JPH11141906A - 脱臭ユニットおよびその脱臭ユニットを用いた空気調和機 - Google Patents

脱臭ユニットおよびその脱臭ユニットを用いた空気調和機

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JPH11141906A
JPH11141906A JP9305443A JP30544397A JPH11141906A JP H11141906 A JPH11141906 A JP H11141906A JP 9305443 A JP9305443 A JP 9305443A JP 30544397 A JP30544397 A JP 30544397A JP H11141906 A JPH11141906 A JP H11141906A
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fin
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deodorizing unit
fins
deodorizing
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JP9305443A
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Inventor
Tsugio Kubo
次雄 久保
Masakatsu Iwashimizu
正勝 岩清水
Tatsuo Nakayama
達雄 中山
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F8/00Treatment, e.g. purification, of air supplied to human living or working spaces otherwise than by heating, cooling, humidifying or drying
    • F24F8/20Treatment, e.g. purification, of air supplied to human living or working spaces otherwise than by heating, cooling, humidifying or drying by sterilisation
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  • Separation Of Gases By Adsorption (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気調和機の脱臭機能として用いる脱臭ユニ
ットにおいて、接触面積の大きなフィンに吸着機能と酸
化分解機能を形成し、通風回路内に設けることにより効
率の高い脱臭を行うものである。 【解決手段】 フィン2の表面に吸着機能や酸化分解機
能を備える触媒層4を形成し、フィン2間を気体が流動
するよう所定の間隔でフィン2を積層するとともに、発
熱体3とフィン2を熱的に一体化した脱臭ユニット1で
ある。そしてこの構成によれば、通常運転時は吸着機能
により臭気成分を吸着し、次に発熱体3に通電すること
によりフィン2を介した熱伝導で触媒層4が活性化さ
れ、吸着した臭気成分や吸着機能から脱離した臭気成分
を酸化分解し、吸着能力を再生することが可能となり、
高性能な交換不要の脱臭機能を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、臭気の吸着,分
解,再生を自動的にし得るようにした吸着酸化触媒脱臭
ユニットとそれを用いた脱臭機能付き空気調和機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のエアコンに用いられている脱臭方
法としては、活性炭を発泡体やハニカム状の成形体など
に添着したものが一般的に知られている。
【0003】また、特開平8−296992号公報に開
示され、図11に示すように、熱交換器11のアルミフ
ィン表面に、光触媒などの常温酸化触媒もしくは常温酸
化触媒と吸着剤より成る脱臭機能をバインダーを用いて
塗布し、紫外線照射ランプ49を熱交換器11の上流も
しくは下流に配置したものや、特開昭62−25574
1号公報で開示され、図12(a)(b)に示すよう
な、光触媒を千鳥形に配置した反射板51a〜51fや
底板52、天井板53に塗布した、殺菌灯54を用いた
脱臭ユニット50を空気調和機9の通風回路内に配置し
たものなどが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の脱臭機能の中で、活性炭を用いたものは、活性
炭表面の物理吸着による吸着のため吸着量の増加ととも
に、臭気成分の脱臭能力が低下して行き、最終的には吸
着飽和状態となり脱臭効果がなくなるといった課題を有
していた。
【0005】また場合によっては逆に臭いの発生源とな
ってしまうことがあり、定期的な交換が必要といった課
題を有していた。
【0006】また、特開昭62−255741号公報に
開示している方式では、接触面積が小さいため、臭気と
光触媒層との充分な接触時間が得られない。このため、
ワンパス当たりの臭気除去率も低くなり、充分な脱臭性
能も得られないと言った課題を有していた。
【0007】さらに、特開平8−296992号公報に
開示している方法では、熱交換器のフィン表面に常温酸
化触媒層や吸着層が形成されているため、接触面積も広
く、ワンパス当たりの除去率も高くなり、脱臭性能とし
ては高い効果が得られるものの、熱交換器のフィン表面
をゼオライトのような無機系の材料で覆ってしまうた
め、熱交換器本来の機能である熱交換効率が大きく低下
してしまう。このため、機器本来の基本性能が低下する
とともに、電気代がアップすると言った課題を有してい
た。
【0008】また、熱交換器のアルミフィン表面に直接
触媒層を形成しているため、触媒毒などの影響で触媒性
能が低下した場合には熱交換器ごと交換する必要があ
り、メンテナンス性が非常に悪く、また交換費用も高く
なるといった課題を有していた。
【0009】また、光触媒を使用した場合、触媒(酸化
チタン)を活性化(励起)する手段として紫外線ランプ
や自然光,室内光などを用いるが、触媒全体に光源が照
射されないと充分な活性(励起)が得られないなどの課
題を有していた。
【0010】本発明はこのような従来の課題を解決する
ものであり、自己再生機能により交換不要の脱臭ユニッ
トを提供することを目的とするものである。
【0011】また本発明は、触媒を塗布したフィンと、
触媒を活性化(励起)させるための発熱体や光源を一体
化することにより、効率のよい触媒の自己再生が可能な
脱臭ユニットを提供することを目的とするものである。
【0012】また本発明は、ワンパス当たりの脱臭効率
を向上させることを目的とするものである。
【0013】また本発明は、機器本来の機能を損なうこ
となく高性能な脱臭ユニットを提供することを目的とす
るものである。
【0014】また本発明は、触媒を活性化する手段であ
る光源や発熱体のコントロールを行い触媒の効果を充分
に発揮させることを目的とするものである。
【0015】さらに本発明は、ランニングコストや修繕
時の費用,メンテナンス性までも考慮した脱臭機能付き
空気調和機を提供することを目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、フィン間を気体が流動するように配列した
フィンの積層体と、発熱体とを一体化し、前記フィンの
表面に吸着機能と酸化分解機能を有する触媒層を形成し
た脱臭ユニット、空気調和機の通風回路内に設けること
により、交換の必要もなく、熱交換器本来の機能も損な
うことのない、高性能な脱臭ユニットの提供が可能とな
り、快適住空間の創造を追求する空気調和機における脱
臭機能の充実を図ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、フィン
の表面に吸着機能や酸化分解機能を備える触媒層を形成
し、フィン間を気体が流動するよう所定の間隔でフィン
を積層するとともに、発熱体とフィンを熱的に一体化し
た脱臭ユニットである。そしてこの構成によれば、通常
運転時は吸着機能により臭気成分を吸着し、次に発熱体
に通電することによりフィンを介した熱伝導で触媒層が
活性化され、吸着した臭気成分や吸着機能から脱離した
臭気成分を酸化分解し、吸着能力を再生することが可能
となり、高性能な交換不要の脱臭機能を得ることができ
る。
【0018】請求項2に記載の発明は、表面に吸着機能
や酸化分解機能を備える光触媒層を形成し、フィン間を
気体が流動するよう所定の間隔で積層するとともに、光
触媒を励起させるための光源をフィンと一体化した脱臭
ユニットである。そしてこの構成によれば、通常運転時
は吸着機能により臭気成分を吸着し、次に光源に通電し
紫外線などの光を触媒層に照射することにより、光触媒
である酸化チタンが励起され、吸着した臭気成分や吸着
機能から脱離した成分を酸化分解し、吸着能力を再生す
ることができ、高性能な交換不要の脱臭機能を得ること
ができる。
【0019】請求項3記載の発明は、フィン表面の一部
にフィン表面の温度を検知する手段を設け、検知した信
号により発熱体の温度制御を行うものである。そしてこ
の構成により、フィンの端部まで吸着剤が吸着した臭気
成分を完全に脱離する所定の温度まで昇温されている
か、また触媒層が臭気成分を完全に酸化分解するに必要
な所定の温度にまで昇温されているかを判断し、発熱体
の通電制御を行うため、完全なる吸着能力の再生が可能
となり、いつまでも初期の脱臭性能が維持できると共
に、長寿命化が可能となる。
【0020】請求項4に記載の発明は、フィン表面の一
部にフィン表面の光量を検知する手段を設け、検知した
信号により光源の光量制御を行うものである。そしてこ
の構成により、吸着剤で吸着した臭気成分を酸化分解す
るための光触媒である酸化チタンの励起に必要な所定の
光量がフィンの端部まで照射されているかを判断し、光
量が低い場合には光量の可変制御を行うため、完全なる
吸着能力の再生が可能となり、いつまでも初期の脱臭性
能が維持できると共に、長寿命化が可能となる。
【0021】請求項5に記載の発明は、フィン表面を粗
面化し表面積を増加させることにより、臭気成分との接
触面積を大きくし、ワンパス当たりの接触効率を向上さ
せたものである。
【0022】請求項6に記載の発明は、フィンをジャバ
ラ状や波板状に成形することにより、表面積を増加さ
せ、臭気成分との接触面積大きくし、ワンパス当たりの
脱臭効率を向上させたものである。
【0023】また請求項7に記載の発明は、フィンに切
り起こしを設けることにより、触媒層と臭気成分との接
触効率を増大させたものである。
【0024】また請求項8に記載の発明は、脱臭ユニッ
トを空気調和機の通風回路内に設けることにより、室内
の臭気成分や揮発性の有機化合物などを取り除く機能を
空気調和機に付加し、快適で健康的な室内空間を実現す
るものである。
【0025】
【実施例】以下本発明の実施例について図面を参照して
説明する。
【0026】(実施例1)まず図1から図2により本発
明の第1の実施例について説明する。
【0027】図1は本発明の実施例における脱臭ユニッ
トの構成図、図2は脱臭ユニットの断面を拡大して示
す。
【0028】図1おいて、1は脱臭ユニット、2はフィ
ン、3は発熱体である。また図2において、4は吸着機
能と吸着した成分や接触した成分を酸化分解する機能と
を備える触媒層、5は皮膜層である。
【0029】フィン2はフィン間を空気が流動するよう
所定の間隔で平行に並べられており、フィン2の表面に
は、耐熱性が高く、防錆力,熱伝導性などに優れ、フィ
ン2と触媒層4との結合剤としての役割を有する皮膜層
5が施され、その上に、吸着機能と吸着した成分や接触
した成分を150℃〜250℃程度の比較的低温下で触
媒の活性化により酸化分解する機能とを備えた酸化触媒
とが混合された触媒層5が形成されている。また、フィ
ン2と触媒の活性を高めるための熱源として用いる発熱
体3とは、フィン2の一部を折り曲げ熱伝導を高めるた
めに面同士で接触するよう固定されているとともに、折
り曲げたフィンはフィン間の間隔を保持するためのスペ
ーサーとしての役割を有している。なお、吸着機能とし
て用いる吸着剤は、種々の臭気に対応可能なようにアル
ミナ,シリカなどの多孔質体に加え、Naイオン,Hイ
オン,Cuイオン,Ptイオン,Pdイオン,Agイオ
ンのうち1種類以上のイオンとイオン交換したA型また
はY型またはBata型またはZSM5の合成ゼオライ
トを2種類以上混合して用いている。また酸化触媒とし
ては、白金やパラジウム,コバルト,マンガンなどの触
媒作用を有する金属体が使用でき、特に限定はされな
い。
【0030】(実施例2)次に、図3から図4を用いて
第2の実施例について説明する。ここで、先の実施例と
同一のものについては、同一の符号を付して説明を省略
する。
【0031】図3,図4において、20は光触媒脱臭ユ
ニット、21は光源、22は光触媒層、23は皮膜層で
ある。
【0032】光触媒脱臭ユニット20は、所定の間隔で
平行に並べられたフィン2の表面に、防錆力に優れ、フ
ィン2と光触媒層22との結合剤としての役割を有する
皮膜層23が施され、その表面には吸着機能と吸着した
成分や接触した成分を紫外光や自然光,太陽光などの光
により励起する機能とを備えた光触媒とが混合された光
触媒層22が形成されている。また、光触媒を励起させ
るための光源として用いる250nmから400nm程
度の波長の光を発する光源21は、フィン2の表面に形
成された光触媒層22の励起に必要な光量が、全面に且
つ最も均等に照射できるような形で一体化されている。
なお光源は、紫外線ランプやブラックライト,自然光な
ど光触媒の励起が可能であれば特に限定されない。ま
た、吸着機能として用いる吸着剤は、種々の臭気に対応
可能なようにアルミナ,シリカなどの多孔質体に加え、
Naイオン,Hイオン,Cuイオン,Ptイオン,Pd
イオン,Agイオンのうち1種類以上のイオンとイオン
交換したA型またはY型またはBata型またはZSM
5の合成ゼオライトを2種類以上混合して用いている。
また、光触媒としては可視光にも対応できるようNaイ
オン,Hイオン,Cuイオン,Ptイオン,Pdイオ
ン,Agイオンのうち1種類以上のイオンとイオン交換
した酸化チタンを用いている。
【0033】(実施例3)次に図5を用いて第3の実施
例について説明する。ここで先の実施例と同一のものに
ついては、同一の符号を付して説明を省略する。
【0034】図5において、30は温度検出手段、31
は温度判定手段、32は発熱体通電手段である。
【0035】脱臭ユニット1を構成する発熱体3の熱が
最も伝わりにくい例えば発熱体3より最も遠いフィン2
の表面や発熱体3に対しフィン2が風上側に位置する箇
所などに、フィン2の表面温度を検出する熱電対などを
用いた温度検出手段30を設け、発熱体3の通電時にフ
ィン2の表面に形成された触媒層4の活性化および吸着
剤の臭気成分脱着に必要な所定の温度にまで昇温してい
るかを温度判定手段31にて判定すると共に、所定の温
度以下の場合には発熱体通電手段32により電圧または
電流または送風手段12の回転数を制御し所定の温度に
まで昇温する。
【0036】このように本実施例によれば、フィン2の
端部や発熱体3より上流側のフィン2の表面温度などフ
ィン全体の温度を間違いなく触媒層4の酸化分解に必要
な温度に昇温させることができるため、吸着剤で吸着し
た臭気成分を不完全な状態で脱離することなく、さらに
吸着した臭気成分は完全に脱着されるため完全再生が可
能となり、脱臭ユニット1の長寿命化が図れる。
【0037】(実施例4)次に図6を用いて第4の実施
例について説明する。ここで先の実施例と同一のものに
ついては、同一の符号を付して説明を省略する。
【0038】図6において、40は光量検出手段、41
は光量判定手段、42は制御手段である。
【0039】光触媒脱臭ユニット20を構成する光源2
1から照射される例えば紫外線の光量が最も低いフィン
2の表面に、光量を検出する光量検出手段40を設け、
光源21の発光時にフィン2の表面に形成された光触媒
層22の励起に必要な所定の光量が照射されているかを
光量判定手段41にて判定すると共に、所定の光量以下
の場合には制御手段42により、光源21に通電してい
る例えば電源周波数など光量を可変できる手段にて光量
調整を行い、光触媒の酸化分解に必要な光量をフィン2
の端部にまで照射する。
【0040】このように本実施例によれば、フィン2端
部の光触媒層22にも酸化チタンを励起させるために必
要な光源を充分に確保することができるため、吸着剤で
吸着した臭気成分も完全に酸化分解ができ、光触媒脱臭
ユニット20の長寿命化および長期間に渡って初期と同
等の性能が確保できる。
【0041】(実施例5)次に図7を用いて第5の実施
例について説明する。ここで先の実施例と同一のものに
ついては、同一の符号を付して説明を省略する。
【0042】図7は、表面を粗面化したフィンの断面図
である。熱処理またはブラスト処理またはエッチング処
理などの表面処理により、表面を予め粗面化したフィン
2の表面に光触媒層22などの触媒層を形成することに
より、触媒層の表面積の向上が可能となり、臭気成分と
の接触面積も増大するため、ワンパス当たりの脱臭効率
を向上することができる。
【0043】(実施例6)次に図8を用いて第6の実施
例について説明する。ここで先の実施例と同一のものに
ついては、同一の符号を付して説明を省略する。
【0044】図8は、ジャバラ状に成形したフィンの断
面図である。プレス加工などによりジャバラ状もしくは
波板状に予め形成されたフィン2の表面に光触媒層22
などの触媒層を形成することにより、与えられた寸法内
で効率よく触媒層の表面積を向上することができ、臭気
成分との接触面積も増大するため、ワンパス当たりの脱
臭効率を向上することができる。
【0045】(実施例7)次に図9を用いて第6の実施
例について説明する。ここで先の実施例と同一のものに
ついては、同一の符号を付して説明を省略する。
【0046】図9(a)は、複数の切り起こしを設けた
フィン、図9(b)は図9(a)のA−A線による断面
図である。
【0047】プレス加工などにより予めフィン2に切り
起こしを設け、その表面に光触媒層22などの触媒層を
形成することにより、フィン2の間を通過する空気中の
臭気成分との接触効率を高めることができ、ワンパス当
たりの脱臭効率を向上することができる。
【0048】(実施例8)図10は空気調和機に本発明
の実施例である脱臭ユニット1を搭載した場合の代表的
な構成を示す。ここで先の実施例と同一のものについて
は同一の符号を付して説明を省略する。
【0049】図10において、9は空気調和機の室内ユ
ニット、10は吸入口、11は熱交換器、12は送風手
段、13は集塵フィルター、14は吹出口である。
【0050】空気調和機9の電源スイッチ(図示せず)
を入れると、送風手段12が動作し、吸入口10より室
内空気が吸い込まれ、熱交換器11との熱交換作用によ
り吸入空気は冷却または加熱される。冷却または加熱さ
れた空気は脱臭ユニット1を通過する。このとき脱臭ユ
ニット1を構成するフィン2の表面に形成された吸着機
能と酸化分解機能とを有する触媒層4により、空気中の
臭気成分を吸着並びに一部酸化分解され、脱臭された空
気として送風手段12を通過して吹出口14より室内へ
吹き出される。また、空気調和機9内部に設けた通電手
段(図示せず)により、定期的に発熱体3への通電が行
われると、発熱体3と熱的に一体となっているフィン2
が加熱され、フィン2の表面に形成されている触媒層4
も加熱されるため、触媒層4中に含まれる吸着剤で吸着
した臭気成分が離脱し、同時に活性化された酸化分解触
媒により酸化分解されるとともに、吸着剤の吸着能力を
回復させる。なお、室内空気中の塵埃は集塵フィルター
13により捕集される。
【0051】本実施例では脱臭ユニット1を空気調和機
室内ユニット9の熱交換器11下流側に設置している
が、通風回路内であれば設置位置は問わない。また、フ
ィン2の形状は通風回路内のスペースに合わせ、丸,四
角,三角など色々な形状を設定できる。
【0052】上記のように、表面に触媒層4を形成した
フィン2と発熱体3とを一体化することにより、吸着機
能と酸化分解機能との両立による吸着機能の再生が可能
となり、交換することなく長期間に渡って室内の臭気成
分除去が可能となる。
【0053】また、熱交換器とは別途にフィン2を設
け、触媒層4を形成しているため、熱交換器本来の機能
を損なうことなく、万一の場合にも容易に交換も可能で
ある。さらに、フィン2の積層体を用いた脱臭ユニット
1であるため、臭気成分との接触に必要な表面積も広く
ワンパス当たりの臭気除去率も高くなる。
【0054】
【発明の効果】上記実施例から明らかなように、請求項
1に記載の発明は、フィンの表面に吸着機能や酸化分解
機能を備える触媒層を形成し、フィン間を気体が流動す
るよう所定の間隔でフィンを積層するとともに、発熱体
とフィンを熱的に一体化した脱臭ユニットである。
【0055】そしてこの構成によれば、通常運転時は吸
着機能により臭気成分を吸着し、次に発熱体に通電する
ことによりフィンを介した熱伝導で触媒層が活性化さ
れ、吸着した臭気成分を酸化分解し吸着能力を再生する
ことができ、高性能な交換不要の脱臭機能を得ることが
できる。
【0056】請求項2に記載の発明は、表面に吸着機能
や酸化分解機能を備える光触媒層を形成したフィン間を
気体が流動するよう所定の間隔で積層し、フィンと光源
である紫外線ランプとを一体化した脱臭ユニットであ
る。
【0057】そしてこの構成によれば、通常運転時は吸
着機能により臭気成分を吸着し、次に紫外線ランプに通
電し触媒層に紫外線を照射することにより、光触媒であ
る酸化チタンが励起され、吸着した臭気成分を酸化分解
し吸着能力を再生することができ、高性能で交換不要の
脱臭機能を得ることができる。
【0058】請求項3記載の発明は、フィン表面の一部
にフィンの表面温度を検知する手段を設け、検知した信
号により発熱体の温度制御を行うものである。
【0059】そしてこの構成により、フィンの端部まで
吸着剤が吸着した臭気成分を完全に脱離する所定の温度
まで昇温されているか、また触媒層が臭気成分を完全に
酸化分解するに必要な所定の温度にまで昇温されている
かを判断し、発熱体の通電制御を行うため、完全なる吸
着能力の再生が可能となり、いつまでも初期の脱臭性能
が維持できるとともに、長寿命化が可能となる。
【0060】請求項4に記載の発明は、フィン表面の一
部に光源の照射量を検知する手段を設け、検知した信号
により光源の光量制御を行うものである。
【0061】そしてこの構成により、吸着剤で吸着した
臭気成分を酸化分解するための光触媒である酸化チタン
の励起に必要な所定の光量がフィンの端部まで照射され
ているかを判断し、光量が低い場合には光源の強度を可
変制御を行うため、完全なる吸着能力の再生が可能とな
り、いつまでも初期の脱臭性能が維持できると共に、長
寿命化が可能となる。
【0062】請求項5に記載の発明は、フィン表面を粗
面化し表面積を増加させることにより、臭気成分との接
触面積を大きくし、ワンパス当たりの接触効率を向上さ
せたものである。
【0063】そしてこの構成により、ワンパスでの脱臭
性能が向上し、短時間で臭気成分を除去することが可能
となる。
【0064】請求項6に記載の発明は、フィンをジャバ
ラ状や波板状に成形することにより、表面積を増加さ
せ、臭気成分との接触面積大きくし、ワンパス当たりの
脱臭効率を向上させたものである。
【0065】そしてこの構成により、ワンパスでの脱臭
性能が向上し、短時間で臭気成分を除去することが可能
となる。
【0066】請求項7に記載の発明は、フィンに切り起
こしを設けることにより、触媒層と臭気成分との接触効
率を増大し、ワンパス当たりの脱臭効率を向上させたも
のである。
【0067】そしてこの構成により、ワンパスでの脱臭
性能が向上し、短時間で臭気成分を除去することが可能
となる。
【0068】また請求項8に記載の発明は、脱臭ユニッ
トを空気調和機の通風回路内に設けることにより、室内
の臭気成分や揮発性の有機化合物などを取り除く機能を
空気調和機に付加し、快適で健康的な室内空間を実現す
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の一実施例を示す脱臭ユニットの
構造図
【図2】同一実施例である脱臭ユニットの要部断面図
【図3】本発明の第2の一実施例を示す脱臭ユニットの
構造図
【図4】同一実施例である脱臭ユニットの要部断面図
【図5】本発明の第3の一実施例を示す脱臭ユニット概
要図
【図6】本発明の第4の一実施例を示す脱臭ユニット概
要図
【図7】本発明の第5の一実施例を示す脱臭ユニットの
要部断面図
【図8】本発明の第6の一実施例を示す脱臭ユニットの
要部断面図
【図9】(a)本発明の第7の一実施例を示すフィンの
構造図(b)同一実施例であるA−Aフィンの要部断面
【図10】本発明の第8の一実施例を示す脱臭ユニット
搭載空気調和機の要部断面図
【図11】従来例の空気調和機を示す断面図
【図12】(a)従来例の空気調和機を示す断面図 (b)従来例の空気調和機を示す断面図
【符号の説明】
1 脱臭ユニット 2 フィン 3 発熱体 4 触媒層 5,23 皮膜層 9 空気調和機室内ユニット 10 吸入口 11 熱交換器 12 送風手段 13 集塵フィルター 14 吹出口 20 光触媒脱臭ユニット 21 光源 22 光触媒層 30 温度検出手段 31 温度判定手段 32 発熱体通電手段 40 光量検出手段 41 光量判定手段 42 制御手段 49 紫外線照射ランプ 50 脱臭ユニット 51a〜51f 反射板 52 底板 53 天井板 54 殺菌灯

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィン間を気体が流動するように配列し
    たフィンの積層体と、前記フィンを加熱する手段として
    の発熱体とを一体化し、前記フィンの表面に吸着機能と
    酸化分解機能を有する触媒層を形成したことを特徴とす
    る脱臭ユニット。
  2. 【請求項2】 フィン間を気体が流動するように配列し
    たフィンの積層体と、前記フィン表面に光を照射する手
    段としての光源とを一体化し、前記フィンの表面に吸着
    機能と酸化分解機能を有する触媒層を形成したことを特
    徴とする脱臭ユニット。
  3. 【請求項3】 フィン表面の温度を検出する温度検出手
    段と、フィン表面温度が所定の温度に維持されているか
    を判断する温度判定手段と、前記温度判定手段により出
    力される信号に対応して発熱体への通電を制御する発熱
    体通電手段とを設けたことを特徴とする請求項1記載の
    脱臭ユニット。
  4. 【請求項4】 フィン表面の光量を検出する光量検出手
    段と、光量が所定量に維持されているかを判断する光量
    判定手段と、前記光量判定手段により出力される信号に
    対応して光源の光量を可変制御する光量制御手段とを設
    けたことを特徴とする請求項2記載の脱臭ユニット。
  5. 【請求項5】 フィンの表面を粗面化処理したことを特
    徴とする請求項1から4いずれか一項記載の脱臭ユニッ
    ト。
  6. 【請求項6】 略波板状に加工した素材をフィンの材料
    として用いたことを特徴とする請求項1から4いずれか
    一項記載の脱臭ユニット。
  7. 【請求項7】 フィン表面の少なくとも片面には複数の
    切り起こしを設けたことを特徴とする請求項1から4い
    ずれか一項記載の脱臭ユニット。
  8. 【請求項8】 請求項1から7いずれか一項記載の脱臭
    ユニットを通風回路内に設けたことを特徴とする空気調
    和機。
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