JPH11131336A - 防水織物の製造方法 - Google Patents

防水織物の製造方法

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Publication number
JPH11131336A
JPH11131336A JP9295251A JP29525197A JPH11131336A JP H11131336 A JPH11131336 A JP H11131336A JP 9295251 A JP9295251 A JP 9295251A JP 29525197 A JP29525197 A JP 29525197A JP H11131336 A JPH11131336 A JP H11131336A
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JP
Japan
Prior art keywords
yarn
polyester filament
filament group
denier
less
Prior art date
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Pending
Application number
JP9295251A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunio Akasaki
久仁夫 赤崎
Tsumaki Takahashi
妻木 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
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Publication date
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  • Artificial Filaments (AREA)
  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高密度化しても織物が粗硬になることなく,
ソフトな風合,ハリ・コシ,防水性を同時に満足する防
水織物の製造方法を提供する。 【解決手段】 同一のノズルから2種のポリエステルフ
ィラメント群AおよびBを高速紡糸した異収縮混繊糸で
あり,ポリエステルフィラメント群Aの熱水収縮率12
%以上,単糸繊度1.0デニール以上,ポリエステルフィ
ラメント群Bの熱水収縮率は,ポリエステルフィラメン
ト群Aの熱水収縮率より5%以上低く,単糸繊度0.6デ
ニール以下,混繊糸全体のヤング率が90g/d以下で
ある糸条を使用して製織し,仕上げ加工を施して経緯糸
のカバーファクターの和を2200以上とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,高速紡糸の一工程
法で得られたポリエステル異収縮混繊糸からなる糸条を
用いて,ノンコーティングの透湿防水織物を製造する方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から,特にスポーツ用の雨衣用素材
としては,布帛上にミクロポーラス構造のポリウレタン
樹脂被膜を形成して,汗の水蒸気は通すが,雨の水滴は
通さない防水・透湿性素材が使われている。しかし,ミ
クロポーラス構造では通気性が乏しいという欠点があ
り,この欠点を解決する方法として,コーティングやラ
ミネートによらずに,高収縮糸を使用して織物自体で防
水・透湿性能を有するノンコーティングの高密度織物を
製造する方法もある。
【0003】しかし,高収縮糸を使用して織物を高密度
化し,防水性を向上させる方法は,織物が粗硬になり,
商品価値がなくなる欠点があり,高密度化による防水性
の向上には限界がある。したがって,従来方法で製造し
たノンコーティングの防水・透湿性を有する高密度織物
は,通気性に優れていても防水性に劣り,満足なものが
得られていないのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は,このような
現状に鑑みて行われたもので,防水性を向上するために
高密度化しても織物が粗硬にならず,ソフトな風合,ハ
リ・コシを有し,しかも透湿性と防水性を同時に満足す
る高密度防水織物を製造することを目的とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するもので,次の構成よりなるものである。すなわち本
発明は,同一のノズルから2種のポリエステルフィラメ
ント群AおよびBを高速紡糸した異収縮混繊糸であっ
て,ポリエステルフィラメント群Aの熱水収縮率は12
%以上,単糸繊度1.0デニール以上,ポリエステルフィ
ラメント群Bの熱水収縮率は,ポリエステルフィラメン
ト群Aの熱水収縮率より5%以上低く,単糸繊度0.6デ
ニール以下,混繊糸全体のヤング率が90g/d以下で
ある糸条を使用して製織し,仕上げ加工を施して経緯糸
のカバーファクターの和を2200以上とすることを特
徴とする防水織物の製造方法を要旨とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下,本発明について詳細に説明
する。本発明においては,一工程の高速紡糸法で引き取
られたポリエステル異収縮混繊糸を使用し,防水織物を
製造するものであるが,本発明を満足するには,混繊糸
を構成するポリエステルフィラメント群Aは,熱水収縮
率は12%以上,単糸繊度1.0デニール以上であること
が必要である。フィラメント群Aの熱水収縮率が12%
より少ないものは,染色加工時の収縮が少なく,高密度
の織物が得られ難く,高性能の防水効果が得られないの
で好ましくない。熱水収縮率は,15〜25%のものが
より好ましい。
【0007】また,単糸繊度が1.0デニール以下の糸条
を使用した織物は,ソフト感はあっても,ハリ・コシが
不足して不満足である。単糸繊度は,1.5〜5デニール
のものがより好ましい。このようなフィラメント群Aと
しては,共重合体連鎖中の85モル%以上の構造単位が
ポリエチレンテレフタレートであり,残りの15モル%
未満の構造単位が他のポリエステル単位である共重合ポ
リエステルからなるフィラメント糸であるのが,熱水収
縮率と熱応力のともに大きいものが得られて好適であ
る。
【0008】ポリエステルフィラメント群Bの熱水収縮
率は,ポリエステルフィラメント群Aの熱水収縮率より
5%以上低く,単糸繊度は0.6デニール以下であること
が必要である。ポリエステルフィラメント群Aとポリエ
ステルフィラメント群Bの熱水収縮率の差が5%より小
さくなると,ポリエステルフィラメント群Aとポリエス
テルフィラメント群Bの糸長差が少なくなって,織物に
ふくらみ感がなくなり,好ましくない。ポリエステルフ
ィラメント群Aとポリエステルフィラメント群Bの熱水
収縮率の差は,6〜20%のものがより好ましい。
【0009】単糸繊度は0.6デニールより大きくなる
と,織物が粗硬になるばかりでなく,防水性能も低下す
る方向になるので不適である。混繊糸全体のヤング率
は,90g/d以下であることが必要で,90g/dよ
り大きくなると,織物のソフト感が低下して商品価値が
なくなる欠点が生じる。ヤング率は,60〜85g/d
のものがより好ましい。
【0010】本発明では,製織された織物を,フィラメ
ント群Aの高収縮性能を発揮させ,経緯糸のカバーファ
クターの和が2200以上となるように,液流染色機に
て高圧リラックス処理(110℃×で30分程度)を施
こす。こうしてソフト感のある防水性を有する本発明の
防水織物を得る。経緯糸のカバーファクターの和は,2
500〜4000の範囲のものがより好ましい。なお,
上記の熱水収縮率とは,糸条の初荷重1g/d下での長
さ(A)を測定し,次に,フリーの状態で沸水中にて3
0分間浸漬処理し,自然乾燥後,初荷重1g/d下で長
さ(B)を測定し,次式によって算出される値である。 熱水収縮率(%)={(A−B)/A}×100
【0011】ヤング率とは,定速伸長形引張試験機を用
いて,試料長30cm,引張スピード30cm/min で測定
し,荷重−伸長曲線を描き,JIS−L1013に準じ
て下記の式により換算した値である。 ヤング率(g/d)=P/D P : 伸度100%時荷重(g) D : 繊度(デニール)
【0012】
【実施例】以下,本発明を実施例によりさらに具体的に
説明するが,実施例における布帛の性能の測定,評価
は,下記の方法で行った。 (1)織物のソフト感,ハリ・コシ 官能検査により,相対的に次の3段階で評価した。 ◎ : 非常に良好 ○ : 良 好 × :
劣 る (2)耐水圧 JIS−L1092(A法)に準拠して測定 (3)通気度 JIS−L1096(A法)に準拠して測定
【0013】実施例1〜5,比較例1〜6 イソフタル酸とビスフェノールAのエチレンオキサイド
付加物(以下BA−EOと称す)を表1の糸の製造条件
欄に示すモル%にて各々共重合させたポリエチレンテレ
フタレートと通常のポリエチレンテレフタレートとを,
紡温295℃,紡速2500m/min で同一ノズルから
同一紡糸し,同欄に示す熱処理温度,DR(延伸割合)
にて各々延伸しながら,4125m/min で捲き取り,
繊度37d/24f(三角断面)の高収縮フィラメント
群Aと,繊度37d/72f(三角断面)の低収縮フィ
ラメント群Bとからなる異収縮混繊糸を得た。得られた
糸条の性能を表1の糸質物性の欄に示した。
【0014】
【表1】
【0015】得られた糸条を経糸および緯糸に用いて平
織物(経糸密度165本/吋,緯糸密度83本/吋)を
製織した。次に,液流染色機を用いてこの生機を110
℃×30分の条件でリラックス処理し,190℃×20
秒の条件でプレセット後,同じ液流染色機を用いて分散
染料(Dianix Bue UN-SE 2.0%owf)にて130℃×30
分の条件で染色し,以下テンターを用いて170℃×3
0秒の仕上げセットを行った。その後,アサヒガードL
S−317を6%,スミテックスレジンを0.3%,スミ
テックスアクセレタACXを0.3%の処方の処理液に浸
漬して,ピックアップ85%にて絞液し,乾燥後,熱処
理(170℃×40秒)を行い,本発明方法による防水
織物(実施例1〜5)を得た。
【0016】本発明との比較のため,表1の比較例の糸
の製造条件欄に示す条件にて,実施例に準じて実施し,
各々フィラメント群A,フィラメント群Bの熱水収縮
率,単糸繊度,混繊糸のヤング率および経緯糸のカバー
ファクターの和を変更した比較用の防水織物(比較例1
〜6)を得た。本発明および比較用の織物の性能を測
定,評価し,その結果を合わせて表1の性能の欄に示し
た。表1の織物の防水性能,ソフト感,ハリ・コシ感の
結果から明らかなごとく,実施例1〜5の本発明の加工
織物は,それぞれ各性能を満足する結果を示している。
【0017】これに対して比較例1〜3は,ポリエステ
ルフィラメント群Aの熱水収縮率を12%未満,フィラ
メント群Aとフィラメント群Bの熱水収縮率差を5%以
下,経緯糸のカバーファクターの和を2200以下にし
た,本発明の限定条件をはずれた織物であり,比較例1
は耐水圧とソフト感が,比較例2,3は耐水圧が劣るも
のであった。比較例4〜6は,フィラメント群Aの単糸
繊度が1.0デニール未満,フィラメント群Bの単糸繊度
は0.6デニール以上,混繊糸のヤング率が90g/d以
上の糸条を用いた本発明の限定条件をはずれた織物であ
り,ソフト感とハリ・コシが不足して不満足なものであ
った。
【0018】
【発明の効果】本発明方法によれば,高密度化しても織
物が粗硬にならず,ソフトな風合,ハリ・コシ,防水性
を同時に満足する高密度防水織物を製造することができ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一のノズルから2種のポリエステルフ
    ィラメント群AおよびBを高速紡糸した異収縮混繊糸で
    あって,ポリエステルフィラメント群Aの熱水収縮率は
    12%以上,単糸繊度1.0デニール以上,ポリエステル
    フィラメント群Bの熱水収縮率は,ポリエステルフィラ
    メント群Aの熱水収縮率より5%以上低く,単糸繊度0.
    6デニール以下,混繊糸全体のヤング率が90g/d以
    下である糸条を使用して製織し,仕上げ加工を施して経
    緯糸のカバーファクターの和を2200以上とすること
    を特徴とする防水織物の製造方法。
JP9295251A 1997-10-28 1997-10-28 防水織物の製造方法 Pending JPH11131336A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003138449A (ja) * 2001-10-30 2003-05-14 Toyobo Co Ltd 高密度織物及びその製造方法
JP2004353097A (ja) * 2003-05-27 2004-12-16 Ni Teijin Shoji Co Ltd 制電性と撥水性を有する防水織物

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003138449A (ja) * 2001-10-30 2003-05-14 Toyobo Co Ltd 高密度織物及びその製造方法
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