JPH11141405A - 流量調節弁装置 - Google Patents
流量調節弁装置Info
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- JPH11141405A JPH11141405A JP9302063A JP30206397A JPH11141405A JP H11141405 A JPH11141405 A JP H11141405A JP 9302063 A JP9302063 A JP 9302063A JP 30206397 A JP30206397 A JP 30206397A JP H11141405 A JPH11141405 A JP H11141405A
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- egr valve
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- F02D41/0047—Controlling exhaust gas recirculation [EGR]
- F02D41/0077—Control of the EGR valve or actuator, e.g. duty cycle, closed loop control of position
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- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M26/00—Engine-pertinent apparatus for adding exhaust gases to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture, e.g. by exhaust gas recirculation [EGR] systems
- F02M26/49—Detecting, diagnosing or indicating an abnormal function of the EGR system
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- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B3/00—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
- F02B3/06—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition
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- F02D2041/0022—Controlling intake air for diesel engines by throttle control
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- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 流量調節弁の状態をより的確に診断してこれ
をそのリニアな制御に反映させることのできるより信頼
性の高い流量調節弁装置を提供する。 【解決手段】 電子制御装置39は、排気還流が現在行
われており、且つその還流量が定常状態にあれば、随時
排気還流量調節弁(EGRバルブ)42の異常診断を実
行する。異常診断に際しては、先ずEGRバルブ42に
とって、前回の開閉動作とは反対の動作態様を開始する
ために必要な制御量(負圧量)を算出し、これをEGR
制御弁の制御量と作動量との関係にかかる開閉開始動作
間ヒステリシス量とする。次に、その算出したヒステリ
シス量の増大から、EGRバルブ42の劣化等に起因す
るその作動異常を検出する。さらに、その異常の程度に
応じて択一的に、制御量の補正、或いは排気還流の中止
を実行する。
をそのリニアな制御に反映させることのできるより信頼
性の高い流量調節弁装置を提供する。 【解決手段】 電子制御装置39は、排気還流が現在行
われており、且つその還流量が定常状態にあれば、随時
排気還流量調節弁(EGRバルブ)42の異常診断を実
行する。異常診断に際しては、先ずEGRバルブ42に
とって、前回の開閉動作とは反対の動作態様を開始する
ために必要な制御量(負圧量)を算出し、これをEGR
制御弁の制御量と作動量との関係にかかる開閉開始動作
間ヒステリシス量とする。次に、その算出したヒステリ
シス量の増大から、EGRバルブ42の劣化等に起因す
るその作動異常を検出する。さらに、その異常の程度に
応じて択一的に、制御量の補正、或いは排気還流の中止
を実行する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば内燃機関の
排気還流量調節弁等、流体通路に設けられてその流量を
調節する流量調節弁装置に関し、特に流量調節弁の異常
の有無を診断する機能を有して信頼性の高い流量調節を
実現する装置の改良に関する。
排気還流量調節弁等、流体通路に設けられてその流量を
調節する流量調節弁装置に関し、特に流量調節弁の異常
の有無を診断する機能を有して信頼性の高い流量調節を
実現する装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、内燃機関における排気ガス中
の有害物質の発生量を低減するために排気還流制御装置
(以下、EGR制御装置という)が用いられている。こ
のEGR制御装置は、排気ガスの一部を適当な割合で吸
気系に還流させる装置であり、吸気通路と排気通路とを
連通させるEGR通路、及びそのEGR通路の途中に設
けられて排気ガスの還流量を調節するEGRバルブ(排
気還流量調節弁)等を有して構成される。EGRバルブ
には、バキュームポンプの作用、即ち負圧調節によって
開閉されるダイアフラム式バルブが一般に用いられる。
の有害物質の発生量を低減するために排気還流制御装置
(以下、EGR制御装置という)が用いられている。こ
のEGR制御装置は、排気ガスの一部を適当な割合で吸
気系に還流させる装置であり、吸気通路と排気通路とを
連通させるEGR通路、及びそのEGR通路の途中に設
けられて排気ガスの還流量を調節するEGRバルブ(排
気還流量調節弁)等を有して構成される。EGRバルブ
には、バキュームポンプの作用、即ち負圧調節によって
開閉されるダイアフラム式バルブが一般に用いられる。
【0003】図16に、こうしたダイアフラム式EGR
バルブを備えたEGR制御装置の一例を示す。同図に示
すように、EGR通路141途中に設けられたEGRバ
ルブ142は、その内部に上下圧差に応じて撓動可能な
ダイアフラム143を有する。ダイアフラム143の中
央部には弁体145が一体に取り付けられており、その
弁体145の先端が上下することにより弁部145aが
開閉されて排気還流量が調節されることになる。すなわ
ち、バキュームポンプ132の作用によって空間142
aに所定圧以上の負圧が導入されるとダイアフラム14
3が上方に撓んで弁体145を持ち上げ、弁部145a
は通気状態となる。一方、負圧が所定圧以下であるとき
には、バネ147の作用でダイアフラム143は下方に
撓んで弁体145を押し下げ弁部145aを閉じる。ま
た、弁体145の上端部付近には、弁体145のリフト
量、すなわち弁部の開閉度を検出するために、ポテンシ
ョメータ式位置センサ(リフト量センサ)145bが設
けられている。
バルブを備えたEGR制御装置の一例を示す。同図に示
すように、EGR通路141途中に設けられたEGRバ
ルブ142は、その内部に上下圧差に応じて撓動可能な
ダイアフラム143を有する。ダイアフラム143の中
央部には弁体145が一体に取り付けられており、その
弁体145の先端が上下することにより弁部145aが
開閉されて排気還流量が調節されることになる。すなわ
ち、バキュームポンプ132の作用によって空間142
aに所定圧以上の負圧が導入されるとダイアフラム14
3が上方に撓んで弁体145を持ち上げ、弁部145a
は通気状態となる。一方、負圧が所定圧以下であるとき
には、バネ147の作用でダイアフラム143は下方に
撓んで弁体145を押し下げ弁部145aを閉じる。ま
た、弁体145の上端部付近には、弁体145のリフト
量、すなわち弁部の開閉度を検出するために、ポテンシ
ョメータ式位置センサ(リフト量センサ)145bが設
けられている。
【0004】このようなEGR制御装置140によって
排気ガスの一部を吸気中に導入することにより、燃焼室
内の最高燃焼温度を低下させて有害な窒素酸化物(以
下、NOxという)の発生量を低減することができる。
しかしその反面、排気ガスの還流量過多が、出力の低
下、燃焼の安定性阻害、HCエミッションの悪化等の不
具合をもたらすこともある。このため、EGRバルブの
動作態様にあっては、全閉又は全開のみを択一的に選択
するON−OFF制御方式よりも、内燃機関のその時々
の運転状態に応じて開度を無段階に変更する緻密なリニ
ア開度制御方式の採用が望まれるようになってきてい
る。そしてこの結果、EGRバルブに精密な開閉制御が
困難となるような異常が生じた際には、その異常を速や
かに検出して対策を講じることも必要とされるようにな
ってきている。
排気ガスの一部を吸気中に導入することにより、燃焼室
内の最高燃焼温度を低下させて有害な窒素酸化物(以
下、NOxという)の発生量を低減することができる。
しかしその反面、排気ガスの還流量過多が、出力の低
下、燃焼の安定性阻害、HCエミッションの悪化等の不
具合をもたらすこともある。このため、EGRバルブの
動作態様にあっては、全閉又は全開のみを択一的に選択
するON−OFF制御方式よりも、内燃機関のその時々
の運転状態に応じて開度を無段階に変更する緻密なリニ
ア開度制御方式の採用が望まれるようになってきてい
る。そしてこの結果、EGRバルブに精密な開閉制御が
困難となるような異常が生じた際には、その異常を速や
かに検出して対策を講じることも必要とされるようにな
ってきている。
【0005】例えば、特開平4−103865号公報に
記載された「内燃エンジンの排気還流制御方法」等によ
れば、EGRバルブの弁座に排気中のカーボン等が付着
するなどしてEGR弁の作動量と実際のバルブ開度が正
確に対応しなくなった際、そのEGRバルブの作動量と
実際のバルブ開度との偏差がエンジン運転状態に応じて
所定値以上に増大した場合にバルブの異常と判断するよ
うにしている。さらに同公報に記載された制御方法で
は、エンジン運転状態が定常状態であるか過渡状態であ
るかに応じて異常と判断するための偏差の判定基準(所
定圧)を変更し、バルブの異常判定精度を高めるように
している。
記載された「内燃エンジンの排気還流制御方法」等によ
れば、EGRバルブの弁座に排気中のカーボン等が付着
するなどしてEGR弁の作動量と実際のバルブ開度が正
確に対応しなくなった際、そのEGRバルブの作動量と
実際のバルブ開度との偏差がエンジン運転状態に応じて
所定値以上に増大した場合にバルブの異常と判断するよ
うにしている。さらに同公報に記載された制御方法で
は、エンジン運転状態が定常状態であるか過渡状態であ
るかに応じて異常と判断するための偏差の判定基準(所
定圧)を変更し、バルブの異常判定精度を高めるように
している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なEGRバルブの制御量−作動量間に生じる偏差は、バ
ルブの劣化や内部の汚れ等により次第に増大していく傾
向があるため、EGR制御における応答性や追従性の不
良を次第に悪化させる。そして、このようにバルブの応
答性や追従性が悪化した状態にある場合には、特にバル
ブが所定の開度を保持している状態から開閉動作を開始
するとき、すなわち定常状態から過渡状態へ移行すると
きに同バルブの動きが著しく悪化することがあり、この
ような一種の固着現象が、緻密なバルブ開閉制御を実行
する上での大きな問題の一つとなっている。しかし、上
記公報に記載された従来の方法にあっては、こうした定
常状態から過渡状態への移行時におけるバルブの固着現
象等を何ら考慮していないことから、その制御性能ある
いは異常判定精度も自ずと制限されたものとなってい
る。
なEGRバルブの制御量−作動量間に生じる偏差は、バ
ルブの劣化や内部の汚れ等により次第に増大していく傾
向があるため、EGR制御における応答性や追従性の不
良を次第に悪化させる。そして、このようにバルブの応
答性や追従性が悪化した状態にある場合には、特にバル
ブが所定の開度を保持している状態から開閉動作を開始
するとき、すなわち定常状態から過渡状態へ移行すると
きに同バルブの動きが著しく悪化することがあり、この
ような一種の固着現象が、緻密なバルブ開閉制御を実行
する上での大きな問題の一つとなっている。しかし、上
記公報に記載された従来の方法にあっては、こうした定
常状態から過渡状態への移行時におけるバルブの固着現
象等を何ら考慮していないことから、その制御性能ある
いは異常判定精度も自ずと制限されたものとなってい
る。
【0007】なお、上述したEGR制御装置に限らず、
流体通路に設けられた流量調節弁の開度をリニアに調節
制御する装置にあってはこうした実情も概ね共通したも
のとなっている。
流体通路に設けられた流量調節弁の開度をリニアに調節
制御する装置にあってはこうした実情も概ね共通したも
のとなっている。
【0008】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、流量調節弁の状態を
より的確に診断してこれをそのリニアな制御に反映させ
ることのできるより信頼性の高い流量調節弁装置を提供
することにある。
であり、その目的とするところは、流量調節弁の状態を
より的確に診断してこれをそのリニアな制御に反映させ
ることのできるより信頼性の高い流量調節弁装置を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明は、流体通路に設けられた
流量調節弁と、前記流体通路を流れる流体量が目標値と
なるよう前記流量調節弁の開度を制御する制御手段と、
前記流量調節弁の開度が定常状態にあるときに、前記制
御手段が同流量調節弁に作動指令を付与してから同流量
調節弁が実際に作動するまでの制御量を検出する制御量
検出手段と、この検出される制御量と所定の基準値とを
比較して前記流量調節弁の異常の有無を診断する診断手
段とを備えることを要旨とする。
めに、請求項1に記載の発明は、流体通路に設けられた
流量調節弁と、前記流体通路を流れる流体量が目標値と
なるよう前記流量調節弁の開度を制御する制御手段と、
前記流量調節弁の開度が定常状態にあるときに、前記制
御手段が同流量調節弁に作動指令を付与してから同流量
調節弁が実際に作動するまでの制御量を検出する制御量
検出手段と、この検出される制御量と所定の基準値とを
比較して前記流量調節弁の異常の有無を診断する診断手
段とを備えることを要旨とする。
【0010】上記構成によれば、流体量が定常から過渡
に移行する際、すなわち流量調節弁の動作開始時におけ
る応答遅れから、流量調節弁にとって緻密な開閉制御の
妨げとなる異常を的確に診断することができるようにな
る。
に移行する際、すなわち流量調節弁の動作開始時におけ
る応答遅れから、流量調節弁にとって緻密な開閉制御の
妨げとなる異常を的確に診断することができるようにな
る。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
流量調節弁装置において、前記流量調節弁は、その開弁
作動と閉弁作動とにヒステリシスを有する弁であり、前
記制御量検出手段は、前記流量調節弁が実際に作動する
までの制御量を該流量調節弁のヒステリシスを加味した
値として検出するものであることを要旨とする。
流量調節弁装置において、前記流量調節弁は、その開弁
作動と閉弁作動とにヒステリシスを有する弁であり、前
記制御量検出手段は、前記流量調節弁が実際に作動する
までの制御量を該流量調節弁のヒステリシスを加味した
値として検出するものであることを要旨とする。
【0012】上記構成によれば、請求項1記載の発明の
作用に加え、開閉弁動作の履歴により異なる態様を示す
ヒステリシスを検出することにより、流量調節弁に係る
異常診断の信頼性及び精密性が更に向上する。
作用に加え、開閉弁動作の履歴により異なる態様を示す
ヒステリシスを検出することにより、流量調節弁に係る
異常診断の信頼性及び精密性が更に向上する。
【0013】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2記載の流量調節弁装置において、前記診断手段により
前記流量調節弁が異常診断されることに基づいて前記制
御手段による制御量を補正する補正手段を更に備えるこ
とを要旨とする。
2記載の流量調節弁装置において、前記診断手段により
前記流量調節弁が異常診断されることに基づいて前記制
御手段による制御量を補正する補正手段を更に備えるこ
とを要旨とする。
【0014】上記構成によれば、流量調節弁の正確な異
常診断が行われるとともに、流量調節弁に異常が発生し
た場合には、同診断に従った的確な補正制御がなされる
ことにより、同調節弁による流体量調節が好適に維持で
きるようになる。
常診断が行われるとともに、流量調節弁に異常が発生し
た場合には、同診断に従った的確な補正制御がなされる
ことにより、同調節弁による流体量調節が好適に維持で
きるようになる。
【0015】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明に
係る流量調節弁装置を車輌の電子制御式ディーゼルエン
ジンシステムにおけるEGR(排気還流)制御装置に適
用した第1の実施形態について図面を参照して説明す
る。
係る流量調節弁装置を車輌の電子制御式ディーゼルエン
ジンシステムにおけるEGR(排気還流)制御装置に適
用した第1の実施形態について図面を参照して説明す
る。
【0016】図1は、本実施の形態に係るEGR制御装
置を備えた車輌のディーゼルエンジンシステムを示す概
略構成図である。同図に示すように、ディーゼルエンジ
ン(以下、単に「エンジン」という)11は燃焼室12
を含む気筒を複数有する。各気筒毎に設けられた燃料噴
射ノズル17は、燃料噴射ポンプ18より燃料ライン1
9を通じて圧送される燃料を各燃料室12内へ噴射する
ものである。
置を備えた車輌のディーゼルエンジンシステムを示す概
略構成図である。同図に示すように、ディーゼルエンジ
ン(以下、単に「エンジン」という)11は燃焼室12
を含む気筒を複数有する。各気筒毎に設けられた燃料噴
射ノズル17は、燃料噴射ポンプ18より燃料ライン1
9を通じて圧送される燃料を各燃料室12内へ噴射する
ものである。
【0017】エンジン11の吸入行程においては、各気
筒毎に設けられた吸気ポート13が吸気バルブ14によ
り開かれるとともに、ピストン20の下動に伴いエアク
リーナ15を通じて吸気通路16に吸入される外気(吸
入空気)が各燃焼室12に流入する。その後の圧縮行程
においては、吸気バルブ14が閉じられるとともに、ピ
ストン20の上動によりこの吸入空気が加圧されて高
温、高圧になったところへ燃料噴射ノズル17から燃料
が噴射される。これにより自己着火による燃焼が起こり
爆発行程に移行する。この燃焼・爆発によりピストン2
0が下動してクランクシャフト21が回転し、エンジン
11に駆動力が得られる。エンジン11の排気行程にお
いては、各気筒毎に設けられた排気ポート22が排気バ
ルブ23により開かれることにより、各燃焼室12で生
じた排気ガスが排気通路24へ導出され、更に外部へ排
出される。
筒毎に設けられた吸気ポート13が吸気バルブ14によ
り開かれるとともに、ピストン20の下動に伴いエアク
リーナ15を通じて吸気通路16に吸入される外気(吸
入空気)が各燃焼室12に流入する。その後の圧縮行程
においては、吸気バルブ14が閉じられるとともに、ピ
ストン20の上動によりこの吸入空気が加圧されて高
温、高圧になったところへ燃料噴射ノズル17から燃料
が噴射される。これにより自己着火による燃焼が起こり
爆発行程に移行する。この燃焼・爆発によりピストン2
0が下動してクランクシャフト21が回転し、エンジン
11に駆動力が得られる。エンジン11の排気行程にお
いては、各気筒毎に設けられた排気ポート22が排気バ
ルブ23により開かれることにより、各燃焼室12で生
じた排気ガスが排気通路24へ導出され、更に外部へ排
出される。
【0018】吸気通路16に設けられた吸気絞り弁25
は、同通路16を流れる空気量をエンジン11の運転状
態に応じて調節するために作動する。吸気絞り弁25を
作動させるためのアクチュエータ26は、ダイアフラム
27を内蔵してなるハウジング28と、ダイアフラム2
7に固定されたロッド26aとを備える。ロッド26a
は吸気絞り弁25に連結される。アクチュエータ26
は、ダイアフラム27とハウジング28とにより区画さ
れた圧力室30と、同圧力室30内に設けられたスプリ
ング31とを備える。スプリング31は、ダイアフラム
27及びロッド26aを一方方向へ向けて付勢する。
は、同通路16を流れる空気量をエンジン11の運転状
態に応じて調節するために作動する。吸気絞り弁25を
作動させるためのアクチュエータ26は、ダイアフラム
27を内蔵してなるハウジング28と、ダイアフラム2
7に固定されたロッド26aとを備える。ロッド26a
は吸気絞り弁25に連結される。アクチュエータ26
は、ダイアフラム27とハウジング28とにより区画さ
れた圧力室30と、同圧力室30内に設けられたスプリ
ング31とを備える。スプリング31は、ダイアフラム
27及びロッド26aを一方方向へ向けて付勢する。
【0019】圧力室30とバキュームポンプ32とを接
続する負圧通路33に設けられた第1のエレクトリック
・バキューム・レギュレーティング・バルブ(以下、
「EVRV」という)34は、電気信号により作動する
三方電磁弁よりなる。この第1のEVRV34は、圧力
室30に対して負圧通路33を介して連通する出力ポー
ト35と、ポンプ32に接続される負圧ポート36と、
フィルタ37を介して大気を導入する大気ポート38と
を備える。フィルタ37は粉塵や泥水が大気ポート38
から第1のEVRV34の中に侵入するのを防ぐ。この
第1のEVRV34が通電されることにより、ポンプ3
2で発生する負圧が圧力室30に導入され、第1のEV
RVに対する通電が停止されることにより、圧力室30
に大気圧が導入される。
続する負圧通路33に設けられた第1のエレクトリック
・バキューム・レギュレーティング・バルブ(以下、
「EVRV」という)34は、電気信号により作動する
三方電磁弁よりなる。この第1のEVRV34は、圧力
室30に対して負圧通路33を介して連通する出力ポー
ト35と、ポンプ32に接続される負圧ポート36と、
フィルタ37を介して大気を導入する大気ポート38と
を備える。フィルタ37は粉塵や泥水が大気ポート38
から第1のEVRV34の中に侵入するのを防ぐ。この
第1のEVRV34が通電されることにより、ポンプ3
2で発生する負圧が圧力室30に導入され、第1のEV
RVに対する通電が停止されることにより、圧力室30
に大気圧が導入される。
【0020】後述する電子制御装置(以下、「ECU」
という)39はこの第1のEVRV34をデューティ信
号によって通電制御することにより圧力室30内に導入
される圧力を調節する。
という)39はこの第1のEVRV34をデューティ信
号によって通電制御することにより圧力室30内に導入
される圧力を調節する。
【0021】例えば、ECU39は、第1のEVRV3
4を100%のデューティ比をもって通電制御すること
により、出力ポート35と負圧ポート36とを互いに連
通させて圧力室30内負圧を導入する。これにより、ダ
イアフラム27及びロッド26aがスプリング31の付
勢力に抗して下方へ変位し、吸気絞り弁25が吸気通路
16の実質的な流路断面積を減少させるように動かされ
る。このため、吸気通路16から燃焼室12へ供給され
るべき空気の流れが遮断される。
4を100%のデューティ比をもって通電制御すること
により、出力ポート35と負圧ポート36とを互いに連
通させて圧力室30内負圧を導入する。これにより、ダ
イアフラム27及びロッド26aがスプリング31の付
勢力に抗して下方へ変位し、吸気絞り弁25が吸気通路
16の実質的な流路断面積を減少させるように動かされ
る。このため、吸気通路16から燃焼室12へ供給され
るべき空気の流れが遮断される。
【0022】一方、ECU39は、第1のEVRV34
に対する通電を停止する(デューティ比0%)ことによ
り、出力ポート35と大気ポート38とを互いに連通さ
せて、圧力室30内に大気圧を導入する。これにより、
ダイアフラム27及びロッド26aがスプリング31の
付勢力によって上方へ変位し(図1に示す状態とな
る)、吸気絞り弁25が吸気通路16の実質的な流路断
面積を増加させるように動かされる。このとき、前吸気
通路16を通じて燃焼室12に供給される空気量(吸入
空気量)は増大する。ECU39は、0〜100%のデ
ューティ比をもって第1のEVRV34を通電制御する
ことにより、圧力室30内に導入される負圧の大きさを
例えばリニアに調節する。これにより、吸気絞り弁の開
度を調整し、吸入空気量をエンジン11の運転状態に応
じた量に連続的に調節することができる。
に対する通電を停止する(デューティ比0%)ことによ
り、出力ポート35と大気ポート38とを互いに連通さ
せて、圧力室30内に大気圧を導入する。これにより、
ダイアフラム27及びロッド26aがスプリング31の
付勢力によって上方へ変位し(図1に示す状態とな
る)、吸気絞り弁25が吸気通路16の実質的な流路断
面積を増加させるように動かされる。このとき、前吸気
通路16を通じて燃焼室12に供給される空気量(吸入
空気量)は増大する。ECU39は、0〜100%のデ
ューティ比をもって第1のEVRV34を通電制御する
ことにより、圧力室30内に導入される負圧の大きさを
例えばリニアに調節する。これにより、吸気絞り弁の開
度を調整し、吸入空気量をエンジン11の運転状態に応
じた量に連続的に調節することができる。
【0023】EGR装置40は、各燃焼室12から排気
通路24へ排出される排気ガスの一部を吸気通路16へ
還流させて各燃焼室12へ戻す。このEGR装置40
は、排気通路24から吸気通路16へ排気ガスの一部を
流すためのEGR通路41と、その通路41を流れる排
気還流量(EGR量)を調整するために作動するEGR
バルブ(排気還流量調節弁)42とを備える。
通路24へ排出される排気ガスの一部を吸気通路16へ
還流させて各燃焼室12へ戻す。このEGR装置40
は、排気通路24から吸気通路16へ排気ガスの一部を
流すためのEGR通路41と、その通路41を流れる排
気還流量(EGR量)を調整するために作動するEGR
バルブ(排気還流量調節弁)42とを備える。
【0024】EGRバルブ42は、負圧及び大気圧を作
動圧としてEGR通路41を開閉するダイアフラム式バ
ルブである。EGRバルブ42は、ダイアフラム43を
内蔵してなるハウジング44と、ダイアフラム43に固
定された弁体45とを備える。更に、EGRバルブ42
は、ハウジング44とダイアフラム43とによって区画
された圧力室46と、同室46に設けられたスプリング
47とを備える。スプリング47は、弁体45によって
EGR通路41が閉じられる方向へダイアフラム43及
び弁体45を付勢する。EGR装置40は、圧力室46
に導入される負圧及び大気圧を調節するための第2のE
VRV48を備える。
動圧としてEGR通路41を開閉するダイアフラム式バ
ルブである。EGRバルブ42は、ダイアフラム43を
内蔵してなるハウジング44と、ダイアフラム43に固
定された弁体45とを備える。更に、EGRバルブ42
は、ハウジング44とダイアフラム43とによって区画
された圧力室46と、同室46に設けられたスプリング
47とを備える。スプリング47は、弁体45によって
EGR通路41が閉じられる方向へダイアフラム43及
び弁体45を付勢する。EGR装置40は、圧力室46
に導入される負圧及び大気圧を調節するための第2のE
VRV48を備える。
【0025】第2のEVRV48も、電気信号により作
動する三方弁であり、通電時には大気圧を、非通電時に
はポンプ32の負圧を圧力室46に導入する。第2のE
VRV48は圧力室46に対して負圧通路49を介して
連通する出力ポート50と、ポンプ32に接続される負
圧ポート51と、フィルタ52を介して大気を導入する
大気ポート53とを備える。フィルタ52は粉塵や泥水
が大気ポート53から第2のEVRV48の中に侵入す
るのを防ぐ。
動する三方弁であり、通電時には大気圧を、非通電時に
はポンプ32の負圧を圧力室46に導入する。第2のE
VRV48は圧力室46に対して負圧通路49を介して
連通する出力ポート50と、ポンプ32に接続される負
圧ポート51と、フィルタ52を介して大気を導入する
大気ポート53とを備える。フィルタ52は粉塵や泥水
が大気ポート53から第2のEVRV48の中に侵入す
るのを防ぐ。
【0026】ECU39は、この第2のEVRV48を
所定のデューティ比をもって通電制御することにより、
出力ポート50と負圧ポート51とを互いに連通させて
圧力室46に負圧を導入する。これにより、ダイアフラ
ム43がスプリング47の付勢力に抗して上方へ変位
し、弁体45が上動してEGRバルブ42が全開の状態
に開かれる。その結果、排気通路24を流れる排気ガス
の一部がEGR通路41、吸気通路16を通じて各燃焼
室12へ還流される。すなわち、EGRが実行される。
所定のデューティ比をもって通電制御することにより、
出力ポート50と負圧ポート51とを互いに連通させて
圧力室46に負圧を導入する。これにより、ダイアフラ
ム43がスプリング47の付勢力に抗して上方へ変位
し、弁体45が上動してEGRバルブ42が全開の状態
に開かれる。その結果、排気通路24を流れる排気ガス
の一部がEGR通路41、吸気通路16を通じて各燃焼
室12へ還流される。すなわち、EGRが実行される。
【0027】一方、ECU39は、第2のEVRV48
に対する通電を停止する(デューティ比0%)ことによ
り、出力ポート50と大気ポート53とを互いに連通さ
せ、圧力室46に大気圧を導入する。これにより、ダイ
アフラム43がスプリング47の付勢力により変位し、
弁体45が下動してEGRバルブ42が全閉の状態に閉
じられる。その結果、EGR通路41を流れる排気ガス
が遮断され、EGRの実行が停止される。ECU39
は、0〜100%のデューティ比で第2のEVRV48
を通電制御することにより、圧力46に供給される負圧
の大きさをリニアに調節する。これにより、EGRバル
ブ42の開度を調節し、EGR量をエンジン11の運転
状態に応じて連続的に調節することができる。
に対する通電を停止する(デューティ比0%)ことによ
り、出力ポート50と大気ポート53とを互いに連通さ
せ、圧力室46に大気圧を導入する。これにより、ダイ
アフラム43がスプリング47の付勢力により変位し、
弁体45が下動してEGRバルブ42が全閉の状態に閉
じられる。その結果、EGR通路41を流れる排気ガス
が遮断され、EGRの実行が停止される。ECU39
は、0〜100%のデューティ比で第2のEVRV48
を通電制御することにより、圧力46に供給される負圧
の大きさをリニアに調節する。これにより、EGRバル
ブ42の開度を調節し、EGR量をエンジン11の運転
状態に応じて連続的に調節することができる。
【0028】分配型の燃料噴射ポンプ18は周知のよう
に、各燃焼室12で燃焼に供される燃料を燃料ライン1
9を通じて各噴射ノズル17へ圧送する。噴射ポンプ1
8は燃料タンク(図示しない)に貯留された燃料を高圧
に圧縮し、所要の量と時期をもって各噴射ノズル17へ
向けて吐出する。各噴射ノズル17は圧送された燃料の
圧力に基づき作動し、対応する各燃焼室12へ燃料を噴
射する。噴射ポンプ18に内蔵された電磁スピル弁54
は、同ポンプ18から各回毎に吐出される燃料の量、即
ち各噴射ノズル17からの燃料の噴射量を調整する。同
じく噴射ポンプ18に内蔵されたタイマ装置55は、同
ポンプ18からの燃料の吐出開始時間、即ち各噴射ノズ
ル17からの燃料の噴射時期を調整する。ECU39は
電磁スピル弁及びタイマ装置55を電気的に制御する。
に、各燃焼室12で燃焼に供される燃料を燃料ライン1
9を通じて各噴射ノズル17へ圧送する。噴射ポンプ1
8は燃料タンク(図示しない)に貯留された燃料を高圧
に圧縮し、所要の量と時期をもって各噴射ノズル17へ
向けて吐出する。各噴射ノズル17は圧送された燃料の
圧力に基づき作動し、対応する各燃焼室12へ燃料を噴
射する。噴射ポンプ18に内蔵された電磁スピル弁54
は、同ポンプ18から各回毎に吐出される燃料の量、即
ち各噴射ノズル17からの燃料の噴射量を調整する。同
じく噴射ポンプ18に内蔵されたタイマ装置55は、同
ポンプ18からの燃料の吐出開始時間、即ち各噴射ノズ
ル17からの燃料の噴射時期を調整する。ECU39は
電磁スピル弁及びタイマ装置55を電気的に制御する。
【0029】エンジン11の出力軸であるクランクシャ
フト21は、噴射ポンプ18のドライブシャフト29に
連結されており、同シャフト29を回転駆動する。従っ
て、噴射ポンプ18はエンジン11の運転に連動して駆
動される。噴射ポンプ18に内蔵された回転速度センサ
56は、ドライブシャフト29の回転速度を検出するこ
とにより、クランクシャフト21の回転速度、即ちエン
ジン回転数NEを検出する。
フト21は、噴射ポンプ18のドライブシャフト29に
連結されており、同シャフト29を回転駆動する。従っ
て、噴射ポンプ18はエンジン11の運転に連動して駆
動される。噴射ポンプ18に内蔵された回転速度センサ
56は、ドライブシャフト29の回転速度を検出するこ
とにより、クランクシャフト21の回転速度、即ちエン
ジン回転数NEを検出する。
【0030】エンジン11に設けられた水温センサ57
は、同エンジン11を冷却する冷却水の温度(冷却水
温)を検出し、その温度に応じた信号を出力する。吸気
絞り弁25の近傍に設けられた吸気絞り弁センサ58
は、同弁25の開度を検出し、その開度に応じた信号を
出力する。
は、同エンジン11を冷却する冷却水の温度(冷却水
温)を検出し、その温度に応じた信号を出力する。吸気
絞り弁25の近傍に設けられた吸気絞り弁センサ58
は、同弁25の開度を検出し、その開度に応じた信号を
出力する。
【0031】吸気通路16に設けられた吸気圧センサ5
9は、吸気通路16における吸気圧力PMを検出し、そ
の圧力に応じた信号を出力する。アクセルペダル60の
近傍に設けられたアクセルセンサ61は、アクセルペダ
ル60の踏込量を検出する。
9は、吸気通路16における吸気圧力PMを検出し、そ
の圧力に応じた信号を出力する。アクセルペダル60の
近傍に設けられたアクセルセンサ61は、アクセルペダ
ル60の踏込量を検出する。
【0032】吸気通路16の入口付近に備えられた吸入
空気浄化用のエアクリーナ15内には吸気温センサ15
bが設けられている。吸気温センサ15bは、吸気通路
内に導入される空気の温度、すなわち吸気温度THAを
検出し、その温度に応じた信号を出力する。
空気浄化用のエアクリーナ15内には吸気温センサ15
bが設けられている。吸気温センサ15bは、吸気通路
内に導入される空気の温度、すなわち吸気温度THAを
検出し、その温度に応じた信号を出力する。
【0033】EGRバルブ42内に設けられたリフト量
センサ45bは、当該バルブの開閉を担う弁体45のリ
フト量(EGRバルブ開度)LEGRを検出し、そのバ
ルブ開度LEGRに応じた信号を出力する。
センサ45bは、当該バルブの開閉を担う弁体45のリ
フト量(EGRバルブ開度)LEGRを検出し、そのバ
ルブ開度LEGRに応じた信号を出力する。
【0034】警告ランプ80は、ECU39からの指令
信号に基づき点灯し、運転者にエンジン11等の異常を
知らせる。ECU39は前述した各種センサ15b,4
5b,56〜59,61等から出力される信号を入力す
る。そしてこれらの入力信号に基づき、噴射ポンプ18
における電磁スピル弁54、タイマ装置55、第1のE
VRV34、第2のVRV48をそれぞれ制御する。こ
の他、エンジンシステム各部に異常が発生した際には、
前記各種センサ15b,45b,56〜59,61から
の信号等よりその異常を検出して警告ランプ80の点灯
を行う。
信号に基づき点灯し、運転者にエンジン11等の異常を
知らせる。ECU39は前述した各種センサ15b,4
5b,56〜59,61等から出力される信号を入力す
る。そしてこれらの入力信号に基づき、噴射ポンプ18
における電磁スピル弁54、タイマ装置55、第1のE
VRV34、第2のVRV48をそれぞれ制御する。こ
の他、エンジンシステム各部に異常が発生した際には、
前記各種センサ15b,45b,56〜59,61から
の信号等よりその異常を検出して警告ランプ80の点灯
を行う。
【0035】図2のブロック図で示すように、ECU3
9は中央処理装置(CPU)63、所定の制御プログラ
ム及び関数データ等を予め記憶した読み出し専用メモリ
(ROM)64、CPU63の演算結果等を一時記憶す
るランダムアクセスメモリ(RAM)65、バッテリバ
ックアップされた不揮発性のRAMであるバックアップ
RAM66を備え、これら各部63〜66と入力ポート
67及び出力ポート68とがバス69によって接続され
た構成を備える。
9は中央処理装置(CPU)63、所定の制御プログラ
ム及び関数データ等を予め記憶した読み出し専用メモリ
(ROM)64、CPU63の演算結果等を一時記憶す
るランダムアクセスメモリ(RAM)65、バッテリバ
ックアップされた不揮発性のRAMであるバックアップ
RAM66を備え、これら各部63〜66と入力ポート
67及び出力ポート68とがバス69によって接続され
た構成を備える。
【0036】吸気温センサ15b,リフト量センサ45
b,吸気絞り弁センサ58、アクセルセンサ61、吸気
圧センサ59、及び水温センサ57は、各バッファ7
0、マルチプレクサ71、及びA/D変換器72を介し
て入力ポート67に接続されている。回転速度センサ5
6は、その信号を2値化する波形整形回路73を介して
入力ポート67に接続されている。CPU63は各セン
サ15b,45b,56〜59,61の検出信号を入力
ポート67を介して読み込む。
b,吸気絞り弁センサ58、アクセルセンサ61、吸気
圧センサ59、及び水温センサ57は、各バッファ7
0、マルチプレクサ71、及びA/D変換器72を介し
て入力ポート67に接続されている。回転速度センサ5
6は、その信号を2値化する波形整形回路73を介して
入力ポート67に接続されている。CPU63は各セン
サ15b,45b,56〜59,61の検出信号を入力
ポート67を介して読み込む。
【0037】電磁スピル弁54、タイマ装置55、各E
VRV34,48、及び警告ランプ80は、各駆動回路
74を介して出力ポート68に接続されている。ECU
39は各センサ15b,45b,56〜59,61から
読み込んだ入力値に基づき、燃料噴射制御、EGRバル
ブ42の駆動制御(EGR制御)及びEGRバルブ42
の異常診断等を実行する。
VRV34,48、及び警告ランプ80は、各駆動回路
74を介して出力ポート68に接続されている。ECU
39は各センサ15b,45b,56〜59,61から
読み込んだ入力値に基づき、燃料噴射制御、EGRバル
ブ42の駆動制御(EGR制御)及びEGRバルブ42
の異常診断等を実行する。
【0038】以下、前記各種制御のうち、EGRバルブ
42の駆動制御を実行するプログラムについてフローチ
ャートを参照して説明する。このプログラムは、EGR
バルブ42を開閉駆動するための制御デューティDEを
決定するためのものである。
42の駆動制御を実行するプログラムについてフローチ
ャートを参照して説明する。このプログラムは、EGR
バルブ42を開閉駆動するための制御デューティDEを
決定するためのものである。
【0039】図3は、同プログラムの処理行程を示す
「EGRバルブ駆動制御ルーチン」であって、所定時間
毎の定時割り込みとしてECU39により実行される。
処理がこのルーチンに移行されると、ECU39はステ
ップ001において、回転速度センサ56、吸気温セン
サ15b、及び吸気圧センサ59の検出値に基づいて算
出されるエンジン回転数NE、吸気温THA、及び吸気
圧PMと、別途ルーチンにおいて所定時間毎に更新され
る燃料噴射量Qの最新値とを読み込む。
「EGRバルブ駆動制御ルーチン」であって、所定時間
毎の定時割り込みとしてECU39により実行される。
処理がこのルーチンに移行されると、ECU39はステ
ップ001において、回転速度センサ56、吸気温セン
サ15b、及び吸気圧センサ59の検出値に基づいて算
出されるエンジン回転数NE、吸気温THA、及び吸気
圧PMと、別途ルーチンにおいて所定時間毎に更新され
る燃料噴射量Qの最新値とを読み込む。
【0040】次に、ステップ002において、目標EG
Rバルブ開度LEGRFを算出する。目標EGRバルブ
開度LEGRFは、上記ステップ001で読み込まれた
エンジン回転数NE及び燃料噴射量Qに基づいて、予め
定められた図示しないマップを参照して求められる。さ
らに、当該目標EGRバルブ開度LEGRFに対応する
制御デューティを、目標DEとして算出し、処理をステ
ップ003に移行する。
Rバルブ開度LEGRFを算出する。目標EGRバルブ
開度LEGRFは、上記ステップ001で読み込まれた
エンジン回転数NE及び燃料噴射量Qに基づいて、予め
定められた図示しないマップを参照して求められる。さ
らに、当該目標EGRバルブ開度LEGRFに対応する
制御デューティを、目標DEとして算出し、処理をステ
ップ003に移行する。
【0041】続くステップ003においては、リフト量
センサの検出値に基づく実EGRバルブ開度LEGRを
読み込み、処理をステップ004に移行する。ステップ
004においては、目標EGRバルブ開度LEGRFと
実EGRバルブ開度LEGRとのずれ、すなわち|LE
GRF−LEGR|が所定値H(但し、Hは正の値)未
満であるか否かを判断する。そして、その判断が否定で
ある場合には処理をステップ005に移行し、その判断
が肯定である場合には、その後の処理を一旦終了する。
すなわち、ステップ004における判断が肯定である場
合には、運転状態に照らして算出したEGRバルブ42
の目標開度LEGRFが現在の実開度LEGRとほぼ一
致しているとみなし、EGRバルブ42の開度変更を行
わない。
センサの検出値に基づく実EGRバルブ開度LEGRを
読み込み、処理をステップ004に移行する。ステップ
004においては、目標EGRバルブ開度LEGRFと
実EGRバルブ開度LEGRとのずれ、すなわち|LE
GRF−LEGR|が所定値H(但し、Hは正の値)未
満であるか否かを判断する。そして、その判断が否定で
ある場合には処理をステップ005に移行し、その判断
が肯定である場合には、その後の処理を一旦終了する。
すなわち、ステップ004における判断が肯定である場
合には、運転状態に照らして算出したEGRバルブ42
の目標開度LEGRFが現在の実開度LEGRとほぼ一
致しているとみなし、EGRバルブ42の開度変更を行
わない。
【0042】ステップ005においてECU39は、前
記ステップ002において算出した制御デューティ(目
標DE)に従いEGRバルブ42の駆動制御を実行して
その後の処理を一旦終了する。
記ステップ002において算出した制御デューティ(目
標DE)に従いEGRバルブ42の駆動制御を実行して
その後の処理を一旦終了する。
【0043】次に、EGRバルブ42の異常診断を実行
するプログラムについて、フローチャートを参照して説
明する。図4及び図5には、ECU39により実行され
る「EGRバルブ診断ルーチン」を示す。このルーチン
は、EGRバルブ42がその開度を一定に保っている状
態(定常状態)から、開閉動作を行っている状態(過渡
状態)への移行の際、制御デューティ(制御量)をどれ
だけ変化させれば、その制御量変化に追従してバルブが
その開閉動作を開始するかを算出する。そして、その必
要な制御量変化(作動遅延量)が所定量以上増大する
と、バルブに異常があると判断するものである。なお、
同ルーチンは、所定時間毎の定時割り込みにて実行され
る。
するプログラムについて、フローチャートを参照して説
明する。図4及び図5には、ECU39により実行され
る「EGRバルブ診断ルーチン」を示す。このルーチン
は、EGRバルブ42がその開度を一定に保っている状
態(定常状態)から、開閉動作を行っている状態(過渡
状態)への移行の際、制御デューティ(制御量)をどれ
だけ変化させれば、その制御量変化に追従してバルブが
その開閉動作を開始するかを算出する。そして、その必
要な制御量変化(作動遅延量)が所定量以上増大する
と、バルブに異常があると判断するものである。なお、
同ルーチンは、所定時間毎の定時割り込みにて実行され
る。
【0044】処理がこのルーチンに移行されると、EC
U39は、ステップ101において先ず、燃料噴射量Q
の時間当たり変化量ΔQ及びエンジン回転数NEの時間
当たり変化量ΔNEを算出する。燃料噴射量Qは別途ル
ーチンにおいて所定時間毎に更新される値であり、エン
ジン回転数NEは回転速度センサ56の検出値より求め
られる。そこで、同ステップにおいては、RAM65に
一時記憶されたQ及びNEの最新値Qn及びNEnと、前
回の値Qn-1及びNEn-1とをそれぞれ読み込み減算を行
う。
U39は、ステップ101において先ず、燃料噴射量Q
の時間当たり変化量ΔQ及びエンジン回転数NEの時間
当たり変化量ΔNEを算出する。燃料噴射量Qは別途ル
ーチンにおいて所定時間毎に更新される値であり、エン
ジン回転数NEは回転速度センサ56の検出値より求め
られる。そこで、同ステップにおいては、RAM65に
一時記憶されたQ及びNEの最新値Qn及びNEnと、前
回の値Qn-1及びNEn-1とをそれぞれ読み込み減算を行
う。
【0045】続くステップ102においては、燃料噴射
量(機関負荷)Q及びエンジン回転数NEの変動量に基
づくエンジンの運転状態が定常状態にあるか否かを判断
する。すなわち、前記ステップ101で算出したΔQ及
びΔNEの絶対値がいずれも各々に対応する所定値Qs
t、NEst未満であるか否かを判断する(但し、Qst、
NEstは共に正の値)。そしてその判断が肯定(エンジ
ンは定常状態)であれば、その処理をステップ103に
移行し、その判断が否定(エンジンは非定常状態)であ
れば、その処理をステップ118に移行する。
量(機関負荷)Q及びエンジン回転数NEの変動量に基
づくエンジンの運転状態が定常状態にあるか否かを判断
する。すなわち、前記ステップ101で算出したΔQ及
びΔNEの絶対値がいずれも各々に対応する所定値Qs
t、NEst未満であるか否かを判断する(但し、Qst、
NEstは共に正の値)。そしてその判断が肯定(エンジ
ンは定常状態)であれば、その処理をステップ103に
移行し、その判断が否定(エンジンは非定常状態)であ
れば、その処理をステップ118に移行する。
【0046】ステップ103においては、EGRバルブ
42が現在作動中であるか、すなわち排気還流が行われ
ているか否かを判断する。EGRバルブ42が作動中で
あると判断した場合には、その処理をステップ104に
移行する。EGRバルブ42が作動中ではないと判断し
た場合には、その処理をステップ118に移行する。
42が現在作動中であるか、すなわち排気還流が行われ
ているか否かを判断する。EGRバルブ42が作動中で
あると判断した場合には、その処理をステップ104に
移行する。EGRバルブ42が作動中ではないと判断し
た場合には、その処理をステップ118に移行する。
【0047】ステップ118においては、後述するEG
Rバルブ診断フラグXTEGRを「0」に設定解除し、
処理をステップ119に移行する。ステップ104にお
いては、EGRバルブ診断が現在行われているか否か
を、EGRバルブ診断フラグXTEGRが「1」に設定
されているか否かによって判断する。EGRバルブ診断
フラグXTEGRが「1」に設定されていれば、現在診
断が行われていると判断し、その処理をステップ110
(図5)に移行する。EGRバルブ診断フラグXTEG
Rが「0」に設定解除されていれば、現在診断は行われ
ていないと判断し、その処理をステップ105に移行す
る。
Rバルブ診断フラグXTEGRを「0」に設定解除し、
処理をステップ119に移行する。ステップ104にお
いては、EGRバルブ診断が現在行われているか否か
を、EGRバルブ診断フラグXTEGRが「1」に設定
されているか否かによって判断する。EGRバルブ診断
フラグXTEGRが「1」に設定されていれば、現在診
断が行われていると判断し、その処理をステップ110
(図5)に移行する。EGRバルブ診断フラグXTEG
Rが「0」に設定解除されていれば、現在診断は行われ
ていないと判断し、その処理をステップ105に移行す
る。
【0048】ステップ105においては、前述したEG
Rバルブ駆動制御ルーチン(図3)において算出され、
RAM65に一時記憶されたEGR制御デューティDE
の最新値DEn及びその前回の算出値DEn-1をそれぞれ
読み込み、EGR制御デューティDEの変動量ΔDE
(DEn−DEn-1)を求める。
Rバルブ駆動制御ルーチン(図3)において算出され、
RAM65に一時記憶されたEGR制御デューティDE
の最新値DEn及びその前回の算出値DEn-1をそれぞれ
読み込み、EGR制御デューティDEの変動量ΔDE
(DEn−DEn-1)を求める。
【0049】続くステップ106においては、前記ステ
ップ105において算出したEGR制御デューティの変
化量ΔDEの絶対値が所定値DEst(正の値)未満であ
るか否かを判断する。そして変化量ΔDEが所定値DE
st未満であれば、その処理をステップ107に移行し、
変化量ΔDEが所定値DEst以上であれば、その処理を
ステップ119に移行する。
ップ105において算出したEGR制御デューティの変
化量ΔDEの絶対値が所定値DEst(正の値)未満であ
るか否かを判断する。そして変化量ΔDEが所定値DE
st未満であれば、その処理をステップ107に移行し、
変化量ΔDEが所定値DEst以上であれば、その処理を
ステップ119に移行する。
【0050】ステップ107においては、ディレーカウ
ンタ(カウント値)CEGRをインクリメントする。続
くステップ108においては、ディレーカウンタCEG
Rが所定値CEGRstを上回ったか否かを判断する。そ
して、ディレーカウンタCEGRが所定値CEGRstを
上回った場合、処理をステップ109に移行する。一
方、ディレーカウンタCEGRが所定値CEGRstを上
回っていない場合、ECU39は今回の処理を一旦終了
する。
ンタ(カウント値)CEGRをインクリメントする。続
くステップ108においては、ディレーカウンタCEG
Rが所定値CEGRstを上回ったか否かを判断する。そ
して、ディレーカウンタCEGRが所定値CEGRstを
上回った場合、処理をステップ109に移行する。一
方、ディレーカウンタCEGRが所定値CEGRstを上
回っていない場合、ECU39は今回の処理を一旦終了
する。
【0051】すなわち、前記ステップ101に始まりス
テップ106に達するまでの一連の処理行程において
は、エンジン11及びEGRバルブ42が、EGRバル
ブの異常診断を行うに適した状態にあることを判断して
いる。そして、その判断が肯定である場合には、ステッ
プ107及び108における処理及び判断を介してカウ
ント値CEGRが所定の基準値CEGRstを上回るま
で、すなわち所定時間が経過するまで同一の処理行程
(ステップ101〜108)を繰り返した後、後述する
ステップ109においてEGRバルブ診断を開始するこ
ととなる。
テップ106に達するまでの一連の処理行程において
は、エンジン11及びEGRバルブ42が、EGRバル
ブの異常診断を行うに適した状態にあることを判断して
いる。そして、その判断が肯定である場合には、ステッ
プ107及び108における処理及び判断を介してカウ
ント値CEGRが所定の基準値CEGRstを上回るま
で、すなわち所定時間が経過するまで同一の処理行程
(ステップ101〜108)を繰り返した後、後述する
ステップ109においてEGRバルブ診断を開始するこ
ととなる。
【0052】一方、前記判断ステップ102、103又
は106において、ECU39が否定の判断をし、その
処理をステップ119に移行した場合には、同ステップ
119において、前記ディレーカウンタを「0」にリセ
ットして、その後の処理を一旦終了する。
は106において、ECU39が否定の判断をし、その
処理をステップ119に移行した場合には、同ステップ
119において、前記ディレーカウンタを「0」にリセ
ットして、その後の処理を一旦終了する。
【0053】ステップ109においてECU39は、E
GRバルブ42の異常診断を開始する。すなわち、EG
Rバルブ診断フラグXTEGRを「1」に設定し、現在
のバルブ制御デューティDEを初期値DE0、現在の実
EGRバルブ開度LEGRを初期値LEGR0として記
憶し、処理をステップ110(図5)に移行する。
GRバルブ42の異常診断を開始する。すなわち、EG
Rバルブ診断フラグXTEGRを「1」に設定し、現在
のバルブ制御デューティDEを初期値DE0、現在の実
EGRバルブ開度LEGRを初期値LEGR0として記
憶し、処理をステップ110(図5)に移行する。
【0054】ステップ110においては、EGRバルブ
42の通電制御に係る現在の制御デューティDE0から
所定値dDE(微小量)を減じ(但し、dDEは正の
値)、処理をステップ111に移行する。
42の通電制御に係る現在の制御デューティDE0から
所定値dDE(微小量)を減じ(但し、dDEは正の
値)、処理をステップ111に移行する。
【0055】ステップ111においては、現在の実EG
Rバルブ開度LEGRを読み込み、その値を前記ステッ
プ109において一時記憶された実EGRバルブ開度の
初期値LEGR0から減じることにより、変化量ΔLE
GRを算出し、処理をステップ112に移行する。
Rバルブ開度LEGRを読み込み、その値を前記ステッ
プ109において一時記憶された実EGRバルブ開度の
初期値LEGR0から減じることにより、変化量ΔLE
GRを算出し、処理をステップ112に移行する。
【0056】続くステップ112においては、その変化
量ΔLEGRの絶対値が所定値LEGRst(但し、LE
GRstは正の値)を上回っているか否かを判断する。そ
して、変化量ΔLEGRの絶対値が所定値LEGRstを
上回っている場合には、ECU39はその処理をステッ
プ113に移行し、所定値LEGRstを上回っていない
場合には、その後の処理を一旦終了する。すなわち当該
ルーチンを一旦抜け、変化量ΔLEGRが所定値LEG
Rstを上回るまでステップ112に至る一連の処理行程
を繰り返すこととなる。
量ΔLEGRの絶対値が所定値LEGRst(但し、LE
GRstは正の値)を上回っているか否かを判断する。そ
して、変化量ΔLEGRの絶対値が所定値LEGRstを
上回っている場合には、ECU39はその処理をステッ
プ113に移行し、所定値LEGRstを上回っていない
場合には、その後の処理を一旦終了する。すなわち当該
ルーチンを一旦抜け、変化量ΔLEGRが所定値LEG
Rstを上回るまでステップ112に至る一連の処理行程
を繰り返すこととなる。
【0057】ステップ113においては、前記EGRバ
ルブ診断フラグXTEGRを「0」に設定解除し、処理
をステップ114に移行する。続くステップ114にお
いては、前記バルブ制御デューティの初期値DE0よ
り、今回ステップ110において算出した制御デューテ
ィDEの最新値を減じる。そして、その差DE0−DE
の絶対値をEGRバルブ駆動開始時の作動遅延量HDE
としてRAM65に記憶し、処理をステップ115に移
行する。
ルブ診断フラグXTEGRを「0」に設定解除し、処理
をステップ114に移行する。続くステップ114にお
いては、前記バルブ制御デューティの初期値DE0よ
り、今回ステップ110において算出した制御デューテ
ィDEの最新値を減じる。そして、その差DE0−DE
の絶対値をEGRバルブ駆動開始時の作動遅延量HDE
としてRAM65に記憶し、処理をステップ115に移
行する。
【0058】続くステップ115においては、前記ステ
ップ114において算出した作動遅延量HDEが判定値
HDETHを上回っているか否かを判断する(但し、判
定値HDETHは正の値)。そして、その判断が肯定で
あれば、処理をステップ116に移行する。一方、その
判断が否定であれば、その処理をステップ117に移行
する。
ップ114において算出した作動遅延量HDEが判定値
HDETHを上回っているか否かを判断する(但し、判
定値HDETHは正の値)。そして、その判断が肯定で
あれば、処理をステップ116に移行する。一方、その
判断が否定であれば、その処理をステップ117に移行
する。
【0059】ステップ116においては、EGRバルブ
42に異常ありと判断して、その判断情報をRAM65
に記憶するとともに、警告ランプ80の点灯等によって
運転者にEGRバルブ42の異常を知らせる。そしてE
CU39は、その後の処理を一旦終了する。
42に異常ありと判断して、その判断情報をRAM65
に記憶するとともに、警告ランプ80の点灯等によって
運転者にEGRバルブ42の異常を知らせる。そしてE
CU39は、その後の処理を一旦終了する。
【0060】一方、ステップ117においては、作動遅
延量HDEは十分小さくEGRバルブ42は正常である
と判断し、その判断情報をRAM65に記憶する。もし
この時バルブ異常の判断がRAM65に記憶されていれ
ば、その判断は取り消され警告ランプ80が消灯される
ことになる。そしてECU39は、その後の処理を一旦
終了する。
延量HDEは十分小さくEGRバルブ42は正常である
と判断し、その判断情報をRAM65に記憶する。もし
この時バルブ異常の判断がRAM65に記憶されていれ
ば、その判断は取り消され警告ランプ80が消灯される
ことになる。そしてECU39は、その後の処理を一旦
終了する。
【0061】ECU39は、以上説明した「EGRバル
ブ診断ルーチン」に基づき、EGRバルブ42のEGR
バルブ42の異常検出を行う。そして、このルーチンか
ら明らかなように、ECU39は、エンジンの運転状態
及びEGRバルブ42の開度が予め設定された条件に基
づく定常状態にある際に、随時EGRバルブ42の異常
診断を実行することになる。EGRバルブ42の異常診
断においては、先ず、EGRバルブ42が閉弁動作を開
始するように、制御量(本実施形態においてはダイアフ
ラム弁へ導入される負圧及び大気圧に相当する制御デュ
ーティDE)を微小量ずつ減じていく。このとき、EG
Rバルブ42が閉弁作用を開始するまで、すなわち定常
状態から作動状態に移行するまでに要した制御量の変化
量(|DE0−DE|)を、EGRバルブ42がもつ作
動遅延量HDEとして算出している。そして、EGRバ
ルブ42が緻密な開閉制御を維持できるほど作動遅延量
HDEが十分に小さいか否かを予め設定しておいた判定
値HDETHに照らして判断している。そして、ここで
の判断は、随時RAM65に記憶され、OBD(オン・
ボード・ダイアグノスティック)規制に即した警告ラン
プ80の点灯・消灯や各種制御(例えばEGR制御の禁
止、再開等)に用いられることになる。
ブ診断ルーチン」に基づき、EGRバルブ42のEGR
バルブ42の異常検出を行う。そして、このルーチンか
ら明らかなように、ECU39は、エンジンの運転状態
及びEGRバルブ42の開度が予め設定された条件に基
づく定常状態にある際に、随時EGRバルブ42の異常
診断を実行することになる。EGRバルブ42の異常診
断においては、先ず、EGRバルブ42が閉弁動作を開
始するように、制御量(本実施形態においてはダイアフ
ラム弁へ導入される負圧及び大気圧に相当する制御デュ
ーティDE)を微小量ずつ減じていく。このとき、EG
Rバルブ42が閉弁作用を開始するまで、すなわち定常
状態から作動状態に移行するまでに要した制御量の変化
量(|DE0−DE|)を、EGRバルブ42がもつ作
動遅延量HDEとして算出している。そして、EGRバ
ルブ42が緻密な開閉制御を維持できるほど作動遅延量
HDEが十分に小さいか否かを予め設定しておいた判定
値HDETHに照らして判断している。そして、ここで
の判断は、随時RAM65に記憶され、OBD(オン・
ボード・ダイアグノスティック)規制に即した警告ラン
プ80の点灯・消灯や各種制御(例えばEGR制御の禁
止、再開等)に用いられることになる。
【0062】ここで、従来のEGR制御装置のように制
御信号及びバルブ開閉作動の間の単なる応答遅れを検出
するものと比較して、本実施形態における流量調節弁装
置にあっては、EGRバルブ42が定常状態から過渡状
態に移行する際の同バルブ42が実際に作動を開始する
までの制御量を算出し、その制御量が所定量を上回った
ときにEGRバルブ42は異常であると判断している。
このため、EGRバルブ42の作動性の劣化や内部の汚
れ等により同制御量が増大した場合、EGRバルブ42
の開閉制御における緻密性・応答性に直接関わる異常を
検出することとなる。
御信号及びバルブ開閉作動の間の単なる応答遅れを検出
するものと比較して、本実施形態における流量調節弁装
置にあっては、EGRバルブ42が定常状態から過渡状
態に移行する際の同バルブ42が実際に作動を開始する
までの制御量を算出し、その制御量が所定量を上回った
ときにEGRバルブ42は異常であると判断している。
このため、EGRバルブ42の作動性の劣化や内部の汚
れ等により同制御量が増大した場合、EGRバルブ42
の開閉制御における緻密性・応答性に直接関わる異常を
検出することとなる。
【0063】以上説明した態様でEGRバルブ異常診断
を行う本実施形態によれば、以下に示す効果が奏せられ
るようになる。 ・EGRバルブ42が定常状態から過渡状態に移行する
際の制御量の増大に基づいて同バルブ42の異常を検出
しているため、任意開度での静止も含め、その開閉制御
がリニアに行われるバルブ作動の異常をより正確に診断
できるようになる。 ・上記制御量の採取においては、定常状態にあるバルブ
42に対しバルブ開閉駆動のための制御量を徐々に増加
させていき、その開閉動作が開始されたときの同制御量
を検出しているため、定常状態から作動状態への移行に
かかる制御量をより正確な値として採取できるようにな
る。
を行う本実施形態によれば、以下に示す効果が奏せられ
るようになる。 ・EGRバルブ42が定常状態から過渡状態に移行する
際の制御量の増大に基づいて同バルブ42の異常を検出
しているため、任意開度での静止も含め、その開閉制御
がリニアに行われるバルブ作動の異常をより正確に診断
できるようになる。 ・上記制御量の採取においては、定常状態にあるバルブ
42に対しバルブ開閉駆動のための制御量を徐々に増加
させていき、その開閉動作が開始されたときの同制御量
を検出しているため、定常状態から作動状態への移行に
かかる制御量をより正確な値として採取できるようにな
る。
【0064】なお、上記第1の実施形態における「EG
Rバルブ診断ルーチン」では、ステップ110におい
て、EGRバルブ42にかかる制御デューティDEを微
小量ずつ減じるようにした。すなわち、同バルブ42が
閉弁するようにバルブ内の負圧を減じる作用を加えた。
これに対し、制御デューティをDEを微小量ずつ加算す
ることによっても、同様に作動遅延量HDEを算出する
ことができる。 (第2の実施形態)次に、本発明の第2の実施形態を、
前記第1の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
Rバルブ診断ルーチン」では、ステップ110におい
て、EGRバルブ42にかかる制御デューティDEを微
小量ずつ減じるようにした。すなわち、同バルブ42が
閉弁するようにバルブ内の負圧を減じる作用を加えた。
これに対し、制御デューティをDEを微小量ずつ加算す
ることによっても、同様に作動遅延量HDEを算出する
ことができる。 (第2の実施形態)次に、本発明の第2の実施形態を、
前記第1の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
【0065】本実施形態も前記第1の実施形態と同様、
図1及び図2に示したものと同一の構成を有してなるデ
ィーゼルエンジンシステム及びそのEGR制御装置に係
るものとする。
図1及び図2に示したものと同一の構成を有してなるデ
ィーゼルエンジンシステム及びそのEGR制御装置に係
るものとする。
【0066】ところで、同図1に示すようなEGRバル
ブ、すなわち図16において説明したようなダイアフラ
ム式EGRバルブ等を開閉する際には、バルブ内部に設
けられた弁体が上下動するときに摺接部にかかる静摩擦
や、ダイアフラムの撓みが弁体に作用を及ぼすまでの応
答遅れ等に起因する動作の遅延が、バルブに付与される
制御量(例えば負圧)と実際のバルブ開閉開始動作(作
動量)との関係において、実際にはヒステリシスとして
現れる。
ブ、すなわち図16において説明したようなダイアフラ
ム式EGRバルブ等を開閉する際には、バルブ内部に設
けられた弁体が上下動するときに摺接部にかかる静摩擦
や、ダイアフラムの撓みが弁体に作用を及ぼすまでの応
答遅れ等に起因する動作の遅延が、バルブに付与される
制御量(例えば負圧)と実際のバルブ開閉開始動作(作
動量)との関係において、実際にはヒステリシスとして
現れる。
【0067】例えば、図6は、ダイアフラム式EGRバ
ルブ内部の負圧量を増減して当該バルブの開閉を行った
際、負圧量に対応してバルブの開度がどのように変化す
るかを示す一例である。
ルブ内部の負圧量を増減して当該バルブの開閉を行った
際、負圧量に対応してバルブの開度がどのように変化す
るかを示す一例である。
【0068】同図に示すように、例えば全閉状態(α)
のバルブにかかる負圧量が徐々増していくと、点Aを通
過して負圧量が十分となった点Bからバルブが動作を開
始する(開き始める)。さらに負圧加えていくと、点C
において、バルブは全開状態(β)となる。反対に、全
開状態にあるバルブから徐々に負圧を減じた場合には、
C点を通過して負圧量が十分に減じられたD点よりバル
ブが動作を開始する(閉じ始める)こととなる。すなわ
ち、距離AB、或いはCDに相当するヒステリシスが生
じることとなる。また、例えばバルブが開度γのような
中間開度の状態にあっても、負圧を増してバルブの開度
を大きくする場合には点F(負圧量が十分に増)を通
り、負圧を減じてバルブの開度を小さくする場合には点
E(負圧量が十分に減)を通ることとなり、開度αや開
度βにおけるものと、ほぼ同等のヒステリシスが生じる
ことも発明者によって確認されている。
のバルブにかかる負圧量が徐々増していくと、点Aを通
過して負圧量が十分となった点Bからバルブが動作を開
始する(開き始める)。さらに負圧加えていくと、点C
において、バルブは全開状態(β)となる。反対に、全
開状態にあるバルブから徐々に負圧を減じた場合には、
C点を通過して負圧量が十分に減じられたD点よりバル
ブが動作を開始する(閉じ始める)こととなる。すなわ
ち、距離AB、或いはCDに相当するヒステリシスが生
じることとなる。また、例えばバルブが開度γのような
中間開度の状態にあっても、負圧を増してバルブの開度
を大きくする場合には点F(負圧量が十分に増)を通
り、負圧を減じてバルブの開度を小さくする場合には点
E(負圧量が十分に減)を通ることとなり、開度αや開
度βにおけるものと、ほぼ同等のヒステリシスが生じる
ことも発明者によって確認されている。
【0069】そこで、本実施形態のEGR制御装置で
は、EGRバルブ42の制御量−作動量間に生じる偏差
と合わせて、同バルブ42の開弁動作と閉弁動作とのヒ
ステリシスを検出するようにしている。すなわち、EC
U39が実行するEGRバルブ42の制御プログラム
は、エンジン11の運転状態に応じてEGRの駆動制御
を行うための「EGR駆動ルーチン」と、EGRバルブ
42の異常診断を行う「EGRバルブ診断ルーチン」と
を有して構成されている。
は、EGRバルブ42の制御量−作動量間に生じる偏差
と合わせて、同バルブ42の開弁動作と閉弁動作とのヒ
ステリシスを検出するようにしている。すなわち、EC
U39が実行するEGRバルブ42の制御プログラム
は、エンジン11の運転状態に応じてEGRの駆動制御
を行うための「EGR駆動ルーチン」と、EGRバルブ
42の異常診断を行う「EGRバルブ診断ルーチン」と
を有して構成されている。
【0070】先ず、前記2種の制御のうち、EGRバル
ブ42の駆動制御を実行するプログラムについて、フロ
ーチャートを参照して説明する。このプログラムは、E
GRバルブ42を開閉駆動するための制御デューティD
Eを決定する他、後述する「EGRバルブ診断ルーチ
ン」において利用される履歴フラグXEGRop(EGR
バルブ42の動作態様が開弁動作であったか、閉弁動作
であったか、その履歴を残すためのもの)の設定及び設
定解除を行う。
ブ42の駆動制御を実行するプログラムについて、フロ
ーチャートを参照して説明する。このプログラムは、E
GRバルブ42を開閉駆動するための制御デューティD
Eを決定する他、後述する「EGRバルブ診断ルーチ
ン」において利用される履歴フラグXEGRop(EGR
バルブ42の動作態様が開弁動作であったか、閉弁動作
であったか、その履歴を残すためのもの)の設定及び設
定解除を行う。
【0071】図7は、同プログラムの処理行程を示す
「EGRバルブ駆動制御ルーチン」であって、所定時間
毎の定時割り込みとしてECU39により実行される。
処理がこのルーチンに移行されると、ECU39はステ
ップ201において回転速度センサ56、吸気温センサ
15b、及び吸気圧センサ59の検出値に基づいてそれ
ぞれ算出されるエンジン回転数NE、吸気温THA、及
び吸気圧PMと、別途ルーチンにおいて所定時間毎に更
新される燃料噴射量Qの最新値とを読み込む。
「EGRバルブ駆動制御ルーチン」であって、所定時間
毎の定時割り込みとしてECU39により実行される。
処理がこのルーチンに移行されると、ECU39はステ
ップ201において回転速度センサ56、吸気温センサ
15b、及び吸気圧センサ59の検出値に基づいてそれ
ぞれ算出されるエンジン回転数NE、吸気温THA、及
び吸気圧PMと、別途ルーチンにおいて所定時間毎に更
新される燃料噴射量Qの最新値とを読み込む。
【0072】次に、ステップ202において、目標EG
Rバルブ開度LEGRFを算出する。目標EGRバルブ
開度LEGRFは、上記ステップ201で読み込まれた
エンジン回転数NE及び燃料噴射量Qに基づいて、予め
定められた図示しないマップを参照して求められる。さ
らに、当該目標EGRバルブ開度LEGRFに対応する
制御デューティを、目標DEとして算出し、処理をステ
ップ203に移行する。
Rバルブ開度LEGRFを算出する。目標EGRバルブ
開度LEGRFは、上記ステップ201で読み込まれた
エンジン回転数NE及び燃料噴射量Qに基づいて、予め
定められた図示しないマップを参照して求められる。さ
らに、当該目標EGRバルブ開度LEGRFに対応する
制御デューティを、目標DEとして算出し、処理をステ
ップ203に移行する。
【0073】続くステップ203においては、リフト量
センサの検出値に基づく実EGRバルブ開度LEGRを
読み込み、処理をステップ204に移行する。ステップ
204においては、目標EGRバルブ開度LEGRFと
実EGRバルブ開度LEGRとのずれ、すなわち|LE
GRF−LEGR|が所定値H(但し、Hは正の値)未
満であるか否かを判断する。そして、その判断が否定で
ある場合には処理をステップ205に移行し、その判断
が肯定である場合には、その後の処理を一旦終了する。
すなわち、ステップ204における判断が肯定である場
合には、運転状態に照らして算出したEGRバルブ42
の目標開度LEGRFが現在の実開度LEGRとほぼ一
致していると見なし、EGRバルブ42の開度変更を行
わない。
センサの検出値に基づく実EGRバルブ開度LEGRを
読み込み、処理をステップ204に移行する。ステップ
204においては、目標EGRバルブ開度LEGRFと
実EGRバルブ開度LEGRとのずれ、すなわち|LE
GRF−LEGR|が所定値H(但し、Hは正の値)未
満であるか否かを判断する。そして、その判断が否定で
ある場合には処理をステップ205に移行し、その判断
が肯定である場合には、その後の処理を一旦終了する。
すなわち、ステップ204における判断が肯定である場
合には、運転状態に照らして算出したEGRバルブ42
の目標開度LEGRFが現在の実開度LEGRとほぼ一
致していると見なし、EGRバルブ42の開度変更を行
わない。
【0074】ステップ205においては、目標EGRバ
ルブ開度LEGRFと実EGRバルブ開度LEGRとの
うちいずれが大きいかを判断する。ここで、LEGRF
>LEGRであれば、処理をステップ206に移行し、
LEGRF<LEGRであれば、処理をステップ207
に移行する。
ルブ開度LEGRFと実EGRバルブ開度LEGRとの
うちいずれが大きいかを判断する。ここで、LEGRF
>LEGRであれば、処理をステップ206に移行し、
LEGRF<LEGRであれば、処理をステップ207
に移行する。
【0075】ステップ206においてECU39は、履
歴フラグXEGRopを「1」に設定した後、その処理を
ステップ208に移行する。一方ステップ107におい
ては、履歴フラグXEGRopを「0」に設定解除した
後、処理をステップ208に移行する。これらステップ
205〜207における一連の行程においては、今回実
行するEGRバルブ42の開度変更が、開弁動作である
か、閉弁動作であるかを判定しておき、その判定結果を
履歴として残すようにしている。
歴フラグXEGRopを「1」に設定した後、その処理を
ステップ208に移行する。一方ステップ107におい
ては、履歴フラグXEGRopを「0」に設定解除した
後、処理をステップ208に移行する。これらステップ
205〜207における一連の行程においては、今回実
行するEGRバルブ42の開度変更が、開弁動作である
か、閉弁動作であるかを判定しておき、その判定結果を
履歴として残すようにしている。
【0076】ステップ208においてECU39は、ス
テップ202において算出した制御デューティ(目標D
E)に従いEGRバルブ42の駆動制御を実行してその
後の処理を一旦終了する。
テップ202において算出した制御デューティ(目標D
E)に従いEGRバルブ42の駆動制御を実行してその
後の処理を一旦終了する。
【0077】次に、EGRバルブ異常診断を実行するプ
ログラムについて、フローチャートを参照して説明す
る。図8及び図9には、ECU39により実行される
「EGRバルブ診断ルーチン」を示す。このルーチン
は、EGRバルブ42の開度を変更すべく、制御デュー
ティ(制御量)を変化させる時に、その制御量変化に追
従したバルブ開閉の開始動作において、同バルブを開く
場合と閉じる場合とにおいてみられる開閉開始動作間ヒ
ステリシスが所定値以上増大したときに、同バルブに異
常があると判断する。なお、このルーチンも所定時間毎
の定時割り込みにて実行される。
ログラムについて、フローチャートを参照して説明す
る。図8及び図9には、ECU39により実行される
「EGRバルブ診断ルーチン」を示す。このルーチン
は、EGRバルブ42の開度を変更すべく、制御デュー
ティ(制御量)を変化させる時に、その制御量変化に追
従したバルブ開閉の開始動作において、同バルブを開く
場合と閉じる場合とにおいてみられる開閉開始動作間ヒ
ステリシスが所定値以上増大したときに、同バルブに異
常があると判断する。なお、このルーチンも所定時間毎
の定時割り込みにて実行される。
【0078】処理がこのルーチンに移行されると、EC
U39は、ステップ301において先ず、燃料噴射量Q
の時間当たり変化量ΔQ及びエンジン回転数NEの時間
当たり変化量ΔNEを算出する。燃料噴射量Qは別途ル
ーチンにおいて所定時間毎に更新される値であり、エン
ジン回転数NEは回転速度センサ56の検出値より求め
られる。そこで、同ステップにおいては、RAM65に
一時記憶されたQ及びNEの最新値Qn及びNEnと、前
回の値Qn-1及びNEn-1とをそれぞれ読み込み減算を行
う。
U39は、ステップ301において先ず、燃料噴射量Q
の時間当たり変化量ΔQ及びエンジン回転数NEの時間
当たり変化量ΔNEを算出する。燃料噴射量Qは別途ル
ーチンにおいて所定時間毎に更新される値であり、エン
ジン回転数NEは回転速度センサ56の検出値より求め
られる。そこで、同ステップにおいては、RAM65に
一時記憶されたQ及びNEの最新値Qn及びNEnと、前
回の値Qn-1及びNEn-1とをそれぞれ読み込み減算を行
う。
【0079】続くステップ302においては、燃料噴射
量(機関負荷)Q及びエンジン回転数NEの変動量に基
づくエンジンの運転状態が定常状態にあるか否かを判断
する。すなわち、前記ステップ301で算出したΔQ及
びΔNEの絶対値がいずれも各々に対応する所定値Qs
t、NEst未満であるか否かを判断する(但し、Qst、
NEstは共に正の値)。そしてその判断が肯定(エンジ
ンは定常状態)であれば、その処理をステップ303に
移行し、その判断が否定(エンジンは非定常状態)であ
れば、その処理をステップ319に移行する。
量(機関負荷)Q及びエンジン回転数NEの変動量に基
づくエンジンの運転状態が定常状態にあるか否かを判断
する。すなわち、前記ステップ301で算出したΔQ及
びΔNEの絶対値がいずれも各々に対応する所定値Qs
t、NEst未満であるか否かを判断する(但し、Qst、
NEstは共に正の値)。そしてその判断が肯定(エンジ
ンは定常状態)であれば、その処理をステップ303に
移行し、その判断が否定(エンジンは非定常状態)であ
れば、その処理をステップ319に移行する。
【0080】ステップ303においては、EGRバルブ
42が現在作動中であるか、すなわち排気還流が行われ
ているか否かを判断する。EGRバルブ42が作動中で
あると判断した場合には、その処理をステップ304に
移行する。EGRバルブ42が作動中ではないと判断し
た場合には、その処理をステップ319に移行する。ス
テップ319においては、後述するEGRバルブ診断フ
ラグXTEGRを「0」に設定解除し、処理をステップ
320に移行する。
42が現在作動中であるか、すなわち排気還流が行われ
ているか否かを判断する。EGRバルブ42が作動中で
あると判断した場合には、その処理をステップ304に
移行する。EGRバルブ42が作動中ではないと判断し
た場合には、その処理をステップ319に移行する。ス
テップ319においては、後述するEGRバルブ診断フ
ラグXTEGRを「0」に設定解除し、処理をステップ
320に移行する。
【0081】ステップ304においては、EGRバルブ
診断が現在行われているか否かを、後述するEGRバル
ブ診断フラグXTEGRが「1」に設定されているか否
かによって判断する。EGRバルブ診断フラグXTEG
Rが「1」に設定されていれば、現在診断が行われてい
ると判断し、その処理をステップ310に移行する。E
GRバルブ診断フラグXTEGRが「0」に設定解除さ
れていれば、現在診断は行われていないと判断し、その
処理をステップ305に移行する。
診断が現在行われているか否かを、後述するEGRバル
ブ診断フラグXTEGRが「1」に設定されているか否
かによって判断する。EGRバルブ診断フラグXTEG
Rが「1」に設定されていれば、現在診断が行われてい
ると判断し、その処理をステップ310に移行する。E
GRバルブ診断フラグXTEGRが「0」に設定解除さ
れていれば、現在診断は行われていないと判断し、その
処理をステップ305に移行する。
【0082】ステップ305においては、前述したEG
Rバルブ駆動制御ルーチンにおいて算出され、RAM6
5に一時記憶されたEGR制御デューティDEの最新値
DEn及びその前回の算出値DEn-1をそれぞれ読み込
み、EGR制御デューティDEの変動量ΔDE(DEn
−DEn-1)を求める。
Rバルブ駆動制御ルーチンにおいて算出され、RAM6
5に一時記憶されたEGR制御デューティDEの最新値
DEn及びその前回の算出値DEn-1をそれぞれ読み込
み、EGR制御デューティDEの変動量ΔDE(DEn
−DEn-1)を求める。
【0083】続くステップ306においては、前記ステ
ップ305において算出したEGR制御デューティの変
化量ΔDEの絶対値が所定値DEst(正の値)未満であ
るか否かを判断する。そして変化量ΔDEが所定値DE
st未満であれば、その処理をステップ307に移行し、
変化量ΔDEが所定値DEst以上であれば、その処理を
ステップ320に移行する。
ップ305において算出したEGR制御デューティの変
化量ΔDEの絶対値が所定値DEst(正の値)未満であ
るか否かを判断する。そして変化量ΔDEが所定値DE
st未満であれば、その処理をステップ307に移行し、
変化量ΔDEが所定値DEst以上であれば、その処理を
ステップ320に移行する。
【0084】ステップ307においては、ディレーカウ
ンタ(カウント値)CEGRをインクリメントする。続
くステップ308においては、ディレーカウンタCEG
Rが所定値CEGRstを上回ったか否かを判断する。そ
して、ディレーカウンタCEGRが所定値CEGRstを
上回った場合、処理をステップ309に移行する。一
方、ディレーカウンタCEGRが所定値CEGRstを上
回っていない場合、ECU39はその処理を一旦終了す
る。
ンタ(カウント値)CEGRをインクリメントする。続
くステップ308においては、ディレーカウンタCEG
Rが所定値CEGRstを上回ったか否かを判断する。そ
して、ディレーカウンタCEGRが所定値CEGRstを
上回った場合、処理をステップ309に移行する。一
方、ディレーカウンタCEGRが所定値CEGRstを上
回っていない場合、ECU39はその処理を一旦終了す
る。
【0085】すなわち、前記ステップ301に始まりス
テップ306に達するまでの一連の処理行程において、
エンジン11及びEGRバルブ42が、EGRバルブ4
2の異常診断を行うに適した状態にあることを判断して
いる。そして、その判断が肯定である場合には、ステッ
プ307及び308における処理を介して当該処理ルー
チンを一旦抜けることにより、所定回数(所定時間)同
一の処理行程(ステップ301〜308)を繰り返した
後、後述するステップ310においてEGRバルブ診断
を開始することとなる。
テップ306に達するまでの一連の処理行程において、
エンジン11及びEGRバルブ42が、EGRバルブ4
2の異常診断を行うに適した状態にあることを判断して
いる。そして、その判断が肯定である場合には、ステッ
プ307及び308における処理を介して当該処理ルー
チンを一旦抜けることにより、所定回数(所定時間)同
一の処理行程(ステップ301〜308)を繰り返した
後、後述するステップ310においてEGRバルブ診断
を開始することとなる。
【0086】一方、前記判断ステップ302、303又
は306において、ECU39が否定の判断をし、その
処理をステップ320に移行した場合には、同ステップ
320において、前記ディレーカウンタを「0」にリセ
ットして、その後の処理を一旦終了する。
は306において、ECU39が否定の判断をし、その
処理をステップ320に移行した場合には、同ステップ
320において、前記ディレーカウンタを「0」にリセ
ットして、その後の処理を一旦終了する。
【0087】ステップ309においては、ECU39は
EGRバルブ42の異常診断を開始する。すなわち、E
GRバルブ診断フラグXTEGRを「1」に設定し、現
在のバルブ制御デューティDEを初期値DE0、現在の
実EGRバルブ開度LEGRを初期値LEGR0として
記憶し、処理をステップ310(図9)に移行する。
EGRバルブ42の異常診断を開始する。すなわち、E
GRバルブ診断フラグXTEGRを「1」に設定し、現
在のバルブ制御デューティDEを初期値DE0、現在の
実EGRバルブ開度LEGRを初期値LEGR0として
記憶し、処理をステップ310(図9)に移行する。
【0088】ステップ310においてECU39は、前
記「EGRバルブ駆動制御ルーチン」において説明した
履歴フラグXEGRopが現在「1」に設定されているか
否かを判断する。そして、履歴フラグXEGRopが
「1」に設定されている、すなわち前回のEGRバルブ
42の動作態様が「開き」であると判断した場合には、
処理をステップ311aに移行する。一方、履歴フラグ
XEGRopが「0」に設定解除されている、すなわち前
回のEGRバルブ42の動作態様が「閉じ」であると判
断した場合には、処理をステップ311bに移行する。
記「EGRバルブ駆動制御ルーチン」において説明した
履歴フラグXEGRopが現在「1」に設定されているか
否かを判断する。そして、履歴フラグXEGRopが
「1」に設定されている、すなわち前回のEGRバルブ
42の動作態様が「開き」であると判断した場合には、
処理をステップ311aに移行する。一方、履歴フラグ
XEGRopが「0」に設定解除されている、すなわち前
回のEGRバルブ42の動作態様が「閉じ」であると判
断した場合には、処理をステップ311bに移行する。
【0089】ステップ311aにおいては、EGRバル
ブ42の通電制御に係る現在の制御デューティDE0か
ら所定値dDE(微小量)を減じ(但し、dDEは正の
値)、処理をステップ312に移行する。一方、ステッ
プ311bにおいては、現在の制御デューティDE0に
所定値dDEを加算し、同様に処理をステップ312に
移行する。
ブ42の通電制御に係る現在の制御デューティDE0か
ら所定値dDE(微小量)を減じ(但し、dDEは正の
値)、処理をステップ312に移行する。一方、ステッ
プ311bにおいては、現在の制御デューティDE0に
所定値dDEを加算し、同様に処理をステップ312に
移行する。
【0090】ステップ312においては、現在の実EG
Rバルブ開度LEGRを読み込み、その値を前記ステッ
プ309において一時記憶された実EGRバルブ開度の
初期値LEGR0から減じることにより、変化量ΔLE
GRを算出し、処理をステップ313に移行する。続く
ステップ313においては、その変化量ΔLEGRの絶
対値が所定値LEGRst(但し、LEGRstは正の値)
を上回っているか否かを判断する。そして、変化量ΔL
EGRの絶対値が所定値LEGRstを上回っている場合
には、ECU39はその処理をステップ314に移行
し、所定値LEGRstを上回っていない場合には、その
後の処理を一旦終了する。すなわち当該ルーチンを一旦
抜け、変化量ΔLEGRが所定値LEGRstを上回るま
でステップ313に至る一連の処理行程を繰り返すこと
となる。
Rバルブ開度LEGRを読み込み、その値を前記ステッ
プ309において一時記憶された実EGRバルブ開度の
初期値LEGR0から減じることにより、変化量ΔLE
GRを算出し、処理をステップ313に移行する。続く
ステップ313においては、その変化量ΔLEGRの絶
対値が所定値LEGRst(但し、LEGRstは正の値)
を上回っているか否かを判断する。そして、変化量ΔL
EGRの絶対値が所定値LEGRstを上回っている場合
には、ECU39はその処理をステップ314に移行
し、所定値LEGRstを上回っていない場合には、その
後の処理を一旦終了する。すなわち当該ルーチンを一旦
抜け、変化量ΔLEGRが所定値LEGRstを上回るま
でステップ313に至る一連の処理行程を繰り返すこと
となる。
【0091】ステップ314においては、前記EGRバ
ルブ診断フラグXTEGRを「0」に設定解除し、処理
をステップ315に移行する。ステップ315において
は、前記バルブ制御デューティの初期値DE0より、今
回ステップ311a又はステップ311bにおいて算出
した制御デューティDEの最新値を減じる。そして、そ
の差「DE0−DE」の絶対値をEGRバルブ駆動開始
時の作動遅延量を含むヒステリシス量HDEとしてRA
M65に記憶し、処理をステップ316に移行する。
ルブ診断フラグXTEGRを「0」に設定解除し、処理
をステップ315に移行する。ステップ315において
は、前記バルブ制御デューティの初期値DE0より、今
回ステップ311a又はステップ311bにおいて算出
した制御デューティDEの最新値を減じる。そして、そ
の差「DE0−DE」の絶対値をEGRバルブ駆動開始
時の作動遅延量を含むヒステリシス量HDEとしてRA
M65に記憶し、処理をステップ316に移行する。
【0092】続くステップ316においては、前記ステ
ップ315において算出したヒステリシス量HDEが判
定値HDETHを上回っているか否かを判断する(但
し、判定値HDETHは正の値)。そして、その判断が
肯定であれば、処理をステップ317に移行する。一
方、その判断が否定であれば、その処理をステップ31
8に移行する。
ップ315において算出したヒステリシス量HDEが判
定値HDETHを上回っているか否かを判断する(但
し、判定値HDETHは正の値)。そして、その判断が
肯定であれば、処理をステップ317に移行する。一
方、その判断が否定であれば、その処理をステップ31
8に移行する。
【0093】ステップ317においては、EGRバルブ
42に異常ありと判断して、その判断情報をRAM65
に記憶するとともに、警告ランプ80の点灯等によって
運転者にEGRバルブ42の異常を知らせる。そしてE
CU39は、その後の処理を一旦終了する。
42に異常ありと判断して、その判断情報をRAM65
に記憶するとともに、警告ランプ80の点灯等によって
運転者にEGRバルブ42の異常を知らせる。そしてE
CU39は、その後の処理を一旦終了する。
【0094】一方、ステップ318においてECU39
は、ヒステリシス量HDEは十分に小くEGRバルブ4
2は正常であると判断し、その判断情報をRAM65に
記憶する。もしこの時バルブ異常がRAM65に記憶さ
れていれば、その判断は取り消され警告ランプ80が消
灯されることになる。そしてECU39は、その後の処
理を一旦終了する。
は、ヒステリシス量HDEは十分に小くEGRバルブ4
2は正常であると判断し、その判断情報をRAM65に
記憶する。もしこの時バルブ異常がRAM65に記憶さ
れていれば、その判断は取り消され警告ランプ80が消
灯されることになる。そしてECU39は、その後の処
理を一旦終了する。
【0095】ECU39は、以上説明した「EGRバル
ブ駆動制御ルーチン」及びEGRバルブ診断ルーチン」
に基づき、EGRバルブ42の開度をデューティ制御す
ることにより排気通路から吸気通路に還流する排気量の
制御を行う。そして、これら両ルーチンから明らかなよ
うに、ECU39は、燃料噴射量Qやエンジン回転数N
E等に基づくエンジンの運転状態に応じてEGRバルブ
42の開閉制御を行うことにより、排気還流量の調節を
行う。そして、エンジンの運転状態及びEGRバルブ4
2の開度が予め設定された条件に基づく定常状態にある
際に、随時EGRバルブ42の異常診断を実行すること
になる。EGRバルブ42の異常診断においては、先
ず、EGRバルブ42の開閉制御を実行する際に常時記
憶しておく開弁・閉弁動作の履歴を基に、EGRバルブ
42が前回行った動作とは相反する動作を行なうよう制
御量(本実施形態においてはダイアフラム弁へ導入され
る負圧及び大気圧に相当する制御デューティDE)を付
与する。このとき、EGRバルブ42が定常状態から作
動状態に移行するまでの制御量(ΔDE或いは|DE0
−DE|)を、EGRバルブ42がもつ開閉開始動作間
ヒステリシス量HDEとして算出している。そして、同
ヒステリシス量HDEが現行のバルブ開閉制御を好適に
維持するために十分小さい値であるか否かを判断する。
そして、ヒステリシス量HDEが好適なバルブ開閉制御
のための最大許容値を上回れば、バルブに異常があると
判断し、警告ランプ80の点灯や例えばEGR制御の禁
止等、適宜の処置を講ずることになる。
ブ駆動制御ルーチン」及びEGRバルブ診断ルーチン」
に基づき、EGRバルブ42の開度をデューティ制御す
ることにより排気通路から吸気通路に還流する排気量の
制御を行う。そして、これら両ルーチンから明らかなよ
うに、ECU39は、燃料噴射量Qやエンジン回転数N
E等に基づくエンジンの運転状態に応じてEGRバルブ
42の開閉制御を行うことにより、排気還流量の調節を
行う。そして、エンジンの運転状態及びEGRバルブ4
2の開度が予め設定された条件に基づく定常状態にある
際に、随時EGRバルブ42の異常診断を実行すること
になる。EGRバルブ42の異常診断においては、先
ず、EGRバルブ42の開閉制御を実行する際に常時記
憶しておく開弁・閉弁動作の履歴を基に、EGRバルブ
42が前回行った動作とは相反する動作を行なうよう制
御量(本実施形態においてはダイアフラム弁へ導入され
る負圧及び大気圧に相当する制御デューティDE)を付
与する。このとき、EGRバルブ42が定常状態から作
動状態に移行するまでの制御量(ΔDE或いは|DE0
−DE|)を、EGRバルブ42がもつ開閉開始動作間
ヒステリシス量HDEとして算出している。そして、同
ヒステリシス量HDEが現行のバルブ開閉制御を好適に
維持するために十分小さい値であるか否かを判断する。
そして、ヒステリシス量HDEが好適なバルブ開閉制御
のための最大許容値を上回れば、バルブに異常があると
判断し、警告ランプ80の点灯や例えばEGR制御の禁
止等、適宜の処置を講ずることになる。
【0096】ここで、従来のEGR制御装置のように制
御信号及びバルブ開閉作動の間の単なる応答遅れを検出
するものと比較して、本実施形態における排気還流制御
装置にあっては、EGRバルブ42が本来その機械的特
性としてもつ開閉動作間ヒステリシス及びその増大(異
常)を検出することにより、EGRバルブ42にかかる
より本質的な作動異常を検出することとなる。
御信号及びバルブ開閉作動の間の単なる応答遅れを検出
するものと比較して、本実施形態における排気還流制御
装置にあっては、EGRバルブ42が本来その機械的特
性としてもつ開閉動作間ヒステリシス及びその増大(異
常)を検出することにより、EGRバルブ42にかかる
より本質的な作動異常を検出することとなる。
【0097】以上説明した態様でEGRバルブ制御を行
う本実施形態によれば、以下に列記する効果が奏せられ
るようになる。・EGRバルブ42の開閉開始動作間ヒ
ステリシス量HDEの増大に基づき同バルブ42の異常
を判断することによって、EGRバルブ駆動制御におけ
る緻密性や応答性の低下をより正確に知ることができる
ようになる。・また、そのEGRバルブ42の開閉開始
動作間ヒステリシス量HDEを、定常状態にある同バル
ブ42に対し、バルブ駆動のための制御量を徐々に増加
させていき、その開閉動作が開始されたときの同制御量
として検出することにより、正確且つ迅速に算出できる
ようになる。 (第3実施形態)次に、本発明の第3の実施形態を、前
記第1の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
う本実施形態によれば、以下に列記する効果が奏せられ
るようになる。・EGRバルブ42の開閉開始動作間ヒ
ステリシス量HDEの増大に基づき同バルブ42の異常
を判断することによって、EGRバルブ駆動制御におけ
る緻密性や応答性の低下をより正確に知ることができる
ようになる。・また、そのEGRバルブ42の開閉開始
動作間ヒステリシス量HDEを、定常状態にある同バル
ブ42に対し、バルブ駆動のための制御量を徐々に増加
させていき、その開閉動作が開始されたときの同制御量
として検出することにより、正確且つ迅速に算出できる
ようになる。 (第3実施形態)次に、本発明の第3の実施形態を、前
記第1の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
【0098】本実施形態も前記第1の実施形態と同様、
図1及び図2に示したものと同一の構成を有してなるデ
ィーゼルエンジンシステム及びそのEGR制御装置に係
るものとする。
図1及び図2に示したものと同一の構成を有してなるデ
ィーゼルエンジンシステム及びそのEGR制御装置に係
るものとする。
【0099】本実施形態のEGR制御装置にかかるEG
Rバルブ42の制御プログラムは、EGRバルブ42の
駆動制御を実行する「EGR駆動ルーチン」と、EGR
バルブ42の異常診断を行うEGRバルブ診断ルーチ
ン」とを有してなる。
Rバルブ42の制御プログラムは、EGRバルブ42の
駆動制御を実行する「EGR駆動ルーチン」と、EGR
バルブ42の異常診断を行うEGRバルブ診断ルーチ
ン」とを有してなる。
【0100】先ず、前記2種の制御のうち、EGRバル
ブ42の駆動制御を実行するプログラムについて、フロ
ーチャートを参照して説明する。このプログラムは、E
GRバルブ42を開閉駆動するための制御デューティD
Eを決定する他、後述する「EGRバルブ診断ルーチ
ン」において活用される履歴フラグXEGRop(EGR
バルブ42の動作態様が開弁動作であったか、閉弁動作
であったか、その履歴を残すためのもの)の設定及び設
定解除を行う。更に、「EGRバルブ診断ルーチン」に
おいて設定及び設定解除されるEGRバルブ異常フラグ
XEGR1,XEGR2の設定値を読み込み両フラグの
設定値に基づいてEGRバルブ42駆動制御の補正又は
禁止を行う。
ブ42の駆動制御を実行するプログラムについて、フロ
ーチャートを参照して説明する。このプログラムは、E
GRバルブ42を開閉駆動するための制御デューティD
Eを決定する他、後述する「EGRバルブ診断ルーチ
ン」において活用される履歴フラグXEGRop(EGR
バルブ42の動作態様が開弁動作であったか、閉弁動作
であったか、その履歴を残すためのもの)の設定及び設
定解除を行う。更に、「EGRバルブ診断ルーチン」に
おいて設定及び設定解除されるEGRバルブ異常フラグ
XEGR1,XEGR2の設定値を読み込み両フラグの
設定値に基づいてEGRバルブ42駆動制御の補正又は
禁止を行う。
【0101】図10は、同プログラムの処理行程を示す
「EGRバルブ駆動制御ルーチン」であって、所定時間
毎の定時割り込みにてECU39により実行される。処
理がこのルーチンに移行されると、ECU39はステッ
プ401において、回転速度センサ56、吸気温センサ
15b、及び吸気圧センサ59の検出値に基づいてそれ
ぞれ算出されるエンジン回転数NE、吸気温THA、及
び吸気圧PMと、別途ルーチンにおいて所定時間毎に更
新される燃料噴射量Qの最新値とを読み込む。
「EGRバルブ駆動制御ルーチン」であって、所定時間
毎の定時割り込みにてECU39により実行される。処
理がこのルーチンに移行されると、ECU39はステッ
プ401において、回転速度センサ56、吸気温センサ
15b、及び吸気圧センサ59の検出値に基づいてそれ
ぞれ算出されるエンジン回転数NE、吸気温THA、及
び吸気圧PMと、別途ルーチンにおいて所定時間毎に更
新される燃料噴射量Qの最新値とを読み込む。
【0102】次に、ステップ402において、目標EG
Rバルブ開度LEGRFを算出する。目標EGRバルブ
開度LEGRFは、上記ステップ401で読み込まれた
エンジン回転数NE及び燃料噴射量Qに基づいて、予め
定められた図示しないマップを参照して求められる。さ
らに、当該目標EGRバルブ開度LEGRFに対応する
制御デューティを、目標DEとして算出し、処理をステ
ップ403に移行する。
Rバルブ開度LEGRFを算出する。目標EGRバルブ
開度LEGRFは、上記ステップ401で読み込まれた
エンジン回転数NE及び燃料噴射量Qに基づいて、予め
定められた図示しないマップを参照して求められる。さ
らに、当該目標EGRバルブ開度LEGRFに対応する
制御デューティを、目標DEとして算出し、処理をステ
ップ403に移行する。
【0103】続くステップ403においては、リフト量
センサの検出値に基づく実EGRバルブ開度LEGRを
読み込み、処理をステップ404に移行する。ステップ
404においては、目標EGRバルブ開度LEGRFと
実EGRバルブ開度LEGRとのずれ、すなわち|LE
GRF−LEGR|が所定値H(但し、Hは正の値)以
上であるか否かを判断する。そして、その判断が否定で
ある場合には処理をステップ405に移行し、その判断
が肯定である場合には、その後の処理を一旦終了する。
すなわち、ステップ404における判断が肯定である場
合には、運転状態に照らして算出したEGRバルブ42
の目標開度LEGRFが現在の実開度LEGRとほぼ一
致していると見なし、EGRバルブ42の開度変更を行
わない。
センサの検出値に基づく実EGRバルブ開度LEGRを
読み込み、処理をステップ404に移行する。ステップ
404においては、目標EGRバルブ開度LEGRFと
実EGRバルブ開度LEGRとのずれ、すなわち|LE
GRF−LEGR|が所定値H(但し、Hは正の値)以
上であるか否かを判断する。そして、その判断が否定で
ある場合には処理をステップ405に移行し、その判断
が肯定である場合には、その後の処理を一旦終了する。
すなわち、ステップ404における判断が肯定である場
合には、運転状態に照らして算出したEGRバルブ42
の目標開度LEGRFが現在の実開度LEGRとほぼ一
致していると見なし、EGRバルブ42の開度変更を行
わない。
【0104】ステップ405においては、目標EGRバ
ルブ開度LEGRFと実EGRバルブ開度LEGRとの
うちいずれが大きいかを判断する。ここで、LEGRF
>LEGRであれば、処理をステップ406に移行し、
LEGRF<LEGRであれば、処理をステップ407
に移行する。
ルブ開度LEGRFと実EGRバルブ開度LEGRとの
うちいずれが大きいかを判断する。ここで、LEGRF
>LEGRであれば、処理をステップ406に移行し、
LEGRF<LEGRであれば、処理をステップ407
に移行する。
【0105】ステップ406においてECU39は、履
歴フラグXEGRopを「1」に設定した後、その処理を
ステップ408に移行する。一方ステップ407におい
ては、履歴フラグXEGRopを「0」に設定解除した
後、処理をステップ408に移行する。これらステップ
405〜407における一連の行程においては、今回実
行するEGRバルブ42の開度変更が、開弁動作である
か、閉弁動作であるかを判定しておき、その判定結果を
履歴として残すようにしている。
歴フラグXEGRopを「1」に設定した後、その処理を
ステップ408に移行する。一方ステップ407におい
ては、履歴フラグXEGRopを「0」に設定解除した
後、処理をステップ408に移行する。これらステップ
405〜407における一連の行程においては、今回実
行するEGRバルブ42の開度変更が、開弁動作である
か、閉弁動作であるかを判定しておき、その判定結果を
履歴として残すようにしている。
【0106】ステップ408においては、後述する「E
GRバルブ診断ルーチン」において設定及び設定解除が
なされるEGRバルブ異常フラグXEGR2が、現在
「1」に設定されているか否かを判断する。フラグXE
GR2が「1」に設定されていれば、ECU39はその
処理をステップ409に移行し、同フラグが「0」に設
定解除されていれば、処理をステップ410に移行す
る。
GRバルブ診断ルーチン」において設定及び設定解除が
なされるEGRバルブ異常フラグXEGR2が、現在
「1」に設定されているか否かを判断する。フラグXE
GR2が「1」に設定されていれば、ECU39はその
処理をステップ409に移行し、同フラグが「0」に設
定解除されていれば、処理をステップ410に移行す
る。
【0107】ステップ409においてECU39は、E
GRバルブ42の制御デューティを0%とする。すなわ
ちEGRバルブ42を全閉状態にして、その処理を一旦
終了する。
GRバルブ42の制御デューティを0%とする。すなわ
ちEGRバルブ42を全閉状態にして、その処理を一旦
終了する。
【0108】一方、ステップ410においては、これも
後述する「EGRバルブ診断ルーチン」において設定及
び設定解除がなされるEGRバルブ異常フラグXEGR
1が「1」に設定されているか否かを判断する。そし
て、EGRバルブ異常フラグXEGR1が「1」に設定
されていれば、処理をステップ412に移行し、同フラ
グXEGR1が「0」に設定解除されていれば、処理を
ステップ412に移行する。
後述する「EGRバルブ診断ルーチン」において設定及
び設定解除がなされるEGRバルブ異常フラグXEGR
1が「1」に設定されているか否かを判断する。そし
て、EGRバルブ異常フラグXEGR1が「1」に設定
されていれば、処理をステップ412に移行し、同フラ
グXEGR1が「0」に設定解除されていれば、処理を
ステップ412に移行する。
【0109】上記連続したステップ408及び410に
おいて、ECU39はEGRバルブ42の異常の程度を
「EGRバルブ診断ルーチン」において随時行われてい
る診断結果に基づき判断している。
おいて、ECU39はEGRバルブ42の異常の程度を
「EGRバルブ診断ルーチン」において随時行われてい
る診断結果に基づき判断している。
【0110】すなわち、次のうちからいずれか一の判断
を選択することになる。 (1)EGRバルブ42が制御補正不能なほど異常であ
れば、EGR制御中止(XEGR2=「1」)。
を選択することになる。 (1)EGRバルブ42が制御補正不能なほど異常であ
れば、EGR制御中止(XEGR2=「1」)。
【0111】(2)EGRバルブ42が制御補正可能な
範囲で異常であれば、今回算出された制御量(目標D
E)を補正する(XEGR2=「0」且つXEGR1=
「1」)。
範囲で異常であれば、今回算出された制御量(目標D
E)を補正する(XEGR2=「0」且つXEGR1=
「1」)。
【0112】(3)EGRバルブ42が正常であれば、
補正を行わない(XEGR2=「0」且つXEGR1=
「0」。 ステップ412においてECU39は、前記ステップ4
02で算出した目標DEを制御デューティDEとしてE
GRバルブ42の駆動制御を実行し、その後の処理を一
旦終了する。
補正を行わない(XEGR2=「0」且つXEGR1=
「0」。 ステップ412においてECU39は、前記ステップ4
02で算出した目標DEを制御デューティDEとしてE
GRバルブ42の駆動制御を実行し、その後の処理を一
旦終了する。
【0113】ステップ411においては、前記ステップ
405の判断に基づいて今回設定(ステップ406)或
いは設定解除(ステップ407)された履歴フラグXE
GRopが「1」に設定されているか否かの判断を行う。
履歴フラグXEGRopが「1」に設定されていれば、処
理をステップ413に移行し、同フラグXEGRopが
「0」に設定解除されていれば、その処理をステップ4
14に移行する。すなわち、今回実行するEGRバルブ
42の開度変更が、開弁動作であるか閉弁動作であるか
に応じて、補正量(デューティ)MDEを加算するか減
算するかを判断する。
405の判断に基づいて今回設定(ステップ406)或
いは設定解除(ステップ407)された履歴フラグXE
GRopが「1」に設定されているか否かの判断を行う。
履歴フラグXEGRopが「1」に設定されていれば、処
理をステップ413に移行し、同フラグXEGRopが
「0」に設定解除されていれば、その処理をステップ4
14に移行する。すなわち、今回実行するEGRバルブ
42の開度変更が、開弁動作であるか閉弁動作であるか
に応じて、補正量(デューティ)MDEを加算するか減
算するかを判断する。
【0114】ステップ413においては、前記ステップ
402で算出した目標DEより予め設定された補正量M
DE(正の値)を減算する。ECU39はその減算結果
を制御デューティDEとしてEGRバルブ42の駆動制
御を実行してその後の処理を一旦終了する。
402で算出した目標DEより予め設定された補正量M
DE(正の値)を減算する。ECU39はその減算結果
を制御デューティDEとしてEGRバルブ42の駆動制
御を実行してその後の処理を一旦終了する。
【0115】一方ステップ414においては、前記ステ
ップ402で算出した目標DEに前記補正量MDEを加
算する。ECU39は、その加算結果を制御デューティ
DEとしてEGRバルブ42の駆動制御を実行してその
後の処理を一旦終了する。
ップ402で算出した目標DEに前記補正量MDEを加
算する。ECU39は、その加算結果を制御デューティ
DEとしてEGRバルブ42の駆動制御を実行してその
後の処理を一旦終了する。
【0116】次に、EGRバルブ異常診断を実行するプ
ログラムについて、フローチャートを参照して説明す
る。図11及び図12には、ECU39により実行され
る「EGRバルブ診断ルーチン」を示す。同ルーチン
は、EGRバルブ42の開度を変更すべく、制御デュー
ティ(制御量)を変化させる際に、その制御量変化に追
従したバルブ開閉の開始動作において、同バルブを開く
場合と閉じる場合とにおいてみられる開閉開始動作間ヒ
ステリシスが所定値以上増大したときに、同バルブに異
常があると判断するものである。また、前記「EGRバ
ルブ駆動制御ルーチン」において利用されるEGRバル
ブ異常フラグHEGR2及びEGRバルブ異常フラグX
HEGR1の設定及び設定解除を行う。なお、このルー
チンも所定時間毎の定時割り込みにて実行される。
ログラムについて、フローチャートを参照して説明す
る。図11及び図12には、ECU39により実行され
る「EGRバルブ診断ルーチン」を示す。同ルーチン
は、EGRバルブ42の開度を変更すべく、制御デュー
ティ(制御量)を変化させる際に、その制御量変化に追
従したバルブ開閉の開始動作において、同バルブを開く
場合と閉じる場合とにおいてみられる開閉開始動作間ヒ
ステリシスが所定値以上増大したときに、同バルブに異
常があると判断するものである。また、前記「EGRバ
ルブ駆動制御ルーチン」において利用されるEGRバル
ブ異常フラグHEGR2及びEGRバルブ異常フラグX
HEGR1の設定及び設定解除を行う。なお、このルー
チンも所定時間毎の定時割り込みにて実行される。
【0117】処理がこのルーチンに移行されると、EC
U39は、ステップ501において先ず、燃料噴射量Q
の時間当たり変化量ΔQ及びエンジン回転数NEの時間
当たり変化量ΔNEを算出する。前述したように、燃料
噴射量Qは別途ルーチンにおいて所定時間毎に更新され
る値であり、エンジン回転数NEは回転速度センサ56
の検出値より求められる。そこで、同ステップにおいて
は、RAM65に一時記憶されたQ及びNEの最新値Q
n及びNEnと、その前回の値Qn-1及びNEn-1とをそれ
ぞれ読み込み減算を行う。
U39は、ステップ501において先ず、燃料噴射量Q
の時間当たり変化量ΔQ及びエンジン回転数NEの時間
当たり変化量ΔNEを算出する。前述したように、燃料
噴射量Qは別途ルーチンにおいて所定時間毎に更新され
る値であり、エンジン回転数NEは回転速度センサ56
の検出値より求められる。そこで、同ステップにおいて
は、RAM65に一時記憶されたQ及びNEの最新値Q
n及びNEnと、その前回の値Qn-1及びNEn-1とをそれ
ぞれ読み込み減算を行う。
【0118】続くステップ502においては、燃料噴射
量(機関負荷)Q及びエンジン回転数NEの変動量に基
づくエンジンの運転状態が定常状態にあるか否かを判断
する。すなわち、前記ステップ501で算出したΔQ及
びΔNEの絶対値がいずれも各々に対応する所定値Qs
t、NEst未満であるか否かを判断する(但し、Qst、
NEstは共に正の値)。そしてその判断が肯定(エンジ
ンは定常状態)であれば、その処理をステップ503に
移行し、その判断が否定(エンジンは非定常状態)であ
れば、その処理をステップ521に移行する。
量(機関負荷)Q及びエンジン回転数NEの変動量に基
づくエンジンの運転状態が定常状態にあるか否かを判断
する。すなわち、前記ステップ501で算出したΔQ及
びΔNEの絶対値がいずれも各々に対応する所定値Qs
t、NEst未満であるか否かを判断する(但し、Qst、
NEstは共に正の値)。そしてその判断が肯定(エンジ
ンは定常状態)であれば、その処理をステップ503に
移行し、その判断が否定(エンジンは非定常状態)であ
れば、その処理をステップ521に移行する。
【0119】ステップ503においては、EGRバルブ
42が現在作動中であるか、すなわち排気還流が行われ
ているか否かを判断する。EGRバルブ42が作動中で
あると判断した場合には、その処理をステップ504に
移行する。EGRバルブ42が作動中ではないと判断し
た場合には、その処理をステップ521に移行する。ス
テップ521においては、後述するEGRバルブ診断フ
ラグXTEGRを「0」に設定解除し、処理をステップ
522に移行する。
42が現在作動中であるか、すなわち排気還流が行われ
ているか否かを判断する。EGRバルブ42が作動中で
あると判断した場合には、その処理をステップ504に
移行する。EGRバルブ42が作動中ではないと判断し
た場合には、その処理をステップ521に移行する。ス
テップ521においては、後述するEGRバルブ診断フ
ラグXTEGRを「0」に設定解除し、処理をステップ
522に移行する。
【0120】ステップ504においては、EGRバルブ
診断が現在行われているか否かを、後述するEGRバル
ブ診断フラグXTEGRが「1」に設定されているか否
かによって判断する。EGRバルブ診断フラグXTEG
Rが「1」に設定されていれば、現在診断が行われてい
ると判断し、その処理をステップ510に移行する。E
GRバルブ診断フラグXTEGRが「0」に設定解除さ
れていれば、現在診断は行われていないと判断し、その
処理をステップ505に移行する。
診断が現在行われているか否かを、後述するEGRバル
ブ診断フラグXTEGRが「1」に設定されているか否
かによって判断する。EGRバルブ診断フラグXTEG
Rが「1」に設定されていれば、現在診断が行われてい
ると判断し、その処理をステップ510に移行する。E
GRバルブ診断フラグXTEGRが「0」に設定解除さ
れていれば、現在診断は行われていないと判断し、その
処理をステップ505に移行する。
【0121】ステップ505においては、前述したEG
Rバルブ駆動制御ルーチンにおいて算出され、RAM6
5に一時記憶されたEGR制御デューティDEの最新値
DEn及びその前回の算出値DEn-1をそれぞれ読み込
み、EGR制御デューティDEの変動量ΔDE(DEn
−DEn-1)を求める。
Rバルブ駆動制御ルーチンにおいて算出され、RAM6
5に一時記憶されたEGR制御デューティDEの最新値
DEn及びその前回の算出値DEn-1をそれぞれ読み込
み、EGR制御デューティDEの変動量ΔDE(DEn
−DEn-1)を求める。
【0122】続くステップ506においては、前記ステ
ップ505において算出したEGR制御デューティの変
化量ΔDEの絶対値が所定値DEst(正の値)未満であ
るか否かを判断する。そして変化量ΔDEが所定値DE
st未満であれば、その処理をステップ507に移行し、
変化量ΔDEが所定値DEst以上であれば、その処理を
ステップ522に移行する。
ップ505において算出したEGR制御デューティの変
化量ΔDEの絶対値が所定値DEst(正の値)未満であ
るか否かを判断する。そして変化量ΔDEが所定値DE
st未満であれば、その処理をステップ507に移行し、
変化量ΔDEが所定値DEst以上であれば、その処理を
ステップ522に移行する。
【0123】ステップ507においては、ディレーカウ
ンタ(カウント値)CEGRをインクリメントする。続
くステップ508においては、ディレーカウンタCEG
Rが所定値CEGRstを上回ったか否かを判断する。そ
して、ディレーカウンタCEGRが所定値CEGRstを
上回った場合、処理をステップ509に移行する。一
方、ディレーカウンタCEGRが所定値CEGRstを上
回っていない場合、ECU39はその処理を一旦終了す
る。
ンタ(カウント値)CEGRをインクリメントする。続
くステップ508においては、ディレーカウンタCEG
Rが所定値CEGRstを上回ったか否かを判断する。そ
して、ディレーカウンタCEGRが所定値CEGRstを
上回った場合、処理をステップ509に移行する。一
方、ディレーカウンタCEGRが所定値CEGRstを上
回っていない場合、ECU39はその処理を一旦終了す
る。
【0124】すなわち、前記ステップ501に始まりス
テップ506に達するまでの一連の処理行程において、
エンジン及びEGRバルブが、EGRバルブの異常診断
を行うに適した状態にあることを判断している。そし
て、その判断が肯定である場合には、ステップ507及
び508における処理を介して当該処理ルーチンを一旦
抜けることにより、所定回数(所定時間)同一の処理行
程(ステップ501〜508)を繰り返した後、後述す
るステップ510においてEGRバルブ診断を開始する
こととなる。
テップ506に達するまでの一連の処理行程において、
エンジン及びEGRバルブが、EGRバルブの異常診断
を行うに適した状態にあることを判断している。そし
て、その判断が肯定である場合には、ステップ507及
び508における処理を介して当該処理ルーチンを一旦
抜けることにより、所定回数(所定時間)同一の処理行
程(ステップ501〜508)を繰り返した後、後述す
るステップ510においてEGRバルブ診断を開始する
こととなる。
【0125】一方、前記判断ステップ502、503又
は506において、ECU39が否定の判断をし、その
処理をステップ522に移行した場合には、同ステップ
522において、前記ディレーカウンタを「0」にリセ
ットして、その後の処理を一旦終了する。
は506において、ECU39が否定の判断をし、その
処理をステップ522に移行した場合には、同ステップ
522において、前記ディレーカウンタを「0」にリセ
ットして、その後の処理を一旦終了する。
【0126】ステップ509においては、ECU39は
EGRバルブ42の異常診断を開始する。すなわち、E
GRバルブ診断フラグXTEGRを「1」に設定し、現
在のバルブ制御デューティDEを初期値DE0、現在の
実EGRバルブ開度LEGRを初期値LEGR0として
記憶し、処理をステップ510(図12)に移行する。
EGRバルブ42の異常診断を開始する。すなわち、E
GRバルブ診断フラグXTEGRを「1」に設定し、現
在のバルブ制御デューティDEを初期値DE0、現在の
実EGRバルブ開度LEGRを初期値LEGR0として
記憶し、処理をステップ510(図12)に移行する。
【0127】ステップ510においてECU39は、前
記「EGRバルブ駆動制御ルーチン」において説明した
履歴フラグXEGRopが現在「1」に設定されているか
否かを判断する。そして、履歴フラグXEGRopが
「1」に設定されている、すなわち前回のEGRバルブ
42の動作態様が「開き」であると判断した場合には、
処理をステップ512aに移行する。一方、履歴フラグ
XEGRopが「0」に設定解除されている、すなわち前
回のEGRバルブ42の動作態様が「閉じ」であると判
断した場合には、処理をステップ511bに移行する。
記「EGRバルブ駆動制御ルーチン」において説明した
履歴フラグXEGRopが現在「1」に設定されているか
否かを判断する。そして、履歴フラグXEGRopが
「1」に設定されている、すなわち前回のEGRバルブ
42の動作態様が「開き」であると判断した場合には、
処理をステップ512aに移行する。一方、履歴フラグ
XEGRopが「0」に設定解除されている、すなわち前
回のEGRバルブ42の動作態様が「閉じ」であると判
断した場合には、処理をステップ511bに移行する。
【0128】ステップ511aにおいては、EGRバル
ブ42の通電制御に係る現在の制御デューティDEから
所定値dDE(微小量)を減じ(但し、dDEは正の
値)、処理をステップ512に移行する。一方、ステッ
プ511bにおいては、現在の制御デューティDEに所
定値dDEを加え、同様に処理をステップ512に移行
する。
ブ42の通電制御に係る現在の制御デューティDEから
所定値dDE(微小量)を減じ(但し、dDEは正の
値)、処理をステップ512に移行する。一方、ステッ
プ511bにおいては、現在の制御デューティDEに所
定値dDEを加え、同様に処理をステップ512に移行
する。
【0129】ステップ512においては、現在の実EG
Rバルブ開度LEGRを読み込み、その値を前記ステッ
プ509において一時記憶された実EGRバルブ開度の
初期値LEGR0から減じることにより、変化量ΔLE
GRを算出し、処理をステップ513に移行する。続く
ステップ513においては、その変化量ΔLEGRの絶
対値が所定値LEGRst(但し、LEGRstは正の値)
を上回っているか否かを判断する。そして、変化量ΔL
EGRの絶対値が所定値LEGRstを上回っている場合
には、ECU39はその処理をステップ514に移行
し、所定値LEGRstを上回っていない場合には、その
後の処理を一旦終了する。すなわち当該ルーチンを一旦
抜け、変化量ΔLEGRが所定値LEGRstを上回るま
でステップ513に至る一連の処理行程を繰り返すこと
となる。
Rバルブ開度LEGRを読み込み、その値を前記ステッ
プ509において一時記憶された実EGRバルブ開度の
初期値LEGR0から減じることにより、変化量ΔLE
GRを算出し、処理をステップ513に移行する。続く
ステップ513においては、その変化量ΔLEGRの絶
対値が所定値LEGRst(但し、LEGRstは正の値)
を上回っているか否かを判断する。そして、変化量ΔL
EGRの絶対値が所定値LEGRstを上回っている場合
には、ECU39はその処理をステップ514に移行
し、所定値LEGRstを上回っていない場合には、その
後の処理を一旦終了する。すなわち当該ルーチンを一旦
抜け、変化量ΔLEGRが所定値LEGRstを上回るま
でステップ513に至る一連の処理行程を繰り返すこと
となる。
【0130】ステップ514においては、前記EGRバ
ルブ診断フラグXTEGRを「0」に設定解除し、処理
をステップ515に移行する。ステップ515において
は、前記バルブ制御デューティの初期値DE0より、今
回ステップ511a又はステップ511bにおいて算出
した制御デューティDEの最新値を減じる。そして、そ
の差「DE0−DE」の絶対値をEGRバルブ駆動開始
時の作動遅延量を含むヒステリシス量HDEとしてRA
M65に記憶し、処理をステップ516に移行する。
ルブ診断フラグXTEGRを「0」に設定解除し、処理
をステップ515に移行する。ステップ515において
は、前記バルブ制御デューティの初期値DE0より、今
回ステップ511a又はステップ511bにおいて算出
した制御デューティDEの最新値を減じる。そして、そ
の差「DE0−DE」の絶対値をEGRバルブ駆動開始
時の作動遅延量を含むヒステリシス量HDEとしてRA
M65に記憶し、処理をステップ516に移行する。
【0131】続くステップ516においては、前記ステ
ップ515において算出したヒステリシス量HDEが第
1の判定値HDETH1を上回っているか否かを判断す
る(但し、判定値HDETH1は正の値)。そして、そ
の判断が肯定であれば、処理をステップ517に移行す
る。一方、その判断が否定であれば、その処理をステッ
プ518に移行する。 ステップ518においては、ヒ
ステリシス量HDEが第2の判定値HDETH2を上回
っているか否かを判断する(但し、HDETH2>HD
ETH1)。そして、その判断が肯定であれば、処理を
ステップ519に移行する。一方、その判断が否定であ
れば、処理をステップ520に移行する。
ップ515において算出したヒステリシス量HDEが第
1の判定値HDETH1を上回っているか否かを判断す
る(但し、判定値HDETH1は正の値)。そして、そ
の判断が肯定であれば、処理をステップ517に移行す
る。一方、その判断が否定であれば、その処理をステッ
プ518に移行する。 ステップ518においては、ヒ
ステリシス量HDEが第2の判定値HDETH2を上回
っているか否かを判断する(但し、HDETH2>HD
ETH1)。そして、その判断が肯定であれば、処理を
ステップ519に移行する。一方、その判断が否定であ
れば、処理をステップ520に移行する。
【0132】ステップ519においては、EGRバルブ
42に異常ありと認識して、EGRバルブ異常フラグX
HEGR2を「1」に設定するとともに、警告ランプ8
0の点灯等によって運転者にEGRバルブ42の作動異
常を知らせる。そしてECU39は、その後の処理を一
旦終了する。
42に異常ありと認識して、EGRバルブ異常フラグX
HEGR2を「1」に設定するとともに、警告ランプ8
0の点灯等によって運転者にEGRバルブ42の作動異
常を知らせる。そしてECU39は、その後の処理を一
旦終了する。
【0133】ステップ520においては、ヒステリシス
量HDE増大に起因して、EGRバルブ駆動に補正制御
可能範囲で異常ありと認識して、EGRバルブ異常フラ
グXHEGR1を「1」に設定する。そしてECU39
は、その後の処理を一旦終了する。
量HDE増大に起因して、EGRバルブ駆動に補正制御
可能範囲で異常ありと認識して、EGRバルブ異常フラ
グXHEGR1を「1」に設定する。そしてECU39
は、その後の処理を一旦終了する。
【0134】一方、ステップ518においてECU39
は、ヒステリシス量HDEは十分に小くEGRバルブ4
2は正常であると判断し、前記EGRバルブ異常フラグ
HEGR2及びEGRバルブ異常フラグXHEGR1を
共に「0」に設定解除した後、その後の処理を一旦終了
する。
は、ヒステリシス量HDEは十分に小くEGRバルブ4
2は正常であると判断し、前記EGRバルブ異常フラグ
HEGR2及びEGRバルブ異常フラグXHEGR1を
共に「0」に設定解除した後、その後の処理を一旦終了
する。
【0135】ECU39は、以上説明した「EGRバル
ブ駆動制御ルーチン」及びEGRバルブ診断ルーチン」
に基づき、EGRバルブ42の開度をデューティ制御す
ることにより排気通路から吸気通路に還流する排気量の
制御を行う。そして、これら両ルーチンから明らかなよ
うに、ECU39は、燃料噴射量Qやエンジン回転数N
E等に基づくエンジン11の運転状態に応じてEGRバ
ルブ42の開閉制御を行うことにより、排気還流量の調
節を行う。そして、エンジン11の運転状態及びEGR
バルブ42の開度が予め設定された条件に基づく定常状
態にある際に、随時EGRバルブ42の異常診断を実行
することになる。EGRバルブ42の異常診断において
は、先ず、EGRバルブ42の開閉制御を実行する際に
常時記憶しておく開弁・閉弁動作の履歴を基に、EGR
バルブ42が前回行った動作とは相反する動作を行なう
よう制御量(本実施形態においてはダイアフラム弁へ導
入される負圧及び大気圧に相当する制御デューティD
E)を付与する。このとき、EGRバルブ42が定常状
態から作動状態に移行するまでの制御量(ΔDE或いは
|DE0−DE|)を、EGRバルブ42がもつ開閉開
始動作間ヒステリシス量HDEとして算出している。そ
して、同ヒステリシス量HDEが現行のバルブ開閉制御
を好適に維持し得る許容範囲内にあるか、制御量の補正
が必要である範囲にあるか、或いは排気還流を中止した
ほうが好ましいかを、予め設定しておいた判定値HDE
TH1,HDETH2に照らして判断している。そし
て、ここでの判断は、随時RAM65に記憶され、前記
「EGRバルブ駆動制御ルーチン」により実行される通
常のEGRバルブ42の開閉制御に反映されることにな
る。
ブ駆動制御ルーチン」及びEGRバルブ診断ルーチン」
に基づき、EGRバルブ42の開度をデューティ制御す
ることにより排気通路から吸気通路に還流する排気量の
制御を行う。そして、これら両ルーチンから明らかなよ
うに、ECU39は、燃料噴射量Qやエンジン回転数N
E等に基づくエンジン11の運転状態に応じてEGRバ
ルブ42の開閉制御を行うことにより、排気還流量の調
節を行う。そして、エンジン11の運転状態及びEGR
バルブ42の開度が予め設定された条件に基づく定常状
態にある際に、随時EGRバルブ42の異常診断を実行
することになる。EGRバルブ42の異常診断において
は、先ず、EGRバルブ42の開閉制御を実行する際に
常時記憶しておく開弁・閉弁動作の履歴を基に、EGR
バルブ42が前回行った動作とは相反する動作を行なう
よう制御量(本実施形態においてはダイアフラム弁へ導
入される負圧及び大気圧に相当する制御デューティD
E)を付与する。このとき、EGRバルブ42が定常状
態から作動状態に移行するまでの制御量(ΔDE或いは
|DE0−DE|)を、EGRバルブ42がもつ開閉開
始動作間ヒステリシス量HDEとして算出している。そ
して、同ヒステリシス量HDEが現行のバルブ開閉制御
を好適に維持し得る許容範囲内にあるか、制御量の補正
が必要である範囲にあるか、或いは排気還流を中止した
ほうが好ましいかを、予め設定しておいた判定値HDE
TH1,HDETH2に照らして判断している。そし
て、ここでの判断は、随時RAM65に記憶され、前記
「EGRバルブ駆動制御ルーチン」により実行される通
常のEGRバルブ42の開閉制御に反映されることにな
る。
【0136】例えば、図13には、判定値HDETH
1,HDETH2に基づいて判断されるEGRバルブ4
2の開閉開始動作間ヒステリシス量HDEの増大にかか
る異常判定領域を、ECU39による制御デューティD
Eと実際のバルブ開度LEGRとの関係から視覚的に表
わしている。同図に示すように、正常なEGRバルブ4
2がその機械的な特性としてもつヒステリシス量HDE
TH0に対し、ヒステリシス量が判定値HDETH1、
HDET2を順次越えて増大していくとすれば、EGR
バルブ42が定常状態から開閉動作を開始するまでに要
する制御量の変化量も次第に増大していくことがわか
る。
1,HDETH2に基づいて判断されるEGRバルブ4
2の開閉開始動作間ヒステリシス量HDEの増大にかか
る異常判定領域を、ECU39による制御デューティD
Eと実際のバルブ開度LEGRとの関係から視覚的に表
わしている。同図に示すように、正常なEGRバルブ4
2がその機械的な特性としてもつヒステリシス量HDE
TH0に対し、ヒステリシス量が判定値HDETH1、
HDET2を順次越えて増大していくとすれば、EGR
バルブ42が定常状態から開閉動作を開始するまでに要
する制御量の変化量も次第に増大していくことがわか
る。
【0137】ここで、従来のEGR制御装置のように制
御信号及びバルブ開閉作動の間の単なる応答遅れの検出
するものと比較して、本実施形態における排気還流制御
装置にあっては、EGRバルブ42が本来その機械的特
性としてもつ開閉動作間ヒステリシス及びその増大(異
常)を検出することにより、EGRバルブ42にかかる
より本質的な作動異常、すなわち同バルブの開閉制御に
おける緻密性・応答性に直接関わる異常を検出すること
となる。
御信号及びバルブ開閉作動の間の単なる応答遅れの検出
するものと比較して、本実施形態における排気還流制御
装置にあっては、EGRバルブ42が本来その機械的特
性としてもつ開閉動作間ヒステリシス及びその増大(異
常)を検出することにより、EGRバルブ42にかかる
より本質的な作動異常、すなわち同バルブの開閉制御に
おける緻密性・応答性に直接関わる異常を検出すること
となる。
【0138】さらに、同ヒステリシス量増大の程度に応
じて、多段階の判定範囲を設定することにより、EGR
バルブ42の作動異常に対して最適な制御処理を選択す
るようにしている。このため従来の異常診断制御に比し
て、より的確にバルブ異常の程度に応じた制御を行うこ
とができるようになる。
じて、多段階の判定範囲を設定することにより、EGR
バルブ42の作動異常に対して最適な制御処理を選択す
るようにしている。このため従来の異常診断制御に比し
て、より的確にバルブ異常の程度に応じた制御を行うこ
とができるようになる。
【0139】また、ダイアフラム式バルブ等のもつ機械
的特性に起因するヒステリシスの増大という異常を検出
し、その程度が比較的小さい場合には制御量を補正量を
MDEにて補正することにより、EGRバルブ開閉制御
の緻密性・応答性を高めることを可能にした。
的特性に起因するヒステリシスの増大という異常を検出
し、その程度が比較的小さい場合には制御量を補正量を
MDEにて補正することにより、EGRバルブ開閉制御
の緻密性・応答性を高めることを可能にした。
【0140】以上説明した態様でEGRバルブ制御を行
う本実施形態によれば、以下に列記する効果が奏せられ
るようになる。 ・EGRバルブ42の開閉開始動作間ヒステリシスの増
大に基づき同バルブ42の異常を判断することによっ
て、EGR制御における緻密性や応答性の低下をより正
確に知ることができるようになる。 ・また、そのEGRバルブ42の開閉開始動作間ヒステ
リシス量HDEを、定常状態にある同バルブ42に対
し、バルブ駆動のための制御量を徐々に増加させてい
き、その開閉動作が開始されたときの同制御量として検
出することにより、正確且つ迅速に算出できるようにな
る。 ・さらに、算出されたEGRバルブ42の開閉開始動作
間ヒステリシスの増大に基づき、その増大の程度に応じ
た補正等の処置を講じることにより、EGRバルブ42
の開閉駆動に異常が生じた場合であれ、緻密な制御を維
持することができるばかりでなく、場合により排気還流
を中止する等、状況に応じた最善の措置を選択し得るよ
うになる。 ・ダイアフラム式バルブ等、安価な開閉制御弁がその機
械的な特性としてもつ開閉開始動作間ヒステリシスの発
生及びその使用に伴う増大という問題を解決して緻密な
制御に対応できるようにしたため、コスト的にも有利と
なる。
う本実施形態によれば、以下に列記する効果が奏せられ
るようになる。 ・EGRバルブ42の開閉開始動作間ヒステリシスの増
大に基づき同バルブ42の異常を判断することによっ
て、EGR制御における緻密性や応答性の低下をより正
確に知ることができるようになる。 ・また、そのEGRバルブ42の開閉開始動作間ヒステ
リシス量HDEを、定常状態にある同バルブ42に対
し、バルブ駆動のための制御量を徐々に増加させてい
き、その開閉動作が開始されたときの同制御量として検
出することにより、正確且つ迅速に算出できるようにな
る。 ・さらに、算出されたEGRバルブ42の開閉開始動作
間ヒステリシスの増大に基づき、その増大の程度に応じ
た補正等の処置を講じることにより、EGRバルブ42
の開閉駆動に異常が生じた場合であれ、緻密な制御を維
持することができるばかりでなく、場合により排気還流
を中止する等、状況に応じた最善の措置を選択し得るよ
うになる。 ・ダイアフラム式バルブ等、安価な開閉制御弁がその機
械的な特性としてもつ開閉開始動作間ヒステリシスの発
生及びその使用に伴う増大という問題を解決して緻密な
制御に対応できるようにしたため、コスト的にも有利と
なる。
【0141】なお、上記第3の実施形態では、EGRバ
ルブ42の開閉開始動作間ヒステリシス量HDEの増大
の程度に応じて、異常なし、補正可能範囲での異常、E
GR制御中止の3領域を設定した。これに対し、例えば
補正可能範囲での異常領域を更に複数の領域に分割して
それぞれ異なる補正制御を行ってもよい。
ルブ42の開閉開始動作間ヒステリシス量HDEの増大
の程度に応じて、異常なし、補正可能範囲での異常、E
GR制御中止の3領域を設定した。これに対し、例えば
補正可能範囲での異常領域を更に複数の領域に分割して
それぞれ異なる補正制御を行ってもよい。
【0142】また、上記第3の実施形態では、ECU3
9がEGRバルブ42に補正可能範囲での異常があると
判断した場合、同バルブ42の制御デューティDEを特
定の補正量MDEにて補正した。これに対し、同補正可
能範囲での異常が生じた場合、EGRバルブ42の異常
に伴い弊害の大きな運転領域内についてのみ特定の補正
量にて補正するようにしてもよい。例えば図14(a)
に示すように、EGRバルブ42の正常時には、エンジ
ン回転数NEや燃料噴射量Q等の運転状態に基づいたE
GR率の目標領域をマップ上に設定しておき、それに従
いEGRバルブ42の開閉制御を行い、同バルブの異常
が検出された際には、図14(b)に示すように、EG
R率の目標領域を少なくとも一部変更したマップを用い
てEGRバルブ42の開閉制御を行うようにしてもよ
い。このように構成すれば、EGRバルブ42の開閉開
始動作間ヒステリシスが増大した場合、そのエンジンの
運転状態に係る影響が特に顕著な領域(例えば、図14
(b)に示されるEGR率の変更領域)を局部的に補正
することが容易となる。
9がEGRバルブ42に補正可能範囲での異常があると
判断した場合、同バルブ42の制御デューティDEを特
定の補正量MDEにて補正した。これに対し、同補正可
能範囲での異常が生じた場合、EGRバルブ42の異常
に伴い弊害の大きな運転領域内についてのみ特定の補正
量にて補正するようにしてもよい。例えば図14(a)
に示すように、EGRバルブ42の正常時には、エンジ
ン回転数NEや燃料噴射量Q等の運転状態に基づいたE
GR率の目標領域をマップ上に設定しておき、それに従
いEGRバルブ42の開閉制御を行い、同バルブの異常
が検出された際には、図14(b)に示すように、EG
R率の目標領域を少なくとも一部変更したマップを用い
てEGRバルブ42の開閉制御を行うようにしてもよ
い。このように構成すれば、EGRバルブ42の開閉開
始動作間ヒステリシスが増大した場合、そのエンジンの
運転状態に係る影響が特に顕著な領域(例えば、図14
(b)に示されるEGR率の変更領域)を局部的に補正
することが容易となる。
【0143】また、上記第3の実施形態において、EG
Rバルブ42に異常が検出された際に実行されるEGR
バルブ42の開度補正は、時々の運転状態に基づいて算
出される目標EGRバルブ開度の基本量に補正量を加
算、若しくは基本量から補正量を減算することによりな
された。ところで、EGRバルブ42の開度決定に際
し、エンジン11の運転状態に基づいて算出された目標
値と実測値との差異を算出しながら実際の値を目標値に
収束(追従)させていくような、いわゆるフィードバッ
ク制御を行っている場合には、例えば図15(a)に示
すように、EGRバルブ42の開閉作動開始時に、運転
状態の変化に対する応答遅れを見越した所定のスキップ
量をフィードバック係数の基本量(補正デューティD
E)に加算する制御が知られている。言い換えると、応
答遅れを先読みして実際の目標値(制御演算の積分項)
よりも大きめの作動量を設定することになる。上記第3
の実施形態はこのようなフィードバック系にも適用する
ことができる。すなわちこの場合、EGRバルブ42の
劣化等によりその開閉開始動作間ヒステリシス量が増大
した旨判定される場合、例えば図15(b)に示される
態様でこのスキップ量を所定分増加させる補正を行うよ
う制御プログラムを構成することで、上記第3の実施形
態と同等の効果を得ることができる。
Rバルブ42に異常が検出された際に実行されるEGR
バルブ42の開度補正は、時々の運転状態に基づいて算
出される目標EGRバルブ開度の基本量に補正量を加
算、若しくは基本量から補正量を減算することによりな
された。ところで、EGRバルブ42の開度決定に際
し、エンジン11の運転状態に基づいて算出された目標
値と実測値との差異を算出しながら実際の値を目標値に
収束(追従)させていくような、いわゆるフィードバッ
ク制御を行っている場合には、例えば図15(a)に示
すように、EGRバルブ42の開閉作動開始時に、運転
状態の変化に対する応答遅れを見越した所定のスキップ
量をフィードバック係数の基本量(補正デューティD
E)に加算する制御が知られている。言い換えると、応
答遅れを先読みして実際の目標値(制御演算の積分項)
よりも大きめの作動量を設定することになる。上記第3
の実施形態はこのようなフィードバック系にも適用する
ことができる。すなわちこの場合、EGRバルブ42の
劣化等によりその開閉開始動作間ヒステリシス量が増大
した旨判定される場合、例えば図15(b)に示される
態様でこのスキップ量を所定分増加させる補正を行うよ
う制御プログラムを構成することで、上記第3の実施形
態と同等の効果を得ることができる。
【0144】ところで、上記各実施形態では、EGRバ
ルブ42の開度をリフト量センサ45bにより算出し
た。これに対し、例えば吸気圧センサ59によって検出
される吸気圧PMの変化等に基づいてEGRバルブ42
の開度(EGR率)を間接的に算出するようにしてもよ
い。
ルブ42の開度をリフト量センサ45bにより算出し
た。これに対し、例えば吸気圧センサ59によって検出
される吸気圧PMの変化等に基づいてEGRバルブ42
の開度(EGR率)を間接的に算出するようにしてもよ
い。
【0145】さらに、上記各実施形態では、本発明にか
かる流量調節弁装置を車輌のディーゼルエンジンのEG
R制御装置に用いたが、本発明は、EGR制御装置以外
にも、例えば負圧アクチュエータによってリニア制御を
行うスロットルバルブ、可変吸気バルブ、可変ノズルタ
ーボの制御装置等に適用することもできる。また、負圧
式に限らず、流体通路に設けられた流量調節弁の開度を
リニアに調節制御する装置にあって、その定常状態から
流量調節弁の開度をリニアに調節制御する装置にあっ
て、その定常状態から還流状態への作動遅れが問題とな
る装置の全てに本発明は適用可能でもある。
かる流量調節弁装置を車輌のディーゼルエンジンのEG
R制御装置に用いたが、本発明は、EGR制御装置以外
にも、例えば負圧アクチュエータによってリニア制御を
行うスロットルバルブ、可変吸気バルブ、可変ノズルタ
ーボの制御装置等に適用することもできる。また、負圧
式に限らず、流体通路に設けられた流量調節弁の開度を
リニアに調節制御する装置にあって、その定常状態から
流量調節弁の開度をリニアに調節制御する装置にあっ
て、その定常状態から還流状態への作動遅れが問題とな
る装置の全てに本発明は適用可能でもある。
【0146】
【発明の効果】請求項1に記載した発明によれば、流体
量が定常から過渡に移行する際、すなわち流量調節弁の
動作開始時における応答遅れから、流量調節弁にとって
緻密な開閉制御の妨げとなる異常を的確に診断すること
ができるようになる。
量が定常から過渡に移行する際、すなわち流量調節弁の
動作開始時における応答遅れから、流量調節弁にとって
緻密な開閉制御の妨げとなる異常を的確に診断すること
ができるようになる。
【0147】請求項2に記載した発明によれば、請求項
1記載の発明の効果に加え、開閉弁動作の履歴により異
なる態様を示すヒステリシスを検出することにより、流
量調節弁に係る異常診断の信頼性及び精密性が更に向上
する。
1記載の発明の効果に加え、開閉弁動作の履歴により異
なる態様を示すヒステリシスを検出することにより、流
量調節弁に係る異常診断の信頼性及び精密性が更に向上
する。
【0148】請求項3に記載した発明によれば、流量調
節弁の正確な異常診断が行われるとともに、流量調節弁
に異常が発生した場合には、同診断に従った的確な補正
制御がなされることにより、同調節弁による流体量調節
が好適に維持できるようになる。
節弁の正確な異常診断が行われるとともに、流量調節弁
に異常が発生した場合には、同診断に従った的確な補正
制御がなされることにより、同調節弁による流体量調節
が好適に維持できるようになる。
【図1】第1の実施形態のEGR制御装置を備えた車輌
のディーゼルエンジンシステムを示す概略構成図
のディーゼルエンジンシステムを示す概略構成図
【図2】同実施形態の装置の電気的構成を示すブロック
図。
図。
【図3】同実施形態のEGRバルブ駆動制御手順を示す
フローチャート。
フローチャート。
【図4】同実施形態のEGRバルブ異常診断手順を示す
フローチャート。
フローチャート。
【図5】同実施形態のEGRバルブ異常診断手順を示す
フローチャート。
フローチャート。
【図6】EGRバルブの制御量と作動量との関係にかか
る開閉開始動作間ヒステリシスを示すグラフ。
る開閉開始動作間ヒステリシスを示すグラフ。
【図7】第2実施形態のEGRバルブ駆動制御手順を示
すフローチャート。
すフローチャート。
【図8】同実施形態のEGRバルブ異常診断手順を示す
フローチャート。
フローチャート。
【図9】同実施形態のEGRバルブ異常診断手順を示す
フローチャート。
フローチャート。
【図10】第3実施形態のEGRバルブ駆動制御手順を
示すフローチャート。
示すフローチャート。
【図11】同実施形態のEGRバルブ異常診断手順を示
すフローチャート。
すフローチャート。
【図12】同実施形態のEGRバルブ異常診断手順を示
すフローチャート。
すフローチャート。
【図13】EGRバルブの開閉開始動作間ヒステリシス
の増大にかかる異常判定領域を示すグラフ。
の増大にかかる異常判定領域を示すグラフ。
【図14】エンジン回転数と燃料噴射量との関係から決
定される目標EGR率の領域を示すグラフ。
定される目標EGR率の領域を示すグラフ。
【図15】排気還流量のフィードバック制御における補
正態様の一例を示すタイムチャート。
正態様の一例を示すタイムチャート。
【図16】ダイアフラム式EGR制御バルブの一例を示
す概略構成図。
す概略構成図。
11…エンジン、15b…吸気温センサ、16…吸気通
路、24…排気通路、39…ECU、40…EGR装
置、41…EGR通路、42…EGRバルブ、45b…
リフト量センサ、56…回転速度センサ、59…吸気圧
センサ。
路、24…排気通路、39…ECU、40…EGR装
置、41…EGR通路、42…EGRバルブ、45b…
リフト量センサ、56…回転速度センサ、59…吸気圧
センサ。
Claims (3)
- 【請求項1】流体通路に設けられた流量調節弁と、 前記流体通路を流れる流体量が目標値となるよう前記流
量調節弁の開度を制御する制御手段と、 前記流量調節弁の開度が定常状態にあるときに、前記制
御手段が同流量調節弁に作動指令を付与してから同流量
調節弁が実際に作動するまでの制御量を検出する制御量
検出手段と、 この検出される制御量と所定の基準値とを比較して前記
流量調節弁の異常の有無を診断する診断手段と、 を備えることを特徴とする流量調節弁装置。 - 【請求項2】請求項1記載の流量調節弁装置において、 前記流量調節弁は、その開弁作動と閉弁作動とにヒステ
リシスを有する弁であり、 前記制御量検出手段は、前記流量調節弁が実際に作動す
るまでの制御量を該流量調節弁のヒステリシスを加味し
た値として検出するものであることを特徴とする流量調
節弁装置。 - 【請求項3】請求項1または2記載の流量調節弁装置に
おいて、 前記診断手段により前記流量調節弁が異常診断されるこ
とに基づいて前記制御手段による制御量を補正する補正
手段を更に備えることを特徴とする流量調節弁装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9302063A JPH11141405A (ja) | 1997-11-04 | 1997-11-04 | 流量調節弁装置 |
| EP98120871A EP0915243A3 (en) | 1997-11-04 | 1998-11-03 | Flow control valve system and method |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9302063A JPH11141405A (ja) | 1997-11-04 | 1997-11-04 | 流量調節弁装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11141405A true JPH11141405A (ja) | 1999-05-25 |
Family
ID=17904477
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9302063A Pending JPH11141405A (ja) | 1997-11-04 | 1997-11-04 | 流量調節弁装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0915243A3 (ja) |
| JP (1) | JPH11141405A (ja) |
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|---|---|---|---|---|
| KR20030048788A (ko) * | 2001-12-13 | 2003-06-25 | 현대자동차주식회사 | 배기가스 재순환 밸브의 소음 저감 시스템 |
| JP2012067637A (ja) * | 2010-09-21 | 2012-04-05 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 内燃機関の排ガス再循環装置 |
| KR101339224B1 (ko) * | 2008-12-05 | 2013-12-09 | 현대자동차 주식회사 | 차량의 이지알 쿨러 진단장치 및 방법 |
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| JP2001304043A (ja) * | 2000-04-20 | 2001-10-31 | Hitachi Ltd | 排気ガス再循環装置の故障診断装置 |
| TWI774227B (zh) * | 2020-02-21 | 2022-08-11 | 日商富士金股份有限公司 | 流量控制裝置、流量控制裝置的控制方法、流量控制裝置的控制程式 |
| CN112610344B (zh) * | 2020-12-11 | 2022-12-13 | 哈尔滨工程大学 | 一种基于ceemd和改进层次离散熵的共轨喷油器故障诊断方法 |
| CN114233486B (zh) * | 2021-11-12 | 2023-08-18 | 潍柴动力股份有限公司 | 一种egr阀的控制方法、装置及ecu |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57188753A (en) * | 1981-05-08 | 1982-11-19 | Honda Motor Co Ltd | Fuel closing reference positional automatic compensator for exhaust gas recirculating valve in exhaust gas recirculating control equipment |
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Also Published As
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| EP0915243A3 (en) | 2000-09-20 |
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