JPH11127530A - ガス絶縁母線 - Google Patents

ガス絶縁母線

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JPH11127530A
JPH11127530A JP28966397A JP28966397A JPH11127530A JP H11127530 A JPH11127530 A JP H11127530A JP 28966397 A JP28966397 A JP 28966397A JP 28966397 A JP28966397 A JP 28966397A JP H11127530 A JPH11127530 A JP H11127530A
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JP
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stud
gas
bus
insulated
studs
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JP28966397A
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Inventor
Masayuki Fukunaga
雅之 福永
Shozo Nihei
尚三 二瓶
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スタッドの自重によるたわみが小さく、振動
が発生しにくいガス絶縁母線を提供する。 【解決手段】 ガス絶縁母線を構成する複数の金属容器
3のうち、一部の金属容器3のフランジ4a,4b間
を、伸縮ベロー継手6を介して接続する。ベローフラン
ジ5a,5bを貫通する複数のベロースタッド8を配設
する。ガス絶縁母線の両端のフランジ10a,10b
に、それぞれ板11をボルト32によって取付け、この
板11にスタッド12を締結する。各金属容器3におけ
るフランジ13a,13b,4aに、振れ止め部材14
を設ける。スタッド12を、複数個の短スタッドで構成
し、それぞれ継手22によって連結する。この継手22
は、振れ止め部材14と干渉しない位置に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ガス絶縁
開閉装置等に使用されるガス絶縁母線に係り、特に、熱
伸縮対策に改良を施したガス絶縁母線に関する。
【0002】
【従来の技術】ガス絶縁開閉装置は、絶縁性ガスを充填
した金属製のタンク内に、遮断器、断路器、母線等の主
要機器を収容することにより構成されている。このガス
絶縁開閉装置を構成し、ガス絶縁開閉装置を接続する等
の役割を有するガス絶縁母線は、絶縁性ガスを封入した
金属製のタンク内に導体を収納した母線単体を、連続的
に接続したものである。
【0003】このように、ガス絶縁開閉装置及びガス絶
縁母線は、主要機器及び導体をタンク内に収容している
ため、主要機器及び導体の露出度の高い他の開閉装置と
比べて、所要スペースの縮小化、信頼性・安全性の向
上、環境調和を図ることができる。但し、タンクは周囲
の温度変化、日射及び内部導体電流による発熱、温度上
昇によって熱伸縮するので、この伸縮をうまく吸収する
構造をとらないと、機器の損傷を招くような過大な荷重
が発生する可能性がある。
【0004】こうした熱伸縮による変位を吸収するた
め、通常のガス絶縁母線においては、伸縮性を有するベ
ローズが用いられている。このようなガス絶縁母線の一
例として、直管圧力均衡型ベローズ(以下圧均ベローズ
と呼ぶ)を用いたものを、図6に従って以下に説明す
る。すなわち、母線導体1が収容され、絶縁性ガス2が
封入された金属容器3は、圧均ベローズ29によって接
続されている。
【0005】この圧均ベローズ29は、一つの親ベロー
ズ30を中央にして、その両端に直列に接続された二つ
の子ベローズ31によって構成されている。親ベローズ
30と子ベローズ31との内径の比は1:[2の平方
根]に設定され、この比によって発生するガス圧力を補
償することが可能となっている。このような圧均ベロー
ズ29を用いたガス絶縁母線を、ガス絶縁開閉装置の母
線連絡回線として使用したものを、図7に示す。この図
7において、25は遮断器、26は母線断路器、27は
接地開閉器、28は変流器である。
【0006】ところで、上記のような圧均ベローズ29
を用いたガス絶縁母線には、以下のの(1)〜(3)に
示すような問題点があった。
【0007】(1)第1の問題点 上記のように、ガス絶縁開閉装置の母線連絡回線として
使用したガス絶縁母線は、図6に示すように、親ベロー
ズ30の径D1が大きく、全長L1が長いため、全体の
機器寸法を大きくしないように設置するには、設置位置
が制限されることになる。例えば、図7に示すように、
接地開閉器27の位置を母線断路器26の上部に配置せ
ざるをえなくなり、操作性の点で問題が生じる。また、
相間寸法についても親ベローズ30の径D1によって制
限されることになる。
【0008】(2)第2の問題点 圧均ベローズ29は大型で部品点数が多いため、通常の
ベローズに比べて重量が増大し、回線の重心位置が上方
にシフトする。このため、耐震的に不安定となるので、
支持構造を強固にする必要がある。さらに、このベロー
ズ29は軸方向の変位を許容することになるので、この
点からも耐震上好ましくない。
【0009】(3)第3の問題点 圧均ベローズ29は、上述のようにガス圧力は補償する
が、熱伸縮によりベローズ30,31が伸縮するために
発生するバネ力は補償しないので、その分の力は機器に
かかる。例えば、図7に示すように、ガス絶縁開閉装置
の母線連絡回線として使用した場合には、遮断器25の
上部分岐部に力(図中、矢印で示す)がかかることにな
るが、地上の固定点からの距離が長くモーメントが大き
くなるので、機器全体の変形が大きくなる可能性があ
る。
【0010】以上のような問題点に対処するために、ベ
ローズはフリーとする代わりに、熱伸縮を吸収させるこ
とが必要な区間において、両端部のフランジを、端部に
ねじが形成されたロッド(以下、スタッドと呼ぶ)によ
って連結するタイロッド方式とすることが考えられる。
このようなタイロッド方式の熱伸縮べローズ24の一例
を、図8に従って以下に説明する。すなわち、絶縁性ガ
ス2を封入した2個の金属容器3のフランジ4の間に、
伸縮ベロー継手6が設置されている。この伸縮ベロー継
手6の両端にはフランジ5a,5bが一体に設けられ、
このフランジ5a,5bが、締付ボルト7によってそれ
ぞれの金属容器3のフランジ4に固定されている。
【0011】さらに、伸縮ベロー継手6のフランジ5
a,5bを貫通する複数のベロースタッド8が配設され
ている。これらのベロースタッド8は、その一端がフラ
ンジ5aにそれぞれ固定されている。そして、ベロース
タッド8の他端にはねじが形成され、ベローナット9に
よりフランジ5bに締め付け固定されている。従って、
ベローズ6は、ベローナット9をゆるめることにより変
形可能な構成となっている。
【0012】ここで、このベローズ6をフリーにするこ
とにより発生する軸方向の力Fは、絶縁性ガスの圧力が
一般に3〜6kgf/cm2 ・g程度であるため、下記
の式1のように表される。
【0013】
【数1】 F=(タンク断面積)×(3〜6)kgf/cm2 ・g …式1 この軸方向の力は、大容量のガス絶縁母線では、単相母
線においても10〜20トンになることがある。このよ
うな軸荷重による機器全体の変形を防止するために、ガ
ス絶縁母線の両端に位置するフランジ10a,10bに
は、それぞれ板11がボルト32によって取付けられ、
この板11にスタッド12が締結されている(これを以
下、タイロッドと呼ぶ)。
【0014】以上のような構成とすることにより、スタ
ッド12で連結された区間の熱伸縮は、ベローズ6によ
り吸収することが可能になる。また、径の大きな親ベロ
ーズ20と、これに接続された子ベローズ31とを有す
る圧均ベローズ29と比較して、径方向D2、全長L2
を小さくすることができる。さらに、タイロッドによっ
て機器間が拘束されているので、軸直角方向の変形も小
さく、図7に示すようなガス絶縁開閉装置における上部
の熱伸縮を吸収する場合に適している。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、大容量
化の必要により機器が大形化するにつれて、タイロッド
を構成するスタッド長Lは長くなるため、自重によるた
わみが大きくなり、操作振動等によって大きな揺れが発
生する。これを、以下の(1),(2)において説明す
る。
【0016】(1)スタッドの自重によるたわみ まず、スタッド長が長くなると、自重によるたわみも大
きくなる。例えば、スタッド径がd、スタッド長がLの
鉄棒においては、両端固定の条件でたわみ量yは、以下
の式2に示すようになる。なお、以下の式2〜5におい
て、wは単位長さ当り荷重、Eはヤング率、Iは断面二
次モーメントである。
【0017】
【数2】 y=wL4 /(384EI) …式2 ここで、d=30mm、L=6mの鉄棒の場合、E=
2.1×104 kgf/mm2 、w=5.5×10-3
gf/mm、I=πd4 /64で表されるので、式2よ
り、y=22mmとなる。
【0018】そして、スタッドに張力Tをかけた時のた
わみy′は、以下の式3に示すようになる。なお、式3
において、S=TL2 /(4π2 EI)である。
【0019】
【数3】 y′=y/(1+S) …式3 ここで、張力T=2000kgfをかけたとすると、S
=2.2となるので、y′=7mmとなる。このよう
に、たわみが大きいと振動が加わったときの振幅も大き
くなり、場合によっては疲労破壊の原因となる。そし
て、張力があまり大きいと、スタッドに発生する応力も
大きくなる。
【0020】なお、スタッド中央に横荷重Wkgfを与
えて22mmのたわみyを相殺するには、張力0kgf
のとき、以下の式4のようになるので、W=16kgf
あれば、式2=式4となり、相殺できることが分かる。
【0021】
【数4】 y=WL3 /192EI …式4 (2)スタッドの振動 (1)に示した例において、スタッドの一次固有振動数
fは、次の式5のようになる。
【0022】
【数5】 (r/g)A(2πf)2 /(EI/L4 )= 500.56+12.302T/(EI/L2 )…式5 ここで、密度r=7.85kgf/cm3 、g=981
cm2 /s、断面積A=πd2 /4とすると、式5よ
り、f=3.6Hzとなる。このように一次固有振動数
が低い周波数であると、遮断器等の動作振動により共振
が起こることも十分に考えられる。すると、振動がなか
なか減衰せず、疲労破壊を起こす可能性がある。
【0023】本発明は、以上のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたものであり、その目的は、
スタッドの自重によるたわみが小さく、振動が発生しに
くいガス絶縁母線を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、母線導体及び絶縁性ガスが収容され、両
端部にフランジが形成された複数の金属容器を接続する
ことにより、母線容器が構成され、前記母線容器におけ
る少なくとも一組の金属容器間に伸縮ベロー継手が設け
られ、前記母線容器の両端部のフランジ間が、棒状のス
タッドによって連結されたガス絶縁母線において、以下
のような技術的特徴を有する。
【0025】すなわち、請求項1記載の発明は、前記母
線容器の両端部以外の少なくとも一か所のフランジに、
前記スタッドを支持する振れ止め部材が設けられている
ことを特徴とする。以上のような請求項1記載の発明で
は、スタッドの全長のうちの両端以外の少なくとも一か
所が、振れ止め部材によって支持されているので、支点
が増え、たわみ量が小さくなる。また、固有振動数も大
きくなるので、低周波での共振がなくなる。
【0026】請求項2記載の発明は、請求項1記載のガ
ス絶縁母線において、前記振れ止め部材には、前記スタ
ッドが摺動可能に挿通された穴が形成され、前記穴と前
記スタッドとの間には、摩擦抵抗の小さい接触部材が設
けられていることを特徴とする。以上のような請求項2
記載の発明では、熱伸縮により伸縮ベロー継手が変形し
ても、接触部材によって振れ止め部材とスタッド間の摩
擦抵抗が小さくなるので、かじり等が発生することな
く、スタッドが摺動可能となる。
【0027】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2記載のガス絶縁母線において、前記振れ止め部材に
は、前記スタッドが摺動可能に挿通された穴が形成さ
れ、前記穴と前記スタッドとの間には、緩衝部材が設け
られていることを特徴とする。以上のような請求項3記
載の発明では、緩衝部材が設けられているので、スタッ
ドと穴との微少なギャップによる遊びがなくなり、振動
時にスタッドが穴内部で衝突することが防止されるとと
もに、振動が吸収される。
【0028】請求項4記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれか1項に記載のガス絶縁母線において、前記振れ止
め部材は、前記スタッドが挿通される保持具と、前記保
持具が前記スタッドの軸直角方向に摺動可能に設けられ
た支持具とによって構成され、前記振れ止め部材は、前
記スタッドに対して軸直角方向の荷重を加えるように、
前記保持具を付勢するバネ部材を有することを特徴とす
る。以上のような請求項4記載の発明では、バネ部材に
付勢された保持具によって、スタッドの軸直角方向から
荷重を与えることが可能となるので、自重によるたわみ
を相殺することができる。また、遮断器等の動作時の加
振力を減少させることが可能となるので、スタッドの振
動を抑えることができる。
【0029】請求項5記載の発明は、請求項1〜4のい
ずれか1項に記載のガス絶縁母線において、前記スタッ
ドは複数の短スタッドによって構成され、前記短スタッ
ド間は、前記振れ止め部材と干渉しない位置において、
継手によって連結されていることを特徴とする。以上の
ような請求項5記載の発明では、スタッドを複数の短ス
タッドで構成するので、1本の短スタッドの長さは短く
することができる。このため、寸法製作精度を上げるこ
とが可能になり、たわみの原因となるスタッドの初期曲
がり寸法を小さく抑えることができる。
【0030】請求項6記載の発明は、請求項5記載のガ
ス絶縁母線において、前記継手には、前記短スタッド端
部が挿入される挿入部と、前記スタッドの前記継手への
挿入長が視認可能な窓孔部とが設けられていることを特
徴とする。以上のような請求項6記載の発明によれば、
窓孔部によりスタッドの挿入長を目視確認できるので、
確実な連結が可能になる。また、挿入長さを管理するこ
とによって、継手によってスタッドの張力の管理を行う
ことができる。
【0031】請求項7記載の発明は、前記母線容器の断
面方向の三角形の頂点上に、前記スタッドが配設されて
いることを特徴とする。以上のような請求項7記載の発
明では、スタッドが、母線容器の周囲の三点に配置され
ているので、母線容器を最小限の本数で均等に拘束する
ことができ、熱伸縮による母線容器の変形を確実に防止
できる。
【0032】請求項8記載の発明は、請求項7記載のガ
ス絶縁母線において、隣接する相同士の前記三角形の頂
点が、180度対角となるように、前記スタッドが配設
されていることを特徴とする。以上のような請求項8記
載の発明では、隣接する相のスタッドが干渉しにくいの
で、各相間の距離を縮小でき、機器全体を小形化でき
る。
【0033】
【発明の実施の形態】本発明によるガス絶縁母線の実施
の形態について、図1〜図5を参照して説明する。な
お、図1は本実施の形態の側面図、図2は図1の軸方向
から見た正面図、図3は図1のA部詳細図、図4は図1
のB部詳細図である。
【0034】(1)実施の形態の構成 (1−1)全体構成 まず、本実施の形態の全体構成を説明する。なお、本実
施の形態は、タイロッド方式のガス絶縁母線である。す
なわち、図1に示すように、母線導体1および絶縁性ガ
ス2が封入された複数個の金属容器3が、その端部のフ
ランジ13a,13b等によって接続されている。そし
て、一部の金属容器3のフランジ4a,4b間は、伸縮
ベロー継手6を介して接続されている。この伸縮ベロー
継手6は両端にベローフランジ5a,5bを備え、この
ベローフランジ5a,5bと金属容器3のフランジ4
a,4bとが締め付けボルト7によって固定されてい
る。
【0035】さらに、ベローフランジ5a,5bを貫通
する複数のベロースタッド8が配設されている。これら
ベロースタッド8の一端は、ベローフランジ5aにそれ
ぞれ固定されている。そして、ベロースタッド8の他端
にはねじが形成され、ベローナット9によりフランジ5
bに締め付け固定されている。従って、ベローズ6は、
ベローナット9をゆるめることにより変形可能な構成と
なっている。
【0036】このベローズ6をフリーにすることで発生
するガス圧力によって、機器が変形することを防止する
ために、ガス絶縁母線の両端に位置するフランジ10
a,10bには、それぞれ板11がボルト32によって
取付けられ、この両端の板11にスタッド12の両端が
締結されることにより、前記両端のフランジ10a,1
0b間が連結されている。
【0037】(1−2)振れ止め部材の構成 各金属容器3におけるフランジのうち、両端のフランジ
10a,10bを除く少なくとも1ヶ所(図1において
は3ヶ所)のフランジ13a,13b,4aには、振れ
止め部材14が設けられている。この振れ止め部材14
の取付部(図1におけるA部)の詳細を、図3に示す。
すなわち、振れ止め部材14は、支持具16と保持具1
7の2つの部材によって構成されている。
【0038】支持具16は、一端がフランジ13a,1
3b,4aに固定され、他端に保持具17が設けられて
いる。保持具17は、支持具16とともに、スタッド1
2が挿通される穴を構成し、この穴に挿通されるスタッ
ド12を支持具16との間に保持して、スタッド12の
軸直角方向の動きを制限するものである。なお、保持具
17は、その断面をU字形とすることによって、スタッ
ド12との接触面積が小さくなるように形成されてい
る。
【0039】また、支持具16におけるスタッド12に
接触する側の面には、摩擦抵抗の小さい接触部材18が
設けられている。この接触部材18は、屋外に暴露状態
で取り付けられることを考えて、無潤滑状態で静摩擦抵
抗が0.2以下となるように形成されている。さらに、
接触部材18と支持具16との間には、緩衝部材19が
設けられている。この緩衝部材19としては、例えば、
耐候性の良いゴム等を用いることが望ましい。
【0040】一方、断面U字形の保持具17の両端部に
はねじが切られ、当該両端部は支持具16に設けられた
穴33に貫通し、ナット20によって締め付け固定され
ている。このナット20と支持具16との間には、バネ
部材21が設けられており、締め付け量を調整すること
でスタッド12に対して軸直角方向の荷重を与えること
が可能な構成となっている。バネ部材21としては、例
えば、耐候性の良いゴムや皿バネを用いてコンパクトな
構成とすることが望ましい。
【0041】(1−3)スタッドの構成 スタッド12は、図1に示すように、複数個の短スタッ
ドで構成され、それぞれ継手22によって連結されてい
る。この継手22は、振れ止め部材14と干渉しない位
置に設けられている。このスタッド12は、図2に示す
ように、母線の断面方向の三角形15(例えば、正三角
形)の頂点上に配設されている。そして、例えば、単相
母線で構成した場合、各相の三角形15の一つの頂点が
母線配列方向の直線に対し直交する線上にあり、隣接す
る相の三角形15の頂点が180度対角となるように、
各相のスタッド12が配置されている。
【0042】また、継手22による連結は、図4(図1
のB部の詳細図)に示すように、それぞれのスタッド1
2におけるねじが形成された端部を継手22に挿入し、
ナット34で締め付けることによって実現されている。
さらに、継手22の側面には穴23が設けられており、
スタッド12のねじの入り込み深さが目視確認できるよ
うになっている。
【0043】(1−4)母線連絡回線の構成 本実施の形態のガス絶縁母線を用いた母線連絡回線を、
図5に示す。この図5において、25は遮断器、26は
母線断路器、27は接地開閉器、28は変流器である。
この母線連絡回線においては、伸縮ベロー継手6の径は
小さく、全長も短いため、例えば、接地開閉器27の位
置は、図5に示すようにすることができる。
【0044】(2)本実施の形態の作用効果 以上のような本実施の形態の作用効果は以下の通りであ
る。
【0045】(2−1)振れ止め部材による作用効果 上記の式2によれば、スタッド12のたわみ量は長さの
4乗に比例するが、スタッド12の中間部には振れ止め
部材14が設けられているので、支点が増え、たわみ量
が小さくなる。そして、上記の式5によれば、固有振動
数は長さの2乗にほぼ逆比例するが、振れ止め部材22
によって支点が増えるので、固有振動数も大きくなり、
低周波での共振がなくなる。
【0046】また、スタッド12が、上記のように三点
配置されているので、最小限の本数で金属容器3を均等
に拘束することができ、製造コストを節約しつつ、熱伸
縮による金属容器3の変形を確実に防止できる。さら
に、隣接する相同士の三角形の頂点が、180度対角と
なるように、スタッド12が配設されているので、隣接
する相のスタッド12が干渉しにくく、各相間の距離を
縮小することによって、機器全体を小形化し、設置スペ
ースを節約することができる。
【0047】(2−2)接触部材、緩衝部材及びバネ部
材による作用効果 振れ止め部材14の支持具16とスタッド12との間
に、摩擦抵抗の小さい接触部材18が設けられているの
で、熱伸縮により伸縮ベロー継手6が移動しても、かじ
り等が発生することなくスタッド12の摺動が可能にな
り、たわみや破壊が防止される。
【0048】また、接触部材18と支持具16との間に
緩衝部材19が設けられているので、スタッド12の周
囲における微少なギャップによる遊びがなくなり、振動
時にスタッド12が保持具17の貫通穴内部で衝突する
ことが防止されるとともに、振動が吸収されるため、ス
タッド12の損傷が防止される。
【0049】さらに、支持具16とナット20との間に
は、バネ部材21が設けられているので、ナット20の
締め付け量を調整することによって、スタッド12の軸
直角方向より荷重を与えることが可能になり、自重によ
るたわみを相殺することができる。また、遮断器等の動
作時の加振力を減少させることが可能になり、スタッド
12の振動を抑えることができる。
【0050】(2−3)継手によるスタッド接続の作用
効果 各スタッド12は、複数を継手22によって接続するこ
とで構成されているので、1本の長さを短くすることが
でき、寸法製作精度を上げることが可能となる。特に、
たわみの原因となるスタッド12の初期曲がり寸法を小
さく抑えることができる。
【0051】また、スタッド12間の継手22の側面に
設けた穴23により、スタッド12のねじの入り込み深
さを目視確認できるので、確実な連結が可能になるとと
もに、ナット34を締め付けてスタッド12間のギャッ
プgの寸法を管理することによって、スタッド12に働
く張力を調整することができる。
【0052】(2−4)伸縮ベロー継手による作用効果 タンク3を接続する伸縮ベロー継手6の径は小さく、全
長も短いため、ガス絶縁開閉装置に適用した場合に、接
地開閉器27の位置等の自由度が増し、操作性を向上さ
せることができるとともに、相間寸法についての制限も
少ない。
【0053】(3)他の実施の形態 本発明は以上のような実施の形態に限定されるものでは
なく、各部材の大きさ、形状、数、配置等は適宜変更可
能である。例えば、金属容器3や短スタッドの接続数、
スタッド12の本数、スタッド12の配置位置等は、設
計の段階において自由に増減変更可能である。また、本
発明のガス絶縁母線は、母線連絡回線として用いる場合
には限定されない。
【0054】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、ス
タッドの自重によるたわみが小さく、振動が発生しにく
いガス絶縁母線を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガス絶縁母線の一つの実施の形態を示
す側面図である。
【図2】図1の実施の形態の正面図である。
【図3】図1の実施の形態のA部詳細図である。
【図4】図1の実施の形態のB部詳細図である。
【図5】図1の実施の形態を母線連絡回線として用いた
ガス絶縁開閉装置の側面図である。
【図6】従来の直管圧力均衡形ベローズを用いたガス絶
縁母線の一例を示す断面図である。
【図7】図7の従来例を母線連絡回線として用いたガス
絶縁開閉装置の一例を示す側面図である。
【図8】従来のタイロッド方式のガス絶縁母線の一例を
示す側面図である。
【符号の説明】
1…母線導体 2…絶縁性ガス 3…金属容器 4a,4b,10a,10b,13a,13b…フラン
ジ 5a,5b…ベローフランジ 6…伸縮ベロー継手 7…締め付けボルト 8…ベロースタッド 9…ベローナット 11…板 12…スタッド 14…振れ止め部材 15…スタッドで構成される三角形 16…支持具 17…保持具 18…接触部材 19…緩衝部材 20…ナット 21…バネ部材 22…継手 23…穴 24…ガス絶縁母線 25…遮断器 26…母線断路器 27…接地開閉器 28…変流器 29…圧均ベローズ 30…親ベローズ 31…子ベローズ 32…ボルト 33…穴 34…ナット

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 母線導体及び絶縁性ガスが収容され、両
    端部にフランジが形成された複数の金属容器を接続する
    ことにより、母線容器が構成され、前記母線容器におけ
    る少なくとも一組の金属容器間に伸縮ベロー継手が設け
    られ、前記母線容器の両端部のフランジ間が、棒状のス
    タッドによって連結されたガス絶縁母線において、 前記母線容器の両端部以外の少なくとも一か所のフラン
    ジに、前記スタッドを支持する振れ止め部材が設けられ
    ていることを特徴とするガス絶縁母線。
  2. 【請求項2】 前記振れ止め部材には、前記スタッドが
    摺動可能に挿通された穴が形成され、 前記穴と前記スタッドとの間には、摩擦抵抗の小さい接
    触部材が設けられていることを特徴とする請求項1記載
    のガス絶縁母線。
  3. 【請求項3】 前記振れ止め部材には、前記スタッドが
    摺動可能に挿通された穴が形成され、 前記穴と前記スタッドとの間には、緩衝部材が設けられ
    ていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のガ
    ス絶縁母線。
  4. 【請求項4】 前記振れ止め部材は、前記スタッドが挿
    通される保持具と、前記保持具が前記スタッドの軸直角
    方向に摺動可能に設けられた支持具とによって構成さ
    れ、 前記振れ止め部材は、前記スタッドに対して軸直角方向
    の荷重を加えるように、前記保持具を付勢するバネ部材
    を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項
    に記載のガス絶縁母線。
  5. 【請求項5】 前記スタッドは複数の短スタッドによっ
    て構成され、 前記短スタッド間は、前記振れ止め部材と干渉しない位
    置において、継手によって連結されていることを特徴と
    する請求項1〜4のいずれか1項に記載のガス絶縁母
    線。
  6. 【請求項6】 前記継手には、前記短スタッド端部が挿
    入される挿入部と、前記スタッドの前記継手への挿入長
    が視認可能な窓孔部とが設けられていることを特徴とす
    る請求項5記載のガス絶縁母線。
  7. 【請求項7】 母線導体及び絶縁性ガスが収容され、両
    端部にフランジが形成された複数の金属容器を接続する
    ことにより、母線容器が構成され、前記母線容器におけ
    る少なくとも一組の金属容器間に伸縮ベロー継手が設け
    られ、前記母線容器の両端部のフランジ間が、棒状のス
    タッドによって連結されたガス絶縁母線において、 前記母線容器の断面方向の三角形の頂点上に、前記スタ
    ッドが配設されていることを特徴とするガス絶縁母線。
  8. 【請求項8】 隣接する相同士の前記三角形の頂点が、
    180度対角となるように、前記スタッドが配設されて
    いることを特徴とする請求項7記載のガス絶縁母線。
JP28966397A 1997-10-22 1997-10-22 ガス絶縁母線 Pending JPH11127530A (ja)

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