JPH11133771A - 定着装置 - Google Patents
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- JPH11133771A JPH11133771A JP9298306A JP29830697A JPH11133771A JP H11133771 A JPH11133771 A JP H11133771A JP 9298306 A JP9298306 A JP 9298306A JP 29830697 A JP29830697 A JP 29830697A JP H11133771 A JPH11133771 A JP H11133771A
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Abstract
寄り止め部材を備え、もって、画像ノイズが発生するこ
とを防止した定着装置を提供する。 【解決手段】 定着装置は、加熱ローラ33と駆動ロー
ラと間に掛け渡されて走行する定着ベルト34と、加熱
ローラに取り付けられ定着ベルトの走行時におけるベル
ト斜行を防止する寄り止め部材80と、を有する。この
寄り止め部材は、加熱ローラが挿通される基部83と、
基部の長手方向両端部のうち定着ベルトに向かい合う側
の端部に設けられ基部内周面に対して略直交して立ち上
がる第1壁面部81と、第1壁面部に連続して径方向外
方に延伸し、かつ、基部の他方の端部に向けて傾斜する
第2壁面部82と、を有する。
Description
ンタ、複写機などの画像形成装置に備えられる定着装置
に係り、さらに詳しくは、熱圧力定着するための定着ベ
ルトの斜行を防止する寄り止め部材を備えた定着装置に
関する。
複写機などの画像形成装置には、記録媒体としてのシー
ト上に保持された未定着のトナー像を定着する定着装置
が備えられている。定着方式には種々の方式があるが、
一般に、圧力加熱定着方式が広く採用されている。この
圧力加熱定着方式による定着装置には、回転部材の具体
的な形態から、ベルト方式や、熱ローラ方式などがあ
る。ベルト方式の定着装置としては、例えば、特開平6
−318001号に開示されるものがある。
開示されるようなベルト方式の定着装置は、駆動ローラ
と、熱源を内蔵した加熱ローラと、これら一対のローラ
間に掛け渡されて走行する定着ベルトと、を有し、定着
ベルトは加熱ローラからの熱により所定温度まで昇温す
る。このベルト方式の定着装置では、未定着トナーを保
持したシートは定着ベルトに向かい合うようにして搬送
されるので、シート上の未定着トナーは、定着ベルトと
加圧ローラとが圧接するニップ部に達する前に、定着ベ
ルトからの輻射熱によりある程度予熱されている。この
ため、ベルト方式の定着装置では定着ベルトのニップ部
における温度をローラ定着方式に比べて低く設定でき、
省エネルギ化およびクイックプリントの要請に合致した
定着装置である。さらに、ニップ部温度を比較的低く設
定できるのに伴ってトナーが必要以上に溶融されること
がないので、定着ベルトへのトナーの転写つまりオフセ
ット現象を防止する離型剤(例えば、シリコンオイル)
の塗布量をローラ定着方式の十分の一程度の量に減らす
ことが可能である、という利点もある。
面、ベルト方式の定着装置では、一対のローラ間に掛け
渡されて走行駆動する定着ベルトが斜行すると、当該定
着ベルトが破損したり、定着画像に画像ノイズが発生し
たりする虞がある。
般的に、定着ベルト走行時におけるベルト斜行を防止す
るため、一方のローラ(例えば、加熱ローラ)の両端部
に、寄り止め部材としてガイドリングなどが取り付けら
れている。
付けたベルト方式の定着装置であっても定着ベルトの斜
行や損傷が散見されており、そのため、定着ベルトの斜
行をより確実に防止し得る寄り止め部材の開発が要請さ
れていた。
たものであり、定着ベルトの斜行や損傷を確実に防止し
得る寄り止め部材を備え、もって、画像ノイズが発生す
ることを防止した定着装置を提供することを目的とす
る。
の請求項1に記載の発明は、シート上に保持されたトナ
ー像を熱圧力定着するために一対のローラ間に掛け渡さ
れて走行する定着ベルトと、前記少なくとも一方のロー
ラに取り付けられ、前記定着ベルトの走行時におけるベ
ルト斜行を防止する寄り止め部材と、を有してなる定着
装置において、前記寄り止め部材は、前記ローラが挿通
される基部と、前記基部の長手方向両端部のうち前記定
着ベルトに向かい合う側の端部に設けられ、前記基部の
内周面に対して略直交して立ち上がる第1壁面部と、前
記第1壁面部に連続して径方向外方に延伸し、かつ、前
記基部の他方の端部に向けて傾斜する第2壁面部と、を
有することを特徴とする定着装置である。具体的には、
ベルト寿命を目標寿命とするためには、第1壁面部に対
する第2壁面部の傾斜角度θを、θ1<傾斜角度θ<3
2度とすればよい。θ1は、寄り止め部材とローラとの
取付ガタによる寄り止め部材の傾き角度を表している。
部と、第1壁面部に連続して傾斜する第2壁面部とを形
成した寄り止め部材により、寄り止め部材がローラに対
して多少傾いたとしても定着ベルトが第2壁面部に乗り
上げることがなくなり、定着ベルトの斜行や損傷がなく
なる。もって、かかる寄り止め部材を備えた定着装置で
は、定着ベルトの斜行や損傷に起因する画像ノイズが発
生することがない。
寄り止め部材は、前記ローラと同期して回転することを
特徴とする。
ラと同期して回転するので、相対的に見れば、定着ベル
トの縁は寄り止め部材の表面に対してほとんど摺動しな
いことになり、定着ベルトの走行安定性が高まる。
ローラは、前記定着ベルトが走行する大径部と、前記寄
り止め部材が取り付けられる小径部との間に段差部を有
し、前記寄り止め部材の前記第1壁面部と前記段差部と
の間に形成される軸方向の隙間を、前記定着ベルトが入
り込まない寸法に設定したことを特徴とする。具体的に
は、前記軸方向の隙間は2mm以下の寸法に設定するの
がよい。
内周面とローラ外周面との間の隙間に定着ベルトが入り
込まず、さらに、寄り止め部材の第1壁面部とローラの
段差部との間に形成される軸方向の隙間に定着ベルトが
入り込まない。これにより、定着ベルトが斜行したり破
損したりすることがない。
寄り止め部材は、繊維質の添加物を含まない素材から形
成されることを特徴とする。具体的には、寄り止め部材
はポリイミド樹脂から形成するとよい。
に繊維が露出しないことから定着ベルト走行時の抵抗な
いし負荷が増加することがなく、ベルト割れなどの不具
合の発生がなくなる。
を参照しつつ説明する。
図1は、本発明に係る定着装置を組み込んだ電子写真式
のフルカラープリンタを示す概略構成図である。
としての感光体ドラム12と、レーザ発生器14と、を
備え、矢印方向に回転する感光体ドラム12の周辺に
は、感光体ドラム12の外周面を帯電する帯電装置13
と、第1〜第4の現像器15、16、17、18を備え
た現像装置と、転写ベルト19と、感光体ドラム12上
の残留トナーを除去する図示しないクリーニング装置
と、プリンタ11内の温度を検出する機内温度検出セン
サTSと、が配置されている。レーザ発生器14は、図
示しないコンピュータなどから送られてくる画像信号の
レベルに応じて半導体レーザを駆動変調する。レーザ光
は、図示しないポリゴンミラー、f−θレンズおよび折
り返しミラーなどを経由し、帯電装置13と現像装置と
の間の位置で、感光体ドラム12に照射される。レーザ
光の照射により感光体ドラム12上に形成された静電潜
像は、第1現像器15によりイエローのトナー像として
顕像化される。このイエロートナー像は、矢印方向に回
転移動する転写ベルト19上に保持される。感光体ドラ
ム12上に次に形成された静電潜像は、第2現像器16
によりマゼンタのトナー像として顕像化され、このマゼ
ンタトナー像は、転写ベルト19上のイエロートナー像
の上に重ねられる。同様に、感光体ドラム12上に次に
形成された静電潜像は、第3現像器17によりシアンの
トナー像として顕像化され、このシアントナー像を転写
ベルト19上のトナー像の上に重ねることによって、フ
ルカラートナー像が作成される。なお、第4現像器18
にはブラックのトナーが収容されており、モノクロプリ
ントが指定された場合には、感光体ドラム12上の静電
潜像は、この第4現像器18により顕像化される。
り付けられる給紙カセット20には、複数枚のシート1
0が積層した状態で収納されている。シート10は、給
紙ローラ21により1枚ずつ捌かれて給紙され、タイミ
ングローラ22によりトナー像とタイミングをとって転
写領域23に向けて搬送される。この転写領域23にお
いて、転写ベルト19上のフルカラートナー像がシート
10に転写される。転写後のシート10は、転写ベルト
19から分離され、定着装置24に向けて搬送ベルト2
5により搬送される。シート10上に転写された未定着
トナーが定着装置24において溶融定着され、トナーが
固定されたシート10は、排紙トレイ26に排出され
る。本実施形態の定着装置24はベルト方式によるもの
であり、その構成については後述する。
ドラム12は、クリーニング装置にて残留トナーが除去
され、イレーサによって残留電荷が除電される。その
後、感光体ドラム12は、帯電装置13によって再度帯
電され、レーザ光による潜像形成を受け、現像器15〜
18によって現像される。
複数のセンサS1、S2、S3が配置され、各センサS
1、S2、S3でシート10の先端および/または後端
を検出した信号に基づいて、プリンタ内に設けられた各
部材の制御タイミングがとられる。
されるベルト方式の定着装置を示す断面図である。定着
装置24は、矢印a方向に回転駆動可能に設けられた駆
動ローラ31と、熱源であるハロゲンヒータランプ32
が内蔵された加熱ローラ33と、駆動ローラ31と加熱
ローラ33との間に掛け渡されて走行する定着ベルト3
4と、定着ベルト34を介して駆動ローラ31に圧接す
る加圧ローラ35と、オフセット防止のための離型剤を
定着ベルト34の外周面に塗布するオイル塗布ユニット
36と、を有する。定着ベルト34が掛け渡される一対
のローラ31、33のうち少なくとも一方のローラ(図
示例では、加熱ローラ33)の軸方向両端部には、定着
ベルト34の走行時におけるベルト斜行ないし蛇行を防
止する寄り止め部材80が取り付けられ、定着ベルト3
4の走行の安定化を図っている。寄り止め部材80の構
成については後に詳述する。離型剤としては、シリコン
オイルが用いられる。
シームレスベルトであり、炭素鋼、ステンレス鋼、ニッ
ケルあるいは耐熱性樹脂などからなるベルト基材を有
し、当該ベルト基材の表面にシリコンオイルに対して親
和性が良いシリコンゴムを被覆し、トナーに対して良好
な離型性と耐熱性とを有する耐熱離型層を形成したエン
ドレスベルトである。ベルト基材の厚さは約40μm、
ゴム被覆の厚さは約200μmである。なお、定着ベル
ト34の耐熱離型層として、4フッ化エチレン樹脂を用
いてもかまわない。
ない駆動ギアが固定され、この駆動ギアに接続された図
示しないモータなどの駆動源によって矢印a方向に回転
駆動される。駆動ローラ31は、定着ベルト34の裏面
に接触して当該定着ベルト34を矢印b方向に移動させ
る。定着ベルト34を確実に移動させるために、駆動ロ
ーラ31の外周面は摩擦係数の大きな材料(例えば、シ
リコンゴム等)で被覆され、定着ベルト34との間でス
リップが発生しないようにしてある。なお、所定量のニ
ップ幅を確保するため、駆動ローラ31の外周面を被覆
する材料は硬度が比較的低い材料(例えは、シリコンス
ポンジ)であることがさらに好ましい。
からなり、中心軸上には、ハロゲンヒータランプ32が
配置されている。熱源として、抵抗発熱体や電磁誘導加
熱装置などを使用してもよい。また、定着ベルト34に
熱を効率的に供給する観点から、加熱ローラ33は例え
ばアルミニウムや銅などのように熱伝導性の高い材料か
ら形成するのが好ましい。
周をシリコンゴム被覆またはテフロン被覆したローラか
らなり、スプリング37のばね力が付勢されて定着ベル
ト34を介して駆動ローラ31に圧接している。駆動ロ
ーラ31の回転に伴って定着ベルト34が矢印b方向に
移動すると、加圧ローラ35は、定着ベルト34との間
の摩擦により、矢印c方向に従動回転する。駆動ローラ
31および加圧ローラ35相互の表面硬度の関係は、
「加圧ローラ35の表面硬度≧駆動ローラ31の表面硬
度」に設定されている。このような関係としたのは次の
理由による。つまり、加圧ローラ35と定着ベルト34
とのニップ部38からトナー定着後のシート10を円滑
に排出するためには、当該シート10を駆動ローラ31
周面から離れる方向あるいは平坦に送り出せばよく、こ
のためには、加圧ローラ35が定着ベルト34を介して
駆動ローラ31に若干食い込むような状態で圧接すれば
よいからである。
ベルト34に触れることなくニップ部38まで案内する
ため、定着ベルト34の下方位置にガイド板39が設け
られている。また、ニップ部38の下流には排紙ガイド
40が設けられている。
度センサTH1が定着ベルト34の内方位置に配置さ
れ、また、加圧ローラ35の温度を検出する第2の温度
センサTH2が加圧ローラ35に隣接して配置されてい
る。第1と第2の温度センサTH1,TH2は、例えば
サーミスタから構成され、各ローラ33、35の表面に
当接してローラ表面温度を検出している。第1温度セン
サTH1は、加熱ローラ33の回転軸に対して位置決め
されたサポート41に保持され、加熱ローラ33との相
対的な位置関係すなわち接触状態が一定に保たれてい
る。
えていない加圧ローラ35の表面温度を第2温度センサ
TH2で検出し、この加圧ローラ35の表面温度に基づ
いて、ハロゲンヒータランプ32の制御温度を決定する
と共に印字開始のタイミングを制御している。また、ハ
ロゲンヒータランプ32の温度を決定された前記制御温
度に調整するため、加熱ローラ33の表面温度を第1温
度センサTH1で検出しつつ、ハロゲンヒータランプ3
2への通電をオンオフ制御している。なお、ハロゲンヒ
ータランプ32が異常高温になったときの安全機構とし
て、サポート41にサーモスタットを設け、異常高温時
にハロゲンヒータランプ32への電力供給を遮断するよ
うにしてもよい。
加熱ローラ33に接触している部分に第1温度センサT
H1を当接させる構成も考えられる。かかる構成では、
トナーに直接接触する定着ベルト34外周面の温度を直
接測定するので確かに精度の高い温度調整を行い得る
が、その反面、第1温度センサTH1との接触によって
定着ベルト34の表面が削られて傷が付いてしまう。定
着ベルト34外周面が傷付くと、オイル筋などの画像ノ
イズが生じて画像品質が低下したり、ベルトの耐久寿命
が短くなったりするという問題を招いてしまう。そこ
で、本実施形態では、第1温度センサTH1を加熱ロー
ラ33に接触させる構成を採用している。また、この構
成を採用したのに伴い、加熱ローラ33の外周を、摩擦
係数の低い材料(例えはフッ素系樹脂)で被覆してい
る。さらに、第1温度センサTH1を定着ベルト34の
内方位置に配置すると、定着ベルト34の周囲に形成さ
れる空気流の影響を受けないという利点もある。
ト34の上方位置に配置され、定着ベルト34に塗布さ
れるオイルを内部に保持したオイル塗布ローラ50と、
オイル塗布ローラ50の表面に当接し当該オイル塗布ロ
ーラ50から供給されたオイルを定着ベルト34の外周
面に塗布するオイル転写ローラ51と、オイル転写ロー
ラ51の表面に当接し当該オイル転写ローラ51に付着
した紙粉やトナーを除去するクリーニングローラ52
と、これらのローラ50、51、52を回転自在に支持
するホルダ53と、を有する。オイル転写ローラ51
は、定着ベルト34が駆動ローラ31から加熱ローラ3
3に向かって移動する領域において当該定着ベルト34
に圧接し、定着ベルト34に適度のテンションを加えて
いる。これにより、定着ベルト34の走行が安定すると
共に、オイル転写ローラ51から定着ベルト34へのオ
イル塗布も安定する。
に設けられオイルを保持するオイル保持層56と、当該
オイル保持層56の表面側に設けられた表層57とを含
む多層構造を有している。オイル転写ローラ51は、芯
金上にシリコンオイルとの親和性が良いシリコンゴムを
被覆して形成され、クリーニングローラ52は、芯金上
にフェルトなどを被覆して形成されている。オイル転写
ローラ51の表面は、定着ベルト34から汚れを付着さ
せるために当該定着ベルト34の表面よりも表面粗さが
粗くされる一方、クリーニングローラ52の表面は、オ
イル転写ローラ51から汚れを付着させるために当該オ
イル転写ローラ51の表面よりも離型性を低くしてい
る。
フレーム42に対して着脱自在に構成され、オイル塗布
ローラ50の内部に保持されたオイルを使い切ったとき
には、使用済みのオイル塗布ユニット36を前記フレー
ム42から取り外し、新たなオイル塗布ユニット36を
前記フレーム42に取り付ける。なお、クリーニングロ
ーラ52に代えてクリーニングパッドをオイル転写ロー
ラ51の表面に接触させてもよい。また、オイル塗布ロ
ーラ50を定着ベルト34に直接圧接させてもよい。
駆動すると、駆動ローラ31が矢印a方向に回転し、定
着ベルト34が矢印b方向に走行する。定着ベルト34
の走行に伴い、加熱ローラ33が矢印d方向に従動回転
すると共に、加圧ローラ35が矢印c方向に従動回転す
る。走行する定着ベルト34は、加熱ローラ33の上流
側位置においてオイルが塗布された後、加熱ローラ33
との接触領域(加熱領域43)においてハロゲンヒータ
ランプ32からの熱によって所定の温度に加熱され、ガ
イド板39の上方をさらに走行して、加圧ローラ35と
の間のニップ部38に進む。
定着トナー44を保持したシート10は、矢印e方向に
沿ってガイド板39に案内されつつニップ部38に向け
て搬送される。このとき、シート10および未定着トナ
ー44は、所定の隙間を隔てて向かい合う定着ベルト3
4の熱により加熱(予熱)される。この予熱により、シ
ート10上の未定着トナー44が予め程良く軟化され
る。
8に突入すると、当該シート10は、接触する定着ベル
ト34の熱により十分に加熱され、さらに加圧ローラ3
5と駆動ローラ31との間の圧接力が加えられながら、
当該ニップ部38で挟持されつつ搬送される。これによ
り、シート10上の未定着トナー44は、十分に加熱さ
れて溶融し、さらに加圧されてシート10に定着され
る。定着ベルト34へのトナーの移転すなわちオフセッ
トは定着ベルト34表面に塗布されたオイルにより抑制
される。
着ベルト34から自然に分離し、排紙トレイ26(図1
参照)に向けて搬送される。また、シート10との接触
により熱が奪われた定着ベルト34には、所定の温度制
御の下、ハロゲンヒータランプ32から熱が補充され
る。
加熱をオイル塗布の後に行っているため、定着ベルト3
4の温度が安定し、トナーの定着が良好に行われる。ま
た、オイル転写ローラ51が定着ベルト34にテンショ
ンを付与するため、定着ベルト34の走行ムラ(ベルト
のあばれ)が抑制され、その結果、寄り止め部材80の
作用とあいまって定着ベルト34は円滑に安定して走行
し、ベルト寿命も延びる。
による汚れは、定着ベルト34に当接するオイル転写ロ
ーラ51からクリーニングローラ52に付着するため、
オイル塗布ローラ50に付着することが少なくなる。こ
れにより、オイル塗布ローラ50からオイル転写ローラ
51に均一かつ安定的にオイルが供給され、その結果、
オイル転写ローラ51から定着ベルト34に均一かつ安
定的にオイルを塗布することができる。したがって、オ
フセットを確実に防止しつつ、定着ベルト34の清掃も
でき、もって、高品位の定着画像が得られる。
め部材80の構成を詳細に説明する。図3は、定着ベル
ト34が掛け渡される加熱ローラ33、駆動ローラ31
と、加熱ローラ33に取り付けられた寄り止め部材80
を示す平面図、図4は、図3の要部断面図、図5(A)
〜(C)はそれぞれ、寄り止め部材80を示す断面図、
側面図、要部拡大図である。
向両端部のうち片側のみが示されているが、前述したよ
うに、寄り止め部材80は加熱ローラ33の軸方向両端
部にそれぞれ取り付けられている。なお、以下の説明に
おいては、説明の便宜上、寄り止め部材80が加熱ロー
ラ33に取り付けられた状態を基準にして、定着ベルト
34に向かい合う側を寄り止め部材80の内方側とも称
し、他方側を外方側とも称する。
止め部材80は略円筒形状を呈し、加熱ローラ33が挿
通される筒状の基部83と、基部83の長手方向両端部
のうち定着ベルト34に向かい合う側の端部(内方側の
端部)に設けられた第1壁面部81と、第1壁面部81
に連続する第2壁面部82と、を有する。第1壁面部8
1は、基部83内周面に対して略直交して立ち上がって
形成されている。第2壁面部82は、第1壁面部81に
連続して径方向外方に延伸し、かつ、基部83の他方の
端部(外方側の端部)に向けて傾斜している。
れた弾力性のある係止アーム85が形成されている。図
示例では3個の係止アーム85を形成してある。図4に
示すように、各係止アーム85の係止爪84が加熱ロー
ラ33に形成された穴部86に係合することにより、寄
り止め部材80は、加熱ローラ33に止め付けられ、当
該加熱ローラ33と同期して回転する。定着ベルト34
は加熱ローラ33に対してほとんど滑りが発生しない状
態で回転することから、相対的に見れば、定着ベルト3
4の縁は寄り止め部材80の表面に対してほとんど摺動
しないことになる。これにより、定着ベルト34の走行
時の抵抗ないし負荷が減少し、定着ベルト34の走行安
定性が高まる。
物を含まない素材から形成されている。さらに、寄り止
め部材80は耐熱性(例えば、200℃)および耐久性
(例えば、1000時間)を有することが望ましい。寄
り止め部材80は、具体的には、ポリイミド樹脂から樹
脂成形されている。
着ベルト34が走行する大径部87と、寄り止め部材8
0が取り付けられる小径部88との間に段差部89が形
成されている。この段差部89は、寄り止め部材80の
基部83と加熱ローラ33の外周面との間に定着ベルト
34が入り込むことを防止するために形成されている。
段差部89は、m=0.5mm程度の寸法に設定されて
いる。
に対して略直交することになるが、当該第1壁面部81
は、定着ベルト34の縁を突き当てるために設けられて
いる。第1壁面部81を設けないと、定着ベルト34が
第2壁面部82をなす傾斜面にすぐに乗り上げてしま
い、定着ベルト34の割れが発生する虞がある。かかる
不具合を防止するため、加熱ローラ33の大径部87外
周面から第1壁面部81が突出する寸法は、定着ベルト
34のベルト基材の厚みよりも大きい寸法であることが
好ましい。但し、第1壁面部81が必要以上に長くて
も、後述する寄り止め部材80の傾きにより定着ベルト
34の乗り上げが生じてしまう。このため、第1壁面部
81は、定着ベルト34の縁を突き当てるという目的を
達成し得る範囲内で可及的に短いほうがよく、経済的に
量産し得る点を考慮すれば、第1壁面部81の長さはL
1=0.7mm程度である。
おける第2壁面部82の作用の説明に供する図であり、
(A)は本実施形態を、(B)は第2壁面部82aを第
1壁面部81と同じ垂直面とした対比例を示す図であ
る。なお、図6においては、簡略化のために加熱ローラ
33の段差部89は図示省略し、また、理解の容易のた
めに寄り止め部材80、80aの基部83、83a内周
面と加熱ローラ33外周面との間の隙間90を誇張して
表してある。
3に挿通される構成である以上、両者の間の隙間90を
完全にゼロにすることはできない。また、経済的に量産
する上で、寄り止め部材80、80aや加熱ローラ33
のそれぞれには寸法バラツキが多少は含まれる。このた
め、定着ベルト34の走行に伴って当該定着ベルト34
の縁が寄り止め部材80、80aに当接すると、図6
(A)(B)に示すように、寄り止め部材80、80a
が加熱ローラ33に対して傾くことがある。
に、第2壁面部82aを垂直面とした場合には、寄り止
め部材80aの傾きに伴ない当該第2壁面部82aの一
部が定着ベルト34の走行領域内に入り込み、定着ベル
ト34が第2壁面部82aに乗り上がってしまう。定着
ベルト34の寄り止め部材80aへの乗り上げにより、
定着ベルト34の斜行や破損が生じる虞がある。
では、第2壁面部82は、定着ベルト34の縁から離れ
るように、第1壁面部81に対して角度θをなす傾斜面
としてある。前記傾斜角度θは、寄り止め部材80と加
熱ローラ33との取付ガタによる寄り止め部材80の傾
き角度θ1より大きい角度とされる。かかる構成の寄り
止め部材80では、当該寄り止め部材80が傾いても第
2壁面部82の一部が定着ベルト34の走行領域内に入
り込むことがなく、定着ベルト34が第2壁面部82に
乗り上がることがなくなる。これにより、定着ベルト3
4の斜行や破損の発生が防止される。
着ベルト34の寿命との関係を示す図である。経済的な
量産可能な製作精度の下では、第2壁面部82の傾斜角
度θを10度とした場合がベルト寿命が最も長かった。
ベルト寿命を目標寿命である例えば1000時間以上と
するためには、θ1<傾斜角度θ<32度を満たす必要
があることがわかった。ここに、θ1は、前述したよう
に取付ガタによる寄り止め部材80の傾き角度を表して
おり、一例として、θ1=2度である。
くしすぎると(例えば、θ>35度)、第2壁面部82
に定着ベルト34の縁が当接したときに、ローラ軸方向
にずれようとしている定着ベルト34から作用する力に
第2壁面部82が十分に抗することができなくなり、定
着ベルト34が第2壁面部82に乗り上げて定着ベルト
34の挙動が不安定になった。
壁面部81と加熱ローラ33の段差部89との間には、
段差部89の形成位置や寄り止め部材80の寸法のバラ
ツキなどから、軸方向に沿う隙間91が形成される。段
差部89や寄り止め部材80を経済的に形成ないし量産
し得る点を考慮すれば、前記隙間91の最小値はL2=
0.3mm程度である。但し、軸方向に沿う隙間91を
大きく取りすぎると、定着ベルト34の縁が当該隙間9
1に落ち込んだり嵌まり込んだりして、定着ベルト34
が斜行したり破損したりしてしまう。そこで、本実施形
態では、軸方向の隙間91は、定着ベルト34が入り込
まない寸法、具体的には、L2=2mm以下の寸法に設
定してある。
れるものであるが、繊維質の添加物を含んだ素材、例え
ば、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)から形成
した場合には、定着ベルト34との接触により寄り止め
部材が摩耗して、当該寄り止め部材の表面に繊維が露出
する。この露出した繊維が定着ベルト34走行時の抵抗
ないし負荷となり、定着ベルト34にベルト割れなどの
不具合が発生してしまう。
80は繊維質の添加物を含まない素材、例えば、ポリイ
ミド樹脂から形成したので、定着ベルト34走行時の抵
抗ないし負荷が増加することがなく、ベルト割れなどの
不具合の発生を防止することができる。
明によれば、ローラ外周面に対して略直交する第1壁面
部と、第1壁面部に連続して傾斜する第2壁面部とを形
成した寄り止め部材により、定着ベルトの斜行や損傷を
確実に防止することができ、もって、画像ノイズが発生
することを防止した定着装置を提供できる。
り止め部材はローラと同期して回転するので、相対的に
見れば、定着ベルトの縁は寄り止め部材の表面に対して
ほとんど摺動しないことになり、定着ベルトの走行安定
性を高めることができる。
り止め部材の基部内周面とローラ外周面との間の隙間、
および、寄り止め部材の第1壁面部とローラの段差部と
の間に形成される軸方向の隙間に定着ベルトが入り込ま
ず、定着ベルトが斜行したり破損したりすることを防止
できる。
り止め部材を繊維質の添加物を含まない素材から形成し
たので、寄り止め部材の表面に繊維が露出しないことか
ら定着ベルト走行時の抵抗ないし負荷が増加することが
なく、ベルト割れなどの不具合の発生を防止することが
できる。
式のフルカラープリンタを示す概略構成図である。
断面図である。
ローラと、加熱ローラに取り付けられた寄り止め部材を
示す平面図である。
材を示す断面図、側面図、要部拡大図である。
第2壁面部の作用の説明に供する図であり、(A)は本
実施形態を、(B)は第2壁面部を第1壁面部と同じ垂
直面とした対比例を示す図である。
との関係を示す図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 シート上に保持されたトナー像を熱圧力
定着するために一対のローラ間に掛け渡されて走行する
定着ベルトと、 前記少なくとも一方のローラに取り付けられ、前記定着
ベルトの走行時におけるベルト斜行を防止する寄り止め
部材と、を有してなる定着装置において、 前記寄り止め部材は、前記ローラが挿通される基部と、 前記基部の長手方向両端部のうち前記定着ベルトに向か
い合う側の端部に設けられ、前記基部の内周面に対して
略直交して立ち上がる第1壁面部と、 前記第1壁面部に連続して径方向外方に延伸し、かつ、
前記基部の他方の端部に向けて傾斜する第2壁面部と、
を有することを特徴とする定着装置。 - 【請求項2】 前記寄り止め部材は、前記ローラと同期
して回転することを特徴とする請求項1に記載の定着装
置。 - 【請求項3】 前記ローラは、前記定着ベルトが走行す
る大径部と、前記寄り止め部材が取り付けられる小径部
との間に段差部を有し、 前記寄り止め部材の前記第1壁面部と前記段差部との間
に形成される軸方向の隙間を、前記定着ベルトが入り込
まない寸法に設定したことを特徴とする請求項1に記載
の定着装置。 - 【請求項4】 前記寄り止め部材は、繊維質の添加物を
含まない素材から形成されることを特徴とする請求項1
に記載の定着装置。
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