JPH11141584A - ブレーキトルク測定装置 - Google Patents

ブレーキトルク測定装置

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JPH11141584A
JPH11141584A JP30715597A JP30715597A JPH11141584A JP H11141584 A JPH11141584 A JP H11141584A JP 30715597 A JP30715597 A JP 30715597A JP 30715597 A JP30715597 A JP 30715597A JP H11141584 A JPH11141584 A JP H11141584A
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JP
Japan
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moment arm
brake torque
back metal
fulcrum
slit
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JP30715597A
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English (en)
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Riyouichi Kurasako
涼一 倉迫
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Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制動時におけるブレーキトルクを測定する装
置において、低負荷での高い測定精度を維持しつつ、高
負荷でのセンサの破壊を防止する。 【解決手段】 摩擦パッド202の裏金204のロータ
回出側に、ブレーキトルクがかかる方向Xと公差する方
向Yにスリット214を設け、このスリット214を設
けることによりモーメントアーム201を形成する。モ
ーメントアーム201の作用点Fの変位が所定量S2 以
上になると、マウンティング206側からの反力はモー
メントアーム201の支点Pを介することなく、ストッ
パピン222を介して直接裏金204側に伝達(バイパ
ス)される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転部材と連結さ
れ該回転部材と共に回転するロータに、固定部材側に設
けられ裏金と一体化された摩擦パッドを押し付ける構成
とされたブレーキ機構のブレーキトルク測定装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ディスクブレーキは、車輪(回転部材)
側と連結され、該車輪と共に回転するロータに、車体
(固定部材)側に設けられた摩擦パッドを押し付けるこ
とにより、車両の持っている運動エネルギを熱エネルギ
に変換しながらロータの回転を制動している。摩擦パッ
ドは、金属製の裏金と一体化されている。摩擦パッドが
ロータに押し付けられると、ロータ側からロータ接線方
向の力(ブレーキトルク)を受けるが、この裏金が車体
側の部材であるマウンティングに受け止められることに
より、該車体側から反力を受けられるようになってい
る。
【0003】このようなブレーキ装置は、車両を安定し
て制動させるために、ときに雨天時や滑り易い路面でも
車輪をロックさせないためのABS(アンチロック・ブ
レーキ・システム)と組合せて使用される。又、緊急回
避時等の急激なステアリング操作の場合にでもエンジン
の出力と車輪のブレーキ制御とを自動的に行い、車両を
安定させるVSC(ビークル・スタビリティ・コントロ
ール)装置等と組合せて使用されることもある。
【0004】このような装置の機能をより効果的に発揮
させるために、現時点でブレーキ装置に作用しているブ
レーキトルクを精度良く測定したいという要求がある。
【0005】そこで、従来、ブレーキ装置内にセンサを
備え、ロータと摩擦パッドとの間に発生しているブレー
キトルクを測定する装置が、例えば特公昭50−185
47号、特開昭62−38334号、特公平5−798
52号、特公平5−85854号、あるいは特公平7−
67907号等において種々提案されている。
【0006】図7に、特公昭50−18547号公報に
開示されたブレーキトルク測定装置を示す。
【0007】キャリパ(図示略)内の中央部に摩擦パッ
ド2が配置されている。該摩擦パッド2には、これと同
一平面形状の裏金4が(紙面の上側から)一体的に重ね
てある。裏金4の両端には、わずかな隙間を設けて(車
体側の)マウンティング6が配置してある。又、図の符
号8が図示せぬ車輪側と連結され、前進走行の際に車輪
と共に矢印A方向に回転するロータである。
【0008】摩擦パッド2の裏金4は、ブレーキペダル
(図示略)の踏込みに応じてピストンシリンダ(図示
略)により点線で示した位置において紙面と垂直の方向
に押圧され、摩擦パッド2を介してロータ8と強く接圧
される。このとき、摩擦パッド2の裏金4は、ロータ8
側からその接線方向の力(=ブレーキトルク)を受け
る。通常は、このブレーキトルクはマウンティング6に
直接受け止められるが、この装置では、摩擦パッド2と
ロータ8との間に発生するブレーキトルクを測定するた
めに、ボール10及びマウンティング6内に配置したセ
ンサ12を介してこのブレーキトルクを受けるようにし
ている。
【0009】センサ12は、いわゆる抵抗線歪みゲージ
に属するもので、かかった荷重に応じて変形し、この変
形量に応じて電気抵抗が変わるのを利用したセンサであ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
公昭50−18547号公報に記載されたブレーキ測定
装置を含め、従来種々提案されているブレーキトルクの
測定装置は、摩擦パッドに掛るブレーキトルクをどのよ
うにして受け止めるかという構造については種々の工夫
がなされてはいるものの、いずれも該ブレーキトルクを
直接的にセンサ(抵抗線歪みゲージ)によって受け止め
る構造となっていた。
【0011】そのため、高感度のセンサを用いると高負
荷のとき(ブレーキトルクが大きいとき)に破壊されて
しまい、又、高負荷に耐え得る低感度センサを用いる
と、低負荷時における測定誤差が大きくなり、(一般に
自動制動制御の場合には低負荷時における制御が多いこ
とから)あまり有益な情報が得られないというのが実情
であった。
【0012】又、従来の測定装置では、いずれもマウン
ティング6(あるいは該マウンティング6に掛る力によ
って変形あるいは移動可能とした部位)にセンサ12を
取り付けていたため、ロータ8の両側(インナ側とアウ
タ側:図示の例では紙面の上側と下側)に摩擦パッド2
を備えたブレーキ装置では、該両側に設置された摩擦パ
ッド2による合計のブレーキトルクが測定されてしま
い、それぞれの摩擦パッド2に発生しているブレーキト
ルクを個々に測定することができないという問題もあっ
た。
【0013】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、ブレーキトルクを測定する際に、特に低
負荷時において高感度な測定精度を維持しつつ、高負荷
がかかった場合でもセンサの破壊を防止することがで
き、且つ、個々の摩擦パッド毎に発生しているブレーキ
トルクをそれぞれ独立して測定することのできるブレー
キトルクの測定装置を提供することをその課題としてい
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、回転部材と連結され該回転部材と共に回転するロー
タに、固定部材側に設けられ裏金と一体化された摩擦パ
ッドを押し付ける構成とされたブレーキ機構のブレーキ
トルク測定装置において、前記摩擦パッドの裏金のロー
タ回出側において、ブレーキトルクのかかる方向と交差
する方向にスリットを設けることによって、該スリット
の終点付近を支点、起点付近を前記固定部材側からの反
力を受ける作用点として、変形可能に形成されたモーメ
ントアームと、該モーメントアームの前記支点付近に設
けられ、該支点付近にかかる変形応力に基づいてブレー
キトルクを検出するトルクセンサと、を備え、且つ、前
記モーメントアームの前記作用点付近の所定量以上の変
位により、前記固定部材側からの反力を、前記モーメン
トアームの支点を介することなく裏金側に伝達可能とす
るバイパス手段と、を備えたことにより、前記課題を解
決したものである。
【0015】図6を用いて本願発明の最も基本的な原理
・作用について説明する。
【0016】本発明においては、ブレーキトルクによっ
て変形するモーメントアーム101を従来と異なり、裏
金104自体に形成する。即ち、このモーメントアーム
101は、裏金104のロータ回出側Eにおいて、ブレ
ーキトルクのかかる方向Xと交差する方向Yに幅S0 の
スリット114を設けることにより、該スリット114
の終点付近を支点P、起点付近をマウンティング(固定
部材)106側からの反力を受ける作用点Fとして、変
形可能に形成される。
【0017】トルクセンサ112は、該モーメントアー
ム101の前記支点P付近に設けられ、該支点P付近に
かかる(裏金104の)変形応力に基づいてブレーキト
ルクを検出する。又、前記モーメントアーム101は、
前記作用点F付近の変位Sが所定量S0 に達すると、マ
ウンティング106側からの反力を、前記モーメントア
ーム101の支点Pを介することなく裏金104側に伝
達可能とするバイパス手段BPが機能する。
【0018】これにより、トルクセンサ112として高
感度のものを使用し、特に低負荷時における高精度なト
ルク測定を可能としつつ、高負荷、即ち大きなブレーキ
トルクがかかった場合には、マウンティング106側か
らの反力はトルクセンサ112の配置された支点P付近
を介することなく、裏金104に直接伝達される。その
ため、該トルクセンサ112の破壊が確実に防止でき
る。
【0019】但し、上記基本原理に基づく構造は、現実
にはスリット114の間隔(幅)S0 を数10〜数10
0ミクロン単位で設定しなければならず、高硬度の裏金
104に対し、このような細い幅S0 のスリット114
を高精度に形成するのは現実的には非常に困難である。
【0020】そこで、請求項2に記載の発明は、前記バ
イパス手段を、前記裏金の摩擦パッドの貼付面と平行に
前記スリットに沿って円柱状の穴を形成すると共に、前
記モーメントアームの前記所定量に相当する分だけ、該
穴の内径より小さな直径を有する円柱状のストッパピン
を、該穴の中に収容した構成とすることにより、上記原
理に基づく構造を低コストで且つ高精度に製造すること
を可能とし、合せて、裏金の板厚方向の変位(ねじれ)
を防止するようにしたものである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
形態を詳細に説明する。
【0022】この実施形態は、図2に示されるように、
回転部材である車輪(図示略)と連結され、該車輪と共
に回転するロータ208に、マウンティング(車体側の
固定部材)206に設けられ、裏金204と一体化され
た摩擦パッド202を押し付ける構成とされた公知のブ
レーキ機構に本発明を適用したものである。なお、摩擦
パッド202は裏金204のロータ208側に貼付され
ており、その平面形状は裏金204と略同一である。
又、ブレーキ機構本来の構造及び作用も、基本的には従
来と同様である。
【0023】このようなブレーキ機構において、本実施
形態にかかるブレーキトルク測定装置は、以下のような
構成が採用されている。
【0024】即ち、図1に示されるように、摩擦パッド
202の裏金204のロータ回出側Eにおいて、ブレー
キトルクを受けることにより変形可能とされたモーメン
トアーム201が形成されている。このモーメントアー
ム201は、具体的には、ブレーキトルクのかかる方向
Xと交差する方向Yに幅S1 のスリット214を設ける
ことによって、該スリット214の終点付近が支点P、
起点付近がマウンティング206側からの反力を受ける
作用点Fとなるように形成されている。モーメントアー
ム201の感度(ブレーキトルクに対する作用点F付近
の変形量S)は、スリット214の終点部分に形成され
た貫通孔216の直径d1を調整することにより、モー
メントアーム201の支点P付近の厚さtを適宜に設定
することにより、最適値に設定できる。
【0025】なお、モーメントアーム201の作用点F
には、マウンティング206からの反力T1 を受け止め
易くするために、凸状のトルク受け部201aが設けら
れている。
【0026】このモーメントアーム201の支点Pの付
近には、該支点P付近にかかる(裏金204の)変形応
力に基づいてブレーキトルクを検出するトルクセンサ2
12が貼付されている。このトルクセンサ212は、モ
ーメントアーム201の支点P付近の変形状態を電気抵
抗の変化として取り出す公知の抵抗線歪みゲージであ
り、図1の(A)で示されるように、クロスに2枚張ら
れている。これは、摩擦パッド202の裏金204は該
摩擦パッド202とロータ208との摩擦熱により膨脹
するため、ブレーキトルクがかからない厚さ方向Wのト
ルクセンサ212Aの検出値を利用して、該熱膨脹によ
る誤差をなくすように補正計算できるようにしたためで
ある。
【0027】一方、このブレーキトルク測定装置には、
マウンティング206側からの反力T1 のバイパス手段
BPが付設されている。このバイパス手段BPは、モー
メントアーム201の作用点F付近の変位Sが所定量S
2 に到達したときに、マウンティング206側からの反
力をモーメントアーム201の支点Pを介することなく
裏金204側に伝達可能とするものである。
【0028】具体的には、このバイパス手段BPは、次
のような構成とされている。
【0029】即ち、まず円柱状の穴220が裏金204
の摩擦パッド202の貼付面(図1の(A)(B)にお
いて紙面と平行な面)と平行にスリット214に沿って
形成される。この穴220の内径はmである。次に、こ
の穴220の中に円柱状のストッパピン222を収容す
る。このストッパピン222は、前記穴220の内径m
より所定量S2 だけ小さな直径とされている。即ち、m
=n+S2 である。ストッパピン222は、適宜の方法
で穴220から抜け出ないようにしておく。例えばスト
ッパピン222を収容した後シリコン等の適宜の素材あ
るいは部材で穴220を閉塞すればよい。
【0030】なお、図2の符号230は、マウンティン
グ206と裏金204との間に設けられた錆付防止及び
裏金支持のための公知のパッドグリップ230である。
【0031】次にこの実施形態の作用を説明する。
【0032】車両が前進方向に進行すると、図2に示さ
れるように車輪の回転と共にロータ208が矢印A方向
に回転する。このとき、図示せぬブレーキペダルが踏み
込まれると、公知の機構によってピストンシリンダ(図
示略)が裏金204と一体の摩擦パッド202をロータ
208側に押し付け、摩擦パッド202をロータ208
に圧接させる。この結果、ロータ208と摩擦パッド2
02との摩擦力により、該摩擦パッド202及び裏金2
04はロータ208の接線方向Xに引き摺られる。この
引き摺られるトルクがブレーキトルクに相当することに
なる。このブレーキトルクは、裏金204のロータ回出
側Eに形成されたモーメントアーム201の支点P及び
作用点Fを介してマウンティング(車体側の固定部材)
206に伝達され、該作用点Fにおいてマウンティング
206側から反力を受ける。この結果、モーメントアー
ム201は支点Pを中心にして矢印Z方向に変形する。
この変形量Sが所定量S2 に達すると、穴220の一部
220Aが該穴220内に収容されたストッパピン22
2と接触し、これ以上の変形が阻止されると同時に、以
降裏金204にいかなる高負荷がかかったとしても、マ
ウンティング206側からの反力はモーメントアーム2
01の支点Pを介することなく、このストッパピン22
2を介して直接裏金204側に伝達(バイパス)され
る。
【0033】この結果、図3に示されるような範囲(D
まで)のブレーキトルクを精度良く測定することができ
るようになる。
【0034】一方、このバイパス手段BPの穴220と
ストッパピン222は、このように所定以上の高負荷の
ブレーキトルクが裏金にかかったときに、その反力をモ
ーメントアーム201の支点P付近を介さずにバイパス
させる機能の他に、該モーメントアーム201の板厚方
向Wの動きを阻止する作用をも奏する。即ち、モーメン
トアーム201は、基本的に裏金204のロータ回出側
にスリット214を切り込むことによって形成されるも
のであるため、ブレーキトルクによって矢印Z方向に変
形可能になると共に、板厚方向Wにも変形可能となる。
しかしながら、このモーメントアーム201の板厚方向
Wの動きは、ブレーキトルクの測定に何等寄与しないだ
けでなく、ときに摩擦パッド202とロータ208との
接触圧を変化させ、ブレーキ本来の効きに悪影響を及ぼ
す可能性がある。この実施形態によれば、モーメントア
ーム201の板厚方向Wの動きは、円柱状の穴220に
収容された同じく円柱状のストッパピン222の当接に
より、これを効果的に阻止することができる。
【0035】周知のとおり、上記実施形態において円柱
状の穴220を精度良く形成することや、同じく円柱状
のストッパピン222を精度良く製造することは、現在
の加工技術で十分可能である。その結果、所定量S2 の
管理もミクロンオーダーで正確に維持することができ
る。この結果、高感度のトルクセンサ212を採用した
としても、該トルクセンサ212の破壊点に対し適切な
測定点Dまでのみの測定ができるように容易に設定する
ことができるようになる。
【0036】この結果、特に低負荷側のブレーキトルク
を感度良く、少ない誤差で測定することができ、しかも
トルクセンサの破壊を確実に防止することができる。
【0037】更に、外径が若干異なるストッパピン22
2を複数備えておくことにより、モーメントアーム20
1の前記所定量(トルクセンサ212の測定できる範囲
に相当)S2 を容易に変更することもできるようにな
る。
【0038】なお、上記実施形態においては、ブレーキ
トルクのかかる方向Xとほぼ直角に交差する方向Yにス
リット214を形成するようにしていたが、特に裏金2
04あるいはマウンティング206との形状等の関係に
より、このスリット214は必ずしもブレーキトルクの
かかる方向Xと直角の方向Yに形成する必要はなく、交
差さえしていれば、直角から若干ずれてもモーメントア
ーム201としての機能を果たすことができる。
【0039】又、上記実施形態ではスリット214を裏
金204のロータ中心側から外周側へ向けて切り込むよ
うにしていたが、ロータ外周側から中心側へ向けて切り
込むようにしてもよい。この場合、当然にモーメントア
ームはスリットの終点付近(ロータ内周側)が支点とな
り、スリットの起点付近(ロータの外周側)が作用点と
なる。
【0040】又、更には図4、図5において他の実施形
態として示したように、スリット314を実質的に裏金
304の中央部(符号314Sの範囲)に形成するよう
にしてもよい。
【0041】この場合でも裏金304と一体化された摩
擦パッド302及び、マウンティング306の全体形状
は前述した実施形態と若干異なるものの、ブレーキトル
ク測定装置そのものは基本的にスリット314によって
形成されたモーメントアーム301がマウンティング3
06から反力を受けトルクセンサ312によって検出さ
れるものであり前述した実施形態と同様の作用が得られ
る。
【0042】なお、符号330は、マウンティング30
6と裏金304との間に設けられた錆付防止及び裏金支
持のための公知のパッドクリップ330である。
【0043】このように、この実施形態では前述した実
施形態とスリットの形成の仕方、裏金、摩擦パッド及び
マウンティングの形状が異なるだけなので前述してきた
実施形態の同一又は類似の部位に下2桁の数字が同一の
符号を図中で付すに止め詳細な説明は重複するので省略
する。
【0044】なお、このブレーキトルクの測定装置は、
裏金及び摩擦パッドがロータを挟んでインナ側及びアウ
タ側にペアで設けられているブレーキ機構においても、
当然に適用可能であり、この場合にはそれぞれの側のブ
レーキトルクを独立して測定することが可能である。こ
の結果、例えば摩擦パッドの片面側のみがより摩耗した
ことによって、ブレーキの鳴き特性にインナ側とアウタ
側とでアンバランスが発生したときに、これを油圧制御
によってきめ細かく対応する等の、各摩擦パッドに対し
て独立した制御もできるようになる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
高感度なトルクセンサを用いて低負荷での高い測定精度
を維持しながら、高負荷でのセンサの破壊を防止できる
という優れた効果が得られる。又、例えばアウタ側とイ
ンナ側に複数の摩擦パッドを有しているブレーキ機構に
おいては、各摩擦パッドに作用しているブレーキトルク
をそれぞれ独立して検出することができるようになると
いう効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたブレーキトルクの測定装置
の実施形態を示す、一部に部分側面図及び部分底面図を
含む図2の矢示I部分の部分拡大正面図
【図2】本実施形態のブレーキトルク測定装置の全体概
略正面図
【図3】本実施形態のブレーキトルク測定装置において
測定できるブレーキトルクの範囲を示したグラフ
【図4】本発明の他の実施形態を示した図2相当の全体
概略正面図
【図5】図4のV部分の部分拡大正面図
【図6】本発明の原理を説明するための、ロータ回出側
にモーメントアームの形成された裏金の部分概略正面図
【図7】従来のブレーキトルク測定装置の、一部に配線
図を含む正面図
【符号の説明】
201、301…モーメントアーム 202、302…摩擦パット 204、304…裏金 206、306…マウンティング 208、308…ロータ 212、312…トルクセンサ 214、314…スリット 220、320…穴 222、322…スットパピン P…支点 F…作用点 BP…バイパス手段 S2 …所定量

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転部材と連結され該回転部材と共に回転
    するロータに、固定部材側に設けられ裏金と一体化され
    た摩擦パッドを押し付ける構成とされたブレーキ機構の
    ブレーキトルク測定装置において、 前記摩擦パッドの裏金のロータ回出側において、ブレー
    キトルクのかかる方向と交差する方向にスリットを設け
    ることによって、該スリットの終点付近を支点、起点付
    近を前記固定部材側からの反力を受ける作用点として、
    変形可能に形成されたモーメントアームと、 該モーメントアームの前記支点付近に設けられ、該支点
    付近にかかる変形応力に基づいてブレーキトルクを検出
    するトルクセンサと、を備え、且つ、 前記モーメントアームの前記作用点付近の所定量以上の
    変位により、前記固定部材側からの反力を、前記モーメ
    ントアームの支点を介することなく裏金側に伝達可能と
    するバイパス手段と、 を備えたことを特徴とするブレーキトルク測定装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記バイパス手段が、 前記裏金の摩擦パッド貼付面と平行に前記スリットに沿
    って円柱状の穴を形成すると共に、 前記モーメントアームの前記所定量に相当する分だけ該
    穴の内径より小さな直径を有する円柱状のストッパピン
    を、該穴の中に収容した構成とされたことを特徴とする
    ブレーキトルク測定装置。
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