JPH11140211A - 連続気泡性架橋発泡体の製造方法 - Google Patents
連続気泡性架橋発泡体の製造方法Info
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- JPH11140211A JPH11140211A JP9303009A JP30300997A JPH11140211A JP H11140211 A JPH11140211 A JP H11140211A JP 9303009 A JP9303009 A JP 9303009A JP 30300997 A JP30300997 A JP 30300997A JP H11140211 A JPH11140211 A JP H11140211A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 オレフィン系樹脂からなり、圧縮回復性、シ
ール性及び気密性に優れ、かつ、連続気泡率が高く、高
発泡倍率の連続気泡性架橋発泡体が容易に得られる製造
方法を提供する。 【解決手段】 特定のエチレン系樹脂100重量部、熱
分解型発泡剤1〜30重量部、架橋剤0.3〜3重量部
及び架橋助剤0.3〜5重量部を無架橋の状態で成型し
た後、常圧下で加熱して架橋及び発泡を同時進行的に行
い架橋発泡体とし、該架橋発泡体の気泡を機械的変形を
加えることにより連通する。
ール性及び気密性に優れ、かつ、連続気泡率が高く、高
発泡倍率の連続気泡性架橋発泡体が容易に得られる製造
方法を提供する。 【解決手段】 特定のエチレン系樹脂100重量部、熱
分解型発泡剤1〜30重量部、架橋剤0.3〜3重量部
及び架橋助剤0.3〜5重量部を無架橋の状態で成型し
た後、常圧下で加熱して架橋及び発泡を同時進行的に行
い架橋発泡体とし、該架橋発泡体の気泡を機械的変形を
加えることにより連通する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は連続気泡性架橋発泡
体の製造方法に関する。
体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、オレフィン系樹脂からなる架橋発
泡体を製造する方法としては、熱分解型発泡剤を含有す
るオレフィン系樹脂シートに架橋を施した後、熱分解型
発泡剤の分解温度以上に加熱して発泡する方法、或い
は、発泡性オレフィン系樹脂組成物を加圧下密閉金型中
で加熱して架橋を施した後、除圧して発泡する方法が一
般的である。
泡体を製造する方法としては、熱分解型発泡剤を含有す
るオレフィン系樹脂シートに架橋を施した後、熱分解型
発泡剤の分解温度以上に加熱して発泡する方法、或い
は、発泡性オレフィン系樹脂組成物を加圧下密閉金型中
で加熱して架橋を施した後、除圧して発泡する方法が一
般的である。
【0003】上記のような方法により製造した架橋発泡
体は、一般に気泡構造が非常に微細な独立気泡であり、
気泡膜が強靭なので機械的変形を加えてもほとんど気泡
が破壊せず、連続気泡性の架橋発泡体を得ることは困難
であった。そのため、従来市販されている連続気泡性の
発泡体はほとんどがウレタン系樹脂からなるものである
が、オレフィン系樹脂はウレタン系樹脂と比較して耐候
性、耐薬品性、耐水性等に非常に優れており、オレフィ
ン系樹脂からなる連続気泡性の架橋発泡体の出現が期待
されている。
体は、一般に気泡構造が非常に微細な独立気泡であり、
気泡膜が強靭なので機械的変形を加えてもほとんど気泡
が破壊せず、連続気泡性の架橋発泡体を得ることは困難
であった。そのため、従来市販されている連続気泡性の
発泡体はほとんどがウレタン系樹脂からなるものである
が、オレフィン系樹脂はウレタン系樹脂と比較して耐候
性、耐薬品性、耐水性等に非常に優れており、オレフィ
ン系樹脂からなる連続気泡性の架橋発泡体の出現が期待
されている。
【0004】従来知られている連続気泡性のオレフィン
系樹脂架橋発泡体を得る方法としては、例えば、澱粉等
の水溶性粉末をオレフィン系樹脂に添加して混練した
後、水溶性粉末を溶出除去する方法や、オレフィン系樹
脂粉末を焼結する方法等が挙げられるが、これらの方法
で得られる連続気泡性架橋発泡体の発泡倍率は約2〜3
倍程度であり、高発泡倍率のものが得られないといった
問題があった。
系樹脂架橋発泡体を得る方法としては、例えば、澱粉等
の水溶性粉末をオレフィン系樹脂に添加して混練した
後、水溶性粉末を溶出除去する方法や、オレフィン系樹
脂粉末を焼結する方法等が挙げられるが、これらの方法
で得られる連続気泡性架橋発泡体の発泡倍率は約2〜3
倍程度であり、高発泡倍率のものが得られないといった
問題があった。
【0005】また、特開昭57−191027号公報に
は、発泡性オレフィン系樹脂組成物を常圧下で加熱して
架橋と発泡を同時進行的に行った後、機械的変形を加え
ることにより気泡を連通する方法が示されている。この
方法によれば、圧縮回復性、シール性に優れた連続気泡
性のオレフィン系樹脂架橋発泡体が得られるが、発泡倍
率を高くすると架橋と発泡を同時進行的に行うのが困難
になるため、この場合も、高発泡倍率のものが得られな
いといった問題があった。
は、発泡性オレフィン系樹脂組成物を常圧下で加熱して
架橋と発泡を同時進行的に行った後、機械的変形を加え
ることにより気泡を連通する方法が示されている。この
方法によれば、圧縮回復性、シール性に優れた連続気泡
性のオレフィン系樹脂架橋発泡体が得られるが、発泡倍
率を高くすると架橋と発泡を同時進行的に行うのが困難
になるため、この場合も、高発泡倍率のものが得られな
いといった問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、オレ
フィン系樹脂からなり、圧縮回復性、シール性及び気密
性に優れ、かつ、連続気泡率が高く、高発泡倍率の連続
気泡性架橋発泡体が容易に得られる製造方法を提供する
ことにある。
フィン系樹脂からなり、圧縮回復性、シール性及び気密
性に優れ、かつ、連続気泡率が高く、高発泡倍率の連続
気泡性架橋発泡体が容易に得られる製造方法を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の連
続気泡性架橋発泡体の製造方法は、密度が0.840〜
0.900g/cm3 のエチレン系樹脂(以下、「エチ
レン系樹脂(a)」と記す)100重量部、熱分解型発
泡剤1〜30重量部、架橋剤0.3〜3重量部及び架橋
助剤0.3〜5重量部を無架橋の状態で成型した後、常
圧下で加熱して架橋及び発泡を同時進行的に行い架橋発
泡体とし、該架橋発泡体の気泡を機械的変形を加えるこ
とにより連通することを特徴とする。
続気泡性架橋発泡体の製造方法は、密度が0.840〜
0.900g/cm3 のエチレン系樹脂(以下、「エチ
レン系樹脂(a)」と記す)100重量部、熱分解型発
泡剤1〜30重量部、架橋剤0.3〜3重量部及び架橋
助剤0.3〜5重量部を無架橋の状態で成型した後、常
圧下で加熱して架橋及び発泡を同時進行的に行い架橋発
泡体とし、該架橋発泡体の気泡を機械的変形を加えるこ
とにより連通することを特徴とする。
【0008】請求項1記載の発明に使用されるエチレン
系樹脂(a)としては、例えば、エチレンにα−オレフ
ィンが共重合された直鎖状超低密度ポリエチレンが挙げ
られる。α−オレフィンとしては、例えば、プロピレ
ン、1−ブテン、1−ペンテン、4−メチル−1−ペン
テン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン等が
挙げられ、中でも、後述する密度範囲のエチレン系樹脂
(a)が得られ易いので、1−オクテンが好ましい。エ
チレン系樹脂(a)の密度は、小さくなると単量体から
の重合自体が困難になり、大きくなると得られる連続気
泡性架橋発泡体の圧縮回復性、シール性及び気密性が低
下するので、0.840〜0.900g/cm3 に限定
され、好ましくは0.840〜0.890g/cm3 で
ある。
系樹脂(a)としては、例えば、エチレンにα−オレフ
ィンが共重合された直鎖状超低密度ポリエチレンが挙げ
られる。α−オレフィンとしては、例えば、プロピレ
ン、1−ブテン、1−ペンテン、4−メチル−1−ペン
テン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン等が
挙げられ、中でも、後述する密度範囲のエチレン系樹脂
(a)が得られ易いので、1−オクテンが好ましい。エ
チレン系樹脂(a)の密度は、小さくなると単量体から
の重合自体が困難になり、大きくなると得られる連続気
泡性架橋発泡体の圧縮回復性、シール性及び気密性が低
下するので、0.840〜0.900g/cm3 に限定
され、好ましくは0.840〜0.890g/cm3 で
ある。
【0009】上記のような低密度のエチレン系樹脂
(a)を得る方法としては、例えば、四価の遷移金属を
含有するメタロセン触媒を用いて重合する方法が挙げら
れる。
(a)を得る方法としては、例えば、四価の遷移金属を
含有するメタロセン触媒を用いて重合する方法が挙げら
れる。
【0010】一般にメタロセン化合物とは、遷移金属を
π電子系の不飽和化合物で挟んだ構造の化合物であり、
本発明ではチタン、ジルコニウム、ハフニウム、ニッケ
ル、パラジウム、白金等の四価の遷移金属に少なくとも
1つのシクロペンタジエニル環又はその類縁体がリガン
ド(配位子)として存在する化合物を使用する。
π電子系の不飽和化合物で挟んだ構造の化合物であり、
本発明ではチタン、ジルコニウム、ハフニウム、ニッケ
ル、パラジウム、白金等の四価の遷移金属に少なくとも
1つのシクロペンタジエニル環又はその類縁体がリガン
ド(配位子)として存在する化合物を使用する。
【0011】リガンドとしては、シクロペンタジエニル
環以外には、例えば、シクロペンタジエニルオリゴマー
環、インデニル環、炭化水素基や置換炭化水素基或いは
炭化水素一置換メタロイド基により置換されたシクロペ
ンタジエニル環又はインデニル環等が挙げられる。この
ようなリガンド以外にも、例えば、塩素又は臭素の一価
のアニオン又は二価のアニオンキレート、炭化水素基、
アルコキシド、アリールアルコキシド、アリールオキシ
ド、アミド、アリールアミド、ホスフィド、アリールホ
スフィド等が遷移金属に配位結合されていてもよい。
環以外には、例えば、シクロペンタジエニルオリゴマー
環、インデニル環、炭化水素基や置換炭化水素基或いは
炭化水素一置換メタロイド基により置換されたシクロペ
ンタジエニル環又はインデニル環等が挙げられる。この
ようなリガンド以外にも、例えば、塩素又は臭素の一価
のアニオン又は二価のアニオンキレート、炭化水素基、
アルコキシド、アリールアルコキシド、アリールオキシ
ド、アミド、アリールアミド、ホスフィド、アリールホ
スフィド等が遷移金属に配位結合されていてもよい。
【0012】上記シクロペンタジエニル環及びインデニ
ル環が置換される炭化水素基としては、例えば、メチル
基、エチル基、プロピル基、ブチル基、イソブチル基、
アミル基、イソアミル基、ヘキシル基、2‐エチルヘキ
シル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル
基、セチル基、フェニル基等が挙げられる。
ル環が置換される炭化水素基としては、例えば、メチル
基、エチル基、プロピル基、ブチル基、イソブチル基、
アミル基、イソアミル基、ヘキシル基、2‐エチルヘキ
シル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル
基、セチル基、フェニル基等が挙げられる。
【0013】このようなメタロセン化合物として具体的
には、例えば、シクロペンタジエニルチタニウムトリス
(ジメチルアミド)、メチルシクロペンタジエニルチタ
ニウムトリス(ジメチルアミド)、ビス(シクロペンタ
ジエニル)チタニウムジクロリド、ジメチルシリルテト
ラメチルシクロペンタジエニル‐t‐ブチルアミドジル
コニウムジクロリド、ジメチルシリルテトラメチルシク
ロペンタジエニル‐t‐ブチルアミドハフニウムジクロ
リド、ジメチルシリルテトラメチルシクロペンタジエニ
ル‐p‐n‐ブチルフェニルアミドジルコニウムクロリ
ド、メチルフェニルシリルテトラメチルシクロペンタジ
エニル‐t‐ブチルアミドハフニウムジクロリド、イン
デニルチタニウムトリス(ジメチルアミド)、インデニ
ルチタニウムトリス(ジエチルアミド)、インデニルチ
タニウムトリス(ジ‐n‐プロピルアミド)、インデニ
ルチタニウムビス(ジ‐n‐ブチルアミド)(ジ‐n‐
プロピルアミド)等が挙げられる。
には、例えば、シクロペンタジエニルチタニウムトリス
(ジメチルアミド)、メチルシクロペンタジエニルチタ
ニウムトリス(ジメチルアミド)、ビス(シクロペンタ
ジエニル)チタニウムジクロリド、ジメチルシリルテト
ラメチルシクロペンタジエニル‐t‐ブチルアミドジル
コニウムジクロリド、ジメチルシリルテトラメチルシク
ロペンタジエニル‐t‐ブチルアミドハフニウムジクロ
リド、ジメチルシリルテトラメチルシクロペンタジエニ
ル‐p‐n‐ブチルフェニルアミドジルコニウムクロリ
ド、メチルフェニルシリルテトラメチルシクロペンタジ
エニル‐t‐ブチルアミドハフニウムジクロリド、イン
デニルチタニウムトリス(ジメチルアミド)、インデニ
ルチタニウムトリス(ジエチルアミド)、インデニルチ
タニウムトリス(ジ‐n‐プロピルアミド)、インデニ
ルチタニウムビス(ジ‐n‐ブチルアミド)(ジ‐n‐
プロピルアミド)等が挙げられる。
【0014】上記メタロセン化合物は、金属の種類や配
位子の構造を変え、特定の共触媒と組み合わせることに
よりエチレン系樹脂の重合の際に触媒として働き、具体
的には、重合はメタロセン化合物に共触媒としてメチル
アルミノキサン(MAO)、ホウ素化合物等を添加した
系で行われる。メタロセン化合物に対する共触媒の使用
割合は10〜1,000,000モル倍、好ましくは5
0〜5,000モル倍である。
位子の構造を変え、特定の共触媒と組み合わせることに
よりエチレン系樹脂の重合の際に触媒として働き、具体
的には、重合はメタロセン化合物に共触媒としてメチル
アルミノキサン(MAO)、ホウ素化合物等を添加した
系で行われる。メタロセン化合物に対する共触媒の使用
割合は10〜1,000,000モル倍、好ましくは5
0〜5,000モル倍である。
【0015】重合条件については特に制限はなく、例え
ば、不活性媒体を用いる溶液重合法、不活性媒体が実質
的に存在しない塊状重合法、気相重合法等が採用でき
る。重合温度は−100℃〜300℃、重合圧力は常圧
〜100kg/cm2 で行うのが一般的である。
ば、不活性媒体を用いる溶液重合法、不活性媒体が実質
的に存在しない塊状重合法、気相重合法等が採用でき
る。重合温度は−100℃〜300℃、重合圧力は常圧
〜100kg/cm2 で行うのが一般的である。
【0016】上記エチレン系樹脂(a)にはエチレン系
樹脂(a)以外のオレフィン系樹脂(以下、「オレフィ
ン系樹脂(a)」と記す)を配合してもよい。オレフィ
ン系樹脂(a)としては、従来発泡体に使用される任意
のものが使用でき、例えば、低密度ポリエチレン、中密
度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エチレンにα−
オレフィンが共重合された密度が上記範囲にない直鎖状
低密度ポリエチレン、エチレンを主成分とするエチレン
−酢酸ビニル共重合体やエチレン−エチルアクリレート
等のエチレン系樹脂の他、プロピレン単独重合体、プロ
ピレンを主成分とするエチレン−プロピレン共重合体、
ブテン単独重合体、ブテンを主成分とするエチレン−ブ
テン共重合体等が挙げられ、これらは単独で使用しても
2種以上併用してもよい。α−オレフィンとしては前述
と同様のものが挙げられる。
樹脂(a)以外のオレフィン系樹脂(以下、「オレフィ
ン系樹脂(a)」と記す)を配合してもよい。オレフィ
ン系樹脂(a)としては、従来発泡体に使用される任意
のものが使用でき、例えば、低密度ポリエチレン、中密
度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エチレンにα−
オレフィンが共重合された密度が上記範囲にない直鎖状
低密度ポリエチレン、エチレンを主成分とするエチレン
−酢酸ビニル共重合体やエチレン−エチルアクリレート
等のエチレン系樹脂の他、プロピレン単独重合体、プロ
ピレンを主成分とするエチレン−プロピレン共重合体、
ブテン単独重合体、ブテンを主成分とするエチレン−ブ
テン共重合体等が挙げられ、これらは単独で使用しても
2種以上併用してもよい。α−オレフィンとしては前述
と同様のものが挙げられる。
【0017】上記オレフィン系樹脂(a)の配合量は、
多くなると得られる連続気泡性架橋発泡体の圧縮回復
性、シール性及び気密性が低下するので、80重量%以
下に限定され、好ましくは50重量%以下である。尚、
本発明では、エチレン系樹脂(a)にオレフィン系樹脂
(a)を配合した結果、オレフィン系樹脂(a)が主成
分となったものもエチレン系樹脂(a)として表わす。
多くなると得られる連続気泡性架橋発泡体の圧縮回復
性、シール性及び気密性が低下するので、80重量%以
下に限定され、好ましくは50重量%以下である。尚、
本発明では、エチレン系樹脂(a)にオレフィン系樹脂
(a)を配合した結果、オレフィン系樹脂(a)が主成
分となったものもエチレン系樹脂(a)として表わす。
【0018】請求項1記載の発明では、上記エチレン系
樹脂(a)(オレフィン系樹脂(a)を配合したものも
含む)に熱分解型発泡剤、架橋剤及び架橋助剤を添加し
てニーダーミキサー等で溶融混練し、プレス等の従来公
知の任意の方法により無架橋の状態に保持しながら所望
の形状に成型する。所望の形状に成型した後に常圧下で
熱分解型発泡剤の分解開始温度以上、かつ、架橋剤の分
解開始温度以上に加熱して発泡及び架橋を同時進行的に
行い、架橋発泡体を得る。
樹脂(a)(オレフィン系樹脂(a)を配合したものも
含む)に熱分解型発泡剤、架橋剤及び架橋助剤を添加し
てニーダーミキサー等で溶融混練し、プレス等の従来公
知の任意の方法により無架橋の状態に保持しながら所望
の形状に成型する。所望の形状に成型した後に常圧下で
熱分解型発泡剤の分解開始温度以上、かつ、架橋剤の分
解開始温度以上に加熱して発泡及び架橋を同時進行的に
行い、架橋発泡体を得る。
【0019】上記熱分解型発泡剤は、分解開始温度が低
くなると発泡性が低下し、高くなると異常気泡等が生じ
易くなるので、分解開始温度がエチレン系樹脂(a)の
融点(DSCでのピーク温度)よりも20℃以上高いも
のが好ましく、20〜150℃高いものがより好まし
い。また、分解終了温度が低くなると発泡性が低下し、
高くなると発泡が未完全に終わることが多くなるので、
分解終了温度が150〜210℃であるものが好まし
い。このような熱分解型発泡剤としては、例えば、アゾ
ジカルボンアミド(分解開始温度=200℃、分解終了
温度=210℃)、N,N’−ジニトロソペンタメチレ
ンテトラミン(分解開始温度=200℃、分解終了温度
=205℃)、4,4’−オキシビスベンゼンスルホニ
ルヒドラジド(分解開始温度=155℃、分解終了温度
=160℃)等が挙げられ、これらは単独で使用しても
2種以上併用してもよい。中でも、発生ガスの量、取り
扱いの安全性等が優れているのでアゾジカルボンアミド
が好ましい。熱分解型発泡剤の添加量は所望の発泡倍率
に応じて適宜決定されるが、少なくなると所望の発泡倍
率が得られず、多くなると架橋と発泡を同時進行的に行
うことが困難になるので、エチレン系樹脂(a)100
重量部に対し、1〜30重量部が適当である。
くなると発泡性が低下し、高くなると異常気泡等が生じ
易くなるので、分解開始温度がエチレン系樹脂(a)の
融点(DSCでのピーク温度)よりも20℃以上高いも
のが好ましく、20〜150℃高いものがより好まし
い。また、分解終了温度が低くなると発泡性が低下し、
高くなると発泡が未完全に終わることが多くなるので、
分解終了温度が150〜210℃であるものが好まし
い。このような熱分解型発泡剤としては、例えば、アゾ
ジカルボンアミド(分解開始温度=200℃、分解終了
温度=210℃)、N,N’−ジニトロソペンタメチレ
ンテトラミン(分解開始温度=200℃、分解終了温度
=205℃)、4,4’−オキシビスベンゼンスルホニ
ルヒドラジド(分解開始温度=155℃、分解終了温度
=160℃)等が挙げられ、これらは単独で使用しても
2種以上併用してもよい。中でも、発生ガスの量、取り
扱いの安全性等が優れているのでアゾジカルボンアミド
が好ましい。熱分解型発泡剤の添加量は所望の発泡倍率
に応じて適宜決定されるが、少なくなると所望の発泡倍
率が得られず、多くなると架橋と発泡を同時進行的に行
うことが困難になるので、エチレン系樹脂(a)100
重量部に対し、1〜30重量部が適当である。
【0020】また、熱分解型発泡剤の分解温度、分解速
度等を調節するために発泡助剤を添加してもよい。発泡
助剤としては、例えば、酸化亜鉛、尿素又はその誘導
体、ステアリン酸マグネシウムなどのステアリン酸塩等
が挙げられ、これらは単独で使用しても2種以上併用し
てもよく、所望の発泡倍率、気泡形状等に応じて組み合
わせ及び添加量を適宜決定する。
度等を調節するために発泡助剤を添加してもよい。発泡
助剤としては、例えば、酸化亜鉛、尿素又はその誘導
体、ステアリン酸マグネシウムなどのステアリン酸塩等
が挙げられ、これらは単独で使用しても2種以上併用し
てもよく、所望の発泡倍率、気泡形状等に応じて組み合
わせ及び添加量を適宜決定する。
【0021】上記架橋剤は、分解速度が速すぎたり遅す
ぎたりすると架橋と発泡を同時進行的に行うことが困難
になるので、1分間の半減温度(以下、「半減温度」と
記す)が150〜190℃のものが好ましい。このよう
な架橋剤としては、例えば、ジクミルペルオキシド(半
減温度=171℃)、1,1−ジ(t−ブチルペルオキ
シ)シクロヘキサン(半減温度=153℃)、α,α’
−ビス(t−ブチルペルオキシイソプロピル)ベンゼン
(半減温度=182℃)、t−ブチルペルオキシクメン
(半減温度=178℃)等が挙げられる。架橋剤の添加
量は所望の架橋度に応じて適宜決定されるが、少なくな
ると所望の架橋度が得られず、多くなると架橋と発泡を
同時進行的に行うことが困難になるので、エチレン系樹
脂(a)100重量部に対し、0.3〜3重量部が適当
である。
ぎたりすると架橋と発泡を同時進行的に行うことが困難
になるので、1分間の半減温度(以下、「半減温度」と
記す)が150〜190℃のものが好ましい。このよう
な架橋剤としては、例えば、ジクミルペルオキシド(半
減温度=171℃)、1,1−ジ(t−ブチルペルオキ
シ)シクロヘキサン(半減温度=153℃)、α,α’
−ビス(t−ブチルペルオキシイソプロピル)ベンゼン
(半減温度=182℃)、t−ブチルペルオキシクメン
(半減温度=178℃)等が挙げられる。架橋剤の添加
量は所望の架橋度に応じて適宜決定されるが、少なくな
ると所望の架橋度が得られず、多くなると架橋と発泡を
同時進行的に行うことが困難になるので、エチレン系樹
脂(a)100重量部に対し、0.3〜3重量部が適当
である。
【0022】上記架橋助剤は、架橋剤と併用して架橋を
促進するため及び熱分解型発泡剤の分解に対して架橋の
進行を制御し、架橋と発泡を同時進行的に行うために使
用する。架橋助剤としては多官能モノマーが使用され、
例えば、トリアリルイソシアヌレート、ジビニルベンゼ
ン、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレー
ト、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレー
ト、1,9−ノナンジオールジ(メタ)アクリレート、
1,10−デカンジオール(メタ)アクリレート、トリ
メリット酸トリアリルエステル、エチルビニルベンゼ
ン、フタル酸ジアリルエステル等が挙げられ、これらは
単独で使用しても2種以上併用してもよい。中でも、樹
脂との親和性が優れているのでトリアリルイソシアヌレ
ートが好ましい。架橋助剤の添加量は、少なくなると架
橋度が上がらず発泡性が低下し、多くなると架橋が必要
以上に進行し、得られる連続気泡性架橋発泡体の連続気
泡率が低下するので、エチレン系樹脂(a)100重量
部に対し、0.3〜5重量部が適当である。
促進するため及び熱分解型発泡剤の分解に対して架橋の
進行を制御し、架橋と発泡を同時進行的に行うために使
用する。架橋助剤としては多官能モノマーが使用され、
例えば、トリアリルイソシアヌレート、ジビニルベンゼ
ン、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレー
ト、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレー
ト、1,9−ノナンジオールジ(メタ)アクリレート、
1,10−デカンジオール(メタ)アクリレート、トリ
メリット酸トリアリルエステル、エチルビニルベンゼ
ン、フタル酸ジアリルエステル等が挙げられ、これらは
単独で使用しても2種以上併用してもよい。中でも、樹
脂との親和性が優れているのでトリアリルイソシアヌレ
ートが好ましい。架橋助剤の添加量は、少なくなると架
橋度が上がらず発泡性が低下し、多くなると架橋が必要
以上に進行し、得られる連続気泡性架橋発泡体の連続気
泡率が低下するので、エチレン系樹脂(a)100重量
部に対し、0.3〜5重量部が適当である。
【0023】無架橋の状態で所望の形状に成型する際の
温度及び時間は、使用する樹脂、架橋剤等により異なる
が、例えば、架橋剤としてジクミルペルオキシドを使用
した場合は130〜140℃で10〜30分程度が適当
である。
温度及び時間は、使用する樹脂、架橋剤等により異なる
が、例えば、架橋剤としてジクミルペルオキシドを使用
した場合は130〜140℃で10〜30分程度が適当
である。
【0024】成型する工程において架橋が生じた場合に
は、後の工程で機械的変形により気泡を連通しても、連
続気泡率が極めて低いものしか得られない。また、該工
程を行わない場合は樹脂の粘度調整が行われず、得られ
る連続気泡性架橋発泡体の連続気泡率及び圧縮回復性が
低下する。尚、本発明でいう無架橋の状態とは架橋度が
0%の状態である。
は、後の工程で機械的変形により気泡を連通しても、連
続気泡率が極めて低いものしか得られない。また、該工
程を行わない場合は樹脂の粘度調整が行われず、得られ
る連続気泡性架橋発泡体の連続気泡率及び圧縮回復性が
低下する。尚、本発明でいう無架橋の状態とは架橋度が
0%の状態である。
【0025】本発明でいう架橋度は以下の方法により測
定された値である。まず、任意の時点での発泡体を厚さ
方向に精密に約100mg秤取し、120℃のキシレン
100ml中に24時間浸した後、200メッシュのス
テンレス製金網でろ過し、金網上の不溶解分を真空乾燥
する。次に、不溶解分の重量を精密に秤量し、架橋度を
以下の式により百分率で算出する。 架橋度(%)=(不溶解分の重量/秤取した発泡体の重
量)×100
定された値である。まず、任意の時点での発泡体を厚さ
方向に精密に約100mg秤取し、120℃のキシレン
100ml中に24時間浸した後、200メッシュのス
テンレス製金網でろ過し、金網上の不溶解分を真空乾燥
する。次に、不溶解分の重量を精密に秤量し、架橋度を
以下の式により百分率で算出する。 架橋度(%)=(不溶解分の重量/秤取した発泡体の重
量)×100
【0026】次に、本発明でいう同時進行的の意味を説
明する。同時進行的とは、任意の時点での熱分解型発泡
剤の分解率に対する架橋度の比が、常に20以下である
場合をいう。即ち、以下の式を常に満たすことをいう。 (架橋度/熱分解型発泡剤の分解率)≦20
明する。同時進行的とは、任意の時点での熱分解型発泡
剤の分解率に対する架橋度の比が、常に20以下である
場合をいう。即ち、以下の式を常に満たすことをいう。 (架橋度/熱分解型発泡剤の分解率)≦20
【0027】上記熱分解型発泡剤の分解率は、得られた
架橋発泡体の発泡倍率に対する、架橋度を測定した時点
での発泡倍率の比を百分率で示した値であり、以下の式
により算出する。 分解率(%)=(測定した発泡倍率/得られた架橋発泡
体の発泡倍率)×100 尚、発泡倍率は、ミラージュ社製の電子比重計、商品名
「ED120T」を用いて測定した密度の逆数である。
架橋発泡体の発泡倍率に対する、架橋度を測定した時点
での発泡倍率の比を百分率で示した値であり、以下の式
により算出する。 分解率(%)=(測定した発泡倍率/得られた架橋発泡
体の発泡倍率)×100 尚、発泡倍率は、ミラージュ社製の電子比重計、商品名
「ED120T」を用いて測定した密度の逆数である。
【0028】架橋と発泡を同時進行的に行う際の温度及
び時間は、使用する樹脂、熱分解型発泡剤、架橋剤等に
より異なるが、通常は150〜200℃で10〜90分
である。
び時間は、使用する樹脂、熱分解型発泡剤、架橋剤等に
より異なるが、通常は150〜200℃で10〜90分
である。
【0029】上記架橋発泡体は独立気泡性のものである
が、機械的変形を加えることにより気泡を連通し、請求
項1記載の発明の連続気泡性架橋発泡体が得られる。
が、機械的変形を加えることにより気泡を連通し、請求
項1記載の発明の連続気泡性架橋発泡体が得られる。
【0030】機械的変形を加える方法としては、従来公
知の任意の方法が採用されてよく、例えば、等速で回転
する2本のロール間に架橋発泡体を通し、架橋発泡体厚
さの1〜10%程度の厚さに圧縮する方法が挙げられ
る。機械的変形は1回加えるだけでもよく、複数回繰返
して加えてもよい。
知の任意の方法が採用されてよく、例えば、等速で回転
する2本のロール間に架橋発泡体を通し、架橋発泡体厚
さの1〜10%程度の厚さに圧縮する方法が挙げられ
る。機械的変形は1回加えるだけでもよく、複数回繰返
して加えてもよい。
【0031】請求項2記載の発明の連続気泡性架橋発泡
体の製造方法は、四価の遷移金属を含有するメタロセン
触媒を用いて重合したエチレン系樹脂(以下、「エチレ
ン系樹脂(b)」と記す)100重量部、熱分解型発泡
剤1〜30重量部、架橋剤0.3〜3重量部及び架橋助
剤0.3〜5重量部を無架橋の状態で成型した後、常圧
下で加熱して架橋及び発泡を同時進行的に行い架橋発泡
体とし、該架橋発泡体の気泡を機械的変形を加えること
により連通することを特徴とする。
体の製造方法は、四価の遷移金属を含有するメタロセン
触媒を用いて重合したエチレン系樹脂(以下、「エチレ
ン系樹脂(b)」と記す)100重量部、熱分解型発泡
剤1〜30重量部、架橋剤0.3〜3重量部及び架橋助
剤0.3〜5重量部を無架橋の状態で成型した後、常圧
下で加熱して架橋及び発泡を同時進行的に行い架橋発泡
体とし、該架橋発泡体の気泡を機械的変形を加えること
により連通することを特徴とする。
【0032】上記メタロセン触媒としては前述と同様の
ものが使用でき、その重合方法も前述と同様である。
ものが使用でき、その重合方法も前述と同様である。
【0033】請求項2記載の発明で使用されるエチレン
系樹脂(b)は、四価の遷移金属を含有するメタロセン
触媒を用いて重合したものであり、例えば、低密度ポリ
エチレン、エチレンにα−オレフィンが共重合された直
鎖状低密度ポリエチレン、エチレンを主成分とするエチ
レン−酢酸ビニル共重合体やエチレン−エチルアクリレ
ート等が挙げられ、これらは単独で使用しても2種以上
併用してもよい。α−オレフィンとしては、例えば、プ
ロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、
4−メチル−1−ペンテン、1−ヘプテン、1−オクテ
ン等が挙げられ、後述する密度範囲のエチレン系樹脂
(b)が得られ易いので1−オクテンが好ましい。
系樹脂(b)は、四価の遷移金属を含有するメタロセン
触媒を用いて重合したものであり、例えば、低密度ポリ
エチレン、エチレンにα−オレフィンが共重合された直
鎖状低密度ポリエチレン、エチレンを主成分とするエチ
レン−酢酸ビニル共重合体やエチレン−エチルアクリレ
ート等が挙げられ、これらは単独で使用しても2種以上
併用してもよい。α−オレフィンとしては、例えば、プ
ロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、
4−メチル−1−ペンテン、1−ヘプテン、1−オクテ
ン等が挙げられ、後述する密度範囲のエチレン系樹脂
(b)が得られ易いので1−オクテンが好ましい。
【0034】エチレン系樹脂(b)の密度は、小さくな
ると単量体からの重合自体が困難になり、大きくなると
得られる連続気泡性架橋発泡体の圧縮回復性及びシール
性が低下するので、0.840〜0.920g/cm3
が好ましく、より好ましくは0.840〜0.890g
/cm3 である。
ると単量体からの重合自体が困難になり、大きくなると
得られる連続気泡性架橋発泡体の圧縮回復性及びシール
性が低下するので、0.840〜0.920g/cm3
が好ましく、より好ましくは0.840〜0.890g
/cm3 である。
【0035】エチレン系樹脂(b)にはエチレン系樹脂
(b)以外のオレフィン系樹脂(以下、「オレフィン系
樹脂(b)」と記す)を配合してもよい。オレフィン系
樹脂(b)としては、従来発泡体に使用される任意のも
のが使用でき、例えば、上記メタロセン触媒を用いずに
重合した低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高
密度ポリエチレン、エチレンにα−オレフィンが共重合
された直鎖状低密度ポリエチレン、エチレンを主成分と
するエチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−エチル
アクリレート等のエチレン系樹脂の他、プロピレン単独
重合体、プロピレンを主成分とするエチレン−プロピレ
ン共重合体、ブテン単独重合体、ブテンを主成分とする
エチレン−ブテン共重合体等が挙げられ、これらは単独
で使用しても2種以上併用してもよい。α−オレフィン
としては前述と同様のものが挙げられる。
(b)以外のオレフィン系樹脂(以下、「オレフィン系
樹脂(b)」と記す)を配合してもよい。オレフィン系
樹脂(b)としては、従来発泡体に使用される任意のも
のが使用でき、例えば、上記メタロセン触媒を用いずに
重合した低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高
密度ポリエチレン、エチレンにα−オレフィンが共重合
された直鎖状低密度ポリエチレン、エチレンを主成分と
するエチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−エチル
アクリレート等のエチレン系樹脂の他、プロピレン単独
重合体、プロピレンを主成分とするエチレン−プロピレ
ン共重合体、ブテン単独重合体、ブテンを主成分とする
エチレン−ブテン共重合体等が挙げられ、これらは単独
で使用しても2種以上併用してもよい。α−オレフィン
としては前述と同様のものが挙げられる。
【0036】上記オレフィン系樹脂(b)の配合量は、
多くなると得られる連続気泡性架橋発泡体の圧縮回復
性、シール性及び気密性が低下するので、80重量%以
下に限定され、好ましくは50重量%以下、より好まし
くは35重量%以下である。尚、本発明では、エチレン
系樹脂(b)にオレフィン系樹脂(b)を配合した結
果、オレフィン系樹脂(b)が主成分となったものもエ
チレン系樹脂(b)として表わす。
多くなると得られる連続気泡性架橋発泡体の圧縮回復
性、シール性及び気密性が低下するので、80重量%以
下に限定され、好ましくは50重量%以下、より好まし
くは35重量%以下である。尚、本発明では、エチレン
系樹脂(b)にオレフィン系樹脂(b)を配合した結
果、オレフィン系樹脂(b)が主成分となったものもエ
チレン系樹脂(b)として表わす。
【0037】請求項2記載の発明では、上記エチレン系
樹脂(b)(オレフィン系樹脂(b)を配合したものも
含む)に熱分解型発泡剤、架橋剤及び架橋助剤を添加し
てニーダーミキサー等で溶融混練し、プレス等の従来公
知の任意の方法により無架橋の状態に保持しながら所望
の形状に成型する。所望の形状に成型した後に常圧下で
熱分解型発泡剤の分解開始温度以上、かつ、架橋剤の分
解開始温度以上に加熱して発泡及び架橋を同時進行的に
行い、架橋発泡体を得る。
樹脂(b)(オレフィン系樹脂(b)を配合したものも
含む)に熱分解型発泡剤、架橋剤及び架橋助剤を添加し
てニーダーミキサー等で溶融混練し、プレス等の従来公
知の任意の方法により無架橋の状態に保持しながら所望
の形状に成型する。所望の形状に成型した後に常圧下で
熱分解型発泡剤の分解開始温度以上、かつ、架橋剤の分
解開始温度以上に加熱して発泡及び架橋を同時進行的に
行い、架橋発泡体を得る。
【0038】上記熱分解型発泡剤は、分解開始温度が低
くなると発泡性が低下し、高くなると異常気泡等が生じ
易くなるので、分解開始温度がエチレン系樹脂(b)の
融点よりも20℃以上高いものが好ましく、20〜15
0℃高いものがより好ましい。また、分解終了温度が低
くなると発泡性が低下し、高くなると発泡が未完全に終
わることが多くなるので、分解終了温度が150〜21
0℃のものが好ましい。このような熱分解型発泡剤とし
ては前述と同様のものが挙げられる。熱分解型発泡剤の
添加量は所望の発泡倍率に応じて適宜決定されるが、少
なくなると所望の発泡倍率が得られず、多くなると架橋
と発泡を同時進行的に行うことが困難になるので、エチ
レン系樹脂(b)100重量部に対し、1〜30重量部
が適当である。また、前述と同様に発泡助剤を添加して
もよい。
くなると発泡性が低下し、高くなると異常気泡等が生じ
易くなるので、分解開始温度がエチレン系樹脂(b)の
融点よりも20℃以上高いものが好ましく、20〜15
0℃高いものがより好ましい。また、分解終了温度が低
くなると発泡性が低下し、高くなると発泡が未完全に終
わることが多くなるので、分解終了温度が150〜21
0℃のものが好ましい。このような熱分解型発泡剤とし
ては前述と同様のものが挙げられる。熱分解型発泡剤の
添加量は所望の発泡倍率に応じて適宜決定されるが、少
なくなると所望の発泡倍率が得られず、多くなると架橋
と発泡を同時進行的に行うことが困難になるので、エチ
レン系樹脂(b)100重量部に対し、1〜30重量部
が適当である。また、前述と同様に発泡助剤を添加して
もよい。
【0039】上記架橋剤は、分解速度が速すぎたり遅す
ぎたりすると架橋と発泡を同時進行的に行うことが困難
になるので、半減温度が150〜190℃のものが好ま
しい。このような架橋剤としては前述と同様のものが挙
げられる。架橋剤の添加量は所望の架橋度に応じて適宜
決定されるが、少なくなると所望の架橋度が得られず、
多くなると架橋と発泡を同時進行的に行うことが困難に
なるので、エチレン系樹脂(b)100重量部に対し、
0.3〜3重量部が適当である。
ぎたりすると架橋と発泡を同時進行的に行うことが困難
になるので、半減温度が150〜190℃のものが好ま
しい。このような架橋剤としては前述と同様のものが挙
げられる。架橋剤の添加量は所望の架橋度に応じて適宜
決定されるが、少なくなると所望の架橋度が得られず、
多くなると架橋と発泡を同時進行的に行うことが困難に
なるので、エチレン系樹脂(b)100重量部に対し、
0.3〜3重量部が適当である。
【0040】上記架橋助剤としては前述と同様のものが
挙げられ、前述と同様の目的で添加する。架橋助剤の添
加量は、少なくなると架橋度が上がらず発泡性が低下
し、多くなると架橋が必要以上に進行し、得られる連続
気泡性架橋発泡体の連続気泡率が低下するので、エチレ
ン系樹脂(b)100重量部に対し、0.3〜5重量部
が適当である。
挙げられ、前述と同様の目的で添加する。架橋助剤の添
加量は、少なくなると架橋度が上がらず発泡性が低下
し、多くなると架橋が必要以上に進行し、得られる連続
気泡性架橋発泡体の連続気泡率が低下するので、エチレ
ン系樹脂(b)100重量部に対し、0.3〜5重量部
が適当である。
【0041】無架橋の状態で所望の形状に成型する際の
温度及び時間、架橋と発泡を同時進行的に行う際の温度
及び時間は、前述と同様である。
温度及び時間、架橋と発泡を同時進行的に行う際の温度
及び時間は、前述と同様である。
【0042】上記架橋発泡体は独立気泡性のものである
が、機械的変形を加えることにより気泡を連通し、請求
項2記載の発明の連続気泡性架橋発泡体が得られる。機
械的変形を加える方法としては前述と同様の方法が挙げ
られる。
が、機械的変形を加えることにより気泡を連通し、請求
項2記載の発明の連続気泡性架橋発泡体が得られる。機
械的変形を加える方法としては前述と同様の方法が挙げ
られる。
【0043】尚、本発明の製造方法では物性を損なわな
い範囲で必要に応じて抗菌剤、難燃剤、消臭剤、顔料等
を添加してもよい。
い範囲で必要に応じて抗菌剤、難燃剤、消臭剤、顔料等
を添加してもよい。
【0044】
【発明の実施の形態】以下に実施例を挙げて本発明の態
様を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例のみ
に限定されるものではない。
様を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例のみ
に限定されるものではない。
【0045】
【実施例】実施例及び比較例では以下に示した樹脂を使
用した。 LLDPE1;四価の遷移金属を含有するメタロセン触
媒を用いて重合した、密度が0.870g/cm3 、融
点が60℃の、1−オクテンが共重合された直鎖状低密
度ポリエチレン(ダウ・ケミカル社製、商品名「EG8
200」) LLDPE2;四価の遷移金属を含有するメタロセン触
媒を用いて重合した、密度が0.900g/cm3 、融
点が92℃の、1−ヘキセンが共重合された直鎖状低密
度ポリエチレン(エクソン・ケミカル社製、「商品名E
XACT3027」) LDPE1;密度が0.895g/cm3 、融点が11
3℃の低密度ポリエチレン(住友化学社製、商品名「E
UL130」) LDPE2;密度が0.920g/cm3 、融点が11
8℃の低密度ポリエチレン(三菱化学社製、商品名「L
E520H」) HDPE;密度が0.940g/cm3 、融点が127
℃の高密度ポリエチレン(三井石油化学社製、商品名
「HZ2100J」)
用した。 LLDPE1;四価の遷移金属を含有するメタロセン触
媒を用いて重合した、密度が0.870g/cm3 、融
点が60℃の、1−オクテンが共重合された直鎖状低密
度ポリエチレン(ダウ・ケミカル社製、商品名「EG8
200」) LLDPE2;四価の遷移金属を含有するメタロセン触
媒を用いて重合した、密度が0.900g/cm3 、融
点が92℃の、1−ヘキセンが共重合された直鎖状低密
度ポリエチレン(エクソン・ケミカル社製、「商品名E
XACT3027」) LDPE1;密度が0.895g/cm3 、融点が11
3℃の低密度ポリエチレン(住友化学社製、商品名「E
UL130」) LDPE2;密度が0.920g/cm3 、融点が11
8℃の低密度ポリエチレン(三菱化学社製、商品名「L
E520H」) HDPE;密度が0.940g/cm3 、融点が127
℃の高密度ポリエチレン(三井石油化学社製、商品名
「HZ2100J」)
【0046】(実施例1〜11、比較例1、2、5〜
7)表1及び表2に示した所定量のLLDPE1、LL
DPE2、LDPE1、LDPE2、MDPE、アゾジ
カルボンアミド、ジクミルペルオキシド、トリアリルイ
ソシアヌレート及び酸化亜鉛をニーダーミキサーにより
110℃で溶融混練した後、縦30cm×横30cm×
深さ5cmの凹部を有する金型内に導入し、該凹部を別
の平滑面を有する金型にて密閉し、表1及び表2に示し
た所定温度を所定時間かけて成型した。成型後の架橋度
は、表1及び表2に示した通りであった。さらに、17
5℃のオーブン中で60分間加熱して架橋と発泡を同時
進行的に行い、架橋発泡体を得た。得られた架橋発泡体
は独立気泡性であった。
7)表1及び表2に示した所定量のLLDPE1、LL
DPE2、LDPE1、LDPE2、MDPE、アゾジ
カルボンアミド、ジクミルペルオキシド、トリアリルイ
ソシアヌレート及び酸化亜鉛をニーダーミキサーにより
110℃で溶融混練した後、縦30cm×横30cm×
深さ5cmの凹部を有する金型内に導入し、該凹部を別
の平滑面を有する金型にて密閉し、表1及び表2に示し
た所定温度を所定時間かけて成型した。成型後の架橋度
は、表1及び表2に示した通りであった。さらに、17
5℃のオーブン中で60分間加熱して架橋と発泡を同時
進行的に行い、架橋発泡体を得た。得られた架橋発泡体
は独立気泡性であった。
【0047】次に、得られた架橋発泡体を厚さ5cmに
スライスし、ロール直径3cmで回転速度が5rpmの
2本のロールを用いて厚さ2mmに圧縮することにより
気泡を連通し、連続気泡性の架橋発泡体を得た。得られ
た連続気泡性架橋発泡体の発泡倍率及び連続気泡率は表
1及び表2に示した通りであった。
スライスし、ロール直径3cmで回転速度が5rpmの
2本のロールを用いて厚さ2mmに圧縮することにより
気泡を連通し、連続気泡性の架橋発泡体を得た。得られ
た連続気泡性架橋発泡体の発泡倍率及び連続気泡率は表
1及び表2に示した通りであった。
【0048】尚、連続気泡率は、ASTM D 194
0 62Tに準拠して測定した独立気泡率から以下の式
により算出した。 連続気泡率(%)=100−独立気泡率(%)
0 62Tに準拠して測定した独立気泡率から以下の式
により算出した。 連続気泡率(%)=100−独立気泡率(%)
【0049】(比較例3、4)表2に示した所定量のL
LDPE1、LLDPE2、LDPE1、LDPE2、
MDPE、アゾジカルボンアミド、ジクミルペルオキシ
ド及びトリアリルイソシアヌレート及び酸化亜鉛をニー
ダーミキサーにより110℃で溶融混練した後シート状
に押出し、175℃のオーブン中で60分間加熱して架
橋と発泡を同時進行的に行い、架橋発泡体を得た。得ら
れた架橋発泡体は独立気泡性であった。得られた架橋発
泡体を厚さ5cmにスライスし、実施例1と同様にして
気泡を連通して連続気泡性の架橋発泡体を得た。得られ
た連続気泡性架橋発泡体の発泡倍率及び連続気泡率は表
2に示した通りであった。
LDPE1、LLDPE2、LDPE1、LDPE2、
MDPE、アゾジカルボンアミド、ジクミルペルオキシ
ド及びトリアリルイソシアヌレート及び酸化亜鉛をニー
ダーミキサーにより110℃で溶融混練した後シート状
に押出し、175℃のオーブン中で60分間加熱して架
橋と発泡を同時進行的に行い、架橋発泡体を得た。得ら
れた架橋発泡体は独立気泡性であった。得られた架橋発
泡体を厚さ5cmにスライスし、実施例1と同様にして
気泡を連通して連続気泡性の架橋発泡体を得た。得られ
た連続気泡性架橋発泡体の発泡倍率及び連続気泡率は表
2に示した通りであった。
【0050】(圧縮回復性の評価)実施例及び比較例で
得られた連続気泡性架橋発泡体の厚さをロール圧縮から
10日後に測定し、ロール圧縮前の厚さ(5cm)に対
する厚さ回復率を以下の式により算出し、その値を表1
及び表2に示した。 厚さ回復率(%)=(10日後の厚さ/ロール圧縮前の
厚さ)×100
得られた連続気泡性架橋発泡体の厚さをロール圧縮から
10日後に測定し、ロール圧縮前の厚さ(5cm)に対
する厚さ回復率を以下の式により算出し、その値を表1
及び表2に示した。 厚さ回復率(%)=(10日後の厚さ/ロール圧縮前の
厚さ)×100
【0051】(外観の評価)実施例及び比較例におい
て、ロール圧縮直後の連続気泡性架橋発泡体の両面を目
視で観察し、表面に発泡ムラ等の外観不良が見られなか
った場合を○、外観不良が見られた場合を×として、結
果を表1及び表2に示した。
て、ロール圧縮直後の連続気泡性架橋発泡体の両面を目
視で観察し、表面に発泡ムラ等の外観不良が見られなか
った場合を○、外観不良が見られた場合を×として、結
果を表1及び表2に示した。
【0052】
【表1】
【0053】
【表2】
【0054】
【発明の効果】上述したように、請求項1記載の発明で
は非常に低密度であるエチレン系樹脂を、また、請求項
2記載の発明ではメタロセン触媒を用いて重合したエチ
レン系樹脂を使用しているので、圧縮回復性、シール性
及び気密性に優れ、かつ、連続気泡率が高く、高発泡倍
率の連続気泡性架橋発泡体が容易に得られる。
は非常に低密度であるエチレン系樹脂を、また、請求項
2記載の発明ではメタロセン触媒を用いて重合したエチ
レン系樹脂を使用しているので、圧縮回復性、シール性
及び気密性に優れ、かつ、連続気泡率が高く、高発泡倍
率の連続気泡性架橋発泡体が容易に得られる。
Claims (2)
- 【請求項1】 密度が0.840〜0.900g/cm
3 のエチレン系樹脂100重量部、熱分解型発泡剤1〜
30重量部、架橋剤0.3〜3重量部及び架橋助剤0.
3〜5重量部を無架橋の状態で成型した後、常圧下で加
熱して架橋及び発泡を同時進行的に行い架橋発泡体と
し、該架橋発泡体の気泡を機械的変形を加えることによ
り連通することを特徴とする連続気泡性架橋発泡体の製
造方法。 - 【請求項2】 四価の遷移金属を含有するメタロセン触
媒を用いて重合したエチレン系樹脂100重量部、熱分
解型発泡剤1〜30重量部、架橋剤0.3〜3重量部及
び架橋助剤0.3〜5重量部を無架橋の状態で成型した
後、常圧下で加熱して架橋及び発泡を同時進行的に行い
架橋発泡体とし、該架橋発泡体の気泡を機械的変形を加
えることにより連通することを特徴とする連続気泡性架
橋発泡体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9303009A JPH11140211A (ja) | 1997-11-05 | 1997-11-05 | 連続気泡性架橋発泡体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9303009A JPH11140211A (ja) | 1997-11-05 | 1997-11-05 | 連続気泡性架橋発泡体の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11140211A true JPH11140211A (ja) | 1999-05-25 |
Family
ID=17915847
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9303009A Pending JPH11140211A (ja) | 1997-11-05 | 1997-11-05 | 連続気泡性架橋発泡体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11140211A (ja) |
-
1997
- 1997-11-05 JP JP9303009A patent/JPH11140211A/ja active Pending
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