JPH11124891A - 人体局部洗浄装置 - Google Patents

人体局部洗浄装置

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Publication number
JPH11124891A
JPH11124891A JP29186097A JP29186097A JPH11124891A JP H11124891 A JPH11124891 A JP H11124891A JP 29186097 A JP29186097 A JP 29186097A JP 29186097 A JP29186097 A JP 29186097A JP H11124891 A JPH11124891 A JP H11124891A
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JP
Japan
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water
nozzle
hot water
cleaning
human body
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Application number
JP29186097A
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English (en)
Inventor
Takeshi Noguchi
剛 野口
Naotoshi Inoue
直稔 井上
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Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】洗浄開始初期に大量の温水を排出させ、温水タ
ンクから洗浄ノズルに至る水路の途中での残水の排出
や、過渡的な余熱の回収をするための時間を短縮すると
ともに、ノズル先端部の洗浄や冷水の排出を同時に行わ
せることができる人体局部洗浄装置を提供する。 【解決手段】温水タンク6にお湯が貯湯された状態で洗
浄開始を指示すると、少なくとも温水タンク6の温水が
切替弁19に至るまでの時間、洗浄ノズル15を収縮さ
せておいた上で、切替弁19を少なくとも排水部20側
を開放した後に、洗浄ノズル15を伸長させて切替弁1
9を洗浄ノズル15側に切り替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人体局部を洗浄す
る人体局部洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】人体局部洗浄装置には、高温水を貯湯
し、人体局部洗浄時には水を適宜混合することで適温水
を得る湯水混合弁を内蔵したものがある。
【0003】図9は、湯水混合弁を内蔵した人体局部洗
浄装置の外観図である。図面に示すように、人体局部洗
浄装置の本体202は、暖房便座200、便蓋201及
び操作パネル203等を有する。前記本体202と分岐
金具204の間には連結ホース205が連結されてお
り、人体局部に使用する水は、水道水(上水)を利用し
ている。
【0004】図10は、湯水混合弁を内蔵した人体局部
洗浄装置の作動原理図である。従来の人体局部洗浄装置
は温水タンク206、主水路電磁弁207、バイパス水
路216、湯水混合弁208、電磁弁209,210,
211、オリフィス212、温水温度センサ213、ビ
デ洗浄ノズル214、おしり洗浄ノズル215を有して
いる。
【0005】この温水タンク206は、内部に温水ヒー
タが内蔵されており、常に50度から80度の高温のお
湯を蓄えている。この保温の動作は、温水タンク206
の内部に設けた温水温度センサ213で常に温度を監視
して、この検知温度が一定の温度以下となったとき、温
水ヒータを自動的に付勢し、検知温度が一定の温度以上
となったとき、温水ヒータを自動的に消勢することで行
うようになっている。温水タンク206は、主水路電磁
弁207の開動作によって水道水が流入してくると、内
部の高温水を湯水混合弁208に送出する。湯水混合弁
208は、内部にサーモワックスなど熱により膨張及び
収縮する材料が封入されており、この材料の膨張・収縮
の力によって、湯水混合弁208に流入してくる高温水
と、温水タンク206を通らずバイパス水路216から
流入してくる水道水(冷水)とをそれぞれ適量混合し
て、おしり洗浄に最適な約40度前後の温水を下流側に
送出する。
【0006】主水路電磁弁207は、使用者のおしり洗
浄開始あるいは停止の指示にしたがって、水道水を内部
に流入あるいは阻止し、人体局部の洗浄に必要な水勢を
水道圧より得られるようにする。オリフィス212は、
おしり洗浄ノズル215やビデ洗浄ノズル214に供給
される水量を制限し、ノズルの伸張・収縮時におしり以
外の部分を濡らさないようにしている。
【0007】電磁弁209はバイパス制御弁であり、お
しり洗浄ノズル215やビデ洗浄ノズル214の洗浄に
必要な所定量の温水を供給し、電磁弁209が閉になる
とオリフィス212が有効となり、おしり洗浄ノズル2
15やビデ洗浄ノズル214にはおしりまで届かない程
度の温水が供給される。電磁弁210と電磁弁211は
それぞれおしり洗浄ノズル215やビデ洗浄ノズル21
4へ温水を供給するための水路開閉弁である。
【0008】図11(a)乃至(h)は、図10に示す
各要素に関して、湯水混合弁208を使った人体局部洗
浄装置の動作シーケンスを示したものである。おしり洗
浄が開始すると、主水路電磁弁207が開くと共に、電
磁弁210が開いて、湯水混合弁208、オリフィス2
12、おしり洗浄ノズル215に至るおしり洗浄水路が
半開し、湯水混合弁208が動作を開始する。このと
き、おしり洗浄水路に供給される水量は、おしり洗浄ノ
ズル215から出る水がノズル伸長時に衣服などをぬら
さないようにするために、おしりに当たらない程度の水
量にまでオリフィス212で制限される。この状態で、
湯水混合弁208が作動して湯水混合弁208から出る
お湯が適温になると、おしり洗浄ノズル215を伸長す
る。おしり洗浄ノズル215の伸長が完了すると、電磁
弁209も開いて、湯水混合弁208、オリフィス21
2、電磁弁209、おしり洗浄ノズル215に至るおし
り洗浄水路が全開となり、所定の水量でおしり洗浄が開
始する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような人体局部洗浄装置においては、洗浄が開始され
てから洗浄水が適温になるまでの間、洗浄水量をおしり
に当たらない程度の水量に制限するため、温水タンク2
06から洗浄ノズル215に至までの途中で残水の排出
や、過渡的な余熱に時間を要する。したがって、洗浄開
始の操作から実際に局部洗浄動作が開始されるまで、長
い時間が必要となる。
【0010】一方、人体局部洗浄動作を行わない状態で
は、電磁弁が温水タンク206から見て洗浄ノズル21
5、または排出路(図示省略)のいずれか一方にしか接
続されていないため、洗浄ノズルの内部に残った残水が
排出されにくく、バキュームブレーカを設ける必要があ
った。
【0011】但し、たとえバキュームブレーカを電磁弁
と洗浄ノズルの間に設ける場合であっても、ノズル管内
部には、表面張力によって大気圧では排出されにくい少
量の冷水がのこるため、衛生上好ましくない。
【0012】また、洗浄に用いる水が適温でない場合
に、洗浄に先立って、冷水を排出路に放出する構成の人
体局部洗浄機も提案されているが、排出路は便器に排水
するだけで、おしり洗浄の前に便器の内面などを洗浄、
または、ぬらすことがないため、おしり洗浄によって飛
び散った汚物が便器の非封水面に付着すると、汚れがこ
びり付きやすく便器がよごれる場合が多かった。
【0013】さらに、人体局部の洗浄に用いる温水の温
度が適温になり、実際に人体局部の洗浄を行う前には、
洗浄ノズルの先端から温水を吐水させて、洗浄ノズルに
自噴によって洗浄動作を行わせなけれならないため、洗
浄動作を開始してから実際に人体の洗浄を開始するまで
にさらに長い時間が必要になっていた。
【0014】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、洗浄開始初期に大量の温水を排出させ、温水タ
ンクから洗浄ノズルに至る水路の途中での残水の排出
や、過渡的な余熱の回収をするための時間を短縮すると
ともに、ノズル先端部の洗浄や冷水の排出を同時に行わ
せることができる人体局部洗浄装置を提供することを目
的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、図1に示すように、水道からの給水を開閉する水電
磁弁7と、人体局部を洗浄する洗浄ノズル(ビデ洗浄ノ
ズル14、おしり洗浄ノズル15)と、温水を貯湯する
温水タンク6と、温水タンク6の温度を検出する温水温
度センサ13と、温水タンク6と洗浄ノズルの途中に冷
水を排出するための排水路(プレ洗浄ノズル20)と、
温水タンク6のお湯を排水路と洗浄ノズルに分配させる
切替弁19と、洗浄ノズルを伸縮させるノズル伸縮機構
とを有し、切替弁19とノズル伸縮機構の動作を制御す
るようになっている人体局部洗浄装置において、温水タ
ンク6にお湯が貯湯された状態で洗浄開始を指示する
と、温水タンク6の温水が切替弁19に至るまでの時
間、洗浄ノズルを収縮させておいた上で、切替弁19を
少なくとも排水路側を開放した後に、洗浄ノズルを伸長
させて切替弁19を洗浄ノズル側に切り替えることを特
徴とする。
【0016】請求項2に記載の発明は、切替弁19と温
水タンク6をつなぐ水路の途中に吐水温度センサ18を
設け、温水タンク6の温水が切替弁19にいたるまでの
時間を、吐水温度センサ18からの検知温度が適温を検
出するまでとしたことを特徴とする。
【0017】この請求項1及び請求項2に記載の発明で
は、便器の内面を軽く洗浄するための排出路と人体局部
の洗浄ノズルの両方または、排出路のみから吐水させる
ことにより、洗浄開始初期に大量の温水を排出させ、温
水タンク6から洗浄ノズルにいたる水路の途中にある残
水の排出や、過渡的な余熱の回収をするための時間を短
縮するとともに、ノズル先端部の洗浄や冷水の排出を同
時に行わせる。
【0018】請求項3に記載の発明は、温水タンク6に
お湯がない状態で洗浄開始を指示すると、切替弁19を
洗浄ノズル側に切り替えて、洗浄ノズルを伸長させるこ
とを特徴とする。この請求項3に記載の発明では、高温
水がないときでも冷水を用いて人体局部を洗浄できる。
【0019】請求項4に記載の発明は、切替弁19から
排水路迄の圧損が、切替弁19から洗浄ノズル迄の圧損
よりも小さいことを特徴とする。この請求項4に記載の
発明では、迅速かつ確実に内部に滞留した温水を排出路
から排出させることができる。
【0020】請求項5に記載の発明は、温水タンク6の
お湯が、実際に吐水される温度よりも高い温度であると
ともに、吐水温度センサ18と温水タンク6の間に、水
とお湯を混合する湯水混合弁8を挿入したことを特徴と
する。この請求項5に記載の発明では、所定の温度の温
水をより大量に得ることができる。
【0021】請求項6に記載の発明は、排出路は、使用
者により指示された人体局部洗浄動作に用いる洗浄ノズ
ルとは別のノズルで代用することを特徴とする。この請
求項6に記載の発明では、高価な人体局部洗浄に用いる
ノズルに替えて、安価なノズルを使用できるために、製
品コストを下げることができる。
【0022】請求項7に記載の発明は、排出路がプレ洗
浄ノズル20であるとともに、洗浄開始初期に先だっ
て、切替弁19からの温水で便器のプレ洗浄を行うこと
を特徴とする。この請求項7に記載の発明では、人体局
部の洗浄に先だって、排出路の排出口から必ず、水又は
お湯が排出されるため、便器内面を余剰水で濡らし、お
しり洗浄時に飛散する汚物が便器にこびり付くことを防
止できる。
【0023】請求項8に記載の発明は、人体局部洗浄が
行われていない場合には、切替弁19が少なくとも人体
局部の洗浄に用いた洗浄ノズルと排出路を連通させるよ
うにする制御手段を持つことを特徴とする。この請求項
8に記載の発明では、さらに、人体局部洗浄をしない、
いわゆる待機状態においては、少なくとも人体局部に用
いたノズルと排出路を連通させることにより、洗浄ノズ
ルと切替弁19の間にバキュームブレーカなどを用いな
くても、洗浄ノズルと排出路とのへッド差により内部に
滞留した温水を排出させることができる。また、温水タ
ンク6から洗浄ノズルにいたる水路の途中で残水の排出
や、過渡的な余熱の回収するための時間を短縮するとと
もに、ノズル先端部の洗浄や冷水の排出を同時に行わせ
ることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
実施の形態1 本発明を、以下図面を用いて説明する。図1は、本発明
による人体局部洗浄装置の実施の形態1の作動原理図を
示したものである。人体局部洗浄装置は、温水タンク
6、水電磁弁7、湯水混合弁8、バイパス水路16、温
水温度センサ13、吐水温度センサ18、プレ洗浄ノズ
ル20、ビデ洗浄ノズル14、おしり洗浄ノズル15を
有している。
【0025】図2に示すように、この温水タンク6は、
温水ヒータ6a、フロートスイッチ6b、バキュームブ
レーカー6cを備え、常に50度から80度の高温のお
湯を蓄えている。この保温の動作は、温水タンク6の内
部に設けた温水温度センサ13で常に温度を監視して、
この検知温度が一定の温度以下となったとき、温水ヒー
タ6aを自動的に付勢し、検知温度が一定の温度以上と
なったとき、温水ヒータ6a自動的に消勢することで行
う。
【0026】温水タンク6は、水電磁弁7の開動作によ
って水道水が流入してくると、内部の高温水を湯水混合
弁8に送出し、該湯水混合弁8に流入してくる高温水
と、温水タンク6を通らずバイパス水路16から流入し
てくる水道水(冷水)をそれぞれ適量混合して、人体局
部洗浄に最適な約40度の温水を下流側に送出する。
【0027】水電磁弁7は、使用者の局部洗浄開始ある
いは停止の指示にしたがって、水道水を内部に流入ある
いは阻止させ、人体局部の洗浄に必要な水勢を水道圧よ
り得られるようになっている。
【0028】切替弁19は、流路切替制御弁であり、図
3に示す要領によりおしり洗浄ノズル15、ビデ洗浄ノ
ズル14及びプレ洗浄ノズル20の流路を切り替えるこ
とができる。尚、プレ洗浄ノズル20は、図2に示すよ
うに、便器リム面の下に位置している。
【0029】図3(a)乃至(d)は、待機状態、おし
り洗浄、ビデ洗浄、プレ洗浄状態における切替弁19の
位置を示したものである。切替弁19のボディ31の側
面には、便器のプレ洗浄、ビデ、おしり洗浄の各水路を
形成する継ぎ手を形成し、内部に円筒形の穴34を有し
ている。バルブシャフト32は、前記ボディ31に内装
されており、該バルブシャフト32は、円筒形をなすと
ともに、ボディ31に形成された各水路に対応して内部
と外部を連絡する切欠部33を有する。バルブシャフト
32は、切替弁駆動モータ32aによって回転し、切欠
部33とボディ31の継ぎ手の穴34の位置が一致した
ときに、プレ洗浄、ビデ、おしり洗浄の水路が図1に示
す温水タンク6に連通するようになる。
【0030】図4(a)乃至(c)は、図3で示したバ
ルブシャフト32の角度と、切替弁19の各水路の開度
(水路選択)の関係を示したものである。バルブシヤフ
ト32が0度のときは温水タンク6からの水路は、おし
り洗浄ノズル15およびビデ洗浄ノズル14のいずれに
も連通せず、排水路として機能するプレ洗浄ノズル20
とのみ連通している。
【0031】バルブシャフト32が+30度以上回転す
ると、おしり洗浄の水路と温水タンク6が連通し始める
とともに、プレ洗浄ノズル20と温水タンク6間の水路
が閉塞し始める。バルブシャフト32が+40度以上回
転すると、おしり洗浄の水路と温水タンク6が完全に連
通するとともに、プレ洗浄ノズル20と温水タンク6は
完全に閉塞する。
【0032】逆に、バルブシャフト32が0度から−3
0度以上回転すると、ビデ洗浄の水路と温水タンク6が
連通し始めるとともに、プレ洗浄ノズル20と温水タン
ク6間の水路が閉塞し始める。バルブシャフト32が−
40度以上回転すると、ビデ洗浄の水路と温水タンク6
が完全に連通するとともに、プレ洗浄ノズル20と温水
タンク6は完全に閉塞する。
【0033】図5(a)乃至(g)は、図4のような水
路構成をとったバルブシャフト32を使った人体局部洗
浄装置の動作シーケンスを示したものである。洗浄が開
始すると、水電磁弁7が開くと共に、湯水混合弁8が動
作を開始する。このとき、図5(b)乃至(d)に示す
ように、温水タンク6とおしり洗浄水路、および温水タ
ンク6とビデ洗浄水路は、ともに完全閉塞されている
が、温水タンク6と排水路として機能するプレ洗浄水路
は完全に連通し、温水タンク6および湯水混合弁8の内
部にたまった残水は、排水路として機能するプレ洗浄ノ
ズル20から便器内に急速に排出することができる。
【0034】この動作は、切替弁19からプレ洗浄ノズ
ル20に至る水路の圧損を、切替弁19からおしり洗浄
ノズル15及びビデ洗浄ノズル14に至る水路の圧損よ
りも十分に小さくしてやることで、プレ洗浄水路が選択
されているときの吐水量を通常使用状態よりも増大させ
ている。これにより、温水タンク6および湯水混合弁8
の内部にたまった残水を排水路として機能するプレ洗浄
ノズル20から便器内に確実に急速に排出することがで
きる。
【0035】この状態で、湯水混合弁8が作動して湯水
混合弁8から出るお湯が適温になったことを吐水温度セ
ンサ18が検出すると、おしり洗浄ノズル15の伸長を
開始する。おしり洗浄ノズル15の伸長が完了すると、
切替弁19のバルブシャフト32を大きく回転し、温水
タンク6および湯水混合弁8とおしり洗浄ノズル15の
水路が全開となり、所定の水量でおしり洗浄が開始する
とともに、湯水混合弁8や温水タンク6と排水路である
便器プレ洗浄ノズル20間の水路が完全に閉塞し、プレ
洗浄ノズル20から便器内への排水(吐水)は停止す
る。このとき、おしり洗浄ノズル15から吐水される温
水は、バルブシャフト32の回転とともに徐々に増加し
ていくため、人体局部に当たる水量になるまでに、ノズ
ル管の内部の残水を排出することができる。
【0036】次に人体局部の洗浄が終了し、使用者が人
体局部の洗浄終了を指示すると、水電磁弁7が閉塞し、
切替弁19は、洗浄開始初期の角度、すなわち0度にも
どされる。これにより、おしり洗浄ノズル15側が閉塞
し、排水路であるプレ洗浄ノズル20と温水タンク6が
連通されるようになり、洗浄開始前の状態にすることが
できる。
【0037】人体局部の温水洗浄により温水が消費され
ると、温水タンク6の温度低下となってあらわれるた
め、温水タンク6に設けた温水温度センサ13がこれを
検知して、図2の制御回路160の指令によりヒータ6
aが温水の再加熱を行う。このとき、温水温度の上昇に
伴って、若干の膨張水が温水タンク6からあふれるが、
このあふれた水は、切替弁19を経て排水路であるプレ
洗浄ノズル20に排出される。したがって、温水タンク
6の加熱によって生ずる膨張水は、内部の圧力上昇やノ
ズル管内部への滞留を起こすことなく速やかに便器内に
排出することができる。
【0038】また、図5に図示していないが、温水タン
ク6に湯水混合に必要な高温水が貯湯されていない場合
には、湯水混合弁8が正常に作動を開始しても、いつま
でも吐水温度センサ18が適温を検出することができな
い。そこで、図1に示すように高温水の貯湯を判断する
ための高温水貯湯判別手段13aを設け、湯水タンク6
に設けた温水温度センサ18が高温水の貯湯を検知でき
ない場合には、湯水混合弁8の吐水温度を測定する吐水
温度センサ18が適温を検出しない状態であっても適温
になっていると判断して、一定の時間が経過した後、吐
水温度センサ18が適温を検知していなくても、ただち
におしり洗浄ノズル15の伸長を開始させることができ
る。このため、温水タンク6の高温水を使いきった状態
であっても、冷水でおしり洗浄を速やかに行うことがで
きる。言うまでもないが、吐水温度センサ18のかわり
に、図2に示す温水タンク6にフロートスイッチ6bな
どの水位検知手段をもうけることで代用してもよい。
【0039】さらに、湯水混合弁8を用いないで温水タ
ンク6に常に適温水を貯湯する人体局部洗浄装置であっ
て、吐水温度センサ18を用いていない場合には、適温
水の検出は、水電磁弁7を開けてから所定の時間の経過
または所定の水量排出をもつて、判断することにかえて
もよい。
【0040】したがって、バルブシャフト32の角度が
0度のときは、洗浄開始の初期に圧損の少ないプレ洗浄
ノズル20からの吐水が可能となり、単に配管内部の残
水の速やかな排出が可能となるばかりでなく、余熱時間
も短くなり、吐水量が多いほど吐水温度が早く安定する
湯水混合弁8にとって、適温水を吐水するまでの待ち時
間を短くすることができる。
【0041】さらに、洗浄終了後、配管内部に残った残
水が、圧損の少ないプレ洗浄ノズル20からサイホン現
象により排出されるため、残水による雑菌の繁殖を抑え
ることが可能となる。
【0042】実施の形態2 図6は、図3で示した、バルブシャフト32の角度と切
替弁19の各水路の開度(水路選択)の関係を示した別
の実施の形態2である。バルブシャフト32が0度のと
きは温水タンク6からの水路は、洗浄ノズルであるおし
り洗浄ノズル15とビデ洗浄ノズル14、および排水路
であるプレ洗浄ノズル20のすべてに連通している。バ
ルブシャフト32が+30度まで回転すると、まずビデ
洗浄水路と温水タンク6間の水路が閉塞し始める。バル
ブシャフト32が+40度まで回転すると、おしり洗浄
水路と温水タンク6が閉塞し始める。バルブシャフト3
2が+50度まで回転すると、温水タンク6からの水路
とおしり洗浄ノズル15およびビデ洗浄ノズル14側の
水路は完全に閉塞され、排水路であるプレ洗浄ノズル2
0と温水タンク6だけが連通するようになる。
【0043】バルブシャフト32が+80度まで回転す
ると、プレ洗浄ノズル20と温水タンク6間の水路が閉
塞し始め、温水タンク6からの水路とおしり洗浄ノズル
15からの水路は連通し始める。バルブシャフト32が
+90度以上回転すると、ブレ洗浄ノズル20と温水タ
ンク6間は完全に閉塞すると共に、おしり洗浄の水路と
温水タンク6が完全に連通する。すなわち、切替弁19
のバルブシャフト32に設けられたスリットの角度と水
路選択およぴ洗浄動作との関係は、それぞれ次のように
なっている。
【0044】0度から+40度:この場合の水路選択で
は、おしり洗浄ノズル15、ビデ洗浄ノズル14、便器
プレ洗浄ノズル20のすべての水路が温水タンク6と連
通する。人体局部を洗浄していないときには、おしり洗
浄ノズル15の水路から切替弁19および温水タンク6
から切替弁19にいたる水路の水を、排水路であるプレ
洗浄ノズル20から、おしり洗浄ノズル15とプレ洗浄
ノズル20のヘッド差を利用して、サイホン現象により
排出させるとともに、洗浄開始初期には、湯水混合弁8
から吐水させる水の量を多くして、温水タンク6から湯
水混合弁8に至る水路の冷水を早期に排出させ、ノズル
の自噴によるセルフクリーニングをさせるとともに、湯
水混合の速やかな湯温特性が得られる。
【0045】+40度から+50度:この場合の水路選
択では、プレ洗浄ノズル20の水路と少しだが、おしり
洗浄ノズル15の水路が温水タンク6と連通する。便器
プレ洗浄ノズル20から温水を吐水させることにより、
湯水混合弁8の安定吐水を確保しながら、おしり洗浄ノ
ズル15から適温水を少し吐水させることにより、ノズ
ルを暖めるとともに、湯水混合弁8が安定するまでに吐
水されたノズル自噴時の残水である冷水または、高温水
を排出させる。
【0046】+50度から+80度:この場合の水路選
択では、便器プレ洗浄ノズル20の水路だけが温水タン
ク6と連通する。便器プレ洗浄ノズル20から温水を吐
水させることにより、湯水混合弁8の安定吐水を確保し
ながら、おしり洗浄ノズル15からの吐水を停止し、洗
浄水で人体局部以外のところをぬらさないように、洗浄
ノズルを電気的に伸張させる。
【0047】+90度以上:この場合の水路選択では、
おしり洗浄ノズル20の水路だけが温水タンク6と連通
する。洗浄ノズルが完全に伸張して、通常の人体洗浄の
動作を行う。
【0048】バルブシャフト32が0度から逆に回転す
ると、ビデ洗浄のための水路選択がなされるようにバル
ブシャフト32のスリットが形成される。すなわち、バ
ルブシャフト32が−30度まで回転すると、まずおし
り洗浄水路と温水タンク6間の水路が閉塞し始める。バ
ルブシャフトが−40度まで回転すると、ビデ洗浄の水
路と温水タンク6が閉塞し始める。
【0049】バルブシヤフトが−50度まで回転する
と、温水タンク6からの水路とおしり洗浄ノズル15お
よびビデ洗浄ノズル14側の水路は閉塞され、排水路で
あるプレ洗浄ノズル20と温水タンク6だけが連通する
ようになる。切替シャフト32が−80度まで回転する
と、便器プレ洗浄ノズル20と温水タンク6間の水路が
閉塞し始め、切替シャフト32が−90度まで回転する
と、温水タンク6からの水路とビデ洗浄ノズル14から
の水路は連通すると共に、プレ洗浄ノズル20と温水タ
ンク6間は完全に閉塞する。バルブシャフト32が−9
0度以上回転すると、ビデ洗浄の水路と温水タンク6が
完全に連通する。
【0050】図7は、図6のような水路構成をとった切
替弁19を使った、人体局部洗浄装置の動作シーケンス
を示したものである。洗浄が開始すると、バルブシャフ
ト32が0度のままで水電磁弁7が開くと共に、湯水混
合弁8が動作を開始する。このとき、排水路であるプレ
洗浄ノズル20は、温水タンク6とおしり洗浄水路、温
水タンク6とビデ洗浄水路、及び温水タンク6と便器プ
レ洗浄水路に、互いに連通し、排水路であるプレ洗浄ノ
ズル20は、温水タンク6、おしり洗浄ノズル15、ビ
デ洗浄ノズル14、および湯水混合弁8の内部にたまっ
た冷たい残水を確実にかつ急速に排出する。
【0051】この動作は、切替弁19からプレ洗浄ノズ
ル20に至る水路の圧損を、切替弁19からおしり洗浄
ノズル15とビデ洗浄ノズル14に至る水路の圧損より
も十分に小さくしてやることで、少なくともプレ洗浄水
路が選択されているときの吐水量を通常使用状態よりも
大幅に増大させている。
【0052】この状態で、湯水混合弁8が作動して、湯
水混合弁8から出るお湯が適温になったことを吐水温度
センサ18が検出すると、切替シャフト32が+40度
まで回転して、ビデ洗浄ノズル14を閉塞しておしり洗
浄ノズル15の内部を適温水で確実に充足させる。この
とき、図1及び図2に示す制御回路160では、図2に
示す温水タンク6に設けた温水温度センサ13が高温水
の貯湯を検出できないとき(たとえぱ、フロートスイッ
チ6bが温水の低水位を検出、または温水タンク6の温
水温度センサ13の検出温度が所定温度よりも低いと
き)には、湯水混合による適温水の検出を断念して、適
温水が検出できなくても次の動作を開始させる。
【0053】吐水温度センサ13で適温水が検出される
と、図1の制御回路160に設けた内部タイマーによ
り、おしり洗浄ノズル15の内部が適温水で満たされた
と見なせる時間が経過するまで切替シャフト32の角度
を保持し、前期保持時間が経過すると、切替シャフト3
2が+50度まで回転して、便器プレ洗浄水路で水量を
確保しつつ、温水タンク6とおしり洗浄水路を閉塞し
て、人体の局部以外を濡らさないようにしてから、伸長
を開始する。
【0054】おしり洗浄ノズル15の伸長が完了する
と、切替弁19のバルブシャフト32を大きく回転し、
温水タンク6および湯水混合弁8とおしり洗浄ノズル1
5の水路が全開となり、所定の水量でおしり洗浄が開始
するとともに、湯水混合弁8や温水タンク6とプレ洗浄
ノズル20間の水路が完全に閉塞し、プレ洗浄ノズル2
0からの吐水は停止する。
【0055】次に、人体局部の洗浄が終了し、使用者が
人体局部の洗浄終了を指示すると、水電磁弁7が閉塞
し、切替弁19は、洗浄開始初期の角度:すなわち0度
にもどされる。これにより、温水タンク6とおしり洗浄
水路、温水タンク6とビデ洗浄水路、および温水タンク
6と便器プレ洗浄水路に、互いに連通して洗浄開始前の
状態にすることができる。
【0056】人体局部の温水洗浄により、消費された温
水は、温水タンク6の温度低下となってあらわれるた
め、温水タンク6に設けた温水温度センサ13がこれを
検知して、図1の制御回路160が温水の再加熱を行
う。このとき、温水温度の上昇に伴って、若干の膨張水
が温水タンク6からあふれる。このあふれた水は、切替
弁19を経て排水路に排出される。したがって、温水タ
ンク6の加熱によって生ずる膨張水は、内部の圧力上昇
やノズル管内部への滞留を起こすことなく速やかに排出
することができる。
【0057】また、通常便器プレ洗浄ノズル20をはじ
めとする排水路は、図1と図2に示すように、収納状態
のおしり洗浄ノズル20に較べて、低いところに位置し
ている。ここで、水電磁弁7が閉塞したとき、おしり洗
浄ノズル15から切替弁19、ビデ洗浄ノズル20から
切替弁19、そして切替弁19からプレ洗浄ノズル20
までのすべての水路が水で充足されている。このため、
ビデ洗浄ノズル20、おしり洗浄ノズル15の内部の水
は、便器プレ洗浄ノズル20の内部の水との間でへッド
差が生じ、サイホン現象により内部の水は便器プレ洗浄
ノズル20から自然に排出される。
【0058】したがって、バルブシャフト32の角度が
0度ときは、洗浄開始の初期に圧損の少ない便器プレ洗
浄ノズル20からの大量吐水が可能となり、単に配管内
部の残水の速やかな排出が可能となるばかりでなく、余
熱時間も短くなり、吐水量が多いほど吐水温度が早く安
定する湯水混合弁8にとって、適温水を吐水するまでの
待ち時間も短くすることができる。また、おしり洗浄開
始前に便器の内面を温水で洗浄するため、用便時に便器
の内面に付着した汚物を冷水よりも確実に溶かし出すこ
とができ、便器の内面を需らすことによりおしり洗浄時
に飛散する汚物の付着を防ぐことが可能となる。
【0059】さらに、洗浄終了後、配管内部に残った残
水が、圧損の少ない便器プレ洗浄ノズル20からサイホ
ン現象により排出されるため、残水による雑菌の繁殖や
冷水による不快感がなくなるばかりでなく、洗浄開始初
期の余熱時間を短くすることができるようになる。
【0060】図8は、実施の形態2における人体局部洗
浄装置の図1に示す制御回路160の制御ブロック図を
示したものである。動作モード制御手段101は、おし
り洗浄スイッチ、ビデ洗浄スイッチ、止スイッチの操作
に応じて、人体局部洗浄装置を停止/おしり洗浄/ビデ
洗浄のいずれかのモードになるよう制御する。貯湯温度
制御手段102は、温水温度センサ13の検知信号が一
定温度以下となったとき、温水ヒータ6aを付勢して、
温水の温度を昇温する。貯湯判別手段103は、温水温
度センサ13の検知信号が一定温度以下となったとき、
温水タンク6に温水が無くなったものと判断して、貯湯
の有無を出力する。
【0061】動作停止制御手段104は、人体局部洗浄
装置が停止状態にあるとき、切替弁の水路選択を、ビデ
/おしり/ブレ洗浄の各ノズルで水路開放となるように
指示する。水電磁弁付勢手段105は、人体局部洗浄装
置が動作状態にあるとき水電磁弁7を開く。プレ洗浄制
御手段106は、湯水混合弁が正常に作動するまで、便
器のプレ洗浄を行いながら、排水動作を続ける。
【0062】プレ洗浄動作終了判定手段107は、湯水
混合弁が正常に作動しはじめたことを判定して、プレ洗
浄による排水動作から次の動作に移行するように指示す
る。適温判定手段108は、切替弁と湯水混合弁の間に
設けた、吐水温度センサ18で検知した吐水温度が、使
用者が設定した所定の温度範囲内であることを検知した
場合、湯水混合弁が正常に作動開始したものとして適温
検出信号を出す。温水置換制御手段109は、湯水混合
弁が正常に動作を開始したとき、プレ洗浄水路と人体局
部洗浄で使う方のノズル側水路は継続して開放し、人体
局部洗浄で使わない方のノズル側水路を閉塞して、湯水
混合によって得られた適温水を所定時間、人体局部洗浄
で使う方のノズル側水路に通水させ、ノズル管内部の残
水を適温水で置換する。
【0063】ノズル伸縮制御手段110は、ノズル伸長
開始指示信号を受けると、所定量だけノズルを伸長させ
るためノズルモータ131を付勢するとともに、プレ洗
浄水路は継続して開放し、かつ人体局部洗浄で使う方の
ノズル側水路を閉塞する。局部洗浄動作指示手段111
は、ノズル伸長動作が完了してから、便器プレ洗浄水路
を閉塞して、人体局部洗浄で使う方のノズル側水路は開
放する。
【0064】切替弁角度設定手段112は、動作停止制
御手段104、プレ洗浄制御手段106、温水置換制御
手段109、ノズル伸縮制御手段110、および局部洗
浄動作指示手段111からの水路選択信号により、切替
弁駆動モータ32aに対して回転指示信号を与えて、切
替弁のバルブシャフトの角度を所定の角度にする。
【0065】次に、図8に示す各部の作用について説明
すると、おしり洗浄スイッチが操作されて、動作モード
制御手段101がおしり洗浄モードになると、水電磁弁
付勢手段105が作動して水電磁弁7を開き、人体局部
洗浄装置の内部に水道水を取り入れるとともに、プレ洗
浄制御手段106が動作を開始して、湯水混合弁が水電
磁弁7の開により正常に動作を開始するようになるま
で、すくなくとも切替弁の水路をプレ洗浄にする水路を
選択するように切替弁角度設定手段112に水路選択信
号を出力する。切替弁角度設定手段112は、切替弁角
度検出手段112から得られる切替弁角度信号が該要求
信号と同じになるまで、切替弁駆動モータ32aを駆動
する。
【0066】湯水混合弁が正常に動作を開始するように
なり、水路の途中にもうけた吐水温度センサ18からの
信号が適温になると、適温判定手段108が作動して適
温検出信号をプレ洗浄動作終了判定手段107に出力す
る。
【0067】プレ洗浄動作終了判定手段107では、こ
の適温信号が得られた場合または、貯湯判別手段103
から得られる貯湯検出信号が得られない場合、すなわち
水路の温水が適温になったとき、または、温水タンクに
お湯がなく湯水混合弁が正常に動作しないことが明白で
あるとき、プレ洗浄動作を終了させるプレ洗浄動作終了
信号を送出する。
【0068】プレ洗浄制御手段106は、この信号を受
けるとプレ洗浄動作を停止し、ノズル管内部の温水置換
制御手段109は、プレ洗浄水路と人体局部洗浄で使う
方のノズル側水路は継続して開放し、人体局部洗浄で使
わない方のノズル側水路を閉塞して、湯水混合によって
得られた適温水を所定時間、人体局部洗浄で使う方のノ
ズル側水路に通水させるように切替弁角度設定手段11
2に水路選択信号を出力する。切替弁角度設定手段11
2は、切替弁角度検出手段から得られる切替弁角度信号
が該要求信号と同じになるまで、切替弁駆動モータ32
aを駆動する。
【0069】温水置換制御手段109は、プレ洗浄終了
信号を受けてから一定時間が経過すると、ノズル管内部
が温水で満たされたものと判断して、ノズル管内部の温
水置換動作を停止するとともに、ノズル伸長開始信号を
ノズル伸縮制御手段110に出力する。ノズル伸縮制御
手段110は、便器プレ洗浄水路は継続して開放し、人
体局部洗浄で使う方のノズル側水路を閉塞するように切
替弁角度設定手段112に水路選択信号を出力する。切
替弁角度設定手段112は、切替弁角度検出手段から得
られる切替弁角度信号が該要求信号と同じになるまで、
切替弁駆動モータ32aを駆動するとともに、切替弁角
度信号が該要求信号と同じになると、ノズル位置検出手
段より得られるノズル位置信号が、所定の位置を検出す
るようになるまでノズルモータ131を前進駆動させ
る。
【0070】ノズル伸長が完了すると、ノズル伸縮制御
手段110はノズル伸長完了信号を局部洗浄動作手段1
11に出力する。局部洗浄動作指示手段111は、この
信号を受けると、プレ洗浄水路を閉塞して、人体局部洗
浄で使う方のノズル側水路は開放するように切替弁角度
設定手段112に水路選択信号を出力し、切替弁角度設
定手段112は、切替弁角度検出手段130から得られ
る切替弁角度信号が該要求信号と同じになるまで、切替
弁駆動モータ32aを駆動する。
【0071】使用者が止スイッチを操作して動作モード
制御手段101が停止モードになると、水電磁弁付勢手
段105が水電磁弁7を閉にするとともに、プレ洗浄制
御手段106、ノズル管内部の温水置換制御手段10
9、ノズル伸縮制御手段110、および局部洗浄動作指
示手段111からの水路選択信号が出力されなくなる代
わりに、動作停止制御手段104が作動して、ノズル側
水路及びプレ洗浄側水路のいずれの水路も温水タンクお
よび湯水混合弁側と連通されるように、切替弁角度設定
手段112に水路選択信号を出力する。切替弁角度設定
手段112は、切替弁角度検出手段130から得られる
切替弁角度信号が該要求信号と同じになるまで、切替弁
駆動モータ32aを駆動する。
【0072】本発明では、図3に示すように、円筒型の
切替弁19のバルブシャフト32側面に、切替弁19の
ボディ31に対応する箇所に所定のシヤフト角度で、開
くようなスリットや開放口を設けることにより、複雑な
動作をする切替弁19を簡単に構成することができるば
かりでなく、従来複数の電磁弁により水路選択をおこな
っていたものと比較しても小型で安価となり、特定水路
の開放を維持するのに電磁弁などのように通電し続ける
必要がない。
【0073】また、図2及び図3に示すように、バルブ
シャフト32の角度や制御回路の動作によらず、温水タ
ンク6からの湯が確実に確保することができる。このた
め、万が一制御回路が誤動作しても、切替弁19の出口
のすべてが閉塞されることがなくなり、温水タンク6の
内部の異常圧力上昇が起きないため、過圧逃がし弁を廃
止する事ができ安価で小型な温水洗浄装置を構成するこ
とができる。この特性は、出ロ側の水路圧損の変動によ
って湯水の混合比が微妙に変化する、湯水混合弁を用い
た人体局部洗浄装置においては、より湯温を安定させる
ことが可能となる。
【0074】これに加えて、洗浄開始の初期に圧損の少
ないプレ洗浄ノズル20からの吐水が可能となり、単に
配管内部の残水の速やかな排出が可能となるばかりでな
く、余熱時間も短くなり、吐水量が多いほど吐水温度が
早く安定する湯水混合弁8にとって、適温水を吐水する
までの待ち時間も短くすることができる。また、おしり
洗浄開始前に便器の内面を温水で洗浄するため、用便時
に便器の内面に付着した汚物を冷水よりも確実に溶かし
出すことができ、便器の内面を濡らすことによりおしり
洗浄時に飛散する汚物の付着を防ぐことが可能となる。
【0075】さらに、洗浄終了後、配管内部に残った残
水が、圧損の少ないプレ洗浄ノズル20からサイホン現
象により排出されるため、残水による雑菌の繁殖や冷水
による不快感がなくなるばかりでなく、洗浄開始初期の
余熱時間を短くすることができるようになる。
【0076】本発明の実施の形態では、高温水を内部に
貯湯し、湯水混合弁8で水とお湯の混合比を調整する湯
水混合弁型の人体局部洗浄装置について説明してきた
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
すなわち、最初から適温のお湯を温水タンク6に貯湯し
ておく貯湯型の人体局部洗浄装置であっても、内部にた
まった冷水を完全に排水させる動作については全く同様
である。
【0077】また、温水タンク6や吐水温度センサ18
のない湯水混合弁内蔵の人体局部洗浄装置や、瞬間湯沸
かし器型の人体局部洗浄装置であっても、水電磁弁7を
開いてから、内部タイマーにより、一定の時間(気温に
より変動させてもよいし、前回の使用からの経過時間で
変動させてもよい)が経過したとき、または一定水量が
吐水されたときを、吐水温度センサ18が適温検出する
までの時間として置き換えることにより同様の効果およ
び作用を得ることができる。更に、洗浄ノズルの伸縮に
ついては、モータによるものばかりでなく、水圧による
伸縮を行なうものであっても良い。
【0078】
【発明の効果】請求項1と請求項2に記載の発明では、
便器の内面を軽く洗浄するための排出路と人体局部の洗
浄ノズルの両方または、排出路から吐水させることによ
り、洗浄開始初期に大量の温水を排出させ、温水タンク
から洗浄ノズルにいたる水路の途中で残水の排出や、過
渡的な余熱の回収をするための時間を短縮するととも
に、ノズル先端部の洗浄や冷水の排出を同時に行わせる
ことができる。
【0079】請求項3に記載の発明では、高温水がない
ときでも冷水を用いて人体局部を洗浄できる。
【0080】請求項4に記載の発明では、迅速かつ確実
に内部に滞留した温水を排出路から排出させることがで
きる。
【0081】請求項5に記載の発明では、所定の温度の
温水を確実に得ることができる。
【0082】請求項6に記載の発明では、高価な人体局
部洗浄ノズルを使用することなく、製品コストを下げる
ことができる。
【0083】請求項7に記載の発明では、人体局部の洗
浄に先だって、排出路の排出口から必ず、水やお湯が排
出されるため、便器内面を余剰水で濡らし、おしり洗浄
時に飛散する汚物が便器にこびり付くことを防止でる。
【0084】請求項8に記載の発明では、さらに、人体
局部洗浄をしない、いわゆる待機状態においては、少な
くとも人体局部に用いたノズルと排出路を連通させるこ
とにより、ノズル管と切替弁の間にバキュームブレーカ
などを用いなくても、ノズルと排出路とのへッド差によ
り内部に滞留した温水を排出させることができる。ま
た、温水タンクから洗浄ノズルにいたる水路の途中で残
水の排出や、過渡的な余熱の回収をするための時間を短
縮するとともに、ノズル先端部の洗浄や冷水の排出を同
時に行わせる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による人体局部洗浄装置の実施の形態1
の作動原理図を示した図である。
【図2】本発明による人体局部洗浄装置の部品配置を示
した図である。
【図3】本発明による実施例の切替弁の構造を示す図で
ある。
【図4】図3で示したバルブシヤフトの角度と切替弁の
各水路の開度(水路選択)の関係を示した図である。
【図5】図4のような水路構成をとった切替弁を使っ
た、局部洗浄装置の動作シーケンスを示した図である。
【図6】図3で示した、バルブシャフトの角度と切替弁
の各水路の開度(水路選択)の関係を示した別の実施の
形態を示す図である。
【図7】図6のような水路構成をとった切替弁を使っ
た、局部洗浄装置の動作シーケンスを示す図である。
【図8】実施の形態2における人体局部洗浄装置の制御
ブロック図である。
【図9】従来の湯水混合弁を内蔵した人体局部洗浄装置
の外観図である。
【図10】従来の湯水混合弁を内蔵した人体局部洗浄装
置の作動原理図である。
【図11】図10に示す各要素に関して、湯水混合弁2
08を使った人体局部洗浄装置の動作シーケンスを示す
図である。
【符号の説明】
1.湯 6.温水タンク 6a.温水ヒータ 6b.フ
ロートスイッチ 6c.バキュームブレーカ 7.水電
磁弁 8.湯水混合弁 13.温水温度センサ 13a.高温水貯湯判別手段 14.ビデ洗浄ノズル
15.おしり洗浄ノズル 16.バイパス水路 18.吐水温度センサ 19.切
替弁 20.プレ洗浄ノズル 31.ボディ 32.バ
ルブシャフト 32a.切替弁駆動モータ 33.切欠
部 34.穴 101.動作モード制御手段 102.
貯湯温度制御手段 103.貯湯判別手段 104.動
作停止制御手段 105.水電磁弁付勢手段 106.
プレ洗浄制御手段 107.プレ洗浄動作終了判定手段
108.適温判定手段 109.温水置換制御手段
110.ノズル伸縮制御手段 111.局部洗浄動作指
示手段 112.切替弁角度設定手段 130.切替弁
角度検出手段 131.ノズルモータ 160.制御回
路 200.暖房便座 201.便蓋 202.本体
203.操作パネル 204.分岐金具 205.連結
ホース 206.温水タンク 207.主水路電磁弁
208.湯水混合弁 209.電磁弁 210.電磁弁 211.電磁弁 2
12.オリフィス 213.温水温度センサ 214.
ビデ洗浄ノズル 215.おしり洗浄ノズル 216.バイパス水路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水道からの給水を開閉する水電磁弁と、
    人体局部を洗浄する洗浄ノズルと、温水を貯湯する温水
    タンクと、温水タンクの温度を検出する温水温度センサ
    と、温水タンクと洗浄ノズルの途中に設置し冷水を排出
    するための排水路と、温水タンクのお湯を排水路と洗浄
    ノズルに分配させる切替弁と、洗浄ノズルを伸縮させる
    ノズル伸縮機構とを有し、切替弁とノズル伸縮機構の動
    作を制御するようになっている人体局部洗浄装置におい
    て、温水タンクにお湯が貯湯された状態で洗浄開始を指
    示すると、温水タンクの温水が切替弁に至るまでの時
    間、洗浄ノズルを収縮させておいた上で、切替弁を少な
    くとも排水路側を開放した後に、洗浄ノズルを伸長させ
    て切替弁を洗浄ノズル側に切り替えることを特徴とする
    人体局部洗浄装置。
  2. 【請求項2】 切替弁と温水タンクをつなぐ水路の途中
    に吐水温度センサを設け、温水タンクの温水が切替弁に
    いたるまでの時間を、吐水温度センサからの検知温度が
    適温を検出するまでとしたことを特徴とする請求項1に
    記載の人体局部洗浄装置。
  3. 【請求項3】 温水タンクにお湯がない状態で洗浄開始
    を指示すると、切替弁を洗浄ノズル側に切り替えて、洗
    浄ノズルを伸長させることを特徴とする請求項1又は2
    に記載の人体局部洗浄装置。
  4. 【請求項4】 切替弁から排水路の圧損が、切替弁から
    洗浄ノズルの圧損よりも小さいことを特徴とする請求項
    1、2又は3に記載の人体局部洗浄装置。
  5. 【請求項5】 温水タンクのお湯が、実際に吐水される
    温度よりも高い温度であるとともに、吐水温度センサと
    温水タンクの間に、水とお湯を混合する湯水混合弁を挿
    入したことを特徴とする請求項3又は4に記載の人体局
    部洗浄装置。
  6. 【請求項6】 排出路は、使用者により指示された人体
    局部洗浄動作に用いる洗浄ノズルとは別の洗浄ノズルで
    代用することを特徴とする請求項1、2、3、4又は5
    に記載の人体局部洗浄装置。
  7. 【請求項7】 排出路が便器プレ洗浄ノズルであるとと
    もに、洗浄開始初期に先だって、切替弁からの温水で便
    器プレ洗浄を行うことを特徴とする請求項1、2、3、
    4又は5に記載の人体局部洗浄装置。
  8. 【請求項8】 人体局部洗浄が行われていない場合に
    は、切替弁が少なくとも人体局部の洗浄に用いた洗浄ノ
    ズルと排出路を連通させるようにする制御手段を持つこ
    とを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は7に
    記載の人体局部洗浄装置。
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