JPH11142628A - 防眩ミラー - Google Patents

防眩ミラー

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JPH11142628A
JPH11142628A JP9313565A JP31356597A JPH11142628A JP H11142628 A JPH11142628 A JP H11142628A JP 9313565 A JP9313565 A JP 9313565A JP 31356597 A JP31356597 A JP 31356597A JP H11142628 A JPH11142628 A JP H11142628A
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reflective thin
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Minoru Enomoto
實 榎本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 黄金色乃至ブロンズ色を呈する防眩ミラーを
提供すること。 【解決手段】 ミラー基板1の一面に、黄金色乃至ブロ
ンズ色を呈しかつ反射光中の紫外線を低減することがで
き及び又は明るい反射像が得られるアルミニウムとフッ
化物との混合材料からなる反射薄膜2が、形成されてい
る。この結果、アルミニウムとフッ化物との混合材料か
らなる反射薄膜2により、黄金色乃至ブロンズ色を呈
し、また、反射光中の紫外線を低減することができ、及
び又は、明るい反射像が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車のア
ウトサイドミラー(ドアーミラーやフェンダーミラー
等)やインサイドミラー(ルームミラー等)の車両用後
写鏡に使用される防眩ミラーに係り、特に、黄金色乃至
ブロンズ色を呈する防眩ミラーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の防眩ミラーは、一般に、
ミラー基板と、そのミラー基板の一面に形成された反射
薄膜とから構成されている。反射薄膜としてはクロム
(Cr)を使用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来の防眩ミラ
ーは、クロムの反射薄膜から構成されているので、銀白
色を呈している。ところが、近年、黄金色乃至ブロンズ
色を呈する防眩ミラーの需要が増大してきている。
【0004】本発明の目的は、黄金色乃至ブロンズ色を
呈する防眩ミラーを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、ミラー基板の一面に、黄金色乃至ブロ
ンズ色を呈しかつ反射光中の紫外線を低減することがで
き及び又は明るい反射像が得られるアルミニウムとフッ
化物との混合材料からなる反射薄膜が、形成されている
ことを特徴とする。
【0006】この結果、本発明の防眩ミラーは、アルミ
ニウムとフッ化物との混合材料からなる反射薄膜によ
り、黄金色乃至ブロンズ色を呈する。また、反射光中の
紫外線を低減することができ、及び又は、明るい反射像
が得られる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の防眩ミラーの実施
の形態のうちの3例を添付図面を参照して説明する。図
1は本発明の防眩ミラーの一使用例を示す概略断面図で
ある。この使用例における本発明の防眩ミラーは、無色
透明(光透過性)のガラス板(例えば、ソーダガラス板
等)や合成樹脂板等からなるミラー基板(例えば、厚み
が約2mm、巾が約80mmおよび長さが約150mm
のガラス板)1と、前記ミラー基板1の一面に形成され
た、アルミニウムとフッ化物との混合材料からなる反射
薄膜2とから構成されている。
【0008】上述の反射薄膜2の形成方法(成膜工法)
としては、例えば、二元(多元)真空蒸着法、あるい
は、スパッタリング法、あるいはめっき法等がある。二
元(多元)真空蒸着法は、同一真空層内に2個(複数
個)の蒸発源(金属)を使用し、各蒸発源の蒸発速度を
制御して成膜する方法であり、また、スパッタリング法
は、合金をターゲットとして使用して成膜する方法であ
る。
【0009】この使用例における本発明の防眩ミラー
は、上述のミラー基板1の一面及び反射薄膜膜12が保
護材料(図示せず)により、コーティングされている場
合がある。この使用例における本発明の防眩ミラーは、
例えば自動車のアウトサイドミラー(ドアーミラーやフ
ェンダーミラー等)やインサイドミラー(ルームミラー
等)の車両用後写鏡に使用される。
【0010】図2及び図4は本発明の防眩ミラーの第1
の実施の形態、すなわち反射薄膜2がアルミニウム(A
l)とフッ化物としてのフッ化カルシウム(CaF2 )
との混合薄膜から形成されている例を示し、図2は膜厚
が約1000オングストロームである反射薄膜における
フッ化カルシウムの組成比率(横軸、重量%)と反射率
(縦軸、%)との実測による相対関係を示したグラフ、
図3は同じく膜厚が約1000オングストロームであり
かつフッ化カルシウムの組成比率が約32重量%である
反射薄膜から構成された本発明の防眩ミラー(A)と、
クロムの反射薄膜から構成された従来の防眩ミラー
(B)とにおける波長(横軸、nm)と分光反射率(縦
軸、%)との実測による相対関係(分光反射特性)を示
したグラフ、図4は標準比視感度曲線を示したグラフで
ある。
【0011】この第1の実施の形態における本発明の防
眩ミラーは、ミラー基板1の一面に、約32重量%のフ
ッ化カルシウムと約68重量%のアルミニウムとの混合
材料において、膜厚が約1000オングストロームであ
る反射薄膜2を、形成してなるものである。この第1の
実施の形態の防眩ミラーにおいて、ミラー基板1の表面
(反射薄膜2と反対側の面)から測定した反射率(JI
S D5705に基づいて測定された値)は、図2に示
すように、約52%Rであり、防眩ミラーとしての条件
を充分に満たすことができる。
【0012】この第1の実施の形態の防眩ミラーにおい
ては、アルミニウムとフッ化カルシウムとの混合材料か
らなる反射薄膜2により、黄金色乃至ブロンズ色を呈す
る。また、反射光中の紫外線を低減することができ、及
び、明るい反射像が得られる。すなわち、図3に示すよ
うに、この第1の実施の形態における本発明の防眩ミラ
ー(A)は、従来の防眩ミラー(B)と比較して、波長
380nm以下における分光反射率が小であるあから、
反射光中の紫外線(有害光線380nm以下の光)を約
20%低減することができる。また、図4に示すよう
に、明、暗の比視感度のピーク値は、明所視において5
60nm、暗所視において510nmであるから、図3
に示すように、この第1の実施の形態における本発明の
防眩ミラー(A)は、従来の防眩ミラー(B)と比較し
て、波長560nmと波長510nmにおける分光反射
率が大であるから、明るい反射像が得られる。
【0013】この第1の実施の形態において、反射薄膜
2は、組成比率がアルミニウム約65〜75重量%、フ
ッ化カルシウム約35〜25重量%であり、また、膜厚
が約300オングストローム以上である範囲内が好まし
い。
【0014】図5及び図6は本発明の防眩ミラーの第2
の実施の形態、すなわち反射薄膜2がアルミニウム(A
l)とフッ化物としてのフッ化セリウム(CeF3 )と
の混合薄膜から形成されている例を示し、図5は膜厚が
約1000オングストロームである反射薄膜におけるフ
ッ化セリウムの組成比率(横軸、重量%)と反射率(縦
軸、%)との実測による相対関係を示したグラフ、図6
は同じく膜厚が約1000オングストロームでありかつ
フッ化セリウムの組成比率が約40重量%である反射薄
膜から構成された本発明の防眩ミラー(A′)と、クロ
ムの反射薄膜から構成された従来の防眩ミラー(B)と
における波長(横軸、nm)と分光反射率(縦軸、%)
との実測による相対関係(分光反射特性)を示したグラ
フである。
【0015】この第1の実施の形態における本発明の防
眩ミラーは、ミラー基板1の一面に、約40重量%のフ
ッ化セリウムと約60重量%のアルミニウムとの混合材
料において、膜厚が約1000オングストロームである
反射薄膜2を、形成してなるものである。この第1の実
施の形態の防眩ミラーにおいて、ミラー基板1の表面
(反射薄膜2と反対側の面)から測定した反射率(JI
S D5705に基づいて測定された値)は、図5に示
すように、約45%Rであり、防眩ミラーとしての条件
を充分に満たすことができる。
【0016】この第1の実施の形態の防眩ミラーにおい
ては、アルミニウムとフッ化セリウムとの混合材料から
なる反射薄膜2により、黄金色乃至ブロンズ色を呈す
る。また、反射光中の紫外線を低減することができる。
すなわち、図6に示すように、この第2の実施の形態に
おける本発明の防眩ミラー(A′)は、従来の防眩ミラ
ー(B)と比較して、波長380nm以下における分光
反射率が小であるあから、反射光中の紫外線(有害光線
380nm以下の光)を約20%低減することができ
る。
【0017】この第2の実施の形態において、反射薄膜
2は、組成比率がアルミニウム約55〜75重量%、フ
ッ化セリウム約45〜25重量%であり、また、膜厚が
約300オングストローム以上である範囲内が好まし
い。
【0018】図7及び図8は本発明の防眩ミラーの第3
の実施の形態、すなわち反射薄膜2がアルミニウム(A
l)とフッ化物としてのフッ化マグネシウム(Mg
F2 )との混合薄膜から形成されている例を示し、図7
は膜厚が約1000オングストロームである反射薄膜に
おけるフッ化マグネシウムの組成比率(横軸、重量%)
と反射率(縦軸、%)との実測による相対関係を示した
グラフ、図8は同じく膜厚が約1000オングストロー
ムでありかつフッ化マグネシウムの組成比率が約30重
量%である反射薄膜から構成された本発明の防眩ミラー
(A′′)と、クロムの反射薄膜から構成された従来の
防眩ミラー(B)とにおける波長(横軸、nm)と分光
反射率(縦軸、%)との実測による相対関係(分光反射
特性)を示したグラフである。
【0019】この第3の実施の形態における本発明の防
眩ミラーは、ミラー基板1の一面に、約30重量%のフ
ッ化マグネシウムと約70重量%のアルミニウムとの混
合材料において、膜厚が約1000オングストロームで
ある反射薄膜2を、形成してなるものである。この第3
の実施の形態の防眩ミラーにおいて、ミラー基板1の表
面(反射薄膜2と反対側の面)から測定した反射率(J
IS D5705に基づいて測定された値)は、図7に
示すように、約50%Rであり、防眩ミラーとしての条
件を充分に満たすことができる。
【0020】この第3の実施の形態の防眩ミラーにおい
ては、アルミニウムとフッ化マグネシウムとの混合材料
からなる反射薄膜2により、黄金色乃至ブロンズ色を呈
する。また、明るい反射像が得られる。すなわち、図4
に示すように、明、暗の比視感度のピーク値は、明所視
において560nm、暗所視において510nmである
から、図8に示すように、この第3の実施の形態におけ
る本発明の防眩ミラー(A′′)は、従来の防眩ミラー
(B)と比較して、分光反射率が大であるから、明るい
反射像が得られる。
【0021】この第3の実施の形態において、反射薄膜
2は、組成比率がアルミニウム約60〜80重量%、フ
ッ化マグネシウム約40〜20重量%であり、また、膜
厚が約300オングストローム以上である範囲内が好ま
しい。
【0022】
【発明の効果】本発明の防眩ミラーは、以上説明したよ
うに、ミラー基板の一面に、黄金色乃至ブロンズ色を呈
しかつ反射光中の紫外線を低減することができ及び又は
明るい反射像が得られるアルミニウムとフッ化物との混
合材料からなる反射薄膜が、形成されているものである
から、黄金色乃至ブロンズ色を呈し、また、反射光中の
紫外線を低減することができ、及び又は、明るい反射像
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防眩ミラーの一使用例を示した概略断
面図である。
【図2】本発明の防眩ミラーの第1の実施の形態、すな
わち反射薄膜がアルミニウムとフッ化カルシウムとの混
合薄膜から形成されている例を示し、膜厚が約1000
オングストロームである反射薄膜におけるフッ化カルシ
ウムの組成比率(横軸、重量%)と反射率(縦軸、%)
との実測による相対関係を示したグラフである。
【図3】同じく膜厚が約1000オングストロームであ
りかつフッ化カルシウムの組成比率が約32重量%であ
る反射薄膜から構成された本発明の防眩ミラーと、クロ
ムの反射薄膜から構成された従来の防眩ミラーとにおけ
る波長(横軸、nm)と分光反射率(縦軸、%)との実
測による相対関係(分光反射特性)を示したグラフであ
る。
【図4】標準比視感度曲線を示したグラフである。
【図5】本発明の防眩ミラーの第2の実施の形態、すな
わち反射薄膜がアルミニウムとフッ化セリウムとの混合
薄膜から形成されている例を示し、膜厚が約1000オ
ングストロームである反射薄膜におけるフッ化セリウム
の組成比率(横軸、重量%)と反射率(縦軸、%)との
実測による相対関係を示したグラフである。
【図6】同じく膜厚が約1000オングストロームであ
りかつフッ化セリウムの組成比率が約40重量%である
反射薄膜から構成された本発明の防眩ミラーと、クロム
の反射薄膜から構成された従来の防眩ミラーとにおける
波長(横軸、nm)と分光反射率(縦軸、%)との実測
による相対関係(分光反射特性)を示したグラフであ
る。
【図7】本発明の防眩ミラーの第3の実施の形態、すな
わち反射薄膜がアルミニウムとフッ化マグネシウムとの
混合薄膜から形成されている例を示し、膜厚が約100
0オングストロームである反射薄膜におけるフッ化マグ
ネシウムの組成比率(横軸、重量%)と反射率(縦軸、
%)との実測による相対関係を示したグラフである。
【図8】同じく膜厚が約1000オングストロームであ
りかつフッ化マグネシウムの組成比率が約30重量%で
ある反射薄膜から構成された本発明の防眩ミラーと、ク
ロムの反射薄膜から構成された従来の防眩ミラーとにお
ける波長(横軸、nm)と分光反射率(縦軸、%)との
実測による相対関係(分光反射特性)を示したグラフで
ある。
【符号の説明】
1…ミラー基板、2…アルミニウムとフッ化物との混合
材料からなる反射薄膜、(A)…膜厚が約1000オン
グストロームでありかつフッ化カルシウムの組成比率が
32重量%である反射薄膜から構成された本発明の防眩
ミラー、(A′)…膜厚が約1000オングストローム
でありかつフッ化セリウムの組成比率が40重量%であ
る反射薄膜から構成された本発明の防眩ミラー、
(A′′)…膜厚が約1000オングストロームであり
かつフッ化マグネシウムの組成比率が約30重量%であ
る反射薄膜から構成された本発明の防眩ミラー、(B)
…クロムの反射薄膜から構成された従来の防眩ミラー。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミラー基板と、 前記ミラー基板の一面に形成され、黄金色乃至ブロンズ
    色を呈し、かつ反射光中の紫外線を低減することができ
    及び又は明るい反射像が得られるアルミニウムとフッ化
    物との混合材料からなる反射薄膜と、 備えたことを特徴とする防眩ミラー。
  2. 【請求項2】 前記反射薄膜は、約65〜75重量%の
    アルミニウムと約35〜25重量%のフッ化カルシウム
    との混合薄膜から形成されており、その膜厚が約300
    オングストローム以上であることを特徴とする請求項1
    に記載の防眩ミラー。
  3. 【請求項3】 前記反射薄膜は、約55〜75重量%の
    アルミニウムと約45〜25重量%のフッ化セリウムと
    の混合薄膜から形成されており、その膜厚が約300オ
    ングストローム以上であることを特徴とする請求項1に
    記載の防眩ミラー。
  4. 【請求項4】 前記反射薄膜は、約60〜80重量%の
    アルミニウムと約40〜20重量%のフッ化マグネシウ
    ムとの混合薄膜から形成されており、その膜厚が約30
    0オングストローム以上であることを特徴とする請求項
    1に記載の防眩ミラー。
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