JPH11120958A - 冷陰極蛍光ランプ - Google Patents
冷陰極蛍光ランプInfo
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- JPH11120958A JPH11120958A JP32191997A JP32191997A JPH11120958A JP H11120958 A JPH11120958 A JP H11120958A JP 32191997 A JP32191997 A JP 32191997A JP 32191997 A JP32191997 A JP 32191997A JP H11120958 A JPH11120958 A JP H11120958A
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- Japan
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- emitter
- cold cathode
- mercury
- cathode fluorescent
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Abstract
(57)【要約】
[課題] エミッタ量及び封入水銀量を特定することに
より、低消費電力維持時間及び水銀消耗による寿命の長
時間化を図り得ると共にランプ照射光量の無駄をなくし
た冷陰極蛍光ランプを提供する。 [解決手段] 表面にエミッタ層を形成し、内部に水銀
及び微量の希ガスを封入した冷陰極蛍光ランプにおい
て、前記エミッタがCa、Sr、Ba、Y、La、Ce
のいずれか1種類以上の元素を含む化合物からなり、こ
のエミッタ量が一方の冷陰極について0.7〜2.5m
gであり、前記封入水銀量が0.7〜2.5mgである
ことを特徴とする。
より、低消費電力維持時間及び水銀消耗による寿命の長
時間化を図り得ると共にランプ照射光量の無駄をなくし
た冷陰極蛍光ランプを提供する。 [解決手段] 表面にエミッタ層を形成し、内部に水銀
及び微量の希ガスを封入した冷陰極蛍光ランプにおい
て、前記エミッタがCa、Sr、Ba、Y、La、Ce
のいずれか1種類以上の元素を含む化合物からなり、こ
のエミッタ量が一方の冷陰極について0.7〜2.5m
gであり、前記封入水銀量が0.7〜2.5mgである
ことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置の背
面照明光源や小形の照明光源として使用される冷陰極蛍
光ランプに係り、特に、冷陰極に設けられるエミッタ量
及び管内封入水銀量を改良した冷陰極蛍光ランプに関す
る。
面照明光源や小形の照明光源として使用される冷陰極蛍
光ランプに係り、特に、冷陰極に設けられるエミッタ量
及び管内封入水銀量を改良した冷陰極蛍光ランプに関す
る。
【0002】
【従来の技術】パソコン、ワープロ等のような液晶表示
装置に使用される背面照明光源用小形冷陰極蛍光ランプ
は、長寿命化、低消費電力化、小形化、高輝度化が要求
される。殊に、これらの機器は民生用であるため、使用
されている背面照明用小形冷陰極蛍光ランプは交換され
ないのが原則であり、10000時間以上の点灯寿命を
有することが要求される。この要求に対応するために、
次のような冷陰極蛍光ランプが提案されている。
装置に使用される背面照明光源用小形冷陰極蛍光ランプ
は、長寿命化、低消費電力化、小形化、高輝度化が要求
される。殊に、これらの機器は民生用であるため、使用
されている背面照明用小形冷陰極蛍光ランプは交換され
ないのが原則であり、10000時間以上の点灯寿命を
有することが要求される。この要求に対応するために、
次のような冷陰極蛍光ランプが提案されている。
【0003】例えば、特開平5−190137号公報に
開示されているように、ガラス管の両端に口金を封着
し、これらの口金のうち一方の口金にはペロブスカイト
型結晶構造を有する酸化物導電体からなるエミッタを塗
布した円柱状電極を溶接し、他方の口金には電極を兼ね
る水銀ディスペンサを溶接して、この水銀ディスペンサ
から放出される水銀蒸気をガラス管内に封入する構造に
することにより、輝度を維持しつつ消費電力の低減化を
図るようにしたものが提案されている。又、特開平4−
73852号公報に開示されているように、管内に封入
される希ガス圧を一定範囲内(封入圧80〜130To
rr)にすると共に、冷陰極が内外面に夫々ゲッター材
と水銀化合物を付着した2枚の電極基板を一定角度をな
して内側方に開くV字状に形成することにより、電極物
質の飛散を抑制し、ガラス管の黒化を防止して輝度特性
及び点灯寿命を図るようにしたものが提案されている。
開示されているように、ガラス管の両端に口金を封着
し、これらの口金のうち一方の口金にはペロブスカイト
型結晶構造を有する酸化物導電体からなるエミッタを塗
布した円柱状電極を溶接し、他方の口金には電極を兼ね
る水銀ディスペンサを溶接して、この水銀ディスペンサ
から放出される水銀蒸気をガラス管内に封入する構造に
することにより、輝度を維持しつつ消費電力の低減化を
図るようにしたものが提案されている。又、特開平4−
73852号公報に開示されているように、管内に封入
される希ガス圧を一定範囲内(封入圧80〜130To
rr)にすると共に、冷陰極が内外面に夫々ゲッター材
と水銀化合物を付着した2枚の電極基板を一定角度をな
して内側方に開くV字状に形成することにより、電極物
質の飛散を抑制し、ガラス管の黒化を防止して輝度特性
及び点灯寿命を図るようにしたものが提案されている。
【0004】ところで、特開平5−190137号公報
及び特開平4−73852号公報開示の冷陰極蛍光ラン
プであると、エミッタ塗布面が極めて狭小であり、エミ
ッタ量が少量となるため、管電圧低減の維持時間が短
く、長寿命化を図ることができず、しかも電極構造上管
の細径化が困難であるという問題点を有していた。
及び特開平4−73852号公報開示の冷陰極蛍光ラン
プであると、エミッタ塗布面が極めて狭小であり、エミ
ッタ量が少量となるため、管電圧低減の維持時間が短
く、長寿命化を図ることができず、しかも電極構造上管
の細径化が困難であるという問題点を有していた。
【0005】このような問題を解決する手段として、本
発明者らはエミッタ量を増量するために、先に特開平9
−82275号公報に見られるようなニッケルスリーブ
を二重管構造にしてエミッタ塗布面積を拡大したもの
や、冷陰極を対向面が開口するニッケル製円筒状カップ
とし、YB6、GdB6、LaB6、CeB6のいずれ
かから選択した希土類元素ホウ化物を主体としたエミッ
タ層をカップ内外壁面に開口側から底面側にかけて厚く
したものを出願した。
発明者らはエミッタ量を増量するために、先に特開平9
−82275号公報に見られるようなニッケルスリーブ
を二重管構造にしてエミッタ塗布面積を拡大したもの
や、冷陰極を対向面が開口するニッケル製円筒状カップ
とし、YB6、GdB6、LaB6、CeB6のいずれ
かから選択した希土類元素ホウ化物を主体としたエミッ
タ層をカップ内外壁面に開口側から底面側にかけて厚く
したものを出願した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
者らが出願した前記発明であると、エミッタ量の増量に
よるランプの長寿命化を図るという長所がある反面、エ
ミッタ量が具体的に明示されていない。例えば1個の冷
陰極に形成するエミッタ層のエミッタ量が図6に示すよ
うに、0.7mg未満の場合は、低消費電力維持時間が
5000時間未満となり、所望の維持時間を満足できな
い。又、エミッタ量が2.5mgを超過すると、それ以
上エミッタ量を増量しても低消費電力維持時間はそれほ
ど長くならなかった。
者らが出願した前記発明であると、エミッタ量の増量に
よるランプの長寿命化を図るという長所がある反面、エ
ミッタ量が具体的に明示されていない。例えば1個の冷
陰極に形成するエミッタ層のエミッタ量が図6に示すよ
うに、0.7mg未満の場合は、低消費電力維持時間が
5000時間未満となり、所望の維持時間を満足できな
い。又、エミッタ量が2.5mgを超過すると、それ以
上エミッタ量を増量しても低消費電力維持時間はそれほ
ど長くならなかった。
【0007】ところで、冷陰極蛍光ランプの寿命は、エ
ミッタ量に加えて封入水銀量も関係する。エミッタ電極
を用いたランプの場合、通常のエミッタ層を形成しない
冷陰極を用いたランプに比較して点灯中の電極物質のス
パッタリングが激しい。水銀がスパッタリングした電極
物質と化合することによる水銀の消耗が激しく、エミッ
タを設けない冷陰極を用いたランプと同量の水銀を管内
に封入しても水銀消耗による寿命(希ガス放電状態に至
るまでの寿命)が大幅に短くなってしまう。封入水銀量
が0.6mgの場合に、エミッタを使用しない冷陰極を
用いたランプにおいては約10000時間の寿命がある
のに対し、エミッタ電極を用いたランプにおいては、図
5に示すように5000時間未満と短寿命である。ま
た、封入水銀量が2.5mgを超えると寿命特性は良好
になるが、例えば内径がφ2mm以下の細管の蛍光ラン
プの場合は、水銀粒の影若しくはしみが肉眼視可能に発
生し、これらの影若しくはしみの影響で、蛍光ランプか
ら照射する光が遮蔽され、全光量が減少するという不具
合があった。
ミッタ量に加えて封入水銀量も関係する。エミッタ電極
を用いたランプの場合、通常のエミッタ層を形成しない
冷陰極を用いたランプに比較して点灯中の電極物質のス
パッタリングが激しい。水銀がスパッタリングした電極
物質と化合することによる水銀の消耗が激しく、エミッ
タを設けない冷陰極を用いたランプと同量の水銀を管内
に封入しても水銀消耗による寿命(希ガス放電状態に至
るまでの寿命)が大幅に短くなってしまう。封入水銀量
が0.6mgの場合に、エミッタを使用しない冷陰極を
用いたランプにおいては約10000時間の寿命がある
のに対し、エミッタ電極を用いたランプにおいては、図
5に示すように5000時間未満と短寿命である。ま
た、封入水銀量が2.5mgを超えると寿命特性は良好
になるが、例えば内径がφ2mm以下の細管の蛍光ラン
プの場合は、水銀粒の影若しくはしみが肉眼視可能に発
生し、これらの影若しくはしみの影響で、蛍光ランプか
ら照射する光が遮蔽され、全光量が減少するという不具
合があった。
【0008】そこで、本発明は上記不具合を除去するた
めに、エミッタ量及び封入水銀量を特定することによ
り、低消費電力維持時間及び水銀消耗による寿命の長時
間化を図り得ると共にランプ照射光量の無駄をなくした
冷陰極蛍光ランプを提供することを目的とする。
めに、エミッタ量及び封入水銀量を特定することによ
り、低消費電力維持時間及び水銀消耗による寿命の長時
間化を図り得ると共にランプ照射光量の無駄をなくした
冷陰極蛍光ランプを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項1記載の発明は、内面に蛍光体
被膜を形成し、内径がφ1〜φ4mmのガラス管内に希
ガス及び水銀を封入すると共に、表面にアルカリ土類金
属、希土類元素のうちのいずれか1種類以上を含む化合
物からなるエミッタ層を形成してなる1対の冷陰極を対
向配置した冷陰極蛍光ランプにおいて、前記夫々の冷陰
極に0.7〜2.5mgのエミッタが設けられ、かつ前
記ガラス管内に封入されている水銀量が0.7〜2.5
mgであることを特徴とする。
に、本発明のうち請求項1記載の発明は、内面に蛍光体
被膜を形成し、内径がφ1〜φ4mmのガラス管内に希
ガス及び水銀を封入すると共に、表面にアルカリ土類金
属、希土類元素のうちのいずれか1種類以上を含む化合
物からなるエミッタ層を形成してなる1対の冷陰極を対
向配置した冷陰極蛍光ランプにおいて、前記夫々の冷陰
極に0.7〜2.5mgのエミッタが設けられ、かつ前
記ガラス管内に封入されている水銀量が0.7〜2.5
mgであることを特徴とする。
【0010】本発明のうち請求項2記載の発明は、上記
アルカリ土類金属がCa、Sr、Baであり、上記土類
元素がY、La、Ceであることを特徴とする。
アルカリ土類金属がCa、Sr、Baであり、上記土類
元素がY、La、Ceであることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図面に基づいて説明する。
を図面に基づいて説明する。
【0012】図1は冷陰極蛍光ランプの要部を示す一部
切欠断面図、図2は図1のA−A線断面図である。これ
らの図において、内径がφ1.8mm、全長が約220
mmの直管形ガラス管1の内面には蛍光体被膜2が形成
されており、内部には例えばアルゴンガス等の希ガスと
共に水銀が封入されている。この水銀の封入量は0.7
mgを超えて2.5mg以下である。ガラス管1の両端
内側には1対の冷陰極3が封装されている。これらの冷
陰極3は夫々導入線4と電気的に接続されており、ガラ
ス管1の端部壁を気密に貫通して外部に導出され、外部
電極(図示せず)と電気的に接続できるように構成され
ている。前記冷陰極3は、1端を開口したニッケル製の
円筒状スリーブ5の内周面及び外周面に、Ca、Sr、
Ba、Y、La、Ceの化合物の中から選択された少な
くとも1種類以上の化合物からなるエミッタ6が塗布さ
れている。エミッタ6は、共沈法等により得られた微粉
末を、さらに数μm以下の微粉末にし、公知の方法によ
りペースト状に調整したものを円筒状スリーブ5の内周
面及び外周面に塗布し、乾燥、焼結することによって形
成される。1つの冷陰極3につき、0.7mgを超えて
2.5mg以下の量のエミッタ6を塗布する。エミッタ
層の形成は、上記塗布以外の方法、例えば蒸着若しくは
スパッタリング等による方法であってもよい。
切欠断面図、図2は図1のA−A線断面図である。これ
らの図において、内径がφ1.8mm、全長が約220
mmの直管形ガラス管1の内面には蛍光体被膜2が形成
されており、内部には例えばアルゴンガス等の希ガスと
共に水銀が封入されている。この水銀の封入量は0.7
mgを超えて2.5mg以下である。ガラス管1の両端
内側には1対の冷陰極3が封装されている。これらの冷
陰極3は夫々導入線4と電気的に接続されており、ガラ
ス管1の端部壁を気密に貫通して外部に導出され、外部
電極(図示せず)と電気的に接続できるように構成され
ている。前記冷陰極3は、1端を開口したニッケル製の
円筒状スリーブ5の内周面及び外周面に、Ca、Sr、
Ba、Y、La、Ceの化合物の中から選択された少な
くとも1種類以上の化合物からなるエミッタ6が塗布さ
れている。エミッタ6は、共沈法等により得られた微粉
末を、さらに数μm以下の微粉末にし、公知の方法によ
りペースト状に調整したものを円筒状スリーブ5の内周
面及び外周面に塗布し、乾燥、焼結することによって形
成される。1つの冷陰極3につき、0.7mgを超えて
2.5mg以下の量のエミッタ6を塗布する。エミッタ
層の形成は、上記塗布以外の方法、例えば蒸着若しくは
スパッタリング等による方法であってもよい。
【0013】図5〜図7は本発明を成すための発明者に
よる実験結果を示すもので、これらの結果により、封入
水銀量と冷陰極3の1個当たりの、換言すれば一方の冷
陰極3のエミッタ6の塗布量を限定した。図5により、
エミッタ6を塗布した冷陰極3を使用する冷陰極蛍光ラ
ンプの寿命は、封入水銀量が0.6mgの場合は500
0時間未満となり、0.7mg以上の場合は5000時
間以上の寿命を確保することが判明した。図6は、冷陰
極3の一方(1個)に対してのエミッタ量と低消費電力
維持時間の関係を示す図であって、1個の冷陰極3に対
するエミッタ6の塗布量が0.7mgを超えると、低消
費電力維持時間が5000時間を超し、2.5mgを超
えると低消費電力維持時間がそれ程長くはならないこと
が判明した。図7は1個の冷陰極3におけるエミッタ6
の塗布量別管電圧の寿命特性を示す図である。常温環境
下で、内径が1.8mm、冷陰極3、3間の距離が19
0mm、ランプ電流が5mAの条件で、エミッタ6の塗
布量が夫々0.4mg、0.7mg、1.3mgの冷陰
極蛍光ランプについて実験を行った。図7において、1
個の冷陰極におけるエミッタ塗布量0.4mgの冷陰極
蛍光ランプは一点鎖線で、0.7mgの冷陰極蛍光ラン
プは二点鎖線で、1.3mgの冷陰極蛍光ランプは実線
で、エミッタを使用しない冷陰極蛍光ランプは点線で示
している。この図7により、いずれのエミッタ塗布量で
あっても寿命初期は、エミッタを使用しない冷陰極蛍光
ランプに比べて管電圧が約40V低減されている。又、
エミッタの塗布量が多い程、管電圧低減維持時間は長く
なり、エミッタの塗布量が1.3mgの場合は約850
0時間維持されることが判る。これらの実験結果より、
封入水銀量を0.7〜2.5mg、一方の冷陰極へのエ
ミッタ塗布量を0.7〜2.5mgという最も好適なも
のに限定することができた。
よる実験結果を示すもので、これらの結果により、封入
水銀量と冷陰極3の1個当たりの、換言すれば一方の冷
陰極3のエミッタ6の塗布量を限定した。図5により、
エミッタ6を塗布した冷陰極3を使用する冷陰極蛍光ラ
ンプの寿命は、封入水銀量が0.6mgの場合は500
0時間未満となり、0.7mg以上の場合は5000時
間以上の寿命を確保することが判明した。図6は、冷陰
極3の一方(1個)に対してのエミッタ量と低消費電力
維持時間の関係を示す図であって、1個の冷陰極3に対
するエミッタ6の塗布量が0.7mgを超えると、低消
費電力維持時間が5000時間を超し、2.5mgを超
えると低消費電力維持時間がそれ程長くはならないこと
が判明した。図7は1個の冷陰極3におけるエミッタ6
の塗布量別管電圧の寿命特性を示す図である。常温環境
下で、内径が1.8mm、冷陰極3、3間の距離が19
0mm、ランプ電流が5mAの条件で、エミッタ6の塗
布量が夫々0.4mg、0.7mg、1.3mgの冷陰
極蛍光ランプについて実験を行った。図7において、1
個の冷陰極におけるエミッタ塗布量0.4mgの冷陰極
蛍光ランプは一点鎖線で、0.7mgの冷陰極蛍光ラン
プは二点鎖線で、1.3mgの冷陰極蛍光ランプは実線
で、エミッタを使用しない冷陰極蛍光ランプは点線で示
している。この図7により、いずれのエミッタ塗布量で
あっても寿命初期は、エミッタを使用しない冷陰極蛍光
ランプに比べて管電圧が約40V低減されている。又、
エミッタの塗布量が多い程、管電圧低減維持時間は長く
なり、エミッタの塗布量が1.3mgの場合は約850
0時間維持されることが判る。これらの実験結果より、
封入水銀量を0.7〜2.5mg、一方の冷陰極へのエ
ミッタ塗布量を0.7〜2.5mgという最も好適なも
のに限定することができた。
【0014】内径がφ1.8mmのガラス管1の内部に
1.5mgの水銀を封入し、夫々の冷陰極3に1.2m
gのエミッタ6を塗布し、この冷陰極3間の距離が19
0mmの冷陰極蛍光ランプを常温下で点灯し、点灯時間
と輝度維持率を求めた。その結果は、図8に示す通りで
ある。図中、封入水銀量1.5mgのものは実線で、封
入水銀量0.7mgのものは一点鎖線で示す。封入水銀
量は1.5mgのものは、ランプ電流5mAにて100
00時間までは、図中点線で示されるエミッタを使用し
ない従来の冷陰極蛍光ランプと略同等の輝度維持率を示
した。これに対して、水銀封入量が0.7mgである以
外は同一構造のエミッタ付冷陰極蛍光ランプの場合は、
5000時間経過時に水銀が消耗してしまい輝度維持率
が急激に30%に下降した。これら両者の比較から明白
なように本発明の実施の形態の冷陰極蛍光ランプは長寿
命を維持しながら、管電圧及び管電力(消費電力)が低
減し、発光効率が向上することが判る。
1.5mgの水銀を封入し、夫々の冷陰極3に1.2m
gのエミッタ6を塗布し、この冷陰極3間の距離が19
0mmの冷陰極蛍光ランプを常温下で点灯し、点灯時間
と輝度維持率を求めた。その結果は、図8に示す通りで
ある。図中、封入水銀量1.5mgのものは実線で、封
入水銀量0.7mgのものは一点鎖線で示す。封入水銀
量は1.5mgのものは、ランプ電流5mAにて100
00時間までは、図中点線で示されるエミッタを使用し
ない従来の冷陰極蛍光ランプと略同等の輝度維持率を示
した。これに対して、水銀封入量が0.7mgである以
外は同一構造のエミッタ付冷陰極蛍光ランプの場合は、
5000時間経過時に水銀が消耗してしまい輝度維持率
が急激に30%に下降した。これら両者の比較から明白
なように本発明の実施の形態の冷陰極蛍光ランプは長寿
命を維持しながら、管電圧及び管電力(消費電力)が低
減し、発光効率が向上することが判る。
【0015】図3は他の実施の形態における冷陰極蛍光
ランプの要部を示す一部切欠断面図、図4は図3のB−
B線断面図である。説明を簡単にするために、前述の図
1及び図2に示される部分と同一作用をなす部分は同一
符号を用いて説明する。これらの図において、ガラス管
1の両端内側に、1対の冷陰極3が封装されている。冷
陰極3はタングステン金属からなる円柱状電極7の対向
内側面及び周面にCa、Sr、Ba、Y、La、Ceの
化合物の中から選択された少なくとも1種類以上の化合
物からなるエミッタ6が塗布されて形成されている。エ
ミッタ6の塗布量は、一方の冷陰極3につき0.7mg
を超えて2.5mg以下の量である。他の構成は前述の
図1及び図2に示される実施の形態と同様であるので説
明を省略する。
ランプの要部を示す一部切欠断面図、図4は図3のB−
B線断面図である。説明を簡単にするために、前述の図
1及び図2に示される部分と同一作用をなす部分は同一
符号を用いて説明する。これらの図において、ガラス管
1の両端内側に、1対の冷陰極3が封装されている。冷
陰極3はタングステン金属からなる円柱状電極7の対向
内側面及び周面にCa、Sr、Ba、Y、La、Ceの
化合物の中から選択された少なくとも1種類以上の化合
物からなるエミッタ6が塗布されて形成されている。エ
ミッタ6の塗布量は、一方の冷陰極3につき0.7mg
を超えて2.5mg以下の量である。他の構成は前述の
図1及び図2に示される実施の形態と同様であるので説
明を省略する。
【0016】この図3及び図4に示される冷陰極蛍光ラ
ンプについても、前述の図1及び図2に示される冷陰極
蛍光ランプの場合と同一の条件下で輝度維持率と点灯時
間の関係を実験により求めた。その結果は、図8に示す
通りであった。冷陰極の形状の如何に拘らず、エミッタ
量と封入水銀量を一定範囲内に限定することにより、冷
陰極蛍光ランプは、高輝度を維持しながら、管電圧及び
管電力が低減し、発光効率が向上することが判る。
ンプについても、前述の図1及び図2に示される冷陰極
蛍光ランプの場合と同一の条件下で輝度維持率と点灯時
間の関係を実験により求めた。その結果は、図8に示す
通りであった。冷陰極の形状の如何に拘らず、エミッタ
量と封入水銀量を一定範囲内に限定することにより、冷
陰極蛍光ランプは、高輝度を維持しながら、管電圧及び
管電力が低減し、発光効率が向上することが判る。
【0017】又、以上の実施の形態においては、冷陰極
の形状が円筒スリーブや棒状形状のものを例に説明した
が、冷陰極の材質、形状、寸法等に制約されず例えばV
状形状等あらゆる形状の電極にエミッタを設けた冷陰極
が本発明には包含される。また、ガラス管の形状も直管
のものに限定されるものではなく、L字管状、U字管
状、W字管状等の屈曲管等、あらゆる形状のものが本発
明には包含される。
の形状が円筒スリーブや棒状形状のものを例に説明した
が、冷陰極の材質、形状、寸法等に制約されず例えばV
状形状等あらゆる形状の電極にエミッタを設けた冷陰極
が本発明には包含される。また、ガラス管の形状も直管
のものに限定されるものではなく、L字管状、U字管
状、W字管状等の屈曲管等、あらゆる形状のものが本発
明には包含される。
【0018】
【発明の効果】エミッタ量と封入水銀量を限定すること
により、低消費電力を維持する時間及び水銀消耗による
寿命が長く、発光効率の向上を図り得る冷陰極蛍光ラン
プを提供できるという効果がある。
により、低消費電力を維持する時間及び水銀消耗による
寿命が長く、発光効率の向上を図り得る冷陰極蛍光ラン
プを提供できるという効果がある。
【図1】本発明の冷陰極蛍光ランプの一部切欠断面図で
ある。
ある。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】本発明の冷陰極蛍光ランプの一部切欠断面図で
ある。
ある。
【図4】図3のB−B線断面図である。
【図5】封入水銀量と寿命の関係を示す図である。
【図6】一方の冷陰極に形成するエミッタ量と低消費電
力を維持する時間との関係を示す図である。
力を維持する時間との関係を示す図である。
【図7】エミッタ塗布量別管電圧寿命特性を示す図であ
る。
る。
【図8】封入水銀量別輝度維持率寿命特性を示す図であ
る。
る。
1 ガラス管 2 蛍光体被膜 3 冷陰極 6 エミッタ
Claims (2)
- 【請求項1】 内面に蛍光体被膜を形成し、内径がφ1
〜φ4mmのガラス管内に希ガス及び水銀を封入すると
共に、表面にアルカリ土類金属、希土類元素のうちのい
ずれか1種類以上の元素を含む化合物からなるエミッタ
層を形成してなる1対の冷陰極を対向配置した冷陰極蛍
光ランプにおいて、前記夫々の冷陰極に0.7〜2.5
mgのエミッタが設けられ、かつ前記ガラス管内に封入
されている水銀量が0.7〜2.5mgであることを特
徴とする冷陰極蛍光ランプ。 - 【請求項2】 上記アルカリ土類金属がCa、Sr、B
aであり、上記希土類元素がY、La、Ceであること
を特徴とする請求項1記載の冷陰極蛍光ランプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32191997A JPH11120958A (ja) | 1997-10-18 | 1997-10-18 | 冷陰極蛍光ランプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32191997A JPH11120958A (ja) | 1997-10-18 | 1997-10-18 | 冷陰極蛍光ランプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11120958A true JPH11120958A (ja) | 1999-04-30 |
Family
ID=18137884
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32191997A Pending JPH11120958A (ja) | 1997-10-18 | 1997-10-18 | 冷陰極蛍光ランプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11120958A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006196374A (ja) * | 2005-01-14 | 2006-07-27 | Sony Corp | バックライト装置及び液晶表示装置 |
| JP2013145755A (ja) * | 2008-05-30 | 2013-07-25 | Asahi Glass Co Ltd | 蛍光ランプ |
-
1997
- 1997-10-18 JP JP32191997A patent/JPH11120958A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006196374A (ja) * | 2005-01-14 | 2006-07-27 | Sony Corp | バックライト装置及び液晶表示装置 |
| JP2013145755A (ja) * | 2008-05-30 | 2013-07-25 | Asahi Glass Co Ltd | 蛍光ランプ |
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