JPH11141527A - 止め具 - Google Patents
止め具Info
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- JPH11141527A JPH11141527A JP32209997A JP32209997A JPH11141527A JP H11141527 A JPH11141527 A JP H11141527A JP 32209997 A JP32209997 A JP 32209997A JP 32209997 A JP32209997 A JP 32209997A JP H11141527 A JPH11141527 A JP H11141527A
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- 239000002184 metal Substances 0.000 description 3
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 2
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Landscapes
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】常に安定した状態で重量物に取り付け得ると共
に、重量物への取り付け及び取り外し作業を容易に行い
得る止め具を提供し、また、構成を簡略化させて安価に
形成し得る止め具を提供する。 【解決手段】頭付きボルトの頭部側外周に軸方向への移
動が規制された状態で嵌装されると共に重量物との当接
側に鍔部を有する筒状部材と、筒状部材の外周に嵌装さ
れる筒状部及び該筒状部の端縁から外径方向に立ち上が
ると共に係止孔が設けられた立上がり部を有する係止部
材とを具備し、係止部材の筒状部の軸方向の長さが筒状
部材の軸方向の長さより短く設定されて、係止部材が筒
状部材の外周面に回転自在に嵌装されていることを特徴
とする。筒状部材には、例えばその中心軸方向に向かっ
て突出する突起が形成され、該突起が転造ボルトで形成
されたボルトの円筒形状の非ネジ部に圧接されることに
より、筒状部材のボルトの軸方向への移動が規制され
る。
に、重量物への取り付け及び取り外し作業を容易に行い
得る止め具を提供し、また、構成を簡略化させて安価に
形成し得る止め具を提供する。 【解決手段】頭付きボルトの頭部側外周に軸方向への移
動が規制された状態で嵌装されると共に重量物との当接
側に鍔部を有する筒状部材と、筒状部材の外周に嵌装さ
れる筒状部及び該筒状部の端縁から外径方向に立ち上が
ると共に係止孔が設けられた立上がり部を有する係止部
材とを具備し、係止部材の筒状部の軸方向の長さが筒状
部材の軸方向の長さより短く設定されて、係止部材が筒
状部材の外周面に回転自在に嵌装されていることを特徴
とする。筒状部材には、例えばその中心軸方向に向かっ
て突出する突起が形成され、該突起が転造ボルトで形成
されたボルトの円筒形状の非ネジ部に圧接されることに
より、筒状部材のボルトの軸方向への移動が規制され
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばコンクリー
ト成形品等の重量物に取り付けられ、重量物を吊り上げ
たり、吊り下げたり、継いだり、あるいは止めたり引い
たりする際に使用される止め具に関する。
ト成形品等の重量物に取り付けられ、重量物を吊り上げ
たり、吊り下げたり、継いだり、あるいは止めたり引い
たりする際に使用される止め具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンクリート成形品等の重量物を
例えば吊り上げる場合には、通常コンクリート成形品の
壁面に埋設されたインサートが使用される。このインサ
ートは、図11に示すように、内部に雌ネジ孔50aを
有する略有底筒状に形成され、雌ネジ孔50aに止め具
としてのアイボルト51の雄ネジ部51bを螺合させ、
このアイボルト51に例えば図示しないシャックル(図
示せず)を連結する。そして、クレーン等に連結された
ワイヤーロープをシャックルに係止させ、シャックルを
矢印イの如く上方に引っ張ることによって、コンクリー
ト成形品52を吊り上げる。
例えば吊り上げる場合には、通常コンクリート成形品の
壁面に埋設されたインサートが使用される。このインサ
ートは、図11に示すように、内部に雌ネジ孔50aを
有する略有底筒状に形成され、雌ネジ孔50aに止め具
としてのアイボルト51の雄ネジ部51bを螺合させ、
このアイボルト51に例えば図示しないシャックル(図
示せず)を連結する。そして、クレーン等に連結された
ワイヤーロープをシャックルに係止させ、シャックルを
矢印イの如く上方に引っ張ることによって、コンクリー
ト成形品52を吊り上げる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このア
イボルト51でコンクリート成形品52を吊り上げる方
法にあっては、止め具としてのアイボルト51をコンク
リート成形品52に常に安定した状態で取り付けること
が困難であると共に、アイボルト51のコンクリート成
形品52への取り付け及び取り外し作業が面倒であると
いう問題点があった。すなわち、アイボルト51をコン
クリート成形品52に取り付ける場合、アイボルト51
の雄ネジ部51bをその根本までインサート50の雌ネ
ジ孔50aにねじ込んだとしても、アイボルト51の円
環部51aが常に図11に示すように上下方向に向くと
は限らず円環部51aが斜めに傾くことが多い。
イボルト51でコンクリート成形品52を吊り上げる方
法にあっては、止め具としてのアイボルト51をコンク
リート成形品52に常に安定した状態で取り付けること
が困難であると共に、アイボルト51のコンクリート成
形品52への取り付け及び取り外し作業が面倒であると
いう問題点があった。すなわち、アイボルト51をコン
クリート成形品52に取り付ける場合、アイボルト51
の雄ネジ部51bをその根本までインサート50の雌ネ
ジ孔50aにねじ込んだとしても、アイボルト51の円
環部51aが常に図11に示すように上下方向に向くと
は限らず円環部51aが斜めに傾くことが多い。
【0004】したがって、コンクリート成形品52の側
面52aに埋設されているインサート50の雌ネジ孔5
0aが通常右ネジであることから、コンクリート成形品
52を吊り上げる際に、インサート50にねじ込まれた
アイボルト51の円環部51aが右側に傾いていると、
コンクリート成形品52の荷重によりアイボルト51が
反時計方向に回転して緩み、また、アイボルト51の円
環部51aが左側に傾いていると、アイボルト51が時
計方向に回転してインサート50に更にねじ込まれる。
面52aに埋設されているインサート50の雌ネジ孔5
0aが通常右ネジであることから、コンクリート成形品
52を吊り上げる際に、インサート50にねじ込まれた
アイボルト51の円環部51aが右側に傾いていると、
コンクリート成形品52の荷重によりアイボルト51が
反時計方向に回転して緩み、また、アイボルト51の円
環部51aが左側に傾いていると、アイボルト51が時
計方向に回転してインサート50に更にねじ込まれる。
【0005】その結果、取り付けた後のアイボルト51
のインサート50の雌ネジ孔50aに対する緩みやねじ
込みによって、アイボルト51がインサート50に常に
適正なトルクでねじ込まれた状態(所定のねじ込み量)
を維持することが困難になると共に、コンクリート成形
品52の吊り上げ時に、例えばアイボルト51が更にね
じ込まれることにより、強大な吊り上げ荷重によってア
イボルト51の雄ネジ部51bがインサート50の雌ネ
ジ孔50aに過度にねじ込まれ、吊り上げ作業完了後の
アイボルト51の取り外し作業が非常に面倒になる。な
お、この問題は、アイボルト51を螺合させる相手がコ
ンクリート成形品52に埋設されたインサート50の雌
ネジ孔50aでなく、例えば鋼材等からなる重量物に設
けられた雌ネジ孔であっても同様である。
のインサート50の雌ネジ孔50aに対する緩みやねじ
込みによって、アイボルト51がインサート50に常に
適正なトルクでねじ込まれた状態(所定のねじ込み量)
を維持することが困難になると共に、コンクリート成形
品52の吊り上げ時に、例えばアイボルト51が更にね
じ込まれることにより、強大な吊り上げ荷重によってア
イボルト51の雄ネジ部51bがインサート50の雌ネ
ジ孔50aに過度にねじ込まれ、吊り上げ作業完了後の
アイボルト51の取り外し作業が非常に面倒になる。な
お、この問題は、アイボルト51を螺合させる相手がコ
ンクリート成形品52に埋設されたインサート50の雌
ネジ孔50aでなく、例えば鋼材等からなる重量物に設
けられた雌ネジ孔であっても同様である。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、請求項1ないし3記載の発明の目的は、常に安
定した状態で重量物に取り付け得ると共に、重量物への
取り付け及び取り外し作業を容易に行い得る止め具を提
供することにあり、また、請求項4または5記載の発明
の目的は、請求項1ないし3記載の発明の目的に加え、
構成を簡略化させて安価に形成し得る止め具を提供する
ことにある。
もので、請求項1ないし3記載の発明の目的は、常に安
定した状態で重量物に取り付け得ると共に、重量物への
取り付け及び取り外し作業を容易に行い得る止め具を提
供することにあり、また、請求項4または5記載の発明
の目的は、請求項1ないし3記載の発明の目的に加え、
構成を簡略化させて安価に形成し得る止め具を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成すべ
く、本発明のうち請求項1記載の発明は、頭付きボルト
の頭部側外周に軸方向への移動が規制された状態で嵌装
されると共に重量物との当接側に鍔部を有する筒状部材
と、筒状部材の外周に嵌装される筒状部及び該筒状部の
端縁から外径方向に立ち上がると共に係止孔が設けられ
た立上がり部を有する係止部材とを具備し、係止部材の
筒状部の軸方向の長さが筒状部材の軸方向の長さより短
く設定されて、係止部材が筒状部材の外周面に回転自在
に嵌装されていることを特徴とする。
く、本発明のうち請求項1記載の発明は、頭付きボルト
の頭部側外周に軸方向への移動が規制された状態で嵌装
されると共に重量物との当接側に鍔部を有する筒状部材
と、筒状部材の外周に嵌装される筒状部及び該筒状部の
端縁から外径方向に立ち上がると共に係止孔が設けられ
た立上がり部を有する係止部材とを具備し、係止部材の
筒状部の軸方向の長さが筒状部材の軸方向の長さより短
く設定されて、係止部材が筒状部材の外周面に回転自在
に嵌装されていることを特徴とする。
【0008】また、請求項2記載の発明は、重量物がコ
ンクリート成形品で形成され、該コンクリート成形品に
埋設されるインサートの外径と筒状部材の鍔部の外径が
略同一に設定されていることを特徴とする。
ンクリート成形品で形成され、該コンクリート成形品に
埋設されるインサートの外径と筒状部材の鍔部の外径が
略同一に設定されていることを特徴とする。
【0009】このように構成することにより、止め具の
ボルトの雄ネジ部を、例えばインサートの雌ネジ孔にね
じ込むことによって止め具がコンクリート成形品に取り
付けられ、この止め具の係止部材の係止孔にワイヤーロ
ープ等を係止させてコンクリート成形品を吊り上げる。
止め具は、コンクリート成形品への取り付け時に、その
係止部材がボルトの軸方向への移動が規制された筒状部
材の外周に回転自在に嵌装されているため、ボルトのね
じ込み量に応じてその位置が特定化されることがなく、
ボルトのインサートの雌ネジ孔へのねじ込みトルクを常
に適正にすることができ、その取り付けや取り外しも容
易になる。また、筒状部材の鍔部の外径をインサートの
外径と略同一に設定することにより、鍔部がコンクリー
ト成形品の表面に直接接触することがなくなり表面の傷
付きが防止される。
ボルトの雄ネジ部を、例えばインサートの雌ネジ孔にね
じ込むことによって止め具がコンクリート成形品に取り
付けられ、この止め具の係止部材の係止孔にワイヤーロ
ープ等を係止させてコンクリート成形品を吊り上げる。
止め具は、コンクリート成形品への取り付け時に、その
係止部材がボルトの軸方向への移動が規制された筒状部
材の外周に回転自在に嵌装されているため、ボルトのね
じ込み量に応じてその位置が特定化されることがなく、
ボルトのインサートの雌ネジ孔へのねじ込みトルクを常
に適正にすることができ、その取り付けや取り外しも容
易になる。また、筒状部材の鍔部の外径をインサートの
外径と略同一に設定することにより、鍔部がコンクリー
ト成形品の表面に直接接触することがなくなり表面の傷
付きが防止される。
【0010】また、請求項3記載の発明は、ボルトの筒
状部材の鍔部より先端側に、重量物との当接側に鍔部が
形成された円筒形状の長さ調整部材が嵌装されることを
特徴とする。このように構成することにより、止め具
は、ボルトの先端側に嵌装された長さ調整部材の反鍔部
側が筒状部材の鍔部に当接し、長さ調整部材の鍔部が重
量物に当接した状態で取り付けられる。この長さ調整部
材により、例えばインサートの種々の深さの雌ネジ孔に
対応することができ、止め具の重量物への取り付け作業
が一層容易になる。
状部材の鍔部より先端側に、重量物との当接側に鍔部が
形成された円筒形状の長さ調整部材が嵌装されることを
特徴とする。このように構成することにより、止め具
は、ボルトの先端側に嵌装された長さ調整部材の反鍔部
側が筒状部材の鍔部に当接し、長さ調整部材の鍔部が重
量物に当接した状態で取り付けられる。この長さ調整部
材により、例えばインサートの種々の深さの雌ネジ孔に
対応することができ、止め具の重量物への取り付け作業
が一層容易になる。
【0011】また、請求項4記載の発明は、筒状部材に
その中心軸方向に向かって突出する突起が形成され、該
突起が転造ボルトで形成されたボルトの円筒形状の非ネ
ジ部に圧接されることにより、筒状部材のボルトの軸方
向への移動が規制されていることを特徴とする。また、
請求項5記載の発明は、ボルトが雄ネジ部の山径と同一
かもしくは小さい外径の非ネジ部を有する材料系ボルト
で形成され、ボルトの非ネジ部に筒状部材が圧嵌される
ことにより、筒状部材のボルトの軸方向への移動が規制
されていることを特徴とする。
その中心軸方向に向かって突出する突起が形成され、該
突起が転造ボルトで形成されたボルトの円筒形状の非ネ
ジ部に圧接されることにより、筒状部材のボルトの軸方
向への移動が規制されていることを特徴とする。また、
請求項5記載の発明は、ボルトが雄ネジ部の山径と同一
かもしくは小さい外径の非ネジ部を有する材料系ボルト
で形成され、ボルトの非ネジ部に筒状部材が圧嵌される
ことにより、筒状部材のボルトの軸方向への移動が規制
されていることを特徴とする。
【0012】このように構成することにより、筒状部材
の突起を転造ボルトの雄ネジ部の山径より径小な非ネジ
部に当接させて、雄ネジ部の山によって筒状部材の軸方
向への移動が規制されたり、例えば材料系ボルトの非ネ
ジ部に筒状部材を圧嵌させるだけで、筒状部材のボルト
の軸方向への移動が規制されるため、ボルトには何ら加
工を施す必要がなく、市販のボルトを使用することがで
きる等、構成の簡略化が図れて安価な止め具が得られ
る。
の突起を転造ボルトの雄ネジ部の山径より径小な非ネジ
部に当接させて、雄ネジ部の山によって筒状部材の軸方
向への移動が規制されたり、例えば材料系ボルトの非ネ
ジ部に筒状部材を圧嵌させるだけで、筒状部材のボルト
の軸方向への移動が規制されるため、ボルトには何ら加
工を施す必要がなく、市販のボルトを使用することがで
きる等、構成の簡略化が図れて安価な止め具が得られ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図面に基づいて詳細に説明する。図1〜図8は、本発
明に係わる止め具の一実施例を示し、図1がその斜視
図、図2がその平面図、図3が図2のA−A線矢視図、
図4が図2のB−B線矢視断面図、図5がその使用形態
の一例を示す断面図、図6が他の使用形態を示す断面
図、図7がさらに他の使用形態を示す断面図、図8がそ
の要部の斜視図である。
を図面に基づいて詳細に説明する。図1〜図8は、本発
明に係わる止め具の一実施例を示し、図1がその斜視
図、図2がその平面図、図3が図2のA−A線矢視図、
図4が図2のB−B線矢視断面図、図5がその使用形態
の一例を示す断面図、図6が他の使用形態を示す断面
図、図7がさらに他の使用形態を示す断面図、図8がそ
の要部の斜視図である。
【0014】図1〜図4において、止め具1は、頭部2
aと雄ネジ部2bを有する頭付き六角ボルト2(ボルト
2という)と、このボルト2の頭部2a側の外周に嵌装
された筒状部材3と、この筒状部材3の外周に回転自在
に嵌装された係止部材4とを有している。ボルト2は転
造ボルトで形成され、図2に示すように、その頭部2a
側の非ネジ部5の外径R1は、雄ネジ部2bの谷径R2
より大きく山径R3より小さく設定されている。
aと雄ネジ部2bを有する頭付き六角ボルト2(ボルト
2という)と、このボルト2の頭部2a側の外周に嵌装
された筒状部材3と、この筒状部材3の外周に回転自在
に嵌装された係止部材4とを有している。ボルト2は転
造ボルトで形成され、図2に示すように、その頭部2a
側の非ネジ部5の外径R1は、雄ネジ部2bの谷径R2
より大きく山径R3より小さく設定されている。
【0015】上記筒状部材3は金属パイプで形成され、
ボルト2の雄ネジ部2bの山径R3と略同一の内径r1
を有する円筒部3aと、この円筒部3aの一端側に形成
された径大な鍔部3bとを有している。円筒部3aの他
端側(ボルト2の頭部2a側)で直径方向の両端位置に
は、筒状部材3の外周面側からの打ち込みによって内側
に突出する一対の突起6が形成され、この突起6がボル
ト2の非ネジ部5の雄ネジ部2b側端部の外周面に当接
している。この突起6は筒状部材3の内側に略円錐形状
に突出する状態で2個形成されているが、例えば1個で
あっても良いし、突条で形成しても良い。また、筒状部
材3の長手方向に対する突起6の形成位置も、ボルト2
の非ネジ部である首下部の長さに応じて設定される。
ボルト2の雄ネジ部2bの山径R3と略同一の内径r1
を有する円筒部3aと、この円筒部3aの一端側に形成
された径大な鍔部3bとを有している。円筒部3aの他
端側(ボルト2の頭部2a側)で直径方向の両端位置に
は、筒状部材3の外周面側からの打ち込みによって内側
に突出する一対の突起6が形成され、この突起6がボル
ト2の非ネジ部5の雄ネジ部2b側端部の外周面に当接
している。この突起6は筒状部材3の内側に略円錐形状
に突出する状態で2個形成されているが、例えば1個で
あっても良いし、突条で形成しても良い。また、筒状部
材3の長手方向に対する突起6の形成位置も、ボルト2
の非ネジ部である首下部の長さに応じて設定される。
【0016】この突起6によって筒状部材3のボルト2
の軸方向への移動が規制、すなわち筒状部材3のボルト
2からの抜けが防止されている。なお、筒状部材3は、
打ち込みによる突起6の非ネジ部5の外周面への圧接に
よって、ボルト2の周方向への回転が規制されている。
また、鍔部3bの外径R5(図3参照)は、後述するイ
ンサート7の外径R6(図5参照)と略同一に設定され
ている。
の軸方向への移動が規制、すなわち筒状部材3のボルト
2からの抜けが防止されている。なお、筒状部材3は、
打ち込みによる突起6の非ネジ部5の外周面への圧接に
よって、ボルト2の周方向への回転が規制されている。
また、鍔部3bの外径R5(図3参照)は、後述するイ
ンサート7の外径R6(図5参照)と略同一に設定され
ている。
【0017】上記係止部材4は、金属板の加工により形
成され、筒状部材3の円筒部3aの外周面に嵌装される
略C字形状の筒状部4aと、この筒状部4aの端縁から
外径方向に所定長さ突出する状態で立ち上がる一対の立
上がり部4b、4cとを有している。筒状部4aは、図
2に示すように、その内径r2が筒状部材3の円筒部3
aの外径R4より若干大きく設定されると共に、その軸
方向の長さL2が筒状部材3の円筒部3aの長さL1よ
り若干短く設定されている。
成され、筒状部材3の円筒部3aの外周面に嵌装される
略C字形状の筒状部4aと、この筒状部4aの端縁から
外径方向に所定長さ突出する状態で立ち上がる一対の立
上がり部4b、4cとを有している。筒状部4aは、図
2に示すように、その内径r2が筒状部材3の円筒部3
aの外径R4より若干大きく設定されると共に、その軸
方向の長さL2が筒状部材3の円筒部3aの長さL1よ
り若干短く設定されている。
【0018】また、係止部材4の立上がり部4b、4c
は外形形状が略円形に形成され、その略中心位置には係
止孔8が板厚方向に連通した状態でそれぞれ設けられて
いる。この立上がり部4b、4cの外周縁部及び係止孔
8の開口端縁には、強度向上のための外側に屈曲した鍔
9がそれぞれ形成されると共に、筒状部材3の鍔部3b
側である左側端には、立上がり部4b、4cに対して略
90度の屈曲角度を有する側面視略三角形状の折り返し
部10がそれぞれ形成されている。
は外形形状が略円形に形成され、その略中心位置には係
止孔8が板厚方向に連通した状態でそれぞれ設けられて
いる。この立上がり部4b、4cの外周縁部及び係止孔
8の開口端縁には、強度向上のための外側に屈曲した鍔
9がそれぞれ形成されると共に、筒状部材3の鍔部3b
側である左側端には、立上がり部4b、4cに対して略
90度の屈曲角度を有する側面視略三角形状の折り返し
部10がそれぞれ形成されている。
【0019】なお、折り返し部10の端面は、筒状部材
3の鍔部3bの端面より所定寸法t後方側(ボルト2の
頭部2a側で図5参照)位置する如く設定され、また、
折り返し部10の屈曲部には、屈曲線に沿って補強用の
1対のリブ11がそれぞれ形成されている。
3の鍔部3bの端面より所定寸法t後方側(ボルト2の
頭部2a側で図5参照)位置する如く設定され、また、
折り返し部10の屈曲部には、屈曲線に沿って補強用の
1対のリブ11がそれぞれ形成されている。
【0020】この止め具1は、先ず転造により形成され
た所定長さのボルト2の頭部2a側外周に筒状部材3の
円筒部3aを嵌合し、筒状部材3を外周側から打ち込ん
で突起6を形成して、筒状部材3をボルト2に連結固定
する。そして、この筒状部材3の円筒部3aの外周に、
筒状部4aが開いて平板状に形成されると共に、立上が
り部4b、4cに係止孔8や鍔9が形成されている係止
部材4の筒状部4aをセットし、この筒状部4aを円筒
部3aの外周面に沿って折り曲げ加工する。
た所定長さのボルト2の頭部2a側外周に筒状部材3の
円筒部3aを嵌合し、筒状部材3を外周側から打ち込ん
で突起6を形成して、筒状部材3をボルト2に連結固定
する。そして、この筒状部材3の円筒部3aの外周に、
筒状部4aが開いて平板状に形成されると共に、立上が
り部4b、4cに係止孔8や鍔9が形成されている係止
部材4の筒状部4aをセットし、この筒状部4aを円筒
部3aの外周面に沿って折り曲げ加工する。
【0021】この加工により、一対の立上がり部4b、
4cが極僅かな間隙を有して対向し、一対の係止孔8が
立上がり部4b、4cの板厚方向に連通すると共に、筒
状部4aが筒状部材3の円筒部3aの外周面に回転自在
な状態で嵌装される。この状態でボルト2に筒状部材3
が連結固定され、また係止部材4が筒状部材3に回転自
在な状態で連結される。これにより、ボルト2、筒状部
材3及び係止部材4の3つの部品が一体化されて止め具
1が形成され、この止め具1が例えば止め具メーカから
出荷される。
4cが極僅かな間隙を有して対向し、一対の係止孔8が
立上がり部4b、4cの板厚方向に連通すると共に、筒
状部4aが筒状部材3の円筒部3aの外周面に回転自在
な状態で嵌装される。この状態でボルト2に筒状部材3
が連結固定され、また係止部材4が筒状部材3に回転自
在な状態で連結される。これにより、ボルト2、筒状部
材3及び係止部材4の3つの部品が一体化されて止め具
1が形成され、この止め具1が例えば止め具メーカから
出荷される。
【0022】そして、この止め具1は、例えば重量物で
あるコンクリート成形品を吊り上げる際に、図5に示す
ような形態で使用される。すなわち、先ず、コンクリー
ト成形品13の垂直な側面13aに埋設され水平方向に
開口しているインサート7の雌ネジ孔7aに、止め具1
のボルト2の雄ネジ部2bを水平方向から螺合させる。
この時、ボルト2は適正なトルクで筒状部材3の鍔部3
bがインサート7の開口端面7bに当接するまでねじ込
まれる。
あるコンクリート成形品を吊り上げる際に、図5に示す
ような形態で使用される。すなわち、先ず、コンクリー
ト成形品13の垂直な側面13aに埋設され水平方向に
開口しているインサート7の雌ネジ孔7aに、止め具1
のボルト2の雄ネジ部2bを水平方向から螺合させる。
この時、ボルト2は適正なトルクで筒状部材3の鍔部3
bがインサート7の開口端面7bに当接するまでねじ込
まれる。
【0023】この止め具1をインサート7に取り付けた
状態においては、係止部材4の筒状部4aが筒状部材3
の円筒部3aの外周面に回転自在に嵌装されているた
め、立上がり部4b、4cがその自重により回転して、
図5の二点鎖線で示すように下方に位置している。この
状態で、立上がり部4b、4cが上方に位置するように
係止部材4を回転させ、立上がり部4b、4cの係止孔
8にシャックル14を連結し、このシャックル14に図
示しないワイヤーロープのフックを係止させて、クレー
ン等によりコンクリート成形品13を吊り上げる。
状態においては、係止部材4の筒状部4aが筒状部材3
の円筒部3aの外周面に回転自在に嵌装されているた
め、立上がり部4b、4cがその自重により回転して、
図5の二点鎖線で示すように下方に位置している。この
状態で、立上がり部4b、4cが上方に位置するように
係止部材4を回転させ、立上がり部4b、4cの係止孔
8にシャックル14を連結し、このシャックル14に図
示しないワイヤーロープのフックを係止させて、クレー
ン等によりコンクリート成形品13を吊り上げる。
【0024】この吊り上げ時に、立上がり部4b、4c
の係止孔8には、矢印イの如く上方に向かう荷重が作用
し、その結果、ボルト2には反時計方向の曲げモーメン
トが作用する。しかし、筒状部材3の鍔部3bがインサ
ート7の開口端面7bに押さえ付けられて下方に向かう
摩擦力が発生するため、吊り上げ荷重がボルト2の剪断
力とこの摩擦力によって分担される形となり、ボルト2
に作用する荷重が軽減されると共に、筒状部材3の鍔部
3bがコンクリート成形品13の側面13aに直接的に
接触することがなくなり、止め具1による側面13aの
傷付きが防止される。
の係止孔8には、矢印イの如く上方に向かう荷重が作用
し、その結果、ボルト2には反時計方向の曲げモーメン
トが作用する。しかし、筒状部材3の鍔部3bがインサ
ート7の開口端面7bに押さえ付けられて下方に向かう
摩擦力が発生するため、吊り上げ荷重がボルト2の剪断
力とこの摩擦力によって分担される形となり、ボルト2
に作用する荷重が軽減されると共に、筒状部材3の鍔部
3bがコンクリート成形品13の側面13aに直接的に
接触することがなくなり、止め具1による側面13aの
傷付きが防止される。
【0025】なお、図5に示す使用形態においては、止
め具1をコンクリート成形品13の垂直な側面13aに
取り付ける場合について説明したが、上記止め具1は、
この使用形態に限定されるものでもなく、例えば図6に
示す使用形態でも使用することができる。なお、図6に
おいて図5と同一部位には同一符号を付し、その詳細な
説明は省略する。以下の各実施例においても同様であ
る。
め具1をコンクリート成形品13の垂直な側面13aに
取り付ける場合について説明したが、上記止め具1は、
この使用形態に限定されるものでもなく、例えば図6に
示す使用形態でも使用することができる。なお、図6に
おいて図5と同一部位には同一符号を付し、その詳細な
説明は省略する。以下の各実施例においても同様であ
る。
【0026】図6に示す使用形態においては、コンクリ
ート成形品13の上面13bに、その雌ネジ孔7aが垂
直方向に開口する如くインサート7が埋設され、このイ
ンサート7の雌ネジ孔7aに上方から止め具1のボルト
2が垂直状態でねじ込まれる。そして、止め具1の立上
がり部4b、4cの係止孔8にシャックル14が連結さ
れ、このシャックル14が上方に引っ張られることによ
り、止め具1がボルト2の軸方向に引っ張られてコンク
リート成形品13が吊り上げられる。なお、この使用形
態においては、止め具1の立上がり部4b、4cがコン
クリート成形品13の上面13b上を水平方向に回転し
て、所定位置でシャックル14に連結されることにな
る。
ート成形品13の上面13bに、その雌ネジ孔7aが垂
直方向に開口する如くインサート7が埋設され、このイ
ンサート7の雌ネジ孔7aに上方から止め具1のボルト
2が垂直状態でねじ込まれる。そして、止め具1の立上
がり部4b、4cの係止孔8にシャックル14が連結さ
れ、このシャックル14が上方に引っ張られることによ
り、止め具1がボルト2の軸方向に引っ張られてコンク
リート成形品13が吊り上げられる。なお、この使用形
態においては、止め具1の立上がり部4b、4cがコン
クリート成形品13の上面13b上を水平方向に回転し
て、所定位置でシャックル14に連結されることにな
る。
【0027】また、図5及び図6に示す使用形態におい
ては、筒状部材3の鍔部3bをインサート7の開口端面
7bに直接当接させて取り付ける場合について説明した
が、例えばインサート7の雌ネジ孔7aの深さが種々設
定されている場合は、図7及び図8に示すようにして止
め具1をインサート7に取り付ける。すなわち、予めボ
ルト2の雄ネジ部2bの長さ、すなわち筒状部材3の鍔
部3bの端面から雄ネジ部2bの先端までの長さを比較
的長く設定し、コンクリート成形品13への取り付けに
は図8に示すような長さ調整部材15を使用する。
ては、筒状部材3の鍔部3bをインサート7の開口端面
7bに直接当接させて取り付ける場合について説明した
が、例えばインサート7の雌ネジ孔7aの深さが種々設
定されている場合は、図7及び図8に示すようにして止
め具1をインサート7に取り付ける。すなわち、予めボ
ルト2の雄ネジ部2bの長さ、すなわち筒状部材3の鍔
部3bの端面から雄ネジ部2bの先端までの長さを比較
的長く設定し、コンクリート成形品13への取り付けに
は図8に示すような長さ調整部材15を使用する。
【0028】長さ調整部材15は、金属パイプにより筒
状部材3と略同形状に形成されて、円筒部15aの内径
r3が雄ネジ部2bの外径R1(図2参照)と略同一か
若干大きく設定され、円筒部15aの一端側には鍔部1
5bが形成されている。そして、この長さ調整部材15
を止め具1のボルト2の雄ネジ部2bに嵌装させ、ボル
ト2の雄ネジ部2bをインサート7の雌ネジ孔7aに螺
合させて、鍔部15bがインサート7の開口端面7bに
当接するまでねじ込む。
状部材3と略同形状に形成されて、円筒部15aの内径
r3が雄ネジ部2bの外径R1(図2参照)と略同一か
若干大きく設定され、円筒部15aの一端側には鍔部1
5bが形成されている。そして、この長さ調整部材15
を止め具1のボルト2の雄ネジ部2bに嵌装させ、ボル
ト2の雄ネジ部2bをインサート7の雌ネジ孔7aに螺
合させて、鍔部15bがインサート7の開口端面7bに
当接するまでねじ込む。
【0029】これにより、止め具1がコンクリート成形
品13の側面13aに対して、長さ調整部材15の略長
さ寸法L3に対応した間隔を有して取り付けられる。な
お、この使用形態における長さ調整部材15は、その長
さL3が異なる複数種類に設定されるのが好ましく、ま
た、ボルト2として例えば高張力ボルトが使用されるの
が好ましい。
品13の側面13aに対して、長さ調整部材15の略長
さ寸法L3に対応した間隔を有して取り付けられる。な
お、この使用形態における長さ調整部材15は、その長
さL3が異なる複数種類に設定されるのが好ましく、ま
た、ボルト2として例えば高張力ボルトが使用されるの
が好ましい。
【0030】このように、上記実施例の止め具1によれ
ば、鍔部3bを有しボルト2の軸方向への移動が規制さ
れた状態で筒状部材3をボルト2の頭部2a側外周に嵌
装し、この筒状部材3の円筒部3a外周に係止部材4を
回転自在に嵌装しているため、ボルト2の雄ネジ部2b
をインサート7の雌ネジ孔7aに、筒状部材3の鍔部3
bがインサート7の開口端面7bに当接するまでねじ込
んでも、係止部材4をボルト2の頭部2a側外周に回転
自在に保持することができる。
ば、鍔部3bを有しボルト2の軸方向への移動が規制さ
れた状態で筒状部材3をボルト2の頭部2a側外周に嵌
装し、この筒状部材3の円筒部3a外周に係止部材4を
回転自在に嵌装しているため、ボルト2の雄ネジ部2b
をインサート7の雌ネジ孔7aに、筒状部材3の鍔部3
bがインサート7の開口端面7bに当接するまでねじ込
んでも、係止部材4をボルト2の頭部2a側外周に回転
自在に保持することができる。
【0031】その結果、係止部材4の向きがボルト2の
ねじ込み量に応じて特定化されることがなくなり、ボル
ト2をインサート7の雌ネジ孔7aに常に適正なトルク
でねじ込むことができて、止め具1のインサート7への
取り付け状態を安定させることができる。
ねじ込み量に応じて特定化されることがなくなり、ボル
ト2をインサート7の雌ネジ孔7aに常に適正なトルク
でねじ込むことができて、止め具1のインサート7への
取り付け状態を安定させることができる。
【0032】また、止め具1をインサート7に取り付け
た後に止め具1の螺合状態が変化することがないため、
取り付け後のコンクリート成形品13の荷重によるねじ
込みで止め具1のインサート7からの取り外しが困難に
なったり、取り付け後のボルト2の緩みによるワイヤー
ロープの長さ調整作業等も不要になり、止め具1のイン
サート7への取り付け及び取り外し作業を容易に行うこ
とができる。
た後に止め具1の螺合状態が変化することがないため、
取り付け後のコンクリート成形品13の荷重によるねじ
込みで止め具1のインサート7からの取り外しが困難に
なったり、取り付け後のボルト2の緩みによるワイヤー
ロープの長さ調整作業等も不要になり、止め具1のイン
サート7への取り付け及び取り外し作業を容易に行うこ
とができる。
【0033】特に、係止部材4の折り返し部10の端面
を筒状部材3の鍔部3bの端面より寸法t後方側に位置
させているため、止め具1をインサート7に取り付けた
場合に、係止部材4とコンクリート成形品13の側面1
3aとの間に所定の間隙が形成され、折り返し部10の
側面13aへの当接による係止部材4の回転不能状態の
発生がなくなる等、止め具1のインサート7への取り付
け作業が一層容易に行える。また、止め具1の筒状部材
3や係止部材4のコンクリート成形品13の側面13a
や上面13b等の表面への直接的な接触を防ぐことがで
き、表面の傷付きが防止される。
を筒状部材3の鍔部3bの端面より寸法t後方側に位置
させているため、止め具1をインサート7に取り付けた
場合に、係止部材4とコンクリート成形品13の側面1
3aとの間に所定の間隙が形成され、折り返し部10の
側面13aへの当接による係止部材4の回転不能状態の
発生がなくなる等、止め具1のインサート7への取り付
け作業が一層容易に行える。また、止め具1の筒状部材
3や係止部材4のコンクリート成形品13の側面13a
や上面13b等の表面への直接的な接触を防ぐことがで
き、表面の傷付きが防止される。
【0034】さらに、筒状部材3に形成した突起6によ
り筒状部材3のボルト2に対する抜けが防止されるた
め、ボルト2と筒状部材3及び係止部材4を常に一体化
させることができ、止め具1の運搬等を容易に行うこと
ができると共に、インサート7への取り付け及び取り外
し作業がより容易に行える。
り筒状部材3のボルト2に対する抜けが防止されるた
め、ボルト2と筒状部材3及び係止部材4を常に一体化
させることができ、止め具1の運搬等を容易に行うこと
ができると共に、インサート7への取り付け及び取り外
し作業がより容易に行える。
【0035】また、ボルト2として例えば市販されてい
る転造ボルトを使用し、このボルト2の非ネジ部5外周
に筒状部材3を嵌装し、筒状部材3の円筒部3aの直径
方向の両端位置を打ち込んで一対の突起6を設けるだけ
で、筒状部材3のボルト2に対する抜けが防止されるた
め、ボルト2に対する加工が不要になる等、筒状部材3
とボルト2の連結構造等を簡略化させることができて、
止め具1自体を安価に形成することが可能になる。
る転造ボルトを使用し、このボルト2の非ネジ部5外周
に筒状部材3を嵌装し、筒状部材3の円筒部3aの直径
方向の両端位置を打ち込んで一対の突起6を設けるだけ
で、筒状部材3のボルト2に対する抜けが防止されるた
め、ボルト2に対する加工が不要になる等、筒状部材3
とボルト2の連結構造等を簡略化させることができて、
止め具1自体を安価に形成することが可能になる。
【0036】またさらに、ボルト2の長さを比較的長く
設定しインサート7への取り付け時に長さ調整部材15
を使用することにより、インサート7の雌ネジ孔7aの
深さの違いに容易に対応することができて、種々の形態
のインサート7に使用することができると共に、コンク
リート成形品13の吊り上げ時のボルト2の曲がりによ
る折り返し部10のコンクリート成形品13の側面13
aへの接触が完全になくなり、側面13a等への傷付き
が一層確実に防止される。
設定しインサート7への取り付け時に長さ調整部材15
を使用することにより、インサート7の雌ネジ孔7aの
深さの違いに容易に対応することができて、種々の形態
のインサート7に使用することができると共に、コンク
リート成形品13の吊り上げ時のボルト2の曲がりによ
る折り返し部10のコンクリート成形品13の側面13
aへの接触が完全になくなり、側面13a等への傷付き
が一層確実に防止される。
【0037】また、ボルト2をコンクリート成形品13
の垂直な側面13aあるいは水平な上面13bに設けら
れているインサート7に取り付けることができるため、
止め具1を種々の形態のコンクリート成形品13や、あ
るいは型、鋼材等の他のあらゆる重量物の吊り上げに使
用することができ、汎用性の優れた止め具1を得ること
ができる。
の垂直な側面13aあるいは水平な上面13bに設けら
れているインサート7に取り付けることができるため、
止め具1を種々の形態のコンクリート成形品13や、あ
るいは型、鋼材等の他のあらゆる重量物の吊り上げに使
用することができ、汎用性の優れた止め具1を得ること
ができる。
【0038】図9は、本発明に係わる止め具の他の実施
例を示す断面図で、この実施例の止め具21は、ボルト
22として材料系ボルトが使用され、その頭部22a側
には雄ネジ部22bの山径と略同一の外径を有する非ネ
ジ部25が形成され、この非ネジ部25に円筒部23a
及び筒部23bを有する筒状部材23が圧嵌されてい
る。
例を示す断面図で、この実施例の止め具21は、ボルト
22として材料系ボルトが使用され、その頭部22a側
には雄ネジ部22bの山径と略同一の外径を有する非ネ
ジ部25が形成され、この非ネジ部25に円筒部23a
及び筒部23bを有する筒状部材23が圧嵌されてい
る。
【0039】筒状部材23の非ネジ部25への圧嵌は、
非ネジ部25の外径と略同一の内径を有する筒状部材2
3の円筒部23aを圧入するか、あるいは非ネジ部25
の外径より僅かに大きい内径の円筒部23aを嵌装した
後に、円筒部23aの所定の外周面をハンマ等で叩き、
図9の寸法αを寸法βより小さく(α<β)設定するこ
とにより行われる。そして、筒状部材23の外周に、筒
状部24a及び立上がり部24b、24c(24cは図
示せず)を有する係止部材24が回転自在に嵌装され
る。
非ネジ部25の外径と略同一の内径を有する筒状部材2
3の円筒部23aを圧入するか、あるいは非ネジ部25
の外径より僅かに大きい内径の円筒部23aを嵌装した
後に、円筒部23aの所定の外周面をハンマ等で叩き、
図9の寸法αを寸法βより小さく(α<β)設定するこ
とにより行われる。そして、筒状部材23の外周に、筒
状部24a及び立上がり部24b、24c(24cは図
示せず)を有する係止部材24が回転自在に嵌装され
る。
【0040】このように構成しても、筒状部材23をボ
ルト22の非ネジ部25に、ボルト22の軸方向への移
動を規制した状態で嵌装させることができ、上記実施例
の止め具1と同様の作用効果を得ることができる。な
お、この連結構造においては、例えば図10に示すよう
に、雄ネジ部22bの山径が非ネジ部25の外径より小
さく設定されているボルト22にも適用することができ
る。
ルト22の非ネジ部25に、ボルト22の軸方向への移
動を規制した状態で嵌装させることができ、上記実施例
の止め具1と同様の作用効果を得ることができる。な
お、この連結構造においては、例えば図10に示すよう
に、雄ネジ部22bの山径が非ネジ部25の外径より小
さく設定されているボルト22にも適用することができ
る。
【0041】なお、上記各実施例においては、係止部材
4の立上がり部4b、4cの外形形状を略円形に形成し
たが、例えば略方形状に形成しても良いし、係止部材4
の筒状部4aの長さL2や、ボルト2、22の非ネジ部
5、25の長さ及び雄ネジ部2b、22bの長さ等も一
例であって、適宜に変更することができる。また、上記
各実施例においては、筒状部材3、23のボルト2、2
2の軸方向への移動を、筒状部材3に設けた突起6や筒
状部材23の圧嵌によって規制したが、例えば筒状部材
3、23とボルト2、22とをピンや溶接等によって連
結固定して、軸方向への移動を規制するようにしても良
い。
4の立上がり部4b、4cの外形形状を略円形に形成し
たが、例えば略方形状に形成しても良いし、係止部材4
の筒状部4aの長さL2や、ボルト2、22の非ネジ部
5、25の長さ及び雄ネジ部2b、22bの長さ等も一
例であって、適宜に変更することができる。また、上記
各実施例においては、筒状部材3、23のボルト2、2
2の軸方向への移動を、筒状部材3に設けた突起6や筒
状部材23の圧嵌によって規制したが、例えば筒状部材
3、23とボルト2、22とをピンや溶接等によって連
結固定して、軸方向への移動を規制するようにしても良
い。
【0042】さらに、上記各実施例においては、板状の
係止部材4を折り曲げ加工することにより、係止部材4
を筒状部材3の円筒部3aの外周面に回転自在に嵌装す
るようにしたが、例えば上記係止部材4を2分割した形
状の一対の係止部材を予め成形し、筒状部材3を挟んだ
状態で分割した筒状部材を溶接等によって連結固定する
ようにしても良い。また、上記各実施例においては、止
め具1、21により重量物を吊り上げる場合について説
明したが、本発明に係わる止め具1、21は、重量物の
吊り下げ、継ぎ、止めや引き等に使用することも勿論可
能である。
係止部材4を折り曲げ加工することにより、係止部材4
を筒状部材3の円筒部3aの外周面に回転自在に嵌装す
るようにしたが、例えば上記係止部材4を2分割した形
状の一対の係止部材を予め成形し、筒状部材3を挟んだ
状態で分割した筒状部材を溶接等によって連結固定する
ようにしても良い。また、上記各実施例においては、止
め具1、21により重量物を吊り上げる場合について説
明したが、本発明に係わる止め具1、21は、重量物の
吊り下げ、継ぎ、止めや引き等に使用することも勿論可
能である。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1または2
記載の発明によれば、鍔部を有する筒状部材をボルトの
頭部側に軸方向の移動を規制した状態で嵌装し、この筒
状部材の外周に係止部材の筒状部を回転自在に嵌装して
いるため、ボルトの雄ネジ部を例えばコンクリート成形
品等の重量物の雌ネジ孔に螺合させて取り付けた場合
に、係止孔を有する立上がり部を自由に回転させること
ができ、取り付け後にボルトが緩んだり更なるねじ込み
が防止され、常に安定した取り付け状態を得ることがで
きると共に、止め具の重量物に対する取り付け及び取り
外し作業を容易に行うことができる。
記載の発明によれば、鍔部を有する筒状部材をボルトの
頭部側に軸方向の移動を規制した状態で嵌装し、この筒
状部材の外周に係止部材の筒状部を回転自在に嵌装して
いるため、ボルトの雄ネジ部を例えばコンクリート成形
品等の重量物の雌ネジ孔に螺合させて取り付けた場合
に、係止孔を有する立上がり部を自由に回転させること
ができ、取り付け後にボルトが緩んだり更なるねじ込み
が防止され、常に安定した取り付け状態を得ることがで
きると共に、止め具の重量物に対する取り付け及び取り
外し作業を容易に行うことができる。
【0044】また、請求項3記載の発明によれば、請求
項1または2記載の発明の効果に加え、ボルトに鍔部を
有する長さ調整部材を嵌装させて重量物に取り付けるこ
とができるため、重量物の雌ネジ孔の深さの違いに対応
することができ、種々の形態の重量物に止め具を取り付
けることができる等、止め具の取り付け作業等を一層容
易に行うことができると共に、止め具による重量物表面
への傷付きが確実に防止される。
項1または2記載の発明の効果に加え、ボルトに鍔部を
有する長さ調整部材を嵌装させて重量物に取り付けるこ
とができるため、重量物の雌ネジ孔の深さの違いに対応
することができ、種々の形態の重量物に止め具を取り付
けることができる等、止め具の取り付け作業等を一層容
易に行うことができると共に、止め具による重量物表面
への傷付きが確実に防止される。
【0045】また、請求項4または5記載の発明によれ
ば、請求項1ないし3記載の発明の効果に加え、ボルト
として市販されている転造ボルトや材料系ボルトを使用
することができると共に、筒状部材のボルトに対する軸
方向への移動規制構造を簡略化させることができる等、
安価な止め具を得ることができる。
ば、請求項1ないし3記載の発明の効果に加え、ボルト
として市販されている転造ボルトや材料系ボルトを使用
することができると共に、筒状部材のボルトに対する軸
方向への移動規制構造を簡略化させることができる等、
安価な止め具を得ることができる。
【図1】本発明に係わる止め具の一実施例を示す斜視図
【図2】同その平面図
【図3】同図2のA−A線矢視図
【図4】同図2のB−B線矢視断面図
【図5】同その使用形態の一例を示す断面図
【図6】同他の使用形態を示す断面図
【図7】同さらに他の使用形態を示す断面図
【図8】同その長さ調整部材の斜視図
【図9】本発明に係わる止め具の他の実施例を示す断面
図
図
【図10】同その変形例を示す断面図
【図11】従来の止め具の使用形態の断面図
1、21・・・・・止め具 2、22・・・・・頭付き六角ボルト 2a、22a・・・頭部 2b、22b・・・雄ネジ部 3、23・・・・・筒状部材 3a、23a・・・円筒部 3b、23b・・・鍔部 4、24・・・・・係止部材 4a、24c・・・筒状部 4b、4c・・・・立上がり部 5、25・・・・・非ネジ部 6・・・・・・・・突起 7・・・・・・・・インサート 7a・・・・・・・雌ネジ孔 7b・・・・・・・開口端面 8・・・・・・・・係止孔 10・・・・・・・折り返し部 13・・・・・・・コンクリート成形品 13a・・・・・・側面 13b・・・・・・上面 15・・・・・・・長さ調整部材 15b・・・・・・鍔部
Claims (5)
- 【請求項1】頭付きボルトの頭部側外周に軸方向への移
動が規制された状態で嵌装されると共に重量物との当接
側に鍔部を有する筒状部材と、該筒状部材の外周に嵌装
される筒状部及び該筒状部の端縁から外径方向に立ち上
がると共に係止孔が設けられた立上がり部を有する係止
部材とを具備し、前記係止部材の筒状部の軸方向の長さ
が前記筒状部材の軸方向の長さより短く設定されて、係
止部材が筒状部材の外周面に回転自在に嵌装されている
ことを特徴とする止め具。 - 【請求項2】前記重量物がコンクリート成形品で形成さ
れ、該コンクリート成形品に埋設されるインサートの外
径と前記筒状部材の鍔部の外径が略同一に設定されてい
ることを特徴とする請求項1記載の止め具。 - 【請求項3】前記ボルトの筒状部材の鍔部より先端側
に、重量物との当接側に鍔部が形成された略円筒形状の
長さ調整部材が嵌装されることを特徴とする請求項1ま
たは2記載の止め具。 - 【請求項4】前記筒状部材にその中心軸方向に向かって
突出する突起が形成され、該突起が転造ボルトで形成さ
れた前記ボルトの円筒形状の非ネジ部に圧接されること
により、筒状部材のボルトの軸方向への移動が規制され
ていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに
記載の止め具。 - 【請求項5】前記ボルトが雄ネジ部の山径と同一かもし
くは小さい外径の非ネジ部を有する材料系ボルトで形成
され、該ボルトの非ネジ部に前記筒状部材が圧嵌される
ことにより、筒状部材のボルトの軸方向への移動が規制
されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれ
かに記載の止め具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32209997A JPH11141527A (ja) | 1997-11-06 | 1997-11-06 | 止め具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32209997A JPH11141527A (ja) | 1997-11-06 | 1997-11-06 | 止め具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11141527A true JPH11141527A (ja) | 1999-05-25 |
Family
ID=18139915
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32209997A Pending JPH11141527A (ja) | 1997-11-06 | 1997-11-06 | 止め具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11141527A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9851049B1 (en) | 2016-08-29 | 2017-12-26 | John Rene Spronken | Crane tie arm adjustment |
| CN109578397A (zh) * | 2018-12-07 | 2019-04-05 | 江西洪都航空工业集团有限责任公司 | 一种万向十字联轴器 |
| USD874082S1 (en) | 2016-08-29 | 2020-01-28 | John Rene Spronken | Crane tie-arm |
-
1997
- 1997-11-06 JP JP32209997A patent/JPH11141527A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9851049B1 (en) | 2016-08-29 | 2017-12-26 | John Rene Spronken | Crane tie arm adjustment |
| USD874082S1 (en) | 2016-08-29 | 2020-01-28 | John Rene Spronken | Crane tie-arm |
| CN109578397A (zh) * | 2018-12-07 | 2019-04-05 | 江西洪都航空工业集团有限责任公司 | 一种万向十字联轴器 |
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