JPH11132238A - 合成樹脂製保持器 - Google Patents

合成樹脂製保持器

Info

Publication number
JPH11132238A
JPH11132238A JP29890497A JP29890497A JPH11132238A JP H11132238 A JPH11132238 A JP H11132238A JP 29890497 A JP29890497 A JP 29890497A JP 29890497 A JP29890497 A JP 29890497A JP H11132238 A JPH11132238 A JP H11132238A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slit
wall
shaped hole
width
synthetic resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29890497A
Other languages
English (en)
Inventor
Kansho Takai
完勝 高井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAKAI SEIKI KK
Original Assignee
TAKAI SEIKI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TAKAI SEIKI KK filed Critical TAKAI SEIKI KK
Priority to JP29890497A priority Critical patent/JPH11132238A/ja
Publication of JPH11132238A publication Critical patent/JPH11132238A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
    • F16C33/38—Ball cages
    • F16C33/41—Ball cages comb-shaped
    • F16C33/412—Massive or moulded comb cages, e.g. snap ball cages
    • F16C33/414—Massive or moulded comb cages, e.g. snap ball cages formed as one-piece cages, i.e. monoblock comb cages
    • F16C33/416—Massive or moulded comb cages, e.g. snap ball cages formed as one-piece cages, i.e. monoblock comb cages made from plastic, e.g. injection moulded comb cages
    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2220/00—Shaping
    • F16C2220/02—Shaping by casting
    • F16C2220/04—Shaping by casting by injection-moulding

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Rolling Contact Bearings (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】厚肉であっても、「ひけ」および変形の発生し
にくい合成樹脂製保持器を提供すること。 【解決手段】玉軸受の外レースと内レースとの間に設け
る合成樹脂製保持器10の鋼球を受ける球受部11と球
受部11との間の各柱部12の底面14から柱部12の
内部を先端に向けて形成するスリット状穴Sを柱部12
の基部12aの輪状の底面14の中心線を境にその内外
で前記柱部12の質量が略等しくなるように形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、玉軸受の外レース
と内レースとの間に設けて複数個の鋼球を保持する環状
の合成樹脂製保持器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の環状の合成樹脂製保持器
は、金型に加熱溶融した成形材料を注入してつくる射出
成形によっている。ところが、射出成形の冷却過程にお
いては冷却の不均一等に起因する不均一な内部収縮によ
り、製品の表面に局所的な浅いくぼみ等の「ひけ」が生
じることがあり、とりわけ厚肉部では生じ易かった。
【0003】そのため、合成樹脂製保持器自体の大きさ
や肉厚がある程度の寸法になると図6に示したように隣
り合う球受部2の間の柱部3の基部の底面4から柱部3
の内部を先端に向けてスリット状穴5を形成して柱部3
の肉厚を薄くし、「ひけ」を防止していた。また、この
スリット状穴5を設けることにより、材料の節約にもな
っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の合成樹脂製保持器1では、柱部3の内部に形
成されたスリット状穴5はその幅の中心線が底面4の幅
の中心線と一致させていたのでスリット状穴5を境に内
側部分と外側部分とで質量が異なり、冷却過程において
質量の少ない内側方向に柱部3の「倒れ」が生じ、公差
に納まらずに製品不良が生じることもあるという問題点
があった(図7参照)。
【0005】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、厚肉の合成樹脂製保持器であって
も、柱に「ひけ」および「倒れ」が発生し難く、公差内
に納まる合成樹脂製保持器を提供することを目的として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの要旨とするところは、次の各項に存する。
【0007】[1]玉軸受の外レースと内レースとの間
に設けて複数個の鋼球を保持する環状の合成樹脂製保持
器(10)において、円管体の側部に等間隔に複数個形
成した球受部(11)と、隣り合う該球受部(11)の
間の柱部(12)と、該柱部(12)の基部(12a)
を輪状に繋げた輪状基部(13)と、ひけを防止するた
めに前記柱部(12)の基部(12a)の底面(14)
から柱部(12)の内部を先端に向けて形成されたスリ
ット状穴(S)と、を有して構成され、前記スリット状
穴(S)は、前記柱部(12)の基部(12a)の輪状
の底面(14)の中心線を境にその内外部分で前記柱部
(12)の質量が略等しくなるように形成したことを特
徴とする合成樹脂製保持器(10)。
【0008】[2]前記スリット状穴(S)は、等幅で
幅の中心位置を前記中心線より外寄りに設けたことを特
徴とする項1に記載の合成樹脂製保持器(10)。
【0009】[3]前記スリット状穴(S)は、幅が前
記柱部(12)の先端に向かうほど狭くなるように内側
壁部(13A)の内壁面(13a)を相対する外側壁部
(13B)の内壁面(13b)に近づくようにテーパー
状に形成したことを特徴とする項1に記載の合成樹脂製
保持器(10)。
【0010】[4]前記スリット状穴(S)は、幅が前
記柱部(12)の先端に向って段階的に狭くなるように
内側壁部(13A)の内壁面(13a)を相対する外側
壁部(13B)の内壁面(13b)に近づくように階段
状に形成したことを特徴とする項1に記載の合成樹脂製
保持器(10)。
【0011】[5]前記スリット状穴(S)は、幅の中
心線が前記底面(14)の幅の中心線と重なり、外側壁
部(13B)の外壁面(13c)に凹部(16)を設け
て外側壁部(13B)を薄肉に形成したことを特徴とす
る項1に記載の合成樹脂製保持器(10)。
【0012】次に、前記各項に記載された発明の作用に
ついて説明する。
【0013】項[1]に記載した合成樹脂製保持器(1
0)においては、玉軸受の外レースと内レースとの間に
設けた合成樹脂製保持器(10)の隣り合う該球受部
(11)の間の柱部(12)の基部(12a)の底面
(14)から柱部(12)の内部を先端に向けてスリッ
ト状穴(S)が形成されており、前記柱部(12)の基
部(12a)の輪状の底面(14)の中心線を境にその
内外部分で前記柱部(12)の質量が略等しくなるよう
に形成してあるので、射出成形の冷却過程において内外
部分の質量差による柱部(12)の倒れが起こりにく
く、また、内外部分の肉厚は薄くなるので、ひけが生じ
にくい。
【0014】項[2]に記載した合成樹脂製保持器(1
0)においては、前記スリット状穴(S)を等幅のもの
として幅の中心位置を前記中心線より外寄りになるよう
設けたので、スリット状穴(S)を境に内側部分の肉厚
が外側部分の肉厚よりも大きくなり、両部分の質量が略
等しくなって射出成形の冷却過程において内外部分の質
量差による柱部(12)の倒れが起こりにくく、また、
内外部分の肉厚は薄くなるので、ひけが生じにくい。
【0015】項[3]に記載した合成樹脂製保持器(1
0)においては、前記スリット状穴(S)を、その幅が
前記柱部(12)の先端に向かうほど狭くなるように内
側壁部(13A)の内壁面(13a)を相対する外側壁
部(13B)の内壁面(13b)に近づくようにテーパ
ー状に形成して、内側壁部(13A)の質量と外側壁部
(13B)の質量とが略等しくなるように形成したので
射出成形の冷却過程において内外部分の質量差による柱
部(12)の倒れが起りにくく、また、内外部分の肉厚
は薄くなるので、ひけが生じにくい。
【0016】項[4]に記載した合成樹脂製保持器(1
0)においては、前記スリット状穴(S)を、その幅が
前記柱部(12)の先端に向かって段階的に狭くなるよ
うに内側壁部(13A)の内壁面(13a)を相対する
外側壁部(13B)の内壁面(13b)に近づくように
階段状に形成して、内側壁部(13A)の質量と外側壁
部(13B)の質量とが略等しくなるように形成したの
で射出成形の冷却過程において内外部分の質量差による
柱部(12)の倒れが起こりにくく、また、内外部分の
肉厚は薄くなるので、ひけが生じにくい。
【0017】項[5]に記載した合成樹脂製保持器(1
0)においては、前記スリット状穴(S)を、その幅が
前記柱部(12)の先端側から前記基部(12a)の底
面(14)に向かうほど広くなるよう外側壁部(13
B)の内壁面(13b)を相対する内側壁部(13A)
の内壁面(13a)から離れるようにテーパー状に形成
し、さらに、外側壁部(13B)の外壁面(13c)に
凹部(16)を設けて外側壁部(13B)を薄肉に形成
して、内側壁部(13A)の質量と外側壁部(13B)
の質量とが略等しくなるように形成したので射出成形の
冷却過程において内外部分の質量差による柱部(12)
の倒れが起こりにくく、また、内外部分の肉厚は薄くな
るので、ひけが生じにくい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の一実
施の形態を説明する。
【0019】図1から図5(B)は本発明の一の実施の
形態を示している。
【0020】図1に示すように、合成樹脂製保持器10
は玉軸受の外レースと内レース(何れも図示せず。)と
の間に設けられる環状体であり、例えばポリプロピレ
ン、ABS樹脂、アセタール樹脂、ナイロン樹脂等の射
出成形によって作られる。
【0021】合成樹脂製保持器10は円管体の周縁に等
間隔に複数個の球受部11、11…を形成したものであ
る。各球受部11は1個ずつ鋼球を受けて、鋼球が外レ
ースと内レースとに接触した状態で回転可能なように保
持するものである。更に合成樹脂製保持器10の肉厚お
よび球受部11の形状は、球受部11に鋼球を受けたと
きに鋼球の半分弱が合成樹脂製保持器10の外側面から
露出し、内側面からは鋼球の一部が露出するように形成
されている。
【0022】隣り合う球受部11と球受部11との間に
は柱部12が形成されており、柱部12の基部12a同
士はその下端部で輪状に繋がった輪状基部13を形成し
ている。各柱部12にはその基部12aの底面14から
柱部12の内部を先端に向けてスリット状穴Sが形成さ
れている。スリット状穴Sは柱部12の肉厚を薄くして
射出成形の冷却過程において冷却の不均一等に起因して
発生し得る「ひけ」を防止するために形成されるが、さ
らに、冷却過程においてスリット状穴Sの内外部分の質
量差による柱部12の倒れが起こることを防止するため
に、スリット状穴Sの内外部分の質量を略等しくするた
めに、以下のように形成されている。
【0023】図2は、図1のI−I線断面図である。
【0024】スリット状穴Sは、輪状基部13の円形帯
状の底面14から柱部12の内部を先端に向けて等幅に
形成したものであり、底面14の幅寸法の中心線の位置
Mを境に外寄りに形成されている。ここで、図2におい
ては、底面14の幅寸法の中心線の描く円の中心は図示
した柱部12の左側にあるので、スリット状穴Sの幅の
中心線の位置Nは底面14の幅寸法の中心線の位置Mよ
りも外側(図面上、右側)に等距離に変位している。な
お、底面14の幅は3.3mmであり、底面14の幅寸
法の中心線の描く円の直径は本実施の形態では25mm
である。
【0025】したがって、スリット状穴Sの長さ方向の
形状は、底面14の幅寸法の中心線の描く円よりも大き
い半径の円の弧を中心線とした弧状に形成されている。
これによって、スリット状穴Sよりも内側にある内側壁
部13Aの幅はスリット状穴Sを境に外側にある外側壁
部13Bの幅よりも大きくなっており、スリット状穴S
の弧を成す中心角における柱部12の内側壁部13Aの
質量と外側壁部13Bの質量が略等しくなっている。
【0026】図3は、図2と同様に図1のI−I線断面
を示しているが、スリット状穴Sの形状が異なるものが
示されている。なお、後に説明する図4および図5にお
いても同様であるが、底面14の幅寸法の中心線の描く
円の中心は図2と同様に柱部12の左側にある。
【0027】スリット状穴Sは、図2に示したものと同
様に円形帯状の底面14から柱部12の内部を先端に向
けて形成したものであり、底面14における部分が底面
14の幅寸法の中心線Mを境に外寄りに形成されている
が、スリット状穴Sの形状が異なり、スリット状穴Sの
幅が柱部12の先端に向かうほど連続的に狭くなるよう
に形成されている。
【0028】すなわち、スリット状穴Sよりも合成樹脂
製保持器10の中心側にある内側壁部13Aの壁面であ
って、スリット状穴Sの内壁面でもある内壁面13a
が、柱部12の先端に向かうほど外に向かって傾斜して
いる。即ち、スリット状穴Sよりも外側にある外側壁部
13Bの壁面であって、スリット状穴S内の相対する内
壁面でもある内壁面13bに近づくようにテーパー状に
形成されている。
【0029】スリット状穴Sは底面14における開口部
分では底面14の幅寸法の中心線の位置Mにかかってい
るが、先端に向かう途中からは中心線の位置Mよりも外
側に位置するように形成されている。したがって、内側
壁部13Aの幅は底部14側から先端に向かって連続的
に広くなっている。一方、内壁面13bは底面14から
まっすぐに柱部12の先端部分に向かって延びているの
で外側壁部13Bの幅は一定である。
【0030】スリット状穴Sの長さ方向の形状は、図2
に示したものと同様の弧状に形成されている。以上の形
状により、スリット状穴Sの弧を成す中心角における柱
部12の内側壁部13Aの質量と外側壁部13Bの質量
は略等しくなっている。
【0031】図4は、図2と同様に図1のI−I線断面
を示しているが、スリット状穴Sの形状が上記2例の何
れとも異なるものが示されている。
【0032】スリット状穴Sは、図2に示したものと同
様に円形帯状の底面14から柱部12の内部を先端に向
けて形成したものであり、底面14における部分が底面
14の幅寸法の中心線Mを境に外寄りに形成されている
が、スリット状穴Sの形状が異なり、スリット状穴Sの
幅が柱部12の先端に向って狭くなるように形成されて
いる。ただし、上記の例とは異なり、スリット状穴Sの
幅が柱部12の先端に向って段階的に狭くなるように内
側壁部13Aの内壁面13aを相対する外側壁部13B
の内壁面13bに近づくように階段状に形成してある。
【0033】すなわち、底面14から先端へ向かってK
点の位置までは一定の幅に形成されている。K点に至る
と内側壁部13Aの内壁面13aが相対する外側壁部1
3Bの内壁面13bに向かって一定の大きさだけ接近し
てL点までは狭くなった一定の幅に形成されている。L
点では更に内側壁部13Aの内壁面13aが外側壁部1
3Bの内壁面13bに一定の大きさだけ接近して最後ま
でK点とL点間における幅よりも更に狭い一定の幅に形
成されている。
【0034】この例においても、外側壁部13Bの幅は
一定に示されているが、内側壁部13Aの幅は底面14
における開口部分からK点まで、K点からL点まで、L
点よりも先、と段階的に広がっている。
【0035】スリット状穴Sの長さ方向の形状は、上記
2例と同様の弧状に形成されている。以上の形状によ
り、スリット状穴Sの弧を成す中心角における柱部12
の内側壁部13Aの質量と外側壁部13Bの質量は略等
しくなっている。
【0036】なお、図4においては、内側壁部13Aの
内壁面13aが2段の階段状に示されているが、1段あ
るいは3段以上でもよい。
【0037】外側壁部13Bの幅は次に示す2つの例の
ように一定でなくてもよい。
【0038】図5(A)は、上記の例と同様に図1のI
−I線における断面に相当したものであり、スリット状
穴Sの形状は図3に示した例と類似するが、内側壁部1
3Aの幅は一定であり、外側壁部13Bの内壁面13b
は底面14から先端に向かうほど内壁面13aに連続的
に近づくようテーパー状に形成されている。先端側で
は、スリット状穴Sは、その幅の中心線が底面14の幅
の中心線と重なっている。
【0039】図5(B)は、上記の例と同様に図1のI
−I線における断面に相当したものであるが、スリット
状穴Sの形状が上記3例の何れとも異なり、また、外側
壁部13Bの形状も異なるものが示されている。
【0040】スリット状穴Sは、図3に示したものと同
様に円形帯状の底面14から柱部12の内部を先端に向
けて形成したものであるが、底面14における部分が底
面14の幅寸法の中心線Mとスリット状穴Sの幅の中心
線とが重なっており、外側壁部13Bの外壁面13cは
へこみを形成した凹部16を設けた点で異なる。
【0041】外側壁部13Bは外壁面13cに凹部16
を設けたことにより薄肉に形成されている。
【0042】スリット状穴Sの長さ方向の形状は、上記
2例と同様の弧状に形成されている。
【0043】以上の形状により、スリット状穴Sの弧を
成す中心角における柱部12の内側壁部13Aの質量と
外側壁部13Bの質量は略等しくなっている。
【0044】なお、凹部16を設けずに、外側壁部13
Bの内壁面13bを相対する内側壁部13Aの内壁面1
3aから離れるようにテーパー状に形成してもよい。
【0045】次に作用を説明する。
【0046】合成樹脂製保持器10は金型に加熱溶融し
た成形材料を注入する射出成形によって作られる。金型
に成形材料を注入した後、所定の時間が経過すると金型
から中身が取り出される。この時点で成形材料は溶融状
態から固化した状態になっているが、まだ高い温度にあ
る。
【0047】取り出された合成樹脂製保持器10は温度
が下がるにしたがって硬度が増してゆく。この冷却過程
において、図2に示した合成樹脂製保持器10は上述し
た形状のスリット状穴Sにより、スリット状穴Sよりも
内側にある内側壁部13Aの質量とスリット状穴Sの外
側にある外側壁部13Bの質量が略等しくなるように形
成したので、それらの質量差による収縮量に生じる差は
小さく、したがって柱部12の倒れが起りにくい。ま
た、スリット状穴Sを設けたことにより内側壁部13A
と外側壁部13Bの肉厚は何れも薄くなるので、不所望
の浅いくぼみ等の「ひけ」も生じにくい。
【0048】同様に図3に示した合成樹脂製保持器10
においても、上記のようにテーパー状の内壁面13aを
形成したスリット状穴Sによりスリット状穴Sを境に内
側壁部13Aの質量と外側壁部13Bの質量とが略等し
くなるので、柱部12の倒れが起りにくく、また、「ひ
け」が生じにくい。
【0049】同様に図4に示した合成樹脂製保持器10
においても、上記のように階段状の内壁面13aを形成
したスリット状穴Sによりスリット状穴Sを境に内側壁
部13Aの質量と外側壁部13Bの質量とが略等しくな
るので、柱部12の倒れが起こりにくく、また、「ひ
け」も生じにくい。
【0050】同様に図5(A)および(B)に示した合
成樹脂製保持器10においても、上記のようにスリット
状穴Sを形成したとともに外側壁部13Bの幅を変化さ
せたり、或いは、外壁面13cに凹部16を設けて外側
壁部13Bの質量を減じたことによりスリット状穴Sを
境に内側壁部13Aの質量と外側壁部13Bの質量とが
略等しくなるので、柱部12の倒れが起こりにくく、ま
た、「ひけ」も生じにくい。
【0051】前記各形態においては、内側壁部13Aの
内壁面13aや外側壁部13Bの内壁面13b等の形状
を直線的に示したが、それらを曲面状に形成してもよ
い。
【0052】なお、合成樹脂製保持器10の底面14の
幅は3.3mmであり、底面14の幅寸法の中心線の描
く円の直径は本実施の形態では25mmとして説明した
が、この数値は単なる例示であり、合成樹脂製保持器1
0の大きさや肉厚の寸法によらず実施することができ
る。
【0053】
【発明の効果】本発明にかかる合成樹脂製保持器によれ
ば、射出成形の冷却過程で生じうる柱部の倒れやひけを
公差内に納めることができるので、歩留まりが良くな
り、省資源と生産性の向上を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態にかかる合成樹脂製保持
器を示す斜視図である。
【図2】図1のI−I線断面であり、スリット状穴の位
置と形状の一例を示した略示断面図である。
【図3】図1のI−I線断面であり、スリット状穴の位
置と形状の他の例を示した略示断面図である。
【図4】図1のI−I線断面であり、スリット状穴の位
置と形状の他の例を示した略示断面図である。
【図5】(A)および(B)に示したものは何れも図1
のI−I線断面に相当するものであり、柱部の外側壁部
13Bの形状の異なる例を示した略示断面図である。
【図6】従来の合成樹脂製保持器を示す斜視図である。
【図7】従来の合成樹脂製保持器を示す斜視図である。
【符号の説明】
10…合成樹脂製保持器 11…球受部 12…柱部 12a…基部 13…輪状基部 13A…内側壁部 13a…内側壁部の内壁面 13B…外側壁部 13b…外側壁部の内壁面 13c…外側壁部の外壁面 14…底面 16…凹部 S…スリット状穴

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】玉軸受の外レースと内レースとの間に設け
    て複数個の鋼球を保持する環状の合成樹脂製保持器にお
    いて、 円管体の側部に等間隔に複数個形成した球受部と、隣り
    合う該球受部の間の柱部と、該柱部の基部を輪状に繋げ
    た輪状基部と、ひけを防止するために前記柱部の基部の
    底面から柱部の内部を先端に向けて形成されたスリット
    状穴と、を有して構成され、 前記スリット状穴は、前記柱部の基部の輪状の底面の中
    心線を境にその内外部分で前記柱部の質量が略等しくな
    るように形成したことを特徴とする合成樹脂製保持器。
  2. 【請求項2】前記スリット状穴は、等幅で幅の中心位置
    を前記中心線より外寄りに設けたことを特徴とする請求
    項1に記載の合成樹脂製保持器。
  3. 【請求項3】前記スリット状穴は、幅が前記柱部の先端
    に向かうほど狭くなるように内側壁部の内壁面を相対す
    る外側壁部の内壁面に近づくようにテーパー状に形成し
    たことを特徴とする請求項1に記載の合成樹脂製保持
    器。
  4. 【請求項4】前記スリット状穴は、幅が前記柱部の先端
    に向って段階的に狭くなるように内側壁部の内壁面を相
    対する外側壁部の内壁面に近づくように階段状に形成し
    たことを特徴とする請求項1に記載の合成樹脂製保持
    器。
  5. 【請求項5】前記スリット状穴は、幅の中心線が前記底
    面の幅の中心線と重なり、外側壁部の外壁面に凹部を設
    けて外側壁部を薄肉に形成したことを特徴とする請求項
    1に記載の合成樹脂製保持器。
JP29890497A 1997-10-30 1997-10-30 合成樹脂製保持器 Pending JPH11132238A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29890497A JPH11132238A (ja) 1997-10-30 1997-10-30 合成樹脂製保持器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29890497A JPH11132238A (ja) 1997-10-30 1997-10-30 合成樹脂製保持器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11132238A true JPH11132238A (ja) 1999-05-18

Family

ID=17865679

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29890497A Pending JPH11132238A (ja) 1997-10-30 1997-10-30 合成樹脂製保持器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11132238A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007291866A (ja) * 2006-04-21 2007-11-08 Keihin Corp 電動ポンプ保持装置
JP2008008333A (ja) * 2006-06-27 2008-01-17 Nsk Ltd ラジアルころ軸受用保持器の製造方法
JP2012072802A (ja) * 2010-09-28 2012-04-12 Nsk Ltd トロイダル型無段変速機

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007291866A (ja) * 2006-04-21 2007-11-08 Keihin Corp 電動ポンプ保持装置
JP2008008333A (ja) * 2006-06-27 2008-01-17 Nsk Ltd ラジアルころ軸受用保持器の製造方法
JP2012072802A (ja) * 2010-09-28 2012-04-12 Nsk Ltd トロイダル型無段変速機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5948340A (en) Die and method for molding cage out of synthetic resin
US3881790A (en) One piece molded plastic retainer for cylindrical roller bearings and method of manufacture
US4781877A (en) Cage production
US3876267A (en) Axial cage for cylindrical rollers
JP2006070926A (ja) 円錐ころ軸受用保持器
JP2007106058A (ja) 成形用金型
JP2002005176A (ja) ころ軸受用合成樹脂保持器およびその製造方法
KR930021281A (ko) 압출용 다이스 및 압출가공방법
JPH11138210A (ja) 間接押出用の押出工具
US6003227A (en) Process for manufacturing a piston ring
JP2020060275A (ja) 円すいころ軸受
JPH1026141A (ja) ころ軸受の保持器
JPS5926381B2 (ja) 締め付けロ−ラ式コ−スタ型カツプリング用スリ−ブの製法
US4547084A (en) Cage for roller bearings
JPH049456Y2 (ja)
US3389456A (en) Method of making ball pens
JP2007040449A (ja) ころ軸受の保持器、ころ軸受およびころ軸受の製造方法
JPH09271895A (ja) 筒状体用の鋳造型
US5707156A (en) Casting
JPH0532502Y2 (ja)
JPS6120920U (ja) スラスト自動調心ころ軸受
JPH0270350A (ja) 超薄肉フィンを有する鍛造品の製造用型及び該型を用いた鍛造品の製造方法
JP2023154243A (ja) 樹脂保持器
JPH08323415A (ja) 押出用ダイス
JPH10103359A (ja) アンギュラ玉軸受用樹脂保持器