JPH11141460A - クライオポンプの再生装置およびクライオポンプの再生方法 - Google Patents

クライオポンプの再生装置およびクライオポンプの再生方法

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JPH11141460A
JPH11141460A JP9308531A JP30853197A JPH11141460A JP H11141460 A JPH11141460 A JP H11141460A JP 9308531 A JP9308531 A JP 9308531A JP 30853197 A JP30853197 A JP 30853197A JP H11141460 A JPH11141460 A JP H11141460A
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JP
Japan
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cryopanel
temperature
hydrogen
cryopump
regenerating
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Application number
JP9308531A
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English (en)
Inventor
Yuichi Kita
雄一 喜多
Hiroyuki Morishita
弘之 森下
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒータを用いることなく安全にクライオポン
プを再生する。 【解決手段】 温度センサ36,37は第1,第2クライ
オパネル15,16の温度を検出する。周波数制御手段
38は、再生処理時には、2段膨張式冷凍機12のバル
ブモータ23の回転周波数を20Hz〜35Hzに制御し
て、第2クライオパネル16の温度を25K〜35Kに
保って水素を選択的に放出させる。こうして、ヒータ等
の発火源を無くして爆発の危険を防止する。また、水素
を酸素とを分離して放出排気し、水素ガスと酸素ガスと
が混合されて爆発することを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、クライオポンプ
の再生装置およびクライオポンプの再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、半導体製造装置等における真
空チャンバ内の真空引きに、図5に示すようなクライオ
ポンプが用いられている。このクライオポンプ1は、2
段の膨張シリンダを備えた2段膨張式冷凍機2の1段目
の膨張シリンダ(以下、第1膨張シリンダと言う)3に第
1クライオパネル5を取り付け、さらに2段目の膨張シ
リンダ(第2膨張シリンダと言う)4に第2クライオパネ
ル6を取り付け、この第2クライオパネル6の内側に活
性炭7を張り付け、第1,第2クライオパネル5,6全体
をケーシング8を覆って形成されている。このような構
成を有するクライオポンプ1は、ケーシング8先端の開
口部をバルブ(図示せず)を介して真空チャンバ9の排気
口に取り付けられる。そして、50K〜80Kに冷却さ
れた第1クライオパネル5で真空チャンバ9内の水蒸気
を凝縮して排気し、10K〜20Kに冷却された第2ク
ライオパネル6で真空チャンバ9内の窒素ガスや酸素ガ
スやアルゴンガスを凝縮して排気し、活性炭7で真空チ
ャンバ9内の水素ガスを吸着して排気する。
【0003】こうして、上記第1,第2クライオパネル
5,6が溜め込まれた酸素等の物質で一杯になると、第
1,第2クライオパネル5,6を昇温して凝縮/吸着され
ている物質を排出する再生処理と第1,第2クライオパ
ネル5,6を20Kの低温まで冷却するクールダウンと
が行われる。その場合の第1,第2クライオパネル5,6
の昇温は、フィラメントや抵抗素子等を発熱体とするヒ
ータによって行われる。また、上記溜め込まれた物質を
完全にケーシング8外に排出する場合には、窒素パージ
バルブ10を開放してケーシング8内に窒素を導入す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のクライオポンプにおいては、再生処理時における第
1,第2クライオパネル5,6の昇温は、フィラメントや
抵抗素子等を発熱体とするヒータによって行われるため
に、以下のような問題がある。すなわち、フィラメント
や抵抗素子等の発熱体は、断線や漏電があるために信頼
性が悪い。また、周囲の温度に拘わらず100℃〜20
0℃に直ぐに上昇する。したがって、上記ヒータのシー
スが破れている場合には、100℃〜200℃の温度に
上昇している上記発熱体に第2クライオパネル6の活性
炭7から放出された水素ガスが直接触れることになり、
水素ガスの圧力や濃度等の条件によっては爆発する危険
性がある。
【0005】ここで、水素の沸点は20.4Kであり、
第2クライオパネル6の活性炭7の温度が上記沸点以上
になると水素は活性炭7から離脱して排気される。一
方、酸素の沸点は90.2Kであり、第2クライオパネ
ル6の温度が上記沸点以上になると酸素が離脱して排気
される。その場合、水素ガスと酸素ガスとがある比率で
混合すると、発火源が無くとも静電気等による火花によ
って爆発が起こる。そこで、水素ガスと酸素ガスとを同
時に放出しないことが望ましい。
【0006】そこで、この発明の目的は、ヒータを用い
ることなく安全にクライオポンプを再生できるクライオ
ポンプの再生装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、膨張式冷凍機と,この膨張
式冷凍機によって冷却される水素吸着用クライオパネル
を有するクライオポンプの再生装置であって、上記水素
吸着用クライオパネルに取り付けられると共に,上記水
素吸着用クライオパネルの温度を検出して検出信号を出
力する温度センサと、上記膨張式冷凍機に設けられて,
冷媒ガスの給入排出を切り換えるバルブディスクと、上
記バルブディスクを回転駆動するバルブモータと、上記
バルブモータの回転周波数を設定する周波数設定手段
と、上記温度センサからの検出信号を受けて,再生処理
時には,上記水素吸着用クライオパネルの温度が所定の
温度領域に入るように上記周波数設定手段を制御する周
波数制御手段を備えたことを特徴としている。
【0008】上記構成によれば、再生処理時には、周波
数制御手段によってバルブモータの回転周波数が制御さ
れて膨張式冷凍機の能力が低下され、水素吸着用クライ
オパネルの温度が水素は離脱するが酸素は離脱しない温
度領域に入るように制御される。こうして、断線や漏電
等のために信頼性の低いヒータを用いることなく安全に
水素の離脱排気が行われる。その場合に、上記水素吸着
用クライオパネルに凝縮されている酸素は離脱しないの
で、更に安全に水素の放出排気が行われる。
【0009】また、請求項2に係る発明は、膨張式冷凍
機を有するクライオポンプの再生方法であって、上記膨
張式冷凍機に取り付けられた水素吸着用クライオパネル
の温度を検出し、この検出された温度が所定の温度領域
に入るように、上記膨張式冷凍機に対する冷媒ガスの給
入排出を切り換えるバルブディスクを回転駆動するバル
ブモータの回転周波数を設定することを特徴としてい
る。
【0010】上記構成によれば、上記水素吸着用クライ
オパネルの温度が水素は離脱するが酸素は離脱しない領
域に入るように上記バルブモータの回転周波数を設定す
ることによって、断線や漏電等のために信頼性の低いヒ
ータを用いることなく安全に水素の離脱排気が行われ
る。その場合に、水素吸着用クライオパネルに凝縮され
ている酸素は離脱しないので、更に安全に水素の放出排
気が行われる。
【0011】また、請求項3に係る発明は、膨張式冷凍
機を有するクライオポンプの再生方法であって、上記膨
張式冷凍機に取り付けられた水素吸着用クライオパネル
の温度を検出し、この検出された温度が所定の温度領域
に入るように、上記膨張式冷凍機に対する冷媒ガスの給
入排出を切り換えるバルブディスクを回転駆動するバル
ブモータの発停を行うことを特徴としている。
【0012】上記構成によれば、上記水素吸着用クライ
オパネルの温度が水素は離脱するが酸素は離脱しない温
度領域に入るように上記バルブモータの発停を行うこと
によって、断線や漏電等のために信頼性の低いヒータを
用いることなく安全に水素の離脱排気が行われる。その
場合に、水素吸着用クライオパネルに凝縮されている酸
素は離脱しないので、更に安全に水素の放出排気が行わ
れる。
【0013】また、請求項4に係る発明は、膨張式冷凍
機を有するクライオポンプの再生方法であって、上記膨
張式冷凍機に取り付けられた水素吸着用クライオパネル
の温度を検出し、この検出された温度が所定の領域に入
るように、上記膨張式冷凍機に冷媒ガスを供給する圧縮
機の回転周波数を設定することを特徴としている。
【0014】上記構成によれば、上記水素吸着用クライ
オパネルの温度が水素は離脱するが酸素は離脱しない領
域に入るように上記圧縮機の回転周波数を設定すること
によって、断線や漏電等のために信頼性の低いヒータを
用いることなく安全に水素の離脱排気が行われる。その
場合に、水素吸着用クライオパネルに凝縮されている酸
素は離脱しないので、更に安全に水素の放出排気が行わ
れる。
【0015】また、請求項5に係る発明は、膨張式冷凍
機を有するクライオポンプの再生方法であって、上記膨
張式冷凍機に取り付けられた水素吸着用クライオパネル
の温度を検出し、この検出された温度が所定の温度領域
に入るように、上記膨張式冷凍機に冷媒ガスを供給する
圧縮機の発停を行うことを特徴としている。
【0016】上記構成によれば、上記水素吸着用クライ
オパネルの温度が水素は離脱するが酸素は離脱しない領
域に入るように上記圧縮機の発停を行うことによって、
断線や漏電等のために信頼性の低いヒータを用いること
なく安全に水素の離脱排気が行われる。その場合に、水
素吸着用クライオパネルに凝縮されている酸素は離脱し
ないので、更に安全に水素の放出排気が行われる。
【0017】また、請求項6に係る発明は、請求項3あ
るいは請求項5に記載のクライオポンプの再生方法であ
って、上記膨張式冷凍機に取り付けられた水蒸気凝縮用
クライオパネルの温度を検出し、この検出された温度が
上記所定の温度領域とは異なる所定の温度領域に入るよ
うに、上記発停を行うことを特徴としている。
【0018】上記構成によれば、上記水素吸着用クライ
オパネルの温度が水素は離脱するが酸素は離脱しない領
域に入るように、且つ、上記水蒸気凝縮用クライオパネ
ルの温度が水蒸気は離脱しない領域に入るように、上記
バルブモータまたは圧縮機の発停を行うことによって、
信頼性の低いヒータを用いることなく水素の選択的離脱
排気が行われる。その場合に、水蒸気凝縮用クライオパ
ネルで凝縮されている水蒸気は離脱しないので、離脱し
た水蒸気が水素吸着用クライオパネルで凝縮されて上記
水素吸着用クライオパネルに付着することがない。した
がって、凝縮された水蒸気を離脱させるために上記水素
吸着用クライオパネルの温度を更に上昇させる必要が無
く、効率良く再生処理が行われる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図示の実施の形
態により詳細に説明する。
【0020】<第1実施の形態>図1は、本実施の形態
のクライオパネルの温度調節装置が搭載されたクライオ
ポンプの概念図である。このクライオポンプ11を構成
する2段膨張式冷凍機12,第1膨張シリンダ13,第2
膨張シリンダ14,第1クライオパネル15,第2クライ
オパネル16,活性炭17,ケーシング18及び窒素パー
ジバルブ20は、図5に示す2段膨張式冷凍機2,第1
膨張シリンダ3,第2膨張シリンダ4,第1クライオパネ
ル5,第2クライオパネル6,活性炭7,ケーシング8及
び窒素パージバルブ10と同じ構成を有して同様に動作
する。そして、50K〜80Kに冷却される第1クライ
オパネル15で真空チャンバ19内の水蒸気を凝縮して
排気し、10K〜20Kに冷却される第2クライオパネ
ル16で真空チャンバ19内の窒素ガスや酸素ガスやア
ルゴンガスを凝縮して排気し、活性炭17で真空チャン
バ19内の水素ガスを吸着して排気する。
【0021】ここで、上記2段膨張式冷凍機12は、図
2に示すように、圧縮機21からの高圧ヘリウムガスを
第1膨張シリンダ13および第2膨張シリンダ14内に
導入排出するためのバルブディスク22を有しており、
バルブモータ23によって回転駆動されるようになって
いる。そして、バルブディスク22は、吸気時には、図
2(a)に示すようにヘリウムガスの吸入口24と第1膨
張シリンダ13とを連通させる一方、排気時には、図2
(b)に示すようにヘリウムガスの排気口25と第1膨張
シリンダ13とを連通させる。
【0022】上述のバルブディスク22の動作によっ
て、吸気時には、上記第1膨張シリンダ13に供給され
たヘリウムガスは第1ディスプレーサ26内の蓄冷材2
7によって冷却されながら第2膨張シリンダ14に供給
され、第2ディスプレーサ28内の蓄冷材29によって
冷却されながら先端部の膨張室30に至る。その場合、
中間圧力に保持されている中間圧室31の圧力と高圧の
膨張室30の圧力との圧力差によって、両ディスプレー
サ26,28がバルブディスク22側に移動し、膨張室
30の体積が増加する。
【0023】一方、上記排気時には、上記膨張室30内
が一気に減圧され、発生した冷熱によって冷却されたヘ
リウムガスが両蓄冷材29,27を冷却しながら排気口
25より排気される。その場合、中間圧力に保持されて
いる中間圧室31の圧力と低圧の膨張室30の圧力との
圧力差によって、両ディスプレーサ26,28が膨張室
30側に移動し、膨張室30の体積が減少する。
【0024】こうして、上記バルブモータ23によって
バルブディスク22を回転駆動することによって第1ヒ
ートステーション32および第2ヒートステーション3
3が極低温に冷却される。したがって、バルブモータ2
3の回転数を制御することによって、膨張室30内での
冷熱の発生効率を制御して両クライオパネル15,16
の温度を制御できるのである。図3は、バルブモータ2
3の運転周波数と第1クライオパネル15および第2ク
ライオパネル16の温度との関係を示す。図より、運転
周波数が20Hz〜35Hzでは、第2クライオパネル1
6の温度は殆どの水素は離脱するが酸素は離脱しない2
5K〜35Kとなる。また、第1クライオパネル15
は、第2クライオパネル16の温度より約60K高い温
度で平行して推移する。
【0025】そこで、本実施の形態においては、図1に
示すように、上記2段膨張式冷凍機12に高圧ヘリウム
ガスを供給する圧縮機21の回転周波数を制御する周波
数変換器35によって、バルブモータ23の回転周波数
を制御可能にするのである。そして、第1クライオパネ
ル15及び第2クライオパネル16の外面に温度センサ
36,37を取り付けると共に、両温度センサ36,37
によって検出された第1,第2クライオパネル15,16
の外面温度に基づいて周波数変換器35を制御して、バ
ルブモータ23の回転周波数を制御する周波数制御手段
38を設ける。
【0026】そして、上記クライオポンプ稼働時には、
周波数制御手段38によってバルブモータ23を50/
60Hzで運転して、底沸点ガスを凝縮,吸着する第2ク
ライオパネル16の温度を10K〜20Kに保つ。一
方、再生処理時には、第2クライオパネル16の外面温
度が25K〜35Kになるように、バルブモータ23の
回転周波数を20Hz〜35Hzに制御するのである。こ
うして、低周波数運転を数分間行うことによって、第2
クライオパネル16の内側に張り付けられた活性炭17
に吸着された水素は総て放出されて排気される。
【0027】上述の場合、再生処理時の加熱手段として
のヒータを必要とはしない。したがって、発火源がな
く、放出された水素ガスが爆発することはない。さら
に、第2クライオパネル16は80Kより十分低い温度
を保っているので、外面に凝縮されている酸素は放出さ
れない。その結果、水素ガスと酸素ガスとが混合される
ことがなく、爆発の危険性は皆無となる。
【0028】その後、上記周波数制御手段38によって
バルブモータ23の回転周波数を50/60Hzに戻し、
第2クライオパネル16の温度をクライオポンプ11が
使用可能となる20K以下に下げるクールダウンを行
う。以後、上記動作を繰り返して、水素を放出排気す
る。こうして、構造上、溜め込み量が少ない水素を小ま
めに放出排気し、溜め込み量の多い酸素の放出排気間隔
は長くする。尚、酸素も放出排気する場合には、バルブ
モータ23の上記低周波数運転を数分間行って水素が完
全に放出排気された後、上記低周波運転を継続するか或
いは回転周波数を更に低下させて第2クライオパネル1
6の温度を90K以上に上げればよい。
【0029】このように、本実施の形態においては、上
記温度センサ36,37による第1,第2クライオパネル
15,16の検出温度に基づいて、周波数制御手段38
によって2段膨張式冷凍機11のバルブモータ23の回
転周波数を制御可能にする。そして、再生処理時には、
バルブモータ23の回転周波数を20Hz〜35Hzに制
御して、第2クライオパネル16の温度25K〜35K
に保って水素を放出排気させる。したがって、従来のよ
うなヒータ等の発火源を必要とはせず、爆発の危険を無
くすことができる。また、水素を酸素と分離して放出排
気することによって、水素ガスと酸素ガスとが混合され
て爆発することを防止するのである。
【0030】上記説明においては、上記周波数制御手段
38によって第2クライオパネル16の温度を制御し
て、水素のみを選択的に放出する場合を例に説明してい
るが、第1クライオパネル15と第2クライオパネル1
6の温度を水,窒素,酸素,アルゴン,水素等の各物質の沸
点を下側から順次通過するように制御することによっ
て、上記各気体を選択的に排気できることは言うまでも
ない。
【0031】尚、上記実施の形態においては、上記再生
処理時には、バルブモータ23の回転周波数を制御して
2段膨張式冷凍機11の冷凍能力を制御することによっ
てクライオパネル15,16の温度を上げるようにして
いる。これを、圧縮機21の回転周波数制御によって行
っても差し支えない。
【0032】<第2実施の形態>第1実施の形態におけ
る2段膨張式冷凍機11の冷凍能力の低下は、バルブモ
ータ23を停止することによっても可能である。そこ
で、本実施の形態においては、周波数制御手段38によ
って、上記バルブモータ23の発停を制御するのであ
る。そして、第2クライオパネル16の活性炭17に吸
着された水素の選択的放出を次のように行う。
【0033】図4は、本実施の形態における水素ガス放
出時における第1,第2クライオパネル15,16の温度
変化の一例を示す。図4において、上記第1クライオパ
ネル15の温度が70Kであって第2クライオパネル1
6の温度が12Kである時点t0において、バルブモー
タ23を停止させて水素ガスの放出を開始する。そうす
ると、両クライオパネル15,16の温度が上昇し始
め、やがて第2クライオパネル16の温度が水素が放出
される25K以上になると活性炭17に吸着されている
水素の放出が始まる。
【0034】ところで、水蒸気を凝縮する第1クライオ
パネル15の温度が120K以上になると、凝縮されて
付着していた水蒸気が離脱してより低温の第2クライオ
パネル16で凝縮され、第2クライオパネル16の表面
や活性炭17に吸着されることになる。そうすると、通
常の再生処理時には高々90Kまで加熱すればよい第2
クライオパネル16を120K以上に加熱しないと水蒸
気が離脱しないため、第2クライオパネル16を不必要
に加熱しなければならなくなる。したがって、第1クラ
イオパネル15の温度が110Kに至る時点t1におい
て、バルブモータ23を駆動して両クライオパネル1
5,16の温度を低下させる。そして、時点t2において
第2クライオパネル16の温度が30Kに至ると再度バ
ルブモータ23を停止する。
【0035】また、上記第2クライオパネル16の温度
が酸素の沸点90.2Kを越えると酸素が離脱し始め、
チャンバ18内において水素ガスと混合して爆発の危険
性が生ずる。そこで、第2クライオパネル16の温度が
80Kに至る時点t3において、バルブモータ23を停
止する。
【0036】以上の動作を繰り返し、上記第2クライオ
パネル16の活性炭17に吸着されていた水素を完全に
放出排気した後に、第2クライオパネル16の温度を2
0K以下に下げる上記クールダウンに移行するのであ
る。
【0037】このように、本実施の形態においては、2
段膨張式冷凍機11の第1クライオパネル15および第
2クライオパネル16の温度を検出し、再生処理時には
バルブモータ23を停止する。そして、第1クライオパ
ネル15の温度が水蒸気の分圧が上昇し始める温度に近
い110Kに到達するか、あるいは、第2クライオパネ
ル16の温度が酸素が離脱始める温度に近い80Kに到
達するとバルブモータ23を停止する。また、上記第1
クライオパネル15の温度が水素が離脱しなくなる温度
に近い30Kに到達すると再度バルブモータ23を駆動
するのである。したがって、断線や漏電等があるために
信頼性の低いヒータを用いることなく、効率良く水素の
みを選択的に放出排気することができる。
【0038】尚、上記実施の形態においては、第1,第
2クライオパネル15,16の再生処理時には、バルブ
モータ23の発停によって2段膨張式冷凍機12の冷凍
能力を制御し、クライオパネル15,16の温度を制御
するようにしている。これを、圧縮機21の発停によっ
て行っても差し支えない。
【0039】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1に係
る発明のクライオポンプの再生装置では、再生処理時に
は、温度センサからの検出信号に基づく水素吸着用クラ
イオパネルの温度が参照され、周波数制御手段によって
周波数設定手段が制御されて、水素吸着用クライオパネ
ルの温度が所定の温度領域に入るようにバルブモータの
回転周波数が設定されるので、上記温度領域を水素は離
脱するが酸素は離脱しない領域とすることによって、断
線や漏電等のために信頼性の低いヒータを用いることな
く安全に水素の離脱排気を行うことができる。その場合
に、上記水素吸着用クライオパネルに凝縮され付着して
いる酸素は離脱しないので、放出された水素ガスと酸素
ガスとが混じることが無く、更に安全に水素の放出排気
を行うことができる。
【0040】また、請求項2に係る発明のクライオポン
プの再生方法は、水素吸着用クライオパネルの温度を検
出し、この検出された温度が所定の温度領域に入るよう
にバルブモータの回転周波数を設定するので、上記水素
吸着用クライオパネルの温度領域を水素は離脱するが酸
素は離脱しない領域とすることによって、断線や漏電等
のために信頼性の低いヒータを用いることなく安全に水
素の離脱排気を行うことができる。その場合に、上記水
素吸着用クライオパネルに凝縮されて付着している酸素
は離脱しないので、更に安全に水素の放出排気を行うこ
とができる。
【0041】また、請求項3に係る発明のクライオポン
プの再生方法は、水素吸着用クライオパネルの温度を検
出し、この検出された温度が所定の温度領域に入るよう
にバルブモータの発停を行うので、上記水素吸着用クラ
イオパネルの温度領域を水素は離脱するが酸素は離脱し
ない温度領域とすることによって、断線や漏電等のため
に信頼性の低いヒータを用いることなく安全に水素の離
脱排気を行うことができる。その場合に、水素吸着用ク
ライオパネルに凝縮されている酸素は離脱しないので、
更に安全に水素の放出排気を行うことができる。
【0042】また、請求項4に係る発明のクライオポン
プの再生方法は、水素吸着用クライオパネルの温度を検
出し、この検出された温度が所定の温度領域に入るよう
に圧縮機の回転周波数を設定するので、上記水素吸着用
クライオパネルの温度領域を水素は離脱するが酸素は離
脱しない領域とすることによって、断線や漏電等のため
に信頼性の低いヒータを用いることなく安全に水素の離
脱排気を行うことができる。そして、その場合に、水素
吸着用クライオパネルに凝縮されている酸素は離脱しな
いので、更に安全に水素の放出排気を行うことができ
る。
【0043】また、請求項5に係る発明のクライオポン
プの再生方法は、水素吸着用クライオパネルの温度を検
出し、この検出された温度が所定の温度領域に入るよう
に圧縮機の発停を行うので、上記水素吸着用クライオパ
ネルの温度領域を水素は離脱するが酸素は離脱しない領
域とすることによって、断線や漏電等のために信頼性の
低いヒータを用いることなく安全に水素の離脱排気を行
うことができる。その場合に、水素吸着用クライオパネ
ルに凝縮されている酸素は離脱しないので、更に安全に
水素の放出排気を行うことができる。
【0044】また、請求項6に係る発明のクライオポン
プの再生方法は、上記バルブモータあるいは圧縮機の発
停を、水蒸気凝縮用クライオパネルの温度が上記所定の
温度領域とは異なる温度領域に入るように行うので、上
記水素吸着用クライオパネルの温度領域を水素は離脱す
るが酸素は離脱しない領域とし、上記水蒸気凝縮用クラ
イオパネルの温度領域を水蒸気は離脱しない領域とする
ことによって、信頼性の低いヒータを用いることなく水
素の選択的離脱排気を行う場合に、上記水蒸気凝縮用ク
ライオパネルから離脱した水蒸気が水素吸着用クライオ
パネルで凝縮されることを防止できる。したがって、凝
縮された水蒸気を離脱させるために上記水素吸着用クラ
イオパネルの温度を不必要に上昇させる必要が無く、効
率良く再生処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のクライオポンプの再生装置における
一例を示す概念図である。
【図2】図1における2段膨張式冷凍装置の動作説明図
である。
【図3】図1におけるバルブモータの運転周波数と第
1,第2クライオパネルの温度との関係を示す図であ
る。
【図4】図1におけるバルブモータの発停によって水素
ガスの放出を行う場合の第1,第2クライオパネルの温
度変化の一例を示す図である。
【図5】従来のクライオポンプの構成を示す概念図であ
る。
【符号の説明】
11…クライオポンプ、 12…2段膨張式
冷凍装置、13…第1膨張シリンダ、 14…
第2膨張シリンダ、15…第1クライオパネル、
16…第2クライオパネル、17…活性炭、
19…チャンバ、21…圧縮機、
22…バルブディスク、23…バルブモー
タ、 35…周波数変換器、38…周波数
制御手段。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 膨張式冷凍機(12)と、この膨張式冷凍
    機(12)によって冷却される水素吸着用クライオパネル
    (16)を有するクライオポンプ(11)の再生装置であっ
    て、 上記水素吸着用クライオパネル(16)に取り付けられる
    と共に、上記水素吸着用クライオパネル(16)の温度を
    検出して、検出信号を出力する温度センサ(37)と、 上記膨張式冷凍機(12)に設けられて、冷媒ガスの給入
    排出を切り換えるバルブディスク(22)と、 上記バルブディスク(22)を回転駆動するバルブモータ
    (23)と、 上記バルブモータ(23)の回転周波数を設定する周波数
    設定手段(35)と、 上記温度センサ(37)からの検出信号を受けて、再生処
    理時には、上記水素吸着用クライオパネル(16)の温度
    が所定の温度領域に入るように上記周波数設定手段(3
    5)を制御する周波数制御手段(38)を備えたことを特
    徴とするクライオポンプの再生装置。
  2. 【請求項2】 膨張式冷凍機(12)を有するクライオポ
    ンプ(11)の再生方法であって、 上記膨張式冷凍機(12)に取り付けられた水素吸着用ク
    ライオパネル(16)の温度を検出し、 この検出された温度が所定の温度領域に入るように、上
    記膨張式冷凍機(12)に対する冷媒ガスの給入排出を切
    り換えるバルブディスク(22)を回転駆動するバルブモ
    ータ(23)の回転周波数を設定することを特徴とするク
    ライオポンプの再生方法。
  3. 【請求項3】 膨張式冷凍機(12)を有するクライオポ
    ンプ(11)の再生方法であって、 上記膨張式冷凍機(12)に取り付けられた水素吸着用ク
    ライオパネル(16)の温度を検出し、 この検出された温度が所定の温度領域に入るように、上
    記膨張式冷凍機(12)に対する冷媒ガスの給入排出を切
    り換えるバルブディスク(22)を回転駆動するバルブモ
    ータ(23)の発停を行うことを特徴とするクライオポン
    プの再生方法。
  4. 【請求項4】 膨張式冷凍機(12)を有するクライオポ
    ンプ(11)の再生方法であって、 上記膨張式冷凍機(12)に取り付けられた水素吸着用ク
    ライオパネル(16)の温度を検出し、 この検出された温度が所定の温度領域に入るように、上
    記膨張式冷凍機(12)に冷媒ガスを供給する圧縮機(2
    1)の回転周波数を設定することを特徴とするクライオ
    ポンプの再生方法。
  5. 【請求項5】 膨張式冷凍機(12)を有するクライオポ
    ンプ(11)の再生方法であって、 上記膨張式冷凍機(12)に取り付けられた水素吸着用ク
    ライオパネル(16)の温度を検出し、 この検出された温度が所定の温度領域に入るように、上
    記膨張式冷凍機(12)に冷媒ガスを供給する圧縮機(2
    1)の発停を行うことを特徴とするクライオポンプの再
    生方法。
  6. 【請求項6】 請求項3あるいは請求項5に記載のクラ
    イオポンプの再生方法であって、 上記膨張式冷凍機(12)に取り付けられた水蒸気凝縮用
    クライオパネル(15)の温度を検出し、 この検出された温度が上記所定の温度領域とは異なる所
    定の温度領域に入るように、上記発停を行うことを特徴
    とするクライオポンプの再生方法。
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