JPH11140765A - 水可溶性の不織布積層体 - Google Patents
水可溶性の不織布積層体Info
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- JPH11140765A JPH11140765A JP9322316A JP32231697A JPH11140765A JP H11140765 A JPH11140765 A JP H11140765A JP 9322316 A JP9322316 A JP 9322316A JP 32231697 A JP32231697 A JP 32231697A JP H11140765 A JPH11140765 A JP H11140765A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 手術着等の医療用用途に有用なポリビニルア
ルコール(以下PVAと略記する)系不織布にかかり、
特に使用後は熱水中で溶解かつ殺菌が可能であるので環
境問題を起こす事なく使い捨てできる不織布積層体を提
供する。 【解決手段】 2種以上の水可溶性不織布特に水可溶性
PVA系不織布が積層されてなることを特徴とする水可
溶性の不織布積層体。
ルコール(以下PVAと略記する)系不織布にかかり、
特に使用後は熱水中で溶解かつ殺菌が可能であるので環
境問題を起こす事なく使い捨てできる不織布積層体を提
供する。 【解決手段】 2種以上の水可溶性不織布特に水可溶性
PVA系不織布が積層されてなることを特徴とする水可
溶性の不織布積層体。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水可溶性の不織
布、更に詳しくは2種以上の水可溶性ポリビニルアルコ
ール(以下PVAと略記する)系不織布を構成成分とす
る積層体からなり、焼却をせずとも水に溶解すること
で、下水に廃棄可能な水可溶性の不織布積層体に関する
ものである。
布、更に詳しくは2種以上の水可溶性ポリビニルアルコ
ール(以下PVAと略記する)系不織布を構成成分とす
る積層体からなり、焼却をせずとも水に溶解すること
で、下水に廃棄可能な水可溶性の不織布積層体に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、日本の国においては、国土が
狭いために、廃棄物の処理においては、一部はリサイク
ル(再生)にかけられたり、産業廃棄物として処理場で
処理されたりするが、大部分のものは焼却され処理され
ている。近年では産業廃棄物処理場も満杯になり始め、
新たに産業廃棄物処理場となる候補地も少なく、廃棄物
の焼却においては、ダイオキシンの問題が発生し難儀し
ている。
狭いために、廃棄物の処理においては、一部はリサイク
ル(再生)にかけられたり、産業廃棄物として処理場で
処理されたりするが、大部分のものは焼却され処理され
ている。近年では産業廃棄物処理場も満杯になり始め、
新たに産業廃棄物処理場となる候補地も少なく、廃棄物
の焼却においては、ダイオキシンの問題が発生し難儀し
ている。
【0003】特に、近年、病院や介護老人ホームで発生
する廃棄物(いわゆる医療用廃棄物)が増加して、これ
らの処理の手間や工数の問題が話題になっている。特
に、手術使用後のメスやカンシを置くためのプラスチッ
クトレー、患者の使用したプラスチック洗面器、患者よ
り摘出した部位や体液を処置するためのプラスチックト
レー等のプラスチック成型物を廃棄するには、そのま
ま、再生工場や、廃棄物処理場送りとするわけにもいか
ず、消毒後に、再生工場や、廃棄物処理場送りとするた
め大変手間がかかったり、或いはそのまま焼却する時
は、焼却すればダイオキシンが発生するという大変に頭
の痛い問題があり、急加速的にこれらに対する改善が要
求されつづけている。
する廃棄物(いわゆる医療用廃棄物)が増加して、これ
らの処理の手間や工数の問題が話題になっている。特
に、手術使用後のメスやカンシを置くためのプラスチッ
クトレー、患者の使用したプラスチック洗面器、患者よ
り摘出した部位や体液を処置するためのプラスチックト
レー等のプラスチック成型物を廃棄するには、そのま
ま、再生工場や、廃棄物処理場送りとするわけにもいか
ず、消毒後に、再生工場や、廃棄物処理場送りとするた
め大変手間がかかったり、或いはそのまま焼却する時
は、焼却すればダイオキシンが発生するという大変に頭
の痛い問題があり、急加速的にこれらに対する改善が要
求されつづけている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】プラスチックの成型物
の処理として、再生溶融処理でもなく、産業廃棄物処理
場送りでもなく、焼却でもないものというと溶解しかな
いが、強酸、強アルカリ、溶剤での溶解処理はこれらの
廃液の問題が発生するので実用的ではないので、水での
溶解となる。成型物を水溶性にするためには、水溶性樹
脂を使用する必要があるが、水溶性成型物を、無垢材で
形成した場合は、強度はあるが、水に溶解するのに時間
がかかりすぎ実用的でない。又、高速で水に溶解するよ
うに分子設計した樹脂を無垢材料として使用する時は、
吸湿にて柔らかくなりすぎ使用にたえない。水溶性成型
物を水溶性樹脂の発泡体で形成したりする手段もあるが
この場合は、水に溶解する時間は短いが、強度の問題が
あり薄物はできないので実用には値しない。廃棄処理の
ために、早く水に溶け、下水廃棄でき、薄く軽く、強度
があり、吸湿で柔らかくならない水可溶性成型物が望ま
れるところである。特に、医療用や介護用で使用し汚染
される成型物は、薄く軽く、強度があり、吸湿で柔らか
くならなく、水で溶かすときに早く溶け、手軽に消毒で
きると同時に下水に廃棄できるものが望まれている。
の処理として、再生溶融処理でもなく、産業廃棄物処理
場送りでもなく、焼却でもないものというと溶解しかな
いが、強酸、強アルカリ、溶剤での溶解処理はこれらの
廃液の問題が発生するので実用的ではないので、水での
溶解となる。成型物を水溶性にするためには、水溶性樹
脂を使用する必要があるが、水溶性成型物を、無垢材で
形成した場合は、強度はあるが、水に溶解するのに時間
がかかりすぎ実用的でない。又、高速で水に溶解するよ
うに分子設計した樹脂を無垢材料として使用する時は、
吸湿にて柔らかくなりすぎ使用にたえない。水溶性成型
物を水溶性樹脂の発泡体で形成したりする手段もあるが
この場合は、水に溶解する時間は短いが、強度の問題が
あり薄物はできないので実用には値しない。廃棄処理の
ために、早く水に溶け、下水廃棄でき、薄く軽く、強度
があり、吸湿で柔らかくならない水可溶性成型物が望ま
れるところである。特に、医療用や介護用で使用し汚染
される成型物は、薄く軽く、強度があり、吸湿で柔らか
くならなく、水で溶かすときに早く溶け、手軽に消毒で
きると同時に下水に廃棄できるものが望まれている。
【0005】
【課題を解決するための手段】しかるに、本発明者はか
かる課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、2種以上
の水可溶性不織布からなる積層体、特に2種以上の水可
溶性PVA系不織布を積層してなる水可溶性不織布積層
体が上記目的を達成できることを見いだし本発明を完成
するに到った。
かる課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、2種以上
の水可溶性不織布からなる積層体、特に2種以上の水可
溶性PVA系不織布を積層してなる水可溶性不織布積層
体が上記目的を達成できることを見いだし本発明を完成
するに到った。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明について具体的に説明す
る。本発明の最大の特徴は、水可溶性不織布を積層した
点にある。
る。本発明の最大の特徴は、水可溶性不織布を積層した
点にある。
【0007】以下、本発明の積層体で使用される基材に
ついて述べる。まず、水可溶性不織布を構成する繊維と
しては特に限定はないが、PVA系繊維、PVA系樹脂
と他の水溶性樹脂とのコンジュゲート繊維や海島繊維が
好ましい。本発明における水溶性樹脂は、水好ましくは
50℃以上の熱水に可溶のものであれば特には限定しな
い。かかる水溶性樹脂としては、PVA系樹脂、オキシ
アルキレン基含有PVA系樹脂、ポリビニルピロリドン
系樹脂、澱粉系樹脂、カルボキシメチルセルロース、メ
チルセルロース、ポリエチレンオキサイド、各種多糖体
等があるが、好ましくは、PVAと系樹脂、オキシアル
キレン基含有PVA系樹脂、ポリビニルピロリドン系樹
脂が実用的である。工業的には、ホットメルト接着性を
有するものが更には好ましい。ホットメルト接着性を有
するものとしては、平均重合度300〜800、ケン化
度90モル%以上のPVA系樹脂やオキシアルキレン基
を0.1〜10モル%程度含有するPVA系樹脂、PV
A系樹脂が挙げられ、これらの樹脂にに可塑剤としてグ
リセリン、ジグリセリン、ポリエチレングリコール等を
配合したものが更に実用的である。特に好ましくは、水
に溶解廃棄後に、自然界の中で生分解性する樹脂つまり
PVA系樹脂やオキシアルキレン基含有PVA系樹脂が
下水廃棄の上で一番好ましい。
ついて述べる。まず、水可溶性不織布を構成する繊維と
しては特に限定はないが、PVA系繊維、PVA系樹脂
と他の水溶性樹脂とのコンジュゲート繊維や海島繊維が
好ましい。本発明における水溶性樹脂は、水好ましくは
50℃以上の熱水に可溶のものであれば特には限定しな
い。かかる水溶性樹脂としては、PVA系樹脂、オキシ
アルキレン基含有PVA系樹脂、ポリビニルピロリドン
系樹脂、澱粉系樹脂、カルボキシメチルセルロース、メ
チルセルロース、ポリエチレンオキサイド、各種多糖体
等があるが、好ましくは、PVAと系樹脂、オキシアル
キレン基含有PVA系樹脂、ポリビニルピロリドン系樹
脂が実用的である。工業的には、ホットメルト接着性を
有するものが更には好ましい。ホットメルト接着性を有
するものとしては、平均重合度300〜800、ケン化
度90モル%以上のPVA系樹脂やオキシアルキレン基
を0.1〜10モル%程度含有するPVA系樹脂、PV
A系樹脂が挙げられ、これらの樹脂にに可塑剤としてグ
リセリン、ジグリセリン、ポリエチレングリコール等を
配合したものが更に実用的である。特に好ましくは、水
に溶解廃棄後に、自然界の中で生分解性する樹脂つまり
PVA系樹脂やオキシアルキレン基含有PVA系樹脂が
下水廃棄の上で一番好ましい。
【0008】本発明で使用する水可溶性不織布で水可溶
性PVA系不織布とは水可溶性PVA系繊維をスパンレ
ース法、スパンボンド法、メルトブロー法、スピニング
ブロー法、ケミカルボンド法、ニードルパンチ法あるい
はステッチボンド法等の公知の方法で製造される不織布
である。
性PVA系不織布とは水可溶性PVA系繊維をスパンレ
ース法、スパンボンド法、メルトブロー法、スピニング
ブロー法、ケミカルボンド法、ニードルパンチ法あるい
はステッチボンド法等の公知の方法で製造される不織布
である。
【0009】該不織布を製造するための水可溶性PVA
系繊維は、水可溶性PVA系樹脂を原料として紡糸され
る。かかる水可溶性PVA系樹脂としては、通常酢酸ビ
ニルを重合したポリ酢酸ビニルをケン化して製造される
ものであるが、本発明では、これに限定されるものでな
く、少量の不飽和カルボン酸(塩、エステル、アミド、
ニトリル、等を含む)、オレフィン類、ビニルエーテル
類、不飽和スルホン酸塩類、オキシアルキレン基含有不
飽和モノマー等、酢酸ビニルと共重合可能な成分を含有
していてもよい。できあがった水可溶性不織布は耐水性
をもつことが好ましいため、好ましくは70℃以上の温
水で溶解する例えばケン化度80〜100モル%、平均
重合度100〜5500の水可溶性PVA系樹脂(変性
PVAも含む)が好ましい、紡糸にあたっては、水系、
溶剤系、これらの混合溶媒系であっても特には限定しな
い。又、紡糸に際してグリセリン、ジグリセリン当の可
塑剤を添加してもよい。
系繊維は、水可溶性PVA系樹脂を原料として紡糸され
る。かかる水可溶性PVA系樹脂としては、通常酢酸ビ
ニルを重合したポリ酢酸ビニルをケン化して製造される
ものであるが、本発明では、これに限定されるものでな
く、少量の不飽和カルボン酸(塩、エステル、アミド、
ニトリル、等を含む)、オレフィン類、ビニルエーテル
類、不飽和スルホン酸塩類、オキシアルキレン基含有不
飽和モノマー等、酢酸ビニルと共重合可能な成分を含有
していてもよい。できあがった水可溶性不織布は耐水性
をもつことが好ましいため、好ましくは70℃以上の温
水で溶解する例えばケン化度80〜100モル%、平均
重合度100〜5500の水可溶性PVA系樹脂(変性
PVAも含む)が好ましい、紡糸にあたっては、水系、
溶剤系、これらの混合溶媒系であっても特には限定しな
い。又、紡糸に際してグリセリン、ジグリセリン当の可
塑剤を添加してもよい。
【0010】PVA系不織布を積層するには、同一品種
のPVAおよび同一の製法で作られたものを積層するよ
りも品種や製法を異にする2種以上を積層する方が特徴
が発揮される。別々に製造した不織布を張り合わせても
良いが、工業的にはまず第1の不織布をスパンレース
法、スパンボンド法、メルトブロー法、スピニングブロ
ー法、ケミカルボンド法、ニードルパンチ法あるいはス
テッチボンド法等任意の方法で製造し、次いでその上に
第1の不織布を製造した方法とは異なる方法での不織布
製法で積層するのが有利である。工業的にはスパンボン
ド法で製造した不織布の上にメルトブロー法を行い、更
にその上にスパンボンド法を施した積層不織布が望まし
いが、これに限定されるものではない。
のPVAおよび同一の製法で作られたものを積層するよ
りも品種や製法を異にする2種以上を積層する方が特徴
が発揮される。別々に製造した不織布を張り合わせても
良いが、工業的にはまず第1の不織布をスパンレース
法、スパンボンド法、メルトブロー法、スピニングブロ
ー法、ケミカルボンド法、ニードルパンチ法あるいはス
テッチボンド法等任意の方法で製造し、次いでその上に
第1の不織布を製造した方法とは異なる方法での不織布
製法で積層するのが有利である。工業的にはスパンボン
ド法で製造した不織布の上にメルトブロー法を行い、更
にその上にスパンボンド法を施した積層不織布が望まし
いが、これに限定されるものではない。
【0011】かかる不織布積層体の厚みは0.01mm
〜10mmの厚みの範囲が好ましく、厚みが、0.01
mm未満の時は強度が不足して不都合であり、10mm
を越える時は水への溶解時間がかかり過ぎる。
〜10mmの厚みの範囲が好ましく、厚みが、0.01
mm未満の時は強度が不足して不都合であり、10mm
を越える時は水への溶解時間がかかり過ぎる。
【0012】上記の不織布には通常撥水処理が施され
る。かかる処理により血液や体液等の温度程度の水に対
して耐水性が向上する。撥水処理は該不織布を撥水剤の
液に浸漬したり、撥水剤液を不織布面に噴霧やコーティ
ングする等の方法が実施される。本発明の目的には、撥
水剤の付着量が不織布の重量当たり固形分として0.0
01〜1%となるようにするのが好ましい。
る。かかる処理により血液や体液等の温度程度の水に対
して耐水性が向上する。撥水処理は該不織布を撥水剤の
液に浸漬したり、撥水剤液を不織布面に噴霧やコーティ
ングする等の方法が実施される。本発明の目的には、撥
水剤の付着量が不織布の重量当たり固形分として0.0
01〜1%となるようにするのが好ましい。
【0013】撥水剤の例としては、ペルフルオロオクチ
ルアクリレートポリマー、ポリテトラフルオロエチレン
をはじめフッ素樹脂エマルジョン等のフッ素系撥水撥油
剤、オクタデシルエチレンウレア等のエチレン尿素系、
メチロールメラミン等のメラミン系、メチロールステア
ラミド等のメチロールアミド系、メチル置換型線状ジメ
チルポリシロキサン等のシリコン系等の任意のものが挙
げられる。具体的な商品名を列挙するとSCOTCHG
ARD FC−251、FC−5101、FC−510
2(住友スリーエム)、オクテックスEM(保土ケ谷化
学)、パラガード823 425 519Z(大原パラ
ジュウム化学)、TF−2000 TF−2001(松
本油脂)、SUMIFULOIL EM−201(住友
化学)、ダイルーフDC DG 700(大和化学)、
NKガード NDN−7 22 7300、I−700
4(日華化学)、PHOENIX PE−1240 C
W−40P(フタバファインケミカル)、ディックガー
ドFS−1、FS−91、F90−N(大日本インキ)
がある。かくして、本発明で得られる不織布は目付20
〜300g/m2程度が特に有用である。
ルアクリレートポリマー、ポリテトラフルオロエチレン
をはじめフッ素樹脂エマルジョン等のフッ素系撥水撥油
剤、オクタデシルエチレンウレア等のエチレン尿素系、
メチロールメラミン等のメラミン系、メチロールステア
ラミド等のメチロールアミド系、メチル置換型線状ジメ
チルポリシロキサン等のシリコン系等の任意のものが挙
げられる。具体的な商品名を列挙するとSCOTCHG
ARD FC−251、FC−5101、FC−510
2(住友スリーエム)、オクテックスEM(保土ケ谷化
学)、パラガード823 425 519Z(大原パラ
ジュウム化学)、TF−2000 TF−2001(松
本油脂)、SUMIFULOIL EM−201(住友
化学)、ダイルーフDC DG 700(大和化学)、
NKガード NDN−7 22 7300、I−700
4(日華化学)、PHOENIX PE−1240 C
W−40P(フタバファインケミカル)、ディックガー
ドFS−1、FS−91、F90−N(大日本インキ)
がある。かくして、本発明で得られる不織布は目付20
〜300g/m2程度が特に有用である。
【0014】なお、本発明においては原料PVA系繊維
には、本発明の範囲を損なわない範囲で砕木パルプ、ク
ラフトパルプ、セミケミカルパルプ、亜硫酸パルプ、ソ
ーダパルプ、ケミグランドパルプ等の木材繊維、木綿、
マニラ麻、黄麻等の植物繊維、ポリエステル系、ポリア
クリル系、ポリオレフイン系、ポリ塩化ビニル系、ポリ
アミド系等の疎水性合成繊維、本発明で規定する以外の
PVA系繊維、デンプン等の親水性繊維、ビスコースレ
イヨン、ビスコーススフ、アセテート等の再生繊維、ガ
ラス繊維、アスベスト、炭素繊維等の無機繊維、並びに
これらの混合物を併用しても良い。
には、本発明の範囲を損なわない範囲で砕木パルプ、ク
ラフトパルプ、セミケミカルパルプ、亜硫酸パルプ、ソ
ーダパルプ、ケミグランドパルプ等の木材繊維、木綿、
マニラ麻、黄麻等の植物繊維、ポリエステル系、ポリア
クリル系、ポリオレフイン系、ポリ塩化ビニル系、ポリ
アミド系等の疎水性合成繊維、本発明で規定する以外の
PVA系繊維、デンプン等の親水性繊維、ビスコースレ
イヨン、ビスコーススフ、アセテート等の再生繊維、ガ
ラス繊維、アスベスト、炭素繊維等の無機繊維、並びに
これらの混合物を併用しても良い。
【0015】又、必要に応じて各種の添加剤例えば、抗
菌剤、殺菌剤、酸化防止剤、染料、顔料、可塑剤、架橋
剤、柔軟化剤、硬化剤、膠着防止剤等周知の試剤を併用
し得る。
菌剤、殺菌剤、酸化防止剤、染料、顔料、可塑剤、架橋
剤、柔軟化剤、硬化剤、膠着防止剤等周知の試剤を併用
し得る。
【0016】かくして得られる本発明の不織布積層体は
医療用を初めとする各種用途に利用される。具体的用途
を列記すれば、医療用手袋、手術着、シーツ、枕カバ
ー、寝間着、カーテン、タオル、掛物、ガウン、ヘッド
カバー、フェィスマスク、シューズカバー、スポンジ、
包帯、テープ、アンダーバット、おしめ、ナプキン、農
業用種蒔きシート、寒冷紗、ビニルハウス用フイルム、
ペーパーポット、使い捨て食器類、トレー、たばこフィ
ルター等が挙げられる。以上主としてPVA系繊維を中
心にして説明をしたが、本発明は該繊維に限定されるこ
となく、澱粉、ポリエステル、ナイロンを初め官能基等
の導入によって熱水可溶性が付与された繊維がいずれも
使用可能である。
医療用を初めとする各種用途に利用される。具体的用途
を列記すれば、医療用手袋、手術着、シーツ、枕カバ
ー、寝間着、カーテン、タオル、掛物、ガウン、ヘッド
カバー、フェィスマスク、シューズカバー、スポンジ、
包帯、テープ、アンダーバット、おしめ、ナプキン、農
業用種蒔きシート、寒冷紗、ビニルハウス用フイルム、
ペーパーポット、使い捨て食器類、トレー、たばこフィ
ルター等が挙げられる。以上主としてPVA系繊維を中
心にして説明をしたが、本発明は該繊維に限定されるこ
となく、澱粉、ポリエステル、ナイロンを初め官能基等
の導入によって熱水可溶性が付与された繊維がいずれも
使用可能である。
【0017】医療用用途の場合、使用後に細菌汚染され
た水可溶性不織布積層体を、消毒剤入りの水、70℃以
上(更には95℃以上)の熱水、消毒剤入り70℃以上
の熱水(更には95℃以上)のいずれかで消毒溶解する
ことが好ましく本発明の効果が遺憾なく発揮でき、重金
属が混入していない限りは、下水廃棄も可能となる。
又、高圧下で100℃以上の熱水による溶解法も殺菌面
からは極めて効率的である。水可溶性不織布積層体の形
態としては、シート状、袋状であっても、筒状であって
も、箱状であっても、トレー状であってもよいが、手軽
に投げ入れができるためにはトレー状が好ましい。特
に、病院では、金網容器の上に、本発明のトレーを置
き、使用汚染されたメスや、カンシや、ピンセット等の
手術用具を置き、熱水にて、消毒溶解すれば、そのま
ま、再度、あらたな手術に使用でき、病院の省力化に非
常に役立つ。尚、この時感染防止のためかかるトレーの
上を本発明の上蓋やシーツで覆っても良い。
た水可溶性不織布積層体を、消毒剤入りの水、70℃以
上(更には95℃以上)の熱水、消毒剤入り70℃以上
の熱水(更には95℃以上)のいずれかで消毒溶解する
ことが好ましく本発明の効果が遺憾なく発揮でき、重金
属が混入していない限りは、下水廃棄も可能となる。
又、高圧下で100℃以上の熱水による溶解法も殺菌面
からは極めて効率的である。水可溶性不織布積層体の形
態としては、シート状、袋状であっても、筒状であって
も、箱状であっても、トレー状であってもよいが、手軽
に投げ入れができるためにはトレー状が好ましい。特
に、病院では、金網容器の上に、本発明のトレーを置
き、使用汚染されたメスや、カンシや、ピンセット等の
手術用具を置き、熱水にて、消毒溶解すれば、そのま
ま、再度、あらたな手術に使用でき、病院の省力化に非
常に役立つ。尚、この時感染防止のためかかるトレーの
上を本発明の上蓋やシーツで覆っても良い。
【0018】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明
する。 実施例1 平均重合度1800、平均ケン度99.3モル%のPV
Aを90℃の水に溶解し樹脂濃度15重量%の紡糸原液
を調製した。該原液を孔径0.5mm、孔数1000の
口金より飽和芒硝浴へ単繊維繊度が1.5デニールにな
るように吐出させ、糸絛を形成せしめた。しかる後14
0〜200℃で8倍延伸し乾燥後、繊維長45mmに切
断した。
する。 実施例1 平均重合度1800、平均ケン度99.3モル%のPV
Aを90℃の水に溶解し樹脂濃度15重量%の紡糸原液
を調製した。該原液を孔径0.5mm、孔数1000の
口金より飽和芒硝浴へ単繊維繊度が1.5デニールにな
るように吐出させ、糸絛を形成せしめた。しかる後14
0〜200℃で8倍延伸し乾燥後、繊維長45mmに切
断した。
【0019】上記繊維を平板上にウエブ状に積層し、ノ
ズル孔0.1mmのノズルから圧力100Kg/cm2
の水を水柱状流に噴射させ、圧力ロールで脱水、100
℃で乾燥して目付70g/m2のPVA不織布を製造し
た。次いで、ノズル孔列幅1.2mの紡糸口金(径0.
15mm)、噴射ガス口幅が1.4mの装置を用いて、
10cmあたり5Nm3/分の加熱空気を供給しながら
捕集距離15cmで、平均重合度2000、平均ケン度
96モル%の含水PVAペレット(含水量2.5重量
%)を前記ウエブ上に噴射紡糸し平均繊維径4μmのシ
ート状の不織布を製造し、積層体とした。
ズル孔0.1mmのノズルから圧力100Kg/cm2
の水を水柱状流に噴射させ、圧力ロールで脱水、100
℃で乾燥して目付70g/m2のPVA不織布を製造し
た。次いで、ノズル孔列幅1.2mの紡糸口金(径0.
15mm)、噴射ガス口幅が1.4mの装置を用いて、
10cmあたり5Nm3/分の加熱空気を供給しながら
捕集距離15cmで、平均重合度2000、平均ケン度
96モル%の含水PVAペレット(含水量2.5重量
%)を前記ウエブ上に噴射紡糸し平均繊維径4μmのシ
ート状の不織布を製造し、積層体とした。
【0020】該不織布の性質を表1に示す。尚、各物性
値は下記によって測定した。
値は下記によって測定した。
【0021】(1)熱水溶解性 30×30mmの試験片を300gの熱水中に投入し、
400rpmの撹拌下に昇温を続け溶解率が95%以上
となる温度を測定した。 (2)耐水圧 JIS L 1092の耐水度試験A法(低水圧)の静
圧法に準じる (3)剛軟度 JIS L 1085(41.5度カンチレバー法2c
m×20cm×5枚)に準じる(MD方向、TD方向の
平均値)
400rpmの撹拌下に昇温を続け溶解率が95%以上
となる温度を測定した。 (2)耐水圧 JIS L 1092の耐水度試験A法(低水圧)の静
圧法に準じる (3)剛軟度 JIS L 1085(41.5度カンチレバー法2c
m×20cm×5枚)に準じる(MD方向、TD方向の
平均値)
【0022】実施例2 実施例1の不織布をフッ素系樹脂エマルジョン(大原パ
ラジュウム化学社製 パラガード823)に浸漬し撥水
処理した後、脱水乾燥し樹脂分着量0.01重量%の不
織布を製造した。結果を表1に示す。
ラジュウム化学社製 パラガード823)に浸漬し撥水
処理した後、脱水乾燥し樹脂分着量0.01重量%の不
織布を製造した。結果を表1に示す。
【0023】実施例3 第1の不織布として平均重合度1200、平均ケン化度
89モル%のPVAを使用した以外は実施例2と同一の
実験を行った。結果を表1に示す。
89モル%のPVAを使用した以外は実施例2と同一の
実験を行った。結果を表1に示す。
【表1】 実施例1 実施例2 実施例3 目付(g/m2) 70 70 70 熱水溶解性(℃) 90 90 60 耐水圧(mm/Aq) 125 220 230 剛軟度(mm) 25 35 30
【0024】
【発明の効果】本発明においては、2種以上の水可溶性
不織布を積層することによって、風合いを維持しなが
ら、使用時に接触する恐れのある血液等の体温あるいは
それ以下の温度の水に対しても、充分なる耐水性をもつ
熱水可溶性の不織布積層体が得られる。
不織布を積層することによって、風合いを維持しなが
ら、使用時に接触する恐れのある血液等の体温あるいは
それ以下の温度の水に対しても、充分なる耐水性をもつ
熱水可溶性の不織布積層体が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI D04H 1/42 D04H 1/42 A M 1/46 1/46 C D06M 15/295 D06M 15/295 (72)発明者 長谷川 健二 大阪市北区大淀中一丁目1番88号 日本合 成化学工業株式会社内
Claims (8)
- 【請求項1】 2種以上の水可溶性不織布が積層されて
なることを特徴とする水可溶性の不織布積層体。 - 【請求項2】 水可溶性不織布がポリビニルアルコール
系不織布からなることを特徴とする請求項1記載の水可
溶性の不織布積層体。 - 【請求項3】 水可溶性の不織布が撥水処理されてなる
ことを特徴とする請求項1〜2いずれか記載の水可溶性
の不織布積層体。 - 【請求項4】 フッ素系撥水剤を使用して撥水処理して
なることを特徴とする請求項3記載の水可溶性の不織布
積層体。 - 【請求項5】 撥水剤を水溶性樹脂中に共存させて撥水
処理してなることを特徴とする請求項3〜4いずれか記
載の水可溶性の不織布積層体。 - 【請求項6】 医療用又は介護用基材として使用するこ
とを特徴とする請求項1〜5いずれか記載の水可溶性の
不織布積層体。 - 【請求項7】 使用後に70℃以上の熱水、又は消毒剤
入りの70℃以上の熱水のいずれかで消毒溶解すること
を特徴とする請求項1〜6いずれか記載の水可溶性の不
織布積層体。 - 【請求項8】 医療用又は介護用基材として使用後に、
100℃以上の熱水、又は消毒剤入りの100℃以上の
熱水のいずれかで消毒溶解することを特徴とする請求項
1〜6いずれか記載の水可溶性の不織布積層体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9322316A JPH11140765A (ja) | 1997-11-07 | 1997-11-07 | 水可溶性の不織布積層体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9322316A JPH11140765A (ja) | 1997-11-07 | 1997-11-07 | 水可溶性の不織布積層体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11140765A true JPH11140765A (ja) | 1999-05-25 |
Family
ID=18142278
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9322316A Pending JPH11140765A (ja) | 1997-11-07 | 1997-11-07 | 水可溶性の不織布積層体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11140765A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003514686A (ja) * | 1999-11-16 | 2003-04-22 | アレジアンス、コーポレイション | 断続的に接着された不織布からなるディスポーザブルな外科用積層体 |
| CN111566276A (zh) * | 2018-01-26 | 2020-08-21 | 宝洁公司 | 制备多层片纤维状水溶性产品的方法 |
| CN114829143A (zh) * | 2019-09-30 | 2022-07-29 | 蒙诺苏尔有限公司 | 水溶性无纺复合材料结构 |
| US12208601B2 (en) | 2018-01-26 | 2025-01-28 | The Procter & Gamble Company | Process of making a multi-ply fibrous water soluble product |
-
1997
- 1997-11-07 JP JP9322316A patent/JPH11140765A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003514686A (ja) * | 1999-11-16 | 2003-04-22 | アレジアンス、コーポレイション | 断続的に接着された不織布からなるディスポーザブルな外科用積層体 |
| CN111566276A (zh) * | 2018-01-26 | 2020-08-21 | 宝洁公司 | 制备多层片纤维状水溶性产品的方法 |
| CN111566276B (zh) * | 2018-01-26 | 2022-10-11 | 宝洁公司 | 制备多层片纤维状水溶性产品的方法 |
| US12208601B2 (en) | 2018-01-26 | 2025-01-28 | The Procter & Gamble Company | Process of making a multi-ply fibrous water soluble product |
| CN114829143A (zh) * | 2019-09-30 | 2022-07-29 | 蒙诺苏尔有限公司 | 水溶性无纺复合材料结构 |
| JP2022549309A (ja) * | 2019-09-30 | 2022-11-24 | モノソル リミテッド ライアビリティ カンパニー | 不織布水溶性複合材料構造 |
| CN114829143B (zh) * | 2019-09-30 | 2025-06-17 | 蒙诺苏尔有限公司 | 水溶性无纺复合材料结构 |
| US12552129B2 (en) | 2019-09-30 | 2026-02-17 | Monosol, Llc | Nonwoven water-soluble composite structure |
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