JPH11122176A - 波長のモニタリング及び波長制御のための光デバイス - Google Patents

波長のモニタリング及び波長制御のための光デバイス

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JPH11122176A
JPH11122176A JP9280401A JP28040197A JPH11122176A JP H11122176 A JPH11122176 A JP H11122176A JP 9280401 A JP9280401 A JP 9280401A JP 28040197 A JP28040197 A JP 28040197A JP H11122176 A JPH11122176 A JP H11122176A
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optical
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    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J9/00Measuring optical phase difference; Determining degree of coherence; Measuring optical wavelength

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  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は波長のモニタリング及び波長制御の
ための光デバイス(波長モニタ及び光送信機)に関し、
部品点数が少なく構成が簡単な光デバイスの提供を課題
としている。 【解決手段】 平行でない第1面54A,54Bを有
し、第1面に供給された光ビームを、第1面で反射する
第1のビームCB1と、第1面を通過し第2面で反射し
再び第1面を通過する第2のビームCB2と、第1面及
び第2面をこの順で通過する第3のビームCB3とに分
けるための光学要素54と、入射角に従って異なる波長
特性を有し、第1及び第2のビームが通過するように設
けられる光フィルタ56と、光フィルタを通過した第1
及び第2のビームをそれぞれ受けるためのフォトディテ
クタ60,62とから構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的に、光信号
の波長のモニタリングに関し、更に詳しくは、波長のモ
ニタリング及び波長制御のための光デバイスに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、低損失(例えば0.2dB/k
m)な光ファイバの製造技術及び使用技術が確立され、
光ファイバを伝送路とする光通信システムが実用化され
ている。また、光ファイバにおける損失を補償して長距
離の伝送を可能にするために、信号光を直接増幅するた
めの光増幅器が開発されている。
【0003】一方、光ファイバによる伝送容量を増大さ
せるための技術として、波長分割多重(WDM)があ
る。WDMが適用されるシステムにおいては、異なる波
長を有する複数の光キャリアが用いられる。各光キャリ
アを独立に変調することによって得られた複数の光信号
が光マルチプレクサにより波長分割多重され、その結果
得られたWDM信号光が光ファイバ伝送路に送出され
る。受信側では、受けたWDM信号光が光デマルチプレ
クサによって個々の光信号に分離され、各光信号に基づ
いて伝送データが再生される。従って、WDMの適用に
よって、当該多重数に応じて一本の光ファイバにおける
伝送容量を増大させることができる。
【0004】WDMが適用されるシステムを運用するに
際しては、WDM信号光の波長配置を一定に保つため
に、各光信号の波長がモニタリングされる。そのモニタ
リングの結果に基づいて、光信号の波長が監視されある
いは制御される。単一チャネルの光信号が用いられるシ
ステムにおいても、光ファイバ伝送路において生じる波
長分散を許容される小さな値に抑える等の目的で、その
光信号の波長がモニタリングされる。
【0005】波長のモニタリングのための装置として、
例えば、実公昭61−22250号公報に記載されてい
る光波長検出器がある。この光波長検出器は、主光路よ
り第1及び第2の分岐光を取り出すためのビームスプリ
ッタと、第1及び第2の分岐光がそれぞれ入力するロー
パスフィルタ及びハイパスフィルタと、ローパスフィル
タ及びハイパスフィルタの出力光をそれぞれ受ける第1
及び第2のフォトディテクタと、第1及び第2のフォト
ディテクタの出力を比較する差動増幅器とを備えてい
る。ローパスフィルタ及びハイパスフィルタの透過率の
波長特性を、与えられた波長の近傍で波長の変化に対し
て互いに逆方向に変化するように設定することによっ
て、差動増幅器の出力に波長が反映され、波長のモニタ
リングが可能になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来の光波長検
出器にあっては、異なる波長特性を有する2つの光フィ
ルタ(ローパスフィルタ及びハイパスフィルタ)が必要
であることから、部品点数が多く構成が複雑になりがち
であるという問題があった。
【0007】よって、本発明の目的は、部品点数が少な
く且つ構成が簡単な、波長のモニタリング及び波長制御
のための光デバイスを提供することにある。本発明の他
の目的は以下の説明から明らかになる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の側面によ
ると、波長のモニタリング及び波長制御のための光デバ
イスが提供される。光デバイスは、互いに平行でない第
1面及び第2面を有する光学要素を含む。光学要素は、
第1面に供給された光ビームを、第1面で反射する第1
のビームと、第1面を通過し第2面で反射し再び第1面
を通過する第2のビームと、第1面及び第2面をこの順
で通過する第3のビームとに分ける。第1及び第2のビ
ームが通過するように光フィルタが設けられる。光フィ
ルタは、入射角に従って異なる波長特性を有する。光フ
ィルタを通過した第1及び第2のビームは、それぞれ、
第1及び第2のフォトディテクタに供給される。
【0009】光学要素の第1面及び第2面は互いに平行
でないので、第1及び第2のビームも互いに平行でな
い。従って、光フィルタに対する第1のビームの入射角
は光フィルタに対する第2のビームの入射角と異なる。
光フィルタは入射角に従って異なる波長特性を有してい
るので、第1のビームに対する光フィルタの波長特性は
第2のビームに対する光フィルタの波長特性と異なるも
のとなる。この波長特性の違いに基づき、第1及び第2
のフォトディテクタの出力により光ビームの波長をモニ
タリングすることができる。
【0010】例えば、第1及び第2のビームの一方に対
する光フィルタの波長特性が、与えられた波長に対して
波長が長くなるに従って減少する透過率を与え、且つ、
第1及び第2のビームの他方に対する光フィルタの波長
特性が、与えられた波長に対して波長が長くなるに従っ
て増大する透過率を与える場合には、光ビームの波長
は、第1及び第2のフォトディテクタの出力の差又は比
に反映される。よって、この場合には、第1及び第2の
フォトディテクタの出力を比較するための差動増幅器を
用いることによって、容易に光ビームの波長をモニタリ
ングすることができる。光フィルタのこのような異なる
2つの波長特性は、例えば光フィルタとして帯域通過フ
ィルタを用いることによって得ることができる。この場
合、光フィルタへの入射角に従って通過帯域の中心波長
が波長軸方向に変化する。
【0011】望ましくは、第1及び第2のフォトディテ
クタは共通の半導体基板上に形成されあるいは共通のパ
ッケージに収容される。これにより、第1及び第2のフ
ォトディテクタの特性は環境変化等に対して同じように
変化するので、特に本発明のように第1及び第2のフォ
トディテクタの出力に基づき波長のモニタリング値を得
る場合に、モニタリング精度が向上する。
【0012】光ビームを出力する光源を付加的に設ける
ことによって、本発明による波長制御が適用される光送
信機の提供が可能になる。第1及び第2のフォトディテ
クタの出力に基づき光源が制御され、それにより光ビー
ムの波長が一定に保たれる。
【0013】例えば、光源はレーザダイオードであり、
この場合、第1及び第2のフォトディテクタの出力に基
づきレーザダイオードの温度が制御される。一般的に、
レーザダイオードの発振波長は、温度が高くなるに従っ
て長くなり、温度が低くなるに従って短くなるので、簡
単なフィードバックループを構成することにより容易に
光ビームの波長を一定に保つことができる。
【0014】本発明の第2の側面によると、波長のモニ
タリング及び波長制御のための他の光デバイスが提供さ
れる。光デバイスは、互いに平行な第1面及び第2面を
有する光学要素を含む。光学要素は、第1面に供給され
た光ビームを、第1面で反射する第1のビームと、第1
面を通過し第2面で反射し再び第1面を通過する第2の
ビームと、第1面及び第2面をこの順で通過する第3の
ビームとに分ける。第1及び第2のビームが通過するよ
うに光フィルタが設けられる。光フィルタは、入射位置
に従って異なる波長特性を有している。光フィルタを通
過した第1及び第2のビームは、それぞれ、第1及び第
2のフォトディテクタに供給される。
【0015】光学要素の第1面及び第2面は互いに平行
であるので、第1及び第2のビームは互いに平行であり
且つ空間的に異なる位置にある。従って、光フィルタに
対する第1のビームの入射位置は光フィルタに対する第
2のビームの入射位置と異なる。光フィルタは入射位置
に従って異なる波長特性を有しているので、第1のビー
ムに対する光フィルタの波長特性は第2のビームに対す
る光フィルタの波長特性と異なるものとなる。この波長
特性の違いに基づき、第1及び第2のフォトディテクタ
の出力により光ビームの波長をモニタリングすることが
できる。
【0016】例えば、第1及び第2のビームの一方に対
する光フィルタの波長特性が、与えられた波長に対して
波長が長くなるに従って減少する透過率を与え、且つ、
第1及び第2のビームの他方に対する光フィルタの波長
特性が、与えられた波長に対して波長が長くなるに従っ
て増大する透過率を与える場合には、光ビームの波長
は、第1及び第2のフォトディテクタの出力の差又は比
に反映される。よって、この場合には、第1及び第2の
フォトディテクタの出力を比較するための差動増幅器を
用いることによって、容易に光ビームの波長をモニタリ
ングすることができる。光フィルタのこのような異なる
2つの波長特性は、例えば光フィルタとして、各層の厚
みが位置により変化している誘電体多層膜を含む帯域通
過フィルタを用いることによって得ることができる。こ
の場合、光フィルタへの入射位置に従って通過帯域の中
心波長が波長軸方向に変化する。
【0017】望ましくは、第1及び第2のフォトディテ
クタは共通の半導体基板上に形成されあるいは共通のパ
ッケージに収容される。これにより、第1及び第2のフ
ォトディテクタの特性は環境変化等に対して同じように
変化するので、特に本発明のように第1及び第2のフォ
トディテクタの出力に基づき波長のモニタリング値を得
る場合に、モニタリング精度が向上する。
【0018】光ビームを出力する光源を付加的に設ける
ことによって、本発明による波長制御が適用される光送
信機の提供が可能になる。第1及び第2のフォトディテ
クタの出力に基づき光源が制御され、それにより光ビー
ムの波長が一定に保たれる。
【0019】例えば、光源はレーザダイオードであり、
この場合、第1及び第2のフォトディテクタの出力に基
づきレーザダイオードの温度が制御される。一般的に、
レーザダイオードの発振波長は、温度が高くなるに従っ
て長くなり、温度が低くなるに従って短くなるので、簡
単なフィードバックループを構成することにより容易に
光ビームの波長を一定に保つことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明の
望ましい実施の形態を詳細に説明する。図1を参照する
と、本発明による光デバイスの一例として光送信機の実
施形態が示されている。この光送信機は、キャリアビー
ムCBを出力する光源としてのレーザダイオード(L
D)2と、キャリアビームCBのための波長モニタ4
と、供給された変調信号入力に従ってキャリアビームC
Bを変調して光信号を出力する光変調器6とを備えてい
る。ここでは、キャリアビームCBは連続波(CW)光
である。
【0021】波長モニタ4は、受けたキャリアビームC
Bからモニタリングのためのビームを分岐するための光
カプラ機能8と、分岐されたビームを受けその波長に応
じた電気信号を出力するためのモニタリング機能10と
を有する。
【0022】レーザダイオード2は、冷却用のペルチェ
素子12上に搭載されている。ペルチェ素子12に供給
される電流によりペルチェ素子12の冷却能力が調節さ
れ得る。従って、レーザダイオード2の放熱とペルチェ
素子12の冷却能力とをバランスさせることによって、
レーザダイオード2の温度は実質的に一定に保たれ得
る。
【0023】特にこの実施形態では、温度制御回路14
が、波長モニタ4の出力電気信号を受け、キャリアビー
ムCBの波長が一定に保たれるように、ペルチェ素子1
2に供給される電流を制御する。通常、レーザダイオー
ド2の温度が高くなるとキャリアビームCBの波長は長
くなり、レーザダイオード2の温度が低くなるとキャリ
アビームCBの波長は短くなるので、波長モニタ4によ
り得られた波長が長くなった場合にはペルチェ素子12
の冷却能力が高められ、波長モニタ4により得られた波
長が短くなった場合にはペルチェ素子12の冷却能力が
弱められる。このようなフィードバック制御により、キ
ャリアビームCBの波長が実質的に一定に保たれる。
【0024】波長モニタ4を通過したキャリアビームC
Bは光カプラ16を通って光変調器6に供給される。光
カプラ16では、キャリアビームCBの光パワーのモニ
タリング用のビームが分岐され、その分岐ビームはフォ
トディテクタ(PD)18に供給される。フォトディテ
クタ18は受けたビームの光パワーに対応したレベルの
電気信号を出力する。フォトディテクタ18の出力信号
は電流制御回路20に供給される。
【0025】電流制御回路20は、フォトディテクタ1
8の出力信号レベルが一定に保たれるように、電流源2
2からレーザダイオード2に供給されるレーザダイオー
ド2の駆動電流を制御する。これにより、光変調器6に
供給されるキャリアビームCBの光パワーが実質的に一
定になり、光変調器6から出力される光信号の振幅を一
定にすることができる。
【0026】この実施形態によると、経時変化等に起因
してレーザダイオード2から出力されるキャリアビーム
CBの波長及び/又は光パワーが変化したとしても、波
長制御のためのフィードバックループ(波長モニタ4、
温度制御回路14及びペルチェ素子12を含む)と光パ
ワーのためのフィードバックループ(光カプラ16、フ
ォトディテクタ18及び電流制御回路20を含む)とが
用いられていることにより、光変調器6から出力される
光信号の波長及び振幅を一定に保つことができる。従っ
て、この光送信機をWDMの送信局の各チャネルに適用
することによって、高密度なWDMが可能になる。
【0027】この実施形態では、波長を一定に保つため
にレーザダイオード2の温度が制御されているが、これ
は、光パワーを一定に保つための制御対象としてレーザ
ダイオード2の駆動電流が用いられているからである。
従って、光パワーを一定に保つためのフィードバックル
ープが不要である場合、あるいは、光パワーを一定に保
つために光減衰器あるいは光増幅器が付加的に設けられ
ている場合には、レーザダイオード2への駆動電流によ
り波長が制御されてもよい。
【0028】また、変調信号に従う光信号を得るため
に、この実施形態では、光変調器6がレーザダイオード
2とは独立に設けられているが、光変調器6を用いずに
レーザダイオード2を変調信号入力に従って直接変調し
てもよい。あるいは、レーザダイオード2の直後に光変
調器6を設けておき、波長モニタ4及び光カプラ16を
光変調器6の下流側に設け、光変調器6から出力された
光信号について波長及び光パワーについてフィードバッ
ク制御を行ってもよい。
【0029】図2を参照すると、図1に示される本発明
による波長モニタ4に代替可能な従来技術による波長モ
ニタ4′が示されている。本発明による波長モニタ4の
優位性を説明するために有用と思われるので、まず、従
来技術による波長モニタ4′の構成及び動作原理につい
て説明する。
【0030】光カプラ23によりキャリアビームCBか
ら分岐されたビーム24は、光カプラ25によりビーム
26及び28に分けられる。ビーム26はローパスフィ
ルタ30を通過してフォトディテクタ32に入射し、ビ
ーム28はハイパスフィルタ34を通過してフォトディ
テクタ36に入射する。
【0031】図3は図2の波長モニタの動作原理の説明
図である。ローパスフィルタ30及びハイパスフィルタ
34は、それぞれ、図3に符号38及び40で示される
ような特性を有している。即ち、与えられた波長(キャ
リアビームCBの波長として想定される波長)の近傍
で、波長の変化に対して透過光パワーが互いに逆方向に
変化する。従って、フォトディテクタ32及び36によ
り得られる透過光パワーの差又は比に基づいて、キャリ
アビームCBの波長がモニタリングされる。
【0032】図4を参照すると、本発明による波長のモ
ニタリングのための光デバイスとして波長モニタ4の実
施形態が示されている。波長モニタ4の入力ポートは、
光ファイバ42と光ファイバ42の端面が露出するよう
にその端部が挿入固定されるフェルール44とによって
提供され、波長モニタ4の出力ポートは、光ファイバ4
6と光ファイバ46の端面が露出するようにその端部が
挿入固定されるフェルール48とによって提供されてい
る。光ファイバ42は図1のレーザダイオード2に光学
的に接続される。
【0033】フェルール44に対向してレンズ50が設
けられており、これにより、キャリアビームCBは実質
的に平行ビーム(コリメートビーム)になっている。ま
た、フェルール48に対向してレンズ52が設けられて
いる。
【0034】波長モニタ4は、キャリアビームCBを3
つのビームCB1,CB2及びCB3に分けるための光
学要素としてくさび板54を備えている。くさび板54
はキャリアビームCBに対して実質的に透明な材料から
なり、例えばガラス製である。くさび板54は互いに平
行でない平坦な第1面54A及び第2面54Bを有して
いる。
【0035】レンズ50によりコリメートされたキャリ
アビームCBは、くさび板54の第1面54Aに供給さ
れる。くさび板54は、供給されたキャリアビームCB
を、第1面54Aで反射するビームCB1と、第1面5
4Aを通過し第2面54Bで反射し再び第1面54Aを
通過するビームCB2と、第1面54A及び第2面54
Bをこの順で通過するビームCB3とに分ける。
【0036】ビームCB3はレンズ52により集束させ
られて光ファイバ46にその端面から入力される。ビー
ムCB1は透過型の光フィルタ56を通過してレンズ5
8により集束させられてフォトディテクタ60の受光面
に入力される。ビームCB2は光フィルタ56を通過し
てレンズ58により集束させられてフォトディテクタ6
2の受光面に入力される。
【0037】フォトディテクタ60及び62の各々は例
えばフォトダイオードであり、これらのフォトダイオー
ドはこの実施形態では共通のパッケージ64(カンは図
示せず)に収容されている。
【0038】図5は図4の波長モニタ4の回路図であ
る。フォトディテクタ(フォトダイオード)60及び6
2の各々には逆バイアス電圧がかけられている。フォト
ディテクタ60のアノードは接地され、カソードは抵抗
66を介してプラスの電源線に接続される。フォトディ
テクタ62のアノードは接地され、カソードは抵抗68
を介してプラスの電源線に接続される。
【0039】フォトディテクタ60に光フィルタ56を
通過したビームCB1が入射すると、その光パワーに応
じた光電流がフォトディテクタ60に流れ、従って、ビ
ームCB1の光パワーはフォトディテクタ60のカソー
ド電位に反映される。また、光フィルタ56を通過した
ビームCB2がフォトディテクタ62に入射すると、そ
の光パワーに応じた光電流がフォトディテクタ62に流
れるので、ビームCB2の光パワーはフォトディテクタ
62のカソード電位に反映される。ここでは、フォトデ
ィテクタ60のカソード電位とフォトディテクタ62の
カソード電位とを比較するために、差動増幅器70が付
加的に用いられている。
【0040】図6を参照すると、図4に示される光フィ
ルタ56の波長特性が示されている。ここで、波長特性
というのは、透過型の光フィルタにおいて透過率(又は
透過光パワー)と波長との関係を表す特性のことであ
る。
【0041】光フィルタ56は入射角に従って異なる波
長特性を有している。具体的には、光フィルタ56は帯
域通過フィルタであり、例えば、ガラス板上に誘電体多
層膜を積層して製造される。誘電体多層膜は、比較的高
屈折率なTiO2 層と比較的低屈折率なSiO2 層とを
交互に積層して得られる。
【0042】光フィルタ56への入射角が変化すると、
それに伴って、最大透過率を与える波長(あるいは通過
帯域の中心波長)が図6に示されるように波長軸方向に
変化する。図6には、例として入射角が6通りのときの
波長特性が示されており、入射角が大きくなるに従って
最大透過率を与える波長が短くなっている。
【0043】図4の実施形態では、くさび板54の第1
面54A及び54Bは互いに平行でないので、ビームC
B1及びCB2も互いに平行でない。従って、第1面5
4A及び第2面54Bがなす角並びにくさび板54及び
光フィルタ56の配置形態等を適切に設定することによ
って、ビームCB1及びCB2に対して光フィルタ56
の異なる波長特性を得ることができる。
【0044】図7を参照して、図4の波長モニタ4の動
作原理を説明する。図7において、縦軸は光フィルタ5
6の透過光パワー、横軸は波長を表している。ビームC
B1に対してはWC1で示されるような波長特性が得ら
れており、ビームCB2に対しては波長特性WC1とは
異なる波長特性WC2が得られている。
【0045】与えられた波長(キャリアビームCBの波
長として想定される波長)の範囲72において、波長特
性WC1は波長が長くなるに従って減少する透過率(透
過光パワー)を与えており、波長特性WC2は波長が長
くなるに従って増大する透過率(透過光パワー)を与え
ている。
【0046】従って、もし、波長特性WC1及びWC2
がクロスする点が得られるように、即ち、波長範囲72
において光フィルタ56に対するビームCB1及びCB
2の透過光パワーが等しくなるように、図1の温度制御
回路14が制御を行ったとすれば、キャリアビームCB
の波長は前記クロスポイントを与える波長に維持される
こととなる。
【0047】この実施形態では、図5に示されるような
差動増幅器70が用いられているので、より一般的な波
長のモニタリング及び波長制御が可能である。具体的に
は次の通りである。
【0048】例えば、図7に示されるように、キャリア
ビームCBの波長がλであるときに、光フィルタ56に
対するビームCB1の透過光パワーがP1 であり、光フ
ィルタ56に対するビームCB2の透過光パワーがP2
であるとする。また、パワーP1 及びP2 にそれぞれ対
応してフォトディテクタ60及び62から出力される電
圧レベルがV1 及びV2 であるとする。
【0049】この場合、波長範囲72内においては、波
長λと透過光パワーP1 及びP2 の差又は比とは1対1
に対応するので、波長の値は差動増幅器70の出力レベ
ルに反映されることとなるのである。従って、差動増幅
器70の出力信号を用いて図1の温度制御回路14を動
作させることによって、容易にキャリアビームCBの波
長を一定に保つことができる。
【0050】この実施形態で光フィルタ56としてバン
ドパスフィルタを用いているのは、入射角に従って波長
特性が波長軸方向にずれることを用いて、与えられた波
長範囲内で互いにクロスするような2つの波長特性が得
られるからである。これに伴い、差動増幅器の付加的な
使用により、波長のモニタリング及び波長制御を容易に
行うことができる。
【0051】この実施形態では、レンズ50を用いてキ
ャリアビームCBが平行ビームになるようにしているの
で、ビームCB1及びCB2も平行ビームになる。その
結果、ビームCB1を形成している光線要素の光フィル
タ56への入射角が等しくなり、また、ビームCB2を
形成している光線要素の光フィルタ56への入射角が等
しくなり、各ビームに対応して得られる波長特性が鈍る
ことが防止される。
【0052】この実施形態では、光フィルタ56を透過
したビームCB1及びCB2の双方に作用する共通のレ
ンズ58を光フィルタ56とフォトディテクタ60及び
62との間に設けているので、各受光面積が小さい場合
でも、フォトディテクタ60及び62の結合効率を高
め、波長モニタリングの精度を高めることができる。
【0053】くさび板54の第1面54A及び54Bの
各々の反射率は例えば約4%である。この場合、ビーム
CB1のパワーはキャリアビームCBのパワーの約4%
であり、ビームCB2のパワーはキャリアビームCBの
パワーの約3.7(4×0.96×0.96)%とな
る。両者は殆ど同じであるから、図7に示されるよう
に、波長特性WC1の最大透過光パワーは波長特性WC
2の最大透過光パワーにほぼ等しくなっている。
【0054】くさび板54の第1面54A及び54Bの
各々の反射率がより高い場合には、波長特性WC1の最
大透過光パワーよりも波長特性WC2の最大透過光パワ
ーの方が小さくなるが、このような場合でも、波長と透
過光パワーの比又は差とが1対1で対応する点は変わら
ないので、問題が生じることはない。このような得られ
る2つの波長特性のアンバランスを補正するために、フ
ォトディテクタ60及び62のいずれか一方にオフセッ
ト電圧が与えられてもよい。
【0055】この実施形態では、フォトディテクタ60
及び62は共通のパッケージ64に収容されているの
で、温度変動等による波長特性WC1及びWC2の変動
は同じような挙動をとるので、各変動は相殺され、波長
のモニタリング及び波長制御における精度が向上する。
【0056】この実施形態では、1つの光フィルタ56
により2つの波長特性WC1及びWC2が得られるの
で、図2の従来技術と比較して光フィルタの数を減らす
ことができる。また、図1の光カプラ機能8に対応して
くさび板54が用いられているので、ビームCB1及び
CB2を直接キャリアビームCBから分岐することがで
き、図2の従来技術における光カプラ25が不要にな
る。このように本実施形態によると部品点数が少なく構
成が簡単な光デバイスの提供が可能になる。
【0057】図8を参照すると、本発明による波長のモ
ニタリング及び波長制御のための光デバイスとして波長
モニタ4の他の実施形態が示されている。ここでは、キ
ャリアビームCBを3つのビームCB1,CB2及びC
B3に分けるための光学要素としてガラス等の透明な材
質からなる平板74が用いられており、特定設計の光フ
ィルタ76が用いられ、フォトディテクタ60及び62
は共通の基板(例えば半導体基板)78上に一体に形成
されている。図4に示されるレンズ58は省略されてい
るが、レンズ58を設けてモニタリング精度を高めるよ
うにしてもよい。
【0058】平板74は互いに平行な第1面74A及び
74Bを有している。レンズ50によりコリメートされ
たキャリアビームCBは第1面74Aに供給される。平
板74は、第1面74Aに供給されたキャリアビームC
Bを、第1面74で反射するビームCB1と、第1面7
4Aを通過し第2面74Bで反射し再び第1面74Aを
通過するビームCB2と、第1面74A及び第2面74
Bをこの順で通過するビームCB3とに分ける。
【0059】ビームCB3はレンズ52により集束させ
られて光ファイバ46にその端面から入力される。ビー
ムCB1及びCB2は光フィルタ76を通過してそれぞ
れフォトディテクタ60及び62に供給される。
【0060】図9を参照すると、図8に示される光フィ
ルタ76の断面構成が示されている。光フィルタ76
は、ガラス等からなる透明な平板80と、平板80上に
積層された誘電体多層膜82とからなる。誘電体多層膜
82は、例えば、比較的屈折率の高いTiO2 と比較的
屈折率の低いSiO2 とを交互に複数積層して構成され
る。誘電体多層膜82の各層の厚みは、ビームCB1が
通過する位置からビームCB2が通過する位置に向かっ
て変化している。これにより、光フィルタ76は、入射
位置に従って異なる波長特性を有するようになる。
【0061】従って、誘電体多層膜82の設計並びにビ
ームCB1及びCB2の通過位置の設定を適切に行うこ
とによって、ビームCB1及びCB2に対してそれぞれ
図7の波長特性WC1及びWC2を得ることができ、図
4の波長モニタと同じような動作を図8の波長モニタに
行わせることができる。図8の波長モニタの動作原理及
び得られる効果については、重複を避けるために説明を
省略する。
【0062】第1面74A及び74B間の距離によって
定義される平板74の厚みは、ビームCB1及びCB2
が互いに空間的に重ならないように設定される。それに
より、各波長特性が鈍ることが防止され、波長のモニタ
リング及び波長制御における精度が高まる。
【0063】図8の実施形態で光フィルタ76が入射位
置に従って異なる波長特性を有するようにしているの
は、この実施形態ではビームCB1及びCB2が平行で
ありこれらに対して光フィルタ76が異なる波長特性を
与えるようにするためである。
【0064】フォトディテクタ60及び62を共通の基
板78上に形成していることにより得られる効果は、図
4においてフォトディテクタ60及び62を共通のパッ
ケージ64に収容していることにより得られる効果にほ
ぼ等しいが、フォトディテクタ60及び62が基板78
により一体である分だけ、その効果も大きい。
【0065】以上説明した各実施例において、反射率や
透過率に偏波依存性がある場合には、波長のモニタリン
グ及び波長制御における精度が悪くなる可能性がある。
このような可能性を排除するためには、光ファイバ42
として偏波保持ファイバを用いて、キャリアビームCB
が常に一定の偏波状態で与えられるようにするとよい。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
部品点数が少なく且つ構成が簡単な、波長のモニタリン
グ及び波長制御のための光デバイスの提供が可能になる
という効果が生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明による光送信機の実施形態を示す
ブロック図である。
【図2】図2は従来技術による波長モニタを示す図であ
る。
【図3】図3は図2の波長モニタの動作原理の説明図で
ある。
【図4】図4は本発明による波長モニタの実施形態を示
す図である。
【図5】図5は図4の波長モニタの回路図である。
【図6】図6は図4に示される光フィルタの波長特性の
入射角依存性を示す図である。
【図7】図7は図4の波長モニタの動作原理の説明図で
ある。
【図8】図8は本発明による波長モニタの他の実施形態
を示すブロック図である。
【図9】図9は図8に示される光フィルタの断面構成を
示す図である。
【符号の説明】
2 レーザダイオード 4,4′ 波長モニタ 6 光変調器 42,46 光ファイバ 50,52,58 レンズ 54 くさび板 56,76 光フィルタ 60,62 フォトディテクタ

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに平行でない第1面及び第2面を有
    し、該第1面に供給された光ビームを、該第1面で反射
    する第1のビームと、該第1面を通過し該第2面で反射
    し再び該第1面を通過する第2のビームと、該第1面及
    び該第2面をこの順で通過する第3のビームとに分ける
    ための光学要素と、 入射角に従って異なる波長特性を有し、上記第1及び第
    2のビームが通過するように設けられる光フィルタと、 該光フィルタを通過した上記第1及び第2のビームをそ
    れぞれ受けるための第1及び第2のフォトディテクタと
    を備えた光デバイス。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光デバイスであって、 上記第1及び第2のビームの一方に対する上記光フィル
    タの波長特性は、与えられた波長に対して波長が長くな
    るに従って減少する透過率を与え、 上記第1及び第2のビームの他方に対する上記光フィル
    タの波長特性は、上記与えられた波長に対して波長が長
    くなるに従って増大する透過率を与える光デバイス。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の光デバイスであって、 上記第1及び第2のフォトディテクタの出力を比較する
    ための差動増幅器を更に備えた光デバイス。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の光デバイスであって、 上記光ビームが平行ビームになるように第1の光ファイ
    バから出力された光をコリメートするための第1のレン
    ズと、 上記第3のビームを集束させて第2の光ファイバに入力
    するための第2のレンズとを更に備えた光デバイス。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の光デバイスであって、 上記光フィルタと上記第1及び第2のフォトディテクタ
    との間に設けられ、上記光フィルタを通過した上記第1
    及び第2のビームをそれぞれ上記第1及び第2のフォト
    ディテクタの受光面に集束させるためのレンズを更に備
    えた光デバイス。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の光デバイスであって、 上記第1及び第2のフォトディテクタは共通の半導体基
    板上に形成されあるいは共通のパッケージに収容されて
    いる光デバイス。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の光デバイスであって、 上記光ビームを出力する光源と、 上記光ビームの波長が一定に保たれるように上記第1及
    び第2のフォトディテクタの出力に基づき上記光源を制
    御する手段とを更に備えた光デバイス。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の光デバイスであって、 上記光源はレーザダイオードであり、 上記制御する手段は上記レーザダイオードの温度を制御
    する光デバイス。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の光デバイスであって、 上記第3のビームのパワーを検出するための手段と、 該検出されたパワーが一定に保たれるように上記レーザ
    ダイオードの駆動電流を制御する手段とを更に備えた光
    デバイス。
  10. 【請求項10】 互いに平行な第1面及び第2面を有
    し、該第1面に供給された光ビームを、該第1面で反射
    する第1のビームと、該第1面を通過し該第2面で反射
    し再び該第1面を通過する第2のビームと、該第1面及
    び該第2面をこの順で通過する第3のビームとに分ける
    ための光学要素と、 入射位置に従って異なる波長特性を有し、上記第1及び
    第2のビームが通過するように設けられる光フィルタ
    と、 該光フィルタを通過した上記第1及び第2のビームをそ
    れぞれ受けるための第1及び第2のフォトディテクタと
    を備えた光デバイス。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の光デバイスであっ
    て、 上記第1面及び上記第2面間の距離によって定義される
    上記光学要素の厚みは、上記第1及び第2のビームが互
    いに空間的に重ならないように設定される光デバイス。
  12. 【請求項12】 請求項10に記載の光デバイスであっ
    て、 上記光フィルタは誘電体多層膜を含み、 該多層膜の各々の厚みは上記第1のビームが通過する位
    置から上記第2のビームが通過する位置に向かって変化
    している光デバイス。
  13. 【請求項13】 請求項10に記載の光デバイスであっ
    て、 上記第1及び第2のビームの一方に対する上記光フィル
    タの波長特性は、与えられた波長に対して波長が長くな
    るに従って減少する透過率を与え、 上記第1及び第2のビームの他方に対する上記光フィル
    タの波長特性は、上記与えられた波長に対して波長が長
    くなるに従って増大する透過率を与える光デバイス。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の光デバイスであっ
    て、 上記第1及び第2のフォトディテクタの出力を比較する
    ための差動増幅器を更に備えた光デバイス。
  15. 【請求項15】 請求項10に記載の光デバイスであっ
    て、 上記光ビームが平行ビームになるように第1の光ファイ
    バから出力された光をコリメートするための第1のレン
    ズと、 上記第3のビームを集束させて第2の光ファイバに入力
    するための第2のレンズとを更に備えた光デバイス。
  16. 【請求項16】 請求項10に記載の光デバイスであっ
    て、 上記光フィルタと上記第1及び第2のフォトディテクタ
    との間に設けられ、上記光フィルタを通過した上記第1
    及び第2のビームをそれぞれ上記第1及び第2のフォト
    ディテクタの受光面に集束させるためのレンズを更に備
    えた光デバイス。
  17. 【請求項17】 請求項10に記載の光デバイスであっ
    て、 上記第1及び第2のフォトディテクタは共通の半導体基
    板上に形成されあるいは共通のパッケージに収容されて
    いる光デバイス。
  18. 【請求項18】 請求項10に記載の光デバイスであっ
    て、 上記光ビームを出力する光源と、 上記光ビームの波長が一定に保たれるように上記第1及
    び第2のフォトディテクタの出力に基づき上記光源を制
    御する手段とを更に備えた光デバイス。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載の光デバイスであっ
    て、 上記光源はレーザダイオードであり、 上記制御する手段は上記レーザダイオードの温度を制御
    する光デバイス。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載の光デバイスであっ
    て、 上記第3のビームのパワーを検出するための手段と、 該検出されたパワーが一定に保たれるように上記レーザ
    ダイオードの駆動電流を制御する手段とを更に備えた光
    デバイス。
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