JPH11138046A - 微細鉄粉除去装置 - Google Patents

微細鉄粉除去装置

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JPH11138046A
JPH11138046A JP9327036A JP32703697A JPH11138046A JP H11138046 A JPH11138046 A JP H11138046A JP 9327036 A JP9327036 A JP 9327036A JP 32703697 A JP32703697 A JP 32703697A JP H11138046 A JPH11138046 A JP H11138046A
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JP
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tube
rod
iron powder
fine iron
pipe
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JP9327036A
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Tadahiko Yokoe
忠彦 横江
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 食品工業、化学工業、窯業等の原材料に混入
している微細鉄粉を原材料から容易に除去することがで
きるとともに、耐久性を有する微細鉄粉除去装置を提供
すること。 【解決手段】 原材料供給路に配設される本体1内に位
置する非磁性体材料で構成した複数本の管体21と、各
管体21を保持する隔壁22と、各管体21に連通する
とともに、管体21と略同長の筒体26と、管体21内
と筒体26内の間を摺動する磁気エレメント23と、各
磁気エレメント23の端部を固定した連結板24と、磁
気エレメント23を管体21内と筒体26内のいずれか
に選択的に位置させるために連結板24を移動操作する
ロッド25とで構成したマグネット体2の管体21を素
材の丸棒の中心を穿孔して形成した有底部材で構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品工業、化学工
業、窯業等の原材料に混入している微細鉄粉を原材料か
ら除去するため、原材料供給路の途中に配設して使用さ
れる微細鉄粉除去装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本件出願人は、先に、食品工業、化学工
業、窯業等の原材料に混入している微細鉄粉を原材料か
ら除去するため、原材料供給路の途中に設置して用いる
微細鉄粉除去装置を提案した(例えば、特開平7ー24
355号公報参照)。この微細鉄粉除去装置は、微細鉄
粉が混入した原材料を導入する流入口及び原材料を排出
する流出口を有し、原材料供給路に配設される本体内に
位置する非磁性体材料で構成した複数本の管体と、各管
体を保持する隔壁と、各管体に連通するとともに、管体
と略同長の筒体と、管体内と筒体内の間を摺動する磁気
エレメントと、各磁気エレメントの端部を固定した連結
板と、磁気エレメントを管体内と筒体内のいずれかに選
択的に位置させるために連結板を移動操作するロッドと
で構成したマグネット体を備え、磁気エレメントを管体
内に位置させた状態で原材料に混入している微細鉄粉を
管体の表面に吸着させることによって、微細鉄粉を原材
料から除去するようにしている。
【0003】ところで、この微細鉄粉除去装置の磁気エ
レメントを収容する管体は、原材料が管体内に流入する
ことがないように、非磁性体材料からなるパイプ部材の
底部に、同じ材料からなる底板を溶接等により取り付け
ることにより、閉鎖するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにパイプ部材の底部に底板を溶接等により取り付けて
構成した管体は、長期間の使用により、管体の周囲を流
動する原材料による摩耗作用や腐食作用を受け、ピンホ
ールが形成されたり、底板が離脱し、高価な磁気エレメ
ントが錆びたり、腐食するという問題点があった。
【0005】本発明は上記の微細鉄粉除去装置の問題点
に鑑み、食品工業、化学工業、窯業等の原材料に混入し
ている微細鉄粉を原材料から容易に除去することができ
るとともに、耐久性を有する微細鉄粉除去装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の微細鉄粉除去装置は、微細鉄粉が混入した
原材料を導入する流入口及び原材料を排出する流出口を
有し、原材料供給路に配設される本体内に位置する非磁
性体材料で構成した複数本の管体と、各管体を保持する
隔壁と、各管体に連通するとともに、管体と略同長の筒
体と、管体内と筒体内の間を摺動する磁気エレメント
と、各磁気エレメントの端部を固定した連結板と、磁気
エレメントを管体内と筒体内のいずれかに選択的に位置
させるために連結板を移動操作するロッドとで構成した
マグネット体を備えた微細鉄粉除去装置において、管体
を素材の丸棒の中心を穿孔して形成した有底部材で構成
したことを特徴とする。
【0007】この微細鉄粉除去装置は、微細鉄粉が混入
した食品工業、化学工業、窯業等の原材料が本体内を通
過するとき原材料に混入している微細鉄粉を内部に磁気
エレメントを配設した非磁性体材料で構成した複数本の
管体の表面に吸着させることによって、原材料から微細
鉄粉を除去する。そして、メンテナンスの際には、必要
に応じて、マグネット体を本体から分離し、磁気エレメ
ントを管体内から筒体内に移動させて管体の表面に磁力
が作用しないようにした後、管体を洗浄液で洗い流すこ
と等により管体の表面に吸着された微細鉄粉を容易かつ
完全に除去する。この場合、管体を素材の丸棒の中心を
穿孔して形成した有底部材で構成するようにしているた
め、長期間の使用により、管体が、管体の周囲を流動す
る原材料による摩耗作用や腐食作用を受けても、ピンホ
ールが形成されたり、底板が離脱し、高価な磁気エレメ
ントが錆びたり、腐食することがなく、装置の耐久性を
向上することができる。
【0008】この場合において、管体の隔壁による保持
部の肉厚が厚くなるように、保持部の外径を大きく形成
することができる。
【0009】これにより、管体を隔壁に溶接して保持す
る場合に、管体に欠陥が生じることがなく、管体の溶接
部分の強度が向上し、装置の耐久性を向上することがで
きる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の微細鉄粉除去装置
の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0011】図1〜図5に本発明の微細鉄粉除去装置の
一実施例を示す。この微細鉄粉除去装置は、略円筒状を
した本体1と、本体1に分離可能に装着されるマグネッ
ト体2と、マグネット体2を構成する磁気エレメント2
3を連結板24及びロッド25を介して移動させる駆動
機構3とで構成するようにしている。
【0012】本体1には、本体1を食品工業、化学工
業、窯業等の原材料供給路の途中に配設して使用するた
め、フランジ状の原材料を導入する流入口11及び原材
料を排出する流出口12を形成するとともに、本体1の
上部にはマグネット体2を装着するためのフランジ状の
開口部13を、また、本体1の下部には点検蓋15を装
着するためのフランジ状の開口部14を、それぞれ形成
する。
【0013】本体1に装着されるマグネット体2は、マ
グネット体2を本体1に装着したとき本体1内に位置す
る非磁性体材料、例えば、ステンレススチール、合成樹
脂等で構成した複数本の管体21と、各管体21を保持
する隔壁22と、各管体21に連通するとともに、隔壁
22の周縁を上方に延出した筒体22aと分離可能な、
管体21と略同長の筒体26と、管体21内と筒体26
内の間を摺動する磁気エレメント23と、各磁気エレメ
ント23の端部を固定した連結板24と、磁気エレメン
ト23を管体21内と筒体26内のいずれかに選択的に
位置させるために連結板24を移動操作するロッド25
と、ロッド25の先端に設けた把持部25a等から構成
する。
【0014】この場合において、磁気エレメント23を
収容する管体21は、原材料が管体内に流入することが
ないように、また、長期間の使用により、管体21が、
管体21の周囲を流動する原材料による摩耗作用や腐食
作用を受けても、従来の微細鉄粉除去装置の管体のよう
に、ピンホールが形成されたり、底板が離脱し、高価な
磁気エレメント23が錆びたり、腐食することがないよ
うに、図9に示すように、管体21を、非磁性体材料、
例えば、ステンレススチール、合成樹脂等の素材からな
る丸棒の中心をドリル等により穿孔して形成した有底部
材で構成するようにしている。
【0015】ところで、管体21の隔壁22への保持
は、管体21を隔壁22に穿設した透孔に溶接、接着、
焼きばめ等することにより行い、本体1と筒体26とが
連通しないように、すなわち、原材料が筒体26内に流
入しないようにするが、特に、管体21を隔壁22に溶
接して保持する場合には、溶接により管体21に欠陥が
生じることがないように、管体21の隔壁22による保
持部21aの肉厚tが他の部分の肉厚tより厚くなるよ
うにする。これは、管体21を製造する際に、素材の丸
棒の外周を部分的に切削することにより、保持部21a
の外径D0を他の部分の外径Dより、例えば、1mm程
度大きく形成して、管体21の保持部21aの肉厚t0
を他の部分の肉厚tより厚く、例えば、管体21の保持
部21aの肉厚t0を1mmに、その他の部分の肉厚t
を0.5mmになるようにする。
【0016】図10〜図12に、管体21を隔壁22に
溶接するために使用する溶接装置の一例を示す。この溶
接装置は、溶接装置本体4と制御部5とからなる。溶接
装置本体4は、隔壁22に形成した透孔を貫通して配設
した管体21の外周面を回転軸として回転する円筒形状
の内管41及び外管42とからなる回転体40と、この
回転体40の下端部に配設され、隔壁22の表面に当接
して回転体40の下端と隔壁22の表面との距離を一定
に保持する当接部材46と、回転体40内に回転体40
とは電気的に絶縁して配設した銅等の電気導体により形
成したTIG溶接用の不活性ガス供給管44と、不活性
ガス供給管44の先端に、管体21の隔壁22との接触
部、すなわち、保持部(溶接部)21aを指向するよう
に配設したタングステン等の減耗性の材料により形成し
たTIG溶接用の溶接電極45と、回転体40を回転す
るモータ47とから構成される。
【0017】この場合において、回転体40を構成する
円筒形状の内管41と外管42の間には、必要に応じ
て、スペーサ43を配設し、このスペーサ43により先
端に溶接電極45を配設した不活性ガス供給管44を支
持するようにする。また、内管41及び外管42を固定
し、モータ47の回転駆動力を内管41及び外管42に
伝える回転体40の上端部材48は、溶接装置本体4の
固定側49に設けたモータ47の回転軸47aに上下方
向に摺動可能に接続することにより、回転体40の下端
と隔壁22の表面との距離を一定に保持できるようにす
る。また、回転体40の下端部に配設した当接部材46
は、回転体40が隔壁22の表面との距離を一定に保持
しながら、管体21を回転軸として円滑に回転するよう
に、回転体40に支持部材46aを介して略等間隔に配
設した複数個の倣いボール46b又は倣いローラにより
構成する。
【0018】また、保持部21aの近傍位置の管体21
内に、管体21の内径と略等しい外径、より具体的に
は、内径−0.5mmの外径を有し、銅等の熱伝導率高
い材料により円柱形状に形成した放熱部材6を配設する
ようにしている。これにより、管体21への溶接入熱を
放熱部材6に速やかに逃がすことができ、隔壁22と隔
壁22に比べて肉厚の薄い管体21の溶接入熱の均衡を
図って、溶接入熱により管体21が溶断することを防止
することができ、隔壁22に比べて肉厚の薄い管体21
を、管体21に欠陥を生じさせることなく溶接すること
ができる。
【0019】なお、ここでは、不活性ガス供給管44を
電気導体により形成し、この先端に溶接電極45を配設
するようにしたが、不活性ガス供給管44内に銅等から
なる導電部材を挿通し、この先端に溶接電極を配設する
等、不活性ガス供給管と溶接電極を分離して構成するこ
ともできる。また、管体21を回転軸として回転する回
転体40は、必ずしも円筒形状の内管41及び外管42
から構成する必要はなく、溶接電極45を、管体21を
回転軸とし、かつ、隔壁22の表面との距離を一定に保
持しながら、保持部21aを指向して回転させることが
できるものであれば、例えば、外管42を省略したり、
内管41及び外管42に代えて、管体21の外周面に当
接しながら自転する回転体又は摺動する摺動体を、等間
隔、例えば、120°又は90°間隔に配設して構成し
たり、回転体40を管体21の内周面を回転軸として回
転するように構成する等、任意の構成を採用することが
できる。
【0020】一方、制御部5は、溶接装置本体4の回転
体40の回転を操作する操作箱51と、溶接条件等を制
御する制御装置52と、TIG溶接機53と、TIG溶
接用のアルゴンガス等の不活性ガスを供給するためのガ
ス調整器54と、ガスボンベ55とから構成される。
【0021】この場合において、溶接装置本体4の回転
体40の回転を操作する操作箱51は、回転体40の回
転の起動及び停止、自動操作及び手動操作の切換、正逆
回転の切換等をボタン操作で行うことができるように構
成されている。
【0022】TIG溶接機53には、汎用のものを使用
することができるが、溶接の溶け込みが深く、溶接電極
45の電気容量が大きくなる等の理由から、溶接電極4
5側を直流マイナス側に設定するようにする。また、隔
壁22と管体21の接触部の溶接の品質及び精度を向上
させるためには、アークの直進性を高めることが重要で
あり、このためには、溶接電流を増加する必要がある。
この場合、隔壁22に比べて肉厚の薄い管体21を、管
体21に欠陥を生じさせることなく溶接することができ
るように、溶接電流には、低周波パルス電流を使用し、
管体21への溶接入熱を減少させることが望ましい。
【0023】この溶接装置を用いて、まず、隔壁22に
形成した透孔を貫通して管体21を配設する。この場
合、隔壁22と管体21は、適宜の補助治具を用いた
り、部分的に仮溶接を行う等により、所定の精度を以て
固定するようにする。管体21の外周面に、この管体2
1を回転軸として回転するように円筒形状の内管41及
び外管42とからなる回転体40を、管体21の上方か
ら装着する。モータ47を駆動することにより、回転体
40を回転させ、これによって、溶接電極45を、管体
21を回転軸とし、かつ、隔壁22の表面との距離を一
定に保持しながら、保持部21aを指向して回転させ
る。これと合わせて、不活性ガス供給管44からTIG
溶接用の不活性ガスを供給、放出し、不活性ガスの雰囲
気を保持部21aの近傍に形成しながら、溶接電極45
に溶接電流を供給することにより、隔壁22と管体21
の接触部をすみ肉溶接する。
【0024】この場合、保持部21aの近傍位置の管体
21内に管体21の内径と略等しい外径を有する放熱部
材6を配設することにより、管体21への溶接入熱を放
熱部材6に速やかに逃がすことができ、溶接入熱により
管体21が溶断することを防止することができる。ま
た、溶接電極45側を直流マイナス側に設定することに
より、溶接の溶け込みを深くするとともに、溶接電極4
5の電気容量を大きくすることができる。また、溶接電
流に低周波パルス電流を使用することにより、管体21
への溶接入熱を減少させることができ、隔壁22に比べ
て肉厚の薄い管体21を、管体21に欠陥を生じさせる
ことなく溶接することができる。なお、この効果は、逆
に、管体21に比べて隔壁22の肉厚が薄い場合にも発
揮され、隔壁22に欠陥を生じさせることなく溶接を行
うことができるものとなる。
【0025】ところで、管体21は、本実施例において
は、7本の有底の管状体を千鳥状に配設して構成してい
るが、管体21の形状、本数及び配列は適宜選択でき、
これに限定されるものではない。磁気エレメント23
は、複数のマグネット23aと、このマグネット23a
を固定するロッド23bから構成し、管体21の全長と
略同じ長さに形成する。複数本の磁気エレメント23
は、その端部を略円形状の連結板24にボルト23cに
より固定し、ロッド25を介して把持部25aを操作す
ることにより、すべての磁気エレメント23を管体21
内と筒体26内のいずれかに一括して選択的に位置させ
ることができるようにする。この場合において、磁気エ
レメント23を管体21内と筒体26内のいずれかに選
択的に位置させ、その状態を保持する固定具(図示省
略)を適宜箇所に配設することが望ましい。固定具とし
ては、例えば、スナップ式の固定具を用い、この固定具
を、例えば、筒体26の端面部材26aと連結板24の
対向する位置に設けることにより行うことが考えられる
が、これに限定されるものではない。
【0026】また、筒体26の端面部材26aとロッド
25の摺動部には、Oリング等のシール部材を配設し、
後述するように、隣接する部材との接続を含めて、筒体
26内を密封状態に保持するように構成することが望ま
しい。これにより、高温多湿な劣悪な環境下に置かれる
微細鉄粉除去装置の磁気エレメント23が、錆びたり、
腐食することを防止することができる。
【0027】本体1の流入口11及び流出口12と原材
料供給路管(図示せず)の接続、本体1の開口部13と
隔壁22の周縁を上方に延出した筒体22aの接続、こ
の筒体22aと筒体26の接続、筒体26と後述の駆動
機構3の支持筒体27の接続、本体1の開口部14と点
検蓋15の接続は、本実施例においては、それぞれの部
材の端面に形成したフランジをシール部材を介して突き
合わせるとともに、両フランジを帯状のクランプで締め
付ける、いわゆるフェルール継手を用いて接続するよう
にしているが、継手の種類は適宜選択でき、接続を簡便
に行うことができるものであればこれに限定されるもの
ではない。
【0028】また、管体21内に位置する磁気エレメン
ト23相互の磁力の作用によって、磁気エレメント23
が管体21の内面に強く押し付けられること等により、
大きな摩擦力が作用しても、ロッド25を強制的に摺動
させることによって、磁気エレメント23の管体21内
から筒体26内への移動操作を、大きな力を要すること
なく円滑に行うことができるようにするための駆動機構
3を配設するようにする。
【0029】この駆動機構3は、図5に詳示するよう
に、筒体26の上部に接続した支持筒体27のブラケッ
ト27aに設けた軸31aにより揺動可能に軸支した操
作杆31と、操作杆31の端部に形成した球状の作用部
31bが嵌入する凹部32cを形成した昇降部材32a
と、昇降部材32aの内方に配設し、所定の自由度をも
って昇降部材32aの昇降に合わせてロッド25に沿っ
て昇降するロッドガイド部材32fと、昇降部材32a
の内方に形成した上方が若干拡開した環状の溝32b内
に嵌入したボール部材32dと、ボール部材32dの離
脱防止部材32eとからなる。
【0030】この駆動機構3は、操作杆31の先端を下
方に押し下げることにより、昇降部材32aの溝32b
内に嵌入したボール部材32dが、ロッド25表面に押
し付けられ、その摩擦力によりロッド25を保持して、
ロッドガイド部材32fと共に、強制的に上方に所定距
離だけ摺動させるものである。そして、操作杆31の先
端を上方に持ち上げるようにすると、昇降部材32aの
溝32b内に嵌入したボール部材32dが、ロッド25
表面に押し付けられることが解除され、ロッド25を残
して、昇降部材32a、ボール部材32d、離脱防止部
材32e及びロッドガイド部材32fが共に、強制的に
下方に所定距離だけ、ロッド25に沿って摺動し、当初
の状態(ただし、ロッド25のみ上方に所定距離だけ摺
動した状態となっている。)に復帰する。そして、操作
杆31の先端を下方に押し下げる操作と、上方に持ち上
げる操作を繰り返すことにより、少しずつロッド25を
上方に摺動させることによって、磁気エレメント23の
管体21内から筒体26内への移動操作が、大きな力を
要することなく円滑に行うことができるものとなる。な
お、磁気エレメント23の筒体26内から管体21内へ
の移動操作は、ロッド25の先端に設けた把持部25a
を押し下げることにより、大きな力を要することなく円
滑に行うことができる。
【0031】この駆動機構3によれば、ロッド25を特
殊な形状に加工する必要がなくなり、加工コストを低廉
にできるとともに、ロッド25の摩耗がなく、装置の耐
久性を向上することができるものとなる。また、ロッド
25の表面が滑らかな状態に維持できるため、筒体26
内を密封状態に容易に保持することができるものとな
る。
【0032】駆動機構3は、ロッド25を保持して強制
的に摺動させることができる機構であれば本実施例のも
のに限定されず、例えば、図6〜図8に示すような駆動
機構3を適用することができる。
【0033】このうち、図6に示す駆動機構3は、筒体
26の上部に接続した支持筒体27のブラケット(図示
省略)に設けた軸31aにより揺動可能に軸支した操作
杆31と、操作杆31の端部に形成した軸状の作用部3
1bが嵌入する長孔33dを形成したカム部材33b
と、カム部材33bを軸33cにより揺動可能に軸支し
ロッド25に沿って昇降するロッドガイド部材33a
と、ロッドガイド部材33aを下方に向けて付勢するバ
ネ部材33eとからなる。
【0034】この駆動機構3は、操作杆31の先端を下
方に押し下げることにより、カム部材33bが、ロッド
25表面に押し付けられ、その摩擦力によりロッド25
を保持して、ロッドガイド部材33aと共に、強制的に
上方に所定距離だけ摺動させるものである。そして、操
作杆31の先端を上方に持ち上げるようにすると、カム
部材33bが、ロッド25表面に押し付けられることが
解除され、ロッド25を残して、ロッドガイド部材33
a及びカム部材33bが共に、強制的に下方に所定距離
だけ、ロッド25に沿って摺動し、当初の状態(ただ
し、ロッド25のみ上方に所定距離だけ摺動した状態と
なっている。)に復帰する。そして、操作杆31の先端
を下方に押し下げる操作と、上方に持ち上げる操作を繰
り返すことにより、少しずつロッド25を上方に摺動さ
せることによって、磁気エレメント23の管体21内か
ら筒体26内への移動操作が、大きな力を要することな
く円滑に行うことができるものとなる。なお、この駆動
機構3の奏するその他の作用は、上記実施例の駆動機構
3と同様である。
【0035】また、図7に示す駆動機構3は、筒体26
の上部に接続した支持筒体27のブラケット(図示省
略)に設けた軸31aにより揺動可能に軸支した操作杆
31と、操作杆31の端部に形成した軸状の作用部31
bに軸支しロッド25に沿って昇降するロッドガイド部
材34aと、ロッドガイド部材34aを下方に向けて付
勢するバネ部材34bとからなる。
【0036】この駆動機構3は、操作杆31の先端を下
方に押し下げることにより、ロッドガイド部材34a
が、ロッド25表面に押し付けられ、その摩擦力により
ロッド25を保持して、強制的に上方に所定距離だけ摺
動させるものである。そして、操作杆31の先端を上方
に持ち上げるようにすると、ロッドガイド部材34a
が、ロッド25表面に押し付けられることが解除され、
ロッド25を残して、ロッドガイド部材34aが、強制
的に下方に所定距離だけ、ロッド25に沿って摺動し、
当初の状態(ただし、ロッド25のみ上方に所定距離だ
け摺動した状態となっている。)に復帰する。そして、
操作杆31の先端を下方に押し下げる操作と、上方に持
ち上げる操作を繰り返すことにより、少しずつロッド2
5を上方に摺動させることによって、磁気エレメント2
3の管体21内から筒体26内への移動操作が、大きな
力を要することなく円滑に行うことができるものとな
る。なお、この駆動機構3の奏するその他の作用は、上
記実施例の駆動機構3と同様である。
【0037】また、図8に示す駆動機構3は、ラック・
ピニオン機構を用いて、ロッド25を保持して強制的に
摺動させることができるようにしたもので、筒体26の
上部に接続した支持筒体27に軸支し、ハンドル(図示
省略)によって回転駆動される駆動軸35bにピニオン
35aを配設し、ロッド25にピニオン35aに噛合す
るラック25bを形成するようにしたものである。
【0038】この駆動機構3は、支持筒体27に軸支し
た駆動軸35bを介してピニオン35aを回転駆動する
ことにより、ピニオン35aと噛合するラック25bを
形成したロッド25を保持して、強制的に上方に摺動さ
せるものである。
【0039】上記のように構成した微細鉄粉除去装置
は、通常、食品工業、化学工業、窯業等の原材料に混入
している微細鉄粉を原材料から除去するため、原材料供
給路の途中に配設して使用するが、原材料が本体1内を
通過するとき原材料に混入している微細鉄粉を内部に磁
気エレメント23を配設した非磁性体材料で構成した複
数本の管体21の表面に吸着させることによって、原材
料から微細鉄粉を除去する。この場合、管体21を素材
の丸棒の中心を穿孔して形成した有底部材で構成するよ
うにしているため、長期間の使用により、管体21が、
管体21の周囲を流動する原材料による摩耗作用や腐食
作用を受けても、ピンホールが形成されたり、底板が離
脱し、磁気エレメント23が錆びたり、腐食することが
ない。また、管体21の隔壁22による保持部21aの
肉厚が厚くなるように、保持部21aの外径を大きく形
成することにより、管体21を隔壁22に溶接して保持
する場合に、管体21に欠陥が生じることがない。そし
て、管体21の表面に吸着された微細鉄粉の量が増大し
てくると微細鉄粉の吸着能力が低下するため、定期的に
管体21の表面に吸着された微細鉄粉を除去する必要が
あるが、このメンテナンスの際には、原材料の供給を停
止した後、本体1からマグネット体2を分離する。そし
て、ロッド25及び連結板24を介して磁気エレメント
23を管体21内から筒体26内に摺動させて管体21
の表面に磁力が作用しないようにした後、管体21を洗
浄液で洗い流すこと等により管体21の表面に吸着され
た微細鉄粉を除去する。この場合、管体21内に位置す
る磁気エレメント23相互の磁力の作用によって、磁気
エレメント23が管体21の内面に強く押し付けられる
こと等により、大きな摩擦力が作用することとなるが、
ロッド25を保持して強制的に摺動させる駆動機構3に
より、ロッド25を強制的に摺動させることによって、
磁気エレメント23の管体21内から筒体26内への移
動操作を、大きな力を要することなく円滑に行うことが
できるものとなる。その後、ロッド25の先端に設けた
把持部25aを押し下げることにより、ロッド25及び
連結板24を介して磁気エレメント23を筒体26内か
ら管体21内に摺動させて管体21表面に磁力が作用す
るようにした後、マグネット体2を本体1に装着して、
メンテナンスを完了する。
【0040】
【発明の効果】本発明の微細鉄粉除去装置によれば、極
めて簡易な構造の微細鉄粉除去装置を用いて、微細鉄粉
が混入した食品工業、化学工業、窯業等の原材料、特に
高粘度の原材料が本体内を通過するとき原材料に混入し
ている微細鉄粉を内部に磁気エレメントを配設した非磁
性体材料で構成した複数本の管体の表面に吸着させるこ
とによって、原材料から微細鉄粉を容易に除去すること
ができるとともに、メンテナンスの際には、必要に応じ
て、マグネット体を本体から分離し、磁気エレメントを
管体を保持する筒体内に摺動させて管体の表面に磁力が
作用しないようにした後、管体を洗浄液で洗い流すこと
等により、マグネット体を本体に装着した状態でも、ま
た、本体から分離した状態でも、管体の表面に吸着され
た微細鉄粉を容易かつ完全に除去することができる。こ
のため、装置の製造及びメンテナンスが容易で、イニシ
ャルコスト及びランニングコストを低廉にすることがで
きる。特に、管体を素材の丸棒の中心を穿孔して形成し
た有底部材で構成するようにしているため、長期間の使
用により、管体が、管体の周囲を流動する原材料による
摩耗作用や腐食作用を受けても、ピンホールが形成され
たり、底板が離脱し、高価な磁気エレメントが錆びた
り、腐食することがなく、装置の耐久性を向上すること
ができる。
【0041】また、管体の隔壁による保持部の肉厚が厚
くなるように、保持部の外径を大きく形成することによ
り、管体を隔壁に溶接して保持する場合に、管体に欠陥
が生じることがなく、管体の溶接部分の強度が向上し、
装置の耐久性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の微細鉄粉除去装置の一実施例を示す正
面図である。
【図2】同上部平面図である。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【図4】図1の要部断面図である。
【図5】駆動機構を示し、(a)は上部平面断面図、
(b)は正面断面図、(c)は(b)要部断面図であ
る。
【図6】駆動機構の変形例を示し、(a)は上部平面断
面図、(b)は正面断面図である。
【図7】駆動機構の変形例を示し、(a)は上部平面断
面図、(b)は正面断面図である。
【図8】駆動機構の変形例を示す正面断面図である。
【図9】管体を示す正面断面図である。
【図10】管体と隔壁を溶接する溶接装置の要部を示す
正面断面図である。
【図11】図10のB−B線断面図である。
【図12】管体と隔壁を溶接する溶接装置の概要を示す
模式図である。
【符号の説明】 1 本体 11 流入口 12 流出口 13 開口部 2 マグネット体 21 管体 22 隔壁 23 磁気エレメント 24 連結板 25 ロッド 26 筒体 3 駆動機構

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微細鉄粉が混入した原材料を導入する流
    入口(11)及び原材料を排出する流出口(12)を有
    し、原材料供給路に配設される本体(1)内に位置する
    非磁性体材料で構成した複数本の管体(21)と、各管
    体(21)を保持する隔壁(22)と、各管体(21)
    に連通するとともに、管体(21)と略同長の筒体(2
    6)と、管体(21)内と筒体(26)内の間を摺動す
    る磁気エレメント(23)と、各磁気エレメント(2
    3)の端部を固定した連結板(24)と、磁気エレメン
    ト(23)を管体(21)内と筒体(26)内のいずれ
    かに選択的に位置させるために連結板(24)を移動操
    作するロッド(25)とで構成したマグネット体(2)
    を備えた微細鉄粉除去装置において、管体(21)を素
    材の丸棒の中心を穿孔して形成した有底部材で構成した
    ことを特徴とする微細鉄粉除去装置。
  2. 【請求項2】 管体(21)の隔壁(22)による保持
    部(21a)の肉厚が厚くなるように、保持部(21
    a)の外径を大きく形成したことを特徴とする請求項1
    記載の微細鉄粉除去装置。
JP9327036A 1997-11-11 1997-11-11 微細鉄粉除去装置 Pending JPH11138046A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010172824A (ja) * 2009-01-29 2010-08-12 Osaka Magnet Roll Seisakusho:Kk 微細鉄粉除去装置
JP2010248731A (ja) * 2009-04-13 2010-11-04 Heiwa Giken Kk パイプ連結機構
CN104258986A (zh) * 2014-10-13 2015-01-07 李静 一种管道除铁器

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