JPH11138415A - ワイヤソー - Google Patents
ワイヤソーInfo
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- JPH11138415A JPH11138415A JP30431097A JP30431097A JPH11138415A JP H11138415 A JPH11138415 A JP H11138415A JP 30431097 A JP30431097 A JP 30431097A JP 30431097 A JP30431097 A JP 30431097A JP H11138415 A JPH11138415 A JP H11138415A
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- Japan
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- wire
- traveling speed
- speed data
- running speed
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- Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 加工用ローラ間のワイヤに急激な張力変動を
生じることがなくて、ワークを高精度に加工することが
できるワイヤソーを提供する。 【解決手段】 複数の加工用ローラ15,16,17間
に所定ピッチで巻回されたワイヤ18を、正方向及び逆
方向に往復走行させながら、ワイヤ18に対しワーク2
2を接触させて、ワーク22に加工を施すようにする。
ワイヤ18の走行速度は、なめらかな曲線にて変化する
ように制御する。その際、所定時間おきの走行速度デー
タを記憶しておき、各制御時点及びそれよりも溯った時
点における複数の走行速度データの平均値を演算して、
その結果得られる平均走行速度データに基づいてワイヤ
18の走行速度を制御する。
生じることがなくて、ワークを高精度に加工することが
できるワイヤソーを提供する。 【解決手段】 複数の加工用ローラ15,16,17間
に所定ピッチで巻回されたワイヤ18を、正方向及び逆
方向に往復走行させながら、ワイヤ18に対しワーク2
2を接触させて、ワーク22に加工を施すようにする。
ワイヤ18の走行速度は、なめらかな曲線にて変化する
ように制御する。その際、所定時間おきの走行速度デー
タを記憶しておき、各制御時点及びそれよりも溯った時
点における複数の走行速度データの平均値を演算して、
その結果得られる平均走行速度データに基づいてワイヤ
18の走行速度を制御する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ワイヤを使用し
て、半導体材料、磁性材料、セラミック等の硬脆材料よ
りなるワークに対し、切断等の加工を施すワイヤソーに
関するものである。
て、半導体材料、磁性材料、セラミック等の硬脆材料よ
りなるワークに対し、切断等の加工を施すワイヤソーに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のワイヤソーにおいては、複数の
加工用ローラが所定間隔おきに配設され、それらのロー
ラの外周には複数の環状溝が所定ピッチで形成されてい
る。また、各加工用ローラ間において、環状溝には1本
のワイヤが順に巻回されている。そして、ワイヤが一定
量だけ正方向に前進及び一定量だけ逆方向に後退を繰り
返して、全体として歩進的に前進するように走行され
る。この状態で、ワイヤ上に遊離砥粒を含むスラリが供
給されながら、そのワイヤに対しワークが押し付け接触
されて、ワークに切断等の加工が施されるようになって
いる。
加工用ローラが所定間隔おきに配設され、それらのロー
ラの外周には複数の環状溝が所定ピッチで形成されてい
る。また、各加工用ローラ間において、環状溝には1本
のワイヤが順に巻回されている。そして、ワイヤが一定
量だけ正方向に前進及び一定量だけ逆方向に後退を繰り
返して、全体として歩進的に前進するように走行され
る。この状態で、ワイヤ上に遊離砥粒を含むスラリが供
給されながら、そのワイヤに対しワークが押し付け接触
されて、ワークに切断等の加工が施されるようになって
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
ワイヤソーにおいては、ワイヤの走行速度が図7の特性
グラフに示すように、ほぼ直線的に増減変更されるよう
になっていた。このため、ワイヤの走行速度の変更点P
1〜P9においては、加工用ローラ間のワイヤに急激な
張力変動が生じて、加工精度に悪影響を及ぼすという問
題があった。
ワイヤソーにおいては、ワイヤの走行速度が図7の特性
グラフに示すように、ほぼ直線的に増減変更されるよう
になっていた。このため、ワイヤの走行速度の変更点P
1〜P9においては、加工用ローラ間のワイヤに急激な
張力変動が生じて、加工精度に悪影響を及ぼすという問
題があった。
【0004】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、加工用ローラ間のワイヤに急激な張力変
動を生じることがなくて、ワークを高精度に加工するこ
とができるワイヤソーを提供することにある。
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、加工用ローラ間のワイヤに急激な張力変
動を生じることがなくて、ワークを高精度に加工するこ
とができるワイヤソーを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明では、複数の加工用ローラ
間にワイヤを所定ピッチで巻回し、そのワイヤを正方向
及び逆方向に往復走行させながら、ワイヤに対しワーク
を接触させて、加工を施すようにしたワイヤソーにおい
て、ワイヤの走行速度変更点の指令データに基づいて補
間で演算される時間毎の複数の走行速度データを有し、
その走行速度データのうち少なくとも、前記走行速度変
更点付近における走行速度データを、その時点を含む近
傍の所定時間内に存在する複数個の走行速度データから
平均演算し、この結果得られる平均走行速度データに基
づいてワイヤの走行速度を制御する制御手段を備えたこ
とを要旨とする。
めに、請求項1に記載の発明では、複数の加工用ローラ
間にワイヤを所定ピッチで巻回し、そのワイヤを正方向
及び逆方向に往復走行させながら、ワイヤに対しワーク
を接触させて、加工を施すようにしたワイヤソーにおい
て、ワイヤの走行速度変更点の指令データに基づいて補
間で演算される時間毎の複数の走行速度データを有し、
その走行速度データのうち少なくとも、前記走行速度変
更点付近における走行速度データを、その時点を含む近
傍の所定時間内に存在する複数個の走行速度データから
平均演算し、この結果得られる平均走行速度データに基
づいてワイヤの走行速度を制御する制御手段を備えたこ
とを要旨とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の一実施形態
を、図1〜図5に基づいて説明する。図1及び図2に示
すように、装置基台11上にはコラム12が立設されて
いる。コラム12の一側には切断機構13がブラケット
14を介して装設されている。この切断機構13は所定
間隔をおいて平行に延びる複数の加工用ローラ15,1
6,17を備え、それらの外周には環状溝15a,16
a,17aが所定ピッチで形成されている。なお、図面
においては理解を容易にするために、環状溝15a,1
6a,17aの数を実際よりも少なく描いてある。
を、図1〜図5に基づいて説明する。図1及び図2に示
すように、装置基台11上にはコラム12が立設されて
いる。コラム12の一側には切断機構13がブラケット
14を介して装設されている。この切断機構13は所定
間隔をおいて平行に延びる複数の加工用ローラ15,1
6,17を備え、それらの外周には環状溝15a,16
a,17aが所定ピッチで形成されている。なお、図面
においては理解を容易にするために、環状溝15a,1
6a,17aの数を実際よりも少なく描いてある。
【0007】前記加工用ローラ15,16,17の各環
状溝15a,16a,17aには、1本の線材よりなる
ワイヤ18が連続的に巻回されている。ブラケット14
には回転方向及び回転速度を変更可能なサーボモータよ
りなるワイヤ走行用モータ19が配設され、このモータ
19により図示しない伝達機構を介して加工用ローラ1
5,16,17が回転される。そして、これらの加工用
ローラ15,16,17の回転によって、ワイヤ18が
所定の走行速度で走行される。このワイヤ18の走行
は、一定量だけ正方向に前進(例えば10m)及び一定
量だけ逆方向に後退(例えば9m)を繰り返し、全体と
して歩進的に前進するように行われる。このために、例
えば図5で示すように、ワイヤの走行速度の変更点P
1,P2,…Paが指令される。
状溝15a,16a,17aには、1本の線材よりなる
ワイヤ18が連続的に巻回されている。ブラケット14
には回転方向及び回転速度を変更可能なサーボモータよ
りなるワイヤ走行用モータ19が配設され、このモータ
19により図示しない伝達機構を介して加工用ローラ1
5,16,17が回転される。そして、これらの加工用
ローラ15,16,17の回転によって、ワイヤ18が
所定の走行速度で走行される。このワイヤ18の走行
は、一定量だけ正方向に前進(例えば10m)及び一定
量だけ逆方向に後退(例えば9m)を繰り返し、全体と
して歩進的に前進するように行われる。このために、例
えば図5で示すように、ワイヤの走行速度の変更点P
1,P2,…Paが指令される。
【0008】前記切断機構13の上方に位置するよう
に、ブラケット14上にはスラリ供給機構20が配設さ
れ、このスラリ供給機構20から加工用ローラ15,1
6,17間のワイヤ18上に、遊離砥粒を含む水性また
は油性のスラリが供給される。スラリ供給機構20の上
方において、コラム12にはワーク支持機構21が上下
動可能に支持され、その下部には硬脆材料よりなるワー
ク22が着脱自在にセットされる。コラム12上にはワ
ーク昇降用モータ23が配設され、このモータ23によ
り図示しないボールスクリュー等を介してワーク支持機
構21が上下動される。
に、ブラケット14上にはスラリ供給機構20が配設さ
れ、このスラリ供給機構20から加工用ローラ15,1
6,17間のワイヤ18上に、遊離砥粒を含む水性また
は油性のスラリが供給される。スラリ供給機構20の上
方において、コラム12にはワーク支持機構21が上下
動可能に支持され、その下部には硬脆材料よりなるワー
ク22が着脱自在にセットされる。コラム12上にはワ
ーク昇降用モータ23が配設され、このモータ23によ
り図示しないボールスクリュー等を介してワーク支持機
構21が上下動される。
【0009】そして、このワイヤソーの運転時には、ワ
イヤ18が切断機構13の加工用ローラ15,16,1
7間で走行されながら、ワーク支持機構21が切断機構
13に向かって下降される。このとき、スラリ供給機構
20からワイヤ18上へ遊離砥粒を含むスラリが供給さ
れるとともに、そのワイヤ18に対しワーク22が押し
付け接触され、ラッピング作用によってワーク22がウ
エハ状に切断加工される。
イヤ18が切断機構13の加工用ローラ15,16,1
7間で走行されながら、ワーク支持機構21が切断機構
13に向かって下降される。このとき、スラリ供給機構
20からワイヤ18上へ遊離砥粒を含むスラリが供給さ
れるとともに、そのワイヤ18に対しワーク22が押し
付け接触され、ラッピング作用によってワーク22がウ
エハ状に切断加工される。
【0010】前記装置基台12上にはリール機構24が
装設され、ワイヤ18を繰り出すための繰出しリール2
5と、ワイヤ18を巻き取るための巻取りリール26と
を備えている。装置基台12には回転方向及び回転速度
を変更可能なサーボモータよりなる一対のリール回転用
モータ27,28が配設され、それらのモータ軸には図
示しない伝達機構を介してリール25,26が連結され
ている。
装設され、ワイヤ18を繰り出すための繰出しリール2
5と、ワイヤ18を巻き取るための巻取りリール26と
を備えている。装置基台12には回転方向及び回転速度
を変更可能なサーボモータよりなる一対のリール回転用
モータ27,28が配設され、それらのモータ軸には図
示しない伝達機構を介してリール25,26が連結され
ている。
【0011】前記装置基台11上にはリール機構24に
隣接してトラバース機構29が装設され、繰出しリール
25からのワイヤ18の繰出し及び巻取りリール26へ
のワイヤ18の巻取りを、上下にトラバースしながら案
内する。そして、前記リール機構24の両リール25,
26の回転により、繰出しリール25から切断機構13
へワイヤ18が繰り出されるとともに、加工後のワイヤ
18が巻取りリール26に巻き取られる。
隣接してトラバース機構29が装設され、繰出しリール
25からのワイヤ18の繰出し及び巻取りリール26へ
のワイヤ18の巻取りを、上下にトラバースしながら案
内する。そして、前記リール機構24の両リール25,
26の回転により、繰出しリール25から切断機構13
へワイヤ18が繰り出されるとともに、加工後のワイヤ
18が巻取りリール26に巻き取られる。
【0012】前記トラバース機構29には、繰出しリー
ル25及び巻取りリール26に隣接して各一対の検出ロ
ーラ33が配設され、それらの検出ローラ33間にはワ
イヤ18が挿通されている。各一対の検出ローラ33に
はエンコーダ34がそれぞれ連結されている。そして、
ワイヤ18の走行に伴い繰出しリール25及び巻取りリ
ール26に対するワイヤ18の繰出しまたは巻取り位置
が変化したとき、ワイヤ18がいずれかの検出ローラ3
3に接触しそのエンコーダ34からワイヤ18の繰出し
位置とトラバース機構の位置ずれに対応する検出信号が
トラバース用モータ(図示しない)へフィードバック信
号として出力される。
ル25及び巻取りリール26に隣接して各一対の検出ロ
ーラ33が配設され、それらの検出ローラ33間にはワ
イヤ18が挿通されている。各一対の検出ローラ33に
はエンコーダ34がそれぞれ連結されている。そして、
ワイヤ18の走行に伴い繰出しリール25及び巻取りリ
ール26に対するワイヤ18の繰出しまたは巻取り位置
が変化したとき、ワイヤ18がいずれかの検出ローラ3
3に接触しそのエンコーダ34からワイヤ18の繰出し
位置とトラバース機構の位置ずれに対応する検出信号が
トラバース用モータ(図示しない)へフィードバック信
号として出力される。
【0013】前記リール機構24と切断機構13との間
には、ダンサ式の張力保持機構30及びガイド機構31
が配設されている。そして、切断機構13の加工用ロー
ラ15,16,17間に巻回されたワイヤ18の両端
が、ガイド機構31の各ガイドローラ32を介して張力
保持機構30のガイドローラ32Aに掛装されている。
また、エンコーダ30Aにより、このガイドローラ32
Aの位置変動量を検出している。この状態で、張力保持
機構30により、加工用ローラ15,16,17間のワ
イヤ18に所定の張力が保持されるとともに、過剰の張
力が吸収されるようになっている。また、エンコーダ3
0Aからの検出信号は、リール回転用モータ27,28
へフィードバック信号として出力され、ワイヤ18に一
定張力を付与するようにワイヤ18の繰出し及び巻取り
制御が行われるようになっている。
には、ダンサ式の張力保持機構30及びガイド機構31
が配設されている。そして、切断機構13の加工用ロー
ラ15,16,17間に巻回されたワイヤ18の両端
が、ガイド機構31の各ガイドローラ32を介して張力
保持機構30のガイドローラ32Aに掛装されている。
また、エンコーダ30Aにより、このガイドローラ32
Aの位置変動量を検出している。この状態で、張力保持
機構30により、加工用ローラ15,16,17間のワ
イヤ18に所定の張力が保持されるとともに、過剰の張
力が吸収されるようになっている。また、エンコーダ3
0Aからの検出信号は、リール回転用モータ27,28
へフィードバック信号として出力され、ワイヤ18に一
定張力を付与するようにワイヤ18の繰出し及び巻取り
制御が行われるようになっている。
【0014】次に、前記のように構成されたワイヤソー
の回路構成について説明する。図3に示すように、中央
処理装置(CPU)41は、ワイヤソーの各部の動作を
制御する。リードオンリメモリ(ROM)42は、ワイ
ヤソーの動作に必要な各種の制御プログラムを記憶して
いる。ランダムアクセスメモリ(RAM)43は、制御
プログラムの実行に伴って得られたデータ等を一時的に
記憶する。例えば、前記複数の速度変更点P1,P2…
P9に対する走行速度データの指令に基づいて、例えば
直線補間の演算により図4及び図5で鎖線で示すような
直線的に変化する走行速度データV(t)が得られる。
そして、この走行速度データV(t)から所定時間毎の
複数個の走行速度データが取り出されRAM43に記憶
されている。そして、このCPU41、R0M42及び
RAM43により、制御手段が構成されている。
の回路構成について説明する。図3に示すように、中央
処理装置(CPU)41は、ワイヤソーの各部の動作を
制御する。リードオンリメモリ(ROM)42は、ワイ
ヤソーの動作に必要な各種の制御プログラムを記憶して
いる。ランダムアクセスメモリ(RAM)43は、制御
プログラムの実行に伴って得られたデータ等を一時的に
記憶する。例えば、前記複数の速度変更点P1,P2…
P9に対する走行速度データの指令に基づいて、例えば
直線補間の演算により図4及び図5で鎖線で示すような
直線的に変化する走行速度データV(t)が得られる。
そして、この走行速度データV(t)から所定時間毎の
複数個の走行速度データが取り出されRAM43に記憶
されている。そして、このCPU41、R0M42及び
RAM43により、制御手段が構成されている。
【0015】前記CPU41には、エンコーダ34,3
0Aから検出信号が入力されるとともに、操作パネル4
4から各種の操作信号が入力される。また、CPU41
からは、駆動回路45,46を介して前記ワイヤ走行用
モータ19及びリール回転用モータ27,28に駆動制
御信号が出力される。
0Aから検出信号が入力されるとともに、操作パネル4
4から各種の操作信号が入力される。また、CPU41
からは、駆動回路45,46を介して前記ワイヤ走行用
モータ19及びリール回転用モータ27,28に駆動制
御信号が出力される。
【0016】前記CPU41は、ワーク22の切断加工
時に、RAM43に記憶された走行速度データV(t)
の内で、少なくとも走行速度変更点P1,P2……Pa
付近の走行速度データV(t)に対応する各制御時点t
に対し、その時点tを含む近傍で、例えばそれよりも溯
った時点t−1,t−2…における複数n個の走行速度
データV(t)の平均演算をし、下記(数式1)のよう
に平均走行速度データV’(t)を得る。すなわち、図
4で示すように、例えば、V(t)グラフ上のPa点に
ついて演算する場合、その時点taを含む以前のn個の
時間(ta−n+1),(ta−n+2)…,(ta−
1),taに対応する走行速度データV(ta−n+
1),V(ta−n+2)…,V(ta−1),V(t
a)を加算してnで割り算する。その結果、平均走行速
度データV’(ta)が得られ、Pa’点が決まる。こ
のようにして、各時点tについて演算を行うことによ
り、V’(t)のグラフで示すようななめらかな曲線状
のデータに変換される。このデータはRAM43に記憶
される。なお、nは所定時間N内に存在するデータの個
数であり、このnの設定により変換後のデータの曲線度
合を調整することができる。ここでは、指令範囲に対す
る所定時間毎の全データについて演算を行い連続的な変
換データを得ている。そして、この平均値に変換された
走行速度データV’(t)に基づき、ワイヤ走行用モー
タ19に駆動信号を出力して、ワイヤ18の走行速度を
図4,5に実線で示すように、なめらかな特性曲線にて
変化するように制御する。つまり、指令に基づく走行速
度変更点P1,P2,…P9はそれぞれ、P’1,P’
2,…P’9と曲線上に位置し急激な速度変動がなくな
る。
時に、RAM43に記憶された走行速度データV(t)
の内で、少なくとも走行速度変更点P1,P2……Pa
付近の走行速度データV(t)に対応する各制御時点t
に対し、その時点tを含む近傍で、例えばそれよりも溯
った時点t−1,t−2…における複数n個の走行速度
データV(t)の平均演算をし、下記(数式1)のよう
に平均走行速度データV’(t)を得る。すなわち、図
4で示すように、例えば、V(t)グラフ上のPa点に
ついて演算する場合、その時点taを含む以前のn個の
時間(ta−n+1),(ta−n+2)…,(ta−
1),taに対応する走行速度データV(ta−n+
1),V(ta−n+2)…,V(ta−1),V(t
a)を加算してnで割り算する。その結果、平均走行速
度データV’(ta)が得られ、Pa’点が決まる。こ
のようにして、各時点tについて演算を行うことによ
り、V’(t)のグラフで示すようななめらかな曲線状
のデータに変換される。このデータはRAM43に記憶
される。なお、nは所定時間N内に存在するデータの個
数であり、このnの設定により変換後のデータの曲線度
合を調整することができる。ここでは、指令範囲に対す
る所定時間毎の全データについて演算を行い連続的な変
換データを得ている。そして、この平均値に変換された
走行速度データV’(t)に基づき、ワイヤ走行用モー
タ19に駆動信号を出力して、ワイヤ18の走行速度を
図4,5に実線で示すように、なめらかな特性曲線にて
変化するように制御する。つまり、指令に基づく走行速
度変更点P1,P2,…P9はそれぞれ、P’1,P’
2,…P’9と曲線上に位置し急激な速度変動がなくな
る。
【0017】
【数1】
【0018】また、前記CPU41は、演算して変換さ
れた前記平均走行速度データV’(t)に基づいて、各
リール25,26の回転速度及びトラバース機構29の
トラバース速度の速度データを演算する。そして、この
演算結果に基づいて、各回転用モータ27,28及びト
ラバース用モータ(図示しない)に駆動信号を出力し
て、繰出しリール25及び巻取りリール26の回転速度
及びトラバース速度を制御する。
れた前記平均走行速度データV’(t)に基づいて、各
リール25,26の回転速度及びトラバース機構29の
トラバース速度の速度データを演算する。そして、この
演算結果に基づいて、各回転用モータ27,28及びト
ラバース用モータ(図示しない)に駆動信号を出力し
て、繰出しリール25及び巻取りリール26の回転速度
及びトラバース速度を制御する。
【0019】次に、前記のように構成されたワイヤソー
について動作を説明する。さて、このワイヤソーにおい
ては、ワイヤ18がリール機構24の繰出しリール25
から繰り出され、切断機構13の加工用ローラ15,1
6,17間において歩進的に走行された後、巻取りリー
ル26に巻き取られる。そして、スラリ供給機構20に
より、加工用ローラ15,16,17間のワイヤ18上
に遊離砥粒を含むスラリが供給されながら、ワーク支持
機構21の下降により、ワイヤ18に対してワーク22
が押し付け接触される。これにより、ワーク22が所定
の厚さに切断加工される。
について動作を説明する。さて、このワイヤソーにおい
ては、ワイヤ18がリール機構24の繰出しリール25
から繰り出され、切断機構13の加工用ローラ15,1
6,17間において歩進的に走行された後、巻取りリー
ル26に巻き取られる。そして、スラリ供給機構20に
より、加工用ローラ15,16,17間のワイヤ18上
に遊離砥粒を含むスラリが供給されながら、ワーク支持
機構21の下降により、ワイヤ18に対してワーク22
が押し付け接触される。これにより、ワーク22が所定
の厚さに切断加工される。
【0020】このワーク22の切断加工時には、CPU
41の制御により、RAM43に記憶されている前記平
均走行速度データV’(t)に基づいて、ワイヤ走行用
モータ19が回転制御されて、ワイヤ18が正方向及び
逆方向へ歩進的に往復走行される。このため、ワイヤ1
8の走行速度は、図5に実線V’(t)で示すように、
急激に変化することなくなめらかなカーブを描いて変化
する。
41の制御により、RAM43に記憶されている前記平
均走行速度データV’(t)に基づいて、ワイヤ走行用
モータ19が回転制御されて、ワイヤ18が正方向及び
逆方向へ歩進的に往復走行される。このため、ワイヤ1
8の走行速度は、図5に実線V’(t)で示すように、
急激に変化することなくなめらかなカーブを描いて変化
する。
【0021】前記の実施形態によって期待できる効果に
ついて、以下に記載する。・ この実施形態のワイヤソ
ーにおいては、ワイヤ18の走行速度がなめらかな曲線
にて変更制御されるようになっている。このため、加工
用ローラ15,16,17間のワイヤ18に急激な張力
変動を生じることがなくて、ワーク22を高精度に加工
することができる。また、ワーク22の加工中に、ワイ
ヤ18に急激な張力変動が生じないため、ワイヤ切れ等
の発生を防止することもできる。
ついて、以下に記載する。・ この実施形態のワイヤソ
ーにおいては、ワイヤ18の走行速度がなめらかな曲線
にて変更制御されるようになっている。このため、加工
用ローラ15,16,17間のワイヤ18に急激な張力
変動を生じることがなくて、ワーク22を高精度に加工
することができる。また、ワーク22の加工中に、ワイ
ヤ18に急激な張力変動が生じないため、ワイヤ切れ等
の発生を防止することもできる。
【0022】・ この実施形態のワイヤソーにおいて
は、ワイヤの走行速度指令に基づいて所定時間おきの走
行速度データV(t)がRAM43に記憶されている。
そして、この記憶された走行速度データV(t)の内
で、各制御時点及びそれよりも溯った時点における複数
の走行速度データV(t)の平均値がCPU41で演算
され、その平均走行速度データV’(t)に基づいてワ
イヤ18の走行速度が制御されるようになっている。こ
のため、既存の直線的に台形形状に変化する走行速度デ
ータを使用して、簡単な演算によりワイヤ18の走行速
度を緩やかに変更制御することができる。
は、ワイヤの走行速度指令に基づいて所定時間おきの走
行速度データV(t)がRAM43に記憶されている。
そして、この記憶された走行速度データV(t)の内
で、各制御時点及びそれよりも溯った時点における複数
の走行速度データV(t)の平均値がCPU41で演算
され、その平均走行速度データV’(t)に基づいてワ
イヤ18の走行速度が制御されるようになっている。こ
のため、既存の直線的に台形形状に変化する走行速度デ
ータを使用して、簡単な演算によりワイヤ18の走行速
度を緩やかに変更制御することができる。
【0023】・所定時間Nまたはn個の設定を調整する
ことにより、例えば、図6のグラフに示すように、変換
後のデータ曲線度合いを適宜調整することができる。な
お、この実施形態は、次のように変更して具体化するこ
とも可能である。
ことにより、例えば、図6のグラフに示すように、変換
後のデータ曲線度合いを適宜調整することができる。な
お、この実施形態は、次のように変更して具体化するこ
とも可能である。
【0024】・ ワイヤ18の走行速度の変化特性を、
例えば図7に示す従来の変化特性において、走行速度の
変更点P1〜P9付近の部分のみを、前記の演算により
なめらかな曲線状となるように変換すること。
例えば図7に示す従来の変化特性において、走行速度の
変更点P1〜P9付近の部分のみを、前記の演算により
なめらかな曲線状となるように変換すること。
【0025】・特に走行速度の変更点P1〜P9付近の
部分を重み付けした平均値演算による速度データに変更
すること。 ・平均をとるためのn個の走行速度データV(t)の範
囲を制御時点に対し、前後の範囲に設定すること。
部分を重み付けした平均値演算による速度データに変更
すること。 ・平均をとるためのn個の走行速度データV(t)の範
囲を制御時点に対し、前後の範囲に設定すること。
【0026】・走行速度データV(t)を求める補間と
して2次曲線以上の曲線補間を使用すること。
して2次曲線以上の曲線補間を使用すること。
【0027】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発
明によれば、加工用ローラ間のワイヤに急激な張力変動
を生じることがなくて、ワークを高精度に加工すること
ができるとともに、ワイヤ切れ等の発生を防止すること
ができる。また、直線的な既存の走行速度データを用い
て簡単な演算により走行速度データをなめらかな曲線デ
ータに変換することができる。
るため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発
明によれば、加工用ローラ間のワイヤに急激な張力変動
を生じることがなくて、ワークを高精度に加工すること
ができるとともに、ワイヤ切れ等の発生を防止すること
ができる。また、直線的な既存の走行速度データを用い
て簡単な演算により走行速度データをなめらかな曲線デ
ータに変換することができる。
【図1】 この発明のワイヤソーの一実施形態を示す正
面図。
面図。
【図2】 同じくワイヤソーの平面図。
【図3】 ワイヤソーの回路構成を示すブロック図。
【図4】 同ワイヤソーにおけるワイヤ走行速度の演算
を説明するためのグラフ。
を説明するためのグラフ。
【図5】 同ワイヤソーにおけるワイヤ走行速度の変化
を示すグラフ。
を示すグラフ。
【図6】 ワイヤ走行速度の変化の一例を示すグラフ。
【図7】 従来のワイヤソーのワイヤ走行速度の変化を
示すグラフ。
示すグラフ。
13…切断機構、15,16,17…加工用ローラ、1
5a,16a,17a…環状溝、18…ワイヤ、19…
ワイヤ走行用モータ、20…スラリ供給機構、21…ワ
ーク支持機構、22…ワーク、24…リール機構、25
…繰出しリール、26…巻取りリール、27,28…リ
ール回転用モータ、30A,34…エンコーダ、41…
制御手段を構成するCPU、42…制御手段を構成する
ROM、43…制御手段を構成するRAM、V(t)…
走行速度データ、V’(t)…平均走行速度データ。
5a,16a,17a…環状溝、18…ワイヤ、19…
ワイヤ走行用モータ、20…スラリ供給機構、21…ワ
ーク支持機構、22…ワーク、24…リール機構、25
…繰出しリール、26…巻取りリール、27,28…リ
ール回転用モータ、30A,34…エンコーダ、41…
制御手段を構成するCPU、42…制御手段を構成する
ROM、43…制御手段を構成するRAM、V(t)…
走行速度データ、V’(t)…平均走行速度データ。
Claims (1)
- 【請求項1】 複数の加工用ローラ間にワイヤを所定ピ
ッチで巻回し、そのワイヤを正方向及び逆方向に往復走
行させながら、ワイヤに対しワークを接触させて、加工
を施すようにしたワイヤソーにおいて、 ワイヤの走行速度変更点の指令データに基づいて補間で
演算される時間毎の複数の走行速度データを有し、 その走行速度データのうち少なくとも、前記走行速度変
更点付近における走行速度データを、その時点を含む近
傍の所定時間内に存在する複数個の走行速度データから
平均演算し、この結果得られる平均走行速度データに基
づいてワイヤの走行速度を制御する制御手段を備えたワ
イヤソー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30431097A JPH11138415A (ja) | 1997-11-06 | 1997-11-06 | ワイヤソー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30431097A JPH11138415A (ja) | 1997-11-06 | 1997-11-06 | ワイヤソー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11138415A true JPH11138415A (ja) | 1999-05-25 |
Family
ID=17931497
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30431097A Pending JPH11138415A (ja) | 1997-11-06 | 1997-11-06 | ワイヤソー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11138415A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004071708A1 (ja) * | 2003-01-24 | 2004-08-26 | Neomax Co., Ltd. | ワイヤソー装置およびそれを用いた焼結磁石の製造方法 |
| CN103273581A (zh) * | 2013-06-25 | 2013-09-04 | 南通皋鑫电子股份有限公司 | 硅叠切断装置 |
-
1997
- 1997-11-06 JP JP30431097A patent/JPH11138415A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004071708A1 (ja) * | 2003-01-24 | 2004-08-26 | Neomax Co., Ltd. | ワイヤソー装置およびそれを用いた焼結磁石の製造方法 |
| CN103273581A (zh) * | 2013-06-25 | 2013-09-04 | 南通皋鑫电子股份有限公司 | 硅叠切断装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040106 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040727 |