JPH1113652A - 容積型ポンプの流量制御装置 - Google Patents
容積型ポンプの流量制御装置Info
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Abstract
維持する。 【解決手段】 圧力室25と吐出通路17の間に可変絞
り26を介装する。圧力室25とドレーン通路34の間
に、可変絞り26の前後差圧に応動してドレーン通路3
4の開口面積を変化させるドレーン弁37を介装する。
可変絞り26は、吐出ポート24bの動圧を受ける絞り
ピストン28と、絞りピストン28を動圧に抗する方向
に付勢する付勢スプリングユニット30で構成する。付
勢スプリングユニット30は、第1段スプリング38
と、それよりもばね剛性の高い第2段スプリング39を
直列に配置した構成とする。高回転域になると、最初に
第1段スプリング38が縮み変位し、この後に第2段ス
プリング39が縮み変位する。第2段スプリング39の
変位に伴う吐出流量の減少が、ドレーン弁37の応答遅
れ等による吐出流量の増大分を相殺し、結果として吐出
流量を一定にする。
Description
ランジャポンプ、ギヤポンプ等の容積型ポンプに用いら
れる流量制御装置に関し、とりわけ、高回転域のときの
吐出流量を、低回転域のときの第1段の設定吐出流量よ
りも小さい第2段の設定吐出流量に維持することのでき
る容積型ポンプの流量制御装置に関する。
ては、そのエンジンを駆動源としてベーンポンプ等の容
積型のポンプを作動させ、そのポンプを油圧源として多
くの油圧機器を作動させるようになっている。
操舵系のアシスト用の油圧機器においては、低速走行時
には比較的大きなアシスト操作を要求され、高速走行時
には走行安定性を考慮して比較的小さなアシスト操作を
要求されるものがある。そして、このような油圧機器に
用いられる容積型ポンプは、低回転域(低速走行時)に
おいては比較的大きな吐出流量が得られ、しかも、高回
転域(高速走行時)においては比較的小さな吐出流量が
得られるように吐出流量を制御する必要がある。このた
め、近年このような流量特性を得られるようにした流量
制御装置が開発されている。
出願DE4433598A1号等が知られている。
にしたがって簡単に説明する。尚、作用の説明にあたっ
ては、図2中の破線を参照するものとする。
プ本体であり、2は、このポンプ本体1の吐出部1aが
開口する圧力室、3は、ポンプ本体1に接続される吸入
通路、4は、ポンプ本体1に圧力室2を介して接続され
る吐出孔、5は、圧力室2の作動液を吸入通路3に戻す
ドレーン通路(リターン通路)である。この流量制御装
置は、圧力室2と吐出孔4の間に可変絞り6が介装され
る一方で、圧力室2とドレーン通路5の間に、可変絞り
6の前後差圧に応動してドレーン通路5の開口面積を変
化させるドレーン弁7が介装されている。可変絞り6
は、ポンプ本体1の吐出部1aに臨んで設けられて、そ
の端面にポンプ本体1からの吐出動圧を受ける絞りピス
トン8と、この絞りピストン8を前記吐出動圧に抗する
方向に付勢する付勢スプリング9とを備えており、吐出
動圧が設定値以上に高まると、その吐出動圧が付勢スプ
リング9の力に抗して絞りピストン8を後退させ、それ
により吐出孔4の開口面積を減少させるようになってい
る。尚、圧力室2と吐出孔4はポンプの吐出通路を構成
し、ドレーン弁7は可変絞り6の開口面積に応じた定流
量を得る定流量回路を構成するようになっている。
停止状態にあるときには、ドレーン弁7がドレーン通路
5を閉じ、可変絞り6が吐出孔4の開口面積を最大にし
ている。この状態からポンプ本体1の回転数が上昇する
と、その回転数が設定値a(図2参照。)に達するまで
は、ドレーン弁7も可変絞り6も作動しないため、回転
数の増加に比例して作動液の吐出流量も増加する。そし
て、ポンプ本体1の回転数が設定値a以上になると、ド
レーン弁7だけが作動して吐出孔4の吐出流量が第1段
の設定吐出流量q1に維持される。この後にポンプ本体
1の回転数が別の設定値bに達すると、ポンプ本体1の
吐出部1aの動圧の上昇によって可変絞り6(絞りピス
トン8)が作動し、吐出孔4の開口面積が縮小されて吐
出流量が減少する。そして、ポンプ本体1の回転数がさ
らに別の設定値c以上になると、可変絞り6の作動が規
制されてその開口面積が下限値に達し、そこで吐出流量
がほぼ第2段の設定吐出流量q2に維持される。
来の流量制御装置においては、ポンプ本体1の回転数が
設定値c以上になると、ポンプ本体1の回転数の上昇に
対してドレーン弁7を通した作動液の排出が追いつかな
くなるため、図2中の破線で示すように、ポンプ回転数
の上昇に伴って吐出流量が第2段の設定値q2から僅か
ずつ上昇してしまう。このため、ポンプが高回転域にあ
る場合には、得られる吐出流量がポンプ回転数によって
ばらつき、使用する油圧機器の制御精度がその分低下す
るという不具合を招いてしまう。
場合において常に所望通りの安定した吐出流量を得るこ
とのできる容積型ポンプの流量制御装置を提供しようと
するものである。
ための手段として、請求項1の発明は、吐出通路に、絞
りの前後差圧に応じてドレーン弁を開閉作動させてこの
絞りの開口面積に応じた定流量を得る定流量回路を介装
し、この定流量回路内の絞りを可変絞りにし、または、
吐出通路の前記定流量回路よりも後流側に可変絞りを設
け、この可変絞りの開口面積を変化させることによって
吐出通路から吐出される作動液の流量を可変制御する容
積型ポンプの流量制御装置であって、前記可変絞りが、
進退位置に応じて通路開口面積を変化させる絞りピスト
ンと、この絞りピストンを通路開口面積を縮小させる方
向に付勢する付勢スプリングとを備え、前記絞りピスト
ンが、ポンプ本体の吐出流量に応じた力を受けて、この
力と前記付勢スプリングによる力のバランスによって進
退動作するようになったものにおいて、前記可変絞りの
付勢スプリングを、ばね剛性の低い第1段スプリング
と、この第1段スプリングよりもばね剛性の高い第2段
スプリングとが直列に配置された構成とした。
昇して設定値以上になると、まず、可変絞りが開口面積
を最大にしたままでドレーン弁が作動し、第1段の設定
吐出流量が得られるようになる。ポンプ本体の回転数が
さらに上昇して別の設定値以上になると、可変絞りの絞
りピストンがポンプ本体の吐出流量に応じた力を受けて
第1段スプリングを押し縮めながら後退し、吐出通路の
開口面積を縮小して同通路からの吐出流量を減少させ
る。そして、ポンプ本体の回転数がさらに別の設定値以
上に上昇すると、第1段スプリングの縮み変位が停止し
て吐出流量の減少が停止し、その後さらなるポンプ本体
の回転数の上昇によって第2段スプリングが押し縮めら
れ、可変絞りの開口面積が僅かずつ縮小される。これに
より、ドレーン弁の追従遅れ等による吐出流量の増大分
を相殺するように流量が減少せしめられ、結果として吐
出流量がポンプ本体の回転数の上昇に関係なく第2段の
設定吐出流量に維持される。
スプリングに、第1段スプリングの縮み方向の変位を規
制する変位規制部材を付設した。第1段スプリングの縮
み方向の変位が変位規制部材によって確実に規制される
ため、第1段スプリングの変位が完全に停止した後に第
2段スプリングを変位させることが可能になる。
規制部材を、第1段スプリングと第2段スプリングの間
に介装されるフランジ部と、このフランジ部から第1段
スプリングを貫通する方向に延出して、絞りピストンが
設定量後退変位したときに絞りピストンの収容穴の底壁
に当接するピン部とを有する構成とした。絞りピストン
に作用するポンプ本体の吐出流量に応じた力が次第に高
まると、まず、フランジ部に当接した第1段スプリング
が縮み変位し、第1段スプリングが設定量縮み変位する
と、ピン部が収容穴の底壁に当接して第1段スプリング
の縮み変位を規制する。この後には第1段スプリングの
変位が完全に停止し、第2段スプリングのみがフランジ
部を介して縮み変位するようになる。
第2段スプリングを皿ばねによって構成した。
第2段スプリングをコイルばねによって構成した。
基づき、図2中の実線を参照して説明する。
蔵したベーンポンプ11(容積型ポンプ)の一部の断面
を示すものである。このベーンポンプ11は、例えば自
動車のパワーステアリング装置の油圧源等として用いら
れ、油圧機器に対し駆動源の回転速度に応じた2種の異
なる吐出流量を提供する。つまり、このベーンポンプ1
1は回転数の変動するエンジン等を駆動源とし、低回転
域では比較的大きい第1段の設定吐出流量を得られ、高
回転域ではそれよりも小さい第2段の設定吐出流量を得
られるように流量制御されるようになっている。
係される駆動軸であり、13,14は、ポンプハウジン
グを成すハウジング本体と軸受ケース、15は、ハウジ
ング本体13内に収容されるベーンポンプ11のポンプ
本体、16は、軸受ケース14に形成された吸入通路、
17は、軸受ケース14に形成されて吐出通路の一部を
成す吐出孔である。また、18,19は、軸受ケース1
4内に配置されたメタル軸受とオイルシールである。
たロータ20と、このロータ20の外周に放射状に進退
自在に配置された複数枚のベーン21と、ロータ20の
外周側に配置され略隋円状の内周面を有するカムリング
22と、ロータ20及びカムリング22の両側に配置さ
れたサイドプレート23(図面上においては、一方のサ
イドプレート23のみが示され、他方のサイドプレート
は省略されている。)とを備え、ロータ20がベーン2
1の先端部をカムリング22の内周面に摺接させて回転
すると、そのときに隣接するベーン21間の容積が増減
して連続的にポンプ作用を為すようになっている。この
ポンプ本体15の基本構造は周知のものであり、その構
造の詳細は、例えば、ドイツ特許出願DE443359
8A1等に示されている。
プ本体15内の吸入領域と吐出領域に夫々連通する吸入
ポート(図示せず。)と吐出ポート24a,24bが形
成されている。吸入ポートは軸受ケース14の吸入通路
16に直接連通し、吐出ポート24a,24bはハウジ
ング本体13とポンプ本体15の間に形成された環状の
圧力室25に連通し、さらにこの圧力室25と後述する
可変絞り26等を介して吐出孔17に連通している。
プレート23の外周域の圧力室25に向かって直接広く
開口しているが、他方の吐出ポート24bは、軸受ケー
ス14の端面に向かってサイドプレート23を軸方向に
貫通した後に、そこから略直角に屈曲して圧力室25に
開口する屈曲通路形状となっている。
前記他方の吐出ポート24bの屈曲部の臨む位置には収
容穴27が形成されており、この収容穴27には有底円
筒状の絞りピストン28が摺動自在に嵌入され、その絞
りピストン28の端面に吐出ポート24bの屈曲部の吐
出動圧が作用するようになっている。また、軸受ケース
14には、圧力室25と吐出孔17を接続する接続孔2
9が形成されており、その接続孔29の吐出孔17側の
端部に対し前記収容穴27が交差するようになってい
る。つまり、前記絞りピストン28の先端部は、同ピス
トン28の進退位置に応じて吐出孔17の開口面積を変
化させるようになっている。また、収容穴27内には、
絞りピストン28をサイドプレート23方向に付勢する
付勢スプリングユニット30が収容されている。この実
施例の場合、可変絞り26は絞りピストン28とこの付
勢スプリングユニット30によって構成されている。こ
の付勢スプリングユニット30の詳細については後に説
明する。
記一方の吐出ポート24aの近傍部には別の収容穴31
が形成されており、この収容穴31にはドレーンピスト
ン32が摺動自在に収容されると共に、このドレーンピ
ストン32を圧力室25方向に付勢するリターンスプリ
ング33が収容されている。そして、この収容穴31の
周壁のうちの、圧力室25側の開口部近傍部には、吸入
通路16に連通するドレーン通路34が開口形成され、
底壁近傍部には、吐出孔17に連通する圧力導入通路3
5が開口形成されている。ドレーン通路34の開口部は
ドレーンピストン32の進退動作によって圧力室25側
に開閉されるようになっており、圧力導入通路35は、
ドレーンピストン32によって収容穴31内に隔成され
る背室36に常時連通するようになっている。したがっ
て、ドレーンピストン32は、圧力室25と吐出孔17
の圧力差、即ち、可変絞り26の前後差圧に応動してド
レーン通路34を開閉し、それによって圧力室25から
の作動液の排出流量を制御する。尚、この実施例におい
ては、ドレーンピストン32、リターンスプリング3
3、ドレーン通路34、圧力導入通路35等が本発明に
おけるドレーン弁37を構成している。
ングユニット30は、ばね剛性の低い第1段スプリング
38と、この第1段スプリング38よりもばね剛性の高
い第2段スプリング39と、第1段スプリング38の縮
み方向の変位を規制する変位規制部材40とによって構
成されている。第1段スプリング38と第2段スプリン
グ39は収容穴27の底壁と絞りピストン28の底壁の
間に直列に配置され、第1段スプリング38が収容穴2
7の底壁に、第2段スプリング39が絞りピストン28
の底壁に夫々当接するようになっている。そして、この
実施例の場合、第1段スプリング38はコイルばねによ
り、第2スプリング39は皿ばねにより夫々構成されて
いる。また、変位規制部材40は、第1段スプリング3
8と第2段スプリング39の間に介装されるフランジ部
41と、このフランジ部41から第2段スプリング39
の内部を貫通する方向に延出するピン部42とを備えて
いる。そして、このピン部42の軸長は、絞りピストン
28の後退動作によって第1段スプリング38が設定量
縮み変位したときに、ピン部42の先端が収容穴27の
底壁に当接するように設定されている。
途中には周知のリリーフ弁が介装され、このリリーフ弁
によって吐出孔17内の圧力の異常上昇を防止するよう
になっている。この技術は、例えば、米国特許明細書U
S−PS5098259が知られている。
接続孔29と吐出孔17が吐出通路を構成し、圧力室2
5と可変絞り26とドレーン弁37が絞り(可変絞り2
6)の開口面積に応じた吐出流量を得る定流量回路を構
成している。
が停止してポンプ本体15がポンプ作用を為さないとき
には、可変絞り26の絞りピストン28とドレーン弁3
7のドレーンピストン32は夫々サイドプレート23に
当接するまで前進して、吐出孔17の開口面積を最大に
すると共に、ドレーン通路34を完全に閉じている。
ンプ本体15がポンプ動作を開始し、ポンプ本体15の
吐出ポート24a,24bから吐出された作動液が圧力
室25、接続孔29、可変絞り26を順次通って吐出孔
17へと導出される。このとき、ポンプ本体15の回転
数が設定値a(図2参照。)に達するまでは、圧力室2
5内の静圧も吐出ポート24bの動圧も共に小さいた
め、絞りピストン28とドレーンピストン32は作動せ
ず、吐出孔17からの吐出流量はポンプ本体15の回転
数に比例して増大する。
aに達し、可変絞り26の前後差圧がある圧以上になる
と、ドレーンピストン32が後退して圧力室25内の余
剰分の作動液をドレーン通路34に排出し、吐出孔17
での吐出流量を第1段の設定吐出流量q1に維持する。
設定値bに達するまでつづき、その回転数が設定値bに
達して吐出ポート24bでの吐出動圧がある値以上にな
ると、その吐出動圧が絞りピストン28を後退させて、
付勢スプリングユニット30の第1段スプリング38を
縮み方向に変位させる。そして、絞りピストン28が後
退変位すると、その変位に応じて吐出孔17の開口面積
が狭められ、ポンプ本体15の回転数がさらに次の設定
値cに達するまでは、吐出孔17からの吐出流量がポン
プ本体15の回転数の上昇に比例して減少する。
定値cに達すると、変位規制部材40のピン部42の先
端が収容穴27の底壁に当接して、それ以降の第1段ス
プリング38の縮み方向の変位が規制される。このた
め、この後にポンプ本体15の回転数がさらに上昇する
と、吐出動圧による荷重は絞りピストン28と変位規制
部材40の間で直接第2段スプリング39に作用するよ
うになる。したがって、ポンプ本体15の回転数が設定
値c以上になると、第2段スプリング39が縮み方向に
僅かずつ変位して絞りピストン28が次第に後退するよ
うになり、その結果、絞りピストン28がさらに吐出孔
17の開口面積を僅かずつ減少させ、吐出流量を減少さ
せる方向に制御する。
c以上になったときに、吐出孔17の開口面積が一定で
あれば、ドレーンピストン32の応答遅れ等によって図
2中の破線で示すように吐出流量が僅かずつ増大するよ
うになるが、このベーンポンプ11においては、上述の
ようにポンプ本体15の回転数が設定値c以上になった
ところで、絞りピストン28がさらに僅かずつ後退して
吐出孔17の開口面積を減少させるため、第2段の設定
吐出流量q2に対する上記増大分はこの絞りピストン2
8のさらなる後退作動によって相殺される。したがっ
て、ポンプ本体15の回転数が設定値c以上になった後
の吐出流量は、図2中の実線で示すようにほぼ第2段の
設定吐出流量q2に維持される。
は、ポンプ本体15が低回転域にあるときには第1段の
設定吐出流量q1を、高回転域にあるときには第2段の
設定吐出流量q2を夫々正確に得ることができる。よっ
て、このベーンポンプ11を用いた場合には、ポンプ本
体15が低回転域、高回転域のいずれにあるときにも油
圧機器を所望通りに正確に作動させることができる。
可変絞り26に第1段スプリング38の縮み方向の変位
を規制する変位規制部材40が設けられているため、ポ
ンプ本体15の回転が設定値cを越える高回転域におい
て専ら第2段スプリング39のばね力のみを利用するこ
とができ、したがって、高回転域での絞りピストン28
の作動の設定が容易になり、所望の流量特性を容易に得
ることが可能になる。
プリング39として皿ばねを用いるようにしているた
め、収容穴26内での第2段スプリング39の占有スペ
ースが小さくなり、付勢スプリングユニット30の小型
化、ひいては、可変絞り26の小型化が可能になる。
に限るものではなく、例えば、第2段スプリング39
は、皿ばねに限らずコイルばねであっても良い。このよ
うにコイルばねを用いた場合には、製造が容易であるこ
とから低コスト化が可能になるうえ、コイルばねの荷重
−変位特性がリニアであることから高回転域での流量特
性の設定がより容易になる。また、容積型ポンプの形態
はベーンポンプに限らず、プランジャポンプやギヤポン
プ等であっても良い。
ストン28を作動させるための、ポンプ本体15の吐出
流量に応じた力として吐出ポート24b部分の動圧を用
いたが、例えば、ポンプ本体15からの全吐出流量の通
過する絞りを設け、この絞りの前後差圧によって絞りピ
ストン28を作動させるようにしても良い。この場合に
も、絞りの前後差圧はポンプ本体15の吐出流量に応じ
て増減変化するため、絞りピストン28はポンプ本体1
5が設定回転数になったところで作動する。
うに、定流量回路A中の絞りを可変絞り26としたが、
図4に示すように、定流量回路A中の絞りを固定絞りa
として、吐出通路bの定流量回路Aよりも後流側に別に
可変絞り26を設けるようにしても良い。
りの付勢スプリングを、ばね剛性の低い第1段スプリン
グと、この第1段スプリングよりもばね剛性の高い第2
段スプリングとが直列に配置された構成とし、ポンプ本
体の回転数上昇時に、最初にばね剛性の低い第1段スプ
リングの縮み変位によって可変絞りの開口面積を充分に
小さくして吐出流量を第2段の設定吐出流量まで低下さ
せた後に、ばね剛性の高い第2段スプリングが縮み変位
して吐出流量を僅かずつ減少させるようにしたため、高
回転域でのドレーン弁の追従遅れ等による吐出流量の増
大分を、第2段スプリングの作動に伴う吐出流量の減少
によって相殺することができ、その結果、高回転域での
吐出流量をポンプ本体の回転数の上昇に関係なく第2段
の設定吐出流量に正確に維持することができる。
スプリングに、第1段スプリングの縮み方向の変位を規
制する変位規制部材を付設したため、第1段スプリング
の変位を変位規制部材で完全に停止させた後に第2段ス
プリングを変位させることができる。したがって、この
発明によれば、高回転域においてばね剛性の高い第2段
スプリングのみを変位させて所望通りの流量特性を容易
に得ることが可能になる。
規制部材を、第1段スプリングと第2段スプリングの間
に介装されるフランジ部と、このフランジ部から第1段
スプリングを貫通する方向に延出して、絞りピストンが
設定量後退変位したときに絞りピストンの収容穴の底壁
に当接するピン部とを有する構成としたため、上記の流
量特性を極めて簡単な構造によって得ることが可能にな
り、その結果、製造コストの低減を図ることが可能にな
る。
第2段スプリングを、小型でありながら比較的大きなば
ね力を得ることのできる皿ばねによって構成したため、
可変絞りの小型化を図ることができるという利点があ
る。
第2段スプリングを、製造が容易で、荷重−変位特性が
リニアであるコイルばねによって構成したため、製造コ
ストの低減を図ることができるうえ、流量特性の設定が
容易になるという利点がある。
ンプの吐出流量−回転数特性を示すグラフ。
Claims (5)
- 【請求項1】 吐出通路に、絞りの前後差圧に応じてド
レーン弁を開閉作動させてこの絞りの開口面積に応じた
定流量を得る定流量回路を介装し、この定流量回路内の
絞りを可変絞りにし、または、吐出通路の前記定流量回
路よりも後流側に可変絞りを設け、この可変絞りの開口
面積を変化させることによって吐出通路から吐出される
作動液の流量を可変制御する容積型ポンプの流量制御装
置であって、 前記可変絞りが、進退位置に応じて通路開口面積を変化
させる絞りピストンと、この絞りピストンを通路開口面
積を縮小させる方向に付勢する付勢スプリングとを備
え、前記絞りピストンが、ポンプ本体の吐出流量に応じ
た力を受けて、この力と前記付勢スプリングによる力の
バランスによって進退動作するようになったものにおい
て、 前記可変絞りの付勢スプリングを、ばね剛性の低い第1
段スプリングと、この第1段スプリングよりもばね剛性
の高い第2段スプリングとが直列に配置された構成とし
たことを特徴とする容積型ポンプの流量制御装置。 - 【請求項2】 前記付勢スプリングに、前記第1段スプ
リングの縮み方向の変位を規制する変位規制部材を付設
したことを特徴とする請求項1に記載の容積型ポンプの
流量制御装置。 - 【請求項3】 前記変位規制部材を、第1段スプリング
と第2段スプリングの間に介装されるフランジ部と、こ
のフランジ部から第1段スプリングを貫通する方向に延
出して、絞りピストンが設定量後退変位したときに絞り
ピストンの収容穴の底壁に当接するピン部を有する構成
としたことを特徴とする請求項2に記載の容積型ポンプ
の流量制御装置。 - 【請求項4】 前記第2段スプリングを皿ばねによって
構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記
載の容積型ポンプの流量制御装置。 - 【請求項5】 前記第2段スプリングをコイルばねによ
って構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか
に記載の容積型ポンプの流量制御装置。
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