JPH11129263A - 粉末成形用の成形金型 - Google Patents
粉末成形用の成形金型Info
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- JPH11129263A JPH11129263A JP31143497A JP31143497A JPH11129263A JP H11129263 A JPH11129263 A JP H11129263A JP 31143497 A JP31143497 A JP 31143497A JP 31143497 A JP31143497 A JP 31143497A JP H11129263 A JPH11129263 A JP H11129263A
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- molding
- female mold
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 所定部分の肉厚を厚くし、他の部分の肉厚を
略均一にした粉末成形物を成形することができる粉末成
形用の成形金型を提供することを課題とする。 【解決手段】 成形金型1は、雌型3と保持部材11と
で構成されている。雌型3は、内壁に熱可塑性樹脂粉を
溶融状態で付着させて成形物41を成形する成形部4が
形成され、一側に熱可塑性樹脂粉を入れる粉投入口5が
形成されている。雌型3の粉投入口5周縁には、雌型3
を保持するための保持部材11が設けられている。雌型
3は、略均一した厚みtで形成され、所定部分の厚みT
が他より厚くなっている。成形金型1を熱可塑性樹脂粉
の溶融温度まで加熱し、熱可塑性樹脂粉を雌型3内に入
れると、所定部分のところが他のところに比べて厚みの
厚い分、溶融温度を保持することができ、所定部分の内
壁に付着する溶融樹脂層の厚みを他よりも厚くすること
ができる。
略均一にした粉末成形物を成形することができる粉末成
形用の成形金型を提供することを課題とする。 【解決手段】 成形金型1は、雌型3と保持部材11と
で構成されている。雌型3は、内壁に熱可塑性樹脂粉を
溶融状態で付着させて成形物41を成形する成形部4が
形成され、一側に熱可塑性樹脂粉を入れる粉投入口5が
形成されている。雌型3の粉投入口5周縁には、雌型3
を保持するための保持部材11が設けられている。雌型
3は、略均一した厚みtで形成され、所定部分の厚みT
が他より厚くなっている。成形金型1を熱可塑性樹脂粉
の溶融温度まで加熱し、熱可塑性樹脂粉を雌型3内に入
れると、所定部分のところが他のところに比べて厚みの
厚い分、溶融温度を保持することができ、所定部分の内
壁に付着する溶融樹脂層の厚みを他よりも厚くすること
ができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉末成形物の一部
の肉厚を厚くする粉末成形用の成形金型に関する。
の肉厚を厚くする粉末成形用の成形金型に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の粉末成形用の成形金型60は、図
13,14に示すように、粉投入口61を有する雌型6
2と、雌型62の粉投入口61周縁に取り付けられた平
板状の保持部材63とで構成されている。この成形金型
60は、公知のパウダースラッシュ成形装置等によっ
て、保持部材63が保持され、加熱部、パウダリング
部、冷却部、脱型部等に移送され、粉末成形が自動的に
行われる。勿論、手作業で粉末成形を行うこともでき
る。
13,14に示すように、粉投入口61を有する雌型6
2と、雌型62の粉投入口61周縁に取り付けられた平
板状の保持部材63とで構成されている。この成形金型
60は、公知のパウダースラッシュ成形装置等によっ
て、保持部材63が保持され、加熱部、パウダリング
部、冷却部、脱型部等に移送され、粉末成形が自動的に
行われる。勿論、手作業で粉末成形を行うこともでき
る。
【0003】この従来の粉末成形用の成形金型60を用
いた粉末成形物の製造方法は、雌型62の外側又は内側
をヒータ又は熱風等で加熱後、粉投入口61から雌型6
2内に熱可塑成樹脂粉を入れると、所定時間熱可塑性樹
脂粉が溶融して雌型62の内壁に付着し、樹脂溶融層を
形成する。余剰の熱可塑性樹脂粉を雌型62の粉投入口
61から排出し、冷却すると樹脂溶融層が硬化し、粉末
成形物65が成形される。この粉末成形物65は、雌型
62の粉投入口61から取り出すことができる。なお、
熱可塑性樹脂粉は、塩化ビニル樹脂、ポリエチレン、ポ
リプロピレン等の粉末である。
いた粉末成形物の製造方法は、雌型62の外側又は内側
をヒータ又は熱風等で加熱後、粉投入口61から雌型6
2内に熱可塑成樹脂粉を入れると、所定時間熱可塑性樹
脂粉が溶融して雌型62の内壁に付着し、樹脂溶融層を
形成する。余剰の熱可塑性樹脂粉を雌型62の粉投入口
61から排出し、冷却すると樹脂溶融層が硬化し、粉末
成形物65が成形される。この粉末成形物65は、雌型
62の粉投入口61から取り出すことができる。なお、
熱可塑性樹脂粉は、塩化ビニル樹脂、ポリエチレン、ポ
リプロピレン等の粉末である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の粉末成形用の成
形金型60は、雌型の厚みtが略一定なので、溶融温度
を保つ時間が一定であり、そのため雌型62の内壁に溶
融して付着する樹脂溶融層の厚みが一定となり、雌型6
2内で成形される粉末成形物65の肉厚tが略均一であ
った。従って、従来の粉末成形用の成形金型60では、
粉末成形物の可動部に柔軟性を持たせるため肉厚を薄く
し、粉末成形物の非可動部に形状安定性を持たせるため
肉厚を厚くすることができなかった。また、粉末成形物
は、弾性と可撓性を有し、触感が動物に近いため、動物
又は人形玩具の表皮部材として利用されることもある
が、肉厚が薄いため、力の頻繁に加わる部分が破けやす
く、この破けやすい部分の肉厚のみを厚くすることがで
きないという問題点があった。
形金型60は、雌型の厚みtが略一定なので、溶融温度
を保つ時間が一定であり、そのため雌型62の内壁に溶
融して付着する樹脂溶融層の厚みが一定となり、雌型6
2内で成形される粉末成形物65の肉厚tが略均一であ
った。従って、従来の粉末成形用の成形金型60では、
粉末成形物の可動部に柔軟性を持たせるため肉厚を薄く
し、粉末成形物の非可動部に形状安定性を持たせるため
肉厚を厚くすることができなかった。また、粉末成形物
は、弾性と可撓性を有し、触感が動物に近いため、動物
又は人形玩具の表皮部材として利用されることもある
が、肉厚が薄いため、力の頻繁に加わる部分が破けやす
く、この破けやすい部分の肉厚のみを厚くすることがで
きないという問題点があった。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑み案出したもの
であって、所定部分の肉厚を厚くし、他の部分の肉厚を
略均一に薄くした粉末成形物を成形することができる粉
末成形用の成形金型を提供することを課題とする。
であって、所定部分の肉厚を厚くし、他の部分の肉厚を
略均一に薄くした粉末成形物を成形することができる粉
末成形用の成形金型を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る粉末成形用の成形金型は、上記課題を達成するため、
下記の構成を有する。 (イ)雌型と、雌型に設けられた保持部材とからなるこ
と。 (ロ)雌型は、内壁に熱可塑性樹脂粉を溶融状態あるい
は半溶融状態で付着させて成形物を成形する成形部が形
成され、一側に熱可塑性樹脂粉を入れる粉投入口が形成
されていること。 (ハ)雌型は、略均一した厚みで形成され、所定部分の
厚みが他の部分より厚くなっていること。
る粉末成形用の成形金型は、上記課題を達成するため、
下記の構成を有する。 (イ)雌型と、雌型に設けられた保持部材とからなるこ
と。 (ロ)雌型は、内壁に熱可塑性樹脂粉を溶融状態あるい
は半溶融状態で付着させて成形物を成形する成形部が形
成され、一側に熱可塑性樹脂粉を入れる粉投入口が形成
されていること。 (ハ)雌型は、略均一した厚みで形成され、所定部分の
厚みが他の部分より厚くなっていること。
【0007】なお、上記雌型が動物又は人形玩具の表皮
部材を成形するものである場合には、所定部分を股部、
足の裏、膝、肘又は脇を成形する部分であるようにする
ことができる。
部材を成形するものである場合には、所定部分を股部、
足の裏、膝、肘又は脇を成形する部分であるようにする
ことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】請求項1の発明に係る粉末成形用
の成形金型の実施の形態を図1,2に基づいて説明す
る。粉末成形用の成形金型1は、雌型3と、雌型3に設
けられた保持部材11とで構成されている。保持部材1
1は、雌型3を安定して保持するためのものであり、平
板状に限定されないのは勿論である。雌型3は、内壁に
熱可塑性樹脂粉を溶融状態あるいは半溶融状態で付着さ
せて成形物41を成形する成形部4が形成され、一側に
熱可塑性樹脂粉を入れる粉投入口5が形成されている。
の成形金型の実施の形態を図1,2に基づいて説明す
る。粉末成形用の成形金型1は、雌型3と、雌型3に設
けられた保持部材11とで構成されている。保持部材1
1は、雌型3を安定して保持するためのものであり、平
板状に限定されないのは勿論である。雌型3は、内壁に
熱可塑性樹脂粉を溶融状態あるいは半溶融状態で付着さ
せて成形物41を成形する成形部4が形成され、一側に
熱可塑性樹脂粉を入れる粉投入口5が形成されている。
【0009】この雌型3は、略均一した厚みtで形成さ
れ、所定部分の厚みTが他の部分より厚くなっている。
所定部分は、成形物41の形状によって決定されるが、
成形物41が動物又は人形玩具の表皮部材である場合に
は、破れやすい股部、足の裏、膝、肘又は脇を成形する
部分にすることができる。
れ、所定部分の厚みTが他の部分より厚くなっている。
所定部分は、成形物41の形状によって決定されるが、
成形物41が動物又は人形玩具の表皮部材である場合に
は、破れやすい股部、足の裏、膝、肘又は脇を成形する
部分にすることができる。
【0010】上記成形金型1を用いた、粉末成形物の製
造方法を、図3乃至図7に基づいて説明する。成形金型
1の保持部材11を保持して雌型3を所定位置に固定す
る。雌型3を熱風又は電熱ヒータ等の種々の加熱手段に
よって熱可塑性樹脂粉の溶融温度まで加熱する。
造方法を、図3乃至図7に基づいて説明する。成形金型
1の保持部材11を保持して雌型3を所定位置に固定す
る。雌型3を熱風又は電熱ヒータ等の種々の加熱手段に
よって熱可塑性樹脂粉の溶融温度まで加熱する。
【0011】粉投入口5から、図5に示すように、雌型
3内に熱可塑製樹脂粉23を入れると、熱可塑性樹脂粉
23が溶融状態あるいは半溶融状態で雌型3の内壁に付
着し、図6に示すように、樹脂溶融層27を形成する。
樹脂溶融層27の厚さは、雌型3の溶融温度を保つ時間
に比例する。溶融温度を保つ時間は、雌型3の厚みに比
例する。従って、樹脂溶融層27の厚さは、雌型3の厚
みに比例する。
3内に熱可塑製樹脂粉23を入れると、熱可塑性樹脂粉
23が溶融状態あるいは半溶融状態で雌型3の内壁に付
着し、図6に示すように、樹脂溶融層27を形成する。
樹脂溶融層27の厚さは、雌型3の溶融温度を保つ時間
に比例する。溶融温度を保つ時間は、雌型3の厚みに比
例する。従って、樹脂溶融層27の厚さは、雌型3の厚
みに比例する。
【0012】雌型3は、所定部分即ち足の裏、膝等を成
形する部分の厚みTが他の部分の厚みtより厚く形成さ
れているから、所定部分のところに溶融して付着する樹
脂溶融層27の厚さが、他の部分のところに溶融して付
着する樹脂溶融層27の厚さよりも厚くなる。
形する部分の厚みTが他の部分の厚みtより厚く形成さ
れているから、所定部分のところに溶融して付着する樹
脂溶融層27の厚さが、他の部分のところに溶融して付
着する樹脂溶融層27の厚さよりも厚くなる。
【0013】内壁に付着しなかった熱可塑性樹脂粉23
は、雌型3内から粉投入口5を介して排出する(図6参
照)。雌型3を、図7に示すように、水冷,空冷等の種
々の冷却手段により冷却すると、雌型3の内壁に付着し
た前記樹脂溶融層27が硬化し、雌型3の成形部4によ
って成形物41が成形される(図8参照)。成形金型1
の粉投入口5から成形物41を取り出す。成形物41
は、所定部分即ち足の裏、膝等の部分の肉厚が他の部分
の肉厚よりも厚くなっている。
は、雌型3内から粉投入口5を介して排出する(図6参
照)。雌型3を、図7に示すように、水冷,空冷等の種
々の冷却手段により冷却すると、雌型3の内壁に付着し
た前記樹脂溶融層27が硬化し、雌型3の成形部4によ
って成形物41が成形される(図8参照)。成形金型1
の粉投入口5から成形物41を取り出す。成形物41
は、所定部分即ち足の裏、膝等の部分の肉厚が他の部分
の肉厚よりも厚くなっている。
【0014】
【実施例】以下、本発明の好ましい一実施例を図面に基
づいて説明する。図1,2において示す符号1は、粉末
成形用の成形金型である。この成形金型1は、恐竜形の
雌型3と、雌型3に設けられた連通管7と、連通管7に
設けられた鉄製の平板状保持部材11とで構成されてい
る。
づいて説明する。図1,2において示す符号1は、粉末
成形用の成形金型である。この成形金型1は、恐竜形の
雌型3と、雌型3に設けられた連通管7と、連通管7に
設けられた鉄製の平板状保持部材11とで構成されてい
る。
【0015】雌型3は、これの内壁に熱可塑性樹脂粉を
溶融状態あるいは半溶融状態で付着させて恐竜形の表皮
部材41を成形する主成形部4が形成され、これの一側
に熱可塑性樹脂粉を入れる粉投入口5が形成されてい
る。雌型3は、略均一した厚みtで形成され、足の裏及
び膝を成形する部分の厚みTが他の部分より厚くなって
いる。
溶融状態あるいは半溶融状態で付着させて恐竜形の表皮
部材41を成形する主成形部4が形成され、これの一側
に熱可塑性樹脂粉を入れる粉投入口5が形成されてい
る。雌型3は、略均一した厚みtで形成され、足の裏及
び膝を成形する部分の厚みTが他の部分より厚くなって
いる。
【0016】雌型3には、雌型3の粉投入口5と連通す
る連通管7が設けられている。即ち、この連通管7は、
雌型3の上部(恐竜の背中)に形成された粉投入口5を
囲むようにして、雌型3と一体に形成されている。
る連通管7が設けられている。即ち、この連通管7は、
雌型3の上部(恐竜の背中)に形成された粉投入口5を
囲むようにして、雌型3と一体に形成されている。
【0017】この連通管7の開放口9周縁には、雌型3
を保持するための平板状の保持部材11が一体に取り付
けられている。この保持部材11には、複数の孔13
(送風口)が穿設されている。なお、保持部材11は、
雌型3を安定して保持するためのものであり、平板状に
限定されないのは勿論である。連通管7の内壁には、雌
型3の粉投入口5によって成形することができない表皮
部材41の開口部42を覆う背面表皮45を成形する副
成形部10が形成されている。
を保持するための平板状の保持部材11が一体に取り付
けられている。この保持部材11には、複数の孔13
(送風口)が穿設されている。なお、保持部材11は、
雌型3を安定して保持するためのものであり、平板状に
限定されないのは勿論である。連通管7の内壁には、雌
型3の粉投入口5によって成形することができない表皮
部材41の開口部42を覆う背面表皮45を成形する副
成形部10が形成されている。
【0018】上記成形金型1を用いた粉末成形物の製造
方法について説明する。成形金型1の保持部材11を公
知のパウダースラッシュ成形装置の搬送枠17にボルト
等によって取り付けると、成形金型1は、加熱部、パウ
ダリング部、水冷部、脱型部へと搬送される。さらに具
体的に説明する。図3に示すように、雌型3を上にし、
粉投入口5を下向きにして、成形金型1の保持部材11
を搬送枠17に取り付けると、この搬送枠17により加
熱部に搬送される。
方法について説明する。成形金型1の保持部材11を公
知のパウダースラッシュ成形装置の搬送枠17にボルト
等によって取り付けると、成形金型1は、加熱部、パウ
ダリング部、水冷部、脱型部へと搬送される。さらに具
体的に説明する。図3に示すように、雌型3を上にし、
粉投入口5を下向きにして、成形金型1の保持部材11
を搬送枠17に取り付けると、この搬送枠17により加
熱部に搬送される。
【0019】加熱部において、成形金型1は、下部から
上方に向かって吹き付けられる熱風によって加熱され
る。即ち、熱風が連通管7の開放口9を通って連通管7
及び雌型3の内壁を加熱する。同時に熱風が保持部材1
1の孔13を通って連通管7及び雌型3の外側を熱可塑
性樹脂粉の溶融温度まで加熱する。
上方に向かって吹き付けられる熱風によって加熱され
る。即ち、熱風が連通管7の開放口9を通って連通管7
及び雌型3の内壁を加熱する。同時に熱風が保持部材1
1の孔13を通って連通管7及び雌型3の外側を熱可塑
性樹脂粉の溶融温度まで加熱する。
【0020】加熱部により加熱された成形金型1は、搬
送枠17により、パウダリング部に搬送され、図4に示
すように、保持部材11にパウダーボックス21が接合
される。このパウダーボックス21内には、熱可塑製樹
脂粉23が充填されている。パウダーボックス21の上
部には、連通管7の開放口9に接合する開口25が形成
されている。この状態で、成形金型1を回転させる。回
転角度、回転回数等はその雌型3の構造に基づき自由に
設定される。
送枠17により、パウダリング部に搬送され、図4に示
すように、保持部材11にパウダーボックス21が接合
される。このパウダーボックス21内には、熱可塑製樹
脂粉23が充填されている。パウダーボックス21の上
部には、連通管7の開放口9に接合する開口25が形成
されている。この状態で、成形金型1を回転させる。回
転角度、回転回数等はその雌型3の構造に基づき自由に
設定される。
【0021】パウダーボックス21内の熱可塑性樹脂粉
23が、図5に示すように、開口25から連通管7及び
雌型3内に入る。連通管7及び雌型3の内壁は熱可塑性
樹脂粉の溶融温度まで加熱されているので、熱可塑性樹
脂粉23が溶融状態あるいは半溶融状態で連通管7及び
雌型3の内壁に付着し、樹脂溶融層27を形成する。樹
脂溶融層27の厚さは、雌型3の溶融温度を保つ時間に
比例し、溶融温度を保つ時間は、雌型3の厚みに比例す
る。従って、樹脂溶融層27の厚さは、雌型3の厚みに
比例する。
23が、図5に示すように、開口25から連通管7及び
雌型3内に入る。連通管7及び雌型3の内壁は熱可塑性
樹脂粉の溶融温度まで加熱されているので、熱可塑性樹
脂粉23が溶融状態あるいは半溶融状態で連通管7及び
雌型3の内壁に付着し、樹脂溶融層27を形成する。樹
脂溶融層27の厚さは、雌型3の溶融温度を保つ時間に
比例し、溶融温度を保つ時間は、雌型3の厚みに比例す
る。従って、樹脂溶融層27の厚さは、雌型3の厚みに
比例する。
【0022】雌型3は、足の裏及び膝を成形する部分の
厚みTが他の部分の厚みtより厚く形成されているか
ら、足の裏及び膝を成形する部分のところに溶融して付
着する樹脂溶融層27の厚さが、他の部分のところに溶
融して付着する樹脂溶融層27の厚さよりも厚くなる。
厚みTが他の部分の厚みtより厚く形成されているか
ら、足の裏及び膝を成形する部分のところに溶融して付
着する樹脂溶融層27の厚さが、他の部分のところに溶
融して付着する樹脂溶融層27の厚さよりも厚くなる。
【0023】図6に示すように、雌型3を上にし、開放
口9を下向きにして回転を止めると、雌型3及び連通管
7の内壁に付着しなかった熱可塑性樹脂粉23がパウダ
ーボックス21に回収される。
口9を下向きにして回転を止めると、雌型3及び連通管
7の内壁に付着しなかった熱可塑性樹脂粉23がパウダ
ーボックス21に回収される。
【0024】パウダーボックス21が成形金型1から離
れ、成形金型1は搬送枠17により、水冷部に搬送され
る。搬送枠17が回転枠29にクランプ等により固定さ
れ、この回転枠29により成形金型1が約180度回転
させられ、雌型3が下方に位置する。回転枠29の下面
には、水漏れ防止用板として耐熱シリコンパッキン31
が設けられており、このパッキン31によって保持部材
11の複数の孔13が水密に塞がれる。
れ、成形金型1は搬送枠17により、水冷部に搬送され
る。搬送枠17が回転枠29にクランプ等により固定さ
れ、この回転枠29により成形金型1が約180度回転
させられ、雌型3が下方に位置する。回転枠29の下面
には、水漏れ防止用板として耐熱シリコンパッキン31
が設けられており、このパッキン31によって保持部材
11の複数の孔13が水密に塞がれる。
【0025】水槽33内からポンプ35により吸い上げ
られた水が噴出管37により噴出し、雌型3及び連通管
7に吹き付けて冷却する。雌型3及び連通管7の内壁に
付着した前記樹脂溶融層27が硬化し、粉末成形物40
が形成される。回転枠29が搬送枠17から離れ、成形
金型1は搬送枠17により、脱型部に搬送される。脱型
部において、雌型3及び連通管7内の粉末成形物40を
連通管7の開放口9から取り出す。
られた水が噴出管37により噴出し、雌型3及び連通管
7に吹き付けて冷却する。雌型3及び連通管7の内壁に
付着した前記樹脂溶融層27が硬化し、粉末成形物40
が形成される。回転枠29が搬送枠17から離れ、成形
金型1は搬送枠17により、脱型部に搬送される。脱型
部において、雌型3及び連通管7内の粉末成形物40を
連通管7の開放口9から取り出す。
【0026】粉末成形物40は、図8に示すように、雌
型3の主成形部4によって成形された表皮部材41と、
連通管7によって成形された筒状の連通管成形物43と
からなっている。表皮部材41は、雌型3によって恐竜
状に成形されるが、雌型3の粉投入口5によって背中部
に開口部42が形成されている。連通管成形物43は、
前記開口部42を囲むようにして表皮部材41と一体に
なっている。
型3の主成形部4によって成形された表皮部材41と、
連通管7によって成形された筒状の連通管成形物43と
からなっている。表皮部材41は、雌型3によって恐竜
状に成形されるが、雌型3の粉投入口5によって背中部
に開口部42が形成されている。連通管成形物43は、
前記開口部42を囲むようにして表皮部材41と一体に
なっている。
【0027】連通管7の内壁には、雌型3の粉投入口5
によって成形することができない表皮部材41の開口部
42を覆う背面表皮45を成形する副成形部10が形成
されているので、連通管成形物43には、背面表皮45
が含まれている。この背面表皮45は、恐竜状に形成さ
れた表皮部材41の背中部開口42を塞ぐためのもので
あり、隆起部を備えた背中状に形成されている。
によって成形することができない表皮部材41の開口部
42を覆う背面表皮45を成形する副成形部10が形成
されているので、連通管成形物43には、背面表皮45
が含まれている。この背面表皮45は、恐竜状に形成さ
れた表皮部材41の背中部開口42を塞ぐためのもので
あり、隆起部を備えた背中状に形成されている。
【0028】連通管成形物43の背面表皮45を除く部
分が、切断されて取り除かれると、図9,10に示すよ
うに、背面表皮45は表皮部材41の背中部に開閉自在
に接続された状態となる。背面表皮45を背中部開口4
2を塞ぐようにして閉じ、背面表皮45の周縁を表皮部
材41に溶着又は接着剤等により接着すると、図11に
示すように、恐竜型の動物玩具(粉末成形物40)が製
造される。恐竜型の動物玩具は、足の裏及び膝の部分の
肉厚が他の部分の肉厚より厚くなっている。
分が、切断されて取り除かれると、図9,10に示すよ
うに、背面表皮45は表皮部材41の背中部に開閉自在
に接続された状態となる。背面表皮45を背中部開口4
2を塞ぐようにして閉じ、背面表皮45の周縁を表皮部
材41に溶着又は接着剤等により接着すると、図11に
示すように、恐竜型の動物玩具(粉末成形物40)が製
造される。恐竜型の動物玩具は、足の裏及び膝の部分の
肉厚が他の部分の肉厚より厚くなっている。
【0029】
【発明の効果】請求項1、2記載の粉末成形用の成形金
型は、雌型が略均一した厚みで形成され、所定部分の厚
みが他の部分より厚くなっているため、熱可塑性樹脂粉
の溶融温度まで加熱し、熱可塑性樹脂粉を雌型内に入れ
ると、所定部分のところが他のところに比べて厚みの厚
い分、溶融温度を保持することができ、所定部分の内壁
に付着する溶融樹脂層の厚さを他の部分よりも厚くする
ことができるという効果がある。これにより、従来の粉
末成形用の成形金型と異なり、肉厚を薄くして可動部に
柔軟性を持たせ、肉厚を厚くして非可動部に形状安定性
を持たせた粉末成形物を成形することができる。また、
破れ易い部分、例えば股部、足の裏、膝、肘又は脇等の
所定部分の肉厚を厚くした粉末成形物を成形することが
できる。
型は、雌型が略均一した厚みで形成され、所定部分の厚
みが他の部分より厚くなっているため、熱可塑性樹脂粉
の溶融温度まで加熱し、熱可塑性樹脂粉を雌型内に入れ
ると、所定部分のところが他のところに比べて厚みの厚
い分、溶融温度を保持することができ、所定部分の内壁
に付着する溶融樹脂層の厚さを他の部分よりも厚くする
ことができるという効果がある。これにより、従来の粉
末成形用の成形金型と異なり、肉厚を薄くして可動部に
柔軟性を持たせ、肉厚を厚くして非可動部に形状安定性
を持たせた粉末成形物を成形することができる。また、
破れ易い部分、例えば股部、足の裏、膝、肘又は脇等の
所定部分の肉厚を厚くした粉末成形物を成形することが
できる。
【図1】本発明に係る成形金型の一実施例を示す斜視図
である。
である。
【図2】図1の側面断面図である。
【図3】成形金型の加熱工程を示す側面図である。
【図4】熱可塑性樹脂粉の充填前を示す成形金型の側面
断面図である。
断面図である。
【図5】熱可塑性樹脂粉の充填工程を示す成形金型の側
面断面図である。
面断面図である。
【図6】熱可塑性樹脂粉の排出工程を示す成形金型の側
面断面図である。
面断面図である。
【図7】冷却工程を示す成形金型の側面図である。
【図8】成形金型から取り出された直後の粉末成形物の
斜視図である。
斜視図である。
【図9】切断工程により一部が切断された後の粉末成形
物の斜視図である。
物の斜視図である。
【図10】図9の粉末成形物の背面図である。
【図11】接着工程後の粉末成形物の背面図である。
【図12】図11の斜視図である。
【図13】従来技術を示す断面図である。
【図14】従来技術の成形物の斜視図である。
1 成形金型 2 成形金型 3 雌型 4 主成形部 5 粉投入口 6 雌型本体 6a 開放口 6b フランジ 7 連通管 8 付属雌型 8a 開放口 8b フランジ 9 開放口 10 副成形部 11 保持部材 13 孔 17 搬送枠 21 パウダーボックス 23 熱可塑製樹脂粉 25 開口 27 樹脂溶融層 29 回転枠 31 パッキン 33 水槽 35 ポンプ 37 噴出管 40 粉末成形物 41 成形物(表皮部材) 42 開口部 43 連通管成形物 45 背面表皮
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29L 31:52 (72)発明者 大谷 英雄 埼玉県三郷市戸ヶ崎3197番地 株式会社フ ジトーイ内 (72)発明者 花輪 定夫 埼玉県三郷市戸ヶ崎3197番地 株式会社フ ジトーイ内
Claims (2)
- 【請求項1】 下記の要件を備えた粉末成形用の成形金
型。 (イ)雌型と、雌型に設けられた保持部材とからなるこ
と。 (ロ)雌型は、内壁に熱可塑性樹脂粉を溶融状態あるい
は半溶融状態で付着させて成形物を成形する成形部が形
成され、一側に熱可塑性樹脂粉を入れる粉投入口が形成
されていること。 (ハ)雌型は、略均一した厚みで形成され、所定部分の
厚みが他の部分より厚くなっていること。 - 【請求項2】 雌型が動物又は人形玩具の表皮部材を成
形するものであって、所定部分が、股部、足の裏、膝、
肘又は脇を成形する部分であることを特徴とする請求項
1記載の粉末成形用の成形金型。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31143497A JPH11129263A (ja) | 1997-10-27 | 1997-10-27 | 粉末成形用の成形金型 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31143497A JPH11129263A (ja) | 1997-10-27 | 1997-10-27 | 粉末成形用の成形金型 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11129263A true JPH11129263A (ja) | 1999-05-18 |
Family
ID=18017174
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31143497A Pending JPH11129263A (ja) | 1997-10-27 | 1997-10-27 | 粉末成形用の成形金型 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11129263A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018176604A (ja) * | 2017-04-18 | 2018-11-15 | 株式会社オビツ製作所 | スラッシュ成形用金型 |
-
1997
- 1997-10-27 JP JP31143497A patent/JPH11129263A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018176604A (ja) * | 2017-04-18 | 2018-11-15 | 株式会社オビツ製作所 | スラッシュ成形用金型 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030630 |