JPH11130727A - ネオペンチルグリコールヒドロキシピバラート(ngh)の単離方法 - Google Patents

ネオペンチルグリコールヒドロキシピバラート(ngh)の単離方法

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JPH11130727A
JPH11130727A JP10214111A JP21411198A JPH11130727A JP H11130727 A JPH11130727 A JP H11130727A JP 10214111 A JP10214111 A JP 10214111A JP 21411198 A JP21411198 A JP 21411198A JP H11130727 A JPH11130727 A JP H11130727A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 純粋なNGHを高収率で、有色不純物をもた
らすことなく、従来方法よりも簡単に製造することがで
き、しかも各工程における良好な制御を可能ならしめ、
処理の中断をもたらすほど不安定ではない、NGH、低
沸点、高沸点生成物および無機塩を含有する混合物から
NGHを単離するための方法を提供すること。 【解決手段】 NGH含有混合物からこれを単離する方
法であって、ワイピングエバポレータおよび熱交換器か
ら成る第1分離圏において、上記混合物をワイピングエ
バポレータに給送し、高沸点生成物および無機塩から成
る混合物流を底部生成物として排出し、留出物流を熱交
換器に給送し、ここで形成される凝縮物流を、精留塔、
第2エバポレータ、熱交換器から成る第2分離圏におい
て、精留塔に給送し、その留出物を熱交換器で凝縮さ
せ、この凝縮物流を低沸点生成物流として取出し、側流
留出物としてのNGHを凝縮させ、これと高沸点生成物
から成る塔底生成物流を第2エバポレータに給送し、こ
れからの排出流を精留塔下方帯域に循環返送することを
特徴とする方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、ネオペンチルグリコールヒドロ
キシピバラート(NGH)を、このNGH、低沸点、高
沸点生成物および無機塩を含有する混合物から単離する
方法ならびにこの方法を実施するための装置に関する。
【0002】
【従来技術】ヒドロキシピバルヒドロキシピバラートと
も称されるネオペンチルグリコールヒドロキシピバラー
ト(NGH)は、塩基性無機触媒の存在下に、例えばテ
ィチェンコ法により、ヒドロキシピバルアルデヒドから
工業的に製造される。この場合のヒドロキシピバルアル
デヒドは、例えばイソブチルアルデヒドおよびホルムア
ルデヒドから製造される。このようにして製造されるN
GHは、高沸点生成物および無機触媒残渣のほかに、比
較的多量の不純物、例えばイソブチルアルデヒド、イソ
ブタノール、未反応のヒドロキシピバルアルデヒド、ネ
オペンチルグリコールおよびネオペンチルグリコールモ
ノイソブチラートを含有する。これら不純物のあるもの
は、反応に使用されるヒドロキシピバルアルデヒドと共
に、反応装置中に導入される可能性がある。
【0003】NGHは、高温、ことに150℃以上の温
度に長時間加熱すると分解し始める、熱的に敏感な物質
である。この理由から、NGHを熱処理、例えば蒸留に
より精製することは困難であって、熱的ストレスを最低
限にする何らかの措置を構じなければならない。
【0004】粗NGH混合物を精製するための種々の方
法が、諸文献に記載されている。
【0005】例えば、米国特許3641118号および
同3696005号明細書には、酸もしくは酸性イオン
交換体を使用するNGHの精製方法が記載されている。
例えば酸の存在下において蒸留が行なわれる。
【0006】水酸化カルシウム、水酸化バリウムまたは
水酸化ストロンチウムを除去するため、反応混合物中の
水分を20−60%に調節し、50から100℃で塩を
抽出することが、米国特許4665219号明細書にお
いて提案されている。
【0007】欧州特許出願公開410167号公報に
は、ネオペンチルグリコールの製造の際に生ずる副生成
物流から、NGHおよびネオペンチルグリコールとNG
Hの共晶混合物を製造する方法が記載されている。これ
によれば、反応生成物は、ワイピングエバポレータ(w
iped−film evaporator)および複
数の接続凝縮器を使用して蒸留処理に附され、詳述され
ていない他の蒸留方法によりNGHを分離することがで
きる。
【0008】米国特許4935555号明細書には、粗
生成物に水酸化ナトリウムを添加し、ワイピングエバポ
レータを使用してこれを精製するネオペンチルグリコー
ルの製造方法が記載されている。このワイピングエバポ
レータは、低沸点生成物を塔頂から、高沸点生成物を塔
底から、ネオペンチルグリコールを側方流として取出す
カラムに接続されていてもよい。ワイピングエバポレー
タからの底部生成物は、さらに傾しゃ装置に給送され
る。
【0009】欧州特願公告555355号公報には、無
機塩および高沸点生成物を底部生成物として除去する第
1蒸留装置のワイピングエバポレータに給送される粗反
応混合物から、ヒドロキシピバルヒドロキシピバラート
を単離する方法を記載している。留出物は、高沸点生成
物を凝縮させる分離カラムに給送される。この分離カラ
ムから得られるNGHおよび低沸点生成物の蒸気は、第
2蒸留装置の低沸点生成物カラムに給送され、低沸点生
成物はこのカラム塔頂から除去され、凝縮されるが、凝
縮液の一部はカラム塔頂に返還され得る。カラム塔底生
成物は、留出物であるNGHを除去するべき第2段ワイ
ピングエバポレータに給送される。残余の蒸留物部分は
上述カラムに返送される。高沸点生成物は、第2段ワイ
ピングエバポレータの底部生成物から除去される。これ
ら生成物は残渣として除去されるか、あるいは第1ワイ
ピングエバポレータに返還される。
【0010】しかしながら、この公知方法の欠点は、極
めて高コストのワイピングエバポレータを2基使用する
必要がある点である。さらに、第1段エバポレータない
し蒸留装置は第2段蒸留装置と圧力的に接続されてお
り、独立の処理条件下に稼働し得ない。このために、上
記公知方法は、制御が困難となり、中断、変動に不安定
である。さらに2基のワイピングエバポレータから、原
則として2種類の残渣流動流がもたらされる。
【0011】さらに他の欠点は、純粋NGHが、その沸
点に近い沸点を有する高沸点不純物から完全に分離され
得ないことである。第2ワイピングエバポレータにおけ
る高沸点生成物の除去と、純粋NGHの取出しとの間に
は、単に1段の蒸発処理があるのみで、精留が全く行な
われないからである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この分野の技
術的課題ないし本発明の目的は、純粋なNGHを高収率
で、有色不純物をもたらすことなく、従来方法よりも簡
単に製造することができ、しかも各工程における良好な
制御を可能ならしめ、処理の中断をもたらすほど不安定
ではない、NGH、低沸点、高沸点生成物および無機塩
を含有する混合物からNGHを単離するための方法を提
供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】しかるに、上述の課題な
いし目的は、ネオペンチルグリコールヒドロキシピバラ
ート(NGH)、低沸点、高沸点生成物および無機塩を
含有する混合物からNGHを単離する方法であって、ワ
イピングエバポレータ(wiped−film eva
porator)および熱交換器から成る第1分離圏に
おいて、上記混合物を上記ワイピングエバポレータに給
送し、高沸点生成物および無機塩から成る混合物流をそ
の底部生成物として排出し、NGH、低沸点、高沸点生
成物から成る留出物流を排出して、熱交換器に給送し、
ここで形成される凝縮物流を、NGH、低沸点、高沸点
生成物を分離するための精留塔、第2エバポレータおよ
び複数の熱交換器から成る第2分離圏において、上記精
留塔に給送し、低沸点生成物から成る留出物流を排出し
て、熱交換器で凝縮させ、形成される凝縮物流を、場合
により部分的に精留塔に循環返送し、部分的に低沸点生
成物流として取出し、側流留出物としてのNGHを排出
して、熱交換器で凝縮させ、NGHと高沸点生成物から
成る塔底生成物流を排出し、少なくともその一部を第2
エバポレータに給送し、このエバポレータからの排出流
の全部または一部を精留塔下方帯域に循環返送すること
を特徴とする方法により解決ないし達成され得ることが
本発明者らにより見出された。
【0014】すなわち、第1分離圏における、ワイパー
を有するエバポレータ(wipedevaporato
r)(以下、ワイピングエバポレータと略称する)から
の留出物を完全に凝縮させるために熱交換器を使用し、
この液状凝縮物を第2分離圏に給送することにより、両
分離処理圏間の圧力相関性を断絶し得ることが見出され
たのである。この事実は、両分離圏の圧力が、それぞ
れ、何らの制約なく選定され得ること、従って単離処理
の諸条件が、さらに弾力的に調整され得ることを意味す
る。処理の中断および変動、例えば圧力変動は、対応す
る分離処理圏に影響を及ぼすに止まり、単離方法全体は
これに影響されない。両圏における分離処理は、相互に
無関係に続行され得る。
【0015】さらに、前述した欧州特願公告55533
5号公報に開示された方法においては、部分的凝カラム
において、この部分で高沸点生成物を完全に除去するた
め、種々の条件を正確に維持する必要がある。従って、
温度は150から175℃、圧力は5から30トルに維
持されねばならず、また同時に、カラム塔頂温度は、カ
ラム底部より1−5℃、その圧力は、1−5トルだけ低
くしなければならない。しかしながら、このような条件
のみでは、高沸点生成物が第2蒸留圏に到達することは
保証されない。第2のワイピングエバポレータにおける
蒸発では1段蒸発が行なわれるに過ぎないので、第2蒸
留圏における上記高沸点生成物の除去は不可能である。
【0016】本発明においては、高沸点生成物の除去
は、第1分離圏における第1のワイピングエバポレータ
により、また第2分離圏における精留塔においても行な
われる。これにより、第1のワイピングエバポレータの
後に、完全な凝縮のための処理条件が厳密でない熱交換
器を稼働させることが可能となる。
【0017】本発明方法においては、さらに、第2分離
圏における第2エバポレータとして、底部生成物を低い
熱的ストレスで蒸発させ得るものであれば、どのような
エバポレータでも使用することを可能ならしめる。この
エバポレータは、精留塔に給送される蒸気、すなわち精
留塔において分離されるべき物質の混合物の精留用蒸気
をもたらす作用をする。NGHは、この精留塔におい
て、第1分離区域より上方の側流として排出されること
により精製される。上述の欧州特願公告555335号
公報に開示されているように、NGHの精製、単離は、
第2のワイピングエバポレータにより行なわれる。この
エバポレータは、単に蒸気をもたらすだけでなく、蒸発
によりNGHを精製し、高沸点生成物残渣流の排出を可
能ならしめる。
【0018】
【方法実施例】以下において、添附図面(単一図)を参
照して、本発明による方法をさらに具体的に説明する。
【0019】ワイピングエバポレータ(3)に給送され
るべき、NGH、低沸点、高沸点生成物および無機塩か
ら成る混合物材料(1)は、75−85重量%のNG
H、15−25重量%の低沸点生成物、0.1−2.0
重量%の高沸点生成物および0.1−2.0重量%の無
機塩(合計して100重量%)を含有するのが好まし
い。低沸点生成物は、NGHの沸点(10.5ミリバー
ルにおいて160℃)より低い沸点を有する物質、例え
ばヒドロキシピバリン酸(HPA)、イソブチルアルデ
ヒド、イソブタノール、ホルムアルデヒド、ヒドロキシ
ピバルアルデヒド(HPA)、ネオペンチルグリコー
ル、ネオペンチルグリコールモノイソブチラートおよび
ネオペンチルグリコールモノホルマートである。
【0020】高沸点生成物は、NGHの沸点より高い沸
点を有する物質、例えばNGHとヒドロキシピバリン酸
もしくはイソ酪酸との高縮合生成物およびNGHと蟻酸
との異性縮合生成物である。
【0021】無機塩は、主としてNGH製造のために使
用される塩基性無機触媒、ことにアルカリ土類金属の水
酸化物、例えば水酸化カルシウム、バリウムまたはスト
ロンチウムである。
【0022】本発明の好ましい実施態様において、本発
明方法の生成物に対して処理条件下で不活性の高沸点化
合物は、流動化剤として、上述した混合物(粗NGH)
に添加される。この流動化剤は、第1エバポレータにお
いて沈殿する無機塩の膠着を阻止する作用を果たす。従
って、流動化剤の沸点は、ワイピングエバポレータ内で
蒸発せず、塔底生成物を形成する程度に充分に高い。適
当な流動化剤は、ポリエーテル(アルキル化末端基−O
Rを有する)およびポリエーテルジオール(ヒドロキシ
ル末端基を有する)、ことに400から600g/モル
の平均分子量を有するポリエチレングリコールである。
流動化剤は、給送材料(1)100重量%に対し0.2
から3.0重量%の量で使用されるのが好ましい。ワイ
ピングエバポレータ中における流動化剤の使用により、
ワイピングエバポレータの熱伝導表面の濡れを阻害する
ことなく、使用される粗NGH混合物中の蒸発可能化合
物の充分な蒸発を達成し得る。このようにして、蒸発効
率が増大せしめられ、NGHに対する熱ストレスが低減
され、エバポレータ内におけるNGHの熱的劣化が回避
され得る。
【0023】ワイピングエバポレータとしては、ワイパ
ーブレードによりワイピングを機械的に除去する方式
の、任意適宜のエバポレータを使用できる。ことに可動
性ワイパーブレードを有するエバポレータを使用するの
が好ましい。このエバポレータは、第1分離圏におい
て、2から15ミリバール、ことに5から10ミリバー
ルの圧力、好ましくは140から200℃、ことに16
0から180℃のジャケット温度で、稼働せしめられ
る。その底部生成物は、無機塩と高沸点化合物を含有す
る。流動化剤が使用される場合には、これも底部生成物
(4)を構成する。
【0024】ワイピングエバポレータからの留出物は、
これをなるべく完全に凝縮させる熱交換器(6)に給送
される。これに適する熱交換器は、工業的に使用され得
る熱交換器であれば、どのような形式のものでもよい。
熱交換器中の圧力は、2から15、ことに5から10ミ
リバール、温度は30から130、ことに55から11
0℃であるのが好ましい。この場合の蒸留物(5)は、
圧倒的にNGHと、低沸点、高沸点生成物を含有し、完
全に、またはほぼ完全に凝縮せしめられ、カラム(8)
に給送される。
【0025】このカラムには、NGH、低沸点、高沸点
生成物を分離するために適当な内部設備が設けられる。
分離区域においては低い圧力下の低い内部設備、ことに
特定構造の、または配列された充填物が好ましい。この
カラムおよびその内部設備は、さらに、塔頂生成物が低
沸点生成物を含有し、NGH蒸気が側流として取出さ
れ、塔頂生成物がNGHおよび高沸点生成物を含有する
ように設計されるのが好ましい。精留塔(8)は、図面
に示されるように、少なくとも3段の分離区域
(1.)、(2.)、(3.)を有するのが好ましい。
この側流(13)は、第1および第2分離区域間で排出
され、熱交換器(6)からの導入導管(7)は、第2お
よび第3分離区域間に設けられる。
【0026】これら分離区域の組合わせにより、NGH
を極めて高い純度で得ることができる。これはわずかに
高い沸点を有する不純物からでも分離される。この高純
度は、例えば粗NGH混合物および第1分離圏から給送
される留出物の組成において変動があった場合、または
給送量が変わった場合においてさえ、達成され得る。
【0027】この精留塔は、6から20、ことに10か
ら14の理論段を有するのが好ましい。さらに第1分離
区域は2から6、ことに3から5の理論段、第2分離区
域は3から9、ことに4から7の理論段、第3分離区域
は2から6、ことに3から5の理論段を有するのが好ま
しい。さらに他の分離区域を持つこともできるが、3分
離区域をを有するのが好ましい。底部の温度は150か
ら180、ことに165から170℃、第1および第2
分離区域および/または第2および第3分離区域間の温
度は150から170、ことに155から165℃、頂
部の温度は90から100、ことに93から97℃であ
るのが好ましい。NGH側流13を凝縮させるための熱
交換器の温度は、30から130、ことに55から11
0℃にするのが好ましい。
【0028】精留塔留出物として得られ、かつ凝縮され
た低沸点生成物は、排出(11)されて再使用されるか
あるいは廃棄される。NGH合成からのHPAまたはそ
の他の前駆物質が多量に含有されている場合には、さら
に精製してから循環再使用され得る。凝縮流の一部また
は全部を精留塔8の塔頂へ返還することもできる。還流
割合、すなわち再循環凝縮流(12)の、排出凝縮流
(11)に対する割合は、5以上、好ましくは5から2
5、ことに10から20である。
【0029】第1分離区域において、高沸点不純物は、
NGH中において濃縮される。精留塔(8)の塔底生成
物は、部分的に循環流(16)としてエバポレータ(1
7)に戻され、部分的に高沸点分として排出される。後
者はワイピングエバポレータ(3)に導管(19)を経
て循環返送されるのが好ましいが、そうでなければ導管
(21)から廃棄される。高沸点物質を多く含有する循
環流(20)は、(19)と異なり、エバポレータ(1
7)から非蒸発液体流として排出される。これは、西独
特願公開3338488号公報に記載されている塔底生
成物の分離に相当する。排出流(21)と同様に、高沸
点分は、エバポレータ(17)の非蒸発液体流から排出
流(22)として排出され得る。これら液体流(4)、
(21)、(22)は廃棄されるか、あるいはさらに他
の処理のために給送され得る。
【0030】側流として得られる純粋NGH(13)
は、98重量%以上のNGH分、ヘイズンカラーナンバ
ー10以下のAPHA、0.3重量%以下の水分を含有
し、5以下の酸価を示す。第2分離圏におけるエバポレ
ータからの液流は、第1分離圏におけるワイピングエバ
ポレータに循環返送され得る。
【0031】第2分離圏におけるエバポレータからの液
流は排出され得る。
【0032】本発明方法を実施するに際して、各給送流
は以下の量において使用され、あるいは以下の量に調整
されるのが好ましい。
【0033】粗NGH給送材料(1)の量を100重量
%とすると、これには0.5から4重量%、ことに1か
ら2重量%の流動化剤流が添加される。ワイピングエバ
ポレータ(3)からの底部生成物(4)は、一般的に1
から10重量%、好ましくは2から8、ことに2から6
重量%である。循環流量対新規給送量の割合は(19)
/(1)または(20)/(1)は、0から30%、好
ましくは5から20、ことに10から20%である。新
規給送量(1)に対して5から30重量%、ことに10
から20重量%が、低沸点分(11)として排出され
る。純NGH(13)の取出量は、新規給送量(1)に
対して70から95重量%、ことに75から90重量%
である。
【0034】本発明は、またワイピングエバポレータ
(3)および熱交換器(6)から成る第1分離圏と、精
留塔(8)、2個の熱交換器(10、14)および第2
エバポレータ(17)から成る第2分離圏とを包含し、
ワイピングエバポレータ(3)への給送導管(1)、ワ
イピングエバポレータ(3)への流動化剤給送導管
(2)、ワイピングエバポレータ(3)からの排出導管
(4)、ワイピングエバポレータ(3)から熱交換器
(6)への留出物給送導管(5)、熱交換器(6)から
精留塔(8)への給送導管(7)、精留塔(8)から熱
交換器(10)への給送導管(9)、熱交換器(10)
からの排出導管(11)、熱交換器(10)から精留塔
(8)の塔頂への給送導管(12)、精留塔(8)から
熱交換器(14)への側方排出導管(13)、熱交換器
(14)の排出導管(15)、精留塔(8)塔底からエ
バポレータ(17)への排出導管(16)、第2エバポ
レータ(17)底部から精留塔(8)底部への給送導管
(18)、精留塔(8)の底部から第1分離圏のワイピ
ングエバポレータ(3)への給送導管(19)、第2エ
バポレータ(17)から第1分離圏のワイピングエバポ
レータ(3)への給送導管(20)、精留塔(8)の底
部からの排出導管(21)、第2エバポレータ(17)
からの排出導管(22)が設けられていることを特徴と
する本発明方法を実施するための装置に関する。
【0035】
【装置実施例】80重量%のNGH、18重量%の低沸
点化合物、1.8重量%の高沸点化合物および0.2重
量%の無機塩分を含有する被処理材料(1)を図1に示
される本発明装置に給送する。この材料(1)に対し
て、2.0重量%のポリエチレングリコール(P60
0)を流動化剤として、可動ワイパーブレードを有する
ワイピングエバポレータ(3)に液体流(2)として給
送する。ワイピングエバポレータ(3)は、6から8ミ
リバールの圧力、180℃のジャケット温度で稼働せし
められる。このエバポレータから排出される底部生成物
(4)は、給送材料(1)に対して合計約4重量%のポ
リエチレングリコール、高沸点化合物および無機塩を含
有する。蒸発生成物を、熱交換器(6)において、約5
0℃で凝縮させ、精留塔(8)に給送する。これは6か
ら8ミリバールの塔頂圧力、約160℃の塔底温度、1
46から166℃の側流温度、100から105℃の凝
縮物温度、95から97℃の塔頂温度を有する。(1
2)/(11)の還流割合15で、給送流(1)の17
%が塔頂生成物(11)として排出される。純粋NGH
は、給送流(1)の約80%の量割合で側流として、精
留塔から排出され、熱交換器(14)において50から
60℃で凝縮される。第2分離圏におけるエバポレータ
(17)は、170から180℃で稼働する流下層エバ
ポレータである。給送材料流(1)に対して約10%の
精留塔塔底生成物(19)が、第1分離圏におけるワイ
ピングエバポレータ(3)に循環返送される。精留塔側
流は、98%以上の純粋NGH分、10APHA以下の
ヘイズンカラーナンバー、0.3%以下の水分、5以下
の酸価を有する。
【0036】この本発明装置により、穏和な条件でNG
Hを精製し、極めて高い純度のNGHを単離することが
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法および装置の好ましい実施例を説明
する概略図。
【符号の説明】
1.‥‥第1分離区域 2.‥‥第2分離区域 3.‥‥第3分離区域 1‥‥‥粗NGH混合物(給送材料) 2‥‥‥流動化剤 3‥‥‥(ワイパーを有する)ワイピングエバポレータ
(第1分離圏) 4‥‥‥エバポレータ3の底部生成物 5‥‥‥エバポレータ3における蒸留物の熱交換器6へ
の給送 6‥‥‥熱交換器 7‥‥‥熱交換器6から8への導入導管 8‥‥‥精留塔 9‥‥‥カラム8の塔頂から熱交換器10への導管 10‥‥熱交換器 11‥‥熱交換器からの蒸留物の排出 12‥‥同上蒸留物のカラム8への返還 13‥‥カラム8からの側流 14‥‥熱交換器 15‥‥熱交換器14の排出口 16‥‥エバポレータ17への返還流 17‥‥エバポレータ(第2分離圏) 18‥‥エバポレータ17からカラム8塔底への給送導
管 19‥‥カラム8塔底から第1分離圏のワイピングエバ
ポレータ3への給送導管 20‥‥エバポレータ17から第1分離圏のワイピング
エバポレータ3への給送導管 21‥‥カラム8塔底からの排出導管 22‥‥エバポレータ17からの排出導管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シュテファン、ショル ドイツ、67098、バート、デュルクハイム、 ヴェルスリング、62 (72)発明者 テーオドール、ヴェーバー ドイツ、67063、ルートヴィッヒスハーフ ェン、ヴィルヒョウシュトラーセ、20 (72)発明者 ヨーハン−ペーター、メルダー ドイツ、67141、ノイホーフェン、ヤーン シュトラーセ、35

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネオペンチルグリコールヒドロキシピバ
    ラート(NGH)、低沸点、高沸点生成物および無機塩
    を含有する混合物からNGHを単離する方法であって、 ワイピングエバポレータおよび熱交換器から成る第1分
    離圏において、上記混合物を上記ワイピングエバポレー
    タに給送し、高沸点生成物および無機塩から成る混合物
    流をその底部生成物として排出し、NGH、低沸点、高
    沸点生成物から成る留出物流を排出して、熱交換器に給
    送し、ここで形成される凝縮物流を、 NGH、低沸点、高沸点生成物を分離するための精留
    塔、第2エバポレータおよび複数の熱交換器から成る第
    2分離圏において、上記精留塔に給送し、低沸点生成物
    から成る留出物流を排出して、熱交換器で凝縮させ、形
    成される凝縮物流を、場合により部分的に精留塔に循環
    返送し、部分的に低沸点生成物流として取出し、側流留
    出物としてのNGHを排出して、熱交換器で凝縮させ、
    NGHと高沸点生成物から成る塔底生成物流を排出し、
    少なくともその一部を第2エバポレータに給送し、この
    エバポレータからの排出流の全部または一部を精留塔下
    方帯域に循環返送することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 上記精留塔が、圧力低下の小さい内部設
    備を持っていてもよい、少なくとも3段の上下方向分離
    区域を有し、その側流を第1および第2分離区域の間か
    ら取出し、第1分離区域からの留出物流を、第2および
    第3分離区域の間の精留塔に返送することを特徴とする
    請求項(1)の方法。
  3. 【請求項3】 精留塔からの底部生成物流を、第1分離
    圏におけるワイピングエバポレータに循環返送し、かつ
    /もしくは排出することを特徴とする、請求項(1)ま
    たは(2)の方法。
  4. 【請求項4】 第2分離圏におけるエバポレータからの
    液体流を、第1分離圏におけるワイピングエバポレータ
    に循環返送し、かつ/もしくは排出することを特徴とす
    る、請求項(1)から(3)のいずれかの方法。
  5. 【請求項5】 第2分離圏における低沸点生成物の凝縮
    留出物を、少なくとも部分的に、精留塔頂部に循環返送
    することを特徴とする、請求項(1)から(4)のいず
    れかの方法。
  6. 【請求項6】 第2分離圏におけるエバポレータが、流
    下層エバポレータまたは薄層エバポレータであることを
    特徴とする、請求項(1)から(5)のいずれかの方
    法。
  7. 【請求項7】 使用される材料混合物が、さらに高沸点
    の流動化剤を含有することを特徴とする、請求項(1)
    から(6)のいずれかの方法。
  8. 【請求項8】 第1分離圏において、以下の単一もしく
    は複数の特徴、すなわちワイピングエバポレータの2か
    ら15ミリバールの圧力、 ワイピングエバポレータの140から200℃のジャケ
    ット温度、 熱交換器の2から15ミリバールの圧力、 熱交換器の30から130℃の温度を具備することを特
    徴とする、請求項(1)から(7)のいずれかの方法。
  9. 【請求項9】 第2分離圏において、単一もしくは複数
    の以下の特徴、すなわち第1分離圏から精留塔に給送さ
    れる留出物の30から130℃の温度、 精留塔の150から180℃の塔底温度、 第1および第2分離区域間の150から170℃の温
    度、 第2および第3分離区域間の150から170℃の温
    度、 精留塔の90から100℃の塔頂温度、 30から130℃の側流凝縮物としてのNGHの温度、 第2エバポレータにおける140から200℃の温度、 NGH側流が、98重量%を超えるNGH分、0.3重
    量%未満の水分を含有し、10APHA未満のヘイズン
    カラーナンバー、5未満の酸価を示すことを具備するこ
    とを特徴とする、請求項(1)から(8)のいずれかの
    方法。
  10. 【請求項10】 ワイピングエバポレータ(3)および
    熱交換器(6)から成る第1分離圏と、 精留塔(8)、2個の熱交換器(10、14)および第
    2エバポレータ(17)から成る第2分離圏とを包含
    し、 ワイピングエバポレータ(3)への給送導管(1)、ワ
    イピングエバポレータ(3)への流動化剤給送導管
    (2)、ワイピングエバポレータ(3)からの排出導管
    (4)、ワイピングエバポレータ(3)から熱交換器
    (6)への留出物給送導管(5)、熱交換器(6)から
    精留塔(8)への給送導管(7)、精留塔(8)から熱
    交換器(10)への給送導管(9)、熱交換器(10)
    からの排出導管(11)、熱交換器(10)から精留塔
    (8)の塔頂への給送導管(12)、精留塔(8)から
    熱交換器(14)への側方排出導管(13)、熱交換器
    (14)の排出導管(15)、精留塔(8)塔底からエ
    バポレータ(17)への排出導管(16)、第2エバポ
    レータ(17)底部から精留塔(8)底部への給送導管
    (18)、精留塔(8)の底部から第1分離圏のワイピ
    ングエバポレータ(3)への給送導管(19)、第2エ
    バポレータ(17)から第1分離圏のワイピングエバポ
    レータ(3)への給送導管(20)、精留塔(8)の底
    部からの排出導管(21)、第2エバポレータ(17)
    からの排出導管(22)が設けられていることを特徴と
    する、請求項(1)から(9)のいずれかの方法を実施
    するための装置。
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