JPH11123284A - 人形頭髪 - Google Patents

人形頭髪

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JPH11123284A
JPH11123284A JP28870197A JP28870197A JPH11123284A JP H11123284 A JPH11123284 A JP H11123284A JP 28870197 A JP28870197 A JP 28870197A JP 28870197 A JP28870197 A JP 28870197A JP H11123284 A JPH11123284 A JP H11123284A
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JP
Japan
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hair
doll
fiber
knitted fabric
knitted
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JP28870197A
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English (en)
Inventor
Genichi Uemoto
元一 上本
Junichi Ito
順一 伊藤
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 嵩高で、規則的に曲折した美しい人形頭髪を
提供する。 【解決手段】 合成樹脂(例えば、塩化ビニリデン系樹
脂等)の繊維を、編み物に編み、必要により熱処理し
て、捲縮させ、該捲縮繊維を解いて、人形頭髪に適用す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人形の頭髪に用い
られる糸(繊維)に関し、特に、嵩張る人形頭髪に関す
る。
【0002】
【従来の技術】人形の頭髪を、好みの髪型に合わせてセ
ットする人形の玩具は従来よく知られている。これらの
人形頭髪は、いろいろありストレートの繊維や、捲縮繊
維を植毛したり、植毛後に髪型を拵(こしら)えたり、
遊びで自由に髪型を変えるなどできることが知られてい
る。頭髪に捲縮を付与する代表的な方法としては、マン
ドレルに繊維を巻いて加熱して得られた捲縮繊維(カー
リングされた糸)を機械で人形頭部に植毛して整髪する
方法や、加熱した2つのギヤーに繊維を通し捲縮した繊
維を用いる事が知られている。また特開平6−2878
01号公報のように、人形頭部に捲縮してない繊維を機
械で植毛した後、人形毛髪を加熱して捲縮して整髪する
方法が知られている。
【0003】しかしながら、上述等の従来技術では髪型
を嵩高にすることが困難なため、ヘアーデザインの種類
に制限があった。つまり、髪型が嵩高であり、規則正し
く捲縮されていて、カールリテンションの良い、美しい
髪型をデザインすることは困難とされていた。例えば、
上述のマンドレルに巻いて加熱して得た捲縮繊維を植毛
した人形頭髪では、図8に示したように螺旋状にカール
しているため、自重で垂れ下がったり、いびつになるの
で、カールリテンションの良い髪型が望めず、どちらか
といえば頭にへばりつく髪型になり、アフロヘアーやカ
ーリーヘアー等のような嵩高で特徴的なヘアーデザイン
が出来ない問題があった。また、特開平6−28780
1号公報のように、植毛後に熱で捲縮させて拵える人形
頭髪は、どうしても捲縮が不規則になるので、規則的な
美しいヘアーデザインが出来ない問題があった。
【0004】一方、別の問題として、螺旋形状の捲縮繊
維は、特に絡み易いので、それが機械植毛の時の絡まり
切れの原因になり、頻繁に発生して、生産性を著しく低
下させてしまい、又、植毛後に熱で捲縮させる方法も、
人形メーカーに余分な煩わしい工程を負担させるといっ
た問題点を有していた。加熱した2つのかみ合うギヤー
に繊維を通し捲縮する方法では、繊維を傷つけたり、接
触具合により捲縮が不均一になったり、一旦袋に補集
(袋取り)した後の絡まりによる植毛不良が起こりやす
い点から、工業的には、適さないという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
問題を解決し、嵩高で特徴的な髪型や、規則的で美しい
髪型の人形頭髪を提供することを主目的とし、さらに、
植毛時の絡まり切れのない優れた人形頭髪を提供するこ
とを副目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を達成するために鋭意検討した結果、本発明をなすに至
った。すなわち、本発明は下記の通りである。 1)編み物の解かれた繊維からなる人形頭髪。 2)編み物が、実質平面状に編まれた編み物である上記
1記載の人形頭髪。 3)編み物が、熱処理された編み物である上記1又は2
記載の人形頭髪。 4)編み物が、合成樹脂の繊維からなる編み物である上
記1〜3のいずれかに記載の人形頭髪。 5)編み物が、塩化ビニリデン系樹脂の繊維からなる編
み物である上記1〜4のいずれかに記載の人形頭髪。 6)繊維を編み物にした後、該編み物の繊維を解いて人
形の頭髪を拵える方法。
【0007】以下、本発明につき詳細に説明する。本発
明が従来技術と最も相違するところは、従来技術が螺旋
カール状髪型や不規則状髪型などの実質3次元構造の捲
縮繊維を用いるのに対し、本発明は、編み物の解かれた
繊維を用いること、好ましくは、規則性の実質平面状に
交互に曲折する2次元構造の捲縮繊維を用いることであ
る。上記従来技術と相違するところの本発明の構成要件
にもとづく効果は、嵩高で規則性を有する美しい頭髪を
形成することである。
【0008】まず、本発明の編み物の解いた繊維の効果
について説明する。図1は、本発明に使用する編み物の
一例の部分図で、一般に知られている編み物である。そ
の代表例には、平編み、メリヤス編み等が挙げられる。
これらの編み物は繊維を機械や手道具などで編むことで
得られるが、連続した糸状の繊維でつくられる編み物な
ら、例えば平編みA、ゴム編みB、ガーター編みC等ど
の様な方法でも採用できる。この編み物からは、例えば
図2に示すような、規則性の優れた形状の捲縮繊維が得
られるのである。さらにこの繊維には、実質平面的な蛇
行形状の捲縮がかかるものであり、図3に示したような
従来技術のカーリングされた繊維のような螺旋状のカー
ルとは形状的に明確に異なるのである。
【0009】そのため、本発明の如く、編み物を解いた
繊維を人形頭髪に用いたものは、絡みにくい性質を有
し、髪の嵩が大きくできるのと、その分、髪の量を少な
くできるなどの効果がある。またカーリング繊維(螺旋
カール状の捲縮繊維)では出来なかった新しい髪型、例
えば図7に示すアフロヘアー、カーリーヘアー等のよう
な人形頭髪として新しいデザインの美しい髪型ができる
ようになった。
【0010】さらにこの人形頭髪は、機械植毛する工程
で、編み物から繊維を直接植毛(解きながら植毛)する
という画期的な方法が採用できるので、図4に示した従
来のカーリング工程のような捲縮された繊維が袋詰めさ
れたときに、繊維同士絡まってしまうという問題や、図
5の植毛工程で袋の中に詰め込んで絡まった繊維が高速
で引っ張り出される時に切れるという問題が全く無くな
り、そのため生産性が向上するなど、従来技術で出来な
かった優れた効果が発揮されるのである。さらにカーリ
ング繊維の絡まり切れを減らすために従来努力してきた
絡まりにくくする配慮、即ち、図4のようなカーリング
させた繊維の袋充填と保管管理の配慮が全くいらなくな
った利点も認められている。
【0011】次に、本発明に使用する編み物について述
べる。ここでいう編み物とは、平編み、ゴム編み、ガー
ター編みなど一般的に知られている編み物で、連続した
糸状の繊維を供給して編まれる編み物ならどの編み物で
も使用出来る。もちろん単純に1段に編まれたものでも
よい。これらは機械や手道具で編まれたもの等いずれも
支障ないが、機械で編まれたものは、量産性と規則性に
優れるのでより好ましい。編み物から解かれた繊維は、
編んだことによる編み癖(捲縮)が規則性のある、実質
平面状に交互に曲折する2次元構造の形状を呈するもの
が好ましい。
【0012】本発明でいう熱処理された編み物におい
て、熱処理とは、編み物の繊維に熱をを与えて捲縮を加
速するために行うものであり、編んですぐに捲縮をかけ
たい場合や、より強固な捲縮繊維を得たい場合などに利
用するもので、熱処理された編み物はより好ましいので
ある。熱処理は、繊維の種類、デニール、形状により異
なるが、乾熱または湿熱で約60℃〜200℃の温度範
囲では1〜30分の処理時間が適している。さらに、塩
化ビニリデン系繊維(1000デニールのマルチ糸)の
場合は、好ましくは80℃〜100℃の温度範囲で約1
0分程度がより好ましい。熱処理は真空室で加熱する事
も可能である。
【0013】本発明において、捲縮繊維は、公知の繊維
なら使用でき、特に限定はない。合成樹脂の繊維(以
下、合成繊維ともいう)は、太さが均一で強度があり加
工し易いのでより好ましい。合成繊維の代表的なものに
は、ポリ塩化ビニリデン系、ポリ塩化ビニル系、ポリア
ミド系、ポリアクリロニトリル系、ポリエステル系、ポ
リプロピレン系、ポリエチレン系繊維などが挙げられ
る。また、繊維の断面形状は、丸、三角形、多角形、Y
字形、星形、扁平形状、屈曲又は湾曲した扁平形状、中
空形状などが挙げられる。また、これらの異形単糸を合
わせたマルチ糸、不定形のマルチ糸でも構わない。
【0014】本発明において、塩化ビニリデン系樹脂の
繊維は、人毛に近い光沢と風合いを有し、美しい髪型に
適しており、合成繊維の中でさらにより最も好ましいも
のである。本発明で言う塩化ビニリデン系樹脂とは、塩
化ビニリデン成分を含有する樹脂をいい、特に限定され
ないが、例えば、塩化ビニリデン成分を含有する共重合
樹脂のみからなるものと、塩化ビニリデン成分を含有す
る共重合樹脂(基材樹脂と言う)と、他の樹脂とをブレ
ンドした混合樹脂等であるものがある。ここでいう、塩
化ビニリデン成分を有する樹脂としては、塩化ビニリデ
ン成分が70重量%以上とこれに共重合可能な塩化ビニ
ル、アクリル、メタアクリル等の単量体成分30%以下
との共重合体がより好ましい。また混合樹脂の場合に
は、基材樹脂の割合は基材樹脂の性質を損なわない範囲
で選択可能である。
【0015】本発明の人形頭髪の作り方は、繊維を機械
等で所望の編み物に編み上げた後、図6のように編み目
の糸口から繊維を引出し、植毛機械に誘導し、編み物を
解きながら人形の頭髪に植毛していくのである。この場
合筒状に編まれた編み物(丸編み)は、回転解きができ
るので、往復解きよりスムーズに解ける利点があるの
で、より好ましい。編み方は、特に限定されるものでは
なく、拵える髪型にあわせて繊維とともに適宜選択され
る。
【0016】本発明では、編み物を一旦解いて繊維状と
したものを植毛しても差し支えない。また、一方では編
みながら他の一方では該編み物を解いて植毛するような
連続的におこなうやり方はより好ましい。本発明に使用
する繊維の形態は、通常、人形の頭髪に使用されるもの
であればよく、特に限定はないが、例えば、モノフィラ
メント、マルチフィラメントなどが挙げられる。
【0017】また、繊維の繊度は、一般に人形の頭髪に
用いられている繊維の繊度であればよく、特に限定はな
いが、単糸繊度が約10〜100デニール、総繊度が約
200〜2000デニール程度が好ましく使用される。
マルチフィラメントの束数は、繊維の種類による異な
り、特に限定はないが、例えば、塩化ビニリデン系であ
れば5〜30フィラメント、アクリロニトリル−塩化ビ
ニル系の湿式紡糸では20〜40フィラメント程度がよ
く使われる。本発明において、編み物に捲縮を助長する
ための薬剤、例えば、接着剤などや、繊維を着色するた
めの薬剤を塗布(或いは噴霧)してもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例に基づき、
詳しく説明する。なお、本発明で用いる評価方法は下記
の通りである。 《嵩高性》各20個の人形頭髪をブラシで10回まんべ
んなく、櫛通しした後、図9に示す頭髪高さh(mm)
と頭髪横幅d(mm)とをノギスで測定し、下記の式に
基づいて嵩高度を求めた。 嵩高度V=d×h/植毛長 ここで言う植毛長とは、植毛された捲縮繊維1本を直線
にのばした時の距離をいう。 (評価基準) ◎:V=30以上:人形頭髪としては、特に嵩高性が優
れている。 :V=25以上30未満:人形頭髪としては、嵩高性が
優れている。 △:V=15以上25未満:人形頭髪としては、嵩高性
はやや良い。。 ×:V=15未満:人形頭髪としては、特に嵩高性がよ
いとはいえない。
【0019】《規則性》植毛前の捲縮繊維を採取し、捲
縮の間隔をノギスで連続して100点測定し、下記の式
により変動係数cを求めた。 変動係数c=標準偏差/平均値×100 (評価基準) ◎:c=2未満:人形頭髪としては、特に規則性が優れ
ている。 :c=2以上5未満:人形頭髪としては、規則性が優れ
ている。 △:c=5以上10未満:人形頭髪としては、規則性が
ある。 ×:c=10以上:人形頭髪としては、規則性がよいと
はいえない。 《美しさ》人形頭髪の美観に影響する要素として、いび
つな毛の偏り、捲縮の垂れ下がり等があるが、人形ヘア
ーデザインの専門家5名の外観検査を行い、以下の評価
基準に基づいて各10個の人形を無作為に抽出し評価し
た。かかる評価は、比較例1で得られた捲縮ファイバー
の触感と比較して行った。
【0020】(評価基準) 比較例1の捲縮ファイバーと比較して、いびつな毛
の偏りがなく、捲縮の垂れ下がり等が殆どない。(3
点) 比較例1の捲縮ファイバーと比較して、同等に多少
の毛の偏りが見られ、捲縮の垂れ下がりが多数みられ
た。(2点) 比較例1の捲縮ファイバーと比較して、毛の偏りが
ひどく、捲縮の垂れ下がりがひどく頭にへばりついてい
る様な外見となる。(1点) なお、表1中に示された評価は、専門家5名の評価の合
計点を求め、以下の◎〜×の評価基準に基づいて行われ
たものである。 (評価基準) ◎:14〜15点:人形頭髪としては、特に美観に優れ
ている。 ○:11〜13点:人形頭髪としては、美観に優れてい
る。 △:8〜10点:人形頭髪としての美観は、普通であ
る。 ×:5〜7点:人形頭髪としては、不適当である。
【0021】《植毛適性》人形ヘッド100個あたり
の、植毛時の糸の絡まりによる糸切れ発生率(%)。 (評価基準) ◎:糸切れ発生率1%未満:植毛適性としては、画期的
に優れている。 :糸切れ発生率1%以上5%未満:植毛適性としては、
優れている。 △:糸切れ発生率5%以上20%未満:植毛適性として
は、普通である。 ×:糸切れ発生率20%以上:植毛適性としては、実用
化出来ない程悪い。
【0022】
【実施例1】塩化ビニリデン83重量%及び塩化ビニル
17重量%からなる塩化ビニリデン系共重合樹脂を溶融
押出して紡出し、単糸繊度50デニールが20フィラメ
ント集まった1000デニールのマルチ繊維を得た。こ
の繊維を丸編み機により、1つの編み目が3mmピッチ
で7mm巾のからなる図1のAのような平編みで、かつ
最終形状が円筒状になる編み物を得た。
【0023】このようにして得られた編み物を用い、図
6の様に直接編み物から解かれた捲縮繊維を人形用植毛
ミシンで人形ヘッドに植毛して図7でD、Eに示す髪型
の人形頭髪を拵えた。これらを評価した結果を表1に示
す。その結果、今までにない嵩高性のある特徴的な風合
い有する美しい人形頭髪が出来た。
【0024】
【実施例2】実施例1と同様にして得られた編み物を、
真空乾燥機で90℃で10分真空加熱処理を行った。こ
のようにして得られた編み物を用い、図6の様に直接編
み物から解かれた捲縮繊維を人形用植毛ミシンで人形ヘ
ッドに植毛して図7でD、Eに示す髪型の人形頭髪を拵
えた。これらを評価した結果を表1に示す。その結果、
今までにない嵩高性のある規則性に優れた特徴的な風合
い有する非常に美しい人形頭髪が出来た。
【0025】
【実施例3】アクリロニトリル45重量%、塩化ビニル
54重量%及びメタクリルスルホン酸ナトリウム1重量
%からなるアクリロニトリル系共重合体をアセトンに溶
解して紡糸原液とし紡出し、乾燥、延伸工程を経て、単
糸繊度20デニールが36フィラメント集まったマルチ
繊維を得た。この繊維を用い、実施例1と同様に編み、
実施例2と同様に熱処理した編み物をえた。このように
して得られた編み物を用い、図6の様に直接編み物から
解かれた捲縮繊維を人形用植毛ミシンで人形ヘッドに植
毛して図7でD、Eに示す髪型の人形頭髪を拵えた。こ
れらを評価した結果を表1に示す。その結果、今までに
ない嵩高性のある規則性の優れた特徴的な風合い有する
非常に美しい人形頭髪が出来た。
【0026】
【比較例1】実施例1と同様にして得られた1000デ
ニールの塩化ビニリデン系のマルチ繊維を、図4の様に
カーリングマシンでマンドレルに繊維を巻き付け、12
0℃に繊維を加熱し、1つの捲縮が直径5mmの螺旋状
の捲縮繊維をえると同時に、ポリエチレン製の袋につめ
た。このようにして得られた捲縮繊維を実施例1と同様
にして人形ヘッドに植毛した。その結果、出来た人形頭
髪は、図8に示す様なものであり、図7の様なアフロヘ
アーと呼ぶにはほど遠い、嵩高性のない垂れ下がった感
じのものであった。表1にその結果を示した。
【0027】
【比較例2】実施例1と同様にして得られた1000デ
ニールの塩化ビニリデン系のマルチ繊維を、内蔵のヒー
ターで90℃に加熱された1ピッチの巾が3mmで山の
高さが5mmの2つのかみ合うギヤーに線速100m/
分の速度で連続してファイバーを通してえられた捲縮繊
維をポリエチレン製の袋につめた。このようにして得ら
れた捲縮繊維を実施例1と同様にして人形ヘッドに植毛
した。その結果、出来た人形頭髪は、比較例1のものに
比べると、多少嵩高性のある特徴的ではあるヘアーであ
ったが、美観的には実施例のいずれにも劣り、いびつな
ものであった。また、植毛時に糸の絡まりによる切れが
多発し、植毛性は実用化できるレベルではなかった。表
1にその結果を示した。
【0028】
【表1】
【0029】
【発明の効果】本発明の人形頭髪は、繊維を編み物にし
て、それを解いて得られた捲縮繊維を用いることによっ
て、これまで出来なかった嵩高の美しい髪型の新デザイ
ンができると共に、植毛時の絡まり切れ等がないという
優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の編み物の一例の部分図である。
【図2】本発明の頭髪に用いる捲縮繊維の一例の概略図
である。
【図3】従来技術の頭髪に用いる捲縮繊維の一例の概略
図である。
【図4】従来のカーリング工程の概略図である。
【図5】従来の人形頭髪の植毛工程の概略図である。
【図6】本発明の人形頭髪の植毛工程の一例の概略図で
ある。
【図7】本発明の人形頭髪の代表例の概略図である。
【図8】従来の人形頭髪の代表例の概略図である。
【図9】人形毛髪の嵩高度を求める方法の説明図であ
る。
【符号の説明】
A 平編に編まれた繊維 B ゴム編みに編まれた繊維 C ガーター編に編まれた繊維 D 本発明によるアフロヘアー人形頭髪前面 E 本発明によるアフロヘアー人形頭髪側面 F 本発明によるカーリーヘアー人形頭髪前面 G 本発明によるカーリーヘアー人形頭髪側面 H 従来の捲縮ヘアー人形頭髪前面 I 従来の捲縮ヘアー人形頭髪側面 1 樹脂製袋 2 螺旋状に捲縮された繊維 3 マンドレル 4 加熱ヒーター 5 カーリングマシンヘッド 6 パイプ糸道 7 ボビンに巻かれた繊維 8 植毛ミシン本体 9 人形ヘッド 10 ミシン針 11 回転パイプ糸道 12 従来の捲縮繊維を植毛された人形頭髪 13 捲縮繊維が詰められた樹脂製袋 14 従来の螺旋状捲縮繊維 15 本発明による捲縮繊維を植毛された人形頭髪 16 丸編みに編まれた繊維 17 本発明による捲縮繊維

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 編み物の解かれた繊維からなる人形頭
    髪。
  2. 【請求項2】 編み物が、実質平面状に編まれた編み物
    である請求項1記載の人形頭髪。
  3. 【請求項3】 編み物が、熱処理された編み物である請
    求項1または2に記載の人形頭髪。
  4. 【請求項4】 編み物が、合成樹脂の繊維からなる編み
    物である請求項1〜3のいずれかに記載の人形頭髪。
  5. 【請求項5】 編み物が、塩化ビニリデン系樹脂の繊維
    からなる編み物である請求項1〜4のいずれかに記載の
    人形頭髪。
  6. 【請求項6】 繊維を編み物にした後、該編み物の繊維
    を解いて人形の頭髪を拵える方法。
JP28870197A 1997-10-21 1997-10-21 人形頭髪 Pending JPH11123284A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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