JPH11129012A - 圧延機出側の金属帯の張力制御方法および装置 - Google Patents

圧延機出側の金属帯の張力制御方法および装置

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JPH11129012A
JPH11129012A JP9299058A JP29905897A JPH11129012A JP H11129012 A JPH11129012 A JP H11129012A JP 9299058 A JP9299058 A JP 9299058A JP 29905897 A JP29905897 A JP 29905897A JP H11129012 A JPH11129012 A JP H11129012A
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speed
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JP9299058A
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Yasuhide Ishibashi
康秀 石橋
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Nippon Steel Nisshin Co Ltd
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Nisshin Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属帯の走間切断時における金属帯のスリッ
プ疵の発生を防止し、金属帯の板厚変動を抑制し、金属
帯の形状を安定化する。 【解決手段】 第1減算回路26は、目標張力設定回路
23、指令張力設定回路24および換算回路25を介し
て送られてくる指令電流と、電流検出器18からの検出
電流との電流偏差を求め、第2減算回路30は、増分速
度設定回路28および指令周速度設定回路29を介して
送られてくる指令周速度と、周速度検出器17からの検
出周速度との速度偏差を求める。リミッタ回路31は、
限界速度差設定回路33からの速度偏差の上限値および
下限値に基づいて速度偏差を制限し、電流制御回路34
は、電流偏差をリミッタ回路31の出力で補正してブラ
イドルロールの駆動モータ11の電流を制御する。速度
偏差の上下限値の適正な設定によって、課題を解決する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、連続圧延設備にお
ける圧延機出側の金属帯の張力制御方法および装置に関
し、特に金属帯の走間切断時における張力制御方法およ
び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、連続圧延設備に設けられる圧
延機、たとえば冷間圧延機の出側では、金属帯に高い張
力を付与して冷間圧延が行われており、これによって金
属帯の板厚変動の防止および形状の安定化が図られてい
る。通常、冷間圧延機の出側には、ブライドルロール、
走間切断機、巻取機がこの順序で配置され、巻取機とブ
ライドルロールとによって張力負荷を分担して高い張力
が金属帯に付与できるように構成されている。定常圧延
時における圧延機出側の金属帯の張力制御は、圧延機出
側の金属帯の張力(以後、圧延機出側張力と呼ぶ)が所
定の張力になるようにブライドルロールの分担する張力
負荷を制御することによって行われている。すなわち、
ブライドルロールは圧延機出側張力が所定の張力に比べ
て低いときには、ブライドルロールの駆動モータの電流
を上げ、圧延機出側張力が所定の張力に比べて高いとき
には、前記電流を下げてブライドルロールに加わる回転
トルクを補正している。
【0003】これに対して金属帯の走間切断時には、圧
延機出側張力を巻取機とブライドルロールとによって分
担していたものを、ブライドルロールのみで負担しなけ
ればならないので、切断直後から切断された金属帯の先
端が再度巻取機に巻付くまでの期間中、金属帯の張力が
低下する。このため、ブライドルロールの駆動モータは
金属帯の張力を所定の張力に保つために、電流を上げて
補正しようとする。しかしながら、走間切断時にはブラ
イドルロールと金属帯との接触圧力が小さいので、接触
面で滑り、金属帯にスリップ疵が発生することがある。
スリップ疵は、製品品質上の重大欠陥であり、その程度
にかかわらず許容されないので、その発生を完全に防止
しなければならない。
【0004】前記問題を解決するための先行技術として
は、特開平7−16629号公報が開示されている。前
記先行技術では、図10(2)中に推移線U1として示
すように金属帯が走間切断される時刻t11から、切断
された金属帯の先端が再度巻取機のリールに巻付く時刻
t12までの期間中、ブライドルロールの周速度が走間
切断前のブライドルロールの周速度と同一になるように
制御されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記先行技術の制御方
法では、スリップ疵の発生は防止できるものの、金属帯
に対して張力を付与することはできないので、図10
(1)に示すように金属帯が走間切断されてから切断さ
れた金属帯の先端が再度巻取機に巻付くまでの期間(時
刻t11〜t12)中、張力が低下したままで回復する
ことはできない。この結果、前記期間中、金属帯の板厚
変動が大きくなるとともに、金属帯の形状が悪化すると
いう問題がある。
【0006】本発明の目的は、金属帯の走間切断時にお
いて、金属帯のスリップ疵の発生を防止することが可能
であり、さらに金属帯の板厚変動の抑制および形状の安
定化を可能とする圧延機出側の金属帯の張力制御方法お
よび装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、圧延機出側に
複数のブライドルロールと、走間切断機と、巻取機とを
この順序で配置し、走行する金属帯の切断、巻取りが行
われる連続圧延設備における圧延機出側の金属帯の張力
制御方法において、圧延機出側の金属帯の走行速度を検
出し、金属帯の切断点の走行距離を検出し、前記走行距
離に応答し、金属帯の切断点が走間切断機よりも上流側
の予め定める位置に到達してから切断された金属帯が巻
取機に再び巻取られるまでの走行期間中、前記検出した
金属帯の走行速度と各ブライドルロールの周速度との差
を、金属帯のスリップ疵の発生が回避できるように小さ
く制限することを特徴とする圧延機出側の金属帯の張力
制御方法である。
【0008】本発明に従えば、金属帯の切断前後の一定
期間中、金属帯の走行速度と各ブライドルロールの周速
度との差が制限されるので、切断後の金属帯とブライド
ルロールとの速度差に起因する金属帯のスリップ疵の発
生を防止することができる。
【0009】また本発明は、圧延機出側に複数のブライ
ドルロールと、走間切断機と、巻取機とをこの順序で配
置し、ブライドルロールおよび巻取機によって圧延機出
側の金属帯に張力を付与しながら金属帯の巻取りを行
い、予め定める金属帯の切断点で走間切断が行われる連
続圧延設備における圧延機出側の金属帯の張力制御装置
において、各ブライドルロールの駆動モータは、制御信
号が与えられることによって回転速度が可変であって、
圧延機の出側の金属帯の走行速度を検出する走行速度検
出手段と、圧延機の出側に設けられ、金属帯の張力を検
出する張力検出手段と、各ブライドルロールの周速度を
検出する周速度検出手段と、各ブライドルロールの駆動
モータに与える制御信号を検出する制御信号検出手段
と、金属帯の切断点を検出する切断点検出手段と、金属
帯の切断点の走行距離を前記切断点検出手段の設置位置
を起点として検出する走行距離検出手段と、前記駆動モ
ータに制御信号を与える制御信号発生手段を有し、前記
走行速度検出手段、切断点検出手段および走行距離検出
手段の出力に応答し、金属帯の切断点の走行距離を検出
し、金属帯の切断点が走間切断機の上流側の予め定める
位置に到達してから巻取機に到達するまでの走行期間
中、前記張力検出手段、周速度検出手段および制御信号
検出手段の出力に応答し、各ブライドルロールの駆動モ
ータの回転速度を金属帯のスリップ疵の発生が回避でき
るように小さく制限するとともに、切断後の金属帯の張
力が早期に所定張力に回復するように制御する制御手段
とを含むことを特徴とする圧延機出側の金属帯の張力制
御装置である。
【0010】本発明に従えば、各検出手段の出力に基づ
いて各ブライドルロールの駆動モータの回転速度を小さ
く制限する制御手段が設けられているので、ブライドル
ロールの周速度を抑制して金属帯のスリップ疵の発生を
防止することができる。また制御手段によって切断後の
金属帯の張力が切断時よりも増大するように制御される
ので、切断時に低下した金属帯の張力を早期に回復させ
ることができる。また走行速度検出手段、切断点検出手
段および切断点の走行距離検出手段が設けられているの
で、金属帯の切断点の走行位置を検知することが可能で
あり、金属帯の切断点が所定位置に到達してから巻取機
に到達するまでの期間を正確に把握することができる。
したがって、前記ブライドルロールの周速度の抑制され
る期間を短くすることができる。
【0011】また本発明の前記制御手段は、予め設定さ
れる圧延機出側の金属帯の目標張力から巻取機が分担す
る金属帯の目標張力を減算してブライドルロールが分担
する金属帯の目標張力を求める目標張力設定回路と、目
標張力設定回路および張力検出手段の出力に基づいて、
ブライドルロールが分担する金属帯の目標張力を補正
し、ブライドルロールが分担する金属帯の指令張力を求
める指令張力設定回路と、前記求めた指令張力を指令電
流に換算する換算回路と、前記制御信号検出手段は電流
検出手段であって、換算回路および電流検出手段の出力
に基づいて、前記求めた指令電流と検出電流との電流偏
差を求める第1減算回路と、圧延機出側の金属帯の走行
速度に対するブライドルロールの周速度の増分量を設定
する増分速度設定回路と、増分速度設定回路の出力に基
づいて、ブライドルロールの指令周速度を求める指令周
速度設定回路と、指令周速度設定回路および周速度検出
手段の出力に基づいて、前記求めた指令周速度と検出周
速度との速度偏差を求める第2減算回路と、前記求めた
速度偏差の制限範囲を、金属帯のスリップ疵の発生が回
避できるように、かつ切断後の金属帯の張力が切断時よ
りも増大するように設定する限界速度差設定回路と、第
2減算回路および限界速度差設定回路の出力に基づい
て、前記求めた速度偏差を制限するリミッタ回路と、前
記制御信号発生手段は、電流制御回路であって、第1減
算回路およびリミッタ回路の出力に基づいて、前記求め
た電流偏差を補正して補正電流偏差を求め、前記期間
中、前記求めた補正電流偏差が零になるようにブライド
ルロールの駆動モータの電流を制御する電流制御回路と
を含むことを特徴とする。
【0012】本発明に従えば、第1減算回路が設けられ
ているので、ブライドルロールの駆動モータの指令電流
と検出電流との電流偏差を求めることができ、第2減算
回路が設けられているのでブライドルロールの指令周速
度と検出周速度との速度偏差を求めることができる。ま
た、限界速度差設定回路が設けられているので、前記求
めた速度偏差の制限範囲を、金属帯の表面にスリップ疵
が発生しないように、かつ切断後の金属帯の張力が切断
時よりも増大するように設定することができる。またリ
ミッタ回路が設けられているので、前記求めた速度偏差
を制限することができる。さらに電流制御回路が設けら
れているので、前記求めた電流偏差を補正して補正電流
偏差を求め、前記求めた補正電流偏差が零になるように
ブライドルロールの駆動モータの電流を制御することが
できる。これによって、制御手段はブライドルロールの
駆動モータの電流を抑制することが可能であり、金属帯
のスリップ疵の発生を防止し、切断後の金属帯の張力を
早期に所定張力に回復することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態で
ある張力制御装置の概略構成を示す系統図である。図1
には、本実施の形態の張力制御装置1が設けられている
圧延設備、たとえば連続冷間圧延設備の概略構成が併せ
て示されている。連続冷間圧延設備は、先行して通板さ
れる金属帯、たとえば鋼帯7と後続して通板される鋼帯
7とを順次溶接し、鋼帯7を走行させながら連続的に冷
間圧延し、冷間圧延された鋼帯7をコイル状に巻取りな
がら切断点で切断する設備である。切断点は、鋼帯7の
予め定める切断位置であり、通常溶接点が切断点とな
る。しかしながら、同一素材内で板厚の変更が行われる
ときには板厚変更点が切断点となる。本実施の形態の連
続冷間圧延設備は、冷間圧延機2と、4本のブライドル
ロール3a〜3dと、走間切断機5と、巻取機6とをこ
の順序で配置して構成されている。
【0014】冷間圧延機2は、4段圧延機を4基直列に
配置したタンデム圧延機であり、各4段圧延機にはワー
クロールとバックアップロールとが上下一対それぞれ設
けられている。冷間圧延機2は、鋼帯7に張力を付与し
ながら所定の板厚まで冷間圧延する。ブライドルロール
3a〜3dは、鋼帯7に張力を付与する装置であり、鋼
帯7を4本のブライドルロール3a〜3dに巻掛けた状
態で駆動モータ11a〜11dによって個別に回転駆動
される。各ブライドルロール3a〜3dは直円柱状のロ
ールであり、同一のロール外径を有している。なお、以
後ブライドルロール3a〜3dおよび駆動モータ11a
〜11dを総称してブライドルロール3および駆動モー
タ11とそれぞれ呼ぶことがある。鋼帯7への張力の付
与は、各ブライドルロール3a〜3dの周速度を圧延機
出側の鋼帯7の走行速度よりも高速にすることによって
行われる。これによって、各ブライドルロール3に接触
している鋼帯7の走行速度は、圧延機出側の鋼帯7の走
行速度よりも高速になるので、圧延機出側の鋼帯7には
張力が付与される。
【0015】駆動モータ11は、三相誘導電動機であ
り、駆動モータ11は与えられる制御信号、たとえば電
流制御信号によって回転速度を可変される。電流制御信
号は、後述のように制御信号発生手段である電流制御回
路34から発信される。本実施の形態では、図2に示す
ように、電力は三相交流電源14からインバータ15を
介して駆動モータ11に供給される。インバータ15
は、可変電圧可変周波数の電力変換器であり、駆動モー
タ11の速度制御およびトルク制御は、制御信号である
インバータの電流を制御することによって行われる。制
御信号は制御信号検出手段である電流検出手段18によ
って検出される。前記制御中、インバータに供給される
電流が大きくなるほど駆動モータ3の速度およびトルク
は大きくなり、鋼帯7に付与される張力は大きくなる。
各駆動モータ11a〜11dは、すべて同一の定格容量
を有しており、各ブライドルロール3a〜3dをすべて
同一の周速度になるように回転駆動する。
【0016】走間切断機5は、上下一対の回転刃を有す
る切断機であり、鋼帯7を走行状態のまま切断する。巻
取機6は、カローゼルリールと呼ばれる巻取機であり、
2個の巻取リール6a,6bを有する。2個の巻取リー
ル6a,6bは交互に使用され、一方の巻取リール6a
における先行材である鋼帯7の巻取りが完了すると、後
続の後行材である鋼帯7は他方の巻取リール6bに巻取
られる。巻取機6は、鋼帯7の巻取速度が一定になるよ
うに巻取リール6a,6bの回転速度を制御して鋼帯7
を巻取る。前記ブライドルロール3dの下方には、スナ
バロール8が設けられている。スナバロール8は、油圧
シリンダ12によって自在に昇降可能であり、鋼帯7の
切断時には、上昇してブライドルロール3dとスナバロ
ール8との間に鋼帯7を挟持する。ブライドルロール3
dと走間切断機5との間には、ピンチロール4が設けら
れている。また冷間圧延機2の上流側には、2本の入側
ブライドルロール13a,13bが設けられている。
【0017】鋼帯7は、入側ブライドルロール13a,
13bの上流側に設けられている溶接機(図示せず)に
おいて、先行材の後端部と後行材の先端部とを溶接さ
れ、溶接機出側で切断点にパンチャで穴をあけられ、冷
間圧延機にて冷間圧延され、ブライドルロール3および
走間切断機5を経て巻取機6の一方の巻取リール6aに
巻取られる。巻取中、鋼帯7の切断点が走間切断機5に
到達すると鋼帯7の切断が行われ、切断された鋼帯7の
先端部は、巻取機6の他方の巻取リール6bに巻取られ
る。冷間圧延中の圧延機出側張力は、ブライドルロール
3と巻取機6とによって分担して付与される。ブライド
ルロール3と巻取機6とがそれぞれ分担する張力負荷
は、設備仕様によって定められる。
【0018】張力制御装置1は、冷間圧延機出側の鋼帯
7の張力を制御する装置であり、走行速度検出手段であ
る走行速度検出器16と、張力検出手段である張力検出
器9と、周速度検出手段である周速度検出器17と、電
流検出手段である電流検出器18と、切断点検出手段で
ある切断点検出器19と、走行距離検出手段である移動
距離検出器20と、制御手段である制御装置10とを含
んで構成される。走行速度検出器16は、たとえばパル
ス発生器とパルスカウンタから成り、冷間圧延機2の出
側における鋼帯7の走行速度を検出する。パルス発生器
は、冷間圧延機2の最終スタンドのワークロールを駆動
する電動機に取付けられており、発生パルス数は、パル
スカウンタによってカウントされる。前記走行速度は、
単位時間あたりの発生パルス数にパルスレート(mm/
パルス)を乗算することによって求められる。
【0019】張力検出器9は、たとえばテンションロー
ルと荷重計とから成り、テンションロールの荷重から張
力を求める検出器である。張力検出器9は、冷間圧延機
2とブライドルロール3aとの間に設けられ、圧延機出
側の鋼帯7の張力を検出する。周速度検出器17は、た
とえばパルス発生器とパルスカウンタから成り、その構
成および作用は走行速度検出器16と全く同一である。
周速度検出器17のパルス発生器は、各ブライドルロー
ル3a〜3dの駆動モータ11a〜11dにそれぞれ取
付けられており、各ブライドルロール3a〜3dの周速
度を個別に検出する。電流検出器18は、電流計であ
り、前述のように各ブライドルロール3a〜3dの駆動
モータ11a〜11dに供給される電流をそれぞれ個別
に検出する。
【0020】切断点検出器19は、たとえば投光器と光
センサとから成る穴検出器であり、入側ブライドルロー
ル13aの出側に近接して設けられる。切断点検出器1
9は、鋼帯7の切断点に形成されている穴を検出して検
出信号を発信する。走行距離検出器20は、たとえばパ
ルス発生器とパルスカウンタから成り、鋼帯7の切断点
の移動距離を検出する。走行距離検出器20のパルス発
生器は、たとえば入側ブライドルロール13aの駆動モ
ータに取付けられており、発生パルス数はパルスカウン
タによってカウントされる。
【0021】鋼帯7の切断点の走行距離は、パルスカウ
ンタの積算パルス数にパルスレート(mm/パルス)を
乗算することによって求められる。したがって、鋼帯7
の切断点が切断点検出器19を通過した時点でパルスカ
ウンタのパルス数を零にすれば、パルスカウンタの積算
パルス数に基づいて、鋼帯7の切断点の走行距離を切断
点検出器19を起点として求めることができる。また圧
延機入側の鋼帯7の走行速度は、走行距離検出器20の
パルスカウンタの単位時間当たりの発生パルス数にパル
スレート(mm/パルス)を乗算することによって求め
ることができる。さらに、鋼帯7の切断点が切断点検出
器19の設置位置から予め定める所定位置に到達するま
での走行所要距離は、設備距離および冷間圧延による板
長増加量に基づいて算出される。前記板長増加量は、走
行速度検出器16によって検出される圧延機出側の鋼帯
7の走行速度と、走行距離検出器20によって検出され
る圧延機入側の鋼帯7の走行速度との比率に基づいて求
められる。これによって、鋼帯7の切断点の走行距離が
前記求めた走行所要距離と一致したとき、鋼帯7の切断
点が所定位置に到達したと判断されるので、鋼帯7の切
断点が所定位置に到達するタイミングを正確に把握する
ことができる。制御装置10は、たとえばコンピュータ
によって実現され、前記切断点の所定位置到達判定を行
うとともに、後述のように前記各検出器の出力に応答し
てブライドルロール3の駆動モータ11の電流、換言す
れば圧延機出側張力を制御する。
【0022】図1を参照して、切断点検出器19は、鋼
帯7の切断点を検出して検出信号を走行距離検出器20
および制御装置10に送る。走行距離検出器20は、切
断点検出器19の出力に応答してパルスカウンタのカウ
ント値を零にするとともに、鋼帯7の切断点の走行距離
を表すパルス積算値を制御装置10に送る。走行速度検
出器16は、圧延機出側の鋼帯7の走行速度を検出して
検出信号を制御装置10に送る。張力検出器9は、圧延
機出側の鋼帯7の張力を検出して検出信号を制御装置1
0に送る。周速度検出器17は、ブライドルロール3の
周速度を検出して検出信号を制御装置10に送る。電流
検出器18は、ブライドルロール3の駆動モータ11の
電流を検出して検出信号を制御装置10に送る。制御装
置10は、走行速度検出器16、切断点検出器19およ
び走行距離検出器20の出力に応答し、前述のように鋼
帯7の切断点の位置を検知し、鋼帯7の切断点が所定位
置に到達したか否かを判定し、鋼帯7の切断点が走間切
断機5の上流側の予め定める所定位置に到達してから巻
取機6に到達するまでの走行期間を求める。また前記張
力検出器9、周速度検出器17および電流検出器18の
出力に応答し、前記求めた期間中、各ブライドルロール
3a〜3dの駆動モータ11a〜11dの電流を鋼帯7
にスリップ疵が発生しないように制限すなわち抑制する
とともに、切断後の鋼帯7の張力が切断時よりも増大す
るように制御する。
【0023】スリップ疵は、ブライドルロール3の周速
度と鋼帯7の走行速度との差ΔVに基づいて発生する鋼
帯7の表面疵であり、目視観察によって判定される。ス
リップ疵は、図3に示すように前記差ΔVがΔV1を超
えると発生し、差ΔVが大きくなるにつれて疵の数が多
くなる。スリップ疵は、前述のように発生が全く許容さ
れないので、スリップ疵の許容限度を表す直線L1は疵
の数が零の位置に存在し、前記差ΔV1が前記差の限界
値となる。
【0024】このように、走行速度検出器16、切断点
検出器19および走行距離検出器20が設けられてお
り、これによって、鋼帯7の切断点が所定位置に到達す
るタイミングを正確に把握することができるので、鋼帯
7の切断点が走間切断機5の上流側の予め定める所定位
置に到達してから、巻取機3に到達するまでの走行期間
を正確に求めることができる。したがって、前記予め定
める所定位置を走間切断機5に近接させることができ、
ブライドルロール3の駆動モータ11の電流が抑制され
る前記期間を短くすることができる。この結果、電流、
換言すれば張力の抑制されない期間を長くすることがで
き、大きな張力を切断直前まで鋼帯7に付与することが
できる。なお制御装置10の構成および動作については
後述する。
【0025】図4は、図1に示す制御装置の電気的構成
を示すブロック図である。図4には、制御装置の構成の
うち鋼帯7の張力制御にかかわる部分の構成のみが示さ
れている。制御装置10は、目標張力設定回路23と、
指令張力設定回路24と、換算回路25と、第1減算回
路26と、増分速度設定回路28と、指令周速度設定回
路29と、第2減算回路30と、リミッタ回路31と、
限界速度差設定回路33と、電流制御回路34とを含ん
で構成される。目標張力設定回路23は、ブライドルロ
ール3が分担する鋼帯7の目標張力TBを求める減算回
路である。ブライドルロール3が分担する鋼帯7の目標
張力TBは圧延機出側の鋼帯7の目標張力Ttから巻取
機が分担する鋼帯7の目標張力TRを減算することによ
って求められる。算出式を(1)式に示す。 TB = Tt − TR …(1)
【0026】圧延機出側の鋼帯7の目標張力Ttは、圧
延条件によって予め定められる目標張力であり、巻取機
6が分担する鋼帯7の目標張力TRは、ブライドルロー
ル3と巻取機6との前記張力負荷分配率に基づいて定め
られる目標張力である。本実施の形態では、前記求めた
ブライドルロール3が分担する鋼帯7の目標張力TB
基づいて、鋼帯7の張力制御が行われる。目標張力設定
回路23の出力は、指令張力設定回路24に送られる。
指令張力設定回路24は、ブライドルロール3が分担す
る鋼帯7の指令張力Tcを求める回路である。前記指令
張力Tcは、張力検出器9によって検出された圧延機出
側張力をT,張力偏差をΔTとすると、(2),(3)
式によって求められる。指令張力設定回路24の出力は
換算回路25に送られる。 ΔT = TB − (T − TR) …(2) TC = TB + ΔT …(3)
【0027】換算回路25は、張力を電流に換算する回
路であり、前記求めた指令張力Tcを指令電流Icに換
算する。換算回路25の出力は第1減算回路26に送ら
れる。第1減算回路26は、電流偏差ΔIを求める回路
であり、電流偏差ΔIは、電流検出器18によって検出
されたブライドルロール3の駆動モータ11の検出電流
をIとすると(4)式によって求められる。第1減算回
路26の出力は、電流制御回路34に送られる。 ΔI = IC − I …(4)
【0028】増分速度設定回路28は、圧延機出側の鋼
帯7の走行速度に対するブライドルロール3の周速度の
増分量ΔFを設定する回路である。前述のように、鋼帯
7への張力の付与は、ブライドルロール3の周速度を圧
延機出側の鋼帯7の走行速度よりも高速にすることによ
って行われるので、前記増分量ΔFは、圧延機出側の鋼
帯7の目標張力Ttに基づいて設定される。増分速度設
定回路28の出力は、指令周速度設定回路29に送られ
る。
【0029】指令周速度設定回路29は、ブライドルロ
ール3の指令周速度Rcを求める回路であり、指令周速
度Rcは、圧延機出側の鋼帯7の目標走行速度をFとす
れば(5)式によって求められる。指令周速度設定回路
29の出力は第2減算回路30に送られる。 RC = F + ΔF …(5)
【0030】ここで、圧延機出側の鋼帯7の走行速度と
して目標値Fが用いられ、走行速度検出器16の検出値
が用いられないのは、検出値を用いると応答遅れが生じ
るからである。しかしながら、走行速度制御が行われて
いるので、目標値と検出値とは一致しており、指令周速
度Rcは検出値に基づいて求められる値と同等である。
【0031】第2減算回路30は、速度偏差ΔRを求め
る回路であり、速度偏差ΔRは周速度検出器17によっ
て検出されたブライドルロール3の検出周速度をRとす
ると、(6)式によって求められる。第2減算回路30
の出力は、リミッタ回路31に送られる。 ΔR = RC − R …(6)
【0032】限界速度差設定回路33は、前記求めた速
度偏差ΔRの制限範囲を設定する回路である。前記制限
範囲の上限値ΔLuは、ブライドルロール3の周速度が
過大にならないように、換言すれば鋼帯7にスリップ疵
が全く発生しないように設定され、前記制限範囲の下限
値ΔLdは、ブライドルロール3の周速度が過小になら
ないように、換言すれば切断後の鋼帯7の張力が切断時
よりも増大するように設定される。限界速度差設定回路
33の出力は、リミッタ回路31に送られる。
【0033】リミッタ回路31は、前記求めた速度偏差
ΔRを制限する回路であり、図5に示すように制限範囲
の上限値ΔLuを超える速度偏差ΔRおよび制限範囲の
下限値ΔLd未満の速度偏差ΔRはいずれもカットされ
て上限値ΔLuおよび下限値ΔLdとして出力される。
本実施の形態では、制限範囲の上限値ΔLuは零に設定
される。したがって、リミッタ回路31の出力は負とな
る。リミッタ回路31の出力は、速度を電流に換算して
電流制御回路34に送られる。電流制御回路34は、ブ
ライドルロール3の駆動モータ11の電流を制御する回
路である。電流制御回路34における制御は、前記求め
た電流偏差ΔIとリミッタ回路31の出力とを加算して
補正電流偏差ΔIaを求め、前記求めた補正電流偏差Δ
Iaが零になるように前記駆動モータ11の電流を制御
することによって行われる。
【0034】図6は、本発明の張力制御方法を説明する
ためのフローチャートである。ステップa1では、連続
冷間圧延設備における鋼帯7の張力制御が開始される。
ステップa2では、第1張力制御が開始される。第1張
力制御は、圧延機出側の鋼帯7の張力が予め定める目標
張力になるようにブライドルロール3の駆動モータ11
の電流を制御する方法であり、後述のように指令電流I
cと検出電流Iとの差である電流偏差ΔIが零となるよ
うに制御される。ステップa3では、鋼帯7の切断点が
所定位置に到達したか否かが判断される。この判断は、
走行速度検出器16、切断点検出器19および走行距離
検出器20の出力に基づいて、制御装置10によって行
われる。所定位置は、走間切断機5の上流側の予め定め
られる位置、たとえば冷間圧延機2の最終スタンドであ
る。前記判断が否定であれば、ステップa2に戻り、第
1張力制御を続行する。前記判断が肯定であれば、ステ
ップa4に進む。
【0035】ステップa4では、第2張力制御が行われ
る。第2張力制御は、前記リミッタ回路31の出力信号
を電流制御回路34に送って前記第1張力制御の電流偏
差ΔIをマイナス補正し、前記駆動モータ11の電流を
抑制する制御方法である。第2制御は、鋼帯7の切断前
後にわたって行われる。ステップa5では、後行材であ
る鋼帯7の先端部が巻取機6に到達し、切断された鋼帯
7の先端部が巻取リールに巻付けられたか否かが判断さ
れる。この判断が否定であれば、ステップa4に戻り、
第2張力制御を続行する。この判断が肯定であれば、ス
テップa2に戻り、再度第1張力制御が行われる。この
ような処理は、連続圧延設備における鋼帯7の連続圧延
が終了するまで繰返される。
【0036】このように、第2張力制御が鋼帯7の切断
直前から、鋼帯7が切断されて再度リールに巻付けられ
るまでの期間中行われるので、切断後の張力低下時に前
記駆動モータ11の電流を抑制することができる。した
がって、ブライドルロール3の周速度の増大を抑制する
ことができる。第2張力制御における電流偏差ΔIの補
正方法については後述する。
【0037】図7は、図6に示す第1張力制御の制御方
法を説明するためのフローチャートである。ステップb
1では、鋼帯7の第1張力制御が開始される。ステップ
b2では、ブライドルロール3の分担する鋼帯7の目標
張力TBの設定が行われる。前記目標張力TBの設定は、
(1)式に基づいて行われる。ステップb3では、圧延
機出側張力および前記駆動モータ11の電流の検出が行
われる。圧延機出側張力Tの検出は、張力検出器9によ
って行われ、電流Iの検出は電流検出器18によって行
われる。ステップb4では、指令張力Tcの設定が前記
(2),(3)式に基づいて行われる。ステップb5で
は、指令張力Tcが指令電流Icに換算される。前記換
算は、換算回路25によって行われる。ステップb6で
は、電流偏差ΔIの算出が(4)式に基づいて行われ
る。ステップb7では、電流制御回路34によって電流
制御が行われる。電流制御は、前記求めた電流偏差ΔI
が零になるように駆動モータ11の電流を制御すること
によって行われる。ステップb8では、鋼帯7の切断点
が走間切断機5に到達したか否かが判断される。この判
断が否定であれば、ステップb3に戻り、前記処理が繰
返される。この判断が肯定であれば、制御対象の鋼帯7
の第1張力制御が終了する。
【0038】図8は、図6に示す第2張力制御における
電流偏差の補正方法を説明するためのフローチャートで
ある。ステップc1でスタートし、ステップc2では、
増分速度ΔF、目標走行速度Fおよび限界速度差の設定
が行われる。前述のように、増分速度は増分速度設定回
路28において圧延機出側の鋼帯7の目標張力Ttに基
づいて設定され、限界速度差である速度偏差ΔRの上限
値ΔLuおよび下限値ΔLdは、限界速度差設定回路3
3においてブライドルロール3の周速度が過大および過
小にならないようにそれぞれ設定される。すなわち、速
度偏差ΔRの上限値ΔLuは補正後に鋼帯7にスリップ
疵が全く発生しないように設定され、速度偏差ΔRの下
限値ΔLdは補正後に切断後の鋼帯7の張力が切断時よ
りも増大するように設定される。また、目標走行速度F
は鋼帯7の圧延パススケジュールに基づいて設定され
る。
【0039】ステップc3では、ブライドルロール3の
周速度Rの検出が周速度検出器17によって行われる。
ステップc4では、指令周速度Rcの設定が(5)式に
基づいて行われる。ステップc5では、速度偏差ΔRの
算出が(6)式に基づいて行われる。ステップc6で
は、速度偏差ΔRの制限が行われる。速度偏差ΔRの制
限は、上下限値を外れる速度偏差ΔRをカットすること
によって行われる。すなわち、速度偏差ΔRが上限値Δ
Luを超えるときにはΔR=ΔLuとされ、速度偏差Δ
Rが下限値ΔLd未満のときにはΔR=ΔLdとされ、
速度偏差ΔRが上下限値の範囲内であるときには、ΔR
=ΔRとされる。ステップc7では、速度が電流に換算
されて前記制限された速度偏差から電流偏差の補正値が
求められる。ステップc8では、補正電流偏差ΔIaが
電流偏差ΔIに前記求めた補正値を加算することによっ
て求められる。ステップc9では、電流偏差ΔIの補正
が完了する。
【0040】図9は、張力制御中における圧延機出側の
鋼帯の張力およびブライドルロールの周速度の推移を示
すグラフである。図9には、前記推移のうち鋼帯7の切
断前後における推移が示されている。時刻t1では、前
記第1張力制御が行われており、鋼帯7には圧延条件に
基づく高い張力が付与されている。時刻t1前後におけ
る圧延機出側張力およびブライドルロール3の周速度
は、一定に保持される。時刻t2では、鋼帯7の切断点
が所定位置である冷間圧延機2の最終スタンドに到達す
る。また前記第2張力制御が開始され、圧延機出側張力
の低減が開始される。圧延機出側張力の低減は、鋼帯7
の切断に備えて、ブライドルロール3のみによって張力
負荷を担うために行われる。時刻t3では、前記張力の
低減が終了し、張力はほぼ半分に低下する。時刻t4で
は、鋼帯7の走間切断が行われる。走間切断によって、
圧延機出側張力は一旦大幅に低下し、時間経過とともに
次第に増加する。これに対して、ブライドルロール3の
周速度は、図9中に推移線R1として示すように僅かに
増加した後ほぼ一定に保たれる。時刻t5では、切断さ
れた鋼帯7の先端が巻取機6の巻取リールに巻取られ、
再度前記第1張力制御が開始される。前記巻取リールへ
の巻付けによって、圧延機出側張力は急増し、ブライド
ルロール3の周速度は低下して、増加前の水準まで戻
る。巻取リール巻付け後の圧延機出側張力は、切断直前
の水準にほぼ一定に保たれる。時刻t6では、圧延機出
側張力の増加が開始され、時刻t7で元の高い張力水準
に復帰する。
【0041】このように、鋼帯7の切断点が走間切断機
5よりも上流側の所定位置に到達してから、切断された
鋼帯7が巻取機6に再び巻取られるまでの期間(時刻t
2〜時刻t5)中、前記駆動モータ11の電流を抑制し
た第2張力制御が行われるので、走間切断後におけるブ
ライドルロール3の周速度の増加量を過大にならないよ
うに制御することができる。したがって、切断後におけ
る鋼帯7のスリップ疵の発生を防止することができる。
また、第2張力制御によって、ブライドルロール3の周
速度の増加量が過小にならないように制御されるので、
切断後の鋼帯7の張力が切断時よりも増大する。したが
って、切断後の鋼帯7の板厚変動を抑制することがで
き、切断後の鋼帯7の形状を安定化させることができ
る。
【0042】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の本発明によ
れば、切断後の金属帯の走行速度とブライドルロールの
周速度との速度差を小さくすることができるので、金属
帯のスリップ疵の発生を防止することができる。したが
って、金属帯の製造歩留まりを向上することができる。
【0043】また請求項2記載の本発明によれば、切断
後の金属帯の張力を切断時よりも増大させることができ
るので、切断時に低下した金属帯の張力を早期に回復さ
せることができる。したがって、切断後の金属帯の板厚
変動を抑制でき、金属帯の形状を安定化させることがで
きる。また、金属帯の切断点が所定位置に到達してから
巻取機に到達するまでの期間を正確に把握することがで
きるので、ブライドルロールの駆動モータの前記電流の
抑制される前記期間を短くすることができる。したがっ
て、電流の抑制されない期間を長くすることができ、大
きな張力を切断直前まで金属帯に付与することができ
る。
【0044】また請求項3記載の本発明によれば、制御
手段には限界速度差設定回路、リミッタ回路および電流
制御回路が設けられているので、ブライドルロールの駆
動モータの電流を抑制することができる。また金属帯の
スリップ疵の発生を防止し、切断後の金属帯の張力を切
断時よりも増大することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である張力制御装置の概
略構成を示す系統図である。
【図2】図1に示す駆動モータの電源の構成を示すブロ
ック図である。
【図3】ブライドルロールの周速度と鋼帯の走行速度と
の差ΔVと、スリップ疵の数との関係を示すグラフであ
る。
【図4】図1に示す制御装置の電気的構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】図4に示すリミッタ回路の出力と速度偏差ΔR
との関係を示すグラフである。
【図6】本発明の張力制御方法を説明するためのフロー
チャートである。
【図7】図6に示す第1張力制御の制御方法を説明する
ためのフローチャートである。
【図8】図6に示す第2張力制御における電流偏差の補
正方法を説明するためのフローチャートである。
【図9】張力制御中における圧延機出側の鋼帯の張力お
よびブライドルロールの周速度の推移を示すグラフであ
る。
【図10】先行技術の張力制御中における圧延機出側の
鋼帯の張力およびブライドルロールの周速度の推移を示
すグラフである。
【符号の説明】
1 張力制御装置 2 冷間圧延機 3 ブライドルロール 5 走間切断機 6 巻取機 7 鋼帯 9 張力検出器 10 制御装置 11 駆動モータ 16 走行速度検出器 17 周速度検出器 18 電流検出器 19 切断点検出器 20 走行距離検出器 23 目標張力設定回路 24 指令張力設定回路 25 換算回路 26 第1減算回路 28 増分速度設定回路 29 指令周速度設定回路 30 第2減算回路 31 リミッタ回路 33 限界速度差設定回路 34 電流制御回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧延機出側に複数のブライドルロール
    と、走間切断機と、巻取機とをこの順序で配置し、走行
    する金属帯の切断、巻取りが行われる連続圧延設備にお
    ける圧延機出側の金属帯の張力制御方法において、 圧延機出側の金属帯の走行速度を検出し、金属帯の切断
    点の走行距離を検出し、前記走行距離に応答し、金属帯
    の切断点が走間切断機よりも上流側の予め定める位置に
    到達してから切断された金属帯が巻取機に再び巻取られ
    るまでの走行期間中、前記検出した金属帯の走行速度と
    各ブライドルロールの周速度との差を、金属帯のスリッ
    プ疵の発生が回避できるように小さく制限することを特
    徴とする圧延機出側の金属帯の張力制御方法。
  2. 【請求項2】 圧延機出側に複数のブライドルロール
    と、走間切断機と、巻取機とをこの順序で配置し、ブラ
    イドルロールおよび巻取機によって圧延機出側の金属帯
    に張力を付与しながら金属帯の巻取りを行い、予め定め
    る金属帯の切断点で走間切断が行われる連続圧延設備に
    おける圧延機出側の金属帯の張力制御装置において、 各ブライドルロールの駆動モータは、制御信号が与えら
    れることによって回転速度が可変であって、 圧延機の出側の金属帯の走行速度を検出する走行速度検
    出手段と、 圧延機の出側に設けられ、金属帯の張力を検出する張力
    検出手段と、 各ブライドルロールの周速度を検出する周速度検出手段
    と、 各ブライドルロールの駆動モータに与える制御信号を検
    出する制御信号検出手段と、 金属帯の切断点を検出する切断点検出手段と、 金属帯の切断点の走行距離を前記切断点検出手段の設置
    位置を起点として検出する走行距離検出手段と、 前記駆動モータに制御信号を与える制御信号発生手段を
    有し、前記走行速度検出手段、切断点検出手段および走
    行距離検出手段の出力に応答し、金属帯の切断点の走行
    距離を検出し、金属帯の切断点が走間切断機の上流側の
    予め定める位置に到達してから巻取機に到達するまでの
    走行期間中、前記張力検出手段、周速度検出手段および
    制御信号検出手段の出力に応答し、各ブライドルロール
    の駆動モータの回転速度を金属帯のスリップ疵の発生が
    回避できるように小さく制限するとともに、切断後の金
    属帯の張力が早期に所定張力に回復するように制御する
    制御手段とを含むことを特徴とする圧延機出側の金属帯
    の張力制御装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、 予め設定される圧延機出側の金属帯の目標張力から巻取
    機が分担する金属帯の目標張力を減算してブライドルロ
    ールが分担する金属帯の目標張力を求める目標張力設定
    回路と、 目標張力設定回路および張力検出手段の出力に基づい
    て、ブライドルロールが分担する金属帯の目標張力を補
    正し、ブライドルロールが分担する金属帯の指令張力を
    求める指令張力設定回路と、 前記求めた指令張力を指令電流に換算する換算回路と、 前記制御信号検出手段は電流検出手段であって、換算回
    路および電流検出手段の出力に基づいて、前記求めた指
    令電流と検出電流との電流偏差を求める第1減算回路
    と、 圧延機出側の金属帯の走行速度に対するブライドルロー
    ルの周速度の増分量を設定する増分速度設定回路と、 増分速度設定回路の出力に基づいて、ブライドルロール
    の指令周速度を求める指令周速度設定回路と、 指令周速度設定回路および周速度検出手段の出力に基づ
    いて、前記求めた指令周速度と検出周速度との速度偏差
    を求める第2減算回路と、 前記求めた速度偏差の制限範囲を、金属帯のスリップ疵
    の発生が回避できるように、かつ切断後の金属帯の張力
    が切断時よりも増大するように設定する限界速度差設定
    回路と、 第2減算回路および限界速度差設定回路の出力に基づい
    て、前記求めた速度偏差を制限するリミッタ回路と、 前記制御信号発生手段は、電流制御回路であって、第1
    減算回路およびリミッタ回路の出力に基づいて、前記求
    めた電流偏差を補正して補正電流偏差を求め、前記期間
    中、前記求めた補正電流偏差が零になるようにブライド
    ルロールの駆動モータの電流を制御する電流制御回路と
    を含むことを特徴とする請求項2記載の圧延機出側の金
    属帯の張力制御装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013116505A (ja) * 2013-03-19 2013-06-13 Hitachi Ltd 圧延機の制御装置およびその制御方法
CN103170524A (zh) * 2013-03-18 2013-06-26 中冶南方(武汉)自动化有限公司 冷连轧生产线转盘式高速卷取机控制方法及系统
CN115138688A (zh) * 2021-03-31 2022-10-04 宝山钢铁股份有限公司 一种热轧精整线夹送辊的辊面缓解磨损动态控制方法
CN119190945A (zh) * 2024-11-26 2024-12-27 江苏龙达纺织科技有限公司 一种数码转印纸高速分切装置

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