JPH11139028A - 印刷用ブランケットの製造方法 - Google Patents
印刷用ブランケットの製造方法Info
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- JPH11139028A JPH11139028A JP30587397A JP30587397A JPH11139028A JP H11139028 A JPH11139028 A JP H11139028A JP 30587397 A JP30587397 A JP 30587397A JP 30587397 A JP30587397 A JP 30587397A JP H11139028 A JPH11139028 A JP H11139028A
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Abstract
を簡単に製造できる印刷用ブランケットの製造方法を提
供する。 【解決手段】 少なくとも1層の基布層を含む支持体層
上に表面ゴム層を形成する印刷用ブランケットの製造方
法であって、前記基布層のうち少なくとも1層が、(1)
接着ゴム層用の未加硫のゴム材料を加熱しつつ押出成形
して、シート状の接着ゴム層30を作製する工程、(2)
前記接着ゴム層30が冷却される前に、当該接着ゴム層
30をカレンダー21で加圧して薄層化する工程、およ
び(3)こうして薄層化された接着ゴム層31と、基布3
2とを圧着用ローラ24で加圧して接着する工程を経て
形成される。
Description
トの製造方法に関し、より詳しくは、厚みが均一なブラ
ンケットを簡単な工程でかつ良好な作業環境で作製する
ことができる印刷用ブランケットの製造方法に関する。
ト印刷に用いられる印刷用ブランケット10は、例えば
図5に示すように、少なくとも1層の基布層16を含む
支持体層12と、この支持体層上に設けられた表面ゴム
層11とで構成されている。前記支持体層12は、基布
13と接着ゴム層15とからなる基布層16を、通常2
〜5層積層したものである。また、図6に示すように、
前記基布層16を圧縮性層14を介して積層した印刷用
ブランケット100も知られている。
印刷用ブランケット全体の厚さの都合上厚くすることが
できない。すなわち、前記ゴム層を厚くすると、その結
果印刷用ブランケット全体の厚さが増すことになり、印
刷用ブランケットの印刷機への装着が困難になる。一
方、前記ゴム層を薄くする代わりに基布層16の積層数
を減らすと、印刷用ブランケットの強度が低下して、実
用に適さなくなる。このため、接着ゴム層15や表面ゴ
ム層11の厚みは、それぞれ通常1mm以下、好ましく
は0.5mm以下に設定されている。
厚みが不均一になると、印刷時にブランケットの表面に
かかる面圧が不均一になって印刷不良が発生するという
問題が生じることから、前記ゴム層の厚みのばらつきを
極力小さくすること(厚みの均一性を高めること)が求
められている。そこで従来より、接着ゴム層15や表面
ゴム層11を作製する方法として、ブレードコーティン
グ法等の糊引き法が用いられている。かかる糊引き法に
よれば、未加硫のゴム材料をトルエンやメチルエチルケ
トンなどの有機溶剤に溶かしてゴム糊とし、このゴム糊
を綿、ポリエステル、レーヨン等からなる基布13に、
または基布層16を積層した支持体12の表面に糊引き
することによって前記ゴム層が形成される。
の厚みのばらつきを小さくするうえで極めて有効な方法
である。しかしながら、糊引き法は溶剤を蒸発させなが
ら接着ゴム層や表面ゴム層を形成させるため、1回の糊
引きの厚さを薄くする必要があり、1回の糊引きで得ら
れる層の厚みはわずか0.01〜0.05mm程度であ
る。このため、所定の厚みのゴム層を得るには糊引き操
作を数回から数十回繰り返す必要がある。従って、印刷
用ブランケットの製造に多大な時間がかかり、工程も煩
雑となる。また、ゴム糊の作製に多量の有機溶剤を必要
とするので、作業環境が低下するという問題もある。
ゴム分が多量に浸透し、その結果、加硫後の基布層16
の硬度、ひいては印刷用ブランケット全体の硬度が極め
て高くなってしまうという問題もある。印刷用ブランケ
ットの硬度が高くなると、印刷機への装着性が低下する
とともに、ブランケットをブランケット胴のシリンダー
に装着した際、シリンダーのエッジ部において盛り上が
りが生じてしまい、その結果、盛り上がり部分では磨耗
が激しくなって耐久性が低下したり、ブランケットの裏
面に洗浄液が浸入して膨潤し易くなって、網点の太りが
顕著になるという問題も生じる。
ットの他の製造方法として、接着ゴム層形成用の未加硫
のゴム材料をシート状に押出成形し、得られたゴムシー
トと基布とをローラで圧着したり、表面ゴム層用のゴム
組成物を同様にしてシート状に押し出しして、これと支
持体層とをローラで圧着する方法が米国特許第4093
487号明細書に開示されている。しかし、押出機にて
シート状のゴム部材を作製する場合はゴム部材の厚みを
調節するのが困難であって、厚みを薄くしすぎるとシー
トが波打ったり、切れたりしてしまう。また、シート状
に成形できたとしても厚みが不均一になる等の問題が生
じる。
用の未加硫のゴム組成物をカレンダーで圧延し、これを
ローラにて基布や支持体層と圧着させる方法も開示され
ている。この方法によれば、多量の有機溶剤を使用する
必要がなく、作業環境を向上させることができる。しか
しながら、カレンダー操作においては、ロール間に供給
するゴムの量を制御するのが困難であるため、成形する
ゴムシートの厚みが薄くなればなるほど、その厚みのば
らつきが大きくなってしまう。
1,92,93を有する逆L字型4本カレンダーによ
り、ゴム組成物を圧延する操作を示す模式図である。同
図(b) に示すように、ロール90,91の軸方向xにお
いてゴムの練り溜まり94の量にばらつきがあると、ロ
ール90,91間に巻き込まれるゴムの量が当該軸方向
xで不均一になり、その結果、ゴムシート95の厚みが
幅方向x’で不均一になってしまう。一方、ロール9
0,91間を通過するゴムの量に経時的なばらつきがあ
ると、ゴムシート95の厚みが長手方向yで不均一にな
る。従って、上記公報に開示の方法で、厚みが均一な薄
いゴムシートを成形するのは困難であった。
均一な基布層または表面ゴム層を簡単に製造できる印刷
用ブランケットの製造方法を提供することである。
ットの製造方法は、少なくとも1層の基布層を含む支持
体層上に表面ゴム層を形成する印刷用ブランケットの製
造方法であって、前記基布層のうち少なくとも1層が、
(1) 接着ゴム層用の未加硫のゴム材料を加熱しつつ押出
成形して、シート状の接着ゴム層を作製する工程、(2)
前記接着ゴム層が冷却される前に、当該接着ゴム層をカ
レンダーで加圧して薄層化する工程、および(3) こうし
て薄層化された接着ゴム層と、基布とを圧着用ローラで
加圧して接着する工程を経て形成されることを特徴とす
る。
法は、少なくとも1層の基布層を含む支持体層上に表面
ゴム層を形成する印刷用ブランケットの製造方法であっ
て、(1) 表面ゴム層用の未加硫のゴム材料を加熱しつつ
押出成形して、シート状の表面ゴム層を作製する工程、
(2) 前記表面ゴム層が冷却される前に、当該表面ゴム層
をカレンダーで加圧して薄層化する工程、および(3) こ
うして薄層化された表面ゴム層と、支持体層とを圧着用
ローラで加圧して接着する工程を経ることを特徴とす
る。
法によれば、接着ゴム層用または表面ゴム層用の未加硫
のゴム組成物が押出成形によって一旦シート状に成形さ
れてからカレンダーで薄層化されることから、ゴムの練
り溜まりから直接カレンダーで薄層化する従来の方法に
比べて、ロールへのゴムの供給量が変動するのを大幅に
抑制できる。従って、得られる接着ゴム層や表面ゴム層
は薄くかつ均一な厚みとなり、その結果、印刷用ブラン
ケット全体の厚みを薄くかつ均一にすることができる。
層の作製に糊引きの操作を伴わないことから、有機溶剤
の使用量を軽減でき、製造時の作業環境を向上させるこ
とができる。さらに、基布の内部にゴム糊が浸透して、
加硫後の基布層が硬くなり過ぎるといった問題も生じな
い。上記本発明の印刷用ブランケットの製造方法におい
て、(2) の工程で得られた薄層が冷却される前に、当該
薄層を圧着用ローラで加圧して基布または支持体層と圧
着させるのが、当該薄層と基布または支持体層との接着
性を高めるという観点から好ましい。
層や表面ゴム層を薄層化するのに用いられるカレンダー
は、互いに逆方向に回転する一対のロールからなり、両
ロールの軸が各々のロールの軸方向における中心部で交
差し、かつ両軸のなす角が0.05〜1.5°であるの
が、基布層や表面ゴム層の厚みを均一にするという観点
から好ましい。
造方法において、接着ゴム層用の未加硫のゴム材料に用
いられるゴムとしては、例えばアクリロニトリル−ブタ
ジエンゴム(NBR)、アクリルゴム、クロロプレンゴ
ム(CR)、ウレタンゴム等の耐油性の高いゴムがあげ
られる。
用いられるゴムとしては、例えばアクリロニトリル−ブ
タジエンゴム(NBR)、水添加NBR、クロロプレン
ゴム(CR)、ウレタンゴム、アクリルゴム等の合成ゴ
ムがあげられ、これらの合成ゴムと多硫化ゴムとの混合
物も好適に用いられる。接着ゴム層用または表面ゴム層
用の未加硫のゴム材料は、上記例示のゴムに、加硫剤、
加硫促進剤および必要に応じて充填剤、老化防止剤、可
塑剤、補強剤、増粘剤等を配合したものが用いられる。
リエステル、レーヨン等の織布があげられる。本発明の
印刷用ブランケットの製造方法において、上記接着ゴム
層用または表面ゴム層用の未加硫のゴム材料は、図1に
示すように、押出機20のシリンダー203内で加熱軟
化され、ヘッド部201の吐出口202(図2参照)か
らシート状に押し出される。
ム層用のゴム材料を押出成形する場合には、2〜8m
m、好ましくは3〜6mmの範囲にあるものが適当であ
る。一方、表面ゴム層用のゴム材料を押出成形する場合
には、3〜10mm、好ましくは4〜8mmの範囲にあ
るものが適当である。開口高さhが前記範囲を下回る
と、ゴムを押し出しにくくなり、吐出口202の内部で
温度が上昇してゴムの焼けが起こりやすくなる。一方、
開口高さhが前記範囲を超えると、カレンダー20への
接着ゴム層用または表面ゴム層用ゴム材料の供給が過剰
になり、押出成形によって得られるシート状のゴム層3
0の厚みを薄くするのが困難になったり、押出幅wの制
御も困難になるために好ましくない。
ンダー203、スクリュー204およびホッパー205
の温度は、50〜120℃、好ましくは60〜110℃
の範囲に設定するのが適当である。前記温度が50℃を
下回ると、押出機20内でのゴム材料の流れが悪くな
り、ゴムを押し出しにくくなるために好ましくない。一
方、前記温度が120℃を超えると、ゴムの加硫が促進
されてゴムの焼けが生じ易くなるために好ましくない。
層30は、吐出口202から押し出された直後に、すな
わちシート状のゴム層30が冷却される前に、カレンダ
ー21に供給され、薄層化される。カレンダー21は、
図1に図示される矢印のように互いに逆方向に回転する
一対のロール22,23からなるものであって、当該ロ
ール22,23間にシート部材30を通過させることに
より、当該シート状のゴム層30を薄層化することがで
きる。ロール22,23間の間隙は、薄層化されたゴム
層31に要求される厚みに応じて適宜設定される。
3に示すように、その軸が各々のロールの中心部で交差
し、かつ両軸のなす角(以下、「交差角θ」という)が
0.05〜1.5°、好ましくは0.1〜1°となるよ
うに設定するのが、薄層31の厚みを均一にするという
観点から好ましい。カレンダー21によって薄層化され
たゴム層31の厚みは、一般に、ロール22,23の辺
縁部へ行くのに従って薄くなる傾向がある。しかし、両
ロール22,23を交差させることにより、ローラ2
2,23の中心から離れるほど当該ロール22,23間
の間隙を広くすることができることから、かかる問題を
解決することができる。
給されるゴム材料の組成や、押出機20のヘッド部20
1における開口高h、押出幅w等の大きさに応じて、前
記範囲内で適宜設定される。薄層化されたゴム層(接着
ゴム層または表面ゴム層)31と、基布または支持体層
(図1中に符号32で示す)とは、前述のように、シー
ト状のゴム層30がカレンダー21を通過して薄層化さ
れた後で貼り合わせるのが好ましい。例えば、シート状
のゴム層30と基布とを合わせてカレンダー21を通過
させて、前記シート部材30を薄層化するとともに基布
に圧着させた場合には、ロール22,23間の圧力によ
って基布内部にゴムが入り込みやすくなる。その結果、
加硫後における基布層の硬度が高くなり過ぎるおそれが
あり、好ましくない。また、シート状のゴム層30と基
布または支持体層とをあらかじめ貼り合わせてからカレ
ンダー21を通過させた場合には、基布や支持体層にシ
ワが入ったり、ロール22,23間の圧力によって基布
や支持体層が破れたりする等の問題が生じて、連続的な
加工が困難になる。
31は、基布または支持体層と貼り合わせる前にポリエ
チレンシート等と貼り合わせて巻き取りを行い、その
後、ポリエチレンシートを貼り合わせたままで反対側に
基布や支持体層を圧着させたり、ポリエチレンシートを
剥がしてから基布や支持体層を圧着させることもでき
る。しかし、前記ゴム層31と基布または支持体層との
接着性を高めるためには、前記ゴム層31にポリエチレ
ンシートを貼り合わせて巻き取る工程を経ずに、シート
状のゴム層30を薄層化した直後に該ゴム層30と基布
または支持体層とを圧着させる操作を行うのが好まし
い。
のロール(図1ではロール23)に押し当てるようにし
て設置したときは、シート状のゴム層30を薄層化した
直後に、該ゴム層30を基布または支持体層(図1中に
符号32で示す)と接着させることができる。この場
合、薄層化されたゴム層31が高い温度に維持されてい
るため、基布または支持体層との接着性が良好になる。
接着する際の、圧着用ローラ24の圧力は3〜100k
gf/cm2 、好ましくは5〜60kgf/cm2 の範
囲であるのが好ましい。前記圧力が3kg/cm2 を下
回ると、薄層31と基布または支持体層との接着が不十
分になるために好ましくない。一方、圧力が100kg
f/cm2 を超えると、基布内部にゴムが入り込んだ
り、薄層31、基布または支持体層が破れたりするおそ
れが生じる。
なわち、基布層)または基布付き表面ゴム層は、冷却
後、必要に応じてポリエチレンフィルム等の表面エネル
ギーの低いシートを介して巻き取られる。上記本発明の
印刷用ブランケットにおいて、基布層の厚みは特に限定
されないが、通常、0.15〜0.5mm、好ましくは
0.20〜0.45mmの範囲で設定するのが適当であ
る。
布層を、支持体層に要求される厚みに応じて積層した
後、一対のローラ間に通して加圧し、接着させることに
よって得られる。支持体層12が図5に示すように圧縮
性層14を有する場合は、当該圧縮性層14を介して基
布層16を積層すればよい。なお本発明において、圧縮
性層は多孔質の弾性部材からなるものであるほかは特に
限定されず、ゴム中に塩を混入し、加硫後に温水へ浸し
て塩を抽出し、気泡を形成する抽出法や、ガラス、フェ
ノール樹脂、炭素または熱可塑性樹脂の中空微小球(マ
イクロバルーン)をゴム中に入れて気泡を形成するマイ
クロバルーン法、発泡剤を用いた発泡法等の、従来公知
の種々の方法によって作製されたものを使用できる。
5〜1.85mm、好ましくは1.55〜1.75mm
の範囲で設定するのが適当である。なお、基布層16の
積層数は、製品に要求される特性に応じて適宜設定すれ
ばよく、通常1〜5層の範囲で設定される。本発明にお
いて、表面ゴム層は、前述のように、片側の面に基布が
付いた状態で得られる。かかる基布付き表面ゴム層は、
その基布側の表面が支持体層の表面と重なり合うように
して貼り合わせたうえで、一対のローラ間に通して加圧
し、接着させればよい。
通常、0.05〜0.8mm、好ましくは0.1〜0.
6mm、より好ましくは0.2〜0.4mmの範囲で設
定するのが適当である。表面ゴム層の厚みが上記範囲を
下回ると、基布の模様が印刷画像に現れるおそれがあ
る。逆に、厚みが上記範囲を超えると、印刷時のひずみ
が大きくなり過ぎて印刷品質が低下するおそれがある。
場合には、支持体層の表面にゴム糊を塗布する従来の方
法によって表面ゴム層を作製してもよい。また、表面ゴ
ム層を本発明の方法にて作製する場合には、基布上にゴ
ム糊を塗布する従来の方法によって基布層を作製しても
よい。
を説明する。 実施例1〜5 以下の(a) 〜(d) に示すようにして、図5に示す層構成
を有する印刷用ブランケット10を得た。
ジエンゴム(NBR)100重量部に対し、カーボンブ
ラック30重量部、可塑剤10重量部、亜鉛華3重量
部、ステアリン酸1重量部、老化防止剤1重量部、硫黄
1重量部および加硫促進剤2重量部を配合したものを用
いた。
ゴム材料を入れ、開口高hが4mmの吐出口202から
押出成形によってシート状の接着ゴム層30を取り出し
た。該ゴム層30を押し出した直後に、カレンダー21
のロール22,23で、該ゴム層30の厚みが0.10
mmとなるように加圧して、薄層化された接着ゴム層3
1を得た。さらにその直後に、ロール23と圧着用ロー
ラ24との間に前記ゴム層31と基布(綿布、厚み0.
4mm、図1では符号32で示す)とを通し、両者を圧
着して、基布層16を得た。
のとおりであった。シリンダー203の内径φ=90m
m、押出速度(ラインスピード)=3m/分、シリンダ
203の温度60℃、スクリュー204の温度80℃、
ホッパ205の温度60℃、ヘッド部201の温度80
℃、カレンダー21におけるロール22の温度80℃、
ロール23の温度100℃。
交差角θ(°)と、圧着用ローラ24の圧接力F(kg
f/cm2 )と、得られた基布層16の厚みの平均値X
(mm)、厚みの最大値max(mm)、最小値min
(mm)および標準偏差σの測定値と、基布13と接着
ゴム層15との接着状況についての評価結果とを、それ
ぞれ表1に示す。
は、基布層16の厚みのばらつきが小さく、とりわけカ
レンダー21のロール22,23に交差角θを設けた実
施例2〜5では、ばらつきが極めて小さかった。また、
基布13と接着ゴム層15との接着状況は良好であっ
た。但し、圧着用ローラの圧接力が極めて大きい実施例
5では、ゴムが基布内部に入り込み、裏面にまで達して
いた箇所が見受けられたが、接着状況は良好であった。
対のローラで圧接して支持体層12を作製した。 (c) 基布13付き表面ゴム層11の作製 表面ゴム層用ゴム材料として、NBR100重量部に対
し、顔料1重量部、含水シリカ30重量部、酸化チタン
3重量部、可塑剤10重量部、亜鉛華2重量部、ステア
リン酸1重量部、老化防止剤2重量部、硫黄1重量部お
よび加硫促進剤2重量部を配合したものを用いた。
出機20に入れ、開口高hが6mmの吐出口202から
押出成形によってシート状の表面ゴム層30を取り出し
た。該ゴム層30を押し出しした直後に、ロール22,
23で、前記ゴム層30の厚みが0.50mmとなるよ
うに加圧して、薄層化された表面ゴム層31を得た。さ
らにその直後に、ロール23と圧着用ローラ24との間
に前記ゴム層31と基布(綿布、厚み0.25mm、図
1では符号32で示す)を通し、両者を圧着して、基布
13が圧着された表面ゴム層11を得た。
出機のラインスピードが1m/分、吐出口202の開口
高hが6mmであるほかは、シリンダ203等の温度条
件を「基布層16の作製」と同様に設定した。また、カ
レンダーロール22,23の交差角θは0.1°、圧着
ローラ24の圧接力Fは20kgf/cm2 にそれぞれ
調整した。
み(すなわち、基布13と表面ゴム層11との厚み)
は、平均値Xが0.72mm、最大値maxが0.73
mm、最小値minが0.71mm、標準偏差σが0.
010であって、厚みのばらつきが極めて小さかった。
また、基布13と表面ゴム層11との接着状況は良好で
あった。
を、当該表面ゴム層11における基布13側の表面と、
支持体12における接着ゴム層15の露出面とを貼り合
わせた。次いで、これを一対のロール間に通して圧接し
て、図5に示すように、基布層16が4枚積層された支
持体層12と、表面ゴム層11とからなる積層体を作製
した。
2 、温度150℃で加硫した。加硫後、厚みを均一化す
るとともに、表面ゴム層11の形状を制御する研磨ロー
ルによって表面ゴム層11を研磨して、図5に示すオフ
セット印刷用ブランケット10を得た。 比較例1 (基布層の作製)上記実施例1〜5で使用したのと同じ
接着ゴム層用ゴム材料を用いて、このゴム材料94を図
4に示す逆L字型4本ロール96のロール90,91間
に直接供給し、薄層化した。こうして得られたゴムシー
ト97を、基布13(綿布、厚み0.4mm)とともに
圧着用ローラ98とロール93とによって圧着し、基布
に接着ゴム層が接着してなる基布層を得た。
層化の条件は次のとおりであった。 4本ロール96のラインスピード=3m/分、ロールの
温度=80℃。 上記比較例1におけるロール90,91の交差角θ
(°)と、圧着用ローラ98の圧接力F(kgf/cm
2 )と、得られた基布層の厚みの平均値X(mm)、厚
みの最大値max(mm)、最小値min(mm)およ
び標準偏差σの測定値と、基布と接着ゴム層との接着状
況についての評価結果とは、それぞれ前記表1に示した
通りである。
直接4本ロールでシート化した比較例1では、基布層の
厚みに大きなばらつきがみられた。また、比較例1で
は、ロール90とロール91、ロール91とロール9
2、およびロール92とロール93のそれぞれの間のロ
ール間距離、つまりロール同士の圧接力を調整するのが
困難で、生産性が劣る原因にもなり、このロール間距離
の調整が適切になされないと、ゴムシート97の厚み、
ひいては基布層の厚みのばらつきが大きくなってしま
う。
接着ゴム層用ゴム材料をトルエン−メチルエチルケトン
混合溶媒に溶かして接着ゴム層用ゴム糊とした。このゴ
ム糊をブレードコーティング法にて基布(綿布、厚み
0.40mm)上に糊引きして、基布層を得た。なお、
基布層の厚みは0.45mmとなるように調節した。次
いで、こうして得られた基布層を一対のロール間に通し
て圧接し、合計3枚の基布層を積層した。
使用したのと同じ表面ゴム層用ゴム材料をトルエン−メ
チルエチルケトン混合溶媒に溶かして表面ゴム層用ゴム
糊とした。このゴム糊をブレードコーティング法にて基
布13(綿布、厚み0.25mm)上に糊引きして、基
布13付き表面ゴム層11を得た。なお、表面ゴム層1
1の厚みは0.72mmとなるように調節した。
を3枚積層した積層体における接着ゴム層の露出面と、
上記基布付き表面ゴム層における基布が露出した側の表
面とを貼り合わせた。次いで、これを一対のロール間に
通して圧接して、図5に示すように、基布層16が4枚
積層された支持体層12と、表面ゴム層11とからなる
積層体を作製した。
る「印刷用ブランケット10の作製」と同様の条件にて
加硫し、表面ゴム層を研磨して、印刷用ブランケット1
0を得た。 (柔軟性測定結果)上記実施例2〜4および比較例2で
得られた印刷用ブランケット10について、その柔軟性
を評価した。
ding Resistance Tester" を使用した。なお、測定に用
いた印刷用ブランケット10のサイズは幅38mm、長
さ150mmであって、支点間距離50mm、まげ角度
15°の条件で測定を行った。また、印刷用ブランケッ
ト10は、下層の基布層13を谷にして曲がるように測
定器に装着した。
て作製された比較例2の印刷用ブランケットは、基布1
3内部にゴム糊が浸透することにより、曲げ抵抗値(m
N)が大きく、すなわち硬度が高くなっていた。これに
対し、実施例2〜4で得られた印刷用ブランケットは、
曲げ抵抗値は小さく、十分な柔軟性を有していた。
厚みのばらつきが少ない印刷用ブランケットを得ること
ができる。また、糊引き操作を伴わないことから、製造
工程を簡単にでき、かつ作業環境を良好なものとするこ
ともできる。さらに、糊引き操作を伴わないことから、
印刷用ブランケットの柔軟性が高く、印刷機への装着性
を良好なものとすることもできる。
製造方法として好適である。
施形態を示す模式的断面図である。
る。
ある。
る。
る。
が生じるのを説明する模式図である。
Claims (4)
- 【請求項1】少なくとも1層の基布層を含む支持体層上
に表面ゴム層を形成する印刷用ブランケットの製造方法
であって、前記基布層のうち少なくとも1層が、(1) 接
着ゴム層用の未加硫のゴム材料を加熱しつつ押出成形し
て、シート状の接着ゴム層を作製する工程、(2) 前記接
着ゴム層が冷却される前に、当該接着ゴム層をカレンダ
ーで加圧して薄層化する工程、および(3) こうして薄層
化された接着ゴム層と、基布とを圧着用ローラで加圧し
て接着する工程を経て形成されることを特徴とする印刷
用ブランケットの製造方法。 - 【請求項2】少なくとも1層の基布層を含む支持体層上
に表面ゴム層を形成する印刷用ブランケットの製造方法
であって、(1) 表面ゴム層用の未加硫のゴム材料を加熱
しつつ押出成形して、シート状の表面ゴム層を作製する
工程、(2) 前記表面ゴム層が冷却される前に、当該表面
ゴム層をカレンダーで加圧して薄層化する工程、および
(3) こうして薄層化された表面ゴム層と、支持体層とを
圧着用ローラで加圧して接着する工程を経ることを特徴
とする印刷用ブランケットの製造方法。 - 【請求項3】前記(3) の工程において、前記接着ゴム層
または表面ゴム層を圧着用ローラで加圧する操作を、該
ゴム層が冷却される前に行う請求項1または2記載の印
刷用ブランケットの製造方法。 - 【請求項4】前記カレンダーが互いに逆方向に回転する
一対のロールからなり、両ロールの軸が各々のロールの
軸方向における中心部で交差し、かつ両軸のなす角が
0.05〜1.5°である請求項1〜3のいずれかに記
載の印刷用ブランケットの製造方法。
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|---|---|---|---|
| JP30587397A JP3731991B2 (ja) | 1997-11-07 | 1997-11-07 | 印刷用ブランケットの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP30587397A JP3731991B2 (ja) | 1997-11-07 | 1997-11-07 | 印刷用ブランケットの製造方法 |
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| JP3731991B2 JP3731991B2 (ja) | 2006-01-05 |
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| JP30587397A Expired - Fee Related JP3731991B2 (ja) | 1997-11-07 | 1997-11-07 | 印刷用ブランケットの製造方法 |
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|---|---|
| JP (1) | JP3731991B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003534951A (ja) * | 2000-05-31 | 2003-11-25 | マクダーミッド・グラフィック・アーツ・ソシエテ・アノニム | ポリマー材料でできた背部層を含む印刷用ブランケットの製造方法および同方法により得られるブランケット |
| JP2003534949A (ja) * | 2000-05-31 | 2003-11-25 | マクダーミッド・グラフィック・アーツ・ソシエテ・アノニム | 印刷用ブランケットを製造する方法および同方法により得られるブランケット |
| JP2003534950A (ja) * | 2000-05-31 | 2003-11-25 | マクダーミッド・グラフィック・アーツ・ソシエテ・アノニム | 多層印刷用ブランケットを製造する方法および同方法により得られるブランケット |
| KR101026561B1 (ko) | 2008-02-19 | 2011-03-31 | 주식회사 엘지화학 | 대면적 인쇄용 블랭킷 제조방법 |
| WO2021213431A1 (zh) * | 2020-04-22 | 2021-10-28 | 江苏康普印刷科技有限公司 | 一种油墨转移介质及其制备方法 |
-
1997
- 1997-11-07 JP JP30587397A patent/JP3731991B2/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|---|---|---|
| JP2003534951A (ja) * | 2000-05-31 | 2003-11-25 | マクダーミッド・グラフィック・アーツ・ソシエテ・アノニム | ポリマー材料でできた背部層を含む印刷用ブランケットの製造方法および同方法により得られるブランケット |
| JP2003534949A (ja) * | 2000-05-31 | 2003-11-25 | マクダーミッド・グラフィック・アーツ・ソシエテ・アノニム | 印刷用ブランケットを製造する方法および同方法により得られるブランケット |
| JP2003534950A (ja) * | 2000-05-31 | 2003-11-25 | マクダーミッド・グラフィック・アーツ・ソシエテ・アノニム | 多層印刷用ブランケットを製造する方法および同方法により得られるブランケット |
| KR101026561B1 (ko) | 2008-02-19 | 2011-03-31 | 주식회사 엘지화학 | 대면적 인쇄용 블랭킷 제조방법 |
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