JPH1112146A - 口腔用擦掃清拭材 - Google Patents

口腔用擦掃清拭材

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JPH1112146A
JPH1112146A JP9181735A JP18173597A JPH1112146A JP H1112146 A JPH1112146 A JP H1112146A JP 9181735 A JP9181735 A JP 9181735A JP 18173597 A JP18173597 A JP 18173597A JP H1112146 A JPH1112146 A JP H1112146A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 口腔内を擦掃及び清拭するだけで、短時間に
歯牙表面に付着した歯垢や食物残渣などの軽微な汚れか
ら沈着したステイン汚れまで除去することができ、しか
も使用感と簡便性に優れた口腔用擦掃清拭材を提供す
る。 【解決手段】 繊維間に空隙を有した繊維集合体からな
るウエーブ状の複合シートに、界面活性剤成分及び研磨
剤成分の他に、粘結剤成分、粘稠剤成分及び香料成分等
を含む液状組成物が含浸された口腔用擦掃清拭材であっ
て、上記複合シートは、親水性繊維層の一面または表裏
両面側に疎水性繊維層を配することにより構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯磨剤や歯刷子、
水や洗面所を必要とせず、口腔内を擦掃及び清拭するだ
けで、口腔内の汚れ、特に歯牙表面に付着する歯垢や食
物残渣、たばこや飲食物由来とされている外因性のステ
インを簡便に除去することができる口腔用擦掃清拭材に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】口腔内の汚れや着色物質を除去するため
の手段として、一般的には研磨剤を含有する歯磨剤と歯
刷子の併用による物理的研磨、刷掃(ブラッシング)が
行われている。しかしながら、歯磨剤と歯刷子を用いた
ブラッシングによる清掃は、時間がかかる上、使用者の
ブラッシング技術により清掃効果に優劣が生じやすく、
また、歯牙表面に沈着した着色物質(たばこや飲食物由
来とされている外因性のステイン)を完全に除去し難い
場合があった。更に、歯磨後には洗口する必要があり、
水や洗面台が必要であるという面倒さもあり、そのた
め、外出先や朝食時などに口腔内の汚れを短時間でより
簡便に除去する方法が望まれてきた。
【0003】従来、歯牙表面や口腔粘膜の汚れを短時間
で簡便に除去するための清掃用具としては、指にはめ込
む方式の清掃具(特開昭61−240908号、特開平
1−97405号、特公昭61−46146号公報)や
極細繊維を使用したふき取り材(特開平3−17604
6号公報)、歯磨成分を含浸させた棒状の清掃具(特開
平8−56966号、特開昭53−120956号公
報)あるいはシート、テープ状の清掃具(特開昭61−
44807号、同52−87245号、特開平1−26
8624号、同2−124812号公報)、またはチュ
ーイング刷掃される歯磨材(特開平3−271216号
公報)などが提案されている。しかし、これらはいずれ
も擦掃の基本成分である研磨剤や、保湿剤、粘稠剤等を
使用中に清掃用基材に有効に保持できないので、清掃力
が不十分であり、ステインなどの強固な汚れを除去する
ことは殆どできなかった。
【0004】また、物理的清掃以外の方法で歯の汚れ、
特に強く付着したステインを除去するため、クエン酸
(特開昭63−297318号公報)、コハク酸(特開
昭48−43869号公報)等の有機酸や、EDTA
(特開昭51−139639号公報)、フィチン酸(特
開昭56−18911号公報)等のキレート剤を歯面に
適用する方法などが提案されているが、歯牙を溶解し損
傷しない範囲で使用する場合、ステインを十分に除去す
ることは難しい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑みなされたもので、その目的とするところは、口腔内
を擦掃及び清拭するだけで、短時間に口腔内の汚れ、特
に歯牙表面に付着した歯垢や食物残渣などの軽微な汚れ
から沈着したステイン汚れまで除去することができ、し
かも使用感と簡便性に優れた口腔用擦掃清拭材を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するため鋭意検討を重ねた結果、繊維間に空隙を有
した繊維集合体からなるウエーブ状の複合シートに、界
面活性剤成分及び研磨剤成分の他に、粘結剤成分、粘稠
剤成分及び香料成分から選ばれる1種又は複数種成分を
含む液状組成物が含浸された口腔用擦掃清拭材であっ
て、上記複合シートを、内層の親水性繊維層の一面また
は表裏両面側の外層に疎水性繊維層を配することにより
構成したところの口腔用擦掃清拭材が、歯牙表面に付着
する歯垢や食物残渣、歯牙表面に沈着した着色物質の除
去に極めて有効であることを見出し、本発明をなすに至
った。
【0007】上記口腔用擦掃清拭材によれば、繊維間に
空隙を有した繊維集合体からなるウエーブ状の複合シー
ト、特に、内層の親水性繊維層の一面または表裏両面側
の外層に疎水性繊維層を配した複合シートにおける当該
親水性繊維層が、擦掃の基本成分である研磨剤や保湿
剤、粘稠剤等を使用中に有効に保持し、即ち、擦掃を始
めると同時にそれらの成分のほとんどが急速に溶出する
ようなことなく、当該成分保持性がよいためにそれらが
次第に溶出するので、擦掃清拭材の繰り返し使用性が高
まり、その液状組成物の存在下において疎水性繊維層に
より口腔内を十分に擦掃及び清拭することにより、口腔
内の汚れ、例えば歯牙表面に付着する歯垢や食物残渣な
どの軽微な汚れから、たばこや飲食物由来とされている
外因性のステイン等の強固な汚れまでを、簡便かつ短時
間に取り除くことができ、そのため、歯磨剤と歯刷子、
或は水や洗面所を必要とせず、優れた使用感と簡便性を
兼ね備えた口腔用擦掃清拭材を得ることができる。
【0008】上記口腔用擦掃清拭材においては、親水性
繊維をレーヨン繊維とし、疎水性繊維をポリプロピレン
繊維とし、複合シートの引張強度を10〜20kg/5
cmにするのがより有効であり、更に、親水性繊維層の
一面のみに疎水性繊維層を配し、疎水性繊維/親水性繊
維の重量比を、60/40ないし30/70重量%と
し、また、親水性繊維層の表裏両面側の外層に疎水性繊
維層を配し、疎水性繊維/親水性繊維/疎水性繊維の重
量比を、45/10/45ないし15/70/15重量
%とするのが有効であり、これらにより一層すぐれた擦
掃、清拭効果を得ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明につき更に詳しく説
明すると、本発明の口腔用擦掃清拭材は、基本的には、
界面活性剤成分及び研磨剤成分の他に、粘結剤成分、粘
稠剤成分及び香料成分から選ばれる1種又は複数種成分
を含有し、pHが5〜9である液状組成物を、水不溶性
複合シートに含浸または付着させてなるものであるが、
上記液状組成物には、上述した成分に加えて、更にその
目的、種類等に応じた適宜な成分を配合することができ
る。上記水不溶性複合シートは、繊維間に空隙を有した
繊維集合体からなるウエーブ状のもので、必要に応じて
表面に凹凸を形成することができ、その組成は、内層の
親水性繊維層の一面または表裏両面側の外層に疎水性繊
維層を配することにより構成される。
【0010】上記複合シートは、親水性繊維層の一面に
疎水性繊維層を層状に配する場合、疎水性繊維/親水性
繊維の重量比を、60/40ないし30/70重量%と
するのが望ましく、また、内層の親水性繊維層の表裏両
面側の外層に疎水性繊維層を層状に配する三層構造の場
合には、疎水性繊維/親水性繊維/疎水性繊維の重量比
を、45/10/45ないし15/70/15重量%と
するのが望ましい。複合シートの全体的な厚さは、この
口腔用擦掃清拭材の使用性に影響するものであり、一般
的には、100〜4000μm程度が望ましい。上記三
層構造では、全体が700μmの場合、一般的に、各層
は200μm/300μm/200μm程度のものにな
る。さらに、使用性の観点から、複合シートの引張強度
は10〜20kg/5cmであることが望まれる。この
引張強度は、ここでは、オリエンテック社のテンシロン
メータVTM−II−20を用い、5cmの長さの試料片
を40mm/分の速度で引っ張り破断する強度を求めた
ものである。
【0011】上記複合シートを構成する親水性繊維とし
ては、レーヨンを好適に用いることができるが、例え
ば、ポリエチレンテレフタレート、綿、シルク、パルプ
等の一般的な親水性繊維を用いることができ、また、上
記複合シートを構成する疎水性繊維としては、ポリプロ
ピレンを好適に用いることができるが、一般的な疎水性
繊維、例えば、ポリエチレン等のオレフィン系の繊維を
用いることもできる。この複合シートは、疎水性繊維層
側を口腔の擦掃面として使用し、親水性繊維層を主とし
て前記液状組成物の保持に利用するものである。この場
合に、特に、液状組成物を含ませる親水性繊維層は、繊
維間に液状組成物の保持に十分な空隙を持たせることが
必要である。そのためには、親水性繊維層の目付を20
〜70g/m2 程度、より好ましくは30〜45g/m
2 とし、この親水性繊維層が後述する液状組成物の含浸
又は付着に必要な空隙をもつようなものとすることが必
要である。上記目付が20g/m2 未満では、液状組成
物の保持が困難で、それが流出し易くなり、使用時に手
が汚れ易くなる。また、70g/m2 をこえると、加工
性が悪化したり、繊維が脱落し易くなる。
【0012】上記複合シート、例えばポリプロピレン/
レーヨンの複合シートの製法例としては、その片面をス
パンボンド法により加工したポリプロピレンにより形成
し、もう一つの面では高圧水流によるスパンレース法で
レーヨンを上記ポリプロピレンと接合させ、あるいは、
スパンレース法によりポリプロピレン/レーヨン/ポリ
プロピレンを所定の割合で接合し、複合化させることが
できる。
【0013】上述した複合シートは、擦掃の基本成分で
ある研磨剤、保湿剤、粘稠剤等を、口腔用擦掃清拭材の
使用中や保存中に有効に保持させ得るものであり、しか
も、一度の使用で全ての成分が溶出することなく、成分
保持性にすぐれ、そのため、繰り返し使用性が高まり、
頻回使用が可能となるものである。また、使用時に余分
な成分が溶出することがないため、手指に製剤汚れが着
きにくい点でも有利なものである。
【0014】次に、本発明の口腔用擦掃清拭材において
液状組成物に配合する界面活性剤成分としては、アニオ
ン界面活性剤、ノニオン界面活性剤及び両性イオン界面
活性剤を用いることができる。アニオン界面活性剤とし
ては、ラウリル硫酸ナトリウム、ミリスチン酸硫酸ナト
リウムなどのアルキル硫酸ナトリウム、N−ラウロイル
ザルコシン酸ナトリウム、N−ミリストイルザルコシン
酸ナトリウムなどのN−アシルザルコシン酸ナトリウ
ム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、水素添加
ココナッツ脂肪酸モノグリセリドモノ硫酸ナトリウム、
ラウリルスルホ酢酸ナトリウム、N−パルミトイルグル
タミン酸ナトリウムなどのN−アシルグルタミン酸塩、
N−メチル−N−アシルタウリンナトリウム、N−メチ
ル−N−アシルアラニンナトリウム、α−オレフィンス
ルホン酸ナトリウム等が用いられる。
【0015】また、ノニオン界面活性剤としては、ショ
糖脂肪酸エステル、マルトース脂肪酸エステル、ラクト
ース脂肪酸エステルなどの糖脂肪酸エステル、マルチト
ール脂肪酸エステル、ラクチトール脂肪酸エステルなど
の糖アルコール脂肪酸エステル、ポリオキエチレンソル
ビタンモノラルレート、ポリオキシエチレンソルビタン
モノステアレートなどのポリオキシエチレンソルビタン
脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油など
のポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ラウリン酸モノ
又はジエタノールアミド、ミリスチン酸モノ又はジエタ
ノールアミドなどの脂肪酸ジエタノールアミド、ソルビ
タン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン高級アルコー
ルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン
共重合体、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン脂
肪酸エステル等が用いられる。
【0016】両性イオン界面活性剤としては、N−ラウ
リルジアミノエチルグリシン、N−ミリスチルジアミノ
エチルグリシンなどのN−アルキルジアミノエチルグリ
シン、N−アルキル−N−カルボキシメチルアンモニウ
ムベタイン、2−アルキル−1−ヒドロキシエチルイミ
ダゾリンベタインナトリウムなどが用いられる。
【0017】これらのうち、界面活性剤としては、アニ
オン界面活性剤、ノニオン界面活性剤が好適に使用さ
れ、さらに望ましくは、ラウリル硫酸ナトリウム等のア
ルキル硫酸ナトリウム、及びポリオキシエチレンポリオ
キシプロピレン共重合体が用いられる。なお、これらの
界面活性剤は、その1種を単独で用いても、2種以上を
併用しても差し支えない。また、界面活性剤の配合量は
通常組成物全体の0.5〜20%、より好ましくは1〜
20%である。
【0018】本発明の口腔用擦掃清拭材に用いる液状組
成物中の研磨剤の成分としては、第2リン酸カルシウム
・2水和物及び無水物、第1リン酸カルシウム、第3リ
ン酸カルシウム、炭酸カルシウム、ピロリン酸カルシウ
ム、水酸化アルミニウム、アルミナ、無水ケイ酸、ケイ
酸アルミニウム、不溶性メタリン酸ナトリウム、第3リ
ン酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、硫酸カルシウ
ム、ベントナイト、ケイ酸ジルコニウム、ポリメタクリ
ル酸メチル、その他の合成樹脂等の1種又は2種以上を
配合し得る。一般的に用い得る研磨剤の粒径は、約1〜
20μmである。
【0019】また、上記液状組成物中には、水不溶性複
合シートへの定着性を高めたり、歯牙表面への滞留性を
高めるため、粘結剤成分として、例えば、カラゲナン、
カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロ
ース、ヒドロキシエチルセルロースなどのセルロース誘
導体、キサンタンガム、トラガントガム、アラビアガム
などのガム類、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸
ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、ポリビニルピ
ロリドンなどの合成粘結剤、シリカゲル、アルミニウム
シリカゲル、ビーガム、ラポナイトなどの無機粘結剤等
の1種又は2種以上を配合し得る。
【0020】更に、粘稠剤成分として、ソルビット、グ
リセリン、エチレングリコール、プロピレングリコール
1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール、キシリトール、マルチ
トール、ラクチトール等の1種又は2種以上を配合し得
る。
【0021】本発明の液状組成物においては、香料成分
として、メントール、アネトール、カルボン、オイゲノ
ール、リモネン、n−デシルアルコール、シトロネロー
ル、α−テルピネオール、シトロネリルアセテート、シ
ネオール、リナロール、エチルリナロール、ワニリン、
チモール、スペアミント油、ペパーミント油、レモン
油、オレンジ油、セージ油、ローズマリー油、桂皮油、
ピメント油、桂葉油、シソ油、冬緑油、丁字油、ユーカ
リ油等の香料を単独で又は組み合わせて配合し得るほ
か、サッカリンナトリウム、ステビオサイド、ネオヘス
ペリジルジヒドロカルコン、グリチルリチン、ペリラル
チン、ソーマチン、アスパラチルフェニルアラニンメチ
ルエステル、p−メトキシシンナミックアルデヒドなど
の甘味剤を配合し得る。
【0022】なお、本発明においては、有効成分とし
て、デキストラナーゼ、ムタナーゼ、リゾチーム、アミ
ラーゼ、プロテアーゼ、溶菌酵素、スーパーオキサイド
ディスムターゼなどの酵素、モノフルオロリン酸ナトリ
ウム、モノフルオロリン酸カリウムなどのアルカリ金属
モノフルオロフォスフェートやフッ化ナトリウム、フッ
化第一錫などのフッ化物、トラネキサム酸、イプシロン
アミノカプロン酸、アルミニウムクロルヒドロキシアラ
ントイン、ジヒドロコレスタノール、グリチルリチン酸
類、グリチルレチン酸、ビサボロール、イソプロピルメ
チルフェノール、グリセロフォスフェート、クロロフィ
ル、グルコン酸銅、塩化ナトリウム、水溶性無機リン酸
化合物、トリクロサン、セチルピリジニウムクロライ
ド、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム等の有
効成分の1種又は2種以上を配合し得る。
【0023】本発明では、上記水不溶性の複合シートに
液状組成物を含浸又は付着させる方法に特に制限はな
く、水不溶性複合シートの一部又は全部に液状組成物を
含浸させたり、噴霧するなどの方法で行うことができ
る。
【0024】また、本発明において、水不溶性複合シー
トへの液状組成物の含浸又は付着割合は、液状組成物を
含浸又は付着させる部分の素材と液状組成物との重量比
率が1:0.1ないし1:50の範囲とすることがで
き、特に1:0.2ないし1:30の範囲が好ましく、
1:0.5ないし1:20の範囲がより好ましい。素材
に対して液状組成物の使用量が比率1:0.1より少な
いと、薬剤が複合シート素材から十分に放出されず、歯
面等の汚れを除去する効果が不十分となる場合があり、
素材に対する液状組成物の使用量の比率が1:50より
多くなると、過剰の薬剤が口腔内に流出し、使用感が著
しく低下するうえ、唾液が分泌されるために薬剤が希釈
され、滞留性が低下し、清掃効果が低下する場合があ
る。
【0025】
【実施例】以下、実施例及び比較例を示して本発明を具
体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるも
のではない。なお各例中に示す数値はいずれも重量%で
ある。表1のシート構成欄に示す各種シートで、1枚の
大きさが15×15cmのものに、それぞれ同表の成分
を有する液状組成物5gを含浸させて、口腔用擦掃清拭
材を作成し、歯垢除去試験及びステイン除去試験を行っ
た。試験結果の評価を同表中に示す。各試験及び評価は
次のようにして行った。
【0026】1. 歯垢除去試験 24時間にわたり口腔清掃を中止し、歯垢が付着した状
態で、上下顎前歯部を各20回ずつ払拭した。払拭前後
の歯垢除去効果を目視観察し、以下の3段階で評価し
た。 ○;著しい歯垢除去効果が見られた △;やや歯垢除去効果が見られた ×;わずかに歯垢除去効果が見られた 2. ステイン除去試験 ステインが同じレベルで付着したヒト抜去歯を各50回
ずつ払拭し、払拭前後のステインの除去効果を目視観察
し、以下の3段階で評価した。 ○;除去効果が見られた △;やや除去効果が見られた ×;変化なし
【0027】
【表1】
【0028】この試験結果によれば、本発明の実施例の
口腔用擦掃清拭材は、比較例のそれに比して、親水性繊
維層に保持された液状組成物による口腔内の汚れ及びス
テインの除去効果が顕著であり、上記複合シートと液状
組成物の組み合わせにより非常にすぐれた歯垢除去力や
ステイン除去力が発揮されることがわかる。
【0029】
【発明の効果】以上に詳述した本発明の口腔用擦掃清拭
材は、歯磨剤や歯刷子、水や洗面所を必要とせず、口腔
内を擦掃、払拭するだけで口腔内の汚れ、特に歯牙表面
に付着する歯垢や食物残渣、たばこや飲食物由来とされ
ている外因性のステインを簡便に除去することができ
る。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】繊維間に空隙を有した繊維集合体からなる
    ウエーブ状の複合シートに、界面活性剤成分及び研磨剤
    成分の他に、粘結剤成分、粘稠剤成分及び香料成分から
    選ばれる1種又は複数種成分を含む液状組成物が含浸さ
    れた口腔用擦掃清拭材であって、 上記複合シートを、内層の親水性繊維層の一面または表
    裏両面側の外層に疎水性繊維層を配することにより構成
    した、ことを特徴とする口腔用擦掃清拭材。
  2. 【請求項2】親水性繊維がレーヨン繊維であり、疎水性
    繊維がポリプロピレン繊維であり、複合シートの引張強
    度が10〜20kg/5cmであることを特徴とする請
    求項1記載の口腔用擦掃清拭材。
  3. 【請求項3】親水性繊維層の一面に疎水性繊維層を配
    し、疎水性繊維/親水性繊維の重量比を、60/40な
    いし30/70重量%としたことを特徴とする請求項1
    または2に記載の口腔用擦掃清拭材。
  4. 【請求項4】親水性繊維層の表裏両面側の外層に疎水性
    繊維層を配し、疎水性繊維/親水性繊維/疎水性繊維の
    重量比を、45/10/45ないし15/70/15重
    量%としたことを特徴とする請求項1または2に記載の
    口腔用擦掃清拭材。
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