JPH11142256A - パラレルオフセット補正センサ装置 - Google Patents
パラレルオフセット補正センサ装置Info
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- JPH11142256A JPH11142256A JP9321979A JP32197997A JPH11142256A JP H11142256 A JPH11142256 A JP H11142256A JP 9321979 A JP9321979 A JP 9321979A JP 32197997 A JP32197997 A JP 32197997A JP H11142256 A JPH11142256 A JP H11142256A
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Landscapes
- Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
- Indication And Recording Devices For Special Purposes And Tariff Metering Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 誤差の要因が主としてオフセット誤差のばら
つきにあるようなセンサの場合に、オフセット誤差の大
きさとばらつきを抑えることが可能で、安価で精度向上
を図ることができるパラレルオフセット補正センサ装置
を提供する。 【解決手段】 一対の電源入力電極1,2と、該一対の
電源入力電極の一方の電極を帰路電極として共有した出
力電極3を持つセンサSを備えている場合に、前記出力
電極3に抵抗R0を介して、一つの可変抵抗VR1により
相補的に設定電流を可変できる定電流源10を接続し、
可変抵抗VR1の可動電極端子Yをオフセット補正後の
センサ出力電極11としている。
つきにあるようなセンサの場合に、オフセット誤差の大
きさとばらつきを抑えることが可能で、安価で精度向上
を図ることができるパラレルオフセット補正センサ装置
を提供する。 【解決手段】 一対の電源入力電極1,2と、該一対の
電源入力電極の一方の電極を帰路電極として共有した出
力電極3を持つセンサSを備えている場合に、前記出力
電極3に抵抗R0を介して、一つの可変抵抗VR1により
相補的に設定電流を可変できる定電流源10を接続し、
可変抵抗VR1の可動電極端子Yをオフセット補正後の
センサ出力電極11としている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、センサの精度を高
めるためのオフセット補正技術に係り、とくに温度セン
サ等のセンサ出力のオフセットを補正して精度の向上を
図ったパラレルオフセット補正センサ装置に関するもの
である。
めるためのオフセット補正技術に係り、とくに温度セン
サ等のセンサ出力のオフセットを補正して精度の向上を
図ったパラレルオフセット補正センサ装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、温度センサとして、用途に応じ
て多種多様なセンサが開発されているが、電子機器の温
度特性補償用や居住空間の温度測定用としては−50℃
〜+100℃で測定精度±0.5℃程度のものが要求さ
れる。価格が高い測定器としては、この程度の精度はさ
したる技術的困難もなく実現できるが、可能な限り価格
を抑えたい前記分野ではこの程度の精度を如何に低価格
で実現するかという技術課題が厳存する。この測定精度
を規定する測定誤差の要因は、センサのリニアリティ
(直線性)、ゲイン、及び定常的に残留するオフセット
誤差である。
て多種多様なセンサが開発されているが、電子機器の温
度特性補償用や居住空間の温度測定用としては−50℃
〜+100℃で測定精度±0.5℃程度のものが要求さ
れる。価格が高い測定器としては、この程度の精度はさ
したる技術的困難もなく実現できるが、可能な限り価格
を抑えたい前記分野ではこの程度の精度を如何に低価格
で実現するかという技術課題が厳存する。この測定精度
を規定する測定誤差の要因は、センサのリニアリティ
(直線性)、ゲイン、及び定常的に残留するオフセット
誤差である。
【0003】従来、低価格温度センサの分野では、価格
の安いNTCサーミスタが主に用いられているが、NT
Cサーミスタは原理的に温度に対する変化が非線型であ
り、線形化のための種々の技法が開発されているが、測
定温度範囲を広くすると線形化が難しくなり150℃に
わたる温度範囲で±0.5℃の精度を得ることは困難で
ある。この場合、測定誤差の主因はリニアリティにあ
る。
の安いNTCサーミスタが主に用いられているが、NT
Cサーミスタは原理的に温度に対する変化が非線型であ
り、線形化のための種々の技法が開発されているが、測
定温度範囲を広くすると線形化が難しくなり150℃に
わたる温度範囲で±0.5℃の精度を得ることは困難で
ある。この場合、測定誤差の主因はリニアリティにあ
る。
【0004】一方、半導体技術の進歩、低価格化によ
り、半導体のPN接合のもつ温度特性を積極的に利用
し、信号処理回路も一体にIC化したいわゆる半導体温
度センサが普及しはじめている。
り、半導体のPN接合のもつ温度特性を積極的に利用
し、信号処理回路も一体にIC化したいわゆる半導体温
度センサが普及しはじめている。
【0005】しかし、IC化半導体センサの場合、リニ
アリティとゲインに起因する誤差は合計でも±0.5℃
程度でかなり良いが、一体化してある信号処理回路のオ
フセット誤差のばらつきを抑えることが困難で、±1℃
〜±2℃もあるため、現在市販されている製品の測定精
度は±1.5〜±2.5℃であって、一般に要求される
精度±0.5℃を全く満足しない。
アリティとゲインに起因する誤差は合計でも±0.5℃
程度でかなり良いが、一体化してある信号処理回路のオ
フセット誤差のばらつきを抑えることが困難で、±1℃
〜±2℃もあるため、現在市販されている製品の測定精
度は±1.5〜±2.5℃であって、一般に要求される
精度±0.5℃を全く満足しない。
【0006】半導体温度センサの測定誤差が、NTCサ
ーミスタ温度センサと異なり、リニアリティやゲインに
起因するものではなく、信号処理上のオフセット誤差の
ばらつきによるものであることは、オフセット誤差の簡
単な調整機構があれば高精度な半導体温度センサ装置を
構成できることを示唆している。
ーミスタ温度センサと異なり、リニアリティやゲインに
起因するものではなく、信号処理上のオフセット誤差の
ばらつきによるものであることは、オフセット誤差の簡
単な調整機構があれば高精度な半導体温度センサ装置を
構成できることを示唆している。
【0007】本発明は、このような技術的視点から、従
来の半導体温度センサのように、誤差の要因が主として
オフセット誤差のばらつきにあるようなセンサの場合
に、オフセット誤差の大きさとばらつきを抑え、安価で
高精度なセンサ装置を提供するためになされたものであ
る。
来の半導体温度センサのように、誤差の要因が主として
オフセット誤差のばらつきにあるようなセンサの場合
に、オフセット誤差の大きさとばらつきを抑え、安価で
高精度なセンサ装置を提供するためになされたものであ
る。
【0008】なお、本発明は、半導体温度センサに限ら
ず、オフセット誤差の大きさとばらつきに起因する測定
誤差の軽減を目的として他のセンサにも適用できる。
ず、オフセット誤差の大きさとばらつきに起因する測定
誤差の軽減を目的として他のセンサにも適用できる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】半導体温度センサに限
らず、センサ部と信号処理回路を一体化したものでは、
信号処理回路の規模が大きくなると消費電力が増加し、
回路の発熱が温度測定の誤差となるためあまり複雑な処
理回路は導入できない。IC化に際してはCMOS等の
マイクロパワー技術が進歩しているが、それでも回路規
模はなるべく大きくしたくない。従って、価格面の制約
も考慮して、信号処理回路は必要最小限にとどめてある
のが普通である。そのため、回路のオフセット誤差のば
らつきに対しても対策が不十分で、結果として測定精度
が不十分となっている。
らず、センサ部と信号処理回路を一体化したものでは、
信号処理回路の規模が大きくなると消費電力が増加し、
回路の発熱が温度測定の誤差となるためあまり複雑な処
理回路は導入できない。IC化に際してはCMOS等の
マイクロパワー技術が進歩しているが、それでも回路規
模はなるべく大きくしたくない。従って、価格面の制約
も考慮して、信号処理回路は必要最小限にとどめてある
のが普通である。そのため、回路のオフセット誤差のば
らつきに対しても対策が不十分で、結果として測定精度
が不十分となっている。
【0010】図8に半導体温度センサの原理図を示す。
図中、1,2は一対の電源入力電極、3は一方の出力電
極であり、他方の出力電極は一対の電源入力電極の一方
の電極2を帰路電極として共有している。Dは温度検出
用ダイオード、R10〜R12は抵抗、I1,I2は定電流
源、Aは差動増幅器である。電源入力電極1には入力電
圧VINが供給され、電源入力電極2はグランドGに接続
されている。
図中、1,2は一対の電源入力電極、3は一方の出力電
極であり、他方の出力電極は一対の電源入力電極の一方
の電極2を帰路電極として共有している。Dは温度検出
用ダイオード、R10〜R12は抵抗、I1,I2は定電流
源、Aは差動増幅器である。電源入力電極1には入力電
圧VINが供給され、電源入力電極2はグランドGに接続
されている。
【0011】この図8では、温度によって変化するダイ
オードDの電圧と、抵抗R10による一定電圧とを差動増
幅器Aで増幅して出力電圧VOUTとし、ゲイン(1℃当
たりの出力電圧)を所定の値、例えば10mV/℃とし
てオフセット電圧の消去も図っている。しかし、オフセ
ット電圧はばらつきが大きいため完全には消去できてい
ない。この半導体温度センサは全体が1チップIC化さ
れている。
オードDの電圧と、抵抗R10による一定電圧とを差動増
幅器Aで増幅して出力電圧VOUTとし、ゲイン(1℃当
たりの出力電圧)を所定の値、例えば10mV/℃とし
てオフセット電圧の消去も図っている。しかし、オフセ
ット電圧はばらつきが大きいため完全には消去できてい
ない。この半導体温度センサは全体が1チップIC化さ
れている。
【0012】図9は図8の半導体温度センサの温度−出
力電圧誤差特性である。図9で、線分PQRとUVWは
誤差の最大値を示す。ここで、QVはオフセット誤差電
圧である。
力電圧誤差特性である。図9で、線分PQRとUVWは
誤差の最大値を示す。ここで、QVはオフセット誤差電
圧である。
【0013】この図で明らかなように、この半導体温度
センサでは−50℃〜+150℃にわたり、オフセット
誤差をゼロに調整できれば測定精度は±0.5℃以内で
ある。つまり、誤差の主因はオフセット誤差である。
センサでは−50℃〜+150℃にわたり、オフセット
誤差をゼロに調整できれば測定精度は±0.5℃以内で
ある。つまり、誤差の主因はオフセット誤差である。
【0014】オフセット誤差を補正する手段を付加した
従来のセンサ装置の一例として特開昭61−25764
1号、特公平5−56456号がある。但し、いずれも
センサ内部回路に変更を加えるものであり、図8のよう
な1チップIC化されたセンサに適用するには不向きで
ある。
従来のセンサ装置の一例として特開昭61−25764
1号、特公平5−56456号がある。但し、いずれも
センサ内部回路に変更を加えるものであり、図8のよう
な1チップIC化されたセンサに適用するには不向きで
ある。
【0015】回路発熱などの理由でセンサ内部にオフセ
ット調整機構を設けられないとすれば、センサ外部に外
付け回路として設ける必要がある。ここで従来例の一つ
として、発明要素のない単なる設計技術を用いて構成し
たものを図10に示す。図中、Sは半導体温度センサで
図8の内部回路を持つもの、A1,A2はオペアンプ等の
増幅器、VRは可変抵抗、R13,R14は抵抗である。
ット調整機構を設けられないとすれば、センサ外部に外
付け回路として設ける必要がある。ここで従来例の一つ
として、発明要素のない単なる設計技術を用いて構成し
たものを図10に示す。図中、Sは半導体温度センサで
図8の内部回路を持つもの、A1,A2はオペアンプ等の
増幅器、VRは可変抵抗、R13,R14は抵抗である。
【0016】図10の回路では、センサSの出力電圧の
オフセット誤差は、ボルテージフォロアA1に加えられ
る調整電圧△Vが増幅器A2の反転入力に加えられるた
め、キャンセルされる。すなわち、センサ出力電圧V+
△Vは、調整電圧△Vが増幅度1のボルテージフォロア
A1により、増幅器A2の逆相入力として加えられるため
差し引かれて増幅器A2の出力端4には現れないことが
期待される。
オフセット誤差は、ボルテージフォロアA1に加えられ
る調整電圧△Vが増幅器A2の反転入力に加えられるた
め、キャンセルされる。すなわち、センサ出力電圧V+
△Vは、調整電圧△Vが増幅度1のボルテージフォロア
A1により、増幅器A2の逆相入力として加えられるため
差し引かれて増幅器A2の出力端4には現れないことが
期待される。
【0017】しかし、この考え方には大きな欠点があ
る。それは、増幅器A2は精度の良い増幅度1を保持し
なければならないということで、センサ装置が−50℃
〜+150℃、つまり200℃の温度範囲で±0.5
℃、すなわち±0.25%の精度を持つ必要があるか
ら、増幅器A2はそれより少なくとも一桁上の精度、±
0.025%の増幅精度を持つ必要がある。オペアンプ
の増幅度は良く知られているように図10の2個の抵抗
R13,R14の抵抗比であるから、抵抗R13,R14はその
比が0.025%以内でなくてはならない。このこと
は、この回路を量産するときは抵抗R13,R14を選別し
て比を合わせるか、又は精度0.025%の抵抗器を調
達しなければならないことを示している。一般の抵抗器
の精度は高々±1%であり、0.1%より高精度の抵抗
器は半導体温度センサそのものよりはるかに高価であ
る。また、選別するとしても0.025%と言うような
高精度の選別は非常にコストのかかる工程となり、ここ
で示した技法では、回路図は書けても実用にならないこ
とがわかる。
る。それは、増幅器A2は精度の良い増幅度1を保持し
なければならないということで、センサ装置が−50℃
〜+150℃、つまり200℃の温度範囲で±0.5
℃、すなわち±0.25%の精度を持つ必要があるか
ら、増幅器A2はそれより少なくとも一桁上の精度、±
0.025%の増幅精度を持つ必要がある。オペアンプ
の増幅度は良く知られているように図10の2個の抵抗
R13,R14の抵抗比であるから、抵抗R13,R14はその
比が0.025%以内でなくてはならない。このこと
は、この回路を量産するときは抵抗R13,R14を選別し
て比を合わせるか、又は精度0.025%の抵抗器を調
達しなければならないことを示している。一般の抵抗器
の精度は高々±1%であり、0.1%より高精度の抵抗
器は半導体温度センサそのものよりはるかに高価であ
る。また、選別するとしても0.025%と言うような
高精度の選別は非常にコストのかかる工程となり、ここ
で示した技法では、回路図は書けても実用にならないこ
とがわかる。
【0018】このように、半導体温度センサのオフセッ
ト誤差調整は単なる設計技法では解決できず、センサ自
体の精度を損なうことのない安価な手法が求められてい
ることがわかる。
ト誤差調整は単なる設計技法では解決できず、センサ自
体の精度を損なうことのない安価な手法が求められてい
ることがわかる。
【0019】本発明は、上記の点に鑑み、誤差の要因が
主としてオフセット誤差のばらつきにあるようなセンサ
の場合に、オフセット誤差の大きさとばらつきを抑える
ことが可能で、安価で精度向上を図ることができるパラ
レルオフセット補正センサ装置を提供することを目的と
する。
主としてオフセット誤差のばらつきにあるようなセンサ
の場合に、オフセット誤差の大きさとばらつきを抑える
ことが可能で、安価で精度向上を図ることができるパラ
レルオフセット補正センサ装置を提供することを目的と
する。
【0020】本発明のその他の目的や新規な特徴は後述
の実施の形態において明らかにする。
の実施の形態において明らかにする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のパラレルオフセット補正センサ装置は、一
対の電源入力電極と、該一対の電源入力電極の一方の電
極を帰路電極として共有した出力電極を持つセンサを備
える装置において、前記出力電極に抵抗を介して、一つ
の可変手段により相補的に設定電流を可変できる正負の
定電流源を接続し、当該正負の定電流源の接続点をオフ
セット補正後のセンサ出力電極とした構成としている。
に、本発明のパラレルオフセット補正センサ装置は、一
対の電源入力電極と、該一対の電源入力電極の一方の電
極を帰路電極として共有した出力電極を持つセンサを備
える装置において、前記出力電極に抵抗を介して、一つ
の可変手段により相補的に設定電流を可変できる正負の
定電流源を接続し、当該正負の定電流源の接続点をオフ
セット補正後のセンサ出力電極とした構成としている。
【0022】前記パラレルオフセット補正センサ装置に
おいて、前記センサが温度センサであってもよい。
おいて、前記センサが温度センサであってもよい。
【0023】また、前記一つの可変手段により相補的に
設定電流を可変できる正負の定電流源は、PNPトラン
ジスタで構成される第1のカレントミラー回路と、NP
Nトランジスタで構成される第2のカレントミラー回路
とのミラー電流出力端を互いに接続し、前記第1のカレ
ントミラー回路の入力端と前記第2のカレントミラー回
路の入力端とを直接もしくはそれぞれ抵抗を介して接続
した接続点に同一の電圧を一つの電圧可変手段から供給
する構成であり、互いに接続された前記ミラー電流出力
端を前記センサ出力電極としたものであってもよい。
設定電流を可変できる正負の定電流源は、PNPトラン
ジスタで構成される第1のカレントミラー回路と、NP
Nトランジスタで構成される第2のカレントミラー回路
とのミラー電流出力端を互いに接続し、前記第1のカレ
ントミラー回路の入力端と前記第2のカレントミラー回
路の入力端とを直接もしくはそれぞれ抵抗を介して接続
した接続点に同一の電圧を一つの電圧可変手段から供給
する構成であり、互いに接続された前記ミラー電流出力
端を前記センサ出力電極としたものであってもよい。
【0024】あるいは、前記一つの可変手段により相補
的に設定電流を可変できる正負の定電流源は、Nチャネ
ル及びPチャネル電界効果トランジスタの各ソース電極
をそれぞれ3端子可変抵抗の2個の固定電極端子に、直
接もしくは抵抗を介して接続し、各トランジスタのゲー
ト電極を共に前記可変抵抗の可動電極端子に接続し、前
記Nチャネル電界効果トランジスタのドレイン電極を高
電位に、前記Pチャネル電界効果トランジスタのドレイ
ン電極を低電位とした構成としてもよい。
的に設定電流を可変できる正負の定電流源は、Nチャネ
ル及びPチャネル電界効果トランジスタの各ソース電極
をそれぞれ3端子可変抵抗の2個の固定電極端子に、直
接もしくは抵抗を介して接続し、各トランジスタのゲー
ト電極を共に前記可変抵抗の可動電極端子に接続し、前
記Nチャネル電界効果トランジスタのドレイン電極を高
電位に、前記Pチャネル電界効果トランジスタのドレイ
ン電極を低電位とした構成としてもよい。
【0025】本発明の実施の形態の説明にはいる前に本
発明の原理説明を図4乃至図7を用いて行う。
発明の原理説明を図4乃至図7を用いて行う。
【0026】図4は半導体温度センサのブロック図であ
る。半導体温度センサSは、一対の電源入力電極1,
2、出力電極3を有し、低電位側の電源入力電極(グラ
ンド電極)2は低電位側の出力電極と共通である。電源
入力電極1には入力電圧VIN(通常+5V)が供給さ
れ、低電位側電極(グランド電極)2はグランドGに接
続されている。出力電圧VOUTは10mV/℃で、出力
電極3と低電位側電極(グランド電極)2の間に発生す
る。出力電極3はオペアンプ出力で、その出力インピー
ダンスは極めて低い。
る。半導体温度センサSは、一対の電源入力電極1,
2、出力電極3を有し、低電位側の電源入力電極(グラ
ンド電極)2は低電位側の出力電極と共通である。電源
入力電極1には入力電圧VIN(通常+5V)が供給さ
れ、低電位側電極(グランド電極)2はグランドGに接
続されている。出力電圧VOUTは10mV/℃で、出力
電極3と低電位側電極(グランド電極)2の間に発生す
る。出力電極3はオペアンプ出力で、その出力インピー
ダンスは極めて低い。
【0027】図5はオフセット誤差を補正する原理説明
図であって、センサSの出力電極3の出力電圧VOUTは
抵抗R0を介して、直列に接続された可変電流源6(電
流I1),7(電流I2)の接続点Pに接続される。二つ
の電流源6,7の他端はそれぞれ高電位側電極1(入力
電圧VIN)と低電位側電極2(グランドG)に接続され
る。接続点Pは新たな出力端子、換言すれば、オフセッ
ト補正後のセンサ出力電極5となる。
図であって、センサSの出力電極3の出力電圧VOUTは
抵抗R0を介して、直列に接続された可変電流源6(電
流I1),7(電流I2)の接続点Pに接続される。二つ
の電流源6,7の他端はそれぞれ高電位側電極1(入力
電圧VIN)と低電位側電極2(グランドG)に接続され
る。接続点Pは新たな出力端子、換言すれば、オフセッ
ト補正後のセンサ出力電極5となる。
【0028】ここで、センサSの出力インピーダンスが
十分小さく、オフセット誤差電圧△Vを含む出力電圧が
V+△Vのとき、(I1−I2)×R0=−△Vとなるよ
うに電流I1又はI2を調整すれば△Vは消去され、出力
電圧VOUTに対して電流源6,7のインピーダンスは理
論的には無限大、実用的にもMΩオーダーとなるため抵
抗R0がkΩオーダー以下であればR0による電圧降下は
ほとんど無視でき、オフセット誤差電圧のみが補正され
る。
十分小さく、オフセット誤差電圧△Vを含む出力電圧が
V+△Vのとき、(I1−I2)×R0=−△Vとなるよ
うに電流I1又はI2を調整すれば△Vは消去され、出力
電圧VOUTに対して電流源6,7のインピーダンスは理
論的には無限大、実用的にもMΩオーダーとなるため抵
抗R0がkΩオーダー以下であればR0による電圧降下は
ほとんど無視でき、オフセット誤差電圧のみが補正され
る。
【0029】半導体温度センサは10mV/℃の出力を
発生するので、図9の誤差電圧特性からオフセット誤差
電圧は最大±20mV程度であることがわかる。従っ
て、図5で、R0=1kΩとすると、(I1−I2)=±
20μAの可変範囲が必要となる。ここで、オフセット
誤差電圧が正負どちらに発生するかは、個々に異なるの
で、電流I1とI2の差は正にも負にも調整できなければ
ならないことに注意する。これを実現するには、電流源
6,7両方が可変機能をもてばよいが調整が煩雑にな
り、価格も増加する。さらに、電流源6,7の一方を固
定し、他方の変化幅を倍にすることが考えられる。しか
し、実際の回路では電流源自体のばらつきがかなり大き
くなるので、調整幅を非常に大きくとらないと調整歩留
まりを悪化させるし、変化幅を大きくすることは安定性
を損なうことになるため、得策でない。そのため、一つ
の可変手段で安定に正負両極性の定電流を供給する回路
方式が必要になる。次にそれを説明する。
発生するので、図9の誤差電圧特性からオフセット誤差
電圧は最大±20mV程度であることがわかる。従っ
て、図5で、R0=1kΩとすると、(I1−I2)=±
20μAの可変範囲が必要となる。ここで、オフセット
誤差電圧が正負どちらに発生するかは、個々に異なるの
で、電流I1とI2の差は正にも負にも調整できなければ
ならないことに注意する。これを実現するには、電流源
6,7両方が可変機能をもてばよいが調整が煩雑にな
り、価格も増加する。さらに、電流源6,7の一方を固
定し、他方の変化幅を倍にすることが考えられる。しか
し、実際の回路では電流源自体のばらつきがかなり大き
くなるので、調整幅を非常に大きくとらないと調整歩留
まりを悪化させるし、変化幅を大きくすることは安定性
を損なうことになるため、得策でない。そのため、一つ
の可変手段で安定に正負両極性の定電流を供給する回路
方式が必要になる。次にそれを説明する。
【0030】図6は電界効果トランジスタによる定電流
回路の原理図である。電界効果トランジスタQのソース
は抵抗R7を介してゲートに接続される。この接続で、
Qはソース電流とR7の積で定まる自己バイアスがゲー
トにかかり、ソース電流が増加するとゲートバイアスが
深くなりソース電流を抑制し、ソース電流を減少させる
とゲートバイアスが浅くなりソース電流を増加させるの
で、結果として点X1、X2間はインピーダンスがMΩオ
ーダーの定電流性を示す。電流値は抵抗R7を大きくす
れば減少し、小さくすれば増加する。
回路の原理図である。電界効果トランジスタQのソース
は抵抗R7を介してゲートに接続される。この接続で、
Qはソース電流とR7の積で定まる自己バイアスがゲー
トにかかり、ソース電流が増加するとゲートバイアスが
深くなりソース電流を抑制し、ソース電流を減少させる
とゲートバイアスが浅くなりソース電流を増加させるの
で、結果として点X1、X2間はインピーダンスがMΩオ
ーダーの定電流性を示す。電流値は抵抗R7を大きくす
れば減少し、小さくすれば増加する。
【0031】図7は本発明に用いる、一つの可変手段で
安定に正負両極性の定電流を供給するための電流源回路
である。この図で、Nチャネル電界効果トランジスタQ
1のドレインは高電位に保持され、ソースは抵抗R1を介
して可変抵抗VR1の固定電極端子Fに接続される。抵
抗R1は用いないこともある。Pチャネル電界効果トラ
ンジスタQ2のドレインは低電位に保持され、ソースは
抵抗R2を介して可変抵抗VR1のもう一方の固定電極端
子Hに接続される。抵抗R2は用いないこともある。ト
ランジスタQ1、Q2のゲートは可変抵抗VR1の可動電
極端子Yに一緒に接続され、接続点の可動電極端子Yは
正負両極性定電流の供給出力(電流出力端子)となる。
抵抗R1、R2はVR1による可変範囲を必要最小限に制
限するためのものであり、必要に応じて挿入する。この
回路で可変抵抗VR1の可動電極をF点に近い方に移動
するとトランジスタQ1のソースに挿入される抵抗は小
さくなり、トランジスタQ2のソース挿入抵抗は大きく
なるので、Q1による電流は増加し、Q2による電流は減
少する。VR1の可動電極がH点の方へ移動すれば逆に
Q1の電流は減少し、Q2の電流は増加する。すなわち、
供給出力となる端子YはVR1の位置により電流を吐き
出し又は吸い込み、つまり、一つの可変手段であるVR
1によって、相補的に設定電流を可変できる正負の定電
流源が得られた。この電流源の内部抵抗はMΩのオーダ
ーである。
安定に正負両極性の定電流を供給するための電流源回路
である。この図で、Nチャネル電界効果トランジスタQ
1のドレインは高電位に保持され、ソースは抵抗R1を介
して可変抵抗VR1の固定電極端子Fに接続される。抵
抗R1は用いないこともある。Pチャネル電界効果トラ
ンジスタQ2のドレインは低電位に保持され、ソースは
抵抗R2を介して可変抵抗VR1のもう一方の固定電極端
子Hに接続される。抵抗R2は用いないこともある。ト
ランジスタQ1、Q2のゲートは可変抵抗VR1の可動電
極端子Yに一緒に接続され、接続点の可動電極端子Yは
正負両極性定電流の供給出力(電流出力端子)となる。
抵抗R1、R2はVR1による可変範囲を必要最小限に制
限するためのものであり、必要に応じて挿入する。この
回路で可変抵抗VR1の可動電極をF点に近い方に移動
するとトランジスタQ1のソースに挿入される抵抗は小
さくなり、トランジスタQ2のソース挿入抵抗は大きく
なるので、Q1による電流は増加し、Q2による電流は減
少する。VR1の可動電極がH点の方へ移動すれば逆に
Q1の電流は減少し、Q2の電流は増加する。すなわち、
供給出力となる端子YはVR1の位置により電流を吐き
出し又は吸い込み、つまり、一つの可変手段であるVR
1によって、相補的に設定電流を可変できる正負の定電
流源が得られた。この電流源の内部抵抗はMΩのオーダ
ーである。
【0032】図7の定電流源を図5に用いれば、正負ど
ちらのオフセット誤差電圧に対しても、温度センサ出力
に影響をほとんど与えずに補正が可能であることがわか
る。
ちらのオフセット誤差電圧に対しても、温度センサ出力
に影響をほとんど与えずに補正が可能であることがわか
る。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るパラレルオフ
セット補正センサ装置の実施の形態を図面に従って説明
する。
セット補正センサ装置の実施の形態を図面に従って説明
する。
【0034】図1は本発明の第1の実施の形態である。
この図において、一対の電源入力電極1,2と、電源入
力電極の一方の電極、この場合はグランドG側の電極2
を帰路電極として共有した出力電極をもつ半導体温度セ
ンサSの高電位側の出力電極3は、抵抗R0を介して、
設定値可変の定電流源10の電流出力端子(VR1の可
動電極端子)Yに接続され、端子Yは装置全体の新たな
温度センサ出力電極11となる。
この図において、一対の電源入力電極1,2と、電源入
力電極の一方の電極、この場合はグランドG側の電極2
を帰路電極として共有した出力電極をもつ半導体温度セ
ンサSの高電位側の出力電極3は、抵抗R0を介して、
設定値可変の定電流源10の電流出力端子(VR1の可
動電極端子)Yに接続され、端子Yは装置全体の新たな
温度センサ出力電極11となる。
【0035】設定値可変の定電流源10は、図7で説明
したものであり、Nチャネル電界効果トランジスタ
Q1、及びPチャネル電界効果トランジスタQ2の各ソー
ス電極をそれぞれ3端子可変抵抗VR1の2個の固定電
極端子に、直接あるいは可変範囲の制限が必要ならば抵
抗R1、R2を介してそれぞれ接続し、各トランジスタの
ゲート電極を共に可変抵抗VR1の可動電極端子Yに接
続し、Nチャネル電界効果トランジスタQ1のドレイン
電極を電源電位VINに、Pチャネル電界効果トランジス
タQ2のドレイン電極を負電位−Eとしたものである。
したものであり、Nチャネル電界効果トランジスタ
Q1、及びPチャネル電界効果トランジスタQ2の各ソー
ス電極をそれぞれ3端子可変抵抗VR1の2個の固定電
極端子に、直接あるいは可変範囲の制限が必要ならば抵
抗R1、R2を介してそれぞれ接続し、各トランジスタの
ゲート電極を共に可変抵抗VR1の可動電極端子Yに接
続し、Nチャネル電界効果トランジスタQ1のドレイン
電極を電源電位VINに、Pチャネル電界効果トランジス
タQ2のドレイン電極を負電位−Eとしたものである。
【0036】第1の実施の形態の回路の動作を説明す
る。半導体温度センサSが、オフセット誤差電圧△Vを
含む、出力V+△Vを発生したとする。ここで、可変抵
抗VR1を調整し、トランジスタQ1を流れる電流I1,
Q2を流れる電流I2について、R0×(I1−I2)=−
△Vとなるようにすれば、Y点での電圧は(V+△V)
−△V=Vとなってオフセット△Vは補正される。この
時、半導体温度センサSの出力インピーダンスは十分低
いので、(I1−I2)が流れることによる出力Vへの影
響は全くないと言っても過言でない。また、抵抗R0に
よる出力電圧Vの電圧降下は定電流源10のインピーダ
ンスがMΩオーダーであるので、全く問題ない。オフセ
ットが負で、−△Vのときは、R0×(I1−I2)=△
VとなるようにVR1を調整すればよい。
る。半導体温度センサSが、オフセット誤差電圧△Vを
含む、出力V+△Vを発生したとする。ここで、可変抵
抗VR1を調整し、トランジスタQ1を流れる電流I1,
Q2を流れる電流I2について、R0×(I1−I2)=−
△Vとなるようにすれば、Y点での電圧は(V+△V)
−△V=Vとなってオフセット△Vは補正される。この
時、半導体温度センサSの出力インピーダンスは十分低
いので、(I1−I2)が流れることによる出力Vへの影
響は全くないと言っても過言でない。また、抵抗R0に
よる出力電圧Vの電圧降下は定電流源10のインピーダ
ンスがMΩオーダーであるので、全く問題ない。オフセ
ットが負で、−△Vのときは、R0×(I1−I2)=△
VとなるようにVR1を調整すればよい。
【0037】ここまでの説明は新たな出力端子となるセ
ンサ出力電極11は開放されているものとしていたが、
新たな出力電極11に低インピーダンスの負荷が接続さ
れる場合はボルテージフォロアバッファ15を設ければ
よい。
ンサ出力電極11は開放されているものとしていたが、
新たな出力電極11に低インピーダンスの負荷が接続さ
れる場合はボルテージフォロアバッファ15を設ければ
よい。
【0038】一方、負荷が10kΩのオーダーで抵抗R
0を10Ωのオーダーに選ぶことができるような、R0と
負荷の比が1000以上の場合には、新たな温度センサ
出力電極11の出力電圧Vに0.1%程度の誤差を許容
すればバッファが不要となる。
0を10Ωのオーダーに選ぶことができるような、R0と
負荷の比が1000以上の場合には、新たな温度センサ
出力電極11の出力電圧Vに0.1%程度の誤差を許容
すればバッファが不要となる。
【0039】なお、上記第1の実施の形態において、ト
ランジスタQ2のドレイン電位を負電位−Eとしたが、
半導体温度センサSの出力の値が大きく、Y点の電位
が、トランジスタQ2の定電流動作を十分可能とするよ
うな値の時は、トランジスタQ2のドレイン電位をグラ
ンドGの電位とすることができる(Q2のY点とソース
間電位が、定電流動作時のゲートバイアス電位以下にな
ると、Q2は定電流とならない。)。
ランジスタQ2のドレイン電位を負電位−Eとしたが、
半導体温度センサSの出力の値が大きく、Y点の電位
が、トランジスタQ2の定電流動作を十分可能とするよ
うな値の時は、トランジスタQ2のドレイン電位をグラ
ンドGの電位とすることができる(Q2のY点とソース
間電位が、定電流動作時のゲートバイアス電位以下にな
ると、Q2は定電流とならない。)。
【0040】図2は本発明の第2の実施の形態である。
この図において、一対の電源入力電極1,2と、出力電
極3とをもつ半導体温度センサSの帰路電極となる電源
入力電極2とグランドG間に定電圧ダイオードZDを挿
入している。また、設定値可変の定電流源10のPチャ
ネル電界効果トランジスタQ2のドレイン電極をグラン
ドGに接続している。その他の構成は前述した第1の実
施の形態と同様である。
この図において、一対の電源入力電極1,2と、出力電
極3とをもつ半導体温度センサSの帰路電極となる電源
入力電極2とグランドG間に定電圧ダイオードZDを挿
入している。また、設定値可変の定電流源10のPチャ
ネル電界効果トランジスタQ2のドレイン電極をグラン
ドGに接続している。その他の構成は前述した第1の実
施の形態と同様である。
【0041】この場合、温度センサSの帰路電極側に定
電圧ダイオードZDを挿入したことで、半導体温度セン
サSの出力電圧が設定されたプラス電位のオフセットを
もつような使い方となり、設定値可変の定電流源10の
Pチャネル電界効果トランジスタQ2のドレイン電極を
グランド電位にすることが可能となる。
電圧ダイオードZDを挿入したことで、半導体温度セン
サSの出力電圧が設定されたプラス電位のオフセットを
もつような使い方となり、設定値可変の定電流源10の
Pチャネル電界効果トランジスタQ2のドレイン電極を
グランド電位にすることが可能となる。
【0042】図3は本発明の第3の実施の形態であり、
設定値可変の定電流源を一対のカレントミラー回路2
1,22で構成した例である。図3で、可変抵抗VR2
により相補的に設定電流を可変できる正負の定電流源
は、PNPトランジスタQ3,Q4で構成される第1のカ
レントミラー回路21と、NPNトランジスタQ5,Q6
で構成される第2のカレントミラー回路22とのミラー
電流出力端を互いに接続し、第1のカレントミラー回路
21の入力端と第2のカレントミラー回路22の入力端
とを直接もしくはそれぞれ抵抗R5,R6を介して接続し
た接続点に同一の電圧を可変抵抗VR2の可動電極から
供給する構成であり、互いに接続されたミラー電流出力
端Y’をセンサ出力電極11としている。可変抵抗VR
2の両側には抵抗R3,R4が接続され、これらの直列
回路の一端に入力電圧VINが供給され、他端は負電位−
Eとなっている。なお、その他の構成は前述した第1の
実施の形態と同様である。
設定値可変の定電流源を一対のカレントミラー回路2
1,22で構成した例である。図3で、可変抵抗VR2
により相補的に設定電流を可変できる正負の定電流源
は、PNPトランジスタQ3,Q4で構成される第1のカ
レントミラー回路21と、NPNトランジスタQ5,Q6
で構成される第2のカレントミラー回路22とのミラー
電流出力端を互いに接続し、第1のカレントミラー回路
21の入力端と第2のカレントミラー回路22の入力端
とを直接もしくはそれぞれ抵抗R5,R6を介して接続し
た接続点に同一の電圧を可変抵抗VR2の可動電極から
供給する構成であり、互いに接続されたミラー電流出力
端Y’をセンサ出力電極11としている。可変抵抗VR
2の両側には抵抗R3,R4が接続され、これらの直列
回路の一端に入力電圧VINが供給され、他端は負電位−
Eとなっている。なお、その他の構成は前述した第1の
実施の形態と同様である。
【0043】前記PNPトランジスタによる第1のカレ
ントミラー回路21では、駆動電流I1Bとミラー電流I
1Cとが等しく、NPNトランジスタによる第2のカレン
トミラー回路22でもI2B=I2Cであって、可変抵抗V
R2の可動電極の位置が高電位側にあるときI1Bは減少
し、I2Bは増加するからミラー電流も、I1Cは減少し、
I2Cは増加する。VR2の可動電極の位置が低電位側に
あるときはI1Bは増加し、I2Bは減少するから、ミラー
電流も、I1Cは増加し、I2Cは減少する。従って、ミラ
ー電流出力端Y’での合成電流(I1C−I2C)はVR2
により正負両極性に設定できる。カレントミラー回路2
1,22の出力インピーダンスはMΩのオーダーである
から、第1の実施の形態で述べた理由により半導体温度
センサSの他の特性を全く犠牲にすることなくオフセッ
ト誤差のみを完全に補正できる。
ントミラー回路21では、駆動電流I1Bとミラー電流I
1Cとが等しく、NPNトランジスタによる第2のカレン
トミラー回路22でもI2B=I2Cであって、可変抵抗V
R2の可動電極の位置が高電位側にあるときI1Bは減少
し、I2Bは増加するからミラー電流も、I1Cは減少し、
I2Cは増加する。VR2の可動電極の位置が低電位側に
あるときはI1Bは増加し、I2Bは減少するから、ミラー
電流も、I1Cは増加し、I2Cは減少する。従って、ミラ
ー電流出力端Y’での合成電流(I1C−I2C)はVR2
により正負両極性に設定できる。カレントミラー回路2
1,22の出力インピーダンスはMΩのオーダーである
から、第1の実施の形態で述べた理由により半導体温度
センサSの他の特性を全く犠牲にすることなくオフセッ
ト誤差のみを完全に補正できる。
【0044】なお、出力電極11に低インピーダンスの
負荷がつながれる場合の条件も第1の実施の形態の場合
と同様である。また、負電源−Eも第1の実施の形態の
場合と同様な条件下ではグランド電位として除去するこ
とが可能である。但し、カレントミラー回路の場合、コ
レクタ飽和電圧が一般にかなり小さいので、センサSの
出力電圧、すなわちY’点の電位がかなり小さい値まで
定電流特性を示す。このことは負電源−Eをグランド電
位として除去できる条件が第1の実施の形態の場合より
ゆるいことを示している。
負荷がつながれる場合の条件も第1の実施の形態の場合
と同様である。また、負電源−Eも第1の実施の形態の
場合と同様な条件下ではグランド電位として除去するこ
とが可能である。但し、カレントミラー回路の場合、コ
レクタ飽和電圧が一般にかなり小さいので、センサSの
出力電圧、すなわちY’点の電位がかなり小さい値まで
定電流特性を示す。このことは負電源−Eをグランド電
位として除去できる条件が第1の実施の形態の場合より
ゆるいことを示している。
【0045】本発明の主旨は、一対の電源入力電極と、
電源入力電極の一方の電極を帰路電極として共有した出
力電極をもつ温度センサ等を具備する装置において、出
力電極に抵抗を介して、一つの可変手段により相補的に
設定電流を可変できる正負の定電流源を接続し、その接
続点を新たなセンサ出力電極とし、出力特性に影響をあ
たえることなくオフセット誤差電圧を補正することにあ
る。従って、オフセット誤差の補正に着目すれば、出力
インピーダンスの低い装置であれば温度センサ以外の各
種センサにも適用可能である。
電源入力電極の一方の電極を帰路電極として共有した出
力電極をもつ温度センサ等を具備する装置において、出
力電極に抵抗を介して、一つの可変手段により相補的に
設定電流を可変できる正負の定電流源を接続し、その接
続点を新たなセンサ出力電極とし、出力特性に影響をあ
たえることなくオフセット誤差電圧を補正することにあ
る。従って、オフセット誤差の補正に着目すれば、出力
インピーダンスの低い装置であれば温度センサ以外の各
種センサにも適用可能である。
【0046】また、一つの可変手段により相補的に設定
電流を可変できる正負の定電流源を用いることは、正負
両方向のオフセット誤差電圧の補正が一個所の補正手段
の調整で可能となり、調整コスト低減に非常に効果があ
るため、一つの可変手段により相補的に設定電流を可変
できることは極めて望ましい実施形態である。
電流を可変できる正負の定電流源を用いることは、正負
両方向のオフセット誤差電圧の補正が一個所の補正手段
の調整で可能となり、調整コスト低減に非常に効果があ
るため、一つの可変手段により相補的に設定電流を可変
できることは極めて望ましい実施形態である。
【0047】一つの可変手段により相補的に設定電流を
可変できる正負の定電流源は種々の構成が考えられる
が、低価格が趣旨であるから、図7に示したように、相
補的な電界効果トランジスタを用い、Nチャネル及びP
チャネル電界効果トランジスタの各ソース電極をそれぞ
れ3端子可変抵抗の2個の固定電極端子に、必要ならば
抵抗を介して接続し、各トランジスタのゲート電極を共
に可変抵抗の可動電極端子に接続し、Nチャネル電界効
果トランジスタのドレイン電極を高電位に、Pチャネル
電界効果トランジスタのドレイン電極を低電位としたも
の、又は、図3の第3の実施の形態で示した2個のカレ
ントミラー回路によるものが望ましい。
可変できる正負の定電流源は種々の構成が考えられる
が、低価格が趣旨であるから、図7に示したように、相
補的な電界効果トランジスタを用い、Nチャネル及びP
チャネル電界効果トランジスタの各ソース電極をそれぞ
れ3端子可変抵抗の2個の固定電極端子に、必要ならば
抵抗を介して接続し、各トランジスタのゲート電極を共
に可変抵抗の可動電極端子に接続し、Nチャネル電界効
果トランジスタのドレイン電極を高電位に、Pチャネル
電界効果トランジスタのドレイン電極を低電位としたも
の、又は、図3の第3の実施の形態で示した2個のカレ
ントミラー回路によるものが望ましい。
【0048】以上本発明の実施の形態について説明して
きたが、本発明はこれに限定されることなく請求項の記
載の範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当
業者には自明であろう。
きたが、本発明はこれに限定されることなく請求項の記
載の範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当
業者には自明であろう。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るパラ
レルオフセット補正センサ装置によれば、温度センサ、
特に半導体温度センサのように、誤差の主因がゲインや
リニアリティ誤差ではなくオフセット誤差に起因する場
合に、センサの内部構成に変更を加えずかつ他の特性に
影響を与えることなく、主因たるオフセット誤差だけを
極めて安価にかつ、確実に補正でき、しかも調整点が一
個所で正負のオフセット誤差を補正できるので調整工程
の作業コストも小さく、安価で大量に使われる機器内温
度補償や家庭用温度計に用いて、極めて有効である。
レルオフセット補正センサ装置によれば、温度センサ、
特に半導体温度センサのように、誤差の主因がゲインや
リニアリティ誤差ではなくオフセット誤差に起因する場
合に、センサの内部構成に変更を加えずかつ他の特性に
影響を与えることなく、主因たるオフセット誤差だけを
極めて安価にかつ、確実に補正でき、しかも調整点が一
個所で正負のオフセット誤差を補正できるので調整工程
の作業コストも小さく、安価で大量に使われる機器内温
度補償や家庭用温度計に用いて、極めて有効である。
【図1】本発明に係るパラレルオフセット補正センサ装
置の第1の実施の形態を示す回路図である。
置の第1の実施の形態を示す回路図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態を示す回路図であ
る。
る。
【図3】本発明の第3の実施の形態を示す回路図であ
る。
る。
【図4】半導体温度センサのブロック図である。
【図5】本発明のパラレルオフセット補正センサ装置の
オフセット補正原理を説明する回路図である。
オフセット補正原理を説明する回路図である。
【図6】電界効果トランジスタによる定電流回路の回路
図である。
図である。
【図7】本発明に用いる両極性定電流回路の回路図であ
る。
る。
【図8】オフセット誤差発生の説明のための半導体温度
センサの原理図である。
センサの原理図である。
【図9】半導体温度センサの温度−誤差電圧特性を示す
グラフである。
グラフである。
【図10】オフセット誤差電圧補正の従来技術による回
路図である。
路図である。
1,2 電源入力電極 3,5,11 出力電極 6,7,10 電流源 21,22 カレントミラー回路 A,A1,A2 増幅器 D ダイオード Q,Q1,Q2 電界効果トランジスタ Q3,Q4,Q5,Q6 トランジスタ R0,R1〜R7,R10〜R14 抵抗 S センサ VR,VR1,VR2 可変抵抗 ZD 定電圧ダイオード
Claims (4)
- 【請求項1】 一対の電源入力電極と、該一対の電源入
力電極の一方の電極を帰路電極として共有した出力電極
を持つセンサを備えるパラレルオフセット補正センサ装
置において、前記出力電極に抵抗を介して、一つの可変
手段により相補的に設定電流を可変できる正負の定電流
源を接続し、当該正負の定電流源の接続点をオフセット
補正後のセンサ出力電極としたことを特徴とするパラレ
ルオフセット補正センサ装置。 - 【請求項2】 前記センサが温度センサである請求項1
記載のパラレルオフセット補正センサ装置。 - 【請求項3】 前記一つの可変手段により相補的に設定
電流を可変できる正負の定電流源は、PNPトランジス
タで構成される第1のカレントミラー回路と、NPNト
ランジスタで構成される第2のカレントミラー回路との
ミラー電流出力端を互いに接続し、前記第1のカレント
ミラー回路の入力端と前記第2のカレントミラー回路の
入力端とを直接もしくはそれぞれ抵抗を介して接続した
接続点に同一の電圧を一つの電圧可変手段から供給する
構成であり、互いに接続された前記ミラー電流出力端を
前記センサ出力電極としたものである請求項1又は2記
載のパラレルオフセット補正センサ装置。 - 【請求項4】 前記一つの可変手段により相補的に設定
電流を可変できる正負の定電流源は、Nチャネル及びP
チャネル電界効果トランジスタの各ソース電極をそれぞ
れ3端子可変抵抗の2個の固定電極端子に、直接もしく
は抵抗を介して接続し、各トランジスタのゲート電極を
共に前記可変抵抗の可動電極端子に接続し、前記Nチャ
ネル電界効果トランジスタのドレイン電極を高電位に、
前記Pチャネル電界効果トランジスタのドレイン電極を
低電位とした構成である請求項1又は2記載のパラレル
オフセット補正センサ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9321979A JPH11142256A (ja) | 1997-11-10 | 1997-11-10 | パラレルオフセット補正センサ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9321979A JPH11142256A (ja) | 1997-11-10 | 1997-11-10 | パラレルオフセット補正センサ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11142256A true JPH11142256A (ja) | 1999-05-28 |
Family
ID=18138570
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9321979A Pending JPH11142256A (ja) | 1997-11-10 | 1997-11-10 | パラレルオフセット補正センサ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11142256A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2017056672A1 (ja) * | 2015-09-30 | 2017-04-06 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 物理量検出装置 |
| WO2022169075A1 (ko) * | 2021-02-02 | 2022-08-11 | 중앙대학교 산학협력단 | 오프셋 출력전압의 제거를 위한 회로 및 이를 포함하는 전자 장치 |
-
1997
- 1997-11-10 JP JP9321979A patent/JPH11142256A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2017056672A1 (ja) * | 2015-09-30 | 2017-04-06 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 物理量検出装置 |
| JPWO2017056672A1 (ja) * | 2015-09-30 | 2018-02-15 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 物理量検出装置 |
| US10697916B2 (en) | 2015-09-30 | 2020-06-30 | Hitachi Automotive Systems, Ltd. | Physical quantity detection device |
| WO2022169075A1 (ko) * | 2021-02-02 | 2022-08-11 | 중앙대학교 산학협력단 | 오프셋 출력전압의 제거를 위한 회로 및 이를 포함하는 전자 장치 |
| US12525938B2 (en) | 2021-02-02 | 2026-01-13 | Chung Ang University Industry Academic Cooperation Foundation | Circuit for removing offset output voltage, and electronic device comprising same |
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