JPH11142255A - シリアルオフセット補正センサ装置 - Google Patents

シリアルオフセット補正センサ装置

Info

Publication number
JPH11142255A
JPH11142255A JP9321978A JP32197897A JPH11142255A JP H11142255 A JPH11142255 A JP H11142255A JP 9321978 A JP9321978 A JP 9321978A JP 32197897 A JP32197897 A JP 32197897A JP H11142255 A JPH11142255 A JP H11142255A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
sensor
voltage
offset correction
error
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9321978A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiro Nakagawa
士郎 中川
Kenji Aizawa
兼司 相澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP9321978A priority Critical patent/JPH11142255A/ja
Publication of JPH11142255A publication Critical patent/JPH11142255A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
  • Indication And Recording Devices For Special Purposes And Tariff Metering Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 誤差の要因が主としてオフセット誤差のばら
つきにあるようなセンサの場合に、オフセット誤差の大
きさとばらつきを抑えることが可能で、安価で精度向上
を図ることができるシリアルオフセット補正センサ装置
を提供する。 【解決手段】 一対の電源入力電極1,2と、該一対の
電源入力電極の一方の電極を帰路電極として共有した出
力電極3を持つセンサSを備える装置において、共通の
前記帰路電極2と直列に電圧源10の一方の電極15を
接続し、該電圧源10の他方の電極17をオフセット補
正後の共通帰路電極としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、センサの精度を高
めるためのオフセット補正技術に係り、とくに温度セン
サ等のセンサ出力のオフセットを補正して精度の向上を
図ったシリアルオフセット補正センサ装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】最近、種々のセンサが使用されるように
なってきているが、ここでは、センサの代表例として温
度センサを例にとって説明する。温度センサとして、用
途に応じて多種多様なセンサが開発されているが、電子
機器の温度特性補償用や居住空間の温度測定用としては
−50℃〜+100℃で測定精度±0.5℃程度のもの
が要求される。価格が高い測定器としては、この程度の
精度はさしたる技術的困難もなく実現できるが、可能な
限り価格を抑えたい前記分野ではこの程度の精度を如何
に低価格で実現するかという技術課題が厳存する。この
測定精度を規定する測定誤差の要因は、センサのリニア
リティ(直線性)、ゲイン、及び定常的に残留するオフ
セット誤差である。
【0003】従来、低価格温度センサの分野では、価格
の安いNTCサーミスタが主に用いられているが、NT
Cサーミスタは原理的に温度に対する変化が非線型であ
り、線形化のための種々の技法が開発されているが、測
定温度範囲を広くすると線形化が難しくなり150℃に
わたる温度範囲で±0.5℃の精度を得ることは困難で
ある。この場合、測定誤差の主因はリニアリティにあ
る。
【0004】一方、半導体技術の進歩、低価格化によ
り、半導体のPN接合のもつ温度特性を積極的に利用
し、信号処理回路も一体にIC化したいわゆる半導体温
度センサが普及しはじめている。
【0005】しかし、IC化半導体センサの場合、リニ
アリティとゲインに起因する誤差は合計でも±0.5℃
程度でかなり良いが、一体化してある信号処理回路のオ
フセット誤差のばらつきを抑えることが困難で、±1℃
〜±2℃もあるため、現在市販されている製品の測定精
度は±1.5〜±2.5℃であって、一般に要求される
精度±0.5℃を全く満足しない。
【0006】半導体温度センサの測定誤差が、NTCサ
ーミスタ温度センサと異なり、リニアリティやゲインに
起因するものではなく、信号処理上のオフセット誤差の
ばらつきによるものであることは、オフセット誤差の簡
単な調整機構があれば高精度な半導体温度センサ装置を
構成できることを示唆している。
【0007】本発明は、このような技術的視点から、従
来の半導体温度センサのように、誤差の要因が主として
オフセット誤差のばらつきにあるようなセンサの場合
に、オフセット誤差の大きさとばらつきを抑え、安価で
高精度なセンサ装置を提供するためになされたものであ
る。
【0008】なお、本発明は、半導体温度センサに限ら
ず、オフセット誤差の大きさとばらつきに起因する測定
誤差の軽減を目的として他のセンサにも適用できる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】半導体温度センサに限
らず、センサ部と信号処理回路を一体化したものでは、
信号処理回路の規模が大きくなると消費電力が増加し、
回路の発熱が温度測定の誤差となるためあまり複雑な処
理回路は導入できない。IC化に際してはCMOS等の
マイクロパワー技術が進歩しているが、それでも回路規
模はなるべく大きくしたくない。従って、価格面の制約
も考慮して、信号処理回路は必要最小限にとどめてある
のが普通である。そのため、回路のオフセット誤差のば
らつきに対しても対策が不十分で、結果として測定精度
が不十分となっている。
【0010】図7に半導体温度センサの原理図を示す。
図中、1,2は一対の電源入力電極、3は一方の出力電
極であり、他方の出力電極は一対の電源入力電極の一方
の電極2を帰路電極として共有している。Dは温度検出
用ダイオード、R10〜R12は抵抗、I1,I2は定電流
源、Aは差動増幅器である。電源入力電極1には電源入
力電圧VINが供給され、電源入力電極2はグランドGに
接続されている。
【0011】この図7では、温度によって変化するダイ
オードDの電圧と、抵抗R10による一定電圧とを差動増
幅器Aで増幅して出力電圧VOUTとし、ゲイン(1℃当
たりの出力電圧)を所定の値、例えば10mV/℃とし
てオフセット電圧の消去も図っている。しかし、オフセ
ット電圧はばらつきが大きいため完全には消去できてい
ない。この半導体温度センサは全体が1チップIC化さ
れている。
【0012】図8は図7の半導体温度センサの温度−出
力電圧誤差特性(周囲温度と測定誤差との関係)であ
る。図8で、線分PQRとUVWは誤差の最大値を示
す。ここで、QVはオフセット誤差電圧である。
【0013】この図で明らかなように、この半導体温度
センサでは−50℃〜+150℃にわたり、オフセット
誤差をゼロに調整できれば測定精度は±0.5℃以内で
ある。つまり、誤差の主因はオフセット誤差である。
【0014】オフセット誤差を補正する手段を付加した
従来のセンサ装置の一例として特開昭61−25764
1号、特公平5−56456号がある。但し、いずれも
センサ内部回路に変更を加えるものであり、図7のよう
な1チップIC化されたセンサに適用するには不向きで
ある。
【0015】回路発熱等の理由でセンサ内部にオフセッ
ト調整機構を設けられないとすれば、センサ外部に外付
け回路として設ける必要がある。ここで従来例の一つと
して、発明要素のない単なる設計技術を用いて構成した
ものを図9に示す。図中、Sは半導体温度センサで図7
の内部回路を持つもの、A1,A2はオペアンプ等の増幅
器、VRは可変抵抗、R13,R14は抵抗である。
【0016】図9の回路では、センサSの出力電圧のオ
フセット誤差は、ボルテージフォロアA1に加えられる
調整電圧△Vが増幅器A2の反転入力に加えられるた
め、キャンセルされる。すなわち、センサ出力電圧V+
△Vは、調整電圧△Vが増幅度1のボルテージフォロア
1により、増幅器A2の逆相入力として加えられるため
差し引かれて増幅器A2の出力端4には現れないことが
期待される。
【0017】しかし、この考え方には大きな欠点があ
る。それは、増幅器A2は精度の良い増幅度1を保持し
なければならないということで、センサ装置が−50℃
〜+150℃、つまり200℃の温度範囲で±0.5
℃、すなわち±0.25%の精度を持つ必要があるか
ら、増幅器A2はそれより少なくとも一桁上の精度、±
0.025%の増幅精度を持つ必要がある。オペアンプ
の増幅度は良く知られているように図9の2個の抵抗R
13,R14の抵抗比であるから、抵抗R13,R14はその比
が0.025%以内でなくてはならない。このことは、
この回路を量産するときは抵抗R13,R14を選別して比
を合わせるか、又は精度0.025%の抵抗器を調達し
なければならないことを示している。一般の抵抗器の精
度は高々±1%であり、0.1%より高精度の抵抗器は
半導体温度センサそのものよりはるかに高価である。ま
た、選別するとしても0.025%と言うような高精度
の選別は非常にコストのかかる工程となり、ここで示し
た技法では、回路図は書けても実用にならないことがわ
かる。
【0018】このように、半導体温度センサのオフセッ
ト誤差調整は単なる設計技法では解決できず、センサ自
体の精度を損なうことのない安価な手法が求められてい
ることがわかる。
【0019】本発明は、上記の点に鑑み、誤差の要因が
主としてオフセット誤差のばらつきにあるようなセンサ
の場合に、オフセット誤差の大きさとばらつきを抑える
ことが可能で、安価で精度向上を図ることができるシリ
アルオフセット補正センサ装置を提供することを目的と
する。
【0020】本発明のその他の目的や新規な特徴は後述
の実施の形態において明らかにする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のシリアルオフセット補正センサ装置は、一
対の電源入力電極と、該一対の電源入力電極の一方の電
極を帰路電極として共有した出力電極を持つセンサを備
える装置において、共通の前記帰路電極と直列に電圧源
の一方の電極を接続し、該電圧源の他方の電極をオフセ
ット補正後の共通帰路電極とした構成としている。
【0022】前記シリアルオフセット補正センサ装置に
おいて、前記センサが温度センサであってもよい。
【0023】また、前記シリアルオフセット補正センサ
装置において、前記センサの動作電流の変動幅と接続さ
れた前記電圧源の内部抵抗値との積が所定の値を超えな
いことが望ましい。
【0024】前記電圧源の出力回路は、低出力インピー
ダンス回路で構成されていることが望ましい。
【0025】本発明の実施の形態の説明にはいる前に本
発明の原理説明を図4乃至図6を用いて行う。
【0026】図4は半導体温度センサのブロック図であ
る。半導体温度センサSは、一対の電源入力電極1,
2、出力電極3を有し、低電位側の電源入力電極(グラ
ンド電極)2は低電位側の出力電極と共通である。つま
り、低電位側の電源入力電極2は共通の帰路電極となっ
ている。電源入力電極1には電源入力電圧VIN(通常+
5V)が供給され、低電位側電極(グランド電極)2は
グランドGに接続されている。出力電圧VOUTは10m
V/℃で、出力電極3と低電位側電極(グランド電極)
2の間に発生する。
【0027】図5はオフセット誤差を補正する原理説明
図であって、半導体温度センサSの低電位側電源入力電
極(帰路電極)2に可変電圧源Eを直列に挿入し(低電
位側電源入力電極2に可変電圧源Eの一方の電極を接続
し)、挿入した電圧源Eのセンサ側でない他方の電極を
新たな共通帰路電極(オフセット補正後の共通帰路電
極)4として、電源入力電圧VINをセンサSの電源入力
電極1とこの新たな共通帰路電極4との間に加え、この
共通帰路電極4とセンサSの出力電極3との間の電圧を
温度出力としたものである。
【0028】図5で、電極3,4間の電圧であるセンサ
出力Vに+△Vのオフセット誤差が発生しているとする
と、可変電源Eの電圧を−△Vに調整すれば△Vはキャ
ンセルされて温度出力には現れない。
【0029】図6は半導体温度センサの消費電流特性で
ある。図6から半導体温度センサを流れる動作電流は−
50℃〜+150℃の間で、大き目にみても200μA
以下であり、その変動幅は100μA程度であることが
わかる。つまり、図5でセンサSに直列に挿入した可変
電圧源Eの内部抵抗値が1Ω程度であれば、センサ動作
電流が流れることによるセンサ装置の前記温度出力(電
極3,4間の電圧)の変動は最大0.2mVであり、セ
ンサ出力は10mV/℃であるから、この誤差は0.0
2℃であり十分小さな値である。また、センサ動作電流
の固定部分による影響はオフセット誤差に加算されるだ
けなので、可変電圧源Eで補正可能であることを考える
と、実際のセンサ出力への影響はセンサ動作電流の変動
幅と可変電圧源Eの内部抵抗値との積となるから誤差は
さらに小さくなり、0.01℃程度となる。
【0030】なお、図5でオフセット電圧が−△Vのと
きは可変電圧源Eを+△Vに調整すれば良いことはいう
までもない。
【0031】このように、本発明のオフセット誤差補正
機能をもつセンサ装置では、必要な測定温度範囲(又は
その他の測定範囲)におけるセンサの動作電流変動幅の
最大値と補正のためセンサに直列に挿入した可変電圧源
の内部抵抗値との積が、許容された誤差電圧以内となる
ならば適用は半導体温度センサに限らない。
【0032】さらに、図5で説明した本発明のオフセッ
ト補正動作原理は、回路を付加することに起因してセン
サ装置の他の誤差要因、ゲインやリニアリティにまった
く影響を与えていないことが明白である。
【0033】また、可変電圧源Eは回路簡略化のため、
ある程度の誤差の残留を許容して固定電圧源とすること
を含むことは発明の趣旨から明らかである。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るシリアルオフ
セット補正センサ装置の実施の形態を図面に従って説明
する。
【0035】図1は本発明に係るシリアルオフセット補
正センサ装置の第1の実施の形態である。この図におい
て、半導体温度センサSは、一対の電源入力電極1,
2、出力電極3を有し、低電位側の電源入力電極(グラ
ンド電極)2は低電位側の出力電極と共通(電源の帰路
と出力の帰路は共通)であり、共通の帰路電極となって
いる。出力電圧VOUTは10mV/℃で、出力電極3と
低電位側電極(グランド電極)2の間に発生する。
【0036】可変電圧源10は、オペアンプ(演算増幅
器)11のボルテージフォロア回路と、電圧調整器(可
変抵抗器)12と、電圧調整器12の調整電圧を安定化
するための定電圧回路13と、電圧反転回路14とから
なり、電圧出力電極15、電源電極16、グランド電極
17をもち、電源電極16はセンサSの電源入力電極1
に接続され、電圧出力電極15はセンサSの電源と出力
の共通帰路電極となっている低電位側電極2に接続さ
れ、グランド電極17はセンサSと可変電圧源10が直
列に接続された系、つまりセンサ装置の電源と出力の新
たな共通帰路電極を形成する。そして、センサSの電源
入力電極1(電源電極16)と可変電圧源10のグラン
ド電極17間に電源入力電圧VIN(通常+5V)が供給
され、可変電圧源10としての出力電圧は電圧出力電極
15とグランド電極17の間に得られる。なお、電圧反
転回路14で電圧調整器12の一端の正電圧値を反転し
た負電圧値を電圧調整器12の他端に印加しており、可
変電圧源10の出力電圧として正負いずれの電圧も発生
可能である。
【0037】図1で示されたオフセット補正機能付きセ
ンサ装置の動作は次の通りである。センサSがV+△V
の測定出力を発生したとする。ここに、Vはオフセット
誤差を含まない値、△Vはオフセット誤差電圧である。
ここで可変電圧源10の出力電圧を電圧調整器12によ
り−△Vに調整する。この電圧は、出力電極15とグラ
ンド電極17間に発生し、系全体の測定出力、すなわち
センサSの出力電極3と新たな共通帰路電極であるグラ
ンド電極17の間の測定電圧はV+△V−△V=Vとな
って、オフセット誤差電圧△Vは消去される。
【0038】ここで、可変電圧源10の内部抵抗値、す
なわち電極15,17間の内部抵抗値はボルテージフォ
ロア接続されたオペアンプ11の出力抵抗であるから通
常極めて小さく1Ωよりはるかに小さい。また、センサ
Sの動作電流及びその変化幅は、半導体温度センサの場
合それぞれ0.2mA,0.1mA程度であり、オフセ
ット誤差電圧△Vは10〜20mV程度であるので、 (補正後の残留誤差)=(センサSの動作電流変動幅)
×(可変電圧源内部抵抗値)<<0.1mV であって、オフセット誤差はほぼ完全に消去される。
【0039】さらに、負帰還の十分にかかったボルテー
ジフォロアのようなオペアンプ回路は温度変化や、電源
電圧変動等、外部攪乱に関し、極めて安定で、その出力
電圧は外部攪乱にほとんど影響を受けないことは良く知
られた事実であり、本実施の形態で使用する回路はその
ような安定性をもつことも明らかである。
【0040】図2は本発明の第2の実施の形態を示し、
可変電圧源10AをトランジスタQ1、可変抵抗器V
1、抵抗Reからなるエミッタフォロア回路で構成して
いる。可変電圧源10Aのグランド電極17を基準とし
て正電圧+Vc、負電圧−Vcが可変抵抗器VR1の両端
に印加され、可変電圧源10Aとしての出力電圧は電圧
出力電極15とグランド電極17の間に得られる。な
お、その他の構成及び動作は前述した第1の実施の形態
と同様である。
【0041】図3は本発明の第3の実施の形態を示し、
可変電圧源10Bを電界効果トランジスタQ2、可変抵
抗器VR2、抵抗Rsからなるソースフォロア回路で構成
している。可変電圧源10Bのグランド電極17を基準
として正電圧+Vc、負電圧−Vcが可変抵抗器VR2
両端に印加され、可変電圧源10Bとしての出力電圧は
電圧出力電極15とグランド電極17の間に得られる。
なお、その他の構成及び動作は前述した第1の実施の形
態と同様である。
【0042】上記第2、第3の実施の形態の場合、オペ
アンプのボルテージフォロア回路に比較して内部抵抗は
やや大きくなるが、低価格化を図ることができる。
【0043】なお、動作電流変動幅がかなり大きいセン
サの場合や、低価格化のため第1の実施の形態によるオ
ペアンプのボルテージフォロア回路を、第2又は第3の
実施の形態による内部抵抗値があまり小さくできないト
ランジスタのエミッタフォロア回路又は電界効果トラン
ジスタのソースフォロア回路で代用する場合には、 (補正後の残留誤差)=(センサの動作電流変動幅)×(可
変電圧源内部抵抗値) が系の最小残留オフセット誤差であるから希望する所定
の値以下になるかどうかを確認すれば良い。
【0044】なお、一対の電源入力電極と電源入力電極
の一方の電極を帰路電極として共有した出力電極をもつ
センサとは、通常、電源電極、グランド電極、出力電極
からなるいわゆる3端子型センサであって、半導体温度
センサや湿度センサ等があり、3端子型センサは数多く
存在する。
【0045】3端子型センサでは、出力端子側でオフセ
ット誤差電圧を補正しようとすると、図9の説明で述べ
たようにセンサの他の誤差要因であるゲインやリニアリ
ティに影響を与えないためにはセンサそのものよりはる
かに高価な回路を付加する必要がある。従って、オフセ
ット誤差電圧を補正するためにはグランド側に補正手段
を設けなければならない。しかし、電源と出力のグラン
ド端子が分離されていないため、補正手段にはセンサの
動作電流が流れ、センサの動作電流による補正手段の内
部抵抗での起電圧が新たなオフセット誤差電圧となる可
能性がある。これを避けるために、補正手段として内部
抵抗の小さな電圧源を用い、センサの動作電流の変動幅
と接続された電圧源の内部抵抗値との積が所定の値すな
わち、許容されるオフセット誤差を超えないことが必要
である。また、補正手段としての電圧源は可変電圧源と
して調整機能を持たすことも生産上有効である。
【0046】電圧源としては、電池、3端子レギュレー
タ等なんでもよいが、価格を考慮すれば、各実施の形態
に示した抵抗分圧とオペアンプによるボルテージフォロ
アやトランジスタによるエミッタ(ソース)フォロアバ
ッファの組み合わせがもっとも望ましい。
【0047】以上本発明の実施の形態について説明して
きたが、本発明はこれに限定されることなく請求項の記
載の範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当
業者には自明であろう。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るシリ
アルオフセット補正センサ装置によれば、温度センサ、
特に半導体温度センサのように、誤差の主因がゲインや
リニアリティ誤差ではなくオフセット誤差に起因する場
合に、センサの内部構成に変更を加えず、しかも高精度
な部品や特殊な部品を一切使用せず、非常に簡単、安価
な回路でセンサの測定誤差の主因たるオフセット誤差を
補正できる。このため、大量に使用され、低価格が使命
であるようなセンサ装置に用いて極めて有効である。さ
らに、オフセット誤差の補正手段がセンサのオフセット
以外の誤差特性項目をまったく悪化させないように工夫
されていることも本発明の効果の一つである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシリアルオフセット補正センサ装
置の第1の実施の形態を示す回路図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図3】本発明の第3の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図4】半導体温度センサのブロック図である。
【図5】本発明のシリアルオフセット補正センサ装置の
オフセット補正原理を説明する回路図である。
【図6】半導体温度センサの動作電流特性を示すグラフ
である。
【図7】オフセット誤差発生の説明のための半導体温度
センサの原理図である。
【図8】半導体温度センサの温度−誤差電圧特性を示す
グラフである。
【図9】オフセット誤差電圧補正の従来技術による回路
図である。
【符号の説明】
1,2 電源入力電極 3 出力電極 10,10A,10B 可変電圧源 11 オペアンプ 12 電圧調整器 13 定電圧回路 14 電圧反転回路 15 電圧出力電極 16 電源電極 17 グランド電極 A,A1,A2 増幅器 D ダイオード Q1 トランジスタ Q2 電界効果トランジスタ Re,Rs,R10〜R14 抵抗 S センサ VR,VR1,VR2 可変抵抗

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の電源入力電極と、該一対の電源入
    力電極の一方の電極を帰路電極として共有した出力電極
    を持つセンサを備えるシリアルオフセット補正センサ装
    置において、共通の前記帰路電極と直列に電圧源の一方
    の電極を接続し、該電圧源の他方の電極をオフセット補
    正後の共通帰路電極としたことを特徴とするシリアルオ
    フセット補正センサ装置。
  2. 【請求項2】 前記センサが温度センサである請求項1
    記載のシリアルオフセット補正センサ装置。
  3. 【請求項3】 前記センサの動作電流の変動幅と接続さ
    れた前記電圧源の内部抵抗値との積が所定の値を超えな
    いことを特徴とする請求項1又は2記載のシリアルオフ
    セット補正センサ装置。
  4. 【請求項4】 前記電圧源の出力回路が、低出力インピ
    ーダンス回路で構成されている請求項1,2又は3記載
    のシリアルオフセット補正センサ装置。
JP9321978A 1997-11-10 1997-11-10 シリアルオフセット補正センサ装置 Pending JPH11142255A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9321978A JPH11142255A (ja) 1997-11-10 1997-11-10 シリアルオフセット補正センサ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9321978A JPH11142255A (ja) 1997-11-10 1997-11-10 シリアルオフセット補正センサ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11142255A true JPH11142255A (ja) 1999-05-28

Family

ID=18138560

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9321978A Pending JPH11142255A (ja) 1997-11-10 1997-11-10 シリアルオフセット補正センサ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11142255A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002139385A (ja) * 2000-11-01 2002-05-17 Canon Inc 温度検出回路及び該回路を備えた記録装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002139385A (ja) * 2000-11-01 2002-05-17 Canon Inc 温度検出回路及び該回路を備えた記録装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3399953B2 (ja) 圧力センサ
EP0725923B1 (en) Two terminal temperature transducer having circuitry which controls the entire operating current to be linearly proportional with temperature
CN104604128B (zh) 放大电路以及放大电路ic芯片
US8878598B2 (en) Sensing module
WO1988006719A1 (en) Transducer signal conditioner
US7417448B2 (en) System to calibrate on-die temperature sensor
JPH10281897A (ja) 半導体圧力検出装置
JPH09105681A (ja) 温度測定回路
US6107861A (en) Circuit for self compensation of silicon strain gauge pressure transmitters
JPH11142255A (ja) シリアルオフセット補正センサ装置
JP2001068948A (ja) Mosfet増幅回路
JPH11142256A (ja) パラレルオフセット補正センサ装置
US8217713B1 (en) High precision current reference using offset PTAT correction
JP4586708B2 (ja) 差動増幅器
JP2610736B2 (ja) 半導体圧力センサの増幅補償回路
US20250297976A1 (en) Gas sensor
JPS6336447B2 (ja)
JP6357182B2 (ja) センサ装置
US11525751B2 (en) Sensor drive circuit with improved temperature characteristic compensation
CN111007913A (zh) 一种提升电流源稳定性的电路及方法
JPH0814616B2 (ja) ホール素子装置
US20250305978A1 (en) Gas sensor
JPH0431535Y2 (ja)
JP2979742B2 (ja) 熱線式流量計
Pelicia et al. Fully integrated programmable Howland current source for sensors excitation

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040727

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060901

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070815

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080109