JPH11143033A - 映画用カラー写真プリント要素 - Google Patents

映画用カラー写真プリント要素

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JPH11143033A
JPH11143033A JP10261480A JP26148098A JPH11143033A JP H11143033 A JPH11143033 A JP H11143033A JP 10261480 A JP10261480 A JP 10261480A JP 26148098 A JP26148098 A JP 26148098A JP H11143033 A JPH11143033 A JP H11143033A
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JP
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green
silver halide
color
photographic
image
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Application number
JP10261480A
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James P Merrill
パーカー メリル ジェームズ
John C Brewer
チャールズ ブリューワー ジョン
Leslie Gutierrez
ガッチェレッツ レスリー
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Eastman Kodak Co
Original Assignee
Eastman Kodak Co
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Publication date
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    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C7/00Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
    • G03C7/30Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
    • G03C7/3041Materials with specific sensitometric characteristics, e.g. gamma, density
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C2200/00Details
    • G03C2200/26Gamma
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 映画用画像に適した階調及び色再現が得られ
るプリント材料の提供。 【解決手段】 支持体の片面上に、少なくとも一層の青
感性ハロゲン化銀乳剤イエロー画像形成層を含む青色感
性記録部と、少なくとも一層の赤感性ハロゲン化銀乳剤
シアン画像形成層を含む赤色感性記録部と、少なくとも
一層の緑感性ハロゲン化銀乳剤マゼンタ画像形成層を含
む緑色感性記録部とを有して成り、前記緑記録部の全体
のコントラスト(OC)が1.9を上回り、前記緑記録
部の中間スケールコントラスト(MSC)が3.2未満
であり、そして前記緑記録部の上部スケールコントラス
ト(USC)が3.2を上回るハロゲン化銀系感光性映
画用写真プリント要素。OC、MSC及びUSCの各パ
ラメーターの定義については明細書に記載の通り。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映画用のハロゲン
化銀系カラー写真フィルムに、より詳細には、スケール
上部のラチチュードが拡張され且つ色飽和度が高いフィ
ルムに関する。本発明によると、従来のプリントフィル
ムで実現可能な階調再現及び色再現の範囲が拡大され
る。
【0002】
【従来の技術】カラーネガの原ハロゲン化銀写真フィル
ムは、場面の輝度(中性)及びクロミナンス(色)の情
報をネガフィルムにおいて相補的に正反対の階調及び色
相として記録する種類の感光材料である。かかるフィル
ムを露光、現像してそれに内蔵されている写真カプラー
から色素像を形成させた場合、場面の明るい領域はカラ
ーネガフィルム内では暗い領域として記録され、また場
面の暗い領域はカラーネガフィルム内では明るい領域と
して記録される。場面の着色領域は、赤はシアンとし
て、緑はマゼンタとして、青はイエローとして記録され
る等、カラーネガフィルム内では補色として記録される
のが典型的である。場面を正確に再現するためには、輝
度及びクロミナンスの情報を元の場面の情報へ戻すため
の後処理を施す必要がある。映画産業界では、このよう
な後処理の一つに、当該カラーネガフィルムを、映画用
ハロゲン化銀プリントフィルムのような露光及び現像後
に色素像を生ぜしめる別のネガ型感光性ハロゲン化銀材
料へ光学的に焼付け(接触式又は光学素子により)、映
写に適したカラーポジ画像を得る方法がある。
【0003】沿革的には、EASTMAN EXR カラープリント
フィルム5386(商標)のようなカラープリント用ハロゲ
ン化銀系写真材料は、上記のカラーネガの原ハロゲン化
銀系写真材料と共に使用した場合に好ましい投影プリン
トが得られるように最適化が図られてきた。すなわち、
KODAK VISION 500T カラーネガフィルム5279(商標)の
場合のようなプリントすべき代表的なカラーネガのトー
ンスケールの性質及び使用すべき焼付け装置の特性を考
慮することによって、プリント材料のセンシトメトリー
特性を同時に最適化する。映画用カラーネガを映画用カ
ラープリント素材へ焼付けた場合、これら二種の材料の
センシトメトリー特性が組み合わされて、劇場のスクリ
ーンに映写された時にプリントフィルム内の場面再現が
許容できるものとなる。再現の最適化を図り易くするた
め、カメラの最初のネガの露光(例えば、American Cin
ematographer Manual, Dr. Rod Ryan Ed., 7th Editio
n,The ASC Press, Hollywood, California, 1993, pp.
128-141 を参照されたい)、プリント素材の露光(LAD-
Laboratory Aim Density KODAK Publication No. H-61
)、及び映写機/スクリーンの輝度水準(Society of
Motion Picture andTelevision Engineers (SMPTE) Sta
ndard 196M-1995)に関するガイドラインが存在する。
【0004】光学写真プリント内に高品位視覚像を得る
ため、従来より、光学プリントを得るために設計された
ネガフィルム及びプリントフィルムの各色記録のコント
ラストを、ある特定の範囲内(例えば、ネガフィルムの
場合は約0.45〜0.7の中間スケールコントラス
ト、プリントフィルムの場合は約2.5〜3.1)に維
持している。というのは、コントラストが低すぎると、
黒のトーンが煙色的なグレーになり且つ白のトーンが明
るいグレーとなるフラットに見えるポジプリント像が得
られ、反対に、コントラストが高すぎると、肌色トーン
の再現が乏しくなり、陰影の詳細部が消失することにな
る恐れがあるからである。このような映像は、見るに好
ましいものとはならず、当業界では質の低いものとみな
されるであろう。
【0005】カメラのネガのオリジナルを正確に露光す
ることが長年強調されているが、これは重要な場面情報
を適切に記録することを確保するのみならず、取引の慣
習に従い当該ネガを写真プリントフィルムに焼付けた場
合に、得られる投影プリントにおける場面の黒色が十分
に濃度の高いものとなるようにするためでもある。実質
的に黒い濃度を得る重要性は、映画撮影者が良好な黒色
を得る手段としてカメラネガを過剰露光することが多い
ことにある。高濃度のカメラのオリジナルは、焼付け工
程において一層高いレベルの光を使用することが必要と
なる。焼付け光量を増加させると、カメラフィルムのD
min 領域から写真プリントフィルムへ送られる露光量が
増大するため、写真処理時の色素生成量が増加し、黒濃
度も一層高くなる。この効果は当業界では周知である
(American Cinematographer Manual, p. 281)。しかし
ながら、過剰露光法による場合でも、常用のハロゲン化
銀系写真プリントフィルムで得られる最高等価中性(す
なわち、視覚)濃度は一般的に約3.8に限られる。こ
こで、ある特定の色素による色記録の等価中性濃度と
は、その他の色素をちょうど中性のグレーを生ぜしめる
のに十分な量で添加した時に得られる視覚濃度として定
義される(例えば、Albert J. Sant、「Procedures for
Equivalent-Neutral-Density(END) Calibration of Co
lor Densitometers Using a Digital Computer」、Phot
ographic Science and Engineering, Vol.14, Number
5, September-October 1970, p. 356 を参照された
い)。さらに、過剰露光は、得られるプリントにおいて
陽光部のディテールを消失させかねない。常用のハロゲ
ン化銀系写真プリント材料における黒濃度を高めるため
に特殊な画像処理法を追加することも知られており、例
えば、通常のプリント処理に含まれる漂白工程をバイパ
スすることにより現像銀を残す方法がある(例えば、B.
Bergery, "Reflections: The Lab, Part II", American
Cinematographer, May 1993, pp. 74-78 を参照された
い)。残存する銀はプリントの不透明度を高めることに
より黒濃度を一層高めるが、色飽和度の低下を伴うこと
になる。さらに、劇場上映用プリントの製作において大
量の処理量が必要となる場合には、標準化されていない
処理法は負担が大きく実用的ではない。
【0006】ハロゲン化銀系写真プリントフィルムに代
わるものとして、プリントの黒濃度レベルを望ましい高
さにするものが知られている。色素膨潤転写プリント
は、例えば、市販の発色(color-coupled) ハロゲン化銀
写真フィルムよりもはるかに高いダイナミックレンジを
実現することができる。5.0程度の高い視覚濃度を得
ることが可能であるが、上述したように現在の発色プリ
ントフィルムでは約3.8が濃度の上限となっている。
しかしながら、膨潤プリント法は、色素を受容用ブラン
クへ転写してプリントフィルムを得る際に3枚の分離マ
トリックスフィルムの形成及び複雑なレジストレーショ
ン工程が必要となる点で不利である。
【0007】映画用のハロゲン化銀系カラー写真プリン
トフィルムは、典型的にはハロゲン化銀系カラー写真ネ
ガフィルムの直接又はレリース光学焼付けに対して最適
化されている。従って、このような映画用のハロゲン化
銀系写真プリント素材は、典型的なカラーネガ写真フィ
ルムのダイナミックレンジでの使用に釣り合うラチチュ
ードを有するように設計される(典型的には、プリント
濃度1.5以下)。常用のハロゲン化銀系写真プリント
素材のスケール上部のコントラストは、記録されたネガ
上の明るい方の濃度がプリント素材におけるコントラス
トの低い領域に対応し、場面の黒色に望まれる高い焼付
け濃度の達成が妨げられるようなものである。
【0008】投影されたプリントにおける黒濃度を高く
したい場合、フィルムの銀塗布量及び/若しくはカプラ
ー量を変更するか又はフィルム処理条件を変更すること
により、フィルムのDmax を高めるべく発色ハロゲン化
銀写真プリント材料のコントラストを全体的に高めるこ
とが有利であるかもしれない。残念ながら、そのように
すると、上述したような常用の焼付け時に、肌色再現の
コントラストも望ましくないことではあるが高くなり、
また画像陰影部のディテールが消失する(陰影部が閉じ
込められる)恐れもある。このように、写真プリント素
材の最適なコントラストレベルを確立することには矛盾
があるように見え、黒濃度を高めるためにはコントラス
トを最高にすべきであるが、コントラストレベルが高い
と肌色や陰影部のディテールの再現には有害であること
がわかる。良好な黒色と十分な陰影部ディテールとを同
時に満たす必要がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、黒濃度を一段
と高められると共に色飽和度を向上させることができ、
さらに同時に肌色及び陰影部ディテールを良好に再現で
きるハロゲン化銀系発色写真プリントフィルムを提供す
ることが望まれる。さらには、標準的な露光、現像プロ
セスに何ら変更を加える必要なく現在のプリンター及び
処理装置において使用され上記特性を得ることができる
ような要素を提供することも望まれる。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の一実施態様は、
支持体の片面上に、少なくとも一層の青感性ハロゲン化
銀乳剤イエロー画像形成層を含む青色感性記録部と、少
なくとも一層の赤感性ハロゲン化銀乳剤シアン画像形成
層を含む赤色感性記録部と、少なくとも一層の緑感性ハ
ロゲン化銀乳剤マゼンタ画像形成層を含む緑色感性記録
部とを有して成るハロゲン化銀系感光性写真プリント要
素において、当該緑記録部の全体のコントラスト(O
C)が1.9を上回る、好ましくは2.0以上、最も好
ましくは約2.2以上であり、当該緑記録部の中間スケ
ールコントラスト(MSC)が3.2未満、好ましくは
3.1以下、最も好ましくは約3.0未満であり、当該
緑記録部の上部スケールコントラスト(USC)は3.
2を上回る、好ましくは3.3を上回る、最も好ましく
は約3.5を上回り、当該色記録部の各々についてのパ
ラメーターOCは、当該色記録部についての等価中性濃
度対log露光量の特性曲線上のB点とC点とを結ぶ直
線の傾きとして定義され、B点とC点は、濃度レベル
1.0を得るのに必要なlog露光量における特性曲線
上のA点を定義することにより特定され且つ、B点及び
C点は、特性曲線上、A点を基準としてそれぞれ−1.
1log露光量及び+0.9log露光量に相当する露
光値における点であり、パラメーターMSCは、当該色
記録部についての当該特性曲線上のD点とE点とを結ぶ
直線の傾きとして定義され、D点及びE点は、A点を基
準としてそれぞれ−0.2log露光量及び+0.2l
og露光量に相当する露光値における点であり、そして
パラメーターUSCはE点とC点とを結ぶ直線の傾きと
して定義される、そのようなハロゲン化銀系感光性写真
プリント要素を構成とするものである。
【0011】本発明のさらなる実施態様は、上記したよ
うな映画用のハロゲン化銀系感光性写真プリント要素に
おいて画像を形成させる方法であって、当該ハロゲン化
銀系感光性写真プリント要素をカラーネガフィルム記録
体に対して露光し、その露光済写真プリント要素を処理
して緑色の最高等価中性濃度が3.8以上、好ましくは
4.0以上、最も好ましくは4.3以上である現像画像
を形成させる方法を構成とするものである。好適な実施
態様によると、当該要素を露光、処理することにより、
赤色及び青色の最高等価中性濃度も同様に3.8以上、
好ましくは4.0以上、最も好ましくは4.3以上であ
る画像が形成される。
【0012】本発明の要素及び本発明の方法に用いられ
る要素は、対応する赤色及び青色のOC値及びUSC値
が当該緑色値の90%以上であり且つMSC値が当該緑
色値の±10%の範囲内にあることにより、高い黒色濃
度及び最適な中間スケールコントラストを有する顕著な
投影画像が得られることが好ましい。
【0013】本発明者らは、緑色記録部の全体のコント
ラスト(OC)が1.9よりも、より好ましくは2.0
よりも、そして最も好ましくは2.2よりも高く且つ、
好ましくはさらに対応する赤色及び青色の値が当該緑色
値の90%以上であるハロゲン化銀系カラー写真プリン
トフィルム要素により、望ましく高い黒色濃度を有する
顕著な投影画像が得られることを見い出した。さらに、
当該プリントフィルムが、本発明により比較的低い中間
スケールコントラスト(MSC)値及び比較的高い上部
スケールコントラスト(USC)値を示す場合には、プ
リント画像において、高い全体コントラスト及び対応す
る高い最高濃度を維持しながら、最適な中間スケールコ
ントラストを得ることができる。本発明によると、感光
性ハロゲン化銀系映画用写真プリント材料において映画
用画像に適したダイナミックレンジの高い表示性能が得
られる。
【0014】本発明の写真プリントフィルム要素はカラ
ー要素であって、スペクトルの三つの主領域の各々に感
光する色素像形成ユニット、すなわち青感性(約400
〜500nm)、緑感性(約500〜600nm)及び
赤感性(約600〜700nm)の画像色素生成ユニッ
トを含有する。各ユニットは、スペクトルの特定の領域
に感光する単一乳剤層又は多重乳剤層を含むことができ
る。要素の層は、画像形成ユニットの層をはじめとし、
当該技術分野で周知の各種順序で配置することができ
る。別法となる(好適さは落ちるが)フォーマットとし
て、スペクトルの三つの主領域の各々に感光する乳剤を
セグメント化された単一層として配置することもでき
る。
【0015】典型的な多色写真プリント要素は、支持体
上に、少なくとも一種のイエロー色素生成性カプラーが
組み合わされている少なくとも一つの青感性ハロゲン化
銀乳剤層を含むイエロー色素像形成ユニットと、少なく
とも一種のシアン色素生成性カプラーが組み合わされて
いる少なくとも一つの赤感性ハロゲン化銀乳剤層を含む
シアン色素像形成ユニットと、少なくとも一種のマゼン
タ色素生成性カプラーが組み合わされている少なくとも
一つの緑感性ハロゲン化銀乳剤層を含むマゼンタ色素像
形成ユニットとを有して成る。シアン、マゼンタ及びイ
エローの各画像形成ユニットは、単一の感光層を含むも
の、感光性が一方は高く他方は低い二層の感光層をパッ
クにしたものを含むもの、又は感光性が異なる三層以上
の感光層をパックにしたものを含むものであることがで
きる。これらの層は、写真要素において設計される個別
具体的な特徴に応じて任意の順序で組み合わせることが
できる。当該要素は、フィルター層、中間層、オーバー
コート層、下塗層、ハレーション防止層、帯電防止層、
等のようなさらに別の層を含有することもできる。
【0016】本発明者らは、従来の光学映写可能なカラ
ープリントフィルムよりも全体のコントラスト(OC)
値及び上部スケールコントラスト(USC)値を高くす
ると同時に、比較的低い中間スケールコントラスト(M
SC)値を当該USC値よりも低く維持することによ
り、従前では得られなかった利益が得られることを見い
出した。高い最高濃度が得られると共に、中間スケール
コントラストにより、従来の露光済カラーネガフィルム
を組み合わせて使用した場合に投影プリントにおいて好
適な肌色階調再現が得られるプリント素材が得られる。
【0017】プリント要素の各色記録部についてのパラ
メーターOCは、当該記録部の特性曲線上の等価中性濃
度1.0に対応するlog露光量値を定め(通常露光さ
れた18%グレーカードに相当する特性曲線上の点
A)、そして当該曲線上の1.1logE低い点Bと、
露光量が0.9logE高い点Cとを確立することによ
って求められる。このlogE範囲は焼付け濃度範囲で
2.0に相当する。OCはBCの2点間を結ぶコントラ
ストである。中間スケールコントラスト値のMSCは、
肌色(flesh) の階調のような中間スケールトーンの再現
に関する素材の適性を評価する値であるが、当該特性曲
線上でA点よりも値が0.2logE低い点Dと、A点
よりも露光量が0.2logE高い点Fとを確立するこ
とにより求められる。MSCは単にDEの2点間を結ぶ
コントラストである。D点及びE点は、通常露光された
18%グレーよりも1ストップ分高いグレー及び1スト
ップ分低いグレーの焼付け濃度にほぼ相当する。上部ス
ケールコントラスト値のUSCは、ECの2点間を結ぶ
コントラストであり、そして当該OC値及びMSC値と
の組合せにより、望ましい高さの最高濃度を生ぜしめる
ことに関する素材の適性を決める値である。
【0018】一般に、従来の露光済ネガ及び映写観察用
に設計されたカラープリントフィルムは、カラーネガ原
フィルムから好ましい投影プリントを得るために、各色
記録部のOC値として約1.8以下、典型的には約1.
7を、また緑色MSCとして約3.15以下、典型的に
は約2.85を示す(赤及び青のMSC値は緑MSC値
の±10%の範囲にあることが典型的である)。標準的
な映写条件下では、3.5を超える黒色等価中性濃度
(すなわち、視覚濃度)は顕著なものとして知覚される
が、これらは、従来技術のプリントフィルムの常用の標
準処理では、カメラ原ネガのコントラストレベルや従来
技術の発色プリント素材のセンシトメトリー特性が原因
で、どのような実用目的のためにも得ることはできな
い。
【0019】本発明によるフィルムの構築に当たって、
その必要なパラメーターは様々な技法により達成するこ
とができ、以下、その具体例について説明する。これら
の技法は、すべての色記録部が本発明の要件を満たすこ
とができるよう、ハロゲン化銀写真要素の各色記録部に
適用することが好ましい。例えば、本発明によるフィル
ムにおいて示されるコントラストのポジションは、銀又
は画像カプラーの塗布量の増加、高感度乳剤と低感度乳
剤との配合比の変更、現像抑制剤放出型(DIR)カプ
ラー又は現像抑制剤隣接基関与放出型(DIAR)カプ
ラーのような画像調節剤の塗布量の減少、高活性画像カ
プラーと低活性画像カプラーとの配合比の変更、等のよ
うに配合の変更をどのように組み合わせても実現するこ
とができる。このようなフィルム設計手段については、
いずれも周知の事項である。
【0020】本発明との組合せにおいて使用可能な乳剤
及び要素における使用に適した材料についての以下の説
明では、リサーチ・ディスクロージャー(Research Disc
losure; September 1994, Item 36544) を参照する。こ
の文献を以降「リサーチ・ディスクロージャー」と称す
る。リサーチ・ディスクロージャーの内容は、その中に
引用されている特許及び刊行物の内容と共に、これを参
照することにより本明細書の一部とする。以下の「セク
ション」とは、リサーチ・ディスクロージャー(Item 36
544)のセクションを意味する。
【0021】本発明の要素に用いられるハロゲン化銀乳
剤はネガ型乳剤である。好適なハロゲン化銀乳剤及びそ
の調製法並びに化学増感及び分光増感の方法については
セクションI及びIII〜IVに記載されている。ベヒ
クル及びベヒクル関連添加剤についてはセクションII
に記載されている。色素像形成剤及び調節剤については
セクションXに記載されている。UV色素、蛍光増白
剤、発光色素、カブリ防止剤、安定剤、光吸収材料、光
散乱材料、塗布助剤、可塑剤、減摩剤、帯電防止剤及び
艶消剤については、例えば、セクションVI〜IXに記
載されている。層及び層配置、カラーネガ及びカラーポ
ジの特徴、走査促進特性、支持体、露光条件及び処理条
件についてはセクションXI〜XXに記載されている。
【0022】また、本発明の要素と共に、「Typical an
d Preferred Color Paper, Color Negative, and Color
Reversal Photographic Elements and Processing」(R
esearch Disclosure, February 1995, Item 37038)と題
する文献に記載されている材料及び処理を使用すると有
利な場合も考えられる。さらに、個別具体的には、本発
明のプリント要素が米国特許第5,723,272号、
同第5,650,265号及び同第5,679,505
号明細書に記載されているハレーション防止層及び帯電
防止層並びに関連する組成物を含んでもよいことが考え
られる。
【0023】本発明の感光性写真プリント要素は、塩化
物、臭化物及び/若しくはヨウ化物が単独で又は二種以
上のハロゲン化物の混合物若しくは組合せとして存在す
るハロゲン化銀乳剤画像形成層を使用することができ
る。この組合せは、ハロゲン化銀乳剤の性能特性に顕著
な影響を与える。典型的には、プリント要素は、臭化物
をまったく含まないか又は少量(典型的には10〜40
モル%)でしか含まない高塩化物(例、塩化物が50モ
ル%を超える)ハロゲン化銀乳剤であって、さらにヨウ
化物についても典型的には実質的に含まないものを使用
する点で、カメラ用ネガ要素とは区別される。Atwellの
米国特許第4,269,927号明細書に記載されてい
るように、塩化物含有量の高いハロゲン化銀は非常に有
利な特性をいくつか示す。例えば、高塩化物ハロゲン化
銀は高臭化物ハロゲン化銀よりも溶解性が高いため、現
像時間の短縮が可能である。さらに、現像液中への塩化
物の放出が現像に及ぼす抑制作用は臭化物やヨウ化物に
比べて小さいので、現像液の廃液量が削減されるように
現像液を使用することが可能となる。プリントフィルム
は制御された光源による露光が意図されているので、高
臭化物乳剤及び/又はヨウ化物の導入に伴う画像化感度
の上昇がもたらす利益は、当該プリントフィルムの場合
にはほとんど無い。
【0024】写真プリント要素は、平均等価円直径(E
CD)が約1μm未満の粒子を含む微細なハロゲン化銀
乳剤のみを含んで成ることが典型的である点において
も、カメラ用ネガ要素とは区別される。ここで、粒子の
ECDとは、粒子の投影面積に等しい面積を有する円の
直径をさす。ハロゲン化銀乳剤粒子のECDは、カラー
写真プリント要素の赤増感層及び緑増感層においては
0.60μm未満であり、また青増感層においては0.
90μm未満であることが普通である。プリント要素に
おいて用いられるこのような微粒子乳剤のアスペクト比
は、一般に1.3未満であるが、より高いアスペクト比
の粒子を使用することもできる。ここで、アスペクト比
とは、粒子のECDのその厚さに対する比をさす。この
ような粒子は、立方体粒子、八面体粒子又は立方−八面
体(すなわち、十四面体)粒子のような何らかの規則的
な形状をとることができ、また熟成、双晶化、スクリュ
ーディスロケーション、等に起因し得る別の形状をとる
こともできる。典型的には、プリント要素用の乳剤粒子
は、主に{100}結晶面で画定されている。これは、
{100}粒子面が格別に安定なためである。写真プリ
ントの製造に高塩化物乳剤を使用した具体例が、米国特
許第4,865,962号、同第5,252,454号
及び同第5,252,456号明細書に記載されてい
る。
【0025】本発明の好適な実施態様によると、OC値
が1.9よりも高く且つUSC値がMSC値よりも高い
色記録部を有する写真プリントフィルムを、関連の色記
録部に異なる少なくとも三種類の乳剤(すなわち、高感
度乳剤、中感度乳剤及び低感度乳剤)の組合せを使用す
ることによって最も都合よく得ることができる。このよ
うな標準的ではない曲線形状を可能にするため、高感度
乳剤と中感度乳剤との間、さらには中感度乳剤と低感度
乳剤との間の写真感度分離幅が0.2logE以上、よ
り好ましくは0.3logE以上、最も好ましくは約
0.5logEである乳剤を各色記録部において使用す
ることが望ましい。各成分に必要な感度分離はその固有
の露出のラチチュードにより指定される。実質的に単分
散の乳剤であっても、平均粒径の周囲に有限の粒径分布
を有する。この粒径分布が有限の露出のラチチュードを
もたらす。この分布が大きいほど、露出のラチチュード
も大きくなる。実際には、各成分の露出のラチチュード
を使用して、複合配合物の所望の全体のコントラスト及
び露出のラチチュードを構築する。本発明では、各乳剤
成分の露出のラチチュードの最大幅が複合配合物の露出
のラチチュードと同等又はそれ以下となりうる。これ
は、感度分離が最小である場合にのみ起こり得る。各成
分の感度分離が増大するにつれ、各成分の露出のラチチ
ュードは、所望の複合曲線形状及びコントラストを構築
するためには縮小しなければならない。感度分離が最大
である場合、各成分の露出のラチチュードは、足部感度
及びしきい値感度が適当に重なるようなものでなければ
ならない。理論的には、このことは、各成分が有し得る
露出のラチチュードの最小幅が配合複合物の3分の1で
あることを意味している。しかしながら、これらの制限
の範囲内で各成分についての様々な感度分離及び露出の
ラチチュードを使用することにより、複合配合物に用い
られる量に依存して、本発明によるOC値、MSC値及
びUSC値を有する色記録部を得ることができる。
【0026】プリントの画質を最適化し且つ迅速処理を
可能ならしめるために上記のような比較的小さい粒子の
高塩化物乳剤(例、平均粒径等価円直径が約1μm未満
で且つハロゲン化物のうち塩化物含有率が50モル%よ
りも高い乳剤)を含む写真プリントフィルムは、典型的
には、カメラ用のネガ原フィルムに比べて感度の低い写
真要素になる。感度の低さは、当該プリント要素を露光
する際に比較的強度の高い焼付けランプ又はレーザーを
使用することによって補償される。比較のために挙げる
と、映画用のカラープリントフィルムは、例えば、カメ
ラ用ネガフィルムの等級付けに用いられる基準と同じ国
際標準を使用して等級付けした場合、典型的には10未
満のISOスピード等級を有するであろうことに留意さ
れたい。この等級は、現在使用されている最低感度のカ
メラ用ネガフィルムよりも数段階低い感度を示すもので
ある。
【0027】本発明の要素において使用することができ
るカプラーは、1モルの色素を生成させるのに必要なA
+ の原子数によって4当量又は2当量として定義する
ことができる。一般に、4当量カプラーは、当該カップ
リング部位における水素を別のカップリング離脱基に置
換することによって、2当量カプラーへ転換させること
ができる。カップリング離脱基については当該技術分野
では周知である。カップリング離脱基が当該カプラーの
反応性を変更することができる。このような基が、当該
カプラーから放出された後に色素生成、色素の色相調
節、現像促進、現像抑制、漂白促進、漂白抑制、電子移
動促進、色補正、等の機能を発揮することにより、当該
カプラーが塗布されている層に、又は写真記録材料にお
ける他の層に、有利な影響を与えることができる。この
ようなカップリング離脱基の代表的な種類として、例え
ば、クロロ、アルコキシ、アリールオキシ、ヘテロ−オ
キシ、スルホニルオキシ、アシルオキシ、アシル、ヘテ
ロ環式、スルホンアミド、メルカプトテトラゾール、ベ
ンゾチアゾール、アルキルチオ(例、メルカプトプロピ
オン酸)、アリールチオ、ホスホニルオキシ及びアリー
ルアゾが挙げられる。これらのカップリング離脱基につ
いては、例えば、米国特許第2,455,169号、同
第3,227,551号、同第3,432,521号、
同第3,476,563号、同第3,617,291
号、同第3,880,661号、同第4,052,21
2号及び同第4,134,766号並びに英国特許及び
出願公開公報第1,466,728号、同第1,53
1,927号、同第1,533,039号、同第2,0
06,755A号及び同第2,017,704A号に記
載されている。
【0028】本発明の要素には、発色現像主薬酸化体と
の反応によりシアン色素を生成するカプラーのような画
像色素生成カプラーを含めることができ、米国特許第
2,367,531号、同第2,423,730号、同
第2,474,293号、同第2,772,162号、
同第2,895,826号、同第3,002,836
号、同第3,034,892号、同第3,041,23
6号及び同第4,883,746号並びに「Farbkupple
r-Eine Literature Ubersicht 」(Agfa Mitteilungen,
Band III, pp. 156-175 (1961)) のような代表的な特許
明細書並びに刊行物に記載されている。当該カプラー
は、発色現像主薬酸化体との反応によりシアン色素を生
成するフェノール又はナフトールであることが好まし
い。さらに好ましいものとして、例えば、欧州特許出願
第544,322号、同第556,700号、同第55
6,777号、同第565,096号、同第570,0
06号及び同第574,948号に記載されているシア
ンカプラーが挙げられる。
【0029】発色現像主薬酸化体との反応によりマゼン
タ色素を生成するカプラーであって本発明の要素に導入
することができるものが、米国特許第2,600,78
8号、同第2,369,489号、同第2,343,7
03号、同第2,311,082号、同第2,908,
573号、同第3,062,653号、同第3,15
2,896号及び同第3,519,429号並びに「Fa
rbkuppler-Eine Literature Ubersicht 」(Agfa Mittei
lungen, Band III, pp. 126-156 (1961)) のような代表
的な特許明細書並びに刊行物に記載されている。このよ
うなカプラーは、発色現像主薬酸化体との反応によりマ
ゼンタ色素を生成するピラゾロン、ピラゾロトリアゾー
ル又はピラゾロベンズイミダゾールであることが好まし
い。特に好適なカプラーは、1H−ピラゾロ〔5,1−
c〕−1,2,4−トリアゾール及び1H−ピラゾロ
〔5,1−b〕−1,2,4−トリアゾールである。1
H−ピラゾロ〔5,1−c〕−1,2,4−トリアゾー
ル系カプラーの例が、英国特許第1,247,493
号、同第1,252,418号、同第1,398,97
9号、米国特許第4,443,536号、同第4,51
4,490号、同第4,540,654号、同第4,5
90,153号、同第4,665,015号、同第4,
822,730号、同第4,945,034号、同第
5,017,465号及び同第5,023,170号に
記載されている。1H−ピラゾロ〔5,1−b〕−1,
2,4−トリアゾールの例が、欧州特許出願第176,
804号、同第177,765号、米国特許第4,65
9,652号、同第5,066,575号及び同第5,
250,400号に記載されている。
【0030】発色現像主薬酸化体との反応によりイエロ
ー色素を生成するカプラーであって本発明の要素におい
て有用となるものが、米国特許第2,875,057
号、同第2,407,210号、同第3,265,50
6号、同第2,298,443号、同第3,048,1
94号及び同第3,447,928号並びに「Farbkupp
ler-Eine Literature Ubersicht 」(Agfa Mitteilunge
n, Band III, pp. 112-126 (1961)) のような代表的な
特許明細書並びに刊行物に記載されている。このような
カプラーは開鎖ケトメチレン系化合物であることが典型
的である。さらに、例えば、欧州特許出願第482,5
52号、同第510,535号、同第524,540号
及び同第543,367号並びに米国特許第5,23
8,803号に記載されているようなイエローカプラー
も好適である。
【0031】カプラーをはじめ、写真層に塗布された各
種成分の移行を制御するために、当該成分分子に高分子
量の疎水性種、すなわち「バラスト」基を導入すること
が望ましい場合もある。代表的なバラスト基として、炭
素原子数8〜40個の置換されていてもいなくてもよい
アルキル基又はアリール基が挙げられる。このような基
への代表的な置換基として、アルキル、アリール、アル
コキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、ヒドロキシ、
ハロゲン、アルコキシカルボニル、アリールオキシカル
ボニル、カルボキシ、アシル、アシルオキシ、アミノ、
アニリノ、カルボンアミド(アシルアミノとしても周
知)、カルバモイル、アルキルスルホニル、アリールス
ルホニル、スルホンアミド及びスルファモイルの各基が
挙げられ、当該置換基には1〜40個の炭素原子が含ま
れることが典型的である。これらの置換基がさらに置換
されていてもよい。別法として、当該分子を高分子骨格
に結合させることにより不動性にすることもできる。
【0032】カプラーの組合せであって、そのいずれか
が、米国特許第4,301,235号、同第4,85
3,319号及び同第4,351,897号に記載され
ているもののように公知のバラスト基又はカップリング
離脱基を含有し得るものを使用することが有用となる場
合もある。所望であれば、本発明の写真要素に磁性層を
適用して使用することができる。このような磁性層につ
いては、リサーチ・ディスクロージャー(November 199
2,Item 34390, Kenneth Mason Publications, Ltd., Du
dley House, 12 North Street, Emsworth, Hampshire P
O10 7DQ, ENGLAND) に記載されている。
【0033】本発明の写真要素は映画用プリントフィル
ム要素である。このようなフィルムは、典型的には、幅
が最大で100ミリメートル(最大で70又は50ミリ
メートルしかないものもある)で、長さが30メートル
以上(必要に応じて100又は200メートル以上のも
のもある)である。映画用の焼付けの場合、プリントフ
ィルムの画像領域のフレーム領域に通常三種類の記録、
すなわち、赤、緑及び青を記録する。再現すべき最初の
記録は、スペクトルの異なる領域にある輻射線パターン
を有する二次記録からなる画像であることが好ましい。
典型的には、それはシアン、マゼンタ及びイエローの色
素から形成される二次記録からなる多色記録である。こ
のような材料がカラー画像を形成する原理については、
James, The Theory of the Photographic Process, Cha
pter 12, Principles and Chemistry of Color Photogr
aphy, pp. 335-372, 1977, Macmillan Publishing Co.
New Yorkに記載されている。このような画像が形成され
る材料は、カメラ内で原シーンに露出されること、或い
はこのようなカメラの原材料から形成された複製物、例
えば、商品名 Eastman Color Intermediate Films 224
4, 5244及び7244で識別されているもののようなカラー
ネガ中間フィルムにおいて形成された記録であることが
できる。別法として、原記録を電子画像データの形態に
し、これを使用してレーザープリンターのようなプリン
ター装置を制御することで、本発明によるプリントフィ
ルムの選択的像様露光を行うことも可能である。
【0034】本発明の方法によると、プリントフィルム
は、当該フィルムその他製造業者による推奨事項に表示
されている場合もある通常の焼付け条件下で露光される
こと、そして当該フィルム又はその包装体に表示されて
いる標準的な処理条件に従い処理されることができる。
このことは、フィルムのユーザーが所望のコントラスト
ポジションを得るために様々な現像条件又は焼付け露光
条件で実験することを必要としない点で有利である。本
発明のフィルムは、標準的方法によりプリントして処理
するだけでフィルムの利点が得られるので好ましい。し
かしながら、所望であれば、本発明によるフィルムに別
の処理方法を適用してもよい。
【0035】フィルムの焼付けや処理の条件に関し「表
示されている」とは、何らかの表示がフィルム若しくは
その包装体になされているか、又は一方若しくはその他
方に組み合わされており、ユーザーが、製造業者推奨の
焼付け条件及び/又はフィルム処理条件を確認できるよ
うにされていることを意味する。このような表示は、推
奨される焼付け又は処理の条件を実際に説明したもので
あっても、周知の標準法(例えば、映画用プリントフィ
ルムのための Kodak ECP-2B プロセス)を参照するもの
であってよい。別法として、このような表示を、ユーザ
ーが当該フィルムを(カタログ、パンフレットその他に
あるような)製造業者推奨の焼付け又は処理の条件に一
致させることができるフィルム識別表示(例、番号又は
フィルム名)とすることもできる。
【0036】
【実施例】以下の実施例は、本発明の写真要素の製造法
及び有益な特性について説明するものである。実施例1 :レムジェットカーボンブラック含有裏層を具
備するポリエチレンテレフタレート系支持体にゼラチン
を下塗りしたものの上に下記の層を塗布することによっ
て、従来法によるOC値、MSC値及びUSC値が比較
的低い比較用のプリント要素のための多層組成物を調製
した(要素101)。さらに、銀及びカプラーの塗布量
を表示のように増加させることによりOC値、MSC値
及びUSC値が比較的高い比較用の多層写真プリント要
素も調製した(要素102)。特に断らない限り、単位
はすべてmg/m2 とする。
【0037】第6層:保護オーバーコート層 ポリ(ジメチルシロキサン)200−CS〔要素10
1;26/要素102;26〕、ポリ(メチルメタクリ
レート)ビーズ〔要素101;5.3/要素102;
5.3〕、ゼラチン〔要素101;976/要素10
2;976〕、展開助剤第5層:緑増感層 AgClBr立方体粒子乳剤、25%Br、0.15μ
m、Ag1モル当たり0.5273ミリモルの緑色素化
合物1及びAg1モル当たり1.1212ミリモルの超
増感剤化合物2で分光増感〔要素101;236/要素
102;335〕、AgClBr立方体粒子乳剤、25
%Br、0.15μm、Ag1モル当たり0.5273
ミリモルの緑色素化合物1及びAg1モル当たり1.1
770ミリモルの超増感剤化合物2で分光増感〔要素1
01;174/要素102;247〕、AgClBr立
方体粒子乳剤、25%Br、0.24μm、Ag1モル
当たり0.4785ミリモルの緑色素化合物1及びAg
1モル当たり1.3902ミリモルの超増感剤化合物2
で分光増感〔要素101;25/要素102;35〕、
マゼンタ色素生成カプラーM−1〔要素101;700
/要素102;994〕、現像主薬酸化体掃去剤化合物
3〔要素101;56/要素102;80〕、可溶性緑
フィルター色素1〔要素101;40/要素102;5
7〕、可溶性緑フィルター色素2〔要素101;2.9
/要素102;4.1〕、ゼラチン〔要素101;19
65/要素102;2791〕第4層:中間層 現像主薬酸化体掃去剤化合物3〔要素101;79/要
素102;79〕、ゼラチン〔要素101;610/要
素102;610〕、展開助剤第3層:赤増感層 AgClBr立方体粒子乳剤、25%Br、0.15μ
m、Ag1モル当たり0.1808ミリモルの赤色素化
合物4及びAg1モル当たり0.6327ミリモルの超
増感剤化合物2で分光増感〔要素101;415/要素
102;569〕、AgClBr立方体粒子乳剤、25
%Br、0.24μm、Ag1モル当たり0.1356
ミリモルの赤色素化合物4及びAg1モル当たり0.7
444ミリモルの超増感剤化合物2で分光増感〔要素1
01;24/要素102;33〕、シアン色素生成カプ
ラーC−1〔要素101;958/要素102;131
3〕、現像主薬酸化体掃去剤化合物3〔要素101;1
2/要素102;15〕、可溶性赤フィルター色素3
〔要素101;105/要素102;135〕、ゼラチ
ン〔要素101;3580/要素102;4905〕第2層:中間層 現像主薬酸化体掃去剤化合物3〔要素101;79/要
素102;158〕、ゼラチン〔要素101;610/
要素102;1220〕、展開助剤第1層:青増感層 AgCl立方体粒子乳剤、0.58μm、Ag1モル当
たり0.3336ミリモルの青色素化合物7で分光増感
〔要素101;676/要素102;1171〕、Ag
Cl立方体粒子乳剤、0.76μm、Ag1モル当たり
0.2669ミリモルの青色素化合物7で分光増感〔要
素101;225/要素102;−0−〕、イエロー色
素生成カプラーY−1〔要素101;1884/要素1
02;2449〕、イエロー色素化合物8〔要素10
1;22/要素102;−0−〕、可溶性青フィルター
色素4〔要素101;16/要素102;21〕、金属
イオン封鎖剤化合物9〔要素101;323/要素10
2;420〕、金属イオン封鎖剤化合物10〔要素10
1;36/要素102;46〕、ゼラチン〔要素10
1;3546/要素102;4610〕支持体 フィルムベースの裏側にハレーション防止特性及び帯電
防止特性を付与するレムジェットカーボンブラック着色
非ゼラチン層を有する透明なポリエチレンテレフタレー
ト系支持体
【0038】ゼラチンを下塗りしたポリエチレンテレフ
タレート系支持体の上に下記の層を塗布することによっ
て、OC値及びUSC値が比較的高い第二の多層写真プ
リント要素(要素103)を調製した。しかしながら、
要素103は、何ら特殊な露光又は処理の条件を必要と
することなくネガフィルム記録から好ましいプリントを
得ることができるように本発明によるMSC値を比較的
低く維持するように色記録の各々における三種類の乳剤
配合物により設計した。
【0039】第7層:保護オーバーコート層 ポリ(ジメチルシロキサン)200−CS〔16.
5〕、ポリ(メチルメタクリレート)ビーズ〔16.
0〕、ゼラチン〔975.9〕、展開助剤第6層:緑感光層 AgClBr立方体粒子乳剤、1.35%Br、0.1
1μm、Ag1モル当たり0.650ミリモルの緑色素
化合物11及びAg1モル当たり0.014ミリモルの
緑色素化合物12で分光増感〔395.2〕、AgCl
Br立方体粒子乳剤、2.1%Br、0.14μm、A
g1モル当たり0.505ミリモルの緑色素化合物11
及びAg1モル当たり0.009ミリモルの緑色素化合
物12で分光増感〔119.8〕、AgClBr立方体
粒子乳剤、1.9%Br、0.21μm、Ag1モル当
たり0.340ミリモルの緑色素化合物11及びAg1
モル当たり0.006ミリモルの緑色素化合物12で分
光増感〔83.8〕、マゼンタ色素生成カプラーM−1
〔904.8〕、可溶性緑フィルター色素1〔90.
4〕、ゼラチン〔2033.6〕第5層:中間層 現像主薬酸化体掃去剤化合物3〔86.1〕、ゼラチン
〔610.0〕、展開助剤第4層:赤感性層 AgClBr立方体粒子乳剤、1%Br、0.11μ
m、Ag1モル当たり0.042ミリモルの赤色素化合
物13で分光増感〔420.3〕、AgClBr立方体
粒子乳剤、0.9%Br、0.14μm、Ag1モル当
たり0.051ミリモルの赤色素化合物13で分光増感
〔155.9〕、AgClBr立方体粒子乳剤、0.6
%Br、0.21μm、Ag1モル当たり0.043ミ
リモルの赤色素化合物13で分光増感〔101.7〕、
シアン色素生成カプラーC−2〔1242.8〕、可溶
性赤フィルター色素Pina(商標)フィルター色素青緑(R
iedel-de Haen 社) 〔90.4〕、ゼラチン〔427
0.6〕第3層:中間層 現像主薬酸化体掃去剤化合物3〔86.1〕、ゼラチン
〔610.0〕第2層:青増感層 AgCl立方体粒子乳剤、0.28μm、Ag1モル当
たり0.078ミリモルの青色素化合物14で分光増
感、Ag1モル当たり0.079ミリモルの青色素化合
物15で分光増感〔159.3〕、AgCl立方体粒子
乳剤、0.56μm、Ag1モル当たり0.111ミリ
モルの青色素化合物14で分光増感、Ag1モル当たり
0.113ミリモルの青色素化合物15で分光増感〔5
31.0〕、AgCl立方体粒子乳剤、0.73μm、
Ag1モル当たり0.122ミリモルの青色素化合物1
4で分光増感、Ag1モル当たり0.124ミリモルの
青色素化合物15で分光増感〔371.7〕、イエロー
色素生成カプラーY−2〔1468.7〕、可溶性青フ
ィルター色素4〔48.0〕、金属イオン封鎖剤化合物
9〔321.1〕、金属イオン封鎖剤化合物10〔10
5.0〕、ゼラチン〔2599.0〕第一層:ハレーション防止層 ハレーション防止フィルター色素化合物16〔43.
0〕、ハレーション防止フィルター色素17〔172.
2〕、ゼラチン〔758.6〕、展開助剤支持体 透明なポリエチレンテレフタレート系支持体
【0040】さらに、各要素にはゼラチン硬膜剤として
ビス−ビニルスルホニルメタン(BVSM)を含有させ
た。当該技術分野の常用方法に従いカプラーは高沸点カ
プラー溶剤及び/又は補助溶剤に分散させた。
【0041】上記のフィルム試料101、102及び1
03並びにその他二種類の市販の映画用カラープリント
要素(要素104及び105)に、3200K光源を有
するKodak 1Bセンシトメーターで濃度0〜3の21段階
タブレットを介して露光を施し、そしてKodak H-24 Man
ual, "Manual for Processing Eastman Motion Picture
Films", Eastman Kodak Company, Rochester NY(参照
することにより本明細書の一部とする)に記載されてい
るKodak ECP-2B Color Print Development Processに従
い処理したが、但し、サウンドトラック現像に特異的な
工程は省略した。露光工程は、標準的な処理後に、中間
(例、第11番の)ステップで赤、緑、青の等価中性濃
度が1.0、1.0、1.0となるように調整した。当
該処理は前浴(10秒)、水リンス(20秒)、発色現
像(3分)、停止浴(40秒)、第一水洗(40秒)、
第一定着(40秒)、第二水洗(40秒)、漂白(1
分)、第三水洗(40秒)、第二定着(40秒)、第四
水洗(1分)、最終リンス(10秒)及びその後の高温
空気による乾燥の各工程から成るものとした。
【0042】ECP-2Bの前浴は、水(800mL)、ボラ
ックス(10水和物;20.0g)、硫酸ナトリウム
(無水物;100.0g)、水酸化ナトリウム(1.0
g)、全体を1リットルにするための水、から成るもの
とし、pHは26.7℃で9.25±0.10にした。
ECP-2Bの発色現像液は、水(900mL)、Kodak Anti
-Calcium No. 4(ニトリロ−トリ(メチレンホスホン
酸)の五ナトリウム塩の40%溶液)(1.00m
L)、亜硫酸ナトリウム(無水物;4.35g)、臭化
ナトリウム(無水物;1.72g)、炭酸ナトリウム
(無水物;17.1g)、Kodak 発色現像主薬CD-2
(2.95g)、硫酸(7.0N;0.62mL)、全
体を1リットルにするための水、から成るものとし、p
Hは26.7℃で10.53±0.05にした。ECP-2B
の停止浴は、水(900mL)、硫酸(7.0N;50
mL)、全体を1リットルにするための水、から成るも
のとし、pHは26.7℃で0.90にした。
【0043】ECP-2Bの定着液は、水(800mL)、チ
オ硫酸アンモニウム(58%溶液;100mL)、重硫
酸ナトリウム(無水物;13.0g)、全体を1リット
ルにするための水、から成るものとし、pHは26.7
℃で5.00±0.15にした。ECP-2Bのフェリシアン
化物系漂白液は、水(900mL)、フェリシアン化カ
リウム(30.0g)、臭化ナトリウム(無水物;1
7.0g)、全体を1リットルにするための水、から成
るものとし、pHは26.7℃で6.50±0.05に
した。最終リンス液は、水(900mL)、Kodak Phot
o-Flo 200 (商標)溶液(3.0mL)、全体を1リッ
トルにするための水、から成るものとした。
【0044】露光済要素の処理は、36.7℃に調整し
た発色現像液で行った。停止、定着、漂白、水洗及び最
終リンスの各溶液温度は26.7℃に調整した。次い
で、フィルムのステータスA濃度を読み取り、Albert
J. Santの論文「Procedures for Equivalent-Neutral-D
ensity (END) Calibration of Color Densitometers Us
ing a Digital Computer 」(Photographic Science and
Engineering, Vol. 14, Number 5, September-October
1970, pp. 356-362)に記載されている方法によって等
価中性デンシトメトリーに変換した。この等価中性濃度
をlog(露光量) に対してプロットしたグラフを作成する
ことにより各要素の赤、緑及び青のD−logE特性曲
線を得、各色記録について全体コントラスト(OC)、
中間スケールコントラスト(MSC)及び上部スケール
コントラスト(USC)の各値を求めた。
【0045】表1に、プリント材料の全体コントラスト
をまとめた。全体コントラスト(OC)の定義は以下の
通り:OC=(1.0ENDから+0.9logEにお
ける等価中性濃度)−(1.0ENDから−1.1lo
gEにおける等価中性濃度)/2.0logE。また、
各色記録について、1.0ENDに必要な露光量よりも
0.9logE高い露光量における等価中性濃度(EN
D)を表示した。
【0046】
【表1】
【0047】表2に、各プリント要素の中間スケールコ
ントラスト(MSC)及び上部スケールコントラスト
(USC)をまとめた。中間スケールコントラストの定
義は以下の通り:MSC=(1.0ENDから0.2l
ogEにおける等価中性濃度)−(1.0ENDから−
0.2logEにおける等価中性濃度)/0.4log
E。上部スケールコントラストの定義は以下の通り:U
SC=(1.0ENDから0.9logEにおける等価
中性濃度)−(1.0ENDから+0.2logEにお
ける等価中性濃度)/0.7logE。
【0048】
【表2】
【0049】要素102及び103の場合、OC値が高
く、しかも対応する1.0ENDより0.9logE高
い地点でのEND値も高いので、当該フィルムは映画用
プリントにおいて高濃度の黒色を提供するのに特に適し
たものとなる。要素101、104及び105のOC値
は比較的低いため、特別な露光条件及び/又は処理条件
によらずに高濃度の黒色を得ることは困難となる。
【0050】しかしながら、要素102は、高いOC値
に加え、比較的高いMSC値をも示す。このようなフィ
ルムは製造し易く丈夫である点で有利となり得るが、一
般に、常用の露光、処理済カラーネガフィルム記録と組
み合わせた慣用のプリント素材として用いた場合には所
望の再現性が得られない。これは、中間スケールコント
ラストが高いために肌色階調があまりに目ざわりとなる
ためである。要素103は、本発明による必要なOC、
MSC及びUSCの各基準を満たすものである。従っ
て、要素103では、本発明の処理による映画用画像の
形成に用いた場合、特別な露光工程及び/又は処理工程
を何ら必要とすることなく、最高濃度を高くし且つ中間
スケールの肌色階調を好ましいものにすることが可能と
なる。以下の構造式は、上記写真要素に用いた化合物を
表すものである。
【0051】緑増感色素化合物1
【化1】
【0052】超増感剤化合物2
【化2】
【0053】マゼンタカプラーM−1
【化3】
【0054】掃去剤化合物3
【化4】
【0055】可溶性緑フィルター色素#1
【化5】
【0056】可溶性緑フィルター色素#2
【化6】
【0057】赤増感色素化合物4
【化7】
【0058】シアンカプラーC−1
【化8】
【0059】可溶性赤フィルター色素#3
【化9】
【0060】青増感色素化合物7
【化10】
【0061】イエローカプラーY−1
【化11】
【0062】イエロー色素化合物8
【化12】
【0063】可溶性青フィルター色素4
【化13】
【0064】金属イオン封鎖剤化合物9
【化14】
【0065】金属イオン封鎖剤化合物10
【化15】
【0066】緑増感色素化合物11
【化16】
【0067】緑増感色素化合物12
【化17】
【0068】赤増感色素化合物13
【化18】
【0069】シアンカプラーC−2
【化19】
【0070】青増感色素化合物14
【化20】
【0071】青増感色素化合物15
【化21】
【0072】イエローカプラーY−2
【化22】
【0073】ハレーション防止フィルター色素化合物1
【化23】
【0074】ハレーション防止フィルター色素化合物1
【化24】
【0075】以下、本発明の好ましい実施態様を列挙す
る。 〔1〕支持体の片面上に、少なくとも一層の青感性ハロ
ゲン化銀乳剤イエロー画像形成層を含む青色感性記録部
と、少なくとも一層の赤感性ハロゲン化銀乳剤シアン画
像形成層を含む赤色感性記録部と、少なくとも一層の緑
感性ハロゲン化銀乳剤マゼンタ画像形成層を含む緑色感
性記録部とを有して成り、前記緑記録部の全体のコント
ラスト(OC)が1.9を上回り、前記緑記録部の中間
スケールコントラスト(MSC)が3.2未満であり、
そして前記緑記録部の上部スケールコントラスト(US
C)が3.2を上回るハロゲン化銀系感光性映画用写真
プリント要素であって、当該色記録部の各々についての
パラメーターOCは、当該色記録部についての等価中性
濃度対log露光量の特性曲線上のB点とC点とを結ぶ
直線の傾きとして定義され、B点とC点は、濃度レベル
1.0を得るのに必要なlog露光量における特性曲線
上のA点を定義することにより特定され且つ、B点及び
C点は、特性曲線上、A点を基準としてそれぞれ−1.
1log露光量及び+0.9log露光量に相当する露
光値における点であり、パラメーターMSCは、当該色
記録部についての当該特性曲線上のD点とE点とを結ぶ
直線の傾きとして定義され、D点及びE点は、A点を基
準としてそれぞれ−0.2log露光量及び+0.2l
og露光量に相当する露光値における点であり、そして
パラメーターUSCはE点とC点とを結ぶ直線の傾きと
して定義される、ハロゲン化銀系感光性映画用写真プリ
ント要素。
【0076】〔2〕前記緑記録部のOC値が2.0以上
である、〔1〕項に記載の写真プリント要素。 〔3〕前記緑記録部のOC値が2.2以上である、
〔1〕項に記載の写真プリント要素。 〔4〕前記赤記録部、緑記録部及び青記録部の各々が
1.9以上のOC値を有する、〔1〕〜〔3〕項のいず
れか一項に記載の写真プリント要素。 〔5〕前記緑記録部が、3.3以上のUSC値及び3.
1以下のMSC値を有する、〔1〕〜〔4〕項のいずれ
か一項に記載の写真プリント要素。 〔6〕前記緑記録部のUSC値が3.5以上である、
〔1〕〜〔5〕項のいずれか一項に記載の写真プリント
要素。
【0077】〔7〕〔1〕〜〔6〕項のいずれか一項に
記載の映画用のハロゲン化銀系感光性写真プリント要素
において画像を形成させる方法であって、当該ハロゲン
化銀系感光性写真プリント要素をカラーネガフィルム記
録体に対して露光し、その露光済写真プリント要素を処
理して緑色の最高等価中性濃度が3.8以上である現像
画像を形成させる方法。 〔8〕前記現像画像の緑色の最高等価中性濃度が4.0
以上である、〔7〕項に記載の方法。
〔9〕前記現像画像の緑色の最高等価中性濃度が4.3
以上である、〔7〕項に記載の方法。 〔10〕当該プリント要素を露光、処理して赤色及び青
色の最高等価中性濃度が3.8以上である画像を形成さ
せる、〔7〕〜
〔9〕項のいずれか一項に記載の方法。
【0078】
【発明の効果】本発明者らは、緑色記録部の全体のコン
トラスト(OC)が1.9よりも、より好ましくは2.
0よりも、そして最も好ましくは2.2よりも高く且
つ、好ましくはさらに対応する赤色及び青色の値が当該
緑色値の90%以上であるハロゲン化銀系カラー写真プ
リントフィルム要素により、望ましく高い黒色濃度を有
する顕著な投影画像が得られることを見い出した。さら
に、当該プリントフィルムが、本発明により比較的低い
中間スケールコントラスト(MSC)値及び比較的高い
上部スケールコントラスト(USC)値を示す場合に
は、プリント画像において、高い全体コントラスト及び
対応する高い最高濃度を維持しながら、最適な中間スケ
ールコントラストを得ることができる。本発明による
と、感光性ハロゲン化銀系映画用写真プリント材料にお
いて映画用画像に適したダイナミックレンジの高い表示
性能が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプリントフィルムの標準的0〜3
センシトメトリー露光の濃度対log露光量のプロット
を示し、OC、MSC及びUSCの求め方を説明するも
のである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 レスリー ガッチェレッツ アメリカ合衆国,ニューヨーク 14618, ロチェスター,フレンチ ロード 581

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体の片面上に、少なくとも一層の青
    感性ハロゲン化銀乳剤イエロー画像形成層を含む青色感
    性記録部と、少なくとも一層の赤感性ハロゲン化銀乳剤
    シアン画像形成層を含む赤色感性記録部と、少なくとも
    一層の緑感性ハロゲン化銀乳剤マゼンタ画像形成層を含
    む緑色感性記録部とを有して成り、前記緑記録部の全体
    のコントラスト(OC)が1.9を上回り、前記緑記録
    部の中間スケールコントラスト(MSC)が3.2未満
    であり、そして前記緑記録部の上部スケールコントラス
    ト(USC)が3.2を上回るハロゲン化銀系感光性映
    画用写真プリント要素であって、当該色記録部の各々に
    ついてのパラメーターOCは、当該色記録部についての
    等価中性濃度対log露光量の特性曲線上のB点とC点
    とを結ぶ直線の傾きとして定義され、B点とC点は、濃
    度レベル1.0を得るのに必要なlog露光量における
    特性曲線上のA点を定義することにより特定され且つ、
    B点及びC点は、特性曲線上、A点を基準としてそれぞ
    れ−1.1log露光量及び+0.9log露光量に相
    当する露光値における点であり、パラメーターMSC
    は、当該色記録部についての当該特性曲線上のD点とE
    点とを結ぶ直線の傾きとして定義され、D点及びE点
    は、A点を基準としてそれぞれ−0.2log露光量及
    び+0.2log露光量に相当する露光値における点で
    あり、そしてパラメーターUSCはE点とC点とを結ぶ
    直線の傾きとして定義される、ハロゲン化銀系感光性映
    画用写真プリント要素。
  2. 【請求項2】 前記赤記録部、緑記録部及び青記録部の
    各々が1.9以上のOC値を有する、請求項1に記載の
    写真プリント要素。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の映画用の
    ハロゲン化銀系感光性写真プリント要素において画像を
    形成させる方法であって、当該ハロゲン化銀系感光性写
    真プリント要素をカラーネガフィルム記録体に対して露
    光し、その露光済写真プリント要素を処理して緑色の最
    高等価中性濃度が3.8以上である現像画像を形成させ
    る方法。
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