JPH11140796A - 抄紙機のサイジング装置 - Google Patents
抄紙機のサイジング装置Info
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- JPH11140796A JPH11140796A JP30773597A JP30773597A JPH11140796A JP H11140796 A JPH11140796 A JP H11140796A JP 30773597 A JP30773597 A JP 30773597A JP 30773597 A JP30773597 A JP 30773597A JP H11140796 A JPH11140796 A JP H11140796A
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Landscapes
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- Paper (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 湿紙へのサイズ液の添加量が多い場合でも、
アプリケータロールの液膜の湿紙への転写を安定的に行
い、平滑度・印刷性・表面強度・剛度が均一な紙を得る
ことが可能な抄紙機のサイジング装置を提供することに
ある。 【解決手段】 本発明のサイジング装置20a,20b
は、プレス部Bに配設されたアプリケータロール50の
表面に、サイズ液供給ボックス21から均一に供給され
たサイズ液Lが、フェルト5aまたは5cに案内されて
走行する湿紙4と接触して、転写されるよう構成された
ものであって、アプリケータロール50の表面に、サイ
ズ液供給ボックス21から供給されたサイズ液Lが均一
に充填・保持される多数の微小溝51が等間隔に配設さ
れている。
アプリケータロールの液膜の湿紙への転写を安定的に行
い、平滑度・印刷性・表面強度・剛度が均一な紙を得る
ことが可能な抄紙機のサイジング装置を提供することに
ある。 【解決手段】 本発明のサイジング装置20a,20b
は、プレス部Bに配設されたアプリケータロール50の
表面に、サイズ液供給ボックス21から均一に供給され
たサイズ液Lが、フェルト5aまたは5cに案内されて
走行する湿紙4と接触して、転写されるよう構成された
ものであって、アプリケータロール50の表面に、サイ
ズ液供給ボックス21から供給されたサイズ液Lが均一
に充填・保持される多数の微小溝51が等間隔に配設さ
れている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、抄紙機のプレス部
に付設され、サイズ液を湿紙の表面上に添加するサイジ
ング装置に関するものである。
に付設され、サイズ液を湿紙の表面上に添加するサイジ
ング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より用いられている印刷用紙用の抄
紙機としては、例えば図7に示すものがある。この抄紙
機にあっては、主としてフォーマ部A、プレス部Bおよ
びドライヤ部Cを備えており、濃度が約0.9%のパル
プ原料1が先頭部分のヘッドボックス2の開口部からマ
シン幅方向に均一な噴流としてフォーマ部Aのワイヤ3
上に噴出される。フォーマ部Aでは、パルプ原料1が重
力および負圧によりワイヤ3の網目を通過して脱水さ
れ、当該ワイヤ3上には湿紙4が形成される。この湿紙
4は、フォーマ部Aで濃度が約18%になるまで濃縮さ
れた後に、次工程のプレス部Bに移送される。
紙機としては、例えば図7に示すものがある。この抄紙
機にあっては、主としてフォーマ部A、プレス部Bおよ
びドライヤ部Cを備えており、濃度が約0.9%のパル
プ原料1が先頭部分のヘッドボックス2の開口部からマ
シン幅方向に均一な噴流としてフォーマ部Aのワイヤ3
上に噴出される。フォーマ部Aでは、パルプ原料1が重
力および負圧によりワイヤ3の網目を通過して脱水さ
れ、当該ワイヤ3上には湿紙4が形成される。この湿紙
4は、フォーマ部Aで濃度が約18%になるまで濃縮さ
れた後に、次工程のプレス部Bに移送される。
【0003】プレス部Bでは、湿紙4が上下のフェルト
5a,5b間に挟み込まれ、或いはフェルト5b上に乗
せられてロール等で加圧されることにより搾水される。
そして、搾水された湿紙4は、更に複数のプレス段数を
経て40〜50%程度まで濃度が上げられ、その後、次
工程のドライヤ部Cに送られる。ドライヤ部Cでは、蒸
気で加圧された複数のドライヤロール6の表面に湿紙4
が押付けられる。このため、湿紙4の水分は蒸発して除
去され、該湿紙4は乾燥した紙となり、この紙が下流側
に設置したリール7に巻き取られることになる。
5a,5b間に挟み込まれ、或いはフェルト5b上に乗
せられてロール等で加圧されることにより搾水される。
そして、搾水された湿紙4は、更に複数のプレス段数を
経て40〜50%程度まで濃度が上げられ、その後、次
工程のドライヤ部Cに送られる。ドライヤ部Cでは、蒸
気で加圧された複数のドライヤロール6の表面に湿紙4
が押付けられる。このため、湿紙4の水分は蒸発して除
去され、該湿紙4は乾燥した紙となり、この紙が下流側
に設置したリール7に巻き取られることになる。
【0004】ところで、このような印刷用紙には、平滑
度、表面強度、剛度等の品質が要求されている。従っ
て、通常は、これらの品質を向上させるために、サイズ
液を内添或いは外添する方法が採られている。ここで
「サイズ液」とは、微細繊維単独又は微細繊維と澱粉・
ポリアクリルアミド等の紙力増強剤との混合物の懸濁液
等をいう。また、「内添」とは、紙になる前のパルプ原
料1に対してサイズ液を添加することをいい、「外添」
とは、既に形成された紙(湿紙または乾燥紙)にサイズ
液を添加することをいう。
度、表面強度、剛度等の品質が要求されている。従っ
て、通常は、これらの品質を向上させるために、サイズ
液を内添或いは外添する方法が採られている。ここで
「サイズ液」とは、微細繊維単独又は微細繊維と澱粉・
ポリアクリルアミド等の紙力増強剤との混合物の懸濁液
等をいう。また、「内添」とは、紙になる前のパルプ原
料1に対してサイズ液を添加することをいい、「外添」
とは、既に形成された紙(湿紙または乾燥紙)にサイズ
液を添加することをいう。
【0005】しかし、パルプ原料1に対してサイズ液を
内添する場合には、フォーマ部Aでの脱水時に、水と共
にサイズ液が流出しており、その一部は回収されずに捨
てられていることから、歩留まりが悪いという問題点が
ある。
内添する場合には、フォーマ部Aでの脱水時に、水と共
にサイズ液が流出しており、その一部は回収されずに捨
てられていることから、歩留まりが悪いという問題点が
ある。
【0006】また、外添の方式としては、図8に示す如
く、ドライヤ部Cの後方側で、かつアフタドライヤ部E
の前方側に付設されたサイズプレス部Dの2ロールサイ
ズプレス8又はゲートロールコータ(図示省略)によっ
て、乾燥紙表面にサイズ液を塗布する方式と、図9に示
す如く、フォーマ部A或いはプレス部Bに付設されたス
プレー9によって湿紙表面に微細繊維懸濁液のサイズ液
Lを噴射する方式とが知られている。ただし、ドライヤ
部Cの後側に付設された2ロールサイズプレス8又はゲ
ートロールコータ(図示省略)による外添の方式では、
塗布および再乾燥を行う設備が必要であり、それだけ設
備費および運転費が嵩むことなる。しかも、塗布部にお
いて紙はフェルト5等に挟まれたり、或いは載せられた
りすることなくそれだけが引張られており、更にサイズ
液の塗布によって再湿し、強度が弱くなっているため、
高速運転時に紙切れを起こすという問題点がある。
く、ドライヤ部Cの後方側で、かつアフタドライヤ部E
の前方側に付設されたサイズプレス部Dの2ロールサイ
ズプレス8又はゲートロールコータ(図示省略)によっ
て、乾燥紙表面にサイズ液を塗布する方式と、図9に示
す如く、フォーマ部A或いはプレス部Bに付設されたス
プレー9によって湿紙表面に微細繊維懸濁液のサイズ液
Lを噴射する方式とが知られている。ただし、ドライヤ
部Cの後側に付設された2ロールサイズプレス8又はゲ
ートロールコータ(図示省略)による外添の方式では、
塗布および再乾燥を行う設備が必要であり、それだけ設
備費および運転費が嵩むことなる。しかも、塗布部にお
いて紙はフェルト5等に挟まれたり、或いは載せられた
りすることなくそれだけが引張られており、更にサイズ
液の塗布によって再湿し、強度が弱くなっているため、
高速運転時に紙切れを起こすという問題点がある。
【0007】また、フォーマ部A或いはプレス部Bに付
設されたスプレー9による外添の方式では、当該スプレ
ー9におけるノズルの詰まりを避ける必要から希薄なサ
イズ液Lが使用されるため、それに伴って湿紙4のドラ
イネスが低下(湿分が上昇)し、後工程のドライヤ部C
の負担が増大する他、サイズ液Lが周囲に飛散して、歩
留まりが低くなるという問題点がある。
設されたスプレー9による外添の方式では、当該スプレ
ー9におけるノズルの詰まりを避ける必要から希薄なサ
イズ液Lが使用されるため、それに伴って湿紙4のドラ
イネスが低下(湿分が上昇)し、後工程のドライヤ部C
の負担が増大する他、サイズ液Lが周囲に飛散して、歩
留まりが低くなるという問題点がある。
【0008】このような問題点を解決すべく、図10〜
図12に示すように、プレス部Bに配設されたアプリケ
ータロール50を介してサイズ液Lを湿紙4に外添する
方式が、出願人によって既に出願されている。この方式
によれば、回転するアプリケータロール50の表面に
は、サイジング装置20a,20bのサイズ液供給ボッ
クス21によってサイズ液Lが供給されるため、均一な
厚さのサイズ液膜LAが形成される。さらに、このサイ
ズ液膜LAは、湿紙4と接触して転写されることにな
る。なお、図11および図12において、28はロッド
である。
図12に示すように、プレス部Bに配設されたアプリケ
ータロール50を介してサイズ液Lを湿紙4に外添する
方式が、出願人によって既に出願されている。この方式
によれば、回転するアプリケータロール50の表面に
は、サイジング装置20a,20bのサイズ液供給ボッ
クス21によってサイズ液Lが供給されるため、均一な
厚さのサイズ液膜LAが形成される。さらに、このサイ
ズ液膜LAは、湿紙4と接触して転写されることにな
る。なお、図11および図12において、28はロッド
である。
【0009】本方式によれば、比較的高濃度の微細繊維
または紙力増強剤の懸濁液を湿紙4に添加することが可
能になるため、湿紙4のドライネスの低下(湿分の上
昇)の程度が著しく低くなり、後工程のドライヤ部Cの
負担の増大も僅少となる他、供給された微細繊維または
紙力増強剤の懸濁液の飛散が少なく、歩留まりが高くな
るという利点を有している。
または紙力増強剤の懸濁液を湿紙4に添加することが可
能になるため、湿紙4のドライネスの低下(湿分の上
昇)の程度が著しく低くなり、後工程のドライヤ部Cの
負担の増大も僅少となる他、供給された微細繊維または
紙力増強剤の懸濁液の飛散が少なく、歩留まりが高くな
るという利点を有している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の方式では、図11および図12に示すように、
湿紙4へのサイズ液Lの設定添加量が多くなると、アプ
リケータロール50の表面に形成されたサイズ液膜LA
が厚くなるので、その液膜LAの一部が、アプリケータ
ロール50と第1プレス部のトップロール31またはバ
ックアップロール36とによって湿紙4およびフェルト
5(5aまたは5c)が挟まれる部分(以下、ニップと
称する)55の入口側に押出されて、そこに液溜まりL
Sが形成されることがある。その液溜まりLSがある量
を超すと、ニップ55を通過するサイズ液Lの量(厚
さ)が時間的・空間的(幅方向)に断続的に変動するた
め、サイズ液Lの湿紙4への転写が不安定となり、得ら
れる紙の平滑度・印刷性・表面強度・剛度が不均一とな
る等の欠陥が生じるという問題点を有している。
た従来の方式では、図11および図12に示すように、
湿紙4へのサイズ液Lの設定添加量が多くなると、アプ
リケータロール50の表面に形成されたサイズ液膜LA
が厚くなるので、その液膜LAの一部が、アプリケータ
ロール50と第1プレス部のトップロール31またはバ
ックアップロール36とによって湿紙4およびフェルト
5(5aまたは5c)が挟まれる部分(以下、ニップと
称する)55の入口側に押出されて、そこに液溜まりL
Sが形成されることがある。その液溜まりLSがある量
を超すと、ニップ55を通過するサイズ液Lの量(厚
さ)が時間的・空間的(幅方向)に断続的に変動するた
め、サイズ液Lの湿紙4への転写が不安定となり、得ら
れる紙の平滑度・印刷性・表面強度・剛度が不均一とな
る等の欠陥が生じるという問題点を有している。
【0011】本発明はこのような実状に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、従来例のそれぞれの欠点を
解消し、湿紙へのサイズ液の添加量が多い場合でも、ア
プリケータロールの液膜の湿紙への転写を安定的に行
い、平滑度・印刷性・表面強度・剛度が均一な紙を得る
ことが可能な抄紙機のサイジング装置を提供することに
ある。
ものであって、その目的は、従来例のそれぞれの欠点を
解消し、湿紙へのサイズ液の添加量が多い場合でも、ア
プリケータロールの液膜の湿紙への転写を安定的に行
い、平滑度・印刷性・表面強度・剛度が均一な紙を得る
ことが可能な抄紙機のサイジング装置を提供することに
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の有する課
題を解決するために、本発明においては、抄紙機のプレ
ス部にアプリケータロールおよびサイズ液供給ボックス
を配設し、前記アプリケータロールの表面に、前記サイ
ズ液供給ボックスから供給されたサイズ液を保持する複
数の微小溝を等間隔に配設し、前記サイズ液供給ボック
スから供給されたサイズ液が、前記アプリケータロール
を介して走行する湿紙と接触して転写されるよう構成し
ている。
題を解決するために、本発明においては、抄紙機のプレ
ス部にアプリケータロールおよびサイズ液供給ボックス
を配設し、前記アプリケータロールの表面に、前記サイ
ズ液供給ボックスから供給されたサイズ液を保持する複
数の微小溝を等間隔に配設し、前記サイズ液供給ボック
スから供給されたサイズ液が、前記アプリケータロール
を介して走行する湿紙と接触して転写されるよう構成し
ている。
【0013】本発明によれば、サイズ液供給ボックスか
ら供給されたサイズ液の殆どが、回転するアプリケータ
ロールの表面に均一に形成された複数の微小溝に、均一
に充填・保持された状態で、フェルトに案内されて走行
する湿紙と接触する。そのため、湿紙へのサイズ液の添
加量が増大しても、サイズ液は、ニップの入口側に押出
されて、液溜まりが形成されるということはなくなり、
ニップを安定して通過し、湿紙に均一に転写される。従
って、得られる紙の平滑度・印刷性・表面強度・剛度が
均一となる。
ら供給されたサイズ液の殆どが、回転するアプリケータ
ロールの表面に均一に形成された複数の微小溝に、均一
に充填・保持された状態で、フェルトに案内されて走行
する湿紙と接触する。そのため、湿紙へのサイズ液の添
加量が増大しても、サイズ液は、ニップの入口側に押出
されて、液溜まりが形成されるということはなくなり、
ニップを安定して通過し、湿紙に均一に転写される。従
って、得られる紙の平滑度・印刷性・表面強度・剛度が
均一となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。
に基づいて詳細に説明する。
【0015】図1〜図5は、本発明に係る抄紙機のサイ
ジング装置の実施の形態を示している。本実施形態のサ
イジング装置20a,20bは、図2に示すように、微
細繊維または紙力増強剤の懸濁液であるサイズ液Lを湿
紙4の表面上に添加するものであり、抄紙機のプレス部
Bにおける第1プレス部のトップロール31の下流(後
方)側または第4プレス部のトップロール32の上流
(前方)側に設置されている。また、プレス部Bにおけ
る第1プレス部のトップロール31と第4プレス部のト
ップロール32との間には、第2および第3プレス部の
トップロール33,34が設けられており、各トップロ
ール31,32,33,34の対向位置には、これと相
まって湿紙4およびフェルト5を挟持するボトムロール
35,37,39がそれぞれ関連して設けられている。
ジング装置の実施の形態を示している。本実施形態のサ
イジング装置20a,20bは、図2に示すように、微
細繊維または紙力増強剤の懸濁液であるサイズ液Lを湿
紙4の表面上に添加するものであり、抄紙機のプレス部
Bにおける第1プレス部のトップロール31の下流(後
方)側または第4プレス部のトップロール32の上流
(前方)側に設置されている。また、プレス部Bにおけ
る第1プレス部のトップロール31と第4プレス部のト
ップロール32との間には、第2および第3プレス部の
トップロール33,34が設けられており、各トップロ
ール31,32,33,34の対向位置には、これと相
まって湿紙4およびフェルト5を挟持するボトムロール
35,37,39がそれぞれ関連して設けられている。
【0016】上記サイジング装置20a,20bは、サ
イズ液Lをアプリケータロール50の表面に薄膜状に形
成した後に、湿紙4の表面に塗布するよう構成されてい
る。このため、サイジング装置20a,20bは、図3
および図4に示すように、サイズ液Lを貯蔵するサイズ
液供給ボックス21と、第1プレス部のトップロール3
1またはバックアップロール36の対向位置に配設され
るアプリケータロール50とを備えており、サイズ液供
給ボックス21は当該トップロール31またはバックア
ップロール36と反対側であって、アプリケータロール
50の外周面に沿って設置されている。すなわち、サイ
ジング装置20a,20bは、サイズ液供給ボックス2
1から回転するアプリケータロール50の表面に均一に
供給されたサイズ液Lが、フェルト(5aまたは5c)
に案内されて走行する湿紙4とアプリケータロール50
を介して接触し、転写されるよう構成されている。しか
して、アプリケータロール50の表面には、供給された
サイズ液Lが均一に充填・保持される多数の微小溝51
が均一に配設されている。
イズ液Lをアプリケータロール50の表面に薄膜状に形
成した後に、湿紙4の表面に塗布するよう構成されてい
る。このため、サイジング装置20a,20bは、図3
および図4に示すように、サイズ液Lを貯蔵するサイズ
液供給ボックス21と、第1プレス部のトップロール3
1またはバックアップロール36の対向位置に配設され
るアプリケータロール50とを備えており、サイズ液供
給ボックス21は当該トップロール31またはバックア
ップロール36と反対側であって、アプリケータロール
50の外周面に沿って設置されている。すなわち、サイ
ジング装置20a,20bは、サイズ液供給ボックス2
1から回転するアプリケータロール50の表面に均一に
供給されたサイズ液Lが、フェルト(5aまたは5c)
に案内されて走行する湿紙4とアプリケータロール50
を介して接触し、転写されるよう構成されている。しか
して、アプリケータロール50の表面には、供給された
サイズ液Lが均一に充填・保持される多数の微小溝51
が均一に配設されている。
【0017】図1(a),(b)にはアプリケータロー
ル50の表面形状が示されている。アプリケータロール
50の表面には、前述のとおり、等間隔に配置された多
数の微小溝51が設けられている。微小溝51の配置形
状としては、図1(a)に示すように、平面視で格子状
に刻設されたものが加工上及び作用上好ましいが、必ず
しもこれらに限定されるものではない。また、微小溝5
1の断面形状は、図1(b)に示すように、台形状に形
成されている。さらに、微小溝51のピッチpと高さ
(深さ)hは、湿紙4の走行速度や種類、湿紙4に供給
添加されるサイズ液Lの設定量等に応じて決定される
が、本実施形態ではピッチpが0.05〜1mm、高さ
hが0.01〜0.5mmの範囲で設定されている。
ル50の表面形状が示されている。アプリケータロール
50の表面には、前述のとおり、等間隔に配置された多
数の微小溝51が設けられている。微小溝51の配置形
状としては、図1(a)に示すように、平面視で格子状
に刻設されたものが加工上及び作用上好ましいが、必ず
しもこれらに限定されるものではない。また、微小溝5
1の断面形状は、図1(b)に示すように、台形状に形
成されている。さらに、微小溝51のピッチpと高さ
(深さ)hは、湿紙4の走行速度や種類、湿紙4に供給
添加されるサイズ液Lの設定量等に応じて決定される
が、本実施形態ではピッチpが0.05〜1mm、高さ
hが0.01〜0.5mmの範囲で設定されている。
【0018】本発明の実施形態に係るサイジング装置2
0a,20bの構成について、さらに詳細に説明する。
前述のとおり、第1プレス部のトップロール31の後方
側に設置されるサイジング装置20aの場合、図3に示
すように、抄紙機のプレス部Bを構成する第1プレス部
のトップロール31に対向するように配置されたアプリ
ケータロール50と、該アプリケータロール50に関連
して配設され、上部に形成された入口にサイズ液Lが送
給されるサイズ液供給ボックス21とから構成されてい
る。しかも、サイズ液供給ボックス21の下部に形成さ
れた出口には、湿紙4に供給添加されるサイズ液Lの液
量(膜厚)を制御する機構25が設けられている。
0a,20bの構成について、さらに詳細に説明する。
前述のとおり、第1プレス部のトップロール31の後方
側に設置されるサイジング装置20aの場合、図3に示
すように、抄紙機のプレス部Bを構成する第1プレス部
のトップロール31に対向するように配置されたアプリ
ケータロール50と、該アプリケータロール50に関連
して配設され、上部に形成された入口にサイズ液Lが送
給されるサイズ液供給ボックス21とから構成されてい
る。しかも、サイズ液供給ボックス21の下部に形成さ
れた出口には、湿紙4に供給添加されるサイズ液Lの液
量(膜厚)を制御する機構25が設けられている。
【0019】上記液量制御機構25は、図5に示すよう
に、基端側がサイズ液供給ボックス21に取付けられた
板バネ26と、該板バネ26の自由端に取付けられたロ
ッドホルダ27と、アプリケータロール50に対して僅
かな隙間を隔てて上記ロッドホルダ27に保持されるロ
ッド28と、板バネ26の付勢力に抗してロッドホルダ
27をアプリケータロール50へ向かって押圧するエア
チューブ29とをそれぞれ備えており、エアチューブ2
9のエア圧力の調節によって、ロッド28とアプリケー
タロール50との隙間が調節され、その隙間を通過する
サイズ液Lの量が制御されるように構成されている。
に、基端側がサイズ液供給ボックス21に取付けられた
板バネ26と、該板バネ26の自由端に取付けられたロ
ッドホルダ27と、アプリケータロール50に対して僅
かな隙間を隔てて上記ロッドホルダ27に保持されるロ
ッド28と、板バネ26の付勢力に抗してロッドホルダ
27をアプリケータロール50へ向かって押圧するエア
チューブ29とをそれぞれ備えており、エアチューブ2
9のエア圧力の調節によって、ロッド28とアプリケー
タロール50との隙間が調節され、その隙間を通過する
サイズ液Lの量が制御されるように構成されている。
【0020】また、第4プレス部のトップロール32の
前方側に設置されるサイジング装置20bの場合、図4
に示すように、フェルト5bと湿紙4を挟んでアプリケ
ータロール50と相対する位置にバックアップロール3
6が追設されている。その他の構成は、すべて第1プレ
ス部のトップロール31の後方側に設置されるサイジン
グ装置20aの場合と同じである。
前方側に設置されるサイジング装置20bの場合、図4
に示すように、フェルト5bと湿紙4を挟んでアプリケ
ータロール50と相対する位置にバックアップロール3
6が追設されている。その他の構成は、すべて第1プレ
ス部のトップロール31の後方側に設置されるサイジン
グ装置20aの場合と同じである。
【0021】次に、上記サイジング装置20a,20b
の作用について説明する。サイズ液供給ボックス21か
らアプリケータロール50の表面にサイズ液Lが供給さ
れると、サイズ液膜LAが形成される。この液膜LA
は、回転するアプリケータロール50とそれに対応して
回転する第1プレス部のトップロール31またはバック
アップロール36とのニップ55で、湿紙4の表面に転
写される。
の作用について説明する。サイズ液供給ボックス21か
らアプリケータロール50の表面にサイズ液Lが供給さ
れると、サイズ液膜LAが形成される。この液膜LA
は、回転するアプリケータロール50とそれに対応して
回転する第1プレス部のトップロール31またはバック
アップロール36とのニップ55で、湿紙4の表面に転
写される。
【0022】その際、サイズ液供給ボックス21から供
給されるサイズ液Lの殆どは、アプリケータロール50
の表面の多数の微小溝51に保持された状態で、走行す
る湿紙4と接触することになる。そのため、サイズ液L
が多量であり、従来例(図10参照)のサイジング装置
では、ニップ55の入口側に押出されて、液溜まりが形
成されるような場合(図11および図12参照)でも、
本方式ではそのような現象は発生せず、ニップ55を安
定して通過し、湿紙4に均一に転写される。湿紙4の表
面に転写されたサイズ液Lは、その後の複数のプレスニ
ップを通過することによって圧搾され、湿紙Pの表層を
構成している繊維ネットワークに入り込んで一体化され
る。それによってサイズが添加され、平滑度・印刷性・
表面強度・剛度が均一な紙が得られることになる。
給されるサイズ液Lの殆どは、アプリケータロール50
の表面の多数の微小溝51に保持された状態で、走行す
る湿紙4と接触することになる。そのため、サイズ液L
が多量であり、従来例(図10参照)のサイジング装置
では、ニップ55の入口側に押出されて、液溜まりが形
成されるような場合(図11および図12参照)でも、
本方式ではそのような現象は発生せず、ニップ55を安
定して通過し、湿紙4に均一に転写される。湿紙4の表
面に転写されたサイズ液Lは、その後の複数のプレスニ
ップを通過することによって圧搾され、湿紙Pの表層を
構成している繊維ネットワークに入り込んで一体化され
る。それによってサイズが添加され、平滑度・印刷性・
表面強度・剛度が均一な紙が得られることになる。
【0023】以上、本発明の実施の形態につき述べた
が、本発明は既述の実施の形態に限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において各種の変
形および変更を加え得るものである。例えば、既述の実
施の形態では、微小溝51の配置形状が平面視で格子状
に刻設され、その断面形状が台形状に形成されている
が、図6(a),(b)に示すように、微小溝52の配
置形状が平面視で斜線状に刻設され、その断面形状が山
形に形成してもよい。
が、本発明は既述の実施の形態に限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において各種の変
形および変更を加え得るものである。例えば、既述の実
施の形態では、微小溝51の配置形状が平面視で格子状
に刻設され、その断面形状が台形状に形成されている
が、図6(a),(b)に示すように、微小溝52の配
置形状が平面視で斜線状に刻設され、その断面形状が山
形に形成してもよい。
【0024】
【発明の効果】上述の如く、本発明に係る抄紙機のサイ
ジング装置は、抄紙機のプレス部にアプリケータロール
およびサイズ液供給ボックスを配設し、前記アプリケー
タロールの表面に、前記サイズ液供給ボックスから供給
されたサイズ液を保持する複数の微小溝を等間隔に配設
し、前記サイズ液供給ボックスから供給されたサイズ液
が、前記アプリケータロールを介して走行する湿紙と接
触して転写されるよう構成しているので、次のような効
果が得られる。すなわち、本発明のサイジング装置によ
れば、湿紙へのサイズ液の添加量が多い場合でも、この
サイズ液がアプリケータロールの表面に設けられた微小
溝に保持されるため、サイズ液はニップの入口側に押出
されて、液溜まりが形成されることがなく、ニップを安
定して通過し、湿紙に均一に転写されることになる。従
って、得られる紙は平滑度・印刷性・表面強度・剛度が
均一となり、優れた品質を有している。しかも、後工程
のドライヤ部の負担が軽減され、供給されたサイズ液は
全て湿紙に移るため、歩留まりが高くなり、コストダウ
ンを図ることができる。
ジング装置は、抄紙機のプレス部にアプリケータロール
およびサイズ液供給ボックスを配設し、前記アプリケー
タロールの表面に、前記サイズ液供給ボックスから供給
されたサイズ液を保持する複数の微小溝を等間隔に配設
し、前記サイズ液供給ボックスから供給されたサイズ液
が、前記アプリケータロールを介して走行する湿紙と接
触して転写されるよう構成しているので、次のような効
果が得られる。すなわち、本発明のサイジング装置によ
れば、湿紙へのサイズ液の添加量が多い場合でも、この
サイズ液がアプリケータロールの表面に設けられた微小
溝に保持されるため、サイズ液はニップの入口側に押出
されて、液溜まりが形成されることがなく、ニップを安
定して通過し、湿紙に均一に転写されることになる。従
って、得られる紙は平滑度・印刷性・表面強度・剛度が
均一となり、優れた品質を有している。しかも、後工程
のドライヤ部の負担が軽減され、供給されたサイズ液は
全て湿紙に移るため、歩留まりが高くなり、コストダウ
ンを図ることができる。
【図1】本発明の実施の形態に係る抄紙機のサイジング
装置のアプリケータロールであって、(a)はその表面
形状を示す部分平面図、(b)は(a)におけるX−X
線断面図である。
装置のアプリケータロールであって、(a)はその表面
形状を示す部分平面図、(b)は(a)におけるX−X
線断面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るサイジング装置の配
置個所を概念的に示す配置構成図である。
置個所を概念的に示す配置構成図である。
【図3】図2の第1プレス部のトップロールの後方にお
けるサイジング装置の配置個所を拡大して示す側面図で
ある。
けるサイジング装置の配置個所を拡大して示す側面図で
ある。
【図4】図2の第4プレス部のトップロールの前方にお
けるサイジング装置の配置個所を拡大して示す側面図で
ある。
けるサイジング装置の配置個所を拡大して示す側面図で
ある。
【図5】本発明の実施の形態に係るサイジング装置のサ
イズ液供給ボックスに設けられた液量制御機構を示す断
面図である。
イズ液供給ボックスに設けられた液量制御機構を示す断
面図である。
【図6】本発明の他の実施の形態に係る抄紙機のサイジ
ング装置のアプリケータロールであって、(a)はその
表面形状を示す部分平面図、(b)は(a)におけるY
−Y線断面図である。
ング装置のアプリケータロールであって、(a)はその
表面形状を示す部分平面図、(b)は(a)におけるY
−Y線断面図である。
【図7】従来の一般的な抄紙機の構成を示す概念図であ
る。
る。
【図8】サイズプレス部及びアフタドライヤ部を備え、
サイズ液を外添できるようにした従来の抄紙機の構成を
示す概念図である。
サイズ液を外添できるようにした従来の抄紙機の構成を
示す概念図である。
【図9】サイズ液をスプレーで湿紙に塗布するようにし
た従来の抄紙機の構成を示す概念図である。
た従来の抄紙機の構成を示す概念図である。
【図10】抄紙機プレス部でアプリケータロールにより
サイズ液を湿紙に塗布できるようにした従来のサイジン
グ装置の配置構成を示す概念図である。
サイズ液を湿紙に塗布できるようにした従来のサイジン
グ装置の配置構成を示す概念図である。
【図11】従来のサイジング装置のニップ部におけるサ
イズ液の挙動を概念的に示す側面図である。
イズ液の挙動を概念的に示す側面図である。
【図12】従来のサイジング装置の構成を示す断面図で
ある。
ある。
4 湿紙 5 フェルト 20a,20b サイジング装置 21 サイズ液供給ボックス 25 液量制御機構 26 板バネ 27 ロッドホルダ 28 ロッド 29 エアチューブ 31 第1プレス部のトップロール 32 第4プレス部のトップロール 36 バックアップロール 50 アプリケータロール 51 微小溝 52 微小溝 B プレス部 55 ニップ L サイズ液 LA サイズ液膜
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年12月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】図1〜図5は、本発明に係る抄紙機のサイ
ジング装置の実施の形態を示している。本実施形態のサ
イジング装置20a,20bは、図2に示すように、微
細繊維または紙力増強剤の懸濁液であるサイズ液Lを湿
紙4の表面上に添加するものであり、抄紙機のプレス部
Bにおける第1プレス部のトップロール31の下流(後
方)側または第4プレス部のトップロール32の上流
(前方)側に設置されている。また、プレス部Bにおけ
る第1プレス部のトップロール31と第4プレス部のト
ップロール32との間には、第2および第3プレス部の
トップロール33,34が設けられており、各トップロ
ール31,32,33,34の対向位置には、これと相
まって湿紙4およびフェルト5を加圧するボトムロール
35,37,39がそれぞれ関連して設けられている。
ジング装置の実施の形態を示している。本実施形態のサ
イジング装置20a,20bは、図2に示すように、微
細繊維または紙力増強剤の懸濁液であるサイズ液Lを湿
紙4の表面上に添加するものであり、抄紙機のプレス部
Bにおける第1プレス部のトップロール31の下流(後
方)側または第4プレス部のトップロール32の上流
(前方)側に設置されている。また、プレス部Bにおけ
る第1プレス部のトップロール31と第4プレス部のト
ップロール32との間には、第2および第3プレス部の
トップロール33,34が設けられており、各トップロ
ール31,32,33,34の対向位置には、これと相
まって湿紙4およびフェルト5を加圧するボトムロール
35,37,39がそれぞれ関連して設けられている。
Claims (2)
- 【請求項1】 抄紙機のプレス部にアプリケータロール
およびサイズ液供給ボックスを配設し、前記アプリケー
タロールの表面に、前記サイズ液供給ボックスから供給
されたサイズ液を保持する複数の微小溝を等間隔に配設
し、前記サイズ液供給ボックスから供給されたサイズ液
が、前記アプリケータロールを介して走行する湿紙と接
触して転写されるよう構成したことを特徴とする抄紙機
のサイジング装置。 - 【請求項2】 上記サイズ液供給ボックスの出口には、
湿紙に供給添加されるサイズ液の液量を制御する機構が
設けられていることを特徴とする請求項1に記載の抄紙
機のサイジング装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30773597A JPH11140796A (ja) | 1997-11-11 | 1997-11-11 | 抄紙機のサイジング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30773597A JPH11140796A (ja) | 1997-11-11 | 1997-11-11 | 抄紙機のサイジング装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11140796A true JPH11140796A (ja) | 1999-05-25 |
Family
ID=17972639
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30773597A Withdrawn JPH11140796A (ja) | 1997-11-11 | 1997-11-11 | 抄紙機のサイジング装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11140796A (ja) |
-
1997
- 1997-11-11 JP JP30773597A patent/JPH11140796A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050201 |