JPH11122895A - 電動機 - Google Patents

電動機

Info

Publication number
JPH11122895A
JPH11122895A JP27910597A JP27910597A JPH11122895A JP H11122895 A JPH11122895 A JP H11122895A JP 27910597 A JP27910597 A JP 27910597A JP 27910597 A JP27910597 A JP 27910597A JP H11122895 A JPH11122895 A JP H11122895A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output shaft
armature
permanent magnet
way clutch
armature plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP27910597A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Sunami
一男 角南
Kenji Takeda
武田  憲司
Mitsuo Inagaki
稲垣  光夫
Yuichi Sakagami
祐一 坂上
Hirohito Matsui
啓仁 松井
Sadahisa Onimaru
貞久 鬼丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Soken Inc
Original Assignee
Nippon Soken Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Soken Inc filed Critical Nippon Soken Inc
Priority to JP27910597A priority Critical patent/JPH11122895A/ja
Publication of JPH11122895A publication Critical patent/JPH11122895A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電磁力とバネ力との相互作用により回転体を
繰り返し一方向又は他方向に回転し、この回転体の繰り
返しの回転をワンウェイクラッチにより一方向回転とし
て出力するようにした電動機を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 永久磁石からなるうータ部60は、ステ
ータSの中央部から延出する支持軸30に同軸的に回転
自在に支持される円筒状出力軸40の内端部に支持され
ている。ロータ部60はステータSの電機子巻線に流れ
る電流と各磁極60a乃至60dとの間の電磁力の反作
用を受けてコイルバネ70aに抗して一方向へ回転し、
上記電機子巻線への電流の流入停止に伴いコイルバネ7
0aの作用を受けて他方向へ回転する。ワンウェイクラ
ッチ80は、出力軸に同軸的に支持されて、ロータ部6
0の一方向又は他方向への回転を、出力軸40の一定方
向回転を維持するように当該出力軸に伝達する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両や一般建築物
用空調装置のブロワその他車両、船舶や航空機の作動機
器或いは各種産業機器の駆動源として採用される電動機
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、車両用空調装置のブロワ
の駆動源としては、直流電動機がある。この直流電動機
は、他の電動機に比べて低コストであり制御性もよい。
しかし、直流電動機はブラシを必須の構成素子としてい
る。このため、直流電動機の回転時には、ブラシが整流
子との接触により異音や火花を発生する。また、ブラシ
が整流子との接触により磨耗するため、このブラシの寿
命が短くなる。
【0003】このため、近年、ブロワの駆動源として、
ブラシレス直流電動機が採用される傾向にある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記ブラシ
レス直流電動機は、ブラシを半導体スイッチング素子に
置き換えることで、機械的整流機構を電子化したもので
ある。従って、電気的ノイズや機械的ノイズが小さくな
るのは勿論のこと寿命も長くなる。よって、ブラシレス
直流電動機の保守点検が殆ど不要となる。
【0005】しかし、このブラシレス直流電動機では、
機械的整流機構を電子化するために複雑な半導体回路が
必要となる。従って、ブラシレス直流電動機は、通常の
直流電動機に比べてコスト高となるという不具合があ
る。例えば、一般によく用いられる三相ブラシレス直流
電動機の場合、その半導体回路には一相あたり2個(合
計6個)の半導体スイッチング素子が必要とされる。そ
して、ブラシレス直流電動機の製造コスト全体のうち半
導体スイッチング素子が占める割合が大きい。
【0006】また、ブラシレス直流電動機の半導体回路
による制御にあたっては、ブラシレス直流電動機のロー
タの回転位置に応じて電流の移相を変える必要があるた
めに、ロータの回転位置を検出する位置検出回路も必要
とされる。このため、ブラシレス直流電動機はより一層
コスト高となるという不具合がある。このため、ブロワ
の駆動源としてコストダウンを実現するためには、半導
体スイッチング素子の数ができるだけ少なくて済む構成
の電動機が望まれる。
【0007】そこで、本発明は、以上のようなことに対
処するため、電磁力とバネ力との相互作用により回転体
を繰り返し一方向又は他方向に回転し、この回転体の繰
り返しの回転をワンウェイクラッチにより一方向回転と
して出力するようにした電動機を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題の解決にあた
り、請求項1に記載の発明によれば、電機子板は、静止
部材に固定されて、出力軸と同軸的に位置する。バネ手
段は静止部材に固定されている。永久磁石は、電機子板
と同軸的に位置し複数の磁極を周方向に沿い有するもの
で、この永久磁石は、電機子板の電機子巻線に流れる電
流と各磁極との間の電磁力の反作用を受けてバネ手段に
抗して一方向へ回転し、電機子巻線への電流の流入停止
に伴いバネ手段の作用を受けて他方向へ回転する。
【0009】ワンウェイクラッチは、出力軸に同軸的に
設けられて、永久磁石の一方向又は他方向への回転を、
出力軸の一定方向回転を維持するように当該出力軸に伝
達する。このように上記電磁力とバネ手段のバネ力とを
交互に利用して永久磁石を繰り返し一方向及び他方向に
交互に回転し、かつ、ワンウェイクラッチにより、永久
磁石の一方向又は他方向への回転を、出力軸の一定方向
回転を維持するように当該出力軸に伝達することで、回
転位置検出装置を用いることなく、かつ、駆動手段とし
ての半導体スイッチング素子の数を大幅に軽減して、電
動機のコストの低減を大幅に図り得る。
【0010】また、請求項2に記載の発明によれば、永
久磁石は、静止部材に固定されて、出力軸と同軸的に位
置し複数の磁極を周方向に沿い有する。バネ手段は静止
部材に固定されている。電機子板は、永久磁石と同軸的
に位置するもので、この電機子板はその電機子巻線への
流入電流と各磁極との間の電磁力の反作用を受けてバネ
手段に抗して一方向へ回転し、流入電流の停止に伴いバ
ネ手段の作用を受けて他方向へ回転する。
【0011】また、ワンウェイクラッチは、出力軸に同
軸的に設けられて、電機子板の一方向又は他方向への回
転を、出力軸の一定方向回転を維持するように当該出力
軸に伝達する。このように、電機子板と、永久磁石との
役割を、上記請求項1にて述べた発明とは逆にしても、
請求項1に記載の発明と同様の作用効果を達成できる。
【0012】また、請求項3に記載の発明によれば、ロ
ータは、出力軸と、この出力軸に同軸的に設けられたロ
ータ部であって複数の磁極を有する永久磁石からなるロ
ータ部とを有する。ステータは、ロータ部の外周面を介
し対向する両対向部を有する長手状の磁性体と、この磁
性体の中間部位に巻装されたコイルとを備えて、このコ
イルに電流を流さないとき、各対向部によりこれらに対
向するロータ部の各磁極を吸引してこのロータ部を一方
向に回転させ、コイルへの電流の流入に応じて各対向部
によりこれらに対向するロータ部の各磁極を反発してこ
のロータ部を他方向に回転させる。
【0013】また、ワンウェイクラッチは、出力軸に同
軸的に設けられて、ロータ部の一方向又は他方向への回
転を、出力軸の一定方向回転を維持するように当該出力
軸に伝達する。これにより、ロータが、ワンウェイクラ
ッチから出力軸への上記回転の伝達によって円滑に回転
し得る。その結果、請求項1又は2に記載の発明におけ
るバネ手段を用いることなくこの請求項1又は2と同様
の作用効果を達成できる。
【0014】また、請求項4に記載の発明によれば、電
機子板は、出力軸と同軸的に位置する。永久磁石は、静
止部材に固定されて電機子板の電機子巻線と同軸的に位
置し複数の磁極を有するものであって、この永久磁石は
電機子巻線に流れる電流と各磁極との間の電磁力により
この電機子板を一方向へ回転させる。また、ねじりコイ
ルバネは、出力軸に同軸的に設けられ、電機子巻線への
電流を停止したとき電機子板を他方向へ回転させる。
【0015】また、ワンウェイクラッチは、出力軸に同
軸的に設けられて、電機子板の一方向又は他方向への回
転を、前記出力軸の一定方向回転を維持するように当該
出力軸に伝達する。これにより、請求項1に記載の発明
と同様の作用効果を達成できる。また、請求項5に記載
の発明によれば、電機子板と永久磁石との各役割が請求
項4に記載の発明とは逆になっているが、これによって
も、請求項4に記載の発明と同様の作用効果を達成でき
る。
【0016】また、請求項6に記載の発明によれば、第
1及び第2の電機子板は、ハウジング内に収容されて、
その軸方向両側部の間で出力軸と同軸的に位置する。第
1及び第2のねじりコイルバネは、上記軸方向両側部の
一方と第1電機子板との間、及び第2電機子板と上記軸
方向両側部の他方との間にてそれぞれ介装されたもの
で、これら第1及び第2のねじりコイルバネは互いに逆
方向に巻かれている。
【0017】永久磁石は、第1及び第2の電機子板の間
にてこれらと同軸的に位置するようにハウジング内に固
定された複数の磁極を有するものであって、この永久磁
石は、第1及び第2の電機子板の各電機子巻線に流れる
電流と各磁極との間の電磁力により第1及び第2のねじ
りコイルバネに抗して第1電機子板を一方向に回転し第
2電機子板を他方向に回転する。
【0018】第1及び第2のねじりコイルバネは、各電
機子巻線への電流の流入を停止したとき、第1及び第2
の電機子板をその各回転方向とは逆方向に回転する。第
1及び第2のワンウェイクラッチは、出力軸に同軸的に
設けられて、第1電機子板の一方向又は他方向への回転
及び第2電機子板の他方向又は一方向への回転をそれぞ
れ前記出力軸に伝達し、この出力軸の一定方向回転を維
持する。
【0019】このように、請求項1に記載の発明とは異
なり、第1及び第2の電機子板及び第1及び第2のねじ
りコイルバネを採用しても、請求項1に記載の発明と同
様の作用効果を達成できる。また、請求項7に記載の発
明によれば、第1及び第2の電機子板と第1及び第2の
永久磁石との各役割が請求項4に記載の発明とは逆にな
っているが、これによっても、請求項6に記載の発明と
同様の作用効果を達成できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態を図面
に基づいて説明する。 (第1実施形態)図1は、本発明が車両用空調装置のブ
ロワBに適用された例を示している。このブロワBは、
空調装置のエアダクトの上流部内に配設されるもので、
このブロワBは、ブロワファンFと、電動機(以下、ブ
ロワモータMという)とにより構成されている。
【0021】ブロワファンFは、ブロワモータMにより
駆動されて上記エアダクト内に空気を導入して当該車室
内に送風する。ブロワモータMは、磁性材料からなるハ
ウジング10を備えており、このハウジング10は、上
記エアダクトの上流部の適所に固定されている。また、
ブロワモータMは、ステータSを備えており、このステ
ータSは、板状ステータ部20と、支持軸30とにより
構成されている。
【0022】ステータ部20は、図1にて示すごとく、
ハウジング10内にてその後壁11に同軸的に装着され
ており、このステータ部20は、絶縁樹脂材料からなる
円板21内に、略扇形状に集中巻きした4つのコイル2
2乃至25を、図1及び図2にて示すごとく埋め込むよ
うにモールド成形されている。ここで、各コイル22乃
至25は、図2にて示すごとく、円板21の中央穴部2
1aを中心として、円板21内に対称的に位置してお
り、これら各コイル22乃至25は、コイル22からコ
イル25にかけて順次直列接続されている。
【0023】しかして、コイル22の入力端子a及びコ
イル25の入力端子b間に電圧を印加したとき、各コイ
ル22乃至25に電流が流れる。但し、入力端子aが上
記印加電圧の正側に対応し、入力端子bが上記印加電圧
の負側に対応するとき、各コイル22乃至25に流れる
電流は、図2にて実線の矢印にて示す方向に向く。ま
た、入力端子aが上記印加電圧の負側に対応し、入力端
子bが上記印加電圧の正側に対応するとき、各コイル2
2乃至25に流れる電流は、図2にて実線の矢印にて示
す方向とは逆方向に向く。
【0024】支持軸30は、その基部31にて、円板2
1の中央穴部21aを通し、ハウジング10の後壁11
に装着されており、この支持軸30は、その先端部32
にて、ハウジング10の前壁12の開口部12aを通り
同軸的に延出している。また、ブロワモータMは、ロー
タRを備えており、このロータRは、円筒状出力軸40
と、一対の軸受け50a、50bと、ロータ部60とに
より構成されている。
【0025】出力軸40は、その両端部41、42に
て、両ボールベアリング50a、50bを介し支持軸3
0に同軸的にかつ回転自在に支持されている。ここで、
出力軸40の各端部41、42は、両ボールベアリング
50a、50bの各外輪に圧入されており、両ボールベ
アリング50a、50bの各内輪は、支持軸30に対し
各ストップリング41a、42aにより軸方向に抜け止
めされている。
【0026】ロータ部60は、円板状永久磁石を、4極
の磁極60a乃至60dを有するように着磁して形成さ
れており、このロータ部60は、その中央穴部61に
て、出力軸40の端部41に同軸的に外方から圧入され
ている。ここで、各磁極60a乃至60dは、ロータ部
60をその円周方向に沿い等角度間隔にて形成されてお
り、これら各磁極60a乃至60dは、その板厚方向
(出力軸40の軸方向)に着磁されている。但し、各磁
極60a乃至60dのうち互いに隣接する各両磁極は相
互に逆極性に着磁されている。例えば、磁極60aは、
図2にて図示右側表面にてN極を有し、図示左側表面に
てS極を有する。また、磁極60dは、図2にて図示右
側表面にてS極を有し、図示左側表面にてN極を有す
る。
【0027】しかして、例えば、ステータ部20がロー
タ部60に対し図2にて示す角度位置にある場合、磁極
60cから図2にて図示矢印B方向に発生する磁束は、
コイル22のコイル辺22a及びこのコイル辺22aに
隣接して位置するコイル25のコイル辺25aに対し直
角に鎖交する。このため、電磁力が、両コイル辺22
a、25aに図2にて図示矢印方向に流れる電流に対
し、フレミングの左手の法則により一接線P方向に発生
する。
【0028】このようなことは、磁極60bから矢印B
方向に発生する磁束及びコイル23のコイル辺23a及
びこのコイル辺23aに隣接して位置するコイル24の
コイル辺24aについても同様である。なお、このとき
の電磁力の向きは一接線P方向とは逆である。また、磁
極60aから矢印B方向とは逆方向に発生する磁束は、
コイル22のコイル辺22b及びこのコイル辺22bに
隣接して位置するコイル23のコイル辺23bに対し直
角に鎖交する。このため、電磁力が、両コイル辺22
b、23bに図2にて図示実線による矢印方向に流れる
電流に対し、フレミングの左手の法則により一接線Q方
向に発生する。
【0029】このようなことは、磁極60cから矢印B
方向とは逆方向に発生する磁束及びコイル25のコイル
辺25b及びこのコイル辺25bに隣接して位置するコ
イル24のコイル辺24bについても同様である。な
お、このときの電磁力の向きは一接線Q方向とは逆であ
る。換言すれば、ステータ部20がハウジング10に固
定されているために、上記各電磁力に対する反作用がロ
ータ部60に作用して、このロータ部60に対し、上記
各電磁力とは逆方向にトルクが発生する。このことは、
ロータ部60が図2にて図示矢印A方向(以下、正転方
向)に回転することを意味する。なお、ロータ部60の
各磁極はハウジング10と共に磁気回路を形成する。
【0030】また、ブロワモータMは、図1及び図2に
て示すごとく、一対のコイルバネ70a、70bを備え
ており、これら各コイルバネ70a、70bは、その各
一端にて、ロータ部60の外周部から半径方向に沿い互
いに逆向きに延出する各ピン62a、62bにそれぞれ
係止している。また、各コイルバネ70a、70bの他
端は、ハウジング10の円環状周壁13の内面から各ピ
ン62a、62bの近傍に向けて突出する各突起13
a、13bにそれぞれ係止している。
【0031】ここで、ピン62aは磁極60aの外周縁
の円周方向中央部から延出しており、一方、ピン62b
は磁極60cの外周縁の円周方向中央部から延出してい
る。また、突起13aは、ピン62aよりも、ロータ部
60の図2にて図示円周方向右側に位置しており、突起
12bは、ピン62bよりも、ロータ部60の図2にて
図示円周方向左側に位置している。
【0032】これにより、コイルバネ70aは、ピン6
2aと突起13aとの間にてロータ部60の円周方向に
沿って維持され、コイルバネ70bは、ピン62bと突
起13bとの間にてロータ部60の円周方向に沿って維
持される。そして、ロータ部60の磁極60dの円周方
向中央部が、図2にて示すごとく、ステータ部20の両
コイル22、25の各隣接コイル辺22a、25aの間
に対向するとき、ロータ部60の回転角度θを初期角度
θ=0度とすれば、このとき、各コイルバネ70a、7
0bは共に自然長となっている。従って、これら各コイ
ルバネ70a、70bのバネ力は共に零である。
【0033】また、回転角度θが+45度(図2参照)
のとき、ロータ部60は、ステータ部20に対し初期角
度θ=0から図2にて図示下方へ45度回転したことを
意味する。一方、回転角度θが−45度(図2参照)の
とき、ロータ部60は、ステータ部20に対し初期角度
θ=0から図2にて図示上方へ45度回転したことを意
味する。
【0034】ここで、回転角度θが+45度或いは−4
5度のとき、各コイルバネ70a、70bのバネ力は、
上記電磁力よりも、絶対値において、小さくなるように
設定されている(図5参照)。これにより、ロータ部6
0が各コイルバネ70a、70bのバネ力に抗して回転
し得るようになっている。また、ロータRは、ワンウェ
イクラッチ80を有しており、このワンウェイクラッチ
80は、出力軸40にその外方から同軸的に嵌装されて
いる。このワンウェイクラッチ80は、図3(a)乃至
(c)にて示すごとく、円筒部材81と、複数のコイル
バネ82と、これらコイルバネ82と同数の鋼球83と
により構成されている。
【0035】円筒部材81は、複数の隔壁81aを有し
ており、これら各隔壁81aは、円筒部材81の内周壁
から等角度間隔にて出力軸40の外周壁に向け半径方向
にそれぞれ突出している。ここで、各隔壁81aの先端
面は、出力軸40の外周壁に対し空隙をおいて対向して
いる。また、複数の隔壁81aのうち互いに隣接する各
両隔壁81aは、円筒部材81の内周壁と共に、収容室
81bをそれぞれ形成しており、これら各収容室81b
には、コイルバネ82及び鋼球83の一組が、それぞれ
収容されている。
【0036】ここで、各収容室81b内では、鋼球83
がコイルバネ82によりその伸び方向に向け同一の円周
方向に付勢されている(図3参照)。このように構成し
たワンウェイクラッチ80において、各収容室81b内
では、鋼球83が、コイルバネ82により付勢された状
態で隔壁81aの図3(a)にて図示右側面に当接した
状態にあるものとする。
【0037】このような状態にて、ロータ部60、即ち
出力軸40が、ステータ部20からの電磁力を受けて図
3(b)にて図示矢印方向(ロータ部60の正転方向)
に所定角度回転すると、鋼球83が、隔壁81aの上記
右側面と円筒部材81の内周壁との間の隅角部により出
力軸40の外周面に押し付けられて噛み合い状態とな
る。このため、円筒部材81も図3(b)にて図示矢印
方向に上記所定角度回転する。
【0038】これに伴い、ワンウェイクラッチ80は、
出力軸40の上記所定角度の間の正転方向への回転力を
各コイルバネ70a、70bに抗してブロワファンFの
軸穴部fに伝達する。なお、円筒部材81は、その外周
壁にて、ブロワファンFの軸穴部f内に同軸的に圧入さ
れている。また、出力軸40の上記所定角度の回転後ロ
ータ部60に対するトルクの作用が停止すると、ロータ
部60が両コイルバネ70a、70bの縮み力により引
っ張られて上記正転方向とは逆方向(逆転方向)に回転
し、鋼球83が隔壁81aの上記右側面から解離する。
このため、円筒部材81は静止したまま出力軸40が空
転する。
【0039】次に、各コイル22乃至25の制御回路E
を図4に基づいて説明する。この制御回路Eは、スイッ
チングトランジスタ90と、バッテリ100と、パルス
信号発生回路110とにより構成されている。スイッチ
ングトランジスタ90は、そのエミッタにて、コイル2
2の入力端子aに接続されており、このスイッチングト
ランジスタ90のコレクタは、バッテリ100の正側端
子に接続されている。また、バッテリ100の負側端子
は、コイル25の入力端子bに接続されている。
【0040】パルス信号発生回路110は、所定周波数
にて矩形波状のパルス信号を発生してスイッチングトラ
ンジスタ90のベースに出力する。このため、スイッチ
ングトランジスタ90は、パルス信号発生回路110か
らの各パルス信号に応答して間欠的にオンし、バッテリ
110の直流電圧を両入力端子a、b間に印加する。こ
こで、パルス信号発生回路110からのパルス信号のハ
イレベルにおけるパルス幅は、ロータ部60が回転角度
θ=0度から+45度の角度(上記所定角度)まで回転
するに要する時間に対応する。また、パルス信号発生回
路110からのパルス信号のローレベルにおけるパルス
幅は、ロータ部60が回転角度θ=+45度から−45
度まで回転した後θ=0度まで戻るに要する時間に対応
する。
【0041】このように構成した本第1実施形態におい
て、ステータ部20がロータ部60に対し図2にて示す
角度位置にあるものとする。このとき、ロータ部60の
磁極60dの円周方向中央がθ=0度にあり、かつ、ワ
ンウェイクラッチ80が図3(a)にて示す状態にあ
る。このような状態において、パルス信号発生回路11
0が一つのパルス信号をスイッチングトランジスタ90
に出力すると、このスイッチングトランジスタ90は、
上記パルス信号のハイレベルの間オンしローレベルの間
オフする。
【0042】スイッチングトランジスタ90のオン状態
では、バッテリ100の直流電圧がステータ部20のコ
イル22の入力端子aとコイル25の入力端子bとの間
に印加される。このため、バッテリ100の直流電流
が、入力端子aから入力端子bにかけて、図2にて図示
実線による各矢印方向に沿い各コイル22乃至25の直
列回路を通り流れる。
【0043】このとき、ロータ部60の両磁極60b、
60dから図2にて図示矢印B方向に沿い流れる磁束が
両コイル23、24の各コイル辺23a、24a及び両
コイル22、25の各コイル辺22a、25aに直角に
鎖交する。また、ロータ部60の両磁極60a、60c
から図2にて図示矢印B方向とは逆方向に沿い流れる磁
束が両コイル22、23の各コイル辺22b、23b及
び両コイル25、24の各コイル辺25b、24bに直
角に鎖交する。
【0044】このため、フレミングの左手の法則に従う
電磁力が、各コイル辺23a、24a、各コイル辺22
a、25a、各コイル辺22b、23b及び各コイル辺
25b、24bに、それぞれ発生してロータ部60にそ
の正転方向にトルクを発生させる。従って、ロータ部6
0は、出力軸40と共に、上記一パルス信号のハイレベ
ルの間、即ち、回転角度θ=0度からθ=+45度(図
2にて各コイル辺22a、25aが各コイル辺25b、
24bの位置に達する角度)まで正転するとともに両コ
イルバネ70a、70bも延びる。
【0045】これに伴い、ワンウェイクラッチ80が図
3(b)の噛み合い状態にて出力軸40の回転力をブロ
ワファンFに伝達するため、このブロワファンFは回転
角度θ=0度からθ=+45度まで正転する。その後、
上記一パルス信号がローレベルになると、スイッチング
トランジスタ90がオフして、バッテリ100から各コ
イル22乃至25への直流電流の流入が停止する。この
ため、上述のように各コイル22乃至25に発生してい
た電磁力が消滅するとともにロータ部60に対するトル
クも消滅する。
【0046】すると、ロータ部60が両コイルバネ70
a、70bにより縮む方向に引っ張られて逆転し始め
る。これに伴い、ワンウェイクラッチ80が図3(c)
にて示す解離状態となるため、出力軸40が空転状態に
て逆転し始める。このとき、円筒部材81は静止した
故、出力軸40からブロワファンFへのトルク伝達が停
止される。
【0047】そして、各コイルバネ70a、70bは共
に自然長になった後、ロータ部60の慣性のもと、各ピ
ン13a、13bにより圧縮されて縮む。これにより、
ロータ部60はθ=−45度に達するまで逆転する。そ
の後、ロータ部60は各コイルバネ70a、70bの伸
び力を受けてθ=0度に向けて正転する。このとき、上
記一パルス信号のローレベルの期間が終了する。
【0048】その後、パルス信号発生回路110からの
パルス信号がスイッチングトランジスタ90に出力され
る毎に、これら各パルス信号のハイレベル及びローレベ
ルの各期間において、上述と同様にロータ部60からブ
ロワファンFへの回転力の伝達とその停止が繰り返され
る。換言すれば、ロータRからブロワファンFへの正転
方向の回転力の伝達が、パルス信号発生回路110から
順次出力される各パルス信号のハイレベルの期間に、ワ
ンウェイクラッチ80により行われ、当該各パルス信号
のローレベルの期間には、ワンウェイクラッチ80によ
り阻止される。これにより、ブロワモータMを円滑に回
転させつつ、その正方向の回転力のみをブロワファンF
に伝達できる。
【0049】この場合、制御回路Eに必要なスイッチン
グトランジスタ90は一つのみであり、ロータRの回転
位置検出回路が不要となるので、電動機のコストを大幅
に低減できる。また、ブラシも不要故、電動機としての
寿命も長くできる。 (第2実施形態)次に、本発明の第2実施形態を図6乃
至図9に基づいて説明する。
【0050】この第2実施形態では、ステータSa及び
ロータRaが、上記第1実施形態にて述べたハウジング
10内に、ステータS及びロータRに代えて収容されて
いる。なお、本第2実施形態では、ハウジング10は上
記第1実施形態とは異なり非磁性材料により形成されて
いる。ステータSaは、図7及び図8にて示すごとく、
一対のステータ極板120、130を備えており、これ
ら各ステータ極板120、130は、ハウジング10の
後壁11に、間隔をおいて鉛直状に固定されている。
【0051】ステータ極板120はストッパ121を有
しており、このストッパ121は、ステータ極板120
の内壁122の上下方向中間部位からステータ極板13
0の上下方向中間部位に向けて突出している。また、ス
テータ極板130はストッパ131を有しており、この
ストッパ131は、ステータ極板130の内壁132の
上下方向中間部位からストッパ121の先端部に向けて
突出している。
【0052】また、極間板140は、両ステータ極板1
20、130の各下端部間に水平状に挟持されており、
この極間板140には、コイル150が巻装されてい
る。なお、両ステータ極板120、130及び極間板1
40は、磁性材料により形成されている。しかして、コ
イル150に一方向に電流を流すと、この電流により発
生する磁束が極間板140、両ステータ極板120、1
30の一方、後述するロータRaのロータ部150及び
両ステータ極板120、130の他方を通して流れる。
なお、コイル150に流れる電流が逆方向になると、こ
の電流により発生する磁束は上述とは逆方向に流れる。
【0053】ロータRaは、出力軸160と、ロータ部
170と、上記第1実施形態にて述べたワンウェイクラ
ッチ80とにより構成されており、出力軸160は、そ
の一端部にて、ハウジング10の後壁11の一部に回転
自在に支持され、その軸方向中間部位にて、ブロワファ
ンFの軸穴部f内に、上記ワンウェイクラッチ80を介
し同軸的にかつ回転自在に支持されている。
【0054】ロータ部170は、その軸穴部171に
て、出力軸160に同軸的に圧入されており、このロー
タ部170は、円板状永久磁石を、2極の半円板状の磁
極170a、170bを有するように半径方向に着磁し
て形成されている。本第2実施形態では、磁極170a
はN極に着磁され、一方、磁極170bはS極に着磁さ
れている。
【0055】また、ロータ部170の磁極170bは、
係止部材172を有しており、この係止部材172は、
両磁極170a、170bの境界近傍にて、磁極170
bの前壁の図6にて図示下部から両ストッパ121、1
31の間に突起状に突出している。しかして、コイル1
50に電流を流さないとき、ロータ部170の磁極17
0aはステータ極板120に引かれ、一方、ロータ部1
70の磁極170bはステータ極板130に引かれる。
このため、係止部材172は、図6及び図7にて示すご
とく、ストッパ131の先端部に係止する。
【0056】一方、ステータ極板120の内壁122が
N極となり、ステータ極板130の内壁132がS極と
なる方向に、コイル150にその入力端子151から電
流を流すと、ロータ部170の磁極170aがステータ
極板120により反発されるとともに、ロータ部170
の磁極170bがステータ極板130により反発され
る。このため、ロータ部170は、出力軸160と共
に、図8にて図示矢印方向に回転して、係止部材172
をストッパ121の先端部に係止させる。なお、係止部
材172がストッパ131に係止した状態からストッパ
121に係止するまでのロータ部170の回転角度は4
5度である。
【0057】上記第1実施形態にて述べたスイッチング
トランジスタ90のエミッタは、上記第1実施形態とは
異なり、コイル150の入力端子151に接続されてお
り、バッテリ100の負側端子はコイル150の入力端
子152に接続されている。また、上記第1実施形態に
て述べたパルス信号発生回路110からのパルス信号の
ローレベル期間は、上記第1実施形態とは異なり、この
パルス信号のハイレベル期間と同じ時間幅である。な
お、ハウジング10の各突起13a、13b及びコイル
70a、70bは廃止されている。その他の構成は上記
第1実施形態と同様である。
【0058】このように構成した本第2実施形態におい
て、コイル150には電流が流れていないものとする。
このとき、ロータ部170の係止部材172が図7にて
示すごとくストッパ131の先端部に係止した状態にあ
る。このような状態において、上記第1実施形態と同様
にスイッチングトランジスタ90がオン状態になると、
バッテリ100の直流電流が、入力端子151から入力
端子152にかけて、コイル150を通り流れる。
【0059】このとき、各ステータ極板120、130
の内壁及び外壁は、図8にて示す極性にて、コイル15
0の磁束により磁化される。このため、ロータ部170
の各磁極170a、170bが各ステータ極板120、
130の内壁によりそれぞれ反発されて、ロータ部17
0が、図8にて図示矢印方向に、係止部材172のスト
ッパ121との係止まで回転する。
【0060】これに伴い、出力軸160がロータ部17
0と同一方向に回転し、ワンウェイクラッチ80が、図
3(b)にて示す噛み合い状態にて、出力軸160の回
転力をブロワファンFに伝達する。その後、上記第1実
施形態と同様にスイッチングトランジスタ90がオフ状
態になると、コイル150に電流が流れなくなるため、
ロータ部170の磁極170a、170bがそれぞれ引
かれる。このため、ロータ部170が図8にて図示矢印
方向とは逆方向に向け係止部材172のストッパ131
との係止まで回転する。
【0061】このとき、ワンウェイクラッチ80が図3
(c)にて示す解離状態となるため、出力軸160が空
転状態にて逆転し始める。このとき、円筒部材81は静
止した故、出力軸160からブロワファンFへのトルク
伝達が停止される。以後、同様にして、ロータRaから
ブロワファンFへの一方向の回転力の伝達が、パルス信
号発生回路110から順次出力される各パルス信号のハ
イレベルの期間に、ワンウェイクラッチ80により行わ
れ、当該各パルス信号のローレベルの期間には、ワンウ
ェイクラッチ80により阻止される。
【0062】これにより、ブロワモータを円滑に回転さ
せつつ、その一方向の回転力のみをブロワファンFに伝
達できる。この場合、上記第1実施形態とは異なり、両
コイルバネ70a、70bが不要になるため、ブロワモ
ータとしての構造をより一層簡単にしつつ、上記第1実
施形態と実質的に同様の作用効果を達成できる。
【0063】ちなみに、本第2実施形態のブロワモータ
について実験を行うことにより、パルス信号発生回路1
10からのパルス信号の周波数と出力軸160の回転数
との関係につき調べてみたところ、図9にて示す結果が
得られた。なお、コイル150への印加電圧は2.5V
及び3.0Vとした。図9において、グラフL1は、印
加電圧2.5Vの場合の周波数と回転数との関係を示
し、グラフL2は、印加電圧3.0Vの場合の周波数と
回転数との関係を示す。
【0064】これらによれば、パルス信号の周波数を高
くすると、出力軸160の回転数も高くなることが分か
る。また、印加電圧の高い方がパルス信号の回転数も高
いことが分かる。従って、パルス信号の周波数と印加電
圧を調整することで、本第2実施形態の作用効果を達成
しつつ、出力軸160の回転数を制御できることが分か
る。
【0065】(第3実施形態)図10乃至図19は、本
発明の第3実施形態を示している。この第3実施形態で
は、図10にて示す構成のブロワモータMaが、上記第
1実施形態にて述べたブロワモータMに代えて、採用さ
れている。ブロワモータMaは、図10にて示すごと
く、磁性材料からなるハウジング180を備えており、
このハウジング180は、上記第1実施形態にて述べた
ハウジング10に代えて、上記エアダクトの上流部の適
所に固定されている。なお、ハウジング180はヨーク
としての役割を果たす。
【0066】また、ブロワモータMaは、ハウジング1
80内に同軸的に収容したステータSbを備えており、
このステータSbは、非磁性材料からなる円環状ステー
タ部190と、永久磁石からなる円板状ステータ部20
0とを備えている。なお、ステータ部200をステータ
部190と一体に形成し、ステータ部190に相当する
円環状部分を非着磁状態にしておいてもよい。
【0067】ステータ部190は、その外周壁にて、ハ
ウジング180内にてその円環状周壁181に同軸的に
固着されている。また、ステータ部200は、その外周
壁にて、ステータ部190内にてその外周壁に同心的に
固着されており、このステータ部200は、6つの略扇
形状の磁極202乃至207(図13参照)により等角
度間隔にて形成されている。ここで、ステータ部200
の磁極202乃至207は、出力軸210の軸方向に平
行に着磁されており、これら磁極202乃至207のう
ち互いに隣接する各両磁極は、相互に、逆極性にて着磁
されている(図13参照)。
【0068】また、ブロワモータMaは、ハウジング1
80内に同軸的に収容したロータRbを備えている。こ
のロータRbは、段付き出力軸210を備えており、こ
の出力軸210は、ステータ部200の中央穴部201
を通り同軸的に挿通されて、その各小径部211、21
2にて、一対のボールベアリング210a、210bを
介し、ハウジング180の両円筒部182、183の各
底壁182a、183aに回転自在にかつ同軸的に支持
されている。
【0069】なお、出力軸210は、その小径部212
の先端部にて、ブロワファンFの軸穴部fに同軸的に圧
入されている。ロータRbは、一対のワンウェイクラッ
チ220、230を有しており、これら各ワンウェイク
ラッチ220、230は、出力軸210の各大径部21
3、214に外方からそれぞれ同軸的に嵌装されてい
る。
【0070】ここで、ワンウェイクラッチ220の後述
する円筒部材221とボールベアリング210aの内輪
との間にて大径部213に嵌装した環状スペーサ213
aが、円筒部材221を、出力軸210の中央段部21
5を基準に位置決めする。また、ワンウェイクラッチ2
30の後述する円筒部材231とボールベアリング21
0bの内輪との間にて大径部215に嵌装した環状スペ
ーサ214aが、円筒部材221を、出力軸210の中
央段部215を基準に位置決めする。
【0071】各ワンウェイクラッチ220、230は、
上記第1実施形態にて述べたワンウェイクラッチ80と
同様の構成を有している。ワンウェイクラッチ220
は、図15、図17及び図19にて示すごとく、ワンウ
ェイクラッチ80の円筒部材81、コイルバネ82、鋼
球83、隔壁81a及び収容室81bにそれぞれ相当す
る円筒部材221、コイルバネ222、鋼球223、隔
壁221a及び収容室221bを有する。
【0072】また、ワンウェイクラッチ230は、図1
5、図17及び図19にて示すごとく、ワンウェイクラ
ッチ80の円筒部材81、コイルバネ82、鋼球83、
隔壁81a及び収容室81bにそれぞれ相当する円筒部
材231、コイルバネ232、鋼球233、隔壁231
a及び収容室231bを有する。環状の保持部材240
は、ワンウェイクラッチ220の円筒部材221に同軸
的に圧入されており、一方、環状の保持部材250は、
ワンウェイクラッチ230の円筒部材231に同軸的に
圧入されている。
【0073】両電機子板260、270は、ロータRa
のロータ部を構成するもので、電機子板260は、電気
絶縁材料からなる円板261と、この円板261に形成
した電機子巻線262とにより構成されている。一方、
電機子板270も、電機子板260と同様の構成を有
し、円板261及び電機子巻線262にそれぞれ相当す
る円板271及び電機子巻線272(図15参照)を備
えている。
【0074】ここで、円板261、271は、その各中
央穴部261a、271aにて、各保持部材240、2
50の外周部にそれぞれ同軸的に嵌装されている。ま
た、円板261の中央穴部261aは、保持部材240
の環状フランジ部241と、保持部材240の外周部に
圧入した環状抜け止め部材280との間にて相対回転不
能に挟持抜け止めされている。また、円板271の中央
穴部271aは、保持部材250の環状フランジ部25
1と、保持部材250の外周部に圧入した環状抜け止め
部材290との間にて相対回転不能に挟持抜け止めされ
ている。
【0075】次に、各電機子板260、270の電機子
巻線の構成について説明する。電機子板260の電機子
巻線は、図11(a)にて例示するごとく、重ね巻き構
成からなっている。電機子巻線262は、一対のコイル
辺262a、262bからなる複数のコイルを、重ね巻
きにより、円板261の両表面全体に跨がり半径方向に
装着してなるもので、当該各コイルは直列接続されてい
る。ここで、各コイル辺262aは、円板261の表面
261bに装着され、一方、各コイル辺262bは、円
板261の裏面261cに装着されている。なお、各コ
イル辺262aがステータSbに対向している。
【0076】電機子板270の電機子巻線272の各コ
イル辺のうち電機子巻線262の各コイル辺262bに
対応する各コイル辺272bが円板271の裏面(ステ
ータSb側の面)に装着されている。一方、電機子板2
70の電機子巻線272の各コイル辺のうち電機子巻線
262の各コイル辺262aに対応する各コイル辺27
2aが円板271の表面に装着されている。
【0077】ねじりコイルバネ290は、図10にて示
すごとく、ハウジング180の円筒部182内にて出力
軸210の小径部211及びボールベアリング210a
と同軸的に組み付けられている。ここで、このねじりコ
イルバネ290は、円筒部182の底壁182aと環状
抜け止め部材280との間に挟支されている。また、ね
じりコイルバネ290の一端は、底壁182a内面外周
部に設けた着座部182bに図10にて図示紙面の表側
から裏側に向けて着座している。一方、ねじりコイルバ
ネ290の他端は、環状抜け止め部材280の切り欠き
着座部281に図10にて図示紙面の表側から裏側に向
けて着座している。
【0078】また、ねじりコイルバネ290は、導電性
バネ線材料を、図10にて底壁182aから環状抜け止
め部材280に向けて右ネジを進めるときのこの右ネジ
のネジ方向に巻いて形成されている。ねじりコイルバネ
300は、図10にて示すごとく、ハウジング180の
円筒部183内にて出力軸210の小径部212及びボ
ールベアリング210bと同軸的に組み付けられてい
る。ここで、このねじりコイルバネ300は、円筒部1
83の底壁183aと環状抜け止め部材290との間に
挟支されている。
【0079】ここで、ねじりコイルバネ300の一端
は、底壁183a内面外周部に設けた着座部183bに
図10にて図示紙面の表側から裏側に向けて着座してい
る。一方、ねじりコイルバネ300の他端は、環状抜け
止め部材290の切り欠き着座部291に図10にて図
示紙面の表側から裏側に向けて着座している。また、ね
じりコイルバネ300は、導電性バネ線材料を、ねじり
コイルバネ290とは逆方向に巻いて形成されている。
【0080】ねじりコイルバネ310は、ステータSa
の中空穴部201内にて、ワンウェイクラッチ240、
出力軸210の段部215及びワンウェイクラッチ25
0と同軸的に組み付けられている。ここで、ねじりコイ
ルバネ310の一端は、保持部材240の環状フランジ
部241に形成した切り欠き着座部241aに図10に
て図示紙面の表側から裏側に向けて着座している。一
方、ねじりコイルバネ310の他端は、保持部材250
の環状フランジ部251に形成した切り欠き着座部25
1aに図10にて図示紙面の表側から裏側に向けて着座
している。
【0081】また、ねじりコイルバネ310は導電性バ
ネ線材料により形成されており、このねじりコイルバネ
310は、両ねじりコイルバネ290、300が巻き込
む方向に荷重を発生するとき、巻き込む方向に荷重を発
生するように巻かれている。なお、各ねじりコイルバネ
290、300、310は、互いに無荷重のとき、図1
4(a)にて示す状態にあるが、図10の図示断面は、
各ねじりコイルバネ290、300、310の両端の着
座状態を明示し得るようにとってある。
【0082】上述した各ねじりコイルバネ290、30
0及び310は、それぞれ、電気的絶縁皮膜により被覆
されており、これら各ねじりコイルバネ290、300
及び310の両端は、裸のままとなっている。そして、
ねじりコイルバネ290の一端(着座部182b上にあ
る)は、配線Wを介し制御回路(上記第2実施形態の制
御回路と実質的に同様の構成を有する)に接続されてお
り、このねじりコイルバネ290の他端(着座部281
上にある)は、電機子板260の円板261の裏面側コ
イル辺262bの端子(電機子板260の電機子巻線の
一側入力端子)に接続されている。
【0083】ねじりコイルバネ310の一端(着座部2
41a上にある)は円板261の表面側コイル辺262
aの端子(電機子板260の電機子巻線の他側入力端
子)に接続されており、このねじりコイルバネ310の
他端(着座部251a上にある)は、電機子板270の
円板271の裏面側コイル辺の端子(電機子板270の
電機子巻線の他側入力端子)に接地されている。
【0084】また、ねじりコイルバネ300の一端(着
座部291上にある)は電機子板270の円板271の
裏面側コイル辺の端子(電機子板270の電機子巻線の
一側入力端子)に接続されており、このねじりコイルバ
ネ300の他端(着座部183b上にある)は、接地さ
れている。これにより、上記制御回路からの電流は、ね
じりコイルバネ290、電機子巻線262、ねじりコイ
ルバネ310、電機子板270の電機子及びねじりコイ
ルバネ300を順次通り流れる。
【0085】このように構成したロータRbの主たる構
成を模式的に示せば図12のようになる。即ち、各電機
子板260、270は、各ねじりコイルバネ290、3
00、310のねじり力に応じて互いに逆方向のトルク
を受ける。このように構成した本第3実施形態におい
て、ブロワモータMaに電流が流れていないとき、両電
機子板260、270及びステータSbは、図13にて
示す状態にある。
【0086】このとき、各ねじりコイルバネ290、3
00、310は、図14(a)にて示す状態で相互にバ
ランスした状態にあり、かつ、両ワンウェイクラッチ2
20、230は、図14(b)にて示す状態にある。な
お、図13にて矢印B1は、ステータSbの磁極20
2、204、206の発生磁束を示し、矢印B1は、ス
テータSbの磁極203、205、207の発生磁束を
示す。
【0087】このような状態にて、上記制御回路からね
じりコイルバネ290の一端に電流を流入すると、この
電流は、ねじりコイルバネ290を通り、電機子板26
0の電機子巻線261を図15にて図示矢印方向に流れ
る。ついで、この電流はねじりコイルバネ310を通
り、電機子板270の電機子巻線を図15にて図示矢印
方向に流れる。その後、この電流はねじりコイルバネ3
00を通る。
【0088】このとき、両電機子板260、270の互
いに対向するコイル辺には相互に逆方向に電流が流れ
る。また、ステータ部200の各磁極202、204、
206の磁束は、両電機子板260、270の各コイル
辺のうちこれら各磁極202、204、206に対向す
る位置にあるコイル辺と鎖交する。これに伴い、フレミ
ングの左手の法則に従う電磁力が各電機子板260、2
70の電機子巻線に作用して、各電機子板260、27
0が、互いに逆方向(図15にて図示各矢印C、D参
照)に回転トルクを受けて回転する。
【0089】このとき、ワンウェイクラッチ220は図
16(b)にて示すごとく空転状態となり、ワンウェイ
クラッチ230は図16(b)にて示すごとく噛み合い
状態となる。このため、出力軸210が、ワンウェイク
ラッチ230により電機子板270からの回転トルクを
伝達され、図16(b)及び図15にて図示矢印方向に
回転する。これに伴い、ブロワファンFが出力軸210
によりその回転方向に駆動される。
【0090】また、このような過程においては、各ねじ
りコイルバネ290、310、300が、両電機子板2
60、270の回転により、共に、ねじり力を蓄える。
所定時間の停止後、上記制御回路からねじりコイルバネ
290への電流の流入を停止すると、各電機子板26
0、270は、各ねじりコイルバネ290、310、3
00によりそのねじり力の戻り方向に向け互いに逆転す
る(図17にて図示各矢印C1、D1方向参照)。
【0091】このとき、ワンウェイクラッチ220は、
図18(b)にて示す噛み合い状態となり、出力軸21
0が、ワンウェイクラッチ230により電機子板260
からの回転トルクを伝達され、図18(b)及び図17
にて図示矢印方向に回転する。これに伴い、ブロワファ
ンFの上記回転が出力軸210により継続される。以上
述べたように、上記制御回路からロータRbへの電流の
流入及びその停止を繰り返すことで、出力軸210が同
一方向に回転されてブロワファンFを駆動する。
【0092】この場合、上記制御回路は、上述のごと
く、上記第2実施形態にて述べた制御回路と実質的に同
様のものでよく、また、ロータRbの回転位置検出回路
も不要であるから、上記第1或いは第2の実施形態と実
質的にど同様の作用効果を達成できる。また、各ねじり
コイルバネ290乃至310の共振周波数と一致させる
ように、ロータRbへの電流の流入及びその停止を行う
と、両電機子板260、270の回転角をより一層大き
くすることができる。
【0093】図19は、上記第3実施形態の第1変形例
を示している。この第1変形例では、上記第3実施形態
にて述べたねじりコイルバネ310に代えて、一対のね
じりコイルバネ310a、310bが両ワンウェイクラ
ッチ230、240と同軸的に設けられており、これら
両ねじりコイルバネ310a、310bの間には、非磁
性材料からなる隔壁310cが介装されている。なお、
隔壁310cは、ステータ部200の中央穴部201か
ら軸心に向けて延出している。その他の構成は上記第3
実施形態と同様である。
【0094】この第1変形例によっても、上記第3実施
形態と同様の作用効果を達成できる。図20は、上記第
3実施形態の第2変形例を示している。この第2変形例
では、配線W1が、上記第3実施形態にて述べたねじり
コイルバネ310に代えて、電機子板260の電機子の
他側入力端子と、電機子板270の電機子の一側入力端
子との間に接続されている。その他の構成は上記第3実
施形態と同様である。
【0095】この第2変形例によっても、上記第3実施
形態と同様の作用効果を達成できる。図21は、上記第
3実施形態の第3変形例を示している。この第3変形例
では、ロータ部を構成する両永久磁石板200A、20
0B及びステータを構成する両電機子板260A、27
0Aが、上記第3実施形態にて述べたステータSb及び
両電機子板260、270に代えて採用されている。
【0096】両永久磁石板200A、200Bは、上記
ステータ部200と同様の構成を有しており、永久磁石
板200Aは、その中央穴部にて、上記電機子板260
に代えて、環状抜け止め部材280と保持部材240の
フランジ部241との間に挟持されている。一方、永久
磁石板200Bは、その中央穴部にて、上記電機子板2
70に代えて、環状抜け止め部材290と保持部材25
0のフランジ部251との間に挟持されている。
【0097】但し、両永久磁石板200A、200Bの
各磁極は、互いに対向する各両磁極ごとに同一極性にて
着磁されている。両電機子板260A、270Aは、ハ
ウジング180の周壁181からその軸心に向けて延出
する支持板184の両面にそれぞれ装着されている。こ
れら両電機子板260A、270Aは、上記両電機子板
260、270とそれぞれ同様の構成を有しており、こ
れら両電機子板260A、270Aの各コイル辺は互い
に同一の角度位置に位置している。なお、両電機子板2
60A、270Aの各入力端子は、配線W2により上記
制御回路に接続されている。その他の構成は上記第3実
施形態と同様である。
【0098】このように構成した本第3変形例において
は、上記第3実施形態とは逆に、両電機子板260A、
270Aがハウジング180に固定され、各永久磁石板
200a、200Bが各ワンウェイクラッチ240、2
50の円筒部材に固定的に支持されることとなる。これ
により、各永久磁石板200A、200Bが、上記第3
実施形態にて述べた各電機子板260、270に代え
て、これら各電機子板260、270と同様に回転する
(図22参照)。その結果、本第3変形例によっても、
上記第3実施形態と実質的に同様の作用効果を達成でき
る。
【0099】なお、本発明の実施にあたり、上記各実施
形態にて述べたワンウェイクラッチに代えて、図23乃
至図24のいずれかにて示すワンウェイクラッチを採用
して実施してもよい。ここで、図23にて示すワンウェ
イクラッチ320は、ワンウェイクラッチ220の円筒
部材、コイルバネ及び鋼球にそれぞれ対応する円筒部材
321、コイルバネ322、鋼球323を有する。な
お、回転軸324としては、出力軸210の大径部21
2の断面形状を図23にて示す断面形状とすればよい。
これにより、ワンウェイクラッチ320はワンウェイク
ラッチ220と同様の機能を発揮する。
【0100】図24にて示すワンウェイクラッチ330
は、ワンウェイクラッチ220の円筒部材、コイルバネ
及び鋼球にそれぞれ対応する円筒部材331、コイルバ
ネ332、鋼球333を有する。なお、回転軸334と
しては、出力軸210の大径部212の断面形状を図2
4にて示す断面形状とすればよい。これにより、ワンウ
ェイクラッチ330はワンウェイクラッチ220と同様
の機能を発揮する。
【0101】図25にて示すワンウェイクラッチ340
は、ワンウェイクラッチ220の円筒部材、コイルバネ
及び鋼球にそれぞれ対応する円筒部材341及びピン3
42を有する。ここで、ピン342は、回転軸343の
径方向穴部343a内に径方向に移動可能に挿入されて
いる。これにより、ピン342が回転軸343の回転に
伴い円筒部材341の内周面に沿い摺動しながら径方向
穴部343a内を変位して、ワンウェイクラッチ220
と実質的に同様の機能を発揮する。
【0102】また、図26にて示すワンウェイクラッチ
350、360も、図示構成により、ワンウェイクラッ
チ220と同様の機能を発揮する。なお、図23乃至図
27のワンウェイクラッチは、上記ワンウェイクラッチ
80、230として採用してもよい。また、本発明の実
施にあたり、空調装置のブロワモータに限らず、各種の
機器の回転駆動源として、本発明を適用して実施しても
よい。
【0103】また、本発明の実施にあたり、上記第1実
施形態にて述べた各ねじりコイルバネ290、300、
310は非導電性バネ線材料で形成してもよく、この場
合には、各電機子板260、270の電機子巻線毎に電
流を流すようにする。これによっても、上記第1実施形
態と同様の作用効果を達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す要部破断側面図で
ある。
【図2】図1のステータ及びロータの概略分解斜視図で
ある。
【図3】(a)乃至(c)は図1のワンウェイクラッチ
の作動状態を示す正面図である。
【図4】図1のステータの各コイルの直列回路を制御す
るための制御回路図である。
【図5】ロータの電磁力及び各コイルバネのバネ力とロ
ータの回転角との関係を示すグラフである。
【図6】本発明の第2実施形態を示す斜視図である。
【図7】図6のコイルに電流を流さない場合の状態を示
す正面図である。
【図8】図7のコイルに電流を流した場合の作動状態を
示す正面図である。
【図9】上記第2実施形態における出力軸の回転数とコ
イルへの電流の流入及びその停止の周波数との関係を示
すグラフである。
【図10】本発明の第3実施形態を示す断面図である。
【図11】(a)は図10の電機子板の正面図であり、
(b)は図11(a)の電機子板の部分破断側面図であ
る。
【図12】図10の各ねじりコイルバネ及び各電機子板
との関係を示す模式的側面図である。
【図13】図10の各電機子板に電流を流さないときの
各ねじりコイルバネ、ステータ部及び各電機子板の状態
を示す斜視図である。
【図14】(a)は、図13にて図示右方から見た場合
の各ねじりコイルバネの正面図であり、(b)は、各ね
じりコイルバネが図13にて示す状態にあるときのワン
ウェイクラッチの状態を示すこのワンウェイクラッチの
正面図である。
【図15】図13の各電機子板に電流を流したときの各
ねじりコイルバネ、ステータ部及び各電機子板の状態を
示す斜視図である。
【図16】(a)は、図15にて図示右方から見た場合
の各ねじりコイルバネの正面図であり、(b)は、各ね
じりコイルバネが図15にて示す状態にあるときのワン
ウェイクラッチの状態を示すこのワンウェイクラッチの
正面図である。
【図17】図13の各電機子板に流した電流を停止した
ときの各ねじりコイルバネ、ステータ部及び各電機子板
の状態を示す斜視図である。
【図18】(a)は、図17にて図示右方から見た場合
の各ねじりコイルバネの正面図であり、(b)は、各ね
じりコイルバネが図17にて示す状態にあるときのワン
ウェイクラッチの状態を示すこのワンウェイクラッチの
正面図である。
【図19】上記第3実施形態の第1変形例の要部を示す
模式的側面図である。
【図20】上記第3実施形態の第2変形例の要部を示す
模式的側面図である。
【図21】上記第3実施形態の第3変形例を示す断面図
である。
【図22】図21の両ステータ部及び両電機子板の関係
を示す模式的斜視図である。
【図23】上記各実施形態にて述べたワンウェイクラッ
チの変形例を示す正面図である。
【図24】上記各実施形態にて述べたワンウェイクラッ
チの他の変形例を示す正面図である。
【図25】上記各実施形態にて述べたワンウェイクラッ
チの他の変形例を示す正面図である。
【図26】上記各実施形態にて述べたワンウェイクラッ
チの他の変形例を示す正面図である。
【図27】上記各実施形態にて述べたワンウェイクラッ
チの他の変形例を示す正面図である。
【符号の説明】
10、180…ハウジング、20…ステータ部、22乃
至25、262、272…電機子巻線、30、160、
210…出力軸、60a乃至60d、170a、170
b…磁極、70a、70b…コイルバネ、80、22
0、230、320乃至360…ワンウェイクラッチ、
120、130…ステータ極板、140…極間板、15
0…コイル、182a、183a…底壁、200、…ス
テータ部、200A、200B…永久磁石板、260、
260A、270、270A…電機子板、290、30
0、310…ねじりコイルバネ、R、Ra…ロータ、
S、Sa…ステータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂上 祐一 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 松井 啓仁 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 鬼丸 貞久 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静止部材(10)に固定されて出力軸
    (40)と同軸的に位置する電機子板(S)と、 前記静止部材に固定されたバネ手段(70a、70b)
    と、 前記電機子板と同軸的に位置し複数の磁極(60a乃至
    60d)を周方向に沿い有する永久磁石であって前記電
    機子板の電機子巻線(22乃至25)に流れる電流と前
    記各磁極との間の電磁力の反作用を受けて前記バネ手段
    に抗して一方向へ回転し、前記電機子巻線への電流の流
    入停止に伴い前記バネ手段の作用を受けて他方向へ回転
    する永久磁石(60)と、 前記出力軸に同軸的に設けられたワンウェイクラッチで
    あって前記永久磁石の一方向又は他方向への回転を、前
    記出力軸の一定方向回転を維持するように当該出力軸に
    伝達するワンウェイクラッチ(80、320乃至36
    0)とを備えた電動機。
  2. 【請求項2】 静止部材(10)に固定されて出力軸
    (40)と同軸的に位置し複数の磁極(60a乃至60
    d)を周方向に沿い有する永久磁石(60)と、 前記静止部材に固定されたバネ手段(70a、70b)
    と、 前記永久磁石と同軸的に位置する電機子板であってその
    電機子巻線(22乃至25)への流入電流と前記各磁極
    との間の電磁力の反作用を受けて前記バネ手段に抗して
    一方向へ回転し、前記流入電流の停止に伴い前記バネ手
    段の作用を受けて他方向へ回転する電機子板(S)と、 前記出力軸に同軸的に設けられたワンウェイクラッチで
    あって前記電機子板の一方向又は他方向への回転を、前
    記出力軸の一定方向回転を維持するように当該出力軸に
    伝達するワンウェイクラッチ(80、320乃至36
    0)とを備えた電動機。
  3. 【請求項3】 出力軸(160)と、この出力軸に同軸
    的に設けられたロータ部であって複数の磁極を有する永
    久磁石からなるロータ部(170)とを有するロータ
    (Ra)と、 前記ロータ部の外周面を介し対向する両対向部(12
    0、130)を有する長手状の磁性体(120、13
    0、140))と、この磁性体の中間部位に巻装された
    コイル(150)とを備えて、このコイルに電流を流さ
    ないとき、前記各対向部によりこれらに対向する前記ロ
    ータ部の各磁極を吸引してこのロータ部を一方向に回転
    させ、前記コイルへの電流の流入に応じて前記各対向部
    によりこれらに対向する前記ロータ部の各磁極を反発し
    てこのロータ部を他方向に回転させるステータ(Sa)
    と、 前記出力軸に同軸的に設けられたワンウェイクラッチで
    あって前記ロータ部の一方向又は他方向への回転を、前
    記出力軸の一定方向回転を維持するように当該出力軸に
    伝達するワンウェイクラッチ(80、320乃至36
    0)とを備えた電動機。
  4. 【請求項4】 出力軸(210)と同軸的に位置する電
    機子板(260、270)と、 静止部材(180)に固定されて前記電機子板の電機子
    巻線(262、272)と同軸的に位置し複数の磁極
    (202乃至206)を有する永久磁石であって前記電
    機子巻線に流れる電流と前記各磁極との間の電磁力によ
    りこの電機子板を一方向へ回転させる永久磁石(20
    0)と、 前記出力軸に同軸的に設けられたねじりコイルバネであ
    って前記電機子巻線への電流を停止したとき前記電機子
    板を他方向へ回転させるねじりコイルバネ(290、3
    00)と、 前記出力軸に同軸的に設けられたワンウェイクラッチで
    あって前記電機子板の一方向又は他方向への回転を、前
    記出力軸の一定方向回転を維持するように当該出力軸に
    伝達するワンウェイクラッチ(220、230、320
    乃至360)とを備えた電動機。
  5. 【請求項5】 出力軸(210)と同軸的に位置し複数
    の磁極(202乃至206)を有する永久磁石(20
    0)と、 静止部材(180)に固定されて前記永久磁石と同軸的
    に位置する電機子板であってその電機子巻線(262、
    272)への流入電流と前記各磁極との間の電磁力によ
    り前記永久磁石を一方向へ回転する電機子板(260、
    270)と、 前記出力軸に同軸的に設けられたねじりコイルバネであ
    って前記電機子巻線への電流を停止したとき前記永久磁
    石を他方向へ回転させるねじりコイルバネ(290、3
    00)と、 前記出力軸に同軸的に設けられたワンウェイクラッチで
    あって前記永久磁石の一方向又は他方向への回転を、前
    記出力軸の一定方向回転を維持するように当該出力軸に
    伝達するワンウェイクラッチ(220、230、320
    乃至360)とを備えた電動機。
  6. 【請求項6】 ハウジング(180)内に収容されてそ
    の軸方向両側部(182a、183a)の間で出力軸
    (210)と同軸的に位置する第1及び第2の電機子板
    (260、270)と、 前記軸方向両側部の一方と前記第1電機子板との間、及
    び前記第2電機子板と前記軸方向両側部の他方との間に
    てそれぞれ介装された第1及び第2のねじりコイルバネ
    であって互いに逆方向に巻かれた第1及び第2のねじり
    コイルバネ(290、300)と、 前記第1及び第2の電機子板の間にてこれらと同軸的に
    位置するように前記ハウジング内に固定された複数の磁
    極(202乃至206)を有する永久磁石であって前記
    第1及び第2の電機子板の各電機子巻線に流れる電流と
    前記各磁極との間の電磁力により前記第1及び第2のね
    じりコイルバネに抗して前記第1電機子板を一方向に回
    転し前記第2電機子板を他方向に回転する永久磁石(2
    00)とを備え、 前記第1及び第2のねじりコイルバネは、前記各電機子
    巻線への電流の流入を停止したとき、前記第1及び第2
    の電機子板をその各回転方向とは逆方向に回転し、 第1及び第2のワンウェイクラッチ(220、230、
    320乃至360)は、前記出力軸に同軸的に設けられ
    て、前記第1電機子板の一方向又は他方向への回転及び
    前記第2電機子板の他方向又は一方向への回転をそれぞ
    れ前記出力軸に伝達し、この出力軸の一定方向回転を維
    持するようにした電動機。
  7. 【請求項7】 ハウジング(180)内にてその軸方向
    両側部(182a、183a)の間で出力軸(210)
    と同軸的に位置しそれぞれ複数の磁極を有する第1及び
    第2の永久磁石(200A、200B)と、 前記軸方向両側部の一方と前記第1永久磁石との間及び
    前記第2永久磁石と前記軸方向両側部の他方との間にて
    それぞれ介装された第1及び第2のねじりコイルバネで
    あって互いに逆方向に巻かれた第1及び第2のねじりコ
    イルバネ(290、300)と、 前記第1及び第2の永久磁石の間にてこれらと同軸的に
    位置するように前記ハウジング内に固定された第1及び
    第2の電機子板であってその各電機子巻線に流れる電流
    と前記各磁極との間の電磁力により前記第1及び第2の
    ねじりコイルバネに抗して前記第1永久磁石を一方向に
    回転し前記第2永久磁石を他方向に回転する第1及び第
    2の電機子板(260A、270A)とを備え、 前記第1及び第2のねじりコイルバネは、前記各電機子
    巻線への電流の流入を停止したとき、前記第1及び第2
    の永久磁石をその各回転方向とは逆方向に回転し、 第1及び第2のワンウェイクラッチ(220、230、
    320乃至360)は、前記出力軸に同軸的に設けられ
    て、前記第1永久磁石の一方向又は他方向への回転及び
    前記第2永久磁石の他方向又は一方向への回転をそれぞ
    れ前記出力軸に伝達し、この出力軸の一定方向回転を維
    持するようにした電動機。
JP27910597A 1997-10-13 1997-10-13 電動機 Withdrawn JPH11122895A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27910597A JPH11122895A (ja) 1997-10-13 1997-10-13 電動機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27910597A JPH11122895A (ja) 1997-10-13 1997-10-13 電動機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11122895A true JPH11122895A (ja) 1999-04-30

Family

ID=17606495

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27910597A Withdrawn JPH11122895A (ja) 1997-10-13 1997-10-13 電動機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11122895A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100443067B1 (ko) * 2002-03-14 2004-08-04 첸 멘-옌 자기부상 전동모터
CN104038013A (zh) * 2014-07-03 2014-09-10 哈尔滨工业大学 三相三单元永磁式循轨摩擦振动执行器
CN104052230A (zh) * 2014-06-04 2014-09-17 叶洪源 一种基于共振的小型回转摆动电机

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100443067B1 (ko) * 2002-03-14 2004-08-04 첸 멘-옌 자기부상 전동모터
CN104052230A (zh) * 2014-06-04 2014-09-17 叶洪源 一种基于共振的小型回转摆动电机
CN104038013A (zh) * 2014-07-03 2014-09-10 哈尔滨工业大学 三相三单元永磁式循轨摩擦振动执行器
CN104038013B (zh) * 2014-07-03 2016-03-02 哈尔滨工业大学 三相三单元永磁式循轨摩擦振动执行器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7332842B2 (en) Fan motor
EP2497185B1 (en) Rotary single-phase electromagnetic actuator
US4345228A (en) Rotary actuator
KR100927484B1 (ko) 스텝핑 모터
US20020135242A1 (en) Electric motor utilizing convergence of magnetic flux
US20080224550A1 (en) Magnetic Motor
US20220278598A1 (en) Motor
US7626291B2 (en) Drive apparatus
KR101628595B1 (ko) 전자 클러치
US6935477B2 (en) Magnet type clutch device or magnet type fan clutch device
JPH07106051B2 (ja) アクチュエータ
WO2007111031A1 (ja) モータ及び駆動制御装置
IL273764A (en) Brushless motor generator
JP3415275B2 (ja) 電磁アクチュエータ
EP3327909B1 (en) Starter motor for straddle-type vehicle, engine starting device, and straddle-type vehicle
JP2025159917A (ja) モータ装置
JPH0640734B2 (ja) ステツプモ−タ
JP3737750B2 (ja) ハイブリッド磁石型直流機
JPH11308832A (ja) トルク発生装置
JP5891428B2 (ja) アクチュエータ装置
EP1076402A2 (en) A permanent magnet electric motor
JP2002034222A (ja) 磁束の収束現象を利用した電動機
JP2003333773A (ja) ブラシレスモータ
KR0164059B1 (ko) 차량용 로타리 액튜에이터
JPH0732577B2 (ja) 多位置制御用ロータリーアクチュエータ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050104