JPH11142539A - 発光部材およびそれを用いた時計 - Google Patents

発光部材およびそれを用いた時計

Info

Publication number
JPH11142539A
JPH11142539A JP32060797A JP32060797A JPH11142539A JP H11142539 A JPH11142539 A JP H11142539A JP 32060797 A JP32060797 A JP 32060797A JP 32060797 A JP32060797 A JP 32060797A JP H11142539 A JPH11142539 A JP H11142539A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
layer
regions
emitting member
dial
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32060797A
Other languages
English (en)
Inventor
Naohiko Sakurazawa
直彦 櫻沢
Shunji Minami
俊二 南
Masao Amano
正男 天野
Hiroyuki Sonoda
博行 園田
Sumio Yano
純朗 矢野
Hiroyuki Abe
博之 阿部
Yoshihiko Toda
良彦 遠田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP32060797A priority Critical patent/JPH11142539A/ja
Publication of JPH11142539A publication Critical patent/JPH11142539A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09FDISPLAYING; ADVERTISING; SIGNS; LABELS OR NAME-PLATES; SEALS
    • G09F13/00Illuminated signs; Luminous advertising
    • G09F13/20Illuminated signs; Luminous advertising with luminescent surfaces or parts
    • G09F13/22Illuminated signs; Luminous advertising with luminescent surfaces or parts electroluminescent

Landscapes

  • Electric Clocks (AREA)
  • Illuminated Signs And Luminous Advertising (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 暗い所で蓄光層を発光させ、蓄光層が発光し
なくなったときにELパネルなどの発光パネルを発光さ
せ、蓄光層を設けない場合と比較して電池の消耗を抑え
るようにする。 【解決手段】 ELパネル10の光出射側の表面に蓄光
層11を設けた。したがって、蓄光層11により明るい
所で光エネルギを蓄えることができ、暗い所で蓄光層1
1が蓄えた光エネルギに応じて発光し、これにより文字
板3を照明することができる。また、蓄光層11の輝度
が時間の経過とともに低下し、蓄光層11が発光しなく
なったときには、点灯用押釦を押すことにより、ELパ
ネル10を発光させて文字板3を照明することができ、
このため蓄光層11を設けない場合と比較して電池の消
耗を大幅に抑えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、時計の文字板な
どに用いられる発光部材およびそれを用いた時計に関す
る。
【0002】
【従来の技術】時計の文字板においては、夜間などの暗
い所で時刻を視認することができるように、文字板の表
面に明るい所で光エネルギを蓄えて暗い所で発光する蓄
光層を設けたもの、あるいは文字板として発光性物質か
らなる発光素子に電界を印加することにより発光するE
L(エレクトロルミネセンス)パネルを用いたものなど
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
蓄光層を設けた文字板では、蓄光層が明るい所で光エネ
ルギを蓄えて暗い所で発光する際、長いものでも5〜6
時間程度であり、時刻を確認したいときに必ずしも視認
することができないという不都合がある。特に、このよ
うな文字板では、蓄光層全体がほぼ均一な層厚に形成さ
れているため、時間の経過とともに蓄光層全体の輝度が
次第に低下し、最終的に蓄光層全体が一度に暗くなると
いう不都合もある。また、後者のELパネルを用いたも
のでは、必要なときに発光させて時刻を視認することが
できるが、電気を使用するため、電池の消耗が多く、電
池の寿命が短くなるという不都合がある。
【0004】この発明の課題は、暗い所で蓄光層を発光
させ、蓄光層が発光しなくなったときにELパネルなど
の発光パネルを発光させ、蓄光層を設けない場合と比較
して電池の消耗を抑えるようにすることである。この発
明の他の課題は、蓄光層全体が一度に暗くならず、時間
差をもって部分的に蓄光層を消灯させることができるよ
うにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
発光パネルの光出射側の表面に蓄光層を設けたことを特
徴とする。したがって、この請求項1記載の発明によれ
ば、蓄光層が明るい所で光エネルギを蓄えて暗い所で発
光し、この蓄光層が発光しなくなったときに発光パネル
を発光させることができ、これにより蓄光層を設けない
場合と比較して電池の消耗を大幅に抑えることができ
る。この場合、請求項4に記載のごとく、発光パネルの
光出射側の表面における複数の領域で蓄光層の蓄光特性
が異なる構造であれば、複数の領域ごとで異なる蓄光特
性に応じて蓄光層を発光させることができ、これにより
蓄光層全体が一度に消灯せず、時間差をもって部分的に
蓄光層を消灯させることができる。また、請求項7に記
載のごとく、蓄光層の表面に特定波長の入射光の透過率
が複数の領域で異なる光学層を設けた構造であれば、光
学層によって蓄光層に蓄えられる光エネルギが複数の領
域で異なるため、蓄光層全体が一度に暗くならず、時間
差をもって部分的に蓄光層を消灯させることができる。
【0006】また、請求項10記載の発明は、ベースパ
ネルの表面にその複数の領域ごとで蓄光特性が異なる蓄
光層を設けたことを特徴とする。したがって、この請求
項10記載の発明によれば、複数の領域ごとで異なる蓄
光特性に応じて蓄光層を発光させることができるので、
蓄光層全体が一度に消灯せず、時間差をもって部分的に
蓄光層を消灯させることができ、残光時間を知る目安と
することができる。この場合、請求項11に記載のごと
く、複数の領域で段階的または連続的に蓄光層の層厚が
変化する構造であれば、蓄光層の層厚が厚い領域では層
厚の薄い領域に比べて光エネルギを多く蓄えることがで
き、これにより蓄光層全体が一度に消灯せず、時間差を
もって部分的に蓄光層を消灯させることができる。ま
た、請求項12に記載のごとく、複数の領域ごとに蓄光
層の蓄光材料の密度が異なる構造であれば、蓄光材料の
密度の高い領域では密度の低い領域に比べて光エネルギ
を多く蓄えることができ、これにより蓄光層全体が一度
に消灯せず、時間差をもって部分的に蓄光層を消灯させ
ることができる。
【0007】さらに、請求項14記載の発明は、ベース
パネルの表面に蓄光層を設け、この蓄光層の表面に特定
波長の入射光の透過率が複数の領域で異なる光学層を設
けたことを特徴とする。したがって、この請求項14記
載の発明によれば、光学層によって蓄光層に蓄えられる
光エネルギが複数の領域で異なるため、蓄光層全体が一
度に消灯せず、時間差をもって部分的に蓄光層を消灯さ
せることができ、残光時間を知る目安とすることができ
る。この場合、請求項15に記載のごとく、蓄光層が2
00〜450nmの波長の光に反応し、好ましくは36
0nm前後の紫外線に最も良く反応し、かつ光学層が蓄
光層に入射する紫外線をカットする紫外線カット層から
なり、この紫外線カット層の透過率が複数の領域で異な
る構造であることが望ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]以下、図1〜図
3を参照して、この発明を腕時計に適用した第1実施形
態について説明する。図1は腕時計の正面図であり、図
2はその要部の拡大断面図である。この腕時計は、指針
式時計であり、時計本体を構成する腕時計ケース1の上
面に時計ガラス2が装着され、この時計ガラス2の下方
に文字板3が配置され、この文字板3と時計ガラス2と
の間に時針、分針、秒針などの指針4が運針可能に配置
された構成になっている。また、腕時計ケース1の側面
には、指針4の針合わせをするためのリューズ5、およ
び文字板3を照明するための点灯用押釦6が設けられて
いる。また、腕時計ケース1の「12時」および「6
時」に対応する個所の側面にはバンド取付部7がそれぞ
れ設けられており、各バンド取付部7にはそれぞれ時計
バンド8が取り付けられている。さらに、腕時計ケース
1の下面には、防水パッキン1aを介して裏蓋1bが取
り付けられており、この腕時計ケース1の内部には、ア
ナログ指針機構4bが設けられている。
【0009】文字板3は、図3に示すように、EL(エ
レクトロルミネセンス)パネル10の上面に蓄光層11
を設けた構成になっており、この文字板3の上面には、
時字部12が形成されている。なお、この文字板3に
は、図2に示すように、指針4が取り付けられる指針軸
4aが挿通する貫通孔3aが設けられている。ELパネ
ル10は、発光性物質からなる発光素子に電界を印加し
て発光素子を励起させ、これにより発光素子を発光させ
るものであり、例えば透明基板の下面に透明電極を設
け、この透明電極の下面に発光素子を設け、この発光素
子の下面に金属などからなる背面電極を設け、発光素子
で発光した光を背面電極で反射させて透明基板側から出
射させるように構成されている。
【0010】この場合、発光素子は、無機化合物からな
るものと、薄膜の有機化合物からなるものとがある。無
機化合物からなる発光素子は、ZnSやZnSeにM
n、Cuなどを添加したものである。有機化合物からな
る発光素子は、1層構造、2層構造、3層構造のものな
どがあり、1層構造のものは、正孔輸送剤、発光剤、電
子輸送剤を混合したものであり、2層構造のものは、正
孔輸送層と発光層とからなるもの、または発光層と電子
輸送層とからなるもの、あるいは正孔輸送層と電子輸送
層とからなるものなどであり、3層構造のものは、正孔
輸送層、発光層、電子輸送層からなるものである。な
お、発光層としては、例えばアントラセン、フタロペリ
ンなど蛍光性の有機固体であり、正孔輸送層としては、
例えば高分子ではポリビニルカルバゾール(PVC
Z)、低分子ではトリフェニルアミン誘導体などであ
り、電子輸送層としては、例えばペリノン誘導体、キノ
リン錯体誘導体、トリス(8−キノリレート)アルミニ
ウム錯体(Alq3)などである。
【0011】蓄光層11は、明るい所で光エネルギを蓄
え、暗い所で発光するものであり、例えばアルミナ、希
土類の元素を主成分とするセラミックパウダからなり、
200〜450nmの特定波長の光に反応し、特に36
0nm前後の紫外線に最もよく反応し、残光時間が5時
間程度のものである。この蓄光層11は、ELパネル1
0の上面、つまりELパネル10の光出射側の表面にほ
ぼ均一な層厚で薄く塗布され、ELパネル10からの光
が透過するように構成されている。なお、この蓄光層1
1の上面には、時字部12が設けられている。
【0012】このような腕時計の文字板3では、ELパ
ネル10の上面に蓄光層11を設けたから、この蓄光層
11により明るい所で光エネルギを蓄えることができ、
暗い所で蓄光層11が蓄えた光エネルギに応じて発光
し、これにより文字板3を照明することができる。ま
た、蓄光層11の輝度が時間の経過とともに低下し、蓄
光層11が発光しなくなったときには、点灯用押釦6を
押すことにより、ELパネル10を発光させて文字板3
を照明することができ、このため蓄光層11を設けない
場合と比較して電池の消耗を大幅に抑えることができ
る。なお、ELパネル10を消灯したときには、その直
後、少しの間、蓄光層11が光る。
【0013】なお、上記第1実施形態では、ELパネル
10の上面に直接、蓄光層11を設けたが、これに限ら
ず、例えば図4に示した第1変形例のように、ELパネ
ル10と蓄光層11との間にポリエチレンテレフタレー
ト(PET)樹脂などからなる有機シート13を設けて
も良い。このようにすれば、ELパネル10を傷付けず
に、文字板3の上面に時字部12を印刷などにより簡単
に設けることができる。また、上記第1実施形態では、
ELパネル10の上面に蓄光層11を設けた構造である
が、これに限らず、例えば図5に示した第2変形例のよ
うに、蓄光層11の表面に金属メッシュ14を設けても
良い。このようにすれば、明るい所で文字板3の表面が
金属的に見え、金属感のあるものを得ることができる。
【0014】さらに、上記第1実施形態では、ELパネ
ル10の上面全体に蓄光層11を設けたが、これに限ら
ず、例えば蓄光層11を模様や図形、記号などの形状に
形成しても良い。このようにすれば、明るい所で使用す
るとき、または蓄光層11が発光しているときと、EL
パネル10が点灯しているときとで、文字板3の表面の
視覚的なデザインが異なり、デザイン的なバリエーショ
ンが豊富になる。
【0015】[第2実施形態]次に、図6〜図8を参照
して、この発明を腕時計に適用した第2実施形態につい
て説明する。なお、図1〜図3に示された第1実施形態
と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
この腕時計は、図6に示すように、腕時計ケース1の上
面に装着された時計ガラス2の下方に配置される文字板
20が異なる以外は、第1実施形態と同じ構造になって
いる。この文字板20は、図8に示すように、ベースパ
ネル21の上面に下地層22を介して蓄光層23を設け
た構成になっている。なお、文字板20の上面には、時
字部12が印刷などにより設けられている。ベースパネ
ル21は金属または合成樹脂などからなり、その中心に
は指針4の指針軸(図示せず)が挿通する貫通孔21a
が設けられている。
【0016】蓄光層23は、第1実施形態と同様、明る
い所で光エネルギを蓄え、暗い所で発光するものであ
り、例えばアルミナ、希土類の元素を主成分とするセラ
ミックパウダからなり、200〜450nmの特定波長
の光に反応し、特に360nm前後の紫外線に最もよく
反応し、残光時間が5時間程度のものである。この蓄光
層23は、図7および図8に示したように、ベースパネ
ル21の中心部を中心とする同心円状の4つの領域a〜
dに分割され、各領域a〜dごとで層厚が異なり、ベー
スパネル21の中心部から外周に向かうに従って層厚が
段階的に厚くなるように形成されている。なお、図7に
2点鎖線で示した円24は、見切部材(図示せず)によ
る見切円であり、この円24の内側が外部から見えるよ
うになっている。
【0017】このような腕時計の文字板20では、蓄光
層23がベースパネル21の中心部を中心とする同心円
状の4つの領域a〜dに分割され、かつベースパネル2
1の中心部から外周に向かうに従って蓄光層23の層厚
が4つの領域a〜dで段階的に厚くなるように形成され
ているので、蓄光層23の層厚が厚い外周側の領域dで
は層厚の薄い中心部側の領域aに比べて光エネルギを多
く蓄えることができ、このため4つの領域a〜dで蓄光
特性が異なり、各領域a〜dで異なる蓄光特性に応じて
蓄光層23を発光させることができるので、蓄光層23
全体が一度に消灯せず、中心部側から外周部側に向かう
に従って各領域a〜dごとに時間差をもって順次蓄光層
23を部分的に消灯させることができ、これにより残光
時間を知る目安とすることができる。
【0018】なお、上記第2実施形態では、ベースパネ
ル21の中心部から外周に向かうに従って蓄光層23の
層厚が4つの領域a〜dで段階的に厚くなるように、蓄
光層23を形成したが、これに限らず、例えば図9に示
した変形例のように、ベースパネル21の中心部から外
周に向かうに従って蓄光層25の層厚が連続的に厚くな
る傾斜面状に蓄光層25を形成しても良い。このように
すれば、蓄光層25が段階的に消灯せず、中心部側から
外周側に向けって連続的に蓄光層25を消灯させること
ができる。また、上記第2実施形態では、ベースパネル
21の上面に蓄光層23を設けた構造であるが、これに
限らず、例えば蓄光層23の表面に金属メッシュを設け
ても良い。このようにすれば、明るい所で文字板20の
表面が金属的に見え、金属感のあるものを得ることがで
きる。
【0019】[第3実施形態]次に、図10および図1
1を参照して、この発明を腕時計の文字板に適用した第
3実施形態について説明する。この場合には、図6〜図
8に示された第2実施形態と同一部分には同一符号を付
し、その説明は省略する。この腕時計の文字板30は、
図10および図11に示すように、ベースパネル31の
上面に下地層32を介して蓄光層33を設けた構成にな
っている。なお、この文字板30の上面には、時字部1
2が印刷などによって設けられている。ベースパネル3
1は、第2実施形態と同様、金属または合成樹脂などか
らなり、その中心に指針4の指針軸(図示せず)が挿通
する貫通孔31aが設けられた構成になっている。この
場合、ベースパネル31の上面は、その中心部を中心と
する同心円状の4つの領域a〜dに分割され、各領域a
〜dごとで厚さが異なり、中心部から外周に向かうに従
って厚さが段階的に薄くなるように形成されている。
【0020】蓄光層33は、第2実施形態と同様、明る
い所で光エネルギを蓄え、暗い所で発光するものであ
り、ベースパネル31の上面に下地層32を介して設け
られ、その上面が平坦面に形成されている。したがっ
て、この蓄光層33は、ベースパネル31の各領域a〜
dの厚さに応じて、中心部側の層厚が薄く、外周側の層
厚が厚くなるように、各領域a〜dの各層厚が段階的に
異なって形成されている。なお、図10に2点鎖線で示
した円34は、見切部材(図示せず)による見切円であ
り、この円34の内側が外部から見えるようになってい
る。
【0021】このような腕時計の文字板30では、ベー
スパネル31の中心部から外周に向かうに従って蓄光層
33の層厚が4つの領域a〜dで段階的に厚くなるよう
に、蓄光層33が形成されているので、第2実施形態と
同様、蓄光層33の層厚が厚い外周側の領域dでは層厚
の薄い中心部側の領域aに比べて光エネルギを多く蓄え
ることができ、このため4つの領域a〜dで蓄光特性が
異なり、各領域a〜dで異なる蓄光特性に応じて蓄光層
33を発光させることができるので、蓄光層33全体が
一度に消灯せず、中心部側から外周部側に向かうに従っ
て各領域a〜dごとに時間差をもって順次蓄光層33を
部分的に消灯させることができ、これにより残光時間を
知る目安とすることができる。
【0022】なお、上記第3実施形態では、ベースパネ
ル31の中心部から外周に向かうに従って蓄光層33の
層厚が4つの領域a〜dで段階的に厚くなるように、蓄
光層33を形成したが、これに限らず、例えば図12に
示した変形例のように、ベースパネル35の厚さが中心
部から外周に向かうに従って連続的に薄くなる傾斜面に
形成し、このベースパネル35の上面に蓄光層36をそ
の上面が平坦面になるように形成しても良い。このよう
にすれば、蓄光層36の層厚が中心部から外周に向かう
に従って連続的に厚くなる傾斜面状に蓄光層36を形成
することができるので、蓄光層36が段階的に消灯せ
ず、中心部側から外周側に向けって連続的に蓄光層36
を消灯させることができる。また、上記第3実施形態で
は、ベースパネル31の上面に蓄光層33を設けた構造
であるが、これに限らず、例えば蓄光層33の表面に金
属メッシュを設けても良い。このようにすれば、明るい
所で文字板30の表面が金属的に見え、金属感のあるも
のを得ることができる。
【0023】[第4実施形態]次に、図13および図1
4を参照して、この発明を腕時計の文字板に適用した第
4実施形態について説明する。この場合にも、図6〜図
8に示された第2実施形態と同一部分には同一符号を付
し、その説明は省略する。この腕時計の文字板40は、
図13および図14に示すように、ベースパネル41の
上面に下地層42を介して蓄光層43を設け、この蓄光
層43の上面に蓄光層43で発光した光を拡散するため
の拡散層44を設けた構成になっている。なお、この文
字板40の上面にも、時字部(図示せず)が形成されて
いる。ベースパネル41は、第2実施形態と同様、金属
または合成樹脂などからなり、その中心に指針4の指針
軸(図示せず)が挿通する貫通孔41aが設けられた構
成になっている。
【0024】蓄光層43は、第2実施形態と同様、明る
い所で光エネルギを蓄え、暗い所で発光するものであ
り、ベースパネル41の上面に設けられた下地層42上
に蓄光材料がドット状に印刷されているとともに、各領
域a〜dごとに蓄光材料のドット密度が異なって形成さ
れている。すなわち、この蓄光層43は、ベースパネル
41の中心部を中心とする同心円状の4つの領域a〜d
のうち、中心部側の領域aのドット密度が低く、外周側
の領域dのドット密度が高くなるように、各領域a〜d
でドット密度が異なって形成されている。なお、図13
に2点鎖線で示した円45は、見切部材(図示せず)に
よる見切円であり、この円45の内側が外部から見える
ようになっている。
【0025】このような腕時計の文字板40では、ベー
スパネル41の中心部側から外周側に向かうに従って各
領域a〜dのドット密度が高くなるように、蓄光層43
が形成されているので、蓄光材料の密度の高い外周側の
領域dでは密度の低い中心部側の領域aに比べて光エネ
ルギを多く蓄えることができ、このため蓄光層43全体
が一度に消灯せず、各領域a〜dごとに時間差をもって
部分的に蓄光層43を消灯させることができ、これによ
り残光時間を知る目安とすることができる。この場合、
蓄光層43の上面に拡散層44が設けられているので、
拡散層44によって蓄光層43で発光した光を拡散する
ことができ、このため蓄光層43がドット状に印刷され
ていても、各領域a〜dごとにほぼ均一に発光している
ように見えることになり、デザイン的に好ましいものを
得ることができる。
【0026】なお、上記第4実施形態では、ベースパネ
ル41の上面に蓄光層43を設け、この蓄光層43の上
面に拡散層44を設けた構造であるが、これに限らず、
例えば拡散層44の上面に金属メッシュを設けても良
い。このようにすれば、明るい所で文字板40の表面が
金属的に見え、金属感のあるものを得ることができる。
【0027】[第5実施形態]次に、図15および図1
6を参照して、この発明を腕時計の文字板に適用した第
5実施形態について説明する。この場合にも、図6〜図
8に示された第2実施形態と同一部分には同一符号を付
し、その説明は省略する。この腕時計の文字板50は、
図15および図16に示すように、ベースパネル51の
上面に下地層52を介して蓄光層53を設け、この蓄光
層53の上面に紫外線カット層(光学層)54を設けた
構成になっている。なお、この文字板50の上面にも、
時字部(図示せず)が形成されている。ベースパネル5
1は、第2実施形態と同様、金属または合成樹脂などか
らなり、その中心に指針4の指針軸(図示せず)が挿通
する貫通孔51aが設けられた構成になっている。
【0028】蓄光層53は、第2実施形態と同様、明る
い所で光エネルギを蓄え、暗い所で発光するものであ
り、200〜450nmの特定波長の光に反応し、特に
360nm前後の紫外線に最もよく反応し、残光時間が
5時間程度のものである。この蓄光層53は、ベースパ
ネル51上に設けられた下地層52上にほぼ均一な層厚
で形成されている。紫外線カット層54は、外部から蓄
光層53に入射する紫外線をカットするものであり、蓄
光層53の中心部を中心とする同心円状の4つの領域a
〜dごとで、紫外線の透過率が異なって設けられてい
る。すなわち、紫外線カット層54は、蓄光層53の中
心部側の領域aの透過率が低く、外周側の領域dの透過
率か高くなるように形成されている。なお、図15に2
点鎖線で示した円55は、見切部材(図示せず)による
見切円であり、この円55の内側が外部から見えるよう
になっている。
【0029】このような腕時計の文字板50では、蓄光
層53の中心部側の領域aに対応する透過率が低く、外
周側の領域dに対応する透過率か高くなるように、紫外
線カット層54が形成されているので、紫外線カット層
54によって蓄光層53に蓄えられる光エネルギが各領
域a〜dで異なり、透過率の高い外周側の領域dでは透
過率の低い中心部側の領域aに比べて光エネルギを多く
蓄えることができ、このため蓄光層53全体が一度に消
灯せず、時間差をもって部分的に蓄光層53を消灯させ
ることができ、これにより残光時間を知る目安とするこ
とができる。
【0030】なお、上記第5実施形態では、ベースパネ
ル51の上面に蓄光層53を設け、この蓄光層53の上
面に紫外線カット層54を設けた構造であるが、これに
限らず、例えば紫外線カット層54の上面に金属メッシ
ュを設けても良い。このようにすれば、明るい所で文字
板50の表面が金属的に見え、金属感のあるものを得る
ことができる。
【0031】[第6実施形態]次に、図17および図1
8を参照して、この発明を腕時計の文字板に適用した第
6実施形態について説明する。この場合にも、図6〜図
8に示された第2実施形態と同一部分には同一符号を付
し、その説明は省略する。この腕時計の文字板60は、
図17および図18に示すように、ELパネル61の上
面に透明な有機シート62を設け、この有機シート62
の上面に下地層63を印刷し、この下地層63上に蓄光
層64を設けた構成になっている。この場合にも、文字
板60の上面に時字部(図示せず)が印刷などにより形
成されている。ELパネル61は、第1実施形態と同
様、発光性物質からなる発光素子に電界を印加して発光
素子を励起させ、これにより発光素子を発光させるもの
であり、例えば透明基板の下面に透明電極を設け、この
透明電極の下面に発光素子を設け、この発光素子の下面
に金属などからなる背面電極を設け、発光素子で発光し
た光を背面電極で反射させて透明基板側から出射させる
ように構成されている。なお、このELパネル61の中
心部には、指針4の指針軸(図示せず)が挿通する貫通
孔61aが設けられている。
【0032】透明な有機シート62は、ポリエチレンテ
レフタレート(PET)樹脂などの合成樹脂からなり、
その中心部に貫通孔62aがELパネル61の貫通孔6
1aに対応して設けられた構成になっている。蓄光層6
4は、第2実施形態と同様、明るい所で光エネルギを蓄
え、暗い所で発光するものであり、有機シート62の中
心部を中心とする同心円状の4つの領域a〜dに分割さ
れ、各領域a〜dごとで層厚が異なり、有機シート62
の中心部から外周に向かうに従って層厚が段階的に厚く
なるように形成されている。なお、図17に2点鎖線で
示した円65は、見切部材(図示せず)による見切円で
あり、この円65の内側が外部から見えるようになって
いる。
【0033】このような腕時計の文字板60では、第1
実施形態と同様、ELパネル61の上面に透明な有機シ
ート62を介して蓄光層64を設けたから、この蓄光層
64により明るい所で光エネルギを蓄えることができ、
暗い所で蓄光層64が蓄えた光エネルギに応じて発光
し、これにより文字板60を照明することができる。ま
た、蓄光層64の輝度が時間の経過とともに低下し、蓄
光層64が発光しなくなったときには、点灯用押釦6を
押すことにより、ELパネル61を発光させて文字板6
0を照明することができ、このため蓄光層64を設けな
い場合と比較して電池の消耗を大幅に抑えることができ
る。なお、ELパネル61を消灯したときには、その直
後、少しの間、蓄光層64が光る。
【0034】また、この文字板60では、第2実施形態
と同様、蓄光層64が有機シート62の中心部を中心と
する同心円状の4つの領域a〜dに分割され、かつ有機
シート62の中心部から外周に向かうに従って蓄光層6
4の層厚が4つの領域a〜dごとに段階的に厚くなるよ
うに形成されているので、蓄光層64の層厚が厚い外周
側の領域dでは層厚の薄い中心部側の領域aに比べて光
エネルギを多く蓄えることができ、このため4つの領域
a〜dで蓄光特性が異なり、各領域a〜dで異なる蓄光
特性に応じて蓄光層64を発光させることができるの
で、蓄光層64全体が一度に消灯せず、中心部側から外
周部側に向かうに従って各領域a〜dごとに時間差をも
って順次蓄光層64を消灯させることができ、これによ
り残光時間を知る目安とすることができる。
【0035】なお、上記第6実施形態では、有機シート
62の中心部から外周に向かうに従って蓄光層64の層
厚が4つの領域a〜dで段階的に厚くなるように、蓄光
層64を形成したが、これに限らず、例えば図19に示
した変形例のように、有機シート66の中心部から外周
に向かうに従って蓄光層67の層厚が連続的に厚くなる
傾斜面状に蓄光層67を形成しても良い。このようにす
れば、蓄光層67が段階的に消灯せず、中心部側から外
周側に向けって連続的に蓄光層67を消灯させることが
できる。また、上記第6実施形態およびその変形例で
は、有機シート62、66の上面に蓄光層64、67を
設けた構造であるが、これに限らず、例えば蓄光層6
4、67の表面に金属メッシュを設けても良い。このよ
うにすれば、明るい所で文字板60の表面が金属的に見
え、金属感のあるものを得ることができる。さらに、上
記第6実施形態およびその変形例では、いずれの場合
も、ELパネル61の上面に有機シート62、66を設
け、この有機シート62、66の上面に下地層63を介
して蓄光層64、67を設けたが、これに限らず、EL
パネル61の上面に直接、下地層63を介して蓄光層6
4、67を設けても良い。
【0036】[第7実施形態]次に、図20および図2
1を参照して、この発明を腕時計の文字板に適用した第
7実施形態について説明する。この場合には、図17お
よび図18に示された第6実施形態と同一部分には同一
符号を付し、その説明は省略する。この腕時計の文字板
70は、図20および図21に示すように、ELパネル
61の上面に有機シート71を設け、この有機シート7
1の上面に下地層72を介して蓄光層73を設けた構成
になっている。この場合にも、文字板70の上面には、
時字部(図示せず)が印刷などによって形成されてい
る。
【0037】有機シート71は、第6実施形態と同様、
ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂などの合成
樹脂からなり、その中心部に貫通孔71aがELパネル
61の貫通孔61aに対応して設けられた構成になって
いる。また、この有機シート71の上面は、その中心部
を中心とする同心円状の4つの領域a〜dに分割され、
各領域a〜dごとで厚さが異なり、中心部から外周に向
かうに従って厚さが段階的に薄くなるように形成されて
いる。
【0038】蓄光層73は、第6実施形態と同様、明る
い所で光エネルギを蓄え、暗い所で発光するものであ
り、有機シート71の上面に下地層72を介して設けら
れ、その上面が平坦面に形成されている。したがって、
この蓄光層73は、有機シート71の各領域a〜dの厚
さに応じて、中心部側の層厚が薄く、外周側の層厚が厚
くなるように、各領域a〜dの各層厚が段階的に異なっ
て形成されている。なお、図20に2点鎖線で示した円
74は、見切部材(図示せず)による見切円であり、こ
の円74の内側が外部から見えるようになっている。
【0039】このような腕時計の文字板70では、第6
実施形態と同様、蓄光層73により明るい所で光エネル
ギを蓄えることができ、暗い所で蓄光層73が蓄えた光
エネルギに応じて発光し、これにより文字板70を照明
することができるとともに、蓄光層73が発光しなくな
ったときには、点灯用押釦6を押すことにより、ELパ
ネル61を発光させて文字板70を照明することがで
き、このため蓄光層73を設けない場合と比較して電池
の消耗を大幅に抑えることができる。また、この文字板
70では、有機シート71の中心部から外周に向かうに
従って蓄光層73の層厚が4つの領域a〜dで段階的に
厚くなるように、蓄光層73が形成されているので、第
3実施形態と同様、蓄光層73の層厚が厚い外周側の領
域dでは層厚の薄い中心部側の領域aに比べて光エネル
ギを多く蓄えることができ、このため4つの領域a〜d
で蓄光特性が異なり、各領域a〜dで異なる蓄光特性に
応じて蓄光層73を発光させることができるので、蓄光
層73全体が一度に消灯せず、中心部側から外周部側に
向かうに従って各領域a〜dごとに時間差をもって順次
蓄光層73を消灯させることができ、これにより残光時
間を知る目安とすることができる。
【0040】なお、上記第7実施形態では、有機シート
71の中心部から外周に向かうに従って蓄光層73の層
厚が4つの領域a〜dで段階的に厚くなるように、蓄光
層73を形成したが、これに限らず、例えば図22に示
した第1変形例のように、有機シート75の厚さが中心
部から外周に向かうに従って連続的に薄くなる傾斜面に
形成し、この有機シート75の上面に蓄光層76をその
上面が平坦面になるように形成しても良い。このように
すれば、蓄光層76の層厚が中心部から外周に向かうに
従って連続的に厚くなる傾斜面状に蓄光層76を形成す
ることができるので、蓄光層76が段階的に消灯せず、
中心部側から外周側に向けって連続的に蓄光層76を消
灯させることができる。
【0041】また、上記第7実施形態、およびその第1
変形例では、有機シート71、75の上面に蓄光層7
3、76を設けた構造であるが、これに限らず、例えば
蓄光層73、76の上面に金属メッシュを設けても良
い。このようにすれば、明るい所で文字板70の表面が
金属的に見え、金属感のあるものを得ることができる。
さらに、上記第7実施形態の第1変形例では、蓄光層7
6の上面を平坦面に形成しただけであるが、これに限ら
ず、例えば図23に示す第2変形例のように、上面が平
坦面に形成された蓄光層76の上面に透明シート77を
設けても良い。このようにすれば、透明シート77によ
って蓄光層76を保護することができるとともに、透明
シート77に時字部(図示せず)を印刷などにより簡単
に設けることができる。
【0042】[第8実施形態]次に、図24および図2
5を参照して、この発明を腕時計の文字板に適用した第
8実施形態について説明する。この場合にも、図17お
よび図18に示された第6実施形態と同一部分には同一
符号を付し、その説明は省略する。この腕時計の文字板
80は、図24および図25に示すように、ELパネル
61の上面に設けられた有機シート62の上面に下地層
63を介して蓄光層81を設け、この蓄光層81の上面
に蓄光層81で発光した光を拡散するための拡散層82
を設けた構成になっている。この場合にも、文字板80
の上面には、時字部12が印刷などによって形成されて
いる。
【0043】蓄光層81は、第6実施形態と同様、明る
い所で光エネルギを蓄え、暗い所で発光するものであ
り、有機シート62の上面に設けられた下地層42上に
蓄光材料がドット状に印刷されているとともに、各領域
a〜dごとに蓄光材料のドット密度が異なって形成され
ている。すなわち、この蓄光層43は、ベースパネル4
1の中心部を中心とする同心円状の4つの各領域a〜d
のうち、中心部側の領域aのドット密度が低く、外周側
の領域dのドット密度が高くなるように、各領域a〜d
でドット密度が異なって形成されている。なお、図24
に2点鎖線で示した円83は、見切部材(図示せず)に
よる見切円であり、この円83の内側が外部から見える
ようになっている。
【0044】このような腕時計の文字板80では、第6
実施形態と同様、蓄光層81により明るい所で光エネル
ギを蓄えることができ、暗い所で蓄光層81が蓄えた光
エネルギに応じて発光し、これにより文字板80を照明
することができるとともに、蓄光層81が発光しなくな
ったときには、点灯用押釦6を押すことにより、ELパ
ネル61を発光させて文字板80を照明することがで
き、このため蓄光層81を設けない場合と比較して電池
の消耗を大幅に抑えることができる。また、この文字板
80では、中心部側から外周側に向かうに従って各領域
a〜dのドット密度が高くなるように、蓄光層81が形
成されているので、蓄光材料の密度の高い外周側の領域
dでは密度の低い中心部側の領域aに比べて光エネルギ
を多く蓄えることができ、このため蓄光層81全体が一
度に消灯せず、時間差をもって部分的に蓄光層81を消
灯させることができ、これにより残光時間を知る目安と
することができる。この場合、蓄光層81の上面に拡散
層82が設けられているので、拡散層82によって蓄光
層81で発光した光を拡散させることができ、このため
蓄光層81がドット状に印刷されていても、各領域a〜
dごとにほぼ均一に発光しているように見えることにな
り、デザイン的に好ましいものを得ることができる。
【0045】なお、上記第8実施形態では、蓄光層81
の上面に拡散層82を設けた構造であるが、これに限ら
ず、例えば拡散層82の上面に金属メッシュを設けても
良い。このようにすれば、明るい所で文字板80の表面
が金属的に見え、金属感のあるものを得ることができ
る。また、上記第8実施形態では、ELパネル61の上
面に有機シート62を設け、この有機シート62の上面
に下地層63を介して蓄光層81を設けたが、これに限
らず、ELパネル61の上面に直接、下地層63を介し
て蓄光層81を設けても良い。
【0046】[第9実施形態]次に、図26および図2
7を参照して、この発明を腕時計の文字板に適用した第
9実施形態について説明する。この場合にも、図17お
よび図18に示された第6実施形態と同一部分には同一
符号を付し、その説明は省略する。この腕時計の文字板
90は、図26および図27に示すように、ELパネル
61の上面に設けられた有機シート62の上面に下地層
63を介して蓄光層91を設け、この蓄光層91の上面
に紫外線カット層(光学層)92を設けた構成になって
いる。この場合にも、文字板90の上面には、時字部
(図示せず)が形成されている。
【0047】蓄光層91は、第5実施形態と同様、明る
い所で光エネルギを蓄え、暗い所で発光するものであ
り、200〜450nmの特定波長の光に反応し、特に
360nm前後の紫外線に最もよく反応し、残光時間が
5時間程度のものである。この蓄光層91は、有機シー
ト62上に設けられた下地層63上にほぼ均一な層厚で
形成されている。紫外線カット層92は、外部から蓄光
層81に入射する紫外線をカットするものであり、蓄光
層91の中心部を中心とする同心円状の4つの領域a〜
dごとで、紫外線の透過率が異なって設けられている。
すなわち、紫外線カット層92は、蓄光層91の中心部
側の領域aの透過率が低く、外周側の領域dの透過率か
高くなるように形成されている。なお、図26に2点鎖
線で示した円93は、見切部材(図示せず)による見切
円であり、この円93の内側が外部から見えるようにな
っている。
【0048】このような腕時計の文字板90では、第6
実施形態と同様、蓄光層81により明るい所で光エネル
ギを蓄えることができ、暗い所で蓄光層81が蓄えた光
エネルギに応じて発光し、これにより文字板80を照明
することができるとともに、蓄光層81が発光しなくな
ったときには、点灯用押釦6を押すことにより、ELパ
ネル61を発光させて文字板80を照明することがで
き、このため蓄光層81を設けない場合と比較して電池
の消耗を大幅に抑えることができる。また、この文字板
90では、蓄光層91の中心部側の領域aに対応する透
過率が低く、外周側の領域dに対応する透過率か高くな
るように、紫外線カット層92が形成されているので、
紫外線カット層54によって蓄光層91に蓄えられる光
エネルギが各領域a〜dで異なり、透過率の高い外周側
の領域dでは透過率の低い中心部側の領域aに比べて光
エネルギを多く蓄えることができ、このため蓄光層91
全体が一度に消灯せず、時間差をもって部分的に蓄光層
91を消灯させることができ、これにより残光時間を知
る目安とすることができる。
【0049】なお、上記第9実施形態では、ELパネル
61の上面に有機シート62を設け、この有機シート6
2の上面に下地層63を介して蓄光層91を設けたが、
これに限らず、例えば図28に示す変形例のように、E
Lパネル61の上面に直接、下地層63を介して蓄光層
91を設け、この蓄光層91の上面に紫外線カット層9
2を設け、この紫外線カット層92の上面に透明シート
94を設けても良い。このようにしても、第9実施形態
と同様の作用効果があるほか、透明シート94によって
紫外線カット層92および蓄光層91を保護することが
できるとともに、透明シート94に時字部(図示せず)
を印刷などにより簡単に設けることができる。
【0050】また、上記第9実施形態では、蓄光層91
の上面に紫外線カット層92を設けた構造であるが、こ
れに限らず、例えば紫外線カット層92の上面に金属メ
ッシュを設けても良い。このようにすれば、明るい所で
文字板90の表面が金属的に見え、金属感のあるものを
得ることができる。さらに、上記第1〜第9実施形態で
は、腕時計の文字板に適用した場合について述べたが、
これに限らず、例えばトラベルウオッチ、置き時計、掛
け時計などにも適用できるほか、特にネオンサインや看
板などの広告部材としても広く適用することができる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、発光パネルの光出射側の表面に蓄光層を設
けたから、明るい所で蓄光層が光エネルギを蓄えて暗い
所で発光し、この蓄光層が発光しなくなったときに発光
パネルを発光させることができ、これにより蓄光層を設
けない場合と比較して電池の消耗を大幅に抑えることが
できる。また、請求項10記載の発明によれば、ベース
パネルの表面に複数の領域ごとで蓄光特性が異なる蓄光
層を設けたから、複数の領域ごとで異なる蓄光特性に応
じて蓄光層を発光させることができ、このため蓄光層全
体が一度に消灯せず、時間差をもって部分的に蓄光層を
消灯させることができ、残光時間を知る目安になる。さ
らに、請求項14記載の発明によれば、ベースパネルの
表面に蓄光層を設け、この蓄光層の表面に特定波長の入
射光の透過率が複数の領域で異なる光学層を設けたか
ら、この光学層によって蓄光層に蓄えられる光エネルギ
が複数の領域で異なり、このため蓄光層全体が一度に消
灯せず、時間差をもって部分的に蓄光層を消灯させるこ
とができ、残光時間を知る目安になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態を示した腕時計の正面
図。
【図2】図1の腕時計の要部拡大断面図。
【図3】図1の文字板の要部拡大断面図。
【図4】図3の第1実施形態の第1変形例を示した要部
拡大断面図。
【図5】図3の第1実施形態の第2変形例を示した要部
拡大断面図。
【図6】この発明の第2実施形態を示した腕時計の正面
図。
【図7】図6の文字板の拡大正面図。
【図8】図7のA−A断面図。
【図9】図8の第2実施形態の変形例を示した要部拡大
断面図。
【図10】この発明の第3実施形態を示した文字板の拡
大正面図。
【図11】図10のB−B断面図。
【図12】図11の第3実施形態の変形例を示した要部
拡大断面図。
【図13】この発明の第4実施形態を示した文字板の要
部拡大正面図。
【図14】図13のC−C断面図。
【図15】この発明の第5実施形態を示した文字板の拡
大正面図。
【図16】図15のD−D断面図。
【図17】この発明の第6実施形態を示した文字板の拡
大正面図。
【図18】図17のE−E断面図。
【図19】図18の第6実施形態の変形例を示した要部
拡大断面図。
【図20】この発明の第7実施形態を示した文字板の拡
大正面図。
【図21】図20のF−F断面図。
【図22】図21の第7実施形態の第1変形例を示した
要部拡大断面図。
【図23】図21の第7実施形態の第2変形例を示した
要部拡大断面図。
【図24】この発明の第8実施形態を示した文字板の要
部拡大正面図。
【図25】図24のG−G断面図。
【図26】この発明の第9実施形態を示した文字板の拡
大正面図。
【図27】図26のH−H断面図。
【図28】図27の第9実施形態の変形例を示した要部
拡大断面図。
【符号の説明】
1 腕時計ケース 3、20、30、40、50、60、70、80、90 文字板 10、61 ELパネル 21、31、41、51 ベースパネル 11、23、25、33、36、43、53、64、67、73、76、81、91 蓄光層 12 時字部 13、62、66、71、75 有機シート 14 金属メッシュ 54、92 紫外線カット層 a〜d 領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G09F 13/22 G09F 13/22 M (72)発明者 園田 博行 東京都羽村市栄町3丁目2番1号 カシオ 計算機株式会社羽村技術センター内 (72)発明者 矢野 純朗 東京都羽村市栄町3丁目2番1号 カシオ 計算機株式会社羽村技術センター内 (72)発明者 阿部 博之 東京都羽村市栄町3丁目2番1号 カシオ 計算機株式会社羽村技術センター内 (72)発明者 遠田 良彦 東京都羽村市栄町3丁目2番1号 カシオ 計算機株式会社羽村技術センター内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発光パネルの光出射側の表面に蓄光層を設
    けたことを特徴とする発光部材。
  2. 【請求項2】請求項1記載の発光部材と、この発光部材
    が内部に配置された時計本体とを備えたことを特徴する
    時計。
  3. 【請求項3】前記発光パネルと前記蓄光層との間に有機
    シートを介在させたことを特徴とする請求項1記載の発
    光部材。
  4. 【請求項4】前記蓄光層は、前記発光パネルの光出射側
    の表面における複数の領域で蓄光特性が異なることを特
    徴とする請求項1または3記載の発光部材。
  5. 【請求項5】前記蓄光層は、前記複数の領域で段階的ま
    たは連続的に層厚が変化することを特徴とする請求項4
    記載の発光部材。
  6. 【請求項6】前記蓄光層は、前記複数の領域ごとに蓄光
    材料の密度が異なることを特徴とする請求項4記載の発
    光部材。
  7. 【請求項7】前記蓄光層の表面には、特定波長の入射光
    の透過率が複数の領域で異なる光学層が設けられている
    ことを特徴とする請求項1または3記載の発光部材。
  8. 【請求項8】前記蓄光層は、200〜450nmの波長
    の光に反応し、好ましくは360nm前後の紫外線に最
    も良く反応し、 前記光学層は、前記蓄光層に入射する紫外線をカットす
    る紫外線カット層からなり、この紫外線カット層の透過
    率が複数の領域で異なることを特徴とする請求項7記載
    の発光部材。
  9. 【請求項9】前記蓄光層の表面、または前記光学層の表
    面には、金属メッシュが配置されていることを特徴とす
    る請求項1、3〜8のいずれかに記載の発光部材。
  10. 【請求項10】ベースパネルの表面に、複数の領域で蓄
    光特性が異なる蓄光層を設けたことを特徴とする発光部
    材。
  11. 【請求項11】前記蓄光層は、前記複数の領域で段階的
    または連続的に層厚が変化することを特徴とする請求項
    10記載の発光部材。
  12. 【請求項12】前記蓄光層は、前記複数の領域ごとに蓄
    光材料の密度が異なることを特徴とする請求項10記載
    の発光部材。
  13. 【請求項13】前記蓄光層の表面には、金属メッシュが
    配置されていることを特徴とする請求項10〜12のい
    ずれかに記載の発光部材。
  14. 【請求項14】ベースパネルの表面に蓄光層を設け、こ
    の蓄光層の表面に特定波長の入射光の透過率が複数の領
    域で異なる光学層を設けたことをことを特徴とする発光
    部材。
  15. 【請求項15】前記蓄光層は、200〜450nmの波
    長の光に反応し、好ましくは360nm前後の紫外線に
    最も良く反応し、 前記光学層は、前記蓄光層に入射する紫外線をカットす
    る紫外線カット層からなり、この紫外線カット層の透過
    率が複数の領域で異なることを特徴とする請求項14記
    載の発光部材。
  16. 【請求項16】前記光学層の表面には、金属メッシュが
    配置されていることを特徴とする請求項14または15
    記載の発光部材。
  17. 【請求項17】請求項1、10、14記載の発光部材を
    時計の文字板として用い、この文字板の上面に時刻を示
    す時字部が形成されていることを特徴とする時計。
JP32060797A 1997-11-07 1997-11-07 発光部材およびそれを用いた時計 Pending JPH11142539A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32060797A JPH11142539A (ja) 1997-11-07 1997-11-07 発光部材およびそれを用いた時計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32060797A JPH11142539A (ja) 1997-11-07 1997-11-07 発光部材およびそれを用いた時計

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11142539A true JPH11142539A (ja) 1999-05-28

Family

ID=18123300

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32060797A Pending JPH11142539A (ja) 1997-11-07 1997-11-07 発光部材およびそれを用いた時計

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11142539A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003222537A (ja) * 2002-01-30 2003-08-08 Nippon Seiki Co Ltd 照明装置
JP2008180989A (ja) * 2007-01-25 2008-08-07 Sekisui Jushi Co Ltd 内照式サイン
JP2021051066A (ja) * 2019-09-23 2021-04-01 ザ・スウォッチ・グループ・リサーチ・アンド・ディベロップメント・リミテッド 時計部品

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003222537A (ja) * 2002-01-30 2003-08-08 Nippon Seiki Co Ltd 照明装置
JP2008180989A (ja) * 2007-01-25 2008-08-07 Sekisui Jushi Co Ltd 内照式サイン
JP2021051066A (ja) * 2019-09-23 2021-04-01 ザ・スウォッチ・グループ・リサーチ・アンド・ディベロップメント・リミテッド 時計部品
CN112631111A (zh) * 2019-09-23 2021-04-09 斯沃奇集团研究及开发有限公司 钟表组件
US11988994B2 (en) 2019-09-23 2024-05-21 The Swatch Group Research And Development Ltd Horological component

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6806644B2 (en) Electronic apparatus and liquid crystal display device for irradiating ultraviolet ray to luminescent layer
CN1157636C (zh) 太阳能电池显示部结构体和使用它的电子仪器及手表
JP4178937B2 (ja) 照明装置および電子機器
US5734627A (en) Silhouette image on illuminated watch dial
CN1083583C (zh) 装有发光装置的电子仪表
JP3397874B2 (ja) 携帯時計の照明装置
JP6667113B2 (ja) 表示部材および時計
JPH11142539A (ja) 発光部材およびそれを用いた時計
JPH10206560A (ja) 化粧部材およびその製造方法並びにその化粧部材を用いた時 計装置
US4205522A (en) Liquid crystal display device
JPH09264969A (ja) 時 計
JP3639913B2 (ja) 電子機器
JP3524588B2 (ja) エレクトロルミネッセンス素子付き太陽電池時計
US20040212988A1 (en) Illumination devices using LEDs
JP2002131451A (ja) 太陽電池付表示部構造体並びにこれを用いた太陽電池付電子機器及び太陽電池付時計
US20030090964A1 (en) Clock with luminous decoration
JP2000292558A (ja) 目覚まし時計の表示装置
JP2003029677A (ja) 発光部品、およびこれを用いた電子機器
JP2003162242A (ja) 発光装置および電子機器
JP2005221236A (ja) 文字板の照明装置
JPH0963765A (ja) バックライト付き表示装置およびそれを備えた電子機器
JPH08278376A (ja) 時計文字盤構造
JP2006177830A (ja) 電子機器
JPH05312970A (ja) 発光時計
JPH0748532A (ja) 夜光塗料付き装飾部材