好ましい。これによれば、製造を簡略
化できる製造工程を採用することが可能である上、部品
数の上昇を招かずに済む。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の様
々な実施形態について説明する。 1.第1実施形態(接触式ICカード) A.構成 図1は本発明の一実施形態に係るICカード10を示す
平面図である。このICカード10は、ほぼ矩形の平板
状のカード基材10aと、カード基材10aに埋設・固
定されて表示面だけがカード基材10aの片面に露出さ
せられた液晶表示装置(LCD、表示装置)12とを備
える。また、カード基材10aには、ICモジュール1
1が埋設・固定されている。ICモジュール11は複数
の外部端子13を備えており、この外部端子(送受信媒
介手段)13を介して、データの読み書き装置との信号
の授受およびデータの読み書き装置からの電力供給が接
触方式で行われる。外部端子13は、ICモジュール1
1上に平板状にパターン形成されており、カード基材1
0aの片面に露出させられている。
【0017】A−1.LCD LCD12としては、フィルム状プラスチック基板を用
いた反射型モノクロ液晶パネルタイプが好ましい。これ
は、ガラス基板を用いた従来のパネルに比べて、重量が
1/2、厚さが2/3である。しかも、フィルム状プラ
スチック基板を用いたLCD12は耐衝撃性が良好であ
るため落としても割れず、可撓性が高いため曲げても割
れにくい。このように軽量小型で破損が少ないため、携
帯可能なICカードに好適である。
【0018】このLCD12の構造が図2に示されてい
る。LCD12は、二枚の平行に対向するプラスチック
製の基板2,2’と、これらの間に設けられた液晶7
と、基板2,2’の端縁同士を封止し基板2,2’と共
同して液晶7を封入するシール材5とを備える。基板
2,2’の互いに対向する面上には、それぞれ透明導電
膜3,3’が設けられている。下側の透明導電膜3’は
コモン電極層であり、上側の透明導電膜3は表示を形づ
くるパターン電極層である。透明導電膜3,3’を覆う
ように、基板2,2’の互いに対向する面上には、配向
膜4,4’が形成されている。また、基板2,2’の間
には両者の間隔を均一にする粒子状のスペーサ6が配置
されている。さらに、基板2,2’の外側の面にはそれ
ぞれ上偏光板1および下偏光板1’が固着されており、
下偏光板1’の下面には液晶表示を照らす反射板8が固
着されている。
【0019】基板2,2’としては、光学異方性が少な
く耐熱性が高いものが好ましい。これを実現する材料と
しては、アリルジグリコールカーボネート、ポリカーボ
ネート、ポリアリレート、PES(ポリエーテルスルフ
ォン)およびアクリル系プラスチック(変成アクリルP
DA)が挙げられる。基板2,2’には傷防止のための
ハードコート処理がされている。さらに、基板2,2’
の互いに対向するハードコート面上には、透明導電膜3
のアンダーコートとなる無機酸化物(SiNX+Si
X)がスパッタリングにより設けられている。
【0020】透明導電膜3,3’はITOからなる。透
明導電膜3,3’は、プラスチックからなる基板2,
2’の耐熱性を考慮して、基板2,2’の熱処理温度が
約150℃以下に保たれるように温度調節しながらスパ
ッタリング方式で設ける。
【0021】配向膜4,4’は、すでに重合の完了した
ポリマーを高沸点溶剤に溶解したインキを用い、オフセ
ット印刷等の公知の薄膜印刷により印刷し、溶剤沸点近
辺の温度で加熱し成膜することにより形成されている。
ガラス製の基板を有する従来のLCDでは、ポリイミド
系材料が主に用いられており、一般的には、250〜3
50℃で焼成し、ポリアミック算ポリイミド化して成膜
されている。しかし、プラスチック製の基板2,2’は
ガラスより耐熱性が低いため、同等の焼成条件での成膜
は困難であるため、上記のような印刷と加熱により配向
膜4,4’が形成される。
【0022】シール材5は、配向膜4,4’の材料と同
様に基板2,2’の耐熱性を考慮し、140℃で熱硬化
する低温焼成タイプのエポキシ樹脂を使用する。基板
2,2’を貼り合わせる時には、高い圧力と熱とが同時
に加わるため、シール材5の硬化温度はできるだけ低い
方が望ましい。さらには、シール材5には、適当な可撓
性、密着性、電気絶縁性および耐湿性が必要とされる。
このシール材5はスクリーン印刷等の公知の印刷法によ
り設けられる。
【0023】スペーサ6の寸法精度はガラスLCDの場
合よりも高い。プラスチックLCDで高品位な表示を得
るには、均一なセル間隔が要求されるためである。スペ
ーサ6の粒形は、セル内配向膜4を損傷しにくい真珠形
粒子であることが望ましい。その材料としては、プラス
チック、シリカ、ガラスファイバが使用可能であり、プ
ラスチックの場合には、ジビニルベンゼン系、ベンゾグ
アナミン系、スチレン系等が球形粒子であるため好まし
い。また、スペーサ6が適当な間隔をおいて分散配置さ
れ、基板2,2’の間隔が均一になるように、スペーサ
6は接着剤により基板2,2’に固定されていると好ま
しい。特に、プラスチックのスペーサ6については、接
着剤としてポリオレフィン系の樹脂をスペーサ6の周囲
にコーティングしておき、これらを基板2,2’の間に
配置すると基板2,2’との接着が良好である。
【0024】液晶7は、電界印加の終了後、少なくとも
10秒以上表示内容を視認可能な記憶効果を有すると好
ましい。これによれば、電界の印加時だけでなく、電界
印加の終了後、少なくとも所定の期間内は、ICカード
10の所有者またはICカード10の使用場所の管理者
が液晶7の表示内容を視認することが可能である。この
観点から液晶7の材料には、強誘電性液晶材料を用いる
と好ましい。強誘電性液晶材料としては、強誘電性高分
子液晶またはこれを含んだ組成物がある。これらの材料
によれば、衝撃や曲げなどの外力に対する強度および耐
久性を向上することができるとともに、強誘電性高分子
液晶の双安定性による記憶効果を利用することができ
る。
【0025】強誘電性高分子液晶には、例えば、アクリ
レート主鎖系液晶ポリマー、メタクリレート主鎖系液晶
ポリマー、クロロアクリレート主鎖系液晶ポリマー、オ
キシラン主鎖系液晶ポリマー、シロキサン主鎖系液晶ポ
リマー、シロキサン−オレフィン主鎖系液晶ポリマーお
よびエステル主鎖系液晶ポリマーなどがある。これらの
強誘電性高分子液晶を用いることにより、電界印加の終
了後、少なくとも所定の期間内は、ICカード10の所
有者またはICカード10の使用場所の管理者が液晶7
の表示内容を視認することが可能である。例えば、IC
カードの使用終了の直後に、液晶7の表示内容が確認で
きるので便利である。
【0026】また、これらの強誘電性高分子液晶の材料
をさらに厳選することにより、液晶7が、電界印加の終
了後の短時間だけでなく、次に電界が印加されるまで
は、配向状態が維持され、表示内容を視認可能であるよ
うにすると好ましい。
【0027】A−2.ICモジュール さて、カード基材10aに埋設されているICモジュー
ル11は、ガラスエポキシやポリイミド樹脂などからな
るIC基板(フィルム基板)16を備えている。フィル
ム基板16の表面には、金属薄膜からなるほぼ矩形に区
画された八つの表面端子(外部端子)13が形成されて
おり、図1に示すように、外部端子13が、カード基材
10aの表面に露出している。
【0028】フィルム基板16の裏面にはICチップ1
7が実装されている。またフィルム基板16の裏面に
は、回路パターン14が形成されており、回路パターン
14にはボンディングワイヤ18を介してICチップ1
7の端子が接続されている。これ以外に、回路パターン
にICチップ17の端子を対向させて接触させるフェー
スダウン方式で接続を行ってもよい。また、外部端子1
3、フィルム基板16および回路パターン14を貫通す
るスルーホール15が穿設されており、スルーホール1
5の内周面にはメッキにより金属薄膜層が形成され、こ
れにより外部端子13の表側の外部端子13と裏側の回
路パターン14との間の導通がとられている。
【0029】さらに、フィルム基板16の裏側には、例
えばエポキシ樹脂からなりICチップ17およびボンデ
ィングワイヤ18を保護する樹脂封止部(樹脂モールド
部)19が設けられている。
【0030】図3に示すように、ICチップ17は、C
PU(制御手段)30とデータ用メモリ(記憶手段)3
1とが集積されており、シングルチップMCU(マイク
ロコントローラユニット)を構成する。CPU30は、
データの読み書き装置とのデータの授受を制御し、受信
した信号に基づいた処理を制御する。また、CPU30
は、これらの制御処理のプログラム用メモリであるRO
M32と、制御処理のワーキングエリアとしてのデータ
処理用メモリであるRAM33の機能も有している。さ
らに、CPU30は、LCD12の表示内容を制御する
LCDコントローラ(LCDドライバ、表示装置制御手
段)34の機能を兼ね備えている。
【0031】データ用メモリ31には、ICカード10
の発行日、発行初期度数、所有者名、有効期間などを示
す固有データのほか、使用履歴、残高度数などを示す運
用データが記録される。これらのデータのうち例えば固
有データや使用履歴は、CPU30が受信した信号に基
づいて追記し、例えば残高度数はCPU30が受信信号
に基づく演算処理を行って記録する。なお、固有データ
は、一旦データ用メモリ31に記憶すると消去できない
ようにされている。
【0032】また、データ用メモリ31には、LCD1
2の上側の透明導電膜3(図2参照)の通電状態、すな
わちLCD12の表示内容を決定する画像データ(表示
データ)を格納する領域がある。この領域を表示データ
メモリ35とする。LCDコントローラ34は、CPU
30のアドレスバスとデータバスに載ったデータから、
LCD12に表示すべきデータを選択し、このデータを
画像データに変換し、表示データメモリ35に格納す
る。また、LCDコントローラ34は、表示データメモ
リ35から表示データを呼び出してLCD12に転送す
る。表示すべきデータは、上記の固有データおよび運用
データのうちいずれであってもよいし、複数であっても
よい。図1および図3に示す例では、残高度数をLCD
12に表示するようになっている。この表示データがL
CD12に転送されると、LCD12の透明導電膜3,
3’間に電圧が印加される。これにより、強誘電性液晶
である液晶7では配向状態が変更され、表示内容が更新
される。
【0033】A−3.LCDとICモジュールの接続 図3に示すように、この実施形態では、LCD12とI
Cモジュール11はTCP(tape carrier package)を
用いたTAB(tape automated bonding)方式で接続さ
れている。具体的には、LCD12の基板2の一端部の
下面と、ICモジュール11のフィルム基板16の一端
部の下面にフレキシブルテープ22が貼着されており、
これによってLCD12とICモジュール11とが連結
されている。フレキシブルテープ22の上面には、銅箔
からなる複数の接続ライン21が固着されており、フレ
キシブルテープ22と接続ライン21とでTCPが構成
されている。
【0034】各接続ライン21は、LCD12の透明導
電膜3の接続端子24と、ICモジュール11の回路パ
ターン14の接続端子25とを接続する。この接続方式
によれば、ICモジュール11とLCD12との接続を
維持したまま、フレキシブルテープ22を撓ませて、I
Cカード10におけるICモジュール11とLCD12
との間隔を容易に調節することが可能である。
【0035】A−4.カード製造の工程 上記の接続されたLCD12とICモジュール11は、
LCD12の片面と外部端子13が露出するように、カ
ード基材10aに埋設される。この工程としては、LC
D12と外部端子13に相当する部分をこれらと同面積
同形状にくりぬいた一枚または複数枚の塩化ビニルシー
トと、カード基材10aの下部をなす凹部のない塩化ビ
ニル製のコアシートとを積層して、加熱することにより
シート同士を固着する方法が採用できる(熱ラミネーシ
ョン法)。また、同様にLCD12と外部端子13に相
当する部分をこれらと同面積同形状にくりぬいた一枚の
ポリエチレンテレフタレートシートと、カード基材10
aの下部をなす凹部のないポリエチレンテレフタレート
シートとを積層し、隙間に反応性ホットメルトなどの熱
に強い樹脂を充填して、これらを固着してもよい。ある
いは、金型内部にLCD12とICモジュール11とを
配置し、金型内に樹脂を充填してもよい(射出成形
法)。
【0036】B.使用方法 B−1.電子財布など 上記のICカード10は電子財布として使用することが
可能である。一般的にICカードを用いた電子財布は、
データ用メモリに電子コード化された貨幣価値データま
たは取引(使用履歴)データが記録されている。現在、
電子財布の種類には次のものが知られている。
【0037】(i) プリペイドカードと同様に、貨幣価
値をクレジットで買うことも現金で買うことも可能であ
って、貨幣価値を示すデータそのものがデータ用メモリ
に記録されるタイプ(デビットシステムタイプ)。この
タイプでは、残高がなくなったり少なくなったりしたら
使い捨てるディスポーザルタイプと、貨幣価値を例えば
銀行のキャッシュディスペンサから補充するリローダブ
ルタイプに分類できる。また、銀行口座の有無により分
類すると、銀行口座の有無に関係ないタイプと、銀行口
座の預金の一部を貨幣価値データとして移すタイプがあ
る。 (ii) クレジットカートと同様に、商品購入時にICカ
ードを販売者に提示すると、銀行預金口座から現金が引
き落とされるようになっているタイプ(クレジットシス
テムタイプ)。このタイプでは、通常、貨幣価値や使用
履歴を示すデータはデータ用メモリに記録されず、デー
タ用メモリにはID情報などの固有データのみが記録さ
れる。
【0038】前者のタイプでは、残高を確認して、使用
者が貨幣価値の使用を自己制限したり貨幣価値を補充し
たりする必要がある。特に、補充の繰り返しにより残高
の増減が著しい場合には、残高を常に確認できることが
望ましい。銀行などの決まった場所にある読取装置でI
Cカードの記録内容の確認を強いられるのは不便であ
る。
【0039】そこで、従来、ICカードのデータ用メモ
リの記録内容を読み取って使用者に報知するキーフォル
ダタイプの個人用読取端末が提案されている。この個人
用端末にICカードを挿入すると、この端末に設けられ
た液晶パネルに残高度数が表示される。しかし、かかる
個人用端末が使用者の手元になければ残高を知ることが
できない一方、残高を確認するには常に個人用端末を携
帯しなければならず煩わしい。
【0040】これに対して、上記のICカード10にお
いては、液晶7は電界印加の終了後も次に電界が印加さ
れるまで(次にデータ用メモリ31の記録内容のうちの
表示すべきデータが更新されるまで)は、配向状態が維
持される。従って、LCD12の表示内容は常に視認可
能である。換言すれば、決まった場所にある読取装置ま
たは個人携帯用の読取端末等がなくても、記録データを
確認することができて便利である。
【0041】このLCD12の表示内容は、データ用メ
モリ31の記録データに完全に対応している。従って、
不正使用者はデータ用メモリ31の記録内容を変更しな
い限り、LCD12の表示内容を変更することはできな
い。このように、表示内容の信頼性を高めることが可能
である。
【0042】さらに、データ用メモリ31およびCPU
30は、シングルチップMCUを構成するICチップ1
7に設けられており、LCDコントローラ34はCPU
30に設けられているため、LCD12の表示内容をデ
ータ用メモリ31の記録内容と別個に変更することはほ
とんど不可能である。従って、表示内容の信頼性をさら
に高めることが可能である。
【0043】仮に不正使用者や不正取得者がLCD12
の表示内容を改変しようとする場合には、ICチップ1
7の内蔵のLCDコントローラ34を駆動させるか、L
CDコントローラ34とは別のドライバでLCD12を
駆動する必要がある。しかし、このような作業にはカー
ド基材10aの破壊を伴い、作業の痕跡が明らかに残る
ため、もしこのような作業がされていれば、ICカード
10の使用場所の管理者は直ちに発見することが可能で
ある。
【0044】さらに、上記ICカード10においては、
外部装置からの送信に基づいてCPU30によるデータ
用メモリ31のデータの追記または書換と連動して、L
CDコントローラ34がLCD12の表示内容の更新を
行うため、表示内容の更新専用の装置は不要であり、そ
のための時間がデータ用メモリ31へのデータの追記ま
たは書換に加わることもない。
【0045】従来の低分子・高分子方式の表示媒体やロ
イコリライト方式の表示媒体では、熱による書換装置、
磁気マイクロカプセル方式の表示媒体では、磁気方式ま
たは磁気と加熱方式の書換装置、磁性粉方式の表示媒体
では磁気方式の書換装置が必要であった。また、この書
換のためにデータの追記または書換に時間がかかってい
た。上記ICカード10はこれらの問題を解決すること
が可能である。
【0046】上記のICカード10は、電子財布だけで
なく、プリペイドカードおよび電車の乗車回数券等でも
同様に使用でき、これらの場合にも残高度数または使用
度数を常に確認することが可能である。
【0047】B−2.定期券 また、上記のICカード10は電車などの定期券として
使用することも可能である。この場合のLCD12の表
示内容としては使用区間や有効期間の表示が必要とされ
る。現在、自動改札機が普及しつつあるが、改札員が目
視でこれらの表示内容を確認することも多い。不正行為
としては、有効期間の表示を改変することが多い。
【0048】従来、使用区間や有効期間は、カードの面
に、低分子・高分子方式、磁気マイクロカプセル方式、
磁性粉方式、ロイコリライト方式等の媒体で表示されて
いる。定期券でのこれらの表示は、発券時に書き込ま
れ、更新時に書き直されている。従って、自動改札機で
カードの記録内容を読み取るときには、表示内容の更新
は行われず、使用者が不便を感じることは少ない。
【0049】しかし、従来の表示媒体では、表示内容に
信頼性はない。すなわちカードの記憶内容と表示内容と
が一致しているとは限らず、人間の目だけでは表示内容
が正しいかどうか判断することができない。また仮に、
ICチップと独立のメモリや独立のLCDコントローラ
を設けた場合には、例えば、不正使用者が故意に内蔵I
Cチップを物理的に破壊し、表示内容を書き換えると、
やはり人間の目だけではICカードの表示内容が正しい
かどうか判断することができない。
【0050】これに対して、上記のICカード10にお
いては、LCD12の表示内容は、データ用メモリ31
の記録データに完全に対応している。データ用メモリ3
1およびCPU30は、シングルチップMCUを構成す
るICチップ17に設けられており、LCDコントロー
ラ34はCPU30に設けられているため、LCD12
の表示内容をデータ用メモリ31の記録内容と別個に変
更することはほとんど不可能である。従って、表示内容
の信頼性を高めることが可能である。
【0051】仮に不正使用者や不正取得者がLCD12
の表示内容を改変しようとする場合には、ICチップ1
7の内蔵のLCDコントローラ34を駆動させるか、L
CDコントローラ34とは別のドライバでLCD12を
駆動する必要がある。しかし、このような作業にはカー
ド基材10aの破壊を伴い、作業の痕跡が明らかに残る
ため、もしこのような作業がされていれば、ICカード
10の使用場所の管理者は直ちに発見することが可能で
ある。
【0052】さらに上記のICカード10においては、
液晶7は電界印加の終了後も次に電界が印加されるまで
(次にデータ用メモリ31の記録内容のうちの表示すべ
きデータが更新されるまで)は、配向状態が維持され
る。従って、LCD12の表示内容は常に視認可能であ
り、決まった場所にある読取装置または個人携帯用の読
取端末等がなくても、記録データ(例えば有効期間)を
確認することができて便利である。
【0053】C.変更例 C−1.変更例1 図4は、ICモジュール11とLCD12との接続方式
の変更例を示す。この変更例においては、LCD12の
上側の基板2をICモジュール11の基板として兼用
し、基板2にCOB(chip on board)方式でICチッ
プ17を実装している。従って、図3に示すフレキシブ
ルテープ22およびICモジュール11の専用のフィル
ム基板16を用いない。
【0054】透明導電膜3は、LCD12のパターン電
極層としての役割だけでなく、図3に示すフィルム基板
16における回路パターン14の役割を兼ねている。具
体的には、透明導電膜3は、ICモジュール11の部分
まで形成されており、ICモジュール11の外部端子1
3はスルーホール15の内周面の金属薄膜層を介して透
明導電膜3に接続されており、ICチップ17の各電極
は透明導電膜3に接続されている。
【0055】ICチップ17の電極と透明導電膜3の接
続は、ワイヤボンディング方式で行われている。すなわ
ち、透明導電膜3の配線パターンにICチップ17の各
電極が、ボンディングワイヤ18を介して接続されてい
る。なお、ボンディングワイヤ18は、導電性接着剤2
3により透明導電膜3の配線パターンに接着されてい
る。この変更例では、LCD12の上側の基板がICモ
ジュール11として兼用されているため、部品数が削減
され、製造工程も簡略化される。
【0056】C−2.変更例2 図5は、ICモジュール11とLCD12との接続方式
の他の変更例を示す。この変更例においても、LCD1
2の上側の基板2をICモジュール11の基板として兼
用し、基板2にCOB方式でICチップ17を実装して
いる。そして、変更例1と同様に、透明導電膜3は、L
CD12のパターン電極層としての役割だけでなく、図
3に示すフィルム基板16における回路パターン14の
役割を兼ねている。
【0057】ICチップ17の電極と透明導電膜3の接
続は、フェースダウン方式で行われている。すなわち、
透明導電膜3の配線パターンにICチップ17の各電極
が、異方性導電膜20を介して接続されている。なお、
異方性導電膜20と透明導電膜3、および異方性導電膜
20とICチップ17の電極は、導電性接着剤で接着す
ればよい。この変更例でも、LCD12の上側の基板が
ICモジュール11として兼用されているため、部品数
が削減され、製造工程も簡略化される。
【0058】2.第2実施形態(非接触式ICカード) A.構成 図6は本発明の他の実施形態に係るICカード10を示
す平面図である。このICカード10では、ほぼ矩形の
平板状のカード基材10aにICモジュール11’の全
体が埋設されている。つまりICモジュール11’に
は、外部端子13がなく、カード基材10a上に露出す
る部分がない。外部端子13の代わりに、アンテナコイ
ル(送受信媒介手段)33がカード基材10aには埋設
されており、このアンテナコイル33を介して、データ
の読み書き装置とICモジュール11’との信号の授受
およびデータの読み書き装置からの電力供給が電磁波を
利用した非接触方式で行われる。
【0059】この実施形態でも、第1実施形態と同様
に、LCD12がカード基材10aに埋設・固定されて
おり、LCD12の表示面だけがカード基材10aの片
面に露出させられている。図7に示すように、LCD1
2の構成も、図2に示す第1実施形態のそれと全く同様
である。
【0060】上記のようにICモジュール11’には外
部端子13が設けられておらず、従ってフィルム基板1
6の裏側と表側の接続用のスルーホール15も穿設され
ていない。ICモジュール11’のICチップ17は第
1実施形態と同様である(図3参照)。
【0061】A−1.LCDとICモジュールの接続 図7に示すこの実施形態では、フィルム基板16の裏面
に形成された回路パターン14に、ボンディングワイヤ
18を介してICチップ17の端子が接続されている。
これ以外に、回路パターンにICチップ17の端子を対
向させて接触させるフェースダウン方式で接続を行って
もよい。
【0062】そして、LCD12とICモジュール1
1’はTCPを用いたTAB方式で接続されている。こ
のTAB方式の接続は図2と同様である。
【0063】図8は変更例を示す。この変更例ではIC
モジュール11’には、フィルム基板16が設けられて
おらず、ICチップ17に直接フレキシブルテープ22
が貼着され、フレキシブルテープ22上の接続ライン2
1がICチップ17の端子とLCD12の上側の透明導
電膜3の接続端子24とを接続する。なお、ICチップ
17の端子面以外は樹脂封止部19で保護されている。
この接続方式によれば、ICモジュール11’とLCD
12との接続を維持したまま、フレキシブルテープ22
を撓ませて、ICカード10におけるICモジュール1
1’とLCD12との間隔を容易に調節することが可能
である。
【0064】また、図4および図5で示したように、L
CD12の上側の基板2をICモジュール11’の基板
として兼用し、基板2にCOB方式でICチップ17を
実装してもよい。これによれば部品数が削減され、製造
工程も簡略化される。
【0065】A−2.アンテナ 図9および図10は、外部のデータの読み書き装置とI
Cモジュール11’との送受信および読み書き装置から
ICモジュール11’への電力供給を媒介するアンテナ
コイル33を示す。いずれの図においても、アンテナコ
イル33は、LCD12の上側の基板2の下面に直接形
成されている。図示しないが、アンテナコイル33の両
端は、ICチップ17の端子に接続されている。なお、
符号32は上側の透明導電膜3が形成しているパターン
電極を示す。
【0066】アンテナコイル33はコイル状またはスパ
イラル状のパターンに形成されている。なお、アンテナ
としての機能を果たすのであれば、図示以外のパターン
にしてもよい。アンテナコイル33は、エッチング、メ
ッキ、印刷のいずれによって形成してもよい。これらに
より形成されたアンテナは厚さが小さいので、その断面
のアスペクト比が良好である。また、基板2がプラスチ
ック製であるので、基板温度を150℃以下に抑制しな
がら、スパッタリングにより例えば銅でコイルパターン
を形成してもよい。LCDの製造技術では、スパッタリ
ングによりITO製の透明導電膜3,3’を細かいピッ
チで設ける技術が確立しているので、アンテナコイル3
3のスパッタリング形成にこの技術を応用してもよい。
これにより作業工程の簡略化およびコストの低減を図ら
れる可能性がある。なお、アンテナコイル33の製造に
いずれの工程を採用するにしても、ITO製の透明導電
膜3のパターン電極32の形成とは別工程となる。
【0067】アンテナコイル33の材料としては、導電
性が十分にあれば特に限定されないが、安価なことから
銅製のものが好適であり、その他、金、銀、アルミニウ
ム、カーボンなども使用しうる。なお、直流抵抗が大き
いと通信特性が低下するため、抵抗値を考慮して材質を
決定する必要がある。また、印刷で設けるのであれば、
導電粉体をペースト状インキに混入させたものも使用し
うる。
【0068】アンテナコイル33は、ループをなすよう
に形成されており、その具体的な形状は通信に利用され
る電磁波の波長によって変更される。電磁波を効率よく
入出力するため、ループは大きいほど有利である。ただ
し、ICカード10の他の部品の配置等の関係によりル
ープの大きさや配置は様々である。例えば、図9に示す
ように、LCD12の補強のため、液晶7に近い位置に
液晶7を囲むようにしてアンテナコイル33を設けても
よいし、図10に示すように基板2をICカード10と
同形同大にしICカード10の外縁付近にアンテナコイ
ル33を設けてもよい。
【0069】以上のように、アンテナコイル33を直接
LCD12の基板2の面に形成することにより、スパッ
タリングや印刷などの製造を簡略化できる製造工程を採
用することが可能である上、部品数の上昇を招かずに済
む。さらに、図4および図5で示したように、LCD1
2の上側の基板2をICモジュール11’の基板として
兼用すれば、さらに部品数の上昇を招かずにすみ好まし
い。
【0070】図11および図12はアンテナコイル33
の配置の変更例を示す。これらの変更例では、アンテナ
コイル33はLCD12の基板2とは別個に、コイル状
またはスパイラル状に巻かれた巻線コイルとして設けら
れている。なお、アンテナとしての機能を果たすのであ
れば、図示以外の巻き方にしてもよい。アンテナコイル
33は扁平な断面矩形の導線を用いて形成すれば、コイ
ル状またはスパイラル状に湾曲させても、その断面のア
スペクト比が良好である。
【0071】アンテナコイル33の材料としては、導電
性が十分にあれば特に限定されないが、安価なことから
銅製のものが好適であり、その他、金、銀、アルミニウ
ム、カーボンなども使用しうる。アンテナコイル33を
なす銅線は短絡防止のため絶縁性被覆を施すと好まし
い。
【0072】アンテナコイル33の両端は、LCD12
の基板2上で、ICモジュール11の端子に接続されて
いる。アンテナコイル33の効率、性能またはICカー
ド10の他の部品の配置等の関係により、アンテナコイ
ル33のループの大きさや配置は様々である。例えば、
図11に示すように、LCD12の補強のため、液晶7
に近い位置に液晶7を囲むようにしてアンテナコイル3
3を設けてもよいし、図12に示すようにICカード1
0の外縁付近にアンテナコイル33を設けてもよい。
【0073】上記のように、LCD12の基板2,2’
のプラスチック材料は耐衝撃性良好で可撓性が高い。た
だし、図9または図11に示すように液晶7に近い位置
に液晶7を囲むようにしてアンテナコイル33を設ける
と、さらにLCD12の機械的強度を高めることが可能
である。
【0074】A−3.カード製造の工程 上記の接続されたLCD12とICモジュール11’
は、LCD12の片面と外部端子13が露出するよう
に、カード基材10a内に埋設される。この埋設の工程
は、ICモジュール11’とアンテナコイル33との接
続が維持される必要がある点を除いては、第1実施形態
の製造工程と本質的な相違がない。
【0075】B.使用方法 この第2実施形態に係るICカード10も電子財布、プ
リペイドカード、定期券等に使用される。データ用メモ
リ31のデータの読み書きに伴う送受信は、アンテナコ
イル33を媒介して行われる点が第1実施形態と異な
る。
【0076】このような非接触式の送受信を行うICカ
ードに本発明を適用したことにより、次のような優れた
効果が達成される。例えば電子財布やプリペイドカード
のように、使用のたびにデータ用メモリのデータの書換
または追記を行うカードについては、データの書換また
は追記のたびに、表示内容を更新すべきである。このよ
うな場合、従来の媒体では、表示内容の更新のためにI
Cのデータの追記または書換に時間がかかっていた。こ
の不具合は、読み書きが簡単かつ迅速であるという非接
触ICカードの利便性を損なっていた。
【0077】これに対して、ICカード10において
は、外部装置からの送信に基づいてCPU30によるデ
ータ用メモリ31のデータの追記または書換と連動し
て、LCDコントローラ34がLCD12の表示内容の
更新を行うため、表示内容の更新専用の装置は不要であ
り、そのための時間がデータ用メモリ31へのデータの
追記または書換に加わることもない。従って、非接触I
Cカードの利便性を最大限に活用することができる。
【0078】3.第3実施形態(接触式兼非接触式IC
カード) 図示しないが、上記の第1実施形態に係るICカード1
0のカード基材10aの内部にアンテナコイル33を埋
設し、あるいは第2実施形態に係るICカード10のカ
ード基材10aの表面に露出する外部端子13を設けて
もよい。これにより、ICカードには外部の読み書き装
置との送受信を媒介する手段として、アンテナコイル3
3と外部端子13とが設けられ、接触方式および非接触
方式の両方から選択的に、アンテナコイル33または外
部端子13介して読み書き装置との送受信が可能とな
る。この場合には、接触方式の読み書き装置でも非接触
方式の読み書き装置でも、ICカードのデータの読み書
きが可能であって便利である。
【0079】4.他の変更例 上記の第2および第3実施形態では、ICモジュール1
1’と外部の非接触式読み書き装置とのデータの送受信
は、アンテナ33を介して電磁波により行っているが、
これに限らず光学式媒介手段を用いて光によって行って
もよい。例えば、読み書き装置からの受信は光センサで
行い、読み書き装置への送信はLEDなどの発光素子で
行うようにすればよい。
【0080】上記の実施形態では、表示装置はLCD1
2であるが、エレクトロルミネッセントディスプレイや
プラズマディスプレイを採用することも可能である。こ
れらの場合には、決まった場所にある読取装置または個
人携帯用の読取端末等により電界を印加しなければ表示
内容を視認できないが、本発明のもたらす利益により、
表示装置の表示内容の更新専用の装置は不要であり、そ
のための時間がデータの追記または書換に加わることは
ない。さらに、表示装置の表示内容は、記憶手段の記録
データに完全に対応し、表示内容の信頼性を高めること
が可能である。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るIC
カードによれば、表示内容がカードの使用に応じて更新
可能であるだけでなく、表示内容の信頼性を高めること
ができ、しかもデータの書換等を簡単にすることが可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係るICカードを示
す平面図である。
【図2】 図1に示すICカードの断面図である。
【図3】 図1に示すICカードに用いられるシングル
チップマイクロコントローラユニットの構成を示すブロ
ック図である。
【図4】 第1実施形態の変更例に係るICカードを示
す断面図である。
【図5】 第1実施形態の他の変更例に係るICカード
を示す断面図である。
【図6】 本発明の第2実施形態に係るICカードを示
す平面図である。
【図7】 図1に示すICカードの断面図である。
【図8】 第2実施形態の変更例に係るICカードを示
す断面図である。
【図9】 第2実施形態のICカードに用いられる送受
信媒介手段であるアンテナコイルを示す平面図である。
【図10】 アンテナコイルの変更例を示す平面図であ
る。
【図11】 アンテナコイルの他の変更例を示す平面図
である。
【図12】 アンテナコイルのさらに他の変更例を示す
平面図である。
【符号の説明】
2…基板、7…液晶、21…接続ライン、33…アンテ
ナコイル(送受信媒介手段)、10…ICカード、10
a…カード基材、11,11’…ICモジュール、12
…液晶表示装置(LCD,表示装置)、13…外部端子
(送受信媒介手段)、17…ICチップ(シングルチッ
プマイクロコントローラユニット)、30…CPU(制
御手段)、31…データ用メモリ(記憶手段)、34…
LCDコントローラ(表示装置制御手段)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板状のカード基材と、上記カード基材
    の内部に配置されたICモジュールと、上記ICモジュ
    ールと外部装置との送受信を媒介する送受信媒介手段と
    を有するICカードにおいて、 上記カード基材には表示装置が固定されており、 上記ICモジュールは、データを記憶する記憶手段と、
    上記外部装置からの送信に基づいてデータの演算処理お
    よび/または上記記憶手段へのデータの記録を行う制御
    手段と、上記記憶手段に記録されたデータに相当する情
    報を上記表示装置に表示させる表示装置制御手段とを備
    えることを特徴とするICカード。
  2. 【請求項2】 上記記憶手段、上記制御手段および上記
    表示装置制御手段は、シングルチップマイクロコントロ
    ーラユニットに設けられていることを特徴とする請求項
    1に記載のICカード。
  3. 【請求項3】 上記表示装置の基板に上記シングルチッ
    プマイクロコントローラユニットが実装されていること
    を特徴とする請求項2に記載のICカード。
  4. 【請求項4】 上記表示装置は、電界印加の終了後、少
    なくとも10秒以上表示内容を視認可能な記憶効果を有
    することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記
    載のICカード。
  5. 【請求項5】 上記表示装置は、電界印加の終了後、次
    に電界が印加されるまでは、表示内容を視認可能な記憶
    効果を有することを特徴とする請求項1ないし3のいず
    れかに記載のICカード。
  6. 【請求項6】 上記送受信媒介手段として、上記ICカ
    ードには、上記カード基材の表面に露出した外部端子
    と、上記カード基材の内部に埋設されたアンテナとを備
    え、接触方式および非接触方式の両方から選択的に、上
    記外部端子または上記アンテナを介して上記外部装置と
    の送受信が可能となっていることを特徴とする請求項1
    ないし5のいずれかに記載のICカード。
  7. 【請求項7】 上記アンテナは上記表示装置の基板の面
    に形成されていることを特徴とする請求項6に記載のI
    Cカード。
  8. 【請求項8】 上記送受信媒介手段として、上記ICカ
    ードには、上記カード基材の表面に露出した外部端子
    と、上記カード基材の内部に埋設されたアンテナとを備
    え、上記アンテナは上記表示装置の基板の面に形成され
    ていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに
    記載のICカード。
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