JPH11132207A - 長尺部材の固定構造 - Google Patents
長尺部材の固定構造Info
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- JPH11132207A JPH11132207A JP9300816A JP30081697A JPH11132207A JP H11132207 A JPH11132207 A JP H11132207A JP 9300816 A JP9300816 A JP 9300816A JP 30081697 A JP30081697 A JP 30081697A JP H11132207 A JPH11132207 A JP H11132207A
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Landscapes
- Supports For Pipes And Cables (AREA)
- Connection Of Plates (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 相対的に振動する一対の取付面に亙って跨設
した長尺部材に生じる屈伸変形を緩和できるとともに、
速やかに初期形状に回復できる長尺部材の固定構造を提
供する。 【解決手段】 長尺部材の固定構造10は、取付面11に対
して交差する方向に延びる固定部12と、ワイヤーハーネ
ス71を保持可能な保持部13と、固定部12および保持部13
を相互接続する接続手段20とを有する。接続手段20は、
水平な係合ピン24と、係合ピン24が挿通係合可能な長孔
17とを備え、長孔17が水平面に対して傾斜している。
した長尺部材に生じる屈伸変形を緩和できるとともに、
速やかに初期形状に回復できる長尺部材の固定構造を提
供する。 【解決手段】 長尺部材の固定構造10は、取付面11に対
して交差する方向に延びる固定部12と、ワイヤーハーネ
ス71を保持可能な保持部13と、固定部12および保持部13
を相互接続する接続手段20とを有する。接続手段20は、
水平な係合ピン24と、係合ピン24が挿通係合可能な長孔
17とを備え、長孔17が水平面に対して傾斜している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は長尺部材の固定構造
に係り、例えば自動車のワイヤーハーネス等に対して屈
伸変形するような振動が加わっても、その変形量を緩和
できるとともに速やかに初期形状に回復できる長尺部材
の固定構造に関する。
に係り、例えば自動車のワイヤーハーネス等に対して屈
伸変形するような振動が加わっても、その変形量を緩和
できるとともに速やかに初期形状に回復できる長尺部材
の固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図7に示すように、自動車の車体70に
は、各種電線を多数束ねたワイヤーハーネス71が略C字
状の固定部材72により固定されていることが多い。
は、各種電線を多数束ねたワイヤーハーネス71が略C字
状の固定部材72により固定されていることが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
ワイヤーハーネス71は、例えば車体70とエンジン73とに
亙って跨設固定されている場合、車体70に対するエンジ
ン73の振動に伴って、その跨設部分74が屈伸し(図中鎖
線参照)、内部の各電線が疲労断線する虞れがある。本
発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであり、
その目的は相対的に振動する一対の取付面に亙ってワイ
ヤーハーネス等の長尺部材を跨設した場合、この長尺部
材に生じる屈伸変形を緩和できるとともに、速やかに初
期形状に回復できる長尺部材の固定構造を提供すること
にある。
ワイヤーハーネス71は、例えば車体70とエンジン73とに
亙って跨設固定されている場合、車体70に対するエンジ
ン73の振動に伴って、その跨設部分74が屈伸し(図中鎖
線参照)、内部の各電線が疲労断線する虞れがある。本
発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであり、
その目的は相対的に振動する一対の取付面に亙ってワイ
ヤーハーネス等の長尺部材を跨設した場合、この長尺部
材に生じる屈伸変形を緩和できるとともに、速やかに初
期形状に回復できる長尺部材の固定構造を提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、請求項1に記
載したように、屈伸可能な長尺部材を取付面に固定する
ために、前記取付面に対して交差する方向に延びる固定
部と、前記長尺部材を保持可能な保持部と、前記固定部
および前記保持部を相互接続する接続手段とを有し、前
記接続手段が水平な係合ピンと、前記係合ピンが挿通係
合可能な長孔とを備え、前記長孔が水平面に対して傾斜
していることを特徴としている。
載したように、屈伸可能な長尺部材を取付面に固定する
ために、前記取付面に対して交差する方向に延びる固定
部と、前記長尺部材を保持可能な保持部と、前記固定部
および前記保持部を相互接続する接続手段とを有し、前
記接続手段が水平な係合ピンと、前記係合ピンが挿通係
合可能な長孔とを備え、前記長孔が水平面に対して傾斜
していることを特徴としている。
【0005】ここで、本発明における長尺部材として
は、前述したワイヤーハーネス以外にも、例えば各種ホ
ース類やワイヤーのアウターチューブ等も含まれる。そ
して、取付面としては、平坦面である必要はなく、上向
き,下向き,横向き等の円弧面,曲面,球面であっても
よい。
は、前述したワイヤーハーネス以外にも、例えば各種ホ
ース類やワイヤーのアウターチューブ等も含まれる。そ
して、取付面としては、平坦面である必要はなく、上向
き,下向き,横向き等の円弧面,曲面,球面であっても
よい。
【0006】また、固定部としては、取付面から立設,
垂下,横設された板部材,棒状部材等が採用できる。こ
のような固定部は、取付面に対して面当接するとともに
ボルト締め等により着脱可能な板状の取付部材と一体成
形しておいてもよく、あるいは取付面に直接設けておい
てもよい。一方、保持部としては、例えば長尺部材を握
着可能な略C字状に形成しておけばよく、あるいは長尺
部材の長手方向に沿う帯状に形成しておいてもよい。そ
して、このような保持部は、長尺部材の側面に密着した
状態で絶縁テープ等を共巻きすることにより、長尺部材
を保持させればよい。
垂下,横設された板部材,棒状部材等が採用できる。こ
のような固定部は、取付面に対して面当接するとともに
ボルト締め等により着脱可能な板状の取付部材と一体成
形しておいてもよく、あるいは取付面に直接設けておい
てもよい。一方、保持部としては、例えば長尺部材を握
着可能な略C字状に形成しておけばよく、あるいは長尺
部材の長手方向に沿う帯状に形成しておいてもよい。そ
して、このような保持部は、長尺部材の側面に密着した
状態で絶縁テープ等を共巻きすることにより、長尺部材
を保持させればよい。
【0007】また、係合ピンとしては、長孔内を摺動可
能であれば断面形状等も任意であり、先端部に鍔部を一
体成形あるいは別体成形しておいてもよい。さらに、長
孔としては、水平面に対して傾斜していれば、直線状,
弧状のいずれを選択してもよい。そして、接続手段とし
ては、固定部および保持部のうちの一方に係合ピンを設
けておくとともに、固定部および保持部のうちの他方に
長孔を設けておけばよく、その組み合わせ形態は任意で
ある。
能であれば断面形状等も任意であり、先端部に鍔部を一
体成形あるいは別体成形しておいてもよい。さらに、長
孔としては、水平面に対して傾斜していれば、直線状,
弧状のいずれを選択してもよい。そして、接続手段とし
ては、固定部および保持部のうちの一方に係合ピンを設
けておくとともに、固定部および保持部のうちの他方に
長孔を設けておけばよく、その組み合わせ形態は任意で
ある。
【0008】このように構成された長尺部材の固定構造
においては、取付面の交差方向に延びる固定部に対し
て、水平な係合ピンを介して保持部が接続されているた
め、長尺部材の径方向に沿って外力が加わると、この係
合ピンを中心として保持部が揺動可能となる。また、こ
の保持部は、係合ピンが長孔に挿通係合しているため、
長尺部材の長手方向に沿って外力が加わると、固定部す
なわち取付面に対して相対移動できることになる。この
際、長孔が水平面に対して傾斜しているため、長尺部材
の長手方向に沿って加えられた外力が解消すると、保持
部の自重により、係合ピンが長孔の最下位置まで移動す
ることになる。
においては、取付面の交差方向に延びる固定部に対し
て、水平な係合ピンを介して保持部が接続されているた
め、長尺部材の径方向に沿って外力が加わると、この係
合ピンを中心として保持部が揺動可能となる。また、こ
の保持部は、係合ピンが長孔に挿通係合しているため、
長尺部材の長手方向に沿って外力が加わると、固定部す
なわち取付面に対して相対移動できることになる。この
際、長孔が水平面に対して傾斜しているため、長尺部材
の長手方向に沿って加えられた外力が解消すると、保持
部の自重により、係合ピンが長孔の最下位置まで移動す
ることになる。
【0009】従って、この長尺部材の固定構造において
は、例えば自動車の車体およびエンジンに亙って跨設さ
れたワイヤーハーネスを固定するにあたって、あらかじ
め長孔の最下位置が係合ピンの初期位置となるように、
固定部および保持部を相対位置決めしておけば、エンジ
ンの振動に応じて固定部に対して保持部が揺動あるいは
移動することにより変形量を緩和できるとともに、常に
ワイヤーハーネスを初期形状に回復させようとする力が
働き、これによりワイヤーハーネスが疲労断線する虞れ
を低減できることになる。
は、例えば自動車の車体およびエンジンに亙って跨設さ
れたワイヤーハーネスを固定するにあたって、あらかじ
め長孔の最下位置が係合ピンの初期位置となるように、
固定部および保持部を相対位置決めしておけば、エンジ
ンの振動に応じて固定部に対して保持部が揺動あるいは
移動することにより変形量を緩和できるとともに、常に
ワイヤーハーネスを初期形状に回復させようとする力が
働き、これによりワイヤーハーネスが疲労断線する虞れ
を低減できることになる。
【0010】また、本発明は、請求項2に記載したよう
に、長孔が弧状であってもよい。ここで、固定部に設け
られた長孔は湾曲頂点が下方に突出するように形成して
おけばよく、保持部に設けられた長孔は湾曲頂点が上方
に突出するように形成しておけばよい。この長尺部材の
固定構造においては、長孔が弧状であるため、例えば湾
曲頂点が下方に突出するように固定部に形成しておけ
ば、長孔における円弧中心を向く内面に沿って係合ピン
が曲線的に案内され、固定部に対する保持部の動作を滑
らかにできることになる。
に、長孔が弧状であってもよい。ここで、固定部に設け
られた長孔は湾曲頂点が下方に突出するように形成して
おけばよく、保持部に設けられた長孔は湾曲頂点が上方
に突出するように形成しておけばよい。この長尺部材の
固定構造においては、長孔が弧状であるため、例えば湾
曲頂点が下方に突出するように固定部に形成しておけ
ば、長孔における円弧中心を向く内面に沿って係合ピン
が曲線的に案内され、固定部に対する保持部の動作を滑
らかにできることになる。
【0011】さらに、本発明は、請求項3に記載したよ
うに、前記係合ピンおよび前記長孔がそれぞれ一対設け
られ、かつ、前記各係合ピンおよび前記各長孔がそれぞ
れ面対称配置されていることを特徴としている。この長
尺部材の固定構造においては、保持部が固定部に対して
二点支持されるため、固定部に対して保持部が安定して
揺動あるいは移動できることになる。
うに、前記係合ピンおよび前記長孔がそれぞれ一対設け
られ、かつ、前記各係合ピンおよび前記各長孔がそれぞ
れ面対称配置されていることを特徴としている。この長
尺部材の固定構造においては、保持部が固定部に対して
二点支持されるため、固定部に対して保持部が安定して
揺動あるいは移動できることになる。
【0012】また、本発明は、請求項4に記載したよう
に、前記保持部が、前記長尺部材を収容可能な断面略C
字形状の第1保持部および第2保持部を備え、前記第1
保持部および前記第2保持部が同一軸線に沿って相互連
結されているとともに、当該間の周方向に沿ってスリッ
トが形成されていてもよい。
に、前記保持部が、前記長尺部材を収容可能な断面略C
字形状の第1保持部および第2保持部を備え、前記第1
保持部および前記第2保持部が同一軸線に沿って相互連
結されているとともに、当該間の周方向に沿ってスリッ
トが形成されていてもよい。
【0013】ここで、第1保持部および第2保持部とし
ては、適宜な合成樹脂等により一体成形しておいてもよ
く、あるいは適宜な接続部材を介して接続可能な別体部
材であってもよい。このような長尺部材の固定構造にお
いては、第1保持部および第2保持部のうちの一方を長
尺部材に沿って湾曲変形させれば、長尺部材を絶縁テー
プ等により共巻きする保持作業を容易に行えるととも
に、長尺部材を保持部に対して確実に保持できることに
なる。
ては、適宜な合成樹脂等により一体成形しておいてもよ
く、あるいは適宜な接続部材を介して接続可能な別体部
材であってもよい。このような長尺部材の固定構造にお
いては、第1保持部および第2保持部のうちの一方を長
尺部材に沿って湾曲変形させれば、長尺部材を絶縁テー
プ等により共巻きする保持作業を容易に行えるととも
に、長尺部材を保持部に対して確実に保持できることに
なる。
【0014】そして、本発明は、請求項5に記載したよ
うに、前記第2保持部の肉厚寸法が前記第1保持部の肉
厚寸法よりも小さくてもよい。この長尺部材の固定構造
においては、第2保持部に比較して肉厚寸法が小さい第
1保持部が所望の可撓性を得られるため、第1保持部お
よび第2保持部を一体成形できることになる。
うに、前記第2保持部の肉厚寸法が前記第1保持部の肉
厚寸法よりも小さくてもよい。この長尺部材の固定構造
においては、第2保持部に比較して肉厚寸法が小さい第
1保持部が所望の可撓性を得られるため、第1保持部お
よび第2保持部を一体成形できることになる。
【0015】さらに、本発明においては、請求項6に記
載したように、前記第2保持部が前記第1保持部の軸方
向両端部に設けられていてもよく、例えば第1保持部に
比較して第2保持部の可撓性が高ければ、長尺部材を略
直線状に保持できることになる。
載したように、前記第2保持部が前記第1保持部の軸方
向両端部に設けられていてもよく、例えば第1保持部に
比較して第2保持部の可撓性が高ければ、長尺部材を略
直線状に保持できることになる。
【0016】一方、本発明は、請求項7に記載したよう
に、前記長孔に破断部が設けられ、前記係合ピンが前記
破断部を通過可能であることを特徴としている。ここ
で、破断部としては、例えば板状に形成された固定部の
端面から長孔に至る切り込みを形成しておけばよい。こ
の破断部は、長孔における長手方向に沿う一対の内面の
うち、保持部の自重により係合ピンが押圧される案内面
の対向面に到達するように設けておけばよい。
に、前記長孔に破断部が設けられ、前記係合ピンが前記
破断部を通過可能であることを特徴としている。ここ
で、破断部としては、例えば板状に形成された固定部の
端面から長孔に至る切り込みを形成しておけばよい。こ
の破断部は、長孔における長手方向に沿う一対の内面の
うち、保持部の自重により係合ピンが押圧される案内面
の対向面に到達するように設けておけばよい。
【0017】この長尺部材の固定構造においては、係合
ピンが通過可能な破断部が長孔に設けられているため、
例えば係合ピンの先端部に抜け止め用の鍔部が一体形成
されていても、破断部を通過させることにより係合ピン
が容易に長孔に係合可能となり、これにより固定部およ
び保持部の組立作業および分解作業を容易に行えること
になる。
ピンが通過可能な破断部が長孔に設けられているため、
例えば係合ピンの先端部に抜け止め用の鍔部が一体形成
されていても、破断部を通過させることにより係合ピン
が容易に長孔に係合可能となり、これにより固定部およ
び保持部の組立作業および分解作業を容易に行えること
になる。
【0018】また、本発明は、請求項8に記載したよう
に、前記接続手段は、前記係合ピンが前記保持部の外側
面に突設されているとともに、前記長孔が前記固定部に
設けられた壁部材を厚み方向に貫通し、かつ、湾曲頂点
が垂下に突出するように形成されていることを特徴とし
ている。
に、前記接続手段は、前記係合ピンが前記保持部の外側
面に突設されているとともに、前記長孔が前記固定部に
設けられた壁部材を厚み方向に貫通し、かつ、湾曲頂点
が垂下に突出するように形成されていることを特徴とし
ている。
【0019】さらに、本発明は、請求項9に記載したよ
うに、前記接続手段は、前記係合ピンが前記固定部に設
けられているとともに、前記長孔が前記保持部の外側面
に突設されて長手方向に連続する板部材を厚み方向に貫
通し、かつ、湾曲頂点が直上に突出するように形成され
ていることを特徴としている。
うに、前記接続手段は、前記係合ピンが前記固定部に設
けられているとともに、前記長孔が前記保持部の外側面
に突設されて長手方向に連続する板部材を厚み方向に貫
通し、かつ、湾曲頂点が直上に突出するように形成され
ていることを特徴としている。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施の形態例
を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る
第1実施の形態を示す全体斜視図、図2は第1実施の形
態の作用を示す側面図、図3は本発明に係る第2実施の
形態を示す全体斜視図、図4は本発明に係る第3実施の
形態を示す全体斜視図、図5は本発明に係る第4実施の
形態を示す全体斜視図、図6は本発明に係る第5実施の
形態を示す全体斜視図である。
を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る
第1実施の形態を示す全体斜視図、図2は第1実施の形
態の作用を示す側面図、図3は本発明に係る第2実施の
形態を示す全体斜視図、図4は本発明に係る第3実施の
形態を示す全体斜視図、図5は本発明に係る第4実施の
形態を示す全体斜視図、図6は本発明に係る第5実施の
形態を示す全体斜視図である。
【0021】図1および図2には、本発明に係る第1実
施の形態である長尺部材の固定構造10が示されている。
この長尺部材の固定構造10は、自動車の車体およびエン
ジンに亙って跨設されたワイヤーハーネス71を車体およ
びエンジンに対してそれぞれ個別に固定するために、本
発明に基づいて構成されている。なお、自動車の車体お
よびエンジンにそれぞれワイヤーハーネス71を固定する
ためには、図に示す長尺部材の固定構造10が一対必要で
あるが、説明上、車体側のみを示す。
施の形態である長尺部材の固定構造10が示されている。
この長尺部材の固定構造10は、自動車の車体およびエン
ジンに亙って跨設されたワイヤーハーネス71を車体およ
びエンジンに対してそれぞれ個別に固定するために、本
発明に基づいて構成されている。なお、自動車の車体お
よびエンジンにそれぞれワイヤーハーネス71を固定する
ためには、図に示す長尺部材の固定構造10が一対必要で
あるが、説明上、車体側のみを示す。
【0022】長尺部材の固定構造10は、車体における水
平、かつ、上向きの取付面11から垂直に延びる固定部12
と、ワイヤーハーネス71を保持可能な保持部13と、固定
部12および保持部13を相互接続する接続手段20とを含ん
で構成されている。固定部12は、取付面11に対して面当
接する板状の取付部材14と、この取付部材14から直角に
立上がる一対の壁部材15,15とを有する略π字状とされ
ている。取付部材14は、取付面11に対して一対の固定ボ
ルト16(一方のみ図示)により着脱可能とされている。
平、かつ、上向きの取付面11から垂直に延びる固定部12
と、ワイヤーハーネス71を保持可能な保持部13と、固定
部12および保持部13を相互接続する接続手段20とを含ん
で構成されている。固定部12は、取付面11に対して面当
接する板状の取付部材14と、この取付部材14から直角に
立上がる一対の壁部材15,15とを有する略π字状とされ
ている。取付部材14は、取付面11に対して一対の固定ボ
ルト16(一方のみ図示)により着脱可能とされている。
【0023】壁部材15には、図中上端面に円弧状の凹部
15Aが設けられているとともに、厚み方向に貫通する長
孔17が形成されている。長孔17は、接続手段20を構成す
るために、取付面11すなわち水平面に対して傾斜すると
ともに垂下に突出する弧状に形成されている。この長孔
17は、垂直線を中心とする線対称形状とされている。
15Aが設けられているとともに、厚み方向に貫通する長
孔17が形成されている。長孔17は、接続手段20を構成す
るために、取付面11すなわち水平面に対して傾斜すると
ともに垂下に突出する弧状に形成されている。この長孔
17は、垂直線を中心とする線対称形状とされている。
【0024】この壁部材15は、長孔17の湾曲中心および
凹部15Aの湾曲中心が同一垂直線上に配置されていて、
これらの湾曲中心を結ぶ垂直線に沿って破断部18が設け
られている。従って、壁部材15は、破断部18を挟む一対
の可撓部19,19が撓むことにより長孔17の一部が開閉す
るようになっている。これらの壁部材15,15は、面対称
配置されている。
凹部15Aの湾曲中心が同一垂直線上に配置されていて、
これらの湾曲中心を結ぶ垂直線に沿って破断部18が設け
られている。従って、壁部材15は、破断部18を挟む一対
の可撓部19,19が撓むことにより長孔17の一部が開閉す
るようになっている。これらの壁部材15,15は、面対称
配置されている。
【0025】一方、保持部13は、第1保持部21および第
2保持部22,22を備えている。第1保持部21および第2
保持部22,22は、ワイヤーハーネス71を半収容可能な断
面略C字形状とされ、同一軸線に沿うように、第2保持
部22,22が第1保持部21の長手方向両端部に設けられて
いる。また、これらの第1保持部21および第2保持部2
2,22は、それぞれの端面同士が部分的に接続されてい
て、それぞれの端面間にスリット23が設けられている。
2保持部22,22を備えている。第1保持部21および第2
保持部22,22は、ワイヤーハーネス71を半収容可能な断
面略C字形状とされ、同一軸線に沿うように、第2保持
部22,22が第1保持部21の長手方向両端部に設けられて
いる。また、これらの第1保持部21および第2保持部2
2,22は、それぞれの端面同士が部分的に接続されてい
て、それぞれの端面間にスリット23が設けられている。
【0026】この保持部13は、第2保持部22,22の肉厚
寸法が第1保持部21の肉厚寸法よりも小さくなるよう
に、適宜な合成樹脂により一体成形されている。具体的
には、第1保持部21および第2保持部22,22は、互いに
同一内径を有するとともに、第2保持部22,22の外径寸
法が第1保持部21の外径寸法よりも小さく設定されてい
る。
寸法が第1保持部21の肉厚寸法よりも小さくなるよう
に、適宜な合成樹脂により一体成形されている。具体的
には、第1保持部21および第2保持部22,22は、互いに
同一内径を有するとともに、第2保持部22,22の外径寸
法が第1保持部21の外径寸法よりも小さく設定されてい
る。
【0027】従って、第2保持部22,22は、第1保持部
21に対して独立して容易に湾曲変形可能とされ(図1中
鎖線および矢印参照)、ワイヤーハーネス71を包み込む
ように密着可能とされている。このような保持部13は、
一対の第2保持部22,22が第1保持部21を介して同一軸
線に沿って離間配置されているため、ワイヤーハーネス
71を直線状に保持可能とされている。
21に対して独立して容易に湾曲変形可能とされ(図1中
鎖線および矢印参照)、ワイヤーハーネス71を包み込む
ように密着可能とされている。このような保持部13は、
一対の第2保持部22,22が第1保持部21を介して同一軸
線に沿って離間配置されているため、ワイヤーハーネス
71を直線状に保持可能とされている。
【0028】また、この保持部13は、第1保持部21の外
周面から一対の係合ピン24,24が突設されている。係合
ピン24,24は、第1保持部21に一体成形された略円柱形
状とされ、前述した長孔17に挿通可能であるとともに、
長孔17の連続方向に沿って摺動可能とされている。そし
て、これらの係合ピン24,24の先端には、大径の鍔部25
が一体的に設けられている。
周面から一対の係合ピン24,24が突設されている。係合
ピン24,24は、第1保持部21に一体成形された略円柱形
状とされ、前述した長孔17に挿通可能であるとともに、
長孔17の連続方向に沿って摺動可能とされている。そし
て、これらの係合ピン24,24の先端には、大径の鍔部25
が一体的に設けられている。
【0029】このような保持部13は、固定部12に接続さ
れたときに、第1保持部21および第2保持部22,22の断
面開口が取付面11に対して離れる方向を向くように、係
合ピン24,24が第1保持部21の長手方向中央部における
外周面から弦方向に沿って、互いに離れる方向に突設さ
れている。
れたときに、第1保持部21および第2保持部22,22の断
面開口が取付面11に対して離れる方向を向くように、係
合ピン24,24が第1保持部21の長手方向中央部における
外周面から弦方向に沿って、互いに離れる方向に突設さ
れている。
【0030】以上のように構成された長尺部材の固定構
造10において、ワイヤーハーネス71を取付面11に固定す
るにあたっては、まずワイヤーハーネス71の所定位置に
第1保持部21および第2保持部22,22の内周面を当接さ
せ、次いで第2保持部22,22を湾曲変形させることによ
りワイヤーハーネス71を包み込むように密着させ、絶縁
テープ26(図2参照)により第2保持部22,22およびワ
イヤーハーネス71を共巻き固定する。
造10において、ワイヤーハーネス71を取付面11に固定す
るにあたっては、まずワイヤーハーネス71の所定位置に
第1保持部21および第2保持部22,22の内周面を当接さ
せ、次いで第2保持部22,22を湾曲変形させることによ
りワイヤーハーネス71を包み込むように密着させ、絶縁
テープ26(図2参照)により第2保持部22,22およびワ
イヤーハーネス71を共巻き固定する。
【0031】次に、固定ボルト16を用いて固定部12を取
付面11に固定してから、保持部13の係合ピン24,24をそ
れぞれ壁部材15,15の上端面に載せる。この際、壁部材
15,15の上端面には、それぞれ凹部15A,15Aが設けら
れているとともに、各凹部15A,15Aの湾曲頂点に破断
部18が設けられているため、壁部材15,15の上端面に係
合ピン24,24を載せれば、保持部13の自重により自動的
に係合ピン24,24が破断部18の真上に案内される。この
状態で保持部13を固定部12に対して鉛直方向に押し付け
れば、係合ピン24が可撓部19,19を下方に撓ませながら
広げた破断部18を通過して長孔17内に収容され、これに
より固定部12および保持部13が接続手段20を介して接続
される。
付面11に固定してから、保持部13の係合ピン24,24をそ
れぞれ壁部材15,15の上端面に載せる。この際、壁部材
15,15の上端面には、それぞれ凹部15A,15Aが設けら
れているとともに、各凹部15A,15Aの湾曲頂点に破断
部18が設けられているため、壁部材15,15の上端面に係
合ピン24,24を載せれば、保持部13の自重により自動的
に係合ピン24,24が破断部18の真上に案内される。この
状態で保持部13を固定部12に対して鉛直方向に押し付け
れば、係合ピン24が可撓部19,19を下方に撓ませながら
広げた破断部18を通過して長孔17内に収容され、これに
より固定部12および保持部13が接続手段20を介して接続
される。
【0032】図2に示すように、このような長尺部材の
固定構造10において、固定部12および保持部13の相対的
な初期位置としては、保持部13の自重および保持部13が
保持するワイヤーハーネス71の自重により、長孔17にお
ける最下位置17Aに係合ピン24が位置した状態となって
いる。この状態から、自動車のエンジンが車体に対して
振動すると、その振動に応じて係合ピン24を中心として
保持部13が固定部12に対して揺動し(図2中矢印A参
照)、あるいは係合ピン24を長孔17に沿って移動させな
がら保持部13が固定部12に対して弧線状に移動する(図
2中矢印B,C参照)。
固定構造10において、固定部12および保持部13の相対的
な初期位置としては、保持部13の自重および保持部13が
保持するワイヤーハーネス71の自重により、長孔17にお
ける最下位置17Aに係合ピン24が位置した状態となって
いる。この状態から、自動車のエンジンが車体に対して
振動すると、その振動に応じて係合ピン24を中心として
保持部13が固定部12に対して揺動し(図2中矢印A参
照)、あるいは係合ピン24を長孔17に沿って移動させな
がら保持部13が固定部12に対して弧線状に移動する(図
2中矢印B,C参照)。
【0033】ここで、保持部13が固定部12に対して弧線
状に移動した場合、エンジンの振動が解消すると、保持
部13およびワイヤーハーネス71の自重により、係合ピン
24が長孔17の最下位置17Aまで摺動し、これにより固定
部12および保持部13が相対的な初期位置に復帰する。
状に移動した場合、エンジンの振動が解消すると、保持
部13およびワイヤーハーネス71の自重により、係合ピン
24が長孔17の最下位置17Aまで摺動し、これにより固定
部12および保持部13が相対的な初期位置に復帰する。
【0034】以上のような長尺部材の固定構造10によれ
ば、エンジンの振動により弧線状に相対移動した固定部
12および保持部13は、保持部13およびワイヤーハーネス
71の自重により、相対的な初期位置に復帰する。このた
め、ワイヤーハーネス71に生じる屈伸変形を緩和できる
とともに、常にワイヤーハーネス71を初期形状に回復さ
せようとする力が働き、従来に比較してワイヤーハーネ
ス71を構成する多数の電線が疲労断線する虞れを低減で
きる。
ば、エンジンの振動により弧線状に相対移動した固定部
12および保持部13は、保持部13およびワイヤーハーネス
71の自重により、相対的な初期位置に復帰する。このた
め、ワイヤーハーネス71に生じる屈伸変形を緩和できる
とともに、常にワイヤーハーネス71を初期形状に回復さ
せようとする力が働き、従来に比較してワイヤーハーネ
ス71を構成する多数の電線が疲労断線する虞れを低減で
きる。
【0035】また、この長尺部材の固定構造10によれ
ば、長孔17が弧状であるため、係合ピン24を弧状(曲線
的)に案内でき、固定部12に対する保持部13の動作を滑
らかにできる。さらに、この長尺部材の固定構造10によ
れば、接続手段20として面対称形成された長孔17,17お
よび係合ピン24,24を有しているため、保持部13が固定
部12に対して二点支持でき、これにより固定部12に対し
て保持部13を安定して揺動あるいは移動できる。
ば、長孔17が弧状であるため、係合ピン24を弧状(曲線
的)に案内でき、固定部12に対する保持部13の動作を滑
らかにできる。さらに、この長尺部材の固定構造10によ
れば、接続手段20として面対称形成された長孔17,17お
よび係合ピン24,24を有しているため、保持部13が固定
部12に対して二点支持でき、これにより固定部12に対し
て保持部13を安定して揺動あるいは移動できる。
【0036】そして、保持部13は、同一軸線に沿って連
結された第1保持部21および第2保持部22,22間にスリ
ット23が形成されているため、ワイヤーハーネス71に密
着するように第2保持部22,22を湾曲変形させて絶縁テ
ープ26により共巻きすることにより、容易、かつ、確実
にワイヤーハーネス71を保持できる。特に、保持部13
は、第2保持部22,22の肉厚寸法が第1保持部21の肉厚
寸法よりも小さいため、第1保持部21および第2保持部
22,22を一体成形しても、第2保持部22,22の可撓性を
第1保持部21よりも向上できる。その上、保持部13は、
第2保持部22,22が第1保持部21の軸方向両端部に設け
られているため、ワイヤーハーネス71を略直線状に保持
できる。
結された第1保持部21および第2保持部22,22間にスリ
ット23が形成されているため、ワイヤーハーネス71に密
着するように第2保持部22,22を湾曲変形させて絶縁テ
ープ26により共巻きすることにより、容易、かつ、確実
にワイヤーハーネス71を保持できる。特に、保持部13
は、第2保持部22,22の肉厚寸法が第1保持部21の肉厚
寸法よりも小さいため、第1保持部21および第2保持部
22,22を一体成形しても、第2保持部22,22の可撓性を
第1保持部21よりも向上できる。その上、保持部13は、
第2保持部22,22が第1保持部21の軸方向両端部に設け
られているため、ワイヤーハーネス71を略直線状に保持
できる。
【0037】そして、このような長尺部材の固定構造10
によれば、長孔17に設けられた破断部18を係合ピン24が
通過可能であるため、長孔17に係合ピン24を容易に係合
可能となり、これにより固定部12および保持部13の組立
作業および分解作業を容易に行える。
によれば、長孔17に設けられた破断部18を係合ピン24が
通過可能であるため、長孔17に係合ピン24を容易に係合
可能となり、これにより固定部12および保持部13の組立
作業および分解作業を容易に行える。
【0038】図3には、本発明に係る第2実施の形態で
ある長尺部材の固定構造30が示されている。 なお、以
下に説明する実施の形態において、既に図1あるいは図
2において説明した部材等については、図中に同一符号
あるいは相当符号を付すことにより説明を簡略化あるい
は省略する。
ある長尺部材の固定構造30が示されている。 なお、以
下に説明する実施の形態において、既に図1あるいは図
2において説明した部材等については、図中に同一符号
あるいは相当符号を付すことにより説明を簡略化あるい
は省略する。
【0039】この図に示す長尺部材の固定構造30は、前
述した第1実施の形態を簡略化したものとなっている。
具体的には、固定部32は取付部材34および壁部材15が連
結された略L字状であるとともに、保持部33は第1保持
部21および第2保持部22,22の断面開口が取付面11と平
行な方向を向くように係合ピン24が一本設けられてい
る。そして、この長尺部材の固定構造30においては、取
付部材34を貫通する固定ボルト16を中心として固定部32
が回動可能とされている(図中矢印D参照)。
述した第1実施の形態を簡略化したものとなっている。
具体的には、固定部32は取付部材34および壁部材15が連
結された略L字状であるとともに、保持部33は第1保持
部21および第2保持部22,22の断面開口が取付面11と平
行な方向を向くように係合ピン24が一本設けられてい
る。そして、この長尺部材の固定構造30においては、取
付部材34を貫通する固定ボルト16を中心として固定部32
が回動可能とされている(図中矢印D参照)。
【0040】以上のような長尺部材の固定構造30によれ
ば、基本的な構成が前述した第1実施の形態と同様であ
るため、前述した長尺部材の固定構造10と同様な効果が
得られる。そして、長尺部材の固定構造30によれば、そ
の構成が前述した長尺部材の固定構造10に比較して簡略
化されているため、構成部品の製造コストを低減できる
という効果が得られる。その上、このような長尺部材の
固定構造30によれば、固定ボルト16を中心として固定部
32が回動可能であるため、固定部32および保持部33の相
対的な揺動形態あるいは移動方向が立体的であっても対
応でき、これによりワイヤーハーネス71に生じる屈伸変
形を更に緩和できる。
ば、基本的な構成が前述した第1実施の形態と同様であ
るため、前述した長尺部材の固定構造10と同様な効果が
得られる。そして、長尺部材の固定構造30によれば、そ
の構成が前述した長尺部材の固定構造10に比較して簡略
化されているため、構成部品の製造コストを低減できる
という効果が得られる。その上、このような長尺部材の
固定構造30によれば、固定ボルト16を中心として固定部
32が回動可能であるため、固定部32および保持部33の相
対的な揺動形態あるいは移動方向が立体的であっても対
応でき、これによりワイヤーハーネス71に生じる屈伸変
形を更に緩和できる。
【0041】図4には、本発明に係る第3実施の形態で
ある長尺部材の固定構造40が示されている。この長尺部
材の固定構造40は、車体における水平、かつ、下向きの
取付面41に沿ってワイヤーハーネス71(図示せず)を固
定するために、固定部42が固定部材14から垂下された一
対の壁部材45,45を有している。そして、壁部材45に形
成された弧状の長孔47は、湾曲頂点が下方に突出するよ
うに形成されているとともに、当該長孔47の長手方向端
部に破断部48が設けられている。以上のような長尺部材
の固定構造40によれば、前述した第1実施の形態と同様
に水平な取付面41に沿ってワイヤーハーネスを懸架固定
できる。
ある長尺部材の固定構造40が示されている。この長尺部
材の固定構造40は、車体における水平、かつ、下向きの
取付面41に沿ってワイヤーハーネス71(図示せず)を固
定するために、固定部42が固定部材14から垂下された一
対の壁部材45,45を有している。そして、壁部材45に形
成された弧状の長孔47は、湾曲頂点が下方に突出するよ
うに形成されているとともに、当該長孔47の長手方向端
部に破断部48が設けられている。以上のような長尺部材
の固定構造40によれば、前述した第1実施の形態と同様
に水平な取付面41に沿ってワイヤーハーネスを懸架固定
できる。
【0042】図5には、本発明に係る第4実施の形態で
ある長尺部材の固定構造50が示されている。 この長尺
部材の固定構造50において、固定部52は取付部材54およ
び壁部材55が連結された略T字状に形成されている。そ
して、固定部52および保持部53を接続する接続手段20A
は、壁部材55に設けられた係合ピン24Aと、保持部53に
形成された長孔57とを含んで構成されている。
ある長尺部材の固定構造50が示されている。 この長尺
部材の固定構造50において、固定部52は取付部材54およ
び壁部材55が連結された略T字状に形成されている。そ
して、固定部52および保持部53を接続する接続手段20A
は、壁部材55に設けられた係合ピン24Aと、保持部53に
形成された長孔57とを含んで構成されている。
【0043】係合ピン24Aは、壁部材55から取付部材54
に対して平行に突設され、その先端面に円盤状の鍔部材
25Aが固定ビス27により取り付け可能とされている。一
方、保持部53は、スリット23に干渉しないように、第1
保持部材21および第2保持部材22,22の外周面を長手方
向に沿って板部材28が一体成形されていて、長孔57が板
部材28を厚み方向に貫通している。この長孔57は、湾曲
頂点が上方に突出するように形成されている。このよう
な長尺部材の固定構造50においても、前述した長尺部材
の固定構造10と同様な効果が得られる。
に対して平行に突設され、その先端面に円盤状の鍔部材
25Aが固定ビス27により取り付け可能とされている。一
方、保持部53は、スリット23に干渉しないように、第1
保持部材21および第2保持部材22,22の外周面を長手方
向に沿って板部材28が一体成形されていて、長孔57が板
部材28を厚み方向に貫通している。この長孔57は、湾曲
頂点が上方に突出するように形成されている。このよう
な長尺部材の固定構造50においても、前述した長尺部材
の固定構造10と同様な効果が得られる。
【0044】図6には、本発明に係る第5実施の形態で
ある長尺部材の固定構造60が示されている。この長尺部
材の固定構造60は、車体における垂直な取付面61に沿っ
てワイヤーハーネス71を固定するために、固定部62の取
付部材64から壁部材65が取付面61に対して交差する方向
(図中右方)に延びている。そして、この壁部材65に形
成された弧状の長孔67は、その湾曲頂点が下方に突出す
るように形成されている。以上のような長尺部材の固定
構造60によれば、垂直な取付面61に沿ってワイヤーハー
ネス71を垂直固定できる。
ある長尺部材の固定構造60が示されている。この長尺部
材の固定構造60は、車体における垂直な取付面61に沿っ
てワイヤーハーネス71を固定するために、固定部62の取
付部材64から壁部材65が取付面61に対して交差する方向
(図中右方)に延びている。そして、この壁部材65に形
成された弧状の長孔67は、その湾曲頂点が下方に突出す
るように形成されている。以上のような長尺部材の固定
構造60によれば、垂直な取付面61に沿ってワイヤーハー
ネス71を垂直固定できる。
【0045】なお、本発明は、前述した各実施の形態に
限定されるものでなく、適宜な変形,改良等が可能であ
る。例えば、前述した各実施の形態においては、取付面
に対して面当接する板状の取付部材に壁部材が一体成形
された固定部が例示されていたが、取付面に対して直接
固定部を設けておいてもよい。また、保持部としては、
長尺部材を握着可能な略C字状である必要はなく、単に
長尺部材に沿う帯状であってもよい。
限定されるものでなく、適宜な変形,改良等が可能であ
る。例えば、前述した各実施の形態においては、取付面
に対して面当接する板状の取付部材に壁部材が一体成形
された固定部が例示されていたが、取付面に対して直接
固定部を設けておいてもよい。また、保持部としては、
長尺部材を握着可能な略C字状である必要はなく、単に
長尺部材に沿う帯状であってもよい。
【0046】そして、本発明は、自動車のエンジンおよ
び車体に亙って跨設されたワイヤーハーネスにのみ適用
可能なものではなく、自動車のサスペンションに懸架さ
れたブレーキと車体とに亙って跨設されたパイプ,各種
コード,ワイヤーのアウターチューブや、トレーラと牽
引車とに亙って跨設されたワイヤーハーネス,各種パイ
プ等にも適用可能である。
び車体に亙って跨設されたワイヤーハーネスにのみ適用
可能なものではなく、自動車のサスペンションに懸架さ
れたブレーキと車体とに亙って跨設されたパイプ,各種
コード,ワイヤーのアウターチューブや、トレーラと牽
引車とに亙って跨設されたワイヤーハーネス,各種パイ
プ等にも適用可能である。
【0047】その他、前述した実施の形態において例示
した長尺部材,取付面,固定部,保持部,接続手段,係
合ピン,長孔,第1保持部,第2保持部,スリット,破
断部,外側面,壁部材,湾曲頂点,板部材等の材質,形
状,寸法,形態,数,配置個所等は本発明を達成できる
ものであれば任意であり、限定されない。
した長尺部材,取付面,固定部,保持部,接続手段,係
合ピン,長孔,第1保持部,第2保持部,スリット,破
断部,外側面,壁部材,湾曲頂点,板部材等の材質,形
状,寸法,形態,数,配置個所等は本発明を達成できる
ものであれば任意であり、限定されない。
【0048】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、請求項1に記載したように、固定部に対して保持部
が揺動あるいは移動することにより、長尺部材の変形量
を緩和できるとともに、常に長尺部材を初期形状に回復
させようとする力が働き、これにより長尺部材が疲労断
線する虞れを低減できる。
ば、請求項1に記載したように、固定部に対して保持部
が揺動あるいは移動することにより、長尺部材の変形量
を緩和できるとともに、常に長尺部材を初期形状に回復
させようとする力が働き、これにより長尺部材が疲労断
線する虞れを低減できる。
【0049】また、本発明によれば、請求項2に記載し
たように、係合ピンが弧状の長孔に案内され、固定部に
対する保持部の動作を滑らかにできる。さらに、本発明
によれば、請求項3に記載したように、各係合ピンおよ
び各長孔がそれぞれ面対称配置されているため、固定部
に対して二点支持された保持部が安定して揺動あるいは
移動できる。
たように、係合ピンが弧状の長孔に案内され、固定部に
対する保持部の動作を滑らかにできる。さらに、本発明
によれば、請求項3に記載したように、各係合ピンおよ
び各長孔がそれぞれ面対称配置されているため、固定部
に対して二点支持された保持部が安定して揺動あるいは
移動できる。
【0050】また、本発明によれば、請求項4に記載し
たように、保持部の第1保持部および第2保持部のうち
の一方を長尺部材に沿って湾曲変形させれば、長尺部材
を絶縁テープ等により共巻きする保持作業を容易に行え
るとともに、長尺部材を保持部に対して確実に保持でき
る。そして、本発明によれば、請求項5に記載したよう
に、第2保持部に比較して肉厚寸法が小さい第1保持部
が所望の可撓性を得られるため、第1保持部および第2
保持部を一体成形できる。さらに、本発明によれば、請
求項6に記載したように、第2保持部が第1保持部の軸
方向両端部に設けられているため、長尺部材を略直線状
に保持できる。
たように、保持部の第1保持部および第2保持部のうち
の一方を長尺部材に沿って湾曲変形させれば、長尺部材
を絶縁テープ等により共巻きする保持作業を容易に行え
るとともに、長尺部材を保持部に対して確実に保持でき
る。そして、本発明によれば、請求項5に記載したよう
に、第2保持部に比較して肉厚寸法が小さい第1保持部
が所望の可撓性を得られるため、第1保持部および第2
保持部を一体成形できる。さらに、本発明によれば、請
求項6に記載したように、第2保持部が第1保持部の軸
方向両端部に設けられているため、長尺部材を略直線状
に保持できる。
【0051】一方、本発明によれば、請求項7に記載し
たように、係合ピンが通過可能な破断部が長孔に設けら
れているため、固定部および保持部の組立作業および分
解作業を容易に行える。また、本発明によれば、請求項
8に記載したように、長孔が固定部の壁部材を厚み方向
に貫通し、かつ、湾曲頂点が垂下に突出するように形成
されているため、常に保持部が初期位置に復帰できる。
さらに、本発明によれば、請求項9に記載したように、
長孔が保持部の板部材を厚み方向に貫通し、かつ、湾曲
頂点が直上に突出するように形成されているため、常に
保持部が初期位置に復帰できる。
たように、係合ピンが通過可能な破断部が長孔に設けら
れているため、固定部および保持部の組立作業および分
解作業を容易に行える。また、本発明によれば、請求項
8に記載したように、長孔が固定部の壁部材を厚み方向
に貫通し、かつ、湾曲頂点が垂下に突出するように形成
されているため、常に保持部が初期位置に復帰できる。
さらに、本発明によれば、請求項9に記載したように、
長孔が保持部の板部材を厚み方向に貫通し、かつ、湾曲
頂点が直上に突出するように形成されているため、常に
保持部が初期位置に復帰できる。
【図1】本発明に係る第1実施の形態を示す全体斜視図
である。
である。
【図2】第1実施の形態の作用を示す側面図である。
【図3】本発明に係る第2実施の形態を示す全体斜視図
である。
である。
【図4】本発明に係る第3実施の形態を示す全体斜視図
である。
である。
【図5】本発明に係る第4実施の形態を示す全体斜視図
である。
である。
【図6】本発明に係る第5実施の形態を示す全体斜視図
である。
である。
【図7】従来のワイヤーハーネスの固定構造を示す模式
側面図である。
側面図である。
10,30,40,50,60 長尺部材の固定構造 11,41,61 取付面 12,32,42,52,62 固定部 13,33,53 保持部 15,45,55,65 壁部材 17,47,57,67 長孔 18,48 破断部 20,20A 接続手段 21 第1保持部 22 第2保持部 23 スリット 24,24A 係合ピン 28 板部材 71 ワイヤーハーネス(長尺部材)
Claims (9)
- 【請求項1】 屈伸可能な長尺部材を取付面に固定する
ために、前記取付面に対して交差する方向に延びる固定
部と、前記長尺部材を保持可能な保持部と、前記固定部
および前記保持部を相互接続する接続手段とを有し、前
記接続手段が水平な係合ピンと、前記係合ピンが挿通係
合可能な長孔とを備え、前記長孔が水平面に対して傾斜
していることを特徴とする長尺部材の固定構造。 - 【請求項2】 前記長孔が弧状であることをことを特徴
とする請求項1に記載した長尺部材の固定構造。 - 【請求項3】 前記係合ピンおよび前記長孔がそれぞれ
一対設けられ、かつ、前記各係合ピンおよび前記各長孔
がそれぞれ面対称配置されていることを特徴とする請求
項1に記載した長尺部材の固定構造。 - 【請求項4】 前記保持部が、前記長尺部材を収容可能
な断面略C字形状の第1保持部および第2保持部を備
え、前記第1保持部および前記第2保持部が同一軸線に
沿って相互連結されているとともに、当該間の周方向に
沿ってスリットが形成されていることを特徴とする請求
項1に記載した長尺部材の固定構造。 - 【請求項5】 前記第2保持部の肉厚寸法が前記第1保
持部の肉厚寸法よりも小さいことを特徴とする請求項4
に記載した長尺部材の固定構造。 - 【請求項6】 前記第2保持部が前記第1保持部の軸方
向両端部に設けられていることを特徴とする請求項4に
記載した長尺部材の固定構造。 - 【請求項7】 前記長孔に破断部が設けられ、前記係合
ピンが前記破断部を通過可能であることを特徴とする請
求項1に記載した長尺部材の固定構造。 - 【請求項8】 前記接続手段は、前記係合ピンが前記保
持部の外側面に突設されているとともに、前記長孔が前
記固定部に設けられた壁部材を厚み方向に貫通し、か
つ、湾曲頂点が垂下に突出するように形成されているこ
とを特徴とする請求項1に記載した長尺部材の固定構
造。 - 【請求項9】 前記接続手段は、前記係合ピンが前記固
定部に設けられているとともに、前記長孔が前記保持部
の外側面に突設されて長手方向に連続する板部材を厚み
方向に貫通し、かつ、湾曲頂点が直上に突出するように
形成されていることを特徴とする請求項1に記載した長
尺部材の固定構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30081697A JP3231011B2 (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | 長尺部材の固定構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30081697A JP3231011B2 (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | 長尺部材の固定構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11132207A true JPH11132207A (ja) | 1999-05-18 |
| JP3231011B2 JP3231011B2 (ja) | 2001-11-19 |
Family
ID=17889460
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30081697A Expired - Fee Related JP3231011B2 (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | 長尺部材の固定構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3231011B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008240789A (ja) * | 2007-03-26 | 2008-10-09 | Inaba Denki Sangyo Co Ltd | 長尺体支持具 |
| JP2022084729A (ja) * | 2020-11-26 | 2022-06-07 | 因幡電機産業株式会社 | 支持補助部材 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102709960B1 (ko) * | 2023-11-20 | 2024-09-25 | 주식회사 션킴모터스 | 차량 전류 전압 안정기구조 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3125908U (ja) | 2006-07-25 | 2006-10-05 | 山田車体工業株式会社 | 貨物自動車における荷箱後部扉の開扉位置保持装置 |
-
1997
- 1997-10-31 JP JP30081697A patent/JP3231011B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008240789A (ja) * | 2007-03-26 | 2008-10-09 | Inaba Denki Sangyo Co Ltd | 長尺体支持具 |
| JP2022084729A (ja) * | 2020-11-26 | 2022-06-07 | 因幡電機産業株式会社 | 支持補助部材 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3231011B2 (ja) | 2001-11-19 |
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