JPH11130966A - 金属半導体微粉末含有熱線非吸収性着色組成物及び成型物 - Google Patents

金属半導体微粉末含有熱線非吸収性着色組成物及び成型物

Info

Publication number
JPH11130966A
JPH11130966A JP10138268A JP13826898A JPH11130966A JP H11130966 A JPH11130966 A JP H11130966A JP 10138268 A JP10138268 A JP 10138268A JP 13826898 A JP13826898 A JP 13826898A JP H11130966 A JPH11130966 A JP H11130966A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat ray
coloring composition
fine powder
film
black
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10138268A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhide Yamaguchi
靖英 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Kinzoku Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Mining and Smelting Co Ltd filed Critical Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
Priority to JP10138268A priority Critical patent/JPH11130966A/ja
Priority to PCT/JP1998/003812 priority patent/WO1999011715A1/ja
Publication of JPH11130966A publication Critical patent/JPH11130966A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K3/00Use of inorganic substances as compounding ingredients
    • C08K3/02Elements
    • C08K3/08Metals
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D7/00Features of coating compositions, not provided for in group C09D5/00; Processes for incorporating ingredients in coating compositions
    • C09D7/40Additives
    • C09D7/60Additives non-macromolecular
    • C09D7/61Additives non-macromolecular inorganic
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D7/00Features of coating compositions, not provided for in group C09D5/00; Processes for incorporating ingredients in coating compositions
    • C09D7/40Additives
    • C09D7/66Additives characterised by particle size
    • C09D7/67Particle size smaller than 100 nm
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D7/00Features of coating compositions, not provided for in group C09D5/00; Processes for incorporating ingredients in coating compositions
    • C09D7/40Additives
    • C09D7/66Additives characterised by particle size
    • C09D7/68Particle size between 100-1000 nm
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D7/00Features of coating compositions, not provided for in group C09D5/00; Processes for incorporating ingredients in coating compositions
    • C09D7/40Additives
    • C09D7/66Additives characterised by particle size
    • C09D7/69Particle size larger than 1000 nm

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Nanotechnology (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】黒色系、有色系でありながら、熱線非吸収性の
着色組成物、該着色組成物により構成された成型物、及
び該着色組成物により構成された層を有する成型物を提
供すること。 【解決手段】金属半導体微粉末を含有する熱線非吸収性
着色組成物、該着色組成物により構成された成型物、及
び該着色組成物により構成された層を有する成型物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱線非吸収性着色組
成物、該着色組成物により構成された成型物、及び該着
色組成物により構成された層を有する成型物に関し、詳
しくは黒色系、有色系に着色されているにもかかわらず
熱線非吸収性である着色組成物、該着色組成物により構
成された成型物、及び該着色組成物により構成された層
を有する成型物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】白色の皮膜は可視光、赤外光の反射率が
高いのに対し、有色系、黒色系の着色皮膜は可視光と共
に赤外光(熱線)も吸収する。このため、例えば黒色皮
膜を施した物体は太陽光に曝露されると白色皮膜を施し
た物体に比べて一層高温に加熱され、物体温度が上昇す
るという問題があった。
【0003】従来、黒色塗料、黒色を呈する樹脂等の多
くはカーボンブラックなどの微粒子を分散させて用いて
いる。カ−ボンブラックは可視光領域全般の光を吸収す
るので極めて良好な黒色を呈する。しかし、カ−ボンブ
ラックは赤外線領域の光までも良好に吸収する。太陽か
らの光のうち赤外線領域、特に近赤外線領域(1000
〜2500nm)の光は熱線であり、カ−ボンブラック
はこの熱線を良好に吸収するので発熱しやすい。
【0004】このため、例えば黒色皮膜を外装材、屋根
など太陽光に露出される面に用いると、例えばカ−ボン
ブラックが発熱し、その熱を皮膜が吸熱することにより
塗装材が加熱され、よって建築物内部も加熱されてしま
うという問題があった。この対策として、塗料や着色樹
脂に赤外線を反射する酸化マンガン、酸化コバルト、酸
化鉄、酸化クロムなどの金属酸化物顔料を含ませる方法
が実施されている。しかしながら、これらの顔料はカ−
ボンブラックほどは熱線を吸収しないが、可視光領域の
みならず赤外線領域にも少なからず吸収帯を有してお
り、このため熱線非吸収性の顔料、塗料、樹脂組成物が
望まれていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来技術の諸欠点を解消するためになされたものであ
り、本発明の課題は、黒色系、有色系に着色されている
にもかかわらず熱線非吸収性である着色組成物、該着色
組成物により構成された成型物、及び該着色組成物によ
り構成された層を有する成型物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の課題
について鋭意検討した結果、顔料として金属半導体微粒
子を添加すると、黒色系、有色系でありながら熱線非吸
収性であり、その添加量等を調整することにより熱線反
射性若しくは透過性の組成物とすることができることを
見出し、本発明を完成させた。
【0007】即ち、本発明の熱線非吸収性着色組成物
は、金属半導体微粉末を含有することを特徴とする。更
に、本発明の成型物は、上記の着色組成物により構成さ
れていることを特徴とする成型物、又は上記の着色組成
物により構成された層を有することを特徴とする成型物
である。また、本発明の熱線非吸収性着色組成物は、熱
線反射性着色組成物であるか、又は熱線透過性着色組成
物である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明で用いることができる金属
半導体微粉末としては、シリコンやゲルマニウム、ガリ
ウム・砒素、ガリウム・アルミニウム・砒素などを挙げ
らことができる。これらは0.8〜1.5eVの範囲内
にあるバンドギャップを有する半導体である。それらの
金属半導体微粉末を用いると、それらのバンドギャップ
よりも大きなエネルギーの光は完全に吸収されるが、そ
れらのバンドギャップよりも小さなエネルギーの光は吸
収されない。本発明において金属半導体微粉末として例
えばシリコン微粉末を用いる場合について説明すると、
シリコンのバンドギャップは1.1eVであり、これは
波長1100nmに相当する。従って、1100nmよ
りも短い波長の光はほぼ完全に吸収されるが、1100
nmよりも長い波長の光は吸収されない。即ち、可視光
領域の光は完全に吸収されて良好な黒色を呈するが、赤
外線は吸収されない。
【0009】金属半導体には単結晶粉末や多結晶粉末が
あるが、本発明は金属半導体の本質的な物性を利用した
ものであり、これらの製法や形状は問わない。しかし、
粒径の大きな粒状金属半導体やフレーク状金属半導体は
金属光沢を有し、また樹脂、油脂、塗料組成物等中の分
散性が良くないので、そのままでは黒色系、有色系の組
成物とすることは困難である。しかし、微粒子、好まし
くは平均粒径が100μm以下の微粒子にすると、樹
脂、油脂、塗料組成物等中の分散性が良好になる上、黒
色度が向上する傾向があるので、金属半導体は微粉末と
して用いることが望ましい。この微粉末として金属半導
体の粉砕粉や半導体切断残渣などを用いることもでき
る。しかし、ガリウム・砒素の微粉末は人体に有害であ
るため、一般的にはシリコン微粉末を使うことが望まし
い。また金属半導体に不純物、例えばリンなどのドーパ
ントが含まれていても熱線非吸収性、熱線反射効率には
ほとんど差はない。
【0010】これらの金属半導体微粉末を樹脂や塗料や
油脂(化粧品等)に含有させることにより、特に黒色系
塗料、黒色系樹脂や黒色系フィルムなどの皮膜組成物に
含有させることにより、従来の黒色系皮膜組成物に比べ
て熱線の吸収を極めて少なくすることができる。また、
黒色系だけでなく、金属半導体微粒子と共に他の種々の
色の顔料を混合することにより組成物を灰色系から黒色
系、あるいは様々な有彩色とすることも可能である。
【0011】本発明の着色組成物においては、組成物中
の金属半導体微粒子の粒径や、樹脂、塗料又は油脂との
配合比を変化させること、あるいは着色組成物により構
成される皮膜の厚さを変化させることによって、成型物
による熱線の反射や、成型物を通過する熱線の度合いを
制御することができる。
【0012】例えば、金属半導体微粒子の配合量を増加
させると熱線の反射率が増加し、また粒子径を小さく
し、かつ皮膜の厚さを薄くすることによって熱線の透過
率を増加させることができる。シリコン微粒子を用いる
場合には、粒子径が100μm以下、望ましくは50μ
m以下であれば、樹脂、油脂等と良く分散させることに
よって熱線透過性のある皮膜を形成させることが可能で
ある。本発明の着色組成物として、樹脂組成物、塗料組
成物、油脂組成物(化粧品等)などが挙げられるが、各
組成物の原料又は成分、組成については、特には限定さ
れない。
【0013】本発明の着色組成物は、上述のように金属
半導体微粒子の粒径等を変えることによって熱線を反射
させたり透過させたりすることができるため、該着色組
成物の使用形態として、次の2つを挙げることができ
る。第1の使用形態として、金属、樹脂、木材、陶磁器
などの素材の被加熱を抑制する目的でその素材表面に本
発明の着色組成物による皮膜を施して用いる場合があ
る。この場合、その皮膜は熱線を吸収せず、皮膜表面で
反射させるようにすべきである。第2の使用形態とし
て、ガラス、樹脂フィルムなどの透明な素材の上に本発
明の着色組成物による皮膜を形成する場合がある。この
場合、その皮膜は熱線を吸収せずに透過させるようにす
べきである。
【0014】上記の使用形態により構成された熱線非吸
収性層を有する成型物において、その成型物全体が本発
明の着色組成物で構成されていてもよく、或いはその成
型物の表面層のみが本発明の着色組成物で構成されてい
てその内部は本発明以外の組成物で構成されていてもよ
い。更に、それらの表面に保護膜が設けられていてもよ
い。
【0015】黒色系の皮膜や樹脂成型物は意匠性があ
り、また美観的に好ましいので、広く用いられている一
方で、太陽光などを吸収して熱くなりやすいといった欠
点があったが、本発明の着色組成物を用いることにより
その欠点を克服することができる。従って本発明の着色
組成物は、例えば、建築物の外装、屋根、遮光材、窓ガ
ラス、雨戸、乗り物外装皮膜、乗り物内装材などに広く
用いることができる。また、本発明の着色組成物は黒色
以外の色彩であっても太陽光等からの熱が吸収されにく
い皮膜等を形成することができる。
【0016】
【実施例】
実施例1 シリコン半導体切削油から回収したシリコン微粉末(平
均粒径D50% =5.8μm)50gとアクリルシリケ−
ト系クリア塗料100gとを良く混合して、黒色系塗料
(マンセル記号:5YR2/1近似)を作製した。これ
を金属板に刷毛にて塗布し、1日乾燥させた。
【0017】可視−近赤外分光光度計(日立製作所製:
U−4000)を用い、積分球を用いてこの塗膜付金属
板の反射スペクトルを測定した。その結果、図1に示す
ように、可視光(400nm〜800nm)を良く吸収
し、黒色を呈することが確認できたが、1μm以上の波
長の光は塗膜による吸収を除けばほぼ一様に反射してい
ることが分かる。熱線と言われる光の波長は主に1μm
以上であるので、これらの光を反射する塗料であること
が確認できた。この皮膜の日射反射率(JISR 31
06(1985)に従って求めた日射反射率、以下同
じ)は24.0%であった。
【0018】比較例1 アクリルシリケ−ト系クリア塗料100gに、弁柄3.
8g、黄鉛2.6g、酸化チタン2g、炭酸カルシウム
7g及びカ−ボンブラック2gを添加して、実施例1と
同色の塗料を作製した。これを金属板に刷毛塗りし、乾
燥させた。この皮膜の可視−近赤外反射スペクトルを測
定した。その結果、図1に示すように、可視光領域と共
に赤外線領域も吸収しており、熱線反射は極めて低かっ
た。また、この皮膜の日射反射率は7.4%であった。
【0019】実施例2及び比較例2 実施例1で調整した塗料を3×3×4cmのアルミニウ
ム製の蓋つき密閉容器の外表面6面に塗布して黒色容器
を作製した。この容器内部の中心部に温度計を設置し、
屋外にて直接太陽光が照射される台上で地面に対して4
5°に傾けて暴露して温度上昇を測定した。その結果、
7月中旬の晴天時に9時から暴露を開始し、14時にお
いて測定した容器内部の温度は39℃であった。
【0020】一方、比較例1で調整した塗料を用いて同
様にアルミニウム製容器の外表面に塗布して黒色容器を
作製した。これを実施例2と同一条件で太陽光暴露を行
った結果、容器内部の温度は44℃を示しており、実施
例2の場合より容器内部の温度は5℃高かった。
【0021】実施例3 アクリルシリケ−ト系塗料100gに、実施例1で用い
たシリコン微粉末8.5g及び酸化チタン8.5gを混
合して塗料を作製した。この塗料を金属板に塗布し、乾
燥させて灰色系(マンセル記号:N−5.5)皮膜を得
た。この皮膜の可視−近赤外分光反射スペクトルを測定
して図2に示す結果を得た。また、日射反射率は39.
7%であった。
【0022】比較例3 アクリルシリケ−ト系塗料100gに酸化チタン16
g、弁柄0.1g、黄鉛0.3g及びカ−ボンブラック
0.3gを添加混合して塗料を作製した。この塗料を金
属板に塗布し、乾燥させて灰色系(マンセル記号:N−
6)皮膜を作製した。この皮膜の可視−近赤外分光反射
スペクトルを測定して図2に示す結果を得た。また日射
反射率は27.1%であり、実施例3の値よりも低かっ
た。
【0023】実施例4及び比較例4 アクリルシリケ−ト系塗料100gに、実施例1で用い
たシリコン微粉末18g及びフタロシアニンブル−1.
3gを混合して塗料を作製した。これを金属板に塗布
し、乾燥させて黒色系(マンセル記号:N−2)皮膜を
得た。この皮膜の可視−近赤外分光反射スペクトルを測
定して図3に示す結果を得た。また日射反射率は20.
9%であった。
【0024】一方、アクリルシリケ−ト系塗料100g
に、カ−ボンブラック20gを混合して塗料を作製し
た。これを金属板に塗布し、乾燥させると実施例4と同
色の黒色皮膜になった。この皮膜の可視−近赤外分光反
射スペクトルを測定して図3に示す結果を得た。また日
射反射率は4.1%であった。これらの結果から明確な
ように、シリコン微粉末を含有した塗料は黒色塗料とし
ては極めて良好な熱線反射性塗膜であることが分かる。
【0025】実施例5及び比較例5 アクリルシリケ−ト系塗料100gに、三酸化二クロム
7g及び実施例1で用いたシリコン微粉末8gを混合し
て塗料を作製した。この塗料を金属板に塗布し、乾燥さ
せて暗緑色(マンセル記号:2.5G3/4近似)の皮
膜を得た。この皮膜の可視−近赤外反射スペクトルを測
定して図4に示す結果を得た。
【0026】比較のため、アクリルシリケ−ト系塗料1
00gに、三酸化二クロム7g及びカ−ボンブラック
1.5gを混合して実施例5とほぼ同色の塗料を作製し
た。この塗料を金属板に塗布し、乾燥させて得た皮膜の
可視−近赤外線反射スペクトルを測定して図4に示す結
果を得た。
【0027】これらのスペクトルの比較から明らかなよ
うに、ほぼ同一色を呈しながら、近赤外線領域の反射率
は極めて大きく異なっていることが確認された。この結
果から、本発明に係る塗料は、有彩色、特に従来カ−ボ
ンブラックで調色を行っていた暗色系有彩色を有する熱
線反射性塗料として極めて高い効果を発揮することが確
認された。
【0028】実施例6〜7及び比較例6 エチレン−アクリル酸エチル樹脂(日本石油化学レクス
ロンEEA)38gに対し、実施例1で用いたシリコン
微粉末1.9gを添加(添加率5.0重量%)し、19
0℃で混練した後、フィルム成形機によりフィルムを形
成した(実施例6)。このフィルムの厚さは約200μ
mであり、色は茶褐色であり、目視でほとんど不透明で
あった。
【0029】また、エチレン−アクリル酸エチル樹脂
(日本石油化学レクスロンEEA)38gに対し、シリ
コン微粉末0.57gを添加(添加率1.5重量%)
し、同様にしてフィルムを形成した(実施例7)。この
フィルムの厚さは約170μmであり、目視で半透明で
あった。
【0030】これらのフィルムの可視−近赤外分光透過
スペクトルを測定したところ、図5に示すように、可視
光領域ではほとんど吸収されるが、近赤外線領域の光は
樹脂による吸収を除けばほば一様に透過していることが
確認された。比較のため、シリコン微粉末の代わりにカ
−ボンブラック0.04gを添加して同様にほとんど不
透明の黒色樹脂フィルムを作製した(比較例6)。この
フィルムの可視−近赤外分光透過スペクトルについても
図5に併せて示した。カ−ボンブラックを添加すると微
量でも可視光領域の光をほぼ完全に吸収し、かつ、近赤
外線領域の光をほとんど吸収することが分かる。
【0031】これらの結果から、カ−ボンブラックを用
いた従来の黒色フィルムに比べ、本発明の樹脂組成物か
ら得た金属半導体含有フィルムは可視光領域で半透明も
しくはほぼ不透明のいずれの場合においても、近赤外線
透過率が高く、熱線を吸収しないフィルムとして有効で
あることが確認された。
【0032】実施例8及び比較例7 ポリエチレン38gに実施例1で用いたシリコン微粉末
1.9gを添加(添加率5.0重量%)し、190℃で
混練した後、射出成形し、厚さ約3mmの茶褐色の樹脂
成型品を得た。この樹脂成型品表面の可視−近赤外反射
スペクトルを測定した結果、図6に示すようになった。
【0033】一方、比較のため、シリコン微粉末の代わ
りにカ−ボンブラック0.04gを添加して、190℃
で混練した後、射出成形し、厚さ約3mmの黒色の樹脂
成型品を得た。この樹脂成型品表面の可視−近赤外反射
スペクトルは図6に示すように、可視光から近赤外線領
域の光までもほぼ完全に吸収されることが分かる。これ
らの結果から、カ−ボンブラックを用いた従来の黒色樹
脂成型品に比べ、金属半導体含有樹脂成型品は可視光領
域の光は吸収するが近赤外線の反射率が高く、熱線反射
性樹脂成型品として有効であることが確認された。
【0034】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の熱線非
吸収性着色組成物、それらの着色組成物により構成され
た成型物、及びそれらの着色組成物により構成された層
を有する成型物の層組成物には様々な着色が可能である
上、熱線を吸収しないので、様々の用途に用いることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1及び比較例1で得た黒色系塗膜付金
属板の可視−近赤外分光反射スペクトルを示す図であ
る。
【図2】 実施例3及び比較例3で得た灰色系塗膜付金
属板の可視−近赤外分光反射スペクトルを示す図であ
る。
【図3】 実施例4及び比較例4で得た黒色系塗膜付金
属板の可視−近赤外分光反射スペクトルを示す図であ
る。
【図4】 実施例5及び比較例5で得た暗緑色系塗膜の
可視−近赤外分光反射スペクトルを示す図である。
【図5】 実施例6、7及び比較例6で得た黒色系樹脂
フィルムの可視−近赤外分光透過スペクトルを示す図で
ある。
【図6】 実施例8及び比較例7で得た黒色系樹脂の可
視−近赤外分光反射スペクトルを示す図である。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属半導体微粉末を含有することを特徴と
    する熱線非吸収性着色組成物。
  2. 【請求項2】熱線非吸収性着色組成物が熱線反射性着色
    組成物であることを特徴とする請求項1記載の着色組成
    物。
  3. 【請求項3】熱線非吸収性着色組成物が熱線透過性着色
    組成物であることを特徴とする請求項1記載の着色組成
    物。
  4. 【請求項4】金属半導体微粉末がシリコン微粉末である
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の着色
    組成物。
  5. 【請求項5】金属半導体粉末の平均粒径が100μm以
    下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記
    載の着色組成物。
  6. 【請求項6】金属半導体微粉末と共に他の顔料を含有す
    ることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の着
    色組成物。
  7. 【請求項7】熱線非吸収性着色組成物が着色樹脂組成物
    であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載
    の着色組成物。
  8. 【請求項8】熱線非吸収性着色組成物が着色塗料組成物
    であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載
    の着色組成物。
  9. 【請求項9】請求項7記載の着色組成物により構成され
    たことを特徴とする成型物。
  10. 【請求項10】請求項7又は8記載の着色組成物により
    構成された層を有することを特徴とする成型物。
JP10138268A 1997-08-28 1998-05-20 金属半導体微粉末含有熱線非吸収性着色組成物及び成型物 Pending JPH11130966A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10138268A JPH11130966A (ja) 1997-08-28 1998-05-20 金属半導体微粉末含有熱線非吸収性着色組成物及び成型物
PCT/JP1998/003812 WO1999011715A1 (en) 1997-08-28 1998-08-27 Non-heat-absorbing color composition containing fine metallic semiconductor powder, and moldings

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9-232347 1997-08-28
JP23234797 1997-08-28
JP10138268A JPH11130966A (ja) 1997-08-28 1998-05-20 金属半導体微粉末含有熱線非吸収性着色組成物及び成型物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11130966A true JPH11130966A (ja) 1999-05-18

Family

ID=26471363

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10138268A Pending JPH11130966A (ja) 1997-08-28 1998-05-20 金属半導体微粉末含有熱線非吸収性着色組成物及び成型物

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPH11130966A (ja)
WO (1) WO1999011715A1 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1180624A (ja) * 1997-09-09 1999-03-26 Nisshin Steel Co Ltd 熱線反射性を有する塗料組成物および塗装製品
JPH11263872A (ja) * 1998-03-18 1999-09-28 Toyoda Gosei Co Ltd 自動車内配置用樹脂成形品並びにその樹脂材料及び塗料
JPH11302549A (ja) * 1998-04-22 1999-11-02 Origin Electric Co Ltd 赤外線反射組成物及び赤外線反射体
JP2000129172A (ja) * 1998-10-27 2000-05-09 Nagashima Tokushu Toryo Kk 遮熱性塗料及びその塗装方法
WO2003064543A1 (en) * 2002-01-30 2003-08-07 Qinetiq Limited Dark coatings
JP2004027241A (ja) * 2003-10-14 2004-01-29 Nagashima Tokushu Toryo Kk 遮熱性塗料及びその塗装方法
CN107500740A (zh) * 2017-09-30 2017-12-22 佛山欧神诺陶瓷股份有限公司 一种环保型黑色陶瓷砖及其制备方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19940681A1 (de) 1999-08-27 2001-03-01 Basf Ag Cholesterisches Schichtmaterial mit verbesserter Farbbeständigkeit und Verfahren zu dessen Herstellung
JP6513957B2 (ja) * 2015-02-06 2019-05-15 株式会社豊田自動織機 太陽熱集熱管、太陽光−熱変換装置及び太陽熱発電装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5515808B2 (ja) * 1972-09-11 1980-04-26
JPS6042258B2 (ja) * 1976-04-16 1985-09-20 工業技術院長 光選択吸収膜用塗料及び光選択吸収材
JP3493959B2 (ja) * 1996-10-30 2004-02-03 Jsr株式会社 コーティング用組成物

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1180624A (ja) * 1997-09-09 1999-03-26 Nisshin Steel Co Ltd 熱線反射性を有する塗料組成物および塗装製品
JPH11263872A (ja) * 1998-03-18 1999-09-28 Toyoda Gosei Co Ltd 自動車内配置用樹脂成形品並びにその樹脂材料及び塗料
JPH11302549A (ja) * 1998-04-22 1999-11-02 Origin Electric Co Ltd 赤外線反射組成物及び赤外線反射体
JP2000129172A (ja) * 1998-10-27 2000-05-09 Nagashima Tokushu Toryo Kk 遮熱性塗料及びその塗装方法
WO2003064543A1 (en) * 2002-01-30 2003-08-07 Qinetiq Limited Dark coatings
JP2004027241A (ja) * 2003-10-14 2004-01-29 Nagashima Tokushu Toryo Kk 遮熱性塗料及びその塗装方法
CN107500740A (zh) * 2017-09-30 2017-12-22 佛山欧神诺陶瓷股份有限公司 一种环保型黑色陶瓷砖及其制备方法
CN107500740B (zh) * 2017-09-30 2020-06-16 佛山欧神诺陶瓷有限公司 一种环保型黑色陶瓷砖及其制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO1999011715A1 (en) 1999-03-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6017981A (en) Coating material with reflective properties in two wavelength ranges, and absorbent properties in a third wavelength range
CN102675917B (zh) 反射红外辐射的白色颜料、其制造及其用途
KR101867266B1 (ko) 이산화티탄
TW538108B (en) Transpatent medium having angle-selective transmission or reflection properties and/or absorption properties
CN103717534B (zh) 用于红外反射颜色的低载量钛酸盐无机颜料
CA2532180A1 (en) Thermal infra-red reflective pigments for coatings
JPH11130966A (ja) 金属半導体微粉末含有熱線非吸収性着色組成物及び成型物
JP2005226008A (ja) 日射遮蔽体形成用分散液及び日射遮蔽体並びにその製造方法
CZ292176B6 (cs) Nátěrová látka s malou schopností emise v oblasti tepelného záření a její použití
WO2015056715A1 (ja) 塗料組成物及び塗膜形成方法
US8172935B2 (en) Special effect pigments
JP3262248B2 (ja) 反射防止膜
JP6218003B1 (ja) 着色紫外線防御剤
JP4104353B2 (ja) 塗料組成物
JP2005255798A (ja) 近赤外光反射膜及び近赤外光反射膜形成用組成物
KR102552363B1 (ko) 조성물, 적층체 및 윈도우
JP6183677B1 (ja) 着色紫外線防御剤
JP7547521B2 (ja) 近赤外線遮蔽材
CN116178991A (zh) 一种Fe2O3-Cr2O3高近红外反射颜料的制备方法及其在涂料中的应用
WO2003064543A1 (en) Dark coatings
JPH08290941A (ja) 紫外線吸収膜及びその製造法並びにガラス物品
JP2005231974A (ja) 日射遮蔽体と日射遮蔽複合体および日射遮蔽体または日射遮蔽複合体の製造に適用される分散液
CN119955333A (zh) 一种红外反射复合颜料及其制备方法和应用
YOSHINAGA et al. Preparation of Photochromic White Pigments
好永俊宏 et al. Preparation of Photochromic White Pigments.