JPH11140783A - 実質的に一定の直径の蒸解缶を用いるセルロースパルプ製造方法および装置 - Google Patents

実質的に一定の直径の蒸解缶を用いるセルロースパルプ製造方法および装置

Info

Publication number
JPH11140783A
JPH11140783A JP10252693A JP25269398A JPH11140783A JP H11140783 A JPH11140783 A JP H11140783A JP 10252693 A JP10252693 A JP 10252693A JP 25269398 A JP25269398 A JP 25269398A JP H11140783 A JPH11140783 A JP H11140783A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diameter
transition
screen
screen assembly
digester
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10252693A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4017761B2 (ja
JPH11140783A5 (ja
Inventor
James Robert Prough
ロバート プラフ ジェイムス
Bruno S Marcoccia
エス.マルコシア ブルーノ
Bertil C Stroemberg
ストロンバーグ シー.バーティル
Jerry R Johanson
アール.ヨハンソン ジェリー
Joseph R Phillips
アール.フィリプス ジョセフ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ahlstrom Machinery Inc
Original Assignee
Ahlstrom Machinery Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ahlstrom Machinery Inc filed Critical Ahlstrom Machinery Inc
Publication of JPH11140783A publication Critical patent/JPH11140783A/ja
Publication of JPH11140783A5 publication Critical patent/JPH11140783A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4017761B2 publication Critical patent/JP4017761B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21CPRODUCTION OF CELLULOSE BY REMOVING NON-CELLULOSE SUBSTANCES FROM CELLULOSE-CONTAINING MATERIALS; REGENERATION OF PULPING LIQUORS; APPARATUS THEREFOR
    • D21C7/00Digesters

Landscapes

  • Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スラリー液を処理して化学パルプを製造する
有利な蒸解缶、スクリーンアセンブリ、および方法を提
供する。 【解決手段】 化学パルプを製造する垂直蒸解缶10,
110、または細砕セルロース繊維材のスラリーを処理
する他の槽において、蒸解缶110の胴113の直径を
外部的にステップ的に拡大することを不必要とすること
によって胴113の製作コストを低減する。この蒸解缶
110は、入口111の直下から出口112の直上まで
実質的に一定の内径46を有する。スクリーンアセンブ
リ116各個の上には、縮小角40°未満(例えば、約
10〜25°)を有する内部遷移部45(例えば、円錐
形状遷移部)を設け、ブリッジやハングアップを起こす
ことなく、スラリーが遷移部を通じて円滑に流れるよう
にし、かつスクリーンアセンブリの後には第一直径46
に戻る直径ステップ的拡大部127または他の直径拡大
部を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、スラリー
液を処理して化学パルプを製造する有利な蒸解缶、スク
リーンアセンブリ、および方法に関する。特に、本発明
は、蒸解缶の胴の直径を外部でステップ的に拡大するこ
とを不必要とすることによって、蒸解缶の胴の製作コス
トを低減するとともに、チャネリングを最小限に抑え、
セルロース材の均一処理の向上も行わせることに関す
る。
【0002】
【従来の技術と課題】細砕セルロース繊維材、例えば、
木材チップから化学パルプを製造する技術においては、
該繊維材を、蒸解缶として知られる一基以上の円筒形の
槽にて圧力をかけ、温度を上げて蒸解薬剤で処理するの
が普通である。この処理は、連続的にも、回分式にも行
うことができる。連続式では、チップは、連続蒸解缶の
一端へ連続的に供給され、処理され、他端から連続的に
排出される。回分式方法では、一基以上の回分蒸解缶に
チップと蒸解薬剤とを充填し、蓋をして、次いで処理を
始める。処理が終了した後、回分式蒸解缶の中味を排出
する。回分式または連続式いずれの蒸解缶にあっても、
細砕セルロース繊維材と蒸解液とのスラリーが、円筒形
の槽を通過して移動する。
【0003】連続式および回分式蒸解缶では、温度と蒸
解液とを共に均一に分散するために、蒸解液を、チップ
と液とのスラリー(普通、「チップカラム(柱)」と称
される)を通過するように循環するのが普通である。こ
の循環は、あるタイプのスクリーン(円筒形槽の内部表
面に沿って配置される)、ポンプ、ヒーター、戻り導管
を用いて行われるのが普通である。スクリーンの作用
で、繊維材は、蒸解缶内に保持され、液は、抜き出さ
れ、他の液及び/または除去液の一部が補充され、加熱
され、次いでスクリーンの近くなどでスラリーに戻され
る。
【0004】液を半径方向に抜き出すと、スクリーンア
センブリの近くでチップカラムの半径方向圧縮が起こる
のが普通である。更に、スクリーン近辺のチップより上
のチップカラムの重量が、チップ圧縮のもう一つの圧縮
源となる。その上、チップカラム中の遊離液の流れが
が、上向きにしろ、下向きにしろ存在すると、チップカ
ラムの圧縮荷重が変化することになる。当該技術におい
て知られているのは、この半径方向および垂直方向の圧
縮荷重によって、チップカラムの均一な動きが干渉され
るということである。チップカラムが均一に移動すると
いうことは、チップの均一処理に必須である。この理由
ゆえに、従来の蒸解缶およびスクリーンアセンブリの設
計では、流路の直径は、スクリーンの真下の所で大きく
なるようにしている。この直径のステップ的拡大または
「ステップアウト」のお陰で、チップカラムの圧縮の程
度が軽減され、チップカラムのより均一な移動が得られ
ている。このステップアウトにより、半径方向は普通約
6インチ(0.15m)から2フィート(0.6m)増
加する。
【0005】しかし、槽の直径をこのように拡大させる
際には、槽の直径をステップ的に拡大させることに加え
て、普通、小さな直径から大きな直径まで広げる円錐形
の遷移部が胴に必要になる。胴の直径が不均一であっ
て、更にこの円錐形遷移部を入れるために必要な溶接部
が増えるということになれば、蒸解缶の槽を製作する費
用に劇的なインパクトがある。蒸解缶の胴をそのように
ステップ的に拡大することを不必要とすることによっ
て、蒸解缶胴の製作コストを削減することができれば、
極めて有利になることであろう。
【0006】その上、チップの円筒形状のカラムは、槽
を大きくした直径に一致しないのが普通であるので、こ
のステップアップによって、チップカラムの回りの蒸解
液の流路が望ましくないものになる恐れがあり、チップ
カラムが、発生した空隙に崩れ込むこともあり得る。こ
の液のチャネリングによって、不均一加熱や不均一液分
散が起こり、不均一処理の原因となる可能性がある。チ
ップに崩壊やチャネリングが起こると、それ自体不均一
処理の原因となる恐れがある。不均一処理は、特に、チ
ップの蒸解不足(すなわち、滓の増大)、蒸解薬剤消費
量の増加、繊維強度の減少などで表面に現れてくる。従
って、チャネリングが最小限に抑えられチップの均一処
理が向上される細砕セルロース繊維材蒸解法および装置
を提供することは、望ましいであろう。
【0007】米国特許第4,958,741号明細書に
は、粒状物質、例えば、穀物粒の取り扱いを目的とし
て、新規な形状の槽が開示されている。米国特許第5,
500,083号、5,617,975号および5,6
28,873号明細書には、上記米国特許第4,95
8,741号明細書に開示の一般技術を、パルプ産業の
細砕セルロース繊維材の取り扱いと処理とに適用するの
に極めて効果的な方法と装置が開示されている。具体的
には、米国特許第5,500,083号、5,617,
975号および5,628,873号明細書は、粒状物
を均一に処理し、槽から排出するに際し、機械的攪拌を
行わないで済む方法およびシステムを開示している。普
通、細砕セルロース繊維材を取り扱うための開示された
槽は、例えば、チップビンとして知られる槽であるが、
この槽は、槽の本体より小さな断面積を有する出口を備
え、一次元縮小部とサイドレリーフを特徴とする幾何学
形状の遷移部を用いている。この技術は、ニューヨーク
州グレンス フォールズ(Glens Falls)の
アールストローム マシーナリー社(Ahlstrom
Machinery Inc.)からダイアモンドバッ
ク(登録商標:Diamondback)という商標で
販売されている。
【0008】米国特許第4,958,741号明細書な
どに記載されているように、槽中の粒状物質の流れの特
徴は、「質量流」または「漏斗流」と分類して示すこと
ができる。質量流の状態で流れている際には、槽から少
しでも内容物を抜き出すと、槽中の内容物が実質的に全
部移動する。漏斗流の場合は、内容物を抜き出すと、内
容物の一部(一般に槽の中心部のもの)が、周辺の内容
物よりも実質的に速く流動する。最も苛酷なケースで
は、このフローパターンは、「チャネリング」または
「ラットホール(ネズミ穴)現象」と称される。円錐形
遷移部や出口が適正な場合は、遷移部の縮小角がある角
度を超えない時に、質量流が確保される。この縮小角
は、粒状物質の性状に依存し、「臨界質量流角度」とし
て知られている。角度が大きい円錐形縮小部、すなわ
ち、平らな円錐の場合は、不均一な漏斗流が発生し易
い。臨界質量流角度は、普通、槽に流すべき粒状物質の
試料を用いて実験的に定められる。
【0009】勿論、細砕セルロース繊維材の処理では、
質量流が好ましい。輸送される粒状物質に対して臨界質
量流角度以下の縮小角を有する槽を設計すれば、チャネ
リングやラットホール現象は防止することはできる。チ
ップビン中の木材チップに対しては、この角度は比較的
狭く、例えば、30゜未満である。チップビンを建設す
る際に、所望の滞留時間を有しながら、所望の出口直径
にそのような狭い角度で縮小しなければならないとした
ら、チップビンは背が高くなって不経済になってしま
う。しかし、蒸解缶スクリーンアセンブリに必要な断面
縮小程度は、比較的小さいので、このような狭い臨界縮
小角も、蒸解缶の安定な機能を損なうことなく、建設を
単純化し、蒸解缶槽のコストを削減するために用いるこ
とはできる。この発明の態様の一つでは、臨界質量流角
度以下の縮小角を有する通常の円錐形遷移部をパルプ蒸
解缶に導入し、スクリーンアセンブリを蒸解缶に適合さ
せる補助としている。
【0010】米国特許第4,958,741号明細書に
よって、「一次元縮小部とサイドレリーフ」として知ら
れる幾何学形状が導入されている。この形状を用いる
と、臨界質量流角を超えても槽内で「質量流」が可能と
なる。一次元縮小という幾何学形状を用いることによっ
て、質量流を保ちながら、通常の円錐形遷移部を用いた
場合は非常に長い遷移部を必要とする槽の直径縮小を行
うことができる。そのような望ましくない遷移部長さを
避けるために行われる円錐形遷移部の設計としては、臨
界質量流角より大きな角度を採用するが、しかし、この
円錐形遷移部の中を攪拌してブリッジ現象やハングアッ
プ( hang−up)現象を防止あるいは最小限化を
図ることが行われるのが普通である。この発明の態様の
別の一つでは、サイドレリーフ付の一次元縮小部の形状
を示す遷移部をパルプ蒸解缶に採用し、スクリーンアセ
ンブリを蒸解缶に適合させる補助としている。
【0011】円錐形の縮小遷移部は、連続式蒸解缶技術
にとって未知のものというわけではない。1950年代
後期から1960年代前期にかけて到来した向流処理の
際には、既存の連続式蒸解缶の底部に導入されたスクリ
ーンアセンブリを収容するのに、円錐形の縮小遷移部が
しばしば用いられた。このような遷移部の例の一つは、
1965年出願の米国特許第3,429,773号明細
書に示されている。
【0012】蒸解缶の底部における処理を導入する前に
は、連続式蒸解缶の下部にはスクリーンアセンブリは設
けられてなかった。蒸解缶の底部における処理として
は、例えば、排出時にパルプの温度を下げる冷却・希釈
のために使用される処理」、すなわち、「コールドブロ
ー」や向流処理、例えば、向流ハイヒート(登録商標:
Hi−Heat)洗浄(米国特許第3,007,839
号、第3,097,987号、第3,200,032号
および第3,298,899号明細書を参照のこと)が
ある。他には、例えば、米国特許第2,474,862
号、第2,459,180号、第2,938,824号
および第3,041,232号明細書を参照のこと。普
通、蒸解缶全高にわたって並流処理が行われた後、これ
らの初期のころの蒸解缶の底部からは、完全に蒸解され
たパルプが、高温のまま排出、すなわち、「ブロー」さ
れた。すなわち、「高温ブロー」が行われた。低温液を
導入・分散させるため、あるいは向流処理を行わせるた
め、スクリーンを用いる液分散循環方式が既存の蒸解缶
の下部に導入された。更に、このような「既設装置改
造」のコストを最小限にするために、これらのスクリー
ンアセンブリは、米国特許第3,429,773号明細
書に示されるように、円錐形の縮小遷移部を用いて既設
の蒸解缶の底部に導入された。これらの円錐形縮小部の
導入は、既設構造物に対する改変が唯一の目的であっ
た。このような下部スクリーンが過去においてそのよう
に用いられた時、またより新しい蒸解缶に現在用いられ
る時、チップカラムの一体性と均一な移動性とを維持す
るため、用いられる胴遷移部の形状は、スクリーンの内
部表面が、胴の内径と実質的に一致するようなものであ
る。
【0013】当該技術に知られている通常の教示によれ
ば、米国特許第3,429,773号明細書に示される
ような蒸解缶の一部分に用いられている円錐形縮小部を
用いると、チップカラムの不均一移動、すなわち、「ハ
ングアップ 」や不均一処理が促進され易いで、このよ
うな円錐形縮小部の採用は避けるべきとされている。米
国特許第3,429,773号明細書に示されるような
蒸解缶の底部に配置されているスクリーンアセンブリの
チップカラム移動性は、円錐形縮小部の直下にある「ス
クレーパー」として知られる回転する排出補助攪拌機が
あるからこそ、本質的に確保された。スクリーンの上に
ある円錐形縮小部に「ブリッジ」が惹起されても、この
スクレーパーの作用によってブリッジは破壊された。こ
れは、米国特許第3,802,956号明細書に示され
る円錐形縮小部「カラー(collar)」についても
当てはまる。一方、本発明は、蒸解缶内の縮小部に関連
するこの誤った概念を克服し、製造コストが小さい蒸解
缶を提供する。また、本発明は、スクリーンを導入する
箇所の槽直径を拡大する必要なく、既存の槽にスクリー
ンアセンブリを導入する手段を提供する。これは、チッ
プカラムの移動を補助する攪拌機がない箇所、例えば、
蒸解缶の排出口から遠い蒸解ゾーンには特に当てはま
る。
【0014】蒸解缶の概略図では、スクリーンアセンブ
リの位置は代表的なものだけが書き入れられたり、槽の
直径が一定のように書かれていることが多い。例えば、
米国特許第3,413,189号、第3,445,32
8号および第3,427,218号明細書、最近のもの
としては、米国特許第5,547,012号、第5,4
89,363号、第5,575,890号および第5,
635,026号明細書を参照のこと。明白なことでは
あるが、これらの図は、概略を示しているにすぎず、実
際の槽がこのように製作されるているとか、製作できる
という意味ではなく、当業者にその姿が理解されればい
いという程度である。当業者の理解では、現在の慣行に
おいては、チップカラムに対するレリーフ対策がある程
度はなされなければならないということである。そうし
なければ、蒸解缶は所望のようには運転できないのであ
る。
【0015】また、従来の技術では、一定の槽直径で、
液が抜き出される外に凸部の空洞部を有するスクリーン
アセンブリが書かれているものがある。例えば、米国特
許第2,695,232号と第3,200,032号明
細書を参照のこと。これらの図が示しているのは、チッ
プカラムの適切な移動に必須のチップカラムレリーフ対
策が取られていない蒸解缶である。また、米国特許第
2,695,232号と第3,200,032号明細書
に示される構造では、容易に設計・製作ができないよう
になっている。外側に凸部の空洞は圧力容器であり、そ
の設計は耐圧容器の設計規格に合致し、製作は同じく耐
圧容器の製作規格に合致しなければならないからであ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の態様の一つで
は、チップと蒸解液とのスラリーの質量流に必要な臨界
縮小角の利点を利用し、胴の径が均一であり、かつチッ
プの均一流動を促進するカラムレリーフ効果を提供す
る。本発明の態様の一つでは、(例えば、セルロースパ
ルプを製造するために)スラリー液中で(臨界縮小角を
有する)細砕セルロース繊維材を蒸解または処理する蒸
解缶(または他の)槽が提供される。この槽の構成部品
は以下の通りである。実質的に一定の第一内径を有する
実質的に垂直の槽の胴。前記槽中の攪拌機が入っていな
い箇所に取り付けられ、スラリーから液を取り出すため
に設けられ、第一内径よりも小さな第二内径を備え、胴
の内部にスクリーン空洞部を規定する第一スクリーンア
センブリ。第一スクリーンアセンブリの上の、第一内径
と第二内径との間の第一遷移部であって、垂直に対する
縮小角を有する第一遷移部。更に特徴として、第一遷移
部の縮小角がセルロース繊維材スラリー液の臨界縮小角
より小さく、スラリーが、ブリッジやハングアップを起
こさずに、この遷移部を流れ、攪拌機の必要もないこと
である。
【0017】更に、この槽では、第一スクリーンアセン
ブリの下で実質的に第一内径に直径が拡大され、この直
径拡大は、スクリーンアセンブリの真下で、ステップ的
に行われる。
【0018】また、この槽には、第三直径を有する第二
スクリーンアセンブが第一スクリーンアセンブリの下に
配設され、第一直径と第三直径との間を継ぐ第二遷移部
を更に備えるのが好ましい。この場合、第二遷移部の縮
小角がセルロース繊維材スラリー液の臨界縮小角より小
さく、スラリーが、ブリッジまたはハングアップを起こ
さずに、この遷移部を流れるようになっている。直径の
ステップ的拡大は、第二スクリーンアセンブリの真下
で、実質的に第一内径まで行われるのが好ましい。
【0019】上記の槽が蒸解缶(例えば、連続式蒸解
缶)の場合に典型なように、蒸解缶には、第一スクリー
ンアセンブリから抜き出された液を加熱し、加熱された
液を第一スクリーンアセンブリ近くに導入する手段が備
えられる。
【0020】第一遷移部は、製作が可能で、均一直径の
胴を用いることができる種々の幾何学形状をとることが
できる。好ましい幾何学的形状の一つは、実質的に正円
錐形の遷移部である。もっとも他の遷移部形状(上記の
特許に記載のものを含む)も設けることはできる。第一
遷移部の縮小角は、40゜未満で、好ましくは30゜未
満で、恐らく10゜未満であり、流れの特性に左右され
る。普通、第一遷移部の角度は、約10〜25゜の範囲
で、好ましくは10〜20゜の範囲である。用いられる
好ましい遷移部はすべて円錐形で、縮小角は40゜未満
である。
【0021】円錐形遷移部自体をスクリーン表面とする
こともできる。すなわち、円錐形の部分は、必ずしも円
滑で連続としなくてもよく、穿孔してもよい。例えば、
チップカラムから液を抜き出す補助手段として、円錐形
遷移部を多孔スクリーン板としたり、平行板型スクリー
ンなどとすることができる。このようにして、上記の円
筒スクリーン表面の下には、もはや他の円筒スクリーン
表面は無いようにして、第一内径への直径のステップ拡
大は、上記円筒形スクリーン表面の真下になるようにす
ることができる。
【0022】上記スクリーンアセンブリより下での第一
内径への直径拡大を円筒形遷移部、この場合、円筒形拡
大遷移部を用いて行うことができる。この拡大遷移部を
用いると、圧縮されたチップカラムと槽の内部表面との
間に生成される空隙スペースを最小限に抑え、チップカ
ラムの圧潰や液のチャネリングを最小限に抑えることが
できる。また、この円錐拡大遷移部を多孔板構造とする
こともできる。この下部円錐スクリーン遷移部を通じて
液を抜き出すと、圧縮されたチップカラムを、槽の第一
内径部へ抜き出す補助作用となる。
【0023】上記の円錐形または円筒形スクリーン表面
は、円周方向に連続でも、あるいは、途中に穿孔されて
いないブランク板の部分があってもよい。例えば、スク
リーンアセンブリが二段以上のスクリーンで構成されて
いる場合、スクリーン表面とブランク板表面とを交互に
配置し、一の段のスクリーン表面が他の(例えば、隣接
の)ブランク板と重なるようにすることができる。この
パターンは、普通、「チェッカーボード」スクリーン配
列と称される。勿論、単段のスクリーンにもブランク板
を備えることができる。ブランク板は、均一に分散され
るのが普通である。
【0024】また、ブランク板を、スクリーンの一の水
平位置と他の水平位置との間に、またはスクリーンの一
の水平位置と遷移部との間に配置させることができる。
これらのブランク板は、「レリーフ板」として知られて
いる。例えば、第一円錐形縮小遷移部、正円筒形スクリ
ーン部分、それからこの下の第二拡大スクリーン部分と
から構成されているスクリーンアセンブリにおいて、水
平ブランクレリーフ板を、正円筒形スクリーン部分と第
二拡大スクリーン部分との間に配置することができる。
この水平「レリーフ」があると、圧縮されたスクリーン
表面が、後段のスクリーンからの液抜きによって行われ
る前に上段の液抜きによって行われた圧縮から「リラッ
クス」または「回復」することができる。
【0025】第一遷移部は、「一次元縮小形状部とサイ
ドレリーフ」として知られる幾何学形状を備え、あるい
はこれから構成することができる。これは、米国特許第
5,500,083号明細書や他の特許明細書の記載か
ら明白である。一次元縮小部とサイドレリーフとが記述
するのは、二枚の対称形配置の端部表面が一次元的のみ
に相互方向に下向きに縮小するような構成である。従っ
て、所与の断面では、表面は、縮小部の固有方向に直角
な水平中心線の回りに相互を反転させたものとなる。最
も単純な形状では、断面は、水平中心線の回りに対称に
配置された二本の平行線で記述することができる。この
時中心線もこの二本の直線に平行である。もう一つの断
面形状は、半円軸に平行な中心線の回りに対称に配置さ
れた二枚の半円である。この断面の一般ケースは、水平
中心線の回りに対称に反転された表面といえる。他のど
のレベルの断面でも、表面は形が同じである。
【0026】上記の表面のサイドに付けられたサイドレ
リーフとは、表面の最も近い端部を結ぶ水平線を称す
る。所与の断面では、これらの線は中心線に直角であ
り、従ってお互いに平行である。サイドを形成する水平
線の後続下部ペア各個が、それらの直上の線に関して更
に離れているか、または同じ距離だけ離れていると、レ
リーフとなる。こうすると、ホッパーのサイドは拡大
部、または非縮小部となる。
【0027】それ以前の特許では、一次元縮小形状部と
サイドレリーフとを示す遷移部は、同じような一次元縮
小形状部とサイドレリーフとを示す隣接の遷移部と嵌合
されているのが普通であるけれども、本発明の態様の一
つでは、この形状を有する遷移部が一つだけしか要らな
い。例えば、本発明の態様の一つでは、第一内部槽直径
と第二内部槽直径との間の遷移部は二個の向き合ったス
クリーンアセンブリに対する二個の対称形縮小部を備
え、またはこれらから構成される。これらのスクリーン
アセンブリは、槽のサイドで相互に平行なものでもよ
く、あるいは二枚の向き合った曲面のスクリーン表面の
ように見えるものでもよい。スクリーンの上の遷移部
は、三角形の平面部を備え、またはこれらから構成され
てもよい。これら三角形平面部は、上の引用特許に記載
のダイアモンドバック(登録商標:Diamondba
ck)技術の代表的なものである。もっとも、他の形状
も用いることができる。上に議論したように、遷移部自
体は、その下のスクリーン表面と組み合わせたスクリー
ン表面としてもよいし、それを代替するスクリーン表面
としてもよい。
【0028】本発明の別の態様は、上記のように、対称
の嵌合する遷移部とスクリーンとを備えない単一スクリ
ーンアセンブリである縮小遷移部を備え、あるいはこれ
から構成されてもよい。また、この態様に含まれるもの
としては、色々な高さの所に、槽の周囲と高さに関して
色々な配置で、これら単一スクリーンアセンブリを1基
以上用いるオプションがある。
【0029】また、本発明は、米国特許第4,958,
741号および第5,500,083号明細書に示され
るように、単一縮小部を多重に用いることも包含する。
その目的は、例えば、蒸解缶の内部流路をスクリーンア
センブリの直径へ減少するためである。これらの遷移部
は、普通、単一縮小遷移部を二個備えるが、三個以上の
遷移部を用いることもできる。
【0030】本発明の別の態様は、一個以上の縮小部型
バッフルを備え、あるいはこれから構成され、その下に
スクリーンアセンブリが配設される。これらのバッフ
ル、別名「眉毛」は、形状は三角形でも、半円形でも、
半楕円形でもよく、内部材料の臨界質量流角度より小さ
い角度ならばどんな角度に配置しても差し支えない。バ
ッフルの下に配置されるスクリーンの位置は垂直でもよ
く、あるいは槽の内径に向かってテーパをとったもので
もよい。この態様は、これらバッフルとスクリーンアセ
ンブリとを一組み以上用いるオプションを有する。多重
に用いられるバッフルとスクリーンアセンブリは、同じ
高さの所に、槽の胴体の内周の回りに均一(または不均
一)に配列して設置することもできるし、あるいは色々
な高さの所に、槽の周囲と高さに関して色々な配置で設
置することもできる。
【0031】本発明の別の態様は、槽の直径を増加させ
る必要なく、既存の蒸解缶にスクリーンアセンブリを導
入する方法を包含する。この場合、蒸解缶は、撹拌機が
付いていない箇所の胴部が実質的に一定の第一内径部分
を有し、第一内径より小さな第二内径を有するスクリー
ンアセンブリを用い、第一径と第二径との間をつなぐ遷
移部エレメントを有する。本方法は、(a)既存の蒸解
缶の胴部の実質的に一定の第一内径部分であって、撹拌
機が付いていない槽の部分にスクリーンアセンブリを取
り付け、胴の内部のスクリーン空洞部と、スクリーンア
センブリの下の第一内径部への戻り部とを規定するステ
ップ、(b)スクリーン空洞部近くの胴に位置し、これ
に流体的に連なっている少なくとも一つの開口を形成
し、スクリーンアセンブリによって分離されたスクリー
ン空洞部液を抜き出すステップ、および(c)遷移部エ
レメントを、胴の内部のスクリーンアセンブリの上に挿
入し、この遷移部エレメントが第一直径と第二直径との
間の遷移部となるようにし、細砕セルロース繊維材スラ
リーが上の遷移部エレメントから下のスクリーンアセン
ブリへ円滑に流れるようにして、ブリッジやハングアッ
プをなくし、攪拌機も不必要とするステップを含む。ス
テップ(a)は、スクリーンアセンブリの実質的直下の
直径を大きくすることによって行うか、あるいは第一内
径へ戻すのに少なくとも一個の円錐形拡大遷移部と円筒
形レリーフ板とをスクリーンアセンブリの下に設けるこ
とによって行うことができる。
【0032】本発明の蒸解缶は、頂部と底部と、頂部近
くの入口と底部近くの出口とを有する連続式蒸解缶であ
ることが好ましく(もっとも、本発明は回分式蒸解缶に
も適用できる)、この蒸解缶の胴の第一直径は入口の直
下から出口の直上まで実質的に一定である。
【0033】本発明の他の態様では、液をスクリーン分
離するのに用いられるアセンブリ自体が提供される。本
アセンブリが備える構成部品は以下の通りである。すな
わち、開放頂部と開放下部とを有する実質的に円錐形の
遷移部であって、頂部が第一直径で、底部が第二直径
で、第一直径が第二直径より大きい遷移部。液を固形物
からスクリーン分離する円環型スクリーンアセンブリで
あって、頂部と、底部と、第二直径に実質的に等しい内
径とを有するスクリーン表面を有し、第一直径に実質的
に等しい外径を有し、スクリーン表面の外に円環容積を
規定するスクリーンアセンブリ。スクリーン遷移部の底
部と運転上連結されているスクリーン表面の頂部であっ
て、両第二直径部が相互に接して配置され、固形物含有
液体が中空の遷移部から上記内径のスクリーン表面と接
触して円滑に流れることができるようになっているスク
リーン表面の頂部。および、スクリーン表面の底部と運
転上連結されている中空の非スクリーンエレメントであ
って、第二直径に実質的に等しい内部径と第一径に実質
的に等しい外部径とを有している中空の非スクリーンエ
レメント。
【0034】上記スクリーン表面は、実質的に連続の円
筒形スクリーン表面であるが、多種多様の他の構成でも
差し支えない。スクリーン表面自体は、特に化学パルプ
蒸解缶のスクリーン用として従来のもので差し支えな
い。上記中空非スクリーンエレメントは、ステップ的遷
移部が好ましい。このステップ的遷移部は、例えば、ス
クリーンアセンブリを支持し、スクリーンで分離された
液を抜き出すヘッダーの底部によって形成されたものあ
る。円錐遷移部の縮小角は、垂直に対して40゜未満、
好ましくは30゜未満、例えば、約10〜25゜であ
る。
【0035】本発明の別の態様では、化学パルプを製造
するために、頂部と底部と第一の実質的に一定(均一)
の内径を有する実質的垂直の連続式蒸解缶において蒸解
条件で細砕セルロース繊維材を処理する方法が提供され
る。本方法は、次の諸ステップを実質的に連続的に行う
ものである。(a)蒸解缶の頂部近くから細砕セルロー
ス繊維材スラリーを蒸解缶へ導入し、流路を蒸解缶の下
向きに流すステップ。(b)攪拌機が備えられていない
蒸解缶に沿う少なくとも一点で、スラリーが流路を下向
きに流れるにつれて、細砕セルロース繊維材スラリー
を、第一直径の流路から、第一直径より少なくとも約2
%小さい(約2〜10%小さい、例えば、30フィート
の胴の場合、縮小幅が約6インチ、つまり30フィート
から29フィート6インチ、つまり径は3.33%縮小
する)第二直径の流路に遷移して流すステップ。(c)
流路の第二直径のところでスラリーをスクリーン分離
し、液を除くステップ。および、(d)生成した化学パ
ルプを蒸解缶の底部近くから抜き出すステップ。
【0036】本方法は、ステップ(c)の後で、ステッ
プ(d)の前に、更に(e)下向きに移動するスラリー
を再び実質的に第一直径の流路へ移動させるステップを
含むのが好ましい。ステップ(d)の前に少なくとも一
度ステップ(b)、(c)および(e)を繰り返すステ
ップを更に設けることも好ましい。ステップ(c)を行
って除いた液を加熱し、加熱された液を、液を除いた場
所近くで蒸解缶へ再導入する更に別のステップもある。
従来のように、液流の一部を抜き出したり、蒸解缶へ戻
す前に他の液を加えたりすることもできる。
【0037】本発明の主な目的は、胴を製作するコスト
を低減した、簡単な蒸解缶でありながら、チャネリング
を最小限に抑え、チップの均一処理が一層向上される蒸
解缶を提供するものである。本発明のこの目的および他
の目的は、本発明の詳細な説明を吟味し、前記の特許請
求の範囲を読めば、より明快になろう。
【0038】
【発明の実施の形態】図1は、従来技術の典型的な連続
式蒸解缶10を示し、各スクリーンアセンブリに関連す
る「ステップ状節部」が表示されている。ここには垂直
の連続式蒸解缶が示されているけれども、本発明は、連
続式と回分式とを問わず、どんな形の円筒形蒸解缶にも
適用できることを理解されたい。細砕セルロース繊維材
と蒸解液とのスラリーが、蒸解缶の頂部11に導入さ
れ、完全に蒸解されたパルプと使用済み蒸解液とが底部
12から排出される。蒸解缶10は、円筒形の胴13
と、多数の円筒形スクリーンアセンブリ14,15,1
6,17とを備えている。蒸解缶10は、チップカラム
圧縮に対処するため各スクリーンアセンブリの設置箇所
で行われる胴直径の拡大を明瞭に示している。また、ス
クリーンアセンブリ各個に関連しているのは、スクリー
ンアセンブリ各個の上に配置された円錐形の遷移部であ
る。スクリーン16の典型的形状は、より詳細に図2に
示される。
【0039】図2は、上部スクリーン18と下部スクリ
ーン19とを有する典型的な従来技術スクリーンアセン
ブリを示す。これらのスクリーンは、多種多彩の構造を
とることができる。例えば、円形の孔やスロットなどを
穿孔した多孔板でもよく、平行な棒で構成し、棒と棒と
の間に平行な開口を持たせたものでもよい。これらのス
ロットや開口は、多種多彩に配置することができる。例
えば、垂直や水平に配置することもできるし、斜めの角
度、例えば、垂直に対して45゜の角度で配置すること
ができる。
【0040】各スクリーン18,19の背面には、普
通、円環の空洞部20,21があり、各スクリーン1
8,19から抜き出される液を集める役目を果たす。各
円環空洞部20,21の下部には、普通、これらより小
さな円環の空洞部22,23があり、これら小円環空洞
部22,23は、一般に「内部ヘッダー」と称されてい
るが、空洞部20,21から液を集め、これを液抜きだ
し導管24,25へ排出する役目を果たす。これらの導
管は胴12の内部に配置されているように図示されてい
るけれども、胴の外部に配置することも差し支えない。
すなわち、「外部ヘッダー」も用いることができる。空
洞部20,21と空洞部22,23とは、普通、特別設
計の寸法を有する開口、すなわち、オリフィス孔を通じ
て連通し、従来のように、各スクリーンから均一に液が
抜き出されるようにしている。導管24,25は、普
通、単一の導管26に連なり、導管26は再循環ポンプ
31と連なる。
【0041】各スクリーンアセンブリ16の下では、胴
13の直径はステップ状拡大部27の所で大きくなる。
また、このステップ状拡大27があると、チップ重量に
よる垂直方向圧縮とスクリーンから抜き出される液によ
る半径方向圧縮との作用によってチップカラムに形成さ
れる圧縮力が、補助的に軽減される。この半径方向への
径拡大は、1〜36インチの範囲の程度であるが、普通
は6〜24インチであり、胴13の直径の約2〜10%
の増加程度である。この胴直径の拡大に対処するため
に、ある形の遷移部28を用いる必要がある。この遷移
部28は、普通は円錐形である。遷移部28は、槽13
の直径を拡大するばかりでなく、大きいほうの直径の胴
に、普通、溶接で固着しなければならない結合部を更に
導入することになる。均一直径の胴ならば、一個の溶接
接合部29だけで済むけれども、円錐形の遷移部を導入
すると、二番目の溶接接合部30が必要になる。蒸解缶
10は、普通は100psig(7気圧ゲージ)以上の
加圧なので、胴が製作されるロール板の厚さは、普通、
3/4〜21/2インチであることに留意のこと。更
に、このような槽は、設計のみならず製作の際にも圧力
容器規格に準拠しなければならない。溶接部29,30
は、規格に従って製作し、溶接する必要がある。従っ
て、溶接による接合部の数が限定される槽設計を行え
ば、槽の製作コストは顕著に削減される。
【0042】従来のように、図2には、例示のスクリー
ンアセンブリ16に関連する戻しシステムが示される。
スクリーンアセンブリの中の幾つかは、単に液の抜き出
し用であるが、普通は、蒸解缶10のスクリーンアセン
ブリの二個以上は導管26に接続しているポンプを備え
ており、液を導管26へ抜き出し、図2の32の箇所に
略示されるように、液をある程度加えたり、図2の33
の箇所に略示されるように、液をある程度抜き出したり
する余地を持たせている。32の箇所に添加される液
は、33の箇所に抜き出される液よりも溶解有機物含有
量が低い白液や補充液のことが多いが、技術に既知の他
の組成の液でも差し支えない。
【0043】ポンプ31からは、普通加熱器34経由で
液が送られ、加熱された液は、内部導管35を用いて蒸
解缶10内へ再導入される。従って、抜き出された液
は、液が取り出された箇所(普通はスクリーン18の直
上)近くに戻される。この目的のためには多種多彩にわ
たる異なる従来構造がある。
【0044】パルプは生成後、スクリーン17の箇所で
洗浄が行われ、あるいは更に均一な熱分布や液分散とな
るような処理が行われる。攪拌機36(普通は回転アー
ム付のものであるが、固形物の圧迫や圧縮を壊す機械構
造のものならば殆どどんなものでもよい)は、図1の1
2の箇所に示されるように、蒸解缶10からパルプを排
出する補助作用を行う。
【0045】図3は、本発明の典型的な蒸解缶スクリー
ンアセンブリを示す。図3に示される機能の幾つかは、
図1と2に示されるものと似ているか同一であるので、
これらの機能の参照数字は、頭に「1」を付けて前の図
のものと区別する。
【0046】胴113はスクリーンアセンブリ116を
備える。このスクリーンアセンブリ116は、単一のス
クリーン118を備えるものとして示されているけれど
も、スクリーンアセンブリ116は、スクリーンを、1
段、2段または多段に備えているもの(例えば、図1と
2では2段)と理解していただきたい。スクリーン11
8は、従来のタイプのスクリーンであり、それらの構造
の中の多種多彩なタイプは、前のスクリーン18,19
について記載の通りである。普通、スクリーンアセンブ
リ116は、従来のように、胴113の内部の円環型の
空洞部120と、導管124へ排出口が連なる内部ヘッ
ダー122とを備える。空胴部120と122とは、円
環空洞122を規定するヘッダー42の頂部板41に穿
孔されている多数のオリフィス40を通じて連通する。
図1と図2の場合と同じく、チップカラム圧縮は、直径
がステップ状に変化する箇所127をスクリーン118
の下に設けることによってレリーフ(軽減)される。
【0047】スクリーン118は、連続の円筒形のスク
リーン表面43を備えているものとして示されているけ
れども、スクリーン表面43は、連続でもなく円筒形で
もなくて差し支えないことを理解していただきたい。例
えば、スクリーン表面43は、個々の円形スクリーンを
多数設けたものでもよく、スクリーン表面とブランク板
とを交互に配列した、一般に「チェッカーボードパター
ン」と称されるものでもよい。
【0048】図3に示される本発明の最も特色ある機能
は、中空遷移部45である。この遷移部45の作用で、
流路の内径は、胴113の第一内表面47の概略内径4
6からスクリーンアセンブリ118の頂部49の第二内
径48へ減少する。遷移部45は、好ましくは円錐形
(例えば、正円錐形遷移部)で、概略直径46の頂部5
0と、スクリーン118の頂部49と嵌合する底部51
とを備え、遷移部45を通過するスラリー流をスクリー
ン118内に円滑に流す役目を果たす。遷移部45は、
製作の容易さからみれば、実質的に円錐形が好ましい
が、より複雑な物理的形状を取ることも可能である。例
えば、米国特許第4,958,741号、第5,50
0,083号、第5,617,575号および第5,6
28,873号明細書には遷移部用として示されている
形状とすることができる。
【0049】遷移部45を支持するには、複数の台形ま
たは三角形の支持板53を遷移部45の外表面と胴11
3の内壁47との間に配設して行うことができる。支持
板53の方の支持は、実質的に水平の支持円環54で行
われる。支持板53は、長手方向のものが示されている
けれども、これに代えて環状のものを用いることも、あ
るいは環状のものをつけ加えることもできる。遷移部4
5は、図3にθと示されているように、垂直に対して縮
小角をなすようにするのが好ましい。θは、遷移部を通
る細砕セルロース繊維材スラリーの臨界質量流縮小角よ
り小さいか、等しい。この角は、普通は40゜未満であ
り、好ましくは30゜未満で、流れの特質によっては1
0゜未満のこともある。普通は、この角度は約10〜2
5゜であり、好ましくは10〜20゜である。従って、
方向52の方に流れるスラリーは、槽の均一流を妨害し
ないで、直径減少領域を通過する。しかし、このような
遷移部を用いると、胴の直径は、遷移部の長さのどの位
置でも一定に保持されるので、槽の製作コストが削減さ
れる。
【0050】ヘッダー42を出た後は、スラリーの流路
は実質的に直径46に戻る。これは、図3に見られるよ
うに、直径のステップ状拡大部127で行われるのが好
ましい。
【0051】直径のステップ状拡大部127の代わり
に、スクリーン118の下の直径を胴113の直径まで
拡大させることを、別の遷移部手段で行うことができ
る。この遷移部は、例えば、スクリーン118の下に配
置される円錐形の遷移部で、流路の直径を槽の胴の11
3の内径46まで徐々に拡大するものである。他の形状
の他の遷移部も、有効直径が胴113の内径46までに
実質的に戻る限り、用いることができる。
【0052】このようなスクリーンと遷移部は、スクリ
ーンアセンブリ116の上にスクリーンアセンブリ11
6’と遷移部50’が細い破線で示されているように、
1段以上同じ槽113に用いることができるし、実際
に、殆ど常に用いられている。スクリーンアセンブリ1
16と116’とは、図4に見られるようにもっと間隔
を開けて配置されるのが普通である。図4は、本発明の
例示的連続式蒸解缶を示すもので、スラリー導入口11
1は頂部近くにあり、スラリー(化学パルプ)抜き出し
口112は、底部近くにある。蒸解缶の胴113の第一
直径46は、図4に二つの参照数字46で示されている
ように、入口111の直下から出口112の直上まで実
質的に一定である。洗浄循環スクリーンアセンブリ11
7(スクリーン116’の構造を備えて可)が出口11
2に近く、従来の撹拌機136(形式は問わない)の直
上に設けられている。アセンブリ116と116’は、
蒸解缶中で撹拌機が無い箇所に配置される。圧縮を開放
する、つまり「ブリッジ」を壊すためには、撹拌機は不
要だからである。これらスクリーンの近くに撹拌機を配
設することは、物理的に困難であるばかりか、望ましく
ないことである。例えば、蒸解中に均一な処理を促進す
るためにはこれらのスクリーン近くのチップカラムの全
体性を維持することが望ましいからである。
【0053】本発明は、スクリーンアセンブリ116と
116’を備えた蒸解缶を提供することに加えて、図3
に示される遷移部45、スクリーン表面43、および支
持ヘッダー42によって示されるように、液をスクリー
ン分離するのに用いられるアセンブリそれ自体をも提供
する。構成部品45,53,54,42は、溶接や他の
手段で組み付けることになるが、更に、従来技術の蒸解
缶10の胴13の溶接部29や30と同じ程度の高品質
溶接部とする必要はない。その上、円筒形の胴遷移部は
最早必要なくなる。また、構成部品53,45,54,
42は、胴113の内表面47に溶接や他の手段で組み
付けることになるが、この場合も、更に溶接部29や3
0のような溶接部は必要とせず、スクリーンアセンブリ
116と関連部品との接合は、従来技術の蒸解缶10の
スクリーンアセンブリ16と比較して困難でもなく、異
なるものでもないのが普通である。本発明は、「缶」と
して知られる円筒から、実質的に均一な直径を有する円
筒形蒸解缶を製作する方法を提供する。
【0054】実質的に均一な内径46を有する円筒形蒸
解缶110を用いて、細砕セルロース繊維材(例えば、
木材チップ、バガスなど)のスラリー液を蒸解条件で処
理して化学パルプを製造することが可能である。垂直蒸
解缶110において、本方法は、次の諸ステップを実質
的に連続的に行うものである。(a)蒸解缶110の頂
部近くから細砕セルロース繊維材スラリーを蒸解缶11
0へ導入し(図4の111の箇所に示されるように)、
流路を蒸解缶110の下向きに流すステップ。(b)攪
拌機が備えられていない蒸解缶10に沿う少なくとも一
点で、スラリーが流路を下向きに流れるにつれて、細砕
セルロース繊維材スラリーを、第一直径46の流路か
ら、第一直径46より少なくとも約2%(例えば、約2
〜10%)小さい第二直径48の流路まで遷移部へ流す
ステップ。(この遷移部への流れは、普通、好ましくは
30°未満である縮小角θを有する実質的に円錐形の遷
移部エレメントを用いて行われる。)(c)流路の第二
直径48のところでスラリーをスクリーン分離し(スク
リーン表面43を用いて)、液を除くステップ(液が円
環チャンバ120とヘッダー42の内部122へ入った
後ライン126で)。および、(d)生成した化学パル
プを、図4の112の箇所に示されるように、スクリー
ンアセンブリ117の後従来の撹拌機36を用いること
を含め、蒸解缶の底部近くから抜き出すステップ。普通
は、図3のステップ的遷移部127によって示されるよ
うに、ステップ(c)の後で、ステップ(d)の前に、
更に(e)下向きに移動するスラリーを再び流路の実質
的に第一径46部分へ移動させるステップを含む。本方
法は、ステップ(d)の前に少なくとも一度ステップ
(b)、(c)および(e)を繰り返すステップを更に
設け(例えば、図4のスクリーンアセンブリ116と1
16’とを参照のこと)、除いた液を加熱し(加熱器1
34で)、加熱された液を、液を除いた場所近くで(図
3の内部中央導管135で示されるように)蒸解缶11
0へ再導入する(選択的に、132の箇所で液流の一部
を加えたり、133の箇所で抜き出したりすることも含
める)ステップを含むことも好ましい。
【0055】図3に示される態様の他に、スクリーンア
センブリが配置される槽(例えば、蒸解缶)の直径を拡
大させる必要がないスクリーンアセンブリ態様も、他に
多種多彩に提供することができるので、これらを図5〜
図18に示す。
【0056】図5では、遷移部を除いて、図3と同じ参
照数字を用いる。遷移部45’は、遷移部45のような
正円錐形であるが、違いはスクリーン部を少なくとも一
箇所備えていることである。図5では遷移部45は、連
続スクリーンとして示され、板53近くのスクリーン遷
移部45’の背面にある空洞部は、水平支持板54の複
数の開口(図示せず)を通じて、スクリーン43の背面
にある空洞部120と連通している。図5(および図6
〜図18)は、説明を簡単にするため、スクリーン4
3,45’から抜き出される液についてのヘッダー詳細
や再循環または再導入構造は示していない。
【0057】図6では、図3の構造と異なるものを除い
て、図3と同じ参照数字を用いる。
【0058】図6の態様では、スクリーン43’は、ス
クリーン部分とブランク板60とを交互に備え、連続で
なく、不連続のものとして示される。また、スクリーン
アセンブリ43’直下で直径をステップ状に拡大させる
代わりに、円錐形の遷移拡大部61を設け、第一直径4
6へ直径を拡大して戻すのを、スクリーンアセンブリ4
3’から間隔を開けて徐々に行っている。円錐形の遷移
拡大部61は、遷移縮小部45と同じ方法で胴113へ
接合することができる。
【0059】図7のAでは、更に追加した構造を除い
て、図3と同じ参照数字を用いる。この態様では、円筒
形レリーフ板62がスクリーンアセンブリ43の下に設
けられ、スクリーンアセンブリ43から胴113の第一
直径46へ戻るのを間隔を置いて行っている。また、こ
の態様では、円錐形の遷移拡大部63が設けられてい
る。これは、図6の遷移部61と同じようなものである
が、違いはスクリーン部分64とブランク板65とを交
互に備えることである。
【0060】図7のBは、図7のAのライン7B−7B
で切り取られた概略横断面図である。図7のBは、図3
および図6の横断面図と同一で、図5のものと似ている
(ただし、図5では遷移部45’のスクリーン機能が見
える)ことに注目のこと。
【0061】図8〜図11は、図3、図5〜図7のBの
ものと同じ概略図である。違いは、これらの態様では遷
移部が異なることである。構造が図3の構造と同じであ
る限り、同じ宇参照数字を用いる。
【0062】図8〜図10の態様では、遷移部70は、
米国特許第4,985,741号および第5,628,
873号明細書に記載の原理を用いて、単一の対称形一
次元縮小遷移部を多重に用いるケースである。遷移部7
0は、一対の三角形パネル71を備え、両者間を滑らか
な面で接続している。スクリーンアセンブリは、図9と
図10の74の箇所に概略的一般的に示されるが、遷移
部70の実質的直下に配設され、パネル71各個の少な
くとも実質的直下にスクリーン部75を備える(図9と
10を参照のこと)。スクリーン部75は、図9と図1
0に示されるように、直線状でもよいが、曲線状でも構
わないし、図9と図10に示されるよりも広くてもよい
が、必ずしも狭くしなくてもよい。
【0063】遷移部70は、縮小角が複合しているが、
その縮小角自体は、槽113を下向きに流れるスラリー
液と細砕セルロース繊維材の臨界縮小角よりも小さいこ
とに注目のこと。複合縮小角を有する表面としては、直
線的に縮小する表面が曲面を画いて縮小する表面へ遷移
する表面がある。図8〜図14の角度は複合したもので
あるが、一方、図15〜図18の角度は、単に直線的に
遷移する面のものであり、スラリーに対する臨界質量流
角度以下である。これらの表面各個は、スラリー液の臨
界縮小角よりも大きい縮小角を有するが、それでもセル
ロース繊維材は槽113を下向きに流れることが可能で
ある。
【0064】図11は、図8と図9のものと同じような
態様を示す。違いは、第一遷移部70’が単一の非対称
形の一次元縮小遷移部を備え、直下にスクリーン部75
(図10を参照のこと。これは図8と図11の態様に共
に共通である)を有する特有の三角形板71を含んでい
ることである。このケースでは、遷移部70’の滑らか
に接続する表面72は、切断ライン10−10(胴11
3の直径を二分する)の箇所またはこの箇所より少し前
で終わりになるので、胴113の内表面47はスクリー
ン部75の反対側になる。
【0065】図12〜図14の態様では、構造が同じで
ある限り、図3の態様に用いられているものと同じ参照
数字が用いられる。この態様では、遷移部77で一次元
縮小遷移部エレメントが多重に用いられる。すなわち、
この縮小エレメントは、ニューヨーク州グレンス フォ
ールズのアールストローム マシーナリー社販売の、米
国特許第4,958,741号および第5,628,8
73号明細書に記載のダイアモンドバック(登録商標:
Diamondback)チップビンのものと同じよう
なものである。この場合、二枚の三角形パネルセット7
8,79が遷移部の中間区分線80の反対側に設けられ
ている。区分線80の上には複合テーパ表面81があ
り、区分線80の下には別の複合テーパ表面82があ
る。
【0066】図8〜図14の態様すべてにおいて、複合
形状とその複合縮小角とを用いることによって、ハング
アップやブリッジを起こすことなく、しかも攪拌機を要
することなく、セルロース繊維材を槽113の下向きに
円滑に流すことが容易となる。
【0067】図15〜図18は、本発明の装置の遷移部
とスクリーンアセンブリ部品との更に別の態様を示す。
【0068】図15では、遷移部は、複数の眉毛型バッ
フル84である。眉毛型バッフル84各個の実質的直下
にはスクリーン部85(図16と図17のA態様)と8
5’(図16と図17のB態様)が設けられている。バ
ッフル84が眉毛型バッフルと呼ばれているのは、眉毛
または眼縁に一般に似ている構成を有しているからであ
る。図16と図17のAには、これを示す明白な曲線が
含まれている。スクリーン部85と85’との間の唯一
の相違は、スクリーン部85ではスクリーン表面が胴1
13に実質的平行に延びているのに対し、スクリーン部
85’ではスクリーン表面が第一直径46の方へ下向き
に狭くなっていることである。眉毛型バッフル84とス
クリーン部85,85’の相対的寸法は、図15〜図1
7に略示されるものに較べて大きくしたり、小さくする
ことができる。胴113の任意の位置の複数の眉毛型バ
ッフル84に関連するスクリーン部85,85’は、全
部スクリーンアセンブリを形成している。
【0069】図18に略示するのは、四つの眉毛型バッ
フル87と関連する部分とを第一組とするものを胴11
3の一の高さに配置し、88の箇所に点線で略示する第
二組を異なる高さに配置するものである。眉毛型バッフ
ル84,87,88は、異なる任意の高さに配置できる
ので、相互の配列状態は特定のものではない。また、眉
毛型バッフル84,87,88の構成は、複合縮小角を
有するものなので、細砕セルロース繊維材のスラリー
は、ハングアップやブリッジを起こすことなく、しかも
攪拌機を要することなく、槽113内を下向きに流れる
ことができる。
【0070】図19〜図22は、本発明の典型的かつ好
ましい態様を示す。図3,図5〜図18に描かれる態様
は、本発明に含まれる多彩な態様を略示するものである
が、これらは説明の目的で描かれたものである。例え
ば、直径が2%減少するだけの図の場合は、異なる態様
間のこの細かな相違を示すのは困難である。図19〜図
22に示される態様は、図12〜図14に示される態様
を実際の比で表したらどのように見えるかをよく示して
いる。
【0071】第一に、これらの図では、前の図とは対照
的に、直径の約2%減少というものが、誇張が少なく描
かれていることに注目いただきたい。第二に、三角形状
のパネル178と179とは、前に略示したものより
も、長さが短く、幅が狭く描かれている。
【0072】図19は、本発明の好ましい態様の上面図
を示す。図20は、図19のライン20−20に沿った
断面図を示す。図21は、図19のライン21−21に
沿った断面図を示す。
【0073】また、図20と図21は、好ましいレリー
フバンド162を備える。レリーフバンド162は、環
状のブランク板からなり、一次元縮小部の直下に配置さ
れる。上部二ある遷移部の好ましい縮小角は、約30°
として図21には示される。下部にある遷移部の好まし
い縮小角は、約30°であると図20は示す。図20と
図21には示されていないけれども、スクリーン板14
3は、拡大する形状を取ることができる。すなわち、ス
クリーン143の上部直径は、その下部直径よりも小さ
くても差し支えない。このスクリーンの拡大角は、垂直
に対して0.5〜10°でよいけれども、普通は拡大角
約1〜5°、好ましくは1〜3°である。
【0074】図22は、図21に示されるシステムの部
分的改変を示す。図22には、図7Aに示したものと類
似な拡大円錐形スクリーン部164があり、これが円筒
形スクリーン143の下に配置されている。図22に示
されるように、円筒形スクリーン143と円錐形スクリ
ーン164との間にレリーフバンドを配置することがで
きる。スクリーン143とスクリーン146の手段で除
かれた液は、共通空洞にしろ異なる空洞にしろ、例え
ば、内部ヘッダーにしろ外部ヘッダーにしろこれらに入
るようにできる。図22に示されるように、異なるヘッ
ダーから除かれた液は、異なる制御弁で独立に制御する
ことができる。弁からは共通ポンプ231へ供給して
も、あるいは異なるポンプへ供給してもよい。
【0075】また、図22は、本発明のもう一つの態様
も示す。このケースでは希釈液を一個以上の遷移部に導
入し、チップスラリーの各部の流れを補助する。例え
ば、希釈液を単一縮小遷移部の一つに、好ましくはこれ
らの遷移部の頂部に導入することもできるし、または希
釈液をレリーフバンドに導入することもできる。希釈液
の導入は、従来のどんな形式の手段でも行える。例え
ば、複数のオリフィス(例えば、孔やスロットのオリフ
ィス)や多孔板またはスクリーン手段や堰手段を用いて
行える。この希釈液は、好適な液ならなんでもよく、例
えば、蒸解液、使用済み蒸解液、洗浄器または漂白プラ
ントからの濾過液でよいが、この液の溶解有機物濃度は
低いものであることが好ましい。図22に示されるよう
に、好ましい希釈液源の一つは、スクリーン143また
はスクリーン164から除かれた液である。このケース
では、液をスクリーンから除去し、ポンプ231で加圧
した後、その液の一部を、複数導管を経由し遷移部/ス
クリーンアセンブリの複数箇所に再導入する。
【0076】図23は、本発明の更に別の態様を示す。
普通、液は、槽の頂部から内部に挿入されたパイプを用
いてスクリーンアセンブリ近辺のチップカラムに導入さ
れる。これらの「センターパイプ」は、普通、蒸解薬
剤、例えば、クラフト白液含有の加熱された液をチップ
カラムに導入するのに用いられる。液と熱の分散は、一
個以上のスクリーンアセンブリによって抜き出される液
の半径方向または軸方向の流れよって補助される。本発
明のこの態様では、センターパイプの形状は、槽の遷移
部の形状を真似て変形されている。すなわち、チップカ
ラムが縮小遷移部に移動する際のチップカラム圧縮を最
小限に抑えるため、センターパイプの形状も縮小型と
し、非縮小型センターパイプの場合槽の縮小によって起
こる可能性のある半径方向の圧縮を、こうしてある程度
は軽減するようにする。このパイプ縮小部は、単純には
円錐形の縮小部でよいが、このパイプ形状は、槽の遷移
部に関して上記で論議されたようなサイドレリーフ付の
一次元縮小部形状を示すものでもよい。
【0077】勿論、縮小形状を有するセンターパイプ
は、円錐形にしろサイドレリーフ付一次元縮小部にし
ろ、縮小形状のスクリーンアセンブリと一緒に用いるこ
とに限定される必要はなく、それ自体の価値のためどん
なタイプの槽にも単独で用いることができる。すなわ
ち、縮小形状を有するセンターパイプを用いると、内部
に入っている材料のカラムに空隙やチャネリングが発生
するのを最小限に抑えることができる。このようなセン
ターパイプは、縮小形状、例えば、円錐形の端部を有す
る槽に用いて、運ばれている材料のカラムに生成される
可能性のある圧縮性架橋荷重を軽減することができる。
また、このようなパイプは、非縮小型形状部に用いて、
運ばれている材料のカラムの垂直圧縮性荷重を軽減する
ことができる。
【0078】本発明は、パルプまたは細砕セルロース繊
維材を処理する蒸解缶または他の槽を新しく製作するの
に容易に適用できるが、一方、本発明の概念は、蒸解缶
の直径を増加させる必要がないので、既存の蒸解缶にも
適用できる。例えば、図3の態様に関しては、胴113
の実質的一定の第一直径46部の所で、撹拌機が無い箇
所で、胴113に開口部を切り込んで(この開口部は後
で蓋をする)、あるいは槽の頂部の開口から、蒸解缶1
10が空の時に胴113の内部にアクセスして、スクリ
ーンアセンブリ43と遷移部45とを胴113に導入す
る。エレメント43,45は、部分に分割して、胴11
3内で組み立て、溶接などで接合される。
【0079】本発明のこの態様を実際に行うに際して
は、胴113の実質的一定の第一直径部の所にスクリー
ンアセンブリ43を取り付け、胴113の内部にスクリ
ーン空洞部120を規定し、スクリーンアセンブリ43
の下に直径46へ戻る部分(例えば、ステップ的拡大部
127)を形成する。取り付けは、構造40〜42、お
よび54などを用いて行うことができる。これは新しく
製作を行う場合と同じである。
【0080】スクリーンアセンブリ43を所定の箇所に
取り付ける前にしろ後にしろ、少なくとも一個の開口・
・・図3のライン126への接続に対応する・・・をス
クリーン空洞部120近くの胴113に設け、図3に示
されるように空洞部122に連通させるようにして、ス
クリーンアセンブリ43によってスラリーから分離され
た、空洞120中の液を取り出せるようにする。
【0081】次に、スラリーアセンブリ43を挿入する
前または後(好ましくは後)に遷移部エレメント45を
所定の箇所に、例えば、溶接で取り付け、ブリッジやハ
ングアップを起こすことなく、しかも攪拌機を要するこ
となく、細砕セルロース繊維材のスラリーを遷移部エレ
メント45の上からスクリーンアセンブリ43の下まで
円滑に流すことができるようにする。
【0082】スクリーンアセンブリ43を取り付ける際
に、ステップ的拡大部127をスクリーンアセンブリ4
3の実質的直下に設けることもできるし、円錐形遷移部
61,62の中の一つまたは両方とレリーフ板62とを
スクリーンアセンブリ43の下に設け、第一内径46へ
戻る部分とすることもできる。
【0083】従って、本発明によれば、スラリー液を処
理して化学パルプを製造する有利な蒸解缶、スクリーン
アセンブリ、および方法が提供されたことが分かるであ
ろう。本発明は、蒸解缶の胴の直径を外部的にステップ
的に拡大することを不必要とすることによって蒸解缶の
胴の製作コストを低減するとともに、チャネリングを最
小限に抑え、セルロース材の均一処理の向上も行わせる
ものである。本発明については、最も実際的かつ好まし
い態様であると現在考えられたものについて本明細書に
示し、かつ説明したものであるので、本発明の範囲内で
多くの部分的改変を行い得ることは当業者には明白であ
ろう。従って、本発明の特許請求の範囲については、す
べての等価の構造および方法を含むように最も広く解釈
すべきである。例えば、上記の議論は、本発明が蒸解缶
として用い得る場合の槽に一般に関するものではある
が、本発明は、縮小型の遷移部を流れが円滑に通過する
ことが必要な細砕セルロース繊維材を処理するいかなる
槽にも適用できる。これらの槽に含まれるものとして
は、技術に浸透槽または前処理槽(これらは蒸解缶シス
テムの一部である)として知られるものがあるが、他に
洗浄槽や漂白槽として用い得るものもある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 各スクリーンアセンブリのところに外部ステ
ップ状遷移部を備える胴を有する従来技術の連続式蒸解
缶の概略側面図である。
【図2】 図1の蒸解缶のスクリーンアセンブリの一つ
の詳細側面断面図である。
【図3】 本発明の蒸解缶に対する図2と同様な図であ
る。
【図4】 本発明の連続式蒸解缶に対する図1と同様な
図である。
【図5】 本発明の蒸解缶槽におけるスクリーンアセン
ブリと遷移部の他の多種多様の態様を示す詳細側面断面
図である。
【図6】 本発明の蒸解缶槽におけるスクリーンアセン
ブリと遷移部の他の多種多様の態様を示す詳細側面断面
図である。
【図7】 Aは本発明の蒸解缶槽におけるスクリーンア
センブリと遷移部の他の多種多様の態様を示す詳細側面
断面図であり、BはAのライン7B−7Bに沿って視た
概略断面図である。
【図8】 本発明の別の態様の蒸解缶槽の概略横断面図
であり、単一対称形一次元縮小遷移部を多重に備える図
である。
【図9】 図8の態様のライン9−9に沿ってそれぞれ
視た概略断面図である。
【図10】 図8の態様のライン10−10に沿ってそ
れぞれ視た概略断面図である。
【図11】 単一非対称形一次元縮小遷移部に対する図
8と同様な図である。
【図12】 一次元縮小遷移部エレメントを多重に備え
る本発明の態様の一つに対する図11と同様な図であ
る。
【図13】 図12の態様のライン13−13に沿って
それぞれ視た断面図である。
【図14】 図12の態様のライン14−14に沿って
それぞれ視た断面図である。
【図15】 遷移部として複数の眉毛型バッフルを備え
る本発明の態様の一つに対する図12と同様な図であ
る。
【図16】 図15の態様の二つの部分的改変構造のラ
イン16−16に沿って切り取られた概略断面図であ
る。
【図17】 図15のライン17−17に沿って切り取
られた図16と同様な図である。
【図18】 異なる位置の高さに多重に備えられた眉毛
型バッフルを示す態様の一つに対する図15と同様な図
である。
【図19】 本発明の特長を用いる別の蒸解缶構成の内
部の上断面図である。
【図20】 図19のライン20−20に沿ってそれぞ
れ切り取られた断面図である。
【図21】 図19のライン21−21に沿ってそれぞ
れ切り取られた断面図である。
【図22】 図21と同様な図であるが、本発明のスク
リーン構成の異なる形式を示す図である。
【図23】 図21と同様な図であるが、本発明のスク
リーン構成の異なる形式を示す図である。
【符号の説明】
10,110…蒸解缶、11,111…頂部、12,1
12…底部、13,113…胴、14,15,16,1
7.116…スクリーンアセンブリ,18,118…上
部スクリーン、19,119…下部スクリーン、20,
21,120,121…円環空洞部、22,23,12
2…小円環空洞部、24,25,26,35,124…
導管、27,127…ステップ状拡大部,28…遷移
部、29,30…溶接部、31,231…ポンプ、34
…加熱器、36…撹拌機、40…オリフィス、41…頂
部板、42…ヘッダー、43,143…スクリーン表
面、45,45’,70,70’,77…遷移部、46
…第一内径、47…内表面、48…第二内径、49,5
0…頂部、51…底部、52…スラリー流れ方向、5
3,54…支持板、62,162…レリーフ板、63…
円錐形遷移部、71,78,79,178,179…パ
ネル、72…曲表面、75,85,85’…スクリーン
部、80…区分線、81,82…複合テーパ表面、8
4,87,88…眉毛型バッフル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ブルーノ エス.マルコシア アメリカ合衆国、12804 ニューヨーク州、 クウィーンスバリー、コブルストーン ド ライブ 3 (72)発明者 シー.バーティル ストロンバーグ アメリカ合衆国、12801 ニューヨーク州、 グレンス フォールス、エディソン ロー ド 4 (72)発明者 ジェリー アール.ヨハンソン アメリカ合衆国、93401 カルフォルニア 州、サン ルイス オビスコ、#37 フィ エロ レーン 712 (72)発明者 ジョセフ アール.フィリプス アメリカ合衆国、12804 ニューヨーク州、 クウィーンスバリー、ヴァン コート 4

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 臨界縮小角を有する細砕セルロース繊維
    材をスラリー液中で処理する槽において、前記槽が、 第一内径を有する実質的に垂直の槽の胴、 前記槽の攪拌機が入っていない箇所に取り付けられ、ス
    ラリーから液を取り出すために設けられる第一スクリー
    ンアセンブリであって、前記第一内径よりも小さな第二
    内径を有しており、前記胴の内部にスクリーン空洞部を
    規定する第一スクリーンアセンブリ、 前記第一スクリーンアセンブリの上に設けられる、前記
    第一直径と第二直径との間を滑らかに継ぐ第一遷移部で
    あって、垂直に対して縮小角をなしている第一遷移部を
    備え、 前記第一遷移部縮小角が、セルロース繊維材スラリー液
    の臨界縮小角より小さく、スラリーが、ブリッジまたは
    ハングアップを起こさずに、攪拌機の必要もなく、この
    遷移部を流れることを特徴とする細砕セルロース繊維材
    スラリー液処理槽。
  2. 【請求項2】 前記第一スクリーンアセンブリの下にお
    いて実質的に前記第一内径への直径拡大が更にあること
    を特徴とする請求項1記載の槽。
  3. 【請求項3】 前記直径拡大が、前記スクリーンアセン
    ブリの実質的に真下であることを特徴とする請求項2記
    載の槽。
  4. 【請求項4】 前記直径拡大が、ステップ的拡大である
    ことを特徴とする請求項3記載の槽。
  5. 【請求項5】 前記槽の撹拌機がない箇所で前記第一ス
    クリーンアセンブリの下に配設される第三直径を有する
    第二スクリーンアセンブリと、前記第一直径と前記第三
    直径との間を継ぐ第二遷移部とを更に備え、前記第二遷
    移部の縮小角がセルロース繊維材スラリー液の臨界縮小
    角より小さく、スラリーが、ブリッジまたはハングアッ
    プを起こさずに、攪拌機の必要もなく、この遷移部を流
    れることを特徴とする請求項3記載の槽。
  6. 【請求項6】 前記第二スクリーンアセンブリの真下に
    おいて実質的に前記第一内径への直径ステップ的拡大が
    更にあることを特徴とする請求項5記載の槽。
  7. 【請求項7】 前記第一スクリーンアセンブリから抜き
    出された液を加熱し、加熱された液を前記第一スクリー
    ンアセンブリ近くに再導入する手段を更に備えることを
    特徴とする請求項2記載の槽。
  8. 【請求項8】 前記第一遷移部が、実質的に正円錐形の
    遷移部であり、前記第一遷移部の縮小角が、約10〜2
    5゜であることを特徴とする請求項2記載の槽。
  9. 【請求項9】 前記第一および第二遷移部が、共に実質
    的に正円錐形の遷移部であり、前記第一および第二遷移
    部の縮小角が、共に40゜未満であることを特徴とする
    請求項5記載の槽。
  10. 【請求項10】 前記槽が、頂部と底部と、頂部近くの
    入口と底部近くの出口とを有する連続式蒸解缶であり、
    前記蒸解缶胴の第一直径が、前記入口の直下から前記出
    口の直上まで実質的に一定であることを特徴とする請求
    項1記載の槽。
  11. 【請求項11】 前記第一遷移部が、三角形パネルを含
    む単一の非対称形一次元縮小遷移部を備え、前記パネル
    の少なくとも実質的直下に前記スクリーンアセンブリの
    スクリーン部を有していることを特徴とする請求項1記
    載の槽。
  12. 【請求項12】 前記第一遷移部が、一対の三角形パネ
    ルを含む多重の対称形一次元縮小遷移部を備え、前記パ
    ネル各個の少なくとも実質的直下に前記スクリーンアセ
    ンブリのスクリーン部を有していることを特徴とする請
    求項1記載の槽。
  13. 【請求項13】 前記スクリーンアセンブリが、不連続
    スクリーンを備えることを特徴とする請求項1記載の
    槽。
  14. 【請求項14】 前記第一遷移部が、多重の一次元縮小
    遷移部エレメントを備えることを特徴とする請求項1記
    載の槽。
  15. 【請求項15】 前記第一遷移部が、複数の眉毛型バッ
    フルを備えることを特徴とする請求項1記載の槽。
  16. 【請求項16】 前記眉毛型バッフル各個の実質的直下
    に前記スクリーンアセンブリのスクリーン部を更に備え
    ることを特徴とする請求項15記載の槽。
  17. 【請求項17】 前記直径拡大が、少なくとも一個の拡
    大円錐遷移部と円筒形レリーフ板によって、スクリーン
    アセンブリから間隔を開けて行われることを特徴とする
    請求項1記載の槽。
  18. 【請求項18】 また、前記第一遷移部が、少なくとも
    スクリーン部を一つ備えることを特徴とする請求項1記
    載の槽。
  19. 【請求項19】 化学パルプを製造するために、頂部と
    底部と第一の実質的に一定の内径を有する実質的垂直の
    連続式蒸解缶にて蒸解条件で細砕セルロース繊維材を処
    理する方法において、 (a)蒸解缶の頂部近くから細砕セルロース繊維材スラ
    リーを蒸解缶へ導入し、流路を蒸解缶の下向きに流すス
    テップ、 (b)攪拌機が備えられていない蒸解缶に沿う少なくと
    も一点で、スラリーが流路を下向きに流れるにつれて、
    細砕セルロース繊維材スラリーを、第一直径の流路か
    ら、第一直径より少なくとも約2%小さい第二直径の流
    路まで遷移させて流すステップ、 (c)流路の第二直径のところでスラリーをスクリーン
    分離し、液を除くステップ、および (d)生成した化学パルプを蒸解缶の底部近くから抜き
    出すステップ、を実質的に連続に行う細砕セルロース繊
    維材処理方法。
  20. 【請求項20】 ステップ(c)の後で、ステップ
    (d)の前に、(e)下向きに移動するスラリーを再び
    流路の実質的に第一径へ移動させるステップを更に設け
    ることを特徴とする請求項19記載の方法。
  21. 【請求項21】 ステップ(d)の前に少なくとも一度
    ステップ(b)、(c)および(e)を繰り返すステッ
    プを更に設けることを特徴とする請求項20記載の方
    法。
  22. 【請求項22】 ステップ(c)を行って除いた液を加
    熱し、加熱された液を、液を除いた場所近くで蒸解缶へ
    再導入するステップを更に設けることを特徴とする請求
    項21記載の方法。
  23. 【請求項23】 撹拌機が付いていない箇所の槽胴部の
    実質的に一定の第一内径部分を有する既存の蒸解缶に、
    第一内径より小さな第二内径を有するスクリーンアセン
    ブリと、第一径と第二径との間を継ぐ遷移部を形成する
    遷移部エレメントとを用いて、槽の直径を増加させる必
    要なく、スクリーンアセンブリを導入する方法におい
    て、前記方法が、 (a)撹拌機が付いていない箇所の既存の蒸解缶の胴部
    の実質的に一定の第一内径部分に、スクリーンアセンブ
    リを取り付け、胴のスクリーン空洞部インターナルとス
    クリーンアセンブリの下の第一内径部への戻り部を規定
    するステップ、 (b)スクリーン空洞近くの胴に位置し、これに流体的
    に連なっている少なくとも一つの開口を形成し、スクリ
    ーンアセンブリによって分離されたスクリーン空洞部液
    を抜き出すようにした開口とするステップ、 (c)遷移部エレメントを胴の内部、スクリーンアセン
    ブリの上に挿入し、この遷移部は第一直径と第二直径と
    の間の遷移部とし、細砕セルロース繊維材スラリーが上
    の遷移部エレメントから下のスクリーンアセンブリへ円
    滑に流れるようにして、ブリッジやハングアップをなく
    し、攪拌機も不必要とするステップ、を含むことを特徴
    とする既存の蒸解缶にスクリーンアセンブリを導入する
    方法。
  24. 【請求項24】 ステップ(a)が、少なくとも一個の
    拡大円錐遷移部と円筒形レリーフ板をスクリーンアセン
    ブリの下に設け、第一内部直径へ戻すことによって更に
    行われることを特徴とする請求項23記載の方法。
JP25269398A 1997-09-23 1998-09-07 実質的に一定の直径の蒸解缶を用いるセルロースパルプ製造方法および装置 Expired - Fee Related JP4017761B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/936,047 US5985096A (en) 1997-09-23 1997-09-23 Vertical pulping digester having substantially constant diameter
US08/936,047 1997-09-23

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JPH11140783A true JPH11140783A (ja) 1999-05-25
JPH11140783A5 JPH11140783A5 (ja) 2005-03-03
JP4017761B2 JP4017761B2 (ja) 2007-12-05

Family

ID=25468102

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25269398A Expired - Fee Related JP4017761B2 (ja) 1997-09-23 1998-09-07 実質的に一定の直径の蒸解缶を用いるセルロースパルプ製造方法および装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5985096A (ja)
JP (1) JP4017761B2 (ja)
CA (1) CA2243733C (ja)
FI (1) FI981890A7 (ja)
SE (1) SE521025C2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007077564A (ja) * 2005-09-15 2007-03-29 Kvaerner Pulping Ab 流体循環連続蒸解釜
JP2009024322A (ja) * 2007-07-16 2009-02-05 Andritz Inc サイドレリーフ型先細り区域を有する浸透槽および先細り区域に熱を供給する方法
JP2009091714A (ja) * 2007-10-10 2009-04-30 Andritz Inc わらまたは他の軽量嵩高材料の処理容器
JP2014508867A (ja) * 2011-03-25 2014-04-10 アンドリッツ インコーポレーテッド 単一収束側壁プレートを有する反応槽
JP2022525968A (ja) * 2019-03-19 2022-05-20 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア 少なくとも2種の目標生成物の組合せ製造方法

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7147750B1 (en) * 2000-03-24 2006-12-12 Andritz Inc. Extraction with compaction and springback considerations
US20030012680A1 (en) * 2001-07-16 2003-01-16 Richard Balsys Deodorizer/odorizer device
US7452444B2 (en) * 2004-05-26 2008-11-18 International Paper Company Digester wash extraction by individual screen flow control
US7736467B2 (en) * 2004-06-29 2010-06-15 Metso Paper Pori Oy Screen assembly for a pulp digester
SE532085C2 (sv) * 2008-03-28 2009-10-20 Metso Fiber Karlstad Ab Kokarkärl för en kontinuerlig kokare
US8916023B2 (en) 2011-03-18 2014-12-23 Andritz, Inc. Vapor phase hydrolysis vessel and methods related thereto
US8951388B2 (en) 2011-04-08 2015-02-10 Pec-Tech Engineering And Construction Pte Ltd Method and system for efficient production of dissolving pulp in a kraft mill producing paper grade pulp with a continuous type digester
US9333468B2 (en) 2012-09-24 2016-05-10 Abengoa Bioenergy New Technologies, Llc Soak vessels and methods for impregnating biomass with liquid
US8986504B1 (en) 2013-10-25 2015-03-24 International Paper Company Digester apparatus
WO2020132120A1 (en) * 2018-12-18 2020-06-25 North Carolina State University Fast disintegrating paper products and methods of making
WO2024057074A1 (en) * 2022-09-16 2024-03-21 Andritz Oy Screen support assembly and screen plate

Family Cites Families (43)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2459180A (en) * 1943-12-04 1949-01-18 Kamyr Ab Apparatus for charging fibrous material into a digester
GB684222A (en) * 1950-07-08 1952-12-10 Kamyr Ab Cellulose digester
US2858211A (en) * 1956-02-13 1958-10-28 Condi Engineering Corp Apparatus for wood chip digestion
US2803540A (en) * 1956-03-06 1957-08-20 Condi Engineering Corp Wood chip digestion
US2938824A (en) * 1957-01-22 1960-05-31 Kamyr Ab Digestion apparatus and method
US3041232A (en) * 1957-02-06 1962-06-26 Kamyr Ab Method of continuous cellulose digestion and digester apparatus for practicing said method
US3035963A (en) * 1958-02-19 1962-05-22 Lummus Co Process for the continuous digestion of cellulosic materials
DE1262116B (de) * 1958-07-09 1968-02-29 Kamyr Ab Verfahren und Vorrichtung zum Vorwaschen des Zellstoffbreis in einem stehenden Zellstoffkocher
GB945957A (en) * 1960-02-08 1964-01-08 Ass Pulp & Paper Mills Continuous pulping process
US3243341A (en) * 1961-11-20 1966-03-29 Improved Machinery Inc Continuous pulping apparatus
US3200032A (en) * 1961-12-23 1965-08-10 Kamyr Ab Continuous process for digesting cellulosic material
NO115278B (ja) * 1962-03-03 1968-09-09 Kamyr Ab
US3303088A (en) * 1963-04-19 1967-02-07 Lummus Co Continuous liquid-phase rapid pulping
US3380883A (en) * 1963-09-27 1968-04-30 Kamyr Ab Method and apparatus for performing prehydrolysis in a continuous counterflow digester
SE302882B (ja) * 1963-12-06 1968-08-05 Sunds Ab
FI44514B (ja) * 1963-12-13 1971-08-02 Kamyr Ab
US3445328A (en) * 1964-01-25 1969-05-20 Kamyr Ab Method for continuous cellulose digestion utilizing two temperature zones
US3413189A (en) * 1964-01-29 1968-11-26 Kamyr Ab Method of performing hydrolysis and alkalic digestion of cellulosic fiber material with prevention of lignin precipitation
SE300755B (ja) * 1964-04-16 1968-05-06 Kamyr Ab
US3427218A (en) * 1964-07-10 1969-02-11 Kamyr Ab Method of performing counter-current continuous cellulose digestion
SE330819B (ja) * 1966-09-12 1970-11-30 Kamyr Ab
SE318180B (ja) * 1967-05-16 1969-12-01 Kamyr Ab
SE318179B (ja) * 1967-09-21 1969-12-01 Kamyr Ab
SE357219B (ja) * 1970-02-11 1973-06-18 Kamyr Ab
SE359331B (ja) * 1970-03-17 1973-08-27 Kamyr Ab
SE343344B (ja) * 1970-06-29 1972-03-06 Kamyr Ab
SE389520B (sv) * 1973-09-03 1976-11-08 Kamyr Ab Apparat for kontinuerlig utvinning av hydrolysat ur finfordelat fibermaterial
SE431662B (sv) * 1974-07-05 1984-02-20 Kamyr Ab Sett vid kontinuerlig kokning av fibermaterial
SE390990B (sv) * 1975-06-02 1977-01-31 Kamyr Ab Sett och anordning for impregnering av fibermaterial fore kokning medelst pulsering av tryck mellan kokartryck och ett legre tryck
SE405381B (sv) * 1975-11-25 1978-12-04 Kamyr Ab Sett och anordning for selektiv impregnering av heterogent fibermaterial fore kokning
US4146422A (en) * 1976-08-24 1979-03-27 Kamyr Inc. Method for obtaining any variation in the fiber content of a digester effluent slurry
US4547264A (en) * 1979-02-12 1985-10-15 Kamyr, Inc. Method of withdrawing liquid from a pair of vertically spaced annular screens
SE453840B (sv) * 1984-12-21 1988-03-07 Mo Och Domsjoe Ab Forfarande vid framstellning av cellulosamassa
US4958741A (en) * 1989-06-14 1990-09-25 Jr Johanson, Inc. Modular mass-flow bin
US5069752A (en) * 1990-04-30 1991-12-03 Kamyr Ab Digester screen switching
US5213662A (en) * 1991-08-14 1993-05-25 Kamyr, Inc. Treatment of chips with high temperature black liquor to reduce black liquor viscosity
JP3217905B2 (ja) * 1992-06-26 2001-10-15 キヤノン株式会社 金属酸化物材料及びその製造方法
SE500455C2 (sv) * 1992-11-18 1994-06-27 Kamyr Ab Förfarande vid kontinuerlig kokning under förhöjt tryck och temperatur av fibermateral i en vertikal kokare
US5536366A (en) * 1993-05-04 1996-07-16 Ahlstrom Machinery Inc. Digester system for implementing low dissolved solids profiling
US5575890A (en) * 1993-05-04 1996-11-19 Kamyr, Inc. Method for selectively increasing the sulfide ion concentration and sulfidity of kraft cooking liquor during kraft cooking of wood
US5489363A (en) * 1993-05-04 1996-02-06 Kamyr, Inc. Pulping with low dissolved solids for improved pulp strength
US5500083A (en) * 1994-02-01 1996-03-19 Kamyr, Inc. Method of feeding cellulosic material to a digester using a chip bin with one dimensional convergence and side relief
US5635026A (en) * 1995-11-13 1997-06-03 Ahlstrom Machinery Inc. Cooking cellulose material with high alkali concentrations and/or high pH

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007077564A (ja) * 2005-09-15 2007-03-29 Kvaerner Pulping Ab 流体循環連続蒸解釜
JP2009024322A (ja) * 2007-07-16 2009-02-05 Andritz Inc サイドレリーフ型先細り区域を有する浸透槽および先細り区域に熱を供給する方法
JP2009091714A (ja) * 2007-10-10 2009-04-30 Andritz Inc わらまたは他の軽量嵩高材料の処理容器
JP2014508867A (ja) * 2011-03-25 2014-04-10 アンドリッツ インコーポレーテッド 単一収束側壁プレートを有する反応槽
JP2022525968A (ja) * 2019-03-19 2022-05-20 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア 少なくとも2種の目標生成物の組合せ製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
SE9803160D0 (sv) 1998-09-17
JP4017761B2 (ja) 2007-12-05
CA2243733A1 (en) 1999-03-23
FI981890A0 (fi) 1998-09-04
SE521025C2 (sv) 2003-09-23
CA2243733C (en) 2007-01-30
SE9803160L (sv) 1999-03-24
FI981890L (fi) 1999-03-24
FI981890A7 (fi) 1999-03-24
US5985096A (en) 1999-11-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11140783A (ja) 実質的に一定の直径の蒸解缶を用いるセルロースパルプ製造方法および装置
CN1036728C (zh) 连续蒸煮纸浆的蒸煮器和蒸煮方法
JPH11140783A5 (ja)
JPH0217677B2 (ja)
AU2010324993B2 (en) Method and system for thin chip digester cooking
US5236554A (en) Digester having plural screens with means for controlling liquid injection and withdrawal
US6123808A (en) Distribution of dilution liquor to the discharge of a cellulose pulp digester
JP3623469B2 (ja) 直立式連続細砕セルロース繊維材蒸解カンの圧力制御方法
JP2000110088A (ja) セルロ―ス繊維材を連続的にパルプ化する方法および装置
JP3549150B2 (ja) セルロースパルプ蒸解缶用のテーパ付スクリーン
EP2017382A2 (en) Impregnation vessel with convergence side relief and method for heat injection at convergence
EP0665911A1 (en) Completely countercurrent cook continuous digester
US4288288A (en) Apparatus for mixing chemicals into pulp at a refiner inlet
CA2224685C (en) Method and apparatus for treating pulp in an indirect heat exchanger after pulping
US5069752A (en) Digester screen switching
US5116475A (en) Method for discharging a digester
CA1327474C (en) Extended delignification in pressure diffusers
JP3452821B2 (ja) セルロースパルプ蒸解缶用の簡略液抜き出し装置およびその使用方法
US5766413A (en) Process for isothermal cooking pulp in a continuous digester
CA2189296C (en) Method and apparatus for improving a batch cooking process
CA2453335C (en) Tapered screen assembly for a cellulose pulp digester
JP2003213581A (ja) パルプ製造方法および装置
US20060157209A1 (en) Method and apparatus to distribute the inflow of liquors in a Batch Digester

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040401

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040401

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070221

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20070515

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20070518

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070815

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070913

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070919

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100928

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees