JPH11123732A - セルローストリアセテートフィルムの製造方法 - Google Patents
セルローストリアセテートフィルムの製造方法Info
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- JPH11123732A JPH11123732A JP29254897A JP29254897A JPH11123732A JP H11123732 A JPH11123732 A JP H11123732A JP 29254897 A JP29254897 A JP 29254897A JP 29254897 A JP29254897 A JP 29254897A JP H11123732 A JPH11123732 A JP H11123732A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 溶液流延製膜法が高速化されるに従い、急激
な乾燥が行われるようになり、平面性、塗布性や機械的
性質が低下し易く、好ましいセルローストリアセテート
フィルムが得にくかった。 【解決手段】 乾燥ウエブに対する溶媒含有率が300
重量%以上を有するドープを用いてセルローストリアセ
テートフィルムを溶液流延製膜法により作製するにあた
り、ウエブを、流延部の支持体上で、或いは剥離後の乾
燥部の乾燥領域で、該溶媒含有率を1分あたり300重
量%以下の速度で減少させることを特徴とするセルロー
ストリアセテートフィルムの製造方法。
な乾燥が行われるようになり、平面性、塗布性や機械的
性質が低下し易く、好ましいセルローストリアセテート
フィルムが得にくかった。 【解決手段】 乾燥ウエブに対する溶媒含有率が300
重量%以上を有するドープを用いてセルローストリアセ
テートフィルムを溶液流延製膜法により作製するにあた
り、ウエブを、流延部の支持体上で、或いは剥離後の乾
燥部の乾燥領域で、該溶媒含有率を1分あたり300重
量%以下の速度で減少させることを特徴とするセルロー
ストリアセテートフィルムの製造方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はハロゲン化銀写真感
光材料或いは液晶画像表示装置に有用なセルローストリ
アセテートフィルムの製造方法に関する。
光材料或いは液晶画像表示装置に有用なセルローストリ
アセテートフィルムの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】セルローストリアセテートフィルムは、
ハロゲン化銀写真感光材料や液晶画像表示装置の偏光板
用保護膜に用いられており、一般に溶液流延製膜法によ
り製造されている。この溶液流延製膜法を図1〜図3で
説明すると、セルローストリアセテートに対する良溶
媒、例えばメチレンクロライドとセルローストリアセテ
ートに対する貧溶媒、例えばメタノール、エタノール、
ブタノール或いはシクロヘキサンを加えた混合溶媒に、
セルローストリアセテート及び可塑剤を溶解したドープ
を、時間あたり一定量のドープを送り出す精密ギヤポン
プ等によりダイス2から連続的に回転するエンドレスの
支持体3上に均一に流延し、支持体3上で溶媒を蒸発さ
せ、ドープが固化した後ウエブ1を支持体3から剥離点
4で剥離し、ロール群6によって引き回しながら乾燥す
る乾燥装置5を、或いはテンター8を通して乾燥させ、
セルローストリアセテートフィルムを得るものである。
ハロゲン化銀写真感光材料や液晶画像表示装置の偏光板
用保護膜に用いられており、一般に溶液流延製膜法によ
り製造されている。この溶液流延製膜法を図1〜図3で
説明すると、セルローストリアセテートに対する良溶
媒、例えばメチレンクロライドとセルローストリアセテ
ートに対する貧溶媒、例えばメタノール、エタノール、
ブタノール或いはシクロヘキサンを加えた混合溶媒に、
セルローストリアセテート及び可塑剤を溶解したドープ
を、時間あたり一定量のドープを送り出す精密ギヤポン
プ等によりダイス2から連続的に回転するエンドレスの
支持体3上に均一に流延し、支持体3上で溶媒を蒸発さ
せ、ドープが固化した後ウエブ1を支持体3から剥離点
4で剥離し、ロール群6によって引き回しながら乾燥す
る乾燥装置5を、或いはテンター8を通して乾燥させ、
セルローストリアセテートフィルムを得るものである。
【0003】図4は図2と同様な溶液流延製膜装置の概
略断面図であるが、用途がハロゲン化銀写真感光材料の
場合には、下引装置9が設置されているのが一般的であ
る。10は下引塗布機、11は下引乾燥装置である。
略断面図であるが、用途がハロゲン化銀写真感光材料の
場合には、下引装置9が設置されているのが一般的であ
る。10は下引塗布機、11は下引乾燥装置である。
【0004】セルローストリアセテートフィルムを溶液
流延製膜法により作製するにあたり、製膜速度を向上さ
せるため種々の技術が用いられて来た。例えば、支持体
上でのドープの固化を早める方法としては、ドープ中に
貧溶媒を含有させることによって流延後固化させるも
の、複数のダイスから分割して流延する重層流延法、或
いは支持体の表面温度を10℃以下にして固化するもの
とがある。貧溶媒を用いる方法は、セルローストリアセ
テートの良溶媒の他に良溶媒よりも沸点の高い貧溶媒を
混合使用することによって、溶媒の蒸発に伴い貧溶媒の
比率が高まりドープが固化する。2台以上のダイスから
重層流延することによって製膜速度を増す方法もある。
図7は重層流延方式の1例を示した図であるが、この
2′が2台目のダイスである。重層流延法は最終フィル
ムの膜厚の例えば半分づつ(膜厚比は任意である)をそ
れぞれのダイスから流延し、最初のウエブの厚さを薄く
することによって剥離を早める方法である(特公昭60
−27562号公報)。またもう一つの方法は表面温度
を10℃以下に保った支持体上にドープを流延すること
により温度を下げることによって、固化する性質を利用
したものである(特開昭62−37113号、同62−
64514号、同62−115035号等公報)。これ
らの方法は、ウエブを支持体から比較的溶媒含有率が高
い状態で剥離出来、剥離後、両面から溶媒を多く含んだ
状態で乾燥出来るので、更に乾燥効率がよく製膜に要す
る時間を大幅に短縮出来る。
流延製膜法により作製するにあたり、製膜速度を向上さ
せるため種々の技術が用いられて来た。例えば、支持体
上でのドープの固化を早める方法としては、ドープ中に
貧溶媒を含有させることによって流延後固化させるも
の、複数のダイスから分割して流延する重層流延法、或
いは支持体の表面温度を10℃以下にして固化するもの
とがある。貧溶媒を用いる方法は、セルローストリアセ
テートの良溶媒の他に良溶媒よりも沸点の高い貧溶媒を
混合使用することによって、溶媒の蒸発に伴い貧溶媒の
比率が高まりドープが固化する。2台以上のダイスから
重層流延することによって製膜速度を増す方法もある。
図7は重層流延方式の1例を示した図であるが、この
2′が2台目のダイスである。重層流延法は最終フィル
ムの膜厚の例えば半分づつ(膜厚比は任意である)をそ
れぞれのダイスから流延し、最初のウエブの厚さを薄く
することによって剥離を早める方法である(特公昭60
−27562号公報)。またもう一つの方法は表面温度
を10℃以下に保った支持体上にドープを流延すること
により温度を下げることによって、固化する性質を利用
したものである(特開昭62−37113号、同62−
64514号、同62−115035号等公報)。これ
らの方法は、ウエブを支持体から比較的溶媒含有率が高
い状態で剥離出来、剥離後、両面から溶媒を多く含んだ
状態で乾燥出来るので、更に乾燥効率がよく製膜に要す
る時間を大幅に短縮出来る。
【0005】しかし、これらの方法では、剥離後ウエブ
が急激に乾燥され、表面性や機械的性質の低下などがあ
り、好ましいセルローストリアセテートフィルムが得に
くかった。
が急激に乾燥され、表面性や機械的性質の低下などがあ
り、好ましいセルローストリアセテートフィルムが得に
くかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
セルローストリアセテートフィルムの製造方法では、平
面性及び機械的性質とフィルムの製造速度とを同時に満
足することが出来なかった。
セルローストリアセテートフィルムの製造方法では、平
面性及び機械的性質とフィルムの製造速度とを同時に満
足することが出来なかった。
【0007】本発明は、以上の問題点を解決し、フィル
ムの製造速度が早い場合であっても、熱履歴(乾燥履
歴)をコントロールすることによって、平面性や機械的
性質が良好なセルローストリアセテートフィルムの製造
方法を提供することを目的とする。
ムの製造速度が早い場合であっても、熱履歴(乾燥履
歴)をコントロールすることによって、平面性や機械的
性質が良好なセルローストリアセテートフィルムの製造
方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するためにセルローストリアセテートフィルムの
平面性及び機械的性質とを乾燥条件との関係(好ましい
熱履歴)を見いだし、本発明を完成させたものである。
を達成するためにセルローストリアセテートフィルムの
平面性及び機械的性質とを乾燥条件との関係(好ましい
熱履歴)を見いだし、本発明を完成させたものである。
【0009】本発明は下記(1)乃至(5)の構成によ
り達成された。
り達成された。
【0010】(1) 乾燥ウエブに対する溶媒含有率が
300重量%以上を有するドープを用いてセルロースト
リアセテートフィルムを溶液流延製膜法により作製する
にあたり、ウエブを、流延部の支持体上で、或いは剥離
後の乾燥部の乾燥領域で、該溶媒含有率を1分あたり3
00重量%以下の速度で減少させることを特徴とするセ
ルローストリアセテートフィルムの製造方法。
300重量%以上を有するドープを用いてセルロースト
リアセテートフィルムを溶液流延製膜法により作製する
にあたり、ウエブを、流延部の支持体上で、或いは剥離
後の乾燥部の乾燥領域で、該溶媒含有率を1分あたり3
00重量%以下の速度で減少させることを特徴とするセ
ルローストリアセテートフィルムの製造方法。
【0011】(2) 前記溶媒含有率が20重量%以上
120重量%以下で前記支持体から剥離することを特徴
とする(1)に記載のセルローストリアセテートフィル
ムの製造方法。
120重量%以下で前記支持体から剥離することを特徴
とする(1)に記載のセルローストリアセテートフィル
ムの製造方法。
【0012】(3) 流延直後から1分間での前記溶媒
含有率の減少量を300重量%以下とすることを特徴と
する(1)又は(2)に記載のセルローストリアセテー
トフィルムの製造方法。
含有率の減少量を300重量%以下とすることを特徴と
する(1)又は(2)に記載のセルローストリアセテー
トフィルムの製造方法。
【0013】(4) ウエブの下記各乾燥ウエブに対す
る溶媒含有率A(重量%)の領域において、各ウエブの
表面温度T(℃)が溶媒含有率A(重量%)及び使用溶
媒の沸点Tbp(℃)とで示される下記の関係になるよ
うに加熱し、各溶媒含有率領域での各溶媒含有量の80
重量%以上を減少させることを特徴とする(1)乃至
(3)の何れかに記載のセルローストリアセテートフィ
ルムの製造方法。
る溶媒含有率A(重量%)の領域において、各ウエブの
表面温度T(℃)が溶媒含有率A(重量%)及び使用溶
媒の沸点Tbp(℃)とで示される下記の関係になるよ
うに加熱し、各溶媒含有率領域での各溶媒含有量の80
重量%以上を減少させることを特徴とする(1)乃至
(3)の何れかに記載のセルローストリアセテートフィ
ルムの製造方法。
【0014】50<A≦100の領域で、T≦−0.5
A+Tbp+95 0<A≦50の領域で、T≦−2A+Tbp+170 (5) 前記ドープの主溶媒としてメチレンクロライド
を50重量%以上を含む有機溶媒を用いることを特徴と
する(1)乃至(4)の何れかに記載のセルローストリ
アセテートフィルムの製造方法。
A+Tbp+95 0<A≦50の領域で、T≦−2A+Tbp+170 (5) 前記ドープの主溶媒としてメチレンクロライド
を50重量%以上を含む有機溶媒を用いることを特徴と
する(1)乃至(4)の何れかに記載のセルローストリ
アセテートフィルムの製造方法。
【0015】ここで、沸点は1気圧下での値であって、
混合溶媒の場合には、ドープ調製段階での溶媒の組成に
対応する沸点である。
混合溶媒の場合には、ドープ調製段階での溶媒の組成に
対応する沸点である。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明を詳述する。
【0017】第1の本発明は(図1〜図3で説明する
と)乾燥ウエブに対する溶媒含有率(以下、単に溶媒含
有率とする)が300重量%以上を有するドープを用い
てダイス2から流延部の支持体3上に流延し、ウエブ1
を、流延部の支持体3上で乾燥させる際、或いは剥離点
4で剥離後の乾燥装置5又はテンター8で乾燥させる
際、又は支持体3上とそれに続く乾燥部(つまり乾燥装
置5或いはテンター8)を通して乾燥させる際、ウエブ
1の溶媒含有率を1分あたり300重量%以下の速度で
減少させることにより、従来の急激な乾燥による平面性
の乱れもなく、平面性の優れまた機械的性質についても
強いセルローストリアセテートフィルムを製造する方法
である。
と)乾燥ウエブに対する溶媒含有率(以下、単に溶媒含
有率とする)が300重量%以上を有するドープを用い
てダイス2から流延部の支持体3上に流延し、ウエブ1
を、流延部の支持体3上で乾燥させる際、或いは剥離点
4で剥離後の乾燥装置5又はテンター8で乾燥させる
際、又は支持体3上とそれに続く乾燥部(つまり乾燥装
置5或いはテンター8)を通して乾燥させる際、ウエブ
1の溶媒含有率を1分あたり300重量%以下の速度で
減少させることにより、従来の急激な乾燥による平面性
の乱れもなく、平面性の優れまた機械的性質についても
強いセルローストリアセテートフィルムを製造する方法
である。
【0018】第2の本発明は、前記乾燥過程中或いは後
において、100≧A>50及び50≧A>0の二
つの連続的な溶媒含有率領域段階で、それぞれのウエブ
の表面温度Tが、の溶媒含有率領域では、T≦−0.
5A+Tbp+95なる関係、またではT≦−2A+
Tbp+170なる関係になるように、それぞれの段階
で加熱し、しかもそれぞれの領域での溶媒量の80重量
%以上を減少させるような、熱履歴でウエブを乾燥する
ことにより、平面性に優れ、機械的性質の強いセルロー
ストリアセテートフィルムを製造出来ることを見いだし
たのである。
において、100≧A>50及び50≧A>0の二
つの連続的な溶媒含有率領域段階で、それぞれのウエブ
の表面温度Tが、の溶媒含有率領域では、T≦−0.
5A+Tbp+95なる関係、またではT≦−2A+
Tbp+170なる関係になるように、それぞれの段階
で加熱し、しかもそれぞれの領域での溶媒量の80重量
%以上を減少させるような、熱履歴でウエブを乾燥する
ことにより、平面性に優れ、機械的性質の強いセルロー
ストリアセテートフィルムを製造出来ることを見いだし
たのである。
【0019】なお、本発明は第1の発明を満足すること
が必須な要件である。
が必須な要件である。
【0020】本発明で用いるドープとは、セルロースト
リアセテートを良溶媒及び貧溶媒の混合溶媒に溶解した
セルローストリアセテート溶液のことをいい、ドープを
流延後支持体上で固化したり、乾燥したりして形成した
しっかりしたドープ膜をウエブと呼ぶことにする。ウエ
ブが乾燥してフィルムとなって行き、ウエブ中の溶媒含
有量がかなり少なくなったころからフィルムと呼んでよ
い。ただしウエブとフィルムの明確な境界は明らかでは
なく、本発明でも明確には区別していないことを断って
おく。
リアセテートを良溶媒及び貧溶媒の混合溶媒に溶解した
セルローストリアセテート溶液のことをいい、ドープを
流延後支持体上で固化したり、乾燥したりして形成した
しっかりしたドープ膜をウエブと呼ぶことにする。ウエ
ブが乾燥してフィルムとなって行き、ウエブ中の溶媒含
有量がかなり少なくなったころからフィルムと呼んでよ
い。ただしウエブとフィルムの明確な境界は明らかでは
なく、本発明でも明確には区別していないことを断って
おく。
【0021】なお、本発明で用いる溶媒含有率(重量
%)は任意の測定点においてサンプリングしたウエブを
秤量瓶に入れてウエブ重量A(g)を秤量し、後にウエ
ブ試料を115℃で1時間加熱後、水分を吸着しないよ
うに室温まで冷却し、秤量瓶の重量を計り、乾燥ウエブ
の重量B(g)と、下記の式に従って計算される。
%)は任意の測定点においてサンプリングしたウエブを
秤量瓶に入れてウエブ重量A(g)を秤量し、後にウエ
ブ試料を115℃で1時間加熱後、水分を吸着しないよ
うに室温まで冷却し、秤量瓶の重量を計り、乾燥ウエブ
の重量B(g)と、下記の式に従って計算される。
【0022】 溶媒含有率(重量%)={(A−B)/B}×100 本発明のウエブの表面とは、支持体の上にドープ膜とし
て、或いは剥離後両面が空気或いは他の乾燥ガスに曝さ
れているウエブの面をいう。乾燥風の乾燥ガスは空気の
他に窒素ガス、炭酸ガスなどで、溶媒を蒸発し得る気体
ならば前記以外に制限はない。
て、或いは剥離後両面が空気或いは他の乾燥ガスに曝さ
れているウエブの面をいう。乾燥風の乾燥ガスは空気の
他に窒素ガス、炭酸ガスなどで、溶媒を蒸発し得る気体
ならば前記以外に制限はない。
【0023】本発明の溶液流延製膜法は一般に使用され
ている方法の何れも使用出来るが、高速化された溶液流
延製膜法が好ましく使用出来る。高速化された溶液流延
製膜法として、貧溶媒をドープに用いる方法、又は重層
流延法等の方法を本発明では好ましく用いることが出来
る。
ている方法の何れも使用出来るが、高速化された溶液流
延製膜法が好ましく使用出来る。高速化された溶液流延
製膜法として、貧溶媒をドープに用いる方法、又は重層
流延法等の方法を本発明では好ましく用いることが出来
る。
【0024】一般的に溶媒含有率が高い程、乾燥速度が
大きいため、流延後1分間で数百%も減少し、その速度
をコントロールすることが重要になる。加熱速度要因と
して、加熱温度、伝熱係数、バルクの溶媒蒸気濃度等が
あり、本発明のような乾燥速度は、温度或いは伝熱係数
をコントロールすることで達成出来る。
大きいため、流延後1分間で数百%も減少し、その速度
をコントロールすることが重要になる。加熱速度要因と
して、加熱温度、伝熱係数、バルクの溶媒蒸気濃度等が
あり、本発明のような乾燥速度は、温度或いは伝熱係数
をコントロールすることで達成出来る。
【0025】伝熱係数は、送風乾燥(気体伝熱)の場合
は風量によって、また液体伝熱の場合には液体の種類、
接触面積、循環量等によってコントロールが可能である
が、この場合ベルト或いはドラム面を貫いてウエブに伝
熱が行われるので、ウエブに対しては間接的伝熱とな
る。
は風量によって、また液体伝熱の場合には液体の種類、
接触面積、循環量等によってコントロールが可能である
が、この場合ベルト或いはドラム面を貫いてウエブに伝
熱が行われるので、ウエブに対しては間接的伝熱とな
る。
【0026】流延部における支持体の加熱方法について
述べる。支持体は無限に回転するエンドレスのベルト
(或いはバンド)又はドラムであって、ベルトは鏡面処
理された表面を持っているステンレススティールが一般
的に用いられ、2個のドラムによって支えられ、ピンと
張られているのに対して、ドラムは鏡面メッキ処理され
た表面を持つ鋳物製のものが一般的である。
述べる。支持体は無限に回転するエンドレスのベルト
(或いはバンド)又はドラムであって、ベルトは鏡面処
理された表面を持っているステンレススティールが一般
的に用いられ、2個のドラムによって支えられ、ピンと
張られているのに対して、ドラムは鏡面メッキ処理され
た表面を持つ鋳物製のものが一般的である。
【0027】本発明で有用な加熱方法は、通常の溶液流
延製膜法で用いられているものであれば何れも使用出来
る。
延製膜法で用いられているものであれば何れも使用出来
る。
【0028】ベルトの場合は、ベルトの表裏両面から加
熱することが出来る。裏面側はベルトを支えている2個
のドラム(図5、図6及び図7の12及び13)から伝
熱する場合とベルトの裏側から伝熱する方法とがある
が、前記ドラムに接していないベルトの裏面の方が圧倒
的に加熱面積が大きいので、乾燥を促進する意味で、こ
の方法を利用するのが有利である。前記ドラムの内側に
は、一般に、張り巡らされたパイプがあり、その中を液
体が循環されて、その液体の温度がドラムの表面を通し
てベルトに伝えられる。2個のドラムのうち少なくとも
1個は加熱用のドラムになっている場合が多い。ベルト
がドラムに接していない部分は、ベルトの表裏両面から
送風乾燥装置(図5、図6及び図7の15及び16)に
より加熱風を吹き付けるか、裏面側から裏面伝熱装置1
4により、液体をベルトに直に接触させて(図5、図6
及び図7の14)伝熱する方法もある(例えば、特公昭
61−39890号公報)。
熱することが出来る。裏面側はベルトを支えている2個
のドラム(図5、図6及び図7の12及び13)から伝
熱する場合とベルトの裏側から伝熱する方法とがある
が、前記ドラムに接していないベルトの裏面の方が圧倒
的に加熱面積が大きいので、乾燥を促進する意味で、こ
の方法を利用するのが有利である。前記ドラムの内側に
は、一般に、張り巡らされたパイプがあり、その中を液
体が循環されて、その液体の温度がドラムの表面を通し
てベルトに伝えられる。2個のドラムのうち少なくとも
1個は加熱用のドラムになっている場合が多い。ベルト
がドラムに接していない部分は、ベルトの表裏両面から
送風乾燥装置(図5、図6及び図7の15及び16)に
より加熱風を吹き付けるか、裏面側から裏面伝熱装置1
4により、液体をベルトに直に接触させて(図5、図6
及び図7の14)伝熱する方法もある(例えば、特公昭
61−39890号公報)。
【0029】ドラム(ベルトがない)の場合は、剥離ま
での乾燥長さが、ベルトに比べあまり大きくすることは
出来ないという欠点がある(図10の18、大型乾燥ド
ラム)。ドラムの内部に温度分布が均一になるようにパ
イプを張り巡らせて、その中に乾燥に必要な温度の液体
を流すことによって伝熱することは、先のベルトを張る
ドラムの場合と同じであるが、大きさが異なる。もちろ
んドラムの場合でもドープ膜の表面側からも風による伝
熱を送風乾燥装置(図10の19)によって行われる。
での乾燥長さが、ベルトに比べあまり大きくすることは
出来ないという欠点がある(図10の18、大型乾燥ド
ラム)。ドラムの内部に温度分布が均一になるようにパ
イプを張り巡らせて、その中に乾燥に必要な温度の液体
を流すことによって伝熱することは、先のベルトを張る
ドラムの場合と同じであるが、大きさが異なる。もちろ
んドラムの場合でもドープ膜の表面側からも風による伝
熱を送風乾燥装置(図10の19)によって行われる。
【0030】このように伝熱する方法はいくつもあり、
伝熱の程度により種々選択出来る。風による伝熱で沸点
付近の温度をドープ膜或いはウエブに与えるためには、
風量をものすごく大きくするか、温度を高くしなければ
達成出来ないため、平面性がしばしば損なわれたり、発
泡したりして、目的を達成出来ない場合がある。液体伝
熱は伝熱係数が大きくドープ膜或いはウエブの温度をコ
ントロールしやすく、効率良く加熱することが出来ると
いう点から本発明にとって好ましい方法である。
伝熱の程度により種々選択出来る。風による伝熱で沸点
付近の温度をドープ膜或いはウエブに与えるためには、
風量をものすごく大きくするか、温度を高くしなければ
達成出来ないため、平面性がしばしば損なわれたり、発
泡したりして、目的を達成出来ない場合がある。液体伝
熱は伝熱係数が大きくドープ膜或いはウエブの温度をコ
ントロールしやすく、効率良く加熱することが出来ると
いう点から本発明にとって好ましい方法である。
【0031】ウエブを早く剥離する方法の一つに、先に
も述べたように、支持体としての比較的小さなドラムの
表面温度を10℃以下にする冷却ドラム(図8及び図9
の17)を使用することによって、固化させ剥離を早
め、製膜速度を上げることが出来、剥離直後の溶媒含有
率が非常に大きく、ウエブの両面から乾燥風を当て早く
乾燥させるため、乾燥が急激過ぎて平面性を損なった
り、機械的性質が劣化する虞れがあるので、剥離後の乾
燥には注意を要する。
も述べたように、支持体としての比較的小さなドラムの
表面温度を10℃以下にする冷却ドラム(図8及び図9
の17)を使用することによって、固化させ剥離を早
め、製膜速度を上げることが出来、剥離直後の溶媒含有
率が非常に大きく、ウエブの両面から乾燥風を当て早く
乾燥させるため、乾燥が急激過ぎて平面性を損なった
り、機械的性質が劣化する虞れがあるので、剥離後の乾
燥には注意を要する。
【0032】本発明は流延部及び乾燥部の両方を通し
て、溶媒含有率の減少が1分あたり300重量%以下が
好ましく、更に好ましくは1分あたり280重量%以下
である。またドラムを冷却しない方法においては、溶媒
の減少が1分あたり0.1重量%以下では支持体からの
剥離も困難になるため、0.1重量%以上であることが
好ましい。
て、溶媒含有率の減少が1分あたり300重量%以下が
好ましく、更に好ましくは1分あたり280重量%以下
である。またドラムを冷却しない方法においては、溶媒
の減少が1分あたり0.1重量%以下では支持体からの
剥離も困難になるため、0.1重量%以上であることが
好ましい。
【0033】本発明に有用な溶媒の沸点は、あまり高い
と乾燥させにくい点、また低すぎるとその扱いが不便で
ある点から検討の結果、30≦Tbp≦130が好まし
く、特に35≦Tbp≦85が好ましい。
と乾燥させにくい点、また低すぎるとその扱いが不便で
ある点から検討の結果、30≦Tbp≦130が好まし
く、特に35≦Tbp≦85が好ましい。
【0034】本発明に有用なセルローストリアセテート
に対する良溶媒及び貧溶媒は下記のようなものが挙げら
れる(括弧内は沸点である)。
に対する良溶媒及び貧溶媒は下記のようなものが挙げら
れる(括弧内は沸点である)。
【0035】良溶媒としては、メチレンクロライド(4
0℃)、酢酸メチル(56℃)、アセトン(56℃)、
1,3−ジオキソラン(78℃)、1,4−ジオキサン
(101℃)、フルオロアルコール類等が好ましい。フ
ルオロアルコール類としては、パーフルオロ−t−ブタ
ノール(45℃)、1,3−ジフルオロ−2−プロパノ
ール(55℃)、1,1,1,3,3,3−ヘキサフル
オロ−2−プロパノール(59℃)、1,1,1,3,
3,3−ヘキサフルオロ−2−メチル−2−プロパノー
ル(62℃)、2,2,2−トリフルオロエタノール
(80℃)、2,2,3,3,3−ペンタフルオロ−1
−プロパノール(80℃)、1−(ペンタフルオロフェ
ニル)エタノール(82℃)、3,3,4,4,5,
5,6,6,7,7,8,8,8−トリデカフルオロ−
1−オクタノール(95℃)、2,2,3,3,4,
4,4−ヘプタフルオロ−1−ブタノール(97℃)、
2−フルオロエタノール(103℃)、2,2,3,3
−テトラフルオロ−1−プロパノール(109℃)、
2,2,3,3,4,4−ヘキサフルオロ−1,5−ペ
ンタンジオール(111.5℃)、2,2,3,4,
4,4−ヘキサフルオロ−1−ブタノール(114
℃)、2,3,4,5,6−ペンタフルオロベンジルア
ルコール(115℃)等を好ましく挙げることが出来、
これらのうち沸点が上記範囲のものが特に好ましく挙げ
ることができる。特にメチレンクロライドを使用し慣れ
ている点や、沸点が低いことから好ましく用いられる。
貧溶媒としては、メタノール(64℃)、エタノール
(78℃)、シクロヘキサン(81℃)、イソプロパノ
ール(82℃)、プロパノール(97℃)、n−ブタノ
ール(117℃)、s−ブタノール(98℃))等を好
ましく用いることが出来る。主溶媒は全溶媒量に対して
50重量%以上用いることが好ましい。
0℃)、酢酸メチル(56℃)、アセトン(56℃)、
1,3−ジオキソラン(78℃)、1,4−ジオキサン
(101℃)、フルオロアルコール類等が好ましい。フ
ルオロアルコール類としては、パーフルオロ−t−ブタ
ノール(45℃)、1,3−ジフルオロ−2−プロパノ
ール(55℃)、1,1,1,3,3,3−ヘキサフル
オロ−2−プロパノール(59℃)、1,1,1,3,
3,3−ヘキサフルオロ−2−メチル−2−プロパノー
ル(62℃)、2,2,2−トリフルオロエタノール
(80℃)、2,2,3,3,3−ペンタフルオロ−1
−プロパノール(80℃)、1−(ペンタフルオロフェ
ニル)エタノール(82℃)、3,3,4,4,5,
5,6,6,7,7,8,8,8−トリデカフルオロ−
1−オクタノール(95℃)、2,2,3,3,4,
4,4−ヘプタフルオロ−1−ブタノール(97℃)、
2−フルオロエタノール(103℃)、2,2,3,3
−テトラフルオロ−1−プロパノール(109℃)、
2,2,3,3,4,4−ヘキサフルオロ−1,5−ペ
ンタンジオール(111.5℃)、2,2,3,4,
4,4−ヘキサフルオロ−1−ブタノール(114
℃)、2,3,4,5,6−ペンタフルオロベンジルア
ルコール(115℃)等を好ましく挙げることが出来、
これらのうち沸点が上記範囲のものが特に好ましく挙げ
ることができる。特にメチレンクロライドを使用し慣れ
ている点や、沸点が低いことから好ましく用いられる。
貧溶媒としては、メタノール(64℃)、エタノール
(78℃)、シクロヘキサン(81℃)、イソプロパノ
ール(82℃)、プロパノール(97℃)、n−ブタノ
ール(117℃)、s−ブタノール(98℃))等を好
ましく用いることが出来る。主溶媒は全溶媒量に対して
50重量%以上用いることが好ましい。
【0036】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明の態様はこれに限定されない。
るが、本発明の態様はこれに限定されない。
【0037】(評価方法) 〈平面性〉幅90cm、長さ100cmの大きさに各試
料を切り出し、50W蛍光灯を5本並べて試料台に45
°の角度から照らせるように高さ1.5mの高さに固定
し、試料台の上に各フィルム試料を置き、フィルム表面
に反射してみえる凹凸を目で見て、次のように判定し
た。
料を切り出し、50W蛍光灯を5本並べて試料台に45
°の角度から照らせるように高さ1.5mの高さに固定
し、試料台の上に各フィルム試料を置き、フィルム表面
に反射してみえる凹凸を目で見て、次のように判定し
た。
【0038】 A:蛍光灯が5本とも真っすぐに見えた B:蛍光灯が少し曲がって見えるところがある C:蛍光灯が全体的に少し曲がって見える D:蛍光灯が大きくうねって見える E:蛍光灯が大きい曲がりの中にも細かいうねりが見え
る。
る。
【0039】〈塗布ムラ〉各フィルムに下記の処方の下
引層とバック層を、図4に示したような下引装置9を用
いて塗布乾燥させ、下引面に下記染料入りのゼラチン溶
液を塗布乾燥させた。
引層とバック層を、図4に示したような下引装置9を用
いて塗布乾燥させ、下引面に下記染料入りのゼラチン溶
液を塗布乾燥させた。
【0040】 (下引塗布液) 酢酸ビニル:無水マレイン酸交互共重合体 3g アセトン 810g イソプロパノール 150g (バック層塗布液) 酸化スズ:酸化アンチモン複合微粒子(平均粒径0.05μm) 14g セルロースジアセテート 6g アセトン 800g シクロヘキサノン 200g (ゼラチン塗布液) ゼラチン 4g 水 100g メチルバイオレット(染料) 0.2g サポニン 0.1g 各試料をシャーカステンの上に乗せ、塗布ムラを下記の
ように評価した。
ように評価した。
【0041】 A:ムラがなく非常にスムースである B:細かいムラが若干ある C:ややムラがあるような感じ D:はっきりとムラが見える E:非常に大きなムラが見える。
【0042】<フィルムの引裂き強さ>乾燥フィルムを
温度23℃、相対湿度55%RHに調湿された部屋で4
時間調湿した後、試料寸法50mm×63.5mmに切
り出し、切り込み12.7mmをいれ、ISO6383
/2−1983に従い、軽荷重引裂き試験機(株式会社
東洋精機製作所)を用いて測定し求めた。
温度23℃、相対湿度55%RHに調湿された部屋で4
時間調湿した後、試料寸法50mm×63.5mmに切
り出し、切り込み12.7mmをいれ、ISO6383
/2−1983に従い、軽荷重引裂き試験機(株式会社
東洋精機製作所)を用いて測定し求めた。
【0043】(実施例1)セルローストリアセテート1
00重量部、メチレンクロライド400重量部、エタノ
ール80重量部、トリフェニルホスフェート12重量部
からなるドープを図7に示すような重複流延装置2基の
ダイスのそれぞれから、全流延量の65%と35%の割
合で、39℃に保たれたベルト上に重層流延し、ドープ
膜を形成した。この時の溶媒含有率は440重量%であ
った。図11は重層流延した時の溶媒含有率変化を示し
たもので、70秒あたりにある溶媒含有率の上昇は第2
のダイス2′(図7の)からの流延を示している。1分
当たりの最大乾燥速度が300重量%以下となるよう
に、また、ウエブの溶媒含有率100重量%以下の表面
温度が図12に示すようなのパターンで乾燥を行った
もので、ベルト上の乾燥については裏面加熱の他にベル
ト表面から両面に空気を吹き付けることにより行った。
溶媒含有率が105重量%でウエブを支持体から剥離
し、剥離後ロール群とテンターの乾燥装置を通して、最
終溶媒含有率2.1重量%の実施例1フィルムを得た。
00重量部、メチレンクロライド400重量部、エタノ
ール80重量部、トリフェニルホスフェート12重量部
からなるドープを図7に示すような重複流延装置2基の
ダイスのそれぞれから、全流延量の65%と35%の割
合で、39℃に保たれたベルト上に重層流延し、ドープ
膜を形成した。この時の溶媒含有率は440重量%であ
った。図11は重層流延した時の溶媒含有率変化を示し
たもので、70秒あたりにある溶媒含有率の上昇は第2
のダイス2′(図7の)からの流延を示している。1分
当たりの最大乾燥速度が300重量%以下となるよう
に、また、ウエブの溶媒含有率100重量%以下の表面
温度が図12に示すようなのパターンで乾燥を行った
もので、ベルト上の乾燥については裏面加熱の他にベル
ト表面から両面に空気を吹き付けることにより行った。
溶媒含有率が105重量%でウエブを支持体から剥離
し、剥離後ロール群とテンターの乾燥装置を通して、最
終溶媒含有率2.1重量%の実施例1フィルムを得た。
【0044】なお、図11に示す様に1分当たりの最大
乾燥速度は262重量%であった。また、ドープ組成で
の溶媒の沸点は54.6℃であった。
乾燥速度は262重量%であった。また、ドープ組成で
の溶媒の沸点は54.6℃であった。
【0045】(実施例2及び3)ウエブの溶媒含有率1
00重量%以下の表面温度を図12の及びに示すよ
うにした以外は、実施例1と同様な操作を行い、それぞ
れ最終溶媒含有率2.4重量%、1.8重量%の実施例
フィルム2及び3を得た。
00重量%以下の表面温度を図12の及びに示すよ
うにした以外は、実施例1と同様な操作を行い、それぞ
れ最終溶媒含有率2.4重量%、1.8重量%の実施例
フィルム2及び3を得た。
【0046】(比較例1)図11に示すように1分当た
りの最大乾燥速度を318重量%としたこと、また剥離
時のウエブの溶媒含有率を103重量%とした以外は実
施例1と同様の操作を行い、最終溶媒含有率2.1重量
%の比較例フィルム1を得た。
りの最大乾燥速度を318重量%としたこと、また剥離
時のウエブの溶媒含有率を103重量%とした以外は実
施例1と同様の操作を行い、最終溶媒含有率2.1重量
%の比較例フィルム1を得た。
【0047】上記試料フィルムについて、平面性及び塗
布性の評価を行い、また機械的性質として引裂き強さを
測定した結果を表1に示す。
布性の評価を行い、また機械的性質として引裂き強さを
測定した結果を表1に示す。
【0048】
【表1】
【0049】(結果)本発明のフィルムは平面性、塗布
ムラは優れ、引裂き強さは36g以上で、比較フィルム
より優れていた。
ムラは優れ、引裂き強さは36g以上で、比較フィルム
より優れていた。
【0050】
【発明の効果】本発明は流延工程及び乾燥工程を通し
て、熱履歴をコントロールすることによって、平面性、
塗布性を大幅に向上することが出来、また引裂き強さも
向上することが出来る。
て、熱履歴をコントロールすることによって、平面性、
塗布性を大幅に向上することが出来、また引裂き強さも
向上することが出来る。
【図1】溶液流延製膜装置の概略断面図。
【図2】テンターを用いた溶液流延製膜装置の概略断面
図。
図。
【図3】テンターを用いた溶液流延製膜装置の概略断面
図。
図。
【図4】下引装置を有し、テンターを用いた溶液流延製
膜装置の概略断面図。
膜装置の概略断面図。
【図5】ベルト表裏面伝熱装置を備えた溶液流延製膜装
置の概略断面図。
置の概略断面図。
【図6】ベルト表裏面伝熱装置を備えた溶液流延製膜装
置の概略断面図。
置の概略断面図。
【図7】重層流延ダイスとベルト表裏面伝熱装置を備え
た溶液流延製膜装置の概略断面図。
た溶液流延製膜装置の概略断面図。
【図8】冷却ドラムを備えた溶液流延製膜装置の概略断
面図。
面図。
【図9】冷却ドラムを備えた溶液流延製膜装置の概略断
面図。
面図。
【図10】大型の乾燥ドラムを備えた溶液流延製膜装置
の概略断面図。
の概略断面図。
【図11】実施例1及び比較例1の乾燥履歴(溶媒含有
率〜時間)を示したグラフ。
率〜時間)を示したグラフ。
【図12】実施例1〜3及び比較例1の乾燥履歴(ウエ
ブ表面温度〜溶媒含有率)を示したグラフ。
ブ表面温度〜溶媒含有率)を示したグラフ。
1 ウエブ 2、2′ ダイス(2′は重層流延用ダイス) 3 支持体 4 剥離点 5 乾燥装置 6 ロール(群) 7 乾燥風 8 テンター 9 下引装置 10 下引塗布機 11 下引乾燥装置 12 ドラム 13 ドラム 14 裏面伝熱装置 15 送風乾燥装置 16 送風乾燥装置 17 冷却ドラム 18 大型乾燥ドラム 19 送風乾燥装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // C08L 1/12 C08L 1/12 B29K 1:00 B29L 7:00 (72)発明者 清水 和之 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内 (72)発明者 秋山 正巳 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内
Claims (5)
- 【請求項1】 乾燥ウエブに対する溶媒含有率が300
重量%以上を有するドープを用いてセルローストリアセ
テートフィルムを溶液流延製膜法により作製するにあた
り、ウエブを、流延部の支持体上で、或いは剥離後の乾
燥部の乾燥領域で、該溶媒含有率を1分あたり300重
量%以下の速度で減少させることを特徴とするセルロー
ストリアセテートフィルムの製造方法。 - 【請求項2】 前記溶媒含有率が20重量%以上120
重量%以下で前記支持体から剥離することを特徴とする
請求項1に記載のセルローストリアセテートフィルムの
製造方法。 - 【請求項3】 流延直後から1分間での前記溶媒含有率
の減少量を300重量%以下とすることを特徴とする請
求項1又は2に記載のセルローストリアセテートフィル
ムの製造方法。 - 【請求項4】 ウエブの下記各乾燥ウエブに対する溶媒
含有率A(重量%)の領域において、各ウエブの表面温
度T(℃)が溶媒含有率A(重量%)及び使用溶媒の沸
点Tbp(℃)とで示される下記の関係になるように加
熱し、各溶媒含有率領域での各溶媒含有量の80重量%
以上を減少させることを特徴とする請求項1乃至3の何
れかに記載のセルローストリアセテートフィルムの製造
方法。 50<A≦100の領域で、T≦−0.5A+Tbp+
95 0<A≦50の領域で、T≦−2A+Tbp+170 - 【請求項5】 前記ドープの主溶媒としてメチレンクロ
ライドを50重量%以上を含む有機溶媒を用いることを
特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のセルロース
トリアセテートフィルムの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29254897A JPH11123732A (ja) | 1997-10-24 | 1997-10-24 | セルローストリアセテートフィルムの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29254897A JPH11123732A (ja) | 1997-10-24 | 1997-10-24 | セルローストリアセテートフィルムの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11123732A true JPH11123732A (ja) | 1999-05-11 |
Family
ID=17783203
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29254897A Pending JPH11123732A (ja) | 1997-10-24 | 1997-10-24 | セルローストリアセテートフィルムの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11123732A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002248639A (ja) * | 2000-09-25 | 2002-09-03 | Konica Corp | セルロースエステルフィルムとその製造方法、偏光板保護フィルム、偏光板及び液晶表示装置 |
| JP2003020345A (ja) * | 2001-07-09 | 2003-01-24 | Konica Corp | セルロースエステルフィルム及びその製造方法 |
| WO2007037540A1 (en) * | 2005-09-29 | 2007-04-05 | Fujifilm Corporation | Cellulose acylate film, method for producing same, optically compensatory film, anti-reflection film, polarizing plate and image display device |
| US7771639B2 (en) | 2006-03-28 | 2010-08-10 | Fujifilm Corporation | Polymer film producing apparatus and method |
| US7796205B2 (en) | 2005-08-26 | 2010-09-14 | Fujifilm Corporation | Polymer film, cyclic polyolefin film, method for manufacturing the same, optical compensation film, polarizer and liquid crystal display device |
| JP2013123886A (ja) * | 2011-12-16 | 2013-06-24 | Konica Minolta Advanced Layers Inc | 光学フィルムの製造方法 |
| WO2023200018A1 (ja) | 2022-04-15 | 2023-10-19 | 富士フイルム株式会社 | 反射フィルム、積層体、ウインドシールドガラス、画像表示システム |
| WO2024247913A1 (ja) | 2023-05-26 | 2024-12-05 | 富士フイルム株式会社 | 積層体、貼合体、画像表示システム、および、貼合体の製造方法 |
-
1997
- 1997-10-24 JP JP29254897A patent/JPH11123732A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002248639A (ja) * | 2000-09-25 | 2002-09-03 | Konica Corp | セルロースエステルフィルムとその製造方法、偏光板保護フィルム、偏光板及び液晶表示装置 |
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| US7796205B2 (en) | 2005-08-26 | 2010-09-14 | Fujifilm Corporation | Polymer film, cyclic polyolefin film, method for manufacturing the same, optical compensation film, polarizer and liquid crystal display device |
| WO2007037540A1 (en) * | 2005-09-29 | 2007-04-05 | Fujifilm Corporation | Cellulose acylate film, method for producing same, optically compensatory film, anti-reflection film, polarizing plate and image display device |
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| JP2013123886A (ja) * | 2011-12-16 | 2013-06-24 | Konica Minolta Advanced Layers Inc | 光学フィルムの製造方法 |
| WO2023200018A1 (ja) | 2022-04-15 | 2023-10-19 | 富士フイルム株式会社 | 反射フィルム、積層体、ウインドシールドガラス、画像表示システム |
| WO2024247913A1 (ja) | 2023-05-26 | 2024-12-05 | 富士フイルム株式会社 | 積層体、貼合体、画像表示システム、および、貼合体の製造方法 |
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|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041019 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041124 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050405 |