JPH11140364A - 印刷インキ用合成樹脂、その製造方法及び印刷インキ - Google Patents
印刷インキ用合成樹脂、その製造方法及び印刷インキInfo
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- JPH11140364A JPH11140364A JP30267897A JP30267897A JPH11140364A JP H11140364 A JPH11140364 A JP H11140364A JP 30267897 A JP30267897 A JP 30267897A JP 30267897 A JP30267897 A JP 30267897A JP H11140364 A JPH11140364 A JP H11140364A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】印刷物中の有機溶剤の残留量が少なく、光沢と
乾燥性が優れた印刷物が得られる印刷インキ用合成樹脂
等を提供する。 【解決手段】下記の構造式で表され、数平均分子量が4
00〜5,000であることを特徴とする印刷インキ用
合成樹脂、その製造方法及び印刷インキに関する。 【化1】 [式中、M1は3〜4価の金属であり、R1はロジン変
性フェノ−ル樹脂残基、α、βーモノエチレン性不飽和
カルボン酸付加ロジン残基または、ロジン残基からなる
群から選ばれる残基を表す。Xは2価金属及びエステル
基を含む2価の官能基を表し、mは1〜30であり、n
は3〜4である。]
乾燥性が優れた印刷物が得られる印刷インキ用合成樹脂
等を提供する。 【解決手段】下記の構造式で表され、数平均分子量が4
00〜5,000であることを特徴とする印刷インキ用
合成樹脂、その製造方法及び印刷インキに関する。 【化1】 [式中、M1は3〜4価の金属であり、R1はロジン変
性フェノ−ル樹脂残基、α、βーモノエチレン性不飽和
カルボン酸付加ロジン残基または、ロジン残基からなる
群から選ばれる残基を表す。Xは2価金属及びエステル
基を含む2価の官能基を表し、mは1〜30であり、n
は3〜4である。]
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷インキ用バイ
ンダー、とりわけ、グラビア印刷インキのバインダ−と
して有用な合成樹脂、その製造方法及び該合成樹脂を必
須の構成成分として含有する印刷インキに関する。
ンダー、とりわけ、グラビア印刷インキのバインダ−と
して有用な合成樹脂、その製造方法及び該合成樹脂を必
須の構成成分として含有する印刷インキに関する。
【0002】
【従来の技術】ロジン及び/またはその誘導体と金属化
合物とから得られる、印刷インキ用の合成樹脂は、高軟
化点で乾燥性に優れるインキ皮膜を形成する処から、現
在、グラビア印刷インキなどのバインダ−として多量に
用いられている。
合物とから得られる、印刷インキ用の合成樹脂は、高軟
化点で乾燥性に優れるインキ皮膜を形成する処から、現
在、グラビア印刷インキなどのバインダ−として多量に
用いられている。
【0003】また、フェノ−ル類をロジン及び/または
その誘導体と金属化合物に導入した合成樹脂が、凹版印
刷インキ用に提案されている(特開平8ー41152号
公報)。 また、フェノ−ル類のみならず、必要に応じ
て脂肪酸エステル、エチレン性不飽和の炭化水素樹脂を
ロジン及び/またはその誘導体と金属化合物に導入した
合成樹脂も提案されている(特開平9ー3406号公
報)。更に、米国特許第4250066号には、ロジン
変性フェノ−ル/ホルムアルデヒド縮合物とαーオレフ
ィンへの無水マレイン酸付加物、またはその部分エステ
ル化物のカルシウムレジネ−トが提案されている。しか
しながら、これらの従来の合成樹脂は、インキ化し印刷
した印刷物中に有機溶剤が残存しやすく、しかも印刷物
の光沢と乾燥性のバランスに欠け、最近の環境保全、印
刷物の高級化、及び印刷の高速化ニ−ズを満足するもの
ではない。
その誘導体と金属化合物に導入した合成樹脂が、凹版印
刷インキ用に提案されている(特開平8ー41152号
公報)。 また、フェノ−ル類のみならず、必要に応じ
て脂肪酸エステル、エチレン性不飽和の炭化水素樹脂を
ロジン及び/またはその誘導体と金属化合物に導入した
合成樹脂も提案されている(特開平9ー3406号公
報)。更に、米国特許第4250066号には、ロジン
変性フェノ−ル/ホルムアルデヒド縮合物とαーオレフ
ィンへの無水マレイン酸付加物、またはその部分エステ
ル化物のカルシウムレジネ−トが提案されている。しか
しながら、これらの従来の合成樹脂は、インキ化し印刷
した印刷物中に有機溶剤が残存しやすく、しかも印刷物
の光沢と乾燥性のバランスに欠け、最近の環境保全、印
刷物の高級化、及び印刷の高速化ニ−ズを満足するもの
ではない。
【0004】印刷物にトルエンなどの有機溶剤が多く残
存していると、有機溶剤が大気中に飛散し、環境保全上
好ましくない。また最近の印刷機の高速印刷化に伴い、
印刷物の光沢と乾燥性のバランスに欠けるという問題が
新たに発生し、この高速印刷に追随できる合成樹脂が要
請されている。
存していると、有機溶剤が大気中に飛散し、環境保全上
好ましくない。また最近の印刷機の高速印刷化に伴い、
印刷物の光沢と乾燥性のバランスに欠けるという問題が
新たに発生し、この高速印刷に追随できる合成樹脂が要
請されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、印刷物中の
有機溶剤の残留量が少なく、しかも光沢と乾燥性のバラ
ンスの何れにも優れた印刷物が得られる印刷インキ用合
成樹脂、その製造方法、及び該印刷インキ用合成樹脂を
必須の構成成分として含有する印刷インキ、とりわけ、
出版グラビア印刷用インキを提供することを目的とす
る。
有機溶剤の残留量が少なく、しかも光沢と乾燥性のバラ
ンスの何れにも優れた印刷物が得られる印刷インキ用合
成樹脂、その製造方法、及び該印刷インキ用合成樹脂を
必須の構成成分として含有する印刷インキ、とりわけ、
出版グラビア印刷用インキを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
について鋭意検討を重ねた結果、水酸化カルシウム等の
2価の金属化合物と、ロジン変性フェノ−ル樹脂とロジ
ン、及びまたはα,β−モノエチレン性不飽和カルボン
酸付加ロジン(以後、これを付加ロジンと略称する。)
を反応せしめ、更に3価又は4価、特に3価の金属アル
コレ−ト化合物を反応せしめることにより、上記課題が
解決できることを見いだし、本発明を完成させるに到っ
た。
について鋭意検討を重ねた結果、水酸化カルシウム等の
2価の金属化合物と、ロジン変性フェノ−ル樹脂とロジ
ン、及びまたはα,β−モノエチレン性不飽和カルボン
酸付加ロジン(以後、これを付加ロジンと略称する。)
を反応せしめ、更に3価又は4価、特に3価の金属アル
コレ−ト化合物を反応せしめることにより、上記課題が
解決できることを見いだし、本発明を完成させるに到っ
た。
【0007】即ち、本発明は下記の構造式で表され、数
平均分子量が400〜5,000であることを特徴とす
る印刷インキ用合成樹脂を提供する。
平均分子量が400〜5,000であることを特徴とす
る印刷インキ用合成樹脂を提供する。
【0008】
【化4】
【0009】[式中、M1は3〜4価の金属であり、R
1はロジン変性フェノ−ル樹脂残基、α、βーモノエチ
レン性不飽和カルボン酸付加ロジン残基ロジン残基から
なる群から選ばれる1種または2種以上の残基を表す。
Xは構造式(1)又は構造式(2)を表わされる2価の
官能基を表し、mは1〜30の整数であり、nは3〜4
の整数である。
1はロジン変性フェノ−ル樹脂残基、α、βーモノエチ
レン性不飽和カルボン酸付加ロジン残基ロジン残基から
なる群から選ばれる1種または2種以上の残基を表す。
Xは構造式(1)又は構造式(2)を表わされる2価の
官能基を表し、mは1〜30の整数であり、nは3〜4
の整数である。
【0010】
【化5】
【0011】
【化6】
【0012】(式中、R2はα、βーモノエチレン性不
飽和カルボン酸付加ロジン残基を表し、R3はロジン変
性フェノ−ル樹脂残基、M2は2価の金属を表す。)] 好ましくは、上記式中、M1がアルミニウム、ジルコニ
ウム及びチタンからなる群から選ばれる1種又は2種以
上である、印刷インキ用合成樹脂を提供するものであ
る。
飽和カルボン酸付加ロジン残基を表し、R3はロジン変
性フェノ−ル樹脂残基、M2は2価の金属を表す。)] 好ましくは、上記式中、M1がアルミニウム、ジルコニ
ウム及びチタンからなる群から選ばれる1種又は2種以
上である、印刷インキ用合成樹脂を提供するものであ
る。
【0013】またα,β−モノエチレン性不飽和カルボ
ン酸とロジンとを反応させて得られるカルボキシル基含
有ロジンとロジン変性フェノ−ル樹脂、またはロジンエ
ステルに、2価の金属化合物を反応させ、次いで3価又
は4価の金属化合物を反応させることを特徴とする印刷
インキ用合成樹脂の製造方法を提供するものであり、好
ましくは3価又は4価の金属化合物が、アルミニウムア
ルコレ−ト、ジルコニウムアルコレ−ト及びチタンアル
コレ−トからなる群から選ばれる1種又は2種以上であ
る上記製造方法を提供する。
ン酸とロジンとを反応させて得られるカルボキシル基含
有ロジンとロジン変性フェノ−ル樹脂、またはロジンエ
ステルに、2価の金属化合物を反応させ、次いで3価又
は4価の金属化合物を反応させることを特徴とする印刷
インキ用合成樹脂の製造方法を提供するものであり、好
ましくは3価又は4価の金属化合物が、アルミニウムア
ルコレ−ト、ジルコニウムアルコレ−ト及びチタンアル
コレ−トからなる群から選ばれる1種又は2種以上であ
る上記製造方法を提供する。
【0014】さらに上記の印刷インキ用合成樹脂と顔料
とを含んでなる印刷インキを提供するものである。
とを含んでなる印刷インキを提供するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明をより詳細に説明
する。本発明の印刷インキ用合成樹脂は下記の一般式で
表される。
する。本発明の印刷インキ用合成樹脂は下記の一般式で
表される。
【0016】
【化7】
【0017】Xは構造式(1)又は構造式(2)で表さ
れる2価の官能基を表す。
れる2価の官能基を表す。
【0018】
【化8】
【0019】
【化9】
【0020】構造式(1)及び構造式(2)中、M1は
3〜4価の金属であり、例えばアルミニウム、ジルコニ
ウム、チタン等が挙げられ、このなかでも入手のし易さ
の点から3価のアルミニウムがより好ましい。
3〜4価の金属であり、例えばアルミニウム、ジルコニ
ウム、チタン等が挙げられ、このなかでも入手のし易さ
の点から3価のアルミニウムがより好ましい。
【0021】またM2は、2価の金属であり、例えばカ
ルシウム、マグネシウム、亜鉛、バリウム、マンガン等
が挙げられる。R1はロジン変性フェノ−ル樹脂残基、
ロジンエステル残基、α、βーモノエチレン性不飽和カ
ルボン酸付加ロジン残基ロジン残基からなる群から選ば
れる1種または2種以上の残基を表す。
ルシウム、マグネシウム、亜鉛、バリウム、マンガン等
が挙げられる。R1はロジン変性フェノ−ル樹脂残基、
ロジンエステル残基、α、βーモノエチレン性不飽和カ
ルボン酸付加ロジン残基ロジン残基からなる群から選ば
れる1種または2種以上の残基を表す。
【0022】R2は付加ロジン残基を表す。nはM1の
価数に対応する数値を示すものであり、3〜4の整数で
ある。mは、1〜30の整数であり、これらのうち光沢
の点から1〜20が好ましい。
価数に対応する数値を示すものであり、3〜4の整数で
ある。mは、1〜30の整数であり、これらのうち光沢
の点から1〜20が好ましい。
【0023】R3はロジン変性フェノ−ル樹脂残基を表
す。
す。
【0024】本発明の印刷インキ用合成樹脂は、数平均
分子量が400〜5,000の樹脂である。本発明でい
う数平均分子量とは、ゲルパ−ミエ−ションクロマトグ
ラフ(GPC)により測定された値で示される分子量を
いい、その数値はポリスチレン換算値である。本発明の
合成樹脂の数平均分子量が400未満では乾燥性が劣
り、また5,000を越えると溶剤溶解性が低下するの
で好ましくない。
分子量が400〜5,000の樹脂である。本発明でい
う数平均分子量とは、ゲルパ−ミエ−ションクロマトグ
ラフ(GPC)により測定された値で示される分子量を
いい、その数値はポリスチレン換算値である。本発明の
合成樹脂の数平均分子量が400未満では乾燥性が劣
り、また5,000を越えると溶剤溶解性が低下するの
で好ましくない。
【0025】本発明の合成樹脂の粘度は、印刷インキ用
合成樹脂の取り扱い上5,000cps以下が好まし
い。この樹脂の粘度は回転粘度計(B型粘度計)で測定
することができる。
合成樹脂の取り扱い上5,000cps以下が好まし
い。この樹脂の粘度は回転粘度計(B型粘度計)で測定
することができる。
【0026】更に、本発明の印刷インキ用合成樹脂の酸
価としては、ソリッド換算酸価で20〜150KOHm
g/gなる範囲であることが好ましい。酸価が20未満
であると顔料分散性に問題があり、また150を越える
と溶剤溶解性に問題があり、好ましくない。
価としては、ソリッド換算酸価で20〜150KOHm
g/gなる範囲であることが好ましい。酸価が20未満
であると顔料分散性に問題があり、また150を越える
と溶剤溶解性に問題があり、好ましくない。
【0027】次に本発明の印刷インキ用合成樹脂の製造
方法について説明する。すなわち、原料として、1)ロ
ジン変性フェノ−ル樹脂と、2)α,β−モノエチレン
性不飽和カルボン酸と、3)ロジンと、4)2価の金属
化合物と、5)3〜4価の金属化合物を用い、これらを
順次反応させることにより本発明の印刷インキ用合成樹
脂を得ることができる。
方法について説明する。すなわち、原料として、1)ロ
ジン変性フェノ−ル樹脂と、2)α,β−モノエチレン
性不飽和カルボン酸と、3)ロジンと、4)2価の金属
化合物と、5)3〜4価の金属化合物を用い、これらを
順次反応させることにより本発明の印刷インキ用合成樹
脂を得ることができる。
【0028】反応順序としては、上記2)と3)とを反
応させた後、1)混合し、4)を反応させ、次いで5)
を反応させるか、又は2)と3)を反応させ、1)を混
合し、5)を反応させてから、4)を反応させる方法が
ある。このうち2)と3)とを反応させた後、1)を混
合し、4)を反応させ、次いで5)を反応させる方法が
生成物の構造をコントロールする点で好ましい。
応させた後、1)混合し、4)を反応させ、次いで5)
を反応させるか、又は2)と3)を反応させ、1)を混
合し、5)を反応させてから、4)を反応させる方法が
ある。このうち2)と3)とを反応させた後、1)を混
合し、4)を反応させ、次いで5)を反応させる方法が
生成物の構造をコントロールする点で好ましい。
【0029】また、本発明では、4)、5)の反応は溶
剤中で行われる。一方、4)、5)の反応を塊状(無溶
剤)で行なうことも可能であるが、未反応の金属化合物
が残存し、生成物である樹脂が不均一となりやすく好ま
しくない。
剤中で行われる。一方、4)、5)の反応を塊状(無溶
剤)で行なうことも可能であるが、未反応の金属化合物
が残存し、生成物である樹脂が不均一となりやすく好ま
しくない。
【0030】本発明でいうロジン変性フェノ−ル樹脂は
フェノール類とロジンとから公知の方法で合成される。
フェノ−ル類としては、フェノ−ルまたは炭素数1〜1
2の側鎖を持つアルキルフェノ−ル類など公知慣用のも
のがいずれも使用できる。例えば、フェノ−ル、クレゾ
−ル類、キシレノ−ル類、パラタ−シャリブチルフェノ
−ル、パラタ−シャリアミルフェノ−ル、パラオクチル
フェノ−ル、パラノニルフェノ−ル、クミルフェノ−
ル、パラフェニルフェノ−ル、ビスフェノ−ルAなどが
ある。これらのうち、特に有機溶剤の残留量と乾燥性と
のバランスの面から、フェノール又は炭素数1〜4の側
鎖を持つアルキルフェノールが好ましい。
フェノール類とロジンとから公知の方法で合成される。
フェノ−ル類としては、フェノ−ルまたは炭素数1〜1
2の側鎖を持つアルキルフェノ−ル類など公知慣用のも
のがいずれも使用できる。例えば、フェノ−ル、クレゾ
−ル類、キシレノ−ル類、パラタ−シャリブチルフェノ
−ル、パラタ−シャリアミルフェノ−ル、パラオクチル
フェノ−ル、パラノニルフェノ−ル、クミルフェノ−
ル、パラフェニルフェノ−ル、ビスフェノ−ルAなどが
ある。これらのうち、特に有機溶剤の残留量と乾燥性と
のバランスの面から、フェノール又は炭素数1〜4の側
鎖を持つアルキルフェノールが好ましい。
【0031】ロジンは、通常用いられるものがいずれも
使用できる。特に代表的なもののみを例示するに止めれ
ば、ガムロジン、ト−ル油ロジン、ウッドロジンまたは
二量化ロジンなどの重合ロジンなどが挙げられる。これ
らは、単独または混合して使用され、混合比率は特に限
定されるものではない。
使用できる。特に代表的なもののみを例示するに止めれ
ば、ガムロジン、ト−ル油ロジン、ウッドロジンまたは
二量化ロジンなどの重合ロジンなどが挙げられる。これ
らは、単独または混合して使用され、混合比率は特に限
定されるものではない。
【0032】本発明の付加ロジンを調製するために用い
られるα,β−モノエチレン性不飽和カルボン酸として
は、公知慣用のものがいずれも使用できる。特に代表的
なもののみを例示するに止めれば、(無水)マレイン
酸、フマル酸またはイタコン酸などの不飽和ジカルボン
酸などが挙げられる。
られるα,β−モノエチレン性不飽和カルボン酸として
は、公知慣用のものがいずれも使用できる。特に代表的
なもののみを例示するに止めれば、(無水)マレイン
酸、フマル酸またはイタコン酸などの不飽和ジカルボン
酸などが挙げられる。
【0033】次に得られた付加ロジンに、2価の金属化
合物を反応させる。この2価の金属化合物としては、通
常、この種の導入化反応に用いられているものがいずれ
も使用できる。特に代表的なもののみを例示するに止め
れば、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、バリウム、マ
ンガンの各種金属の酸化物、水酸化物あるいは有機酸塩
類などが挙げられる。
合物を反応させる。この2価の金属化合物としては、通
常、この種の導入化反応に用いられているものがいずれ
も使用できる。特に代表的なもののみを例示するに止め
れば、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、バリウム、マ
ンガンの各種金属の酸化物、水酸化物あるいは有機酸塩
類などが挙げられる。
【0034】該金属化合物の使用量としては、原料とし
て用いたロジン100部に対して2〜20重量%なる範
囲が適切である。
て用いたロジン100部に対して2〜20重量%なる範
囲が適切である。
【0035】次いで上記の付加ロジンに3〜4価の金属
を導入する反応は、有機溶剤の存在下で行なう。その反
応温度は、200℃以下、好ましくは、50〜150℃
なる範囲が好ましい。200℃より高い温度で反応する
場合には、どうしても、反応の進行が速すぎ、反応を制
御することが困難である。また50℃よりも低い温度で
は反応が充分進行しないので好ましくない。
を導入する反応は、有機溶剤の存在下で行なう。その反
応温度は、200℃以下、好ましくは、50〜150℃
なる範囲が好ましい。200℃より高い温度で反応する
場合には、どうしても、反応の進行が速すぎ、反応を制
御することが困難である。また50℃よりも低い温度で
は反応が充分進行しないので好ましくない。
【0036】3〜4価の金属化合物としては、金属アル
コレート、金属キレートいずれも通常使用されているも
のがいずれ使用できるが、金属アルコレートが好まし
い。金属アルコレートとしては、そのうちでも特に代表
的なものを例示するに止めれば、アルミニウムトレエチ
レ−ト、ジルコニウムテトラエチレ−ト、チタンテトラ
エチレ−ト、マグネシウムジ(イソ)プロピレ−ト、ア
ルミニウムトリ(イソ)プロピレ−ト、ジルコニウムテ
トラ(イソ)プロピレ−ト、チタンテトラ(イソ)プロ
ピレ−ト、アルミニウムトリ(イソ、セカンダリ、タ−
シャリ)ブチレ−ト、ジルコニウムテトラ(イソ、セカ
ンダリ、タ−シャリ)ブチレ−ト、チタンテトラ(イ
ソ、セカンダリ、タ−シャリ)ブチレ−ト、またモノセ
カンダリブトキシアルミニウムジイソプロピレ−トに代
表例されるように一分子中に2〜3種類のアルコレ−ト
基を有するものが挙げられる。
コレート、金属キレートいずれも通常使用されているも
のがいずれ使用できるが、金属アルコレートが好まし
い。金属アルコレートとしては、そのうちでも特に代表
的なものを例示するに止めれば、アルミニウムトレエチ
レ−ト、ジルコニウムテトラエチレ−ト、チタンテトラ
エチレ−ト、マグネシウムジ(イソ)プロピレ−ト、ア
ルミニウムトリ(イソ)プロピレ−ト、ジルコニウムテ
トラ(イソ)プロピレ−ト、チタンテトラ(イソ)プロ
ピレ−ト、アルミニウムトリ(イソ、セカンダリ、タ−
シャリ)ブチレ−ト、ジルコニウムテトラ(イソ、セカ
ンダリ、タ−シャリ)ブチレ−ト、チタンテトラ(イ
ソ、セカンダリ、タ−シャリ)ブチレ−ト、またモノセ
カンダリブトキシアルミニウムジイソプロピレ−トに代
表例されるように一分子中に2〜3種類のアルコレ−ト
基を有するものが挙げられる。
【0037】さらにエチルアセトアセテ−トアルミニウ
ムジエチレ−ト、エチルアセトアセテ−トアルミニウム
ジ(イソ)プロピレ−ト、エチルアセトアセテ−トアル
ミニウムジ(イソ、セカンダリ、タ−シャリ)ブチレ−
ト、アルミニウムトリエチルアセトアセテ−ト、アルミ
ニウムモノアセチルアセトネ−トビス(エチルアセトア
セテ−ト)、アルミニウムトリ(アセチルアセトネ−
ト)などが挙げられる。これらの金属アルコレートのう
ちアルミニウムアルコレート、ジルコニウムアルコレー
ト、チタンアルコレートが好ましく、特にアルミニウム
アルコレートがより好ましい。またこれらのうち単独、
又は2種以上用いることができる。
ムジエチレ−ト、エチルアセトアセテ−トアルミニウム
ジ(イソ)プロピレ−ト、エチルアセトアセテ−トアル
ミニウムジ(イソ、セカンダリ、タ−シャリ)ブチレ−
ト、アルミニウムトリエチルアセトアセテ−ト、アルミ
ニウムモノアセチルアセトネ−トビス(エチルアセトア
セテ−ト)、アルミニウムトリ(アセチルアセトネ−
ト)などが挙げられる。これらの金属アルコレートのう
ちアルミニウムアルコレート、ジルコニウムアルコレー
ト、チタンアルコレートが好ましく、特にアルミニウム
アルコレートがより好ましい。またこれらのうち単独、
又は2種以上用いることができる。
【0038】3〜4価の金属の使用量としては、原料と
して用いたロジン100部に対して0.05部以上、好
ましくは0.1〜3部なる範囲が好ましい。0.05部
未満では印刷物に有機溶剤が残り易く、3部を越えると
樹脂中にゲルが発生しやすく好ましくない。
して用いたロジン100部に対して0.05部以上、好
ましくは0.1〜3部なる範囲が好ましい。0.05部
未満では印刷物に有機溶剤が残り易く、3部を越えると
樹脂中にゲルが発生しやすく好ましくない。
【0039】2価の金属化合物のロジン変性フェノ−ル
樹脂、叉はロジンエステル、叉は付加ロジン、及び叉は
ロジンへの導入化反応は、水と有機溶剤の存在下で行な
う。その反応温度は、100℃以下、好ましくは、50
〜80℃なる範囲が適切である。100℃より高い温度
で行なわれる場合には、どうしても、反応が充分進行し
ない状態で、水をはじめ、共存する有機溶剤の蒸発が起
こり易くなる。そして、未反応金属化合物が残存し易く
なり、金属化合物の導入化反応が十分行われず、好まし
くない。
樹脂、叉はロジンエステル、叉は付加ロジン、及び叉は
ロジンへの導入化反応は、水と有機溶剤の存在下で行な
う。その反応温度は、100℃以下、好ましくは、50
〜80℃なる範囲が適切である。100℃より高い温度
で行なわれる場合には、どうしても、反応が充分進行し
ない状態で、水をはじめ、共存する有機溶剤の蒸発が起
こり易くなる。そして、未反応金属化合物が残存し易く
なり、金属化合物の導入化反応が十分行われず、好まし
くない。
【0040】2価の金属化合物の導入化反応の反応時間
は0.5〜10時間、このうち好ましくは、2〜7時間
に亘って行なわれる。こうした2価の金属化合物のロジ
ン変性フェノ−ル樹脂、ロジンエステル、付加ロジン、
叉はロジンへの導入化反応に際し、注意すべきことは、
反応熱の制御の問題である。すなわち水の存在下でのロ
ジン又は付加ロジンと金属化合物との反応は、激しい発
熱を伴うものであるため、反応内容物の突沸などに充分
注意を払う必要がある。
は0.5〜10時間、このうち好ましくは、2〜7時間
に亘って行なわれる。こうした2価の金属化合物のロジ
ン変性フェノ−ル樹脂、ロジンエステル、付加ロジン、
叉はロジンへの導入化反応に際し、注意すべきことは、
反応熱の制御の問題である。すなわち水の存在下でのロ
ジン又は付加ロジンと金属化合物との反応は、激しい発
熱を伴うものであるため、反応内容物の突沸などに充分
注意を払う必要がある。
【0041】また有機溶剤としては、水に対して溶解し
ないようなものであれば、特に制限されない。特に代表
的なもののみを例示するに止めれば、トルエンもしくは
キシレンの如き芳香族炭化水素系、酢酸エチルもしくは
酢酸ブチルの如きエステル系、またはメチル(イソ)ブ
チルケトンの如きケトン系溶剤等である。また、トルエ
ン、またはキシレンなどの単独もしくは二種以上を混合
使用しても差し支えない。
ないようなものであれば、特に制限されない。特に代表
的なもののみを例示するに止めれば、トルエンもしくは
キシレンの如き芳香族炭化水素系、酢酸エチルもしくは
酢酸ブチルの如きエステル系、またはメチル(イソ)ブ
チルケトンの如きケトン系溶剤等である。また、トルエ
ン、またはキシレンなどの単独もしくは二種以上を混合
使用しても差し支えない。
【0042】本発明の印刷インキ用合成樹脂は、ロジン
100部に対して、α,β−モノエチレン性不飽和カル
ボン酸1〜30部と、ロジン変性フェノ−ル樹脂1〜1
00部、2価の金属化合物2〜20部、更に3〜4価の
金属0.05部以上とを反応させて得られるものであ
る。このなかでより好ましい組成は、ロジン100部に
対して、α,β−モノエチレン性不飽和カルボン酸3〜
15部と、ロジン変性フェノ−ル樹脂2〜30部、2価
の金属化合物4〜15部、更に3〜4価の金属化合物
0.1〜3部を反応させるものである。
100部に対して、α,β−モノエチレン性不飽和カル
ボン酸1〜30部と、ロジン変性フェノ−ル樹脂1〜1
00部、2価の金属化合物2〜20部、更に3〜4価の
金属0.05部以上とを反応させて得られるものであ
る。このなかでより好ましい組成は、ロジン100部に
対して、α,β−モノエチレン性不飽和カルボン酸3〜
15部と、ロジン変性フェノ−ル樹脂2〜30部、2価
の金属化合物4〜15部、更に3〜4価の金属化合物
0.1〜3部を反応させるものである。
【0043】本発明の印刷インキは、上記で得られる合
成樹脂に着色剤等を配合することにより得られる。印刷
インキの一般的な組成は、重量部で、本発明の印刷イン
キ用合成樹脂(固形分)が10〜50部、着色剤が3〜
35部、充填剤が0〜20部、溶剤が40〜75部のも
のであり、このうち、印刷インキ用合成樹脂(固形)が
15〜35部、着色剤が5〜20部、充填剤が5〜15
部、溶剤が45〜60部のインキ組成のものが好まし
い。
成樹脂に着色剤等を配合することにより得られる。印刷
インキの一般的な組成は、重量部で、本発明の印刷イン
キ用合成樹脂(固形分)が10〜50部、着色剤が3〜
35部、充填剤が0〜20部、溶剤が40〜75部のも
のであり、このうち、印刷インキ用合成樹脂(固形)が
15〜35部、着色剤が5〜20部、充填剤が5〜15
部、溶剤が45〜60部のインキ組成のものが好まし
い。
【0044】本発明の印刷インキに用いる着色剤として
は、無機又は有機系顔料、染料などの通常のインキにお
いて使用される公知慣用のものが挙げられるが、耐水性
などの点から無機又は有機系顔料を使用することが好ま
しい。
は、無機又は有機系顔料、染料などの通常のインキにお
いて使用される公知慣用のものが挙げられるが、耐水性
などの点から無機又は有機系顔料を使用することが好ま
しい。
【0045】有機顔料の具体例としては、例えばカーミ
ン6B、レーキレッドC、パーマネントレッド2B、ジ
スアゾイエロー、ピラゾロンオレンジ、カーミンFB、
クロモフタルイエロー、クロモフタルレッド、フタロシ
アニンブルー、フタロシアニングリーン、ジオキサジン
バイオレット、キナクリドンマゼンタ、キナクリドンレ
ッド、インダンスロンブルー、ピリミジンイエロー、チ
オインジゴボルドー、チオインジゴマゼンタ、ペリレン
レッド、ペリノンオレンジ、イソインドリノンイエロ
ー、アニリンブラック、昼光蛍光顔料等が挙げられる。
ン6B、レーキレッドC、パーマネントレッド2B、ジ
スアゾイエロー、ピラゾロンオレンジ、カーミンFB、
クロモフタルイエロー、クロモフタルレッド、フタロシ
アニンブルー、フタロシアニングリーン、ジオキサジン
バイオレット、キナクリドンマゼンタ、キナクリドンレ
ッド、インダンスロンブルー、ピリミジンイエロー、チ
オインジゴボルドー、チオインジゴマゼンタ、ペリレン
レッド、ペリノンオレンジ、イソインドリノンイエロ
ー、アニリンブラック、昼光蛍光顔料等が挙げられる。
【0046】無機顔料の具体例としては、例えばカーボ
ンブラック、アルミニウム粉、ブロンズ粉、クロムバー
ミリオン、黄鉛、カドミウムイエロー、カドミウムレッ
ド、群青、紺青、ベンガラ、黄色酸化鉄、鉄黒、酸化チ
タン、酸化亜鉛等が挙げられる。
ンブラック、アルミニウム粉、ブロンズ粉、クロムバー
ミリオン、黄鉛、カドミウムイエロー、カドミウムレッ
ド、群青、紺青、ベンガラ、黄色酸化鉄、鉄黒、酸化チ
タン、酸化亜鉛等が挙げられる。
【0047】また染料の具体例としては、タートラジン
レーキ、ローダミン6Gレーキ、ビクトリアピュアブル
ーレーキ、アルカリブルーGトーナー、ブリリアントグ
リーンレーキ等が挙げられ、この他、コールタールも用
いることができる。
レーキ、ローダミン6Gレーキ、ビクトリアピュアブル
ーレーキ、アルカリブルーGトーナー、ブリリアントグ
リーンレーキ等が挙げられ、この他、コールタールも用
いることができる。
【0048】また充填剤は、通常のインキにおいて使用
されるものを、単独又は2種以上を混合して用いる。具
体例としては、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム等の
炭酸塩、沈降性硫酸バリウム等の硫酸塩、シリカ、タル
ク等の珪酸塩が挙げられる。また、添加剤としては、ワ
ックス、顔料分散剤、消泡剤、その他公知のものが使用
できる。
されるものを、単独又は2種以上を混合して用いる。具
体例としては、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム等の
炭酸塩、沈降性硫酸バリウム等の硫酸塩、シリカ、タル
ク等の珪酸塩が挙げられる。また、添加剤としては、ワ
ックス、顔料分散剤、消泡剤、その他公知のものが使用
できる。
【0049】また溶剤は、上記の有機溶剤を使用するこ
とができる。
とができる。
【0050】本発明の印刷インキは、印刷用途に広く用
いることができるが、特に出版グラビアインキとして好
適に用いられる。
いることができるが、特に出版グラビアインキとして好
適に用いられる。
【0051】
【実施例】次に、本発明を実施例および比較例により、
一層具体的に説明する。以下において、「部」とあるの
は特に断りのない限り、すべて「重量部」を意味するも
のとする。
一層具体的に説明する。以下において、「部」とあるの
は特に断りのない限り、すべて「重量部」を意味するも
のとする。
【0052】(実施例1)攪拌機、温度計およびデカン
タ−を備えた3Lの四ツ口フラスコにト−ル油ロジンの
500部およびフマル酸の40部を仕込んで、250℃
に1時間保持して反応を行ない、ロジンとフマル酸付加
ロジンとの混合物を得た。
タ−を備えた3Lの四ツ口フラスコにト−ル油ロジンの
500部およびフマル酸の40部を仕込んで、250℃
に1時間保持して反応を行ない、ロジンとフマル酸付加
ロジンとの混合物を得た。
【0053】続いて、ロジン変性フェノ−ル樹脂[大日
本インキ化学工業(株)製、ベッカサイトF−171]
100部トルエン950部をこの反応物に加え溶解し、
70℃の温度に保持して、イオン交換水の80部、水酸
化カルシウム10部及び酸化亜鉛30部を3時間に亘っ
て添加して反応を行なった。続いて、同温度で酸化マグ
ネシウムの22部を加え、3時間に亘って反応を行なっ
てから、110℃に3時間保持して、デカンタ−で水を
除去した。
本インキ化学工業(株)製、ベッカサイトF−171]
100部トルエン950部をこの反応物に加え溶解し、
70℃の温度に保持して、イオン交換水の80部、水酸
化カルシウム10部及び酸化亜鉛30部を3時間に亘っ
て添加して反応を行なった。続いて、同温度で酸化マグ
ネシウムの22部を加え、3時間に亘って反応を行なっ
てから、110℃に3時間保持して、デカンタ−で水を
除去した。
【0054】引き続き、温度110℃でアルミニウムト
リイソプロピレ−ト5部とトルエン20部の混合物を2
5部仕込み、2時間に亘って反応を行った。更に、加圧
下で濾紙を用いて濾過を行った。
リイソプロピレ−ト5部とトルエン20部の混合物を2
5部仕込み、2時間に亘って反応を行った。更に、加圧
下で濾紙を用いて濾過を行った。
【0055】得られた合成樹脂の外観は透明であり、ま
たこの合成樹脂の諸特性値は、次の通りであった。 酸価(固形分換算酸価、以下同様):86KOH mg/g 粘度(25℃、B型粘度計による測定粘度、以下同
様):1000cps 数平均分子量(GPC、ポリスチレン換算;以下同
様):800 不揮発分:46%
たこの合成樹脂の諸特性値は、次の通りであった。 酸価(固形分換算酸価、以下同様):86KOH mg/g 粘度(25℃、B型粘度計による測定粘度、以下同
様):1000cps 数平均分子量(GPC、ポリスチレン換算;以下同
様):800 不揮発分:46%
【0056】得られた合成樹脂の構造は赤外線吸収スペ
クトル(以後、これをIRスペクトルと略称する。図1
で示す。)、C13NMRスペクトル、及び蛍光X線スペ
クトルから次の通りであった。
クトル(以後、これをIRスペクトルと略称する。図1
で示す。)、C13NMRスペクトル、及び蛍光X線スペ
クトルから次の通りであった。
【0057】図1のIRスペクトルより、
【0058】
【化10】
【0059】
【化11】
【0060】
【化12】
【0061】
【化13】
【0062】
【化14】
【0063】
【化15】
【0064】の特性吸収帯である1550〜1610c
m-1付近、
m-1付近、
【0065】
【化16】
【0066】
【化17】
【0067】
【化18】
【0068】の特性吸収帯である1680〜1700c
m-1付近の吸収が認められた。また、ロジン変性フェノ
−ル樹脂中のロジンと多価アルコ−ルとのエステルの特
性吸収帯である1710〜1750cm-1付近の吸収が
顕著に認められた。
m-1付近の吸収が認められた。また、ロジン変性フェノ
−ル樹脂中のロジンと多価アルコ−ルとのエステルの特
性吸収帯である1710〜1750cm-1付近の吸収が
顕著に認められた。
【0069】図2の13CNMRスペクトルより、31.
6ppm付近にパラタ−シャリブチルフェノ−ルの特性
スペクトルが顕著に認められた。更に図3の蛍光X線ス
ペクトルより、回折角(2θ)で144〜146(度)
付近にアルミニウムの特性スペクトルが顕著に認められ
た。
6ppm付近にパラタ−シャリブチルフェノ−ルの特性
スペクトルが顕著に認められた。更に図3の蛍光X線ス
ペクトルより、回折角(2θ)で144〜146(度)
付近にアルミニウムの特性スペクトルが顕著に認められ
た。
【0070】次に得られた合成樹脂45部、紅顔料(カ
−ミン6B)7部、炭酸カルシウム、トルエン30部を
顔料分散機(ペイントシェ−カ−)で1時間分散した。
続いて、粘度計(ザ−ンカップNo,3)で粘度を12
秒に、トルエンを用いて調整し、紅インキ組成物を得
た。
−ミン6B)7部、炭酸カルシウム、トルエン30部を
顔料分散機(ペイントシェ−カ−)で1時間分散した。
続いて、粘度計(ザ−ンカップNo,3)で粘度を12
秒に、トルエンを用いて調整し、紅インキ組成物を得
た。
【0071】(実施例2)実施例1と同様の3Lの四ツ
口フラスコにガムロジンの500部および無水マレイン
酸の35部を仕込んで、170℃に1時間保持して反応
を行ない、ロジンと無水マレイン酸付加ロジンとの混合
物を得た。
口フラスコにガムロジンの500部および無水マレイン
酸の35部を仕込んで、170℃に1時間保持して反応
を行ない、ロジンと無水マレイン酸付加ロジンとの混合
物を得た。
【0072】続いて、この混合物にロジン変性フェノ−
ル樹脂[大日本インキ化学工業(株)製、ベッカサイト
F−7101]25部、トルエンの652部を加え溶解
し、更に、80℃の温度に保持してイオン交換水の80
部と水酸化カルシウムの3部と酸化亜鉛の33部とから
なる混合物を、2時間かけて加えて同温度で反応させ
た。次いで、酸化マグネシウムの20部を1時間かけて
加えてから、110℃に3時間保持し、デカンタ−によ
り水を除去した。
ル樹脂[大日本インキ化学工業(株)製、ベッカサイト
F−7101]25部、トルエンの652部を加え溶解
し、更に、80℃の温度に保持してイオン交換水の80
部と水酸化カルシウムの3部と酸化亜鉛の33部とから
なる混合物を、2時間かけて加えて同温度で反応させ
た。次いで、酸化マグネシウムの20部を1時間かけて
加えてから、110℃に3時間保持し、デカンタ−によ
り水を除去した。
【0073】引き続き、温度110℃でアルミニウムト
リエチレ−ト4部とトルエン16部の混合物を20部仕
込み、2時間に亘って反応を行った。更に、加圧下で濾
紙を用いて濾過を行った。
リエチレ−ト4部とトルエン16部の混合物を20部仕
込み、2時間に亘って反応を行った。更に、加圧下で濾
紙を用いて濾過を行った。
【0074】得られた合成樹脂の外観は透明であり、ま
たこの合成樹脂の諸特性は、次の通りであった。 酸価:93KOH mg/g 粘度:900cps 数平均分子量:700 不揮発分:48% 次いで得られた合成樹脂を実施例1と同様の組成配合、
同様の操作を行い、粘度12.5秒の紅インキを得た。
たこの合成樹脂の諸特性は、次の通りであった。 酸価:93KOH mg/g 粘度:900cps 数平均分子量:700 不揮発分:48% 次いで得られた合成樹脂を実施例1と同様の組成配合、
同様の操作を行い、粘度12.5秒の紅インキを得た。
【0075】(実施例3)次に実施例1と同様の2Lの
四ツ口フラスコにト−ル油ロジンの500部および無水
マレイン酸の50部を仕込んで、170℃に1時間保持
して反応を行ない、ロジンと無水マレイン酸付加ロジン
との混合物を得た。
四ツ口フラスコにト−ル油ロジンの500部および無水
マレイン酸の50部を仕込んで、170℃に1時間保持
して反応を行ない、ロジンと無水マレイン酸付加ロジン
との混合物を得た。
【0076】続いて、この混合物にロジン変性フェノ−
ル樹脂(大日本インキ化学工業(株)製ベッカサイト1
126HV)50部、トルエンの770部を加え溶解
し、更に、80℃の温度に保持してイオン交換水の80
部と酸化亜鉛の46部とからなる混合物を、2時間かけ
て加えて同温度で反応させた。次いで、酸化マグネシウ
ムの15部を1時間かけて加えてから、110℃に3時
間保持し、デカンタ−により水を除去した。引き続き、
温度110℃でアルミニウムトリイソプロピレ−ト1.
5部とトルエン6部の混合物を7.5部仕込み、2時間
に亘って反応を行った。更に、加圧下で濾紙を用いて濾
過を行った。
ル樹脂(大日本インキ化学工業(株)製ベッカサイト1
126HV)50部、トルエンの770部を加え溶解
し、更に、80℃の温度に保持してイオン交換水の80
部と酸化亜鉛の46部とからなる混合物を、2時間かけ
て加えて同温度で反応させた。次いで、酸化マグネシウ
ムの15部を1時間かけて加えてから、110℃に3時
間保持し、デカンタ−により水を除去した。引き続き、
温度110℃でアルミニウムトリイソプロピレ−ト1.
5部とトルエン6部の混合物を7.5部仕込み、2時間
に亘って反応を行った。更に、加圧下で濾紙を用いて濾
過を行った。
【0077】得られた合成樹脂の外観は透明であり、こ
の合成樹脂の特性は、次の通りであった。
の合成樹脂の特性は、次の通りであった。
【0078】酸価:96KOH mg/g 粘度:1000cps 数平均分子量:750 不揮発分:42% 次いで得られた合成樹脂を実施例1と同様の組成配合、
同様の操作を行い、粘度12秒の紅インキを得た。
同様の操作を行い、粘度12秒の紅インキを得た。
【0079】(比較例1)実施例1と同様の2Lの四ツ
口フラスコに、ト−ル油ロジンの500部およびフマル
酸の40部を仕込んで、250℃に1時間保持して反応
を行なって、ロジンとフマル酸付加ロジンとの混合物を
得た。引き続き、トルエンの540部をこの混合物に加
え、70℃の温度に保持して、イオン交換水の80部、
水酸化アルミニウム2部、および水酸化カルシウム10
部、酸化マグネシウムの20部を3時間に亘って添加し
て反応を行なった。続いて、酸化亜鉛の25部を加え、
3時間に亘って反応を行なってから、110℃に3時間
保持して、デカンタ−で水を除去した。更に、加圧下で
濾紙を用いて濾過を行った。
口フラスコに、ト−ル油ロジンの500部およびフマル
酸の40部を仕込んで、250℃に1時間保持して反応
を行なって、ロジンとフマル酸付加ロジンとの混合物を
得た。引き続き、トルエンの540部をこの混合物に加
え、70℃の温度に保持して、イオン交換水の80部、
水酸化アルミニウム2部、および水酸化カルシウム10
部、酸化マグネシウムの20部を3時間に亘って添加し
て反応を行なった。続いて、酸化亜鉛の25部を加え、
3時間に亘って反応を行なってから、110℃に3時間
保持して、デカンタ−で水を除去した。更に、加圧下で
濾紙を用いて濾過を行った。
【0080】得られた合成樹脂の外観は透明であり、ま
たこの合成樹脂の諸特性値は、次の通りであった。 酸価:100KOH mg/g 粘度:600cps 数平均分子量:480 不揮発分:51%
たこの合成樹脂の諸特性値は、次の通りであった。 酸価:100KOH mg/g 粘度:600cps 数平均分子量:480 不揮発分:51%
【0081】得られた合成樹脂は図3の蛍光X線スペク
トルに示される通り、アルミニウムの特性スペクトルは
認められなかった。次いで得られた合成樹脂を実施例1
と同様の組成配合、同様の操作を行い、粘度12秒の紅
インキを得た。
トルに示される通り、アルミニウムの特性スペクトルは
認められなかった。次いで得られた合成樹脂を実施例1
と同様の組成配合、同様の操作を行い、粘度12秒の紅
インキを得た。
【0082】(比較例2)実施例1と同様の二L四ツ口
フラスコに、ガムロジンの500部、および無水マレイ
ン酸の35部を仕込んで、170℃で1時間の反応を行
なって、ロジンと無水マレイン酸付加ロジンとの混合物
を得た。続いて、この混合物にトルエンの535部を加
え、さらに、80℃の温度に保持して、イオン交換水の
80部と水酸化カルシウムの3部と酸化亜鉛の33部と
からなる混合物を、2時間かけて加えて同温度で反応を
行なった。
フラスコに、ガムロジンの500部、および無水マレイ
ン酸の35部を仕込んで、170℃で1時間の反応を行
なって、ロジンと無水マレイン酸付加ロジンとの混合物
を得た。続いて、この混合物にトルエンの535部を加
え、さらに、80℃の温度に保持して、イオン交換水の
80部と水酸化カルシウムの3部と酸化亜鉛の33部と
からなる混合物を、2時間かけて加えて同温度で反応を
行なった。
【0083】次いで、酸化マグネシウムの20部を1時
間かけて加えて反応を行なってから、110℃に3時間
保持してデカンタ−により水を除去した。更に、加圧下
で濾紙を用いて濾過を行った。得られた合成樹脂の外観
は透明であり、またこの合成樹脂の諸特性値は、次の通
りであった。
間かけて加えて反応を行なってから、110℃に3時間
保持してデカンタ−により水を除去した。更に、加圧下
で濾紙を用いて濾過を行った。得られた合成樹脂の外観
は透明であり、またこの合成樹脂の諸特性値は、次の通
りであった。
【0084】酸価:105KOH mg/g 粘度:700cps 数平均分子量:500 不揮発分:52% 次いで得られた合成樹脂を実施例1と同様の組成配合、
同様の操作を行い、粘度12秒の紅インキを得た。
同様の操作を行い、粘度12秒の紅インキを得た。
【0085】(比較例3)実施例1と同様の反応容器
に、ト−ル油ロジンの500部および無水マレイン酸の
50部を仕込んで、170℃に1時間保持して反応を行
なってロジンと無水マレイン酸付加ロジンとの混合物を
得た。引き続いて、トルエンの550部をこの混合物を
加え、70℃の温度に保持して、イオン交換水の80
部、及び酸化亜鉛の46部を、3時間に亘って添加して
反応を行なった。続いて、酸化マグネシウムの15部
を、1時間を要して添加し、2時間反応を行ない、11
0℃に3時間保持して、デカンタ−により水を除去し
た。更に、加圧下で濾紙を用いて濾過を行った。
に、ト−ル油ロジンの500部および無水マレイン酸の
50部を仕込んで、170℃に1時間保持して反応を行
なってロジンと無水マレイン酸付加ロジンとの混合物を
得た。引き続いて、トルエンの550部をこの混合物を
加え、70℃の温度に保持して、イオン交換水の80
部、及び酸化亜鉛の46部を、3時間に亘って添加して
反応を行なった。続いて、酸化マグネシウムの15部
を、1時間を要して添加し、2時間反応を行ない、11
0℃に3時間保持して、デカンタ−により水を除去し
た。更に、加圧下で濾紙を用いて濾過を行った。
【0086】得られた合成樹脂の外観は透明であり、こ
の合成樹脂の諸特性値は、次の通りであった。 酸価:120KOH mg/g 粘度:580cps 数平均分子量:520 不揮発分:52% 次に実施例1と同様の操作で、粘度12秒の紅インキを
得た。
の合成樹脂の諸特性値は、次の通りであった。 酸価:120KOH mg/g 粘度:580cps 数平均分子量:520 不揮発分:52% 次に実施例1と同様の操作で、粘度12秒の紅インキを
得た。
【0087】(応用評価例)実施例1〜3と比較例1〜
3で得られたインキ組成物を株式会社東谷鉄工所製のベ
ビ−印刷機を用い、印刷紙に印刷し、印刷物の有機溶剤
の残留量、インキの乾燥性、及び印刷物の光沢を比較測
定した。
3で得られたインキ組成物を株式会社東谷鉄工所製のベ
ビ−印刷機を用い、印刷紙に印刷し、印刷物の有機溶剤
の残留量、インキの乾燥性、及び印刷物の光沢を比較測
定した。
【0088】有機溶剤の残留量は印刷紙に印刷した印刷
物を、20℃で4日間乾燥しガスクロマトグラフ(G
C)で印刷物中に残留している有機溶剤(トルエン)量
を測定した。インキの乾燥性はテスタ−産業株式会社製
ヒ−トシ−ルテスタ−を用い4kg/cm2の圧力で印刷紙
の印刷物と印刷紙を重ねて圧着し、印刷紙にインキが付
着しなくなるまでの時間を乾燥時間とした。光沢は印刷
紙に印刷した印刷物を、20℃で24時間乾燥し、60
度の反射境面の光沢計を用いて測定した。評価結果を表
1に示す。
物を、20℃で4日間乾燥しガスクロマトグラフ(G
C)で印刷物中に残留している有機溶剤(トルエン)量
を測定した。インキの乾燥性はテスタ−産業株式会社製
ヒ−トシ−ルテスタ−を用い4kg/cm2の圧力で印刷紙
の印刷物と印刷紙を重ねて圧着し、印刷紙にインキが付
着しなくなるまでの時間を乾燥時間とした。光沢は印刷
紙に印刷した印刷物を、20℃で24時間乾燥し、60
度の反射境面の光沢計を用いて測定した。評価結果を表
1に示す。
【0089】
【表1】
【0090】
【発明の効果】本発明の印刷用合成樹脂は、印刷物中の
有機溶剤の残留量が少なく、しかもこの樹脂を使用した
印刷物は光沢と乾燥性ともに優れ、出版グラビアインキ
として有用である。
有機溶剤の残留量が少なく、しかもこの樹脂を使用した
印刷物は光沢と乾燥性ともに優れ、出版グラビアインキ
として有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で得られた合成樹脂の赤外線吸収スペ
クトル図
クトル図
【図2】実施例1で得られた合成樹脂の13CNMRスペ
クトル図
クトル図
【図3】実施例1で得られた合成樹脂の蛍光X線スペク
トル図
トル図
Claims (5)
- 【請求項1】下記の構造式で表され、数平均分子量が4
00〜5,000であることを特徴とする印刷インキ用
合成樹脂。 【化1】 [式中、M1は3〜4価の金属であり、R1はロジン変
性フェノ−ル樹脂残基、α、βーモノエチレン性不飽和
カルボン酸付加ロジン残基または、ロジン残基からなる
群から選ばれる1種または2種以上の残基を表す。Xは
構造式(1)又は構造式(2)で表される2価の官能基
を表し、mは1〜30の整数であり、nは3〜4の整数
である。 【化2】 【化3】 (式(1)及び式(2)において、R2はα、βーモノ
エチレン性不飽和カルボン酸付加ロジン残基であり、R
3はロジン変性フェノ−ル樹脂残基、M2は2価の金属
である。)] - 【請求項2】M1が、アルミニウム、ジルコニウム及び
チタンからなる群から選ばれる1種又は2種以上である
請求項1記載の合成樹脂。 - 【請求項3】α,β−モノエチレン性不飽和カルボン酸
とロジンとを反応させて得られるカルボキシル基含有ロ
ジンに、ロジン変性フェノール樹脂を混合し、これに2
価の金属化合物を反応させ、次いで3価又は4価の金属
化合物を反応させることを特徴とする印刷インキ用合成
樹脂の製造方法。 - 【請求項4】3価又は4価の金属化合物が、アルミニウ
ムアルコレ−ト、ジルコニウムアルコレ−ト及びチタン
アルコレ−トからなる群から選ばれる1種又は2種以上
である請求項3記載の製造方法。 - 【請求項5】請求項1又は2記載の印刷インキ用合成樹
脂と顔料とを含んでなる印刷インキ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30267897A JPH11140364A (ja) | 1997-11-05 | 1997-11-05 | 印刷インキ用合成樹脂、その製造方法及び印刷インキ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30267897A JPH11140364A (ja) | 1997-11-05 | 1997-11-05 | 印刷インキ用合成樹脂、その製造方法及び印刷インキ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11140364A true JPH11140364A (ja) | 1999-05-25 |
Family
ID=17911876
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30267897A Pending JPH11140364A (ja) | 1997-11-05 | 1997-11-05 | 印刷インキ用合成樹脂、その製造方法及び印刷インキ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11140364A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009227785A (ja) * | 2008-03-21 | 2009-10-08 | Arakawa Chem Ind Co Ltd | ロジン変性フェノール樹脂、印刷インキ用樹脂ワニス、顔料コーティング剤および印刷インキ |
-
1997
- 1997-11-05 JP JP30267897A patent/JPH11140364A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009227785A (ja) * | 2008-03-21 | 2009-10-08 | Arakawa Chem Ind Co Ltd | ロジン変性フェノール樹脂、印刷インキ用樹脂ワニス、顔料コーティング剤および印刷インキ |
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