JPH11135012A - スタッドコーティングおよびその製造法 - Google Patents

スタッドコーティングおよびその製造法

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JPH11135012A
JPH11135012A JP10230605A JP23060598A JPH11135012A JP H11135012 A JPH11135012 A JP H11135012A JP 10230605 A JP10230605 A JP 10230605A JP 23060598 A JP23060598 A JP 23060598A JP H11135012 A JPH11135012 A JP H11135012A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラーブラウン管の性能信頼性を向上させ、
その製造コストを低減し、スタッドコーティングにまつ
わるアーク放電を最少にしたブラウン管を提供する。 【解決手段】 カラーピクチャーチューブのフェースプ
レートにおいてアルミニウムフィルムとスタッドとの間
の電気接続を形成するためのスタッドコーティングであ
って、前記アルミニウムフィルムの下のラッカー層を通
過することができるアクリル樹脂溶液の中に分散したコ
ロイドグラファイトを含み、前記コーティング中の溶剤
はチューブのベーキング工程の間に前記ラッカー層とと
もに焼失され、そして前記電気接続はフレーキングに耐
えうるほど可撓性の状態である、スタッドコーティン
グ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、カラーテ
レビジョンのピクチャーチューブに関し、そして詳細に
は、改良されたスタッドコーティング組成物およびカラ
ーピクチャーチューブのシャドーマスクと、スクリーン
ドフェースプレートとの間の電気パスを提供する方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】カラーテレビジョンのブラウン管は、ガ
ラスバルブを含み、このガラスバルブはファンネルと、
ファンネルのフレアードエンドにシールされたフェース
プレートとからなる。電子ガンは1つ以上の電子ビーム
を提供するためにファンネルのネック部分に取り付けら
れている。フェースプレートはほぼ平坦な内部表面を有
し、その上に、電子ビームにより励起される燐光物質団
が付着している。シャドーマスクは電子ビームのうちの
1つのみにより励起されうるように、燐光物質団をマス
クすることによりカラー選択を提供する。シャドーマス
クは、フェースプレートから延びる金属スタッドを取り
外し可能に係合する複数のサスペンションスプリングに
よりフェースプレートに精密に取り付けられている。コ
ロイドグラファイトの導電性コーティングはファンネル
の内側表面に適用され、そしてファンネル壁にある陽極
ボタンを通して高電圧が課せられる。
【0003】燐光物質スクリーン上にアルミニウムの電
子透過性フィルムを適用することによって、燐光物質ス
クリーンをアルミ化することは一般に行われている。こ
のフィルムは鏡として作用し、そして燐光物質により生
成した、後方に進む光を反射することによりディスプレ
ーの輝度を増加させる。ラッカーのような有機材料のフ
ィルムはアルミニウムの適用の前に燐光物質付着物上に
適用される。この有機フィルムは燐光物質付着物の不均
一な領域を充填して、滑らかな表面を提供し、その上に
アルミニウムフィルムが付着でき、このアルミニウムフ
ィルムはラッカーの滑らかな性質を受け継ぐ。
【0004】ファンネルコーティング上の陽極電圧がシ
ャドーマスクおよびアルミニウムフィルムに課せられる
ことが必須である。これを達成するための電気パスはシ
ャドーマスクからファンネルコーティングに係合するよ
うに延びている1つ以上のスプリングを含む。シャドー
マスクの陽極電位はシャドーマスクサスペンションスプ
リングおよび金属サポートスタッドを通してアルミニウ
ムフィルムに伝えられる。アルミニウムフィルムへの電
気パスを得るために、金属サポートスタッドはアルミニ
ウムフィルムまで延びている導電性「ムスタッシュ(口
ひげ)」で塗装される。導電性ムスタッシュを含むこの
材料は、一般に、スタッドコーティングと呼ばれる。
【0005】スタッドコーティングとして以前に広く用
いられていた従来技術の導電性材料は、ブラシ塗布に適
した形態の水溶性シリケートを含む。水は、次のチュー
ブベーキングプロセスにおいて除去され、硬く、導電性
のフィルムがスタッドとアルミニウムフィルムとの間に
残る。この水溶液は、珪酸カリウムまたは珪酸ナトリウ
ムのいずれかをバインダーとして一般に含み、そして必
ずしも適切に「湿潤化」せず、そして、部品に付着しな
かった。結果的に、コーティングの破片はスタッドおよ
びガラス領域から剥がれ落ち(フレークオフし)、そし
てシャドーマスクにある1つ以上のアパチャーをブロッ
クし、そのことが、しばしば、許容できないチューブを
もたらした。ガン領域におけるこのような粒子も電極間
アーク放電および/または陰極被毒をもたらしうる。水
溶液コーティングは、アルミ化の後そしてスタッドダッ
グ(stud Dag) の前に、余計なベーキングサイクルを要
求していた。
【0006】発明者の名義であり、そしてZenith Elect
ronics Corporationに譲渡された米国特許第4,289,800
号および第4,301,041 号は、アルミ化の後の更なるベー
キング工程の必要を無くすことにより、上記の従来技術
の問題を解決し、そして製造プロセスに多大なコスト節
約を導入した。これらの特許を参照により本明細書中に
取り入れる。これらの特許は、ラッカーフィルム( アル
ミニウムフィルムの下にある) のためのガラスフリット
粒子およびコロイドグラファイトの揮発性溶剤中の混合
物および塗布可能な粘度を提供するための増粘剤を含む
スタッドコーティング組成物および方法を開示してい
る。溶剤は多孔質のアルミニウムフィルムを通してラッ
カー層を通過し、そしてLehr( 炉) のチューブベーキン
グサイクルの間に除去された。これらの特許に記載され
たスタッドコーティング溶液および方法は、工業上、広
く用いられ、そして長年にわたって非常にうまく機能し
てきた。
【0007】上記の特許において記載されたガラスフリ
ットタイプのスタッドコーティングは製造プロセスの支
障または中断の間の欠陥を明らかに示す。詳細には、生
産ラインが停止したときに生じるように、チューブが長
時間にわたって高いLehr温度にさらされるときには問題
が生じる。ガラスフリット中の酸化鉛はグラファイト中
の炭素と反応し、二酸化炭素および鉛を生成し、そして
スタッドコーティングの導電性を破壊する。多くの例に
おいて、生産ラインの停止の間のLehrの熱制御を注視す
ることにより、この問題を回避することができるが、長
時間の停止の間に、困難であろう。この問題は、しばし
ば、チューブが最終検査および試験に合格するには十分
な量のスタッドコーティングが損なわれないが、電界中
でアーク放電を反復して起こし、そして究極的に破損す
る傾向があるという事実と組み合わされる。この問題は
数の上では大きくないが、ピクチャーチューブに対して
致命的であり、そしてその問題はピクチャーチューブの
ルーチン試験の間には現れないので消費者に対して明ら
かに出費を強い、そして消費者にとって不便である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の主たる目的は
カラーブラウン管の性能信頼性を向上させることであ
る。本発明の別の目的はカラーブラウン管の製造コスト
を低減することである。本発明の更なる目的はスタッド
コーティングにまつわるアーク放電を最少にしたブラウ
ン管を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の通り、カラーブラ
ウン管は、ラッカーフィルムおよびアルミニウムフィル
ムを順番にフェースプレート上に有する、燐光物質を含
有する画像形成フェースプレートを有する。シャドーマ
スクは、フェースプレートから延びている複数の金属製
スタッドによってフェースプレートに隣接して固定され
ている。シャドーマスクとアルミニウムフィルムとの間
にスタッドおよびスタッドコーティングを介して電気ブ
リッジが提供され、アルミニウムフィルムは陽極電位に
維持される(周知のように、シャドーマスクは、ピクチ
ャーチューブのフェースプレートとファンネルとの間の
非導電性ガラスフリットのシールをつなぐスプリングに
より、ファンネルの内側のコーティング上にある陽極電
圧に電気接続されている)。
【0010】スタッドコーティング電気ブリッジまたは
ムスタッシュを提供するための、本発明に係る改良され
たベーク硬化可能な溶液(bake-hard enable solution)
はミクロン径の範囲のグラファイト粒子の混合物を本質
的に含む。この粒子はラッカーフィルムのための揮発性
溶剤中の懸濁液の中にある。この懸濁液は、ブラシ塗布
のために塗布可能な粘度を提供するために十分な量の増
粘剤を含む。サスペンションスタッドとアルミニウムフ
ィルムの間にこの溶液を適用するときに、この溶液は、
チューブがベーキングされるときにラッカーフィルムを
通過し、この溶液は硬化して、マスクとアルミニウムフ
ィルムとの間の永久導電ブリッジを提供する。
【0011】この溶液は200 〜800 センチポアズの範囲
の粘度を有してよく、そして好ましくは約550 センチポ
アズである。ベーキング後に、この溶液は100 〜500 オ
ーム/ スケアの範囲の電気抵抗率を有してよい。本発明
の導電性スタッドコーティングは次のように配合されう
る(1ガロンを製造)。他の供給元から供給されうる等
価の材料を用いてもよい。
【0012】精製グレードのブチルセロソルブ(エチレ
ングリコールモノブチルエーテル)(Fisher Scientifi
c Co. のE179) 2025グラム中にアクリル樹脂(Elva
cite2044-ICI Acrylics) 225グラムを溶解させ、ア
クリル樹脂原料溶液を得る。適切な容器(2000ml
ビーカー)中で225グラムのブチルセロソルブを計量
する。これに、N−ブチルアセテート(Fisher Scienti
fic Co. のB-396)675グラムおよび樹脂バインダー6
30グラムを加え、そしてこの溶液を均質になるまで攪
拌して樹脂バインダー溶液を製造する。混練媒体を約8
000グラム含むボールミル中に下記成分を加える。
【0013】成分 量 重量% 範囲(range) グラファイトHPN-2 630グラム 14 36144 グラファイトLN 1052 (Grapfo Colloids) 90グラム 2 35797 アクリル樹脂原料溶液 2250グラム 50 45 〜55 樹脂バインダー溶液 1530グラム 34 30 〜38
【0014】ボールジャーを22〜24時間回転させ、
そして混練したコーティング懸濁液を1ガロンの容器中
に注ぐ。コーティングの調製は、作業員がゴム手袋、レ
スピレータマスク、ラボコート、ヘアネットおよび靴カ
バーを装着する等の適切な注意深い手順をもって、十分
な換気領域において行われるべきである。N−ブチルア
セテートおよび樹脂バインダー溶液の引火性のための注
意も払われなければならない。
【0015】本発明により調製され、そして使用される
スタッドコーティングはガラスフリットをベースとする
スタッドコーティングの使用に関する上記の問題を除去
する。この新規のスタッドコ−ティングの主な特徴は、
可撓性(加工後に)であり、この可撓性はフレーキング
に対する耐性を改良する。さらに、本発明のスタッドコ
ーティングはより安価であり、そして、さらに、ピクチ
ャーチューブのための余計なベーキングサイクルを必要
としないという利点を有する。
【0016】試験において、従来技術のフリットベース
のスタッドコーティングはスタッドおよびアルミニウム
フィルムに適用され、そして450℃の温度に2時間付
された。コーティングの抵抗は300オームから73,
000オームに上昇した。新規のスタッドコーティング
では、同一の条件下において、抵抗は300オームのま
まであった。
【0017】カラーピクチャーチューブの製造ラインの
運転において、スタッドのアーク放電による欠陥品は従
来技術のフリットベースのスタッドコーティングでは
0.3%にのぼったが、本発明のスタッドコーティング
では、スタッドのアーク放電による欠陥品はなかった。
【0018】カラーピクチャーチューブにおけるアルミ
ニウムフィルム導電性に対するスタッドの問題を解決す
る新規のスタッドコーティング組成物および方法を記載
してきた。本発明の記載した態様において、多くの変更
は本発明の精神および範囲を逸脱することなく当業者が
考えうることは認識される。本発明は特許請求の範囲に
規定されるものとしてのみ制約されるべきである。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コロイドグラファイト混合物を提供する
    こと、 アルミニウム化されたピクチャーチューブのフェースプ
    レートのラッカーフィルムを通過することができるアク
    リル樹脂溶液を調製すること、 樹脂バインダー溶液を調製すること、および、 これらの溶液とグラファイト混合物とを混練すること、
    を含む、スタッドコーティングの製造法。
  2. 【請求項2】 前記アクリル樹脂溶液はエチレングリコ
    ールモノブチルエーテル中にアクリル樹脂を溶解させる
    ことにより調製される、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記樹脂バインダー溶液は、エチレング
    リコールモノブチルエーテル、N−ブチルアセテートお
    よび樹脂バインダーの均質混合物を製造することにより
    調製される、請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記スタッドコーティング溶液の重量百
    分率は、およそ、 コロイドグラファイト、16%;樹脂(バインダー)、
    14%;アクリル樹脂、5%;N−ブチルアセテート、
    15%;および、 エチレングリコールモノブチルエーテル、50%であ
    る、請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 カラーピクチャーチューブのフェースプ
    レートにおいてアルミニウムフィルムとスタッドとの間
    の電気接続を形成するためのスタッドコーティングであ
    って、 前記アルミニウムフィルムの下のラッカー層を通過する
    ことができるアクリル樹脂溶液の中に分散したコロイド
    グラファイトを含み、 前記コーティング中の溶剤はチューブのベーキング工程
    の間に前記ラッカー層とともに焼失され、そして前記電
    気接続はフレーキングに耐えうるほど可撓性の状態であ
    る、スタッドコーティング。
  6. 【請求項6】 アクリル樹脂溶液、および、 樹脂バインダー溶液を含む、請求項5記載のコーティン
    グ。
  7. 【請求項7】 前記アクリル樹脂溶液は、エチレングリ
    コールモノブチルエーテルの溶液中に溶解したアクリル
    樹脂を含む、請求項6記載のコーティング。
  8. 【請求項8】 前記樹脂バインダー溶液は、樹脂バイン
    ダー、N−ブチルアセテートおよびエチレングリコール
    モノブチルエーテルを含む、請求項7記載のコーティン
    グ。
  9. 【請求項9】 前記コーティングの重量百分率は、およ
    そ、 コロイドグラファイト、16%;樹脂(バインダー)、
    14%;アクリル樹脂、5%;N−ブチルアセテート、
    15%;および、 エチレングリコールモノブチルエーテル、50%であ
    る、請求項8記載のコーテイング。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US4301041A (en) * 1979-10-22 1981-11-17 Zenith Radio Corporation Method and solution for conductive coating for use in cathode ray tubes
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ID21510A (id) 1999-06-17
KR19990023600A (ko) 1999-03-25
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