JPH11140056A - 1−アルキル−3−アルカノイル−2−イミダゾリジノン化合物及びその製造方法 - Google Patents

1−アルキル−3−アルカノイル−2−イミダゾリジノン化合物及びその製造方法

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JPH11140056A
JPH11140056A JP10231476A JP23147698A JPH11140056A JP H11140056 A JPH11140056 A JP H11140056A JP 10231476 A JP10231476 A JP 10231476A JP 23147698 A JP23147698 A JP 23147698A JP H11140056 A JPH11140056 A JP H11140056A
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JP
Japan
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imidazolidinone
compound
alkyl
group
platinum
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JP10231476A
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English (en)
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Takeaki Koto
武明 光藤
Teruyuki Kondo
輝幸 近藤
Takaaki Kobayashi
崇晃 小林
Yasuyoshi Watabe
恭吉 渡部
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Mitsui Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Chemicals Inc
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Publication date
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Publication of JPH11140056A publication Critical patent/JPH11140056A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一般式(I) 【化1】 〔式中、Rは、炭素数3以上のアルキル基、シクロアル
キル基、アリール基、ベンジル基を示し、R’は炭素数
2〜6のアルキル基を示す。〕で表される新規な1−ア
ルキル−3−アルカノイル−2−イミダゾリジノン化合
物を提供する。 【解決手段】 2−イミダゾリジノン類(1,3−ジメ
チル−2−イミダゾリジノンを除く)を、炭素数2〜6
のオレフィン系炭化水素及び一酸化炭素と触媒の存在下
に反応させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規な1−アルキル−
3−アルカノイル−2−イミダゾリジノン化合物及びそ
の製造方法に関する。1−アルキル−3−アルカノイル
−2−イミダゾリジノン化合物は、農薬又は医薬を製造
する際の中間体として重要な化合物である。
【0002】
【従来の技術】1−アルキル−3−アルカノイル−2−
イミダゾリジノン化合物は、新規な化合物であり、これ
までこの化合物に関連する技術は知られていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、農薬
又は医薬を製造する際の中間体として重要な化合物であ
る1−アルキル−3−アルカノイル−2−イミダゾリジ
ノン化合物を提供することであり、また、その工業的な
製造方法を確立することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前述した
課題を達成するため、鋭意検討を行った結果、本発明を
完成するに至った。すなわち、本発明は、一般式(I)
(化3)
【化3】 〔式中、Rは、炭素数3以上のアルキル基、シクロアル
キル基、アリール基、ベンジル基を示し、R’は、炭素
数2〜6アルキル基を示す。〕で表される1−アルキル
−3−アルカノイル−2−イミダゾリジノン化合物であ
り、
【0005】また、本発明は、一般式(II)(化4)
【化4】 〔式中、Rは、炭素数3以上のアルキル基、シクロアル
キル基、アリール基、ベンジル基を示す)で表される2
−イミダゾリジノン類を、炭素数2〜6のオレフィン系
炭化水素及び一酸化炭素と触媒の存在下に反応させるこ
とを特徴とする1−アルキル−3−アルカノイル−2−
イミダゾリジノン化合物の製造方法である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を更に詳しく説明
する。本発明の1−アルキル−3−アルカノイル−2−
イミダゾリジノンは、前記一般式(I)で示される。一
般式(I)において、Rは炭素数3以上のアルキル
基、、シクロアルキル基、アリール基、ベンジル基を示
し、R’は炭素数2〜6のアルキル基を示す。より具体
的には、Rは、メチル基及びエチル基を除く、例えば、
n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチ
ル、t−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、ネオペ
ンチル等のアルキル基、シクロペンチルやシクロヘキシ
ル等のシクロアルキル基、フェニル等のアリール基又は
ベンジル基である。また、R’はメチル基を除く、例え
ば、エチル基、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチ
ル、イソブチル、n−ペンチル、イソペンチル、n−ヘ
プチル等のアルキル基である。
【0007】本発明の1−アルキル−3−アルカノイル
−2−イミダゾリジノンの製造方法は、前記一般式(I
I)で示される2−イミダゾリジノン類を、炭素数2〜
6のオレフィン系炭化水素及び一酸化炭素と触媒の存在
下に反応させることを特徴とする方法である。本発明の
方法で用いられる2−イミダゾリジノン類は、前記一般
式において、Rは、メチル基及びエチル基を除く、炭素
数3以上のアルキル基、好ましくは、炭素数3〜5の直
鎖又は分岐状のアルキル基、より好ましくは、n−プロ
ピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、t−ブ
チル、n−ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル等の
アルキル基、および炭素数5〜6のシクロアルキル基、
フェニル基又はベンジル基でである。
【0008】具体的には、1,3−ジ−n−プロピル−
2−イミダゾリジノン、1,3−ジイソプロピル−2−
イミダゾリジノン、1,3−ジ−n−ブチル−2−イミ
ダゾリジノン、1,3−ジイソブチル−2−イミダゾリ
ジノン、1,3−ジ−t−ブチル−2−イミダゾリジノ
ン、1,3−ジ−n−ペンチル−2−イミダゾリジノ
ン、1,3−ジイソペンチル−2−イミダゾリジノン、
1,3−ネオペンチル−2−イミダゾリジノン、1,3
−ジシクロペンチル−2−イミダゾリジノン、1,3−
ジヘキシル−2−イミダゾリジノン、1,3−ジシクロ
ヘキシル−2−イミダゾリジノン、1,3−ジフェニル
−2−イミダゾリジノン、1,3−ジベンジル−2−イ
ミダゾリジノン等の化合物を例示することが出来る。
【0009】本発明の方法で2−イミダゾリジノン類と
反応させる炭素数2〜6のオレフィン系炭化水素は、例
えば、エチレン、プロピレン、α−ブチレン、イソブチ
レン、n−ペンテン、イソペンテン、n−ヘキセン等で
あり、好ましくは、エチレン、プロピレンであり、更に
好ましくはエチレンである。本発明の方法で2−イミダ
ゾリジノン類と反応させるオレフィン系炭化水素の使用
量は、2−イミダゾリジノン類1モルに対し0.5〜1
00モル、好ましくは1〜80モル、更に好ましくは2
〜60モルの範囲である。
【0010】本発明の方法で2−イミダゾリジノン類及
びオレフィン系炭化水素と反応させる一酸化炭素の使用
量は、2−イミダゾリジノン類1モルに対し0.5〜1
00モル、好ましくは1〜80モル、更に好ましくは2
〜60モルの範囲である。
【0011】本発明の方法は、1,3−位のアルキル基
がメチル基及びエチル基を除くアルキル基である1,3
−ジアルキル−2−イミダゾリジノン類をオレフィン系
炭化水素及び一酸化炭素と触媒の存在下に反応させて1
−アルキル−3−アルカノイル−2−イミダゾリジノン
化合物を得るところに特徴がある方法である。この方法
で使用する触媒は、白金族金属及び白金族元素を含有す
る化合物から選ばれた少なくとも一種である。すなわ
ち、白金族金属の中から、又は白金族元素を含有する化
合物の中から選ばれる一種又は2種以上を混合して使用
できる。触媒の例として以下のものを挙げることが出来
る。白金族金属の白金族元素として、例えば、ルテニウ
ム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、イリジウム及
び白金などの金属、これらの金属黒、これらの金属イオ
ンを含む触媒成分を下記のような担体に担持した後、水
素やホルムアルデヒドやヒドラジン等で還元処理したも
の、及びこれらの金属を含む合金あるいは金属間化合物
などが用いられる。また、合金あるいは金属間化合物
は、これらの白金族金属同士のものであってもよいし、
他の元素、例えば、セレン、テルル、イオウ、アンチモ
ン、ビスマス、銅、銀、金、亜鉛、スズ、バナジウム、
鉄、コバルト、ニッケル、水銀、鉛、タリウム、クロ
ム、モリブデン、タングステンなどを含むものであって
もよい。また、これらの触媒成分は、活性炭、グラファ
イト、シリカ、アルミナ、チタニア、ジルコニア、硫酸
バリウム、炭酸カルシウム、アスベスト、ベントナイ
ト、ケイソウ土、イオン交換樹脂、ゼオライト、モレキ
ュラーシーブ、ケイ酸マグネシウム、マグネシア等の担
体に担持されたものであってもよい。またこれらの担体
は塩基性物質で処理されたものであってもよい。
【0012】一方、白金族元素を含有する化合物として
は、例えば、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、オス
ミウム、イリジウム及び白金などのハロゲン化物、硫酸
塩、硝酸塩、リン酸塩、ホウ酸塩などの無機塩類;酢酸
塩、蓚酸塩、ギ酸塩などの有機酸塩類;シアン化物類;
水酸化物類;酸化物類;硫化物類;ニトロ基、シアノ
基、ハロゲン、蓚酸イオンなどのアニオンを含む金属酸
塩及びアンモニア、アミン類、ホスフィン類、一酸化炭
素、キレート配位子などを含む塩又は錯体などの金属の
錯化合物類;有機配位子又は有機基を有する有機金属化
合物などがあげられる。
【0013】以下に、さらに具体的に白金族元素を含有
する化合物を例示する。ルテニウムを含有する化合物と
しては、例えば、二酸化ルテニウム、四酸化ルテニウ
ム、などの酸化物、これらの水和物、塩化ルテニウム、
ヨウ化ルテニウム、硝酸ルテニウムのようなの無機塩
類、酢酸ルテニウム、プロピオン酸ルテニウムなどの有
機酸塩、ペンタクロロルテニウム(III)酸アンモニウム
などの金属酸塩、ドデカカルボニル三ルテニウム、トリ
ス(アセチルアセトナト)ルテニウム、トリス(ヘキサ
フルオロアセチルアセトナト)ルテニウム、シス−ジク
ロロビス(2,2’−ビピリジン)ルテニウムニ水和
物、ジクロロジカルボニルビス(トリフェニルホスフィ
ン)ルテニウム、ジクロロトリカルボニルルテニウム二
量体、ジクロロトリス(トリフェニルホスフィン)ルテ
ニウム、ヒドリド(アセタート)トリス(トリフェニル
ホスフィン)ルテニウム、ビス(シクロペンタジエニ
ル)ルテニウム、テトラ(ジメチルスルホキサイド)ジ
クロロルテニウム、ベンゼンルテニウム(II)ジクロラ
イドダイマー、p−シメンルテニウム(II)ジクロライ
ドダイマー、(ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2,5
−ジエン)ルテニウム(II)ジクロライドダイマーなど
の錯化合物類や有機金属化合物類を示すことが出来る。
【0014】ロジウムを含有する化合物としては、例え
ば、三酸化二ロジウムなどのロジウム酸化物、これらの
水和物、塩化ロジウム、ヨウ化ロジウム、硝酸ロジウ
ム、硫酸ロジウムのようなロジウムの無機塩類、酢酸ロ
ジウム、プロピオン酸ロジウムなどのロジウムの有機酸
塩、ヘキサクロロロジウム(III)酸アンモニウム、トリ
クロロヘキサアンミンロジウム(III)などの金属酸塩、
ドデカカルボニル四ロジウム、ヘキサデカカルボニル六
ロジウム、トリス(アセチルアセトナト)ロジウム、ト
リス(ヘキサフルオロアセチルアセトナト)ロジウム、
ジ−μ−クロローテトラカルボニル二ロジウム、クロロ
トリス(トリフェニルホスフィン)ロジウム、トランス
−〔クロロカルボニルビス(トリフェニルホスフィン)
ロジウム〕、トランス−〔ヒドリドカルボニルトリス
(トリフェニルホスフィン)ロジウム〕、ジカルボニル
(2,4−ペンタジオナト)ロジウム、トリス(2,4
−ペンタジオナト)ロジウム、ジ−μ−クロロビス
(1,5−シクロオクタジエン)二ロジウム、ジ−μ−
アセタトービス(1,5ーシクロオクタジエン)二ロジ
ウム、(ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2,5−ジエ
ン)ロジウム(I)クロライドダイマーなどの錯化合物
類や有機金属化合物類を示すことが出来る。
【0015】パラジウムを含有する化合物としては、例
えば、酸化パラジウムなどのパラジウム酸化物、これら
の水和物、塩化パラジウム、臭化パラジウム、ヨウ化パ
ラジウム、硝酸パラジウム、硫酸パラジウムのようなパ
ラジウムの無機塩類、酢酸パラジウム、プロピオン酸パ
ラジウムなどのパラジウムの有機酸塩、ジクロロテトラ
アンミンパラジウムなどの金属酸塩、ジニトロジアンミ
ンパラジウム、ジクロロビス(アセトニトリル)パラジ
ウム、ジクロロビス(ベンゾニトリル)パラジウム、ジ
クロロ(1,5−シクロオクタジエン)パラジウム、ジ
クロロ(ノルボルナジエン)パラジウム、ビス(アセチ
ルアセトナト)パラジウム、ジ−μ−クロロービス
〔(π−アリル)パラジウム〕、ジクロロビス(トリフ
ェニルホスフィン)パラジウム、ビス〔ビス(1,2−
ジフェニルホスフィノ)エタン〕パラジウム、テトラキ
ス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、ビス(2,
4−ペンタジオナト)パラジウムなどの錯化合物類や有
機金属化合物類を示すことが出来る。
【0016】オスミウムを含有する化合物としては、例
えば、四酸化オスミウムなどのオスミウム酸化物、これ
らの水和物、塩化オスミウム、硝酸オスミウムのような
オスミウムの無機塩類、酢酸オスミウムなどの有機酸
塩、ヘキサブロムオスミウム(IV)酸アンモニウムなど
の金属酸塩、ドデカカルボニル三オスミウム、ビス(シ
クロペンタジエニル)オスミウム、ヒドリドブロモカル
ボニルトリス(トリフェニルホスフィン)オスミウムな
どの錯化合物類や有機金属化合物類を示すことが出来
る。
【0017】イリジウムを含有する化合物としては、例
えば、塩化イリジウム、硝酸イリジウム、硫酸イリジウ
ムのようなイリジウムの無機塩類、酢酸イリジウムなど
の有機酸塩、ヘキサクロロイリジウム(IV)酸水和物、
ヘキサクロロイリジウム(IV)酸アンモニウムなどの金
属酸塩、ドデカカルボニル四イリジウム、ジカルボニル
(アセチルアセトナト)イリジウム、クロロカルボニル
ビス(トリフェニルホスフィン)イリジウム、ヨードカ
ルボニルビス(トリフェニルホスフィン)イリジウム、
ヒドリドカルボニルトリス(トリフェニルホスフィン)
イリジウム、ジ−μ−クロロビス(1,5−シクロオク
タジエン)二イリジウムなどの錯化合物類や有機金属化
合物類を示すことが出来る。
【0018】白金を含有する化合物としては、例えば、
二酸化白金などの酸化物、これらの水和物、二塩化白
金、四塩化白金、ヨウ化白金、硝酸白金、硫酸白金のよ
うな無機塩類、酢酸白金などの有機酸塩、ヘキサクロロ
白金(IV)酸水和物、ヘキサクロロ白金(IV)酸カリウ
ム、ヘキサクロロ白金(IV)酸アンモニウムなどの金属
酸塩、ビス(アセチルアセトナト)白金、ビス(ヘキサ
フルオロアセチルアセトナト)白金、シス−ジニトロジ
アンミン白金、シス−ジクロロビス(アセトニトリル)
白金、ジクロロビス(ベンゾニトリル)白金、ジクロロ
(1,5−シクロオクタジエン)白金、ジクロロ(ノル
ボルナジエン)白金、ジクロロビス(トリフェニルホス
フィン)白金、ジクロロトリ−n−ブチルホスフィン白
金、ジクロロ(2,2’−ビピリジン)白金、テトラキ
ス(トリフェニルホスフィン)白金などの錯化合物類や
有機金属化合物類を示すことが出来る。以上具体的に例
示した触媒は、一種又は2種以上を混合して使用しても
よい。
【0019】これらの触媒の使用量は、2−イミダゾリ
ジノン類1000モルに対し、金属として0.01〜1
00グラム原子であり、好ましくは、0.1〜80グラ
ム原子である。また、本発明の方法においては、白金族
化合物に助触媒として、酸素、硫黄、窒素、リン、ヒ
素、アンチモン、ビスマス、スズなどを含む配位子を用
いてもよい。これらの配位子の例としてはアセチルアセ
トン、ヘキサフルオロアセチルアセトン、2,2,6,
6−テトラメチルヘプタン−3,5−ジオン、ベンゾ−
15−クラウン−5、15−クラウン−5、18−クラ
ウン−6などの含酸素配位子、1,2−ジメルカプト−
4−メチルベンゼン、テトラチアフルバレンなどの含硫
黄配位子、2,2’−ビピリジン、1,2−ジアミノシ
クロヘキサン、ジエチレントリアミン、エチレンジアミ
ン、1,10−フェナンソロリン、N,N,N’,N’
−テトラメチルエチレンジアミン、N,N,N’,N’
−テトラメチルオルトフェニレンジアミンなどの含窒素
配位子、トリフェニルホスフィン、トリ−n−ブチルホ
スフィン、トリイソプロピルホスフィン、トリエチルホ
スフィン、ビス(1,2−ジメチルホスフィノ)エタ
ン、ビス(1,2−ジフェニルホスフィノ)エタン、ビ
ス(1,3−ジフェニルホスフィノ)プロパン、シクロ
ヘキシルジフェニルホスフィン、トリエチルホスファイ
ト、トリフェニルホスファイトなどの含ホスフィン配位
子、ビス(1,2−ジフェニルアルシノ)エタン、ビス
(ジフェニルアルシノ)メタン、メチルジフェニルアル
シン、トリフェニルアルシン、トリエチルアルシンなど
の含ヒ素配位子、トリ−n−ブチルアンチモン、トリフ
ェニルアンチモンなどの含アンチモン配位子、塩化第一
スズ二水和物などの含スズ配位子などを示すことが出来
る。これらの配位子の使用量は、触媒の金属1グラム原
子あたり0.1〜200モルである。
【0020】本発明の方法は、溶媒を使用しなくても反
応を実施できるが、必要に応じて溶媒中でも実施でき
る。使用する溶媒としては、反応に悪影響を及ぼさない
ものであれば使用できる。本発明の方法において、好ま
しく用いられる溶媒の例としては、例えば、ヘプタン、
オクタン、シクロヘキサン、デカリン、灯油等の飽和炭
化水素、ベンゼン、トルエン、キシレン、メシチレン等
の芳香族炭化水素、ジオキサン、テトラヒドロフラン、
エチルエーテル、ジグライム、テトラグライム、18−
クラウン−6等のエーテル類、酢酸メチル、酪酸エチ
ル、安息香酸メチル、γ−ブチロラクトン等のエステル
類、N−メチルピロリジン−2−オン、N−エチルピロ
リジン−2−オン、N,N−ジメチルアセトアミド、N
−メチルピペリドン、ヘキサメチルホスホリックトリア
ミド等のN−置換アミド類、N−メチルモルホリン等の
3級アミン類、スルホラン等のスルホン類、ジメチルス
ルホキサイド等のスルホキサイド類、さらに、トリブチ
ルホスフィンオキシド等のホスフィンオキシド類や、シ
リコンオイル等をあげることができる。このうち、特に
好ましい溶媒として飽和炭化水素、芳香族炭化水素、N
−置換アミド類、エーテル類及びホスフィンオキシド類
をあげることができる。これらの溶媒は、単独で使用し
ても、混合溶媒としても使用することもできる。
【0021】本発明の方法では、反応温度80〜240
℃、好ましくは100〜220℃、さらに好ましくは1
20〜200℃で行う。反応温度が80℃未満では本反
応は極めて遅い。また、240℃を越えると副生成物が
増加する。本発明では、反応圧力は用いるオレフィン系
炭化水素、一酸化炭素の量、溶媒の種類等により異なる
が通常150kg/cm2 ゲージ以下である。また、反応圧
力は必要に応じてアルゴン、窒素、ヘリウム等の不活性
ガスで加圧しても差し支えない。また、反応時間は反応
温度、触媒の種類、用いる原料の種類などにより異なる
が、通常は0.05〜100時間、好ましくは0.1〜
80時間、さらに好ましくは1〜60時間が用いられる
【0022】本発明の方法は、バッチ方式、半連続方式
又は連続方式のいずれの方式によっても実施することが
出来る。2−イミダゾリジノン類、オレフィン類、一酸
化炭素、触媒及び液体媒体類などは反応器にバッチ方式
で加えてもよく半連続式又は連続式に供給することもで
きる。生成物は、公知の方法、例えば、蒸留、抽出、晶
析などの方法で取り出すことが出来、未反応の原料は触
媒及び液体媒体類などとともに、再び反応器に循環させ
て使用することが出来る。以上のようにして本発明の一
般式(I)で表される1−アルキル−3−アルカノイル
−2−イミダゾリジノン、すなわち、1−n−プロピル
−3−プロパノイル−2−イミダゾリジノン、1−n−
ブチル−3−プロパノイル−2−イミダゾリジノンのよ
うな1−アルキル−3−プロパノイル−2−イミダゾリ
ジノン、また1−エチル−3−n−ブタノイル−2−イ
ミダゾリジノン、1−n−プロピル−3−イソブタノイ
ル−2−イミダゾリジノン、1−n−ブチル−3−n−
ブタノイル−2−イミダゾリジノン、1−t−ブチル−
3−ブタノイル−2−イミダゾリジノン等の各種1−ア
ルキル−3−アルカノイル−2−イミダゾリジノン類を
製造することが可能である。本発明の1−アルキル−3
−プロパノイル−2−イミダゾリジノンで代表される1
−アルキル−3−アルカノイル−2−イミダゾリジノン
類は、新規な化合物であり、農薬または医薬を製造する
際の中間体として用いられるなど工業的に重要な化合物
である。
【0023】
【実施例】以下、実施例によって本発明の方法を更に詳
細に説明する。 実施例1 磁気攪拌子を備えた、内容積50mlのステンレス製オ
ートクレーブをアルゴンガスで置換した後、1,3−ジ
−n−プロピル−2−イミダゾリジノンを2ミリモル、
ベンゼンルテニウム(II)ジクロライドダイマー0.0
50g(0.10ミリモル)及びメシチレン2ミリリッ
トルを入れさらにアルゴンガスでオートクレーブ内を置
換した。次いで、室温でエチレンを25Kg/cm2
び一酸化炭素を20Kg/cm2 圧入し、攪拌下でオー
トクレーブを加熱し、内温が180℃に達したところで
一定温度に保持して16時間反応を行わせた。反応終了
後、オートクレーブを室温まで冷却後、反応溶液を取り
出し、クーゲルロールで蒸留し、さらに液体クロマトグ
ラフィーにより単離し、無色液体を得た。無色液体の構
造は、IR、1H−NMR、13C−NMR、GC−Ma
ss等により同定した結果、1−n−プロピル−3−プ
ロパノイル−2−イミダゾリジノンと同定した。収率は
25%であった。測定結果を以下に示す。 1H−NMR(400MHz,CDCl3):δ1.00(t,
J=7.3Hz,3H), 1.22(t,J=7.3Hz,3H), 1.61-1.70(m,2H),
3.01(q,J=7.3Hz,2H), 3.30(t,J=7.3Hz,2H), 3.48(t,J=
7.8Hz,2H),3.91(t,J=7.8Hz,2H) 13C−NMR(270MHz,CDCl3):δ8.6, 1
1.1, 20.3, 28.6, 39.4, 40.7, 45.2, 154.7, 174.5 IR(NaCl,cm-1):1655, 1717(νC=O) Mass:m/z 184(M+)
【0024】実施例2 実施例1において、1,3−ジ−n−プロピル−2−イ
ミダゾリジノンに変えて、1,3−ジ−n−ブチル−2
−イミダゾリジノンを2ミリモル用いた以外は実施例1
と同様に反応を行った。その結果、1−n−ブチル−3
−プロパノイル−2−イミダゾリジノンが収率21%で
生成していた。測定結果を以下に示す。 1H−NMR(270MHz,CDCl3):δ0.95(t,
J=7.3Hz,3H), 1.15(t,J=7.3Hz,3H), 1.31-1.40(m,2H),
2.94(q,J=7.3Hz,2H), 3.27(t,J=7.8Hz,2H), 3.41(t,J=
7.8Hz,2H), 3.84(t,J=7.8Hz,2H) 13C−NMR(400MHz,CDCl3):δ8.69, 1
9.9, 28.6, 29.1, 39.5, 40.8, 43.3, 154.7, 174.6 Mass:m/z 198(M+)
【0025】実施例3 実施例1において、メシチレンを使用しなかった以外は
実施例1と同様に反応を行った。その結果、1−n−プ
ロピル−3−プロパノイル−2−イミダゾリジノンが収
率25%で生成していた。
【0026】実施例4 実施例1において、メシチレンに変えてベンゼンを2.
0ミリリットル使用した以外は実施例1と同様に反応を
行った。その結果、1−n−プロピル−3−プロパノイ
ル−2−イミダゾリジノンが収率21%で生成してい
た。
【0027】実施例5 実施例1において、メシチレンに変えてジメチルアセト
アミドを2.0ミリリットル使用した以外は実施例1と
同様に反応を行った。その結果、1−n−プロピル−3
−プロパノイル−2−イミダゾリジノンが収率21%で
生成していた。
【0028】実施例6 実施例1において、触媒としてベンゼンルテニウム(I
I)ジクロライドダイマーに変えてp−シメンルテニウ
ム(II)ジクロライドダイマーを0.10ミリモル使用
した以外は実施例1と同様に反応を行った。その結果、
1−n−プロピル−3−プロパノイル−2−イミダゾリ
ジノンが収率11%で生成していた。
【0029】実施例7 実施例1において、一酸化炭素の初期圧力を10Kg/
cm2 に変えた以外は実施例1と同様に反応を行った。
その結果、1−n−プロピル−3−プロパノイル−2−
イミダゾリジノンが収率25%で生成していた。
【0030】実施例8 実施例1において、一酸化炭素の初期圧力を30Kg/
cm2 に変えた以外は実施例1と同様に反応を行った。
その結果、1−n−プロピル−3−プロパノイル−2−
イミダゾリジノンが収率17%で生成していた。
【0031】実施例9 実施例1において、一酸化炭素の初期圧力を50Kg/
cm2 に変えた以外は実施例1と同様に反応を行った。
その結果、1−n−プロピル−3−プロパノイル−2−
イミダゾリジノンが収率5%で生成していた。
【0032】実施例10 実施例1において、反応温度を160℃に変えた以外は
実施例1と同様に反応を行った。その結果、1−n−プ
ロピル−3−プロパノイル−2−イミダゾリジノンが収
率11%で生成していた。
【0033】実施例11 実施例1において、反応温度を200℃に変えた以外は
実施例1と同様に反応を行った。その結果、1−n−プ
ロピル−3−プロパノイル−2−イミダゾリジノンが収
率11%で生成していた。
【0034】
【発明の効果】本発明により得られる一般式(I)で表
される1−アルキル−3−プロパノイル−2−イミダゾ
リジノン化合物は、新規な化合物であり、農薬あるいは
医薬を製造する際の中間体として用いられるなど工業的
に重要な化合物である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I)(化1) 【化1】 〔式中、Rは、炭素数3以上のアルキル基、シクロアル
    キル基、アリール基、ベンジル基を示し、R’は、炭素
    数2〜6のアルキル基を示す。〕で表される1−アルキ
    ル−3−アルカノイル−2−イミダゾリジノン化合物。
  2. 【請求項2】 一般式(II)(化2) 【化2】 (式中、Rは、炭素数3以上のアルキル基、シクロアル
    キル基、アリール基、ベンジル基を示す)で表される2
    −イミダゾリジノン類を、炭素数2〜6のオレフィン系
    炭化水素及び一酸化炭素と触媒の存在下に反応させるこ
    とを特徴とする請求項1記載の1−アルキル−3−アル
    カノイル−2−イミダゾリジノン化合物の製造方法
  3. 【請求項3】 触媒が、白金族金属及び白金族元素を含
    有する化合物から選ばれた少なくとも一種である請求項
    2に記載の方法
  4. 【請求項4】 触媒が、ルテニウム金属及びルテニウム
    元素を含有する化合物から選ばれた少なくとも一種であ
    る請求項2に記載の方法
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